ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』の初日前会見が4日に東京・東急シアターオーブにて行われ、森公美子、朝夏まなと、廣瀬友祐、 梅田彩佳が取材に応じた。同作は大ヒット映画『天使にラブ・ソングを...』のミュージカル化作。破天荒なクラブ歌手デロリス(森公美子/朝夏まなと ※Wキャスト)は、殺人事件を目撃したことでギャングのボスに命を狙われ、警察の指示でカトリック修道院に匿って貰う。規律厳しい修道女たちからは天真爛漫なデロリスは煙たがられてしまうが、聖歌隊の特訓に励むうちに、互いに信頼関係が芽生えていく。主演の森・朝夏に加え、石井一孝/廣瀬友祐(Wキャスト)、大澄賢也、春風ひとみ、梅田彩佳、泉見洋平、KENTARO、林翔太、柳本奈都子、河合篤子、福田えり、太川陽介、鳳蘭らが出演する。○■森公美子・朝夏まなと主演ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』2014年の日本初演より同作の主演を務める森は「去年の11月から今年の1月までやっていたんですけど、急に(再演を)やることになって。私はもう去年で引退だと思ってたんです。でも1年もしないうちに再演と聞いた時に『やるやるやる!』って。やり残したことがたくさんあったので、やらせてくださいという気持ちでいっぱいでした。できることになりまして、まぁちゃん(朝夏)にもお世話になりましたけど、いろいろ教えてもらいながら、舞台に立てるという幸せを、今本当に感じております」と心境を吐露。3度目の主演となる朝夏は「去年の公演が半分以上止まってしまったので、初めてこの作品を観に来たいと言っていた友達もダメになって、今年やっと観に来られることになった。それも含めて去年のリベンジもありますし、こんなに短いスパンで再演させていただくことはなかなかない。『覚えてないかも』と思ったんですけど、実際動いてみると自分のデロリスがまだ残っている感じがして、お稽古しながら発見もあったし、新キャストのお二人にいろんな刺激をもらいながら、また新たなでロリス像が作り上げられてきたんじゃないかな」と自信を見せた。エディ役で新参加となる廣瀬は「学生時代の夢だったアフロになれたことで、僕はもう今、初日を迎える前に大満足をしております」と髪型に感無量の様子で、「自分がこの場所にこの役として出演できるのは、これまで本当にたくさんこの作品を愛して、お客様と共に育んで培ってきてくださった皆さんがいるからだと思っています」と感謝。シスター・メアリー・ロバート役の新キャストである梅田は「実は昔、オーディションを受けて、その時は落ちてしまったんですけど、お声がけいただいて、演じられるのが本当に幸せです。私が生きて来なかった人生を歌わせていただけるのが嬉しいですいし、去年観に来ていたので、このセットに立てるんだ、この衣装を着れるんだ、と感動で初日を迎えられるのが幸せです」と、念願の出演を喜んでいた。「2023年はどんな年だったか」という質問には、梅田が「一つの夢だったロバートが演じられた、本当に幸せな年でした。来年もこんな風に一つ夢が叶うように頑張りたいと思います」と回答。8月に実咲凜音との結婚を発表した廣瀬は「俳優としてというよりは、1人の人間として、男として大きな出来事があった1年になったので、またさらなる覚悟を持って、さらなる成長に繋げたいなと思っています」と抱負を掲げる。朝夏は「21周年ということで、自分のコンサートをさせていただいたんですけど、自分がここまで来られたのには本当にたくさんの方の愛や応援があったからこそだと実感する年になったので、背中を押してもらいました」としみじみ。森は「芸歴が42年ということでございまして、ちょうど倍なんです」と朝夏の言葉を受け、「私事でございますけど、ジャズを歌うようになりました。ジャズ歌手になるのが夢だったんですね。64になるんですけれども、一つずつ夢を叶えさせていただいてきたのかななんて思っておりまして。新しい作品やいろんなものに挑戦していける心を持つような、年の取り方をしたいと思っております。『シスターアクト』という作品に出会えなかったら他の作品にも出会えてないような気がしますので、この作品の素晴らしさ、愛の深さ、シスターの優しさとか、目に見えない神様を信じる熱い気持ちとか、ぜひこの会場で体験していただきたいなと思います。ここではミラクルが起こります」とアピールした。東京公演は東急シアターオーブにて11月5日〜29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて12月6日〜10日、静岡公演は静岡市清水文化会館マリナートにて12月23日〜24日。
2023年11月04日優れた脚本作家に贈られる「向田邦子賞」の第41回贈賞式が、昨日5月23日、帝国ホテルにて行われた。今回の受賞者は4月4日に行われた選考会で、三谷幸喜に決定。受賞作は、2022年に放送された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。式では、三谷さんが「選考委員の方々と一緒に僕が並んでいると、誰が受賞者かわからないような雰囲気で申し訳ないというか、フレッシュな感じが一切ないこの雰囲気…。本当にすみません。本当にうれしいです。ありがとうございます。向田邦子さんは、僕にとって憧れであり目標です。毎回本を書くときは、必ず向田さんのシナリオを読み返して、どうすれば向田さんに近づくことができるのかということを考えながらいつも書いてます」と受賞の喜びを語った。さらに、選考経過の説明や、大石静選考委員より賞状の授与などが行われた。そして、「鎌倉殿の13人」で主演を務めた小栗旬がお祝いのスピーチを行った。「とにかく毎週新しい台本が上がってくるのが楽しみで、どんなお話になっていくんだろう、僕が演じる義時という役はどんな行動をとらせてもらえるんだろうと、本当に楽しみにできる約1年4ヶ月の撮影期間でした」とふり返った小栗さんは、「役者としてこんなに役者冥利に尽きる現場はないなと思いましたし、それも本当に一人でひたすら折れることなくここまで書き続けてくださった三谷さんのお仕事というのは、素晴らしいものだなと思っております。そんなすてきな『鎌倉殿の13人』を作っていただきまして、どうもありがとうございました。そして本日は受賞おめでとうございます」と締めくくった。また、出演者の新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、生田斗真、佐藤浩市、大泉洋ら豪華ドラマキャスト陣が集結。「三谷さんの描く世界に関わることができて、本当にうれしく思います。このたびはおめでとうございます」(新垣さん)、「また、呼んでもらえるように頑張ります。本当におめでとうございます」(菅田さん)、「三谷さん、このたびは本当におめでとうございます。三谷さんのおかげで1年半、とても楽しい時間を過ごせました」(小池さん)、「三谷さんおめでとうございます。源仲章というとてもイヤミな役をいただきました。おかげさまで、日本国中で『うっとうしかったです』『イライラしました』という声をたくさんいただきました。これほど冥利に尽きることはございません」(生田さん)、「やっぱり三谷さんの物の見方、感じ方、大河でこれをやりたいと思ったということ、すごいなと思いました。本当におめでとうございます」(佐藤さん)、「三谷さんと一緒にお仕事できると思っていなかったので、今、何本も仕事させてもらえるようになって、夢のような出来事ではあります」(大泉さん)と受賞を称えた。贈賞式にはほかにも、坂口健太郎、瀬戸康史、梶原善、菊地凛子、山本耕史、中川大志、佐藤B作、草笛光子が登壇した。(cinemacafe.net)
2023年05月24日ネット上には正しい情報ばかりではなく、時に誤った内容である、通称デマが飛び交っていることがあります。誤った情報によっては、特定の人を傷付けてしまうことや、よくない方向に議論が進むことも。伝え手と受け手のどちらもが、情報が正確かどうかを注意しなくてはならない場合があるのです。自身の『死亡説』を否定した森公美子2022年10月19日、オペラ歌手の森公美子さんは、自身にまつわるネット上のデマを否定しました。それは自身の『死亡説』。生きているにもかかわらず、「亡くなったのではないか」といった事実無根の噂が拡散されているのです。森さんは「ヤバイ!よ!私の死亡説が出てる。生きてるよ!もちろん」と『死亡説』を否定。『死亡説』が拡散されているウェブサイトの内容を『スクリーンショット』で画像として保存するなど、弁護士と対応中だといいます。今ネットでココだなって、、検索したら出て来た、、死亡説一応スクショして、専門の弁護士さんに渡す事にした。誹謗中傷は、『芸能の仕事してたら当たり前と思ってたら間違いですよ、、芸能人だって1人の人間ですよ』と、、弁護士先生。限度を超える物は、訴訟手続き取りましょうと言われましたが、そんなに悪い事書いてない、、結果死亡説の噂ゼロと書いてはあるけど、、弁護士さんは、ネット専門なので、探します。簡単です‼️らしいけど、、kumikomorimoriーより引用※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る もりくみこ(@kumikomorimori)がシェアした投稿 森さんは、歌の練習風景や食事中の様子、友人たちといる場面など、近況が分かる写真を数枚投稿しています。新型コロナウイルス感染症にも、同日時点で「一度も罹っていない」とし、「なんで死亡説が出るんですかね?」と、ネット上のデマに疑問を抱きました。『死亡説』を否定しながらも、出てきた情報を1つひとつ確認し、「そこまで悪いことは書かれていない」と感想を述べた森さん。森さんをめぐるデマに対し、さまざまな意見が上がっています。・以前、『YouTube』で芸能人の『死亡説』みたいな動画が表示されていることがあった。調べたらもちろんご存命だったから、こんなに失礼な動画を投稿している人もいるのかと、不快に感じたな。・芸能人の名前と『亡くなった?』みたいな正しい情報なのかが分からないタイトルのリンクはクリックしないようにしている。悪質すぎるし。・デマを否定しても、文面から明るさを忘れない姿勢を感じます。そんな森公美子さんが大好きです!ネット上に多く上がっている情報は、誰かの「知りたい」という要求を満たすためにあるものです。しかし、そこに誤った内容があると、知りたい人はもちろんのこと、誰かを傷付けてしまうことになりかねません。情報が限りなく存在する現代だからこそ、正しさにこだわった取捨選択をしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年10月19日昭和を代表する脚本家・向田邦子の傑作『阿修羅のごとく』を舞台化。1979年放送の大ヒットドラマ全7本を凝縮、向田のセリフはほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットして描く、ある四人姉妹の物語。70歳の父親に愛人がいるらしいと、三女・滝子の連絡で集まった四人姉妹は、母親に知られず浮気を解消してもらう作戦を練るが、実はそれぞれ、自身の生活にも悩みがあり…。脚色は劇作家・演出家の倉持裕、演出は俳優としても活躍する木野花。出演は、長女・綱子が小泉今日子、次女・巻子に小林聡美、三女・滝子に安藤玉恵、四女・咲子は夏帆。夫など男性役は岩井秀人と山崎一がそれぞれ二役を演じ分ける。「10代の頃から向田作品が大好きだった」という小泉が会見、作品の魅力や意気込みを語った。「阿修羅のごとく」 チケット情報ドラマは小泉が12、3歳の頃に見ていた。「今も鮮明にすべてを覚えているぐらい、衝撃的なドラマでした。それを今回、自分が演じられる。生きててよかったと思います」と喜ぶ。多彩な出版物からその世界観に触れてきた小泉にとって向田は「ずっと憧れている人」。他界した81年の翌年、小泉がデビューし偶然にも向田と組んでいた演出の久世光彦とすぐに出会う。「運命のいたずらがなかったら出会えていたかもしれないと思って、勝手に悔しい気持ちになったりするんです」と思いを語る。今回、小泉が演じる長女の綱子は、ドラマでは加藤治子が演じていた。「その時の加藤さんと今の私がほぼ同い年、ご縁を感じます」。実生活では三姉妹の末っ子の小泉。「長女の気持ちはあまり考えたことがなかったですが、自分の人生は自分で責任をとる、みたいなちょっとサバッとしたところが綱子との共通点かなと思ってやっています」。人気の長編ドラマを、たった6人でどう観せるのか。「脚色の倉持さんが、すごく上手に工夫して書いてくださっているので、楽しみにしていてください。今回の私たち4人だったらどんな姉妹になるかという作り方をしているので、とてもおもしろく観ていただけると思います」。さらに今回、演出の木野のアイデアで舞台はセンターステージ形式での上演。観客席はそのままに舞台上の三方にも客席を特設、演技スペースを取り囲む仕様だ。四人姉妹の生々しい演技バトルが臨場感をもって立ち上がるだろう。「この『阿修羅のごとく』で兵庫に行けることが決まって、私はとても嬉しかったです。すごく楽しい、おもしろいことになっているので、たくさんの人に来ていただいて感想を聞きたいです。向田さんと久世さんも、きっと一緒に観に来てくれるような気がします」。公演は9月9日(金)から10月2日(日)まで、東京・シアタートラム、10月8日(土)から10日(月・祝)まで、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて。取材・文:高橋晴代
2022年09月07日奥田英朗の小説『向田理髪店』が高橋克実主演で映画化。映画『向田理髪店』として、2022年10月7日(金)より福岡・熊本で先行公開された後、10月14日(金)より全国公開される。奥田英朗の小説『向田理髪店』映画化『向田理髪店』は、『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『オリンピックの身代金』『純平、考え直せ』などを送り出し、直木賞など数々の文学賞を受賞するベストセラー作家・奥田英朗による小説。寂れた元炭鉱町「筑沢町」にある理髪店の親子の葛藤を軸に、過疎化や少子高齢化、介護、結婚難など、地方の抱える深刻な問題に直面しつつ懸命に生きる人々の姿を描く。家族の絆や、人とのつながりの大切さをあらためて観る人に思い起こさせてくれる、心温まる物語だ。映画『向田理髪店』は、福岡県大牟田市で撮影を敢行。地元の人々の協力も得ながら、“変わりゆく故郷の姿”を絶妙な世界観で表現している。高橋克実が映画初主演、理髪店店主に主人公・向田康彦を演じるのは、『向田理髪店』が映画初主演作となる高橋克実。加えて、白洲迅や板尾創路、近藤芳正、富田靖子、筧美和子、根岸季衣ら豪華俳優陣が登場。撮影地・福岡を中心に活躍するHKT48から、矢吹奈子、運上弘菜も出演する。・主人公・向田康彦…高橋克実「筑沢町」で理髪店を営む店主。息子・和昌は東京で働いていたが突然帰郷する。・向田和昌…白洲迅康彦の息子。東京で働いていたものの突然、帰郷し「会社を辞めたから店を継ぐ」と宣言する。・向田恭子…富田靖子和昌の母。息子が理髪店の後継ぎになることを素直に喜ぶ。・康彦の同級生…板尾創路、近藤芳正・三橋早苗…筧美和子筑沢町に最近、開店したスナック「さなえ」のママ。・大黒明美…根岸季衣筑沢町にある老舗のスナック「昭和下町」のママ。・本宮泰風…宮本風秦筑沢町で撮影する映画の主演男優。・大原零…矢吹奈子(HKT48)国民的アイドルとして筑沢町で撮影する映画のヒロイン。・香蘭…運上弘菜(HKT48)中国から筑沢町へ嫁いでくる女性。・佐々木良平…田中俊介東京出身の中央官庁から筑沢町へ出向してきた官僚。・大黒修平…永田崇人筑沢町出身で東京の大学を卒業。会社経営者。・劇中映画に登場するホテル受付…林田麻里・筑沢町に訪れるTVレポーター…まこパーティー監督・脚本は森岡利行監督、そして脚本を担当するのは、森岡利行。NHK「ツレがうつになりまして。」の脚本を担当し、映画『子猫の涙』で東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」特別賞を受賞した他、深津絵里主演の映画『女の子ものがたり』や、本作と同様、奥田英朗原作の野村周平主演映画『純平、考え直せ』など、様々な作品を手がけてきた森岡利行が、地方にまつわる問題や視点を、ユーモラスでちょっぴり切なく、ほっこりするタッチで描いている。【詳細】映画『向田理髪店』公開日:2022年10月14日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開※2022年10月7日(金)~福岡・熊本先行公開出演:高橋克実、白洲迅、板尾創路、近藤芳正、芦川誠、田中俊介、坪内守、鈴木大輝、永田崇人、重松隆志、運上弘菜、カイラショウきん、佐藤順一、中尾新吾、前田みどり、林田麻里、まこパーティー、矢吹奈子、本宮泰風、筧美和子、根岸季衣、富田靖子監督:森岡利行脚本:森岡利行原作:奥田英朗『向田理髪店』
2022年05月28日向田邦子の最高傑作「阿修羅のごとく」が、この秋舞台化されることが決定。物語の中心となる四人姉妹役は、小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆が務める。とある日、三女・滝子の話したいことがあるという連絡により、四姉妹が集まることに。数日前、70才を迎える父親が愛人らしき人物といるところを目撃した滝子は、興信所に父の身辺調査を依頼したのだ。四人は、母親に知られることなく父に浮気を解消してもらうための作戦を練る。そんな姉妹だが、実は自身の生活にもそれぞれ悩みを抱えていた。長女・綱子は仕事先の妻子ある男性と不倫関係、次女・巻子は夫の浮気の予感にもやもやした日々を過ごし、三女・滝子はその堅い潔癖さで男との出会いもなく、四女・咲子はボクサーの彼との不安定な生活に疲弊していた。ままならない現実をあたふたと、それぞれの業を抱えて正直に生きようとする四姉妹の闘いの日々は続く、阿修羅のごとく…。1979年のドラマ放送当時、和田勉の斬新な演出と加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンの共演で視聴者に鮮烈な印象を残し、再放送の度にファンを増やしていった名作「阿修羅のごとく」。2003年には映画リメイク、2004年、2013年には商業演劇として舞台化。今回の舞台は、向田さんのセリフをほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットし、“四姉妹のバトル”に焦点を当てた物語となっている。奔放に生きようとする長女・綱子役には、向田作品との縁が深い小泉今日子。平和に、堅実に生きようとする次女・巻子役を、主演映画『ツユクサ』が公開中の小林聡美。女らしさを秘めつつも不器用に生きる三女・滝子役を「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」の好演も記憶に新しい安藤玉恵。自由にそして必死に生きる四女・咲子役は、『海街diary』の夏帆が務める。ほかにも、三女に父親の身辺調査を依頼される探偵、恋人・勝又と四女の恋人・陣内を岩井秀人。長女の不倫相手・貞治と次女の夫・鷹男を山崎一と、それぞれ2役を演じ分ける。なお、演出は女優・木野花。脚色は『十二人の死にたい子どもたち』『アイ・アム まきもと』の脚本を手掛ける劇作家で演出家の倉持裕。劇場は、四方向に客席を設置し、ステージを囲む形で観るセンターステージ形式となっており、姉妹たちの生々しい戦いに立ち会うような臨場感ある空間作りを目指す。また合わせて公開されたビジュアルは、写真の周りに大宮エリーによる、女優たちそれぞれをイメージして描いた華やかな色彩の花の絵画とコラボ。姉妹のプリミティブな美しさと力強さを際立たせている。<キャスト・スタッフコメント>●木野花(演出)ドラマ「阿修羅のごとく」はリアルタイムで観ていました。お茶の間という枠を超えて、日常を揺さぶられた感じで衝撃でした。“阿修羅”は誰の中にも潜んでいると意識したのもその時です。ドラマの中で役者達が、一歩も引かずに火花を散らしている。その気にさせる何かがこの作品にはある。それを覗いてみたい。怖いもの知らずで今回乗ってみようと覚悟しました。そして心強いことに、この挑戦に打って付けの怖いもの知らずの顔ぶれが揃いました。一筋縄ではいかない魅力を秘めつつ癒される、最強の四人姉妹。こんな姉妹が観たかった! 遠慮なく体当たりでぶつかっていこうと思っています。何が飛び出すかしかと見届けて頂きたい。●小泉今日子大好きな向田邦子作品を舞台で演じることができるなんて!生きててよかったです。信頼している俳優たち、尊敬している演出家とともに作り上げることができるなんて!生きててよかったです。私は3人姉妹の末っ子として育ちましたが、今回は長女役。長女の立場から3人の妹たちを眺めたとき、どんな思いが心に生まれるのか。敏感に心を研ぎ澄まして稽古に臨みたいと思っています。●小林聡美もはや伝説といっていい向田邦子の「阿修羅のごとく」を、木野花さんの演出で、小泉さん、安藤さん、夏帆さんという素晴らしい俳優のかたがたと作り上げる時間を想像するだけで、気絶しそうです。40年以上前に書かれ、これまでも何度となく映画や演劇となった作品ですが、今、この世界観をどうやって表現していくことになるのか、楽しみです。●安藤玉恵「木野さんの演出で、向田作品の舞台で、阿修羅のごとく、四姉妹のお話で…」最後まで話を聞かずに「やりたいです!!」と言った記憶があります。その日から興奮しちゃって、向田さんのエッセーをめくる指にも気持ちが入ってしまっています。今まで黙っているのがツラかった(笑)。真夏の稽古、熱くなりそうです。●夏帆数年ぶりの舞台で今からとてもそわそわしています。この作品のお話をいただいたときに、これは絶対にやりたい...!と胸が高鳴って、また舞台の世界に飛び込んでみようと、覚悟を決めました。稽古に向けて、きりりとリズムカルな向田さんの言葉たちとどう向き合っていこうかと想像する日々はとても楽しいです。初舞台のときにとてもお世話になった木野花さんの演出のもと、頼もしい先輩方の背中を追いながら、精一杯がんばります。●岩井秀人ど偉い俳優さんたちと一緒に出ることになったなあと、感慨に耽っております。思えば引きこもり時代に見ていたのが「やっぱり猫が好き」でして、小林聡美さんの演技だか遊んでるんだか分からない自由すぎる挙動に目を回しておりました。やがて「俳優になってみたい」と引きこもりから脱出して30年ほど経ち、こんな場に呼ばれるとは。共演者の皆さま、軒並み「どうやってるんだか分からない」人たちばかりで、俳優フェチとしては稽古見学だけで済ませたい心持ちですが、めちゃくちゃ楽しもうと思っております。●山崎一出演が決定してとても嬉しかったですね。だって、このメンバーで向田邦子さんの「阿修羅のごとく」をやるんですよ!笑 しかも演出が木野花さんですからね。今からワクワクしてます。台本を読んで感じたのは出てくるキャラクター全員が愛おしいく感じたこと。観に来てくださるお客様もきっとそう感じてくれると思います。そうなるように、頑張ります!モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」は9月9日(金)~10月2日(日)シアタートラムにて上演。※兵庫公演予定あり(cinemacafe.net)
2022年05月10日ミュージカル『レ・ミゼラブル』が25日に東京・帝国劇場で初日を迎え、福井晶一、吉原光夫、佐藤隆紀、生田絵梨花、六角精児、森公美子が取材に応じた。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から愛され続けている。19世紀初頭のフランスを舞台に、ジャン・バルジャン(福井、吉原、佐藤)という1人の男の人生を軸にして社会情勢や民衆の生活を描いていく。2021年は5・6・7月の帝劇公演を皮切りに、8〜10月に福岡・博多座、大阪・フェスティバルホール、長野・まつもと市民芸術館の、全国4都市の上演となる。生田は2017年、2019年にコゼットを演じ、今回新たにエポニーヌ役に挑む。以前はドレス姿で取材を受けていたが、今回は貧しい悪党一家の娘を演じるために、汚しメイク&薄着での登場となった。「今までの開幕はもう少し緊張でふわふわしている感覚だったんですけど、今年はものすごく地に足を踏みしめてる感じがして、それはエポニーヌという役に力を借りてるのかもしれないです」と、心境を表す生田。コロナ禍の上演で「目の前にある当たり前の光景がいつなくなってしまうかわからないということが現実的で身近にあるので、今できることに一つ一つ集中して魂を込めていくという意識で舞台に臨んでいます。お客様の心を少しでも灯せるように頑張っていければと思います」と意気込んだ。新たな役に挑戦することになるが、「『コゼットぽい』とずっと言っていただいていて、そのイメージがある分、最初は自分はどんなエポができるのかという不安はありました。でも稽古場でのキャストの方々から『エポもいいね』『最初からエポやってた?』と言っていただけるようになって、『この方向でいいんだ』と勇気をもらえた気がします」と感謝する。演じるエポニーヌについては「強いという印象がありますけど、強いから強いんじゃなくて、弱さを隠して強くいようとしている。生きていく為に強くいなきゃいけないということは、誰しも共感できると思いますし、私も強さの中にどれだけ複雑な物を混在させられるか意識して試みています」と明かした。また今回、生田の母親役&父親役になるのが森&六角。森は「生田さんのエポがまた"すれっからし"で、まあこれは『前にコゼットやったよね?』というくらいの、全然違うキャラクターを押し出してきて」と驚く。「声も全部地声でグアッと張ったやつで、びっくりしました。『どこで勉強した?』と聞いちゃいました」と絶賛。生田は「発声は本当に変えました。今まで裏声や高い音域だったので、地を這うような音色を出せるようにトレーニングは重ねてきました」と語る。さらに森は新たな夫であり、今回ミュージカルに初挑戦する六角について「さすがですね。舞台経験がおありだから、居場所の確認は完璧にはいってるのがすばらしかったです。よくできたね」としみじみ。六角は「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と頭を下げていた。
2021年05月26日ミュージカル『GHOST』の会見が9日、都内で行われ、浦井健治、咲妃みゆ、桜井玲香、水田航生、森公美子が出席した。2018年に日本で初演されたミュージカル『GHOST』が、約2年半ぶりに蘇る。主人公サムを演じるのは、初演時にも圧倒的な演技・歌唱力で見事にその役を昇華させた浦井健治。ヒロインのモリーは、初演後も多くの大役を演じ演技力に磨きのかかった咲妃みゆ、そして、帝劇デビューも果たした桜井玲香を新たに迎え、Wキャストで務める。浦井は「コロナ禍でたくさんの思いをいろんなところでそれぞれに感じていると思いますが、人と人のつながりや、寄り添う心の素晴らしさ、人は1人じゃないんだという思いだとか、そういったメッセージがこもったミュージカル。この時期だからこそ伝えられるメッセージがあるなと感じています」と本作の魅力を語った。今回初参加となる桜井は「初演を既にされているということで、1個完成している作品ですが、稽古中も私の考えや表現を周りの皆さんがすごく尊重してくださっているので、形をとらわれず、のびのびと自分らしく演じられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。報道陣から、本番に向けてどのような話をしているのか浦井と桜井に質問が飛んだ場面で、初演に引き続き霊媒師のオダ・メイ役を演じる森が「私がすごく思っているのは…」と切り出し、「2人の濃厚なキスシーンが何度もあるはずで、それはどう処理するのかなってすごい思っているんですよ。CG加工をするのかな? と思ったりしている」とキスシーンに興味津々。浦井は「見せ方とか、マスク越しとか、今みんなで考えを出し合っています」と返した。ミュージカル『GHOST』は、3月5日~23日に東京・ 日比谷シアタークリエにて上演。
2021年02月09日女性の社会進出がこれからという時代に編集者として活動を始め、ラジオ番組の構成作家に。約1000本のテレビドラマの脚本を手掛け、ヒットドラマの旗手となった向田邦子。1978年には初のエッセイを刊行、その後、短編小説で直木賞を受賞した。こうして残された多くの作品は、時を経ても色褪せることなく我々の心に響き続けている。※新型コロナ感染拡大の情勢を鑑みて、公演は配信のみとなりました。(2020年1月13日時点)旺盛な好奇心で風のように生きた向田邦子と現役クリエイターの共演。注目したいのは彼女のライフスタイル。おしゃれを楽しみ、美味しいものに目がなく、旅が好き。多忙の中でも自分らしく暮らしたいという生き方は今、世代を超えて共感を集めている。没後40年を迎えた今年、彼女の特別イベント「いま、風が吹いている」が開催される。「姉に関するイベントの最後は、打ち上げ花火のように盛大に行い、天に向かって良かったねと言いたい気持ちがありました。今回が最後かはわかりませんが、このイベントは姉を回顧するだけでなく、次世代の様々なジャンルの方と新たなクリエイションを生む、未来に繋がる好機だと思っています」と、末妹でイベント監修者でもある向田和子さん。イベントは展覧会やドキュメンタリーの上映、舞台、コンサート、トークショーなどを中心に構成される。1階スパイラルガーデンでは展覧会が。ここでは彼女の愛用品から生原稿、写真まで約300点の資料を展示するほか、事前予約制のトークショーも開催。3階スパイラルホールでは、作家の角田光代らが出演するドキュメンタリー『向田邦子の贈り物』を上映。また浅田美代子らが出演する舞台『寺内貫太郎33回忌』の公演や、向田のドラマのテーマ曲などをセレクトしたコンサート「向田邦子・風のコンサート」も予定されるなど、盛りだくさんの内容に。ちなみに1階MINA-TOでは、著書ほか約30タイトルを取り扱う期間限定「向田書店」をオープン。スパイラルカフェでは、向田和子さんが営んだ赤坂の小料理屋『ままや』の看板メニューが、料理家・冷水希三子さんのアレンジで蘇る。「ひと口カレー」「人参のピリ煮」「さつまいものレモン煮」などが数量限定で楽しめる。飛行機事故から40年。生前の彼女を知らない世代になぜ今、彼女の生き方が支持されているのだろうか。「姉はささやかな暮らしを楽しむ視点を持っていました。食べること、装うこと、人をもてなすことなど、姉の残した作品や生き方には、自分らしく気持ちよく暮らすことへのヒントがあるのかもしれませんね」1.「これは一生モノ。どんな時にも着られるから」と和子さんが譲り受けたワンピース。冠婚葬祭に大活躍。2.料理にも器にも凝った向田。夢は料理人になることだったそう。実はananとも縁深かった!昭和の辣腕ライター。むこうだ・くにこ1929年、東京都生まれ。22歳で雄鶏社に入社。映画雑誌の編集者からキャリアをスタート。’76~’77年にはananに「男性鑑賞法」なる連載をしていたことも。スパイラル東京都港区南青山5-6-231月14日(木)~24日(日)11時~20時会期中無休TEL:03・3498・1171写真提供:かごしま近代文学館※新型コロナ感染拡大の情勢を鑑みて、公演は配信のみとなりました。(2020年1月13日時点)※『anan』2021年1月20日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年01月17日クリエイティブディレクターとして活躍する久保公美子のコレクション出品イベント「スーベニアズ デュ パリス・ジャポニスム バイ クミコ クボ(Souvenirs de Paris・Japonisme by Kumiko Kubo)」が、2019年12月4日(水)より、東京・パスザバトン丸の内にて開催される。久保公美子は、パリのアトリエでケンゾー(KENZO)のデザイナー・高田賢三に師事し、帰国後ケンゾー インターナショナル トウキョウ(KENZO INTERNATIONAL TOKYO)を設立。その後、フリーランスのスタイリストとして活動し、現在はデザイナー、コーディネーター、ディレクターとしてマルチに活躍している人物だ。今回はそんな久保公美子がパリで集めたアンティークやヴィンテージ品を中心に、それと対比する形で日本のヴィンテージアイテムも併せて出品。出品物は、財布やイヤリング、香水瓶といったアクセサリーをはじめ、茶碗、グラスなど様々なものが並ぶ。パリのアトリエに居た頃は、高級メゾンのブティックやアンティークマーケットで常に美しいものを探し求めていたと語る久保。そんな彼女が蒐集した貴重なコレクションを是非会場でチェックしてみて。【詳細】スーベニアズ デュ パリス・ジャポニスム バイ クミコ クボ開催期間:2019年12月4日(水)~開催時間:月~土 11:00~21:00、日祝 11:00~20:00会場:パスザバトン丸の内住所:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア内【問い合わせ先】パスザバトン丸の内TEL:03-6269-9555
2019年12月02日ミュージカル『レ・ミゼラブル』の初日会見が19日に東京・帝国劇場で行われ、福井晶一、吉原光夫、佐藤隆紀、濱田めぐみ、生田絵梨花、森公美子が登場した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から公演数は3,172回を数える。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。役者出身の演出補に変わり、「旧演出、新演出の間のシンプルなものを提示されている」(吉原)、「それぞれの個性を引き出してくれてる」(福井)と変化を語るキャスト陣。一方、初出演となった佐藤は「このナンバーをもうちょっと楽に歌えるかなと思ってたんですけど、流れで行くと、なんでこんなにきついんだろう、みたいな」と苦笑する。「バルジャンの先輩から『やった人じゃないとわかんないんだよ』って言われて、本当にそうだな。1人の人生をかけぬけて生きていくことのエネルギーは、見ている以上に大きいものだった」と、心境を明かした。福井は「シュガー(佐藤)が33歳でジャン・バルジャンということで、余計な予備知識なく飛び込んできてくれて、逆にハッと気づかされる。どんどん質問してくれるので、惜しみなく共有しながら稽古をすすめていきました」と、新キャストからの刺激を実感。吉原も「前回前々回は、ジャベールと2役やってたので、ディスカションする暇もなかった」と振り返り、「今回3人でいろいろ話し合ったり語ったりする時間がすごくとれた。3人で話したことをまずシュガーがやってみて、こうなるんだって検証したり。シュガーが入ったことで自分のやってることを具現化できた」と、チーム感が増した様子だった。森は、夫役で新キャストの斎藤司について「お笑いの仕事がなくなるんじゃないかってくらい真面目なんですよ。きちきちやるので、『こうですよね』確認してくれて、『斎藤さんなりにやれば』と言うんですけど、本当に真面目!」と語る。「たぶん、レミゼが終わったあと仕事が減るだろうと思うので、ミュージカルの方で仕事を入れてあげてください」と訴えた。また、初日前の気持ちを色に例えたキャスト陣は、「青。すがすがしい気持ちと、青い炎を燃やしたい」(福井)、「朱色。新しい化学反応だし、赤というより、あったかいものもあって見守ろうという感じ」(吉原)、「黄色。やってやるぞという気持ちと、芝居の中での神とのつながってく光につながってくイメージ」(佐藤)、「白金です。カーテンコールのときに白金の光に包まれているような充実感を得て、お客様も共有して、思いがひとつになる」(濱田)、「黄色。コゼットは光を宿す存在だと思うので、輝かしい、光のようなイメージ」(生田)とそれぞれのイメージを表す。最後の森は「トリコロールです。今回(ノートルダム)大聖堂が火災に見舞われて、フランス国民みんなが落胆している。フランスという大きな国が一つになって、再現しようとしている。私たちは自由に向かって前に行くわけですけど、フランスの国旗から力をもらえたかな」と、パリの火災に触れる。「少しでもこの作品をやってる限りは募金したいなと思って。日本も震災のときにいろいろ助けてもらってますから」と涙を見せた。東京公演は帝国劇場にて2019年4月19日〜5月28日(プレビュー公演 4月15日〜4月18日)。他、名古屋公演、大阪公演、福岡公演、北海道公演と全国ツアーを予定している。
2019年04月19日公演初日を迎えたミュージカル『ゴースト』の初日前会見が5日、東京・日比谷シアタークリエで行われ、浦井健治、咲妃みゆ、秋元才加、平間壮一、森公美子が出席した。同舞台は、1990年に公開されて世界中を感動の渦に巻き込んだ映画『ゴースト/ニューヨークの幻』のミュージカル版。浦井健治、咲妃みゆ、秋元才加、平間壮一、森公美子らをメインキャストに配し、『ミス・サイゴン』など数々の大作を手掛けた名匠ダレン・ヤップがブロードウェイ・ウエスト・エンド版とは一線を画した日本オリジナル演出で愛の物語を描き出す。主演の浦井は「このカンパニーは本当に仲が良くて、みんなで和気あいあいブロードウェイとは違った日本版のミュージカルをイチから作ってきました。大変でしたが、たくさんの方に愛されるミュージカルを目指したので頑張りたいと思います」と意気込み、「ハートウォーミングで人間愛が詰まっているところが見どころだと思います」とアピールした。宝塚歌劇団退団後、初めてのミュージカル出演となる咲妃みゆは「稽古が始まる前は初めてのことが沢山あって緊張もしましたし不安も大きかったんですが、男性キャストや女性キャストの皆さんに助けてもらいながら今日を迎えることが出来ました、苦労を振り返るというより、ここまであっという間の充実した稽古期間だったと思います」と前向き。その咲妃とヒロインのモリー役をダブルキャストで務める秋元は「ミュージカルの芝居として不慣れな部分もあって苦労しましたが、だんだん歌うことの楽しさとか上手く歌って皆さんにお届けできる楽しみでいっぱいです」と公演が待ちきれない様子だった。タイトルにちなみ、「自身の心霊体験は?」という質問に「テレビでもこれだけは言わないというお話を」と切り出した森は「私が車を運転した時に、左折をしたらロックしていたドアが4つ開いたの。これは人に話すとうつるので墓場まで持っていきます」と明かすと、隣にい浦井から「今言ったじゃないですか!」と指摘された森は「内容話すと皆さんにうつるから概要のみ(笑)」とそれ以上の詳細は口を閉ざして笑いを誘った。そんな森の心霊体験に驚いた表情の秋元。だが、自身の心霊体験は「信じてはいますけど、実際には思いつかないですよね」と明かしていた。ミュージカル『ゴースト』は、8月6~31日(13・20・27日は休演)に東京・日比谷シアタークリエ、9月8~10日に大阪・サンケイホールブリーゼ、9月15・16日に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、9月22・23日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリスでそれぞれ公演される。
2018年08月05日「向田邦子賞」の第36回選考会が4月3日に行われ、バカリズム(42)の受賞が決定した。受賞作品は昨年放送された「架空OL日記」(日本テレビ系)、バカリズムは脚本だけでなく主演の“OL役”も務めていた。 同作は、バカリズム本人がOLになりきって“架空の日常”を綴ったブログが基になっている。ドラマ化にあたり、当時のブログ内容の抜粋や脚色を施し映像化。受賞に際し「素晴らしい賞に選んでいただき、大変光栄です」とコメントしたバカリズムは、撮影時をこう回想した。 「この作品は出演者でもあったので、撮影をしながら控え室で次回の脚本を直すというなかなか忙しい現場でしたが、楽しんで書くことができました」 続けて「今後もいろいろな作品に挑戦したいと思います」と意気込んだバカリズム。ネットでも受賞を祝福する声とともに、称賛する声が上がっている。 《おめでとうございます。これからも面白いドラマの脚本をどんどん書いてください》《色々と発表し、賞として形になり、本当おめでとうございます》《ドラマ観てたけど本当に会話劇面白いし、変にリアルだし、女優陣も芝居がうまくて》 さらに続編を希望する声も。 《「架空OL日記」面白かったからなぁ、これを機に続編を作って欲しいよ》《起伏があるようなストーリーじゃないんだけど見続けられちゃう可笑しさがあって。続編あったらいいな》《『架空バスガイド日記』だとか『架空主婦日記』だとかもう無限にやってほしい》 昨年10月のインタビューで「(同作に)続編はあるのか?」との質問を受けたバカリズムは「僕はやりたいですね。同じキャストで」と“続編計画”も明かしていたが――。 ファンの願うように、その日は近い?
2018年04月04日向田邦子による同名ドラマ原作をもとに、その3年後を描くふたり芝居『家族熱』。義母の朋子をミムラが、先妻との長男・杉男を溝端淳平が演じる。ふたり芝居『家族熱』チケット情報ドラマでの共演経験を振り返り、「その時の溝端さんはコミカルさがベースながら、自然と“善意”が伝わってくる役どころを演じられていました。それが若干今回の杉男さんと共通する気がして。あっ、面白そうと思いました」とミムラ。溝端は「いつも笑顔で、柔らかいイメージのミムラさんが、朋子が秘めている女性の“業”“色気”みたいなものをどう見せてくださるのか。今からすごく楽しみです」と期待を寄せる。没後36年経った今も、衰えることがない向田作品の人気。熱烈な向田ファンのひとりでもあるミムラは、「向田さんのファンって今でも熱いですよね。『家族熱』というより“向田熱”みたいな(笑)。ただ個人的には、今まで見たことがない人がこれを機に、向田作品に興味をもってくれたらいいなと思っていて…」と、ファンならではの思いも明かす。ミムラと同様に熱烈な向田ファンであるのが、上演台本・演出を手がける合津直枝。そんなふたりの熱量に溝端は、「若干圧倒されています…」と苦笑い。だがそれだけに「すごく勉強になります」と続け、本作の魅力について、「杉男と朋子ってお互い思いはすごく強いのに、どうしてもそれを言い出すことが出来ない。そこに美しさや切なさ、もどかしさを感じますし、またそれが文学的で素敵だなと思います」と分析する。杉男が小学生の時、実母と入れ替わるように黒沼家に嫁いできた朋子。しかし杉男の父が前妻と通じていたことを知り、朋子は13年過ごした黒沼家を去ることに。本作ではその3年後、杉男の祖父の墓の前でふたりが再会するところから幕を開ける――。「彼女が黒沼家に嫁ぐ前、お墓で再会した時、さらにその先を考えなければと考えています。ストーリーの柱がとても強い分、ちゃんと生きた人をつくらないといけないと思うので」とミムラ。溝端は、「家族になる、他人になるって実はとても複雑な問題を含んでいると思うんです。でも杉男はそれには気づかず、自分の思うがままに突き進んでしまう。その浅はかゆえの姿が、逆に残酷に見えたらいいなと思います」と抱負を述べた。またミムラは「ストレートな恋愛譚にはしたくない」とも。ふたり芝居という濃密な劇空間でこそ生きる、向田作品ならではの恋愛劇がここに。公演は5月29日(火)から6月5日(火)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて上演。チケットは3月10日(土)から先着先行プリセールがスタートする。取材・文:野上瑠美子
2018年03月09日日本、韓国、中国を中心にアジアで絶大な人気を誇るダンス・ボーカルグループ「EXO」。この度、カイ(EXO)が日本のドラマに初主演することが決定。向田邦子の「春が来た」を、連続ドラマWで放送する。デパートの下着売り場で働く岸川直子は、地味で冴えない31歳の独身の販売員。ひょんなことからひとりの韓国人のカメラマン、 イ・ジウォン(カイ)と出会う。その日をきっかけにジウォンの存在は直子の家族を少しずつ変えていき…。2013年に発売した初のフルアルバム「XOXO」で韓国で12年ぶりのミリオンヒットを達成し、韓国の音楽賞を総なめにした「EXO」。日本ではデビューシングル「Love Me Right~romantic universe~」が、海外アーティストによるデビューシングル歴代最高の売り上げ枚数を記録。さらにその年のオリコン年間ランキングの新人部門で3冠を達成し、海外アーティスト史上最速で東京ドーム公演デビューを果たすなど日本でも人気のグループだ。WOWOWのオリジナルドラマ史上初の海外キャスト主演となる本作。原作は、鋭い観察眼と愛情あるまなざしで人間の機微を描き出す日本最高峰の脚本家・向田氏の遺作とも言うべき傑作短編「春が来た」。本質的な人間の姿を描く向田作品は、ロングセラー作品としていまも色あせることなく時代と海を越え、日本のみならずアジア諸国においても愛され続けている。そして監督を務めるのは、「鈴木先生」でギャラクシー賞優秀賞、近年では映画『俺物語!!』や『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』も手掛ける河合勇人。ドラマは、“家族の再生”という普遍的なテーマを描いた物語を現代リメイク。オリジナルストーリーを加筆、再構成し蘇らせる。主演に決定したカイは、「初めて日本でドラマの出演が決まったときは凄く嬉しかったですし、初めての日本のドラマ撮影を想像するだけでワクワクしています」と心境を語り、「日本に長く滞在するのが初めてなので、食べ物や日本の様々な文化を経験出来ることを凄く楽しみにしています」と撮影以外も日本滞在を楽しみたいと話している。なお、WOWOWでは「WOWOW Presents EXO Special Programs」と銘打ち、1月より「EXO」の出演番組が放送中。すでに4月までのラインナップ発表されているが、今回追加放送作品として、5月には「EXO」のメンバー総出演のラブコメディ「EXO NEXT DOOR ~私のお隣さんは EXO~」、7月にはカイがドラマ初主演した「チョコバンク」の放送も決定している。「EXO NEXT DOOR ~私のお隣さんは EXO~」は5月26日(金)よりWOWOWにて放送。カイ(EXO)主演「チョコバンク」は7月、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月01日舞台『天使にラブソングを~シスター・アクト~』(5月22日開幕)の取材会が21日、東京・帝国劇場で行われ、森公美子、蘭寿とむ、春風ひとみ、浦嶋りんこ、宮澤エマ、鳳蘭が出席した。同作は1992年にウーピー・ゴールドバーグ主演でヒットした映画『天使にラブソングを…』を2009年にミュージカル化した作品で、日本では2014年に上演された。元宝塚男役トップスターの蘭寿と森はWキャストで同じ役を演じるが「ライバルではなく、一緒に作り上げていこうねというスタンス」(蘭寿)と語る。森は蘭寿とのWキャストについて、「かぼちゃが踊ってるのと、ダンサーが踊ってるのの違い」と表現して周囲を笑わせ、「本当に蘭寿さんの存在が綺麗なので、同じ振り付けなのに同じに見えないという面白さがあります。ぜひ2回見ていただきたい」と公演のアピールをした。一方、蘭寿は森に「この明るさとパワー、そして歌唱力。いろいろと歌に関しても教えてくださって」と感謝の言葉を贈る。帝国劇場でのミュージカル公演は初となるが、宝塚OGの鳳は蘭寿を「培われた華やかさは大劇場に負けない」と太鼓判。春風も「宝塚のトップの男役は組の一番上にいらっしゃったわけですから、心配り、愛情、自然に出る」と、後輩の姿に宝塚時代のことを思い出していた。また、7月に予定されている岩手・宮城での公演について、仙台出身の森は「前回行った時は、皆さんからの『本当に元気になった、素晴らしかった』という言葉に、この仕事やっててよかったと……」と涙を見せた。さらに、2017年1月の九州公演も含めて「心は楽しく前に行くように、皆さんにあったかいものが生まれればなと思っています」とメッセージを送っていた。
2016年05月21日ロングレスダイエットで成果歌手でタレントの森公美子。そのビッグボディぶりは誰もが知るところだが、彼女がダイエットに励んでいるという。地道に積み重ねてきた結果、これまでは着られなかった、ユニクロのXLサイズが着られるようになったと、オフィシャルブログで語っている。以前にも流行した「朝バナナダイエット」にチャレンジし、90kg台にまで減量していた彼女だが、その後リバウンドしてしまっていたらしい。それが、美木良介が提唱している「ロングブレスダイエット」にこの夏から挑戦し始め、徐々に成果があらわれてきているのだそうだ。オフィシャルブログに掲載された画像でも、ややほっそりとした顔立ちになっているように見受けられる。ユニクロが着られる喜び!?以前はメンズのXLダウンも入らず、という状況だったため、既成サイズとして販売されているユニクロのXLが着られたことは、とても大きなことだったようで、「ありがたや」「ユニクロが入る人生は楽しいかも~」と、ノリノリでその喜びをつづっている。TBS系テレビ番組「中居正広の金曜日のスマたちへ」のなかでも、美木の指導を受ける森の様子が伝えられてきているが、美木は25日放送の「火謡曲!SP」でも、森公美子のダイエットの成果を近々“金スマ”でお見せできそうだと発言しており、その大きな成果ぶりが近日放送の番組でも紹介されることとなりそうだ。呼吸することでインナーマッスルを鍛え、脂肪を燃焼しやすい体質にするという「ロングブレスダイエット」。書籍でも注目されているが、彼女の成功でより話題を呼びそうだ。元の記事を読む
2012年12月28日向田邦子の名作ドラマを原作にした舞台『阿修羅のごとく』の製作発表が11月5日、都内で行われ、主人公の四姉妹を演じる浅野温子、荻野目慶子、高岡早紀、奥菜恵をはじめ、 母親役の加賀まりこ、父親役の林隆三らが揃って会見に出席した。「阿修羅のごとく」公演情報年老いた父親に愛人と子どもがいることを知った四人の娘たち。それを機に一見平穏に見えた彼女たちの日常は揺らぎ始める。様々な秘密が露呈していく中、家族間に密かに渦巻く嫉妬や猜疑心を繊細に描いていく。原作は、和田勉演出により1979年からNHKで放映されたドラマで、2003年には森田芳光監督により映画化もされている向田作品の中でも人気の一作だ。夫に先立たれ華道の師匠として生活、出入りの料亭主人と不倫中の長女・綱子役に浅野温子。浅野は「名作に出させていただけるだけでもう十分。あとは、舞台があたるよう体当たりでやらせていいただくしかないと思っております」と決意表明。銀行員の夫の浮気を疑いノイローゼ気味の次女・巻子役には荻野目慶子。荻野目は、中学生の時にドラマ版パート2に巻子の娘役で出演していたことを明かし、「その時、憧れの女優たちを見て、興奮したのを覚えている。八千草薫さんの役をやらせていただくのだと思うと感慨無量です。修羅場をくぐって女優を続けてきてよかった」と笑顔で喜びを語った。恋愛下手で潔癖症、独り身の三女・滝子を演じる高岡早紀は、「これまで先輩の女優さんとやらせていただく機会が少なかった。今回はすばらしい女優さんからお勉強させていただく」と意気込みを語り、喫茶店でバイトしながらボクサーの卵と同棲中の四女・咲子を演じる奥菜恵は「このような豪華な顔ぶれの中、家族の一員として参加できて光栄です」と期待に胸を高鳴らせた。公演は、来年1月11日(金)より東京・ル テアトル銀座 by PARCOで幕開け。その後、1月31日(木)から大阪・森ノ宮ピロティホール、2月9日(土)より愛知・名鉄ホールでも上演。チケットの一般発売はいずれも11月17日(土)より。なお、チケットぴあでは東京公演のインターネット先行先着「プリセール」も実施中。11月9日(金)18時まで受付。
2012年11月06日