東映会長の岡田裕介さん(享年71)が18日に急性大動脈解離で亡くなったことを受け、女優の吉永小百合が20日、東映を通じてコメントを発表した。『動乱』(80)、『天国の駅 HEAVEN STATION 』(84)、『華の乱』(88)、『北の零年』(05)、『北のカナリアたち』(12)など、岡田さんのプロデュース作に多数出演した吉永。岡田さんが陣頭指揮を執っていた来年公開予定の映画『いのちの停車場』では、主演を務めている。吉永は突然の訃報に「信じられないことです」と沈痛な思いをつづり、「お疲れが溜まっていらしたのですね。これから映画の完成まで、どうぞお力を私達に与えてください。見守ってください」と『いのちの停車場』の完成を待たずして旅立った岡田さんにメッセージを送った。岡田さんは、1970年に映画『赤頭巾ちゃん気をつけて』で俳優デビュー。その後、『実録三億円事件 時効』(75)、『吶喊』(76)、『火宅の人』(86)などに出演し、プロデューサー業でも手腕を発揮しながら、1988年に東映に入社。東京撮影所長兼第一企画部長を経て、2002年に代表取締役社長に就任。2014年からは東映グループ会長を務めていた。
2020年11月20日2020年11月7日、俳優の高橋英樹さんがブログを更新。58年前に撮影された、思い出の写真の数々を公開しました。写っているのは、当時18歳だった高橋さんと、同じく俳優の吉永小百合さん!高橋さんによると、1962年に公開された映画『霧の夜の男』の写真だといいます。高橋さんは主人公の青江舜次役を演じ、吉永さんはヒロインの深沢みき役を演じました。ちなみに、この日の記事のタイトルは「英樹18歳に見えますか?」。どうやら高橋さんは当時の自分を見て、実年齢よりも大人びて見えたようです。当時を振り返り、高橋さんはこのようにコメントをしています。18才に見えますか?もう少し大人に見えませんか? (つまり実年齢よりふけていたのかなあ?(笑))吉永小百合さんは美しいですね!アルバムを整理していると色々な私の過去!が出てきますなあ!顔がシャープです(笑)(笑)今も気持ちだけは若くてシャープな気分なんですよ(笑)高橋英樹オフィシャルブログーより引用10代とは思えないほどオーラがあり、顔が整っている高橋さんと吉永さん。目の保養といえる写真の数々に、ファンからは「お2人とも美しすぎます!」「18歳の貫禄じゃない…!」「イケメンと美女の組み合わせ」といったコメントが寄せられています。2020年11月現在、高橋さんは76歳で、吉永さんは75歳です。若い頃とはまた異なった魅力は、今後も多くの人を惹き付けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月07日女優の吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』(2021年公開)の追加キャストが5日、明らかになった。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。同作は4日より東映東京撮影所にて撮影を開始。先日吉永が在宅医療を行う医師役を演じ、その父親役の田中泯、在宅医療医師として働く「まほろば診療所」の院長・スタッフ役の西田敏行、松坂桃李、広瀬すずが、咲和子を支える共演陣として発表された。今回、新たに吉永演じる咲和子が、在宅医療を通して向き合っていく患者やその家族、いきつけのBARのマスターなどの追加キャストを発表。女流プロ囲碁棋士で癌を患い手術をしたが、転移が見つかり再発、幼馴染の咲和子を頼ってまほろばを訪れる女性・中川朋子役に石田ゆり子が決定。吉永と『北の零年』(2005)、『おとうと』(2010)以降、10年ぶりの共演となり癌患者でありながら、咲和子と幼馴染という難しい関係性を演じる。脊髄損傷の四肢麻痺患者で、IT企業の若き社長・江ノ原一誠を演じるのは伊勢谷友介で、社員のために早期回復に執念を燃やし、咲和子に最先端の治療のコーディネート役を依頼する。続いて、末期の肺癌患者で最後まで自分らしくあろうとし咲和子の指導に反発する芸者・寺田智恵子役に小池栄子、老老介護に限界を感じ妻の治療をしようとする非協力的な夫・並木徳三郎役に泉谷しげる、小児癌患者の幼い娘に迫る死を受け入れられず新薬を使った治療を求める母親若林祐子役に南野陽子が決定した。さらに、まほろば診療所のスタッフが集う憩いの場「BAR STATION」のマスター・柳瀬尚也役をみなみらんぼう、末期の膵臓癌患者で元厚生労働省の官僚・宮嶋一義を柳葉敏郎が演じる。宮嶋は最期の時間を平穏に過ごしたいと咲和子らに望んでいるが、長年会えていない息子のことを気がかりに思っている父親の面も持つ役どころとなる。○吉永小百合 コメント今、素晴らしい仲間たちと手をたずさえて歩き出しました。困難を乗り越えて、皆さまの心を打つ作品を作ります。待っていて下さい、私達の映画を。
2020年09月05日2020年8月10日、俳優の渡哲也さんが肺炎で亡くなりました。78歳でした。俳優の渡哲也が逝去10日に肺炎でネットで「涙が止まらない」の声芸能界からは、渡さんを悼む声が次々とあがっています。渡さんと親交の深かった、女優の吉永小百合さんもその1人です。吉永小百合「泳いで恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」渡さんと映画『愛と死の記録』で初共演して以降、宝酒造株式会社『松竹梅』のCMなど、数々の作品で共演をしてきた吉永さん。長年渡さんを先輩として慕い、突然の訃報に驚きを隠せなかったそうです。同月14日、吉永さんはさびしい胸の内を、こう明かしました。この日、本紙など報道各社に寄せた直筆の追悼コメントには「夏の海が大好きだった渡さんは、泳いで泳いで(実弟で俳優の渡瀬)恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」と寂しさを隠せず。渡さんが天国に旅立ったことがいまだに信じられない様子で、「大きな病気を何度も乗り越えてこられたのに残念です」と無念の思いをつづった。サンケイスポーツーより引用俳優の渡瀬恒彦さんは、渡さんの実弟で2017年に亡くなりました。吉永さんは、渡さんが大好きな夏の海を泳いで天国の弟のもとへ行ったのではないかと感じたようです。長年、渡さんの背中を見てきた吉永さんだからこそ感じた最後の思い。きっと海を渡り、天国で恒彦さんと再会できたことでしょう。渡さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年08月18日俳優・渡哲也さんが8月10日に肺炎で死去した。78歳だった。訃報を受け、日活映画時代から50年以上も親交のある吉永小百合(75)が追悼メッセージを14日に発表した。「夏の海が大好きだった渡さんは、泳いで泳いで恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか。大きな病気を何度も乗り越えてこられたのに残念です。ご冥福を心からお祈りいたします」66年に映画『愛と死の記録』で初共演した2人。渡さんは印刷会社に務める原爆症の青年役で、吉永扮する楽器店で勤める娘との悲恋物語だ。当時若い2人の迫真の演技は、感動を巻き起こしたという。「当初は、吉永さんと“青春・純愛路線”を築いた浜田光夫さん(76)がキャスティングされていたといいます。ですが浜田さんは右眼を負傷し、降板。アクション専門だった渡さんが、代役に起用されました。原爆がテーマの本作は、当初『被爆者の描写が刺激的すぎる』とカットを命じられたそうです。ですが吉永さんと渡さんは、原爆の悲劇を自分のことのように受け止めていました。そのため、スタッフたちと撮影所前で座り込みの抗議をしたほどだったそうです」(映画関係者)その後も『白鳥』(66)や『青春の海』(67)、『嵐の勇者たち』(69)などで共演し、“日活黄金期”を支えた2人。互いにキャリアを積んでからは、『時雨の記』(98)で中年男女のプラトニックな恋愛を好演。だが、00年の『長崎ぶらぶら節』で共演したことが最後となった。いっぽう渡さんが長年出演した宝酒造「松竹梅」のCMには、10回も登場した吉永。19年末に公開されたCMでは、令和初のお正月を2人で飾った。各メディアによると、この撮影が2人にとって最後の現場になったという。「17年のCM撮影時、闘病中だった渡さんは『最後の1本は大ラブシーンをやりましょう』と吉永さんに呼びかけていました。98年の『時雨の記』では、吉永さんが渡さんを相手役に指名したといいます。歳を重ねても、日活時代で築いた“あうんの呼吸”があるのでしょう。吉永さんも渡さんの“最後のお願い”に、『老夫婦の恋愛作品を作りましょう』と応えていました」(制作関係者)叶わなかった最後の共演。だが残された2人の作品は、これからも愛され続けるだろう。
2020年08月15日吉永小百合が、終末期医療専門病院に勤務する現役医師・南杏子の最新小説を映画化する『いのちの停車場』に主演。吉永さんと初共演となる松坂桃李、広瀬すず、田中泯に加え、西田敏行が出演する。近年では、“北の三部作”最終章である『北の桜守』(2018)、天海祐希と共演した『最高の人生の見つけ方』(2019)などに主演し、これまで121本の映画に出演してきた吉永さんが、122本目となる本作で自身初となる医師の主人公・白石咲和子を演じる。長年大学病院で救命救急医として勤務してきた咲和子は、とある事情から石川県にある実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることに。これまで自分が経験してきた医療とは異なる、在宅医療という“いのち”との向き合い方に最初は戸惑いながらも、まほろば診療所のスタッフに支えられ、在宅医療だからこそできる患者やその家族との向き合い方を見つけ出していく。医師役への初挑戦を考えていた吉永さんは、去年の夏前に本作の原作と出会い、その内容にほれ込んだそう。実際に在宅医療を行う「つるかめ診療所」の鶴岡優子先生、鶴岡浩樹先生や東京女子医科大学病院・救命救急センター長の矢口有乃先生に医療指導を受け、並々ならぬ情熱を注いでいるという。また、医大の卒業生で、咲和子と同じ大学病院に事務員として勤めていたが、咲和子を追って「まほろば診療所」で働くようになる青年・野呂聖二を、『孤狼の血』や『新聞記者』で賞レースを大いに沸かせた松坂桃李、「まほろば診療所」を支え続けてきた訪問看護師・星野麻世を『ちはやふる』シリーズや『ラストレター』など多数の話題作に出演する国民的女優広瀬すずが演じる。そして、「まほろば診療所」の三代目院長であり、在宅医療に長年携わってきた医師・仙川徹を大ベテラン俳優の西田敏行が、また実家に帰ってきた咲和子を温かく迎える元美術教師の父親・白石達郎をダンサー・俳優である田中泯が演じる。在宅医療に真剣に向き合おうとする吉永さん演じる咲和子を、西田さん演じる院長・仙川、そして田中さん演じる父親の達郎がどのように支えていくのかにも注目だ。本作のメガホンをとるのは成島出監督。『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、吉永さんが主演をつとめた『ふしぎな岬の物語』(2014)でも第38回日本アカデミー賞優秀監督賞、第38回モントリオール世界映画祭の審査員特別賞グランプリを受賞。その後も『ソロモンの偽証前篇・事件 / 後篇・裁判』『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』など話題作を手掛ける、映画界を代表する監督のひとり。また脚本を手掛けるのは平松恵美子。近年の山田洋次監督の作品のほとんどに助監督として関わるとともに共同脚本を務め、これまで『母べえ』(2007)、『おとうと』(2010)、『母と暮せば』(2015)といった吉永さん主演作の脚本を担当。これらの作品や『家族はつらいよ』シリーズで日本アカデミー賞優秀脚本賞を9度受賞している平松さんがどのような物語をつくりあげていくのかも見どころ。現在、撮影準備中という本作。抗体検査を徹底し、打ち合わせなどの際はフェイスガードの着用や、アクリル板による仕切りによって新型コロナウィルス感染症対策をとっており、今後全スタッフ・キャストがPCR検査を受けたうえで、可能な限り現場でもフェイスガードを着用する、不必要に近づかないなどの対策をとって撮影に臨むという。吉永小百合幼い頃、身体が弱くて何度も入院し、素晴らしい先生に救(たす)けていただきました。今、私はどんなドクター像を作ることが出来るか、心が弾む毎日、しっかり準備します。医療関係の方々へ感謝の思いを込め、“生と死”をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作ります。松坂桃李今回、吉永小百合さんとご一緒できること、大変嬉しく思います。と同時に物凄く緊張しております。命の尊さが温かく、時に残酷なくらいゆっくり伝わってくるこの感情を大事にしながら、向き合っていければと思います。成島組の現場は初めてですが、本読みやリハーサルを重ね、しっかりと溶け込めるよう、良い緊張感をもって臨んでいきます。広瀬すず成島監督、吉永小百合さんをはじめ、このような素敵な共演者の皆様と一緒にお芝居ができることを、そわそわしながらも、楽しみで仕方がありません。演じる麻世さんも、彼女の色んな心に触れられるよう、まほろばの家族と一緒に楽しみながら一生懸命演じられたらなと思います。西田敏行憧れの吉永小百合さんを座長に頂き、「いのちの停車場」という作品に参加出来ることで、齢72の私は、喜びと緊張で生きる力が、みなぎって参りました。この「いのちの停車場」の持つテーマと哲学を皆さんに投げ掛け、生きる事、死ぬ事への思いを巡らせて頂けたら、幸甚です。誰も避けては通れない死とは!?田中泯私は二人居ない。そしてたった一度の人生を生きている。「その人」も唯一無二の人生を生きる人だ。台本の中の「その人」に僕は震えた。言葉で書き上げられた台本をこんなにうらめしく思ったことはない。「その人」となって僕が映画の中に居る?居たい!僕の全身は本当を見つけられるのか、不安だ。が、絶対に「その人」をそこに居させてみせる。成島出(監督)主演の吉永小百合さんをはじめ、若手実力派俳優の松坂桃李さん、広瀬すずさんなど、豪華なキャスティングで本作を迎えることができ、ワクワクしています。現代日本が抱える医療制度の問題点を背景に<“いのち”とは何か>を問いかけます。そして作品を通して“生きる希望”が持てるように仕上げたいと思います。南 杏子(原作者)映画化のお話をいただいたときは夢かと思いました。原作者としてこれ以上の幸せはありません。多くの方々の力で小説が三次元に立ち上がり、新鮮な命が吹き込まれるのを楽しみにしています。吉永小百合さんに主役を演じていただけるのは本当に感激です。ベテラン女医ブームが来る――と確信しています。『いのちの停車場』は2021年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年08月07日女優の吉永小百合が、映画『いのちの停車場』(2021年公開)の主演を務めることが7日、明らかになった。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。主演をつとめる吉永は、122本目の映画出演となる同作で、自身初となる医師役・白石咲和子を演じる。これまで自分が経験してきた医療とは異なるかたちでの、“いのち”との向き合い方に最初は戸惑いながらも、まほろば診療所のスタッフに支えられ、在宅医療だからこそできる患者やその家族との向き合い方を見つけ出していく。医師役への初挑戦を考えていた吉永は、去年の夏前に本作の原作と出会い、その内容にほれ込んだという。実際に在宅医療を行う「つるかめ診療所」の鶴岡優子、鶴岡浩樹や、東京女子医科大学病院・救命救急センター長の矢口有乃に医療指導を受け、並々ならぬ情熱を本作に注いだ。また医大の卒業生で、咲和子と同じ大学病院に事務員として勤めており、咲和子を追って「まほろば診療所」で働くようになる青年・野呂聖二を松坂桃李が、「まほろば診療所」を支え続けてきた訪問看護師・星野麻世を広瀬すずが演じる。両者とも吉永とは初共演となる。さらに、「まほろば診療所」の三代目院長であり、在宅医療に長年携わってきた医師・仙川徹を大ベテラン俳優の西田敏行が、また実家に帰ってきた咲和子を暖かく迎える元美術教師の父親・白石達郎をダンサー・俳優である田中泯が演じる。メガホンをとるのは『八日目の蝉』(2012)で第35回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、吉永が主演をつとめた『ふしぎな岬の物語』(2014)でも第38回日本アカデミー賞優秀監督賞、第38回モントリオール世界映画祭の審査員特別賞グランプリを受賞、その後も『ソロモンの偽証前篇・事件 / 後篇・裁判』(2015)、『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』(2020)など話題作を手掛ける、成島出監督。またこれまで『母べえ』(2007)、『おとうと』(2010)、『母と暮せば』(2015)といった吉永主演作の脚本を担当し、日本アカデミー賞優秀脚本賞を9度も受賞している平松恵美子が脚本でタッグを組む。撮影準備中の現在も抗体検査を徹底し、打ち合わせなどの際はフェイスガードの着用や、アクリル板による仕切りによって新型コロナウィルス感染症対策をとっているという同作。今後全スタッフ・キャストがPCR検査を受けたうえで、可能な限り現場でもフェイスガードを着用、不必要に近づかないといった対策をとって撮影に臨んでいく。○吉永小百合 コメント幼い頃、身体が弱くて何度も入院し、素晴らしい先生に救(たす)けていただきました。今、私はどんなドクター像を作ることが出来るか、心が弾む毎日、しっかり準備します。医療関係の方々へ感謝の思いを込め、“生と死”をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作ります。○松坂桃李 コメント今回、吉永小百合さんとご一緒できること、大変嬉しく思います。と同時に物凄く緊張しております。命の尊さが温かく、時に残酷なくらいゆっくり伝わってくるこの感情を大事にしながら、向き合っていければと思います。成島組の現場は初めてですが、本読みやリハーサルを重ね、しっかりと溶け込めるよう、良い緊張感をもって臨んでいきます。○広瀬すず コメント成島監督、吉永小百合さんをはじめ、このような素敵な共演者の皆様と一緒にお芝居ができることを、そわそわしながらも、楽しみで仕方がありません。演じる麻世さんも、彼女の色んな心に触れられるよう、まほろばの家族と一緒に楽しみながら一生懸命演じられたらなと思います。○西田敏行 コメント憧れの吉永小百合さんを座長に頂き、「いのちの停車場」という作品に参加出来ることで、齢72の私は、喜びと緊張で生きる力が、みなぎって参りました。この「いのちの停車場」の持つテーマと哲学を皆さんに投げ掛け、生きる事、死ぬ事への思いを巡らせて頂けたら、幸甚です。誰も避けては通れない死とは!?○田中泯 コメント私は二人居ない。そしてたった一度の人生を生きている。「その人」も唯一無二の人生を生きる人だ。台本の中の「その人」に僕は震えた。言葉で書き上げられた台本をこんなにうらめしく思ったことはない。「その人」となって僕が映画の中に居る?居たい!僕の全身は本当を見つけられるのか、不安だ。が、絶対に「その人」をそこに居させてみせる。○成島出(監督) コメント主演の吉永小百合さんをはじめ、若手実力派俳優の松坂桃李さん、広瀬すずさんなど、豪華なキャスティングで本作を迎えることができ、ワクワクしています。現代日本が抱える医療制度の問題点を背景に<“いのち”とは何か>を問いかけます。そして作品を通して“生きる希望”が持てるように仕上げたいと思います。○南杏子(原作者) コメント映画化のお話をいただいたときは夢かと思いました。原作者としてこれ以上の幸せはありません。多くの方々の力で小説が三次元に立ち上がり、新鮮な命が吹き込まれるのを楽しみにしています。吉永小百合さんに主役を演じていただけるのは本当に感激です。ベテラン女医ブームが来る――と確信しています。
2020年08月07日鮮やかな緑に覆われた住まい多摩川からほど近く、自然の趣きが残る東京・世田谷区の住宅地。鮮やかな緑のツタに覆われた外観が印象的なこの家に暮らしているのは、デザイン会社「nakanaka graphic」を営むグラフィックデザイナーの中川寛博さんと同じくグラフィックデザイナーの岸恭子さん、そして小学6年生のご長男。この家が完成したのは2015年。設計は、中川さんが学生時代に知人の紹介により知り合ったというキューボデザイン建築計画設計事務所の猿田仁視さんに依頼した。「シンプルなデザインを求めていたので、当初は外壁も単純に真っ白のイメージをしていました。ですが、白い壁だと雨だれで汚れてしまう、と猿田さんからアドバイスをいただいたので、それならば、と以前から憧れを持っていたツタのある家にしたいと思いました」(中川さん)。中川さんの要望により、家とコンクリートの間にはツタを植えるための土のスペースをつくった。完成当初は真っ白だった壁も、4年後には屋根まで届くほど成長したツルが壁面を這い上がったという。5年がたった今では白い壁が見えなくなるほどに緑で覆われている。「ツタの種類はオオイタビという常緑の植物です。最初は、うまく成長するか不安だったのですが、思い描いていた形となって嬉しいです」(中川さん)。建築家・猿田さんより「GREEN WALL」と名付けられた中川邸の外観。もともとは真っ白い壁だったが、竣工から5年が経ち、緑に覆われた完成形となった。玄関を入って、左を向くとホールとなっている。突き当たりには水回り、左には寝室がある。北側にあたる右の階段の側壁には大小さまざまな窓が設けられ、外壁に挟まれた中庭からの光が取り込める。階段下にある作り付けの本棚と机。仕事や勉強、あるいは趣味の場として使用している。階段を上がった先にある個室は、現在在宅ワークをしている岸さんの仕事場となっている。将来的にはご長男の勉強部屋として活用する予定。柔らかな光で満ちた心地よい空間以前は、今の住まいの近くのマンションで暮らしていたという中川さんご一家。ご長男が小学校入学のタイミングで家を建てようと考えていたという。「まずは土地を探し始めたのですが、なかなか良い土地と出会えず、一度は探すのをやめていた時期もありました。そんなときに近所の土地を散歩がてら探していたら、ちょうど良いこの土地が見つかりました」と中川さん・岸さんご夫妻。家づくりにあたり、建売の物件やハウスメーカーも訪ねたというご夫妻だが、自分たちの理想の住まいを追求するべく、建築家の猿田さんに依頼することになったという。「風致地区ということもあり、さまざまな制約があるなかで猿田さんが最初に提案してくださったのが、北側に外壁と挟んだ中庭のあるプランでした。制約や狭小という性質の中で、最大限に光を取り込む配慮をしていただいたので、この最初のプランから、ほとんど変更せずに現在の形となりました。北側採光なので部屋に入ってくる光が柔らかくて、すごく心地が良いです」(中川さん)。内観については、白を基調としたシンプルな空間を希望していたご夫妻。色味のバランスや窓の位置など細部まで打ち合わせを重ねて、コンパクトながらも必要な要素をしっかりと詰め込んだ理想的な住まいを実現させた。「窓からはあんまり外の家が見えないので、目線が気にならないところがすごく落ち着きます。中庭があることによって、閉じつつも開放感があるのが、この家の特に気に入っているポイントです」(岸さん)。中2階ともいえるL字型のロフト。ご長男の寝室から、ご夫妻の趣味のスペースへとつながっていく。作り付けの棚には本がずらり。同じく作り付けの机は、主に岸さんの裁縫スペース。正面からは1階全体を望むことができる。反対側には、中川さんのレコードコレクションが並ぶ。2階のリビング。北側の窓から入る光と、奥に見える天窓からのたっぷりの光によって、居心地の良い自然な明るさで満たされている。右手前にある階段を降りるとロフトへ通じる。キッチンの配置やカラーリングは、岸さんと猿田さんが相談して決めた。手前の作業台は、窓を出窓にすることで生まれた。中庭へ出るベランダは、中川さんのお気に入りの場所。変化を楽しむ暮らし主に本や雑誌の装幀のデザインをしている中川さん・岸さんご夫妻。昨今の新型コロナウィルスの影響により、現在は在宅で仕事を行なっているという。「もともと外で仕事をしていたのですが、子どもを見ることもできるので結果的に良かったと思っています。在宅ワークでも、気持ちの良い光が入ってくるので、1日中ストレスなく過ごすことができています」と話す中川さん。岸さんも「最初はくつろぐためだけの家でしたが、今は仕事場という面も持つようになりました。この先も、家がどう変化していくか楽しみです」と笑顔で語る。はじめは真っ白だった外壁が、時間をかけて緑に覆われたように、経年変化を楽しんでいく住宅として設計された中川さんご一家の住まい。「これからはツタに花を加えて、表情を変えられればなと考えています」と中川さん。変化を楽しむご一家の豊かな日々がこれからもこの住まいで紡がれていくことだろう。手がけた仕事には、ワインカタログやワインラベルのデザインも。額縁に飾られているポスターは、ワインの産地が描かれており、デザインは中川さん、イラストは岸さんが担当した。一時期、石集めがマイブームだったというご長男の石コレクションが飾られている。ご長男がお小遣いで購入したという“ニュートンのゆりかご”。1階の水回り。浴室と洗面を仕切るガラス窓によって、視線が抜ける開放的な空間に。1階にあるご夫妻の寝室。壁には小物を置くのに適した作り付けの棚が設置されている。バスルームのモザイクタイルは、建築家の猿田さんより提案されたという。「最初は真っ白のタイルを考えていましたが、このモザイクタイルはデザインも良くて、何より汚れも目立たないので、今はこのタイルを選んで良かったと思っています」(中川さん)。浴槽からは中庭を望むことができる。「窓からの景色は緑のトンネルみたいでとても綺麗です。夜には月を眺めることもできるんです」(中川さん)。週に1回は、高枝切りばさみを使い、緑の手入れをしているそう。「油断すると、すぐボウボウになってしまうので手入れが大変です」と中川さん。
2020年07月13日食欲がなくなったり、紫外線をたくさん浴びたりしてしまうこの季節は、しっかり栄養をとっておかないとお肌も一気に疲れてしまいます。そんな時にオススメなのが「緑のガスパチョ」です。ガスパチョというとトマトベースの赤いものが一般的ですが、今回ご紹介するガスパチョは、キュウリとアボカドで作る爽やかな緑色がポイント!キュウリに含まれるカリウムは、デトックス効果があるのでむくみ改善に。森のバターと言われているアボカドも、ビタミンも豊富で栄養価が高い野菜の一つです。そして、トロトロ濃厚に仕上げる隠し技は、豆乳。豆乳を使うことでイソフラボンも摂取でき、おまけにヘルシーに仕上がります。暑い夏のはじまりは、体もお肌も一気に疲れがち。「緑のガスパチョ」で疲れも一緒にデトックスしちゃいましょう。■緑のガスパチョ調理時間 5分 1人分 181Kcalレシピ制作:伊藤 けいこ<材料 2人分>キュウリ 1本アボカド 1/2個玉ネギ(小) 1/4個ニンニク(すりおろし) 1/2片分豆乳(成分無調整) 200ml水 大さじ3~4白ワインビネガー 大さじ1オリーブ油 大さじ1塩麹 小さじ2塩 少々粗びき黒コショウ 少々 キュウリ 3cm ディル 適量 オリーブ油 適量<作り方>1、アボカドは皮と種を取り、ザク切りにする。<トッピング>のキュウリは粗みじん切りにしておく。2、ミキサーに全ての材料を入れ、滑らかになるまでかくはんする。3、ガラスの器などに注ぎ、みじん切りにしたキュウリ、ディルを飾り、オリーブ油少々を垂らし完成。コツ・ポイント ・ビネガーがなければお好みの酢でも可能です。 食欲がない時は、ビタミン不足になりがちです。今回ご紹介した「緑のガスパチョ」ならスルスル飲めちゃいますよ。疲れた夏の体に染み込む一杯。是非堪能してみてくださいね。E・レシピで作り方をもう一度チェック↓
2020年07月03日関西のコンサートプロモーターGREENSのライブ再開イベント第1弾『GREENS presents 緑音感』が、7月18日(土)大阪城音楽堂にて開催される。「GREENS presents 緑音感」チケット情報出演は、関西出身アーティスト、押尾コータローとDEPAPEPEの2組。距離を保つ席プランや分散入場、マスク着用など、ガイドラインに基づいて安全を確保しながらの開催となる。ガイドラインの詳細はイベント特設ページをご確認ください。緑に囲まれた開放感たっぷりの大阪城野音で、気持ちの良い夏の夕暮れ時に、ここでしか見られない瞬間を体感してください。チケットは、7月5日(日)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、7月2日(木)23:59まで先行受付実施中!
2020年07月01日DIYの専門商社、新入社員の女子2人が物寂しいオフィスを緑で豊かにするために、見せる収納を作りました今回はラスティーを使って壁面収納を作り、緑で装飾しました。簡単なはずのラスティー設置に苦戦しましたが、居心地の良い空間ができました!オフィスに緑がほしい方は是非挑戦してみてくださいこんにちは!DIYの専門商社、和気産業株式会社の新入社員ツマミに可能性を見出した「にピ」と気合でなんとかしようとする「あらいもん」です!監修はDIYアドバイザー資格を持つ先輩社員の「カワダさん」です。2回目のDIYとなったラスティー設置、今回は設計図を作ったり、木材を切ったり、塗ったりしないため、簡単だと聞いていたのですがそんなこともありませんでした。私たちの頑張りをご覧ください使ったもの・Lacety(ラスティー)パネル(880㎜×860㎜)1枚固定金具パイプ(25㎜用)1袋(4個入り)S字フック小2個1×4材用フック2袋(2本入り)・伸縮ポール中2本・UROCO2枚・ミュージアムジェル・フェイクグリーン・麻紐・結束バンド作り方設置する場所を決める前回の棚が完成してほっとしたのも束の間カワダさんによる「次あの上にラスティつけよか」という声かけによりあれよあれよと2回目のDIYに取り組むこととなりました。前回の棚作成「DIY初心者が1×4材を使って収納を作ってみた!」はこちらデスクの近くの棚の上のスペースがあいていたのでそこにラスティを設置することになりました。元はホワイトボードのみの殺風景なスペースどう変わるのでしょうか…ポールの長さを調節する設置するスペースの長さを測って、ポールの長さを調節します。左右同じ長さにするのが地味に難しい…カワダさんのアドバイス☆ポールはバネでつっぱるから設置する場所の長さより少し長くしてから固定せなあかんで!パネルをポールに固定する今回の最難関はここ!ラスティーのパネルをポールに固定するのですが、金具の向きの正解が分からず、できた!と思いきやずれてきたり左右があべこべになったり4回ほど失敗しました。説明書きはよく読みましょうねカワダさんのアドバイス?今回はポールが想定より太かったんちゃうかなあ!まあ固定できたからええやろ!この向きは失敗です。このまま設置すると、パネルがずれて最寄りのデスクに座っているにピの後頭部めがけて倒れてくる可能性があります。真似しないようにしてくださいこれが正解です!頑丈に固定されましたにピの後頭部も守られましたね!つっぱる次はつっぱりです!早速失敗しました!何が失敗かわかりますか?答えはパネルをポールのつっぱり部分に固定してしまっているため、つっぱり部分が動かなくなってつっぱれなくなったことです。よくある失敗ですねパネルを正しい位置に固定しました!何回調節しても、曲がっている気がするポールを真っすぐ設置してつっぱり成功!よく頑張りました装飾まずは元々このスペースの主であったホワイトボードを設置します。S字フックが活躍しました!便利!やっとこさ目的の緑化会社の倉庫に眠っていたフェイクグリーンを掘り起こしラスティーの上のスペースを埋めてもらいます。両手いっぱいに葉っぱを抱えて社内を移動するのは中々勇気が要りましたが無事に葉っぱを持ってくることができましたさらにカワダさんがどこからともなく麻ひもを出現させたのでそれを使って、根っこを等間隔に固定します葉っぱたちをラスティーの上に固定しました。いい感じ!のはずが、にピ&あらいもん「なんか想像してた感じと違うな…」なんか違かったので、葉っぱの位置を変更しました。今度こそいい感じ!!カワダさんのアドバイス麻ひもとポールを結束バンドで固定すれば上から滑り落ちてこんで!葉っぱだけだとなんだか寂しいのでその他の装飾品を探しに行ったにピとあらいもん会社の端材置き場で各々良い木材を見つけましたにピが注目したのが穴あきボードの端材ここにツマミをつければ可愛いのでは…と考え、取り付けた所「「超可愛い」」ナイスだ、にピ!可愛いつまみが気になる方はこちらへ時を同じくして良い木材を発見したあらいもんはラスティーのフックパーツを発見し、これで棚を作ろうと決心しました。が、木材の幅がフックに収まらない!どうする、あらいもん…!?カワダさんのアドバイス?1×4材にぴったりのはずなんやけどなあその板ちょっと大きいんちゃう?無理やり収めることは諦めて、大人しく木を切ることにしました。これまた可愛い色合いの木で切ることに罪悪感を感じましたが、泣く泣く切りました切れ端もいつか使ってあげようと思います…フックに木材を固定して、棚完成木目とカラーが可愛い木材「UROCO」が気になった方はこちら棚はできたものの、棚の上に置くものがないので再び探しにきましたちょうどいいところにラスティー展示スペースが…!お花を二つほど拝借しましたいざ設置…!のはずが、カワダさんの「花瓶落ちるんちゃう」の一言でストップ!確かにこのままでは花瓶が倒れた時、にピの後頭部がやられてしまいます「労災おりるかなー」とか言ってる場合じゃないぞにピ!この窮地を脱するためにカワダさんが取り出したのが「ミュージアムジェル」透明なスライムのようなジェル震度6にも耐える実績だとか…ほんとにこれだけで大丈夫なのかと疑いながら設置しましたが、翌日確認したらしっかりくっついてました!これでにピの後頭部も安心疑ってごめん!ミュージアムジェル!棚の上に物を置きたいけど、落ちたら嫌だなにピッタリな「ミュージアムジェル」はこちら棚も設置して完成!オフィスに緑が増えました余った葉っぱは前回作った棚やパーテーションに飾り付けておきましょう前回の棚、パーテーションと合わせて緑豊かな一角ができあがりました。これで心穏やかに仕事ができますね次はあの空間かな…今回使ったラスティーってなに?Lacety(ラスティー)は見せる収納、おしゃれなディスプレイを作るのにピッタリのシリーズです光を遮らないので窓辺収納にもおすすめ!室内に緑を増やしたい方は是非活用してみてくださいねラスティーを使った窓辺収納はこちらで公開中今回の記事でご紹介した「Lacety(ラスティー)」はこちらでご購入いただけます
2020年06月05日“おうち時間”を充実させるべく各局が名作ドラマの数々をオンエアしているが、TBS系で昨夏放送され好評を博した「凪のお暇」が“イッキ見SP”として一挙放送中。5月23日(土)は8話~10話をまとめてお届けする。本作は「マンガ大賞」2年連続ノミネート、「宝島社このマンガがすごい!2019オンナ編」3位選出などで話題を集めたコナリミサトによる同名漫画をドラマ化。サラサラストレートヘア(だが実は超くせ毛!)の28歳、家電メーカーで働いていたが元カレのある言葉がきっかけで人生を“リセット”した大島凪役に黒木華。凪の“元カレ”で彼女に酷い態度ばかり取ってしまう我聞慎二役に高橋一生。凪が引っ越し先で出会うイベントオーガナイザー・安良城ゴン役に中村倫也。ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子、凪の引っ越し先アパートに暮らす老女・吉永緑役に三田佳子、シングルマザーの白石みすず役に吉田羊、その娘・うらら役に白鳥玉季。慎二が行きつけのスナック「バブル」のママ・中禅寺森蔵に武田真治といったキャストが出演した。今回お届けするのは、慎二が兄の問題と仕事のトラブルなどが重なり過呼吸で倒れ、ゴンからの誘いで初めて会社をサボり、さらに有休を取り“お暇”のためゴンの部屋に転がり込む。一方凪は実家が台風で被災したという母からの電話で北海道に帰省。母から実家のリフォーム費用を間接的に“せびられ”夢を諦めてしまう…という第8話「凪、北国へ行く」。続いて凪の母・夕(片平なぎさ)が突然上京、その場を取り繕うため慎二は「凪の婚約者で結婚資金を貯めている」とうそをつくのだが、それがきっかけで大島家と我聞家が顔合わせをすることになってしまう…という第9話「慎二、家族をリセットする」。緑の送別会でアパートが今月末で取り壊されることを知った凪だが、“お暇”の終わりが近づくなか、凪はコインランドリーの会社に就職することを決め、ゴンとも慎二とも決別。自分で生きる道を歩み出す…第10話「凪、お暇終了!」の3話。「凪のお暇 #お家でイッキ見SP」は5月23日(土)14時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年05月23日横浜の春の恒例行事「よこはま花と緑のスプリングフェア」が今年も開催される。第42回目を迎える今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を大幅に縮小して開催されるが、屋外で花や緑を楽しむことができる。山下公園では造園業者が趣向を凝らした21区画の花壇展を鑑賞できる。また、日本大通りには400メートルの花回廊が登場。横浜公園では70品種約14万本のチューリップが咲き誇る。会期は5月6日(水)まで。会場によって花の見頃は異なる。第42回よこはま花と緑のスプリングフェア2020山下公園花壇展日本大通り日本花通り横浜公園チューリップ4月10日(金)から5月6日(水)まで
2020年04月10日窓から開ける景観を活かして「子どもが生まれたこともあって実家に近い鎌倉で探していたのですが、この土地を見て即決しました」。都心のマンションに暮らしていたインテリアデザイナーの新谷憲司さんが、緑深い鎌倉の山の中腹に一軒家を構えたのは約1年半前。曲がりくねった坂道を登っていく途中に、焼スギの外壁に囲まれた瀟洒な家が現れる。「この場所を見て、ここに3階建ての家を建てたらおもしろいものができるな、と思いました。森に囲まれた平坦ではない土地なので、フロア毎に違う景色が開けてくるイメージが思い浮かんだんです」。“坂から登ってくる家”をスケッチで描いて建築家に相談。間取りなど自分で考えたものを基にプランニングを進めた。坂の途中に建つ焼スギの外壁の家。鎌倉の静かな森に、寄り添うように佇む。ガレージにはストレージも。庭の手入れも楽しみのひとつ。庭を眺める作業スペース1階から3階まで、それぞれの開口が違った景色を切り取る箱のような家は、フロア毎に違った雰囲気を持つ。「1階は何かができるスペースにしたい、と考えました」。外から土間のようにつながったモルタル敷きの空間に、仕事場、DIYスペース、水まわりを設置。2階につながる階段には、壁一面に書棚を造作した。「本棚は前に住んでいたところの1.5倍欲しいと思っていたんです。オフィスは都内にあるのですが、ここでも仕事ができますし、このスペースがあることで生活に余裕が生まれますね」。大きな開口の向こうには庭の緑が広がり、外からの光を室内に運び込む。「もともとここには昭和30年代の古屋が建っていて、庭には古い大木もありました。その木を残しながら、この場所で育ちやすそうな木を調べて、新たに植栽したんです。今は育っていくところを見守っています」。豊かな自然を切り取る1階の開口。まわりを散策してはどんな木が育っているのかを研究したそう。モルタルがクールな水まわり。洗面には実験用のシンクを使用。窓からの景色が心地いいバスルーム。緑を眺めながらの朝風呂も。土間のような1階のスペースでは、仕事をしたり、本を読んだり、庭を眺めたり。仕事机の向こうのDIYスペース。有孔ボードにツールを吊るす。古道具屋で見つけたという、時代を感じさせる背負子が風情たっぷり。薪ストーブありきで考えた広々とした2階のLDKは、大人数で集まることの多いライフスタイルに合わせて設計。3方向の開口から眺められる緑と、黒を主体としたインテリアがコントラストを生んでいる。「最初は箱のような家にしようというだけで、イメージは決まっていなかったんです。その後、長野の中川村に薪ストーブを見に行って、具体的になっていきました。薪ストーブからデザインしたと言ってもいいですね」。夫婦ともに外せなかったというイエルカワインの薪ストーブの黒に合わせて、キッチン台に黒皮鉄をあしらい、ダイニング側には大きな黒皮の壁を立てて空間のアクセントに。「天井も最初は木を現していて山小屋風だったのですが(笑)、黒く塗装しました。黒い家にするつもりは当初なかったのですが」。書棚のある階段側は、黒いアイアンの柵が仕切りになっている。工業的なマテリアルを使いながら、どこか和の意匠も感じさせるのが落ち着くところ。「考えたのは日本家屋の再構築です。和の曖昧なものを現代的に解釈して取り入れられたらと」。細かなところに和の素材を用い、“交換”により繕っていく、そんな日本の昔の暮らしも踏襲されている。書棚をバックにしたリビングは、バルコニーや開口からの光で陰影が美しい。夜はスポットライトとウォールランプでほのかに灯す。ソファーはデイベッドのようなサイズ感で造作したもの。黒皮鉄をあしらったキッチン&ダイニング。引っ越し前から持っていたザ・コンランショップのダイニングテーブルがきれいに収まるように設計した。現しにした天井を黒く塗装。キッチンは大勢でのパーティーにも対応できるよう2列に。2階キッチンの開口は、道行く人の目線と同じ高さになっている。長野県上伊那郡中川村にあるイエルカワインの薪ストーブが鎮座。これ1台で冬もエアコン要らず。料理好きな憲司さんがキッチンもデザインした。使い込んだ調理器具がずらりと並ぶ。黒皮鉄の壁の前でブルテリアの谷氏と。イスはアルミニウムを原材料としたネイビーチェア。アイアンのフェンスは藤沢のさいとう工房にオーダー。書棚との組み合わせが独特の世界観を構築。オリジナルで考案したワゴン式収納。奥の方の食器も楽に取り出せる。2階の凹凸のある床はフレンチパイン。階段〜3階は無垢のナラ材で。吹き抜けが温かな空気を運ぶ「吹き抜けは戸建てならではのものですから、絶対に設けたいと思っていました。光が下に落ちていく具合も計算しました」。3階の南側に設けたスリットから入る光が、2階のLDKに届く。吹き抜けを介して、それぞれのフロアの気配も感じることができる。「3階の居室にも仕切りをつくるつもりはなくて、真ん中を解体できるクローゼットで仕切っているだけなんです。建具などもほとんど使っていないので、実はローコストで建てられましたね」。薪ストーブを炊けば、真冬でも3階まで暖かい空気が流れる。居心地のよさからか、自宅で過ごす時間が長く、鎌倉に来てから外食することなどもほとんどなくなったそう。「最寄りのコンビニまで10分、レストランも早く閉まってしまったりと、決して便利ではないですが、ここに来て暮らしを楽しむようになりました。デザインを考えるのも楽しかったし、今は終わっておもちゃを取り上げられたみたいで(笑)。これからはDIYで少しずつ変えていくのが楽しみですね」。手すりには竹をDIYで取り付けた。スリットから光が差し込み、吹き抜けを介して家族の気配が伝わる。クローゼットも以前の1.5倍の容量に。現在は妻・朋子さんの仕事机などを置いている部屋。こちらの開口からは崖が望める。「入居当初は朝、鳥の鳴き声がうるさいくらいで…」というベッドルーム。鎌倉の空気にしっくりとなじむ家。バルコニーではハーブなどを育て料理にも活用。新谷邸設計・建築アーク・コンストラクトインテリアデザインa3所在地神奈川県鎌倉市構造木造SE工法規模地上3階延床面積120㎡
2019年12月02日街の一角に建つ癒しの空間「街の中の庭となる、そんな家にできたらなと思いました」。古谷デザイン建築設計事務所の古谷俊一さんのご自宅は、昭和の風情の残る街並みに、まるでオアシスのように緑を湛えて佇んでいる。「子供の頃から田舎というものをもっていなかったので、緑を渇望していたところがあるんです。20年くらい植物を育ててきた経験を活かして植栽のプランを立てました」。1階の外構から2階、3階のバルコニーまで、緑の溢れる外観は、古谷さんがリノベーションを担当した、向かい側の「大森ロッヂ」との連続性も考えられている。「8棟の木造住宅が並ぶエリアに、庭のようにつながる建物にしたいと考えました。ちょうど真向かいに建てた店舗付き住居と相対する形で、フロアのレベルや意匠も揃えています」。改修した長屋の立ち並ぶ路地の入り口にある、街に向けて開かれた建物は、住居でもありサテライトオフィスでもあり、グリーンのナーセリーでもある。敷地をぐるりと取り囲むようにグリーンが生い茂る。それぞれの方角に適したグリーンを植樹。住宅街の路地の一角に、向かい側の店舗付き住居と対峙するように建つ。3層の木造住居。3階までグリーンが連続し、街の中にひとつの景観を生み出すかのよう。日本の建築物を踏襲したいむき出しの軒柱に、建物の隅にそれぞれ設けられたバルコニー。空間に“欠け”のある独特の外観が開かれた印象を与える。「この辺りは準防火地域なので、柱を現しにはできないんです。そこを、通常より太い燃え代設計にすることでクリアしています」。現しにこだわったのは、親しみやすさ、分かりやすさ、だという。「今は何でも包み隠してしまうけれど、建物がどういう構造で建っているのか、現しにすれば分かりますよね。お寺や昔の日本家屋の良さを、できるだけ踏襲したいという思いがあります」。軒柱のあるバルコニーは、書院造りの濡れ縁のイメージ。ここを介して、中と外が曖昧に区切られる。そして家全体を、頂点から四隅へ同じ角度で傾斜する宝形屋根が包む。「向かい側の家のデザインに合わせているのですが、御神輿をかついでいるような雰囲気で、縁起がいいじゃないですか(笑)。雨よけにも合理的なんです」。軒柱を現した設計は、縁側のある昔の日本家屋を思い起こさせる佇まい。自邸の玄関側。自然な木目の外壁は“選びに選んだ”サイディング。「縦に張ったことでつなぎ目が目立ちにくくなっています」。玄関には京都の「BOLTS HARDWARE STORE」の照明を外灯に使い、カッティングボードで名前を貼ることで表札代わりに。内でも外でもない廊下1階のサテライトオフィスとグリーンのナーセリーから、外階段でつながる2階には、居室とバスルームが。ここは廊下を外部テラスに見立てた。「外構の延長として、外からつながっている感じにしたいと思いました。天井に照明をつけたり、ドアノブを取り付けたりすると一気に室内の感じが出てしまうので工夫しています」。照明の代わりに、床の上に小さなライトを行灯のように配置。夜にはほのかな明かりが、3階につながる階段まで誘導する。取っ手の形状にこだわったドアノブとモルタライクの床も、室内という雰囲気を和らげている。「室内でも外でもない、そういう曖昧な空間が好きなんです。できるだけそんな場所をつくりたいですね」。玄関脇にはマンガの書庫を設けることを決めていた。家族全員の愛読書は2000冊程。「ここにあるのは2軍なんです(笑)」。シューズインクローゼット。奥の鏡は扉のように手前に引くことができ、外出前に全身をチェックできる。「BOLTS HARDWARE STORE」の照明を行灯のように点在させて。廊下の床はモルタライク。半室内のような空間が3階LDKヘとつながる。天然の素材感が心地いい2階の主寝室。緻密に計算して棚を取り付けたクローゼットを、カーテンで仕切っている。バスルームはFRPで。床には冷たさを感じにくいLIXILのサーモタイルを使用。洗面、バルコニーに接続させて動線も確保。生活のしやすさをベースに「妻が“ルーフバルコニーは絶対に欲しい”と言ったことが、設計のスタートです。コンセプトは実は後付けで(笑)。住宅は生活しやすいことがいちばんなので、そこから入っていかないと」。空中庭園のようなバルコニーの先に街が広がる3階のLDKで、そう語る古谷さん。「とってつけたようにしたくない」と設計したバルコニーにより、結果、室内はジグザグの形状になり、リビングとダイニングキッチンが緩やかに分かれている。「これによって隣家との距離感が保たれる、という効果も生んでいます。ただ、すべて居心地のよさを考えた結果なんです」。上を見上げると屋根の稜線の先に青い空が広がる。外から見ても癒されるグリーンの建物は、中にいても心地よく、開放感を味わえる空間だった。宝形屋根の欠けの部分から光が差し込む3階のLDK。リビングにはセルジュ・ムーユのシーリングランプを。LDKからフラットにつながるバルコニーでは、南側北側の二隅に無機の土を盛って屋上緑化を図り、空中庭園を造園。保水力が高いためプランターよりよく育つそう。南側にはエゴノキやアメリカハナズオウ、北側にはハギやヤマボウシなどを植え、四季折々の表情を楽しんでいる。バルコニーの配置により、LDKはジグザグに分かれる。奥のダイニングキッチンは、カウンターが緩やかな仕切りに。システムキッチンのまわりにカウンターを造作したことでコストもカット。収納の扉はグレーとブルーのリバーシブルで、アレンジが可能。リビングには、あぐらをかいて座れるIDÉEのソファー・AGLASを。たくさんの本を整然と収納できるよう、予め本のサイズを計って棚を造作。飾り棚にはスリランカ、北欧、台湾など旅先で買ってきた雑貨をディスプレイ。ブラインドは斜めになった開口の形に合わせ、スイスの「CRÉATION BAUMANN」社にオーダーしたもの。古谷デザイン建築設計事務所代表の古谷俊一さん。1階のサテライトオフィスで。古谷邸設計古谷デザイン建築設計事務所所在地東京都大田区構造木造規模地上3階延床面積142.05㎡
2019年11月20日俳優のムロツヨシが11日、都内で行われた映画『最高の人生の見つけ方』(10月11日公開)の公開初日舞台挨拶に、主演の吉永小百合をはじめ、天海祐希、満島ひかり、ももいろクローバーZ、前川清、犬童一心監督とともに出席。台本に書かれてあった“吉永の膝枕”が、天海のアドリブによって実現しなかったことを明かし、「一生の思い出になるはずのシーンが…」と残念がった。本作は、余命宣告を受けた、人生のすべてを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦・北原幸枝(吉永)と、人生のすべてを“仕事”に捧げてきた大金持ちの社長・剛田マ子(天海)という価値観が絶対的に違う2人が、同じ病院に入院する12歳の少女の“死ぬまでやりたいリスト”に書かれたすべてを実行していく中で起こる奇跡を描く。マ子の秘書・高田学を演じたムロは、「本当にうれしい日々でした。天海さんと上司と部下という関係で楽しくお芝居させてもらいましたし、吉永さんと向き合ってお芝居するシーンがあって、こんな役を私がやっていいのかと。この2人をサポートする役柄にやりがいをもって、毎日緊張感、そして楽しい日々でした」と撮影を振り返った。続けて、スカイダイビングから降りて元気がない高田を幸枝が膝枕で介抱すると台本上に書かれていたシーンを一番楽しみにしていたが、天海のアドリブで膝枕を阻止されたというエピソードを披露。「いざテストをやってみたら、膝枕いく途中にマ子社長が『ノー膝枕』って。アドリブですね。台本にはないセリフを…。何回やっても『ノー膝枕』なんですよ。監督も一切何も言わず。唯一、天海さんと監督にクレーム」と残念がり、会場から爆笑が起こった。天海は「あー残念だったですね、今回は。次回でお願いします。高田が甘えているところが許せなかったんだと思います。マ子さん的に。私じゃないですよ!」と話し、監督も「僕も見ていて同じ気持ちに。止めろよって」と同調。そして、聞いていた百田夏菜子が「良かった」とコメントすると、ムロは「何が良かっただよ! 僕にとっては一生の思い出になるはずのシーンが」と悔しそうに話した。
2019年10月11日吉永小百合主演映画『最高の人生の見つけ方』のジャパンプレミアが昨日9月3日に六本木ヒルズで行われ、吉永さんをはじめ、天海祐希、ムロツヨシ、「ももいろクローバーZ」、前川清、そして犬童一心監督が登壇した。吉永小百合、美しい着物姿で登場&ファンサービスも10月の映画公開に先駆けて行われた今回のプレミアには、約1,000人の観客が集結。そこへ、“大真面目な主婦”を演じた主演の吉永さんが、昭和初期の単位の着物を吉永さん用に仕立て直した、紫を基調とした萩模様の手描き友禅の着物に身を包み、そして“大金持ちの女社長”を演じた天海さんは、黒地に銀のラインが入ったロングドレス姿で登場。会場から大歓声が沸き起こった。レッドカーペットイベントでは、観客と触れ合うなど、自身初となるファンサービスを大いに楽しんでいた様子の吉永さん。ステージでは、吉永さんが「今日は会場にいらっしゃっている皆様の熱気に煽られて、自分が自分ではないような感じがします。また、ももクロさんとご一緒させて頂いて、モノノフとしては本当に幸せな気持ちでおります」と挨拶し、会場のモモノフも湧いた。ほかのキャストたちも「ここにいる素晴らしいキャストの皆さんと監督と、精一杯この映画を作りました。是非たくさんの方々に楽しんでくれたらなと思います」(天海さん)、「皆さんの声援に乗せられております!ただモノノフの皆さん、吉永さんと天海さんに対して“フゥーッ!!”って言うのは君達だけだよ(笑)」(ムロさん)とそれぞれ挨拶。また、レッドカーペットとファンサービスの感想を聞かれた吉永さんは「宝塚のスターになったようでした…!!」と言い、天海さんも「幸せな気持ちにさせて頂きました。ありがとうございました」と興奮気味に語った。劇中で本人役として登場した「ももいろクローバーZ」は、お馴染みのキメ台詞で挨拶し、さらに百田夏菜子は「先程吉永さんが“私もモノノフです”と仰っていた音源を個人的に持って帰れたらなと思っています(笑)」とコメントしていた。「ももクロ」ライブで撮影! 「人生の宝物」余命宣告を受けた2人が、たまたま手にした少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”の項目全てを実行する様子が描かれる本作。そんなリストのひとつにあったのが、“ももクロのライブに行く”。このシーンは、実際に横浜アリーナで行われたライブにキャストが入り、1万2,000人のファンの前で撮影を行うという前代未聞の挑戦をした。百田さんは撮影をふり返り「ファンの皆様はお三方がいらっしゃるのを知らずにライブに来ていたので、お客さんが一番びっくりしていました」とシークレットだったと言い、「客席に吉永さんと天海さんが隣に来ても平然とした顔でいて下さいねって言われたモノノフさんが一番辛かったと思います。今回お2人と一緒に踊ることが出来て、私達の人生の宝物が出来ました」と語る。そんなライブシーンのために“オタ芸”を習得したムロさん。「皆さんがステージに上がられる時にオタ芸で応援するというシーンがあるんですが、近くのモノノフの皆さんから『それ無い!ウチらそれやらないから!』っていうツッコミが入ったりして(笑)」と撮影裏のエピソーを明かし、「後ですね、その時の撮影を内緒にして下さいねと言ったら、このSNSの時代に一切情報が漏れなかった!これは本当に感謝しております」とモノノフへ感謝。一方、吉永さんも「夢のような時間でした。私達だけステージに上がって踊っちゃったりして、一生に一度のことです」と撮影をふり返った。ハリウッド版『最高の人生の見つけ方』監督からメッセージ「素晴らしい企画」本作は、ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優を主演にしたハリウッド版の『最高の人生の見つけ方』が原案。同作の監督ロブ・ライナーから、今回2人へメッセージが到着。「2人はジャックとモーガンが楽しんでいたのと同じくらい楽しんでもらえれば、きっといい作品になるだろうね!女性2人の物語として、さらにそれが日本の大スターと聞いて、素晴らしい企画だと思ったよ。お互いの演技を楽しみながら作ってもらって、ジャックとモーガンが造り上げたような作品にしてほしい」とコメントが発表された。また、オリジナル要素もたくさん含んだ本作。犬童監督は「撮影しながら『最高の人生』ってなんだろうと考えていたんですが、この映画を観終わった時に一回立ち止まって“自分にとっての『最高の人生』ってなんだろう”って考える時間をもって貰えたらいいのかなと思っています」と作品への想いを明かしている。続いて行われた舞台挨拶でも引き続き、吉永さん、天海さん、ムロさん、「ももいろクローバーZ」、前川さん、犬童監督が登壇。映画が初お披露目となる今回、吉永さんは「私達はドキドキハラハラ、お客様がこの映画をどのように受け止めて下さるのか心配もあるんですが、たくさん笑って頂いて、人生について少し考えて頂けたらなと思っております」と不安も明かしつつ挨拶。撮影では、京都や長崎五島など日本各地を回った吉永さんと天海さん。特に印象に残ったことについて吉永さんは「撮影は大変だったんですが、五島列島の海の幸は美味しかったですね」と思い出も披露。最後には「ここにいる皆さんと夢の様な撮影時間を過ごしました。皆様に気に入って頂ける映画になっていると思います。どうぞ、どうぞどうぞ、お楽しみください」と吉永さんが呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『最高の人生の見つけ方』は10月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年10月11日より全国にて公開©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年09月04日女優の吉永小百合と天海祐希が共演する映画『最高の人生の見つけ方』(10月11日公開)で、アイドルグループ・ももいろクローバーZの劇中ライブシーンが公開された。同作は、人生のすべてを家庭に捧げてきた主婦・幸枝(吉永)と大金持ちの社長・マ子(天海)が余命宣告を受け、病室での偶然の出会いから、たまたま手にした“少女のやりたいことリスト”を実行していく物語。今回公開された映像では、「やりたいことリスト」の1つである「ももクロのライブに行く」という少女の夢を叶えるべく、ももクロファンの通称・モノノフに扮した2人が、マ子の秘書・高田(ムロツヨシ)と共にライブへ。あるきっかけでステージに呼ばれ、ももクロと一緒にパフォーマンス。最初は戸惑っていた2人だったが、代表曲「走れ!」で会場中が一体となる中、ファンの声援に後押しされるようにノリノリになる。百田夏菜子は、「最初は、想像つかなかったですが、吉永さんの甥っ子さんがももクロのファンということを以前お仕事がご一緒になった時に優しく教えてくださっていたので、またお仕事ご一緒できるということを嬉しく思いました!」と共演に大喜び。そのほかのメンバーも、「映画の中でも重要な【死ぬまでにやりたいことリスト】の中に私たちが入っているということがすごく嬉しかったです!」(玉井詩織)、「吉永さん、天海さん、ムロさんが私達のグッズを身に着けて、本当の“モノノフ”みたいに応援してくださったシーンに感動しました!」(佐々木彩夏)、「皆さんと同じ画面に写っているということに興奮しましたし、この映像は家宝であり誇りだなと思いました!」(高城れに)と感想を伝えている。
2019年08月30日コナリミサトの原作を黒木華主演でドラマ化する「凪のお暇」の第2話が7月26日オンエア。中村倫也の“激安バーベキュー”に「癒される」の声とともに、高橋一生の2週連続となる大号泣にも多くの注目が集まっている。“真面目で気が弱く優しい”良い人ゆえに人からマウンティングされ、いいように使われてきた大島凪を黒木さんが、凪が好きなあまり本人の前では酷いことばかり言ってしまう我聞慎二を高橋さんが、凪が会社を辞めて引っ越した先のボロアパートで出会った隣人・安良城ゴンを中村さんがそれぞれ演じる。また凪の引っ越し先アパートの住人として吉田羊、三田佳子ら。慎二行きつけのスナック「バブル」のママに武田真治。そして今回から市川実日子が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。会社も辞め携帯も解約、家財道具も処分して立川のボロアパートに引っ越した凪だが、引っ越し先にまで慎二が押しかけ、凪のに「お前は絶対、変われない」と告げ帰っていく。その言葉が心に引っかかって凪の心は激しく荒れていた。そんな時、銀行口座の残高が減っていく現実に危機感を覚えた凪は、失業保険の給付を受けるためにハローワークへ。そこで担当者ともめている坂本龍子 (市川さん) と出会い、友人が出来たと喜んだのもつかの間、“幸せになる石”を買わされそうになってしまう。そんななか、慎二は再び凪のアパートを訪れるも不在、吉永緑 (三田さん)の部屋で映画を見ながら待つことに。その頃、凪はゴンと近所の公園で“激安バーベキュー”でゆるっとしたひとときを過ごしていた…というのが今回のおはなし。バーベキューと聞いて過去の辛い思い出がよみがえり拒否反応を示す凪。そんな凪にゴンは“ツナ缶のっけトースト”をふるまう。材料費ワンコイン以下の節約バーベキューなら凪も好きかなと思ったと語るゴン…そんな“激安バーベキュー”デートに視聴者からは「憧れのトースト第一位が、ラピュタを抜いて、ツナチーズトーストになりました(隣に中村倫也必須)」「凪のお暇見てたらトースト食べたくなって焼いてる」「味付けはどうすれば良いのかな。私でも作れるかな」などの声が相次ぐ。一方、前回、凪から拒絶され夜の商店街で号泣した慎二は、今回も凪にぶたれて北海道名物の白い恋人を路上に散乱させながらまたもや大号泣。これには「あーあーこじらせすぎる不器用すぎる」「ブハッ 子供すぎwww」「もっと素直になれよ?慎二w」などのコメントが続々。“#慎二やべぇ”なるタグまで登場、「いつの間にこんなタグが。流石。」「このタグ面白すぎる」など、こちらにも大きな注目が集まっている模様だ。(笠緒)
2019年07月27日京都に本店を置く、日本唯一の金平糖専門店。「緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)」が京都・祇園に、「祇園緑寿庵清水(ぎおんりょくじゅあんしみず)」として、2019年7月26日(金)にオープンします。「緑寿庵清水」とは日本唯一の金平糖専門店として、1847年の創業から、172年間、京都・百万遍の地で培ってきた伝統と一子相伝の技を守り続けています。今回、新しくオープンする、「祇園緑寿庵清水」は今までの「京都緑寿庵清水」の古き良き伝統と、「銀座緑寿庵清水」の革新さを融合した、今までにない店舗になっています。「緑寿庵清水」の金平糖「緑寿庵清水」の金平糖は、レシピがなく、その日の気温や天候によって変化する金平糖の状態を見極めながら作っていきます。その気が遠くなるほどの手間暇と、長年にわたって引き継がれてきた伝統の技術を使い、職人が丹精込めて作ることによって生み出されるのが、「緑寿庵清水」の金平糖です。この技術の体得には「蜜かけ10年、コテ入れ10年」といわれており、習得するには長い年月がかかります。「祇園緑寿庵清水」の外観と内装外観「祇園緑寿庵清水」は、京都・祇園の南側に位置し、京都の中でも古き良き、上品な趣がある地区に出店。その町並みと一体化した、伝統的な京町家の格子などを取り入れて、味のある古風な外観に仕上がっています。内装外観とは反対に、「銀座緑寿庵清水」にならった、モダンな雰囲気の内装は、今までの「緑寿庵清水」にはない新しいカタチの店舗に仕上がっています。また、今回の店舗は金平糖の形によく似た「星」と、星空を連想させる縁起のいい「麻の葉」をもととしています。金平糖がこれからも長く広く愛されるようにと祈願し、「星と麻の葉」をコンセプトに設計されました。「祇園緑寿庵清水」だけの限定商品をご紹介「祗園限定二種詰合せ」1,280円(税抜)世界的ファッションデザイナーの丸山敬太氏がデザインし、祇園をイメージして作られたパッケージを6種類に定番の金平糖(袋)を2種類、組み合わせで発売。古風で洗練された、祇園の雰囲気を金平糖と一緒にどうぞ。「祗園店限定信玄袋」2,550円(税抜)こちらも同様に、丸山敬太氏による「緑寿庵清水」の家紋がデザインされた「信玄袋」。袋の中にはそれぞれの色に合わせた味の金平糖が詰められています。ピンク色の袋には苺とりんご。青色の袋には天然サイダーとレモンの金平糖がそれぞれ入っています。自分にも、誰かにも贈り物として渡したくなる…ワクワクする限定商品です。「フルーツポシェット」 20個入価格13,100円(税抜)30個入価格18,850円(税抜)小袋に入った色々な味の金平糖が、フルーツポシェットにぎゅっと入った商品。京都本店では完全予約制だったこの商品は、祇園店では常時、店頭に用意されています。プレゼントやお祝いの席を彩る一品としてぜひ。「祇園緑寿庵清水」概要住所:〒605-0074京都府京都市東山区祇園町南側570-122営業時間:10:00-18:30定休日:水曜日(祝日の場合には営業)電話番号:075-532-0900FAX番号:075-532-0901オープン日:2019年7月26日(金)ホームページ:スポット情報スポット名:祇園緑寿庵清水住所:〒605-0074京都府京都市東山区祇園町南側570-122電話番号:075-532-0900
2019年07月26日主演・吉永小百合、共演に天海祐希で贈る『最高の人生の見つけ方』の主題歌が、竹内まりや書き下ろしの「旅のつづき」に決定。その主題歌とともに、スカイダビングや世界旅行に「ももクロ」のライブまで(?)吉永さん&天海さんの“初挑戦”がつまった本予告映像がお披露目された。竹内まりや書き下ろしの「旅のつづき」に、吉永小百合も「最高です」ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優が余命6か月の男に扮し、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリーを原案にした本作。「今回の主題歌は、アップテンポでとにかくポップな女性賛歌がイメージでした。本編は号泣で終わることはわかっていたので、劇場を出る時は気分を上げて欲しかったからです」とエグゼクティブプロデューサーの小岩井宏悦はコメント、「女性層に支持されていてポップでおしゃれな楽曲と言ったら、やはり竹内まりやさん」とオファー理由を明かした。このオファーを竹内さんも即快諾し、「憧れの吉永さんと天海さんの映画に歌で参加できて最高に幸せです!」と喜びを表現。「残された時間をいかに生きるか? という問いかけへの私なりの小さな答えがこの歌になりました。人生という旅が、誰にとっても素敵なものになるよう願いを込めて…」と、映画を鑑賞してから書き下した本楽曲に込めた思いを明かした。また、「旅のつづき」を聞いた吉永さんは、「マコさんと私(サチエ)の思いを見事にとらえて、最高です。初めて知るまりやさんの楽曲の魅力。鮮やかなエンディングになりました。まりやさん、ありがとう!」と感謝の気持ちを表現し、天海さんは「まりやさんの優しくて、力強く前向きな歌詞と包み込むような歌声で最高のエンディングになりました。『旅のつづき』が、映画『最高の人生の見つけ方』の世界をさらに素敵にしてくださっています」とコメント。「最高の人生ってなんだろう?」と「吉永さんと天海さんを撮影しながら、ずっと考えていました」という犬童一心監督も、「竹内さんから届いた『旅のつづき』を聞いた時、爽やかな風のようにその答えが聞こえてきました」と打ち明けている。“やりたいことリスト”を次々実行していく本予告も解禁!今回解禁となった本予告映像は、余命宣告を受けた、吉永さん演じる大真面目な主婦・幸枝と天海さん演じる大金持ちの女社長・マ子(まこ)の2人が、病室での偶然の出会いから、たまたま手にした“少女のやりたいことリスト”を実行していく旅の様子が収められている。そのやりたいことリストには、「スカイダイビングをする」「お金持ちになる」「ももクロのライブに行く」「日本一大きなパフェを食べる」など、少女(鈴木梨央)の様々な夢が詰め込まれており、幸枝とマ子が人生初のあらゆることに挑戦!「ももいろクローバーZ」のメンバーと2人が映るシーンもあり…。そのリストの項目をひとつひとつこなしていく中で、ぶつかり合いながらも絆を深めていく2人。京都や長崎など、様々なロケ地で撮影された美しい風景がその旅に彩りを与え、さらに竹内さんによる主題歌「旅のつづき」が、2人の旅をより豊かなものにしていくかのようだ。『最高の人生の見つけ方』は10月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年10月11日より全国にて公開©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年07月24日女性に大人気! モテる女性が通うお店青山フラワーマーケット ティーハウスには、花や緑に囲まれた時間と空間を提供した"Living with Flowers Every Day" を体感してもらうというコンセプトがあります。季節の花や植物が生き生きと育っている空間は、生命力に溢れており、訪れる人を幸せで満たされた気持ちにしてくれます。お店は、青山、吉祥寺、赤坂に3店舗あり、どのお店もそのエリアの雰囲気を生かした空間になっているところが魅力。メニューもお店によってオリジナルの商品があるため、どのお店に行っても違った楽しみを味わうことができます。花や植物を楽しめるイベントも満載青山フラワーマーケット ティーハウスは、単なるカフェではありません。花屋さんが経営しているカフェというだけあり、花や植物と触れ合うイベントも開催されています。各店舗によって開催されるイベントが違っており、開催日はホームページ等で確認することが可能です。例えば、吉祥寺店で開催される旬の花々を束ねてフラワーアレンジメントをするイベントや、南青山店のワインと花を組み合わせて楽しむイベントなど、女子力を高めるためにはぜひ参加したいイベントが盛りだくさんです。店舗によって違った魅力を楽しめますそれぞれのお店には個性があり、違った空間やサービスを楽しむことができます。まず、南青山本店は、1店舗目としてオープンした空間コンセプトである「花農家の温室」を最も体感できる空間。吉祥寺店は、商業ビル「アトレ」の地下にあり、吉祥寺限定の、プレートランチやフルーツパンなどを楽しむことができるので、吉祥寺の街を散策したあとにゆっくり休憩する場所としてはもってこいです。また、赤坂店はオフィス街の中心にあるお店で、ディナーメニューが充実。ハーブのカクテルなど、女性が好きそうなお酒も豊富です。忙しい日常の中で心を癒してくれる存在が、植物や花。そんな植物や花に囲まれながらゆったりとカフェタイムを楽しむことができるのが青山フラワーマーケット ティーハウスの特徴です。この週末は、ぜひ近くの青山フラワーマーケット ティーハウスでのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか?スポット情報スポット名:青山フラワーマーケット ティーハウス 赤坂Bizタワー店住所:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー1F電話番号:03-3586-0687※本記事上の情報は公開時点のものになります。最新情報は公式ホームページにてご確認ください。
2019年06月14日時間とともに植物と建物が一体となる世田谷区内の緑道と車道が交わる角地に建つ、構造設計士の多田脩二さん、由喜さんの住まい。建物から溢れるような植栽が緑道の緑と一体になり、この一角が大きく豊かな緑の空間になっている。建物の各層から緑がこぼれる立体庭園というコンセプトの住まいは、外から中の様子は伺えないが、一歩建物の中に入ると、外とつながる広々とした空間が広がる。設計は建築家の新関謙一郎さん。実は多田邸は、脩二さんよりも由喜さんが積極的に住まい造りにかかわったのだそう。「夫の仕事が忙しく、週末の家族サービスといえば夫が構造設計に関わった物件のオープンハウスに行くことでした。中でも、新関さんの設計した建物は、中に入ると外観からは予想できない広がりがあって、その空気感やデザイン性が素晴らしく、いつかは新関さんの設計した建物に住みたいと思うようになりました」美しい緑は、作庭家の長濱香代子さんが手がけた。竣工から5年目の今年、土を替えるなどの植栽の手入れを行ったそう。「長濱さんは、埼玉の農家の方と一緒に土作りからしっかり行っているので、手をかけなくても植物が生き生きと育ちます」緑のプランターが建物の各所に設けられていて、上下の位置を少しづつズラすことで、それぞれの場所で雨と光が当たるようになっている。「植栽のプランターは鉄筋コンクリートの構成の一部になっていて、梁の役目も果たしています」竣工5年目の多田邸。年月とともに緑のボリュームが変化していく。緑道の樹々と一体となった建物。緑に歓迎されながら洗い出しの階段を昇り、2階の居住スペースのあるテラスへ。新関さんの設計らしい物語性のある階段。窓を開け放てば、内と外がゆるやかにつながる。開放感が感じられる住まい。最上階は、低い窓の外に屋上の緑が広がる。茶室にいるかのような落ち着く空間。最上階の屋上の緑。ベンチの後ろのコンクリートのスラブの中にも深型のプランターがセットされている。最上階のプランターにはアガパンサスが植えてある。水やりはタイマーがセットされた潅水ホースで行うので手間がかからない。こだわり抜いたキッチンの設計由喜さんはご自宅で料理教室「こゆきの食卓」を開催していることもあり、キッチンの設計には細かな部分までこだわった。「調理器具や食器の数が多いので、効率よく収納できるよう引き出しの大きさを考えました。調理器具には電気を使うものが意外と多いです。後で困らないようにあらかじめコンセントの位置や数にもこだわりました」キッチンのカウンターの高さは92cm。「背の高い方や男性でも使いやすい高さです。たくさんの方が楽しく集まれる空間を創っていきたいと思っています」奥のI型キッチンの天板とカウンターテーブルは共にコンクリート打ち放し。ガスコンロはカウンター側に作った。長女の大学2年生の美久璃さん。そして弟が2人の5人家族。収納力抜群のキッチン。引き出しの高さは、あらかじめ収納したいものの大きさを測って決めたのだそう。モルタルのカウンターテーブルの裏側にもコンセントを設置。テーブル越しにも緑が見える。スタッキングできるグリーンの椅子はアンティーク。「テーブルは友だちからのお下がりのロイズ・アンティークスです」コンクリートの打設に立ち会い、頑丈な家に3階のバスルームは、まるでリゾートホテルにいるかのような非日常空間。煤を混ぜた黒いモルタルで壁や浴槽が作られている。「新関さんと沖縄のリゾートの仕事をご一緒させていただいた時、バスルームが素晴らしかったので、我が家にも作っていただきました」半地下には脩二さんの事務所がある。「以前は住まいと事務所が別々だったので、経費の面では一体になって良かったかもしれません」そして2階から4階が住居スペースの、計4層の建物になっている。「当初は木造で作ることも考えたのですが、4層はやはり難しく、RCで造ることにしました。しっかりした躯体を作りたかったので、コンクリートを打設する際は現場に来て、自分も手伝いながらコンクリートが密になるようにしっかり打ちました。コンクリート内の気泡は少ないほうが頑丈な建物にになるんです」頑丈な躯体と、年月とともに変化を見せる植物。これから先、さらに素敵な家になっていくに違いない。2階の浴室。床は玄昌岩、壁や洗面カウンター、浴槽は、煤を混ぜたモルタルに防水加工を施してある。幅広の水が滝のように流れる水栓。緑道に面した事務所のエントランス。「この入口はほとんど使っていないので、どんどん葉が茂ります(笑)」脩二さんの事務所。天井高3mのたっぷりとした空間。天窓からコンクリートの壁に落ちる光が美しい。約1m下げて半地下の事務所空間を作った。
2019年05月29日吉永小百合が主演し、共演に天海祐希を迎え、新たな感動の物語を描く映画『最高の人生の見つけ方』。この度、本作初の映像となる特報とティザーポスタービジュアルが到着した。今回到着した特報映像では、吉永さん演じる“大真面目な主婦”幸枝と、天海さん演じる“大金持ちの女社長”マ子の2人が、“少女のやりたいことリスト”からスカイダイビングに挑戦するシーンが切り取られている。しかし決意したものの、直前になって怖くなってしまった幸枝に「言い出しっぺなんだから、ちゃんとやんなさい!」という強めに返すマ子の姿や、2人がカメラを覗き込み笑顔を見せるシーン、マ子の秘書・高田学役のムロツヨシの姿も確認することができる。併せて公開されたティザーポスタービジュアルでは、吉永さんに天海さんが寄り添い、微笑みながら遠くを見つめる表情が印象的だ。「あなたのせいで、残りの人生楽しくなるなんて」というキャッチコピーが意味するメッセージ。それはぜひ劇場で確かめてみて。『最高の人生の見つけ方』は10月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年10月11日より全国にて公開©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年05月09日公園の木々を眺める 【木場】アートと公園を楽しむワンルーム(21.35㎡/9.7万円) 3月29日にリニューアルオープンしたばかりの東京都現代美術館がある木場公園真向かいのデザイナーズ賃貸です。この近さなら、絶対年間パスポート買ってしまいます。目線の高さからは、こんな風にモサモサと緑が見えています(画像は6階の眺望、今回の募集は5階です)。ブルーボトルコーヒーの出店でおしゃれタウンとして注目の高まる清澄白河も散歩圏内。豊かで文化的な生活が送れそうです。 この部屋の詳細を見る 【大森】スカッと抜けた1LDK(48.06㎡/20万円) 暮らしやすさに定評のある大森の、広め1LDKのお部屋です。2面採光の窓はどれもありがちな曇りガラスではなく、スカッと眺望が抜けていて開放感があります。それもそのはず。窓からの景色はこれですもの。隣の公園の大きな木が目の前に。これは贅沢ですね。眺望自慢だけじゃなく、内装もスキッとかっこいいのが嬉しいです。 この部屋の詳細を見る 中庭のある暮らし 【三鷹】コントラストの美しいデザイナーズワンルーム(35.66㎡/12.8万円) めっちゃかっこいい部屋だな!と思ったら、グッドデザイン賞受賞してました。どうりで。打ちっ放しの質感と、窓から見える中庭のグリーンのコントラストが美しいです。かくっと曲がった独特の間取りなのですが、こちらの窓からも緑が見えます。キッチンの部分は広い土間スタイルになっています。こういう部屋、ちょっと住んでみたいんですよね。 この部屋の詳細を見る 豊かな木々をシェアする暮らし 【聖蹟桜ヶ丘】木々に囲まれたラグジュアリーなシェアハウス(13.2㎡/6.4万円) 環境の良さにこだわりたいなら、豊かな共用施設のあるシェアハウスを選ぶのもひとつの答えだと思うんです。この木々に囲まれたテラス。素晴らしい。プライベート空間も十分な広さがありますし、木々も見えます。眺望とは関係ないんですが、共有リビングにもかっこいいインテリアグリーンが集結していてすごいです。 この部屋の詳細を見る 【三鷹】「農園」をシェアする2LDK(59㎡/16.2万円) ファミリー向けの住居とシェア型住居が敷地内に混在する形となる「リエットガーデン三鷹」。コミュニティのコアとなるのは「貸し農園」。地域の方にも解放され、広場では収穫祭などさまざまなイベントが行われる予定です。ファミリー向けの2LDK住居は入居募集がスタートしています。敷地内の大きな木々はそのまま活かされていて、リビングでソファに座りながら眺めることができるお部屋も。自分たちの住居は十分な空間を確保しながら、広い敷地内の木々や農園を地域でシェアして使う。そんな新しい家族の暮らしがここにあります。 この部屋の詳細を見る ※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 東京のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年05月05日吉永小百合と天海祐希が出演する映画『最高の人生の見つけ方』に、前川清と満島ひかりの出演が決定。キャラクター写真も到着した。ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンが主演、余命6か月の2人の男が、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した棺おけリストを携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリー『最高の人生の見つけ方』を原案に、設定を女性2人として新たに生まれ変わらせる本作。人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦と、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた大金持ちの女社長。出会うはずのない2人が病院で出会い、余命宣告を受けた2人がたまたま手にした同じ病院に入院する12歳の少女の【死ぬまでにやりたいことリスト】を実行するというありえない決断をする――。今年歌手活動50周年を迎えた前川さんが演じるのは、主人公の主婦・北原幸枝(吉永さん)の夫・孝道。妻の幸枝が癌になったことも知らず、家事も任せっぱなし、家ではいつもゴロゴロしていてだらしない生活を送る人物。そして幸枝の娘・美春を、『悪人』『一命』『海辺の生と死』などに出演する実力派女優の満島さんが演じることが決定。美春は、女性誌で働くキャリアウーマンでしっかり者。幸枝から家のことをお願いされるものの、孝道たち家族の面倒は見られないと憤るという役どころだ。吉永さんとは映画では本作が初共演となった前川さんは「まさか映画で吉永さんの夫を演じる日がくるとは、夢にも思いませんでした」と驚き、また今回吉永さんからのご指名だったそうで、「本当に光栄なことです」と喜んだ。一方、吉永さんとは『北のカナリアたち』以来7年ぶり2回目の共演となる満島さんは、「ますます吉永小百合さんを好きになり、ますます前川清さんのファンになりました。おふたりの娘でいられた私は、幸せ者です」と撮影をふり返り、「上手に言えませんが、とても大切な日々でした。今までにない気持ちを、撮影現場でたくさん見つけた感じがしています」充実した撮影であったと話している。『最高の人生の見つけ方』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年秋、全国にて公開予定©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年03月07日ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優が主演を務めた2007年公開の『最高の人生の見つけ方』を原案に、新たに主演・吉永小百合、共演・天海祐希を迎えて日本で映画化。今秋に公開されることが決まった。『最高の人生の見つけ方』は、何もかも正反対な余命6か月の2人の男が、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリー。残りわずかな人生を涙に暮れることなく、生き生きと笑顔で駆け抜けた主人公たち。彼らの生き方が映し出した「人生を悔いなく楽しく生きるのに、遅すぎることなど決してない」という希望に満ちたメッセージはあらゆる世代の心に響き、日本でも興行収入13.5億を超えるスマッシュヒットを記録した。■吉永小百合が大真面目な主婦に!「撮影現場で、胸が躍る毎日」それから12年、この感動の物語を原案に、平成から新しい元号に切り替わる2019年、2人の女性を新たな主人公にして日本で映画化。人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”・北原幸枝を演じるのは、日本を代表する国民的大女優、吉永小百合。余命宣告を受けながらも残りの人生を生き抜くという役柄に真摯に向き合っていく。本作『最高の人生の見つけ方』は吉永さんにとって121本目の映画出演作となる。吉永さんは、『カサブランカ』『インビクタス/負けざる者たち』など「深く心に残る映画を制作してきたワーナー・ブラザースの作品に初めて出演しています。大好きな天海さんと一緒に、思いっ切りスクリーンの中で飛び跳ねたい、生と死をしっかり受け止め、その中で新しい私を見つけたい」と語り、「撮影現場で、胸が躍る毎日です」とコメント。「世界中の方達にこの映画を観ていただけたら、どんなに幸せでしょう」と言葉に思いを込める。■天海祐希はリッチな女社長!「2人でロードムービーをやりたい」夢叶うまた、新入社員対象のアンケート調査で「理想の上司にしたい芸能人ランキング」7年連続1位を獲得している天海祐希が、吉永さん扮する幸枝とともに“やりたいことリスト”を実行していく大金持ちの女社長・マ子役に。2人は2001年公開『千年の恋ひかる源氏物語』以来、18年ぶり2度目の共演となる。「実は当時、次回作は2人でロードムービーをやりたいですね。と話していたんです」と天海さん。「それが叶い、しかも素晴らしい作品でご一緒できること大変光栄なことだと思っております。犬童監督に身を委ね、吉永さんを追いかけ、日々演じておりますが、夢のような現場です!」と喜びを語り、「きっと泣いたり笑ったり幸せな気持ちになって頂けると思います」と見どころをアピールする。さらに、メガホンをとるのは、『のぼうの城』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した犬童一心監督。「普通の主婦と大成功の実業家。まるっきり違う生き方をしてきた2人の女性が旅に出ます。自分の人生にまるごと『YES』と言うために。日本映画界のレジェンド、吉永小百合、演劇界の至宝、天海祐希。かつてない名コンビに助けられ、目指すは、楽しくワクワク、そして、グッとくるヒューマンエンターテイメント。是非、ご期待ください!」とコメントを寄せている。■あらすじ人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦と、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた大金持ちの女社長。価値観が絶対的に違う、いわば出会うはずのない2人が病院で出会った。余命宣告を受けた2人は入院して初めて“自分の人生の虚しさ”に気付く。いつのまにやりたいことがなくなってしまったのだろうか…?そんな2人がたまたま手にした、同じ病院に入院する12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”。2人はこのリスト全てを実行するというありえない決断をする。いままでの自分だったら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験。そうすることでいままで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に出会えた2人には、ある奇跡が待っていた…。『最高の人生の見つけ方』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月17日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「小百合さんは、素晴らしい方との出会いで、女優として次の段階に進めたんですよね?」吉永「そうです。だから出会いって、すごく大事ですよね」石原「でもそういう出会いは、つかもうと思ってつかめるものじゃないですよね?」吉永「そうね。自然にそういう機会がめぐってくると思う」石原「自分でつかみにいったことはありますか?」吉永「『時雨の記』という映画は、原作を読んでいて。ほかのところでやるっていう噂があったんだけど、絶対私がやりたかったの。だから、テレビ会社に行ってお願いしてお金を出してもらったり、相手役も渡哲也さんにお願いしたりして、実現したことがあります。だけど、思ったような映画にならなかった(笑)。そういうものなのかもしれないですね。でも、後悔はしていません。あのときに一生懸命行動してよかったと思っています」石原「最近、友達の存在ってすごく大切なんだなって実感しているんです。この間も、小中高の同級生たちと韓国旅行に行ってきて。ずっとしゃべりっぱなしだったんですけど、仕事の話は一切出なくて。その時間がすごく幸せだって思ったんです。小百合さんは10代でデビューされたときといまで、お友達の存在は変わりましたか?」吉永「すごく素敵ね。私も、昨日ちょうど小学校のクラス会があったんです。93歳になる先生もいらしたりして。楽しかったですよ。一緒に山登りに行ったりスキーをやったりもするんだけど、芸能人としての私じゃない付き合いができるから、気楽にいられますよね。大学時代の女友達とも、毎年集まってご飯に行ったりしています。この業界の友達は、そんなに多くないんです。親しくしていたのは、樹木希林さん。最近は、ギタリストの村治佳織とときどき旅行に行ったりもします」石原「私も芸能界の友達は少なくて、ほとんどの友達が同級生です。一時期、テレビやラジオで話せるからって、名のある方とばかり会っていたときもあるんですが、私は何をやってるんだろう?って苦しくなってしまって」吉永「ええ、わかりますよ」石原「そんなとき、同級生たちと一緒にいるとすごく救われて。私にとって友情は財産なんです。そう心から思えるんですけど、小百合さんもそうなんですね」吉永「それは、とっても大事にしないといけないね。そういう友達がいるのは本当に素敵なことだから。やっぱり友達は財産ですね」石原「私、もしも、もう一度、小百合さんと共演させていただけるのなら、もちろん母子もやりたいんですけど、社長と部下の役を演じてみたいなって。小百合さんに罵倒されたい(笑)」吉永「ふふふ(笑)。おもしろいかもしれない!社長と部下でも、敵対してたりとかしてね。やり合ったりもするんだけど、最後は同じ方向を向くとか、そういうのもいいですね。ぜひ誰かに考えてもらいましょう(笑)」
2018年12月07日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「私、もうすぐ32歳になるんです。『北の零年』の撮影のときも当時なりの悩みがありましたけど、いままた人生において、悩んでいるところがあって……。小百合さんは、32歳のころ、どのように過ごされてましたか?」吉永「私は28歳で結婚したので、それから4年くらいたったころですよね……。当時はそんなに、映画の仕事に没頭できているわけでもなくて。このままなんとなくやっていくのかなって漠然と悩んで、迷っていた時期です。でもそのあと、34~35歳のときに『動乱』という映画で、高倉健さんとご一緒して、1年かけて映画をつくって。ああこれが“本当の映画”なんだって思いました。その後『夢千代日記』というテレビドラマにも出合って、この世界でもう一度、地に足をつけて頑張ろうと思えたんですね」石原「それからは、ずっと思いや熱量は変わりませんか?」吉永「ううん、それからも、失敗して、落ち込んだりすることもありましたよ。それに私くらいの年になると、どうしても身体能力が衰えるから、いまだって、自分はどこまでやれるんだろうっていう悩みがあるのね。セリフをいつまでしゃべることができるだろうか、とかね。周りの人に迷惑をかけたくないから、体を鍛えたりもしているんですけど、今年初め、ちゃんと予防接種を受けていたのに、インフルエンザにかかってしまったの」石原「えー!」吉永「映画のキャンペーン中だったんですが、1週間休まなきゃいけなくなりました。みんなに迷惑をかけてすごく落ち込みましたよ。この秋も予防接種したんだけど、大丈夫かなって心配(笑)。だから、いま、さとみちゃんに、いろいろと悩みがあるのも、自然なこと。そこからまた、新しい道が拓けていくと思う」石原「『天国の駅HEAVEN STATION』について伺いたいんです(※’84年公開。戦後初の女性死刑執行者をモデルとし、吉永が汚れ役や過激なシーンに挑んだことが話題になった)。あれは、ああいう役をやるということが、しっかりわかったうえで引き受けられましたか?」吉永「モデルとなった実際の事件のことは、資料をもらって知っていて。ものすごい事件だし、なんというか“猛女”の役でしょ?こんなのできるんだろうかという戸惑いはあったんだけど、脚本を書かれるのが『夢千代日記』でご一緒した早坂暁さんだと聞いて。もうお任せしようと」石原「信頼できる方と一緒だったからってことなんですね……!」吉永「そうです。だからほかの方だったら難しかったかも。さとみちゃんも、ああいう役のオファーがあったりするんですか?」石原「やりたいんです」吉永「本当に?すごい!」石原「それは、ああいう役だけじゃなく……」吉永「いろんな役を?」石原「やりたいんですけど……。いま悩んでおります……」
2018年12月07日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!吉永「今年、さとみちゃんから届いた年賀状に“また母上と呼びたい”と書いてあったのが、印象的でした。ずっと会いたいと思っていたから、今日は本当にうれしいの」石原「私もずっとお会いしたくて。たぶん、’06年の日本アカデミー賞の授賞式でお会いしたのが最後で……」吉永「最近の活躍も、自分のことのように喜んでいますよ。少女だったさとみちゃんがどんどん大人になってきて、その成長ぶりがものすごくきれい!清潔で、だけどほのかな色気もあって。いつも素敵だなって思って見ています」石原「小百合さんに気にかけていただけているなんて、本当にうれしいです……」吉永「『北の零年』のとき、撮影の合間にいろいろ相談をしてくれたでしょ?大学に進むべきかどうかとか。まるで本当の娘のように感じていたんですよね」■当時のさとみちゃんが昔の自分と重なって……石原「私はデビューのころからずっと、小百合さんが憧れなんです。もともと両親が小百合さんの大ファンで、特に母は小百合さんと同い年で。当時からどのインタビューでもいつかお会いしたいと話していて。『北の零年』のお話をいただいたときは呆然としました」本誌「初対面は覚えていますか?」石原「『朝ドラ(’03年放送、石原主演の『てるてる家族』)見てます』って声をかけてくださったんです。しかも、小百合さんは共演者全員の作品をチェックして感想を伝えていて。子どもながらに、なんてすごい方なんだろうと、感じました」吉永「さとみちゃんはとにかく懸命に役に取り組んでいましたよね。乗馬のシーンもあって大変だったと思うんだけれど。でも、本番に強いから、いつもばっちりだった」石原「それは、小百合さんが何度も練習に付き合ってくださったからです。馬に乗っていると、同じ箇所が擦れてものすごく痛かったんですけど、それをお話ししたら馬具を一式プレゼントしてくださって。『こう使うと痛みが軽くなるから』と教えていただきました。覚えてらっしゃいますか?」吉永「ええ?そうでしたっけ?」石原「当時のマネージャーさんには、ふつうここまでしてくれる人はいないよ、って言われて」吉永「でもそれは、私も日活時代に先輩にやってもらったことですね。特に芦川いづみさんという素晴らしい先輩に、ファンデーションをいただいたり、おうちに呼んでいただいたり。15歳でこの世界に飛び込んで、どうしたらいいかわからない部分もあったんですけど、私は先輩のおかげで乗り切れて。10代のさとみちゃんが、そういう昔の自分と重なったのかもね」■忘れることのできない小百合さんの言葉石原「共演当時のことで鮮明に覚えていることがあるんです。ある役者さんが小百合さんとのシーンでずっとNGを出されていて。その方は小百合さんの大ファンで、手が震えていて。そのとき“母上”が『大丈夫ですよ、何回でもやりますから』と声をかけていたんです。それを見て、なんて優しい方だろう、と思いました。私も年齢を重ねて、年下の女優さんにファンだって言ってくれる方が現れて。彼女が緊張してセリフが出てこないことがあったんですが、『何回でもやるよ』って言えたんです。そのときに小百合さんの思い出がフラッシュバックして、うれしかったですね」本誌「吉永さんは、そのときのこと、覚えていますか?」吉永「いえ、覚えていない(笑)」石原「誰かが落ち込んでいるときに、相手の心に寄り添った的確な言葉で励ましてくださる、というか。その一言で、心が軽くなったり踏ん張れたりして、乗り越えられたあとにも『よかったね』と言ってあげられる。私も、そういう人になれたらいいなと思います」本誌「吉永さんには憧れの女性はいらっしゃるんでしょうか?」吉永「おこがましいかもしれないんですけど、私の憧れは皇后さまです。本当に素敵で、日本に暮らす私たちのことをいつも考えてくださって。お優しいけれど、いろいろなことをきちっと見てらっしゃる。ああいう方をお手本にしていきたいと思っていますね」
2018年12月06日