1月16日(土)に東京・吉祥寺シアターで開幕する、梅棒5th WORK-「OMG/風桶」。2001年から活動を続けるダンスパフォーマンス集団「梅棒」による、初の2本立て公演だ。今回、「OMG(オーマイガー)」の稽古場に潜入した。【チケット情報はコチラ】梅棒とは、“踊りは気持ちだ!”をコンセプトに、2001年、日本大学藝術学部のジャズダンスサークル『BAKUの会(現:Dance Company BAKU)』内で結成されたエンターテインメントジャズダンスチーム。「CATS」オリジナルキャストや劇団四季の俳優などを輩出するハイレベルなサークルで磨かれたメンバーは、リーダーの伊藤今人を筆頭に、ダンサーに限らず、俳優、サラリーマン、カメラマンなど多彩な顔ぶれ。2009年には『JAPAN DANCE DELIGHT vol.16』特別賞受賞、2012年には国内最大の振付作品コンテスト『Legend Tokyo chapter.2』にて日本一の称号を手にするなど、高い評価を受けながら活動を続け、今年15周年を迎える。彼らのファンは芸能界、演劇界にも多く、先日「OMG/風桶」へのコメントで梅棒への愛を語った加藤和樹をはじめ、これまでも、ゆずの北川悠仁や劇団ヨーロッパ企画の上田誠などが絶賛している。そんな彼らの舞台は、J-POPや懐メロなどのヒット曲にのせ、台詞は使わず、ダンスでストーリーを展開する新感覚パフォーマンスだ。“ダンスだけで物語が分かるだろうか?”という心配は無用。体全体を使った豊かな表現に加え、要所要所で歌詞が物語にリンクすることで、衣装やセットのない稽古場でもすんなりと理解できる。これは演出と表現力の賜物だ。今作は、梅棒初の2演目立て。どちらもゲストを招いてのステージで、オーディションを勝ち抜いた精鋭も参加している。取材した「OMG」には「Bugs Under Groove」のIYO-Pやザンヨウコが招かれており、稽古場でダンスの確認をしながら「こうしたらどう?」とゲストの声で表現を進化させている姿が見られた。個性的な面々と梅棒が作り上げる新たな表現にも期待したい。今回の演目である「OMG」は第1回単独劇場公演「スタンス」をリメイクしたというもの。もう一作の「風桶(かぜおけ)」は新作となっている。ダンス中心のメンバーがポップな世界を作り上げる「OMG」に対し、「風桶」は芝居経験の高いメンバーによる大人な世界観なのだそう。通常なら同じステージにいるメンバーが二手に分かれ、それぞれどのような仕上がりになるか、楽しみにしたい。公演は1月16日(土)から31日(日)まで東京・吉祥寺シアターにて。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2016年01月13日NTTドコモは、代表取締役社長である加藤薫氏の年頭所感を発表した。内容は以下のとおり。○加藤薫氏の年頭所感謹んで新年のご挨拶を申し上げます。振り返りますと、昨年は競争ステージを「サービスによる付加価値競争のステージ」へ変えていくため、邁進した1年でした。まずサービスでは、3月に「ドコモ光」の提供を開始し、簡単・おトク・便利をキーワードに、屋内で最大1Gbpsの高速通信をワンストップで提供するとともに、主に屋外でご利用いただくスマートフォンや携帯電話と合わせて、おトクにご利用いただけるような環境を整えました。「ドコモ光」は昨年12月21日に契約数が100万を超えて、順調に推移しております。また、4月にはパートナー企業の皆様との協創により、新たな価値を創造する「+d」の取り組みを発表しました。小売、医療・健康、教育・学習、農業、IoTなど様々な分野における取り組みを加速させております。さらに、12月から、日本最大級のポイントサービスである「dポイント」を開始いたしました。これまで主にドコモのサービスを中心にご利用いただいていたポイントが、街のお店やネットのお買い物などで、貯めたり、ご利用いただけるようになりました。また、「DCMXカード」も「dカード」に名称を変えるとともに、よりポイントが貯まりやすくいたしました。今後も「通信」、「dカード(決済)」、「dポイント」の3つを三位一体で拡大してまいります。dマーケットも着実に成長を続けており、約1400万のお客様にご利用いただいております。5月に「dグルメ」を追加し、60万を超えるお客様にお楽しみいただいている他、「dマガジン」については1年3カ月で250万契約を超えるなどご好評いただいております。その他「すきじかん」や「ギフトコ」などの多様なサービスも展開してまいりました。ネットワークでは、昨年10月から、「PREMIUM 4G」で国内最速となる受信時最大300Mbpsを実現し、東名阪のドコモラウンジ等では337.5Mbpsの通信を可能とするなど、お客様に快適に通信いただける環境を整えるとともに、エリアの「広さ」「速さ」および「快適さ」をさらに実感いただけるよう取り組みました。お客様満足度では、国際的な満足度調査の専門機関である株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックのお客様満足度調査で満足度No.1を受賞しました。今後もより多くのお客様からご愛顧いただけるよう、より一層努力してまいります。今年は、昨年に引き続き、競争ステージを変えるため、様々な取り組みを行ってまいります。当社は、一昨年6月に新料金プランを導入し、あわせて過度なキャッシュバック等の販売方法の是正にも取り組んでまいりました。これからも行き過ぎた販売方法について、さらに段階的に見直しを図るとともに、料金についてもお客様の多様なニーズにお応えできるよう、順次見直しを図ってまいります。「ドコモ光」では、お客様の生活をより便利で楽しくするため、サービスを充実させていきます。また「+d」の取り組みについては、「オープン&コラボレーション」でさらに強力に推進します。パートナー企業の皆様とともに、IoT、社会的な課題の解決、地方創生、2020といったテーマに沿って新たな価値の協創に取り組んでまいります。さらにネットワークでは、お客様に「最高の快適さ」をお届けするため、10月には「PREMIUM 4G」で受信時最大370Mbpsを提供する予定です。第5世代移動通信方式の実証実験や標準化の活動においても、2020年度以降を見据え、世界中のパートナーと協力しながら積極的に取り組みを進めてまいります。また、中期目標を着実に達成するため、昨年に引き続き一層の事業の効率化を図り、経営体質を更に強化してまいります。ドコモは、企業の基本使命である「お客様サービスの向上」と「企業の持続的発展」の両面から、今年も取り組んでまいります。
2016年01月05日「NEWS」の加藤シゲアキ・著の短編小説集を、主演に桐山漣を迎え映像化する土ドラ「傘をもたない蟻たちは」。原作者の加藤さん自身もドラマに出演することで注目を集める本作の主題歌に「NEWS」の新曲「ヒカリノシズク」が決定した。原作「傘をもたない蟻たちは」は、“生と性”をテーマに幅広いジャンルの物語が全6編で紡がれた、加藤さんの4作目にして初の短編小説集。ドラマ化するにあたり、原作から「恋愛小説(仮)」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」という全く異なる魅力を持つ3編を取り上げ、小説の世界感を損なうことなく、それぞれの物語をいわば“因数分解”した上で再構築し、原作とは一味違うエンターテインメント作品に仕上げ4週連続で放送される。第1話は、桐山さん演じる橋本純の物語。橋本ジュンのペンネームで小説を書く若手SF作家の彼は、作家とは名ばかりで唯一の連載が終わり貯金とバイトで食いつなぐ日々を送っていた。そんなジュンに担当編集者の館山(坂田マサノブ)は、恋愛小説を書くように勧める。締め切りが迫るなか、行き詰っていたジュンの前に、ひとりの男(加藤シゲアキ)が現れる。突然家を訪ねてきたその男は、橋本純が生まれ育った那珂湊の幼なじみだった。10年以上ぶりの再会を喜びつつ、小説のアイデアが浮かばずに苦戦していることを話すジュンに、幼なじみは過去にジュンが経験したある事件の話題を持ち出してきた。ジュンはその事件をヒントに、小説「インターセプト」を書き始めるが――。今回、主題歌に決定した「ヒカリノシズク」は、「NEWS」にとっては2016年第1弾シングルとなる新曲。若者の葛藤や迷いにそっと光を当てるような応援歌となっており、歌詞には雨や傘、そして涙といった原作のイメージが散りばめられ、ドラマのエンディングテーマとして聴く者が希望を持てる楽曲に仕上がっているという。原作者として、出演役者として、さらに主題歌を提供するアーティストとしてひとり3役をこなす加藤さんの活躍ぶりに期待したい。「ヒカリノシズク」は2016年1月20日(水)よりリリース。土ドラ「傘をもたない蟻たち」は2016年1月9日(土)23時40分よりフジテレビにて放送(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日フランス発のメガヒットミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』が、来年春に東京・帝国劇場で上演される。ノリのいいフレンチ・ロックで綴る、新世代のミュージカルだ。この作品の製作発表会見が11月30日、都内にて行われ、主人公ロナンをWキャストで演じる小池徹平、加藤和樹らが華やかな舞台衣裳姿で登壇した。ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』チケット情報物語はフランス革命に向かう時代のパリを舞台に、貴族に父親を殺害されたことを機に革命に投じる農夫ロナンをはじめとする、若き革命家たちの情熱と、彼らの恋物語、そして滅びゆくフランス王朝の姿を綴るもの。フランス発のミュージカルは近年『ロミオ&ジュリエット』『ロックオペラ モーツァルト』等、次々に日本でも上演されいずれも大ヒットしているが、本作もこれら同様、ポップな作風と独特のグルーヴ感があるミュージカルだ。今年4月には先行して宝塚歌劇団が上演しているが、今回はフランス版とも、宝塚版とも異なる新たな『1789』になるということで、演出を手がける小池修一郎は「今回用に新しい曲も(オリジナル版作曲チームに)お願いしている」と明かした。主人公ロナンを演じる小池、加藤は、ともにミュージカルの殿堂・帝国劇場に初主演。「全体的に勢いのある作品。歌ひとつひとつにパワフルさを感じます。すごく素敵な大きなステージに立てるという喜びを噛みしめながら演じたい」(小池)、「楽曲がデジタルっぽかったり、“今”を感じさせるものが多い。ワンシーンがコンサートやフランス映画を見ているように豪華絢爛。ミュージカル界の革命を起こす作品にしたい」(加藤)とそれぞれ意気込みを語った。またロナンと恋に落ちるオランプ役は神田沙也加と夢咲ねね、王妃マリー・アントワネット役は花總まり・凰稀かなめのWキャスト。「おしゃれで洗練されている印象。独特の見せ方、歌い上げ方も美意識を感じます。その中で自分がどういう風に存在しようかと企むのが楽しみになる」(神田)、「宝塚時代にも、マリー・アントワネット役をさせていただきましたが、その時とは作品自体の雰囲気が全然違う。また新たにマリー役を作っていきたい」(花總)と、口々に見どころや意気込みをアピールしていた。ほか、キャストには古川雄大、上原理生、渡辺大輔、ソニン、吉野圭吾、坂元健児、広瀬友祐、岡幸二郎ら、今の日本ミュージカル界を支える人気スターがズラリと顔を並べる。公演は4月9日(土)・10日(日)のプレビュー公演を経て、4月11日(月)から5月15日(日)まで、帝国劇場にて。チケットは1月30日(土)に一般発売を開始。チケットぴあでは12月3日(木)11:00までぴあ半館貸切公演の<いち早プレミアム先行>を受付中。その後大阪公演もあり。
2015年12月01日一昨年、惜しまれつつ解散したFUNKY MONKEY BABYSのリーダー、ファンキー加藤。昨年2月にソロデビューし、ファンモンの加藤からソロアーティストに。いま、その魅力をさらに増している。「いよいよ立ち止まれなくなったというか、ソロとして走り始めたので、なりふり構わず、ただ前を見て突っ走っています。今年は39か所・44公演をツアーで回り、出会いや再会がありました。一人になってもこんなに応援してくれるのかと感じ、それが新たな原動力になっています」加藤さん自身、ソロでやっていくことを宣言したものの、“3分の1”からのスタートには、実は不安がつきまとっていたと言う。「オレの性格もあるんですが、根がネガティブというか、一つ不安を解消しても、また次の不安が出てくるんです。ツアー中もファンモン解散の傷が癒えてない皆さんが、ソロの加藤を受け入れてくれるか、ずっとモヤモヤしていました。でもライブを観て、良かった、応援するよ、という声を聞き、大きな勇気をもらいました。今まで以上に真っすぐな応援歌を聴いてもらいたい、その気持ちに自信が持てました」ニューシングル『MUSIC MAGIC』は、彼についてきてくれるファンへの思いを、直球で書いた熱いナンバーだ。「ツアー前に、みんなに聴かせたくて作った曲です。お客さんが来てくれるかな、体力持つかなぁ…とか、いつものように心の中がモヤモヤしているとき、その不安を吐き出したくて、思いのたけをノートに書き出し、そのまま歌にしました。歌詞はパーソナルな内容ですが、目の前にいる人に伝えたい思いが、ギュッと込められている曲。ライブの各会場でも、すごく盛り上がりました」後日、この曲をシングルにしたい、とスタッフから請われ、驚くと同時に嬉しかったとか。カップリング曲「少年の声」も、加藤さんの内面に深く切り込んだ異色のナンバーだ。「過去の自分と向き合ってできた曲です。誰でも大なり小なり、悩み多き10代を過ごしていると思うけど、オレは高校3年間、暗黒だったんですよ。人生で最も大切な3年間なのに何も思い出がない。だから、その青春時代を今なお取り戻そうとしているのかもしれない。いま必死で頑張ることで、あの空白にピースを埋めている、そんな気がするんです。オレと同じような日々を送っている若い子たちが、この歌を聴いて、悲観することないぜ、未来はまだまだ可能性あるから、ってメッセージを感じ取ってくれたら嬉しいですね」そして加藤さんの新しいチャレンジも進行中。映画『サブイボマスク』の主役に抜擢されたのだ。役柄は人々に笑顔や希望を取り戻す“暑苦しいほどの熱血漢”だとか。「監督さんがオレの武道館のライブを観て、さらに熱いキャラに脚本を変えたそうです(笑)。俳優はやりたいことのひとつでしたが、まさか主演なんて…。でも引き受けた以上は、全力投球で臨みました。別の人生を疑似体験できる仕事というのかな、こんなに楽しくて刺激的なことはないと感じました。撮影は終わりましたが、嬉しいことに主題歌と挿入歌も任されたので、現場の風景や肌で感じたことを組み込みながら、自分らしい曲を書きたいです」◇ふぁんきー・かとう昨年2月『My VOICE』でソロデビュー。2日連続の武道館公演、全国ツアーも大成功を収めた。俳優として来年の初夏公開の映画『サブイボマスク』で初主演を果たした。◇4th Single『MUSIC MAGIC』【初回生産限定盤CD+DVD】¥1,667 カップリング曲は「つながるから」と「少年の声」。特典DVDはタイトル曲のMVやライブダイジェスト映像を収録。通常盤CD¥1,000(DREAMUSIC)※『anan』2015年11月11日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子
2015年11月10日稲垣吾郎主演、白井晃演出の舞台『No.9―不滅の旋律―』が10月10日、東京・赤坂ACTシアターにて開幕した(脚本・中島かずき、音楽・三宅純)。孤高の音楽家ベートーヴェンを主人公に描く、史実とフィクションを交えた一大人間ドラマである。最終リハーサル前に行われた記者会見には、ベートーヴェンに扮した稲垣が共演の大島優子、マイコ、高岡早紀の女優3人に囲まれて登壇。天才作曲家の風貌そのままの姿に、取材陣から感嘆の声が上がった。「ベートーヴェンは、普通の肉体では収まりきれないエネルギーを持った人間。あらゆる感情をマックスに持っていて、それが音楽となって現れるんです」と稲垣自身が語ったように、会見後には、破格の情熱をほとばしらせる人物となって舞台上に現れた。舞台『NO.9-不滅の旋律-』チケット情報物語は1800年のウィーンから始まる。音楽家として評判を得て、着実に成功へと踏み出したベートーヴェンだが、天才であるがゆえの傍若無人なふるまいは、奇人と呼ばれるほどだ。マリア(大島)は、ピアノ職人の姉ナネッテ(マイコ)の工房でベートーヴェンと出会い、その横柄な態度に憤慨する。フランス軍による侵攻、ナポレオン軍の敗退と揺らぐ政情の中で、難聴に苦しみながら音楽活動を続けるベートーヴェン。マリアは彼と衝突しながらもその才能に惹かれ、やがて有能な片腕となって献身的に支えていく。一杯のコーヒー豆の数に神経質なこだわりを見せ、気に入らない人間には指を差して「出て行け!」と怒鳴り散らすベートーヴェン。稲垣は大仰な仕種をしっくりと我が表現として身にまとい、芸術家ならではの尖った精神とともに人間臭い愛おしさも伝えてくる。兄に翻弄される弟たち(加藤和樹、施鐘泰)、恋人ヨゼフィーネ(高岡)、友人メルツェル(片桐仁)など、ベートーヴェンの周りでそれぞれに色濃い個性を放つ人物たち。その関わりのなかで、暴君だった亡き父ヨハン(田山涼成)の記憶と対峙するシーンが、ベートーヴェンの苦悩の根源を匂わせて強い印象を残す。マリア、ナネッテ、ヨゼフィーネの女性3人が示すベートーヴェンへの思い、距離感の違いも興味深い見どころだ。大島は、勝ち気で好奇心旺盛な少女から、思慮深く忍耐強い大人の女性へと成長を遂げるマリアを繊細に表現。初舞台にして安定の存在感を見せつけた。終盤、ベートーヴェンは甥の養育に固執して狂気の様相を見せる。稲垣は白髪まじりの長髪を振り乱して感情を爆発させ、息をのむほどにベートーヴェンその人となって観客を圧倒。舞台両袖に設置された3台のピアノによる贅沢な生演奏の応酬、アンサンブルによる力強い『第九』合唱が、天才作曲家の波瀾の半生にさらなる厚みを加えて興奮をあおる。ベートーヴェンへの敬愛を込めた白井の緻密な采配が生んだ傑作であると同時に、その情熱を一手に引き受け、見事に昇華させた稲垣吾郎の、代表作と呼べる舞台が誕生した。東京公演は10月25日(日)まで。その後、大阪、福岡でも公演。チケット発売中。取材・文上野紀子
2015年10月13日2010年の初演より再演を重ね、今回が7度目となる『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』。キャストはひと組の男女のみ、自分の日記を互いに読み合う形で展開するラブストーリーは、会話のリアルさから結末まで一気に引き込まれると評判だ。毎回各ジャンルから集結したキャストの役替わりでも楽しめる本作。4月28日の初日は、鈴木拡樹と竹達彩奈コンビで幕が開いた。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』チケット情報建築現場で働く浩介(鈴木)は、ある事情から人生を諦めた日々を送っている。仕事先で出会ったアパレル会社に勤める薫(竹達)のことも、最初はうとましく思うばかり。だが"苦労知らずのお嬢様"に見えた薫の強くまっすぐな優しさに、浩介は次第に惹かれてゆく。家庭環境の違いによる誤解も乗り越え、ようやく結ばれたふたり。だが幸せな生活を送る薫を病魔が襲う。医師から告げられた病名は「若年性アルツハイマー病」。泣きながら「私に頭の中には消しゴムがあるの」と言う薫に、浩介はある決意を……。舞台版『弱虫ペダル』シリーズでも活躍中の鈴木と、声優として絶大な人気を誇る竹達。フレッシュなコンビながら、いずれも豊かな声量としっかりしたセリフ回しが共通点だ。それだけに、芝居が始まってすぐに、浩介と薫というキャラクターが強い輪郭をもって舞台に立ち現れた。不器用だが性格に裏表のない浩介と、多少フワフワしているが芯はしっかり者の薫。その人物像が鈴木と竹達に重なり、ふたりのテンポよく進むセリフのやりとりには客席からはたびたび笑いが起こった。浩介が現場の親方や後輩の言葉を再現するシーンでは、声音での演じ分けに劇場が笑いの渦に包まれるひと幕も。空気が一変したのは、薫が病名を告知されたシーンから。可愛らしい容姿と声で薫そのものといった雰囲気の竹達の表情が、ガラリと変わる。伸びやかな声はかすれがちになり、眼差しには絶望がにじむ。流れる涙もそのままに、薫の心の動揺を繊細に語っていく竹達の姿に客席からはすすり泣きがもれた。そんな薫に向き合うことになる浩介像は、演じる者によってさまざまに異なってくる。鈴木が演じる浩介は、誰にもぶつけられない怒りが前面に出て、竹達扮する静かなたたずまいの薫とはいっそう対照的だ。だが終盤、記憶を失った薫の心に触れた時……。鈴木の、またそれぞれのキャストが演じる浩介はどう変化するのか。その姿はぜひ、劇場で確かめてほしい。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』は5月6日(火・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。当日引換券は各公演日前日まで発売中。5月1日(金)加藤和樹×安倍なつみ/山口大地×小清水亜美5月2日(土)鈴木拡樹×竹達彩奈/下野紘×藤澤恵麻5月3日(日)下野紘×藤澤恵麻/大貫勇輔×高垣彩陽5月4日(月)日野聡×愛原実花/大貫勇輔×高垣彩陽5月5日(火)玉城裕規×岡本玲/廣瀬智紀×増田有華5月6日(水)玉城裕規×岡本玲取材・文佐藤さくら
2015年05月01日2010年の初演より再演を重ね、今回で7度目の上演となる『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』。キャストは男女ふたりのみで、交互に日記を読むかたちで物語が進むだけに、恋する者の心情がストレートに伝わると評判だ。毎回複数のキャストによる日替わり上演も見どころだが、今回は歌手活動を続ける一方、役者としても着実に地歩を築きつつある加藤和樹と安倍なつみのコンビが実現。どちらも以前本作に出演しているとあって、相手役が変わっての新しい表情に期待が高まる。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』チケット情報加藤が演じる“浩介”は、人生に諦めを抱きながら工事現場で働く青年。そんなある日、安倍が扮する“薫”と工事を通して出会う。裕福な家に育ち、華やかなアパレル会社に勤める薫を冷ややかに見ていた浩介だったが、生来の明るさと仕事に真面目に取り組む薫に次第に惹かれてゆく。互いの誤解を乗り越え、ようやく結ばれたふたり。だが幸せな日々を送っていた薫を病が襲う。医師から告げられた病名は「若年性アルツハイマー病」。その時、浩介がとった行動とは…。再びの出演が決まって、「大好きな作品なので、また出演できると聞いて素直に嬉しかったですね」というのは加藤だ。安倍も「初めての朗読劇出演がこの作品ですし、色んな意味ですごく思い出深い作品なので嬉しいです」と興奮気味。というのも、前回の出演時には「自分で想像した以上に感情を抑えられず泣いてしまって。あれは自分でもびっくりしました」(加藤)、「実は本番をよく覚えてないんです。とにかく終演後は毎回フラフラになって…。役の余韻がしばらく残ったほど」(安倍)と、“朗読劇”の枠を越えた体験をしたようなのだ。そのことを安倍は、「役の感情が自分の中にグッと入ってきて…薫なんだけど、でも自分でもあるような、不思議な気持ちになることがたくさんありました」と語った。病気である自分が受け入れられずパニックになる薫、そんな薫に激しく動揺する浩介。ふたりがどこにでもいる普通の人間だからこそ、その様子は見る者の胸を打つ。さらに演者や組み合わせが替われば、浩介と薫の人物像も変わってくるのが日替わり公演の醍醐味だ。浩介を「不器用だけど男気のある男性」(加藤)、薫を「強くて弱くて真っ直ぐで…愛に生きた人」(安倍)と表現するふたりだが、再演に向けては、揃って「特に考えてないんですよ。舞台に立った時の感情がどうなるかが大事だと思うので」(加藤)、「感じたまま演じるのみです」(安倍)と本作ならではの意気込みを口にした。最後にこの作品の魅力について尋ねると、「色んな愛を感じ、考えるきっかけとなる舞台だと思います」と安倍。加藤も「忘れちゃいけない大事なことが詰まった作品」とうなずきつつ、「だからこそ、ぜひ大切な方と見に来てください」と締めくくってくれた。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』は4月28日(火)から5月6日(火・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。加藤&安倍ペアは4月29日(水・祝)・5月1日(金)に出演。取材・文佐藤さくら
2015年04月27日英国客船タイタニック号の沈没事故を描いたミュージカル『タイタニック』。ピーター・ストーン原作、『NINE』『グランド・ホテル』などで知られるモーリー・イェストンの音楽・作詞で1997年にニューヨーク・ブロードウェイで初演され、同年のトニー賞では最優秀ミュージカル作品賞など5部門で受賞したこの舞台、2013年にはロンドン・ウエストエンドでトム・サザーランドの新演出版が誕生。この新演出版が日本初上陸し、現在東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演中だ。開幕後3日目にあたる3月16日(月)の舞台を観た。新演出版ミュージカル『タイタニック』チケット情報そもそものブロードウェイ版ではタイタニック号の船体そのものを主役とするような大掛かりな舞台装置を駆使したスペクタクル・ミュージカルとして話題になっていたが、今回日本で上演されているウエストエンド版ではタイタニックに乗り合わせた人間たちに焦点が当てられた濃厚な人間ドラマになっているのが特徴。舞台装置は極めてシンプルで、ステージには船の甲板とバルコニー、そして可動式のタラップがあるのみ。このタラップや時々登場する机や椅子などの小道具などは、すべてキャストたちが自ら動かしていることも印象的だ。また、客席通路を俳優たちが行き来するため、まるで劇場全体が巨大な客船の甲板、または船室の一部のようにも思え、自分も乗客のひとりのような気持ちで物語に入りこむことができた。登場人物は全62役なのだがキャストは総勢22名で、各自が早替わりで何役も演じ分けることになっている。そのキャスト陣には日本ミュージカル界が誇る実力派が勢ぞろい。タイタニックの設計士・アンドリュース役に加藤和樹が扮するほか、鈴木綜馬、藤岡正明、戸井勝海、津田英佑、栗原英雄、シルビア・グラブ、未来優希、安寿ミラ、佐山陽規、光枝明彦、さらには古川雄大、入野自由ら若手有望株も多数参加。トム・サザーランド本人がオーディションで選んだ面々ということもあって、歌の実力は折り紙付きだ。全員で歌うナンバーの重厚さ、表現力には何度も胸を熱くさせられた。乗客や船員たちの人間関係が丁寧に描かれる第一幕、そして船が氷山に衝突してからの人々の姿を追う第二幕。そのストーリー、彼らの運命はおそらく誰もが知っている展開になるわけだが、俳優たちの説得力ある歌声と演技、シンプルだが人間の本質を徹底して突いた演出力に、ひたすら圧倒されっぱなしの約2時間半だった。ミュージカル『タイタニック』はこのあと3月29日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、続いて4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演。チケットは発売中。取材・文:田中里津子
2015年03月17日浦井健治が主演するミュージカル『ボンベイドリームス』が1月31日、東京国際フォーラム ホールCにて開幕した。インドのモーツァルトと称され『ムトゥ・踊るマハラジャ』『スラムドッグ$ミリオネア』などの音楽を手掛けたA.R.ラフマーンが作曲、ロンドンやブロードウェイでヒットを飛ばした作品の日本初演である。ミュージカル『ボンベイドリームス』チケット情報主人公アカーシュはボリウッドの映画スターを夢見るスラム育ちの青年。彼は幼なじみのスウィーティに連れていかれた美女コンテストがきっかけで、映画スターへの道を掴む。そこで映画監督志望の美女プリヤに恋に落ちるも、彼女には敏腕弁護士の婚約者がいた。その弁護士ヴィクラムは、アカーシュが生まれ育ったスラム街の再開発に関わっている。スラムを追い出されることになる住人たちだが、彼らにはなすすべもない。そんな中、スラム出身との噂が立ったアカーシュは自らその噂を否定する……。インド音楽特有のリフレインの多いメロディや独特の節回しなどは中毒性が高く、耳に残る名曲揃い。キラーチューン『Shakalaka Baby』などの華やかなダンスシーンは、ボリウッドらしいきらびやかさだ。だが演出の荻田浩一は、虚構=ボリウッド(映画)の世界の対比として、リアル=インドの格差社会をシビアに丁寧に描き出す。さらにアカーシュのスター性とまっすぐな思いを持ち前の朗らかさで演じた浦井健治はじめ、キャストの熱演で、登場人物それぞれが信念を抱くがゆえのすれ違いや、ままならない恋心がしっかりと浮かび上がり、日本人の心情にも寄り添う、繊細で心に染みる作品になった。初日前日にあたる1月30日には、メインキャストである浦井、すみれ、加藤和樹、川久保拓司、朝海ひかるの5名が報道陣の前で意気込みを語った。「ダンスや歌もボリウッドの世界に入り込める感じで、すごく楽しいミュージカル。ストーリーがとても素敵です。本当に(人の心は)思ったとおりにいかないのかなと…。共感できるところがいっぱいあります」とヒロイン・プリヤ役のすみれが語れば、浦井は「このカンパニーならではの『ボンベイドリームス』に仕上がっていると思います。格差社会や差別というものが少し浮き彫りになりますが、最後には希望、一筋の光のようなメッセージがこめられます」とアピール。ノリノリの楽しさと、切ない思いが同居するミュージカル。隅から隅まで味わってほしい。公演は2月8日(日)まで同劇場にて。2月14日(土)・15日(日)には大阪・梅田芸術劇場 メインホールでも上演される。チケットは発売中。
2015年02月03日力強くも美しい歌声で『ミス・サイゴン』のクリス役など、数々の当たり役を得てきた歌手で俳優の藤岡正明が、ロンドン発のミュージカル『タイタニック』に出演する。新演出版 ミュージカル「タイタニック」チケット情報日本では映画版や壮大なセットで話題を集めたブロードウェイ版などで知られるが、本作は英国の気鋭演出家トム・サザーランドによる新演出版。歴史的悲劇に愛や希望を見出したドラマティックな群像劇だ。「台本を読むだけでも様々な人間の考えや思いが交錯していて、どの目線から見ても物語が成立する。最初にひどいと思った人物も、2度目にその人の立場で物語を読み解くと、痛いほど気持ちが分かったり。悪者がいない。地球上に住む60億人すべての人間の共感に値するものが、絶対にあるんじゃないかな」物語は『NINE』や『ファントム』を手掛けたモーリー・イェストンが紡ぎ出す名曲の数々に彩られる。藤岡が演じるガテン系の機関士バレットにも、恋人へ捧ぐ見せ場のナンバー『プロポーズ/輝く夜』がある。「まだ稽古前ですが、作品をよく知る人たちからは『あの曲を歌ってくれるんですね!』とすでに喜ばれていて。名曲を歌わせてもらえることは、ありがたいですね。ただバレットは、史実とは別の末路をたどるので。そこは難しいチョイスだなと。稽古場では彼が育った環境や服装まで掘り下げて、役に深みを持たせたい」俳優業の傍ら、2012年には演劇ユニット「青唐辛子」を旗揚げ。俳優を目指す若者らと交流することで、一層舞台が好きになったという。「いいものはいいと認めてあげたいし、少しでも才能を見出す一端を担えればと始めましたが、僕自身役者として何をすべきなのか使命感を感じるようになりました。『タイタニック』ではよくぞこの面子を揃えたな!と共演するのが楽しみな方たちばかり。魅力的なキャストと骨太な筋書き、歌を聴くだけでも感動できる。間違いなくおすすめできる作品です」主演は『ボンベイドリームス』への出演も決定している加藤和樹。共演に実力派の鈴木綜馬、戸井勝海、津田英佑、シルビア・グラブ。ヴォーカル・グループ「LEVEL VETS」メンバーの佐藤隆紀。注目の若手より古川雄大、矢崎広、声優としても活躍する入野自由。また宝塚歌劇団花組元トップスターで振付家の安寿ミラほか多彩な顔ぶれでおくる。3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは1月17日(土)より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月16日(金)18:00より先行先着「プリセール」を実施。取材・文:石橋法子
2015年01月15日加藤和樹が主演する「新演出版 ミュージカル『タイタニック』」の舞台稽古(ゲネプロ)が3月13日(金)一般向けに公開されることが決まった。3月18日(水)・19日(木)・25日(水)の昼公演のS席/ゲネプロ付チケット購入者限定の特典で、チケットは本日より1月14日(水)まで販売される。新演出版 ミュージカル『タイタニック』チケット情報同作は1997年ブロードウェイで初演、豪華客船の悲劇を描いたヒットミュージカルだ。今回の日本版は2013年にロンドンで開幕した新バージョンで、ロンドン同様、トム・サザーランドが演出。加藤は設計士アンドリュースを演じる。新演出版 ミュージカル『タイタニック』は3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演。
2015年01月09日インド音楽の魅力に溢れたミュージカル『ボンベイドリームス』が来年1・2月に日本初上陸する。12月16日、都内にてこの作品の制作発表が行われ、出演する浦井健治、すみれ、加藤和樹、朝海ひかる、川久保拓司、演出の荻田浩一が意気込みと見どころを語った。ミュージカル『ボンベイドリームス』チケット情報作品は、ミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーのプロデュースで、映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』『スラムドッグ$ミリオネア』の音楽を手掛けたA.R.ラフマーンが音楽を担当、2002年にロンドンで初演されたもの。ボリウッドスターになることを夢見る下層階級の青年の成功と代償を描く物語だ。日本版の演出を手掛ける荻田は「ロンドンで作られた、インド人のスタッフによるインドミュージカル。それを日本人スタッフ、キャストで作ります。美しい西洋絵皿に盛られた和風カレーといった感じ(笑)。味わい深く、スパイシーな気持ちになっていただければ」と解説。この日の会見では劇中歌のパフォーマンスもあったが、インド音楽特有の、リフレインの多い耳に残るフレーズが印象的。出演者たちも「起承転結がはっきりしていて豪華。歌ありダンスありなんでもありのゴッチャ煮です」(浦井)、「全体的にキラキラしています」(川久保)と作品の楽しさを口々に語った。衣裳も華やか、さらに日本人にしては濃い顔のメンバーが集まっていることもあり、インドらしさも充分アピールできそう。ヒロイン役のすみれは「小さい頃からインドのハーフと間違われたりもしていました。鼻の形が特徴的なんです。見た目でのキャスティングだったのかしら(笑)」、加藤は「もともと地黒で、以前「お前はインド人みたいな顔だ」と言われたこともある。この役を頂いた時、ついに来た! と思いました」と話し、会場内を笑わせていた。また麗しい女装姿で登場した川久保は「女性になりたい男性の役。いわゆる下層階級の、押さえつけられて噴出しそうなパワーを表現したい」と役どころへの意気込みを真面目に語りつつも「昨日、わき毛を剃りました!」と告白し会場を沸かせていた。最後に浦井が「ノリノリで、お客さんが元気を持ち帰っていただけるエネルギーを全力で放出したいと思います。ぜひ劇場に踊りに、楽しみにきていただけたら」とアピール。公演は1月31日(土)から2月8日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、2月14日(土)・15日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケットは発売中。
2014年12月17日ミュージカルへの挑戦が続く加藤和樹。2013年に『ロミオ&ジュリエット』で本格ミュージカルに初挑戦した後、『レディ・ベス』『ボンベイドリームス』と大型ミュージカルへ次々と出演。そして来春上演される『タイタニック』では、オーディションを経て、ついに主役を掴んだ。『タイタニック』チケット情報はこちら“夢の豪華客船”“沈まぬ船”と讃えられながら、処女航海で海に沈んだタイタニック号の悲劇。この史実をもとにした作品としてはレオナルド・ディカプリオ主演映画が良く知られているが、このミュージカルはその映画公開に先駆け1997年にブロードウェイにて初演されたものだ。今回日本に上陸するのは、2013年にロンドンで開幕した新バージョンで、ロンドン同様、トム・サザーランドが演出を手掛ける。加藤は「映画のようにラブストーリーではなく、タイタニック号に夢と希望を乗せて乗船した人たちの、人間臭い物語です。サザーランド版は登場人物が代わる代わる出てくる。“超・群像劇”だと思いました。場面が変わっても音楽が繋がっていって、この波はいつ途切れるんだろう、と思うくらいぐいぐい物語の中に入り込んでいってしまうんです。すごく面白いと思いました。お客さんも見入ってしまうと思いますよ」と、その魅力を語る。演じるのは、設計士アンドリュース。まだ稽古が始まっていない段階ですが、と前置きした上で「彼の気持ちにはとても共感できます」と話す。「男の子なら誰でも“モノを組み立てること”が好きなんです。僕の時代はミニ四駆でした。彼はそんな子どもの心を持ったまま大人になった純真な人だと思います。それが大人になって、これだけ大きな船を作り上げ、旅に出る。とてつもなくワクワクすること。そんな中で船が氷山にぶつかるというアクシデントが起こる。自分の設計は間違えてない、この船は沈むはずはないと言っていたのを、自ら否定する。その時の彼の心情はどのくらいの苦しみなんだろうと想像します。最後までもがく姿を見てほしい」。演出家本人によるオーディションは「とにかく緊張した!」と言うものの、その場でトムから「いいね」という言葉をかけられた、と少し照れたように話してくれた加藤。主役の重責は「もちろん座長らしくしなきゃいけないこともあると思いますが、役者としては、一番下っ端のつもりで頑張ります」とあくまでも謙虚。「課題はとにかく“歌”です。綺麗に歌い上げるというよりは、お芝居の中で、魂の叫びとして歌いたい。観る方の心に届くように」。加藤が魂をこめて演じるアンドリュース、その生き様を見届けたい。公演は3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットはともに1月17日(土)に一般発売開始。チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を11月30日(日)11:00まで受付中。
2014年11月25日来年3月に上演されるミュージカル『タイタニック』の全キャストが発表になり、主役の設計士アンドリュース役に加藤和樹の出演が決まった。同作は、『NINE』『グランド・ホテル』『ファントム』などで知られるモーリー・イェストンの音楽・作詞によって1997年に米ブロードウェイで初演。その年のトニー賞で作品賞など5冠に輝いたヒット作だ。日本では2007年、2009年に松岡充主演で上演されたが、今回は昨年英ロンドンで好評を博したトム・サザーランドの新演出で上演する。サザーランドは東京で行われたオーディションのために来日。加藤の抜擢について「彼のカリスマ性に非常に感銘を受けました。その人間性が葛藤や苦悩など人間という存在に対しての深い洞察力を持つアンドリュースに相応しいと思います」と話している。一方、加藤は「ウエストエンドのミュージカルは心に響くものがあり、とても難しい演目だと思いますが、精一杯設計士・アンドリュースとして生きぬきたいと思います」とコメント。出演は他に、日本ミュージカル界の実力派 鈴木綜馬、藤岡正明、戸井勝海、津田英佑、栗原英雄、シルビア・グラブ、未来優希、安寿ミラ、佐山陽規、光枝明彦。さらに、ミュージカル界の次代を担う若手、古川雄大、入野自由、矢崎広、上口耕平、小野田龍之介、則松亜海、菊地美香、関谷春子らの顔ぶれが揃う。公演は2015年3月14日(土)から29日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは2015年1月17日(土)より一般発売を予定。
2014年10月27日11月7日(金)神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホールより開幕するロックミュージカル『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』。同作の公開稽古と会見が行なわれ、主演を務める泉見洋平をはじめ、紫吹淳、貴水博之、加藤和樹、新垣里沙、東山光明、佐々木喜英、松田凌が出席した。同作は、上島雪夫演出のオリエンタルロックミュージカルシリーズ第3弾。今作では江戸の街を舞台に、突如現れた魑魅魍魎と人間たちの壮絶な闘いを描いている。公開稽古を終了後の囲み取材で、怨念の魔物・摩多羅神を演じる貴水は「色々な畑の方が集まっているので、皆さんのタレント性がぶつかって、どんな舞台になるか楽しみ。様々な要素が詰まっているので、老若男女どなたでも楽しめる舞台に仕上がっていると思います」とコメント。公開稽古でバラードを披露した新垣は「私は芝居小屋の娘・衣笠丸を演じるのですが、このシリーズに出演するのは初めてなので、音楽やセットに負けないようにしっかり演じていきたい」と語った。また、稽古場で起こった出来事について報道陣から質問が飛ぶと、新垣が26歳の誕生日をサプライズで祝ってもらった事を明かした。すると紫吹が「私の誕生日も神奈川公演と大阪公演の間にあるので・・・」とコメント。紫吹以外の出演者一同が「ぜひ祝いましょう!」と言うと、会見場は大きな笑いに包まれた。最後に、同作に向けての意気込みを問われると、同シリーズ初出演となる松田が「凄く豪華絢爛でエンターテインメントに富んだ舞台ですが、そこだけではなく、観客の皆さんの現実世界とリンクするようなメッセージ性もこめられた舞台なので、その点も楽しんでいただけたら」と話した。また、3部作全てに出演している加藤は「作品に共通しているのは平和と愛。時代は違えど、その想いはどの時代も同じなので、観に来た方にそこを感じていただけたらと思います」とコメント。3部作全てで主演を務めた泉見も「登場人物みんなが、それぞれの立場で色々な形の愛を伝えている舞台なので、観客の皆さんも見た後に身近な人へいつもは言えない「ありがとう」を伝えるきっかけになればと思っています。是非見に来てください」と力強く語った。ロックミュージカル『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』は11月7日(金)から16日(日)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、11月23日(日)・24日(月・祝)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。チケットは発売中。
2014年10月24日インドの映画界“ボリウッド”を舞台に、恋あり歌ありダンスありで贈る賑やかな作品『ボンベイドリームス』。“マサラ・ミュージカル”という肩書きからして一風変わっているこの作品で、大女優・ラニを演じるのが元宝塚雪組トップスターの朝海ひかる。この作品に出演することを楽しみにしているという彼女に、その魅力をどこに感じているのか話を聞いた。チケット情報はこちら「確かに、常に上演されているタイプの作品ではないですよね。でも私はボリウッド映画が大好きなんです。一時期、ブームがありましたよね。『ムトゥ・踊るマハラジャ』とか。その時に「こういう作品があるんだ!」と思って、楽しく見ていました。このミュージカルはその魅力がストレートに出ていて、“ザッツ・ボリウッド!” という感じ。私は映像を少し観たのですが、音楽を聴いているだけでワクワクしますし、ド派手な演出とダンスで、観ていてすごく盛り上がってしまいました」と大きな目をキラキラさせて話す朝海。インドらしい金糸のきらびやかな衣裳を身に纏い、華やかなオーラを振りまく彼女はすでにボリウッド映画の登場人物のようだが、「私もこの衣裳とメイクとヘアで、一気に“大女優・ラニ”のアウトラインが出来た気がします。大女優役は初めてなので、華やかさを楽しみたい。舞台上ではみんなにチヤホヤされるし、この役が来た時は「やったぁ!」って思いました(笑)。すごく楽しくやれそうです」とにっこり。ボリウッドといえば単純明快なイメージがあるが、ラニにも大女優らしい横顔があり、主人公(浦井健治)とヒロイン(すみれ)の間に割って入る“いかにも”な役どころでもある。朝海も「やはりプライドの高さと気の強さはあると思います」と語る。ただ、「単純に“いい人・悪い人”と割り切れる作品ではない」とも話し、「ラニは優しいところもあるんです。それに私も役者という同じ演劇の世界にいる者として、胸にぐっとくる彼女のセリフがいくつかありました。絵空事ではない、生きた言葉が描かれているリアルさがあるんです。単純にエンターテインメント性だけを追ったミュージカルではないんです」とその奥深さにも惹かれているよう。「ド派手さと、しっかりとしたドラマ性。両方あって“いいとこ取り”のミュージカルなんですよ」。ダンサーとしても高い実力を持つ朝海だが、「インド音楽で踊る朝海ひかるは、まだ皆さまにもご覧いただいたことがないと思います。そのあたりも楽しみにしていただければ」とアピール。ほかに出演は浦井健治、すみれ、加藤和樹ら。公演は2015年1月31日(土)から2月8日(日)にかけて東京国際フォーラム ホールCにて、その後2月14日(土)・15日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケットぴあでは10月14日(火)11:00まで、インターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を受付中。
2014年10月10日『ムトゥ・踊るマハラジャ』『スラムドッグ$ミリオネア』などの音楽を手掛けた“インドのモーツァルト”、A.R.ラフマーンが作曲をしたミュージカル『ボンベイドリームス』。インドの映画界“ボリウッド”を舞台に、若者の成長と恋を社会に巣食う貧困格差なども交えて描き出す、歌ありダンスありの賑やかな作品だ。この舞台に、歌手として俳優として乗りに乗っている加藤和樹の出演が決定。意気込みを訊いた。『ボンベイドリームス』チケット情報はこちら初演は2002年ウェストエンド。その楽曲に惚れ込んだ現代ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースをしたことでも話題を集めた。加藤も「単純に音楽がすごくイイ! 僕、踊れないんですが、思わず踊りたくなります(笑)」と、まずその楽曲のインパクトを語る。「それに、女性はセクシーでエキゾチック、男性はマッチョでカッコよく…。“心踊る”とはまさにこのこと、と思いました。独特の色気と雰囲気がある作品ですよ」。その加藤が演じるのは、弁護士ヴィクラム。ボリウッドスターを夢見る主人公アカーシュ(浦井健治)が思いを寄せる女性プリヤ(すみれ)の婚約者、ということで、敵役的な役どころになるが、「ヴィクラム自身は、プリヤのことを思ってだったり、信念を持って、より良い未来のために動き回ってるんです。だから単純な勧善懲悪ではないんですよ。何が正しくて何が悪なのかというのは人によって違う。でも本当に大事なものって、ココ(と言って胸を叩く)じゃない? ということが描かれている。メッセージ性もあり、ただ面白いだけじゃない作品になっています」と見どころを話した。この日の取材現場にはポスター撮影用の扮装で登場した加藤。宝塚スターもかくや、という麗しくきらびやかなビジュアルで、今まで演じた役柄ともまたひと味違う彼が堪能できそうだが、自らも「キラキラしてますよね」と照れ笑い。また彼の日本人離れした彫りの深さはインド人役もすんなりなじみそうだが、「この濃さで良かった! それにようやくこの地黒が活かせる役がきました(笑)。今まであまり焼けちゃダメだとか、健康的に見えてはダメとか、そういう役柄が多かったので…」とおどけてみせつつも、「おそらくインドで弁護士といったら相当裕福な人。一発で“ザ・金持ち”ってわかるようにしたい」と早くも役どころについて冷静な分析もしている様子だった。「エンターテインメントの要素がほとんど詰め込まれている作品です。予備知識がなくても大丈夫。映画を観る感覚で劇場に来ていただければ。帰り道には劇中歌を口ずさんでいると思います。ぜひワクワクして待っていてください」と加藤。ほかに出演は浦井健治、すみれ、朝海ひかる等。公演は2015年1月31日(土)から2月8日(日)にかけて東京国際フォーラム ホールCにて、その後2月14日(土)・15日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケットぴあでは10月14日(火)11:00まで、インターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を受付中。
2014年10月08日加藤ミリヤが2015年3月20日(金)千葉・市原市市民会館より過去最大規模の全国ツアーを開催する事が決定した。同ツアーは、加藤ミリヤが今年デビュー10周年を迎えた事を記念して開催。6月21日(日)神奈川・横浜アリーナまで、27公演が予定されている。また、同ツアーに先立って、10月29日(水)に10周年記念アルバム『MUSE』を発売。同作には『YOU... feat. 仲宗根泉(HY)』、中島美嘉×加藤ミリヤでリリースされた『Fighter / Gift』のシングル曲のほか、AI、青山テルマ、JASMINE、SUGAR SOULとの共演楽曲が収められている。なお、チケットの一般発売に先がけて、モバイル会員限定先行を実施中。受付は10月7日(火) 午後11時59分まで。■加藤ミリヤ 10th Anniversary "A MUSE" Tour 20153月20日(金)市原市市民会館大ホール(千葉県)3月27日(金)オリックス劇場(大阪府)3月28日(土)オリックス劇場(大阪府)4月4日(土)長良川国際会議場メインホール(岐阜県)4月5日(日)四日市市文化会館(三重県)4月18日(土)ホクト文化ホール大ホール(長野県)4月21日(火)渋谷公会堂(東京都)4月22日(水)渋谷公会堂(東京都)4月28日(火)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)4月30日(木)アクトシティ浜松大ホール(静岡県)5月1日(金)神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)5月5日(火・祝)島根県民会館大ホール(島根県)5月6日(水・祝)倉敷市民会館(岡山県)5月8日(金)広島文化学園HBGホール(広島県)5月10日(日)アルファあなぶきホール大ホール(香川県)5月16日(土)旭川市民文化会館大ホール(北海道)5月17日(日)ニトリ文化ホール(北海道)5月19日(火)リンクステーションホール青森(青森県)5月21日(木)仙台サンプラザホール(宮城県)5月22日(金)郡山市民文化センター大ホール(福島県)5月27日(水)本多の森ホール(石川県)5月29日(金)新潟県民会館(新潟県)6月9日(火)鹿児島市民文化ホール第一(鹿児島県)6月10日(水)宮崎市民文化ホール(宮崎県)6月12日(金)福岡サンパレス(福岡県)6月13日(土)福岡サンパレス(福岡県)6月21日(日)横浜アリーナ(神奈川県)
2014年10月02日9月も終わりに近づき、景色も気温もすっかり秋らしくなってきましたね。明日、9月23日(火)~10月22日(水)は、 天秤座生まれの方々の誕生日です。おめでとうございます!(※星座は生まれ時間によってズレることがあります。)天秤座の男性は基本的に気さくで話しやすいタイプ。一緒にいると楽しいので、仲良くなりたいと考える女性も多いはず。ただし、理性的で感情に振り回されることが少ないため、お付き合いしようと思ったら、ちょっとした駆け引きも必要かも!?今回は、そんな天秤座男性の本性に迫ります!≪天秤座の基本傾向は?≫・協調性を重んじる・社交的でたくさんの友人に囲まれやすい≪天秤座の恋愛傾向は?≫・好きなタイプは上品なイメージの人。周りの空気を読めない女性は苦手・ロマンチックなムードに弱い・恋人とは常に平穏な仲でいたい・八方美人で、好きでもない人からもアプローチを受けがち≪天秤座生まれはイケメンが多い!?≫天秤座生まれの男性には、オシャレでイケメンな人が多いのも特徴です。芸能人を例に挙げてみると…生田斗真さん・ウエンツ瑛士さん・松坂桃李さん・今井翼さん・加藤和樹さん・東山紀之さん・堺雅人さんなど。全体的に顔立ちのバランスが良く、モテそうなオーラを持っている人たちばかりだと思いませんか?ということで、著名人を例に、天秤座男性の恋愛傾向についてもう少し掘り下げていきましょう!≪天秤座は相手を見極めてから距離を縮める≫◆狙った獲物は逃がさない!?~堺雅人さん昨年はドラマ『半沢直樹』に主演し、社会現象になるほどの大ヒットをけん引。2016年のNHK大河の主役にも抜擢された俳優・堺雅人さん。多忙を極める中での、女優・菅野美穂さんとのスピード結婚には誰もが驚かされましたよね。「微笑みの貴公子」と呼ばれ、常に穏やかな笑顔を絶やさずにいる彼は、プライベートでは意外にも愛する女性に熱烈なアプローチを仕掛けていたようです。周囲との協調性を重んじながら、裏で着々と事を進められる…その部分はまさに天秤座男性という感じがします。ちなみに天秤座男性は、結婚すると、仕事と家庭をバランス良くこなせるタイプ。忙しくても2人で過ごす時間を大切にしているそうなので、末永く夫婦円満でいられるんじゃないかなと思います。◆一目ぼれより、じっくり仲を深め合いたい?俳優の松坂桃李さん、生田斗真さんは、いずれも過去のインタビューで「一目ぼれはあまりない」と語っていました。相手のことをよく知ってから付き合いたいと願うのは、天秤座の一つの性質と言えます。その理由は、相手に失礼のないように、きちんと手順を踏みたいと考えること。ですから、もし恋人ができたら、お2人とも相手の女性に正面から向き合おうとするでしょう。親しき仲にも礼儀あり。そんな紳士的な対応は女性に好印象を与えそうです。≪天秤座女性は恋多き女?≫天秤座男性はモテるとお伝えしましたが、それは女性も同じ。周囲にそつなく振る舞うので、男女共に異性からウケが良い、という傾向があります。特に、天秤座の女性たちは恋多き女というイメージが…。例えば、歌手の浜崎あゆみさんは、スピード離婚後、別の外国人男性と出会い、再婚。『アナと雪の女王』でアナの声を担当した神田沙也加さんは、これまでに数々の男性と熱愛報道をされていますし、女優の永作博美さんは、今でこそ既婚者ですが、男性ウケが良く“魔性の女”と呼ばれてきました。社交スキルがあるため、必然的に恋のチャンスに恵まれやすいのですが、パッと見で理想の人に出会った!と思うと、ダメンズを捕まえてしまうケースも。恋に恋しているうちは、なかなかうまくいかないかもしれません。≪天秤座男性へのNG言動って?≫何でも白黒はっきりつけたがるような態度はNG!また、彼が女友達と仲良くしていても、嫉妬し過ぎないように気をつけて。≪天秤座男性が喜ぶのは?≫2人きりでデートを楽しむのもいいけれど、たまにグループでのレジャーに参加すると、新鮮味を感じて喜んでくれるはず。≪天秤座男性の前ではこんなファッションを≫TPOに合わせた服装を心がけて。全体的に安っぽいコーディネイトは控えましょう。洗練されたファッションがおすすめ♪~最後に…天秤座男性のまとめ~彼とお付き合いしたいなら、彼の周りの人たちとも親しくなりましょう。そのフレンドリーさが彼のハートをつかむカギに♪みなさんの恋を応援しています!(文=夢実マナ)恋愛専門・タロット占いカウンセラー/占いライター10代の頃からタロットカードに親しみ、いつしかプロの道へ。現在、メール占い、イベントでの対面鑑定を主に活動している。夢実マナの恋愛メール占いセッション!心して聞いてください!あなたがあの人の恋人になれる可能性【無料占い】
2014年09月22日“オリエンタルロックミュージカル”という新しいジャンルを確立し、人気を博している上島雪夫演出のオリエンタルロックミュージカルシリーズ第3弾『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』の公演が決定した。江戸の街を舞台に、突如現れた魑魅魍魎と人間たちの壮絶な闘いを描いた本作。シリーズ連続出演中の加藤和樹、東山光明、そして初参加となる松田凌に、見どころを聞いた。『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』 チケット情報様々なステージで活躍する実力派の俳優たちが、その垣根を越え“ロック”の名の下に融合。2010年『King of the Blue』、2011年『陰陽師~Light and Shadow~』と、芸術性の高いオリジナル・エンターテイメントを打ち出してきた。第1作から出演している加藤は、「ミュージカルというと西洋のイメージが強いですが、このシリーズの舞台は僕らが生きる日本。鬼が出てきたり妖術が飛び交ったり、奇想天外な設定の面白さもさることながら、激動の時代を強い心で生きようとする者たちの姿は、現代を生きる自分たちにも重なるところがある」と作品の本質的な魅力を語った。男性ロックボーカルデュオHoney L Daysのボーカリストとしての顔も持つ東山も、3部作すべてに出演。「今回は、慶長の大地震直後の江戸を舞台に、大地震によって破られた結界から放たれた“摩多羅神”(またらじん)と、人間との戦いを描いていきます。上島さんによる演出と振付、全シリーズの音楽を手掛けてきたKYOHEI(Honey L Days)の音楽が、誰も観たことがない独特の世界観を生み出すはず」と、彼ら自身も公演を楽しみにしていることが伝わってきた。初参加となる松田は、「“ロックと時代劇の融合”と聞き、自分の固定概念を覆す作品だと思いました。まだ自分は舞台経験も少なく、稽古中は“新人マーク”をつけておきたい気分ですが(笑)、舞台上では力強く生きていきたいです」と意気込んだ。個性豊かなキャスト陣にも注目が集まる。3作連続で主演を務める泉見洋平は「真面目で努力家、学ぶところの多い座長です。ステージ上でのキラキラ感はハンパない!貴水博之さんは現場のムードメーカー。今回は悪役・摩多羅神を演じるのですが、ハマり過ぎてヤバい(笑)。妖しい魅力が全面に出るでしょう」と加藤が解説。そんな彼らが演じるのは、江戸の時代に生きたとされる実在の人物たち。猿若勘三郎(初代・中村勘三郎)を演じる東山は、伊藤靖朗の脚本を読み、「まさに“SONG OF SOULS”を体現する役」と、作品のテーマを背負った責任を実感しているという。松田も「初参加の自分だからこそ出せる色もあると思う。和樹さんとミツさんの背中を見て、心で歌います」と目を輝かせた。ふたりの熱意を受け止め、加藤も「みなさんの魂に訴えるような舞台にします」と闘志を燃やした。公演は11月7日(金)から11月16日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、11月23日(日・祝)・11月24日(月・休)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。文:瀬尾水穂
2014年07月30日『エリザベート』『モーツァルト!』などを手掛けたミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)のゴールデン・コンビによる新作として、大きな期待が寄せられているミュージカル『レディ・ベス』。2月24日、この注目作の“顔寄せ”が都内にて行われた。『レディ・ベス』チケット情報はこちら“顔寄せ”とは、稽古の初期段階で、作品に関わる者すべてが一堂に会する場。この日はレディ・ベスをWキャストで演じる平野綾、花總まりをはじめ、山崎育三郎、加藤和樹、石丸幹二、山口祐一郎ら出演者からスタッフまで、大勢の関係者が顔を揃えた。大作ミュージカルらしく、その人数は数十人に及ぶ。主催者が「これ以上ない豪華キャスト」と呼ぶキャストの面々はミュージカル界でお馴染みのベテラン揃いで、そのせいか稽古初期段階のこの場でも和気藹々とした和やかな雰囲気だ。ただしヒロインとしてセンターに座る平野、花總はやはり少々緊張気味か。ふたりとも背筋をピンと伸ばして椅子に座っている姿が印象的。物語は約45年もの長きにわたってイギリスを統治した女王・エリザベス1世の、その青春時代を描くもの。作曲のシルヴェスター・リーヴァイは出演者に向かって「レディ・ベスは本当にたびたび命を脅かされるような危険に直面しますが、それをひとつひとつ乗り越えていく。彼女が直面した嫌なものの数々、それは体験すべきものであったし、だからこそあれだけの素晴らしい人物になれたのではないかということについて、皆さんにも思いを馳せていただきたい」と語りかけるとともに、「皆さんは素晴らしい。ただ音符を歌うのではなく、内容を連想して歌ってくださる。つまり稽古のいちばん最初から何が大事かということを皆さんはわかっていらっしゃる。それこそ観客の心を掴む才能。皆さんの幸運を祈ります」とエールを贈った。演出の小池修一郎も「皆さんと未知のものに向かっていくことを楽しみたい」と挨拶。クリエイターチームの熱意ある言葉に、キャストの眼差しにも熱いものがみなぎってくる。日本から世界に向けて発信する大作ミュージカル『レディ・ベス』は、4月11日(金)に幕を開けるワールドプレミアに向け、こうして船出した。公演は帝国劇場にて4月11日(金)にプレビュー公演開幕、東京公演は5月24日(土)まで。チケットは発売中。その後大阪、福岡、愛知でも上演される。
2014年03月05日イヌとネコ、そして彼らと関わる人間たちの物語を綴る朗読劇『しっぽのなかまたち』。昨年12月の全労済ホール/スペースゼロ、今年5月の恵比寿・エコー劇場での好評を受けての第3弾が、11月19日に東京・天王洲銀河劇場で開幕した。上演はオムニバス形式で、今回は第1回から続く『小雪と小春と小太郎と』に新作3本を加えた4部構成。男性6人・女性2人のキャストは日替わりで、しかも公演日によっては違う役を演じることもある。舞台上には、パステルカラーで彩られたたくさんの円柱。BGMや効果音を担当するギタリストの森大造に続いて、大きな台本を手にしたキャストたちが登場。円柱に腰掛け、ときには大きく舞台上を動きながら朗読するスタイルを取る。1本目の『八月の冒険』は、母(山内鈴蘭)と暮らす耳に障害がある少年(神永圭祐)と、老いた聴導犬(荒木宏文)、新しく飼われた犬(東山光明)が繰り広げる一夜の出来事が軸になる。犬役の荒木・東山は人間役と同じような普段着だが、手にする台本カバーの色や毛並みで、どんな犬かを表現している。観客にだけは〝しっぽのなかまたち〟の思いが分かるという趣向が、観る者の想像力に訴える朗読劇によく合っている。しんみりするシーンでは、早くも会場のあちこちからすすり泣きが聞こえていた。続いて、観客同様なぜか犬や猫の気持ちが分かる獣医(加藤和樹)の苦悩を描く『シラトリ動物病院へようこそ』、落ちこぼれ学生犬(石田晴香、鎌苅健太、東山、平牧仁)が、老犬(加藤)からドラマ『ごくせん』や『3年B組金八先生』ばりの熱血指導を受ける『犬の卒業』。コミカルな中に、シリアスなテーマが織り込まれている。ここまでの3作には観客との交流コーナーがあり、キャストが客席に降りてきたり、観客をステージに上げてクイズを行ったりと賑やかだ。最後の『小雪と~』は、ペットOKの住まいを必死に探す飼い主(神永)と、それを気遣う猫2匹の思いを丁寧にたどる。シンプルな設定だからこそ、心に滲みるストーリーだ。猫役は石田・鎌苅で、ヤンキー犬をノリノリで演じた『犬の卒業』から一転、それぞれのキャラクターをじっくりと表現していたのが印象に残った。初日のキャストはいずれも役とハマッていたが、役替わりによってストーリーがどう変化するのかも非常に興味深い。公演は12月1日(日)まで。会場販売のリピーターチケットでは、ペットの写真提示による割引を実施中。取材・文:山上裕子
2013年11月21日INFINITEエルと蜷川実花が初コラボレーションしたグラビア誌『AJ Vol.02』(ぴあ発行)の表紙ビジュアルが公開された。イ・ジュンギの公演チケット情報同誌は、アジアで活躍するスターがグラビアでコラボレーションする雑誌。アジアをはじめ世界で活躍をする写真家・蜷川実花と、ワールドツアーで世界各国を沸かせているINFINITE・エル。ふたりの感性が“ぶつかり合う”表紙は、蜷川のセクシーでゴージャスな世界観の中で、涼しげだが、憂いを含んだようなエルの眼差しが印象的なビジュアルだ。誌面では、グラビアやインタビュー、撮影メイキングが30ページに渡って展開されている。他にも、豪華ラインナップが顔をそろえる。イ・ジュンギ、ノ・ミヌによる日本カルチャー論、台湾のモンスターズバンド・MayDay(メイデイ/五月天)のアジア戦略、アジアでブレイクした藤井美菜と古川雄輝、岩井俊二とハン・ヒョジュなどが登場。さらに、加藤和樹、水田航生、超新星のユナクとグァンスが、日韓の若手ミュージカル俳優として華麗な“競演”も見せる。また、「アジアに進撃する日本のコミック・アニメーション」と題して、『進撃の巨人』から『黒執事』『イタズラなKiss』までアジアにおける日本のコンテンツブームが特集されている。『AJ Vol.02』は11月28日(木)発売。なお、ぴあBOOKSHOP(では、特製オリジナル・アザーカバー付で予約を受付中。
2013年11月18日城田優らが出演するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が9月3日、東京・東急シアターオーブで開幕した。主人公のロミオは城田、古川雄大、柿澤勇人のトリプルキャスト。ヒロインのジュリエットはフランク莉奈、清水くるみがダブルキャストで務める。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』チケット情報作品は、シェイクスピアの不朽の名作を原作に、2001年にフランスで初演されたもの。日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演、宝塚での再演を重ねるとともに、2011年は城田らの出演で男女混合版としての日本オリジナル版も上演された。今回はフレッシュなキャストも多数加わった、待望の再演である。初日及び公開舞台稽古でのキャストは、城田ロミオ、フランク・ジュリエット。城田は2年前よりも格段に歌唱力、表現力が増し、ミュージカル俳優としてもひと回りもふた回りも大きくなったようだ。ジュリエットへの愛、それを失うことからの絶望をほとばしる情熱で演じるさまは圧巻で、彼のロミオを観るだけでもこの作品へ足を運ぶ価値がある。フランクも愛らしい姿はそのままに、初演時より歌声が伸びやかになり、ジュリエットの細やかな感情をうまく客席へ伝えた。ほかのキャストも熱演という言葉がぴったりで、中でも荒々しさの中に切なく純粋な感情を秘めたティボルトを作り上げた加藤和樹や、仲間たちの死を見届け最後に残されるベンヴォーリオを説得力ある演技で見せた尾上松也などが印象的。特に歌舞伎俳優である尾上の豊かな歌唱力に驚かされた。初日前日に行われた会見では、城田は「2年前の初演が非常に高い評価をいただいた。その再演ということで高い壁やプレッシャーとの戦いだったのですが、前回の感動を越えられるものを作っていこうと頑張ってきました。観に来てくださるすべてのお客さまのために、一回一回、愛に生きて愛に死んでいきたい」と力強く意気込みを語った。また、自分が演じるロミオについては「冒頭は夢見がちのところがあるのですが、後半、ジュリエットと引き裂かれてからの僕の作るロミオは、これでもかというくらい弱いロミオ。2幕のボロボロ感は僕が一番やばいかも(笑)。それほどまでに仲間やジュリエットという存在が大きい」とアピール。同じくロミオを演じる古川は「ロミオの透明なイメージに薄い紫を入れたような、純粋なロミオを演じたい。それがジュリエットに出会って真っ赤になる」、柿澤は「ロミオはイメージ的には王子様なのですが、実際に本を読んだらそうでもない。舞台では実際に目の前にジュリエットが現れてくれるし、まわりには仲間が常にいるので、それを情熱的に愛するだけです。あまり背伸びすることなくやりたい」と、それぞれ自身のロミオをアピールしていた。公演は10月5日(土)まで同劇場にて。10月12日(土)から27日(日)までは大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。チケットはともに発売中。東京公演では当日引換券(オリジナルグッズ付)も発売中。
2013年09月04日昨年のアルバム『M BEST』ツアーのステージに若旦那をゲストに迎えて久々に聴かせた「LALALA」に会場が熱狂していたことが記憶に新しい加藤ミリヤ。二人で向き合って「LALALA」というひとつの作品を生みだしてから5年の月日を経て、10代だったミリヤは今、24歳の大人の女性となっている。そんな今の彼女と、プロデューサーとしても様々なアーティストとのコラボで表現の幅を広げる若旦那が再びタッグを組んで届ける「LOVERS partⅡ feat.若旦那」。若旦那が男ゴコロを描く「LOVERS」と対になる今作で、ミリヤが聴かせたかった女ゴコロとは…。久しぶりのコラボレーション楽曲制作中の二人の様子や、24歳の今の恋愛観など、彼女を直撃した。●若旦那とお互いの恋愛観の共通点を探して歌詞に反映したExcite:「LOVERS partⅡ」は久しぶりの若旦那との1曲。「LALALA」以降も若旦那とは交流は続いていたんですね?ミリヤ:そうですね、一緒にライヴをしたり。昨年の私の『M BEST』のツアーに若旦那に参加してもらって、久しぶりに「LALALA」を何回かやらせてもらったんです。その時に若旦那も私も「LALALA」という曲に対して改めて手応えを感じて。ファンのコたちも「LALALA」は今でも好きな曲だし、しかも私が10代の時の曲なので、また今の自分として何かやれたらいいなってことはツアーの間も思っていて。そうしたら若旦那の方から“やらない?”ってお話をいただいたんです。Excite:1組のカップルの物語を、同じ時間軸で切り取って双方から描くという作り方は新鮮ですよね。アンサーソングではなく同時発売で。ミリヤ:どんなやり方がいちばん面白いかなって考えていくうちに、一つの“LOVERS”というプロジェクトにして、「LOVERS feat.加藤ミリヤ」は若旦那名義の曲としてあって、私名義の方は「LOVERS partⅡ feat.若旦那」という形で2パターンを出そうってことになったんですけど、最初のアイディアを出す時には本当にいろいろと話をしましたね。Excite:たとえばどんな話?ミリヤ:歌詞について、いちばん深く話し合いました。若旦那も歌詞に対してメッセージ性をすごく大切にしている方なので、歌詞は重要だねって話になって。最初は若旦那が「オレはこういうのがいいと思うんだよね」って言っていた内容があったんですよ。「もう考えてあるんだよね」って。ただ、ラブソングにしようっていうのはあったんですけど、その若旦那の方向性というのに、私は全く共感できなくて(笑)。若旦那と私は世代も違うので、まずはお互いの恋愛観の共通点を探しましょうってことで話を進めていったんです。Excite:最初の提案はどんな内容だったの?ミリヤ:私くらいの年齢の女のコが、すごく年上の年齢の男の人と付き合っていて。その男性はバツイチで…って設定がすごく細かいんですよ(笑)。そのバツイチの男の人と付き合っている20代前半の女のコは、結婚をしたいと思っていて、彼の方は1回失敗しているから彼女のことをすごく好きなんだけど、再婚の1歩に踏み出せなくて。そうして気持ちがスレ違ってしまってる…というのはどう? って。でも私はそういう経験をしたことがないので、多分歌詞を書けないし…。本当にブレストレベルなんですけど。Excite:却下されて若旦那は?ミリヤ:「いいと思ったのになぁ~…」って言ってました(笑)。そこからはお互いの恋愛観みたいなものをすり合わせていく形でいろいろと話をしてまとまっていって今の形になりました。●求めるだけではなく、ありのままのあなたを受け入れる女神的要素Excite:時代、時代で等身大の女性像を描いているだけに「LALALA」の時と今とに違いはあった?ミリヤ:それはあると思います。「LALALA」の頃とは、自分も変わってきたとも思うし、若旦那の方でも、恋愛観は変わってきてるって話をしていて。昔は「黙ってオレについて来い」っていうのが男性像だとすると、今ってそうではなくて、自分は逆に3歩後ろから女の人を見守るっていう恋愛観で、それが理想の恋愛像だと思っているっておっしゃっていて。そこをお互いが共感して、曲のテーマが決まっていった感じですね。Excite:そんな今回の「LOVERS partⅡ feat.若旦那」を書くにあたって、いちばん意識した女のコ像というと?ミリヤ:女神的要素ですね。Excite:女神的要素?ミリヤ:受け入れるってことです。100%。昔は「こうだったらいい」っていう自分の理想の男性像や、こういう関係性がいいっていう理想があって、そこに対してちょっとでも「あれ?」って思うことがあるとガッカリしたり、「この人じゃないんじゃないか」って恋愛を見ていて。でも今は多少、違うなって思ったとしても、それはその人の個性として100%受け入れられるようになっている自分がいて。逆にそれも楽しめるというか。何それって思っても「こういう人もいるんだな」とか「彼はこうだから」っていう風に、どんなあなたも受け入れるってことができるようになったんです。そうなったことで、ちゃんとその相手の人のことを好きになっているんだなって自分では感じていて、それを伝えたかったんです。Excite:懐が大きい感じがします。ミリヤ:求めているだけじゃない。ありのままのあなたを受け入れているっていうところを。キャラクターとしては自分の中で書いてきた人物像としても新しいタイプだったなと思います。●歌が前に出てくる曲を自分が求めているExcite:そんな今作ですが、若旦那のバージョンを聴いた感想は?ミリヤ:最初に若旦那版の方を作ったんですけど、それが本当にカッコよかったんですよね。トラックとか若旦那の方はけっこうラップっていう感じだし、そういうヴァースにもなっているので、逆に私の方はすごく柔らかい世界観の曲にしようっていうのがあったし、改めて若旦那の書いている歌詞はすごく刺さるなとも感じましたね。多分、男の人はこういうことを言ってほしいんだろうなって思うような曲でした。Excite:完成したからこそ言える、若旦那バージョンの“ここにグッと来た”というポイントは?ミリヤ:歌詞がいいですよね。1回聴けば覚えられる。自分にはない、メロディーのキャッチーさみたいなものはヴァースの中ですごくあるなって思います。そこが好きです。Excite:実際にこの“LOVERS”の二人はどうなっていくと思う?ミリヤ:ずっと一緒にいると思います。そう想像しながら書きましたから。恋人たちってみんなスレ違っているけど、それって本当に些細なところですれ違っているだけ。本来はお互いに大切に想い合っているんだけど、自分の経験からしても、本当に好きなのに、微妙にスレ違っていたり、ずっとスレ違ったままだったりすることって多いなって思うんです。だからこの曲は、ちょっとスレ違う恋人たちのための曲だと思っています。Excite:対する「無口のうた」はビックリするくらいにシンプル。ミリヤ:全部、生楽器で録って。自分の声も1本で全部録っています。Excite:ミリヤちゃんの歌としても今までにない感じが…。ミリヤ:する! 歌い方も全然変えているし、曲の構成もこれまでにない。サビがないという感覚なんです。学校の校歌みたいな作りの曲にしたいなっていうのはあって。それを音数少なく。自分の声とギターとパーカッションとピアノだけの、本当に4人だけで作っている曲っていう感じも入れたかった。Excite:ミリヤちゃん自身からトラックのアイディアを発信していくだけに、いつも頭の中では音楽が鳴っている、という話を前に伺いましたが、24歳になってすごくシンプルになってきたのかなっていうのを感じます。ミリヤ:それはあるかもしれない。明確になってきたというか。年々楽曲のイメージが具体的になっていくし、それが最近はすごくシンプルになっている。歌が前に出てくる曲っていうのを自分が求めているとは思います。Excite:これからどんな楽曲が出てくるのか楽しみです。ミリヤ:今、アルバムを作っているので、いろんなものをまだまだ届けていく予定です。ヤル気がすごくあるので、自分でもどんな作品が出来ていくのか、楽しみです。(えびさわなち)●作品情報『LOVERS partⅡfeat.若旦那』発売日:2012/10/17 初回生産限定盤 ¥1,575 / 通常版 ¥1,223加藤ミリヤ: 公式サイト
2012年10月16日俳優の加藤和樹とシンガーソングライターの伊達幸志によるユニットJOKERが、10月10日(水)にシングルをリリースする事が決定した。【公演情報はこちら】JOKERは2011年にデビュー。ミュージカル「テニスの王子様」出演がきっかけで知り合ったふたりはそれぞれソロで音楽活動をしていたが、加藤の誘いがきっかけでユニットを結成。セカンドシングルとなる今作のタイトルは『Rolling Life』。小室哲哉が作詞・作曲そしてコーラスやピアノ演奏まで参加する楽曲で、何度も繰り返されるサビメロが印象的でメロディアスなロックナンバーだ。9月26日(水)には今年の5月に行われたファーストライブを収録したDVD『ALIVE I』をリリース。12月14日(金)からはライブツアー、JOKER Live “GAME” Tour 2012-2013~OVER~が仙台を皮切りに全国12都市13会場で行われる。本人たちも「ライブという緊張感ある生の現場で新たなJOKERが誕生する」と語っているだけに、気になる方は是非ご確認を。なお、チケットぴあでは9月24日(月)午前11時まで、先行抽選プレリザーブを実施中。■JOKER Live “GAME” Tour 2012-2013~OVER~12月14日(金) 仙台 darwin12月16日(日) 札幌 ペニーレーン2412月22日(土) 広島 ナミキジャンクション12月23日(日) 広島 ナミキジャンクション12月24日(月) 福岡 BEAT STATION1月5日(土) 浜松 窓枠1月6日(日) 柏 PALOOZA1月12日(土) 名古屋 ダイアモンドホール1月14日(月) 松山 サロンキティ1月19日(土) 大阪 BIGCAT1月20日(日) 金沢 AZ1月26日(土) さいたま新都心 HEAVEN’S ROCK VJ-31月27日(日) 東京 SHIBUYA-AX※チケット一般発売11月10日(土)
2012年09月17日加藤ミリヤ新曲「AIAIAI」着うた(R)スタート。新曲にちなんだ「愛の十戒」企画も実施!6月6日にリリースとなる加藤ミリヤの新曲「AIAIAI」の着うた(R)先行配信がスタートした。海外ドラマ『ザ・ファーム 法律事務所』のエンディング・テーマ曲ともなっている今回の新曲は、ミリヤ節炸裂の意欲作となっており、<ふたつ返事でやさしい声でいつも話しかけて><他の誰かと比べないで>と、1~10までミリヤ流の十戎を展開。<その気になればいつでも貴方を手放せるんだから>と言いながらも<男なら泪見せないで 君の代わりに泣くから><私が最後に愛する人は君だけ>と、時に揺れ動く、飾りのない女心を赤裸々に綴った楽曲になっている。この楽曲のテーマに沿って、オフィシャルホームページ特設サイトでは、「彼にしてほしいこと」「彼にしてほしくないこと」をTwitterで募集。集まったファンのつぶやきは特設サイト内で常時表示される他、ウーマンエキサイトにて記事になることも決定している。また、レコチョクでは「恋人同士のルール」を募集。特に応募が多かったものや印象に残った10つのルールを「恋人同士の10カ条」として、通常は楽曲のキャッチコピーが表示されるレコチョクフルのTOPページにて日替わりで掲載される。楽曲とともに、こちらの企画もぜひチェックしていただきたい。リリース情報New Single『AIAIAI』2012.06.06リリース※5/16~着うた(R)配信スタート【初回生産限定盤】CD+DVDSRCL-7984~5/¥1,575(税込)【通常盤】CDSRCL-7986 /¥1,223(税込)・ 加藤ミリヤ オフィシャルサイト ・ 加藤ミリヤ シングル『AIAIAI』特設サイト
2012年05月17日2009年のブザンソン国際指揮者コンクール優勝以来、世界から注目を集めている指揮者・山田和樹が、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者に就任することが決定した。任期は2012年9月から2015年8月までの3年間の予定。「日本フィルハーモニー交響楽団」のチケット情報1979年神奈川県生まれの山田和樹は、2009年に小澤征爾や佐渡裕が歴代優勝者に名を連ねる「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年に小澤征爾が総監督を務める音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」に初出演。現在は、NHK交響楽団の副指揮者を務めるなど、活躍の場を広げている。日本フィル正指揮者就任と同じ今年9月にはスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者にも就任、2013年12月にはウィーン・デビュー(ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団)を予定するなど、世界のオーケストラからも熱い視線を注がれる、まさに日本指揮界のホープだ。日本フィルハーモニー交響楽団とは、2010年11月の横浜定期演奏会で共演。その後、2011年4月と12月の東京定期演奏会にも客演し、オーケストラから理想的な響きを導き出すその人間性と、緻密に構築された音楽作りには、すでに楽団内から賞賛の声が上がっている。山田和樹の日本フィル・正指揮者就任披露演奏会は、2012年11月9日(金)・10日(土)にサントリーホールにて開催。チケットの一般発売は6月6日(月)より。◆日本フィルハーモニー交響楽団 山田和樹 正指揮者就任披露演奏会第645回東京定期演奏会【日時】11月9日(金) 19時開演11月10日(土) 14時開演【会場】サントリーホール指揮:山田和樹ピアノ:パスカル・ロジェ<プログラム>野平一郎:グリーティング・プレリュードガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヴァレーズ:チューニング・アップムソルグスキー(ストコフスキー編曲):組曲《展覧会の絵》
2012年01月20日アーティスト加藤ミリヤの世界観を体感できるセレクト『M SELECT』が、ソフトバンクモバイルの「スマセレ」に登場。(スマセレ=スマートセレクト。スマートフォンを簡単操作で、自分好みにカスタマイズできるサービス。)『M SELECT』では、特別に撮りおろした加藤ミリヤのビジュアルを背景に設定することができる。また、加藤ミリヤのスマートフォンサイトにすぐにアクセスできるブックマークアプリの他、音楽やおしゃれが大好きな女の子の生活にハッピーを提供してくれるアプリがたくさん。加藤ミリヤは、現在全国ツアー『KAWI JAMELE presents 加藤ミリヤ MBEST TOUR 2011』を開催中。また、2011年12月14日に待望のニュー・シングル『ROMAN』をリリースするので、合わせてチェック。
2011年11月22日