9月9日公開の映画『散歩する侵略者』の試写会イベントが24日、都内で行われ、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化した本作。 数日間の行方不明の後、夫が"侵略者"に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもと、日常が異変に巻き込まれていく世界を描く。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田龍平、一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じたほか、この日登壇した恒松祐里が女子高生の立花あきら役を熱演している。恒松と2人だけの舞台あいさつに黒沢監督は「恒松さんとこうやって壇上に立てるのは、夢のようです」と笑顔を見せながら、「この若さでここまで芝居ができる女優さんがいるんだと驚きました。全く矛盾したものをケロっと演じていて、天才だと思いましたね」と絶賛。黒沢監督からのお褒めの言葉に「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた恒松は、本作で初めて仕事をしたという黒沢監督について「不気味な作品を撮られている方で最初はドキドキしましたが、本当に紳士的で素敵な監督さん。安心して撮影ができる現場を作ってくださるという印象でした」と明かし、「でも不思議な方で掴みきれていません(笑)」と10代の恒松にはまだ理解できない部分も感じているようだった。共演したキャスト陣の話題にも触れ、恒松は「長谷川博己さんは、私から見たらすごく格好良い大人で色気がある方ですね。高杉真宙さんと『格好良いね』とずっと話していました。松田龍平さんは同じ侵略者同士で、松田さんが『侵略者としての仕事を何もしてなくてごめんね』と言ってきたのが印象的でした」と感想を。また、本作でアクションシーンに初挑戦した恒松だが、大変だったのはアクションシーンではなく、アクションの練習で出来たアザを治すことだったという。「インターネットで調べたら楊枝を束ねて裏で叩くと治るとあったので、本当に叩いたら血が散っていき、本番までには綺麗な肌になりました。皆さんもアザは叩いて治して下さい!」と観客にアドバイスを送って笑いを誘っていた。映画『散歩する侵略者』は、9月9日より全国公開。
2017年08月25日笑福亭鶴瓶と中居正広がMCを担当し、世界各国で起こった様々な事件や事故などを紹介する日本テレビ系バラエティー「ザ!世界仰天ニュース」の8月22日(火)本日放送回に、映画『散歩する侵略者』から女優の長澤まさみと俳優の松田龍平がゲスト出演する。今回は「体臭の不思議&クローゼットの中で育った少女スペシャル」と題して放送。「ニオイで苦しんだ少女」では魚の腐ったような不思議な体臭を放つトリメチルアミン尿症(魚臭症候群)という病気に苦しむ少女を紹介。日本にもこの疾患を抱える家族がおり、両親はニオイの解消のためにある方法に行きついたという。その方法とは!?また「クローゼットの中で育てられた少女」では、貧しい母親のもとに生まれ養子として別の家庭で幸せに育つも、実の母親の元に戻されクローゼットの中に閉じ込められてしまったという少女が登場。クローゼットで過ごした6年の壮絶な日々を成長した少女本人が語る。またバーで財布を無くした女性に起きた恐ろしい出来事など、日本でも起きていた落し物による恐ろしい事件についても取り上げる。今回のゲストである長澤さんと松田さんが共演した『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤さん)。夫・加瀬真治(松田さん)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは…?『岸辺の旅』や『クリーピー 偽りの隣人』で知られる黒沢清監督がメガホンを取り、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化した本作。第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中の注目を集めたほか、北米をはじめ、フランス、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など合計21か国での世界公開も決定している。「ザ!世界仰天ニュース」は8月22日(火)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年08月22日俳優の松田龍平が8日、都内で行われた映画『散歩する侵略者』(9月9日より公開)の完成披露上映会に、長澤まさみ、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、黒沢清監督、原作者の前川知大氏とともに登壇した。同作は、国内外で注目を集める黒沢監督が劇作家の前川氏が率いる劇団・イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化したもので、数日間の行方不明の後、夫が“侵略者”に乗っ取られて別人のようになって帰ってくるというストーリー。夫の異変に戸惑いを感じながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤が演じ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田が演じる。撮影で苦労した点を聞かれると、長澤は「鳴海という人は、理由があって大半は怒っているんですけど、それがすごく大変だった記憶があります。怒る感情ってエネルギーを使うので、精神的にも肉体的にも疲れて、不思議な感覚にとらわれた記憶があります」と回顧し、その怒りを受ける松田は「長澤さんのエネルギーだけがともしびと言うか、(自分に)エネルギーが全然なかったので、ひたすら長澤さんだけを見て宇宙人役をやらせていただきました」とコメント。続けて松田は「(長澤が)本当に怖くて…(笑)、撮影の初めのほうはずっと長澤さんが怒っているばかりでした。"なんでこんなに怒っているんだろう"って気持ちになるくらいで、それは宇宙人の気持ちとリンクする部分があって、僕自身、僕なのか、宇宙人なのかという感覚にとらわれるくらい不思議な経験でした」と打ち明けた。また、侵略者が人間の概念を奪っていくという同作の内容にちなみ、"もし誰かの概念をひとつだけ奪えるなら、誰のどんな概念を奪いたい?"との質問に、松田の落ち着きの概念を奪いたいという満島は、「(松田は)すごく繊細でナイーブな人なんですけど、何を考えているのか表に出てこない。そして落ち着きを取った龍平さんがどうなるかも見てみたい」と目を輝かせ、さらに「気温36℃の中で革ジャンを着て涼しそうな顔をして『元気か? 最近』って言っていましたが、暑かったですよね? 全然分からなかったです」と投げかけられた松田は、「今の俺のモノマネ?」と笑い、「なんかタイプが違いすぎて絡みづらい……苦手ですね」とコメントして会場を沸かせた。そして、同じ質問に「児嶋さんの名前(を奪いたい)」と前田が言うと、児嶋は「仕事なくなるわ! 『児嶋だよ!』がなくなったら何もなくなっちゃう…」と自虐。逆に児嶋は「あっちゃん(前田)のあのギャグ。"私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください"っていうギャグ」とイジると、前田は「ギャグじゃない…本気で言ったやつです(笑)」と赤面して突っ込み笑いを誘った。
2017年08月09日第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中の注目を集めた黒沢清監督作『散歩する侵略者』。長澤まさみと松田龍平は夫婦役で共演したことでも話題の本作が、この度北米をはじめ、フランス、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など合計21か国での世界公開が決定。さらに本作の予告編も公開された。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは…?本作は、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、国内外で常に注目を集め、『クリーピー 偽りの隣人』でもその手腕を発揮した黒沢監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。主人公・加瀬鳴海役を長澤さん、「侵略者」に乗っ取られた夫・加瀬真治役を松田さんが演じるほか、一家惨殺事件の取材中に「侵略者」に出会い、半信半疑ながらも巻き込まれていくジャーナリスト・桜井役に長谷川博己、桜井が密着取材を申し入れる若き「侵略者」たち、天野役に高杉真宙、立花あきら役に恒松祐里。そのほか前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史ら豪華キャストが集結している。到着した予告編では、数日間の行方不明の後、別人のようになって帰って来た夫と戸惑う妻という日常の風景が、「本当は宇宙人なんだ」と、突然“侵略者”を名乗る夫の告白で大きな異変へと発展していく様子が描かれる。その斬新なストーリーは、衝撃のサスペンスから切ない愛のドラマへ――。「愛か?滅亡か?」全く先が読めない展開にますます期待が高まる。さらに、侵略者に密着取材を申し込むジャーナリスト・桜井や、小泉さん、笹野さんら初出し映像も盛り込まれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年06月23日5月17日(現地時間)より開催される「第70回カンヌ国際映画祭」のある視点部門への正式出品が決定している、黒沢清監督最新作『散歩する侵略者』。この度、本作の追加キャストとして、前田敦子、満島真之介、「アンジャッシュ」の児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史の出演が明らかになった。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは――?本作は、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」の映画化。長澤まさみと松田龍平が夫婦役で出演するほか、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里らが出演。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアを基に、日常が異変に巻き込まれていく世界を描いている。そして今回、すでに発表されている5人のキャストに加え、新たに追加キャストが決定。物語が動きだすきっかけとなる長澤さん演じる鳴海の妹・明日美役には、『苦役列車』『さよなら歌舞伎町』『イニシエーション・ラブ』ほか数々の出演作で女優としての真価を見せる前田さん。松田さん演じる真治が散歩中に出会う引きこもりの青年・丸尾役に、映画やテレビドラマ、舞台と活躍の場を広げ、『無限の住人』『忍びの国』など話題作への出演が続く若手実力派俳優の満島さん。物語のキーパーソンとなる医者役に『トウキョウソナタ』『リアル~完全なる首長竜の日~』などに出演し、黒沢監督が全幅の信頼を寄せる小泉さん。さらに、町で起こる一家惨殺事件を捜査する刑事・車田役に児嶋さん、鳴海の取引先の会社社長・鈴木役に光石さん、真治が出会う牧師役に東出さん、役人を名乗り加瀬夫妻や桜井たちの前に出没する謎の男・品川役に笹野さんが扮する。今回の豪華キャストの参加に黒沢監督は、「正直こんなに集まってくれると思わなかったので、感激しました。そのシーンそのシーンできっちり見せ場を作ってくれているので、その人たちがどんな目に遭っていくのかというのを観るのもこの映画の楽しみの一つ」と話している。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年05月11日長澤まさみ主演の映画『散歩する侵略者』(2017年9月9日公開)の追加出演者が11日、明らかになった。前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史らが出演する。同作は劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの同名舞台を映画化。長澤は、数日間行方不明になっていた夫が侵略者にのっとられて帰ってくるという事態に巻き込まれる主人公・加瀬鳴海を演じ、侵略者に乗っとられる夫を松田龍平、ジャーナリスト・桜井を長谷川博己が演じる。前田は、長澤演じる鳴海の妹・明日美を演じ、物語が動き出すきっかけとなる。満島は加瀬真治(松田龍平)が散歩中に出会う、引きこもりの青年・丸尾役、お笑いコンビ・アンジャッシュの児島は、一家惨殺事件を捜査する刑事・車田を演じる。また鳴海の取引先の会社社長・鈴木役に光石、真治が出会う牧師役に東出、物語のキーパーソンとなる医者役に小泉、加瀬夫妻たちの前に出没する謎の男・品川役に笹野と、豪華俳優陣が脇を固める。メガホンを取る黒沢清監督は「正直こんなに集まってくれると思わなかったので、感激しました」とコメント。「そのシーンそのシーンできっちり見せ場を作ってくれているので、その人たちがどんな目に遭っていくのかというのを観るのもこの映画の楽しみの一つ」とアピールした。
2017年05月11日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、前編・後編が公開中だ。作中では零(神木隆之介)をほっとさせるような役割で登場した高橋一生と、逆に異彩を放っていた加瀬亮。2人について、キャスティングの裏側を聞いた。○誰よりも「人間」だった加瀬亮――現在大ブレイク中の高橋一生さんも、学校パートで零を励ます林田高志先生役として出演されていますよね。高橋さんは林田先生にぴったりでしたよね。そしたら1年後の今、色気男子っていうんですか、ブレイクしていました。もともと『MM9-MONSTER MAGNITUDE-(エム・エム・ナイン)』とか『怪奇大家族』とか、マニアックな高橋さんが大好きでした。まさか、こんなことになるとは(笑)。林田先生の役はみんなやりたがってくれて、某役者さんもわざわざ「やりたい」と言ってくれていたんです。――1番最初に決まったのが神木さんというお話でしたが、逆に最後に決まった役はありますか?宗谷冬司役については苦労しましたね。最も難しい役どころ。会議ではまあ、色々の個性が、色々な方角から出てきましたよ(笑)。役そのものの立ち位置を徹底的にシュミレーションして。どんな個性か、どんな人間か、そして将棋をどう思っているのか、とかね。延々と……。最終的には、加瀬亮さんと監督が直接会って決まりました。加瀬さんが、宗谷という役について「普通以外の何者でもありません、という役だと思うんですよね」と言っていましたね。その言葉に、大友監督がビビッドに反応しました。監督が「人間以上に人なんだね」と言ったんですよ。ちょっと禅問答の様な。神がかっていないところが、むしろまわりからより浮き上がってくる、極端に言うと、そんな恐ろしい存在なのか、と。もっとも地に足のついていないキャラクターを、どう三次元として実体化させるかという時に、加瀬さんの「より人間的、より普通、より何も纏ってないように行きたいんです」という言葉でピンときたんじゃないでしょうか。会ってすぐに「加瀬亮でいこう!」と監督は言っていました。――作中では神様みたいなイメージでもあると思うんですが、それを「人間」と捉えていたのはかなり意外でした。加瀬さんは「他の役者が、どんどん"演技"して欲しい」と言っていました。そうすることによって、自分がどんどん"普通"になるからと。目立たなくなることにより、宗谷が神のごとく浮かびあがってくる。その作戦が成功したんだと思います。その演技だけを断片的に見たら何でもない、虚飾のない、普通なところが、すごい演技者なんでしょうね。脚本を読んで、自分がどこに立てばいいのかが多分わかっているんじゃないかと思います。ぜひ後編で注目して欲しいんですけど、加瀬さんがふっと座っている時に、全然存在感がないんです。大友監督が「すごいよね、風景に同化してる。風景の1つになってるよ」と驚いていたけど、それだけ何も発していない、無の境地にいるんです。恐ろしいですよ、あのラスト……(笑)。■谷島正之1967年生まれ、東京都出身。『西の魔女が死んだ』(08)、『戦慄迷宮3D』(09)、『ラビット・ホラー3D』(11)、ヴェネチア映画祭コンペティション出品作『鉄男 THE BULLET MAN』(10)、『くるみ割り人形』(14)、『リアル鬼ごっこ』(15)など、清水崇、塚本晋也、園子温、増田セバスチャン、白石和彌らと話題作を製作。共同製作として蜷川実花監督の『さくらん』(07)と『ヘルタースケルター』(12)がある。著書に『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』(ボーンデジタル)がある。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月27日先日、「第70回カンヌ国際映画祭」のある視点部門にて正式出品されることが決定した、黒沢清監督最新作『散歩する侵略者』。この度、穏やかな日常が“異変”に巻き込まれる、衝撃の瞬間を捉えた特報映像が公開された。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」。真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは――?『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞するなど、同映画祭で過去3度の栄光に輝く黒沢監督の最新作とあって、すでに大きな注目が集まる本作は、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」の映画化。キャストには、長澤まさみと松田龍平が夫婦役で出演するほか、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里ら豪華キャストが顔を揃える。到着した映像では、長澤さん演じる主人公・鳴海が「夕飯何食べる?」と松田さん演じる夫・真治に話しかけるという普通の穏やかな日常から、突如“異変”に巻き込まれる衝撃の展開へ。自衛隊も出動するほどの想像を越える事態に、事件を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)らは混乱に包まれ、さらに第2・第3の侵略者である天野(高杉真宙)と立花あきら(恒松祐里)が、人類の滅亡を暗示するかのように意味深に微笑むシーンも映し出されている。新感覚のスリル満点な展開に、公開がより待ち遠しくなる映像に仕上がっている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年04月18日9月9日(土)より公開される、黒沢清監督最新作『散歩する侵略者』が、5月17日(水)に開幕する「第70回カンヌ国際映画祭」のある視点部門にて正式出品されることがこのほど決定。監督と本作に出演するキャスト陣からコメントも到着した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」。真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは――?本作は、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」の映画化。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアを基に、日常が異変に巻き込まれていく世界を描いている。キャストには、長澤まさみと松田龍平が夫婦役を演じるほか、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里ら日本映画界を代表する豪華キャストが集結している。同映画祭では、2001年『回路』で国際批評家連盟賞受賞、2008年『トウキョウソナタ』で「ある視点」部門審査員賞受賞、 2015年『岸辺の旅』で「ある視点」部門監督賞受賞と、3度の栄冠に輝く黒沢監督。本作もすでに高い注目を集めているが、監督は「たぶんこの映画は、ほかの何にも似ていないから選ばれたのでしょう」と語り、「スタッフ、キャスト全員の力が合わさって、初めて強烈な個性が生み出されます。その代表としてカンヌに行きます。みんな、ありがとう」と喜びのコメントを寄せている。また、長澤さんは「この映画をたくさんの国の方々に見て頂けることを嬉しく感じる反面、ドキドキしている自分もいます」と心境を話し、デビュー作以来のカンヌ映画祭だと言う松田さんは、「最高です。あのとき僕が見たカンヌの景色は、それはそれは刺激的でした。そういう意味でも僕にとって特別な思いがあります。黒沢監督に感謝」と語る。そして長谷川さんも、「念願だった黒沢清作品に出演させていただき、さらにカンヌまで出品できるとは。映画に関わった者としてこんな嬉しいことはありません。観る人によって何色にも染まれるこの映画が、どのように世界を“侵略”していくのか楽しみです」と期待を寄せている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年04月13日俳優・ミュージシャンの武田真治が12日、都内で行われたミュージカル『ビューティフル』の製作発表記者会見に、水樹奈々、平原綾香、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、剣幸とともに登場した。同作は世界的シンガーソングライターであるキャロル・キングの反省を数々の名曲とともに描いたミュージカル。2013年にブロードウェイで幕を開け、今も世界中で上演されているヒット作で、今回が日本初演となる。声優・歌手・ナレーターとしてマルチに活躍する水樹と、デビュー作「Jupiter」がミリオンヒットとなった平原がWキャストで主演を務める。プロデューサーのドニー・カーシュナーを演じる武田は、出演者陣とともに「ユーヴ・ガッタ・フレンド」を披露。「今ちらっと聞いていただいただけでも本当にそれぞれ、7人7様の歌声がある」とアピールした。また、「歌の割り振りで気づいていただいた通り、(自分の歌は)少なめです。そこは期待されていないんだろうなと思うんです」と冗談交じりに語り、「27年間で培ってきた人柄で、カンパニーに溶け込んでいきたいと思います」と笑いを誘った。同作は7月26日~8月26日、帝国劇場にて上演される。帝国劇場には2008年出演のミュージカル『エリザベート』振りに立つことになる武田は、「当時は自分にとってもちろん厳粛に受け止めていたつもりですけど」と前置きしつつ、「帝国劇場に舞台に上がるということの意味は、上がるたびに深まっていくのかなと思います」と経験を振り返る。「個人的に9年ぶり。そしてまた、9年後にならないよう、一生懸命頑張りたいと思います」と意気込んだ。また現在、ミュージカル『王家の紋章』で帝国劇場に立っている伊礼は、「『王家の紋章』の妹役がキャロル。今回は妻の名前がキャロル。4月から8月末までキャロルって人名を言い続けるという思い出ができるかと思うと幸せです」と語った。
2017年04月12日劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を、長澤まさみ、松田龍平ら豪華キャストで映画化する『散歩する侵略者』。この度、本作のティザービジュアルが解禁された。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発していた。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、取材中に一人ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――。真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは――?本作は、『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が、サスペンス、アクション、そしてラブストーリーと、ひとつのジャンルには収まらない、新たなエンターテインメントに挑戦。本作で初共演にして夫婦役を演じる長澤さんと松田さんをはじめ、キャストにはジャーナリスト・桜井役の長谷川博己、謎の若者・天野役の高杉真宙らが出演する。このほど到着したティザービジュアルでは、「絶望がやってきた。愛する人の姿で」というコピーと共に、主人公・加瀬鳴海演じる長澤さんがうっすらと涙を浮かべ、「侵略者」に乗っ取られた夫・真治(松田龍平)は意味ありげに指を差し出し、ジャーナリスト・桜井(長谷川博己)は「何か」を見つめる意味深な一枚に。さらに、第2・第3の「侵略者」である天野(高杉真宙)と立花あきら(恒松祐里)の姿も写し出され、メインキャラクター5人が集結。また、裏面では散歩する鳴海と真治の背後で爆発が起こる衝撃的なビジュアル。「人類は知らない。滅亡はそこまで来ている。」というコピーと共に、真っ青な青空と対比するかのように、静かに進む「侵略」。穏やかな日常が“異変”に巻き込まれていく様子が描かれている。長澤さんは、「作品の中で描かれているようなことが、現実の世界でも起こっているかもしれないというドキドキを、ぜひ楽しんで頂けたら嬉しい」と見どころを語り、松田さんは「侵略者がやってくる、というシンプルでわかりやすい話なのに、いろんな視点で楽しむことができるのがこの作品の魅力」とアピール。また長谷川さんも、「一言では言えないジャンル、すごい映画になると思います」とコメントを寄せている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月24日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、さらに高杉真宙が出演する黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。本作に、先のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題を呼び、今後も話題作が多数控える恒松祐里の出演が決定。黒沢監督からも絶賛のコメントが到着した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向に。「地球を侵略しに来た」と、真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える…。本作は、国内外で圧倒的な支持を集める黒沢監督が、気鋭の劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を長澤さん、松田さん、長谷川さんら日本映画界を代表する豪華キャスト陣で映画化。そこに今回、加わることになった恒松さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」、映画『くちびるに歌を』などで注目を浴び、「真田丸」で主人公・真田信繁(堺雅人)の娘すえを好演して話題に。今年は公開中の『ハルチカ』、間もなく3月25日からは『サクラダリセット』の公開が控える、ネクストブレイクの1人として注目の逸材だ。演じるのは、外見はどこにでもいるあどけない普通の女子高生、しかし、その正体は“侵略者”という立花あきら役だ。恒松さんは、10年以上のバレエで培った身体能力を発揮し、本格アクションシーンに初挑戦。クランクイン前からハードなトレーニングを重ね、撮影現場ではすさまじい殺陣アクションを披露。想像を超える恒松さんの身体能力に、スタッフ・キャスト一同が感嘆するひと幕もあったという。また、アクションだけでなく、微妙な表情や芝居を求められる“侵略者”という難役を軽々と演じてみせる彼女に、黒沢監督も「末恐ろしい女優」とその才能を絶賛。どこか狂気を感じさせながら、楽しげに男たちを叩きのめすという“笑顔×狂気×ハードアクション”のニューヒロインを演じる恒松さんに、期待していて。■恒松祐里立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は“侵略者”という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、「人間ってこういうものなのかな」って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました。一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から「“人間ってこういう感じなんだ、へえー”みたいな感じのアクションで」と言われ、そういうあきらの「度を超えた」無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのが、とても難しかったです。■黒沢清監督まだ若いのに、もう芸歴10年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった日本映画界を代表する豪華キャストを迎え、黒沢清監督が劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を映画化する『散歩する侵略者』。このほど、本作の追加キャストに、『PとJK』『ReLIFE リライフ』『逆光の頃』『トリガール!』など話題作が続々と控える若手人気俳優、高杉真宙の出演が決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい、彼は何をしているのか?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ――。「地球を侵略しに来た」と真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員にもなった黒沢監督が、サスペンス、アクション、コメディ、そしてラブストーリーと、ひとつのジャンルには収まらない新たなエンターテインメントに挑戦する本作。この度、夫婦役を演じる長澤さん&松田さん、ジャーナリスト・桜井役の長谷川さんという豪華キャストに加え、高杉さんが参戦。演じるのは、長谷川さん演じる桜井が一家惨殺事件の取材先で出会う謎の若者・天野役。2人が出会い、行動を共にすることで物語は思わぬ方向へと進展していくキーパーソンとなる。この天野は実は、松田さん演じる“侵略者”に乗っ取られた男・真治の仲間である、第2の“侵略者”。かつてない複雑なキャラクターにして物語の牽引役を、高杉さんは黒沢監督の演出のもとでのびやかに熱演、長谷川さんとの共演シーンでも、一歩も引けを取らない圧倒的存在感を見せている。今年、新成人となった高杉さんが、明るく、さわやかな少年のイメージから一転、新境地を開拓したといえる本作。高杉さんは、「黒沢監督とご一緒できること、また長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さんと演技者として尊敬する先輩の方々とご一緒できる…と、本当に嬉しかったです」と、その喜びを口にする。「(演じる)天野は“侵略者”ですが、見た目は僕のまま…普通の人間なので、どうしたらそれが観る方に伝わるのか、どこまで伝えるべきなのか…というのが難しかったです」と語り、「意外と人間らしいと言いますか、信念もあり、演じていて惹かれていくキャラクターでした」と説明する。共演シーンが多かった長谷川さんについては、「長谷川さんはひたすらカッコいい方。大人の落ち着きがあって、おしゃれで…。僕はまだ映画にそこまで詳しくないので『長谷川さんに教えていただきたいなぁ』と思ってお聞きしたら、お薦めの作品をたくさん教えてくださいました。とてもわかりやすく教えていただき、自分もいろいろな経験を積んで、長谷川さんのように周囲の人に教えてあげられるような男性になりたいなと憧れますね」と明かしてくれた。そんな高杉さんを、黒沢監督は「ほれぼれする美しい顔だちとスリムな体型をしてらっしゃるのですが、それに似合わず、正真正銘の演技派俳優なので驚きました」と絶賛、「現場ではいつも泥臭いほど真剣に、この難しい役どころに取り組んでいて頼もしかったです」とコメントを寄せている。「どんな役も演じられる、十年後、二十年後が楽しみな俳優」と黒沢監督も認める高杉さん。今年、本作でさらなる話題を呼ぶことになりそうだ。『散歩する侵略者』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月28日グラビアアイドルの葉加瀬マイが15日深夜、自身のツイッターを更新。新年早々にレストランで口論になったタレントのフィフィがツイッターで説明した経緯について、「事実と全く違う」と反論した。葉加瀬は15日に出演したTBS系情報番組『サンデー・ジャポン』で、年明け1月1日の1時頃にタレントの友人とレストランで食事をしていたところ、偶然フィフィらのグループと言い争いになった"事件"を暴露。フィフィの男友達が葉加瀬たちを勝手に撮り始め、店のオーナーが注意すると、フィフィは「私の方が芸能人なのに何言ってんの」「あんたたちブスが!」と激怒したと明かした。フィフィは番組内で、葉加瀬に「うるせーババァ」と言われたと言い返し、「写してないの。私たちは自分たち撮ってたの。ツイッターにもあげてる。自意識過剰。撮ってねーよ!」と反論。さらに、放送終了後にツイッターで経緯を説明し、自分が激怒して「ブス」と罵倒したのは、葉加瀬が先に「うるせーババァ」と言ってきたからだと主張した。これに対し、葉加瀬は「ええええ 全然違うじゃないですか! 一部始終を話しちゃうとだいぶ悪くなるとおもって抑えて言ったのですが」と反論。「サンジャポで共演することが決まり、年始の事があったので事務所と番組とが相談して放送で話すことになり」と説明した上で、「サンジャポファミリーの皆さんに笑っておさめていただいたのでこれでもし別の所でお会いしても普通にできるかなと思っていたのですが、事実と全く違うことを言われてしまって何と言っていいか」と不信感を示した。
2017年01月16日グラビアアイドルの葉加瀬マイが15日、TBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)に生出演。新年早々に起きたタレントのフィフィとの口論バトルを告白した。葉加瀬は「私、謝ってほしいんですフィフィさんに。覚えてますか? この間のカウントダウンの日」と切り出し、年明け1月1日の1時頃にタレントの友人とレストランで食事をしていたところ、偶然フィフィらのグループと言い争いになったエピソードを話し始めた。そのレストランで、フィフィの男友達が葉加瀬たちを勝手に撮り始め、店のオーナーが「控えてください」と注意すると、フィフィは「私の方が芸能人なのに何言ってんの」「あんたたちブスが!」と激怒したという。フィフィも「うるせーババア」と言われたと明かしたが、葉加瀬はさらに、「この世のものとは思えないようなけんまくで、『あんたたちブス、謝んなさいよ!』みたいな…」と訴えた。そして、フィフィが「写してないの。私たちは自分たち撮ってたの。ツイッターにもあげてる。自意識過剰。撮ってねーよ!」と反論すると、葉加瀬は「『私、フォロワー23万人なのよ。ブスたち許さない』って」と続け、フィフィは「それは言った。『有名人にしてやろうか』って」と苦笑しながら認めた。
2017年01月15日映画『散歩する侵略者』が2017年9月9日(土)に公開される。本作は黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの舞台「散歩する侵略者」を映画化したもの。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なストーリーだ。突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される妻・加瀬鳴海には長澤まさみ、侵略者に体を乗っ取られた男であり、加瀬鳴海の夫・真治役には、松田龍平が抜擢された。両者は今回が初共演にして、初の夫婦役となる。さらに「侵略者」と行動を共にすることになるジャーナリスト・桜井役には映画『シン・ゴジラ』で名演を見せた長谷川博己。正義感溢れる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ、人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころとなる。そのほか、鳴海の妹役に前田敦子、『無限の住人』『忍びの国』など話題作への出演が続く満島真之介、TBS連続ドラマ「あなたのことはそれほど」で“怪演”ぶりをみせた東出昌大らの出演も決定。日本映画界の「今」を象徴するオールスターキャストが集結する。■ストーリー数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか...? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」—真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?【作品詳細】映画『散歩する侵略者』公開日:2017年9月9日(土)全国ロードーショー監督:黒沢清出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、前田敦子、高杉真宙、恒松祐里、満島真之介、東出昌大、小泉今日子ほか原作:前川知大「散歩する侵略者」配給:松竹 日活©2017『散歩する侵略者』製作委員会
2016年12月09日今年、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員となった黒沢清監督のもと、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった実力派俳優が初共演を果たし、前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化することが決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。その夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい何をしているのか…?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変えたとき、彼らが見たものとは?そして、たどり着く結末とは…?NHK大河ドラマ「真田丸」や映画『アイアムアヒーロー』への挑戦、『君の名は。』への声の出演など、幅広い活躍を見せる長澤さんが、脚本を読み、出演を熱望したという本作。演じるのは、突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される主人公・加瀬鳴海。難役でありながら、女性が憧れる強い女性像を体現する。また、長澤さんと初共演にして、初の夫婦役を演じるのは、『モヒカン故郷へ帰る』『ぼくのおじさん』から異色時代劇『殿、利息でござる!』などでも、抜群の存在感と演技力で見せた松田さん。「彼以外には考えられなかった」という黒沢監督や製作陣からの熱烈なオファーに応え、“侵略者に体を乗っ取られた男”という前代未聞の役柄を絶妙なリアリティをもって演じている。そして、町で発生する一家惨殺事件を追ううちに“侵略者”と行動をともにすることになるジャーナリスト・桜井役には、大ヒット作『シン・ゴジラ』での名演も記憶に新しい長谷川博己。正義感あふれる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころで、新たな魅力を見せている。彼ら3人とも、黒沢監督とは念願の初顔合わせ。『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、海外進出作『ダゲレオタイプの女』も注目を集めた黒沢監督が次に選んだのは、神木隆之介×門脇麦で映画化もされた「太陽」など、数多くの人気作品で知られる劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の代表作。同舞台は、2005年に初演、2007年、2011年と再演を重ね、初演後には前川氏自身の手により小説化され、雑誌「ダ・ヴィンチ」にて連載、単行本化もされている。この舞台のアイデアに感銘を受けた黒沢監督は、長年の構想期間を経て、サスペンス、アクション、コメディ、そして究極のラブストーリーと、既成のジャンルには収まりきらない、規格外の映画として重奏的に構築。ずっと仕事をしたかった人たちをキャスティングしたという豪華出演陣を迎え、まだ未発表ながら、さらなる主役級の俳優陣が多数出演することになるという。想像を超えた事態に直面し、立ち向かう夫婦の喜怒哀楽を息のあったコンビネーションで見せる長澤さん、松田さん。そして、“侵略者”に絡んでいく長谷川さんが見せる“化学反応”に、いまから期待していて。<以下、コメント>■長澤まさみ出演オファーをいただいたときは、私でいいのかなと思うほど本当に嬉しかったです。普遍的な日常の中で、気づかないうちに静かに何かが動き出している…というような、現実味のあるフィクションが好きなので、脚本はのめり込んで一気に読みました。女性として、鳴海の気持ちに共感しながら、真治のことを家族として大切に思えるようにしようと思って演じました。真治役の松田龍平さんは、そんな思いを常に受け止めてくれて、とても助けられました。黒沢監督は、細かく丁寧にお芝居をつけてくださるのですが、怒ってばかりの役だったので、いい意味で、こんなに大変でつらい現場は久しぶりだなと思いました。毎日ふらふらになりました。作品の中で描かれているようなことが、現実の世界でも起こっているかもしれないというドキドキを、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。■松田龍平脚本を読んだ段階では、「侵略者」に体を乗っ取られた男という真治の設定が想像しきれなくて、逆に何もこだわらずに撮影に臨みました。黒沢清監督と初めてご一緒できることも嬉しかったですが、黒沢監督にヒントをもらいながら、役を埋めていきました。「侵略者」がやってくる、というシンプルでわかりやすい話なのに、いろんな視点で楽しむことができるのがこの作品の魅力だと思います。鳴海と真治という、壊れかけた夫婦の関係性、真治が鳴海の心を取り戻していく話でもありますし、一方で「侵略」のあり方を描いていく話でもある。自分の身の回りのことに置き換えて観られると思います。笑える要素もあるし、アクション映画か?というような部分もあるし、自分が出演していないところでも楽しみなシーンがたくさんあります。さまざまな面白さのある、幅の広い映画になるのではないかと思います。■長谷川博己黒沢清監督作品に出演できたことをとてもうれしく思います。「侵略者」と行動をともにしていくジャーナリスト桜井役です。黒沢監督の作品は多く拝見していますが、撮影前に「(監督の)いままでの作品のことはすべて忘れてください」と仰っておられました。何か新しいことに挑戦されようとする監督の意思に心躍りました。ラブストーリーでもあれば、男同士の友情を描くノワール映画的な要素もあります。ジャンルを飛び越えた、すごい映画になるんじゃないかと楽しみにしています。■原作:前川知大そもそも自分は黒沢清監督の映画が大好きで、かなりの影響を受けています。その僕が演劇として生み出したこの物語を、映画にするのが黒沢監督というのは僕的に最高の巡り合わせでした。そこに集まった俳優陣も素晴らしく、もう期待しかありません。ある夫婦の話でありながら、世界に対する侵略者の話でもあります。映画ならではのスケール感で描かれることに興奮しています。■監督:黒沢清「イキウメ」の舞台では、決まって世界は二重三重にかさなり合っている。その絶妙な配置をどうやって映画化するか、最初それは至難のワザに思えた。私を含めてスタッフたちはみな試行錯誤しながら、現実世界の中に様々なこちら側とあちら側の境界線を用意した。それが正解なのかどうか、やってみるまで誰にもわからなかった。しかし俳優たちは誰一人ちゅうちょせず、いとも軽々その境界線を越えてくれた。時に笑いを誘いながら。こうして今まで多分誰も見たことのない、まったく新しい娯楽映画ができあがったように思う。『散歩する侵略者』は2017年9月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日東京スカイツリータウンにあるコニカミノルタプラネタリウム“天空”では、ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎の楽曲を起用した「Feel the Earth 〜Music by 葉加瀬太郎〜」が上映される。期間は2016年9月17日(土)から2017年1月末まで。ドームでは、葉加瀬が手掛ける「エトピリカ(Etupirka)」「ひまわり」といった名曲に加え、書き下ろしの新曲 「銀河のものがたり」を含む全10曲を、星空を眺めながら、鑑賞。また、ナレーターは元フジテレビアナウンサーの平井理央が務め、日常とはかけ離れた星空の世界へ誘ってくれる。上映のテーマは“地球”。宇宙から地球を眺めたり、世界中の星空を巡ったり、私たちの暮らす“地球”の尊さ、美しさを感じられるプラネタリウムならではの作品となる。また、オリジナルのアロマも香り、疲れた心を癒やしてくれる“ヒーリングプラネタリウム”として楽しむことができる。【概要】プラネタリウム「Feel the Earth 〜Music by 葉加瀬太郎〜」上映期間:2015年9月17日(土)〜2017年1月末予定※2016年10月20日(木)は機器メンテナンスのため休館。会場:コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン イーストヤード7階営業時間:12:00の回〜21:00の回 (上映時間 約45分)※9月17日(土)〜11月7日(月)の営業時間。それ以降の上映時間は“天空”WEBサイトで確認。※2016年9月20日(火)は17時、19時、21時の回が上映中止となる。料金:・プラネタリウム 大人(中学生〜)1200円、子供(4才〜小学生)600円・ヒーリングプラネタリウム 一律1500円【問い合わせ先】インフォメーションTEL:03-5610-3043 (受付時間 10:00〜19:00)
2016年09月11日WOWOWで4月2日(土)に放送される加瀬亮主演のドラマW『この街の命に』は、犬や猫などの動物の殺処分をテーマに、人間と動物の関係について深く考えさせられる重厚な作品である。物語の舞台である動物愛護センターで働く行政獣医・牧田洋を演じた主演の加瀬亮と、同じくセンターの職員・木崎良太を演じた篠原篤に話を聞いた。――まずは台本を読んだ感想をお聞かせ下さい。加瀬「題材を聞いた時は、あんまりいい予感がしなかったんです。動物愛護という言葉もあまり好きではないですし、勝手な先入観ですけど、なんとなく感情的に叫ぶイメージがあったので。でも、台本を読んだらすごく丁寧に取材されて、いろいろな角度から拾って静かに描いていたので、自分もキチンと向き合ったことはないですし、この機会を借りて、一度真剣にこの問題について考えてみようと思いました」――それぞれ演じられたキャラクターについてはいかがでしょうか。加瀬「牧田は好きで獣医になったと思いますし、至極真っ当な感覚を持った人だと思いました。普通、犬でも猫でも、飼って最後まで面倒を見ないというのは、自分の中でも疑問は疑問なので、割と自分と近い違和感を持っている人物かと。目の前で毎週動物を殺して何も思わないのか、仕事だからしょうがないのか。いずれにせよ違和感を持たない方が不自然かなって」篠原「僕が演じた木崎は加瀬さん演じる牧田よりまだ一歩手前というか、物事にうとくて少し遅れ気味に気づく、事が起きて後から考えるタイプですね。彼にとっては『働く』という日常を手に入れたことがまず大事だったんじゃないかなって思います」――お二人は実際にペット・生き物を飼った経験は?篠原「僕はクワガタくらいですね(笑)。でも、団地暮らしだったこともあるんですが、近所で子犬が生まれた時、親に『飼いたい』と言ったら、『おまえらだけでも大変なのに、なんで飼わないといけないんだ』と言われたことをすごく覚えていて。その時は漠然と『そうなんだ』としか思いませんでしたけど、今、考えると、親は『貴様らみたいな小僧に(最後まで)責任は取れないだろ?』という意味で言ったんだと思うんです」――自分が年齢を重ねて、言葉の意味が理解出来たと。篠原「動物を飼う責任って何だろう、とか、単純に『ペットも家族です』と言いながらホテルに預けたりするのってどうなんだろう、とか。飼ったことがないから簡単に言えるのかもしれないですけど、もちろん必要だから癒されている人たちもいるわけで。ただ、こういうことを『社会全体の病ですよね』って言っちゃうと何でもくくれてしまうと思うんです。そうじゃなくて、その手前に個人の問題なのではないかなと」――加瀬さんはいかがですか。加瀬「あります。中学の時に初めて犬を飼い始めたんですけど、祖父母も叔母も両親も弟もいたので、みんなで面倒見ていましたね。『飼っていた』というよりも『庭にいた』みたいな感じでしたが」――ドラマでは、犬の"声"が聞こえるという描写がありますが、動物と心を通わした経験はありますか?篠原「僕は信頼している相手なら、『犬としゃべれる』と言われても比較的信じてます。『話す』という行為が何を指すのかは別としても、驚いたりはしないです」加瀬「そういう経験はありませんが、生き物たちを見ると不思議だなって思いますね。犬とかは特に。『なんで犬は飼い主をこんなに好きなんだろう』って(笑)。犬は犬自身以上に飼い主のことを好きだと思うんです。そんな動物ほかにいませんよね。あとは、犬のちょっとした仕草に気分がほぐされることもあります。単純に見た目がかわいい、というのもありますけど(笑)」――今回の作品を通じて、日常や環境、人の心を「変える」意志、というものをメッセージとして受け取ったのですが、お二人にとって物事や状況を「変える」ために必要なモノは何でしょうか?加瀬「(緒方明)監督も"変化"についておっしゃってましたが、牧田が赴任してきて最初に感じた"違和感"をセンターのみんなに投げた時、係長の前川(黒田大輔)や職員の末吉(岡山天音)から『みんな穏便にいきたいんです』って言われるんです。一見、良さそうな言葉ですし、それに乗っかって安住したいポジションにいる人の気持ちも分からなくはないけど、それは本作に限らず、物事が停滞する要因だと思いますね」――と、いいますと?加瀬「今回、牧田を演じて思ったのは、たまたま新しい所長が来て、たまたま他の職員も彼と同じような違和感を持っていたから環境が変わったのであって、個人の違和感なんて、誰かが『何言ってんだ』って一言いうだけで、孤立して簡単に潰れてしまうほど脆いものなんだと。一つの映画を作る時も同じで、自分が感じる違和感を投げても、全員から『はい?』って言われたら、無かったことになってしまう。時には話を聞いてくれたり、相談したりすることもありますが、そうじゃない時は、一人だけ"面倒くさいヤツ"ということにもなりかねない。そうならないためにはある程度、意志を共にした、"違和感"を共有出来る人がいないと、って思いました」――"違和感"を共有出来る仲間を持つことが重要であると。加瀬「自分が今いる邦画やドラマの業界を見ても、やっぱり『穏便に行きましょう』っていう空気の方が大きいと思うので。違和感や疑問、そして『こうしていきたい』と思う"憧れ"って、意外と大事な気がします。それらを持ち続けることはって、ものすごく面倒で体力のいることだし、相当な覚悟もいるでしょうし、最終的に一人では出来ないことです」――篠原さんの意見もぜひ聞かせて下さい。篠原「加瀬さんがおっしゃった『違和感を投げる』ということがまさにそうだなと。一人では変えられないという意味では、"縁"という言い方をすると思うんですけど、そういう巡り合わせを引くためには、違和感と憧れを持ち続けることが大事なのかなと。そのためには決して大げさなことではなく、『自分が幸せになりたい』『そばにいる人を幸せにしたい』という気持ちが大事というか。そう考えるのは単純に人間として当たり前のことだと思うんです」――いかに身近なものとして考えられるかどうか、でしょうか。篠原「同じく前川係長のセリフで『先輩たちからもそう言われてきたし』という言葉があるんですが、それだけで“蓋”は閉じないと思うんです。明らかにその蓋は開いてるか欠けてるかで何かが漏れている。それが“違和感”なのかなと。そういうものを大事にして投げ続けることは体力も消耗しますし、すごく大変なことですけど、家族や友だちに助けてもらったり背中を押してもらったりでもいいから、『やり続けることが大事だ』ということを経験すれば、誰もがそうなれる可能性があると僕は思います」
2016年03月31日加瀬亮主演のWOWOWドラマW『この街の命に』の完成披露試写会が3月20日に都内で行われ、主演の加瀬をはじめ、戸田恵梨香、黒田大輔、岡山天音、篠原篤、緒方明監督が舞台あいさつに登壇した。その他の情報本ドラマは、ある街の動物愛護センターを舞台に、殺処分される動物たちを救おうと踏み出した獣医と職員たちの葛藤と再生を描くヒューマン・ドラマ。加瀬はセンターに配属され、殺処分の現実に直面する行政獣医・牧田役を演じ、戸田は同僚の行政獣医・幡枝役を演じている。撮影を振り返り加瀬は「実際の施設にお邪魔して撮影したのですが、職員の方に『どんな仕事ですか?』と質問した時、『片手でなでて、もう片方の手で絞め殺している、そういう仕事だよ』と、複雑な表情で語られたのが印象的でした」と話し、戸田も「施設を見学し、言葉では言い表しようのない、感情が出て来ないくらいの気持ちで何とも言えませんでした」と明かした。『SPEC』シリーズ以来、約2年半ぶりの共演となるふたり。加瀬が「僕は(戸田さんが『SPEC』と)違う役だからといってそんなに戸惑わなかった」というと、戸田は「私は違和感でした(笑)。『気持ち悪いな』と(思いました)」と返すも、「役者としてすごい信頼しているし、安心感を現場に与えてくれる人でした」と話した。本作について加瀬は「面倒なことにどれだけ丁寧に向き合えるか、いろいろなことを教わった気がします」と振り返り、戸田は「私たち人間が動物に対してどう向き合っていくのか、考えてもらえれたら嬉しいです」とコメント。メガホンを執った緒方明監督は「見どころは1時間40分全部」といい、「フィクションですけども、現実に殺処分というものが行われていて、最前線で苦しみながらそれをやっている人たちがいることをちょっとでも分かって欲しいですし、犬や猫を愛するがゆえに起こっている矛盾というものを、ほんの少しでも感じていただければと思います」と語った。WOWOWドラマW『この街の命に』4月2日(土)夜9時よりWOWOWにて放送
2016年03月22日犬猫の殺処分をテーマにしたWOWOW「ドラマW この街の命に」の完成試写会が20日(日)都内で行われ、主演の加瀬亮、共演の戸田恵梨香、黒田大輔、岡山天音、篠原篤、緒方明監督が登壇した。脚本・青木研次&監督・緒方明の映画『いつか読書する日』コンビによる、犬猫の殺処分をテーマにした人間ドラマ。ある街の行政組織「動物愛護センター」を舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと踏み出した獣医たち職員の葛藤と再生を描く。殺処分に疑問を抱く主人公を務めた加瀬さんは「実際の場所を借りて、職員たちが仕事をしている中で撮影を行った」とリアル重視のスタイルを明かしながら「職員の方に『どんな仕事ですか?』と質問したら『片手で犬を撫でてもう片方で絞め殺している、そういう仕事だ』と複雑な表情で仰っていたのが印象的。そういう所を出発点として役柄を演じた」とふり返った。同僚役の戸田さんも「こんなヘビーな作品を観に来ていただいてありがとうございます」と挨拶し「実際の施設で撮影して、処分する機械などもすべて見せてもらった。言葉では言い表しようのない、感情が出てこない、何とも言えない気持ちになりました。このドラマをきっかけに、動物に対して人間がどう向き合っていくべきなのかを考えてもらえたら」と神妙な面持ち。ドラマの内容ゆえに緒方監督も「重いコメントを言わざるを得ない状況」と苦笑いで「題材が難しいテーマだし、それを演じる側も作る側も難しい。作り手側も試行錯誤の連続。ただ、楽しむだけが作品ではないと思う。俳優たちが悩みながら作り上げた作品を観ていただき、何かを感じてもらえたら嬉しい」とメッセージした。そんな中、加瀬さんと戸田さんの共演が人気ドラマシリーズ「SPEC」以来という話題になると、加瀬さんは「『SPEC』で3年くらい一緒だったので、ある意味安心していた。違う役だからといって戸惑わなかった。でも戸田さんのマネージャーや僕のマネージャー、それに『SPEC』を見ていた周りの方が戸惑っていて『違和感がある』と言われた」と意外なリアクションを紹介。一方の戸田さんは「私は違和感でした」と明かし、「『SPEC』では加瀬さんに敬語を使っていたけれど、このドラマでは加瀬さんが私に敬語を使う設定だから、なんか気持ちが悪かった」と打ち明け、笑いを誘った。WOWOW「ドラマW この街の命に」は、4月2日(土)21時~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月21日WOWOWのドラマW初主演となる加瀬亮が、「SPEC」シリーズ以来の共演となる戸田恵梨香、さらにNHK朝の連続テレビ小説「まれ」の田中裕子と贈る「この街の命に」。このほど本作のポスタービジュアルとともに、実際の動物愛護センターが舞台となった60秒予告編が解禁となった。動物愛護センターに行政獣医として配属された牧田洋(加瀬亮)は、国の法律に従い、淡々と“業務”を遂行する。彼は“誰かがやらなければならない仕事”と自分に言い聞かせながらも、悩み苦しんでいた。同僚の行政獣医・幡枝亜紀(戸田恵梨香)は病院に通い精神安定剤が手放せず、作業班の志賀悟(渋川清彦)は「犬がしゃべる」と言いだし、悪夢にうなされる。職員の誰もが心にふたをして、処分を続けていた。そんなある日、獣医・高野綾子(田中裕子)がセンターの新所長として配属される。高野は着任早々「犬と猫には全部名前を付けて」と言い、トリマーを呼び寄せ、動物たちをきれいにする。現状を変えるという高野の想いに、背中を押された牧田たちは、殺処分を減らそうと動き始めるが…。ペットブームといわれて久しい中、1年間に殺処分される犬猫は10万頭を超えるという現在の日本(環境省・平成26年度発表)。なぜ、これほど多くの犬や猫が殺処分されるのか。また、その現場に直面する人間はいったい何を思うのか。このドラマは、ある街の行政組織「動物愛護センター」を舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと踏み出した獣医たち職員の葛藤と再生を描き出す。脚本と監督は、『独立少年合唱団』で第50回ベルリン国際映画祭「アルフレード・バウアー賞」、『いつか読書する日』で第29回モントリオール世界映画祭「審査員特別賞」を受賞した青木研次と緒方明の名コンビが担当する。今回解禁となった予告編では、実在する山梨県の動物愛護センターで撮影された、まさに命と向き合う現場が、アコーディオニスト・cobaの音楽とともに映し出されている。また、主人公・牧田役を演じる加瀬さんが中央に佇むポスタービジュアルは、まさにそのセンターの犬舎で撮られたもの。中にいる犬たちに視線を送る牧田の姿は、本作が描く“犬猫殺処分”の現実をこちらに投げかけているかのよう。脇を固める戸田さんや田中さん、渋川清彦、熊谷真実の表情からも、厳しい現実に向き合う彼らの葛藤を感じさせている。さらに、キャッチコピーの「僕らは、何を知っているのだろう」は、劇中で加瀬さん自身が語るナレーションの一つとなっている。その言葉の真意は、本作からの知らなくてはならないメッセージといえそうだ。ドラマW「この街の命に」は 4月2日(土)21時よりWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月11日加瀬亮が主演し、戸田恵梨香と共演するドラマW『この街の命に』が4月2日(土)から放送されることが決定した。『SPEC』シリーズ以来の共演となるふたりは、動物愛護センターに配属され、殺処分の現実に直面する獣医を演じる。その他の情報産地偽装やクローン技術、テロ事件、死刑の基準など、社会的なテーマに鋭く切り込んできたドラマW。今回は「日本国内で1年間に殺処分される犬猫は10万頭を超える(環境省平成26年度発表)」という事実を取り上げ、ある街の行政センターを舞台に、犬や猫を救おうと踏み出した獣医と職員たちの葛藤と再生を描く。メガホンをとった緒方明監督は「殺処分ゼロを目指すことがそんなにたやすいことではないこと、日本のペット産業の問題点、犬や猫たちの生態系。さらに調べていくうちに“人間とペットとの関係”を飛び越えて、“人と動物の命とは”というもはや解答を出すことの難しい命題にまでたどりつきました」と語り、「もともと動物が好きでこの仕事についたはずなのに動物を処分しなければならないという矛盾。悲しみ、怒り、あきらめ、切なさ、やりきれなさ、開き直り、などなど複雑な感情を体にしまいこんで日々を営む人々の物語です」と説明する。加瀬演じる主人公は、「誰かがやらなければならない仕事」と自分に言い聞かせながら殺処分を遂行し、同僚の獣医(戸田)はそんな毎日に心を病み、病院で処方された精神安定剤が手放せないという役どころだ。加瀬は「人と動物などの問題は、業を含む難しい題材ですが、今回、このような機会をいただいて、自分にとって様々な角度からそれらについて考える良い時間となりました」と話し、戸田は「私自身子供の頃から犬と生活をしてきて、たくさんの思いをそれらに抱いていました。この台本を読んだ時には戸惑いましたが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせて頂けて良かったと思っています」とコメント。今回と同じく同僚でありながら『SPEC』では常にいがみ合っている役だったふたり。撮影時のエピソードについて加瀬は「現場で戸田さん一人がズバ抜けて犬との接し方に長けていることにびっくりしました。戸田さんのマネージャーさんと自分のマネージャーが、再度の共演なので現場でモニターをみながら『敬語で戸田と加瀬が話してること自体もの凄い違和感だね』などと、『SPEC』の時との違いを笑っているのを目撃しました(笑)」と暴露。戸田は、スーツで坊主頭、考えるよりも先に体が動くタイプの役だった『SPEC』とは、まるで正反対のキャラクターを演じた加瀬との共演について「殴り合いがないのが淋しかったです(笑)。髪の毛も伸びていますし、スーツじゃないし、表情も柔らかですし、なんだか妙に恥ずかしかったのを覚えています」と明かした。ドラマW『この街の命に』4月2日(土)夜9時よりWOWOWプライムにて放送
2016年02月19日俳優の加瀬亮が、WOWOWで4月2日に放送されるスペシャルドラマ『この待の命に』に主演することが18日、明らかになった。舞台はある街の行政組織「動物愛護センター」。センターに配属され、殺処分される犬や猫たちの運命に直面し苦悩する行政獣医・牧田(加瀬)とその同僚・亜紀(戸田恵梨香)の姿を通じ、人間と動物とのあり方をリアルに描いていく。加瀬は「丁寧に書かれていて、淡々とした静かな話だと思いました。 結論を急がずに、声高に何かを叫んでいないところも好きでした。人と動物などの問題は、業を含む難しい題材ですが、今回、このような機会をいただいて、自分にとってさまざまな角度からそれらについて考える良い時間となりました」とコメント。『SPEC』シリーズ以来となる戸田との共演については「『SPEC』のときとはまったく違う関係の役でしたが、自分自身は戸惑いはまったくありませんでした。 戸田さんはとても信頼している役者さんで、いつでも刺激と安心を撮影に与えてくれる人だと思います。 今回は現場で戸田さん一人がズバ抜けて犬との接し方に長けていることにびっくりしました」と、現場での彼女の素顔を披露した。戸田は「私自身、子供の頃から犬と生活をしてきて、たくさんの思いをそれらに抱いていました。この台本を読んだ時には戸惑いましたが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせていただけて良かったと思っています。ドラマでは描ききれない事実があります。この作品をきっかけに犬猫に興味がない方たちにも今、日本では何が起こっているのか、そんなことに興味を持ってもらえたら幸いです」と視聴者にメッセージを送っている。監督は緒方明、脚本は青木研次。出演はほかに田中裕子、渋川清彦、黒田大輔、岡山天音、諏訪太朗、篠原篤、柳英里紗、高橋長英、島かおり、きたろう、熊谷真実。ドラマ『この街の命に』はWOWOWプライムにて4月2日(土曜 21:00~)放送。
2016年02月19日加瀬亮が犬猫の殺処分問題に直面する獣医を演じる、WOWOWドラマW「この街の命に」が、4月2日(土)に放送されることが決定。加瀬さんとは「SPEC」シリーズ以来初の共演となる戸田恵梨香が、その同僚の獣医役で競演を果たすことが分かった。動物愛護センターに行政獣医として配属された牧田洋(加瀬亮)は、国の法律に従い業務を遂行する。「事情があって飼えなくなった」「鳴き声がうるさい」「噛まれた」など、さまざまな理由で捨てられた犬や猫を殺処分する業務だ。彼は、“誰かがやらなければならない仕事”と自分に言い聞かせながらも悩み苦しんでいる。同僚の行政獣医・幡枝亜紀(戸田恵梨香)は病院に通いながら精神安定剤が手放せず、作業班の志賀悟(渋川清彦)は「犬がしゃべる」と言い出し悪夢にうなされる。職員の誰もが心にふたをして、処分を続けていた。そんなある日、獣医・高野綾子(田中裕子)がセンターの新所長として配属される。高野は着任早々「犬と猫には全部名前を付けて」と言い、トリマーを呼び寄せ動物たちをきれいにする。“現状を変える”という高野の想いに背中を押された牧田たちは、殺処分を減らそうと動き始めるが、無責任な飼い主はいなくならず、職員たちは大きな選択を迫られることに…。本作は、第29回モントリオール世界映画祭「審査員特別賞」を受賞した『いつか読書する日』の脚本・青木研次と監督・緒方明がタッグを組み、“犬猫の殺処分”に直面する行政獣医たちの葛藤と再生を描いた人間ドラマ。日本国内で1年間に殺処分される犬猫は、実に10万頭超(環境省・平成26年度発表)。空前のペットブームや猫人気の高まりがいわれる中、なぜ、これほど多くの犬や猫が殺処分されるのか。また、その現場に直面する人間は何をその心と体で感じているのか。本作は、ある街の行政組織「動物愛護センター」を舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと新しい1歩を踏み出した獣医たちを映し出す。動物愛護センターで殺処分の現実に困惑する行政獣医の主人公・牧田を演じるのは、ドラマWには初主演となる加瀬さん。その同僚で、ともに苦悩する行政獣医・幡枝役には、加瀬さんとは2013年の『劇場版SPEC~結~』以来の顔合わせとなった戸田さん。また、センターの改善に向けて先頭に立つ新任所長・高野役には、青木さん脚本の『いつか読書する日』で主演を務め、NHK朝ドラ「まれ」での好演が記憶に新しい田中裕子が、ドラマW初出演を果たす。さらに、音楽を第24回日本アカデミー賞「優秀音楽賞」を受賞したアコーディオニスト・作曲家のcobaが担当する。今回、WOWOWドラマ初主演作となった加瀬さんは、青木さんによる脚本を読んだときのことを、「丁寧に書かれていて、淡々とした静かな話だと思いました。 結論をいそがずに、声高に何かを叫んでいないところも好きでした」とふり返る。また、「SPEC」シリーズ以来となる戸田さんとの共演については、それぞれのマネージャー同士が「現場でモニターをみながら『敬語で戸田と加瀬が話してること自体もの凄い違和感だね』などと、『SPEC』の時との違いを笑っているのを目撃しました(笑)」とコメント、「戸田さんは、とても信頼している役者さんで、いつでも刺激と安心を撮影に与えてくれる人だと思います。 今回は現場で戸田さん1人がズバ抜けて犬との接し方に長けていることにびっくりしました」と裏話も明かしてくれた。一方、戸田さんは子どものころから犬との生活が当たり前だったそうで、「この台本を読んだときには戸惑いましたが、1人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせていただけて良かったと思っています」と、思いを込めて語る。加瀬さんとの久々の共演は「殴り合いがないのが淋しかったです(笑)」と言いながらも、「髪の毛も伸びていますし、スーツじゃないし、表情も柔らかですし、なんだか妙に恥ずかしかったのを覚えています」とふり返っている。本作のメガホンをとった緒方監督は、資料を読んだり取材を進めていくうち、「殺処分ゼロを目指すことがそんなにたやすいことではないこと、日本のペット産業の問題点、犬や猫たちの生態系。さらに調べていくうちに“人間とペットとの関係”を飛び越えて“人と動物の命とは”というもはや解答を出すことの難しい命題にまでたどりつきました」と明かす。「今日もどこかで悩みながら苦しみながら処分を続けている愛護センターの方たちの存在。青木研次さんの脚本は心に矛盾を抱えた人間たちがウロウロ、オロオロする群像劇でした。そこにはヒーローもヒロインもいません。安易なヒューマニズムもカタルシスもありません。教条的になることなく“犬と人間の関係”を探っていくちょっと不思議なドラマが作れたと思っています」とも語り、難しい題材の“着地点”に言及した。さらに、「もともと動物が好きでこの仕事についたはずなのに、動物を処分しなければならないという矛盾。悲しみ、怒り、あきらめ、切なさ、やりきれなさ、開き直り、などなど複雑な感情を体にしまいこんで日々を営む人々の物語です。ですので、俳優に演出するにあたっては単純な喜怒哀楽を演技で表現することを避け、複雑な感情の機微をそれぞれの俳優に要求しました。すばらしい俳優たちはこの難しい注文に見事に答えてくれました。監督冥利に尽きます」と語る緒方監督。動物を救うべく獣医になった者たちが、大きな葛藤の中で一歩ずつ再生への道を見いだしていく姿は、“人間と動物とのあり方”について改めて考えるきっかけを与えてくれそうだ。ドラマW「この街の命に」は 4月2日(土)21時よりWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日フジテレビ系スペシャルドラマ「日本のヴァイオリン王~名古屋が生んだ世界のマエストロ 鈴木政吉物語~」の制作会見が29日(金)都内で行われ、主演の武田真治と共演の笛木優子、中村ゆりが出席。武田さんはなぜか、ベッキー不倫騒動やSMAP解散騒動に敏感になっていた。幕末の名古屋に生まれた一人の破天荒な日本男児が、世界に誇るヴァイオリンを生み出すまでを描く実録ドラマ。2人の妻と同居し、9男4女をもうけた型破りな男・鈴木政吉が、三味線作りの世界からヴァイオリン製造に乗り出し、栄光と挫折を繰り返しながら、日本に空前のヴァイオリン・ブームを巻き起こすまでを描く。政吉の不倫愛について武田さんは「タイムリーな話題ですね。ここはさっぱりいきますか、それともニュースの見出しのチャンスですか?ここでどう振る舞うかで宣伝効果が生まれる」とコメントに熟考顔。さらにSMAPの「世界に一つだけの花」をBGMにサプライズで笛木さんと中村さんが“世界に一つだけ”のチョコで作ったヴァイオリンを持って登場すると「“世界に一つだけ”以降の話は控えさせていただきます。何はともあれBGMは止めて」とチョコのヴァイオリンよりも、渦中の音楽が気になる様子だった。両手に花状態の武田だったが、笛木さんと中村さんの出席は知らされておらず「ご時世柄、三角関係はまずいし、お二人の出席はご遠慮いただいたという話を聞いていた」と明かしつつ「私一人だと(ニュース的に)弱いなと思っていたし、それに週刊文春も発売したでしょ?皆さん、そっちが気になるはずだから」とニュースとしての掲載率に気を揉んでいた。それでも武田さんは「60歳を過ぎてもなお、さらなる音の高みを目指して努力する姿はカッコイイ。そんな政吉を演じたのは身が引き締まる思い。私自身、今後の音楽活動や芝居の活動で政吉の魂を持ってやっていきたい」と得たものも大きかったようだ。フジテレビ系スペシャルドラマ「日本のヴァイオリン王~名古屋が生んだ世界のマエストロ 鈴木政吉物語~」(東海テレビ制作)は、2月14日(日)16:05~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日加瀬亮が韓国の名匠ホン・サンス監督と組んだ『自由が丘で』が12月13日(土)に公開を迎え、2人が揃って都内劇場で舞台挨拶に臨んだ。ヴェネツィア国際映画祭の「オリゾンティ部門」に出品されたほか、第36回ナント三大陸映画祭では「グランプリ」を受賞するなど国際的にも注目を集める本作。スーツケースひとつで、思いを寄せる韓国人女性を追ってソウルへとやって来た日本人・モリが彼の地を迷うかのように歩き回る中で織り成すドラマを映し出す。2人はこの日の会場となった映画館「シネマート新宿」で2年前にトークショーを行ない、そこで初めて顔を合わせ意気投合し、一緒に映画を作ることを約束。2年越しで本作が完成した。加瀬さんは「2年経って、再びこうやってここに立っているのを不思議に思うし嬉しく思います」としみじみ。サンス監督は2年前の初対面の時の加瀬さんの印象について「お会いしてお話する中で、加瀬さんのお顔が赤くなったのが印象的でした。繊細で、映画へのいろんな意見が聞けて楽しかったです。男性ですが美しい方だと感じました」と語る。改めてサンス監督の現場を経験し、加瀬さんは「いま『これ以上の現場があるのかな?』と不安に思うほど楽しかったです」と述懐。サンス監督の現場はスタッフの人数も必要最小限しかおらず、脚本も当日撮る分を監督がその日の朝に書くという特異なスタイルで知られている。加瀬さんは「監督の映画が好きな理由のひとつが、登場人物たちがいつも飾らないこと。欠点だらけという人もいますが(笑)。普段、一面を強調したり飾って演じているのを、監督が解放してくれました。人はいろんな面があり、毎日違う。そういうのを素直に映画の中で演じられたのは単純に喜びでした」と充実の表情を見せる。サンス監督は「映画作りでは“自由”が重要。現場で起こるいろんなことを反映するスタイルをとっています」と説明。加瀬さんは「普通は不安でいろんなことを準備して安定を求めるものですが、監督がやろうとしているのは、“頼りなさ”の中に自分を置くということ。目の前のことがすごく強烈に飛び込んでくる。そういう体験でした」とふり返る。加瀬さん自身、普段は自分の出演映画を「1回しか観ない」と言うが、本作に関しては「7回観て、7回発見がありました。モリが『韓国女性を追いかけてソウルに来た』とありますが、何回も観る中で『そうなのかな?』と思うようになったり、観るたびにこんなに印象が違う映画は初めてです」と本作がいかにこれまで関わってきた作品と違うかを感慨深げに語っていた。『自由が丘で』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:自由が丘で 2014年12月13日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2014 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.
2014年12月13日加瀬亮が主演するホン・サンス監督の最新作『自由が丘で』の公開に先駆け、『世界の巨匠たちが魅せる“加瀬亮”を感じる夜』と題したオールナイトイベントが、12月6日(土)にシネマート新宿で開催される。その他の情報本イベントは、『自由が丘で』が12月13日(土)に封切られるシネマート新宿で、クリント・イーストウッド、ミシェル・ゴンドリー、アッバス・キアロスタミ、ガス・ヴァン・サントなど、世界の名監督たちの作品に出演してきた加瀬の代表作『TOKYO!』『ライク・サムワン・イン・ラブ』『永遠の僕たち』を一挙上映するもの。チケットの一般発売は、22日(土)午前10時より開始される。なお本イベントは18歳以上の観客が参加できる。最新作『自由が丘で』公開記念! 世界の巨匠たちが魅せる、“加瀬亮”を感じる夜12月6日(土)会場:シネマート新宿 (東京都)開場22:30/開映22:45(終了4:45頃)料金:2000円(税込)チケット発売:11月22日(土)10:00AMより
2014年11月19日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のメインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」に、世界的なヴァイオリニスト・葉加瀬太郎氏が参加することが明らかになった。メインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」は、本シリーズの編曲を手がける宮川彬良氏が作曲・編曲を行い、ヴァイオリン演奏を葉加瀬太郎氏が担当するという奇跡のコラボレーションが実現。初めて企画を聞いた時に信じられなかったという葉加瀬氏は、「『歌のイメージが強いこの曲をヴァイオリンで弾くなんて、なんてことを考えるんだろう!』と驚かされましたし、同時に『子供のころに夢中になっていたヤマトのあのメロディーを弾けるんだ』とわくわくしました」と名誉を感じたという。続けて葉加瀬氏は「昔のイメージがありながらも、今でなければできない音をどうしても作りたかった」と感じており、楽曲については「パッと聞いたらすごく懐かしいけれど、よくよく聞くとすごく刺激的な感じ」と表現。「だから、ビートも入っているし現代的なリズム感も入っているのですが、宮川彬良さんの重厚さや、ヤマトの世界観も全部ひっくるめて、すべてを踏襲するようなものにしました」と語っている。また「ゴージャスなオーケストレーションの中で、一本のヴァイオリンでメロディーを奏でなければならないため、そのオケに太刀打ちできるよう"一音入魂"で挑みました」「歌声のイメージが強い曲なので、音階をどう歌詞に結び付けるかというのも本当に大変でした」と明かしている。また、企画プロデューサーの西崎彰司氏は、「このサウンドであれば、昔からのファンも、『2199』でファンになった方たちも、十分に喜んでいただけると思います」と、仕上がったサウンドに感激したという。本楽曲は、「レコチョク」「iTunes」「mora」などの音楽配信サイトにて12月3日より配信スタートする。そして、葉加氏は、自ら音楽総監督を務める音楽レーベル「HATS」のレーベルメイトたちと『ヤマト』の名曲をイメージカバーしたCD『宇宙戦艦ヤマト2199 40th Anniversary ベストトラックイメージアルバム』を12月3日に発売する。本アルバムには、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のメインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」をはじめ、「真っ赤なスカーフ」や「ヤマトより愛をこめて」などの名曲をカバーした全13曲を収録。封入特典には、岬百合亜役の内田彩と桐生美影役の中村繪里子がパーソナリティを務める「YRA ラジオヤマトHATS 特別編」も収められるという(2015年5月31日までの期間限定)。価格は3,240円。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月14日加瀬亮が4日夜、開催中の第19回釜山国際映画祭(BIFF)でホン・サンス監督、共演のムン・ソリ、ソ・ヨンファと共に映画『自由が丘で』の公式上映後にQ&Aを行った。「日本での対談でホン監督と知り合い、喫煙所で話しているときに、『一緒にやってみないか?』と声をかけていただきました。こんなに演技をしていて楽しかったことはありません」と出演のきっかけを語った、加瀬さん。「初めて会ったときから、何か特別なものを加瀬さんに感じたんです」と、加瀬さんに一目惚れだったことをホン・サンス監督も告白。会場のファンからの質問の際に「加瀬亮さん、大好きです!」と言われた加瀬さんは、「ありがとうございます」と答えつつ照れ笑い。ホン監督の作品で特に好きなものとして、「監督の映画で最初に観た『オー!スジョン』、最近のものだと『教授とわたし、そして映画』、『次の朝は他人』です」と3作品を挙げた。加瀬さんの相手役であるムン・ソリさんは今年の開幕式の司会を、渡辺謙と共に務めた韓国の名女優であり、『3人のアンヌ』などホン監督作品の常連でもある。映画は、加瀬さん演じるモリが愛する年上の女性(ソ・ヨンファ)を訪ねてソウルに行くがすれ違ってしまい、偶然入ったカフェ“自由が丘8丁目”のオーナー(ムン・ソリ)とデートをするようになる、というキュートなラブストーリー。ホン監督の映画ではおなじみの飲酒シーンで、ムン・ソリさんは「今までもお酒を飲んで演技をすることはありましたが、今回は初めて本当に酔っぱらってしまいました。寝起きのシーンも、本当にお酒がまわって部屋で寝ていて、監督に『ムン、出ておいで』と呼ばれて部屋から出てきたところを撮られていたんですよ」と驚きの演出を明かした。加瀬さんも「僕が酔って支えられて歩くシーンは、本当に立てなかったからなんです」と語った。ホン監督は、映画学科の学生から「監督としての心がけを教えてほしい」と聞かれ、「人間というのは死ぬまで何かをしなくてはならないわけで、それが私にはたまたま“映画を撮る”ことだった。私は映画に対しては、ナイーブで誠実でいたい。映画を撮ることが好きだからやっているだけで、そこからなにかを得ようなどと思わない」と、映画への純粋な思いを語った。加瀬さん、ムン・ソリさんは共演のキム・ウィソンさんと共に、海雲台BIFFビレッジの野外ステージにも登壇。会場に加瀬さんが姿を現すと、大歓声が飛んだ。ここでムン・ソリさんが「ベッドシーンでは、加瀬さんが痩せすぎていて、かわいそうになってしまいました」と明かすと、加瀬さんは「今度、ジムに行って鍛えてきます」と苦笑い。海雲台ビーチに詰めかけた大勢のファンも笑いに包まれた。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月07日