私は、人生の折り返し地点を過ぎた55歳の主婦。30年以上もの付き合いがある親友がいます。しかし、ここ最近なんとなく関係がうまくいかなくなってしまいました。なぜだろう……。そんなふうに悩む私のもとに、ある日彼女から1通の怒りのメールが送られてきたのです。とても怒っている様子で、このままでは友人を失ってしまうと思った私は、関係改善しようと話し合いました。その結果、たどり着いたのは、ある一つの結論でした。友人からの届いた怒りのメールに私は…長年の親友との関係に変化が彼女とは30年以上もの長い付き合い。お互いの長所も短所も認め合い、困ったときには助け合えるとても良好な関係でした。お互い子どもは1人でパート勤務、夫は出張がちなどの境遇が似ており、同じような悩みを持っていました。そのためか、2週間に1度の電話では話がはずみ、通話時間が2時間を超えることもしばしば。住まいが遠いので、会えるのは年に1回ほどでしたが、その時間はとても充実していました。しかし、そんな2人に1年ほど前から加齢によるお互いの価値観の変化がもたらす心のすれ違いが生じ始めたのです。当時、世間ではコロナ禍の影響による失職という話題も取りざたされていました。失職が心配な私は、在宅ワークを始めることに。運よく仕事も受注でき、パートと在宅ワーク、定年退職後の夫の世話で大忙しの毎日。一方、彼女の夫は現役で帰宅も遅い上、子どもも結婚で独立をされ、寂しかったようです。そんな心の隙間を埋めるべく頻繁に連絡を取りたがる彼女に、忙しさであまり連絡を取れない私。それでも関係を保ちたいと、短時間でも連絡をしましたが彼女には不満だったようです。そのうち、なんとなく2人の間に隙間風が吹くようになっていきました。彼女からの怒りのメール、その内容は彼女との関係に悩んでいたある日、1通のメールが。私は、2人の間に流れる空気がおかしいと感じつつも、時間を見つけてはなるべく連絡を取るようにしていました。「コロナ、お互いに気を付けようね」などの会話を交わしながら関係を維持していたのです。しかし、維持できていると思っていたのは、残念ながら私だけでした。メールの文面には、加齢によるお互いの価値観の変化で、子どもの独立により寂しがり屋になり、友人とは頻繁に連絡を取り合いたいと思う彼女が、年齢を重ねるごとにやりたいことがたくさんで自分の生活を優先させあまり積極的に連絡を取らなくなった私に、付き合いが悪くなったという不満がつづられていたのです。親友なのにこんなに連絡を取り合えないのはおかしい。これが親友と呼べるのか、といった内容でした。私自身も大切な友人である彼女と満足にコミュニケーションを取れないことを悔やんでいる一方で、在宅ワークで始めたライティングが楽しくなり、もっと仕事の幅を広げたいし、いろいろな人たちと知り合いたい。習い事などもして自分の世界を広げたいという思いを捨てることができませんでした。そしてお互い話し合い考えて出た結論とは彼女のメールを見て、私は直接話し合いたいと思い、すぐに電話しました。そして、彼女の気持ちを尊重しつつ、自分の置かれている現状、彼女のことを大切に思っているけれどなかなか時間が取れないこと。頻繁な連絡はできないけれど、何かあるときにはすぐに駆け付ける気持ちでいることなどを伝えました。彼女は私の状況や気持ちを理解してくれたものの、寂しい気持ちを抑えることが難しかったようです。彼女は社交的な性格で、多くの友人がいる魅力的な人です。でも、本当につらいときに本心を話すことができるのは、私だけなのだと言ってくれました。私は彼女のその言葉にとても感動すると同時に、こんなに思ってくれる友人より自分の気持ちばかりを優先していたと反省。こんな友人関係は、年を取れば取るほど得がたくなる貴重なものだと思います。私たちはよく話し合った結果、今は少し離れてみようという結論にたどり着きました。離れていてもお互いを思う気持ちは変わらないけれど、このまま一緒にいても喧嘩やすれ違いを生むだけ。だったらしばらく冷却期間を設けてみようというものでした。まとめ私のように、一方はもっと密に連絡を取りたい、もう一方はやりたいことに時間を使いたいなど、加齢による価値観の変化で昔からの友人とすれ違ってしまうことはよくあるようです。私の周りの人からも、同様の理由で友人と疎遠になってしまったという話をよく聞きます。月日がたてば置かれている境遇も変わり、若いころと同じ価値観や付き合い方は難しくなります。だからといって、やはり縁あって仲良くなった大切な友人ですから関係を絶つのではなく、大切にしたいものです。そうなるとベストな解決策は、少し冷却期間を設けることだと思いました。もともと親しい間柄。少し時間を置くことで、また笑顔で会える日が来ると私は信じています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/しおみなおこ★関連記事:「今やってくれ!」スマホにパソコンすべてを丸投げしてくる夫に不満と不安【体験談】★関連記事:43歳、若作りは見苦しい!?ママ友からの意外だったファッションの助言とは?【体験談】★関連記事:「友よ、お前もか」若いころには想像もしなかった現象が… #五十路日和 5著者/cathoricネコが大好きな50代の主婦。仕事がオフの時には可愛いネコ動画で癒されています
2021年11月24日モデルでタレントの久間田琳加が、自身初プロデュースとなるブランド「Laetirais(レティレーズ)」からボディクリーム「RoseMemory」を発売する。「Laetirais」は、雑誌『Seventeen』では“美容番長”の愛称で親しまれている久間田初のプロデュースブランド。特にボディクリームにこだわりがあり、今まで50種以上を試してきた久間田が、今後自分が使い続けたい“究極のボディクリーム”を求めて立ち上げた。ブランド名は、「幸せ」「みずみずしい」を意味する造語。1日の始まりや終わりが幸せな瞬間になるよう、「肌を本来の美しさ、そして輝く肌へ導きたい」という願いが込められている。構想から1年半、今年2月に自身のバースデーイベントでブランド立ち上げを発表してから、満を持してのプロデューサーデビューとなった。今回、販売されるボディクリーム「RoseMemory」は、やわらかいミルク状のテクスチャーで、肌なじみが良いバラの香り。名前は「香りと共に思い出が蘇って欲しい」という思いから命名した。本人コメントは以下の通り。■久間田琳加コメントレティレーズのボディクリームが、完成しました!皆さんに満足してもらえるものを届けたくて、商品はもちろんですが、ボトルをお見せする一つ一つのショットや、ムービーで表現したい世界観についても何度も打ち合わせをしてこだわり抜いたので、そんなLaetiraisの世界観の全てを楽しんでもらえたら嬉しいです!
2021年11月18日「女性も一生懸命生きるとどこかでガタがきます。人生100年といわれるいま、更年期に差しかかるあたりはもっとも悩ましい時期ですから、自分に合ったメンテナンス法を獲得しておくことが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。「『かゆい』『匂う』『むくむ』といった、人には言いにくい不調があらわれるのも更年期。病気が隠れていることもありますが、セルフケアで症状の改善や予防につながることも多く、『年だから』と諦めず前向きな改善を目指しましょう」そんな、“言えない度”が高い「加齢に伴う臭いの悩み」について森先生に聞いた。【悩み1】加齢臭が漂う「子どもに『ママからへんな匂いがする』と指摘され(泣)。自分ではわからず……。以来、とても憂鬱な気分です」(48歳・テレホンアポインター)〈自宅で取れる対策〉・入浴や洗髪などで常に清潔に・生理用品はマメに取り替える・お子さんとのスキンシップを「更年期以降、女性も加齢臭が強くなりがちなのでまずは清潔を心がけること。わきの匂いにはボトックス注射で汗を抑える治療法も。「変な匂い」とお子さんが感じるなら心の問題もありそう。母親となじんでいれば匂いに愛着を感じられるものです。また、私の患者さんでアソコが匂うと受診し、タンポンの取り忘れが原因だった方も。原因を特定して断つことも肝心」(森先生・以下同)【悩み2】口臭がきつい「話し相手に顔をそむけられてしまうことが。以前『口臭がきつい』と言われたことが気になって。マスク着用生活が終わるのが憂鬱」(58歳・会社員)〈自宅で取れる対策〉・舌苔(ぜったい)や歯垢(しこう)を取るオーラルケアを・ドライマウスの原因の口呼吸はやめる・野菜や繊維質を取り、腸のガス発生を抑える「閉経後は女性ホルモンの低下から、唾液の分泌も減少し歯周病になりやすいので、歯垢や舌苔の除去など、オーラルケアを徹底することが基本。口呼吸でドライマウスになるのも口臭のもと。過剰に気になる場合は、メンタルの問題が絡むケースも。実際に強い匂いを伴う場合は、胃腸などの内臓疾患を疑います。いずれにしても匂いの原因を特定し、断つこと。野菜や繊維質の食物を多く取ることも、腸から発生するガスによる口臭予防につながります」原因と理由、対応策を知って、こっそり解決しよう!
2021年09月17日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。思わず共感したり、笑ってしまうマンガばかり。昔から、髪の毛のボリュームがありすぎてコンプレックスだったフカザワさん。それが年を重ねるごとに状況が変わってきたそうで……。★前回:「変えて正解!」飽きてきたストレッチが新鮮にできるように #アラフィフの日常 28こんにちは、アラフィフイラストレーター&漫画家のフカザワナオコです。くせ毛や剛毛な人が年齢重ねていくと、こういうことあるんじゃないでしょうか。ボリュームがありすぎる髪の毛が子どものころからコンプレックスだったのに、年齢を重ねて髪のハリがなくなり、1本1本が細くなってくると、案外ちょうどいいぐらいのボリュームになって、「そうそう! これぐらいが理想だったんだよね!」とめちゃくちゃテンション上がって。そして、そのちょうどいい毛量をキープできたらいいんだけど、加齢は止まらないので、ちょうどいい時期はあっという間に終わってしまうという……。思い起こせば、30代後半ぐらいがボリュームちょうどよかったかもな~。そのころちょっと髪の毛を伸ばしていて、くせもいい感じで出ていたから、鏡を見るたび「髪の毛、膨張してない! くせもナチュラルだしいい感じ!」と、ひとりニヤニヤしたものでした。それが40代後半の今は、ボリュームがちょうどいい時期もとっくに過ぎ去り、分け目の地肌の面積が増えてきたのが気になってきたり、どんどん細くなっていく髪の毛が心配だったり。もちろん、白髪だってますます増えてきているしー!多すぎても悩むし、減ってきても悩むし、髪のことを考えない人生はないのかもな。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「そんなにドン引きしなくても…」健康診断あるある #アラフォー店長のつぶやき 18★関連記事:「まさか!!」顔面大けがの翌日、夫にかけられた疑惑 #アラフォーだもの 5著者/フカザワ ナオコ(48歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2021年08月31日40代となってから、だんだんと変わってきた自分の姿を受け入れるのに抵抗を感じることがありました。「あれ? こんな顔つきだったかしら」「この洋服似合わなくなっているな」と気付いたときは、とうとうこの日が訪れたかという複雑な心境に。加齢による変化を嘆けば今の自分を否定することになるけれど、すんなり受け入れるのも難しい……。そんな心の負担を軽くするため、45歳の現在までの3年間で私が実践した3つのポジティブ行動をご紹介します。年齢に合ったメイクや身だしなみを心がけるまず1つ目は、今の自分の見た目をしっかり認識したことです。子どもが小学校に入学した42歳のころ、人と会う機会が増えた影響で、自分の見た目が気になるようになりました。そこで改めて自分の顔を鏡でよく見てみると……年齢を感じる顔つきに変わったことに気付きました。シミもこんなにあったのか!というほどに増えています。ずっと自分は30代後半のころとあまり変わらない見た目だと思い込んでいたので、かなり落ち込みました。しかし、自分の顔の状態をしっかり見つめたことで、「これではいけない」という思いが私の心に生まれました。そして、年齢に合った基礎化粧品に変えて、以前よりも時間をかけてケアするように。特に変えたのは、メイクの下地作りを念入りにすることです。シミを目立たなくするコンシーラーと肌の色の補正効果のある下地をうまく使えば、年齢の出た肌をしっかりカバーできるとわかり、うれしくなりました。また、服選びでは、顔映りやきちんと感、今の自分に合うかどうかを重視。顔周りを明るくするためにピアスを手作りして楽しむようにしたので、落ち込んだ気持ちがだんだんと明るくなっていきました。年齢と体調に合わせて食生活を整える2つ目は、食生活の見直しです。40代になってから食べ過ぎると胃に負担がかかるのか、たまに胃もたれするようになっていました。そこで年齢による変化に対応すべく、食生活を見直すことに。具体的には、カレーライス、オムライスなど、子どもの好きなものに偏りがちだった献立を、旬の野菜や魚を取り入れた和食中心の献立に変えました。幸い子どもの好き嫌いがほとんどなかったので、レパートリーの幅が広がって胃の負担も減り、食事がより楽しくなりました。また、44歳のときに受けた健康診断では、今まで正常だった悪玉(LDL)コレステロール値だけが急に上がり、要経過観察という結果に。体重が減っているのに数値が上がっていたので気になってネットで調べたところ、更年期特有の女性ホルモン減少が要因で数値が上がることがあるとわかりました。対策として、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを含む大豆製品を食べると良いとのこと。そこで、普段の食事でも積極的に大豆製品を取り入れました。それ以後、まだ健康診断を受けていませんが、次回の健康診断では効果が出て、悪玉(LDL)コレステロール値が下がることを期待しています。推しがいるから頑張れる! 好きの潤い効果3つ目は、趣味や生きがいを新しく見つけたことです。子どもが小学生になって自由になる時間が増えたことで、SNSやいろいろな媒体から情報を得て、好きなことが見つけやすくなりました。顔周りを明るくしたくて始めたアクセサリー作りや、子どもと一緒にできるお菓子作り、自分磨きのためのランニングは、今の私にとって大切な趣味です。しかし私にとって、数ある“好き”のなかで最も日々の生活の原動力となっているのが“推し” の存在。現在では、歌手やスポーツ選手、俳優や女優などで応援している人を推しと呼びますが、私にもかけがえのない推しが何人かいます。音楽を聴いたり、スポーツを見たり、映画を見たりしながら、「Mさんの歌を聴くと心が震えるほど感動する! 」「Oさんは32号ホームランを打ってすごい! 」「Yさんはすてきなお芝居をしていてかっこいい! 」と応援することでいつも勇気づけられて、自分も頑張ろうと思えます。推しが頑張る姿を見ていると、ときめいて心が若返るようです。いくつになっても何かを好きになる気持ちを持つことは、何げない日常に潤いを与えてくれる効果があると実感しています。まとめ年齢を感じることが増えてきて最初は戸惑い、若いときはよかったな……と思い返して落ち込むことも多々ありました。でも、育児や家事を頑張ってきた経験があるからこそ今の自分がいると思えば、年を取るのも悪くありません。増えてしまったシミは子どもと外でたくさん遊んだ証と考え、食生活を見直して健康を維持して、趣味や生きがいを持って張り合いのある生活を送っていけば良い。そう考えて折り合いをつけていくことで、年を取ってもポジティブな行動を取れるようになれたと思います。これからも体の変化に戸惑うことがあるかもしれませんが、その時々に合った改善方法を探しながら、すてきに年を重ねていけたら良いと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)著者/あめあがりのにじ (45歳)映画と音楽をこよなく愛する小学生女児の母。娘とお互いの推しを応援することが楽しみ。 心と体のアンチエイジングをゆるりと実践中。座右の銘は「雨垂れ石を穿つ」。
2021年08月20日夏本番。この季節になると多くの人が直面するのが、体臭に関する悩み。現在のコロナ禍は、そのリスクを高めているという。日々の習慣を見直して、臭いのもとを断とう。汗をかく機会が多い暑い夏は、この汗線の詰まりなどが臭いのトラブルになるという。また、読者世代には、年齢を重ねることで発生する「加齢臭」が立ちはだかる。「加齢臭は、皮脂が酸化することで発生する『ノネナール』という物質が原因で、古い油のような臭いだといわれています。このノネナールの量が40代過ぎから増えていきます。特に、多くの皮脂腺がある頭や首、耳の後ろ、背中などに加齢臭は発生しやすいです」こう話すのは、女性の肌のデリケートな悩みについてのアドバイスに定評がある内科医・皮膚科医の友利新先生。友利先生がアドバイスするのは、日常生活のなかで「食べる」観点から毎日の習慣を見直し、体臭につながるもとを断つこと。きちんと栄養を補給することで夏の疲れに負けない体を作ることに加え、臭いの原因の抑制につながる栄養素もあるという。そこでおすすめなのがビタミンB群の摂取。【豚肉、鶏ささみでビタミンB群を取る】加齢臭の原因となる皮脂成分をコントロールする作用があるのがビタミンB群。豚肉、鶏ささみのほか、きのこ類、バナナ、さつまいも、カツオ、イワシなどにも含まれる。「加齢臭の原因とされるノネナールの発生を抑えるためには、豚肉や鶏のささみなど、ビタミンB群を含む食材を意識的に取るようにしましょう。ビタミンB群には皮脂の分泌を適正にコントロールする作用があり、過剰な皮脂が酸化して臭いの原因になることを予防してくれるのです」ほかにビタミンB群が含まれる主な食材にはウナギ、玄米ごはん、納豆、サンマ、枝豆などが挙げられる。反対に、揚げ物やスナック菓子、炭水化物などの食べすぎには要注意。これは糖質を分解するためにビタミンB群が消費されてしまうためだ。年を重ねるにつれて気になってくる“加齢臭”。豚肉、鶏のささみなどビタミンB群を食事に取り入れて、気になる臭いの原因を解消していこう。
2021年08月06日グレイカラーへ移行してから、なんだかパサついたりまとまりが悪くなるのはなんで?グレイカラーの特徴は、色落ちした髪を染めなおすことではなく『新しく伸びてきた部分(白髪)』を染める作業です。人の髪は個人差はありますが1か月に1~1.5センチほど伸びると言われていますので、キレイに根元が染まっている状態をキープするにはやはり3週~1か月程度のスパンでカラーリングをしなくてはいけなくなります。単純にカラー頻度が上がるだけでなく、オシャレ染めに比べて色素量が多いことも一因となってどうしてもゴワつきやすくなってしまいます。。。グレイカラー移行によって起こるデメリットと対処法の参考例グレイカラーによって起こる一番のデメリットは【ロングヘアーの維持が難しくなる】ことカラー頻度が上がることによる、ゴワつき・パサつきによって毛先のまとまりが悪くなりツヤのある髪のキープがかなり大変になります。また、根元の立ち上がりが悪くなったりして頭頂部のボリューム感が気になるようになった方も多いんじゃないでしょうか?最近では対処法の1つとして、ハイライトを入れることで白髪をぼかすという手法もありますがダメージという観点においては通常のグレイカラーよりダメージレベルは高くなりがちですので、担当の美容師さんとの相談は必要かとおもいます。もちろんデザインとしていれるハイライトはアリだと思います!が、注意点としては、結局根元が伸びてきてしまうことには変わりはないので白髪ぼかしという点で、ダメージに見合った期待ほどの効果が得られるかはちょっと考えどころです。ハイライトよりは全体のカラーをある程度明るめで統一してあげることで地毛とのコントラスト差は少なくなるので、最初からしっかりと暗めで染めきることより薄染まりで馴染ませると言う選択がベターだと思います。じゃあ、どんな髪型ならキレイに保てるの?前述の通りロングヘアのキープは難しくなってきますので、短めのスタイルがやはり王道になります。最近流行りのショートヘアにいきなりチャレンジもアリですが、久しぶりに短くされる方は一度【ボブ】を経由してみるのがオススメです。華やかなふんわり感を出し、頭の形をキレイに見せる『ひし形シルエットボブ』がオススメ!特徴:サイドシルエット表面にはレイヤー(段)を少し入れて顔周りから外へ毛流れを作ることで華やかさを出しつつ、頭の形をキレイに見せます。表面が少し短いことで根元の立ち上がりも付きやすくなりふんわりさせやすいです特徴:バックシルエット表面の毛流れがあることで全体が丸みを帯びてふんわりとした印象を与えます。襟足は通常のワンレングス(おかっぱの様な)のボブより少し短めに切り、首元を締めることでメリハリが効いたボブになります特徴:顔周り表面のレイヤーに合わせてリバース(ゆるい外ハネ)の毛流れをつけることで、小顔効果と髪のハリが出て見える効果が出ます横から見た比較BEFORE(上)→AFTER(下)表面の伸びきってしまった部分が、グレイカラーのダメージも相まってまとまりが悪くパサつきが気になります避けられないダメージによるまとまりの悪さはカットラインで厚みをコントロールすることで解消できます【意外と盲点】髪をキレイに保つためのポイント普段から美容室でアドバイスされるように、トリートメントやご自宅でのサロン専売品を使ったケアなどもモチロン効果はあります。が、、髪の毛先はシャンプーのCMのイメージ画像のようにキレイに丸まっているわけではなくハサミやレザーで切り落とされた【単なる断面】です。髪は根元から毛先まで管状の繊維が束になったものなので、切りっぱなしの断面である毛先から日々髪の毛内部の栄養や水分は流れ出ていきます。髪は毛先からダメージが進行していき、長期間放置すると枝毛の原因になったりしてより根元に向かってダメージゾーンがどんどん広がって行きます。例え、伸ばし中であったとしてもカットはするべき!!上記の理由から、切りっぱなされた毛先を長期間放置することはダメージの進行を早めることになるのである程度のスパンでの毛先のカットがケアにも役に立ちます!ニンジンや大根も切った断面を放置したらガビガビになりますよね?でも1センチ程度切ってあげるとみずみずしい断面に戻りますよね??例えベタですが(笑)、髪も同じでダメージ進行が進み過ぎる前に毛先のトリミングカットをしてあげることでキレイな状態を保ちやすくなります。前述の通り髪は1か月で1~1.5センチほど伸びますので、仮に伸ばしていたとしても『3~5ミリ程度の調整カット』をしてあげることが実は手触りの良い髪をキープする秘訣だったりします。結論:短めスタイル(ひし形ショートボブなど)で、『1.5か月前後』で調整するカットすべき年齢と共に失われる髪のハリ・コシやグレイカラーによる避けられないダメージに抗いすぎるのではなく、状態をキープしやすい長さとキレイなフォルムを出しやすい短めのスタイルを選択しつつ、トリートメントばかりに着目するよりメンテナンスのカットを行うことが美髪を維持するコツだったりします。今回は一例として挑戦しやすい、ひし形のショートボブをご紹介しましたがぜひ担当の美容師さんと相談してステキな短めのヘアスタイルを探してみてくださいね。ヘアカットとケアは実は密接な関係があります。カラーやトリートメントに注目が行きがちな今こそ、毛髪知識とカットにこだわったサロン・美容師に担当してみてもらうと今までと違う扱いやすいヘアを手に入れられると思いますよ☆段々と『美髪』が注目キーワードになってきていますので、ちょっと意識したサロン選びやオーダーをしてみてくださいね♪
2021年05月19日コロナ禍で長引くマスク生活。女性たちの肌悩みとして増えてきているのが、「毛穴」に関するお悩みだといいます。 前回の記事 では、毛穴が開いてしまう原因のひとつが「ニキビ」であることをご紹介しました。今回は、さらに気になる「加齢」による毛穴の開きについて、美容医療のエキスパートである竹村昌敏先生と田中亮多先生にお話を伺います。教えてくれたのは…科学的根拠に基づいた美容を「医療×IT」を駆使し、肌に悩む人たちに届けたいと「HADA LOUNGEクリニック」を開業した美容医療のエキスパート竹村昌敏先生(写真左)と田中亮多先生(写真右)のおふたり。本連載「今の時代だから気になる! 美容医療にできること」では、知って得する美容知識のほか、美容医療の素朴な疑問やモヤモヤが解決する「上手な美容医療との付き合い方」もご紹介しています。「美容医療」って気になるんだけれど…よくわからないし、人にもなかなか聞きづらいよね…インタビュアー:金城華乃子「美容ライターでHADA LOUNGEのco-founder、現在妊娠中のプレママ・金城です。ママたちが気になる美容医療情報をご紹介していきますね。今回は【加齢による毛穴のお悩み】がテーマ!」毛穴が目立つ“たるみ毛穴”その原因は?―― 歳を重ねると毛穴が広がってくるように思えるのですが、これはなぜでしょうか? ニキビや皮脂による毛穴の開きとは少し異なるように感じます。「頬などによく見られる“縦長の毛穴”はたるみ毛穴 と呼ばれています。これは、おもに “老化による皮膚の弾力性の低下” によって引き起こされます」(竹村院長)―― そうなのですね。そもそも “老化による皮膚の弾力性の低下” ってどのようなものなのでしょう?「肌の構造についておさらいしましょう。皮膚は体の表面側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層で構成されています。その中で、皮膚の弾力性に大きく関与しているのは真皮です。真皮は、コラーゲンやエラスチンなどで構成されています。加齢によりコラーゲンが減少し、エラスチンが変性すると、皮膚の弾力性は低下していきます。老化による毛穴の開きは誰にでも生じるものなので、ある程度はうまく付き合っていくことが大切です」(竹村院長)―― 老化による「皮膚の弾力性の低下」は、誰にでもおきるもの…。とはいえ、人によって「肌の若々しさ」ってずいぶんと差がありますよね?「先ほどご説明したのは、体の内側から生じる内因性老化についてです。一方で、皮膚は体の外側からもダメージを受けて、外因性老化もひきおこします」(竹村院長)―― なるほど、外からのダメージはなんとか防げそうですね。外側からというと、やはり「紫外線」がすぐに思い浮かびます。「はい、その通りです。紫外線による光老化によっても、やはり皮膚の弾力性は低下してしまうんです。特にUVA波によって、真皮内に変性したエラスチンが増加してしまうこと、これがおもな原因です。この“光老化によるダメージ” を防ぐには、日光曝露から退避することが重要。基本的なこととなりますが、日焼け止めをしっかりと塗るなど、日々の日焼け対策がとても大切です」(竹村院長)日焼け対策、美容医療ではどんなものがある?―― やはり日焼け止めはマストなのですね。私も日焼け止めはもちろん、日傘をさしたり、日焼け対策のインナーケアをしたりと、日々気を使っています。では、最新の「美容医療」観点でみると、どんな情報があるのでしょうか?「コラーゲンやエラスチンを作る細胞は、線維芽細胞(せんいがさいぼう)といいますが、これを活性化することも重要なポイントとなります。例えば、美容医療で使われている「マッサージピール」という技術は、この繊維芽細胞を活性化することができます。当院で採用しているマッサージピールは、トリクロロ酢酸(TCA)、低濃度過酸化水素、コウジ酸が混合された薬液(PRX-T33)というもの。このトリクロロ酢酸(TCA)は線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進する薬剤として以前から知られているのですが、刺激性が強くて実用化が難しいものでした。それが、低濃度の過酸化水素を配合することで刺激性を抑え、適度に線維芽細胞を刺激することに成功しています。また、注目の美白物質コウジ酸も含まれています」(竹村院長)―― 私も妊娠前は「マッサージピール」を定期的に受けていましたが、ハリツヤのあるなめらかなお肌になっていくように感じました。(※個人の感想です)そのほか、老化によるお肌の毛穴悩みを少しでも回避するために、日常生活で気を付けるべきことがあれば教えてください。 「やはり、大切なのは食生活でしょう。忙しいママたちは、特に糖化ストレスに気を付けてみてはいかがでしょうか。“糖化”とは、食事でとりすぎた余分な糖質が、体内のたんぱく質などと結合して細胞を劣化させる現象です。例えば、白米やうどんだけではなく、玄米や全粒粉なども食事に取り入れてみるなど、なるべく糖化ストレスの少ない健康的な食生活を送るように心がけるとよいでしょう」(田中先生)「どうしても不足しがちなビタミン類については、“定期的な内服による摂取”もひとつの方法です。肌のターンオーバーを整えるために必要となるのは、ビタミン類やL-システインなど。ただし、これらは一度投与すればよい、というものではありません。定期的に摂取し続けることで、定常的に肌のターンオーバーをコントロールすることにつながります。シミそばかすが気になる方ならば、トランサミン、グルタチオンなどについても同様です」(竹村院長)今回は、お肌の老化を防ぐために日々の暮らしでてきること、そしてなかなか聞けない美容医療によるお手入れ情報まで、様々な知識を教えていただきました。竹村院長、田中先生、今回もありがとうございました!【プロフィール】竹村 昌敏(整形外科医)2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。医療×ITを美容医療に導入するべくHADA LOUNGEクリニックを開業。田中 亮多(皮膚科医)2007年筑波大学医学専門学群卒業。皮膚科専門医。医学博士。 皮膚科医として、診療・研究に携わる傍ら医療×ITのスタートアップにも参画。 皮膚癌の予防に関心があり、予防に役立つ美容法の確立を目指している。金城華乃子外資系化粧品メーカーでマーケティング系のキャリアを積んだあと、フリーランスに転身。化粧品メーカーのPRやマーケティングを担当する傍ら、女性誌オンライン媒体でのライター業にも従事。現在妊娠中のプレママで「HADA LOUNGEクリニック」のco-founderでもある。取材協力:HADA LOUNGE クリニック 科学的根拠に基づいた美容をひとりでも多くの肌に悩む人たちに届けたい、そんな想いから生まれた「HADA LOUNGE(ハダラウンジ)」は、高品質な美容医療メニューを定額で受けることができる“定額制スキンケアクリニック”です。毎月の定額料金内で「マンスリーメニュー」、「ウィークリーメニュー」、「デイリーメニュー」の3つの時間軸を設け、お客様に合わせた美のサイクルをご提案しています。【定額で受けることができるメニュー】・マンスリーメニューハイフ / マッサージピール(コラーゲンピール) /ハイドラジェントル(毛穴洗浄×ピーリング)のなかから1つ選択(月1回)・ウィークリーメニュー美容注射や、ご自身で行っていただく プラズマシャワー×超音波導入 からお好きなものを選択(月3回)・デイリーメニュー日々のケアで美の積み上げを。美肌づくりをサポートする内服薬を、定額料金内で毎月お渡しします。また、専用アプリを利用すれば予約も簡単、医師によるオンライン診療も受けることが可能です。HP: 体験予約:
2021年05月15日毎日忙しい40代、50代にとって体の痛みは切実なもの。年を重ねるごとに“体の節々が痛い”と感じる人は多いようです。ただの加齢によるものなのか、女性ホルモンが減る更年期の影響によるものなのか、それとも病気なのか、原因をハッキリ知りたいという人は多いのではないでしょうか。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に40代、50代女性の関節痛と更年期の関係について聞きました。関節痛の原因特定は難しい関節痛に悩まされるときは、まずは整形外科を受診する人が多いでしょう。しかし、そこでは原因が特定できずイマイチ納得できない人が多いのでは、と先生は言います。「関節リウマチや変形性関節症などの検査をして、問題ない場合は湿布や痛み止めを処方されて、痛みが治まるまで電気をかけるということになるでしょう。まれではありますが、関節リウマチ以外の膠原病(こうげんびょう/皮膚や骨、血管、関節などに炎症が見られる病気の総称)の可能性もあります。ただ膠原病を見るのは内科になりますので、なかなかここまで行き着かないというのが現状です。関節痛は、原因を探るのが難しい症状です。体重や体のゆがみが影響していることもあります。急に体重が増えたことで関節に負担がかかり痛みが起こることもあります」(駒形先生)原因が特定できないと「更年期では」と思ってしまいますが、どうなのでしょうか。更年期は関節痛が悪化しやすくなる更年期における多くの体調不良は、女性ホルモンが「原因」というより「症状を悪化させる」ことのほうが多いと先生は言います。「女性ホルモンが減ることで、もともとあった不調が増悪することはよくあります。これは女性ホルモンの減少で新陳代謝が悪くなり、組織の潤いが不足して筋肉もかたくなりがちだからです。また、更年期は痩せにくく太りやすい時期でもあるので、体重増加が原因になることもあります。関節痛は体重の変化、体のゆがみ、加齢などさまざまな原因から起こりますが、更年期に症状が悪化しやすくなります。ですから、以前よりもつらく感じる日が多くなるかもしれません」(駒形先生)ちなみに関節痛の緩和として、ホルモン補充療法を受けることも可能なのでしょうか?「希望があればホルモン検査をしてホルモン補充療法に対応はできますが、おすすめはしません。ホルモン補充で症状が緩和したならホルモンが影響していたのかもしれませんが、薬への依存度が高くなります。それよりも、運動を習慣にするなど生活習慣を改善してほしいと思います」(駒形先生)ウォーキングやストレッチなど軽い運動からスタートやっぱり大切なのは運動ということですが、日ごろから運動習慣がない人は注意が必要だと先生は言います。「更年期から急に筋トレを激しく始めると、筋肉を傷める原因となります。それまで運動習慣がなかった人は、まずはウォーキングやストレッチなど軽い運動から始めてほしいですね。また、体のゆがみも関節痛にはよくないので、持ち歩くバッグはリュックサックがおすすめです。左右のバランスが取りやすく、リュックサックを背負うことで肩甲骨が開いて呼吸しやすくなる効果もあります。ただし、荷物を入れ過ぎると腰を痛める原因になるので量は少なめに」(駒形先生)バッグをリュックサックに変えるのは、すぐにできそうです! 関節痛に悩んでいる人は試してみてはいかがでしょうか。まとめ更年期は関節痛が悪化しやすくなるというお話でした。ただ、更年期が過ぎても加齢による影響がさらに強くなるので、更年期が終わったからラクになったということはあまりないそうです……。関節痛とは長い付き合いになりそうですが、まずはなるべく体を動かすよう意識することが第一歩なのかなと感じました。取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年05月10日シミを引き起こす原因をチェックしてみよう出典:byBirthまず最初に、適切なアプローチをしていくために、シミが引き起こされる原因を理解しておきましょう。色素沈着によるシミシミの原因の一つ目は、色素沈着によるものです。おもに、ニキビができたところに色素沈着が起こり、シミとなります。最近は長時間のマスク着用により、マスク内がムレて皮脂が増えやすい環境に。すると、ニキビができやすくなります。ニキビが炎症を起こすと、その部分が色素沈着を引き起こします。その為、マスクで覆われているお顔の下半分は、色素沈着によるシミができやすいと言えるでしょう。摩擦によるシミシミの原因の二つ目は、摩擦によるものです。長期間のマスク生活は、マスク内の肌状態を乱れさせるだけではなく、頻繁な着脱によってお肌に摩擦ダメージも与えてしまいます。着脱以外にも、マスクを付けたままの状態で会話すると、口と表情筋の動きでマスクが動くので、その度にお肌は擦れてしまいます。摩擦のダメージを受けると、お肌はメラニンが過剰生成されやすく、シミを引き起こす原因に。そのため、マスクが触れやすい頬骨の高い部分に摩擦によるシミができやすいでしょう。紫外線・年齢によるシミシミの原因の三つ目は、紫外線や年齢によるものです。長年受けてきた紫外線ダメージや、加齢によるシミは、上述のシミよりも蓄積されているぶん、解消しにくいケースが多いです。日焼け止めやケアを怠ってきた影響や、年齢によって抗えない部分も含め、頬を中心にお顔全体に紫外線・年齢によるシミはできやすいでしょう。シミの悩みを解消!スキンケアを見直してみよう出典:byBirthここでは、先程ご紹介したシミの原因をベースに置きながら、スキンケアの見直しについて説明していきます。スキンケア製品の見直しで、口元・顎まわりのシミを打破口元や顎まわりの色素沈着によるシミを解消するためには、スキンケア製品の見直しを行いましょう。なぜなら、先程ご紹介したように、マスクの影響を受けてお顔の下半分の肌はターンオーバーが乱れがちだからです。一概に美白ケアや季節に応じたさっぱりとしたスキンケア製品を選べばよいというものでもないので、自分自身の肌状態に合ったスキンケア製品を選ぶように注意しましょう。皮脂過多を抑えるために水分が補給できるような高保湿タイプや、ニキビによる炎症を抑えるための鎮静効果が期待できるタイプがおすすめです。他にも、美白効果や皮脂分泌を抑える効果が期待できるスキンケア製品として、ビタミンCが配合されたタイプもおすすめです。シミ悩みにアプローチするだけでなく、ニキビ悩みにも良い影響を与えてくれるので、ニキビと色素沈着が気になる場合にぴったりのスキンケア製品といえるでしょう。スキンケアのやり方を見直して頬骨・顔下半分のシミを打破頬骨やお顔の下半分など、摩擦によるシミを解消するためには、スキンケアのやり方を見直しましょう。ここでも、擦らずにスキンケアを行うことが何より重要になってきます。洗顔時や濡れた顔をタオルで拭く際に、ゴシゴシと強く擦っていませんか?摩擦は炎症部分にダメージを与える上に、トラブルのない部分にも負担を与えてしまいます。そのため、摩擦によるダメージを与えないように、洗顔時やタオルを使う際は、擦らずに手のひらを置くようにしてケアしていくとよいでしょう。日焼け対策を見直して紫外線によるシミを打破頬やお顔全体など、紫外線によるシミを解消するためには、日焼け対策を見直しましょう。紫外線を浴びたお肌は、シミの原因となるメラニンを生成させるため、日焼け対策がとても重要となります。屋外に出るときだけでなく、自宅や室内で1日を過ごす際も日焼け止めを塗って過ごすようにしましょう。なぜなら、紫外線は窓を通過して室内に降り注ぐからです。また、最近はマスクを付けているお顔の下半分の日焼け止めをサボる方も少なくありません。しかし、紫外線はマスクも通過するため、全顔にしっかりと日焼け止めを塗るようにしましょう。部位別にシミの原因・ケア方法を見直して理想の肌を手に入れよう出典:byBirth一年を通して“一番紫外線が強い”とされるシーズンを目前に控えた今、紫外線対策とセットでシミのケアも注力するとよいでしょう。一言でシミといっても、その原因やケア方法はさまざまです。今回ご紹介した部位別のシミの原因と対策をチェックして、適切なアプローチで理想のお肌を手に入れてみませんか?
2021年04月21日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「健康な人も、今からトレーニングを始め、飲みこみ力を落とさないようにしましょう」そこで、浦長瀬先生が飲みこみ力を鍛えるトレーニングを紹介。舌には食べ物を飲みこみやすくまとめたり、口の中からのどの奥に送りこんだりする役割がある。その際に重要となるのが、舌の形を変え、力を入れる動き。ここでは舌の感覚や動きを高めるトレーニングを行っていく。まずはのどや舌の感覚を鋭くしよう。氷水などで冷やしたスプーンを軟口蓋や舌に軽く当て、冷たいもので粘膜を刺激し、咽頭反射が起こるか確認しよう。「ここで確認する咽頭反射とは、のどの奥に指を入れたとき『オエッ』となる反応のこと。この反応が弱くなるのは、のどの感覚の衰えが原因です。のどの感覚を鋭くするために、スプーンがのどに触れるのを意識して感じましょう」■舌の動きを磨くトレーニング(1)スプーンの背で、舌の上面と側面を押す舌の上面と側面にスプーンを押しつけて、舌でスプーンを押し返します。スプーンの背に反発するように舌を動かすことで、うまく舌に負荷がかかります。(2)スプーンの腹の形に舌を合わせるスプーンの腹をいろいろな方向から舌に当てて、その形に舌を合わせてください。舌の形をスプーンの形状に合わせることで柔軟に動かせるようになります。年をとっても食事を楽しむためにも、今日から始めよう!「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「健康な人も、今からトレーニングを始め、飲みこみ力を落とさないようにしましょう」そこで、浦長瀬先生が飲みこみ力を鍛えるトレーニングを紹介。「人は、のどぼとけがある咽頭をタイミングよく上に動かすことで飲みこんでいます。ですから飲みこみ力を鍛えるには、のどぼとけを力強く上に動かせるようになることが大切です。そのために鍛えるのが、のどぼとけを上に引っ張り上げる、ごっくん筋。親指の腹を上に向け、あごの下を触りながら飲みこんでみましょう。飲みこむたびに硬くなるのが、ごっくん筋です。この筋肉に、意識的に負荷をかけることが訓練の基礎になります」■飲み物を使って“ごっくん筋”強化(1)ストローで飲み物を吸う吸う力を高めます。ストローがなければ、コップで飲み物を飲んでも構いません。(2)口の中で飲み物をためておく舌を口の中でお皿のように丸め、口の中で10秒間ほど液体を保持します。このトレーニングで舌の形を維持する力を鍛えます。(3)液体をしっかり飲みこむあごを引き、歯をかみしめて、のどぼとけをしっかり上げて飲みこみます。(4)のどぼとけを上げた状態をキープこのトレーニングで、のどぼとけを上げる力を鍛えます。5秒間キープ!できなくても、意識してみましょう。(5)勢いよく息を吐く最後に息を吐く力を鍛えます。しっかり吐くと、気管に飲み物が流れこむのを防げます。「飲みこみ力が弱っている人は、のどぼとけを上げてキープすることが難しいかもしれません。その場合は、意識的にごっくん筋に力を入れるだけでもかまいません。また、多めの水を一口で飲みこむと、ごっくん筋が大きく動き、力の入れ方をつかみやすくなります。飲みこみ力が弱くなっていなくても、今のうちに飲みこみ方のコツを覚えておくことが大切です。数回でも、しっかりと力を入れて行えば、ごっくん筋が疲れて筋トレ効果を感じるでしょう」ちなみに、このトレーニングを続けると、あごのたるみが解消され、フェースラインが引き締まる美容効果もあるそう。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「飲みこみ力」の低下がわかる10の症状を浦長瀬先生が解説してくれた。【1】痰がのどによくたまる「本人は痰がのどに絡んでいると感じているかもしれませんが、内視鏡で見てみると唾液がたまっていることが多いのです」(浦長瀬先生・以下同)飲みこみ力の低下により、飲みこみきれない唾液がのどにたまり、痰と勘違いしているケースがある。【2】唾液が多いと感じる唾液の分泌が多くなっているのではなく、実際は飲みこみきれない唾液が口内やのどにたまっているケースがある。理由は【1】と同じで、飲みこみ力の低下による。【3】声の感じが変わってきた声がこもっていると感じるようになったら、唾液がのどにたまっている可能性あり。「人は声を出すとき、咽頭にある声帯を震わせますが、唾液がのどにたまると声帯のまわりにも唾液が付着するのでうまく振動しなくなります。加えて、きれいに反響しないので、声が変わったように感じます」【4】食事中や食後にむせるようになった「飲みこみ力が低下すると咽頭の動きが弱くなるので、食べ物と空気の交通整理が正常にできず、食事中、気管に食べ物や飲み物が流れ込み、むせてしまいます」また、咽頭の動きが衰えて食道の入口が開きにくくなると、食後も食べ物がのどに残ってしまうことがある。食後にもむせが起こるのは、残った食べ物が誤って気管に入ってしまうためだ。【5】咳払いが増えた咳払いには、声帯に付着した異物を外に出すための役割がある。近ごろよく咳払いをすると感じる人は、声帯の異物感からひんぱんに咳払いをしているのかも。【6】寝ているときに、咳をするようになった健康な人の場合、寝ていてものどに流れこむ唾液をしっかり飲みこんでいるので問題は起きない。ところが、飲みこみ力が落ちてくると、のどに唾液がたまりやすくなり、唾液が気管に流れこみ咳込むことになる。「誤嚥性肺炎は食べ物が原因だと考えられがちですが、実際は、寝ている間に細菌を多く含んだ唾液を誤嚥して発症するケースが多いのです。就寝中に咳で目が覚めるという人は注意を」【7】飲みこむときに引っかかる感じがするスムーズに飲みこめなかったり、食べ物がのどでつまるように感じたりするのは、飲みこみ力が弱くなっている証拠だ。【8】のどがつまった感じがする人は1日約700回、飲みこむという動作を行っている。飲みこみ力が衰えてくると、飲みこむタイミングがずれたり、のどに唾液などがたまったりするので、のどがつまった感じになる。【9】液体のほうが固形物より飲みこみにくい「液体は固形物より早くのどに流れこむので、早く反応しないと、気管に流れこんでしまいます。液体を飲んでむせやすい場合は、咽頭が上に動くタイミングが遅れていると考えられます」【10】食べ物や飲み物が鼻に流れる食べているときは、口の奥にある「軟口蓋」という膜がふたの役割をして、食べ物や飲み物が鼻に流れこまないようコントロールしている。ところが飲みこみ力が弱くなると、ふたをうまく閉じることができず、鼻へ流れこんでしまう。「これらの症状は、ほかの病気でも起こりうるので、ひどいと感じる場合は、まず医療機関の受診を。その際にのどに唾液がたまっているか見てもらうと飲みこみ力の確認もできます」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「健康な人も、今からトレーニングを始め、飲みこみ力を落とさないようにしましょう」そこで、浦長瀬先生が飲みこみ力を鍛える基礎となるトレーニングを紹介。「人は、のどぼとけがある咽頭をタイミングよく上に動かすことで飲みこんでいます。ですから飲みこみ力を鍛えるには、のどぼとけを力強く上に動かせるようになることが大切です。そのために鍛えるのが、のどぼとけを上に引っ張り上げる、ごっくん筋。親指の腹を上に向け、あごの下を触りながら飲みこんでみましょう。飲みこむたびに硬くなるのが、ごっくん筋です。この筋肉に、意識的に負荷をかけることが訓練の基礎になります」しかし、飲みこむ動作は無意識に行われるので、多くの人がごっくん筋を意識したことがない。それゆえ、まず力の入れ方を覚えたうえで、ごっくん筋を使ってしっかりと飲みこめるように練習する。■飲みこみ方を覚えるトレーニング(1)ごっくん筋に力を入れ、のどぼとけを上に動かすあごの下のごっくん筋に力を入れ、のどぼとけをしっかり上に動かす感覚をつかみましょう。(2)あごを軽く引く飲みこむ瞬間にあごを引くことで筋が収縮しやすくなり飲みこみやすくなります。(3)ごっくん筋が硬くなるのを感じる飲みこむときに、ごっくん筋に力を入れる感覚をつかみましょう。(4)舌を口の上壁に押しつける舌は咽頭とつながっているので、舌を上に動かせば、のどぼとけが上がりやすくなります。(5)歯を軽くかむ歯を軽くかむと下あごが固定されて、のどぼとけが上がりやすくなります。「まず首の前やあごの下を触り、力の入れどころを考えながら、繰り返し水を飲んでみましょう。コツをつかんできたら、できるだけ力を入れて負荷を大きくします。この練習は食前に行うと筋肉が疲れて食事でむせかねないため、食後に行うのがベター。のどに残った食べ物のかすを飲みこむ効果も期待できます」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。飲みこめなくなると、鼻から入れたチューブや胃ろうから栄養補給するほかなく、食の楽しみが奪われる。厄介なのは、老化によって嚥下機能が低下し誤嚥性肺炎にかかると、体の状態が一気に悪化し回復は困難になること。誤嚥性肺炎で入院すると、絶食が強いられ、栄養不足から運動機能や認知機能がどんどん低下していく。そのため、退院しても、介助なしの生活を送ることが難しくなる。また、歯磨きがしっかりとできず、口の中が不衛生になり、免疫力の低下も重なって、さらに誤嚥性肺炎にかかりやすくなる。その結果、肺炎を繰り返してしまい、健常な状態に戻らないまま、死を迎えることも多いのだ。「飲みこみ力の低下によって、高齢者の窒息事故も増えています。窒息とは、大きな異物が気管に入り、呼吸ができなくなること。毎年、正月に餅が原因の窒息死が報道されますが、1年を通して窒息事故は起きています。’17年は9,000人以上が窒息を原因として死亡しており、その数は交通事故による死亡者数の2倍近くにのぼります」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「飲みこみ力を鍛えるためには、まず、どの部分の、どの筋肉を使って飲みこんでいるかを理解することが大切です。それを理解しないと、何を鍛えたらいいかわからないからです。意識するポイントは3つ。のどぼとけがある喉頭、ごっくん筋、そして舌です」まずは、水や食べ物を飲みこみ、その3つがどうなるかを確認してみよう。「最初に、首を触りながら飲みこむと、上に動く部分があります。この場所がのどぼとけのある咽頭です。次にあごの下を触りながら飲みこんでみてください。飲みこんだとき硬くなる場所が、咽頭を上に引っ張り上げる“ごっくん筋”です。最後に舌を意識しながら飲みこむと、舌を口内の上壁に押しつけているのがわかるはずです」この一連の動作でもっとも大切なのは、のどぼとけがある咽頭の動き。人はのどぼとけを上に動かすことによって飲みこんでいるといっても過言ではないからだ。「飲みこむとき、のどぼとけが上に動きます。この動作によって食べ物が気管に入るのを防ぎ、同時に食べ物をのどから食道へ送りこんでいるのです。もし、のどぼとけが上に動かなければ、食道の入口は開かないので、食べ物がのどに残ったままになります。つまり、飲みこみ力を維持するためには、のどぼとけをしっかりと上に動かす力が大切なのです」のどぼとけを上に動かす筋肉が“ごっくん筋”。ここを鍛えれば、のどぼとけを力強く上へ動かせるようになる。同時に、食べ物をのどに送り込む動きをサポートする舌のコントロール力も重要だ。自分の飲みこみ力がどの程度あるかチェックするためのリストは次のとおり。当てはまる症状がいくつあるか、チェックしてみよう。■「飲みこみ力」の低下がわかる10の症状□ 痰がのどによくたまる□ 唾液が多いと感じる□ 声の感じが変わってきた□ 食事中や食後にむせるようになった□ 咳払いが増えた□ 寝ているときに、咳をするようになった□ 飲みこむときに引っかかる感じがする□ のどがつまった感じがする□ 液体のほうが固形物より飲みこみにくい□ 食べ物や飲み物が鼻に流れるチェック数が、0〜1:今のところ、「飲みこみ力」はしっかりしています。2〜4:少し「飲みこみ力」が弱くなっています。5〜7:かなり「飲みこみ力」が弱くなっています。8〜10:嚥下障害にもうすでになっているかも。「年をとればとるほど、ごっくん筋や舌の力が弱くなるので、どう動いているのか理解しにくいのです。健康なうちに飲みこむ動作を理解して、トレーニングを“予習”しておくことが、飲みこみ力低下の予防となります」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日忙しい毎日に疲れて、ついつい階段も使わなくなっていた44歳の私。ある日、撮られた1枚の後ろ姿の全身写真を見てびっくり。おしりがバッチリ垂れている! くっきりパンツラインからはみ出たヒップラインにがく然。そんな私が一念発起して通ったのがパーソナルトレーニングでした。30分の加圧筋トレに3カ月通った結果は?人生最大にはみ出したおしりに仰天!先日、ママ友が子どもたちと遊んだときの写真を何げなく渡されました。でも、そこに写っていたのは驚がくの私の後ろ姿。一瞬目を疑うほど、バッチリおしりが垂れていたんです。まだ出産したばかりのころは引き締まっていた私のおしり。けれど思い返してみれば、最近は疲れを言い訳にどこにいくのも車で移動、そして駅の階段すら使わない日々でした。それがこの結果かと、見せつけられたような気がしました。細身の綿パンをはいた私のおしりは、パンツラインからどーんとお肉がはみ出していました。そのときは恥ずかしさのあまり、さっさとしまって家に持ち帰りました。そして、これはやばい! 今のうちになんとかしなければと一念発起。ネットで何か解決策はないかと探してみました。パーソナル加圧トレーニングへ自力じゃ絶対に美的ヒップラインを取り戻せないと覚悟した私は、しっかり管理してもらえるパーソナルトレーニングを選びました。ただでさえ時間のない日々のなかで短時間で効果を出したいと考え、毎回30分だけ集中的にトレーニングできる家の近所にある小規模のパーソナル加圧トレーニングを選びました。1回30分7,500円という決して安くはない投資でしたが、時間をお金で買うという意味ではよかったのかなと思います。早速1日目。腕と足首に加圧器具を装着しトレーニング開始。ひたすら筋トレメニューをコーチの指示の下、続けていきます。私の要望に基づいて、考えてくれたコーチのメニューは下半身をメインにした筋トレメニュー。スクワットから始まり、トレーニングマシーンを使った筋トレなど30分みっちりトレーニング。終わったあとは、まるで生まれたての小鹿かと思うほどプルプル足が震え、すさまじい筋肉痛になりました。3カ月ほど通って、おしりが!信じられない過酷なトレーニングに嫌になりながらも、最初に3カ月コースを申し込んでしまった私は、週に1度のペースでパーソナル加圧トレーニングに通ってみました。はじめの1カ月は、毎回ひどい筋肉痛に襲われましたが、2カ月目には少し慣れてきて、3カ月目には体つきが自分でも変わったことを実感できました。恐らく筋肉がついて体重は以前より増えたのですが、全体的に引き締まりました。そして、肝心のおしりもサイズが変わったというよりは引き締まり、若かったころのおしりの位置に戻ってきたのです。まとめつい自分を甘やかしがちで、食べる量は同じでもやはり加齢と共にお肉は垂れてきました。特におしりは垂れていましたが、意識して鍛えることで若かったころの位置に戻すことができるとわかりました。今では予算的なこともあり、パーソナル加圧トレーニングから普通のジムに移行しましたが、これからも意識してトレーニングを取り入れることで、垂れないおしりでありたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ
2021年03月10日「高齢者はたとえばインフルエンザワクチンを接種しても、予防効果が一般的な成人と比べて低いといわれています。理由は、加齢とともに免疫細胞が弱まっているから。そのため、抗体を作る力が落ちてしまっているのです。新型コロナのワクチンでも同じです。免疫細胞が弱ったままだと、ウイルスに対抗する強い抗体を作ることができません。しっかりとワクチンの効果を出すためにも、今から免疫力を高めておくことが重要といえるでしょう」こう語るのは国産ワクチン開発の第一人者でもある、大阪大学大学院の森下竜一寄付講座教授だ。2月17日から国内でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。まずは医療従事者から接種が始まり、4月からは65歳以上の高齢者が対象となる。そんななか、森下教授は「ワクチンの効果を高めるためにも、高齢な方々は特に今のうちから免疫力を高めておくべき」だと訴えたいという。そもそも、免疫力とは何なのか。教授はこう解説する。「簡単に言うと、体内にある免疫細胞たちの力です。免疫には自然免疫と獲得免疫があります。自然免疫には、NK細胞などと呼ばれるものがあります。ウイルスが侵入するとすぐ食べにきてくれる、警察のような存在です。いっぽうで獲得免疫には、ヘルパーT細胞などがあります。こちらは一度体内に入ってきたウイルスを覚え、抗体を作って攻撃してくれます。しかし先ほど申し上げたとおり、体を守ってくれる免疫細胞たちは年齢とともに弱まっていきます。そうして、体の免疫力も落ちてしまうんです」■免疫力は40歳でピーク時の半分ほどに実は、免疫力のピークは18歳前後。働き盛りの40歳でも、免疫力はピーク時の半分ほどになっているというのだ。厚労省が発表した昨年7月時点での新型コロナウイルスによる年齢別死亡率を見ても、60代から急激に高くなっている。ワクチンの効果を高めるためにも、重要な免疫力。それを高めるカギは、「ミトコンドリアを活性化させること」だという。森下教授が続ける。「ミトコンドリアとはいわば、細胞の中にあるエンジン。細胞を動かす原動力です。ヒトは、およそ37兆個の細胞でできています。その細胞に必要なエネルギーの90%以上を、ミトコンドリアが作り出しています。さらに、免疫反応全体のバランスをとる司令塔でもあります。ですからミトコンドリアを活性化させると、細胞が元気になります。そして免疫力アップにつながるというわけです」では、ミトコンドリアを活性化させるにはどうすればいいのだろうか。教授は7つのポイントを語ってくれた。「まず1つ目は、運動をすることです。体を動かすことで、細胞が活性化されます。ただ、やりすぎは禁物。細胞を活性化させるためには、適度な運動であることが重要です。軽いジョギングや20分程度の散歩、家でできる簡単なエクササイズなどで十分です。2つ目は、十分な睡眠をとること。7~8時間くらいが理想です。そして3つ目は、体を温めること。細胞を活性化させる体温は、36度前後といわれています。ただ筋肉量が落ちると体温も下がるので、高齢者は低くなりがち。なのでたとえば湯船につかったり白湯を飲んだりしていると、基礎体温が上がります。毎朝検温する習慣もつけましょう」■笑うことは、非常にいいことさらに、食事の重要性についてもこう指摘する。「4つ目は、食生活の見直しです。体を作るのは、なんといっても食事。できるだけ、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。栄養面はもちろん、食べすぎないようにも注意してください。そして5つ目は、コエンザイムQ10を取ること。ミトコンドリアが細胞のエンジンなら、コエンザイムQ10は細胞のエンジンオイル。ミトコンドリアの機能をスムーズにしてくれます。イワシや豚肉や牛肉、ブロッコリーやオリーブ油などに多く含まれています。ただ食事から摂取できる量は限られているので、サプリメントを取り入れてもよいでしょう」また意外にも、精神面の影響が大きいようだ。森下教授は次のように明かす。「6つ目は、笑うことです。細菌に感染した細胞を死滅させる、NK細胞というものがあります。それが笑うことで活性化され、免疫力アップにつながるという報告があるのです。また、セロトニンという心の安定を保つホルモンも分泌されます。だから笑うことは、非常にいいことなんです。そして最後の7つ目は、ストレスをためないことです。慢性的なストレスは体や心の疲労につながり、不眠を引き起こします。そうした悪循環に陥り、どんどん免疫力が落ちてしまうのです。最近は“コロナうつ”も増えているといいますからね。ワクチンの効果を高める意味でも、精神的に安定できる生活を心がけましょう」■接種の直前に頑張っても難しいちなみに、免疫力は季節の変わり目に低下しやすいという。「冬より夏場のほうが、要注意といわれています。夏バテで体力も落ち込みがちですからね。ワクチン接種の時期とかぶる方は、いっそう気をつけてください」そして最後に、森下教授はこう結ぶ。「高齢者は新型コロナウイルスにかかった場合のリスクも高いので、順番がきたらワクチンを打ったほうがいいと思います。ただし免疫力を高めておかないと十分な効果が出ない可能性もあると、理解しておくべきです。ワクチンを接種する直前に頑張ったところで、すぐに免疫力をアップさせるのは難しい。だから接種前の今こそ、体作りを始めましょう」いざ接種するときに慌てないためにも、早めの準備が重要といえそうだ。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月23日漢方薬局というと、私にはずっと子宝相談のイメージがあって入るのに抵抗がありました。しかし、40代となって風邪が治りにくくなったことから、ついに漢方薬局を訪問。漢方の効果に驚きました。漢方を含めた東洋医学の「健康と病気の間である『未病』のうちに対策をする」という考えはおもしろく、漢方、東洋医学に興味を持つきっかけとなりました。漢方の知識は健康増進とセルフメディケーションのために役立つのではないかと思ったのです。年とともに風邪の治りが悪くなってきた加齢とともに、最近よく風邪をひくようになってしまいました。毎月風邪をひくこともあり、そのたびに子どもに迷惑をかけて情けなく思います。特に40歳を過ぎてからは、秋に風邪をひくと咳が止まらず苦しむように。耳鼻科や内科を受診してもなかなか回復しないのです。私の場合、西洋薬の咳止めは眠くなることがあり、車の運転や仕事のことを考えると積極的に服用できません。漢方は、以前別件で服薬した際も眠くはならなかったので、漢方を試してみようという選択に。ネットで調べると家の近くに漢方薬局があることがわかり、行ってみました。漢方薬局ってどんなところ?漢方薬局では、細かい問診や舌診、血圧測定、血管年齢の測定などをしました。また、30分くらいかけてよく話を聞いてもらえたのが印象的で、ルイボスティーも出してくれました。問診などの結果すすめられたのは、呼吸をラクにするという平喘(へいぜん)顆粒と麻杏止咳(まきょうしがい)顆粒の2種類の漢方薬。これらを購入し、自宅で飲み始めました。お湯に溶かして飲むと、なんだかホッとします。特に、寝る前に飲むと咳がラクになりました。1週間分が約4,000円、1週間では治らなかったので追加購入しました。2~3週間後に症状は緩和へ向かい、1カ月後にはスッキリしました。その後は、風邪をひいても発熱がなければ病院は受診せず、まずは漢方で対処するように。風邪に対する漢方は、個人の抵抗力や喉の痛み、寒気、おなかの不調などの症状に合わせて処方が変わりました。漢方薬は非常に種類が多く、早期に使用してうまく合えば西洋薬よりも治癒が早いことを勉強して知りました。風邪をひきやすい体質を根本から治療私がお世話になっている薬剤師さんはSNSや本で漢方の情報を発信されているので、それをチェックすると知識が増えました。薬剤師さんによると、東洋医学では治療を「本治(ほんち)」と「標治(ひょうち)」に分けて考えるそうです。本治とは病気の原因となる本質を治す治療(根本療法)、標治とは今ある症状のみを治す治療(対症療法)のことで、私の場合は、「本」にあたるのは風邪をひきやすい体質なのだそうです。これをなんとかしたくて、今度は毎日、衛益(えいえき)顆粒を飲み始めました。衛益顆粒は1カ月分が約9,000円と安くはありませんが、飲み始めて3カ月たったころから風邪をひく頻度が減少しました。季節の変わり目や調子の善し悪しで服薬回数を増減させて良いと薬剤師さんから教えてもらったので、そのようにしています。そして、東洋医学には「健康と病気の間である『未病』のうちに対策をする」という考えがあり、漢方以外にも鍼灸、薬膳などで新陳代謝を促し、自然治癒力を高めるという考え方があるそうです。東洋医学についての勉強は難しそうなイメージがありましたが、漢方薬の服用をとおしてより身近な物となり、本を買ったりネットで調べたりしています。コロナ禍で在宅時間が増えたため、単発のオンライン講座に参加したりもしています。まとめ漢方、東洋医学を学ぶきっかけとなった漢方薬局。はじめは風邪に対する対処法からでしたが、体質改善にもつながり、東洋医学の奥深さを感じました。東洋医学と西洋医学の違いを理解しながら、良いとこ取りで健康増進とセルフメディケーションをおこなっていきたいです。今は漢方や薬に頼るところも大きいですが、運動や睡眠、食事内容も改善して、総体的に健康な体を目指していきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※コロナ禍においては、風邪症状がある場合はかかりつけ医に相談しましょう。参考:新型コロナウイルス感染症の予防に関する相談・受診の目安
2021年01月20日それはずばり、、使用しない方がいいからです!当社も8年前までは使用していました。その時は「使用するべきなんだ」という認識のみで取り扱っていました。僕が美容師始めたころから常にそばに合ったものですから、何も疑わずにそのまま使用していました。サロンの先輩の意見やマニュアルなどを見て「温めるという作業により、薬剤の促進効果を与えている。」と思っていました。それが無いと不安で、使用しないとカラーは染まらないのではないか?パーマはかからないのではないか?その疑問にテストする気すら思いつかないくらい、その存在に信頼していました。たとえ、お客様に「暑い!!」と言われようとたとえ、お客様に「染みる!!」と言われようともそれでも仕上がりのためには必要と信じていました。自分の頭を染める時でも、染みても熱くても加温してましたしね(笑)薬剤メニューには「当たり前」になっていたわけですね。でそんなあるとき、そもそも必要ないんじゃないか??となんとなく思ったのです。そう、なんとなくなんです。今思うと、どんなことにも起こりうる事実ですよね。普段当たり前にしていたことが、今思えば必要ないんじゃないか??と気がつかされることってとても多いと思います。で使用をしないことに勇気を出してみた結果。カラーに関しては・お客様の色持ちが良くなった。・色の発色のムラが以前よりなくなった。・髪全体に、「安定して」薬剤浸透が起こってることを実感した。・放置時間は変わらずに発色することに気がついた。結果時短になった。パーマに関して・かかりのムラがなくなった。・ダメージの進行状態が髪全体として安定した。・パーマの持ちが良くなった。・今までよりも時間が短縮された。「暑いや、染みる」などが改善されるのはもちろんですがまさか仕上がりや時間までが短縮されるとは思わなかったです。カラーに関しては・お客様の色持ちが良くなった。・色の発色のムラが以前よりなくなった。・髪全体に、「安定して」薬剤浸透が起こってることを実感した。・放置時間は変わらずに発色することに気がついた。結果時短になった。パーマに関して・かかりのムラがなくなった。・ダメージの進行状態が髪全体として安定した。・パーマの持ちが良くなった。・今までよりも時間が短縮された。いいことばかりじゃないか!!!その結果に対して、それなりに分析しました。頭には地熱があります。空間にも熱があります。その条件を、加温機側の温度に優先させて促進させていくのですが遠赤外線だとかなんだとか言ってみたところでくるくる回ってる機械から放つ熱では、頭の表面ばかりが熱くなり襟足やサイドの箇所はさほど熱がいきわたりません。。手で触れば実感。。頭って、頭の部位による温度の違いって結構あり、その部位によって明るくなりやすかったり、部位ごとの髪質によっても発色の仕方は異なってきます。例えば襟足などは明るくなりにくかったり、こめかみは明るくなりやすかったり表面の髪質は弱かったり、その個所箇所での髪質対応の仕方が異なってきます。表面の毛は傷みやすい 襟足は固くて染まりにくいその条件下で美容師として出来ることとは、その個所の塗り分けをしたり時間差や塗布量でコントロールしていきます。その過程の中で、加温機の存在が「その過程」にプラスされていたと思うのですが、よくよく考えても、先ほど申し上げた個所箇所のコンディションとは反比例していく作用となっているわけです。(それを熟知し加温機を最大限活用されてる加温機スペシャリスト美容師さんには否定発言して申し訳ないっす。)おさらいします。加温機は表面ほど熱が高まり、内側ほど熱は伝わらないということは、表面ほど明るくなり内側ほど暗くなる。表面ほどパーマが良くかかり、内側ほどかかりにくい。この作用で起きている結果としてご来店から1か月後の髪質を見るとよくわかります。色落ちした髪、「表面だけが黄ばんでいて艶を失っている。」街を歩いていてもよく見かけるのですが、表面だけが焼けている方多いですよね?髪質も、ライフスタイルも含めて元々表面は焼けて色落ちしやすいのですが、加温機を使っているとその差はさらに広がりました。パーマに関して言えば、表面だけがパーマ残ってしまってる方いますよね?あの現象も、加温機によって起こりやすいです。一番弱い表面の毛のところに促進作用を行っているわけですから、この結果は当然なわけです。艶が命の表面を一番酷使している状態です。で美容師としてはどうコントロールしていくのか?カラーのチェックの場合表面の色の出方を見ます⇒後頭部の色を見ます⇒襟足の色を見ます。加温機をしていると襟足がまだ暗い(表面は明るくなっている)ことが多いので「襟足が明るくなるまで待ちます。」襟足が明るくなるまで待ってる間、表面は無駄に傷んでいきます。だから、そこを踏まえて「表面は後から塗る」ことがあります。襟足を先に塗って明るくなりかけるまで待つそして表面を後から塗るどうでしょう?明るさはそれなりに統一しますが・・・カラーはある一定の放置時間を置くことによって完全発色を狙います。酸化染毛料とはそういう仕組みで作られています。放置時間の差でカラーの色の持ちが大きく変わってしまいます。簡単に言えば「深く入らない!!」「浅漬け!!」「淡いブルージーンズ!!」そんな感覚です。パーマも同じく襟足がかかるまで待ちますから、表面はスパークしています。表面優先したら襟足がゆるいこと多いはずです。襟足が早く取れてしまってる方・・それです!!しかも、さらに残念なことに、頭皮に薬剤がついているとしたら、頭皮への「薬剤浸透を促進」させていることになります。つむじのあたりが激アツスパークです!!!結論として頭皮の持つ自熱・そのサロンの安定した空調!だからこそbelog chez vousは空調に徹底的にこだわり、二重壁を施し、どこの席でも同じ室内温度になるように設定されています!!薬剤本来の力をシンプルに出させてあげること、それが一番時短になり髪に無駄な負担もかけずデザインも素敵に維持します。これこそが全く無理がなく、電気代もいらず、染みることも、暑くなることもなく、時短にもなり、そして加温機の取り合い(お客様同士数が足りない場合)をすることもないのです。美容師さんに一度聞いてみてください。「どうしてそれを使うのですか???」と、、その美容師さんが「薬剤の促進のためです!」とお応えになっていたら大正解!!!! だからまずいじゃん!!! 私のつむじが~~~!!!と心の中で思ってください。美容業界では賛否両論あるとは思いますがお客様も快適!!結果も良好!!それが一番ですよね^^是非ご参考に!
2021年01月13日体内の女性ホルモンの量を血液検査で調べることができることを知っていますか?「加齢とともに女性ホルモンの分泌が減少」と聞くものの、どれくらい減っているのか気になる人もいるでしょう。産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に女性ホルモン値の検査について聞きました。女性ホルモン検査ってどんなことをするの?婦人科のクリニックでは、血液検査で女性ホルモン値を調べられます。問診~診察までの所要時間は30分ほど。ホルモン検査単体なら4,000~7,000円程度で受けることができます。●一般的な検査の流れ1)医師の診察2)採血3)検査から約1週間で結果。医師より説明を受ける。調べられるホルモンは?主に調べられるホルモンは以下のとおり。●フェリチン=内臓が鉄をどのくらい持っているかということ。貧血検査に用いる●プロラクチン=脳下垂体から分泌されるホルモン。生殖・排卵・妊娠・授乳に関係する●LH=脳から卵巣に命令を出すホルモン。黄体形成ホルモン。プロゲステロンを卵巣に出すように促す●FSH=同じく脳から卵巣に命令を出すホルモン。卵胞刺激ホルモン。同じくエストロゲンを卵巣に出すように促す●エストラジオール=エストロゲンの物質の1つ。不妊症や更年期の数値の指標になる●テストステロン=男性ホルモン。女性ホルモンが減ると数値が高くなる特に注目したいのはFSH(卵胞刺激ホルモン)です。数値が高いと、更年期や閉経が近いサインと言えます。卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌が減少することで、脳からホルモンをもっと出すよう指示を出すことでFSH(卵胞刺激ホルモン)が増えるからです。また、内臓が鉄をどのくらい持っているかがわかるフェリチンを調べるのは、ホルモンが細胞にしっかり届いているかを見るため。細胞に酸素や栄養を運ぶためには酸素と鉄、ヘモグロビンの3つが結合する必要があります。フェリチンが少ないとホルモンがうまく細胞に届きにくくなり、体調を崩す原因となります。女性ホルモン値で閉経の時期はわかる?閉経の時期はわかりませんが、女性ホルモン値によっては卵巣機能の低下やホルモンバランスの崩れなどは指摘ができます。ただ、「ホルモン値が知りたい」と思っている時点で卵巣機能の低下やホルモンバランスの崩れを感じているのでしょうから、それ以上の結果は得られないかもしれません。なお、貧血症状がある方なら、受診したときの血液検査でホルモン値を調べることができます。年に1回検査して欲しいのは、甲状腺ホルモンです。「のぼせ」「ほてり」「発汗」といった更年期症状にも似た症状が甲状腺異常によるものだったとわかることもあります。会社や自治体の健康診断でオプションとして付けられることもあるので、検査すると安心です。まとめいかがでしたか? ピルやホルモン補充療法(HRT)※を開始するときや貧血で受診する場合は女性ホルモン検査を受けるそうです。検討している人は、その機会を利用しても良いですね。※さまざまな更年期症状を緩和するために、女性ホルモンのエストロゲンを薬品で補充する治療のこと。取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2020年12月23日更年期症状がひどくなり、更年期障害となる原因はあるのでしょうか? 実は更年期障害は、環境の変化や加齢などさまざまな要因が重なって起こるものだそうです。そこで更年期障害の原因を産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。更年期症状が現れる仕組み卵巣の寿命は50年前後といわれます。卵巣ホルモン(エストロゲン)の分泌は、脳にある視床下部と下垂体が卵巣を刺激するホルモンを使ってうまく調整されています。しかし、卵巣の機能が弱ってくると、エストロゲンの分泌量が不安定になり、脳からの刺激がうまく機能しません。そのゆらぎの結果、自律神経が乱れ体にさまざまな不調が現れるようになります。それが更年期症状です。更年期障害になりやすい人や環境要因はあるの?更年期症状は、程度の差や出る症状の違いはありますが、つらいと思わずにうまく付き合っていける人もいます。その症状がひどくなり更年期障害になってしまう場合、エストロゲンの分泌量の減少が第一の原因ではありますが、なりやすいタイプや社会的環境も影響しているといわれています。特に更年期障害になりやすいタイプは、“まじめ”“完璧主義”“神経質”な人が多いとされます。一方、なんでも「ま、いいか~」「なるようになる」などとおおらかに考えられる人は軽く済む傾向があるとされます。社会的環境の要因としては、育児、家事、仕事、親の介護など、自分の生活に大きな変化があり、それらのストレスが重なると症状をひどくする原因になります。症状を悪化させ更年期障害までいかないようにするためには、ひとりで問題を抱え込まず、できるだけ周りの人に相談したり、協力を得られるようにすることが大切です。まとめ更年期症状を更年期障害へと悪化させないためには、周りの人に協力してもらいながら、自分の不調を受け入れ、つらいときはつらいと声に出し、いつかは安定すると信じて過ごすことです。ただ、気軽に話せる人がいないと思うなら、婦人科、心療内科、精神科、内科など更年期の専門家に頼るのが症状軽減の近道です。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月24日老人性色素斑は、これまで浴び続けてきた紫外線によってできるシミで、年齢を重ねるにつれ出現しやすくなったり、濃くなったりします。どうしてできるのか、できたシミをリカバーするにはどうしたらいいのか、皮膚科医の馬場直子先生に詳しく教えてもらいました。紫外線によるシミで加齢とともに出現しやすく老人性色素斑は別の名を日光性黒子(にっこうせいこくし)とも言い、これまで浴び続けてきた紫外線によるダメージによってできるシミです。紫外線を浴び続けると、肌を守るためにメラニン色素が生成されます。通常、メラニンが作られても、ターンオーバーによってシミとして見える前にあかとして肌の外へと排出されていきますが、加齢とともにターンオーバーのサイクルが長くなると、シミとして目立つようになります。なぜなら、作られたメラニン色素がターンオーバーで剥がれ落ちる前に、表皮の一番下の基底層にあるメラノサイトによって新しいメラニン色素が作られるため、消えないでずっと残っているように見えるから。実際には新しいメラニン色素に入れ替わっているのですが、剥がれる前に新たなメラニン色素が押し出されるということが繰り返されるため、シミとして見え続けることになります(下図参照)。また、長年の外部刺激や光老化(太陽光を浴びることによって現れるシミ、シワ、たるみなどの老化現象)によって、もともと基底層にしかなかったメラニン色素が、表皮の下の真皮にも落ちて沈着するようになります。真皮はターンオーバーしていくわけではありません。そのため、メラニン色素が居座り続けます(下図参照)。真皮にあるメラニン色素はレーザー治療などで焼かない限り消えないのです。大きさは5mm~1cm程度で大小さまざま老人性色素斑の主な原因は紫外線であるため、日の光を浴びやすい顔や手の甲、腕、デコルテなどにできやすいです。10代のころから部活動や仕事、レジャーなどで外にいる機会が多かった場合は20代ごろから見られることもあるようですが、主に40代ごろから出現し、60代にはほとんどの人にできるといわれています。大きさは5mmから1cm程度の円形または楕円形をしていることが多く、大小さまざまで、次第に大きく広がったり、数が増えてきたりします。また、沈着しているメラニン色素の量によって薄い茶色から黒色のように見えます。ただし、老人性色素斑は肌の表面にある表皮細胞の老化現象にすぎないため、見た目を気にしなければ病気ではありませんので放っておいても構いません。しかし、シミの部分が周りの皮膚に比べて盛り上がっていて、かさかさしているようなら、いわゆる老人性イボの老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)の可能性があります。また、黒色のシミがいきなりできる、急に広がるようであれば、皮膚がんの初期症状、前がん状態であったり、基底細胞がんや悪性黒色腫の可能性がありますので、気になる症状があれば必ず皮膚科医を受診しましょう。老人性色素斑の予防と対策はどうする?1年中紫外線対策を万全に老人性色素斑の主な原因は紫外線です。普段から紫外線を浴びないような工夫をしましょう。日焼け止めは1年中使用を。曇りの日や室内にいても紫外線が入ってきます。季節や天気、場所にかかわらず、日焼け止めを使うようにしましょう。使用する際はむらなく、こまめに塗り直すこと。化粧品と併用する場合は、まずは日焼け止めを塗ってからファンデーションを使うのがおすすめです。ファンデーションは顏半分にパール1個分、顏全体でパール2個分が適量。1度では塗りむらができるので、5分ほどおいてからに2度塗りをするとより安心です。塗ったファンデーションは、帰宅後できるだけ早く落としましょう。いつまでも皮膚に付いたままになっていると、正常なターンオーバーを乱したり、皮膚が乾燥するリスクが高まります。落としたあとは保湿剤をたっぷり塗りましょう。塗るだけでは時間がたつと取れてしまったり、頭皮、手・指など塗りにくく落ちやすい部位があったり、完全ではありません。1日中、外にいるような場合は、飲む日焼け止めの併用もより効果があるといわれています。ただし、飲み薬はどんなものでも長く続けるとアレルギー症状を引き起こしたり、なんらかの成分の過剰摂取になってしまったりする可能性が考えられます。長時間日に当たる日だけに限って飲むのがおすすめです。また、日焼け止めのほかに、日傘やサングラス、手袋、帽子、衣類などで極力肌の露出を防ぎ、紫外線を過度に浴びないようにすることも大切です。ただし、紫外線を全く浴びないでいると、ビタミンDが足りなくなり骨がもろくなる恐れがありますので、少しくらいは浴びても構いません。もしくはビタミンDが多く含まれる食品(魚類やきのこ類)をよく食べるように心がけるか、あるいはビタミンD入りのサプリメントを摂ると良いでしょう。肌の健康を保つようにする加齢によってターンオーバーサイクルが長くなることで、シミができやすくなります。肌のターンオーバーサイクルは一般的に、30代は40日、40代は55日、50代は75日程度になるとされています。正しいスキンケアによってターンオーバーの正常化を目指しましょう。また、肌が乾燥して角層が剥がれかかっていたり、薄くなっていたりすると角層のバリア機能が弱くなり、紫外線のダメージをより受けやすくなります。皮膚の乾燥は紫外線防御の点からも大敵。徹底した保湿スキンケアをおこないましょう。また、血行を促進することで、肌の新陳代謝が活発になります。手っ取り早く血行を促進できるのが入浴です。シャワーだけでなく湯船につかると、全身の血行が良くなります。適度な運動も血行を促進します。逆に血の巡りを悪くするのが睡眠不足や食生活の乱れ、便秘、ストレスなどです。血行を良くするため、肌の新陳代謝のためにも規則正しい生活習慣を心がけましょう。ターンオーバーを促進する成分としてL-システイン、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンAなどが挙げられます。これらを多く含む食べ物やサプリを利用するのもいいでしょう(L-システインは食べ物から摂取することはできません)。ビタミンB6を多く含む食べ物はレバー、豚肉、いわしなど、ビタミンCを多く含む食べ物は柑橘系の果物、小松菜、いちごなど、ビタミンAを多く含む食べ物はにんじん、うなぎ、かぼちゃなどがあります。まとめ長年浴び続けてきた紫外線によってできてしまうシミ。加齢によって出現、目立つようになるために老人性色素斑と呼ばれており、代表的なシミの1つです。少しでも紫外線を浴びない努力をする一方で、ターンオーバーを促進して健康な肌を取り戻すことが大切なんですね。次回は、皮膚科医によるシミ治療にはどんなものがあるのか、詳しく紹介します。取材・文/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2020年11月23日私は36歳で現在の会社に転職しました。最初は英語・日本語翻訳という担当で雇用されたのですが、43歳のときに営業職をやってみないかと言われ、突然のキャリアチェンジのオファーにビックリ! それまでのキャリアで営業職に就いたことはありませんでしたが、悩んだ結果、新しい職務に挑戦することに。加齢と戦いながら人生初の営業職に40代でチャレンジした体験談です。36歳で前職とは異なる分野の会社に転職現在の会社に転職したのは36歳のときでした。それまで勤務していた会社をリストラで退職することになり、2カ月間くらいの転職活動を経て転職したのです。転職した会社は外資系企業で、応募したポジションは英語と日本語の翻訳という100%内勤でした。私にとってはまったく新しい分野での仕事で、最初は業界のことを学ぶのに必死。業界内の関係性を理解することから使っている業界用語まで、初めて知ることがたくさんあり、毎日が残業しながら勉強の日々でした。当時のオフィスは小規模でビジネスのサイズに対して人員が不足しており、私も翻訳担当のはずがカスタマーケア、イベント担当、マーケティング資料作成など担当業務内容が広がっていきました。さまざまな業務を担当していくうちに業界のことや扱っているサービスのことを学び、なじみのお客様も増えてどんどん仕事がおもしろいと感じるようになりました。会社の上司にも信頼してもらえるようになってきたと感じ始めていた矢先、会社に勤めて7年目を迎えたタイミングで上司から「営業をやってみないか?」と言われたのです。43歳で訪れたキャリアチェンジの機会私はそれまでのキャリアのなかで営業職に就いたことはありませんでした。しかも外資系企業での営業の厳しさはうわさに聞いていたので、営業職のオファーを受けるべきか否かで悩みました。仕事の厳しさとは別に、43歳という自分の年齢でまったく新しい職務に挑戦できるのか?という点にも不安があったのです。43歳という年齢は更年期に向かって一直線という状況です。営業職となると出張も多く、仕事量は圧倒的に増えるため、体力的にも厳しくなるでしょう。不安のほうが大きかったというのが正直な気持ちでした。悩んだ結果、営業職への職務転換について伯母に相談してみることにしました。伯母は大企業で定年まで勤め上げ、当時としては珍しく女性で課長にまでなったキャリアの持ち主です。女性が年齢と戦いながら企業で働く厳しさを知っています。43歳での営業職挑戦について、「女性としては40代後半から50代にかけて体が変化する時期なので加齢との戦いは覚悟しておくことが必要。でも、新しいことにチャレンジするのはやりがいもあるし、やってみたいのなら応援する」と言ってくれました。その言葉を受けて、営業職のオファーを受けることを決めたのです。チャレンジによる責務と加齢との戦い営業職はまったく新しい世界でした。法人営業担当として、名の知れた大企業を相手にそれまでの経験や知識を総動員して、信用・信頼を勝ち得てサービスを導入してもらう。お客様となる新しい企業やその担当者である人々とのお仕事はやりがいを感じると同時にプレッシャーや責任は重く、53歳の今、人生で一番忙しく働いているように思います。そして、10年前の伯母の言葉どおり、体力的にはキツいものです。例えば、更年期の症状の1つであるホットフラッシュと戦いながら、日帰りで大阪や神戸に出張に行くことなどはこたえました。40代までは1日に複数のアポイントを入れてお客様訪問をしていましたが、50代になると体力的に厳しくなり1日1つをしっかりこなすように方針転換しました。また、加齢によりだんだん理解力が衰え物覚えが悪くなり、新しい商品やサービスを学ぶのに時間がかかるようになりました。営業なのに扱う商品やサービスを覚えられないのは最悪です。お客様に迷惑をかけることのないように、わからないことや理解できないことは恥ずかしがらず周囲のわかっている人に教えてもらうようにしています。まとめキャリアチェンジの相談をしたときに伯母が言ってくれたように、更年期の症状とともに営業の職務を果たすことは容易ではありません。頭は鈍ってきているし、体力的にも厳しいなぁと感じることもしばしば……。しかし、年齢を重ねても新しいことにチャレンジするチャンスをもらえたことは、とてもありがたいとも感じています。それまで自分が担当してきた翻訳業務やイベント担当、カスタマーケアなどの職務をしっかりこなしてきたからこそ、新しいポジションのオファーがいただけたのだと思っています。お客様との打ち合わせや社内のミーティングなどのスケジュール調整をうまく工夫して、キャパオーバーにならないように心がけてこれからも頑張ろうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月05日にきび1つできたくらいで、そのことがずっと頭から離れず悩んでいた若いころがうそのように、40歳を過ぎてからは肌トラブルを加齢だからしょうがないと気にしなくなっていました。気にしなくなっていたというよりも、加齢のせいにしてあきらめていたというのもあります。そんな私があることがきっかけで心を入れ替え、ある野菜を食べて美肌を目指そうと一歩を踏み出してみました。肌トラブルを年齢のせいにしない!40歳を過ぎてから、年齢や疲れのせいにして多少の肌トラブルには動じなくなっていました。そんな意識を変えたのがなんとなく見返した30歳のころの日記帳です。日記には「いくつになっても肌をきれいに保つ努力をすること。肌がきれいなら印象はグッと良くなる」と書いてありました。20~30代に私生活でお世話になっていたマスコミ関係に勤める方の言葉です。とても印象的だったので書き記しておいたのでした。すっかり忘れていたアドバイスを思い出した私は、これを機に少しは肌に良いことをしようと、アラフォーとは思えない美肌の持ち主である美容研究家の神崎恵さんの本を読むことにしました。『大人のための美容本 10年後も自分の顔を好きでいるために』(大和書房)や『大人なのに可愛い理由』(KADOKAWA)など、当時、神崎恵さんの出されていた本をまとめて10冊ほど読みました。いくつかの美容法が紹介されているなかで特に私が興味を持ったのが、しょうがとにんにくを毎日食べるというもの。冷えは美容に良くないため、体を体内から温める効果のあるしょうがとにんにくを積極的に食べるようにということです。食べるだけなら私にも続けられそうと、まずはこれを試すことに。しょうがとにんにくで悩みが解消それからは、しょうがとにんにくをすりおろして野菜炒めやスープなど毎日の献立に取り入れました。ネットで検索するとにんにくを使ったレシピは意外と多く、にんにく入りの肉じゃがはコクが出ておいしかったです。ただ、だんだんすりおろすことが手間に……。そこで、時間のあるときにまとめてすりおろし、ファスナー付きの保存用バッグに平らに入れて冷凍するようにしました。使うときは手で必要な分だけを割って取り出します。こうして無理なく毎日続けていきました。半年ほどたったころ、夫に「最近、口の周りに吹き出物が出なくなったね」と言われました。たしかに、ここ半年ほど吹き出物ができていないかも。うれしくなって調べると、しょうがやにんにくには体を温め代謝や血流を良くする効果があり、代謝や血流が良くなることで肌のターンオーバーが正常化されて美肌効果が期待できるそうです。冷えや加齢などで乱れがちなターンオーバーの周期を整えるためにも、しょうがとにんにくを摂り続けていきたいと思いました。うれしかったもう1つの効果現在、しょうがとにんにくを毎日食べるようになってから2年ほどたちますが、吹き出物が出なくなったことに加えて、もう1つうれしい効果がありました。風邪の症状で内科にかかることがなくなったのです。健康診断のときに内科の先生に聞いてみたところ、「しょうがとにんにくを食べると風邪をひかないと言い切ることはできないけれど、患者さんのなかで、毎日にんにくを食べているから風邪をひきませんと言っていた人はいるよ」と教えてくれました。私にしょうがとにんにくが合っていたのもあると思いますが、私に限って言えば美肌だけでなく風邪予防の効果も感じられたしょうがとにんにく。今ではすっかり手放せなくなっています。最近はにんにくの種類も増え、香りの強くないものもあるので翌日の予定に合わせて使い分け、無理なく毎日食べるようにしています。ただ1つ、内科の先生に「にんにくは栄養もあるけれど刺激物でもあるよ。あまり食べ過ぎると胃に負担がかかるから気を付けるように」と言われたので、これは守っていきたいです。まとめ先日、たまたま目にした健康雑誌に「健康のためにしょうがとにんにくとねぎを食べよう」と書いてありました。ねぎには疲労回復、新陳代謝促進の効果が期待できるようです。早速、ねぎを細かく刻んで、水気を取り除いて冷凍しました。健康であることは美肌にもつながると思うので、これからはねぎも加えた3つの食材を日常的に摂っていこうと思います。また3つの食材を食べることのほかにも、美肌に良さそうで、かつ無理なく続けられそうなことを探してみたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月18日「汗のにおいがなんだか変わった……もしかして加齢臭の兆候?」。先手必勝! と対策に乗り出した私が選んだのは、女子高生の香りになれると評判のあの製品。大人の女性の体臭対策に特化した製品が、アラフォーの体臭をどう変えてくれるのかの体験リポートです。汗のにおいの変化…加齢臭の兆候?夏の暑い日は家事をしていると、胸元から自分の汗のにおいがすることがあります。猛暑である今夏、そのにおいがなんだか酸っぱいような、変なにおいに感じたのが事の発端でした。もしかして加齢臭の兆候……!? 気付いた瞬間に、これはすぐになんとかしなくては!と脳内に危険信号がともりました。私自身、においには敏感で、他人の体臭や洗剤のにおいなどを不快に思いがちだからです。においの問題は身内でも指摘しにくいもの。これは誰かに指摘されるより先に自分で対策を取らなくては……! と、にわかに焦りました。そこで思い出したのです。昨年あたりSNSで体臭が女子高生の香りになると評判になり、いつも売り切れだったボディーソープのことを。名前はなんだったかしらと調べてみると、ロート製薬が発売している「デオコ」という製品だとわかりました。「デオコ」のデオドラントを使ってみると「おじさんでも女子高生の香りに」「デオコおじさん」などと評判になった「デオコ」。一体、何をどうしたらおじさんが女子高生の香りになるんだと思い、改めて調べてみることに。すると、「デオコ」には女性の体臭から年齢とともに減少する甘い香り成分のラクトンが含まれているというのです。ラクトンはピーチのようにフレッシュでココナッツのように甘い香りと書かれていて、懐かしさに胸がときめきました。思い返せば、高校の女子バレー部で汗を流していたころ、部室にそんな香りが満ちていたような気がします。早速、あのころの香りを求め、まずは「デオコ薬用デオドラントロールオン」(827円・税込み)を買ってきました。ホワイトフローラルの香りのなかに、たしかに懐かしい甘い香りがします。コロコロと脇や胸元に塗って過ごすこと数日間。汗をかいても、デオコの香りが混じって嫌なにおいは感じません。「うん、これはいい!」と気を良くした私は、評判のボディーソープも使ってみようと決めたのです。ボディーソープで劇的な効果が!早速買ってきたボディーソープ「デオコ薬用ボディクレンズ」(870円・税込み)は、同じく甘い爽やかな香りで、とろりとした粘り気のあるテクスチャーでした。泡立てて洗い、お湯で流すと、肌がきゅっと引き締まる感覚があります。これは、「デオコ薬用ボディクレンズ」に含まれているホワイトクレイ(白泥)による汚れの吸着と肌の引き締め効果だと思われます。しっかり洗えている感覚があるのに、かさつきません。さすが、大人世代向けの製品です。1週間くらい使ったころ、驚くことがありました。この猛暑なのに、脱いだパジャマから「デオコ」のいい香りがします。汗をかいた肌着を脱いだときも、汗自体が少し甘い女性らしいにおいになっています。年齢的な体臭がごっそりはがれ落ちたようで気分爽快です。この商品はヒットするはずだわと、身をもって納得したのでした。まとめ汗のにおいに違和感を覚え、もしかしたら加齢臭かと先手の対策を取った私。若々しい香りとの評判どおり、「デオコ」は年齢とともに減少する甘い香り、ラクトンを補ってくれる良い商品でした。何よりよかったのがライン使い。ボディーソープとデオドラントを両方使うことで、効果を簡単に実感できるまでに。特に期待していなかった肌の潤いや引き締め効果も感じられ、一石二鳥の選択でした。やはり、自分の年代に合った製品を使うと効果を感じやすいのだなと思うとともに、これからも愛用していきたい1品となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年09月29日これまで肌トラブルとは無縁で、どんなせっけんやボディーソープを使っても特に問題を感じたことはなかったのですが、加齢とともに肌質も変化してきたようです。年齢を重ねて脚、腕、背中、おなかと全身がかゆくなることが多くなり、乾燥肌のような症状に悩まされるようになりました。私がかゆみを抑えるために試してみたことを体験談としてまとめました。冬でもないのに、なんだか全身がかゆい最初に肌のかゆみに気が付いたのは、40代後半くらいのことでした。それまでは冬になると乾燥のためにすねがかゆくなることがありましたが、それも春になれば消え去っていました。ところが、45歳を過ぎたくらいから季節に関係なく背中やおなかがかゆく感じ、気が付けばポリポリとかいている自分がいました。下着や洋服の生地が問題なのかとも思いましたが、特定の素材に反応しているわけではなく、常にどこかがかゆい状態です。しまいには寝ている最中もかゆくて目が覚めて、ポリポリとかくように……。自分で肌を触ってみてもカサカサしているとか、硬くなっているとか、具体的には感じられませんでしたが、冬場だけではなく年間を通じて常にかゆみを感じる乾燥肌のような状態になったため、肌質が変わったのだろうと思いました。それなら今までとは違うケアをしなければならないと思い、近所のドラッグストアで何か簡単にできるケアグッズはないかと探してみたところ、お風呂で使うタオルとお風呂上がりのボディケアグッズを見つけたので、それまで使っていたものを変えてみることにしました。刺激の少ないコットンタオルに変えてみた毎日のお風呂で体を洗うときに、私は長い間ナイロンタオルを使っていました。ナイロンタオルは安価な上にボディソープの泡立ちも良く、きれいに洗った感じがあり気に入っていました。少し強めにこするとその刺激も気持ち良くて、季節を問わずずっとナイロンタオル一筋だったのです。ところが、体のかゆみを感じるようになってからは刺激を抑える方向にしたほうが良いのではと考え、ドラッグストアで見つけた数種類のボディ用タオルの説明を読み、違いを吟味してナイロンタオルから刺激の少ないコットンタオルに変えてみました。コットンタオルはナイロンタオルと違い、泡立ちはあまり良くありません。その代わり、洗い心地は柔らかく、明らかに刺激が少なくなっているのがわかりました。強めにこすっても、ナイロンタオルを使っていたときのような気持ち良い刺激というのではなく、しっかりと洗っている感じになります。長く使っていたナイロンタオルとはかなり異なる使用感でしたが、年齢を重ねた今の私の肌にはこちらのほうが合うように感じられ、以来コットンタオルを使っています。馬油が効力を発揮!もともと肌トラブルがなかったので、若いころの私のお風呂上がりのボディケアは、かなりおざなりなものでした。冬場の乾燥するときだけは保湿クリームを塗りますが、それ以外の季節はアロエローションのような一般的なローションをパシャパシャとするだけの簡単なケアのみ。ですが、加齢とともに肌は変化し、若いころと同じようなケアでは不十分だと感じるようになりました。肌をしっかり保湿することでかゆみが軽減されることは冬場の経験からわかっていたので、四季を通じて保湿成分の高いものでケアするようにしてみようと思いました。そこで出合ったのが馬油です。実家に帰ったときに、母が使っていた馬油を使わせてもらったのがきっかけでした。馬油は人間の皮脂に成分がとても近いそうで、最初は固形なのですが体温であっという間に溶けて液状になります。肌なじみがとても良く、付けた直後は少しベタつく感じがあっても、すぐにしっとりとしてベタつきが気にならなくなるところが気に入っています。少量でも伸びがいいので、全身に使えて便利です。何よりも保湿力が高いので、ローションやクリームよりも私の肌には合っているように感じます。明らかに以前に比べてかゆみが軽減しているので、効果も出ているのだと思います。まとめコットンタオルと馬油を併用するようになって、かゆみが明らかに改善しています。肌に対する刺激を抑え、しっかりと保湿をすることで良い結果につながっているのだと思います。それまでと同じようにナイロンタオルを使い続け、いい加減なボディケアをしていたら、おそらくかゆみはまだ続いていたでしょう。加齢により変化していく体には、その状態に合ったケアが必要なのだと実感しました。これから、また年齢を重ねることで体質が変わったり、新しい問題に直面したりすることがあると思いますが、変化を恐れず柔軟性を持って対応していこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年09月24日毎日のケアが10年後の健康的な髪を叶える髪が「痩せる」とは、髪にツヤやハリがなくなり、ボリュームダウンしてしまうこと。要因は様々ですが、加齢によって痩せてしまう場合が多いのです。さらに、この髪痩せを放置しておくと薄毛になってしまう可能性が高くなるので、注意が必要!髪痩せを防ぐには、食生活やホルモンバランスを整えるなどの方法がありますが、シャンプー・トリートメント・ドライの髪の毛を直接ケアする工程もとっても重要です。正しいケア方法をおさらいして、10年後もハリのある髪の毛を育みましょう!正しいシャンプーの仕方は「頭皮を洗うこと」出典:byBirth髪の毛が生える頭皮が健康でなくては、良い状態の髪の毛は生えてきません。シャンプーは髪の毛を洗うことではなく「頭皮を洗うこと」と、置き換えた方が正解。髪の毛を洗うことをメインにして、こすり合わせるように洗ってしまうと髪を傷ませてしまう原因になります。シャンプーの手順髪を濡らす前にブラッシングして、髪の毛の隙間を作っておく根元から毛先までお湯でしっかり濡らしながら、頭皮を揉み込むように予洗いシャンプーを手に取り出したら、軽く泡立ててから頭皮につける指の腹を使い、頭皮全体をマッサージするようにシャンプーで洗うシャンプーの倍の時間を使ってしっかりすすぐ手順「1・2」のポイント頭皮や髪の汚れの7割は、予洗いで落ちると言われています。長時間のシャンプーは乾燥を引き起こす原因にもなるので、事前のブラッシングと予洗いを取り入れて、シャンプーは短時間で済ませるようにしましょう。シャワーの温度は38度程度がGOOD。40度を超える温度は刺激になってしまいます。出典:byBirth手順「3・4」のポイントシャンプーを頭皮や髪につけてから泡立てるのは過度な摩擦になりやすいため、泡立てたシャンプーを頭皮につけて洗います。髪の毛は頭皮から流れ落ちるシャンプーだけで、十分に汚れを落とすことができます。手順「5」のポイントシャンプーをしたときの2倍の時間をかけて、しっかりと流していきます。頭皮にシャンプーが残らないよう、頭皮中心にすすいでいきます。正しいトリートメントの仕方出典:byBirthトリートメントをするのとしないのでは、ドライ直後からその違いは明らか。そもそもトリートメントと、コンディショナー・リンスの違いってご存知ですか?コンディショナーとリンスは主に髪の表面をなめらかにして、すべりをよくすることでキューティクルの傷みを防いでくれます。トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて、髪の傷みをケア・補修、髪の質感をコントロールしたりするもの。リンス・コンディショナーの機能も併せ持つものがほとんどなので、シャンプーの後はトリートメントの使用が最もおすすめです。トリートメントの手順髪に残っている水分を優しく絞って水気を取る手に取り出したトリートメントを、毛先から中間にかけて揉み込むように塗布粗めのコームでとかし、5分~10分程度置くお湯でしっかりとすすぐ手順「1」のポイント髪の毛に水分が多く残っていると、せっかくつけたトリートメントが流れ落ちてしまうので、できるだけ水気を取ってから塗布するようにしましょう。出典:byBirth手順「2・3」のポイント根元からつけると洗った頭皮がベタついてしまうので、つけないように注意。トリートメントが浸透するように揉み込みながら塗布したあと、さらにコームでとかすと、まんべんなく1本1本にいき渡ってGOOD。メーカーにより異なりますが、長くても10分程度を目安に放置して浸透させていきます。手順「4」のポイントトリートメントはどこまで流したら良いのか悩みますよね。でもトリートメントは髪内部に成分を浸透させることができるので、しっかりと洗い流す方が◎。表面がベタついていると髪が乾きにくくなったり、ほこりや汚れもつきやすくなってしまいます。正しい髪の毛の乾かし方出典:byBirthドライヤーの熱で髪が傷みそう、時間がかかって面倒くさい…などの理由から、自然乾燥させたり、乾かさずに寝てしまう方がいますが、これは絶対にNG!湿った状態で放置すると雑菌が繁殖したり、キューティクルが広がったままなので髪を傷めやすいのです。シャンプー後はすぐに乾かすようにしましょう。ドライするときの手順水滴が落ちなくなるまでタオルドライで水気を取る手で絡まりをほどいてからブラッシングオイルや美容液を毛先から中間に塗布ドライヤーの温風で根元から乾かし始め、毛先までおろしていくドライヤーの冷風で全体を乾かす手順「1」のポイントタオルの上から指の腹でマッサージするようにして頭皮の水気を拭き取ったら、タオルで髪の毛を挟み込んでプレスしていきます。ゴシゴシと髪の毛同士をこすり合わせて拭くのはNGです!出典:byBirth手順「2・3」のポイント濡れた状態で絡んでいる髪の毛にいきなりブラシを使うのは髪が傷みやすいため、手で絡まりをほどいてからブラッシングします。アウトバスオイル等はそのあとに塗布しましょう。手順「4」のポイントまずは温風でしっかりと根元を乾かしてから、毛先におろしていきます。ドライヤーは1点に集中させて当てるのではなく、髪の毛から10cmほど離した位置で、風を散らすように振りながら当てていきましょう。手順「5」のポイント温風で8割~9割程度乾いたところで冷風に切り替えて、完全に乾かしていきます。最後に冷風を使って仕上げることで、キューティクルが閉じて、潤いが逃げない髪の毛になりますよ。
2020年09月11日今まで不眠に悩まされたことなどなかったのですが、加齢とともに眠りが不規則になっていきました。寝付きが悪い日があったり、夜中に何度も目が覚めることが増えました。ひどいときは、一度目が覚めると数時間も眠れないことも。今回は不眠に悩まされるようになった私の体験談をご紹介します。なんだか寝付きが悪くなった?「ベッドに入ると3分で寝られる」というくらい、睡眠に関する問題を感じたことはなかったのですが、加齢とともに寝付くのに時間がかかるようになりました。特に遅くまで残業して帰ってきた日などは、頭がリラックスしていないためか、寝ようと思って横になってから30分以上も目がさえたままの状態に陥ることも多くなり、「リラックス方法を考えたほうが良いな」と思い始めました。最初は仕事のストレスが原因だと思っていたのですが、そのうちに残業がなかった日でも寝付きが悪いことが増えていったのです。3年前に50歳で閉経を迎えてからは、寝付きの悪さに加えて夜中に数回目が覚めるようになりました。更年期の症状で睡眠中にほてりや発汗を感じることが増えたため、そのたびに目が覚めてしまうのです。トイレに行きたくなって目が覚めることも増えました。そこで更年期と睡眠の関係を調べてみたところ、やはり不眠も更年期の症状の1つであることがわかりました。夜中に目が覚めると、その後眠れない!不眠の状況はさらに悪化していきました。夜中に目が覚めると、その後数時間も眠れないことが増えていったのです。夜中の2時に目が覚めて、それから明け方5時まで眠れないなんてことも。仕事をしているので、朝6時には起きなければなりません。眠れないままに時間が過ぎていくと、睡眠時間がどんどん短くなってしまうので焦ってしまいます。昼間の仕事に支障が出るので、「早く寝なきゃ!」と思うのですが、そう思うほど目はさえて、眠れなくなり困ってしまいました。会社の同年代の女性に不眠の話をすると、彼女も同様の悩みを抱えていて病院で睡眠薬を処方してもらっていると教えてくれました。彼女の場合は薬を飲むと問題なく朝までぐっすり眠れるとのことでしたが、もともと健康体で薬を飲むことに慣れていない私は、睡眠薬という対処法を選ぶことに抵抗がありました。それなら自分でこの不眠と向き合って、乗り越えていかなくてはと思うようになったのです。とにかく仕事をしている平日だけでも、不眠の影響を最小限にする方法を考えるようにしました。不眠でストレスをためないようにほてりや発汗で目が覚めることが多かったので、まず最初におこなったのは、まくら元に小型のハンディファンを置くようにすることです。夜中にほてりや発汗で目が覚めたときには、ハンディファンを使ってすぐに涼しい風を得られるようにするだけでかなり快適度が向上し、再び眠りにつける比率も上がりました。夜中に目が覚めてまったく眠れなくなったときは、眠るのをあきらめて日ごろなかなか時間が取れない読書にあてるようにしました。もともと読書好きで本を読んでいると穏やかな気持ちになれるので、眠れなくて焦るより、読みたいと思っていた本を読んで数時間を過ごすほうがイライラしません。そのうち眠くなってきたら読書をやめて起床時間まで眠るようにすると、私はスッキリとした目覚めを迎えられることがわかりました。睡眠時間が短過ぎてどうしても昼間に眠くなりそうだと思ったら、オフィスでランチを食べたあと昼休みの最後の15分は更衣室で仮眠を取るようにしました。以前、テレビで給食後のお昼休み15分にお昼寝タイムを設けている小学校のニュースを見たことがあり、まねしてみようと思ったのがきっかけです。たった15分の仮眠ですが、この効果は絶大で昼休み後には頭もクリアになり、午後の仕事も眠気を覚えることなく進めることができています。忙しかったり、予定が詰まっていて、どうしても睡眠不足を解消できないまま2~3日が過ぎてしまった場合は、ストレスになるので1日の睡眠時間にこだわることをやめました。睡眠時間は1日で考えるのではなく、1週間単位で考えるようにして、平日の睡眠不足は週末に補うようにしようと切り替えました。そうすることで睡眠時間が短い日があっても焦らずに、「週末に昼寝して取り戻せばいい」とゆったりと過ごせるようになりました。まとめ私の場合、平日は仕事があるので、睡眠時間が短ければ短いなりに工夫して乗り切るようにしています。そして平日を振り返って睡眠時間が不足していたと思うときは、週末に少し朝寝坊したり昼寝をしたりして、睡眠負債を返上するように心がけています。そうすることで睡眠不足を帳消しにして、月曜日には元気に仕事に向かえています。更年期を迎えることにより、体調の変化だけではなく不眠というデリケートな状況にも直面していることを知り、改めて加齢とうまく付き合っていくことが大切なのだと感じています。朝までぐっすりと眠れて、十分な睡眠時間が取れるに越したことはありませんが、たとえうまくいかない日があったとしても、眠れないことでストレスを感じないようにすることが私にとっては重要だと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年09月02日加齢にともない、外見はもちろん身体的機能に変化はあるものです。年々体力の衰えを感じ、疲労がたまるような感覚を抱く人もいるでしょう。歳を取ることに関する、元陸上競技選手でタレントの武井壮さんの投稿をご紹介します。「30歳過ぎたらガクッとくるよ」といわれた武井壮が…2020年8月現在、47歳の武井さん。30歳を過ぎてから、自分より年配の人によくこんな言葉をかけられるようになったといいます。「〇〇歳になったら、ガクッとくるよ」きっと、周囲の人は加齢にともなう体力の衰えや疲労の蓄積を「ガクッとくる」と表現したのでしょう。人生の先輩として、加齢による変化に武井さんがショックを受けないよう、配慮したのかもしれません。そんなアドバイスに対し、武井さんは…。30歳過ぎてから五年ごとに『〇〇歳になったらガクッと来るよ』ってみんな言ってくる笑笑オレはガクッと来るどころか五年ごとにグイッと来てる。。その違いは『やったかやらなかったか』それだけだ。。— 武井壮 (@sosotakei) August 24, 2020 俺はガクッとくるどころか、5年ごとにグイッときてる。なんとも心強い言葉…!続けて武井さんは「その違いは『やったかやらなかったか』それだけだ」とつづっています。武井さんは、健康な身体で日々を過ごすために、相応の体力作りをしているのでしょう。ネット上では、武井さんの言葉に対し、さまざまな反響が寄せられています。・分かる!身体を鍛えているので、自分は歳を経るごとに、パワーアップしている気がする。・まさしくド正論。「ガクッとくる」と暗示をかけると、本当にそうなってしまうと思う。・最高にかっこいい言葉をありがとう!胸に刻んで、自分も体力作りをやりたい。武井さんのポジティブな投稿に、元気付けられた人は多くいたようです。加齢にともなう多少の変化は避けられませんが、自分の身体に合わせて、基礎体力をつけるなどの対策はできるもの。年齢と上手に付き合いながら、健やかな生活を送れるよう、自分にできることから始めたいですね![文・構成/grape編集部]
2020年08月25日