「出会う瞬間は突然。でも終わってみると必然だったんだなって毎回、思います」――。これは吉岡里帆が役柄との出会いについて語った言葉なのだが、ネコと暮らす多くの人が、「そうそう、ネコとの出会いもそういう感じ!」とうなずくのではないだろうか?以前から大のネコ好きを公言しており、いまでも実家に5匹のネコがいる、いまをときめく人気女優。これだけで彼女が映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』のナレーションを務める理由として十分過ぎるのだが、それだけじゃない。冒頭の言葉を聞いて、改めて彼女にこのお役目が舞い降りてきたのは、必然なのだと納得する。動物写真家・岩合光昭が世界中の街角で、ネコ目線で撮影したネコたちを紹介するNHKの人気ドキュメンタリー番組「世界ネコ歩き」の劇場版。特に人気の高かった青森県津軽を舞台にした「津軽の四季」篇の“主人公”コトラと家族たちのその後を追いかける。ネコ好きというだけでなく、以前から岩合さんの作品のファンで「世界ネコ歩き」も見ていたという吉岡さん。今回のナレーションのオファーについて「特にあの番組はネコ目線で撮影されていて、野性的で臨場感がすごい!そういう映像を撮っている方とお仕事させてもらえるのが嬉しかったし、ネコ好きとしてはたまらないお話でした!」と満面の笑みを浮かべる。今回の劇場版では、「津軽の四季」篇で愛らしい姿を見せていた子ネコのコトラが新米ママとして子育てに奮闘する姿を中心に、その子どもたちの成長をも追いかける。吉岡さんはナレーションを入れながらその姿に心を鷲掴みにされたよう。「ナレーションを入れながら、これまで過ごしてきた時間をふり返っていたので、コトラの血を受け継いでいるリッキーが出てくると、コトラの小さい頃を思い出して、懐かしい気持ちになるんですよね。あぁ、コトラもこんな感じだった!って感情移入し過ぎちゃって(笑)。(妹の)ハナちゃんと仲睦まじい姿を見て、グッときましたね。コトラが遊んでいた樹の後ろでリッキーたちが遊んでいる様子が、同じ構図で描かれていて…」。吉岡さん自身、幼い頃から当たり前のようにネコに囲まれて生活してきた。いまでも京都の実家には5匹のネコがいるという。「4匹は、私が生まれる前からいたコの孫なんです。1匹は、処分されそうなコを引き取りました。5匹もいると、ケンカになったらすごいことになりますよ」と笑う。ネコの生態をよくわかっているからこそ、岩合さんが撮る映像のすごさがよくわかる。「岩合さんの撮るネコたちは人間に完全に飼われている毛並みのキレイなネコじゃなく、野生の動物写真家さんが撮るネコなんですよね。それが一番の魅力だと思います。ネコ本来の本能的なしぐさだったり、自分のナワバリを子どもたちに譲ったりという、飼いネコとの生活では見られない生態系まで映し出す。それは本当にすごいことだと思います」。映画では、番組で世界中を巡ってきた岩合さんのお気に入りの6か国のネコたちの姿が再編集され、未公開映像と共に愛くるしい姿がよみがえる。あくまで個人的な感想だが、インターネットやSNSで世界中の人々と繋がることが可能になった現代だが、岩合さんと各国のネコたちの巡りあいの多くは、まさに一期一会!カメラを手に世界を回る岩合さんがうらやましくなるが、個性豊かなネコたちとの出会いと別れの繰り返しを想像すると、切なさも胸をよぎる。女優もまた、出会いと別れを繰り返す仕事である。それは共演者やスタッフだけでなく、役柄もそう。朝ドラや大河ドラマ、愛され続けるシリーズが、この映画の「津軽の四季」篇のようなものだとすると、1クールもしくは1作ずつの映画などは、世界各国のネコたちのようなものだろうか。そんな話の中で、吉岡さんの口から出てきたのが、冒頭の「出会いは突然、終わってみると必然」という印象的な言葉だった。「撮影が終わった後に感じることや自分自身の成長、学んだことを踏まえて、次の作品に入るので『あの役があったから、この役が来たんだな』とか『あの作品であの役を生きたからこそ、いま、この役の痛みがわかるんだ』とか感じて、繋がってるなと思うんです。でも、それはいつも終わってからの話で、出会う瞬間は予期しなくて『こんな役を私に任せてくれるんだ!』という驚きがありますね」。役柄に対しては、どんな性格の役であれ必ず「一番の理解者」でいることを心がける。「『ゆとりですがなにか』でご一緒させていただいた水田伸生監督から『どんな悪女でも、どんなに性格の悪い子でも、あなただけはその役のことを好きでいなさい』と言われたんです。ちょっとエキセントリックな役をすることも多いんですけど(笑)、なぜその子がそうなるのか?肯定してあげられるその理由を大事に演じています。はたから見て、変わっていたり、弱さがあったりしても、その子にはそうなるバックボーンがある。それをきちんと自分が内に持つことで、そういうおかしなセリフや行いも、自然に理由をつけて演じられるんです」。話を聞いていると、緻密にロジカルに役柄を組み立てていくタイプにも思える。天然、ゆるふわ、魔性の女…そんな“本能的”な役柄を任されることも多いが…。いわゆる役作りは?「そこは結構、難しいところで、役柄や作品によりますね。きちんと理論を組み立ててあげなきゃ成立しない子もいるし、本能的に、感情をいっぱいいっぱいに乗せないと生きてこない子もいるんですよね」。間違いなく、いま、“ブレイク”と言われる、特別な喧騒の中にいる。「ブレイクされていかがですか?」と質問されることも多い。そんな状況にも浮つくことなく、冷静に足元を見つめているように見えるが、それはもともとの性格的なものなのか?それとも意識的にそうあろうとしているのか?「それも両方ありますが、やはり意識的にそうあろうとしている部分が大きいと思います。もちろん、お仕事が以前よりも増えたのは嬉しいですが、その反面、お仕事があるってことは、責任とリスク、お客さんに喜んでもらうためにしないといけない努力が、前よりも増えたってことでもある。とにかく日々、自分を前の日よりも成長させないといけない。いまの私と10年後の私で、作品への向き合い方は絶対に成長してないといけないって思いは、使命のように持っています。もちろん束の間でも、喜びに浸りたい気持ちはありますよ。でも、その一瞬で足元がぐらついたりしてはいけないし、お客さんに対して、ゆるみや淀みがあるべきではないと思ってます。だから自分で自分を律して、次の仕事が舞い込んでくる自分であるべきだなと思ってます」。そのストイックさにただ驚かされるが、以前は彼女も「褒められたらそのまま何も考えずに喜び、けなされれば全てを受け止めて悲しんでいた」という。それは違うと気づいたのは、2年ほど前のこと。「少しずつ仕事が増えだした頃、自分のやっていることは何ひとつ変わってないのに、相手から返ってくる言葉や態度が変わっていくのを感じたんです。自分が同じでも、周りが変わっていく、そういう状況に気づいたとき、そこに影響されちゃいけないって思ったんです。良い意見も耳の痛い言葉も同じように静かに受け止める。同じことを続けて、それが評価されることもあれば、否定されることもあるし、それは時代で変わるもの。その都度、一喜一憂するのではなく自分を保ち続け『いま、私はこんな感じですけどどうですかね?』と見せていけばいいのかなって」。女優を志したきっかけは、学生たちが小劇場で上演していた、つかこうへいの作品を見たこと。「同い年の子たちが魂を削って、お金も時間も全て費やして、つかさんの昔の戯曲を『やらねば!』と思ってやってることに感動したんです。『この子たちと友達になりたい。こういうことしたいと思ってる人たちと会いたい』と思った」という。夢に熱く胸を焦がし、女優としての道を進み始めたその当時、現在のような成功を掴む自信はあった?いまに続く道は見えていた?「これも分かれるんですけど…。明日が来るのが怖くてビクビクしながら『あぁ、自分はいまから一世一代の賭けをするんだな』と思ってました。親は親で地元で就職、結婚してほしいって思ってたんです。新しく見つけた夢に走り出すのは怖かったですよ。でも『女優になりたい』と思ったときの感動が、ほかの何にも代えがたい大きな衝動だったから、この感動を忘れることはないし、執着するはずだっていう確信がどこかにあったんです。だから、どんなに心が折れてもやり続ける、『やめない』という自信はありましたね」。いま、置かれている状況に対して恐怖を感じることはないのか?と尋ねると「あります」という答えが返ってきた。「でも…」と言葉を続ける。「どういう恐怖かというと『こんな成功は一瞬のことなんじゃないか』という恐怖ではなく、自分はいったい、どこまで自分に厳しくあり続けることができるのか?という恐怖ですね。仕事がない頃は、自分を高めるための時間がいくらでもありました。でもいま、こうして多くの仕事をいただいている状況で、自分に厳しくあり続け、自分を磨いていけるのか?新しいものを生み出せなくなったらどうしよう?そんな恐怖は感じています」。精神的にも肉体的にも張りつめた、忙しい日々が続くが、そんな中で、癒しや安らぎを与えてくれるのもまた、仕事だという。「仲間ができて、信頼してる人と出会い、良いシーンが撮れたり、いい写真ができると『あぁ、この仕事やっててよかった』って癒されます」。もちろん、たまに帰る実家で変わらず迎えてくれるネコたちも癒しであることは言うまでもない。「たまに帰ったら、真っ先に駆け寄って、ギュッと抱きしめてずーっと触ってます(笑)。え?うちのコのかわいいエピソードですか?そうですね…水飲むとき、手で温度を確認して、かき回してから飲むんです。メチャメチャかわいいですよ!」。(text:Naoki Kurozu/photo:Nahoko Suzuki)
2017年10月18日展覧会「吉岡徳仁 光とガラス」が、東京ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHT ギャラリー3にて2017年11月2日(木)から13日(月)まで開催される。吉岡徳仁はデザイン・アート・建築など、幅広い領域において自由な着想と実験的なテクノロジーによる作品を生み出してきたアーティスト。これまで自然と人間の関係性に着目し、 光がもたらす感覚を追求し、独自の手法で作品を表現してきた。本展では、光を表現する最も近い素材として「ガラス」を使用した作品に迫る。代表作であるガラスのベンチ「Water Block」をはじめ、建築プロジェクト「ガラスの茶室 – 光庵」、クリスタルプリズムで生み出された建築「虹の教会 – Rainbow Church」の映像を展示。さらに、新作として紹介されるのは、ガラスの塊から生み出されたイッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)の「ガラスの時計」。自然の光を受けて輝きを放つ、オブジェのようなウォッチだ。このほか、Dom Pérignon Art Projectで発表された「Prism」、虹の建築の模型などを見ることができる。「ガラス」により生み出される光の世界を堪能してみては。【詳細】吉岡徳仁 光とガラス会期:2017年11月2日(木)〜13日(月)会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9−7−6 東京ミッドタウン・ガーデン内開館時間:無休入場料:無料
2017年10月14日女優・吉岡里帆が、「世にも奇妙な物語」に初出演&初主演を果たすことが決定。吉岡さんは、カサギヒロシによる漫画「寺島」を原作としたサイコスリラードラマに出演。共演には、連続テレビ小説「ひよっこ」で話題になっている峯田和伸も出演する。■物語あらすじ初連載が決定したものの、アシスタントがやめてしまい困っていた漫画家の山崎(峯田和伸)。そんな彼の元に担当編集者の江田(福田温子)に紹介されたと、寺島ひな(吉岡さん)と名乗るかわいらしい女性がアシスタントとして現れる。漫画原稿の下書きが思うようにいかない山崎は、アシスタント作業をする寺島の美しい横顔がふと目にとまり、寺島の顔をスケッチブックに描き始める。それに気づいた寺島は恥ずかしがるのだが、山崎はスケッチをやめない。そのうち、寺島は山崎に小学生時代の話をしだし、その頃の友だちだった小林摩子(大後寿々花)のことを語り出す…。■サイコスリラー作品「寺島」って?原作は、カサギ氏による「逃走鉄馬バイソン」の3巻に収録されている特別読み切り「寺島」。編成企画・狩野雄太(フジテレビ編成部)は、「原作はコミックスならではのラストがあるのですが、果たしてそれが映像化したときにどのようなラストが表現されるのか是非ご覧いただきたいと思います」とコメントしており、原作ファンも必見。そんな本作で主演を務めるのが、「ゆとりですがなにか」「死幣-DEATH CASH-」「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」「カルテット」と立て続けにドラマに出演し、つい先日放送終了した「ごめん、愛してる」では、純粋で一途、まっすぐな役柄を演じた吉岡さん。■吉岡里帆よりコメント到着今回「世にも奇妙な物語」に初出演&初主演となる吉岡さん。「世にも奇妙な物語」は吉岡さんにとって“特別なドラマ”だそうで、「必ず録画しておいてほしいのに録画されてなくてすごく悲しい思いを何回もしたことがありました。それくらい放送されるのを楽しみにしているドラマ」と語り、「そんな作品の一つに携われるのはすごくうれしいです」とコメント。また見どころについては、「なにげない会話とか表情、目配せなど、1シーンごとにいろいろな伏線が張ってあるので、その伏線を感じ取ってもらいたいですね。最後のラストのシーンをど真ん中で受け止めてもらうためには、始まったその瞬間から最後まで目を離さないで見てほしいんです。すべてのシーンに意味があるのでそこを楽しんで見ていただきたいです」とアピール。さらに、自身が子どもの頃に観た「世にも奇妙な物語」は、いまでも忘れず、いい意味でトラウマになっている作品があうと言う彼女は、「今回の“寺島”という作品は半年かけて1作品を作るチームが10年間あたためてきた思いのつまった作品です。どのシーンにも細心の注意を払って撮影されています。私が主演を演じた“寺島”という作品が生み出すトラウマをぜひ受け取ってください!」と力強いコメントを寄せている。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 ’17秋の特別編」は10月14日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月26日ドン ペリニヨンより、吉岡徳仁とコラボレーションした「ドン ペリニヨン by 吉岡徳仁 限定ギフトボックス」が登場。2017年9月下旬より全国主要百貨店にて順次発売する。吉岡徳仁の持ち味である「光」の輝きによりドン ペリニヨン ヴィンテージ 2009をデザイン。限定ギフトボックスとボトルのシールド(盾形のラベル)に表現した。それはプリズムによるマスターピース。光がボトルと透明なプリズムの表面を透過し、屈折することで無数の色のスペクトルが現れ、キラキラと輝きを放つ。また、ブランドを象徴するシールドには新たな解釈を与え、ダークな色調をセレクト。玉虫色の輝きは、立体的でホログラムのような存在感だ。単一年に収穫された葡萄のみから造られるドン ペリニヨン。代々受け継がれてきた創造の精神とは、各々のヴィンテージ クリエーション毎に自身を刷新することにある。ドン ペリニヨンでは、過去、マーク・ニューソン、カール・ラガーフェルド、デヴィッド・リンチ、ジェフ・クーンズ、イリス・ヴァン・ヘルペンなどとコラボレーションを行ってきた。■ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2009 by 吉岡徳仁 限定ギフトボックス度数:12.5 度容量:750ml希望小売価格:23,000 円+税販売:全国主要百貨店■ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2005 by 吉岡徳仁 限定ギフトボックス度数:12.5度容量:750ml希望小売価格41,000円+税販売:全国主要百貨店
2017年09月15日女優の吉岡里帆が、スマートフォン・タブレット向けニュース閲覧アプリ「SmartNews(スマートニュース)」の新TVCM「朝1分のニュースが人生を変える」シリーズに起用されることが決定した。5人のOLたちの日常を吉岡さんがそれぞれ演じていく。今回、ドラマ「カルテット」で人気急上昇し、現在放送中の「ごめん、愛してる」にも出演中の吉岡さんが出演するのは、日常のふとしたすきま時間に、たとえ1分であっても積み重ねれば人生すら変えてしまうという可能性を掲げ、「朝1分のニュースが人生を変える」というテーマで作られた新CM。新TVCMシリーズ「朝1分のニュースが人生を変える」は、「色々な新聞」篇、「バス」篇、「英語」篇、「朝1分」篇、「昼1分」篇の全5編となっており、舞台は寝起きのベッドの中、通勤中のバス車内、朝食中、朝の身支度中、昼食のカフェと、OLの日常が映し出される。それぞれのシチュエーションで、日常的でありながらも、吉岡さんらしいのほほんとした雰囲気を纏っており、見ているだけで癒されるような映像となっている。さらに、ストーリー別に服装や髪形を変えるだけではなく、ときにはベッドに寝転びながら、ときには片手にパンを持ちながらと、日常の5つのシチュエーションを演じ分ける吉岡さんの演技にも注目してほしい。SmartNews 新TV-CMシリーズ「朝1分のニュースが人生を変える」「色々な新聞」篇、「バス」篇は9月2日(土)よりTVCM開始。「英語」篇、「朝1分」篇、「昼1分」篇はYouTubeにて順次公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年09月01日2年前に彗星のごとく登場し、4期連続でドラマ出演を果たすなど、大ブレイク中の吉岡里帆さん。しかし、ヒロインの座を勝ち取るまでの道のりは、決して“チョロく”はありませんでした。「この子、めちゃくちゃいい顔してるっ!ええ~、かわいすぎる…」。インタビュー冒頭、小誌スタッフが見本に持参した「にゃんこLOVE」特集を見て思わず叫んだ、女優の吉岡里帆さん。NHKの連続テレビ小説『あさが来た』でブレイクし、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『カルテット』(TBS系)など、話題のドラマに立て続けに出演。その気になる素顔は、サービス精神旺盛でチャーミング、そして時々、不安定(?)。今や注目度ナンバーワン女優として各方面で引っ張りだこな24歳の、“今”に迫ります。――覚えていないかもしれませんが、吉岡さんには前回、小誌の「ふんわり美乳」特集でインタビューをさせていただきまして、その節はありがとうございました。吉岡:覚えていますよ。こちらこそありがとうございます。髪型、変わりました?――そんなことまで覚えてくださっているんですか!驚きました。ところで、この1年は吉岡さんにとって、かなり目まぐるしいものだったと思います。最近の作品だと、『カルテット』で演じられた“小悪魔キャラ”、来杉有朱役のインパクトは相当なものでしたね。吉岡:本当にたくさんの反響をいただきました。いつも応援してくださっていた私のファンの方でさえ、SNSを通じて「嫌いになった」「イライラします!」みたいなコメントをくださって(笑)。それを見るたびに安心したというか、「ちゃんと役割を果たせてよかったな」という気持ちになりました。――最終話の「人生、チョロかった!」というセリフも名言でした。そして打って変わって、現在放送中のドラマ『ごめん、愛してる』では、他人のためには自己犠牲も厭わない、純粋で愛情深い女性、ヒロインの三田凜華を演じられています。有朱とは見事に真逆の役柄というか…。吉岡:本当にそうなんです(笑)。でも、一度ついたキャラクターのイメージをどう崩していくかが楽しい作業でもあるので、そのハードルが高いほどモチベーションは上がります。だから、「有朱の時とは全然違うアプローチをするぞ」と、今は意気揚々と撮影しています。――度胸があるんですね。吉岡:いえ、本当は常にビクビクしていますよ。ただ絶対に表には出したくないから、撮影中も「全然、平気ですけど?」みたいな顔をしておきながら、家に帰ったら「は~、やっと終わった…」って、わりと心臓をバクバクさせてます。――TBSの日曜劇場で、しかもヒロイン役という部分にも重圧を感じていますか?吉岡:それがいちばん大きいですね。特に今回はヒロインに抜擢されてから、撮影に入るまでの期間が少し空いていたので、その期間のプレッシャーが…まるで漬物石を乗せられているみたいでした。ずっと水分を出して、シワシワになるまで押しつぶされている感じ。それがようやく、みなさんにお届けできるようになったので、今はちょうど壺からゆっくりと出てきているイメージですね(笑)。――さて、京都ご出身の吉岡さんですが、女優になる前は書道家を目指されていたそうで。吉岡:目指していたというか、小さい頃からずっと書道をやってきたので、当たり前のように続けていくんだと自分では思っていました。――大学でも書道を学ばれていたんですよね。一方で、お芝居に興味を持ったきっかけというのは?吉岡:18歳の時に、友だちが「一緒に映画を作ろう」と誘ってくれて、その子の紹介で、小劇場の公演を観劇しに行ったんです。舞台を観た瞬間、「これだ!」と思って。――ビビッと、きた。吉岡:もうビビビッ!です。運命の結婚相手に巡りあったような感覚。一瞬でそう決められたので、「どうやったら自分も参加できるんだろう」と、舞台のあいだじゅう考えていました。不思議なことに、その前後にも、エキストラとして映画に参加したり、舞台のチケットをいただいたり、歌舞伎や能に触れる機会があったりと、いろんな偶然が同時に起こって。いつしか引き寄せられるように、お芝居の世界にのめり込んでいきました。――実家がある京都に住みながら、オーディションを受けるため夜行バスで東京まで通われていたそうですが、女優への道のりはそう平坦ではなかった…?吉岡:オーディションはかなり受けましたね。最終選考まで残っても、受かることはほとんどなくて。でも、自分の中では「やっぱりな」「そりゃそうだろうな」とも思っていました。悔しい半面、悔しがることすら恥ずかしいし、「なんで私、泣いてるんだろう」と、すごく冷静になったり。絶対に叶わない夢を追いかけているのかもって、しょっちゅう思っていました。――では自分に足りないものを、どうやって克服しようと?吉岡:克服するのではなく、むしろ“足りてないことを武器にしなきゃ”と思うようになりました。すでに足りている人たちがどんどん役を取っていくのなら、私は足りていないことをちゃんと役に映してあげよう。ネガティブだったり、人の目が気になったりする、自分のダメなところをちゃんと投影してあげられる役柄に出合えたらいいな、と。その運命の役というのが、『あさが来た』で演じた“のぶちゃん”だったんですけど。――一種の賭け、だったわけですよね。予感はあったのでしょうか。吉岡:うーん。“辞めなければいつか来る”くらいの長い目線で見ていました。10年後かもしれないし、いつになるかはわからない。でも、いろいろなことを経験していくうちに、自分の中でどんどん“楽しい”が増えていったので、そのことにも助けられました。絶望ばっかりじゃありません。よしおか・りほ1993年1月15日生まれ。京都府出身。連続テレビ小説『あさが来た』やドラマ『カルテット』、『ゼクシィ』のCMなどで注目を集める。J‐WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』レギュラー出演中。7月クールで放送中のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)ではTOKIOの長瀬智也さんと共演し、初のヒロイン役を務める。オフショルダーブラウス¥19,000プリーツスカート¥22,000(共にAVIE/aden sal TEL:03・3463・1011)吉岡さん出演のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)は毎週日曜21:00~放送中。幼いころ母親に捨てられ、不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也さん)と、吉岡さん演じる三田凜華の切ないラブストーリー。原作は韓国で国民的大ヒットとなったドラマ。共演には坂口健太郎さん、大竹しのぶさんなど実力派が揃う。※『anan』2017年7月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・圓子槙生ヘア&メイク・渡邊良美インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年07月20日女優・吉岡里帆のファーストフォトブック(タイトル未定、東京ニュース通信社刊)が、9月15日に発売されることが決定した。今回のフォトブックは、沖縄の石垣島や竹富島で、無邪気な愛らしい姿を撮り下ろし。また、映画を愛する吉岡が、名作映画のヒロイン12人を演じわけたオマージュカットも収録している。さらに、幼少期の頃の写真とともに、生い立ちや女優としてのこれまでを語ったインタビューも掲載。9月17日には、東京・福家書店新宿サブナード店でイベントも予定している。価格は本体1,852円+税
2017年07月19日NHK・総合テレビで5月18日(木)今夜放送される音楽番組「SONGS」に、「よー、そこの若いの」がロングヒット中の竹原ピストルが出演。女優・吉岡里帆をナビゲーターに迎え、竹原さんの歌の魅力とその人間像をみつめていく。千葉県出身で大学時代にハマノヒロチカと「野狐禅」を結成。2003年にメジャーデビューしている竹原さん。その後2009年に野狐禅を解散するとソロに転向。2015年に発表されたアルバム「youth」の楽曲「よー、そこの若いの」がCMに起用され話題となったのは記憶に新しい。また、この春発売された最新アルバム「PEACE OUT」収録の「Forever Young」がテレビ東京系ドラマ「バイプレイヤーズ」で使用されるなどアーティスト活動も順風満帆だ。同時に2006年には映画『青春☆金属バット』に主演、俳優としても活動を開始。2011年には本名の竹原和生名義で「さや侍」に出演、松本人志監督にその才能を絶賛されたほか、昨年には本木雅弘が『おくりびと』以来7年ぶりに主演した映画『永い言い訳』に出演、第90回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど俳優としても高く評価されている。今回の放送ではオーディションで上京するたびに竹原さんの「東京一年生」を聞いて背中を押してもらっていたという吉岡さんをナビゲーターに迎え、竹原さんの魅力を探るべくスタジオで一夜限りのスペシャルライブを実施。以前は年間250本以上のペースで行われていたという竹原さんのライブにもカメラが入り、なぜ彼の歌は心に響くのか?その歌を形づくった人生について迫っていく。200人の観客を前にギター1本で竹原さんが歌い上げる「よー、そこの若いの」「Forever Young」「東京一年生」「カウント10」など名曲の数々も必聴だ。今夜のナビゲーターを務める吉岡さんだが、ロジャー・パルバース監督による日豪合作映画『STAR SAND-星砂物語-』の公開を控えている。『秘密 THE TOP SECRET』「精霊の守り人II 悲しき破壊神」の織田梨沙を主演に迎え、満島真之介、三浦貴大、オーストラリア人俳優ブランドン・マクレランドらも出演。「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵と米兵、そして彼らを見つめる少女の物語」を描く。1945年の太平洋戦争末期と2016年の現代と2つの時代の視点から進む物語のなかで吉岡さんは現代部分の主人公・志保を演じている。『STAR SAND ─星砂物語─』は6月21日(水)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、8月4日(金)より東京・ユーロライブほか順次公開。「SONGS」は5月18日(木)22時50分~NHK総合にて放送。(笠緒)
2017年05月18日女優・吉岡里帆(24)の勢いが止まらない。 人気ドラマ『カルテット』(TBS系)での“毒のある演技”が、かねてから話題を呼んでいた吉岡。先日発表された『第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で、同ドラマでの高い演技力が評価され、「新人賞」を受賞したのだ。 彼女の快進撃は、昨年2月に出演したNHK連続テレビ小説『あさが来た』から始まった。同年4月には連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)に出演。5月には『ゼクシィ』の9代目CMガールに抜擢された。そして昨年末、『カルテット』に出演し、脚光を浴びるまでに。 いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの吉岡だが、実は彼女にも辛い下積み時代があったのだという。 「吉岡さんは京都の出身。12年から現在在籍している芸能事務所に所属し、13年に女優デビューしました。いまでこそ人気女優の彼女ですが、売れるまでは京都と東京を夜行バスでひたすら往復する日々だったといいます。大学に通いながら、小劇場の舞台や映画作りをこなし、さらには深夜までアルバイト。4つも掛け持ちしていたアルバイトで稼いだお金で夜行バスの切符を買い、週末は東京で行われるオーディションへ。そんな生活が5年も続いたのだそう。相当な苦労人ですよ」(芸能関係者) 吉岡は26日放送の『チカラノウタ』(日本テレビ系)に出演した際、「行きのバスは希望がいっぱいで意気揚々だけど、(オーディションの)帰りはいっぱい反省して、自分は何かすごい間違えを犯してるんじゃないかという気持ちで帰るから寝られなくて、ずっと外の景色を見ていた」と当時を振り返った。 彼女と同じ京都出身で、現在は東京で働く20代女性がこう共感する。 「私も就活時代は毎週末、夜行バスで京都と東京を往復していました。志望業界が東京でしか試験や面接を行わなかったので、東京に通うしかなくて。月に4回の頻度でしたから、新幹線なんて乗れません。往復の交通費だけのために、毎日必死でアルバイトをしました。面接に落ちると、なけなしのお金でなんとか買った切符がムダになるのが悔しくて悔しくて……。東京に住んでいる就活生たちが羨ましかった。でもだからこそ、『せっかく東京まで来てるんだから後には引けない!』という気持ちで頑張れたんだと思います。いまは夢が叶って、志望していた企業で働いています 吉岡も、“夜行バス時代”の努力が功を奏したのだろう――。
2017年04月30日映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の完成披露試写会が3日(月)都内で行われ、声優を務める宮川大輔、吉岡里帆、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子、主題歌の倉木麻衣が参加した。ゲスト声優オファーをふり返って吉岡さんは「現実世界にこんな夢が起こるんだ!と非現実だった」と声を弾ませながら「コナンファンの皆様は目が肥えているし、21作目ということで責任重大。今日のことはXデーとしてカレンダーに書いてあります」と緊張の報告。アフレコ収録に臨む前に声優の林原めぐみからアドバイスをもらったそうで「“技術がないあなたがやるならとにかく気持ちや感情を込めて、想いながらやることが大切”と教わりました。林原さんのおまじないを持って現場に立っていました」と明かした。そんな中、レギュラー声優陣がステージ上で劇中さながらのやり取りを繰り広げると、間に挟まれた形となったゲスト声優の宮川さんと吉岡さんは「右から左からたまらない!」「録音!録音!」と大はしゃぎ。そしてアフレコの手応えを吉岡さんが「私としては10年くらい時間をいただいていいですか?というくらい皆さんの技術の高さに驚いた」と恐縮気味に口にすると、高山さんは「勘が良くて凄くお勉強もしてくださっていて、作品のことを愛してくださっているようで嬉しかった。その愛が画面から滲み出ていて素敵でした」と太鼓判。コナン声での絶賛に吉岡さんは「ありがたきお言葉」とモジモジ照れていた。同作は漫画家・青山剛昌による原作コミック「名探偵コナン」の劇場版アニメ21弾。テレビ局爆破事件と、百人一首大会の優勝者殺害事件を追うコナンたちの活躍を描く。『名探偵コナン から紅の恋歌』は、4月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名探偵コナン から紅の恋歌 2017年4月15日より全国東宝系にて公開(C) 2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2017年04月03日女優の吉岡里帆(24)が17日、今年初めて自身のブログを更新。ファンから「久しぶりの更新待ってました!」と喜びの声が上がっている。TBS系ドラマ『カルテット』(毎週火曜22:00~)に出演中の吉岡。本作で女優の満島ひかり演じるすずめがよく口にしている言葉「ミゾミゾ」をタイトルにしたブログで、「お久しぶりです。吉岡里帆です。2017年、初投稿です。明け過ぎましておめでとうございます。」とファンへ新年の挨拶をし、「日が長く長く空いてしまい、すみません。また、少しずつではありますがよろしくお願い致します」と呼びかけた。そして、カルチャー誌『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』(写真:てんてん)での写真を公開。また、『カルテット』の撮影について「今日も軽井沢は雪景色です」と写真を添えて報告し、「『カルテット』制作チーム皆んな寒さに負けず頑張っています。謎だらけの第1幕が終わり、真意の第2幕に入ります。ミゾミゾします…」とつづった。2016年9月以来となる投稿に、「久しぶりの更新待ってました!」「久しぶりの里帆さんの言葉にドキがムネムネします」「明け過ぎましておめでとうございます(笑)」「ブログ更新、首を長~くして待ってたのであ~~る」「わあ~~ひさびさのブログ更新嬉しいです」とファンから喜びの声が寄せられている。
2017年02月18日吉岡徳仁がデザインするイッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)の“O”シリーズに、イッセイ ミヤケ ショップ限定モデルとなるローズゴールド(1万8,000円)が登場。2月3日に販売を開始する。デザイナー吉岡はプロダクト、空間、パッケージ、建築など幅広い領域で活躍し、国内外で高く評価されており、アメリカ『Newsweek』誌日本語版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出された。今回新たに登場する限定モデルの“O”は近づく春を予感させる薔薇をモチーフとして、水の中にうすピンクの花びらが漂うようなシンプルな華やかさが魅力のローズゴールドカラーのブレストウォッチとなっている。
2017年02月03日「ひとり純喫茶」をご覧下さっている皆さま、新年はもう純喫茶に行かれましたか?私は元旦に新宿三丁目にある、24時間営業の「珈琲貴族 エジンバラ」を訪問しました。こちらの名物は、店員さんが珈琲とミルクを高い位置から注いでくれるカフェ・オレ。カップに到着するまでの時間、空気を含んでミルクがやわらかくなる効果があると聞きますが、何よりもその圧倒的なパフォーマンスを見ているだけで楽しいのです。純喫茶へ行く理由はいくつか挙げられますが、人によって様々だと思います。例えば、店内のインテリアや建築に興味がある方、美味しいメニューや珈琲を求める方、個性あふれるマスターたちとの会話がお目当ての方…。色々な要素が組み合わさって楽しいひとときは成り立つもので、私もその時々の気分によって訪れる店を決めています。1700軒訪れた中で、初めて出会った「仏像のある純喫茶」さて、そんな私が新年早々に選んだのは、念願だった「店内の様子がかなり特殊である」純喫茶。大阪で暮らす知人たちから話を聞いて以来、気になって仕方がなかった「篝(かがり)」です。「かがり」とは、かがり火を焚く時に使用する“鉄製のカゴ”を指し、こちらの天井にも吊るされています。さらに、このお店を表す最も強烈なキーワードが「店内の至るところに仏像がある」ということ。全国1700軒ほどの純喫茶を訪れ、数えきれないほど個性的な店と出会いましたが、仏像があるお店は初めてでした。大阪の新大阪から御堂筋線でなんば駅へ行き、そこから千日前線に乗り換えて玉川駅へ。駅から少し歩き、商店街に入ると目当ての「篝」が見えてきます。難波里奈『純喫茶、あの味』難波さんの新刊『純喫茶、あの味』にご興味がある方はこちらから!
2017年01月20日女優の吉岡里帆が30日、Amebaブログで、たこ焼きを"フーフー"しながら食べる写真を公開した。関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(毎週火曜21:00~21:54)に出演している吉岡は、29日に大阪・関西テレビ本社で行われたトークイベントに登場。吉岡が京都出身の関西人ということで、スタッフから、たこ焼きの差し入れがあったが、「たこ焼きを食べるショットを撮らせてください」というリクエストに応じ、恥ずかしがりながら、"たこ焼きフーフー顔"を披露した。これを見たファンからは「フーフー顔最高」「たこ焼き食べてるとこかわいすぎる」たこ焼きになりたい、、!」など、かわいらしい顔を絶賛するコメントが寄せられている。
2016年11月30日皆さんは何かを集めることがお好きでしょうか?私は年を経るごとに物を集めることは少なくなりましたが、かれこれ10年ほど、訪れた純喫茶の思い出を『純喫茶コレクション』というブログにマイペースに綴っています。ブログを開設する際に「訪問した喫茶店の記録を自分のために、後から見返して色々なことを思い出せるように、まとめていこう。タイトルは、『喫茶店コレクション』でも良いけれど、特別な思いを込めて『純喫茶コレクション』にしよう」と考えたのでした。ブログ名にある『純喫茶』は、一般的に言われる「アルコールを出さず珈琲を出すことを生業としている喫茶店」という解釈に加えて、私の考えるゆるやかな定義の「昭和の時代から今に至るまで、長い間たくさんの人たちに愛されている喫茶店」という意味を含め、「私は『純』粋に『喫茶』店が大好きである」という強い気持ちを込めて名付けました。このブログでは、純喫茶の内装、そこで食べたもの、マスターとの会話など訪問した時の記録を主に残していますが、実は形として残るものも集めていて、今もとても大切にしています。それは「マッチ」です。難波里奈『純喫茶、あの味』難波さんの新刊『純喫茶、あの味』にご興味がある方はこちらから!
2016年10月28日桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平、野村周平らが海辺のシェアハウスを舞台に“胸キュン”ラブストーリーを展開する「好きな人がいること」が9月19日(月)今夜の放送で最終回を迎える。彼らの夏の恋の物語はどんな結末を迎えるのか!?独立の夢に向け日々パティシエの仕事に邁進してきたため、キスの仕方も忘れるほどスッカリ恋愛にご無沙汰だったヒロインの櫻井美咲(桐谷さん)。高校時代の初恋の人・柴崎千秋(三浦さん)と再会、千秋に誘われ彼が経営する海辺のレストラン「Sea Sons」で住み込みのバイトを始めることになるが、そこには完璧主義者で“オレ様”の次男・柴崎夏向(山崎さん)と、シェフを目指すお調子者の三男・柴崎冬真(野村さん)も同居。4人の共同生活が始まる。最初は千秋に恋していた美咲。千秋のかつての恋人・楓(菜々緒)と恋のバトルを繰り広げるも“敗北”。一方美咲をパティシエとして認めず冷たい態度を取ってきた夏向が美咲に告白。美咲も夏向の想いを受け入れつつあった。しかし今度は千秋が美咲にまさかの“バックハグ”告白。さらに前回のラスト、“顔むに”キスをして「そばにずっといたい」と言う美咲に、夏向は「もう好きじゃなくなった」とこれまでと一転した態度をみせる。夏向に一体何が起きたのか。そして迎えた今夜の最終回。夏向からの予想外の言葉で翌日の仕事中も美咲は夏向が気になって仕方なく、告白が成功したと思っている冬真に祝福されても返事も出来ない。一方、ダイニングアウトの反響の良さから夏向には取材依頼が殺到。千秋(三浦さん)は日本を代表する料理評論家が「Sea Sons」に来店することを伝える。美咲は夏向に昨日の言葉の理由を聞くが「気が変わっただけ」だと素っ気ない返事。思い悩む美咲のもとにやって来た千秋。美咲がフラれたと知った千秋は夏向の部屋へ。千秋も理由を尋ねるのだが、夏向は何も答えない…というストーリーが展開する。さらにこの最終回に主題歌「好きな人がいること」を担当しているJY(知英)が特別出演。同曲はiTunesなど配信チャートで12冠を達成、8月末リリースのCDもBillboard JAPAN HOT 100で3位を記録。蜷川実花によるMVも9月16日現在で1,323万再生という驚異の数字を記録。これまでドラマを楽曲で盛り上げてきたJYが本編にも登場する。今回JYが演じるのは22歳の吉岡純という女性。ダイニングアウトの成功でその腕を認められパティシエとしての自負も取り戻し「Sea Sons」で働き続ける決意を固めた美咲の前に、新しいパティシエ候補として面接を受けにやってくるという役柄だ。ドラマに「実は密かに出れたらいいな」とずっと思っていたというJY。撮影の際は「美玲さんはじめ、みなさんとても優しくて緊張を解いていただきました」ということで「メイクをしているときも、後ろで山崎さんと野村さんがJYの歌を歌ってくださり(笑) 。本当にみなさん仲がいいんだなと思いました。もっと皆さんと一緒にいたかったです」とその感想をコメント。「自分の楽曲が月9の主題歌というだけでも感激でしたがドラマ部分にも出演することになり夢のよう」と今回の出演についてその喜びを語っている。番組公式SNSのフォロワー数が165万7千を超えるなど、SNS世代の話題を独占してきた本作もいよいよ今夜が最終回。美咲たちの恋の行方をその目でしっかり見届けて。「好きな人がいること」最終回は9月19日(月)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年09月19日女優のJY(知英)が、主題歌を歌うフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の最終話(19日21:00~21:54)に出演することが18日、明らかになった。これまで映画『暗殺教室』シリーズや『片思いスパイラル』などで女優としても活躍してきた彼女だが、今回は女性パティシエ・吉岡純役で出演。前回の第9話で夏向(山崎賢人)に「好きじゃなくなった」と言われた美咲(桐谷美玲)は、自信を取り戻して、そのままずっと「Sea Sons」で働くつもりでいたが、夏向が新しくパティシエを雇うことにしたと言い、面接にやってくる女性だ。美咲にとって大きく揺さぶりをかけてくる重要な役柄。役名の吉岡純は、JYのイニシャルから命名されたということで、本人もお気に入りの名前だそうだ。出演が決まり、JYは「いち視聴者としてドラマのファンだったので本当にうれしかったです。実は密かに出れたらいいな! とずっと思っていたので」と念願かなった様子。撮影現場について「美玲さんはじめ、みなさんとても優しくて緊張を解いていただきました。メイクをしているときも、後ろで山崎さんと野村(周平)さんがJYの歌を歌ってくださり(笑)」と和気あいあいの雰囲気を明かし、「本当にみなさん仲がいいんだなと思いました。もっと皆さんと一緒にいたかったです」と最終話のみの出演を惜しんだ。フジテレビの藤野良太プロデューサーは「女優としてのJY(知英)さんも、ドラマを見てくださる方の心に残る演技をしていただけたと確信しております」と期待。最終話については「人に恋をすることの意味を知った美咲がどのような決断をするのか? 美咲と夏向の恋がどうなるのか? 最後まで見守っていただければと思います」と見どころを語っている。
2016年09月18日「純喫茶は店内の様子が分からないから少し入りにくい」「マスターが怖い人だったらどうしよう」「実は珈琲が苦手…」と純喫茶に興味をもっていらっしゃる方でも、通い慣れるまでにはそのような葛藤があることが少なくないようです。そのような初心をすっかり忘れてしまった今日この頃ですが、「1人では入りにくい」という方に対しては、出来ることなら同行してそのひとときをご一緒したいところが本音です。しかし、なかなかそうもいかないため、少しでも不安を取り除いて扉を開けるきっかけを作れたらと思います(何軒か通っていくうちに次第に慣れ、様子が分からないことさえも楽しめるようになる時期がくると思います)。こちらの連載をご覧下さっている方の大半を占めていると思われる女性に向けて、1つアドバイスしたいと思います。それは「店主が女性の店を選ぶこと」です。絶対というわけではないですが、今までの経験を基に考えると、女性店主が営む空間は純喫茶ならではの「素っ気なさ(慣れてきたらこれは本当に良いものです)」が少し薄れ、初めての人でも訪れやすいような雰囲気を醸し出しているところが多いような気がします。例えば、神保町駅近くの交差点からすぐの地下にある「トロワバグ」。店内の様子は地上からは分からないのですが、扉を開けた時に漂う清潔感のある雰囲気にほっとすることと思います。赤いベロアの椅子が並ぶきちんと掃除された店内には活き活きした花が飾られ、珈琲の注文が入る度に良い香りが漂うのです。何を食べても美味しいですが、人気メニューのグラタントーストは現在の店主である三輪さんのお母様が大切にしていたメニュー。今は亡き初代ママさんの思い出の味を求めてやってくる人たち、また初めてやってくる人たちに美味しいトーストを提供すべく、三輪さんは日々手間と時間のかかる仕込みをこなしています。そして、やわらかい雰囲気をまといながらもカウンターの奥で珈琲を淹れる様子は凛としていて見惚れるほど格好良いのです。まったり美味しいかぼちゃムースもおなかの余裕があれば是非食べて頂きたい一品です。「変わらないものを大切にしながらも、今に寄り添っていきたい」と以前話して下さった三輪さん。現在では、ご自身もお好きなワインも楽しめる空間となるそうです。Text/難波里奈
2016年09月02日学校がある街には必ず素敵な純喫茶がある?難波里奈『純喫茶へ、1000軒』難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年04月08日1人1人に向き合った高架下の純喫茶難波里奈『純喫茶へ、1000軒』難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年04月01日VOCALOMAKETSは、「VOCALOID4 結月ゆかり 純」の公式キャラクターMMDモデル『結月ゆかり純MMDモデル』を、情報共有サイトBowlRollにて配布開始した。価格は無料。同データは、有名ボカロPが集まった「VOCALOMAKETS」が監修し、しっかりとしたきれいな歌声を持つ女性をベースに制作されたボーカロイド音源「VOCALOID4 結月ゆかり 純」の公式MMDモデルとなっている。MikuMikuDance(樋口優氏制作)、およびその互換プログラムにて使用が可能だ。また、モデリングは「ままま氏」が担当しており、クレジット表記不要・改変可、個人・同人利用可とのこと。その他、利用にあたってのガイドラインはWebサイトにて確認できる。
2016年03月31日セイコーネクステージの「ISSEY MIYAKE WATCHプロジェクト」から、デザイナーの吉岡徳仁氏がデザインした時計「O(オー)」の新色、グリーン・モデルが登場する。ラインナップは、ライトグリーンとグリーンの2種類で、税別価格はともに18,000円、3月11日の発売予定だ。2016年で5年目を迎える「O(オー)」は、フランス語の「水(eau)」から名付けられたシリーズ。コンセプトを「水のかたち。透明な時を刻む時計」として、透明な素材を得意とする吉岡氏がデザインしている。今回の新作は、濃淡が美しい新緑のグリーンを表現した。ケース素材はステンレススチール、バングル素材は強化プラスチック、サイズは幅33×厚さ12.1mm、重さは25g、防水性能は日常生活用防水となっている。
2016年02月13日セイコーネクステージは、同社の販売するブランドISSEY MIYAKE(イッセイ ミヤケ) ウオッチから、吉岡徳仁デザインによるシリーズ"O"(オー)の新色を発表した。発売日は3月11日。希望小売価格は1万8,000円(税別)。"O"(仏語の水=eau オー)は、「水のかたち。透明な時を刻む時計」をコンセプトに、吉岡氏が得意とする透明な素材を用い、水のように「かたち」がなく、光のように瞬間の輝きを持つバングル・ウオッチ。2011年に発売開始し、今年で5年目を迎える。強弾性のプラスチック素材を採用し、重さはわずか25gと軽量で、発売以来ジェンダーレスな提案を続けている。今回の新色は、吉岡氏のアプローチから、春にふさわしい、新緑のグリーンをイメージ。カラーはライトグリーンとグリーンの2色。吉岡氏は国内外でプロダクト、建築、空間、インスタレーションなど、幅広いデザイン分野で活躍。特に独自のデザインの手法として、素材を活かしシンプル且つ透明感あるデザインでも有名で、昨年4月の京都市街を一望する青蓮院門跡・将軍塚での「全面ガラス張りの茶室」作りで話題を呼んだ。
2016年02月08日キリンビバレッジは9月15日、「小岩井 純水りんご」「小岩井 純水ぶどう」「小岩井 純水みかん」を全国でリニューアル発売する。価格は、470mlペットボトルで各140円、1.5Lペットボトルで各330円、280mlペットボトル(りんごのみ)で115円、185g缶(りんごとみかんのみ)で各80円(全て税別)。「小岩井 純水果汁」シリーズは、指定農園果実を純水で仕立てた果汁飲料。今回のリニューアルで、さらにすっきりとした飲みやすい味わいに仕上げたという。素材を生かすために、着色料、保存料は一切使用していないとのこと。
2015年08月12日キリンビバレッジは11日、「小岩井 純水果汁」シリーズより、「小岩井 純水れもん」を発売する。○さわやかな味わいの指定農園レモン果汁で仕上げた果汁飲料「小岩井 純水果汁」シリーズは、純水仕立ての果汁飲料。同商品は、指定農園の果実をしっかりと濾過した純水とはちみつで仕立てた、すっきりとした味わいの果汁飲料。素材を生かすために、合成着色料、保存料は使用していない。ビタミンC入り。470ml・1.5Lペットボトルで、希望小売価格(税別)はそれぞれ140円、330円。
2015年08月02日佐賀県・佐賀市の佐賀県立美術館は、デザイナー・吉岡徳仁の代表的な作品群を展示する「吉岡徳仁展トルネード」を開催している。会期は8月2日まで(月曜休館、ただし月曜が祝休日の場合はその翌平日休館)。開館時間は9:30~18:00。観覧無料。同展は、吉岡氏の九州初の個展で、代表作のひとつであるインスタレーション「TORNADO」などを展示するもの。「TORNADO」は200万本を超えるストローによって作り出される巨大な竜巻で、空間と響き合いながら生み出すハーモニーを楽しむことができる。また、2002年に発表し世界の注目を浴びた紙の椅子「Honey-pop」、パリのオルセー美術館に常設展示されているガラスのベンチ「Water Block」、自然構造によって生み出された結晶の椅子「VENUS」など、代表的な作品群も併せて展示される。そのほか、関連企画として、吉岡氏によるギャラリートークが開催される。開催日時は7月2日13:30~。なお、吉岡氏(佐賀県生まれ)は、アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作から生まれる作品により、世界に最も影響を与える創り手の一人として、国内外で高く評価されている。これまでISSEY MIYAKEをはじめ、SWAROVSKI、Cartier、LEXUS、など、ワールドブランドのデザインプロジェクトを手がけ、イタリア・ミラノで開催されるミラノサローネでは、カルテル、モローゾ、ドリアデ、カッシーナ、グラスイタリアなど、ファニチャーブランドとのコラボレーションでデザインを発表してきた。数々の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、ヴィトラ・デザインミュージアムなどの世界の主要美術館で永久所蔵品に選ばれているということだ。
2015年07月09日運動はしない!小森純流産後やせ術モデルの小森純が、妊娠で18キロ太った体をやせさせたダイエットメソッドを公開する『小森純の自力で産後やせ』(株式会社主婦の友社)を5月12日に発売した。すらりとスレンダーなイメージの小森だが、妊娠で増えた体重はなかなか落ちなかったという。周りの友人達が産後すんなりやせていく姿に焦りを抱き、母乳育児をしていてもやせないことには切なさも感じたそうだ。カロリーよりも、7つの栄養素そんな彼女がたどりついたのは、「食事の内容を変えるだけ」のダイエット法。カロリーを気にするのではなく、栄養素に注意を向けることが重要だという。主食を炭水化物から、体脂肪になりにくく代謝をアップさせるたんぱく質にチェンジ。亜鉛、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンC、水溶性食物繊維、オメガ3脂肪酸という、やせやすい体を作る栄養素を意識して摂取した。自宅で撮影、こだわりの料理料理が得意な小森が、何度も練り直して完成させたダイエットレシピも多数掲載。フードコーディネーターなしで、食器のセレクトまですべて自身で行ったという力の入れよう。ブログで「すっごく大変だったけど、しっかり作れてよかった」とコメントするなど、満足の出来栄えのようだ。また、ママならではのコーディネートやメイク、妊娠中に役立ったアイテムなど、これから妊娠・出産を控えている女性にも役立つ情報を盛り込んだ。あらゆる女性の参考書となる一冊だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社主婦の友社プレスリリース(PR TIMES)・小森純オフィシャルブログ
2015年05月14日セイコーネクステージは6月下旬に、同社の「ISSEY MIYAKEWATCH プロジェクト」から、吉岡徳仁氏デザインの新シリーズ腕時計「V(ヴィ)」を発売する。3モデルを用意し、税別価格は40,000円または43,000円。ISSEY MIYAKEWATCH プロジェクトは、ISSEY MIYAKEプロデュースのもと、デザイン界を代表するデザイナー達が参画しているウオッチ・プロジェクト。今回の新作「V(ヴィ)」は14作目の新シリーズで、吉岡徳仁氏とのコラボレーションとなる。「V(ヴィ)」は、時計のバンドからデザインを発想したブレスレット・ウオッチ。ランダムな模様を形作る金属の筒から断ち切られた、美しいリングのイメージから生まれた。女性でも男性でもアクセサリーとして使えるモデルに仕上がっている。ランナップと税別価格は、グレーカラーの「NYAC001」とシルバーカラーの「NYAC002」が40,000円、ブラックカラーの「NYAC003」が43,000円。いずれも、ケースとバンド素材はステンレススチール、ガラス素材は無機ガラス、ケース外径は16.2mm、厚さは6.3mm、重さは73g、防水性能は3気圧となっている。
2015年04月02日リカー・イノベーションは4月19日、千葉県市川市本八幡周辺で20種の純米酒を飲み比べできる「本八幡で春の純米酒祭り2015」を開催する。○蔵元から話を聞きながら20種の純米酒を飲み比べ同イベントは、米と水と麹だけで造られた日本酒「純米酒」飲み歩けるイベント。参加者は受付にて参加証やカップを受け取り、飲食店6店舗を自由にはしご酒することができる。各飲食店にはそれぞれ蔵元が待機しており、各蔵自慢の純米酒を参加者に振る舞うとともに、普段は接することのできない造り手である蔵元から酒造りへの想いを直接聞くこともできる。日本酒は、「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」などの純米酒を20種類以上用意。いずれの日本酒も普段は地元で消費され、東京ではなかなか味わうことのできない日本酒だという。また、純米酒は各蔵元の個性がでやすい日本酒のため、蔵元の特徴を利き酒して楽しめるとのこと。料理は、串焼きから海鮮料理など、日本酒に合う料理を6店舗中5店舗に用意。料理は全てキャッシュオン制(その場で現金精算)となり、ワンコインやそれ以内で提供する。日時は4月19日、12時~15時。場所はJR本八幡駅北口周辺。受付場所は千葉県市川市八幡2-13-17 くふ楽 本八幡店。参加費は3,000円(税込)。完全事前予約制で、参加人数は200名限定。当日券の販売はない。※情報は掲載当時のもの
2015年03月18日