日本映画界の鬼才・中島哲也が、『渇き。』以来5年の時を経て遂に最新作を製作!主演の岡田准一をはじめ、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら日本アカデミー賞常連俳優が集結し、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)を『君の名は。』の川村元気を企画・プロデューサーに迎え映像化する。■あらすじ愛する妻・香奈(黒木華)と結婚式を終え、幸せな未来に胸を膨らます田原秀樹(妻夫木聡)。そんな彼の会社にある日、謎の訪問者が。取り次いだ後輩いわく、「チサさんの件で」とのことだが、秀樹の脳裏に疑問がよぎる。チサとは、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの娘の名=知紗。まだ二人しか知らないはずの名がなぜ…。訪問者の正体はわからぬまま。“それ”と会話した後輩は謎の死を遂げる――。2年の月日が流れ、「イクメンパパ」として知紗を溺愛する秀樹の周囲で不可解な出来事が起こりだす…。“何かに狙われているのでは?”と恐れた秀樹は、知人の伝手でフリーライターの野崎(岡田准一)と、その恋人で強い霊感を持つ真琴(小松菜奈)を紹介してもらうことに。だが、真琴も“それ”を感知した途端、その強大さを思い知るのだった。そしてついに “それ”にカタをつけるため、真琴の姉で、国内一の霊媒師・琴子(松たか子)をはじめとした神社の神職、沖縄のユタなど、全国から猛者達が次々に集結してくる。クリスマスの夜。「…来る」、琴子が告げ、遂に“それ”との戦いが幕を開ける――。■『告白』タッグ再来!中島監督×川村プロデューサー『嫌われ松子の一生』や『告白』で人間の闇をエンターテインメントに昇華させてきた、日本映画界の鬼才・中島哲也。最新作の題材に選んだのは、「第22回日本ホラー大賞」を受賞した、澤村伊智による小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)。中島監督は、原作小説を読んですぐに「映画化したい」と快諾し、1年以上にわたり脚本を執筆。劇団「ハイバイ」を主宰し、岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をW受賞した気鋭の劇作家・岩井秀人も共同脚本として参加。企画・プロデュースは、『悪人』『モテキ』『君の名は。』ほか、数々のヒット作を世に放ち続ける川村元気。中島監督と川村プロデューサーは、『告白』以来、2回目のタッグとなる。■日本アカデミー賞常連の主役級キャストが一同に集結!主演を託されたのは、『海賊とよばれた男』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、近年数多くの映画に出演し、名実ともに国民的俳優となった岡田准一。中島監督との“初”タッグとなる。そして、妻夫木聡扮する田原秀樹の妻役に黒木華。岡田さん扮する野崎と共に“それ”と戦うことになった女性に小松菜奈。さらに、映画『告白』の主人公としても記憶に新しい松たか子が、最強の霊媒師役で参加。そして正体不明の“それ”に狙われるきっかけとなった重要な役どころを演じるのは、『悪人』と『怒り』でそれぞれ日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞を受賞し、俳優としてますますその動向が注目される妻夫木聡。中島作品への参加は、『パコと魔法の絵本』、『渇き。』(14)に続き3回目となる。■コメント全文掲載!岡田准一【野崎役】コメント今回、初めて中島哲也監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております。同世代の妻夫木聡さん、初めてご一緒させていただく松たか子さん、小松菜奈さん、何度かご一緒させていただいている黒木華さん。皆様と中島監督の世界でお芝居ができることをいまから楽しみにしております。中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で野崎として生きていけるように頑張ります。黒木華【田原香奈役】コメント今回の香奈という役は、自分にとって大変大きくいままでにない挑戦になります。難しい所もあると思いますが、監督と、共演の方々と共に、自分に無いものと在るものも含めて、最大限に楽しめればと思います。小松菜奈【比嘉真琴役】コメント中島監督とは私が女優として映画初出演の「渇き。」以来になります。再び中島監督とお仕事出来ることは嬉しさと怖さがあるのは正直な気持ちです。今回私が演じる真琴は、一風変わったキャラクターですが強さと弱さ、正義感、女性らしさを兼ね備えたとても人間味ある人だと思いました。また内面の役作り含め、今回はビジュアルも監督はじめスタッフの方々と相談しながら作りあげたので、現場に入って監督、共演者の方々と共存する中でどんな真琴が生まれるかいまからワクワクします。そして、真っ直ぐぶつかっていきたいと思います。松たか子【比嘉琴子役】コメント中島監督に再び声をかけていただき、嬉しい気持ちと、何をどうすればいいのかわからない思いの両方で胸がいっぱいです。でも、魅力的な出演者の皆さんとご一緒できることを、本当に楽しみにしています。撮影が始まるまでに、ゼロになることを恐れず、いまのこのいっぱいな心をからっぽにして、現場に向かいたいと思います。妻夫木聡【田原秀樹役】コメント中島監督がみせるホラーとはどういうものか、僕自身とてもワクワクした気持ちでいます。中島監督の作り上げる世界は幻想的でもあり現実的でもあり、いろんな感情が渦巻いたその世界の中で生きることをいつも楽しませて頂いています。本当に怖いものはもしかしたら…と思うような結末は新しいホラーの形となることを確信しています。楽しみにしていてください。川村元気【企画・プロデュース】コメント中島哲也監督と『告白』以来、8年ぶりに映画を作れることに興奮しています。『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など傑作だらけの恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指し、志高く映画を作っていきたいと思います。本当に恐ろしいのは“それ”なのか“人間”なのか。日本最高峰の俳優たち、そして観客とともに答えを探していく。そんな真新しいエンタテインメントを目指します。『来る』は2019年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月12日WOWOW「連続ドラマW 春が来た」の第1話完成披露試写会が9日(火)都内で行われ、韓国の人気グループEXOのカイ、共演の倉科カナ、高畑淳子、佐野史郎、河合勇人監督が登壇した。日本のドラマ初主演のカイさんは「温カイ春ト、カイガ来マシタ」とダジャレで挨拶しながら、自分で爆笑するチャーミングさを見せつつ「日本のドラマに主演するという想像できないことで驚きと喜びがあった。日本での初めての経験ができるし、演技を通して日本のファンに会えることにもワクワクしました。この作品を通していいご縁ができたので、この作品を選択したことは後悔していません」と喜色満面だった。■カイ、難しかったセリフは?倉科さんから「印象的な日本語セリフ」を聞かれたカイさんは「借金シテマシタ」と意外なワードを挙げて「これが凄く良かった。だってこれは自分には借金があるという意味ですよね?それを言うこと自体が良かった」とニコリ。一方、難しかったセリフは倉科さんの役名である「直子」だそうで、倉科さんは「それを一生懸命練習している姿を見ました。直子、直子、時々“なおこぉ~”になるときがあって面白かった」と目撃談を紹介していた。■サプライズケーキに即興ダンス披露!イベント終盤には、今月14日に24歳の誕生日を迎えるカイさんにサプライズでバルーンケーキがプレゼントされた。カイさんは「凄く嬉しいです。でも驚いて慌てました。このケーキ、切りましょうか?」とジョークを飛ばしながら、即興ダンスを披露。しかし恥ずかしかったようでステージのパネルにもたれかかって顔を隠すと、倉科さんから「凄くカッコよかったし、照れてる姿も可愛い!」といじられていた。名脚本家・向田邦子による短編「春が来た」の現代リメイク。地味でさえない31歳の独身販売員・岸川直子(倉科さん)が、韓国人カメラマンのイ・ジウォン(カイさん)との出会いを通して変化していく様子を描く。登壇を予定していた古畑星夏は体調不良で欠席した。「連続ドラマW春が来た」は1月13日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日下町情緒漂う人形町で、歴史を刻んできた老舗東京・人形町にある「芳味亭(ほうみてい)」は、洋食の名店として歴史に名を残すお店です。下町情緒漂う人形町。純和風な建物と、少々レトロな書体で書かれた「洋食芳味亭」の看板が目印です。お店に一歩足を踏み入れると、1階はテーブル席、2階はお座敷というつくり。歴史と品格を感じさせる純和風な空間の中で、絶品洋食を楽しむことができます。1933年創業。名だたる大物に愛される洋食の名店お店が誕生したのは、1933年のこと。歌舞伎役者や芸妓など、人形町界隈で活躍する芸能関係者におなじみの洋食店として、長い間ごひいきにされてきました。横浜の老舗ホテルで修業したという先代。先代からバトンを受け継いだのは、15歳から「芳味亭」で修業を積み、この道40年以上になる土井三郎氏です。手間暇惜しまず、昔ながらの手法で作られる洋食は、人形町の名物として今も多くのファンに愛されています。「芳味亭」といえばこれ! 洋食の粋を凝縮した名物弁当「芳味亭」といえば、名物となっているのが「(上)洋食弁当」です。濃厚なデミグラスソースで煮込んだビーフシチューや、衣はサックリ、中身はトロリととろけるカニクリームコロッケ、ほどよい酸味が心地よいポテトサラダなどを、彩りのよい野菜とともにお弁当箱に詰め込んだ珠玉の逸品です。1ヶ月以上の歳月をかけ、何度も濾して深みとコクを出したデミグラスソースは絶品。歴史の中で培われた、圧倒的なおいしさを体感できるメニューです。お店を訪れたなら、ぜひお座敷で楽しみたい洋食の老舗として、日々多くの人が通うお店。店舗は、中央区の近代建物100選にも選ばれた歴史ある建物です。せっかくお店を訪れたなら、オススメしたいのが2階のお座敷。中でも特等席は、窓際の席。江戸の下町情緒が残る人形町の風景を見わたすことができます。お昼には大行列ができてしまうほどの人気店。ランチ開始の11時に合わせて、お店に到着しておきたいところです。あの女流作家も愛した洋食をいただく作家であり、食通としても有名な向田邦子氏も足しげく通い、彼女の作品には「芳味亭」のコロッケも登場したという逸話を持つお店。創業当初から愛される伝統の味を、守り続けています。2017年2月には、大手町に「芳味亭 大手町ホトリア店」をオープンさせました。東京駅からもアクセス抜群の大手町でも、人形町で愛される伝統の味を楽しむことができます。東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「人形町駅」が最寄り駅。A1出口より歩いて1分ほどの場所に、お店はあります。80年以上の月日を経て今も多くのファンを持つ洋食は、わざわざ訪れる価値のある絶品です。スポット情報スポット名:芳味亭住所:東京都中央区日本橋人形町2-9-4電話番号:03-3666-5687
2017年12月27日カイ(EXO)主演で贈るWOWOWのドラマ「春が来た」の主題歌が、「EXO」の日本オリジナル楽曲「Lovin’ You Mo’」に決定。あわせてドラマのポスタービジュアルが解禁。主題歌の一部も一足先に聞くことができる特報映像が特設サイトにて公開された。デパートの下着売り場に勤める岸川直子(倉科カナ)は地味で冴えない31歳の独身の販売員。岸川家はうだつの上がらない父・周次 (佐野史郎)、くたびれた部屋着で過ごす母・須江(高畑淳子)、生意気で可愛げのない高校生の妹・順子(古畑星夏)との4人暮らし。 ひょんなことから、ひとりの韓国人のカメラマン、イ・ジウォン(カイ/「EXO」)と出会う。その日をきっかけにジウォンの存在は直子とその家族を少しずつ変えていくのだが…。カイが日本のドラマに初主演する本作は、“家族の再生”という普遍的なテーマを描いた向田邦子の同名傑作短編を原作に現代リメイク。連続ドラマとしてオリジナルストーリーを加筆、再構成し、大胆に現代のヒューマンドラマとしてよみがえらせた。そして今回、本作の主題歌を「EXO」が担当することが決定。「EXO」が日本のドラマの主題歌に起用されるのは初めてとなり、日本語の歌詞で歌われた主題歌は、「春が来た」のために作られた日本オリジナル楽曲。影を帯びたイントロから切ないメロディへと展開、まるで冬の世界から春へと移り変わっていくような曲調は、ドラマをより一層盛り上げてくれるにちがいない。また、到着したポスタービジュアルは、キービジュアル同様に桜をバックに微笑むカイ扮するイ・ジウォンが印象的な1枚に。そして下部には、それぞれ想いを馳せる表情豊かな岸川家の4人の姿が切り取られている。ドラマ特設サイトにて公開された特報映像では、綺麗な桜並木を歩くジウォンと直子の2人の後ろ姿から始まる。さらにラストでは、ジウォンが涙。一体その涙の意味とは…。「連続ドラマW春が来た」は2018年1月13日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年10月20日2018年1月18日(木)から28日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演される、劇団東京マハロ第20回公演『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』。同公演のキービジュアルが公開された。【チケット情報はこちら】『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』はセックス依存症に悩む女性が、己の未熟さと葛藤しながらも生きていく様を、シリアスとユーモアを交えて描く作品。劇団東京マハロの主宰で、テレビドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を務める。出演は、今作が舞台初挑戦となる加藤玲奈(AKB48)、俳優・声優・アーティストと多方面で活動する根本正勝、舞台を中心に活動する輝山立ら。チケットの一般発売は10月21日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、現在先行先着プリセールを実施中。受付は10月21日(土)午前9時30分まで。
2017年10月20日タレントの山田邦子が17日、自身のブログを更新し、出場を表明していた『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』(日本テレビ系で12月に決勝生放送)を辞退する理由を明かした。この大会は、出場資格は「女性」のみでプロアマ問わず、漫才・コント・ピンネタ・ものまね・パフォーマンスなど、面白ければ何をやってもOKの異種格闘技戦。決勝を放送する日本テレビは、今月9日に山田が参戦することを発表したが、16日夕方、所属事務所の太田プロダクションから辞退の連絡があり、出場がキャンセルになった。山田はブログで、「がっかりしました やる気満々だったのに」と意欲はあったものの、「おととい予選参加の時は\2000払ってくださいと言われ、まさか?と思い お金払って出るの? もしかしてこの番組、出演料あるの?と聞くと………優勝賞金のみです………と」と、ギャラに関する認識が異なっていたことをを理由として説明。「ほほう?スポンサーついてるのに?審査員や司会者は、おそらくギャラがあるのに?」と皮肉しながら、「ま、まあ、いいでしょう、じゃあ、あと芸人は誰が出るの?アマチュアや研究生です、と? え? 芸人は? まだわかりません、て。私の名前は、とっくに発表になっているのに?何じゃそりゃ」と不信感を持ったことをつづった。ちなみに、17日時点では、アマチュアや研究生だけでなく、横澤夏子&山崎ケイ、宮川花子・さゆみ・たま子、島田珠代、酒井藍ら、第一線で活躍する女芸人の参戦が発表されている。それでも山田は「残念だなぁ。予選のネタもかなり面白いのを考えていたのにぃ。ただ名前が宣伝に使われただけか がっかりだ」と不信感をあらわにし、「showroom(配信サービス)か月笑(※事務所ライブ)でやろうっと。」と別のステージに注力する意向を示した。太田プロの関係者は、この事態を受け、「こちらの説明不足。これから本人と話をしていきます」としている。
2017年10月17日カイ(EXO)が日本のドラマで初主演を務めるWOWOW「連続ドラマW 春が来た」。先日、放送が2018年1月に決定した本作から、カイが日本の夏祭りを初体験した撮影メイキングカットが公開された。WOWOWのオリジナルドラマ史上、初の海外キャストを主演に迎えた本作。原作は、鋭い観察眼と愛情あるまなざしで人間の機微を描き出す日本最高峰の脚本家、向田邦子の傑作短編。 “家族の再生”という普遍的なテーマを描いた向田氏の遺作ともいうべき短編を、オリジナルストーリーを加筆、再構成し、大胆に現代のヒューマンドラマとしてよみがえらせた。先日解禁されたキービジュアルは、タイトルにちなんで「春」をイメージするものだったが、今回は「夏」の「七夕まつり」の撮影メイキングカットが公開。カイが演じるカメラマンのジウォンと、ヒロインの直子(倉科カナ)とその家族が一緒に夏祭りを楽しむという場面で、大勢のエキストラも参加し大規模な撮影がおこなわれた。スタッフがセットを装飾する間、女優陣は浴衣にお着替え。倉科さんを始め、直子の母親役の高畑淳子、妹役の古畑星夏らが浴衣姿で現れると、現場も華やいだ雰囲気に。カイも女優陣の浴衣姿を見て「綺麗です!」と絶賛。実はこの撮影、4月上旬の夜に行われたため、浴衣でいるにはかなり寒く、スタッフはコートを着ていたほどだったが、お祭りという設定もあり、出演陣にもスタッフにも笑顔があふれていた。カイは、この日のセットを見るや「すごい!」とテンションがアップ。なぜか、「大阪 たこ焼き なんでやねん!」というフレーズを繰り返しながら、日本語で「美味しそう。1つください」とイカ焼き屋台の店員役の人に話しかけたり、スーパーボールすくいをしてみたりと、撮影の合間も楽しそうに日本のお祭りを疑似体験。また、カメラマンという役柄のため、持っていたカメラで実際に出演者やスタッフを撮影し始める姿も。その腕前をスチールカメラマンに褒められると「僕はジウォン(カメラマン)だから(笑)」と冗談を言いつつ、自らの手で思い出を収めていた。撮影終了後、感想を聞かれたカイは「韓国には花火とかはあるけど、こういう町のお祭りみたいなものはないから、初めての経験で楽しかったです」と笑顔。「韓国にもこういうお祭りがあってほしい、本当に良いです。女性と来たら惚れちゃいそう」と、祭りシーンをすっかり満喫した様子。さらに、七夕の短冊に願いをこめたカイ。そこには「みんなに春が来ますように」と書かれていた。本編の中では、家族の幸福な時間の象徴として描かれた夏祭りシーン。家族の心が1つになる、印象的なシーンとなっている。「連続ドラマW春が来た」は2018年1月よりWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月01日テレビ朝日にて10月からスタートする、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を描く「帯ドラマ劇場」の第2弾「トットちゃん!」。先日発表された松下奈緒と山本耕史らに続き、このほど15歳以降の黒柳さんを清野菜名が演じることが決定!清野さんは本作が全国ネット連続ドラマ初主演となる。昭和4年、東洋音楽学校で声楽を学んでいた門山朝(松下さん)は、帝都交響楽団が主催する“第九演奏会”の合唱員募集のチラシを見て、友人たちと共に応募。楽団のコンサートマスターを務めるバイオリニスト・黒柳守綱(山本さん)と運命的な出会いを果たす。ところが、第九演奏会の前夜、北海道で医院を開業する父・門山周通(佐藤B作)が突然、上京。朝を連れ戻して見合いをさせるという。叔父・井上宏(高田純次)、えつ(八木亜希子)夫妻のとりなしで、なんとか帰郷を1日延ばし、演奏会に参加することだけは許してもらう。だが第九演奏会が終わった後、朝は家に戻らず、守綱に連れられるようにして、彼の住むアパート“乃木坂上倶楽部”へ。守綱から一緒に暮らそうとプロポーズされるが…!?黒柳さんとその家族の軌跡を描く本ドラマでは、戦後最大のベストセラーであり、これまで映像化されていなかった「窓ぎわのトットちゃん」の時代からもエピソードを抜粋し、テレビ女優・一期生として活躍したNHK時代や、初めて明かされる“国境を越えた恋”まで、黒柳さんの怒涛の半生に迫っていく。そんな本作で今回、黒柳さんの幼少期を演じる子役・豊嶋花からバトンを引き継ぎ、“トットちゃん”として物語をひたむきに駆け抜けるのが、2007年にモデルとして芸能活動をスタートさせ、2014年公開の『TOKYO TRIBE』でヒロインに抜擢、『東京無国籍少女』で映画初主演を務めた清野さん。現在放送中の帯ドラマ劇場第1弾「やすらぎの郷」でも、主人公・菊村栄(石坂浩二)がかつて思いを寄せた女優の孫・榊原アザミ役で登場しており、その透明感とさわやかな演技がプロデューサー陣の目に留まっての抜擢となった。清野さんが、若かりし頃の黒柳さんが実際に使用していた衣装を身に着けて「徹子の部屋」収録スタジオに現れると、黒柳さんは「スタジオに入っていらしたとき、“私だ!”と思いました。本当にビックリしました」と仰天!「このお話をいただいたときは信じられない気持ちでいっぱいで、一体何が起きたのだろうと思いました」と心境を明かした清野さんに、黒柳さんは「私の人生は一貫してずっとラッキーでした。ぜひ、そんな明るさを視聴者の皆さんにふりまいて差し上げてください!」とエールを送り、握手。また「でも皆さんが思っているより、私は早口じゃないのよ。言葉遣いに気をつけて演じていただけたらうれしいわ」と“注文”をし、緊張気味の清野さんを和ませる場面も。実在の人物を演じるのは初めてだと話す清野さんは、黒柳さんの激励を受け「トットちゃんは皆さんに幸せや笑顔を届ける存在だと思いますので、視聴者の方々に毎日ハッピーな気持ちになっていただけるよう、一生懸命頑張ります」と意気込みを口にした。また、国際的なピアニストで、徹子の国境を越えた恋の相手である祐介・カールケルナーを城田優が演じることも明らかに。徹子と親交のあった人気脚本家・向田邦子役に山田真歩、徹子の大親友だった国民的俳優・渥美清役に山崎樹範。そのほか新納慎也、中村メイコ、宮川一朗太、いしのようこらベテラン陣が顔を揃える。黒柳さんも太鼓判を押す、清野さん演じる“トットちゃん”に期待が膨らむ。「トットちゃん!」は10月より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送予定。再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年08月02日ダンス・ボーカルグループ「EXO」のメンバー、カイが日本のドラマに初主演する連続ドラマW「春が来た」。今年の3月に製作決定が発表されて以来、放送がいつになるのか待ち望まれていた本作だが、この度、放送日が2018年1月になることが決定。あわせてカイさんの単独キービジュアルが到着した。デパートの下着売り場に勤める岸川直子(倉科カナ)は、地味で冴えない31歳の独身の販売員。岸川家はうだつの上がらない父・周次(佐野史郎)、くたびれた部屋着で過ごす母・須江(高畑淳子)、生意気で可愛げのない高校生の妹・順子(古畑星夏)との4人暮らし。ひょんなことから、ひとりの韓国人のカメラマン、イ・ジウォン(カイ)と出会う。その日をきっかけにジウォンの存在は直子とその家族を少しずつ変えていくのだが…。WOWOWのオリジナルドラマ史上、初の海外キャストが主演となる本作は、“家族の再生”という普遍的なテーマを描いた向田邦子の傑作短編「春が来た」の映像化。 向田氏の遺作ともいうべきこの短編を、連続ドラマとしてオリジナルストーリーを加筆、再構成し、大胆に現代のヒューマンドラマとしてよみがえらせる。ドラマ化にあたり、連続ドラマ「鈴木先生」でギャラクシー賞優秀賞し、『俺物語!!』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』などを手掛ける河合勇人が監督を務め、韓国人カメラマンのイ・ジウォン役を務めるカイのほか、倉科カナ、古畑星夏、健太郎、高田聖子、高畑淳子、佐野史郎ら豪華キャストたちが脇を固めている。また放送日決定とあわせて、タイトル通りにまるで春がやってきたかのような桜の装いと温かな木漏れ日の中、カイさん演じるジウォンが優しい眼差しを向けるキービジュアルも公開された。連続ドラマW「春が来た」は2018年1月よりWOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月21日「私、失敗しないので」――。女優・米倉涼子が演じる“失敗しない女”大門未知子が活躍するドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第5シリーズが、10月より放送されることがこのほど決定。また同時に、世界200以上の国と地域で、最新作を含む全シリーズが配信されることも明らかになった。本作は、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進むフリーランスの外科医・大門未知子が、病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマ。第1シリーズが2012年に放送、以降第2、第3シリーズ、スペシャルを挟み去年10月には第4シリーズが放送され、いずれも圧倒的な高視聴率を記録。橋田賞や向田邦子賞を始めとする錚々たる各賞も総なめにしてきた人気ドラマだ。第1シリーズから、物語の舞台となる病院は徐々にスケールアップし、第4シリーズではついに国内最高峰の「東帝大学病院」に派遣された未知子。今回放送される第5シリーズでは、汚い院内政治を操ってきた蛭間の失脚から1年、大転換期を迎えた「東帝大学病院」へ再度乗り込んでいく。新時代に突入した「東帝大学病院」は、“患者ファースト”を掲げる初の女性院長が誕生し、クリーンな医局を取り戻すべく大改革を進めていた。しかし、病院に巣食う権力者たちは自らの“旨味”を奪還すべく、絶対的権力と縦社会で統制された“真っ黒な巨塔”を復活させようと、暗躍し始める。一度は都落ちした蛭間も怪しい動きを見せる中、未知子は薄汚れた組織と真っ向から渡り合っていくことに…!果たして、新たな政治と権力争いが渦巻く巨塔で未知子はどんな気高き戦いを繰り広げるのか?そして、未知子役の米倉さんのほかにも、未知子が所属する「神原名医紹介所」の仲間、城之内博美役の内田有紀や神原晶役の岸部一徳、縦社会の医局で“御意軍団”を形成する外科医を演じる海老名敬役の遠藤憲一や原守役の鈴木浩介、さらに前作で「東帝大」院長の座を追われた権力の権化・蛭間重勝を演じる西田敏行ら、お馴染みメンバーも再集結。またここに豪華な新キャラクター加わり、未知子をとことん追い詰めることに…。今回の決定を受け、米倉さんは「自分の出演作で、第5シリーズまで続く作品は初めて!正直言っていまはまだ、どういう気持ちになっていいのか、よく分かっていない状態です(笑)」と心境を明かし、「『ドクターX』はファミリー感が強くて、戻れば絶対に温かく迎えてくれるチーム。不安はあるけど、もう一度『最後のつもりでやろうか!』と思いました。みんなで力を合わせ、また“新しい大門未知子シリーズ”を作り上げていきたいです」と意気込み。さらに世界配信の決定に関しては、「実は、『シカゴ』のブロードウェイ公演に、中国人や台湾人のファンの方々がたくさん来てくださって、中には個人でアレンジした『ドクターX』グッズをプレゼントしてくださった方もいたんですよ!そんなこともあって、世界中にいる日本人の方はもちろん、たくさんの方に見ていただきたいです。とにかく、楽しみにしていてください。私、失敗しないので。I never fail!…な~んて(笑)」とメッセージを寄せた。テレビ朝日ゼネラルプロデューサー・内山聖子は、「第5シリーズではお客さんをできるだけ裏切りたいと目論んでいます。『ドクターX』=大物ゲストと期待される方も多いかと思います。ですが、今回は“誰と対決する”ということではなく、“誰と何をするんだろう?”という興味をそそるような、意外な形のキャスティングにしていくつもりです。ぜひご期待ください!」とコメントしている。なお、世界配信と併せて国内での過去4シリーズの一挙配信も決定。auの動画配信サービス「ビデオパス」ほかにて9月1日(金)より配信がスタート。新作の放送前にまとめておさらいしてみて。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月19日「欅坂46」が主演するミステリードラマ「残酷な観客達」。この度、2016年5月に結成された「けやき坂46」(通称:ひらがなけやき)の12人全員が、本作の最終回に出演することが明らかに。「けやき坂46」のメンバーでもあり、「欅坂46」も兼任する長濱ねるは、今回の決定に「最終話でけやき坂46全員で出演させて頂けて本当にありがたいです。誰も予想できないような結末になっています。最後までハラハラドキドキするドラマになってるのでお見逃しなく!」とコメントしている。現代からさほど遠くない近い未来での出来事。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生たちが、突如として教室に閉じ込められてしまう!その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客たちが、彼女たちを観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客たちから多くの「いいね!」をもらうこと。彼女たちはたくさんの「いいね!」をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒たちは疑心暗鬼になっていく。「友だちは大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切」。ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?一体何故、彼女たちは閉じ込められているのか?観客たちに運命を握られた21人は全員で脱出できるのか――?本作は、いま人気急上昇中の女性アイドルグループ「欅坂46」のメンバーが総出演するドラマ。企画・原作は秋元康、「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する本格ミステリー作品となっている。そして今回、本作の最終回に「けやき坂46」もメンバー12人全員揃って出演することが決定。昨年結成された「けやき坂46」は、今年3月にZepp TOKYOにて初のワンマンライブを成功させ、5月に開催されたZepp Nambaでは「欅坂46」を含むグループ初の大阪での単独公演を行い、大成功を収めるなど注目のグループ。「けやき坂46」が全員でドラマ出演するのは初となり、「欅坂46」が本作で演じているのと同じく、自分たちにどのような運命が訪れるかまだ知らない女子高生たちを演じる。最終回は、職員室に閉じ込められた生徒たちが再びタブレットからの一人5万「いいね!」獲得の指令にうなだれるも、出席 番号17番・葉山ゆずき(平手友梨奈)は意外にも最初にクリア。しかし、親友の14番・永嶺みこ(長濱ねる)や皆と離れ離れになる寂しさや怖さと、学校に閉じ込められていた数日間の出来事を思い出し、全員でここから出ることを決意。生徒たちは観客たちに必死のアピールをするが、やがてタブレットに寄せられたコメントの内容に違和感を抱き始め、誰かが操作をしているのではと疑問に思う。全員での脱出と生還を信じて、生徒たちは一斉に行動を起こし始めるが…というストーリーだ。また今回、最終回の場面写真とオフショットが到着!「けやき坂46」全員が揃い“ヒ”のポーズを決める写真と、最後の最後までどうなるか分からない葉山ゆずき(平手さん)と永嶺みこ(長濱さん)の中学生時代回想シーンでのセーラー服姿の仲良しオフショットが公開されている。「残酷な観客達」は毎週木曜日0時59分~日本テレビにて放送、地上波放送終了後よりHuluにて先行独占配信。(cinemacafe.net)
2017年07月12日日本、韓国、中国を中心にアジアで絶大な人気を誇るダンス・ボーカルグループ「EXO」のメンバー、カイが日本ドラマで初主演を務めた「連続ドラマW 春が来た」がクランクアップを迎え、カイからコメントが到着した。デパートの下着売り場に勤める岸川直子(倉科カナ)は、地味で冴えない31歳の独身の販売員。岸川家はうだつの上がらない父・周次(佐野史郎)、くたびれた部屋着で過ごす母・須江(高畑淳子)、生意気で可愛げのない高校生の妹・順子(古畑星夏)との4人暮らし。ひょんなことから、ひとりの韓国人のカメラマン、イ・ジウォン(カイ)と出会う。その日をきっかけにジウォンの存在は直子とその家族を少しずつ変えていくのだが…。本作は、鋭い観察眼と愛情あるまなざしで人間の機微を描き出す日本最高峰の脚本家・向田邦子の傑作短編「春が来た」の映像化。メガホンをとったのは、「鈴木先生」でギャラクシー賞優秀賞、日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門最優秀賞などを受賞後、映画『鈴木先生』も監督した河合勇人。近年では『俺物語!!』や『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』も手掛けている。今回のドラマでは、そんな向田氏の遺作ともいうべき短編で、“家族の再生”という普遍的なテーマを描いた「春が来た」を、現代リメイク。連続ドラマとしてオリジナルストーリーを加筆、再構成し、大胆に現代のヒューマンドラマとして蘇らせる。本作で主演を務めるのが、日本のドラマ初出演となるカイ。先日、無事にクランクアップを迎えたカイは、初の長期間に及ぶ日本滞在、同期間に海外で「EXO」としての公演も行なうなど、負担の多い撮影期間だった。しかしそれにも関わらず、現場では辛そうな素振りは一切見せず、いつも笑顔で周囲を和やかな雰囲気にさせていたそう。そして、韓国の最南端にあるリゾート地・済州島にてクランクアップが行われた当日。「OK です。これでカイさんの撮影は以上となります」とスタッフから声がかかると、カイは満面の笑みを浮かべ、深々と何度も頭を下げていた。そして、河合監督から白い花で作られた花束を受け取ると、感無量と言った表情で日本語を使い「本当に寂しい。寂しいです」と名残惜しい気持ちを表していた。またカイは、「日本と済州島の2か所で撮影をさせていただきましたが、とても楽しかったですし、本当に充実した時を過ごすことができました。共演者の方々、そして全てのスタッフの皆さん、いままでのロケ地、風景、全てが僕の思い出として残りそうです」とふり返り、「日本で初のドラマでありながら主演を演じさせていただき、自分には特別な時間でしたし、全力で臨んだ自分の真っ直ぐな気持ちをドラマを通して皆さんに伝えたいです」とコメント。そして初めこそ「韓国のトップアーティスト、EXOのカイさんとはどれほどのものか」と高をくくっていたという監督だが、「撮影が終わったいま、こころにぽっかり穴が空いてしまった。激しいカイくんロスに悩まされている。結論から申しあげるとカイくんは怪物であった。世界のスーパースターとはこれ程のものかと打ちのめされた」と絶賛。さらに、「カイさんとジウォンの役柄について話したとき、ジウォンは冬の岸川家に春をもたらす存在なんだという話をした。カイさんは春そのものになり、岸川家だけでなくわれわれスタッフにも春をもたらしてくれました。視聴者のみなさんにも必ずや春をもたらしてくれるでしょう。ただし、春が去った後のカイくんロスは半端ないのでご注意ください」と呼びかけた。(cinemacafe.net)
2017年05月11日いま人気急上昇中の女性アイドルグループ「欅坂46」が出演するドラマ「残酷な観客達」。この度、5月18日(木)の初回放送に先駆け、「欅坂46」21人全員が写るメインビジュアルが到着。予告編も公開された。現代からさほど遠くない近い未来での出来事。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生たちが、突如として教室に閉じ込められてしまう!その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客たちが、彼女たちを観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの「いいね!」をもらうこと。彼女たちはたくさんの「いいね!」をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒たちは疑心暗鬼になっていく。「友だちは大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切」。ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?一体何故、彼女たちは閉じ込められているのか?観客たちに運命を握られた21人は全員で脱出できるのか――?本作は、企画・原作を秋元康が務め、前田敦子が主演した「毒島ゆり子のせきらら日記」で、第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する本格ミステリードラマ。また主題歌には、「欅坂46」の楽曲「エキセントリック」が起用されている。今回到着したメインビジュアルでは、教室に閉じ込められた女子高生21人を演じる「欅坂46」のメンバー21人が写し出された1枚。また、YouTube「日テレ公式チャンネル」では、本作の30秒予告編も公開されている。さらに、本作に出演する新たなキャストが決定。ティーンを中心に爆発的人気を誇っている大人気YouTuberのヒカル、ラファエル、「りかりこ」、ふくれなが、ドラマ初出演を果たす。彼らが演じるのは“観客”。普段はYouTuberとして動画を観られる側の彼らが、今回は“観る側”を演じていく。ドラマ出演決定にヒカルさんは、「ただただびっくりしました。一度、欅坂46さんのことは動画で取り上げさせて頂いていたので知ってはいましたが、いまでも本当にドラマに出てるのか?ちょっと疑ってます(笑)とにかく嬉しかったです」と驚きと喜びを語り、ふくれなさんも「とてもビックリしました。演技はもちろんしたことがなくて、私に出来るのかな?とかどんな役なんだろうとか色んな気持ちがありました」とコメント。そして、今回で改めてYouTuberの認知度が高まってることを再認識したと話すラファエルさんは、「撮影は全てが新鮮で勉強になることが多く、とても貴重な経験でした。ありがとうございます」と感想を語り、「りかりこ」は「普段通りのりかりこが見ていただけるように、頑張りました。りかりこの部屋で撮影していただいたので、そこも見てほしいです!」と明かしている。なお、今後彼らのYouTubeチャンネルにて、番組とコラボレーションした動画が公開。こちらもお楽しみに。「残酷な観客達」は5月18日(木)より毎週木曜0時59分~(水曜深夜)日本テレビにて放送。地上波放送終了後よりHuluにて先行独占配信スタート(初回は第1・2話同時配信)。(cinemacafe.net)
2017年05月09日2015年に結成されるや否や怒涛の人気急上昇っぷりをみせる女性アイドルグループ「欅坂46」。この度、彼女たちが出演するドラマ「残酷な観客達」が、5月18日(木)より日本テレビにて放送されることが決定。また、地上波放送終了後より「Hulu」にて先行独占配信も開始される。現代からさほど遠くない近い未来での出来事。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生たちが、突如として教室に閉じ込められてしまう!その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客たちが、彼女たちを観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客たちから多くの「いいね!」をもらうこと。彼女たちはたくさんの「いいね!」をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒たちは疑心暗鬼になっていく。「友だちは大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切」。ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?一体何故、彼女たちは閉じ込められているのか?観客たちに運命を握られた21人は全員で脱出できるのか――?本作は、企画・原作を秋元康が務め、前田敦子が主演した「毒島ゆり子のせきらら日記」で、第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する本格ミステリードラマ。「欅坂46」のメンバー平手友梨奈は、「演技に苦手意識があるので、克服したいという気持ちだったり、不安もあるのですが、みんなで力をあわせて頑張っていきたい」と意気込み、「欅坂46はクール・かっこいいというイメージを持っている方が多いと思いますが、ドラマならではの新しい私たちを見て頂きたいです」とファンへメッセージを送った。また、脚本の矢島氏は「緊迫感と馬鹿馬鹿しさ。この正反対なものをタイトルにあるように“観客”として楽しんでもらいたい」と見どころを話し、プロデューサー・植野浩之は「このドラマで描きたいことは、人間の悪意と好奇心。それをいま一番勢いのある女性アイドルグループ欅坂46と、向田邦子賞受賞後初の執筆となる脚本家・矢島弘一の掛け算で視聴者に届けたいと思います」と語っている。なおドラマの主題歌は、4月5日に発売された「欅坂46」4枚目のシングル「不協和音」通常盤に収録されている「エキセントリック」に決定。「残酷な観客達」は5月18日(木)より毎週木曜0時59分~日本テレビにて放送、地上波放送終了後よりHuluにて先行独占配信スタート(初回は第1・2話同時配信)。※ 関東ローカル(cinemacafe.net)
2017年04月19日日本、韓国、中国を中心にアジアで絶大な人気を誇るダンス・ボーカルグループ「EXO」。この度、カイ(EXO)が日本のドラマに初主演することが決定。向田邦子の「春が来た」を、連続ドラマWで放送する。デパートの下着売り場で働く岸川直子は、地味で冴えない31歳の独身の販売員。ひょんなことからひとりの韓国人のカメラマン、 イ・ジウォン(カイ)と出会う。その日をきっかけにジウォンの存在は直子の家族を少しずつ変えていき…。2013年に発売した初のフルアルバム「XOXO」で韓国で12年ぶりのミリオンヒットを達成し、韓国の音楽賞を総なめにした「EXO」。日本ではデビューシングル「Love Me Right~romantic universe~」が、海外アーティストによるデビューシングル歴代最高の売り上げ枚数を記録。さらにその年のオリコン年間ランキングの新人部門で3冠を達成し、海外アーティスト史上最速で東京ドーム公演デビューを果たすなど日本でも人気のグループだ。WOWOWのオリジナルドラマ史上初の海外キャスト主演となる本作。原作は、鋭い観察眼と愛情あるまなざしで人間の機微を描き出す日本最高峰の脚本家・向田氏の遺作とも言うべき傑作短編「春が来た」。本質的な人間の姿を描く向田作品は、ロングセラー作品としていまも色あせることなく時代と海を越え、日本のみならずアジア諸国においても愛され続けている。そして監督を務めるのは、「鈴木先生」でギャラクシー賞優秀賞、近年では映画『俺物語!!』や『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』も手掛ける河合勇人。ドラマは、“家族の再生”という普遍的なテーマを描いた物語を現代リメイク。オリジナルストーリーを加筆、再構成し蘇らせる。主演に決定したカイは、「初めて日本でドラマの出演が決まったときは凄く嬉しかったですし、初めての日本のドラマ撮影を想像するだけでワクワクしています」と心境を語り、「日本に長く滞在するのが初めてなので、食べ物や日本の様々な文化を経験出来ることを凄く楽しみにしています」と撮影以外も日本滞在を楽しみたいと話している。なお、WOWOWでは「WOWOW Presents EXO Special Programs」と銘打ち、1月より「EXO」の出演番組が放送中。すでに4月までのラインナップ発表されているが、今回追加放送作品として、5月には「EXO」のメンバー総出演のラブコメディ「EXO NEXT DOOR ~私のお隣さんは EXO~」、7月にはカイがドラマ初主演した「チョコバンク」の放送も決定している。「EXO NEXT DOOR ~私のお隣さんは EXO~」は5月26日(金)よりWOWOWにて放送。カイ(EXO)主演「チョコバンク」は7月、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月01日“ひと昔前”であるはずの昭和。それでもその時代の女性たちに今なお私たちが引きつけられるのはなぜ?その理由を、彼女たちの生き方や人となりに色濃く影響を受けてきた、エッセイストとしても活躍中の女優・ミムラさんが解き明かします。***■「いつか世間話を」文・ミムラ(一部抜粋)「料理、あまりしないんです」身近な女性達の口からそう聞く度に、ソワソワする自分が居る。私の役者業を応援・家事も全面的に分担してくれる夫に、どうしても料理だけは任せる気になれず、多忙中も出来る限り自炊している。一人暮らしの自炊は相対的に高くつくというデータは知っているし、男女同等に働き家事の分担も平等化していく、そんな世の中になればと願っている。それなのに“忙しくても料理する女性”に固執しているのだ。現代の風潮から少し昭和に偏った、このブレない私の基準。一体どこから来たものか……。四年前、書店で桐島洋子さんの『聡明な女は料理がうまい』を目にして、そうだ、これだ!という納得の思いが胸の内を駆け抜けた。そしてその納得の真中に、向田邦子さんが涼しい顔で立っていた。ずばり彼女こそ、私にとって憧れの“料理が上手い聡明な女”なのだ。向田さんとの出逢いは中学生、国語の教科書の中だった。毎年配布されたその日に全編読む習慣だったが、向田さんのエッセイ「安全ピン」だけは三度も読んだ。題材とされている日米安全保障条約は、平成の日常には滑らかに組み込まれきっており、“一昔前の昭和的な内容”と言えた。なのにどうして、この文章はこんなにも面白く読めるのか?不思議な満足感で眠りに落ちた春の夜が懐かしい。その後、二十代頭にかけて向田さん関連の主だった出版物はほぼ読み、一冊読み終える度、ファンになっていった。そうして自分でも執筆するようになったある日、前述の「安全ピン」を何気なく再読し、その凄さに打ちのめされたのだ。居並ぶ言葉達は高級な寄木細工のようであり、固すぎず丸すぎず、丁度良い大きさでぴたりと居場所を得て、重みをもって収まっていた。これがつまり「文章がうまい」ということだと、まだ気づけなかった十代。知って衝撃を受けた二十代。その強烈な感慨を今なお噛み締めている、三十二歳の現在なのである。◇むこうだ・くにこ1929年、東京都生まれ。実践女子専門学校卒。映画雑誌編集を経て放送作家に。ラジオ番組『森繁の重役読本』、テレビドラマ『寺内貫太郎一家』など、脚本を1万本以上手がけ、次々とヒットさせる。'78年に初のエッセイ『父の詫び状』を、'80年には直木賞小説を含む『思い出トランプ』を刊行。小説家としても活躍しはじめた'81年、台湾旅行中に航空事故に遭い、帰らぬ人となる。◇ミムラ女優、エッセイスト。NHKドラマ『トットてれび』に、向田邦子役で出演。本人の筆跡を猛練習して原稿シーンに臨むなど、渾身の演技が話題に。最新出演作『カノン』が、10/1より全国公開。※『anan』2016年10月5日号より。写真・柴田博司写真提供:NHK文・新田草子
2016年10月01日戦争を経験したり、物がない苦労を味わったり、なによりも女として今より格段に制約の多い生き方を強いられていた昭和の女性たち。“昔の人”という色眼鏡を外して、彼女たちの行動に触れてみれば、若々しい感性に驚くと同時に、その豪胆さに勇気づけられもする。空気を読んで、上手に失敗を避けて、いつも誰かとつながって…現代の私たちの生き方の方が、なんだか息苦しく思えてくるのが不思議。もっと思い通りに、もっと自分らしく生きたいと憧れる人のため、人生の先輩の、凛と筋の通った生き方をご紹介します。■仕事に生きつつ、暮らしを愛おしむ。女ひとりで身を立てていくのは今よりも大きな困難を伴うことでした。向田邦子や森茉莉、桐島洋子など、仕事に打ち込みながらも、自らの美意識を大切に、暮らしを整えていた人のしなやかなこと!慌ただしい毎日をもう少し丁寧に、と力づけられる思いです。■誰かのためにまごころを尽くす。他人に尽くすなんて、自分を犠牲にするようで古くさい?でも、そこに確かな喜びがあるなら、人として本当に尊い生き方かもしれません。武田百合子や幸田文のように、夫や父を思って過ごす日々が後年、文筆家としてものの見方に奥行きを与えたのもその証拠。■新天地へ飛び出す勇気。海外旅行など夢のまた夢だった時代に、大胆にも遠い外国へ飛び出していった女性たちがいました。高峰秀子や兼高かおる、石井好子などの冒険譚を読めば、縮こまった背中を押されるかのよう。現状に満足せず、何かをつかみとろうとする“貪欲さ”を見習いたい。■心のままに恋をする。恋する気持ちは人間の本能。男性と自由に交際することがままならなかった時代でも、胸を焦がす激しい思いは、今と何ら変わりなどなかったはず。恋多き女として知られる宇野千代や瀬戸内寂聴などの姿に、自分の情熱や欲望に素直に従う大切さを教えられます。※『anan』2016年10月5日号より。イラスト・村上テツヤ
2016年10月01日満島ひかりが黒柳徹子を演じ、そのテレビとともに歩んできた半生を描いた、NHK総合で放送中のドラマ「トットてれび」も6月18日(土)今夜の放送で最終回を迎える。テレビ放送が始まった昭和28年、NHKがテレビ放送開始にあたって専属俳優を募集していることを知り受験する黒柳さんは、筆記試験も面接も失敗続きだったが合格し、エキストラとしてテレビやラジオに出演することに。目立ち過ぎて叱られてばかりの黒柳さんだったが転機が訪れ、黒柳さんは数々の人気番組に出演。そこで出会っていく日本を代表するそうそうたる俳優たちとの交流が本作では描かれる。森繁久彌に吉田鋼太郎、渥美清を中村獅童さんが、坂本九は錦戸亮、向田邦子にミムラと豪華キャストの共演も話題を呼んだ。黒柳さんは「徹子の部屋」25周年のお客様として、記念すべき第1回のゲストだった森繁さんを招く。番組でこれまでの思い出をふり返る2人。森繁さんの第一印象は「ちょっとエッチなおじさん」だったという黒柳さん。ドラマで共演した森繁さんは大事なシーンでもセリフを憶えず大胆なカンニングをして黒柳さんを驚かせたという。「徹子の部屋」の収録は進むが森繁さんはやる気を見せず、見かねた黒柳さんはCM中「こんな森繁さん見たくない!」と叱る…最終回となる今夜は森繁さんと黒柳さんとの50年にわたる交流を描く。撮影にあたっては「あまり臆病にならないで、そのときやりたいことをカメラの前でやれたらいいな」と語っていた満島さん。草創期から日本のテレビとともに歩んできた黒柳さんをどう演じ切ったのか、その総決算となる今夜の放送をお見逃しなく。「トットてれび」は6月18日(土)20時15分~NHK総合で放送。(笠緒)
2016年06月18日映画『ふきげんな過去』が2016年6月25日(土)に公開される。主演は小泉今日子×二階堂ふみ、監督は異才の劇作家と称される前田司郎。五反田団を主宰し、演劇・小説・ドラマ・映画など、ジャンルを飛び越え活躍するマルチプレイヤー前田司郎。本作は、三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞も受賞している彼によるオリジナル脚本の人間ドラマだ。自分が本当の母親だという叔母・未来子の出現によって、退屈していた女子高生の果子は、眩い生き生きとした世界を見てしまう。そんな二人のひと夏の物語を描く映画は、『毎日かあさん』以来5年ぶりの主演となる小泉今日子と、日本映画界の若きミューズ・二階堂ふみというタッグによって実現した。■ストーリー物語の舞台は北品川の食堂「蓮月庵」。果子(二階堂ふみ)は、毎日が死ぬほど退屈でつまらない。けれどそこから抜けだして他に行くこともできず無為な夏を過ごしていた。ある日、果子たち家族の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が、突然戻ってきて告げる。「あたし生きてたの」。戸籍も消滅している前科持ちの未来子。そして自分が本当の母親だというが・・・。【作品情報】『ふきげんな過去』公開日:2016年6月25日(土) テアトル新宿他全国ロードショー出演:小泉今日子、二階堂ふみ、高良健吾、山田望叶、兵藤公美、山田裕貴/、大竹まこと、きたろう、斉木しげる、黒川芽以、梅沢昌代、板尾創路監督・脚本:前田司郎音楽:岡田徹©2016「ふきげんな過去」製作委員会
2016年05月29日『海街diary』の脚本執筆のさなかの2013年の夏、是枝裕和監督は以前から温めてきた、団地を題材にした脚本の第一稿を書き上げた。執筆の時点で、団地にひとりで暮らす老いた母として、樹木希林をイメージしていたという。2人が初めて作品を共にしたのはお盆に両親の家で顔を揃えた家族の姿を描いた『歩いても 歩いても』(’08)。その後も『奇跡』、『そして父になる』、『海街diary』において、主人公たちの祖母、義母、大叔母という立場で、出演シーンは多くないが絶妙な存在感を見せてきた。『歩いても 歩いても』は、いしだあゆみのヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」の一節を用いたタイトルだが、今回の最新作につけられた『海よりもまだ深く』というタイトルもまた昭和歌謡の名曲でテレサ・テンの「別れの予感」の歌詞に由来しており、阿部寛が息子役を演じているという点も同様!作家崩れで探偵として暮らすダメ中年の良多とそんな息子をそれでも愛する母、良多に愛想をつかし彼の元を去った元妻と妻に引き取られた息子の4人が、台風の一夜をひとつ屋根の下で過ごすことになるが…。約8年の歳月の中で是枝監督はどのように変化し、5本もの作品を共にした樹木さんは何を感じたのか――?――脚本の執筆段階で樹木さんをイメージしていたそうですが、ここで描かれる団地に住まう母親には、是枝監督ご自身の亡きお母さまが反映されているのでしょうか?是枝監督:似てる部分はあります。ただ、『歩いても 歩いても』のときもそうだったけど、「僕の母親を演じてほしい」とお願いしたわけじゃなく、あくまでキャラクターとして別人格で作られてます。僕の母のいろんなところ――すごく“世間”であるところや“毒”である部分になっていただいてるのは間違いないですね。――樹木さんは、是枝作品における“母親像”について、どのようにお感じですか?樹木:私も監督の母親として捉えているわけじゃなくて、女の人、母親であれば誰もが持っているであろう、かわいらしさとちょっと意地悪なところ、そういうのを含めて「母親になるとああなるんだろうな」と感じるところはあります。――映画の中では、真木よう子さんが演じた良多の元妻を例に「いまの母親」について少し批判的な部分もありますが…樹木:女の人の生活力が上がるのは素晴らしいことだけど、その分、自由になるので、昔の「食べていけないので我慢する」ということの良い部分まで捨てているんだなとは感じますね。自分の意思通りに進むことで、逆に女の人が持つ忍耐強さが磨かれないままに終わってしまうところもある。それを含め、女性の地位が向上するというのは、良いことであり、一方で損している部分もあるのかもしれませんね。是枝監督:ただ、映画はそれが正しいとか間違っているとかジャッジするわけじゃなくて、そういう育ち方をしてきた老いた母親は、おそらくいまの若い母親たちをそう見ているんだろうという描き方をしています。――監督が最初に本作を構想したのは2001年とかなり早い時期だったそうですが…是枝監督:「団地を撮りたい」と考えたのはそれくらいですね。――『歩いても 歩いても』以降、『奇跡』『そして父になる』『海街diary』とほぼ一貫して“家族”の物語を紡いでいますが、2001年に頭に浮かんだ団地の物語をいまこのタイミングで形にしたのは…是枝監督:この作品のノートを作り始めたのが2009年で『歩いても 歩いても』の公開のすぐ後なの。その段階で(キャストは)阿部さんと樹木さんだったんだけど、実際に、きちんと物語になったのは撮影の1年前くらい。その間に、僕も阿部さんも父親になったというのが、一番大きいと思います。『歩いても 歩いても』は息子から見た親の話で、原田芳雄さんが演じる父が生きてたけど、そこに父親から見た息子という視点を加えたのは、やはり僕が父親になったからでしょう。――『歩いても 歩いても』以降のご自身の各作品の影響、テーマの連続性という部分はありますか?是枝監督:ほかの作品との関連付けは観る側がすることで、自分の中で、別の作品を引き継いだりというのはあまりないんですよね。テーマや関連性は意識してというより、自然に出てくるんですよね。樹木:時代背景とか、あとは誰が映画製作にお金出してくれてってところで作る順番が変わったりもするからね。結果的にこうなったというもんなのよ。是枝監督:そう(笑)。ただ、『海街diary』の脚本と並行してこの作品も書いていたので、向こうは原作があり、僕がそこにどうコミットするかという作業だったし、あっちは背筋を伸ばして生きようとする人たちの物語だから、自分の中のバランス感覚として、こっちは背中を丸めた人たちの話をやりたいというのはあった気がします。樹木:あっちは憧れの美人女優がいっぱいいて背筋が伸びたっていう夢の映画作りで、こっちは(現実の世界に)密着した映画作りなの(笑)。――樹木さんは、作品ごとに監督を見ていて変化は感じますか?樹木:それは感じないけど、ただ、監督にも失敗作ってあるわけですよ。本人は「全部が代表作」とか言うかもしれないけど。是枝監督:言ってませんよ(笑)!樹木:私は「この作品はちょっと…」なんて文句を言うんですけど、ただ、そうは言っても、その都度、人間を見る目というのは成熟してるなと感じますね。上から目線ではなく、(登場人物たちの目線にまで)下がって一緒に生活しているというか。一緒に物を作っているという感覚が魅力的ですよね。――役者に対する接し方に関しては…樹木:それは最初から変わらず平等です。子どもだろうが、何十年やっている役者だろうが、態度が豹変することもない。それは人間として基本的なことだけど、そうじゃない監督、現場って多いから。そういう意味で信用が置けるんです。ただね、時々、私のような何十年もやってるに人間に遠慮がちなことがあるから、もっとズバっと言ってくれていいわね。この顔立ちじゃ、いくらいばっても偉そうになんて見えませんから。もっと大胆にね。是枝監督:なるべく子どもにも、橋爪(功)さんにも、希林さんにも同じように接したいと思ってるけど、それは希林さんがまさにそうですからね。誰にでも同じなんです。樹木:子どもと本気でケンカしてるから!是枝監督:全然、遠慮しないですから。かっこいいんです、それが。それがかっこいい大人なんだって、希林さんを見てると思います。――『歩いても 歩いても』と同じように昭和歌謡が出てきますが、最初の構想の段階から歌ありきで?それとも物語が先だったのでしょうか?是枝監督:歌ですね。樹木:好きなんですって、あの曲(テレサ・テン「別れの予感」)。私は初めて聞いたんだけど、なかなか覚えられなくて(苦笑)是枝監督:どこかのタイミングで、映画の中で一曲かけるってことを決めたんです。そことは全然関係ない、探偵のシーンから書き始めたんだけど、どうやってテレサ・テンにたどり着くのか?自分でも楽しみにしながら書いてました。樹木:へぇ、そんな書き方するのね?――監督の中で、そもそも昭和歌謡が好きというのが大きいんですね。ちなみに一番お好きな曲は?是枝監督:沢田研二かな(笑)?樹木:「壁ぎわに寝がえりうって背中できいている」って是枝監督:そう、やっぱり「勝手にしやがれ」ですかね。子どもの頃に見てかっこいいなって。かっこよかったんですよ、あの頃の沢田研二やショーケン(萩原健一)。子ども心に「色っぽいな」ってわかったんだよね。※余談だが、向田邦子脚本のTVドラマ「寺内貫太郎一家」で樹木さん演じる祖母が沢田研二の大ファンという設定で、壁のポスターに向かって「ジュリー!」と叫ぶ名シーンが!――ではあの当時のTVドラマなども?是枝監督:「前略おふくろ様」、「傷だらけの天使」(どちらも萩原健一主演)で育ってるからね。原点だね。――本作の中には、何気なく発せられるセリフに深い含蓄があります。子どもが口にする「フォアボールを狙ってる」や「パパはなりたいものになれた?」といった言葉にドキッとさせられたりします。脚本段階で樹木さんにあて書きしたということですが、樹木さんに「これを言ってほしい」という思いで書いたセリフなどはありますか?是枝監督:セリフありきではなく、書いていくうちに出てくるんですよね。だから最初から「このセリフを言ってほしい」というのはなかったかな…?ただ「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」というのは、阿部さんがどこかで言うと決めてました。でも、ジーンと来るような感じで言いたくないので、笑っちゃうようなシチュエーションでと決めてました。――あえて、あのひどいシチュエーションで…(笑)?樹木:それはね、そういうもんなの。いいセリフほどそうなのよ!是枝監督:あのセリフは、よくない状況で言わないと。樹木:「さあ、いいセリフを言うぞ!」ってわかってて言うのは…高倉健にしかできないわよ!是枝監督:あの状況はひどいでしょ?ひどいからいいんだよね。阿部さんが言った後、隣にいる池松(壮亮)が吹いちゃう(笑)。「お前がそれ言うか?」って感じで。あのシーン以外でも、希林さんが良いセリフを言った後で「私、いまいいこと言ったでしょ?」と言う。そこは崩さないと、本当にいいこと言ったと思っちゃうから。自分でいいことを言った後に崩すのが、あのお母さんの品なんだよね。樹木:品なのよ、そこは。余談だけど「寺内貫太郎一家」で(自身が演じた)ばあさんが、食べてる最中にグシュっとやったり、汚いことするの。でもそれをその中にいる人間が「きたねーな、ばあちゃん!」って言う。そう言わせないと、作品自体が下品になっちゃうのよ。中の人間に言わせて解決する。それが日常生活のシーンの鉄則なの。是枝監督:面白いですね。――逆に、監督ご自身が書いたセリフなのに、樹木さんが現場で発することで、イメージを超えたものになったシーンなどはありますか?樹木:それはないわよ。やっぱり台本の段階でしっかりと…是枝監督:ありますよ(笑)!孫が「宝くじが当たったら、またみんなで一緒に暮らしたい」と言うところ。書くときはサラッと書いたけど、お芝居でそのひと言が出てきたら、自分で書いたセリフなのに、ウッときたんだよね。樹木:へぇ…。是枝監督:それは、希林さんもそうなのか…あの映画の中のおばあちゃんもウッときてるんだよね。「こんな風にセリフが立つのか!」と思いました。孫はどこかでそれを信じたくて、でもおばあちゃんはそんなこと起きないってわかってる。でも、そのズレを孫に気づかせちゃいけないと思ってて、そうやって互いに間接的に思いやっている様子がすごくよかった。樹木:あれは孫のいる女優じゃなきゃできなかったかもしれないわね…。是枝監督:ああいうこと、あるんでしょうね。そんなに深く考えていない孫のひと言にグッときちゃうことが。――阿部さんが演じた良多は、これまでの是枝監督の作品の中でも、類を見ないほどのダメ男として突出しているように思います。監督の中でいつも以上に踏み込んだという意識は?是枝監督:ギリギリまで攻めてみようかと。樹木:ただ、私は「あそこまで」と特別なものとは感じなかったわね。もっとすごい人を周りでいっぱい見てきたし…。是枝監督:いろんなことを時代のせいにして、背中を丸めながら生きてる男。――ただ、そこまで特別な悪い男という思いは…是枝監督:なかったかな…。ひとつひとつの行動を撮りだすと、息子としても、父親としても、夫としても弟としてもダメなんだけど…。――子どもへのプレゼントを無理やり値切ろうとしたり…結構、サイテーですが…(苦笑)是枝監督:でもね、そこまではやるよ、きっと(笑)。樹木:誰でもそういうところ、持ってますよ。是枝監督:高校生から金をゆすろうとするのが、行為としては一番最低かもしれないけど…。無理やり値切ろうとするというのは、人間の“小ささ”としてはあるかな。樹木:ありますよ。――「悪さ」ではなく「小ささ」?是枝監督:そう、人間の小ささ!樹木:自分を見つめていけば、ある種の状況に置かれたら出てくるものですよ、みんな。是枝監督:でもね、そこは確かに難しいところでもあった。自分ならどこまで可能か?「あるな、これくらいは」と思えるのはどこまでか?すごく微妙なところで、女の人が見てどこまで許せて、どこから「ナシ」なのか?いや、そもそも「ナシ」なのはいけないのか?――せめぎあいが…是枝監督:阿部さんもそこは苦労してやってました。真木さんに触れるシーンで、最初脚本には「足首に触る」ってあったんです。阿部さんは「足首かぁ…」ってずっと言ってて「おれの体の大きさで、小柄な真木さんの足首に触るってどう見えるのかな?」って。考えた末に、ひざのあたりにスッと行ったんです。それが笑えるんだけど、足首だったらまた芝居が違ってたかもしれない。そこはすごく考えて、自分の役のキャラクター、大きさ、おかしみとか…ギリギリまで攻めたり、やめたりして面白かったです。――最後に「団地」について監督なりの想いを聞かせてください。是枝監督:どちらの想いもあるんですよね。「なりたいものになれなかった」哀感もあるし、でも、そこで20年を暮らして、団地は原風景でもあるから、無機質なものでは決してない。いろんな情感、表情、陰影があって、それをきちんと愛をもって撮りたかったんです。樹木:最初はね、団地に当選するってすごくラッキーだったわけですよ、当時。NHKのニュースになるくらい。団地に住むのが憧れの的だった時期もあったんですから。是枝監督:良い悪いってジャッジじゃないんですよね。小3の9月に引っ越してきて、台風が来て、家族で喜んだの(笑)。「今年はどんな大きいのが来ても、鉄筋コンクリートだから大丈夫だ」って。翌朝、台風が去って、外に出た時、すごくキレイだったんだよね。そういう読後感のある映画にしたかったんです。あそこであの母親は死んでいくんだろうし、息子があそこに戻ってくることはないだろうけど、それでも台風がやってきて、翌朝の芝生がキレイで…そういう映画がいいなって。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年05月20日女優・満島ひかりが黒柳徹子を演じる、現在NHKにて放送中の「トットてれび」。この度、5月21日(土)放送の第4回にて、三浦大知がチャップリン役で登場することが明らかになった。NHKを辞めフリーになった徹子は、ますます多忙な日々。ラジオドラマの現場で出会い親しくなった脚本家・向田邦子(ミムラ)に、一度ゆっくり休みたいと心境を打ち明ける。休養宣言をした徹子に、NHKの朝ドラ「繭子ひとり」の仕事がくる。徹子の役は青森から上京して家族のため必死に働くおばさん・田口ケイ。徹子は役作りに打ち込む。田口ケイは大人気となったが、徹子は伊集院の説得を振り切ってニューヨークへ旅立つ――。テレビとともに歩んできた黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」をドラマ化する本作。 主演の黒柳さん扮する満島さんをはじめ、渥美清役の中村獅童、坂本九役の錦戸亮、向田邦子役のミムラらが登場し、笑いあり、涙ありのドラマ・バラエティーが描かれる。本作で三浦さんが演じるのは、徹子がニューヨークへ旅立ち出会うチャップリンの役。今回が役者デビュー初ドラマだという三浦さんは、満島さんから直接電話を受け快諾。「いつかひかりと一緒に何か物作りができたらいいなと、ずっと思っていたのでありがたいです」と共演を喜んだ。また、「もともと台本にせりふなかったのですが、急に『オニオンヘアー』というせりふを言うことになったのですが、全く正解が分からなく、その流れのまま言いました。そのあたりも視聴者の皆さんにダンスとともに注目して見てもらえたらうれしいです」とアピール。さらには「次は、ひかりが主役のドラマに主題歌などでコラボできたらと思います」と今後の目標も語った。一方、作品での共演は16年ぶりだと話す満島さんは、「収録をしていておどろいたのは、違った道を歩んでいたはずなのに波長がとても合うこと。大知が同じステージにいてくれる安心感の中で、ただただ楽しむことができました」と共演をふり返り、「好きなことを、心がぐるぐるしながらも思いっきり楽しむ勇気や、ワクワクしたりキラキラしたもの、次の一歩につながる、ささやかだけど大事なバトンをちゃんとチャップリンから受け取ることができたと思います」と得るものが多かったと話した。徹子がニューヨークへ旅立ち、改めて「私らしい」を見つめ直したとき、エンターテイメントのバトンを渡してくれる象徴として登場するチャップリン。彼と徹子が「New York,New York」を歌い踊るシーンは大きな見どころのひとつ。2人で打合せを重ねながら完成させた、息のあった華麗なショーは必見だ。「トットてれび」は毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月20日テレビ女優第一号として、テレビの草創期から現在に至るまで活躍を続ける黒柳徹子さん。その人生を描くドラマ『トットてれび』で日本中から愛される超大物を演じるのは、満島ひかりさん。演技力を非常に高く評価されている満島さんでさえ、出演依頼を2回断ったほど、プレッシャーを感じていたそう。しかし、プロデューサーの加賀田透さんは、「満島さんは黒柳さんに通じる無垢で正直な方。黒柳さんの精神に近いものを感じる」と太鼓判を押す。「黒柳さんは、ルールにとらわれずテレビの新しい形を作ってこられました。『徹子の部屋』は収録番組ですが、ゲストの集中を切らさないために編集なし。『ザ・ベストテン』も、ランクインした歌手が出演できなくても順位に嘘をつかないことを条件に司会の仕事を受けたそうです。満島さんにも、枠組みから解き放たれた自由さを感じます」ふたりにそうした共通点はあるものの「ただのそっくりショーや再現ドラマにはしたくない」と言う。「全7回の前半では、ドラマも生放送、にっちもさっちもいかなくなったら“終”と札を出して無理矢理番組を終わらせるという、ある種のカオスの中でテレビが作られていた時代を描きます。何もないところから新しいものを生み出してきた当時のパイオニアたちに負けない、今だからこそできる表現に挑みます」毎回エンディングでは、出演者がミュージカル風に歌い踊ったりと、映像上の遊びにも満ちている。脚本を読んだ黒柳さんの感想は「これまで見たことのない世界」。約束事に縛られず、どんな新しいドラマを見せてくれるのか期待がふくらむ!◇見どころのひとつ、歌のシーンは、「黒柳さんの中では、たくさんの音楽が奏でられていそう」(満島さん)と各話で異なるアプローチを試している。◇黒柳徹子さんのエッセイを映像化した“ドラマ・バラエティ”。向田邦子さんなど錚々たる面々との友情や玉ねぎヘア誕生の瞬間などを描く。語りは小泉今日子さん。NHK総合にて、4/30より毎週土曜20:15~放送。※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。インタビュー、文・小泉咲子
2016年04月30日ドラマ「トットてれび」で黒柳徹子役を演じる満島ひかり。同世代の女優の中で演技派としてひときわ輝く満島さんは、本役を通して自身が通るべき新たな道筋を発見したようだ。その先に広がる世界とは…?黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」が原作の本作は、テレビ放送が始まった昭和28年にNHK専属テレビ女優第1号となった黒柳さんを主人公に、自由で創造的だったテレビ草創期の熱気と、森繁久彌、渥美清、坂本九、向田邦子らそうそうたる面々との友情を描いたバラエティドラマ。懐かしいヒットソングを現代風にアレンジしたミュージカル仕立ての演出も見どころのひとつ。当初、満島さんは「新しい印象で煌めき続ける徹子さんのパワーをそのままドラマに出せるのだろうか?」と疑問を抱くとともに、「再現ドラマになってしまうのが怖い」と思ったことを素直に打ち明ける。しかし、井上剛監督の「テレビの初めから歩んできた黒柳さんのパワーを借りて、もう一度新しいテレビを探したい!」という情熱に突き動かされ、「じゃあ、やってみようかな」と心変わり。「徹子さんからは『満島さんなら、まぁいいわ』と承諾をもらえたみたい」と笑みをこぼす。撮影するにあたり、黒柳さんからのアドバイスは、やはりあの独特の口調についてで、「『わたし、速いだけじゃないの。良く聞こえるの』と言われたので、それは気を付けています」と肝に銘じている様子。また、黒柳さんのことを「可愛い。魂の魅力を丸ごと発信できる人」と評する満島さんは、どんな時でも可愛くいるように心がけているとも。中村獅童(渥美清役)、ミムラ(向田邦子役)、吉田鋼太郎(森繁久彌役)ら共演者とも「モノマネではなく、それぞれが(演じる人物の)エッセンスを取り入れて、自分自身で体験することが一番の目標」と話し、当時生放送だった番組のシーンでは「自分たちならどう解決するか?徹子さんたちならどう解決するか?をダブらせて演じるので、半分リアルでドタバタしています」と述懐する。とは言え、「あまり臆病にならないで、そのときやりたいことをカメラの前でやれたらいいな」と目を輝かせる満島さん。ショーの場面では「歌い方も踊り方も決まりごとにならないようにやれたらと思っています」と、子供時代に所属していた音楽グループ「Folder」で培ってきたキャリアを活かす意欲ものぞかせた。多彩なキャラクターを演じてきた満島さんだが、唯一無二の存在感を放つ黒柳さんを演じることはやはり難解で、とりわけ「戦争を経験された方々の、これからは新しく楽しく生きていこうとするユーモアは真似できない」としみじみ。そんな思いもあって、黒柳さんに「(撮影)楽しいでしょ?」と聞かれた時、満島さんは「徹子さんの何十年を何か月でやることは楽しいだけじゃないです!」と訴え笑われたこともあったとか。かつてない体験を通して、さらに役者道をまい進する決意が固まったかと思われたが、満島さんは「女優さんは向いていない気がしています」と意外な言葉を口にする。その真意は「音楽やファッション、バラエティもコントも笑いもある中で仕事をするのが楽しい」。本作の「総合芸術な感じ」に魅了された満島さんは、「パフォーマンス・アーティストがいいな。フラフラーっとトボけながら、自分ができることをやって楽しみたい。だから徹子さんは理想的」と笑顔を向ける。未来に新たな夢を見出した満島さんの目は、黒柳さんにも負けないパワーに満ちあふれていた。「トットてれび」(連続7回)は4月30日(土)20時15分からNHK総合で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月30日4月30日よりNHK総合でスタートする土曜ドラマ『トットてれび』(毎週土曜 20:15~20:43 全7回)の試写会が21日、東京・渋谷のNHKで行われ、主演の満島ひかり、原作の黒柳徹子が出席した。黒柳徹子のエッセイ『トットひとり』と『トットチャンネル』をドラマ化した同ドラマは、テレビとともに歩んできた黒柳の若かりし日の姿を描いたもの。主人公の黒柳徹子役に満島ひかり、渥美清役に中村獅童、向田邦子役にミムラ、森繁久彌役に吉田鋼太郎が扮し、脚本を中園ミホが担当している。主演の満島は「5年ぐらい前の朝ドラ『おひさま』でお会いした時に『私の晩年の姿はあなたしかいない!』と口説かれましたが、まさか若い頃の黒柳さんを演じるとは思いませんでした」と驚きを隠さず、オファー時は「黒柳さんはパワーのある方。お話をいただいた時は『出来ません!』と断ったんです」と明かしたが、「『テレビで遊びたい』というお話をうかがい、徹子さんの人生をお借りして現代でどれだけテレビで遊べるかと思い、今頑張っています」と笑顔を見せた。一方の黒柳は「『おひさま』の時に満島さんと初めてお会いしたんですが、本当にいいなと思いました。どうせやっていただけるなら上手じゃないと嫌ですから、全体も似ているし演技も上手だし、自由な精神を持っている方ですね。(ドラマでの満島を見て)若かった時の私としか思えなったし、夢かと思いました」と絶賛しながら「私の若い頃があんな風だったと皆さんが思っていただけたらうれしいです」と期待を寄せた。黒柳の代名詞でもある"玉ねぎ頭"で揃って登場した満島と黒柳。"玉ねぎ頭"について満島が「徹子さんは良いアイテムを見つけたなと思いました。変身アイテムじゃないですけど、これをつけると強くなれる感じがします」と感想を。そんな満島を黒柳は「お綺麗な方なので、この髪型は綺麗な人に似合うと思いましたね」と合格点を与えていた。
2016年04月22日テレビとともに人生を歩んできた黒柳徹子の半生記を綴るエッセイを、笑いあり、涙あり、ヒット曲ありのドラマ・バラエティーとして送るNHK総合土曜ドラマ「トットてれび」。この度、満島ひかり演じる主人公の黒柳さんと交流のあった坂本九役を「関ジャニ∞」の錦戸亮が務めることが決定。錦戸さんからコメントが届いた。テレビ放送が始まった昭和28年、徹子(満島さん)は、NHKがテレビ放送開始にあたって専属俳優を募集していることを知り受験する。筆記試験も面接も失敗続きだったが、なぜか合格。新人の徹子はエキストラとしてテレビやラジオに出演するが、目立ち過ぎて叱られてばかり。そんな徹子に転機が訪れる…!NHK専属テレビ女優第1号となって以来、テレビ草創期から「徹子の部屋」「ザ・ベストテン」の時代までテレビとともに歩み続けてきた黒柳さんのそうそうたる面々との交流や友情を描く本ドラマ。劇中では、1960年代の「夢であいましょう」や「若い季節」など、自由で創造的だったテレビ草創期の熱気を蘇らせながら、毎回ドラマのラストに日本中を熱狂させた懐かしいヒットソングを現代風にショーアップしてミュージカル仕立てで披露。さらに、黒柳さんの玉ねぎヘアー誕生の瞬間や1年間のニューヨークでの留学生活、おしゃれな黒柳さんならではの華麗なコスチュームも再現しつつ、オリジナリティ溢れる内容に仕上がっているという。主人公を演じるのは、『ONE PIECE FILM GOLD』で声優に初挑戦する満島さん。そのほか、『デスノート 2016』で死神・リューク役の続投が発表された中村獅童が渥美清役を、ミムラが向田邦子役、濱田岳が伊集院ディレクター役、安田成美が黒柳朝役、大森南朋が飯沢匡役、武田鉄矢が大岡龍男役、吉田栄作が黒柳守綱役、岸本加世子が沢村貞子役、吉田鋼太郎が森繁久彌役と、それぞれ豪華俳優陣が担当。さらに語りには、徹子さんが愛するパンダの姿を借りて小泉今日子が務め、黒柳さん自身も未来から現れた「百歳の徹子」に扮し劇中に登場する。そして、5月7日(土)放送の第2話と5月14日(土)放送の第3話に、若き日の坂本九役として、「ごめんね青春!」「サムライせんせい」などドラマで活躍する錦戸さんが出演することが決定。錦戸さんは「オファーが来たとき、すぐにやってみたいと思いました。坂本九さんがいろんな歌番組に出演されている映像を見たり、車の中でカラオケを流したり、練習もたくさんして、一瞬でも坂本九さんに見えたら、という気持ちで演じました」と意気込みをコメント。また、「第2話のエンディングで、子どもたちと一緒に『上を向いて歩こう』を歌いました。覚えやすい歌であるからこそ、難しさを感じましたし、口笛も音程が高いので難しかったですが、一生懸命歌いました。音楽を担当する大友良英さんの大友バンドの方と一緒に生演奏が出来て、とても楽しかったです」と収録をふり返った。今回の配役にSNS上では、「錦戸くん坂本九さん役やるのか!!しかも黒柳さん役満島さん…!!!!最強すぎて感極まります……!!!!!」「昭和の古き良き時代と錦戸くんの歌声意外に馴染むかも大好きな歌なので楽しみです」「坂本九さんと言えば、笑顔が素敵で歌がお上手で、お人柄が良くて誰からも愛されていた尊い方。錦戸くんが選ばれたのは必然ですよねNHKでの放送だから全国の沢山の方と喜びを共有できそうで嬉しいみんなが穏やかで優しい気持ちになれますように」と、喜びの声や放送を待ち望む声が多く上がっている。土曜ドラマ「トットてれび」は、4月30日(土)20時15分よりNHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月20日俳優・神木隆之介が、『ハチミツとクローバー』で知られる漫画家・羽海野チカ氏の作品を実写化する映画『3月のライオン』(2017年前後編2部作で公開)で主演を務めることが16 日、発表された。実写『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを取る。原作は、2011年の「第4回マンガ大賞2011」をはじめ数々の漫画賞を受けており、広い世代から人気を獲得している。主人公は、中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零。将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。2016年秋には、『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの新房昭之監督によって、TVアニメ化されることも決定している。神木が演じるのは、不器用ながらも懸命に将棋に向き合う少年・零。実写化が発表された際には、多くの原作ファンがネット上でキャスティング予想を繰り広げ、零役に神木を熱望していたという。そんな神木は原作から「大好き」だったことを明かし、「お話を頂いた時は本当にうれしかった」と歓喜。人気原作ならではの「大きなプレッシャーはあります」と吐露してもいるが、「原作の中にある温かさを出せたら」と意気込みを見せる。『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14年)以来、約2年ぶりに神木と再タッグを組む大友監督は、原作の魅力を「一筋縄では行かない。まるで、向田邦子さんのドラマみたい。優しさと厳しさと、強さとはかなさ」と表現。また、零の「ずっしり重い孤独を背負いながら人生と真正面から向き合い、自分の足で立とうとする」姿は、「僕の中でいつの間にか、俳優・神木隆之介君と重なっていました」と語るように、キャスティングは自然に決まったようだ。その上で「東京オリンピックに向けて変わりゆく東京の街並みと日本古来のマインドスポーツである将棋の世界を魅力的に描きながら、羽海野さんが慈しみ産み出したキャラクターたちが生き生きと躍動する作品に育てあげたい」とアピールしている。原作の羽海野氏は、大友監督の才能を「男たちが闘う世界を吸い込まれそうになるほど、濃密に映像に落とし込む事ができる」と説明。さらに、そんな大友監督の指揮のもとで、「棋士である主人公の『身の内にライオンがすむ男の子』」である零を神木が演じることについて、「本当にうれしくて、待ち遠しい気持ちでいっぱいです」と感激の声をあげた。(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2016年03月16日異才の劇作家・前田史郎が、小泉今日子と二階堂ふみをW主演に迎え、オリジナル脚本で監督を務める『ふきげんな過去』。強烈な個性を放つ2人の女優の共演で注目を集める本作の、母娘の絶妙な掛け合いや取っ組み合いの大喧嘩シーンなど、見応え満点の予告映像が解禁された。北品川の食堂「蓮月庵」で暮らす果子(二階堂ふみ)は、退屈でつまらない毎日に辟易としつつ、かといってどこに行くこともできず、今年も夏を迎えていた。そんなある日、果子たち家族の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が、突然戻ってきて告げる。「あたし生きてたの」。前科持ちで、すでに戸籍も消滅している未来子。そのうえ「自分が果子の本当の母親だ」という衝撃的な告白をするが…。三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する、異才の天才劇作家・前田司郎が、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持してオリジナル脚本で人間ドラマに挑んだ本作。長年トップスターの座に君臨しながらも、独自の魅力でファンを魅了し続ける小泉さんと、唯一無二の存在感を放つ若手実力派女優、二階堂さんという初共演の2人を母娘役で迎えたキャスティングが大きな話題を呼んでいる。このたび解禁された予告映像では、驚きの伯母の帰還から始まった、可笑しな台詞回しと掛け合いとともに、どこか切ない空気感を味わうことができる。さらに映像終盤、2人は取っ組み合いのケンカまで披露!髪の毛を引っ張り、ひっぱたき…。思わずこちらも声をあげてしまいそうな小泉さんと二階堂さんの熱演に、つい引き込まれてしまうはず。また、こちらの映像で注目すべき人物は、この“ふきげん”な母娘だけではなく、何やらミステリアスな表情でささやく高良健吾や、声を荒げて激高する板尾創路、抜群の存在感を放つ子役・山田望叶など、個性的なキャラクターもこぞって登場。果子と未来子を中心にめぐるひと夏の物語に、彩りを添えている。まるで夏休みに宝島を探しに行くような、眩しく可笑しくも切ない、愛と孤独と成長の物語となる本作。まずは予告映像から、その世界を堪能してみて。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日異才の天才劇作家・前田司郎がオリジナル脚本で挑む最新作『ふきげんな過去』。小泉今日子と二階堂ふみが母娘役でW主演を務めることで話題を呼ぶ本作から場面写真が到着した。「あたし生きてたの」。大都会と下町が隣接する北品川の食堂で暮らす果子(二階堂ふみ)の前に、突然、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が戻ってきて、そう告げる。ある事件を起こして前科持ちになってしまった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい彼女に苛立ちを隠せない多感な女子高生の果子。ただやり過ごすはずだった退屈な夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な時間に変わる。いまにも世界を爆破してしまいそうな未来子に反発しながらも、2人はひと夏をともに過ごす――。三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する前田さんが、監督第1弾の『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持してオリジナル脚本で人間ドラマに挑んだ第2弾の本作。自分が本当の母親だという未来子の出現によって、退屈していた女子高生の果子は、眩い生き生きとした世界を見てしまう。そんな二2人のひと夏の物語が描かれる。今回W主演で初共演を果たしたのは、強烈な魅力を放つ主演の2人。『毎日かあさん』以来5年ぶりの主演を務める小泉さんと、『蜜のあわれ』『オオカミ少女と黒王子』など主演作が目白押しの日本映画界の若きミューズ二階堂さんだ。この2人の最強タッグに、そのほか高良健吾、板尾創路らが脇を固めている。そして今回、新たに3枚の場面写真が解禁。メインの舞台となる食堂の店内に、どこかマイペースな母親といつも不機嫌な娘の微妙な距離感や空気感が感じ取れるような未来子と果子が並んで座ったカットや、果子の部屋に居候する未来子と、小学生のいとこのカナの姿が写されたカットも登場。突然現れた未来子がもたらした家族の不協和音と、全体的に図々しい彼女に苛立ちを隠せない果子と、そんな家族の様子を冷たい目で見つめる小学生のカナ。年齢も正確も違う女性3人が、それぞれ違った方向を見つめ、物思いに耽っている1枚では、未来子の「みんな寂しいんじゃない?一人でも居ても家族と居ても」という言葉がささくれ立った果子の心に響いているよう。また、未来子と果子、カナが雨の河川敷で立つスリーショットは、神妙な面持ちをした彼女たちが見つめるその先には何があるのか?と気になる仕上がりに。まさにここから前田監督が作り出す“可笑しくも切ない、愛と孤独と成長の「ひと夏」の物語”が伝わるカット満載だ。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月19日小泉今日子、二階堂ふみのW主演で注目を集める『ふきげんな過去』。女子高生の果子と、突然現れたその伯母のひと夏の物語を描く本作の公開日が、6月25日(土)に決定。併せてメインビジュアルが解禁され、音楽を「ムーンライダーズ」の岡田徹が手掛けることが明らかになった。「あたし生きてたの」。北品川の食堂「蓮月庵」で暮らす果子(二階堂ふみ)の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が突然戻ってきて告げた。前科持ちで、戸籍も消滅している未来子の登場に、果子とその家族は驚き、慌てふためく。「自分が果子の本当の母親だ」など、エキセントリックな言動で周囲を翻弄する未来子。そんな伯母に反発しながらも共に過ごすうちに、果子の退屈で変わり映えしない日常は“特別な夏”へと変化を遂げていく…。このほど解禁となったメインビジュアルでは、本作の舞台となる食堂の店内に、小泉さん演じる未来子と、二階堂さん演じる果子が微妙な距離感を置いて並んでいる。頬杖をついた未来子とふくれっ面の“ふきげんな”果子の表情から、共に暮らし始めた2人の空気感まで伝わってくる、絶妙なビジュアルだ。また、「PSY・S」「パール兄弟」「プリンセス プリンセス」など、さまざまなトップ・アーティストのプロデュースを担当してきた「ムーンライダーズ」の岡田徹が、前田司郎監督の監督デビュー作『ジ、エクストリーム、スキヤキ』に続き、主題歌と音楽を手掛けることも明らかとなった。主題歌の作詞と唄は、世界的ヒットとなった「ピチカート・ファイヴ」の「Twiggy Twiggy」の作詞&作曲などを手掛けてきた佐藤奈々子が担当するという。三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する、異才の天才劇作家・前田司郎が、満を持して人間ドラマに挑む本作。小泉さん、二階堂さんに続いて高良健吾、板尾創路などの出演も発表されている。まるで夏休みに宝島を探しに行くような、眩しく可笑しくも切ない物語に、引き続き注目していて。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日元「ピチカート・ファイヴ」の野宮真貴が著述家の湯山玲子らと共に1月29日(金)、伊勢丹新宿店で開催された映画『キャロル』とのコラボパーティ「キャロルナイト」に出席した。1950年代、ニューヨークで出会い、恋に落ちた貴婦人・キャロルと若きテレーズの姿を描いており、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラがそろってアカデミー賞にノミネートされたことで注目を集めている。2人の出会いがテレーズが働く百貨店だったことから、ファッションブランド「LUGHA(ルーガ)」とのコラボが実現。湯山さんのプロデュースによる一夜限りのスペシャルパーティが開催され、代官山のヴィンテージショップ「EVA fashion art」のオーナー・宮崎聖子氏も出席した。3人はそれぞれに映画や1950年代にインスパイアされたファッションで登場。特に野宮さんは赤い帽子にキャロルをイメージしてデザインされた「LUGHA」の新作、映画の中にも登場する「フェラガモ」の靴という、映画の中から抜け出てきたような佇まいで会場をわかせていた。映画について、湯山さんは「ここ2~3年の映画でベスト!この映画をテーマにひと晩語り明かしました」と絶賛。野宮さんは「50年代という、まだまだ保守的な時代に強く生きるキャロルが印象的でした」とキャロルに深く共感を覚えたよう。また、劇中で展開するキャロルとテレーズの恋についても、湯山さんは原作者のパトリシア・ハイスミスを「“サスペンスの女王”と呼ばれていますが、アメリカの向田邦子です(笑)。人情の機微を意地悪に描いている」と語り「年上の女性が年下の人に惚れた時、こうやって恋愛を進めていくのか…というお手本のよう。エレガントにモデラートに、相手を尊重しながら恋をする。モラルを感じます」とキャロルの恋愛スタイルを“教科書”として称える。「彼女は全てを自分の責任として引き取っていく。心強さを感じます」と語った。一方、野宮さんは、キャロルとテレーズの関係について“誘惑”がポイントであると強調!「すごくキレイな誘惑で、キャロルのような人に誘われたら、どうなってもいいですね(笑)」と恍惚の表情で語っていた。『キャロル』は2月11日(祝・木)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月30日