週刊ヤングジャンプにて連載中の『東京喰種 トーキョーグール』が実写映画化。2017年7月29日(土)に全国公開される。原作はヤングジャンプの人気コミック『東京喰種 トーキョーグール』原作の『東京喰種 トーキョーグール』は、2011年のコミック連載開始から10代、20代の男女を中心にファンがつき、2014年にアニメ化、そして2015年からは舞台化、ゲーム化など様々なメディアで人気を博す大ヒット作となった。物語の舞台は、人を喰らう怪人“喰種(グール)”がのさばる東京。日常に隠れて生きる、正体が謎に包まれた“喰種”の脅威に、人々は恐れを感じ始めていた。読書好きの平凡な大学生・カネキは、通い詰める喫茶店「あんていく」で、自分と同じく高槻泉という作家を愛読する少女・リゼと出会う。その出会いから、この物語は動き出す……。映画館に行く前に、喰種(グール)を知る人の姿をしながらもヒトを喰らう喰種たちが口にできるものは、植物連鎖の頂点とされるヒト。彼らは、人間の食べ物はひどく不味く感じてしまい、口にできない。しかし、水とコーヒーだけは人間と同様に摂取することができる。戦闘時に発動する赫眼(カクガン)喰種と人間との違いを見分けるのが、目が赤く変化する状態”赫眼(カクガン)”。目が赤くなるのは、人間を捕食したり、喰種捜査官と戦う時のみ。普段は赫眼を発動しないため、人間との区別がつかない。捕食器官である赫子(カグネ)赫子(カグネ)は、喰種の捕食器官。体内から放出される「Rc細胞」を自由に動かすことで、捕食だけでなく、攻撃にも使用する。彼らの治癒力は驚異的であり、ダメージを受けたとしても骨折などは短時間で治るが、赫子または赫子を材料にした武器「クインケ」からは大きなダメージを追う。また、赫子は喰種ひとりひとりが異なるものを持っている。自らを守るマスクは必須アイテム喰種たちは、それぞれに個別のマスクを持っている。それは、喰種対策局・CCGの捜査官と闘う際に素顔を隠すのが目的。彼らにとって、人間の世界で生きるには必要不可欠なものである。登場人物半喰種の主人公・カネキ(金木研)は窪田正孝主人公であるカネキは、読書が趣味のごくさえない普通の大学生。しかし、リゼに襲われたことで半喰種となってしまい、行きつけの喫茶店「あんていく」に助けを求めることとなる。半喰種のため、片目のみ赫眼。また、そのコントロールができないため普段は眼帯を着用している。演じるのは、現在(2017年7月)関西テレビ・フジテレビ系のTVドラマ『僕たちがやりました』に出演中、今や日本映画界の若手俳優を代表する存在となった窪田正孝だ。人間と喰種の狭間で苦悩するカネキを熱演する。喰種の女子高生トーカ(霧島董香)に清水富美香ヒロインのトーカ役は、普段はドライな性格だが、仲間思いで優しい一面もある女子高生。この役を清水富美加が演じる。清水はこの映画のために、トレードマークだったロングヘアを30cmもカットし、漫画やアニメで見たトーカのイメージを忠実に再現している。カネキの憧れ、リゼ(神代利世)に蒼井優蒼井優演じるリゼ(神代利世)は、喫茶店に通っているカネキが憧れる女性。表向きは理知的で清楚な女性だが、実は喰種の世界でも恐れられるほどの大喰い喰種。カネキとは「あんていく」で出会い、読書好きという共通点から意気投合するが、その後、彼を襲う。本作では、これまでの蒼井優とはまた違う、狂気じみた一面を垣間見ることとなる。喫茶店「あんていく」の人々カネキが行きつけの喫茶店「あんていく」に集うメンバーにも豪華メンバーが集結。カネキを助ける店長役である村井國夫をはじめ、浜野謙太、佐々木希、柳俊太郎らが名を連ねる。一見、どこにでもある普通の喫茶店であるが、ここは喰種が集う店。一見穏やかそうな店員たちも、実はみな喰種である。マスク屋を営む喰種ウタは坂東巳之助マスク屋を営む喰種は、坂東巳之助演じるウタ。多くの喰種のマスクを制作しており、カネキのためにもマスクを用意する。他の喰種とは違い常に赫眼状態。性格は穏やかでマイペースだがファッションはパンク。左半分を大胆に刈り上げたワンサイドのツーブロックの髪型に、ピアス、全身タトゥーという個性派だ。喰種と対抗するCCG本局の捜査官を演じる大泉洋喰種に対抗するCCG本局所属の上等捜査官・真戸呉緒を演じる大泉洋。鋭い勘と冷酷な姿勢で様々な喰種を仕留めてきた、ベテラン喰種捜査官という役どころだ。白く縮れたヘアスタイルと、喰種と闘うための武器「クインケ」を装着した姿は、原作から飛び出してきたようなクオリティに仕上がっている。CCGの捜査官・亜門鋼太朗に鈴木伸之鈴木伸之が演じるのは、CCGの捜査官・亜門鋼太朗。秀才でありながら高い格闘能力も持ち合わせる。「世界を歪めているのは喰種」という思想から喰種を徐々に追い詰める。喰種被害者やその遺族を思う正義感の強い男。クリスチャンダダ・デザイナー森川マサノリが衣装担当劇中衣装を担当するのはクリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)のデザイナー森川マサノリ。かねてから本作のファンだったこともあり、製作サイドのラブコールに応え、監督とともに原作のイメージを膨らませて映画オリジナルの衣装を担当した。カネキとトーカの戦闘服、真戸と亜門のスーツ、そして「あんていく」の制服など、物語のなかでも印象的である衣装を手掛けた森川に、製作の裏話を聞いた。原作ファンだったとのことで、衣装のイメージはしやすかったのではないですか。漫画は、連載スタート時からずっと読んでいて、大体のイメージはありました。でも、映画の衣装製作は初めてで、どう立ち回ればいいのか分からないというのが正直な思いでしたね。CGシーンも多かったですし、完成形が見えているわけではなくて。監督の意見を基本に、最後の決定権は監督に委ねるかたちでアイディアを出していきました。製作する中で、大切にしていたことはありますか。映画は漫画と違い、紙ではなくて映像。やりすぎるとコスプレっぽくなるだろうし、それだけは避けたかった。コスプレ感を出さないためにも、監督からは「これは世界に発信する作品だから、映画としてのオリジナリティーを持たせてほしい」とお願いされていました。だから、ファンタジーを求める場所とリアリティを求める場所のバランス、原作に寄り添う部分と切り離す部分のバランスは大事にしていました。その両立というのは、例えばどのような表現ですか。原作に近づけた部分でいうと「あんていく」の制服。シーン自体も映画の中で占める時間が長いですし、漫画やアニメにかなり近づけて再現しました。少しアレンジを加えた部分でいうと、赫子を使うシーン。赫子って、戦闘時のみ体内から出てくるわけで、その出てくる場所が服にもないと変じゃないですか。映像として見るのだから、そこは汚れや破れでリアリティをもたせました。それから、トーカの戦闘衣装も。原作だとマントみたいなものを着ているのですが「現実的に考えて、マントを付けていると、あんな俊敏な動きはできないですよね。」ということを監督と話して、マント付きの戦闘服ではなくミリタリーベースのオリジナルデザインに変えてみました。それぞれの衣装のデザインは、何を軸に決められたのでしょうか。軸にしたのは、登場人物それぞれのキャラクターイメージです。カネキは、普通の大学生という設定ですし、あんまりかっこ良すぎない感じ。100点ではなく60点ぐらいのデザインを目指したかったので、原作もパーカーでしたしそのまま戦闘服に選びました。スタイリングもよりカネキっぽくするために、インナーにはシャツをあわせて、裾からは切り替えてネルシャツを出した大学生っぽいスタイルにしています。でも、パーカーといっても戦うための服だから、素材にはコーティングをかけてしっかり強いイメージを出しました。喰種に対抗するCCGの2人の衣装もキャラクターイメージからインスピレーションを得ていて、真戸さんはくたっとしたようなスーツ、亜門君はリアリティな部分を軽減してファンタジーな部分を誇張し、彼の正義感を表す戦闘服のようなコートにしました。このように初めて映画の衣装を手掛けてみて、森川はこれまでのクリエーションとは何か違うものを感じたという。映画衣装には、コレクション製作時とは異なる面があったようだ。クリスチャンダダらしさは表現されなかったのでしょうか。そうですね、今回はあまり出していません。というのも、映画での衣装製作は、コレクションのようにブランドの個性を出すものではないのかなと。監督からお願いされていたのも、あくまで“映画としてのオリジナリティ”。レザーの使い方などに、クリスチャンダダっぽさを少しだけ感じられるかもしれませんが、素材の提案も含め、基本的に第一に考えたのはスクリーンで見る絵としてのかっこよさです。これまでツアー衣装なども手掛けられていると思いますが、それともまた違ったのでしょうか。全く別物でした。衣装とひと口に言っても目的が異なっていて、ライブの場合は、“どのようにしたらアーティストさんがその瞬間をかっこよく見せれるか”を考えますけど、映画の場合は“絵としていかに映像をかっこよく見せられるか”ということに拘りながら取り組みます。それに、若手のアーティストさんだと、僕から「こういうのは?」と提案するとそのまま引き受けて下さることも多くて。どちらかというとツアー衣装はデザインの中にエゴも入れられるのです。今回の映画は森川さんにとって新たな新境地だったんですね。はい、僕にとってはかなり挑戦でした。ライブ衣装は、レディー・ガガさんの衣装を務めて以来、ゆずさんやその他アーティストの方々からもたくさんお話をいただくようになっていたのですが、映画は初めて。『東京喰種 トーキョーグール』は特殊な経験でした。でも、こうして新しいクリエーションが出来たことは、クリスチャンダダにとっても新しいアプローチになったと感じています。主題歌はRADWIMPS野田洋次郎のソロプロジェクト「illion」主題歌は、野田洋次郎(RADWIMPS)のソロプロジェクト、illionによる「BANKA」。illionによる映画主題歌は本作が初となる。その楽曲にのせた特別映像では、今までベールに包まれていた“喰種”と、それに対抗する“人間”の姿が。また、「人間と喰種、2つの世界に居場所を持てるただ一人の存在」であるカネキの葛藤も描かれている。本作にインスパイアされ、書き下ろされた楽曲では、主人公の心情に寄り添う歌詞世界を、はかなくも美しい旋律にのせて奏でている。ストーリー人の姿をしながらも人を喰らう怪人“喰種”。東京では彼らが人間と同じように暮らしている。ごく普通のさえない大学生・カネキは、ある日、事故に遭い重傷を負う。病院に運び込まれたカネキは、知人のリゼという少女の臓器を移植されたことで、半喰種となる。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・トーカと出会う。ぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていくトーカ。彼女もまた喰種。カネキは愛する人や友人とどう向き合うか葛藤する中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いが始まる…。作品情報『東京喰種』公開日:2017年7月29日(土)全国公開原作:石田スイ「東京喰種トーキョーグール」 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載出演:窪田正孝、清水富美加、鈴木伸之、蒼井優、大泉洋、村井國夫、桜田ひより、相田翔子、浜野謙太、佐々木希、栁俊太郎、白石隼也、古畑星夏、前野朋哉、ダンカン、岩松了ほか監督:萩原健太郎配給:松竹©石田スイ/集英社 ©「東京喰種」製作委員会
2016年07月03日新キャラクター“一寸”こと一寸法師役の前野朋哉の登場で新たな話題を呼ぶauの「三太郎」CMシリーズに、またまた新たなキャラクターが登場!6月24日(金)より、森で倒れていた海外の美女に、松田翔太演じる“インターナショナル”な桃ちゃんが流暢な英語を披露する新CM「海外の人」篇のオンエアがスタートする。森の中、夏フェスへ向かう桃太郎と浦島太郎、金太郎、一寸法師たち。するとそこに倒れている女性を発見。慌てて駆け寄り、抱き起こした桃太郎は「大丈夫かな?」と心配そう。金太郎が彼女のあまりにも美しい顔立ちに「キレイな人だな!」と驚きの声を上げると「あ、これ海外の人だ!」と指摘する一寸法師。「海外!?」と問いかける浦島太郎に、一寸法師が物知り顔で「実は、海の向こうには国があって…」と説明し出した瞬間、女性が目を覚ます。「目覚めてもキレイだなぁ!」と盛り上がる金太郎の前で、「Where am I?(ここはどこ?)」と目を開けた彼女に、「Don’t worry.What happened though?(心配ないよ。でも何があったの?)」と流暢な英語で訊ねる桃太郎。「I don’t know.(良く覚えてないけど)」と会話を続ける2人を見て、一寸法師たちは「通じてる…」とビックリ。「Hey Wanna bite?(一口食べる?)」と梨を差し出した女性に、桃太郎が笑いながら「No.I don’t wanna pass out.(気を失いたくないからいいよ)」と応じるなど、いままで聞いたことのない海外の言葉で盛り上がる姿に、「桃ちゃんて…」、「海外の方?」と不思議で仕方ない様子の金太郎と浦島太郎。すっかり元気を取り戻した彼女に、安心した桃太郎は、3人に「大丈夫っぽい」と報告すると、急に「あ、はーん、母ちゃんのチャーハン?」と意味不明な言葉を並べて、女性に話しかけた浦島太郎。「浦ちゃんもしゃべれんの?」とビックリしている金太郎に、桃太郎が困ったような表情で「いや、日本語、日本語」と冷静に指摘するのだった。撮影は、梅雨が嘘のような快晴の中で敢行。今回は、シリーズ初の外国人キャストのアリーシャ・コリンズが出演し、三太郎と外国人の“初”掛け合いに期待が持たれていた。いざ演技が始まると、松田さん演じる桃太郎の流暢な英語に現場は釘付け!それに負けじと対抗心むき出しの桐谷健太扮する浦島太郎のアドリブにスタッフ一同は大爆笑。自身のことを「ハイテンションフィッシャーマン」、桃太郎を「ピーチマン」と表現したり、「母さんのチャーハン今度食べに来てください。すごくおいしいんで」と、ただチャーハンを普通に勧めているだけになるパターンもあったという。また、濱田さんの演技もテイク重ねるごとに変わったそうで、「キレイな人だな!」という台詞は撮れば撮るほど、本編のように激しい言い方に。さらに、スタッフ男性陣はアリーシャさんのインターナショナルな魅力にメロメロだったようで、いつもと少し違う環境の中、不思議なテンションで挑んだ彼らの演技は必見だ。au「世界データ定額」の新CM「海外の人」篇は6月24日(金)よりオンエア開始。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日佐々木蔵之介と北村有起哉が、ナチスの強制収容所という極限状態で貫いた愛を描く舞台『BENT』。7月の上演に先がけ稽古場でトークセッションが行われ、ミッツ・マングローブの進行のもと、主演の佐々木、北村、演出の森新太郎が本作について語り合った。舞台『BENT ベント』チケット情報本作は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、セクシャルマイノリティの人々が受けた弾圧と、その中で育まれる究極の愛を描いた物語。ゲイをストレートに表現した世界で初めての演劇作品と言われており、佐々木演じる主人公・マックスを、海外ではリチャード・ギア、日本では役所広司や椎名桔平といった名だたる名優たちが演じてきた。演出の森は「戯曲を読んだのは10年位前になると思うのですが、そのときとにかく泣けちゃったんですね。涙腺が崩壊して、こんな泣けてしまったものは自分で演出できないんじゃないかと思うような作品でした。今回、パルコに提案する前にもう一回読んだらやっぱり泣けてしまって。演出プランを作るときに読んだらまた泣けてしまって。こんなに泣ける戯曲は僕の演劇人生ではない」。佐々木は「戯曲を読んでいくと、僕と北村さんの間で互いの顔を見合わせることもなく、触れることもなく、ふたりで愛を確かめ合うシーンがあって。これはまさに演劇の醍醐味だなと。できるかどうかわからんけど、森さんとやってみようと決めました」北村は「僕もほんとに読む度に泣いちゃって。演じてるときも本当にクッとこらえてがんばんないとってくらい、作品としてすごく力がある。ちょっとでも客観的になると泣きそうになるので、しっかり手綱を握っとかないと」と、それぞれ本作について熱く語る。ミッツからの「同性愛者を演じるというのはいかがですか?」という質問には、佐々木が「北村さんが稽古場で、裸足に雪駄をはいて、足を触りながら本を読んでるんですけど、それすら愛おしく見えてきた」と告白。北村は「エアセックスのシーンがあるんですけど、お客さんもドキドキすると思います」と見どころを紹介した。森は「ナチスの抑圧というのが前面に出ていますが、差別や偏見の壁というのはいつの時代、どの社会でもなくなったことはない。数日前には銃乱射事件も起きて。日本ではあそこまでのことはないですけれども、ああいう社会の不寛容さがある以上、この作品はやられ続ける価値があるんじゃないかと思います」と語った。「国境も人種も性別も超えたストレートな愛の話です。ぜひ劇場で観て頂ければ」(佐々木)PARCO Produce『BENT』は、7月9日(土)から24日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。撮影・取材・文:中川實穗
2016年06月15日「三太郎」CMシリーズで、これまでずっと一緒にいたことが分かった“一寸”こと一寸法師役の前野朋哉。このほど、三太郎とともに“鬼チャン”菅田将暉も交えた「キーマン」篇と、夏の雰囲気たっぷり(?)の「フェス」篇という新CMが2本、同時オンエアされる。新CM「キーマン」篇では、桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)、鬼(菅田さん)というおなじみのメンバーに加え、シリーズの新顔として人気上昇中の一寸法師(前野さん)が、実はそれぞれの物語の鍵を握る“キーマン”だったとして登場。また、「フェス」篇では、一寸法師が三太郎に夏フェスに行こうとグイグイ推していく様子が描かれていく。まず、「キーマン」篇では、囲炉裏を囲んで三太郎と鬼、一寸法師の男5人で談笑中、「で、誰っすか?」と鬼が初対面の一寸法師を指さすと、聞かれた桃太郎も「誰だっけ?」と問いかける。耐えかねた本人が「だから、一寸だよ!」と叫ぶと、浦島太郎が「まだ帰んないの?」と迷惑そうな表情。すると、「帰っちゃっていいのかな~?」と急に思わせぶりな態度を取り始める一寸法師。「どういうこと?」という金太郎を横目に、「桃ちゃん、なんでばあちゃん、桃に気づいた?」と、まずは桃太郎に話を振る。「さぁ…」と首を傾げる桃太郎に、すかさず一寸法師は「オレが叫んだのよ!」とアピール。なんと、川を流れる桃のすぐ近くで、お椀に乗った一寸法師が「どんぶらこ~!どんぶらこ~!」と叫んでいたというのだ。その話に、「え、マジっすか!?」と目を丸くする鬼。続いて、一寸法師は「浦ちゃん! 竜宮城行けたっしょ?」と浦島太郎に話を振る。「うん、亀のおかげで」と答える浦島太郎に、「あれ、オレの亀!」。「ね、オレといるとイイコトあるっしょ!」と得意気の一寸法師。興奮した鬼は「マジすげーっす!!」と一寸法師に抱きつくが、三太郎はあ然。しかし、鬼が「金ちゃんは?」と訊ねると、「特にないね」とバッサリ切り捨てる一寸法師。怒った金太郎は「やっぱ帰ってもらおう!」と一寸法師を抱え上げると、ほかの3人も加わり、「ちょちょっ…待って!!」という一寸法師の声を無視して「どんぶらこ~どんぶらこ~」と桃が川を流れるように追い出すのだった。昔からずっと一緒にいた一寸法師が、ある意味、三太郎の人生を後押しした“キーマン”であることが分かる(?)このCM。今回、鬼役の菅田さんと一寸法師役の前野さんは初共演となったが、そうとは思えない2人の見事な掛け合いを中心に、現場はいつものアドリブ合戦へと発展。表情豊かな前野さんの演技に、ほかの出演者が思わず吹き出すこともしばしば。また、常に全力投球な前野さんは、夏のライティングということもあって汗だくに。 それをネタにまたいじられている姿が微笑ましく、前田さんにつられてオーバーリアクションになっていく菅田さんにも要注目だ。さらに「フェス」篇では、桃太郎「夏が来るね~」、浦島太郎「なんかイイコトないかな」、金太郎「恋とかしたいなー」と、来たる夏の季節に思いを馳せる三太郎に、「どっかいこうよ!どっかいこうよ!」とひとりハイテンションで一寸法師が割り込んでくる。「てか、なんでまだいんの?」という桃太郎の問いかけを、もう慣れたものでさらりと聞き流し、「いいじゃん!一緒にどっかいこう!」と、三太郎とどこかへ行きたい様子の一寸法師は「フェスとか?」と提案する。「フェス?」と何のことだかよく分かっていない三太郎に、「夏フェス、それはパラダイス!」と説明するものの、あまりにも抽象的すぎて、「全然分かんない」。それでも「行けば分かるって!」と、とにかくフェスの魅力をアピールし、縁側にいた三太郎を軽々と飛び越えて、庭へ大きくジャンプ!?ところが、着地に失敗して、思いっきり転倒。「あ、いってー」と絶叫する一寸法師と、それを見て爆笑する桃太郎と金太郎。その中で浦島太郎だけが、終始冷静に「フェスって何?」と訊ねながらも、外に繰り出すことに。歩きながら、「で、どこよ?」と訊ねる金太郎に、一寸法師は「山の方!」と、やっぱり適当に応えるのだった。「ずっと一緒にいたじゃん !」と言わんばかりに、もうすっかり三太郎と意気投合した前野さんの一寸法師。みんなで、どうやってジャンプするのが一番おもしろいのかを相談し合ったようで、監督からの「陸上選手みたいにジャンプできる?」という無茶なオーダーにも、前野さんよりも先に、松田さんら三太郎たちが「できます!」と即答。実際、前野さんは汗だくになりながらも、100回以上もジャンプしては転倒。濱田さんの金太郎の「もう1回やって!」というアドリブにより、1本の中で2回飛ばなければならないということもあり、まさにCMさながら、「頑張る一寸」と「盛り上げ、見守る三太郎」という構図が展開されていたという。au「三太郎シリーズ」新CM「キーマン」篇、「フェス」篇はオンエア中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月10日昔話の主人公たちが共演するauのCM"三太郎"シリーズで、話題のキャラクター・一寸法師が出演する新CM2本が、10日から全国で放送される。今回の新CM「キーマン」編では、桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)、鬼(菅田将暉)に加え、一寸法師(前野朋哉)がキーマンとして登場。男5人で談笑しているが、一寸は他のメンバーから「誰だっけ?」「まだ帰んないの?」といじられまくる。そこで一寸は名誉挽回すべく、三太郎にまつわるエピソードに、自身が関わっていたことをアピール。川上から流れてきた大きな桃に、桃太郎のおばあさんが気付いた理由や、浦島太郎を竜宮城へ導いたカメの飼い主など、意外な秘密を次々に明らかにし、自身が三太郎の人生を後押ししてきた"キーマン"であることを主張する。この撮影で、鬼と一寸との共演は初めてだったが、すぐにいつものアドリブ合戦に発展。前野は常に全力で演技し、夏のライティングということもあって汗だくだった。もう1本は「フェス」編。夏を前に思いを馳せる三太郎たちに、一寸はみんなで音楽フェスに行こうと提案。フェスを知らない三太郎に対し、お調子者の一寸は「それはパラダイス」「行けばわかる」とグイグイ押していく。撮影ではジャンプするシーンがあり、どうやってジャンプするのが一番面白いかをみんなで相談。監督から「陸上選手みたいにジャンプできる?」とむちゃぶりされても、三太郎たちは、一寸法師よりも先に「できます!」と応えていた。
2016年06月10日『舟を編む』で「第37回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作の、『フレフレ少女』以来8年振りとなる、自身のオリジナル脚本による監督作『エミアビのはじまりとはじまり』。この度、9月の公開に先駆け、ポスタービジュアルが到着した。人気上昇中の漫才コンビ“エミアビ”の片割れ・海野(前野朋哉)が、ある日突然自動車事故で死んだ。遺された相方の実道(森岡龍)はマネージャーの夏海(黒木華)を連れ、海野の車に同乗していた雛子の遺兄・黒沢(新井浩文)に会いに行く。黒沢も数年前までお笑いの世界にいた、エミアビの先輩であり恩人だった…遺された者たちが繰り広げる、“笑い”がつなぐ希望と再生のファンタジック・ヒューマン・ストーリー。連続テレビ小説「あまちゃん」やドラマ「64(ロクヨン)」にも出演し、演技で注目を集める森岡龍と、『桐島、部活やめるってよ』や、現在放送中のauのCMにて一寸法師役に大抜擢され注目度急上昇中の前野朋哉が主演に抜擢。そのほか、エミアビのマネージャー夏海役に黒木華、エミアビの先輩・黒沢役に新井浩文らが出演している。このほど初公開されたポスタービジュアルは、主演の若手漫才コンビ“エミアビ”の金髪でイケメン風な出で立ちの実道と、頭に死装束の三角巾を付けた海野の2人がマイクを挟み、その横で2人の先輩である黒沢がひとり佇み、その間に「笑えない日々を、笑え。」というコピーが添えられた1枚。そして注目すべきはポスター左下。ドッキリプレートをかかげ、パンダメイクを施したマネージャーの夏海を演じる黒木さんも写し出されているのだ。インパクトのある姿で本作の役どころをイメージさせるショットになっている。『エミアビのはじまりとはじまり』は9月3日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年06月02日『桐島、部活やめるってよ』や放送中のドラマ「重版出来!」(TBS)にも出演している個性派俳優の前野朋哉が、「au」のCMにて新キャラの一寸法師を演じることが5月31日(火)の「au発表会 2016 Summer」にて発表された。発表会には桃ちゃん(桃太郎)こと松田翔太、金ちゃん(金太郎)役の濱田岳、乙ちゃん(乙姫)の菜々緒も出席した。一寸法師の存在に関しては、これ以前のCMの中にも小さな人間の影が所々で映りこんでおり、ネットなどを中心に「一寸法師がいる!」「誰だ?」と話題を呼んできたが、ついにその正体が判明した。前野さんが登場する新CMは、庭先で桃ちゃんらが“大きくなる灰”で遊んでいたところ、一寸法師がその灰をかぶって大きくなる。当惑する桃ちゃんらをよそに「ずっとそばにいたよ」と親しげに話しかける一寸法師だが、みんなから「誰?」と返される。この日の発表会でも、前野さんはノリノリで刀を抜いたり、クールにポーズを決めて登場するも、松田さん、濱田さん、菜々緒さんは微妙な反応。CMと同じように「誰?」とすげないリアクションで、菜々緒さんに至っては親しげに話しかけられるも「知らないっつってんだろうがっ!」となぜかブチ切れる。そんな反応にも負けず、前野さんは「(CM撮影を)すごく楽しみにしてました!探りながら一寸を演じることができました」と充実感いっぱい。濱田さんは「勝手ながら、一寸法師は美男子だと思ってて、ジャスティン・ビーバーあたりが来るかと」と失望感をあらわにする。それでも、前野さんが俳優としての活躍に加え、監督としても活動していることが紹介されると、菜々緒さんはこれまでの態度から一転「監督もされるんですか?ぜひご贔屓に!竜宮城にも遊びに来てください」と売り込み、前野さんはデレデレ。2人は今回の新CMでは共演してないが、菜々緒さんが「次が楽しみです。どれだけドSでいくか期待してください!」と語ると、前野さんも「怒られるのが楽しみです」と笑っていた。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日女優の黒木華が主演を務めるTBS系ドラマ『重版出来!』(毎週火曜22:00~22:54)の舞台となっているコミック雑誌『週刊バイブス』編集部潜入レポート第2弾。今回は、徹底的に作り込まれた『週刊バイブス』の表紙をくまなくチェックしてみた。本作は、『週刊バイブス』の新人編集者・黒沢心(黒木華)が、個性的な編集部員や漫画家たちを巻き込み、奮闘する姿を描く物語。編集部には黒沢のほか、編集長の和田靖樹(松重豊)、副編集長の五百旗頭敬(いおきべけい/オダギリジョー)、安井昇(安田顕)、壬生平太(荒川良々)、菊地文則(永岡佑)らが所属し、一癖も二癖もあるキャラクターたちが笑いあり感動ありのかけ合いを繰り広げている。『週刊バイブス』に連載されているのは、高畑一寸(滝藤賢一)の『ツノひめさま』をはじめ、三蔵山龍(小日向文世)の『ドラゴン急流』、八丹カズオ(前野朋哉)の『タンポポ鉄道』など。そんな劇中漫画の制作に、藤子不二雄A氏をはじめとする本物の人気漫画家たちが関わっている。クオリティの高い劇中漫画もドラマの魅力の一つだ。今回の編集部潜入で、劇中漫画のコミック版を実際に見ることができた。1冊まるごと制作しているのではなく、表紙だけがドラマ仕様になっているわけだが、それでもこのクオリティの高さは感動もの。第2話でストーリーの中心となった『タンポポ鉄道』や、心が初めて担当することになった『ツノひめさま』も、デスクの上や書棚に並んでいた。また、『週刊バイブス』も細かくチェック! こちらも表紙だけの加工だが、そのクオリティは高く、コンビニに並んでいてもまったく違和感ない。しかも表紙は何パターンもあり、バックナンバーとして何冊も並んでいる。そんな表紙を毎号飾っているのが、"バイブスガール"7代目という設定の鈴木望。実際のモデルを起用し、『週刊バイブス』のために撮影が行われたようで、さまざまな水着ショットを披露している。表紙の文言を見るのもおもしろい。「キミは僕らのヒロイン!」「『アイドル戦隊ウタウンジャー』のラブリンジャーのまぶしくてキュートな初水着!」「朝ドラ出演も決まって快進撃の望ちゃんを巻頭グラビアでお届け!!!」などと遊び心あふれるキャッチが付けられている。細部までこだわったクオリティの高い美術品にも注目だ。
2016年05月24日「岡山美少女・美人コンテスト」でグランプリに輝き、“岡山の奇跡”と注目を浴びる18歳、桜井日奈子が岡山県をPRする動画「岡山三部作」に主演することになり、3月22日(火)に都内で行われた発表会に、同じく同県出身の前野朋哉と共に出席した。桜井さんは、この春に高校を卒業し、大学進学のために上京。並行して芸能活動も行っていく。PR動画ではまさに、桜井さんの卒業、新たな旅立ち、久々の帰郷などを描いており、ご当地の超有名人“桃太郎”役で前野さんが、桜井さんを熱烈に応援する。この日は、伊原木隆太知事も出席しての動画発表会だったが、機器に挿入するDVDを誤ったとのことで、予定通りに動画が上映されず、そのままイベントが進行するというトラブルも…。桜井さんは、動画の中で実際に小1から高校まで12年にわたって打ち込んできたバスケットボールをプレイし、3ポイントシュートを見事に決めているが、撮影では1発でシュートを決めたそう!前野さんは「素晴らしい!勝負強い!」と称賛。前野さん演じる桃太郎は、実は誰よりも桜井さんを応援するお兄ちゃんだったという設定だが、桜井さんは「こんなに楽しいお兄ちゃんがいたらいいなと思います」とニッコリ。これには前野さんはメロメロで「ホントですか!(劇中で)『お兄ちゃん』と言ってもらったところは、生涯、ここ(=心)に秘めておきます!」と嬉しそうに語っていた。桜井さんは、上京したばかりで、まだまだ東京に慣れていないようで「いまだに道に迷います(苦笑)。電車の乗り換えがたくさんで…。岡山の人は遅れそうになったら慌てて乗るけど、東京の人は1本待つ落ち着きがありますね」と笑う。「渋谷とかに一人で行ったことがないので、お洋服やかわいいものを見にひとりで行きたい」と初々しい口調で語っていた。報道陣の取材を受けるのも初めての経験で、カメラに囲まれ「どこ見ていいのか…すごく汗かいてます!」と苦笑。5月には舞台での女優デビューも決定しているが「どんな感じになるか想像もつきませんが、周りの方にたくさん教えてもらい、どんどん吸収していきたい」と語る。「せわしない東京についていけるか?勉強と仕事の両立ができるか?不安ですが、前向きに精一杯頑張ろうと思います!」と新生活に向けて意気込みを口にしていた。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日マット・デイモン主演映画『オデッセイ』(2016年2月5日公開)と人気コミック『宇宙兄弟』のコラボレーションがこのたび実現し、『宇宙兄弟』の作者・小山宙哉氏が描き下ろしたコラボポスターが21日、公開された。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。このたび公開された小山氏描き下ろしによる『宇宙兄弟』とのコラボポスターは、『オデッセイ』のポスターをベースに宇宙服に身を包んだ『宇宙兄弟』のムッタの姿と、"ムッタも彼の還りを待っている"という応援メッセージが描かれている。今回のコラボレーションは、本作を鑑賞した小山氏が「最高に面白かったです。これは本当の事だから遠慮なくそう言えるのがうれしい」と絶賛したことで実現。小山氏は「宇宙機器の見た目の作り込み、過酷な火星の描写とそこでの生活感、説得力ある科学考証など、とにかくディティールがきっちり全体まで行き届いていて、リアリティがあり自分ももうそこにいるような体験ができました。ストーリー展開も役者さんの演技も皆素晴らしく、価値と意味のあるシーンの連続でドキドキとワクワクが最後まで続きます。感動しました」と語っていた。また、小山氏は「『オデッセイ』とのコラボイラスト、楽しく描かせていただきました。ポスターのマット・デイモン氏の顔を見ながら描いたので、今までで一番男前な六太になりました(笑)。マット・デイモンさんありがとう。劇場でこの絵が並べて展示されるのが楽しみです」とコメント。さらに「まだ観てない人にはもったいないので具体的なことは何も語りたくない映画ですね。観終わった人とあれこれ語りたくなる映画です。今度『好きな映画は?』って聞かれたら『オデッセイ』と答えますね、これは」と太鼓判を押している。全米チャート2週連続1位の好スタートを切り、公開4、5週目にも1位に返り咲いた本作は、火星に取り残された宇宙飛行士の不屈の挑戦がたぐり寄せる奇跡を描いた物語。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では、監督賞、主演男優賞、脚色賞を獲得、ゴールデングローブ賞には、作品賞、主演男優賞、監督賞と主要3部門にノミネートされ、オスカー・レースの有力作との呼び声も高い。なお、11月16日には、『オデッセイ』とテレビアニメ『宇宙兄弟』がコラボレーションした予告も公開されていた。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2015年12月21日『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が監督・脚本を務める『エミアビのはじまりとはじまり』の製作・公開がこのほど決定。森岡龍、前野朋哉、黒木華、新井浩文らが出演することが明らかとなった。人気上昇中の若手漫才コンビ「エミアビ」の片割れ海野が自動車事故で死んだ。遺された相方の実道はマネージャーの夏海を連れ、同乗していてやはり死亡した雛子の遺兄である黒沢に会いに行く。黒沢も数年前までお笑いの世界にいた、「エミアビ」の先輩であり恩人だった。十年来のパートナーを失った現実が感じられず、未だ泣けていなかった実道に、黒沢は「雛子のためにネタを見せてくれ」と要望する。「『エミアビ』の大ファンだった雛子を最期にもう一度笑わせてくれ」。引き受けた実道はピンネタを披露するが、思いもよらず黒沢のダメ出しが連発される…。『フレフレ少女』以来8年振りの渡辺謙作が監督を務める本作。ドラマ「天皇の料理番」「64」で注目を集め、『モーターズ』が公開中の森岡龍が主演を務め、遺された相方・実道を演じる。共演に、『イニシエーション・ラブ』や「おかしの家」に出演中の前野朋哉、『母と暮せば』や『リップヴァンウィンクルの花嫁』と話題作への出演が相次ぐ黒木華、『百円の恋』『バクマン。』などあらゆる作品で独特の存在感を放つ新井浩文、「週刊プレイボーイ」のグラビアでデビューし、「サンデージャポン」などのバラエティ番組にも出演し注目を集める山地まりらが配役されている。人気上昇中の漫才コンビという設定だけに森岡さんと前野さんは、クランクイン前から漫才の練習を積んだそう。2人の息のあったコンビ演技に注目したい。<以下、コメント>■森岡龍(実道役)この映画が描いているのは「芸」にまつわるあらゆる感情、そして「芸」そのものだ。果たして「芸」は身を救うだろうか。少なくとも僕はこの映画を通して救われた思いがした。ちょっと凄い映画になったと思う。是非、観て下さい。■前野朋哉(海野役)「お笑い」の映画ですがとても哀しい映画です。「人が死ぬ」映画ですが、とても楽しく希望溢れた映画です。「おふざけ」満載の映画ですが、本気です。是非ご覧いただけると嬉しいです。■黒木華(夏海役)「舟を編む」に続いて渡辺謙作さんの書かれる脚本は、今回で2度目ですが、登場人物が魅力的で、いつも惹かれてしまいます。今まであまりやったことのない役をやらせて頂き、とても楽しかったですし、完成が待ち遠しい作品になりました。■新井浩文(黒沢役)こんな情けない主演と映画を創ったのは初めてです(笑)。■渡辺謙作監督数年前、まわりでバタバタ人が死んでいった頃、物語の骨子を思いついたーーなんて書き出しだと辛気臭いけど、主役は漫才師でして、劇中ではガチで漫才やってます。 笑ってもらえりゃ嬉しいですが、やっぱ「笑い」は難しい!再認識しました。 身近な死を乗り越えるには、「涙+笑い」っていう青くさいテーマを敷衍していったら、ロマンチックな青春映画になりました。 出てくるのはオッサンですけど。死ぬまで青春。死ぬまで跳びます。『エミアビのはじまりとはじまり』は2016年、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月24日伊坂幸太郎の原作を主演・岡田将生で映画化した『オー! ファーザー』で商業映画監督デビューを果たした藤井道人の最新作『7s/セブンス』。このほど、斎藤工も友情出演を果たしている本作の予告編が解禁、公式ホームページには俳優の染谷将太や青木崇高、武田梨奈ほか、新進気鋭の映画監督などからも多くのコメントが寄せられていることが分かった。売れない映画監督のサワダは、大学の同級生と一緒に作った自主映画でインディーズ映画祭のグランプリを獲得し、さらに大きな映画を作ろうと意気込む。ある日、アルバイト先で出会った小劇団のメンバーたちと意気投合し、サワダの作品に出演してもらうことに。彼が書き上げた脚本は『7s』というタイトルで、7人の天才詐欺集団が世のため、人のために詐欺を行うという映画だった。映画『7s』はクランクインし、序盤の撮影は順調そのもの。しかし、徐々にその空気に暗雲が立ち込める。俳優の遅刻、スタッフ内の喧嘩、制作部の失踪、キャストの突然の降板…。ついには、これまで撮影したデータが丸々消えてしまうという事件が勃発。資金も底をつき、映画『7s』は未完のまま撮影がストップしてしまう。それから3年、スタッフ、キャストはバラバラになり、『7s』の話をする者は誰もいなくなっていたのだが…。『オー! ファーザー』の藤井監督が、自身の映画制作の経験に基づき、夢を追う若者たちの苦悩、葛藤、友情、裏切り、挫折を通して描いた、等身大の“大人の青春映画”となる本作。解禁された予告編では、完成しなかった1本の映画が結ぶ若者たちの等身大の姿が描かれていく。また、友情出演として、斎藤さんやヒップホップユニット「餓鬼レンジャー」、シンガーソングライターのHeartbeat(ハービー)が登場していることにも注目。映像の最後には、「『7s』は不安定な積み木達を美しくきりとっている。1つ1つのピースに素敵な魅力がつまっている。その1つ1つがみる側に触れてくる。ヒリヒリさせられザワザワさせられた」という染谷さんのコメントが目を引く。公式サイトには、『百瀬、こっちを向いて。』の耶雲哉治監督や「SLUM-POLIS(スラムポリス)」の二宮健監督、俳優・監督の前野朋哉、歌手の新山詩織などからも称賛のコメントが寄せられているのでチェックしてみて。『7s/セブンス』は11月7日(土)より新宿武蔵野館にてレイトショー、大阪第七藝術劇場ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月15日現在公開中の『S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』では非情なテロリストを怪演するオダギリジョーが、10月期から新設されるTBSの深夜ドラマ枠「水ドラ!!」で主演を務めることが決定。『舟を編む』の石井裕也監督のもと、尾野真千子や勝地涼、八千草薫と下町の駄菓子を舞台にした「おかしの家」に出演することが分かった。東京・下町の片隅に、ひっそりとたたずむ昔ながらの小さな駄菓子屋「さくらや」。太郎(オダギリさん)は、両親を早くに亡くし、祖母・明子(八千草さん)が営む経営状態の苦しい「さくらや」を守ろうと奮闘しているが、なかなか上手くいかない。さくらやの裏口には、太郎の幼馴染で脚本家志望の三枝(勝地さん)や、近所で銭湯を経営する島崎(嶋田久作)たち常連客が入り浸っており、太郎も一緒に駄菓子を食べては、たわいもないお喋りをするという、まるで少年時代のような“グズグズ”な時間を過ごしていた。そんな中、離婚を機に、息子を連れて地元に帰ってきた幼馴染でシングルマザーの礼子(尾野さん)と再会。それを機に、太郎や仲間たちは「さくらや」を訪れる人々と共に、自身の過去や夢、痛みに向き合い、日常の中に埋もれていた“本当に大切なもの”に気づいていく…。この新たな深夜ドラマ「水ドラ!」枠は、深夜帯ならではのエッジの効いた企画への挑戦や、TBSの次世代クリエイターの発掘と育成を目的に創設。その第1弾として白羽の矢を立てられたのが、『川の底からこんにちは』で史上最年少のブルーリボン賞「監督賞」、『舟を編む』で日本アカデミー賞「最優秀作品賞」を受賞し、いま最も注目されている若手、石井裕也監督だ。少年の心を持ち続ける33歳、一本気でおばあちゃん子の主人公・桜井太郎を演じるのは、TBS連続ドラマは「ぼくの妹」(’09)以来6年ぶりとなるオダギリさん。三流大学中退、月の利益が3万円しかない「さくらや」を守るため、深夜のアルバイトをしており、何事にも不器用、たまに煩悩に負けて風俗に行ってしまうものの、根は優しく、基本的には心優しい“いい奴”を演じる。数々の個性的な役柄をこなしてきたオダギリさんが、これまでにない一風変わった33歳の男に扮する。オダギリさんは今回の出演について「人間はバカな生き物です。本質を見失い、何度でも同じ過ちを犯す。本当に大切なものも、すぐに見失ってしまう…が、同時に人間は愛おしい生き物です。今回集まるスタッフ・キャストなら、そんな人間の両面を、最高の形で真空パック出来ると思います。そしてこの作品は、“深夜ドラマ”の可能性を広げることになるでしょう」。また、離婚後に地元に戻ってきた太郎の同級生で、物語のヒロインとなる木村礼子役を演じるのは、尾野さん。太郎と一緒につるむ三人衆の1人で、脚本家志望の三枝弘樹役には、NHK朝ドラ「あまちゃん」で“前髪クネ男”を演じ、話題を呼んだ勝地さん。さらに近所の銭湯・亀の湯の経営者、島崎には嶋田久作、太郎と三枝の後輩・金田には前野朋哉。そして、猫を愛し、店の客のことはほぼ全て記憶、おばあちゃん子の太郎と一緒に「さくらや」を経営する祖母・明子役を八千草さんが演じる。このキャスティングについて石井監督は「歳を重ねるごとに忘れていく『本当に大切なもの』をテーマに、楽しくて豊かなドラマ にしようと思っています。本当に幸運なことに、最高のキャスト・スタッフの方々が揃い ました。ドキドキしていますし、きっといい作品になると確信しています」とコメント。下町の小さな駄菓子屋で繰り広げられる、笑いと涙と人間味の溢れた心温まる物語。この秋、注目ドラマの1つとなりそうだ。水ドラ!!「おかしの家」は10月期、23:53よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月31日西炯子による大ヒットコミックを、榮倉奈々と豊川悦司のダブル主演で映画化したラブ・ストーリー『娚の一生』のブルーレイ&DVDが本日発売となった。これを記念して、劇場公開前から話題となっていた“足キス”シーンが収録された予告映像が公開された。予告映像本作は、辛い恋愛の経験からもう恋はしないと決めた女性・つぐみ(榮倉)と、落ち着く家庭を得ることはないと信じ込んでいた52歳独身の大学教授・海江田(豊川)が、“人を愛する”ということにゆっくりと向き合っていく様を描いた大人の恋愛ドラマ。歳の離れた男性からの求愛に戸惑いながらも、次第に海江田に心を開いていくつぐみの心情を丁寧に綴る。つぐみの心を揺さぶる元カレ・中川役に向井理、つぐみの親友・岬役に安藤サクラが出演するほか、前野朋哉、落合モトキ、濱田マリなど個性豊かな俳優陣が脇を固めている。“特別編集版”として公開された本映像は、映画本編を特別編集し、“足キス”に至るまでの過程をじっくりと収めたロングバージョンだ。つぐみが海江田のノートを盗み見る場面から始まり、ノートを取り合いながら少しずつ距離を縮めていくふたり。さらに近づき見つめ合い、海江田がつぐみの足にキスをしようとするシーンへと展開していく。どこか惹かれ合いながらも、なかなか素直に近付くことのできないふたりが急接近するドキドキの場面だ。本作の監督は『余命1ヶ月の花嫁』『きいろいゾウ』など様々な愛の形を描いてきた廣木隆一。主題歌は、女性から圧倒的な支持を得る歌手のJUJUが歌っている。ブルーレイ&DVD豪華版には、ナビゲーション番組「監督・キャストが語る撮影秘話」や、メイキング、イベント集など特典映像が多数収録されており、映画の世界をすみずみまで味わうことができる。『娚の一生』ブルーレイ&DVD発売中ブルーレイスペシャル・エディション5700円+税DVDスペシャル・エディション4700円+税DVDスタンダード・エディション3500円+税発売元:ポニーキャニオン/小学館
2015年07月15日歳の離れた二人が惹かれあう様を描く、西炯子による大ヒットコミックを映画化した『娚の一生』。今年既に『さよなら歌舞伎町』『ストロボ・エッジ』と公開作が相次ぐ廣木隆一が監督を務めた本作は、“枯れ専”や“足キス”など、刺激的なキーワードと共に話題となったが、本編に漂うのは三重県伊賀市の美しい景観に包まれたおだやかな空気感だ。これまでの可愛らしいイメージから一転、影のある落ち着いた女性を演じた榮倉奈々と、ロマンスグレーに関西弁の大学教授という個性的なキャラクターを演じた豊川悦司、どちらも過去に廣木作品に出演し、今回の参加を待望していたという。“枯れ専”“足キス”に加え、“田舎暮らし”や“スローライフ”などといった言葉も飛び出す中、不思議なバランスで成立する『娚の一生』の物語をどのように演出していったのか、廣木隆一監督に話を聞いた。“大人の女性のバイブル”と称される原作の同名漫画。寺島しのぶの体当たりの演技が話題を呼び各賞を受賞した『ヴァイブレータ』をはじめ、近作ではラブホテルを舞台にした『さよなら歌舞伎町』など、多くの作品の中で“性”を扱ってきた廣木監督は、原作の中でエロティックな部分に惹かれたと語る。「西さんのマンガはもともと『娚の一生』以外も読んでいたんです。西さんの漫画は男と女の関係の中で、きちんと“性”というか、エロティックな部分もちゃんとあって、それに惹かれる部分がありました。『娚の一生』の場合は、主人公二人の関係性が、彼がおばあちゃんの元カレっていうのを、リアルなものとして映画にしたら面白いなというのはありましたね。」主演を務めた榮倉さんは、本作では肌を大胆に露出するシーンがあるなど、これまでの可愛らしい清純派のイメージから、大人の女性としての魅力を切り取るシーンが数多く映し出されている。榮倉さんが主人公を演じるにあたってどのような経緯があったのだろうか。「等身大の榮倉で何かやれる企画がないかというのは前からあって、榮倉が主演で何かやりたいっていうのを最初からプロデューサーと話していたんです。榮倉とは普段から会っていたりもあるんですけど、『余命一ヶ月の花嫁』のときは19、20歳くらいだったので、そこからどんどん大人の顔になってきたんで、そういう部分が見える映画になればいいなと」と語る廣木監督。さらに、女優・榮倉奈々の魅力についても「榮倉ってすごく面白くて、最初はすごく不安そうにしてるんですけど、やっていくうちにどんどんつぐみになっていってくれちゃうんですよね。最初は、海江田っていうちゃんと濃いキャラクターに対してのお芝居のリアクションとかを、合わした方がいいのかとかは悩んでたと思うんですけど、つぐみはつぐみでいて欲しいなと思ったんで、それに合わせる必要はないと言ったりはしましたけれど、後半は全然何も言わなくてもつぐみになりきってくれてました。すごく不思議な女優さんですね」と言及する。一方、強烈なキャラクターに、ダンディでセクシーな海江田醇を魅力たっぷりに演じた豊川悦司。『やわらかい生活』以来8年ぶりの廣木作品への出演だが、監督は“大人の男”豊川さんへに賛辞を送る。「豊川さんと久々にやりたいなあというのもあったんですけど。二人がいたら『娚の一生』は成立するという気がしました。豊川さんは、普段やってるような男社会というか、そういう世界観の中で演じられているのも好きだけど、普通のおっさんだけどかっこいいみたいな(笑)、大人の男として格好いいって思えるし、さらにコミカルな演技ができる一面ももっていらっしゃるので、そこが大好きですね」。主演二人もさることながら、『僕らは歩く、ただそれだけ』の安藤サクラや、『きいろいゾウ』の向井理など、 これまで廣木作品に出演してきた俳優陣をはじめ、美波、前野朋哉、落合モトキなど、個性派が脇を固めているのも本作の魅力だ。中でも、思わず笑ってしまう安藤サクラのアドリブシーンのエピソードについて話が及んだ。「キャスティングはプロデューサーと相談しつつやっていきましたね。サクラは『僕らは歩く、ただそれだけ』に出てもらっていたんで、いつかまたやりたいなと思っていたので。向井君は少しだけの出演なのに、本当によく出てくれたっていう感じですね。今回の映画は全然アドリブのシーンはないんですけど、安藤サクラのシーンだけ一箇所アドリブがありますね。海江田と一緒に薪割っているところ。笑っちゃいましたけどね、オカマって(笑)。あそこだけはサクラがなんか言っちゃったから、まあいいやって、使いました(笑)」。『余命一ヶ月の花嫁』においても主演を果たした榮倉さんだが、『娚の一生』にて、前野さんや落合さんとのコミカルなやりとりがある中、榮倉さん演じるつぐみが広大な田園をバックに自転車を漕ぐ姿を長く捉えたシーンは、『余命一ヶ月の花嫁』で榮倉さんと瑛太が二人で自転車を漕ぐ姿を長く捉えたとても印象的なシーンと似ているところもあり、それについても尋ねてみると、監督はおどけながらも“自転車”へのこだわりについて語ってくれた。「僕はレーン使わないで、移動しながらの撮影が好きなんです。『娚の一生』はあの自転車のシーン一箇所だけなんですけどね。僕の映画はやたらと自転車が出てくるシーンが多いんですよ。『さよなら歌舞伎町』もそうですし。自転車を撮らせたらオレだって言わせようかなあと(笑)」。廣木監督の映画は、撮影された場所の雰囲気をそのまま伝えるような映像がとても印象的だ。『さよなら歌舞伎町』の歌舞伎町はもちろん、『やわらかい生活』の蒲田、『きいろいゾウ』の三重県松阪、『余命一ヶ月の花嫁』の屋久島、そして『RIVER』の秋葉原や福島。どの作品も、その街の空気を閉じ込めたような映像が観るものを惹きつける。本作は、三重県伊賀市や京都の竹林にて撮影が行われ、美しい緑が広がる田舎の景観が、物語の落ち着いた雰囲気を与えている。どんなこだわりをもって撮影に臨んでいるのかについて尋ねると、田舎の出身だと語る監督ならではの思いについて語ってくれた。「僕はひとつの作品の中でいろんな場所の組み合わせ方をするよりは、同じ場所で撮影したいなって思うんですよね。『やわらかい生活』の蒲田には蒲田の空気感があるし、新宿には新宿の空気感、そして今回の作品だと三重県伊賀の空気感があるので、そこで撮りたいっていうこだわりがあるんです。例えば、映画の中で出てくる電車、あれは本当に動いている電車なんで止められないんですよ。だから、サクラや向井くんが電車から降りてくるシーンで遅刻しそうな女子高生がいるんですけど、あれはエキストラじゃなくて本当に遅刻しそうなんです(笑)。そういうのはその場で撮る面白さですよね」。そして本作で最も注目を集めた“足キス”シーン。もともと原作にあった描写ではあるが、おだやかな空気が流れる本作において、突飛なシーンとも捉えられかねないこの場面の思わぬ“誤算”について、監督は笑いながら「どういう風にとらえられるんだろうって気はしてましたし、面白いなって思いましたね。普通に男女が好きだって言ってベッドシーンというよりは、中年の男の無様なところと突飛なところ、思わずやってしまう、みたいなのを描くつもりだったんですけどね(笑)。ああいう転んだ拍子に、ついついそこに足がありましたっていうね(笑)。だからね、もうちょっとくすって笑ってくれるかと思ってたんですけど、観客の皆さんシーンとしてて。ちょっと失敗したかなあと思いましたね、エロすぎたかなと(笑)」と冗談交じりで明かした。そんな廣木監督いわく“突飛なところ”がある52歳の海江田醇は、劇中では「好きになってしまったからしかたがない」といったつぐみへのストレートなプロポーズしかり、2人のもとにやってくる少年のまこと君をしかりつける様など、“父性の喪失”や草食系男子といった言葉が謳われる昨今においては、古風といえるほどの男性性を感じるキャラクターだ。さらに、劇中でつぐみの作る食事や、田舎の風景の中で流れるゆったりとした時間は、東京での暮らしに疲れて田舎にやってきたつぐみの姿を、「地方」や「田舎」、「スローライフ」といったことが取りざたされる現在において、ある種のリアリティを持った物語として観るものに訴えかける。そこにはどんな思いがあったのだろうか。「海江田に関しては父性を描きたかったと、西さんが言ってましたね。日本ならではの古風な、包容力だったり、どっしりした父親像を描きたかったと。最近そういった田舎暮らしが言われているのは、人って自分一人でもがいてると思ってるけど、そのひとにも家族、お父さんお母さんがいて、家があるんだとか、そういう風に考えられるようになったからだと思いますね。『娚の一生』では、時代遅れっていうわけではないんですけど、この古い家だとか、家族、父親がいて母親がいて、時代からは少しはずれた場所に、東京でリアルに暮らしていたつぐみがやってくる。だから、一人でもがいている彼女が、だれかと出会うことで立ち直るんじゃなくて、何かが見えるようになる、というか。僕自身が、もうちょっと世間を見れるようになったのかもしれないですが」。廣木作品の多くには、大きな喪失に対して、向き合おうともがき、そして再生していく人物が多く登場する。『娚の一生』のつぐみも喪失を抱えた登場人物ではあるが、本作の穏やかで優しいタッチの描写は、これまでの作品とは趣が少し異なる。これまでの映画作りを経て、本作で描いた”シンプルな生き方”について監督は語る。「そんなに前向きに再生していくっていう話は、はっきり言ってそんなに好きじゃないんです(笑)。みんな頑張ったら頑張った分だけいろんな障害があるわけで、いままでそういう描き方が多かったんですけど、今回はそういうものをいったん置いておいて、ラフでシンプルに生きた方がいいじゃんっていう、そういうのありだなって思ったんです。今回の場合は、出会った相手がおばあちゃんの彼氏だったっていうだけで、普通に人間として付き合ってみたらいい人じゃんっていう。やっぱりラブストーリーって、男と女が出会って、生活があるんですよね。めっちゃわかりやすく言っちゃうと、台風のシーンがあるじゃないですか、そういう時も寄り添って生きていく、困難でも二人で生きていけるってことだったりするんで。誰かが好きでフラれてとかいう話じゃなくて、もうひとつ先の、夫婦の話っていうのを描きたかったなという気がします」。“足キス”や“枯れ専”といった女性を引きつける刺激的なテーマはあるものの、『娚の一生』で描かれたおだやかさは、古風な男性像や、共に歩んでいく夫婦など、不変的なテーマが持つ力強さを感じさせる。そしてなにより、廣木監督が本作で描いた、肩の力を抜いたシンプルな生き方は、多くのひとの心に感動を呼ぶに違いない。最後に、今後撮りたいものについての伺うと、監督が大好きだという音楽映画を撮ってみたいと即答。さらに、現在リーアム・ニーソンにはまっているという廣木監督は、冗談混じりに展望を語ってくれた。「『007』みたいなスパイものとかね、言っておこうかな(笑)。誰が撮ったかすぐわかるように、自転車のって拳銃打つみたいなやつね(笑)」。(text:cinemacafe.net)
2015年07月10日映画『イニシエーション・ラブ』の完成披露試写会が4月20日(月)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の松田翔太をはじめ、前田敦子、木村文乃、三浦貴大、前野朋哉、堤幸彦監督が上映後の舞台挨拶に立った。「映像化不可能」と言われてきた乾くるみのベストセラー小説を映画化。80年代後半を生きる男女の切ない恋とスレ違いを描くラブストーリーであると同時に、最後の2行(映画ではラスト5分)がすべてを覆す衝撃的なエンディングが待ち構えている。本作で故郷・静岡で交際していたマユ(前田さん)、東京で出会う都会的な女性・美弥子(木村さん)の間で揺れ動く主人公・鈴木を演じた松田さんは、「当時は静岡まで片道5時間くらいかかったし、(通信手段も)電話くらいしかないので、新たな気持ちで上京した鈴木にとっては、(浮気も)仕方ないのかなって…」と男子の思いを代弁。前田さんが見学のため、自身は出演しない東京パートの撮影現場を訪れたそうで、松田さんは「いやあ、浮気中だったので…、ちょっとやりづらかったです」と苦笑いを浮かべた。また、木村さんが、自分に思いを寄せる三浦さんを冷たくあしらうシーンに話題が及ぶと、三浦さんは「実は冷たくされて、うれしかった」と思わず本音!?一方、前田さんは「えっ?冷たくされると、逆に追いかけたくなるの?」と男のツンデレ願望に興味津々だった。『イニシエーション・ラブ』は5月23日(土)より全国東宝系にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:イニシエーション・ラブ 2015年5月23日より全国東宝系にて公開(C) 2015 K.I/I.L.F.P
2015年04月21日情報通信研究機構(NICT)は2月25日、ヒトの協力行動における前頭前野の機能を解明したと発表した。同成果はNICT脳情報通信融合研究センターの春野雅彦 主任研究委員らによるもので、米科学誌「The Journal of Neuroscience」の2月25日号に掲載される。なぜヒトは協力するのかという問題に対しては近年まで、「自分の取り分を増やしたいと活動する古い脳(皮質下)の働きを、理性的な新しい脳(前頭前野)が抑制して協力が生じる」という説が有力視されていた。春野主任研究員らは2010年に行った研究で、皮質下に位置する扁桃体が「不平等」に反応し、その活動が協力行動の個人差に関係することを報告しており、従来説が必ずしも正しくないことを示していた。一方、前頭前野が協力行動に関わるという報告も多くあり、その機能は謎とされていた。今回、春野主任研究員らは近年の経済学で「不平等」とともに重要性が指摘されている「罪悪感」に着目し、41名の被験者に、新たに考案した信頼ゲームを行わせ、この時の脳の血流をfMRI装置によって観測した。このゲームは2名のプレイヤーA、Bがペアになって行う。まず、Aがゲームへ参加するか不参加かを決定し、次にBが協力するかどうかを決める。それぞれのプレイヤーは選択に応じて異なるお金が配分される。なお、参加を選ぶAはBが協力するかどうかの期待確率を答える。つまり、Bは協力する場合としない場合の両プレイヤーへの配分額とAの期待度を知った上で行動を決めることになる。配分額はAの場合、"Bが協力した時"が最も多く、次に"Aが参加しない場合"、"Bが協力しない場合"の順で設定。一方、Bの配分額は、"Aに協力しない時"が最も多く、次に"Aに協力するとき"、"Aが参加しない時"の順になるように設定した。したがってAが参加を選択した場合、一番多い配分額を期待してBの協力に信頼を寄せることになる。また、Bは"協力しない"を選択した場合、Aの信頼を裏切り、高い配分を受けるので「罪悪感」を感じる事になる。同研究では、配分額をゲームごとに変更することで、プレイヤーBが感じる「不平等」と「罪悪感」の程度を操作できるようにした。これにより得られたデータを解析したところ、右前頭前野の活動が「罪悪感」と、扁桃体と側坐核の活動が「不平等」と連動していることが判明した。これは行動決定における前頭前野の機能が「罪悪感」の計算であることを示唆している。研究ではさらに、22名の別の被験者に対し、前頭前野へ電流刺激を行いながら信頼ゲームを実施し、電流刺激を行わなかった場合と比較した。電流刺激によって「罪悪感」に基づく協力行動が増加するのに対し、「不平等」に基づく協力行動は変化せず、右前頭前野の脳活動が示す「罪悪感」と協力行動の間の因果関係が示された。同研究グループは今回の知見について、ヒトに固有な大規模な社会やコミュニケーション能力が進化したメカニズムの理解や社会認知と深く関係する発達や精神疾患の類型化に貢献することが期待されるとしている。
2015年02月25日グラビアアイドルで女優の谷桃子と今泉力哉監督が13日、東京・港区のポニーキャニオン本社で行われた、映画『鬼灯さん家のアネキ』のブルーレイ&DVD発売記念イベントに出席した。昨年9月に公開された本作は、五十嵐藍の同名漫画(角川書店刊)を実写化したラブ・コメディー作品。童貞男子高校生の吾朗(前野朋哉)には、母の再婚相手の娘で血のつながらない姉・ハル(谷)がいる。裸エプロンやシースルー下着などハルのセクシーな悪戯に振り回される吾朗だったが、そこに同級生の美女・水野(佐藤かよ)が絡んできて――というストーリーで、ブルーレイ&DVDは18日から発売予定。映画初主演を務めた谷は、劇中で見せたセクシーな女教師に扮して登場し、「青春を楽しんでる若者から昔を思い出したい人まで、幅広い方に見て欲しい」とアピール。撮影中を、「吾朗ちゃんを悩殺する方法をみんなで考えました」と振り返りつつ、「オススメは裸エプロン。潔くいかせてもらいました。男性が憧れるシーンになったかな」と体作りをして大胆露出に挑んだことを明かした。また、「お胸を揺らしたり、お尻をプルプルすると監督が恥ずかしがって可愛いらしかった」と笑みを浮かべる谷に、今泉監督は、「エッチなシーンは僕も照れながらやってました」と谷のセクシーな演技にメロメロの様子だった。そんな谷は、バレンタインチョコの代わりにピンクのTバックを今泉監督にプレゼント。「(バレンタインの)予定は無いけど、今作ってます。マネージャーさんや友だちに渡そうかな。寂しいですね……」とこぼしつつ、「チョコの中にワサビを詰めて渡す悪戯をしたことがある。好きな人に意地悪しちゃうタイプ」と含み笑いでエピソードを披露。現在、交際中の男性はおらず、「気になる人がいたら、誰彼構わず攻めます。興味持った人には質問攻めです」と意気込む谷だったが、今泉監督に「尽くし過ぎるタイプ」と突っ込まれると、「昔、パチンコしてる彼を車の中で6時間待ったことがある。男をダメにしちゃいますね。そういう事はしないように心掛けないと」と苦笑いしていた。
2015年02月14日映画『娚(おとこ)の一生』の先行上映イベントが9日、都内で行われ、キャストの榮倉奈々、豊川悦司、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキと廣木隆一監督が出席した。西炯子の同名漫画(小学館刊)を実写化した本作は、恋をしないと決めた女性と大学教授の恋愛を描く大人のラブストーリー。東京で辛い恋愛をしていた堂園つぐみ(榮倉)は、祖母が暮らす田舎で自分の人生を見つめ直すことを決意する。独身の大学教授・海江田醇(豊川)と奇妙な同居生活を送ることになったつぐみは、海江田からの熱烈な求愛に素直になれず――というストーリーで、映画は14日から全国公開。劇場の大階段で行われた写真撮影で、相手役の豊川と腕を組んで現れた榮倉は、「贅沢だけど照れくさいですね。あの演出は恥ずかしい」とはにかむと、豊川に、「そういう風にしなさいと言われたので(笑)。1人でも大丈夫だったんじゃない?」と言われ、「そんな事ないです!」と慌ててフォロー。同演出は、豊川と向井の2人によるエスコートで現れるはずだったが、頭をかきながら気まずそうに登場した元彼役の向井は、「直前に、『豊川さんだけで大丈夫』って断られて、何も言えなかった」と悲しそうに打ち明けると、榮倉は、「両手はちょっとどうかな? と思って」と苦笑いしていた。劇中で、様々な男性に想いを寄せられる榮倉は、「豊川さんと向井さんの2人は贅沢だけど、実際は煩わしい。もめ事は嫌だな」とぶっちゃけつつ、"大人の恋愛"について、「心のどこかで恋心に気づいても、ブレーキをかけて一歩踏み出せないもどかしい気持ちは理解できる。新しい一歩は昔よりは勇気がいる」と持論を展開。一方、“大人の男”を演じた豊川は、「魅力的なキャラなので、僕でいいのかと思ったけど一生懸命やりました。海江田さんみたいな男になりたい」と話すと、向井は、「豊川さんを拝見していて、経験や包容力は、何を考えて生きてきたかで出てくると思った。革製品のようで格好良い」と憧れの眼差しを向けていた。また、トークショーでは、海江田のセリフである「恋なので、仕方ありませんでした」にちなんだエピソードを披露する場面も。「中学の頃、好きな女の子の家に行ったら、お父さんに『まだ早い!』って説教された。好きなんだもん、仕方ない」(豊川)、「10代の頃、付き合っていた人にフラれたけど、やり直したんですが、今度は1週間でフラれた」(向井)とほろ苦い思い出を語る男性陣に対し、女性陣は、「子どもの頃、夕方6時から朝6時まで寝てたのでノッポになりました。"眠いので仕方ありません"」(榮倉)、「父の実家の池に鯉がいて、一緒に泳いだら臭くなった。"鯉なので仕方なかった"」(安藤)と笑いにシフトチェンジしていた。
2015年02月10日映画『娚の一生』の先行試写会が2月9日(月)に開催。舞台挨拶に登壇した榮倉奈々、豊川悦司をはじめ、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督が“大人の男”、“大人の恋”などについて熱く(?)語った。西炯子の人気漫画を原作に、不毛な恋に疲れ、祖母が暮らす家へとやってきたつぐみ(榮倉さん)と52歳の独身大学教授・海江田(豊川さん)という歳の離れた2人の恋模様が描き出される本作。これまでに豊川さんの榮倉さんへの“足キス”シーンなどがニュースとなって大きな話題を集めてきた。豊川さんは“大人の男”と称される海江田役について「すごく魅力的なキャラクターで、最初は『僕でいいのかな?』と思いました。素晴らしい役をいただいたので一生懸命やりました」と語る。海江田が、つぐみとの恋愛について語る際の「恋なので仕方ありませんでした」というセリフも話題を呼んでいるが、豊川さんは「ひと言では言えないけど、海江田さんのセリフは本当に素晴らしい言葉の数々なので、シナリオを読んで生の声で立体化できるか?不安でした。すごいセリフなんですが、本質を捉えているセリフなので、僕自身が理解できていれば大丈夫と思ってやりました」と述懐する。榮倉さんは、実際にこの言葉を言われて「『言われたい』と思ったけど、『言いたい』とも思いました。『恋なので仕方ありませんでした』と言える恋をしたいと思った」と語る。向井さんは、豊川さんとのシーンをふり返り「共演シーンは少ないけど、経験や包容力というのは、自分がいま得ようと思っても手に入らないもの。ただ年齢を重ねるだけでなく、何を考えて生きてきたのか?革製品を使っているように自分の色が出てくるものなんだと思います」と豊川さんが醸し出す“大人の色気”に言及する。豊川さんは、共演陣からの褒め言葉のオンパレードに「僕じゃなくて海江田さんですからね(笑)。僕もそうなりたいと思いました」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。登壇陣にはこの「恋なので仕方ない」というセリフのように思ったり、行動した経験は?という質問が投げかけられたが、豊川さんは「中学の時、好きな女の子に告白しようと思ってピンポンを押したらお父さんが出てきて…。『中学生の分際で早い!』と説教されました。『(恋なので)仕方ないよね~』と思いました(笑)」と告白。向井さんは「10代の頃、付き合っていた人がいて、一度、フラれたんですが、すごく好きだったので『やり直したい』と言って、もう一度付き合い直したんですが、1週間でまたフラれました(苦笑)。モヤモヤしてたんですが、それでスッキリしました」と明かし、一見、モテモテのような人気俳優2人の意外な失恋エピソードに会場は沸いていた。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月10日映画『娚の一生』の公開を前に先行試写会が開催され、主演の榮倉奈々、豊川悦司をはじめ、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。西炯子の同名漫画を映画化した本作。東京でキャリアを積むも不毛な恋に疲れ、祖母の住む田舎に戻ったつぐみが、祖母の死をきっかけに生前の祖母を知る52歳の大学教授・海江田と知り合い、奇妙な同居生活を送ることに…。この日は、舞台挨拶を前に劇場のロビーの大階段で報道陣用に記念撮影が行われた。榮倉さんは、豊川さんにエスコートされ、白いロングドレス姿で登場した。榮倉さんは「照れくさいです!贅沢ですね。ありがたいですけど、あのシチュエーションは恥ずかしいですね…(笑)」と照れくさそう。当初の予定では、豊川さん、そして映画でつぐみのいわく付きの“元カレ”を演じた向井さんという恋敵の男性2人が榮倉さんを一緒にエスコートする予定だったが、向井さん曰く「直前に『豊川さんだけで大丈夫』と榮倉さんに断られた(苦笑)」とのこと。榮倉さんは「両手にってのも変だし、恥ずかしい!」とハニかんでいた。また、この日だけでなく映画の中でも期せずして豊川さん演じる海江田、向井さん演じる元カレの中川という2人の男性に迫られることになるが、榮倉さんは「今回は(演じているのが)豊川さんと向井さんで贅沢ですが、実際にそうなったら煩わしいですよね(笑)?揉めごとはイヤだ!」とバッサリ。サバサバした物言いに会場からは笑いがわき起こった。一方の豊川さんと向井さんの反応は?つぐみを巡り、実際に劇中で“対決”するシーンもあるが、豊川さんは撮影をふり返り「向井くん、強そうなんで…」と腰が引け気味で、向井さんは「あのシーンに全てを懸けてました。あれくらいしか出てないんで(苦笑)。結構、ケガもしました。流血もしましたよ…かすり傷ですけど(笑)」と強い思いを吐露!豊川さんは「僕の方は万全の防護体制だったので(笑)」とサラリと笑顔でかわし、年の功(?)をうかがわせた。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月09日松田翔太、前田敦子、木村文乃をメインキャストに迎え、発行部数130万部を超える(※1月時点)乾くるみの人気小説を映画化する『イニシエーション・ラブ』。このほど、ポスタービジュアルが初解禁!さらに、三浦貴大、前野朋哉、木梨憲武、手塚理美、片岡鶴太郎ら豪華キャスト陣の参加も明らかとなった。物語は1980年代後半の静岡と東京を舞台に、「Side-A」と「Side-B」の2編で綴られる青春ラブストーリー。合コンで出会った2人、就職活動中の奥手な大学生・鈴木と歯科助手・マユのぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)。就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(Side-B)。バブル最盛期の風俗を盛り込みながら、若い男女の切ない出会いと別れを描いた本作。だが、小説では最後の2行で、映画ではラスト5分で、甘く切ないラブストーリーから、驚愕のミステリーに変貌するという、独特のトリックゆえに「映像化不可能」と言われてきた。今回お披露目されたポスタービジュアルには一見、ラブストーリーを思わせる松田さんと前田さんのアップ写真が大きく使用されているのだが…その2人の顔の上には「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る。」という“大どんでん返し”を予感させる言葉がビジュアルを覆うようにデザインされている。また新たなキャスト陣については、その役柄も発表。三浦貴大と前野朋哉は松田さん太演じる主人公・鈴木の同僚を。堤監督と親交が深く、今回特別出演となった木梨憲武は鈴木の上司役に。さらに、本作の劇中でもオマージュされている1980年代の大ヒットドラマ「男女7人秋物語」以来の共演となる手塚理美と片岡鶴太郎の大御所2人は、木村さん演じる美弥子の両親として出演することとなる。今回解禁された新ビジュアルが使用された劇場ポスター&チラシは、2月14日(土)のバレンタインデーより全国の劇場に掲出される予定だ。『イニシエーション・ラブ』は5月23日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日女性を中心に人気を誇るラブストーリーコミックを、榮倉奈々と豊川悦司を迎えて映画化する『娚の一生』。“足キス”で話題となっているが、本作で紫煙をくゆらせ、ロマンスグレーな魅力全開で女性たちのハートを鷲掴みにしているのが、豊川さん扮する52歳独身の大学教授・海江田醇。そんな彼が醸し出す“オトナの男”を目指すべく、本作に出演する個性派俳優・前野朋哉が<海江田醇講座>を開講。このほど、そのシュールかつためになる特別映像がシネマカフェに到着した。まず、前知識を少し--本作は、西炯子原作の人気コミックを『きいろいゾウ』『100回泣くこと』などで知られる廣木隆一監督がメガホンをとり映画化したもの。仕事にも恋にも疲れ、祖母が住む田舎の一軒家に越してきた堂薗つぐみ(榮倉奈々)は、祖母の死に際し、祖母のかつての教え子であったという初老の大学教授・海江田醇(豊川悦司)と出会う。祖母から家の鍵を預かっていたという彼が家の離れに住むことになり、戸惑うつぐみだったが少しずつ惹かれ始めていく…。海江田醇を解析してみると、「眼鏡」「タバコ」というビジュアル面での魅力はもちろん、困った時にはさり気なく助けてくれる「包容力」、積極的にアプローチすることを躊躇わない「強引さ」、時々覗かせる「少年っぽさ」、甘いことも辛いことも、「関西弁」でユーモアを交えてストレートに伝える物言いなど、内も外も大人の魅力たっぷり詰まった、女子総キュンの男性だ。一方、前野さんが演じるのは、つぐみに想いを寄せる二世議員・園田哲志という役どころ。前野さんといえば、大ヒットを記録した『桐島、部活やめるってよ』で神木隆之介の映画オタク仲間役が最も記憶に残っているのではないだろうか?独特の間と挙動不審な動きがなんとも印象的だったが、そんな彼と共に“オトナの男”について学ぶという今回の映像。海江田が放つ劇中での名セリフ「僕と恋愛してみなさい」「恋なので仕方ありませんでした」などを前後編に分けて、リッスン&リピート形式で前野さんと共に練習できるという講座となっている。前野さん自身がその胸キュンセリフを練習するシーンも収められており、後半になると序盤と比べぐっとオトナの男性度が増したような印象も…?<海江田醇講座>前編は2月2日(月)~、後篇は2月9日(月)~配信予定。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月02日公開中の映画『日々ロック』でロックバンド「ザ・ロックンロールブラザーズ」のメンバーを演じる主演の野村周平、岡本啓佑(黒猫チェルシー)、前野朋哉と入江悠監督が12月6日(土)に舞台挨拶を行ない、本作が香港・台湾で公開されることも発表された。人気漫画を原作に、金なし、風呂なし、彼女なしのヘタレロッカーが、ライヴに乱入してきたトップアイドルとの出会いを通じてロックの高みを目指していくさまを描き出す。キャスト陣の耳にも、公開後に映画を観た人々の感想や反応は入ってきているよう。野村さんは「自分も友達と一緒にレイトショーを見に行きました。酔っぱらって気持ちよく観れました(笑)」と明かし、「周りからも『よく頑張ってるね』と言われます」とニッコリ。前野さんも「2回観に行った」と明かし「周りの反応もよくて『熱くなった』と言われます」と語る。前野さんの奥さんも映画を観たそうで「『前野くん、最初は固かったけど、進むにつれて慣れて、成長していくのが見えて良かったよ』となぜか上から目線で言われました(笑)」と仲睦まじい(?)様子を語り、会場は笑いに包まれた。この日は、観客との質疑応答も行なわれた。劇中のモジャモジャのパーマについての質問に野村さんは「5時間くらいかかりました。結構、金かかってます。直毛でかかりにくいんです。戻すのは3時間くらい。次の日にドラマのリハーサルもあったので」と明かす。また、ある観客からは劇中で野村さんが生のアジを手に握ったまま、東京に向かって走り出すシーンで、東京に着くとその魚が干物になっていた!という目ざとい指摘も。入江監督は、東京到着までの時間の経過を見せたと語りつつ「気づいたら(アジが)開いてた(笑)。すごくシリアスなシーンで(生から干物に)変わってるんですよね…。スタッフも『え?干物?』って顔をしてました」と述懐。前野さんは自身が足を運んだ劇場で「映画館がちょっとざわついてました。小声で『干物?』って(笑)」と明かした。そして、香港と台湾での来年の公開決定が発表されると、会場は大きな拍手に包まれる。入江監督は「何回か僕も行ったことがあり、自分の映画がかかるのが夢でした」と喜びを語る。中国人のクォーターであり、中国語が堪能なことで知られる野村さんは、この機会に公開を待ちわびる海外のファンに向けて、中国語でメッセージを読み上げる。最後に中国語で、劇中のセリフである「ロックは世界を変えられる」と力強く語り、会場は再び拍手に包まれた。『日々ロック』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年12月06日映画『日々ロック』の公開を記念して11月23日(日・祝)、主演の野村周平をはじめ、二階堂ふみ、前野朋哉、竹中直人、岡本啓佑(黒猫チェルシー)、「The SALOVERS」、落合モトキ、喜多陽子、入江悠監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)にて連載中の榎屋克優の人気漫画を原作に、風呂なし、金なし、女なしのヘタレロックンローラー・日々沼拓郎が、突然、ライヴに乱入してきたトップアイドルとの出会いを通じて成長していく様を描く。野村さんと二階堂さんは主人公とヒロインという関係性で、劇中でも決して共演シーンが少なかったわけではないのだが、なぜか撮影中はなかなか上手く喋れなかったそうで、ようやくこの公開の舞台挨拶を通じて「やっと話せるようになりました…(笑)」(野村さん)とのこと。仲良くなったのも束の間、この舞台挨拶で現時点で予定されている舞台挨拶は最後ということで、野村さんは「悲しいです…」と寂しそう。この日は作品にちなんで、登壇陣に今後挑戦したい“ロック”なことは?というお題が与えられたが、野村さんは「ディズニーランドを買い占めて10人くらいで遊びたい。別に(ディズニーランドが)大好きというわけじゃないんですが…。(友人に)『乗れよ、勝手に』と言いたい」と野望(?)を掲げる。これに既婚者の前野さんが「結婚式をディズニーランドでやりたいです。結構リアルに(笑)」と乗っかり笑いを誘う。二階堂さんは、最近“切り絵”の教室に通う計画を立てているそうで「繊細で内に向かう作業もまたロックだと思います」と微笑んだ。竹中さんは「オレは寿司だ!脇で寿司握って客に出したい!」とロック過ぎる願望を明かし、会場と登壇陣を笑いの渦に包んだ。この日は、現場で入江監督から「全く褒められることがなかった」とボヤいていたという野村さんのために、これまで過去作品を含め主演俳優を褒めたことがないという入江監督がわざわざ、自身のノートに手紙をしたためてきており、全員の前でそれを朗読。出会った時の印象や撮影中の野村さんの姿勢に触れ、特にダサい日々沼拓郎を演じる上で「顔が小さくて手足が長いイマドキのイケメンの素質を捨てて、汚らしい主役になりきった!」と称賛を送る。野村さんは「やっと褒められて、背中がムズムズします」と照れ笑いを浮かべつつ「僕も監督好きです」「好きです…好きです(笑)」と告白3連発で会場は再び笑いに包まれた。『日々ロック』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年11月24日若手俳優の野村周平が、ときには全裸で(?)“ロック魂”を歌い上げる主人公を演じる青春音楽エンターテイメント『日々ロック』。劇中では、終始ヘタレっぷりをみせているという野村さんだが、実は随所に「カッコイイ」と感じさせる瞬間があることが判明。本日11月14日(金)の野村さん21歳の誕生日に合わせ、アフロ姿でも予想外のカッコよさを見せる“ギャップ”場面写真がシネマカフェに到着した。本作は「週刊ヤングジャンプ」連載中の榎屋克優による人気ロックコミックを、『ジョーカー・ゲーム』『SRサイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。野村さんが演じるのは、金なし風呂なし彼女なし、ベースの草壁(前野朋哉)、ドラムの依田(岡本啓佑)と組んだバンド“ザ・ロックンロールブラザーズ”のボーカル、日々沼拓郎だ。拓郎たちは高校卒業後にロックスターを共に目指して上京するが、住み込みで働くライヴハウスでは蹴り飛ばされ、踏まれ、罵倒される日々。ある日、ライヴ中に出会った人気トップアイドル・宇田川咲(二階堂ふみ)と出会い、乱闘騒ぎになるものの、男らしさの欠片も見せることができず負け戦で終わってしまう。そんな拓郎の姿は、ダサく、情けなく、とことんヘタレ。だが、ひとつだけ誰にも負けないものがあった。それは、“ザ・ロックンロールブラザーズ”の歌を通して伝える、彼の “信念”(=ロック)。普段はヘタレでも、伝えなければならない想いが積もったとき、その歌を必要としている人がいるときこそ、彼は真のロッカーへと変身!“ロック魂”を込めて歌うその姿は、ヘタレとは無縁の“漢(おとこ)の中の漢”だったのだ。入江監督は、オーディションでいきなり上着を脱いで歌い出した野村さんの姿をみて、“彼なら演じられる”と確信したという。過酷な撮影にも耐え抜き、見事、拓郎を演じ切った野村さんを「努力家」と手放しで絶賛している。また、野村さん本人は「ひとつのものに熱くなれるのは似ているのかもしれないです」と演じた拓郎との共通点について触れながら、「拓郎の音楽で人を変えたいとか、ロックで気持ちを伝える熱い気持ちは、役を演じることによって映画で伝えたいって思うのと重なります」と明かしている。見る人の心に響き、熱い想いを呼び起こさせる拓郎の力強い歌声。そして、予想外のギャップをみせる拓郎の姿に、あなたも思わず“キュン”としてしまうかも!?『日々ロック』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年11月14日人気ドラマの最新作「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会で主演の堺雅人とゲスト出演した大森南朋が初めて本格的な共演の喜びについて熱く語った。百戦錬磨の敏腕弁護士・古美門を主人公にした人気ドラマのスペシャル版。巨大総合病院の医療過誤事件に古美門&黛(新垣結衣)の凸凹コンビが立ち向かう。大森さんは、一見、うだつの上がらない中年弁護士だが、実は病院から金を巻き上げることを目的とした“たかり弁護士”の九條を演じており、法廷で古美門と火花を散らす。ほぼ同世代の2人で、これまでも同じ作品に出演したことはあるが、ここまで直接“対峙”する関係性を演じるのは初めて。堺さんが「南朋さんはご一緒したかった先輩」と言えば、大森さんは連続ドラマの頃から本作を見ていたことを明かし「TVで見ていて、ちょうど新垣さんと別の作品でご一緒したときに、堺くんのセリフ回しのスピードや、全てワンカットで撮っているのか?どうやってセリフを覚えているのかなどを聞いた」と堺さんの演技が気になって仕方がなかったと告白する。大森さんはさらに堺さんの名演について「同世代でああいう芝居をやられると迷惑(苦笑)!」とまで言い切り、「『おれは出演の話が来ても受けない』と言ってたんですが(笑)、読んでみたら魅力的で『おれもついにあっち側に行くのか…』という恐怖と好奇心があった」とふり返る。実際に法廷での対決を終えて、堺さんは「楽しかったです。ガッツンガッツンと真っ直ぐに来る芝居で、幸せな日々でした」と述懐。大森さんは「小劇場のようだった」と独特の空気を明かし「楽しくやったし『やはり、この人(=堺さん)は前を走ってるな』と思った」と改めて、称賛を送った。堺さんの法廷で相手を追い込んでいく話術については、同じくゲスト出演しており、その“餌食”となる吉瀬さんが「もうやめてよ!って感じで、本当にすごくイヤな感じです(苦笑)」とその凄まじさを実感のこもった言葉で称賛(?)を送っていた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日俳優の野村周平が11月9日(日)、東京・渋谷のライヴハウスで行われた主演作『日々ロック』のヒット祈願イベントに出席。もうすぐ21歳を迎える野村さんは、共演者からサプライズで一足早い誕生日祝いをされ「すげえ嬉しい!最高の誕生日です」と感激していた。本作は榎屋克優の同名コミックを原作に、高校卒業後に上京し、伝説のライヴハウスに住み込みで働き、活動を続ける拓郎らバンドメンバーが、デジタル系トップアイドルの宇田川咲に翻弄されながら、才能を開花させる姿を描いた青春ロックムービー。イベントにはギター兼ボーカルの主人公・日々沼拓郎を演じる野村さんを始め、劇中バンド「ザ・ロックンロールブラザーズ」のメンバーを演じる前野朋哉と岡本啓佑(黒猫チェルシー)、共演するアイドル役の二階堂ふみが出席。特製のバースデイケーキが登場すると、前野さん&岡本さんが野村さんの口元に“ア~ン”してあげる場面もあり、和気あいあいとした雰囲気だった。野村さん演じる日々沼は、演奏中に興奮すると“全裸”になってしまうという設定。「しんどいこともたくさんありましたが、裸も苦にはならず、興奮さえ覚えるようになった。最後まで楽しい撮影でした。撮影は3週間ほどで、プライベートでも素に戻る暇もなく、自然と日々沼でいられた」とふり返っていた。この日はライヴハウスでのヒット祈願イベントに始まり、「HMV record shop 渋谷」で野村さんらキャスト陣によるトークイベント、「爆弾ジョニー」「細身のシャイボーイ」「The SALOVERS」ら楽曲提供アーティストによるライヴを開催。さらに本作を上映する渋谷・シネクイントの表明訪問、TOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオでのスペシャル番組生放送など、怒涛のプロモーション展開で映画『日々ロック』が渋谷をジャックした。『日々ロック』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年11月10日『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督による青春ロック映画『日々ロック』の大ヒット祈願スペシャルイベントが、11月9日に渋谷のクラブハーレムで開催。主演の野村周平、二階堂ふみ、前野朋哉、黒猫チェルシーの岡本啓佑が登壇した。『日々ロック』の原作は、榎屋克優の同名コミック。熱いロック魂を持つさえない高校生・日々沼拓郎(野村周平)が、バンドを結成し、音楽を通して成長していく。野村周平は実際にアフロヘアにして、日々沼役を熱演。二階堂ふみが、彼と交流する凶暴なスーパーアイドル・宇田川咲役を演じた。撮影を心から楽しんだという野村は「だんだん裸になるのが苦にならなくなってきて、最後は興奮を覚えるようになりました」と晴れやかな表情を見せた。二階堂ふみは、今回、演じた宇田川咲の普段のファッションのスタイリングも手掛けたそうで、「初めて自分で、映画のスタイリングをしました。オリジナリティー溢れるスタイリングになればいいなと思いました」と気合十分に臨んだ様子。その後、裸男たちが登場し、元ダンスロイド・まなこと共に、二階堂が劇中で踊る楽曲"SUNRISE"のダンスをサプライズ披露。熱いパフォーマンスの感想を聞かれた野村は「寂しくなりました。やりかたったなあ、俺も。みなさん、楽しそうで」と羨ましがった。二階堂は、熱気ムンムンの逆ハーレム状態に対して「みんなが出た瞬間、ニオイがちょっと。今後は、スプレーを念入りにしていただいて(笑)」と苦笑いした。続いて、野村の誕生日ケーキがやってきて、岡本と前野がお約束のサンクスバイト。クリームだらけになった野村は「うれしいです。最高の誕生日になりました」と大喜び。最後に、野村や二階堂たちが、裸男の背中に「胸アツアツ大ヒット」というメッセージを一筆入魂し、イベントを締めくくった。また、9日は"日々ロックの日"ということで、渋谷をジャックし、渋谷の各地でもイベントを行った。『日々ロック』は11月22日(土)より全国公開。
2014年11月10日堺雅人が熱烈なキャラクターを演じ人気を博したドラマ「リーガルハイ」のスペシャルドラマが11月22日(土)に放送される。この度、堺さんの対決相手となる大森南朋を始め、吉瀬美智子、剛力彩芽、東出昌大、古谷一行らゲストキャストが発表され、喜びのコメントが到着した。相変わらずの日々を過ごしていた古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)のもとに、巨大総合病院から弁護の依頼が入る。依頼は、1年前に病院内で死亡した患者の妻・中原さやかが弁護士を立て、病院に対してクレームを入れてきた件を処理してほしいという内容。お安いご用と依頼を引き受けた古美門が対峙した相手側の弁護士・九條和馬は、うだつの上がらない中年で、正式に病院を訴えるのではなく、依頼人の夫が死んだ原因を院長である赤目義二の医療過誤と決めつけ、病院からお金を巻き上げようとするような、いわゆる“たかり弁護士”だった。百戦錬磨で舌鋒鋭い古美門に“たかり弁護士”の九條がかなうわけもなく、あっさりと追い払われてしまう。しかし、その後、古美門のもとに、九條が病院を医療過誤で訴えてきたと赤目院長から連絡が入る。初めは、九條のことを「ゆすりたかりの野良犬」と決めつけ、余裕を見せていた古美門だが、法廷で“たかり弁護士”ならではの戦い方を見せる九條に苦戦を強いられることに…。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』「ゴンゾウ 伝説の刑事」など話題作を手がけてきた古沢良太による完全オリジナル脚本で描く。「法律」と「笑い」相反する2つの要素が絶妙に組み合わさった大人が笑える極上コメディを堺雅人、新垣結衣、生瀬勝久、小池栄子ら芝居達者なキャスト陣で贈る本作。今回、堺さんの対決相手となる“たかり弁護士”九條和馬に実力派俳優・大森南朋が好演。そのキャラクターは、堺さんが「男くさくて、もの悲しい、実に魅力的な人物で、台本を読んで、できればこっちを演じたいと思った」と語るほど。そのほか、病院側の医療過誤が疑われる状況で夫を亡くし、九條に弁護を依頼することになる未亡人・中原さやかに、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」での好演が記憶に新しい吉瀬美智子。巨大総合病院院長の赤目義二の次女・赤目好美に剛力彩芽、赤目のもとで働く若手内科医で、好美と婚約中の広瀬史也に東出昌大、さやかに医療過誤で訴えられ、古美門に弁護を依頼する巨大総合病院院長の赤目義二に古谷一行が出演。主演の堺さんも「(ゲストで出演されるみなさんの)お名前を聞いて、期待がふくらみました」と豪華俳優陣の集結に心躍らせているようだ。■出演者コメント<大森南朋/九條和馬役>「完成されたチームに入るプレッシャーが、かなりありました。堺さんの見事なセリフまわしに、がく然としました」<吉瀬美智子/中原さやか役>「人気シリーズの作品に参加できてうれしい気持ちと、本物の古美門先生に会えるという喜び、そして大森さんとご一緒できるという喜びがありました」「疲労感を出すのに苦労しました。精神的にもつらい役だったので、気持ちをキープすることが大変でした」<剛力彩芽/赤目好美役>「とてもうれしかったです!最初のシリーズから見させていただいていました。その世界観の中にご一緒できると思ったら撮影が待ち遠しくなりました」「堺さんも新垣さんも、とにかくステキな方でした。そのお二人が作られる現場の雰囲気がとても温かく、人見知りな私でも居心地良くさせていただきました! 堺さんはアドリブで、私が踊っているダンスをドラマの中で取り入れてくれました! とてもうれしかったです!」<東出昌大/広瀬史也役>「完成された世界観の中に、ゲストとして入るのはとても緊張しました。出演者皆さんの持つ個性とリーガルハイの世界観が混ざった時に、どのようなドラマになっているのか、一視聴者としもいまから完成が楽しみです」<古谷一行/赤目義二役>「すごく活気があって、楽しい撮影現場だった。堺君、新垣君のコンビが、スタッフたちと共に作り出してきた、この楽しい雰囲気なのだろう。初日は、私はほとんど意識のないベッドの中のシーンだった。初めて会った堺君は私に“やっとお会いできましたね、お待ちしていました”と握手。この作品に参加してくれて、ありがとうの気持ちが伝わってきた。今回の赤目役は、大病院の院長。週刊誌のスキャンダルになるほどの悪い医者のイメージが強い男。圧倒的に悪い医者の部分が多く、冷酷な面を出すのに苦労した。私自身、どんな男にでき上がっているか楽しみ。皆さんもお楽しみに!!」<堺雅人/古美門研介役>「九條役の大森南朋さんは、昔から大好きな先輩です。何作かご一緒したことはありますが、撮影現場ではすれ違ってばかりで、残念な思いをしておりました。念願かない、今回はじめて、がっぷり四つのお芝居です。南朋さんの俳優としての色気と包容力、間近でたっぷり堪能したいと思います」「古谷一行さん、吉瀬美智子さん、東出昌大さん、剛力彩芽さんとは初めて共演させていただきます。これだけのメンバーのドラマなら、『リーガルハイ』じゃなくても“おもしろそうだ”とおもわれる方は多いんじゃないでしょうか。僕もお名前をきいて、期待がふくらみました。今回は、“ゲストをお呼びする”ではなく、“ゲストのみなさんの本格ドラマに、僕たちレギュラーメンバーがまぜてもらう”スペシャルドラマになりそうです。ゲストのみなさんによって繰り広げられる人間ドラマを、見てくださるお客様と一緒に、僕も楽しみたいと思っています。どうぞご期待ください」土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日