夏のピーク時には、消費電力の約60%を占めるともいわれるエアコン。賢く使ってしっかりと電気代を節約できていますか?こちらの記事では、今からでもはじめられるエアコンの節約術と、一緒に試したい夏冬の節電アイデアをご紹介しています。■冷房と暖房の節電アイデア3つ【1】基本の設定温度を守ろうエアコンの設定温度は、冷房は28℃、暖房は20℃が基本です。温度がたった1℃変わるだけで、電気代は約10%もアップします。夏場は28℃よりも下げないように、冬場は20℃よりも上げないようにし、基本の設定温度を保つようにしましょう。28℃でも暑いな、20℃でも寒いな、というときには、設定温度は変えずに体感温度で調節するのが、賢いエアコンの使い方です。以下に2つのポイントをご紹介します。【2】風量を調節しよう風量を強にすると、冷房時は体感温度が下がり、暖房時は体感温度が上がるので、設定温度を変えなくても快適に過ごせるようになります。電気代も若干高くなりますが、設定温度を上げるよりもずっと少なく済むため、結果的には節電につなげることができます。また、特に風量を強くする必要がないときには、常に自動運転に設定しておくのがベスト。電気代が安く済むからと、はじめからずっと弱運転にしている方もいるかもしれません。しかし実は、エアコンは、室内の温度を設定温度にするまでにもっとも電力を必要とし、その後はそれほど大きな電力を使うことはありません。そのため、はじめから弱で運転を続けてしまうと、室内が設定温度に達するまでに長い時間がかかり、かえって電気代が高くなってしまいます。自動運転には、はじめは設定温度になるまで空気を一気に冷やしたり温めたりし、その後は送風や微弱運転によって室内の温度を一定に保つ機能が備わっています。ムダに電気代をかけないためにも、自動運転機能を上手に使いましょう。【3】風向きを変えてみよう風量と同時に、風向きを調節することでも体感温度を変えることができます。冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる性質があるので、冷房時は風向きを水平に、暖房時は下向きにしてみましょう。このようにすると、室内の空気が上手く循環し、部屋全体を快適な温度に保つことができます。それでも部屋が冷えにくい、暖まりにくいと感じたら、扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用するのがおすすめです。扇風機やサーキュレーターを上に向けて回すと、空気がより循環しやすくなります。冷房時は、下にたまった冷たい空気をかく拌できるので、扇風機やサーキュレーターを少し下に向けて、首ふり機能を使ってもOK。扇風機やサーキュレーターの電気代は、エアコンの10分の1程度ととてもおトクです。最近のものは性能がよいので、さらに電気代がかからない製品も多くあります。有効に活用して、賢く節約しましょう。■エアコンの節電アイデア5つ【1】電源はこまめに切らないようにしよう電気代の節約のために、暑すぎたり寒すぎたりしたらこまめに電源をオフにしている方もいるでしょうが、実は逆効果。前述したとおり、エアコンは、運転直後から設定温度にするまでにもっとも電力を消費するからです。設定温度を28℃よりも上げたり20℃よりも下げたりするか、風量や風向きで調節し、あとは自動運転でつけっぱなしにしておくのが、賢いエアコンの使い方です。とはいえ、もちろん24時間つけっぱなしにしておくのでは、かえって電気代が高くなってしまいます。目安としては、1時間以内のちょっとした外出の間なら、つけたままにしておくほうが節約になる場合がほとんどです。【2】定期的にフィルターの掃除をしようほこりや湿気などでフィルターが汚れていると風の通りが悪くなり、最大で約25%とより多くの電力を消費してしまいます。掃除機でほこりを吸い取るなど、2週間に一度はお手入れをしましょう。こまめにフィルターを掃除していれば、かび臭いにおいや騒音なども改善されます。それほどこまめに掃除をする暇がない場合は、月に一度を目安に、フィルターをシャワーなどで水洗いすればOK。ただし、フィルターが濡れたままでは、カビや目詰まりの原因になります。しっかりと乾かしてから取り付けることを忘れないようにしましょう。【3】室外機の周りを整理しようエアコンは外気との熱交換によって部屋を冷やしたり暖めたりしているので、室外機の役割はとても重要です。外気の出入り口を植木や物などでふさいでしまうと、熱交換の効率が下がり、ムダな電力を消費してしまうことに。室外機の周りは常に整理しておきましょう。その際、枯れ葉や雑草などが詰まっていないかなどもチェックしておくとよいです。また、冷房の場合は、室内の熱を外へ排出するときにも多くの電力を消費します。しかし、直射日光や照り返しなどで室外機が熱を持ってしまうと、室内の熱を排出する力が弱まり、さらに多くの電力が必要になります。そのため、夏場はすだれやよしずなどで室外機の設置場所に日陰を作ってあげることも、節電対策として有効です。ただし、カバーなどで室外機全体を覆ってしまうのは逆効果。外気の出入り口はふさがないように配慮しましょう。【4】夏場は弱冷房除湿を上手に使おうほとんどのエアコンには冷房と暖房のほかに、除湿機能があります。除湿は冷房よりも電力を消費せず、しかも湿度が低くなることで体感温度が下がるため、同じ温度でも除湿のほうが涼しく感じるというメリットがあります。湿度が高い日は除湿機能を有効に活用し、電気代を節約しましょう。ただし、除湿には弱冷房除湿と再熱除湿の2つのタイプがあるため、注意が必要です。空気中から水分を奪うと、それにともなって空気が冷たくなります。弱冷房除湿では冷たくなった空気をそのまま室内に送りますが、再熱除湿では冷たくなった空気を適温に暖め直すプロセスがあります。そのため、再熱除湿の場合は、冷房よりも余計に電気代がかかってしまうのです。ご自宅のエアコンがどちらのタイプであるかは、取扱説明書で確認してみましょう。【5】長期間使わないときはプラグを抜こうエアコンは、比較的待機電力が大きい家電です。製品にもよりますが、エアコンのみの待機電力で1年間にかかる電気代は、500~700円ほど。たったそれだけだと思うかもしれませんが、夏の冷房を1週間~10日間我慢したのと同じくらいの電気代だと考えれば、バカにできない金額ではないでしょうか?生活スタイルによっても異なるでしょうが、エアコンを使うのは夏と冬、それも特に暑さや寒さが厳しくなる数ヵ月です。多くの場合、1年間を通して考えれば、エアコンを使わない期間のほうが長いといえます。長期間エアコンを使わない春や秋、出張や旅行などで数日家を空けるときなどは、プラグを抜いて待機電力を節約しましょう。■夏にできる節電アイデア3つ【1】窓からの熱を遮断しよう建物外から入ってくる熱のうち、約70%が窓からだといわれています。そのため、窓からの熱をしっかりとシャットアウトすることができれば、部屋全体を効率よく冷やすことができます。夏場は薄手のレースカーテンなどを使用している人も多いかもしれませんが、遮熱の点からいえば、厚手のカーテンや遮光カーテンがベスト。特に日差しが強い場所では、朝顔やゴーヤを利用した緑のカーテンも有効です。日差しを遮ってくれるだけでなく、植物の葉は太陽からの熱も吸収してくれます。また、窓からは熱気だけでなく冷気も入ってくるため、冬の暖房効率を上げたいときにも窓は大きなポイントになります。もっとも有効なのは窓ガラス自体を断熱ガラスに変えることですが、窓ガラスに断熱シートや断熱フィルムを貼ったり、カーテンを断熱仕様のものに変えたりすることでも、室内の熱を逃がさないように工夫することができます。【2】エアコンをつける前に換気をしよう外出先から帰ってきたときはすぐにでも涼みたいところですが、部屋を閉め切った状態では熱がこもっているため、エアコンをつけてもなかなか空気が冷えてくれません。そのようなときはまず窓を開けて換気し、こもった熱を逃がしてあげるのが有効です。繰り返しになりますが、エアコンは運転直後から設定温度にするまでにもっとも電力を使います。そのため換気は、部屋全体が早く涼しくなるとともに、節電にも効果的です。【3】昔ながらの涼を取る工夫を取り入れよう日本には、扇風機やエアコンなどが普及するずっと前から、昔ながらの涼みの工夫があります。たとえば、風鈴。最近では見かけることも少なくなりましたが、涼しげな音を聴いて気分だけでもスッキリすると、意外にも暑さをしのぐことができますよ。風がある日は窓を開けて、風鈴の音を聴きながら、気温が落ち着く朝夕だけでも窓辺で涼んでみてはいかがでしょうか。その際、風邪の通り道に濡れたタオルやシーツを干しておくと、さらに効果的です。水分が蒸発するときに周りの空気から気化熱が奪われるので、心地よい風を取り入れることができます。また、同じ気化熱の原理からいえば、ベランダや庭、玄関先など家の周りで打ち水をするのも効果的。打ち水は体感温度を下げるだけでなく、物理的に周辺の温度を2℃ほど下げてくれます。ポイントは、1日の中でも比較的涼しい午前中のうちに行うことです。気温が高い日中に水をまいても、涼しさが持続しません。朝のうちに打ち水をしておけば、午前中いっぱいは過ごしやすくなるでしょう。■冬にできる節電アイデア3つ【1】換気扇は必要なときだけ動かそうこれは暖房時だけでなく冷房時にもいえることですが、換気扇を動かしたままにしてしまうと、エアコンのおかげで適温になった室内の空気が外に逃げてしまいます。料理などで換気扇を使った後は、こまめに止めるようにしましょう。また、同様の理由で、ドアの開け閉めをきちんとするように心がけることも大切です。これだけで暖房効果も冷房効果もぐっと高まります。【2】エアコン以外の暖房器具を有効活用しようなんとなく暖房よりも冷房のほうが、電気代がかかるイメージがありませんか?しかし実は、暖房のほうがより大きな電力を消費するため、冷房よりも暖房のほうが電気代がかかってしまいます。なぜなら、冬のほうが室内の温度と外気温の差が大きいからです。そのため、暖房の消費電力をいかに抑えられるかが、冬の節電の大きなポイントになります。エアコンと併用したいおすすめの暖房器具は、電気ストーブです。エアコンの電気代が運転直後のもっとも電力を使うときで1時間当たり約50円であるのに対し、電気ストーブは強でも1時間当たり約30円です。エアコンに比べて格段に電気代が安いとはいえないかもしれませんが、ピンポイントですぐに暖めてくれるのが、エアコンにはない電気ストーブのメリットだといえます。そのため、まずは電気ストーブを使ってある程度部屋を暖めてから、エアコンを使う方法がおすすめです。室内が設定温度になるまでの時間を短縮でき、体が温まることから設定温度を下げることもできるので、電気代の節約につながります。ただし、電気ストーブはエアコンに比べて部屋全体の空気を暖める力は弱いので、リビングなど比較的広めの空間ではあまり効果が得られない場合もあります。また、意外にも電気代が安い暖房器具として、こたつや電気カーペットが挙げられます。こたつは強で1時間当たり約5円、電気カーペットは高で1時間当たり約9円です。どちらも直接体を温めてくれるので体感温度が上がり、暖房の設定温度を低めに設定しても快適に過ごせます。【3】加湿器を有効活用しようエアコンの節電アイデアでも触れていますが、湿度が低くなると体感温度も低くなり、反対に、湿度が高くなると体感温度も高くなります。そのため、暖房と加湿器を併用することで、暖房の設定温度を2℃上げるのと同じくらいの効果が期待できます。ただし、加湿器はエアコンよりもずっと少ない電気代で済むものが多いのですが、種類によっては電気代がかかるものもあるので注意が必要です。節電で選ぶなら、消費電力が小さい超音波式か気化式がおすすめ。空気が乾燥しやすい冬場はウイルスなども蔓延しやすいため、加湿器を使うと風邪予防にも有効ですよ。■まとめいかがでしたか?エアコンは数ある家電製品の中でも特に電力を消費します。しかし、ちょっとした工夫をするだけで、電気代を大幅に節約することが可能です。今回ご紹介した節約術はすぐにでもはじめられるものばかりですから、ぜひ日常生活に役立ててください。
2017年02月22日みなさんは、きちんと節電していますか?「電気代なんてそんなに変わらないでしょ」と侮るなかれ。すべての節電対策をトータルした年間の節約額が、約1ヶ月分の電気代に相当することもあるのです。そこで今回は、おすすめの節電方法を5つご紹介します。1. 消費電力のピーク時間帯を避けよう■なぜピークの時間帯を避ける必要があるの?電力の使用がある時間帯に集中してしまうと、1日の中で電力需要に格差が生じてしまい、供給設備の利用率が下がります。利用率の低下は供給コスト上昇の一因となってしまうので、安定した適正価格で電力を供給してもらうためには、各家庭でピークの時間帯に大きな電力を消費しない工夫が必要です。ご家庭でできる方法には、主に以下の2つがあります。①ピークカットピークカットとは、ピーク時間帯における電力そのものの消費量を減らす対策です。そのため、節電と省エネを同時に実行できる対策でもあります。ピークカットには、電化製品の使用を抑えたり、消費電力が通常よりも小さくなるように使い方を工夫したり、省エネ機能を備えた電化製品に切り替えたりなど、さまざまな方法があります。②ピークシフトピークシフトとは、1日のうち消費電力がもっとも大きくなる時間帯を他の時間帯に移動させる対策です。複数の電化製品の使用が重ならないようにしたり、電気を多く使用する時間帯を消費電力が小さくなる夜間や早朝にずらしたりする方法があります。また、蓄電システムを利用して夜間のうちに充電しておき、日中はその電力を用いて、電力会社からは電力を供給しないようにする方法も有効です。ただしピークシフトは、ピークカットのように電力そのものの消費量を減らすことはできません。そのため、節電や電気代の節約にはつながっても、省エネ対策にはならないといえます。1日のうちもっとも電力を消費するピーク時間帯は、在宅率が高い夕方頃だといわれています。中でも夕食の準備に取りかかる人が多い18~19時頃は、特に消費電力が大きくなります。18~19時を中心とした夕方の時間帯は、ピークカットやピークシフトで消費電力を抑えましょう。2. 窓の断熱でかしこく節電しよう水が高いところから低いところへと流れていくのと同じように、熱にも、温度の高いところから低いところへと移動していく性質があります。そのため、室内の温度と外気温との差が激しい夏場や冬場は特に、熱の出入りをいかにコントロールできるかが節電を考えるうえで重要なポイントになります。住宅の中でもっとも熱の出入りが激しい場所が、窓。建物から出入りする熱のうち、夏は約50~70%が窓から侵入し、冬は約50%弱が窓から逃げています。最近の住宅は壁や床には断熱材が施され、従来よりも建物の熱の出入りは抑えられるようになっています。しかし、ガラスは熱が伝わりやすく、日本の住宅で一般的なアルミサッシにもそれほど断熱性がないことから、窓はどうしても熱が通りやすい部分になってしまうのです。■外側から断熱対策!窓の外にすだれやよしずを垂らしておくと、直射日光による熱の侵入を防ぐことができるため、夏の冷房効果が格段にアップします。植物には熱を吸収する作用があるので、特に強い日差しが入ってくるところには、ゴーヤや朝顔のツルを利用した緑のカーテンも有効です。ご自宅が洋風の建物なら、サンシェードもおすすめ。インテリアとして、外観のデザイン性を高めることもできますよ。また、夏に窓から侵入してくる熱には、窓周辺の照り返しもあります。窓辺やベランダに、鉢植えや木製のすのこ、レンガなど、熱を吸収してくれるアイテムを設置してみましょう。■内側から断熱対策!暖気を窓から逃がさないようにするためには、窓そのものを真空ガラスなどの断熱性が高いものに交換したり、二重サッシを取り付けたりすることが有効です。とはいえ時間も費用もかかりますし、賃貸の住宅であれば自由に取り換えることは難しいでしょう。そこで活用したいのが、断熱シートや断熱フィルムです。市販のものを窓に貼りつけるだけで、簡単に断熱効果を高めることができます。また、これらは冬場の結露対策としても有効です。結露は、冷えたガラスの表面で空気が冷やされることにより、発生します。そのため、断熱シートやフィルムで冷気をシャットアウトすれば、結露ができにくくなります。シートやフィルムを貼りつけることを手間に感じる方は、断熱スプレーもおすすめ。窓に吹きかけることでシリコンコーティングが施され、断熱効果を高めることができます。コーティングの持続時間は1ヶ月ほどなので、1ヶ月を目安に使用しましょう。断熱シートやフィルムは、外からの熱の侵入を防ぐ効果もあるので、夏の冷房効果を高めるためにも有効です。夏・冬のいずれも、これらに加えてさらに遮熱カーテンやブラインドを活用できればベスト。ただし、遮熱カーテンは通常のカーテンに比べて生地が厚く、部屋が暗い印象になってしまうこともあります。気になる場合は、夏場は明るめのブルーでさわやかな印象にするなどの工夫をするとよいかもしれません。3. 消費電力をこまめにチェックしよう■電力の使用量を計算で求めてみようみなさんは、ご自宅の電化製品がどれくらい電力を使用しているのか、知っていますか?電力使用量の計算は、実はとても簡単です。電化製品には、○W(ワット)という表示があります。これは、その電化製品を動かすために必要な電力を表しています。これに電化製品の使用時間をかければ、電力使用量が求められます。たとえば、50Wの照明を1日に16時間(h)使用しているとすると、50W×16h=800Wh(ワットアワー)となり、照明だけで1日に800Whの電力を使用していることが分かります。Whとは、1時間に消費する電力量の単位です。電力会社はWhをもとに料金を設定しているため、電力使用量が計算できれば、いくらの電気代がかかっているかも知ることができます。上記の例でいうと、電力会社との契約が1kWh(=1,000Wh)当たり20円であれば、照明にかかる電気代は1日当たり16円となります。このように、ワット数が分かれば、おおよその消費電力と電気代を計算することが可能です(運転中に消費電力が大きく変動するエアコンなどは除く)。具体的に数字で表すことができれば、節約のために節電しようという意識も高まるのではないでしょうか?■電力会社のサービスを活用しよう電力会社によっては、電気の使用量や電気代を1日単位や30分単位で細かくチェックできるサービスを提供しているところがあります。ご契約の電力会社がそうしたサービスを提供しているか確認し、サービスがある場合は積極的に利用して、電力使用量の見直しを行いましょう。4. 電化製品の使い方を見直そうご自宅の電化製品を省エネ効果が高い製品に切り替えることは、節電対策として大きな効果があります。しかし、今使っている電化製品はそのままに、使い方を工夫するだけでも消費電力を抑えることができるのです。以下に身の回りの電化製品について、有効な節電対策をご紹介します。■エアコンエアコンは、設定温度がたった1℃変わるだけで、電気代が10%以上もアップします。冷房は28℃より下げないように、暖房は20℃より上げないように心がけましょう。28℃・20℃で室内が快適な温度にならない場合は、設定温度は変えずに、風量を強くするのがベター。自動運転よりも若干電気代は高くなりますが、設定温度を変えるよりもずっと少ない消費電力に抑えられます。また、先ほどご紹介した断熱対策も、冷暖房効果を高めるためには非常に有効です。夏の場合は、窓を断熱するだけで、2~4℃ほども室内温度の上昇を抑えることができます。さらに、定期的にフィルターを掃除する、室外機の周りを整理して空気の通りをよくする、といった方法でも冷暖房の効率を上げることができ、節電につながります。■照明照明は、使い終わったら消すことを習慣にし、点けっぱなしを避けましょう。消し忘れが多い場所では、人感センサー付きの製品を使用するのも有効です。また、照明の場合は取り換えが簡単なので、ご自宅の照明が白熱電球や蛍光灯を使用しているならば、電球そのものをLEDに取り換えてしまうのもおすすめです。LEDは白熱電球や蛍光灯と比較すると価格は少し高くなりますが、それらに比べてはるかに寿命が長く、消費電力も小さいので、長い目で見ればLEDを活用するほうが節約になるといえます。■テレビ見たい番組があるわけでもないのに、なんとなくテレビを点けていることはありませんか?必要がない場合は消すことを意識してみましょう。その際、主電源からオフにすることを心がけてみてください。リモコンの信号を待機している状態での消費電力をカットすることができます。また、テレビは静電気が発生しやすく、付着したホコリで画面は思った以上に汚れています。画面が暗いなと思ったら、輝度を上げる前に拭き掃除をしてみましょう。1週間に一度を目安に行えるとよいです。■トイレ(温水洗浄便座)季節にかかわらず、いつも便座の暖房をオンにしていませんか?春から秋にかけての期間は使わなくてもよいことがほとんどなので、必要なとき以外はスイッチをオフにしておきましょう。また、便座や洗浄水の温度は、冬場であっても低で十分快適に使用できます。温度が高くなっていないかチェックしてみましょう。最近の製品には節電機能が付いているものが多いので、付属の機能を活用できているかも合わせて確認してみるとよいです。■キッチン周りキッチン周りで特にムダな電力を消費しがちなのが、冷蔵庫です。たとえば、冷蔵庫内に最大限にものを詰め込んでいる状態から半分ほどの状態にするだけで年間約960円の節約に、設定温度を強から中に変更する(周辺温度22℃の場合)だけで年間約1,360円の節約に、壁から少し離して設置し熱を逃がしやすくするだけで年間約990円の節約になります。つまり、冷蔵庫の使い方を見直すだけで、トータルでは年間約3,310円もの電気代の節約になることが分かります。常温保存できるものを冷蔵庫にしまっていないか、期限切れの食べ物が庫内に放置されていないか、設定温度は適切であるか、などをチェックしてみましょう。そのほか、炊飯器では、保温機能をなるだけ使わないようにするのがポイントです。ご飯はまとめ炊きしてよく冷ましてから冷蔵庫に保存し、食べる分だけ電子レンジで温めるほうが、電気代の節約になります。また、電気ケトルでお湯を沸かしている方は、魔法瓶を有効活用して保温機能を長時間使わないようにしましょう。5. 節電グッズを有効に活用しようここまでご紹介してきた4つの節電方法に加えて、節電グッズを活用していけば、より高い節電効果が得られます。今回はおすすめの節電グッズを4つご紹介しますので、ぜひ使いやすそうなものをご自宅にも取り入れてみてください。■HEMS(ヘムス)HEMSとは、ホームエネルギーマネージメントシステムの略で、ご自宅の電化製品すべてをネットワークに接続し、電力の使用量を可視化してくれるシステムです。細かな時間単位での消費電力をモニターに表示してくれたり記録してくれたりし、機能性の高いものでは、自動で消費電力を抑制してくれるものもあります。■ワットチェッカーワットチェッカーは電化製品の電源コードとコンセントの間に取り付けて使用するアイテムで、使用する電化製品の電気代をリアルタイムで表示してくれます。HEMSは高性能ですが、価格は数十万円からと気軽に導入できるものではないので、まずは気になる電化製品にワットチェッカーを使用してみるのもおすすめです。1個当たり1,000~1,500円程度で購入できます。■ソーラー充電器さまざまな電化製品を、電力を消費せずに太陽光で充電できるアイテムです。どのような機器を充電するかによって初期投資の金額は異なりますが、スマートフォンの充電器であれば、機能性が高いものでも1万円以内で購入できます。■節電タップ節電グッズとしてはおなじみの、節電タップ。一般家庭における消費電力のうち約7.3%を占めるといわれる待機電力を、コンセントを抜く必要なく簡単にカットできるアイテムです。意識してこまめに待機電力をカットするように心がけると、年間では約1,000円の電気代の節約になります。■まとめいかがでしたか?ここまでさまざまな節電のアイデアをご紹介してきましたが、はじめからすべての節電アイデアを実践する必要はありません。まずはどれか1つでもできることからコツコツはじめて習慣化し、地球環境にもお財布にもやさしい省エネ生活を目指しましょう。
2017年02月22日毎日の電気代節約という意味でも、環境への配慮という意味でも、日々の節電は習慣化したいものですよね。しかし、「どうすれば節電に効果的なの?」と悩む方もいらっしゃると思います。そこで、代表的な家電製品の節電ポイントをまとめてみました。■消費電力の大きい家電製品は?経済産業省資源エネルギー庁のデータによると、家庭部門機器別電気使用量は、冷蔵庫14.2%、照明器具13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%、電気温水器5.4%がトップ5となっています。それに続いて、エコキュート、電気便座、食器洗い乾燥機、電気ポット、炊飯器、洗濯機などが続いています。また、上記は「電気使用量」ですが、単純に使用時の電力消費が大きいという意味では、電子レンジ、電気コンロ、ヒーター、こたつ、ホットカーペットなどが挙げられます。調理器具や暖房器具といった、熱を発生させる機能をもっている家電製品が、使用時の電力消費が大きいことが分かります。これらを踏まえて、一般的な家庭にある代表的な家電製品について、それぞれ節電のポイントをみていきましょう。■テレビの節電ポイントテレビの節電で大切なことは、まず、画面の明るさと音量を調整することです。画面は部屋の明るさに合わせて、見づらくない程度まで明度・輝度を抑えましょう。テレビの機種によっては細かい調整をしなくても、「明るい部屋向け」「暗い部屋向け」などモードを選べるものや、「節電モード」「エコモード」などで自動調整してくれるものもありますので、そちらも積極的に利用しましょう。また、画面をこまめに拭き掃除することも大切です。画面が汚れていると画面を見づらく感じてしまいます。いつもきれいにしておくことで、画面自体の明るさを下げていてもストレスなく視聴することができます。音量は、普段は下げていても、映画やスポーツなどを観る際に臨場感を楽しむために上げてしまい、しばらくそのままということもよくあると思います。基準となる音量の数値を決めておき、消す時にはその数値に戻す癖をつけるようにしましょう。基準となる音量は、ニュース番組などを落ち着いて視聴できる程度が良いでしょう。明るさと音量の調節に加えて、本体の主電源スイッチをオフする習慣をつけることもテレビ節電のポイントです。待機電力を使わないように、リモコンのスイッチオフだけではなく、主電源も切るように心がけましょう。また、Blu-ray・DVDレコーダーもリモコンでしかスイッチを切らないという方もいらっしゃると思います。こちらもそれだけでは待機電力を使ってしまうため、再生や録画をしていない時はテレビと同じく主電源を切るようにしましょう。最後に、テレビを購入する時のポイントです。液晶テレビも以前は蛍光管を使ったモデルが多かったのですが、最近ではLEDバックライトを搭載したモデルが増えてきています。電気使用量が大きく抑えられるため、今後買い替えなどをされる際にはLEDバックライト搭載のモデルを選ぶようにしましょう。■冷蔵庫の節電ポイント冷蔵庫は冷気が逃げるとそれだけ電力を消費してしまいます。そのため、ドアの開閉回数を減らすことと、開閉の際には素早くしっかり閉めることを意識することが重要です。また、ドアパッキンが傷んでいるとすき間から冷気がもれてしまうため、劣化してきたら早めにパッキンの修理や交換を行いましょう。開閉を減らすためには、よく取り出す食材は手前に置くようにする、何が入っているかを把握し冷蔵庫を開ける前に何を取り出すか決めておく、などの癖をつけることが大切です。また、冷蔵庫を開ける回数が特に増えるシチュエーションとして、夏場の冷たい飲み物を取る時が挙げられます。夏場は、麦茶やジュースをあらかじめ魔法瓶に入れて、保冷された状態で冷蔵庫の外に出しておくなど工夫をしましょう。続いての節電ポイントは、詰め込み過ぎないことです。物を入れ過ぎると、それだけ電力を消費してしまうため、多くても冷蔵庫の容量の7割くらいにしておきましょう。そして、あまり食材をぎゅうぎゅうにつめずに、2、3センチすき間をとって入れることも大切です。その方が一つひとつの食材が冷えやすくなります。冷蔵庫の設定ですが、7割程度の容量を保っていれば、「弱・中・強」の「中」で十分です。食材が少ない場合は「弱」でも問題ないでしょう。ただ、あまり頻繁に設定を変えると逆に電力を消費するため、一度設定を決めたらそのままにしておきましょう。その他には、熱いものは必ずしっかりと冷ましてから入れること、こまめに冷蔵庫内を掃除することなども節電につながります。■洗濯機の節電ポイント洗濯は数回に分けるよりも、一度でまとめ洗いする方が使用電力も少なくて済みます。ただし、洗濯物を入れ過ぎて回転が悪くなっても電力を余計に消費するため、容量に合わせて使用するようにしましょう。また、洗濯物を入れる際、下の方にズボンや上着など水を吸って重くなるものを入れ、上の方に下着やタオルなどの軽いものを入れるなど、順番を意識するだけでも回転が良くなり、余計な電力を使わずに済みます。また、洗剤は適量を守るようにしましょう。たくさん入れればきれいになるというものではありません。むしろ、洗剤が多いとそれだけ「すすぎ」に時間がかかり、その分電力や水を多く使ってしまいます。■掃除機の節電ポイント使わない時はコンセント抜いておくこと、ダストカップや紙パックに溜まるゴミはこまめに捨てておくことが大切です。ゴミが溜まったままだと吸引力が下がり、掃除機を使う時間が長くなったり、常に強い設定にしてしまったりします。当然その分だけ、使用電力も増えてしまいます。そして、実際に掃除機に使う時にも、小さな工夫を重ねることで節電につながります。まず、掃除機を使う前に部屋をしっかり片付けておき、掃除機をかける時には手早く済ませるよう心がけましょう。部屋が片付いていないと、物を動かすたびに掃除機のオン・オフを繰り返すため、そのつど起動時の電力を消費してしまいます。片付けと同時に意識したいのが、延長コードの使用です。掃除機をかける際、部屋のはしの方や奥まったところまで届かず、途中でコンセントを差し替えたことがありませんか?これもオン・オフの繰り返しと同じく何度も繰り返すと、そのつど電力を消費してしまいます。そして、強弱を上手に使い分けることも工夫のひとつ。カーペットなどならともかく、フローリングなら「弱」で十分です。常に「強」で使うのよりも、「弱」で同じところを手早く2、3往復する方が電力の消費は少なくて済みます。どれも細かいことですが、「掃除機をかける時にはスイッチやコンセントの切り替えをせずに、できるだけ手早く、強弱を上手に使い分けて使用する」ということを習慣化しましょう。小さな積み重ねが、掃除機節電のポイントです。■照明器具の節電ポイント照明器具の節電で最も大事なのは、こまめに消すことです。昼間、外の光で十分なら明かりを抑えた設定にする、使っていない部屋の電気は消す、といったことを徹底しましょう。リモコンでオン・オフできる照明も、待機電力を減らすために壁のスイッチでオフするようにしましょう。また、最近では、人がいる時だけ自動で明かりが点く人感センサー機能の照明もあります。消し忘れも防止できるため、玄関やトイレなど部分的に取り入れるのもおすすめです。こまめに消すこと以外では、掃除をしっかりするよう気をつけましょう。汚れるとそれだけ明るさが低下し、ついつい明かりを強めに設定しがちになってしまいます。電球やシェードなどに溜まっているほこりを掃除するだけで、明るさが戻りますよ。最後に、照明の選び方です。まず、蛍光灯と白熱灯の違いを知っておきましょう。蛍光灯は点灯時に電力を多く使用するという特徴から、オン・オフを頻繁に繰り返すと寿命が短くなってしまします。そのため、一度点けたらあまり消さないリビングなどに使用すると良いでしょう。白熱灯は蛍光灯に比べ点灯時に電力を使わないため、こまめに切ることがより大切です。ただし、トータルの電力は蛍光灯よりも消費します。読書灯やベッドライトなど、時間や用途が限られる照明に使用すると良いでしょう。電球は、白熱電球ではなくLED電球を使うと、寿命が長く節電効果があります。同様に蛍光灯も最近はLEDを使用した製品が増えているため、それらに交換するのも効果的です。■エアコンの節電ポイント冷房を使う際は設定温度を1度高くするだけで、暖房を使う際は1度低くするだけで、それぞれ約10%電力消費量が変わると言われています。このこともからも分かるように、エアコンの節電では、適切な温度設定が非常に大切です。夏は28度以上、冬は20度以下を基準に考えましょう。ポイントとしては「涼しい(冬なら暖かい)と感じる温度ではなく、暑くない(冬なら寒くない)と感じる温度に設定すること」です。節電だけでなく、体にもその方が良いでしょう。風量は「自動」にすると、効率良く運転してくれます。また、冷たい空気は下方にたまりやすく、暖かい空気は上方にたまりやすいという特性があります。それを考えて、風向きは冷房の時は水平にし、暖房の時は下向きにしましょう。そうすれば、ムラなく部屋を適温にすることができます。そして、フィルター掃除も節電のポイントです。目安としては、2週間に1度掃除するようにしましょう。夏の初め、冬の初めなど久しぶりにエアコンを使う場合も、必ず運転前にフィルター掃除をしましょう。また、エアコンは起動時に多く電力を消費するという特徴があります。そのため、運転後はあまりこまめにオン・オフをし過ぎないことも大切です。続いて、室外機です。夏場は、日光や高い気温で室外機が熱を持ち、運転に電力を多く使ってしまう場合があります。そのため、日陰に置く、すだれや板などで日除けをするといった工夫が大切です。ただし、室外機の吹き出し口がふさがれても、効率が低下してしまいます。日除けになるものを設置する際には、その点も気をつけましょう。最後に、部屋自体の工夫です。夏であれば、エアコンを点ける前に換気をし、部屋にこもった熱を外に出すようにしましょう。逆に冬は、カーテンやブラインドを使って部屋の中の熱を逃がさないようにしましょう。こうした小さな工夫が、エアコンを効率良く使い、節電することにつながります。■炊飯器・電子レンジ・電気ポットの節電ポイントまず炊飯器ですが、使わない時はコンセントを抜いておくこと、使う時はエコモードや早炊きモードを使うこと、そして長時間の保温をしないことが節電のポイントです。特に長時間の保温は、電力を消費するだけでなく、乾燥してお米の味も落ちてしまいます。予約機能を使って、食べる直前に炊き上がるようにするなど、保温時間を減らせるよう心がけましょう。例えば、三食そのつど一合ずつ炊くより、三合一度に炊いておく方が電力は使いません。しかし、朝に三合炊いてずっと保温しておくのは賢くありません。保温はせずに、冷ましてからラップして冷蔵もしくは冷凍し、食べる時に電子レンジで温め直す方が結果的には節電になります。続いて電子レンジです。長時間の解凍などは特に消費電力が大きいため、すべてをレンジでやるのではなく、レンジで半解凍だけして残りは自然解凍するなど工夫しましょう。主に少量の食品の温めなど、基本的には短い時間で使うよう意識することがおすすめです。最後に電気ポットです。使用時以外はコンセントを抜いておくこと、保温温度を低めに設定することがポイントです。保温で電力を使いがちですので、温めた飲み物は魔法瓶に移しておいても良いでしょう。沸かす時に水でなくお湯を入れるのも節電につながります。■トイレの節電ポイント便座や洗浄水の設定温度を下げるように心がけましょう。もちろん冷たく感じるところまで下げることはありませんが、少し下げるだけでも消費電力は少なくなります。また、便座のフタを閉めるようにすることも、熱が逃げず節電につながります。それから「節電タイマー」や「節電モード」などの機能が付いていれば、それも活用しましょう。平日昼間など家に人がおらず長時間使わない時間がある場合は、その間を「節電モード」にするだけで、消費電力を抑えることができます。■パソコンの節電ポイントまず、テレビと同じく明度・輝度を下げましょう。続いて、デスクトップ型なら熱がこもらないように、本体周りに物を置かないようにする、通気口をこまめに掃除するといったことに気をつけましょう。ノート型なら、設置面が熱を持ちやすいため、冷却マットなどを敷いて使用するようにしましょう。ディスプレイをこまめに消すことも効果的です。一時的に席を離れる場合は、モニタの電源だけでもオフにしておけば節電になります。ちなみにパソコン自体の電源は、90分以内ならスリープ、それ以上ならシャットダウンの方が電力を抑えられると言われています。それも参考にモニタのみオフ、スリープ、シャットダウンを使い分けることもおすすめです。■まとめ代表的な家電製品について、それぞれの節電方法をご紹介しました。すべての製品に共通するポイントとして、「待機電力を減らすため主電源からスイッチオフ(掃除機や炊飯器、電気ポットなど使用時間が限られるものは普段はコンセントも抜いておく)」「節電モードやエコモードが付いている場合は積極的に利用する」といった点が挙げられます。ぜひこれを参考に、節電ライフに挑戦してみてください。
2017年02月15日皆さん「夏バテ」はご存じだと思いますが、「冬バテ」って知っていますか?聞いたことない方も多いのではないでしょうか?実は冬にも夏と同じような状態があるのです。寒いこの時期、「冬バテ」しない方法を紹介しましょう!!「冬バテ」って、どんな状態なの?寒さがピークのこの時期、もう少しで暖かくなるのに、寒さの疲れも溜まってきていませんか?毎年毎年寒さに弱くなってきたり、疲れが取れにくく感じることはないでしょうか?実は、「冬バテ」が原因かもしれません。「冬バテ」は、あまり聞きなれない言葉ですが、実際にあるのです。 よく聞く「夏バテ」は、夏の暑さや冷房などの温度差などによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状のことを言います。 対して、「冬バテ」とは、寒さや、室内の暖房の温度差、年末年始などの多忙などにより自律神経のバランスを夏と同様に崩してしまうことを言います。「冬バテ」は、交感神経が高まってしまい、常に心と体が休むことができず、緊張状態が継続されてしまいます。人間の体は春に向けて元気に活動できるように冬は充電するものです。年末年始に行事が重なったりで、余計に崩しやすくなってしまうんですね。さらに、冬は暗くなるのが早く、太陽の光を浴びる時間も少なくなります。そのせいか、ついつい気持ちが落ち込みやすく、体内時計のリズムに影響することも。そんな状態が、冬バテと言われています。気をつけないといけませんね!どんな症状なの?「冬バテ」は、「夏バテ」と症状が似ています。頭が痛かったり、たくさん眠っても疲れが取れなかったり、体が重かったり、食欲がなくなってしまったり、体重が減少したり免疫力が低下して風邪にかかりやすくなったりします。さらに、副交感神経の働きが悪くなり、便秘や下痢になってしまうことも。もし、なんとなく疲れてる最近、食欲ない最近。それはもしかしたら、「冬バテ」なのかもしれません。 「冬バテ」は春になれば改善するから、耐えよう!そんな考えの方もいるかもしれません。しかし、なかなか難しい問題があります。夏から秋は、冬の休養に向かって体が自然と休もうとしますから、「夏バテ」を引きずってもやがて回復します。しかし、「冬バテ」は春がやって来るんです。 春は活動に向けてエネルギーを高める時期でもあるので、体が休まないため、春になっても疲れはなかなか摂れません。4月は環境の変化も多い時期でもあるので、気力と体力がついていけなくなり、自律神経がさらに不安定になってしまうことも考えられます。冬は「冬バテ」にならないようにしたいですね!「冬バテ」しないための5つの方法1.体を温める体を温めるのは、寒い冬の基本ですね。生姜などの体を温める食べ物を食べてもいいですし、腹巻きやヒートテック、湯たんぽや電気膝掛けなどの家電を使ってもいいですね!毎日のお風呂は、ゆっくり肩まで浴槽に浸かるのも大切です。仕事中でも、パソコン仕事が多い方は指が出ている手袋を使ったり、休憩時間に大きな筋肉を動かす運動をしたり、軽く有酸素運動をしてもいいと思います。2.急に体を冷やさない急に体を冷やすと交感神経が緊張してしまいます。暖かいところから外に出る際は、マフラーや手袋をして、できるだけ体を冷やさないようにしましょう。体温が下がると、新陳代謝が悪くなり、美容面にも影響が出たり、体温が一度下がると免疫力が30パーセントも低下するというデータもあります。また、ずっと寒い場所にいることが、風邪をひく原因でもあります。体は一気に冷やさない、できるだけ冷やさないようにしましょう。3.呼吸と姿勢を意識する意外と重要なのが呼吸と姿勢です。人間は呼吸を一日2〜3万回しています。呼吸をする時には横隔膜という筋肉がメインに働き、この筋肉が正しく働くことが肩こりや腰痛にも関わっています。正しい呼吸は身体の機能を高めてくれると言っても過言ではないのです。リラックスしてゆっくり大きく息を吐き、自然に吸いましょう。正しい姿勢は集中力を高めてくれるだけでなく、ダイエットやセロトニンという成分の関係で、精神的に安定することもわかっています。最近は姿勢を良くするグッツもたくさん販売されているので、使ってみてもいいですね。4.重ね着をしすぎない寒いので、防寒は大切ですが、過度の重ね着は注意が必要です。過度の重ね着は体の可動域を狭めたり、服の重さで体が凝ってしまうことも。体を温めるには、とにかく重ね着をするのではなく、保湿性のあるインナーを選んだりして、素材にも注目しましょう。カイロなどを使ってもいいので、太い血管のある首やお腹周りはしっかり温めましょう。5.食事と運動健康の基本ですが、一日三食、バランスのとれた食事が大切です。寒いからといって朝ごはんを食べなかったり、インスタントの食事ばかりになていませんか?玄米、海藻類、キノコ、緑黄色野菜、ビタミンA、C、E(エース)や、お茶のカテキン、ゴマのセサミンなどは冬バテにいいです。いかがでしたか!??普段の生活で「冬バテ」になる原因があったかもしれません。寒さが増すこの時期、春に向けて「冬バテ」に注意して、暖かさと共に、元気一杯になりましょう!
2017年02月08日関西電力はこのほど、スマートフォンアプリ「LINE」を活用し、節電や省エネなどに関する情報発信や問い合わせに自動返答するサービスを開始した。国内の電力会社でLINEアプリを活用するのは、同社が初という。同サービスは、LINEアプリの「関西電力 はぴeみる電」アカウントを登録することで、無料で利用できる。具体的には、節電・省エネに役立つサービス「はぴeみる電」に関する情報を発信するほか、自動言語解析技術を利用し、引越し時の電気の契約手続きや家電機器の省エネにつながる使用方法といった利用者からの問い合わせに自動で返答する。2015年7月からは、「はぴeみる電」に登録している利用者が電気料金や電気使用量を確認できる機能や、スマートメーターを設置している利用者が電気使用量のアラートメッセージ機能を設定できる機能を追加する予定。「はぴeみる電」の加入件数は累計約113万件(2014年度末時点)。主な機能・サービスとして、最大過去25カ月分の電気使用量や電気料金を確認(月別・日別・1時間別)できる機能、よく似た家庭と光熱費・CO2排出量をランキング形式で比較する機能、電気料金が確定するとメールで通知する機能などを提供している。
2015年05月07日JR北海道はこのほど、冬の節電対策として一部の駅で自動券売機を一時的に停止すると発表した。国の節電協力要請期間に合わせ、2015年3月31日まで継続する。対象となるのは小樽駅、手稲駅、琴似駅、札幌駅、野幌駅、新札幌駅。節電の数値目標は定めない。JR北海道はこれまで、駅コンコース照明や一部の駅でのホーム照明の減灯、電車内の室内灯の間引き、LED室内灯を採用した新型電車の投入などの節電の取組みを行っており、さらなる節電効果をめざすとしている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年12月05日寝苦しい夜、あなたはどう過ごしていますか?体調にも環境にもあまり良くないと思いつつ、低い温度設定でクーラーをずっとつけっぱなし。そんな状態ではありませんか?節電しつつ、夏の寝苦しさからあなたを解放するそんな方法をご紹介いたします!熱帯夜はどうして寝付きにくいの?温度と睡眠の関係性暑くて眠れない! そんな思いをしたのは一度や二度じゃないでしょう。では、なぜ温度が睡眠を妨げるのでしょうか?まずはその関係性に迫っていきます。人が眠りに落ちる時には体温が一度ほど下がります。この体温が下がるという生理現象と共に深い睡眠に入っていくのです。しかし、暑くて寝苦しい場合、周囲の温度が高いため上手に体温を下げられません。うとうとしたとしても、眠りに落ちるほどにはならず何度も寝返りをうつ……という状態に陥ります。睡眠環境を身体が体温を下げることができるような温度に整える必要があるといえるでしょう。不眠の原因を解決し、節電もする!寝苦しい夜を解決する方法入眠に適した温度のなかで眠りたいと思いつつも、気になるのはクーラーなどにかかる電気代……そこで、節電しつつ快適な睡眠を得られる方法をご紹介したいと思います。まずは、手軽に購入できるものとして氷枕があります。足や手先が冷えると寝づらくなりますが、頭を冷やすと心地よく眠れます。次に、吸水性のあるパジャマや、通気性に優れた寝具を使うことも効果的です。最近では、Tシャツとジャージで眠る方も増えているようですが、涼しく眠るには吸水性の高い綿素材のパジャマが有効です。また、ベッドカバーやシーツにも通気性を考慮して作られたものを用いるとよいでしょう。そして、眠る前に水分補給することも効果的です。睡眠中にきちんと発汗できないと、身体が熱を持つ原因になります。ただ、冷たい水を飲むとお腹を冷やしてしまうので、常温の水を飲むようにしましょう。それでも冷房機器に頼らなければならない場合はどうしたらよい?さまざまな細かい努力はしたものの、どうしても部屋全体を冷やさないと眠れない時はあるかと思います。そんな場合はどうしたらよいのでしょう? 具体的にみてみましょう。・扇風機は首振り設定にし、壁に向ける扇風機を利用する場合には身体に直接あてない方がベターです。風が直にあたり、手先足先だけが冷えて、寝付きが悪くなってしまうからです。扇風機の風を壁に当てることで、部屋全体に風の流れができ、寝心地を改善します。・室温は27度設定に!クーラーでキンキンに冷やすことを好む人もいますが、快適な眠りにつくためには27度くらいが適温です。クーラーの場合でも風が身体に直接当たるのを避け、ウィング機能を用いるか、壁に向けて送風するとよいしょう。寝苦しい夏の日でも、快眠を獲得できるように睡眠環境を整えてみましょう。そして、冷房機器にすぐに頼るのではなく、今回挙げたような方法を実践することで、節電しつつきちんと眠れる方法をみつけてください。Photo by Gabriela Camerotti
2014年09月02日電気料金1割値上げ!「家計のために節電しなきゃ」と思いつつも、猛暑続きでなかなか実行できないことも多いのでは?でも気をつけるべきポイントを知り、コスト(お金の額)で計算してみると、意外と実行できるものです(※)。夏の節電と言えば、一番に気になるのはエアコンです。では、どんなことに気をつければいのでしょうか?エアコンは冷房設定温度を1℃下げるだけで、年間約670円の節約になります。ただし、この数字は外気温度31℃の時、エアコン(2.2KW)の冷房設定温度を27℃から28℃にし、1日9時間使った場合です。その他のエアコンの節電対策としては、以下が挙げられます。すだれやレースカーテンで日差しをカット冷房は室温を設定温度まで下げる時に、一番多くの電力を消費します。ゆえに窓にすだれをつけたりレースのカーテンなど、室温が高くならないように工夫すれば、消費電力を少なくすることができます。外出時には昼間でもカーテンを閉めておくことも有効です。室外機の周りに物を置かない室外機の周りに物があると、空気の流れが遮られるため空調効率が低下します。室外機の周辺の雑草を抜いたり、物を整理するなどして整理整頓を心がけましょう。「実はエアコンで電力を多く使うのは、冷房より暖房。だから基本的なことを守っていれば、夏場にエアコンに対してそう神経質になることはありません」と話してくれたのは、省エネルギーセンターの野尻雅人さん。「それよりも家計へ影響という意味では、白熱電球をLEDに替える方が効果的です」とも。冷蔵庫に次いで、照明器具は年間消費電力量が2番目に高く、例えば白熱電球1個をLEDに取り替えるだけで、年間1,980円の節約になるそうです。確かに、「冷房設定温度を1℃下げて約670円の節約」と比べると、3倍の家計削減効果があります。それに家庭では、エアコンの台数よりは、電球の数の多いことの方が多いのではないでしょうか?電球の取り替えで大幅な家計削減効果が期待できることは、覚えておいて損はありません。では、年間を通じて消費電力の第1位を占める冷蔵庫対策はどんなものがあるのでしょうか?今度は冷蔵庫の対策を。冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に変えるだけで、年間約1,360円の節約が可能です。食品が傷まないようチェックしながら、室内温度は適切に抑えましょう。その他の冷蔵庫の節電対策としては以下です。熱いものはさましてから保存カレーや麦茶など、温かいものをそのまま冷蔵庫に入れていませんか?庫内の温度が上がり、冷やすのに余分なエネルギーが消費されるので注意しましょう。物を詰め込みすぎない冷蔵庫の中を整理することも節電には効果的。詰め込んだ場合と量を半分にした場合とでは、年間約960円の差になります。ここ数年で、冷蔵庫の省エネ性能は飛躍的に伸びています。実際、「冷蔵庫の省エネ性能の向上は、家電各社が大型機種を中心に“真空断熱材”を使うようになった影響が大きい」(日本経済新聞7月16日付)ということも言われています。真空断熱材とは冷蔵庫内の冷気を逃がさないために使うもので、冷気が逃げなければ庫内の温度を低く保つための電気を節約できます。もし冷蔵庫を買い替えたら、どれくらいの節電効果が得られるのでしょうか?環境省のサイト「しんきゅうさん」を使うと、買い替え後に節約できる電気代が計算できます。現在、我が家で使っている冷蔵庫の製造年と、買い替えを検討している冷蔵庫の型番をインプットすると、年間約1万円も安くなる計算になりました。長い目で見れば、冷蔵庫が故障した場合は修理ではなく、買い替えも選択肢のひとつだと思いました。エアコンも最近の上位機種には、いわゆる「人感センサー」が付いています。人感センサーとは、室内の人の位置や動きをセンサーで感知して、冷気の流れをコントロールする機能です。このように日々進化している家電の機能や内容をこまめにチェックすることも、ひとつの節約技ですね。※データは省エネルギーセンターの実測値(年間)。居住地域・住宅などで変わる場合があります【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月15日楽天リサーチは全国の20歳から69歳の男女を対象に、夏の節電に関するインターネット調査を実施した。調査は6月21日・22日の2日間にかけて行われ、1,000人の有効回答を得た。最初に、家庭内の暑さに対する日常の節電意識の高さを聞いたところ、「やや高い(45.7%)」がトップ。「非常に高い(11.0%)」という結果と合わせると、56.7%が節電への意識が高いことが分かった。一方、節電意識が「非常に低い」、「やや低い」は合わせて12.6%にとどまっている。次に夏の節電方法について聞いたところ、「エアコンの設定温度変更又は停止(67.7%)」、「扇風機を使う(64.9%)」が多かった。特に50代、60代は、他の年代と比べて「エアコンの温度変更や停止」、「扇風機を使う」の回答が高く、暑くても「我慢」して節電している様子がうかがえる。続いて、もし家庭で節電効果によって対価が還元されるようになった場合、いくら相当還元されるなら実行するか聞いた。すると、全項目において「101円から1,000円(家電製品での節電:45.6%外出をする:37.7%ゴーヤなどによるグリーンカーテン:36.1%)」が多いことが分かった。夏場の電力消費のピークが13時~16時であるということを知っているか聞いたところ、66.9%が「はい」と回答。そこでピーク時に特定の場所に行くと、何らかの特典が得られるとしたら、その時間帯に合わせて外出をするか聞くと63.5%が「はい」と回答した。最後に、電気に対して重視しているものについて聞いたところ、「低コスト(75.6%)」がトップだった。続いて「安定供給(70.6%)」、「電力会社によるサービス内容の向上(22.7%)」という結果になっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月24日総掲載物件数No.1の不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営する株式会社ネクストは、2013年6月20日(木)、『HOME'S』内の情報コンテンツ「暮らしといっしょ」にて、 「夏の節電対策ランキング」 を発表。概要は以下の通り。■「夏の節電対策ランキング」の概要『HOME'S』は、これから迎える夏本番を前に、この夏予定している節電対策や購入予定のグッズ等についてアンケートを行った。「夏に向けてしようと思っている節電対策ランキング」のほか、「購入予定の節電グッズトップ10」、「節電に協力できることトップ10」を「暮らしといっしょ」にて発表している。■ランキングの総括夏の節電対策の第1位は、「エアコンのフィルター掃除をする」。5割が既に実施、または予定していると回答し、2位以下に2倍の差をつける断トツトップとなった。掃除道具さえあればいつでもできる手軽さと、冷房効果が向上する即効性の高さから、まずはエアコンの掃除からはじめる方が多いようだ。第2位には、「グリーンカーテン」がランクイン。近年、テレビや雑誌でも目にすることが多くなったが、本ランキングでは回答者の4分の1が既に実施、または予定しているという結果となった。夏を涼しく過ごす方法の一つとして定番化しつつあることが伺える。■ランキング結果夏に向けてしようと思っている節電対策ランキング ※複数回答可第1位 エアコンのフィルターを掃除する(50%)第2位 ゴーヤやヘチマなど「グリーンカーテン」を育てる(25%)第3位 白熱電球から、LED電球等に変える(24%) 4位以下の結果はこちらLよりご覧ください>> ■調査概要調査期間:2013年5月29日~2013年6月6日調査対象:「暮らしといっしょ」Facebookファン1,492名集計方法:「暮らしといっしょ」Facebookファンページ内にてアンケートを実施実施機関:株式会社ネクスト 記事引用元:PRTIMES
2013年06月25日ファッショングッズのカタログ販売を行うセシールは、インナーカタログ「セシレーヌ2012冬号」および同社オンラインショップにて、節電の冬を乗り切る「あったか冬パジャマ」を10月1日に発売した。価格は2,490円から。同商品は、軽くて温かく、乾きが早いフリース素材を使った「水玉フリースパジャマ シリーズ」のスウェットタイプ。袖口・裾は風を通しにくいリブ仕様になっており、あたたかさをキープするという。また、首元まで隠れる衿(えり)付きタイプのパジャマには、チェリーピンクとオレンジの2色が新登場。価格はともにM、L、LLが2,490円、3L、5Lが2,990円となっている。なお、そのほかにも、上着の裾が二重になっており、パンツインして温かさをキープできる「ウォーマー付パジャマ」(M、L、LL/3,990円)や、腹巻きがパンツと一体になっている「ウォーマー付チュニック丈パジャマ」(M、L、LL/3,990円)など、さまざまなパジャマが発売されているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月03日まもなく夏も終わり。今年の夏は本当に暑かったが、それだけに『節電』という言葉が耳に痛かった。やっと涼しい秋の到来かと思えば、まもなく厳しい冬がやってくる。節電といえば暑い夏を連想しがちだが、暖房で電力を大量に消費する冬にもいっそうの節電が求められる。こうした状況はこの冬だけの問題ではなく、これからもずっと大きな課題として残っていくだろう。うまく節電して家計への負担を軽くし、エコにも貢献したい。しかし、不便や我慢を強いられるのは…。そんな中、家庭における省エネの切り札として登場したのが「スマートHEMS(ヘムズ)」。「HEMS」とは「ホームエネルギーマネージメントシステム」の略。わかりやすくいえば、家の中にある様々な機器をコントロールし、自動で賢く節電してくれる省エネシステムだ。快適さを保ちつつ、うまく電力をやりくりしてくれるアドバイザーのような存在だ。パナソニック独自のスマートHEMSの中核であり、司令塔となるのがAiSEG(アイセグ)だ。このAiSEGが担う役割は「エネルギーの見える化」、「快適さを損なわない省エネ」、「将来への備え」の3点だ。「エネルギーの見える化」では、太陽光、蓄電池、電気、ガス、水に関する情報を、専用モニター、テレビ、スマートフォン、パソコンで見ることができる。それは言い換えれば、家のどこにどれだけの無駄があるかが一目でわかるということ。どの無駄をなくせば節電に効果的なのか、そして自分の節電行動がどれだけ効果があったかが視覚的にわかるから「もっと頑張ろう」と、意識向上につながる。また、1回のシャワーに使用した湯量がわかったり、創エネルギー量で日本を横断するゲーム、省エネ達成状況をペンギンが教えてくれる画面といった「エコ育」コンテンツも、『楽しみながら節電』を後押ししてくれる。「快適さを損なわない省エネ」は、エネルギーを効率良く自動で調整してくれる機能。消費電力の大きいIHクッキングヒーターとエアコンを同時に稼働させると、これまでならブレーカーが落ちることもあった。しかし、AiSEGは必要に応じてIHクッキングヒーターの火力を下げたり、音声によるメッセージで知らせてくれる。うっかりしていたら突然電気が落ちて真っ暗、という事態は避けられる。また、エアコンの設定温度を長時間低いままにしておくと、部屋は必要以上に冷えてしまう上、ムダな電力を消費してしまう。AiSEGは、テレビに電気の無駄遣いを知らせるメッセージを表示したり、30分後に自動で省エネ温度である28℃に変更してくれる。省エネ、節電というと、我慢を強いられ、緊張感を持ってするものと考えがちだが、家にいる時ぐらいはリラックスしたいもの。AiSEGに任せておけば、快適に賢く節電をしてくれるというわけだ。「将来への備え」は、将来機器を買い増ししたり、新たな機能が追加となった際に対応できる柔軟性。10月21日から本格展開が始まるスマートHEMS、当初販売される対応機器はIHクッキングヒーター、エアコン、エコキュートに限られるが、将来的には電気自動車の充電設備、照明、セキュリティ機器、ヘルスケア家電など、つながる機器がどんどん増えていく。また、AiSEG本体もクラウド型サービスに対応し、ファームウェアのバージョンアップにより、機能が増えていく予定だ。社会環境・家庭環境の変化に柔軟に対応できるAiSEGは「将来への備え」としても安心というわけだ。スマートHEMSは、住宅設備に関わるものということもあって、女性の視点が大きな役割を果たしているという。AiSEGの開発に関わった岡村晶子さん(パナソニック エコソリューションズ社 まるごとソリューションズ本部 システム企画グループ 商品企画チーム)は、「働いている方、主婦の方に関わらず、女性は家でリラックスしたい。なのに節電節電と頑張りすぎて疲れてしまっては意味がないですよね。そういった頑張りを軽減できるのがスマートHEMSだと思っています」と、語る。また、AiSEGの大きな特長である、複数の機器を連携させる機能の実現にも苦労が絶えなかったという。岡村さんは「それぞれの機器は担当部門がまったく違っていて、私はIHクッキングヒーターの細かいことはわからないですし、エアコンの中身も知らないんですね。AiSEGで連携させるにあたって、それぞれの機器のどの辺が省エネにつながるのかをすり合わせなければならなかったんです。それを1から考えなければならなかったのが苦労であり、おもしろかったところでした」と、語る。ユーザーインターフェイスに関しても、女性目線というのは生かされている。使用電力を表示する画面はシンプル、バブル、ペンギンという3種類が用意されていて、女性には使用電力量が円の大きさで表示されるバブルが圧倒的に好評だったという。「男性には不評だったんですけど、女性からすれば『感覚的にひとめでザックリとわかればいいのよ』というのが本音なんですよね」と、岡村さんは分析する。たしかに便利なシステムだが、設置や工事は大変なのでは? 導入にはそれなりのコストがかかるのでは? その心配は無用だ。工事に関しては、エコキュート以外の機器は無線でつながるので、大規模な配線工事は不要。コストに関しては、現在HEMSは経済産業省より最大10万円の補助金交付が開始しているので心強い。対応機器を揃える必要があるが、将来の備えとして考えれば、決して無駄な出費にはならないだろう。今後各家庭に常備されるシステムとなっていくであろうスマートHEMSで、楽しくエコに貢献しながら、家計を守ることができる。デザインもスマートで、家庭の中に自然に溶け込みそうだ。お問い合わせ:パナソニック 公式サイト (金澤 隆志)
2012年09月21日大和ハウス工業は23日、メールマガジン会員に対して行った、節電に関する意識調査の結果を発表した。調査は7月12日~22日に行われ、節電への取り組み方法について計2,740件の意見を得た。「あなたの節電への取り組み状況は?」と聞いたところ、「積極的に節電している」が16.7%、「できる範囲で節電している」が73.6%となり、合わせて9割以上が節電を心掛けていた。しかし「節電についてストレスを感じていますか?」という質問に対しては、約33%の人が「とても感じている」「やや感じている」と答えた。「日常生活で使えなくなると困る電化製品をお選びください」という質問に対して、もっとも多い回答は「冷蔵庫」の約51%だった。次いで「パソコン」の約10%、「携帯電話・スマートフォン」の約9%、「テレビ」の約8%となった。冷蔵庫が回答の大半を占めた理由としては、乾電池でも動く携帯電話や照明、もともとは人力で行っていた掃除機&洗濯機とは異なり、家の中にある主な家電のなか24時間常に電源が入っており、「食料を保存する」という重要な機能があるためと考えられる。現代の生活で冷蔵庫の重要性が再認識されたのではないだろうか。また、節電に対するフリーアンサーでは、以下のような意見があがった。・過度のストレスにならないように努める。(20代女性) ・充電等は夜中の安い時間帯にする。(30代女性) ・照明を全部LEDに替えた。(30代女性) ・炊飯器の使用をやめてガスでごはんを炊くようにしたら、かなりの節電効果があった。(30代女性) ・契約しているアンペアを60Aから50Aに変更し、使い過ぎるとブレーカーが落ちるようにした。(40代女性) ・冷凍庫を1台休ませている。(50代女性) ・お金をかけずに節電したいので、新しい節電商品は購入しません。(50代男性) ・テレビは消して乾電池式のラジオを聞いています。(50代男性) ・とにかく家にいないこと公共施設で過ごす。(50代女性)アンケートでは、この他にも「昨年と比較して節電への取り組み意識は変わったか」「節電に関してどのようなことに取り組んでいるか」「今年に入ってひとつでも節電商品を購入したか」などの興味深いデータが発表されている。アンケートの詳細内容は、「大和ハウス工業のアンケートページ」で。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日ネオマーケティングは7日、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に住む20代~60代の主婦を対象に行った「節電意識調査」の結果を発表した。電力不足や電気料金の値上げ問題で話題になっている節電への意識を知るために実施されたもの。同調査は、7月23日~24日の2日間、20・30・40・50・60代の各100名、合計500名を対象に行われた。9月1日からの電気料金値上げ決定を受け、「今後も電気料金は値上げされると思うか」と尋ねたところ、「さらに値上げされると思う」が37.6%、「どちらといえば、さらに値上げされると思う」が52.2%で、合計で約9割が今後は電気料金は値上がりすると回答した。続いて「意識して節電しているもの」について聞いたところ、1位は「照明をこまめに消す(得票数465)」2位は「冷房の温度を上げる(同455)」。「パソコンの電源を落とす(同227)」「冷蔵庫の開閉を早くする(同292)」と回答した人も多かった。また、節電にはすぐには結びつかない「ウォシュレットを使わない(同130)」と回答した人が「テレビのコンセントを抜く(同104)」と回答した人よりも多いという興味深い結果も出た。また、「節電効果を把握するためにどのような行動をしていますか(単一回答)」と尋ねたところ、「感覚で節電している」という回答が86%。「機器・サービスなどを使って電気使用量を把握」「電気メーターをチェック」などして自分で電気使用量を把握している回答は14%だった。さらに「感覚で節電している」と回答した人に、「料金明細を見てそれほど節電ができていなかったと思ったことがあるか?(単一回答)」と尋ねたところ、66.7%が「はい」と回答。感覚に頼っても節電につながっていないと感じる主婦が多いという結果になった。一方、「業者の機器・サービスなどを使って電気使用量を把握している」と回答した人に、「使用する前とした後で、どのくらい節電に効果があったか」と尋ねたところ、機器やサービス導入前に比べて「5%節電できた」が57.7%、「10%節電できた」が23.1%と、合計で8割以上の主婦が節電効果を実感していることが明らかとなった。また、「節電できていると思うか」という設問で「はい(66.6%)」と回答した人に「節電できていると思う理由」を尋ねたところ、「昨年との電気料金の比較」、「電気料金の請求書をノートに貼って、前年の同じ月で使用量と電気料金を比較」など、「電力の見える化」を行っていることが明らかとなった。日々の利用している電力・電気料金を細かく記録、見える化する「レコード節電」は家庭で消費している電力・料金を自覚し、日常生活の電気の使い方を改善するのに役立つと考えられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日マーケティングリサーチを行うネオマーケティングは7月、さらなる節電意識の高まりを受け、全国の男女500名を対象に「節電に関する調査」をテーマにしたアンケートを実施。このほど、その結果を発表した。2011年3月11日の震災以来、家庭・企業・お店・ショッピングモール・デパートなど、様々な場所で節電に対する対策が行われているが、今年の夏は電気料金の値上げでさらに節電に対する意識が高まっている。そこで同社が運営しているアンケートサイト「アイリサーチ」を通じて、全国の有職者の男女20歳以上500名を対象に、「節電に関する調査」が7月17日~18日に行われた。まず、今年の夏は自宅で節電をするかを聞いたところ、「はい」と答えた人は83.6%で、「いいえ」は5.8%という結果になった。続いて実際に実践している節電方法を聞いたところ、「こまめに照明を消す」(89.2%)が断トツのトップ。次いで、2位「エアコンの設定温度を高めにする」(63.6%)、3位「コンセントを抜くなど待機電力を削減する」(58.1%)が続いた。一方、これから実践しようと思う節電方法については、1位「冷蔵庫の開閉を少なくする」(22.7%)、2位「夏用下着を着用するなどクールビズを意識する」(19.9%)、3位「冷却シート・冷却スプレー等を使用する」(17.5%)という結果が出ている。職場では節電を検討しているかの問いには、「現在、実施中」(59.4%)が一番多く、次いで2位「実施中、もしくは実施に向けて準備中」(11.2%)、3位「検討中」(7.4%)というランキングになった。続いて、実際に勤め先で実践している節電方法を聞いてみたところ、1位「空調温度の変更や温度設定を決める」(86.9%)、2位「使用していないエリアを消灯・空調停止する」(69.6%)、3位「クールビズの導入・拡大する」(48.9%)などが上位に挙がった。昨年の夏は自宅で節電を意識した行動は実践したかの問いに、「はい」(84.0%)、「いいえ」(16.0%)という回答。そこで、昨年の夏は自宅で節電を意識した行動を実践した人(84.0%)を対象に、昨年の夏の電気料金は例年に比べて安くなったかを聞いたところ、「はい」(53.1%)、「変化はなかった」(21.7%)、「いいえ」(4.5%)という結果が見られた。さらに電気料金が安くなった人に、最大いくら安くなったかを尋ねると、1位「\1,001~\3,000」(43.9%)、2位「\1,000未満」(35.9%)、3位「\3,001~\5,000」(9.4%)という結果になった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日空調総合メーカーであるダイキン工業は、小学生を対象にエアコンの節電方法を実践的に学んでもらうイベント「目指せ空気博士! 体験学習イベント」を7月21日(土)~9月2日(日)の土日に都内で開催している。イベントでは、小学生たちが本物のエアコンを分解したり、節電対策を実際に学び体感してもらうプログラムが用意された。イベントでは、小学生たちが白衣を着て「空気博士」になりきり、実際にエアコンを分解した。エアコンは、外枠のほか、空気中のほこりなどを除去するためのフィルター、エアコンを動かすための装置である電装品箱、空気を冷やしたり暖めたりする熱交換器、送風のためのファンの5つに分解することができる。ダイキン工業の社員たちのサポートのもと、子供たちが実際にエアコンのパーツを一つずつ外していった。およそ15分で分解が完了。会場では、「意外と簡単にできた!」や、「ネジを回すのが大変だった」といった子供たちの声が上がった。また、イベントでは節電の実践的な方法が子供たちにレクチャーされた。例えば、ホコリのないきれいなフィルターのエアコンと、ホコリがつまったフィルターのエアコンを同時に運転し、どちらのほうが冷たい風が出るかを比較した実験や、室外機の前に物を置き、熱が部屋の中に逆流してしまう現象を観察するなど、どうすればエアコンを効果的に使うことができるのかを、参加した子供たちは学んでいた。他にも、フィルターや室外機の回りの掃除法など、簡単にできる節電方法も同社社員によってレクチャーされた。この「目指せ空気博士! 体験学習イベント」の日時、場所などの詳細は下記の通り。■期間7月21日(土)~9月2日(日)までの土日■時間11時から/14時から(一時間程度)■場所ダイキンソリューションプラザ「フーハ東京」■費用無料■定員各回12名(お子さまの人数)(ただし、好評のためすでに全ての回で満席とのこと)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月30日ゲーム・CD・DVD・書籍のリサイクルショップ「エンターキング」を展開するサンセットコーポレーションは、自店のモバイル会員1,698名を対象に「夏の節電に関するアンケート調査」を実施。今年の節電意識は昨年よりも減少し、節電意識は震災後の電力危機意識から節約へと移行していることが判明した。昨年の節電意識をたずねたところ、73.7%が「やや高かった」「とても高かった」と回答。一方、今夏の節電意識で同様に高いと回答したのは56.0%にとどまり、昨年よりも人々の節電意識は減少していることが分かった。調査によると、特に女性の節約意識が高く、昨年に比べて18.1%から26.5%と大幅にアップした。脱原発や省資源志向も微増し、電気料金への値上げを背景に、電気料金の節約、または電気に頼らない生活の見直しへと人々の考えが変化していることがわかる。また、「気分的に涼しくなれるアイテムとして有効なもの」をたずねる質問では、「風鈴」が最も多く、次いで、流水、氷、霧吹きといった「水」に関するもの、第3位に「ホラー」作品があげられた。さらに、もっとも怖いと思うホラー作品をたずねると、映像作品では第1位に「リング」、2位が「呪怨」、3位は「SAW」、ゲーム作品の第1位は「バイオハザード」、2位が「SIREN」、3位は「零 シリーズ」となっている。これらは昨年実施した「ホラー作品と節電に関するアンケート」と同じ結果だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日バンダイはこのほど、「子どもが節電のために気をつけていることは?」をテーマとしたアンケート調査の結果を発表した。調査は4月27日~5月10日、3歳から12歳の子どもの保護者を対象に、雑誌、新聞及びインターネット上でのプレゼント企画の応募から1,500人をランダムに抽出した。「子どもが節電のために気をつけていることは?」とたずねたところ、男女総合第1位は「照明をこまめに消す」で、全体の66%(990人)を占めた。具体的な回答として、「照明のスイッチに手が届かないため、牛乳パックで作った踏み台を使って照明を消しています(5歳男児の母親)」、「最近では『使わない電気は消さないと電気がなくなっちゃうんだよね』と言うようになりました(3歳男児の母親)」、「私が電気を消すよう口ぐせのように言うためか、部屋を出るときに『消さなきゃダメだよー』と言ってくれます(3歳男児の母親)」、「電気を切るまでが片付けだと教えています。全部一人でできたら褒めてあげます(5歳女児の母親)」などのコメントが寄せられた。また、総合第2位は「テレビをこまめに消す」で21.1%(317人)、3位は「コンセントを抜く」8.8%(132人)、4位は「早寝早起き」8.0%(120人)、5位は「冷蔵庫の開け閉めに注意する」7.5%(113人)となっている。なお、「家族みんなで一つの部屋に集まれば、電気を使う部屋も一つで済むし、無駄な電気は消そうと話をしたら協力してくれています。一緒に触れ合う時間も増えてよかったなと思っています(5歳女児の母親)」などのコメントが寄せられており、節電を通して、一家団らんの時を過ごすことで絆が深まり、楽しく節電対策をしていると同社は分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日カーテン・じゅうたん王国は、天然素材の涼感節電ラグとして注目され、昨年、対前年売り上げ3.4倍を記録した「エジプト綿ウィルトン(織り)カーペット」のデザインやカラーバリエーションを充実させ、8種類を展開している。サイズは約3帖(じょう)、200×250cmで価格は19,800円。エジプト綿とは、ナイル川流域で採れる高級綿。通常の綿(20mm)に比べ、29mmから34mmと長く、一本一本が細い。エジプト綿を使うことによって、まるで絹のように「光沢があってしなやか」な生地に仕立てることができるため、「コットンの宝石」とも呼ばれているという。また、同製品はすべてウィルトン織りで製造するという。ウィルトン織りとは、ヨーロッパ伝統の機械で織るカーペットの手法で、何色もの糸を使用し自由なデザインでマットを作ることができる。「エジプト綿ウィルトン(織り)カーペット」は、2009年に販売が開始され、現在は中高年層やファミリー層、若年層にも支持されているとのこと。同製品は耐熱性に優れ、特に夏場はひんやりと涼しく感じられることで、室内の冷房効率がアップし、省エネ効果も見込めるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日NTTアドは6月8日から10日、夏の節電に関する取り組み状況を把握するため、首都圏在住の20から59歳の有職者男女400名を対象に、インターネット調査を行った。その結果、「不要な照明の減灯・消灯」、「エアコンの温度設定を高めにする」といった身近な節電対策が、職場や家庭においてかなり定着していることが分かった。また、「普段から節電を意識している」と回答した人も過半数を占めている。勤務先での節電に関する取り組みについて、2011年夏に実施したもの、2012年夏に実施予定のものをたずねたところ、「不要な照明の減灯・消灯(2011年実施67.3%、2012年予定58.3%)」、「エアコンの温度設定を高めにする(65.3%、57.0%)」、「クールビズの導入(54.8%、51.0%)」となった。節電のメリットとしては、「残業が減った(16.7%)」、「勤務時間が減った(16.4%)」、「仕事の生産性が上がった(15.5%)」が挙げられている。自宅での節電に関する取り組みについて同様にたずねたところ、「不要な照明の減灯・消灯(2011年実施65.3%、2012年予定60.3%)」、「エアコンの温度設定を高めにする(53.8%、49.8%)」、「電化製品のコンセントを抜く(47.8%、46.0%)」となった。節電のメリットとして、「生活時間が規則正しくなった(21.3%)」、「健康的になった(19.0%)」、「出費が減った(14.9%)」が挙げられている。また、節電型ライフスタイルに関する意識についてたずねたところ、「普段から節電を意識している(54.8%)」、「節電しても、不便はあまり感じない(44.5%)」が上位を占めた。女性40代は「普段から節電を意識している」が7割となるなど、節電意識がかなり定着していた。さらにイクメン世代の中核となりうる男性30代で、「ワーク・ライフ・バランスについて考えるようになった」が3割以上となり、全体よりも高くなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月14日マクロミルは6月28日~6月29日にかけて群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県に住む20歳以上の男女を対象に「節電に関する調査」を実施した。有効回答数は500。「節電を行っていますか?」という質問に対し、「している」と回答した人は82%。8割が節電を行っているという結果になった。どのような節電対策を行っているか尋ねたところ、「照明をこまめに消す」が1位(85%)。続いて「エアコンの設定温度を上げる・エアコンを使用しない」が79%、「扇風機を使用する」が72%だった。続いて、「家庭の照明をLED照明にどの程度切り替えているか?」と質問したところ、「可能な限りほぼ切り替えている」と回答した人は13%、「一部切り替えている」と回答した人は41%で、約半数がLED照明に(一部でも)切り替えていることが明らかとなった。LED照明に(一部しか)切り替えていない理由としては、「今使っている電球や蛍光灯などが切れたときに順々に換えようと思っているから」「LED照明は値段が高いから」と回答した人がそれぞれ約60%となっている。また、環境省は「個々人のエアコンの使用を控え、涼しい場所をみんなでシェアする新しい節電方法『クールシェア』」を提唱しているが、それについて見聞きしたことがあるか尋ねたところ、「知っているし、すでに行っている」と回答した人はわずか3%。「知っているが、まだ行っていない」と回答した人は14%とで、合わせた認知率は16%だった。節電対策としてこの夏「クールシェア」をしてみたいか尋ねたところ、「クールシェアをしたい」と回答した人は70%となり、関心の高さがうかがえる結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日埼玉りそな銀行は、2日より、昨年に引き続き県内事業者の節電への取組みをサポートすることを目的とした「埼玉りそな節電対策応援融資2012」の取扱いを開始すると発表した。取扱期間は10月31日まで。同商品は、今夏の節電対策として、地元企業が行う設備投資ならびに、節電のための企業努力に伴い発生する必要資金を調達する際に、適用金利(同行所定金利)を割引するというもの。申込みできるのは、節電に取り組む法人・個人事業主で、資金使途は、今夏の節電対策にかかる設備資金および運転資金。節電にかかる資材を取扱う販売・工事業者の仕入資金としても利用できる。同行は、「同商品を通じてエネルギー需給対策の一助となる節電への取組みを積極的にサポートするとともに、今後も地域金融機関として地元経済全体およびの安定および成長に貢献していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日前々回、前回の2回で、グリーンカーテン、日本古来の涼感アイテムを使った節電テクニックを紹介してきました。今回はハイテクグッズを活用した節電テクをご紹介します。きっとあなたの生活にマッチするものが見つかるはずです。グリーンカーテンやよしずが、陽を遮ることでエアコンの負荷を減らすなら、遮光カーテンでも効果があるのでは? と思った方もいらっしゃると思います。遮光カーテンは太陽の可視光線をさえぎるもので、赤外線もカットしてくれます。ならば、部屋に外の熱が入ってこないから、涼しいのでは? って、思いますよね。実は、窓から室内に入った太陽光エネルギー(可視光線+赤外線)は遮光カーテンで一部は反射し、窓の外に出ますが、その大半はカーテンの表面で熱に変換され、カーテンをどんどん暖めてしまいます。その熱は、窓とカーテンの隙間の煙突効果(上昇気流)でカーテンの上から天井に向かってふき出してしまいます。そう、遮光カーテンによる部屋の温度上昇防御効果は余りないというのが結論です。でも、どうしても窓の外側で太陽光をカットできない場合もありますよね。そういう時、「断熱ライナー」を使ってみてはどうでしょうか。この商品は、窓とカーテンの間に取り付けることによって、外の熱をライナーの素材が断熱し、部屋に取り入れないようになっています。また、裾を通常のカーテンよりも長く垂らすことで、下側から煙突効果で冷気が逃げるのも防ぎます。高層階なので、窓の外にすだれは無理、グリーンカーテンも面倒。カーテンでせっかくの眺望を壊したくない、でも窓ガラスから入る熱は減らしたい…。そんなあなたにおすすめするのは、窓ガラスにスプレーしてお手軽に断熱コーティングできる、液状の「シリコーンコーティング剤スプレー」。シリコンは、熱を加えても変化しにくく、熱を伝えにくいのが特徴です(シリコンスチーマーなどはその性質を使った商品)。窓ガラスにこのスプレーでコーティングをすることで、外の暑さから室内を守ります。1度のコーティングで効果は1カ月程度。効果が切れたと感じたら、再度スプレーして窓をコーティングしましょう。毎月スプレーするのは面倒だというあなたには、窓ガラスに貼るシートタイプの「断熱フィルム」がいいでしょう。各社からさまざまなタイプが販売されています。しかも、このタイプの嬉しいところは、UVカット機能付きなところ。窓際に置いた家具の塗装がボロボロに崩れてきた、敷物がいつの間にか色褪せしていた、床の色が窓際だけ違う…そんな経験はありませんか? 原因は窓から入る紫外線です。人が日焼けをするように、家具や敷物も紫外線で日焼けをします。透明な窓ガラスの場合、紫外線の9割が室内へ入り込むそうです。フィルムを窓ガラスに貼りつけることで、断熱のみならず紫外線もカットできれば、お気に入りのインテリアを日焼けからしっかりガードできます。さらに、万一ガラスが割れた際の飛散も防げ、一石二鳥ならぬ、三鳥です。家が快適空間になったとしても、外出時の暑さは変えられません。でも、使うことで、格段に涼しくなるアイテムがあります。それは完全遮光の「日傘」。紫外線、赤外線、可視光線が100%カットされており、かつ傘の裏側が黒のため、光の反射も防いでくれるため、眩しくありません。「日傘は面倒だから、帽子をかぶるわ」という方、帽子の場合、生地と頭との距離が近いですよね? ともすれば、頭に帽子が触れている状態ではないでしょうか。それでは紫外線は防げても、熱は防げません。よく晴れた日、日傘の表面温度は50℃近くまであがります。手で触れると熱っ! と思うくらい熱せられています。ところが傘の下の頭は自分の体温だけ。なぜでしょう。熱を身体に伝えないようにするには、身体との間の空気の層が大切。日傘の場合、頭と傘の間に空気の層ができます。そのため、熱を身体へ伝えないのです。その点で、真夏の外出には日傘の方が帽子より優れていると言えます。服装はどうでしょうか? なるべく明るい色(黒などは光を集めやすい)で、軽く、風通しが良い服がよいでしょう。今年も各社から涼感素材のアイテムが続々発売されています。それらを上手に使いましょう。インナーはもちろんですが、アウターもハイテク涼感素材ならより快適に過ごせます。例えば、西友の「エコサラアウターウエア」ではクールビズのオフィスシーンにぴったりな男性用ポロシャツや女性用シャツチュニックなどが発売されています。熱がこもらないようにサイズを選ぶことも大切です。身体にぴっちり貼りつく小さ目サイズより、すこし余裕のあるサイズの方が身体とシャツの間に風を通すため涼を感じますよ。今後も昨今の節電ムーブメントを受けて、ハイテク系アイテムが続々登場しそう。目が離せないですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、今夏の節電対策のトレンドとして朝行う家事の節電に着目し、意識調査と効率的な節電テクニックのリポートを発表した。調査は2012年5月28日~5月30日に、20~40代専業主婦500名を対象にインターネットで実施した。「今年の夏は節電の必要性を感じますか?」と聞いたところ、92%の人が「感じる」と答え、「今年の夏は去年の夏よりも節電の必要性を感じますか?」に対しても、69%の人が「感じる」と回答した。また、「家事を朝に行うことが多いですか?」と聞いたところ、79%の人が「多い」と答え、その内容は「朝食作り」と「洗濯」が共に85%で最も多く、続いて「部屋の掃除」と「食器洗い」が共に74%という結果になり、84%の人が朝の家事による電気代は無視できないと感じていることが分かった。そこで「朝食作り」「洗濯」「部屋の掃除」という朝の三大家事における節電テクニックを家事の専門家、和田由貴氏にうかがった。炊飯器を使用する場合は、朝ご飯が炊けるよう夜のうちにセットをすることに加え、炊飯器の中にお米と一緒に茶わんを入れ、茶わんの中におかずなどを入れて炊くと同時に調理ができる。また、パンを焼く場合は、トースターを使わずに魚焼きグリルを使う方法もある。火加減は中火よりも弱い火加減でOK。電気を使わないので節電になり、調理時間も短くて済む。日によって今日は色もののみ、今日は白もののみ、と交互に洗うなど、ある程度洗濯物の量をためて1日1回で済むようにする。洗濯は朝早い時間に行えるように、夜の間にタイマーを設定すれば、節電とともに時間も省ける。洗濯の節電で重視しなくてはいけないのは洗濯よりも乾燥。乾燥機は消費電力量が高いため、電気料金の安い夜中のうちに回した方が節約になる。自分で強弱を決める掃除機を使っている人の場合、フローリングだと強で吸っても弱で吸っても吸い取るゴミの量は実はほとんど変わらないため、強を使う必要はない。また、フローリングワイパーを使ってゴミを集めてから掃除機をかけるようにすると、掃除機の使用量が少なくて済む。カーペットでは細かいゴミや髪の毛がからみつき、なかなか掃除機だと取りづらいが、手にゴム手袋をつけてカーペットをなでると摩擦でゴミが集まって取れるため、掃除機をぎゅうぎゅうかけなくてもきれいになる。まとめられる家事はまとめて行う、電気を使う前に拾えるごみを拾うなど、ちょっとした工夫が節電につながりそうだ。
2012年06月28日アイロボット日本総代理店のセールス・オンデマンドは6月15日~7月29日、「ルンバ SUMMERキャンペーン~この夏、ルンバでかしこく節電、すずしくお掃除~」をルンバ公式直販サイト「アイロボットストア」および取り扱い販売店にて実施している。購入者全員に、もれなく総額5,250円相当の「ルンバ消耗品セット」をプレゼントするほか、抽選で合計1,030名に旅行券、家事グッズが当たる。同製品は電力消費を抑え、無駄な熱量も使わないという。同社では、暑くてつらい掃除機がけは同製品に任せて、すずしく、かしこく、カッコよく、新しい生活スタイル「クール家事」で快適な生活の提案を、キャンペーンを通じて行っている。キャンペーン実施期間中に同製品購入者全員に、交換用ブラシなど「消耗品セット(総額5,250円相当)」をプレゼント。また、Wチャンスとして、応募ハガキを送ると抽選で「JTB旅行券(10万円分)」を10名、「T-fal インジニオ バンブーグリーンセット5」を20名、「Frosch 食器用洗剤セット(4本)」、「THE CONRAN SHOP エプロン」を各500名にプレゼントする。キャンペーン対象製品は、 ルンバ780・770・760・537J・527J・ピンクリボンモデル・ハローキティモデル・ネット通販モデル。キャンペーンの詳細は特設サイトで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日特定規模電気事業者(PPS)のエネットは6日、関東・関西エリアにて、企業の節電を促して電力消費の抑制を目指す法人向けデマンドレスポンスサービス「EnneSmart(エネスマート)」の提供を、7月1日より開始すると発表した。同サービスは、電力の需給逼迫時に顧客に対して一時的な節電を要請し、これを受けた顧客が電力の消費を抑制することで、ネガワット(節電電力)を生み出し、需給逼迫の緩和に取り組むというもの。主なサービス内容として、新たな季節別時間帯別の料金プランや、「緊急ピーク時課金(CPP:Critical Peak Pricing)」、「緊急ピーク時リベート(PTR:Peak Time Rebate)」など多様な料金メニューを提供。これにより、顧客の「賢い節電」を支援するという。新時間帯別料金サービスでは、10:00~18:00をオンピーク、22:00~翌7:00をオフピーク、それ以外の時間帯をミドルピークの3つの時間帯(季節により変動あり)に分け、それぞれ異なる電力料金単価を適用する。需給逼迫時には、需要抑制を促す2種類の仕組み「緊急ピーク時課金」と「緊急ピーク時リベート」を設定。これらを実行する場合は、事前に顧客に通告し、2種類のうちどちらかを選択できるようにする。「緊急ピーク時課金」では、需給逼迫が予想される時間帯、例えば13:00~16:00頃を目安に、通常のピーク料金と比べて約3倍となる1キロワット時あたり50円程度の料金を適用。一方、それ以外の時間帯では時間あたり料金を10銭程度安くするという。「緊急ピーク時リベート」では、需給逼迫時に、時間別料金体系のもとでピーク時の電気使用量を削減した顧客に対し、1キロワット時あたり10円程度のリベート(報酬)を支払う。また、顧客がリアルタイムで電力消費状況を確認できるインターネットサービス「いんふぉエネット」を新たに開始。同サービスでは、電力使用量や30分後の電力消費予測など、さまざまな情報を提供することにより、顧客の効率的な節電行動を支援するとのこと。なお、「EnneSmart」の利用予定企業は、AOKIや王子製紙、東京ガス、フェリス女学院、西日本電信電話など、20社~30社(6月7日現在)となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日3.11以降、原発問題で電力が足りないと大騒ぎになっています。今年も夏に向かって「節電」が叫ばれることでしょう。来る暑い夏を快適に乗りきるためのお薦めのクールグッズを紹介します!東急ハンズ池袋店・3F売り場、クールグッズ担当の笠松菜穂子さんにお話を伺いました。――今年もまた「節電の夏」がやってきますが、今年のクールグッズの動きはどうでしょうか?笠松さん昨年よりはゆっくりの立ち上がりです。――昨年は動きが急だったんですか?笠松さん昨年は早い時期から「電気が止まってエアコンが使えなくなる」という話が流れていましたんので、商品が動き出すのも早かったんですね。――なるほど。今年は今ごろやっと「電気は大丈夫か」と言ってますね。笠松さん今年は昨年と比べると立ち上がりはゆっくりしています。当店では5月の中旬以降から大きく展開します。――クールグッズを購入される方ですが、男性と女性はどちらが多いですか?笠松さんそうですね、スプレーなどのタイプだと男性が多いです。やはり背広を着て外回りに行かないといけないとか、そういうご苦労をされますので。――外回りのかわいそうな男性陣にお薦めの商品があったら教えてください。笠松さん『ひんやりシャツシャワー』(1,260円/ときわ商会)はお薦めです。シャツの上からスプレーするだけでひんやりと熱い体をさましてくれます。消臭成分も入っていますし、内容量が500mlと多いので、ほかの小型の製品みたいにすぐになくなるといったこともありませんよ。――なるほど。これは営業マンなんかにはいいかもしれませんね。笠松さん会社に置いておくといいかもしれませんね(笑)。――今年は昨年と比べてクールグッズは増えているのでしょうか?笠松さん昨年の3倍くらいでしょうか。参入するメーカーさんも増えましたし。従来製品でも、機能は同じですがデザインのバリエーションを増やす、あるいは詰め替え用の製品を出すといった例もありますので。ひんやりシャツシャワーにも詰め替え用の製品が出ています。――ほかにお薦めの製品があったら教えてください。笠松さん『マジックソープ』(3,990円/アメリカ産)はどうでしょうか。ボディーソープなんですが、ミントが入っているので体を洗うだけでその後すごくひんやりするという商品です。――効果はどんなものでしょうか?笠松さん寒くなるぐらいですよ(笑)。――そんなに利くんですか!笠松さん同じような製品になりますが『かき氷ひんやりローション』(892円)もいいですね。塗って洗い流すととひんやりしていい気持ちになりますよ(笑)。寝苦しい時とかにお薦めです。――売れていますか?笠松さん去年は品薄になった人気商品ですよ。最盛期には品切れでなかったりして。ほかには……これもいいですよ。今年の冬に人気のあった『やわらか湯たんぽ』。あれの水まくら版がありまして。――湯たんぽが昨冬売れたのは知ってましたが。笠松さん今まで水まくらっていうと、病気に時などにしか使わなかったんですが、昨年から暑い時に使われる方が増えてきていますね。この『ひんやり枕』(5,900円/ヘルメット潜水)は本当にいいですよ。冷蔵庫で冷やしておいて使います。素材はウエットスーツで使われているもので、手触りがとてもいいんです。中に入っている保冷材のおかげでひんやりが10時間以上続きます。今年もまた節電の夏が来ます。みなさんもこういった最新クールグッズでより涼しい夏を過ごしてください!(谷門太@dcp)東急ハンズ池袋店
2012年06月02日昨年に続き、今年も節電の夏がやってきます。特に関西圏では15%以上の節電要請がされています。東京圏では、家庭向けの電気料金の値上げが申請されました。申請が通れば、現在kWhあたり23.34円から25.74円となり、平均値上げ率は10.28%となります。これはもう、節電しまくるしかない状況だと思いませんか?夏の節電といえば、やはりエアコン。設定温度をあげる、使用時間を短くする、いっそのこと使わないなどが考えられますが、昨年並みの猛暑に襲われた場合、エアコンなしで乗り切るのは至難の業。特に日差しが照りつける部屋で、エアコンなしでは室内の温度はあっという間に40度を超える暑さに。お年寄りや子どもには生命の危険も考えられます。少しでもエアコンの効率を上げ、電力使用量を抑えるにはどうすればいいのでしょうか? エアコン効率をあげるテクをご紹介します。グリーンカーテン、緑のカーテンともいいますが、この単語はご存知の方も多いことでしょう。でも、実際に導入するのは、ハードルが高そうな感じがして尻込みをしている、またどのくらい効果があるのかがわからないので、手を出せずにいるという方も多いはず。まずはグリーンカーテンがなぜエアコン効率をあげるのに役立つかをご説明します。窓から差し込む日光は室内の空気を温めます。もちろん家の外壁も温め、温まった壁から熱が室内へ伝わります。そうすると、エアコンは室内の空気を冷やそうとフル回転。当然、使用電気量も増えます。グリーンカーテンは、この日光の光を窓の外でさえぎる外断熱なのです。また植物の性質として、吸収した水分を葉の気孔から蒸発させます。この蒸散作用で葉の周囲の気温は下げられます。つまり、単純に日をさえぎったよりも、グリーンカーテンで作られた日影は涼しくなるわけ。日当たりのいい壁面とその横に設置したグリーンカーテンの温度差を計測したところ、最大で21℃も差があったという報告が(横浜市環境科学研究所報第32 号2008)。それだけの熱量が室内にダイレクトに飛び込んできて、それを室内のエアコンで冷やしていると考えたら、今すぐグリーンカーテンを作りたくなりませんか? さて、その効果がわかったところで、グリーンカーテンの作り方です。簡単に説明すると、園芸用のネットを、日差しをさえぎりたい窓の外側に張り、そこにつる性の植物を茂らせてカーテンのようにするだけ。園芸用のネットと聞くとハードルが高そうですが、実は100円均一でも売っているくらいお手軽な商品。ネットの下側は園芸用の支柱(これも100円均一で入手できます)に結びます。ネットの長ささえあれば、1階の庭から2階の物干し台までカバーする事も可能です。短いネットしかない場合、接結バンドやビニールひもなどで連結すれば大丈夫です。こちらの画像ではネットの上部を棒に通して、物干し台に置くことで、2Fベランダ物干しから1Fまでネットを吊るしています。もちろんマンションのベランダプランターでも作成可能です。プランターの場合、いくつか方法はありますが、突っ張り棒を2本用意して、ネットの両端に通し、それを天井と床で突っ張らせ、そこへつるをはわせ、カーテンを作らせます。こうしておくと、強風や荒天の時には、突っ張り棒をゆるめて、カーテンを下へ降ろしておくことが可能になります。また、上の方になった実の収穫も楽にできます。グリーンカーテンに使用する植物はつる性で弾力性があるため、多少折り曲げておいても、大丈夫です。ネットの準備ができたら次は何を植えるか、です。つる性の植物ならなんでもよいのですが、おすすめは食べられる実のなるゴーヤ、ヘチマ、キュウリなど。特にヘチマは葉も大きく、遮光効果も大。しかも初心者でも失敗なく元気に育ちます。また、ヘチマの実は収穫して食べることができます。沖縄料理のナーベラーというのはヘチマの若い実です。直径5~7cmくらいの、中の繊維がまだやわらかいうちに、収穫して調理します。表の皮をむき、食べやすい大きさにカットして加熱すると、とろっとやわらかになり、ほのかな甘みがあります。冬瓜をもっとやわらかくした感じでしょうか。クセがないので、なにとでもあわせやすく、スープや炒め物、天ぷらなどで美味しくいただけます。大きくなったヘチマは、来年用に種をとり、ヘチマたわしにしましょう。ゴーヤもおすすめです。ヘチマと比べると葉が小さく、ギザギザで、色も薄いためやわらかに日差しをさえぎってくれます。あまり室内を暗くしたくないリビングの表とかにいいでしょう。ヘチマとゴーヤの間くらいの遮光効果があるのがキュウリです。ヘチマに負けない大きな厚い葉ですが、葉と茎をつないでいる葉柄がヘチマに比べると長いため、間から光が入ります。夕涼みしながら自分で育てたキュウリをつまみに一杯は格別です。もちろん夕顔やアサガオ、フウセンカズラといった花を楽しむつる性植物も、情緒があって素敵。今から植えればまだ間に合います。是非今年はグリーンカーテンで自宅を緑化して、暑さ対策を!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日主婦を対象にした携帯電話・スマートフォン向け無料サービス「シュフモ」は、2008年11月27日に開始した同サービスの登録会員数が150万人を突破したと発表した。今回の発表にあわせ、主婦の冬季の節電意識や実態を調べた「2012年 主婦の全国節電調査(冬季)」の結果も公開した。同調査は、2011年10月20日公開の「2011年 主婦の全国節電調査」の続編となる。有効回答数は6,543人。この冬、節電をした主婦は87.4%となり、昨夏と比べると4.6ポイント低くなったものの、継続的に節電に取り組んでいることがわかった。節電を意識した家事は「洗濯」が28.9%となり、昨年最も多かった「料理」を上回った。また年代が上がるほど「洗濯」で節電に貢献し、年代が下がるほど「料理」で節電に貢献していることも判明。この夏、節電に取り組もうと考えている主婦は96.6%となり、節電への意欲的な姿勢は今後も期待できるという結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日11月に入り、日中は薄着で過ごせる日が続いているものの、朝晩の気温低下で、いよいよ冬の到来が感じられる季節となってきた。今年の夏に続き、電力不足の可能性も踏まえ、今冬も節電対策への取り組みが必要となることが予想される。 コカ・コーラシステムでは、来月12月中旬から2012年3月末をめどに、コカ・コーラシステムの飲料自動販売機を対象として、冬季の電力需要の高まる時間帯において、冷却運転を行っているコンプレッサー機能を停止することで、最大で24%程度の節電効果を計画している(東北電力、東京電力、関西電力および九州電力エリアを予定)。 蛍光灯を使用している自販機では本数を減らして点灯するこのほか、夏季に引き続いて屋内自販機の24時間消灯を継続実施するほか、屋外にある自販機のうちLED照明搭載以外のものについて、照明に使う蛍光灯の数を減らして点灯するなどの対策も検討中だ。 コカ・コーラシステムでは、これまでも冷却時の排熱を利用して加温販売製品を過熱する「ヒートポンプ」を約15万台の自販機で導入してきたほか、「ecoる/ソーラー」自販機や「ルーフ緑化」自販機などで省エネを推進してきた。コンプレッサー機能を止めるタイマー設定の様子これまでもヒートポンプ(*)を約15万台導入し、自販機の省エネを強く推進してきたコカ・コーラシステムだが、東日本大震災発生以降、その取り組みを加速してきている。2012年度から新規購入の缶PET自販機について、製品ディスプレイ部の照明にLEDを採用することを決めたのもその一例である。 我々個人が気付かないところで、各企業様々な節電対策を講じている。もはや日本全国の課題として挙げられる電力不足問題。今後の企業の対策に注目していきたい。 (*)ヒートポンプ技術は、エアコンや給湯器で利用されている、大気熱を吸収し圧縮機によって電気エネルギーに変え、その電気エネルギーを暖かい熱エネル ギーに変える技術です。ヒートポンプ式自動販売機では、冷却時に発生する排熱を有効利用し、効率的に自動販売機内の加温販売製品を加熱しています。
2011年11月10日