自民党の今井絵理子参院議員(40)のXとInstagramのアカウントが、3月22日までに削除された。Xでは「このアカウントは存在しません」、Instagramには「このページはご利用いただけません。リンクに問題があるか、ページが削除された可能性があります」と表示されている。Facebookのアカウントや公式サイトは現在も残っているが、突然のSNSアカウント削除に波紋が広がっている。今井氏のXは約8万、Instagramは約7万フォロワーを抱えるアカウントだった。しかし昨年7月に“炎上騒動”が取り沙汰されて以降、今井氏が投稿を更新するたびに批判の書き込みが絶えなかった。「昨年7月末に自民党女性局が実施したフランス研修で、松川るい議員(53)や広瀬めぐみ議員(57)らがSNSに投稿した写真が“まるで観光旅行のよう”と批判が殺到。研修の目的は少子化対策や政治分野における女性活躍について、現地の有識者や議員らと意見交換することでした。しかし女性局の議員らによるSNS投稿は、エッフェル塔前での記念撮影やフレンチやデザートといったグルメの写真が目立ちました。そのため研修の目的や成果が伝わらず、国民感情を逆なでしてしまうことに。松川議員はSNSを通じて謝罪し、局長を辞任。しかし同じく研修に参加した今井議員は、国民の批判に対して反論に出たのです。SNSで研修が有意義だったと主張し、《無駄な外遊ではありません》と投稿。さらに《また追って活動報告します!!》とも、呼びかけていました。しかし今井議員からフランス研修に関する報告は一向になされず、彼女がSNSを更新するたびに“報告はまだ?”と厳しい声が寄せられていました」(WEBメディア記者)こうした背景もあり、今井氏のSNSアカウントが突然削除されたことに驚く声が上がっている。《今井絵理子に何があったのやら》《えっ 今井絵理子、Twitterでは強気だったのに》《今井絵理子は今度は何をやらかした?》《おーい! 今井絵理子せんせー?! 消したんかーい》《SNSからも逃亡とは。フランス視察の報告はまだ?》そんな今井氏といえば、最近では18日に参院予算委員会の集中審議で質問に立つ姿が注目を集めていた。能登半島地震の被災者に対するお見舞いの言葉を手話を交えて述べ、被災地での障害者への支援などについて岸田文雄首相(66)らに質問を行っていた。「今井議員は3つ目の質問まで手話を交え、ゆっくりとした口調で話していました。しかし4つ目以降からは手話を使わず、話す速度もややペースアップ。こうした今井議員の質疑応答に一部SNSでは疑問視する声が上がり、ネットニュースでも取り上げられていました。いっぽう今井議員のパートナーとして知られる元神戸市議の橋本健氏は、彼女に寄せられる批判に対して《一般の人は好きなだけ言えばいいよ》とXでコメント。その上でメディアに対しては、不快感をあらわにしていました。なお、今井議員のXとInstagramのアカウントが削除されましたが、橋本氏のアカウントはどちらも残っています」(前出・WEBメディア記者)突然アカウントが削除された理由は、果たして――。
2024年03月22日3月19日、シンガー・ソングライターの吉幾三(71)が、YouTubeを更新。飛行機の中での態度が横柄だったという国会議員の名前を明かし、再び物申した。吉はもともと、昨年5月に「私は怒ってます!」とのタイトルで動画をアップ。飛行機の中で横柄な態度をとる人物がおり、調べたところ国会議員だったという。吉は当時の動画で、「同じファーストクラスの、後ろの方に座ってたんだけれども、言葉の使い方が乱暴でよ。国会議員だからいいのかな?と。飛行機会社も飛行機会社だけども、どういう形になってるかわからないけど待遇が違うんだよな。飛行機会社も改めてもらいたい。みんな同じお客さんだし」とコメント。「国民を代表して出ている人たちは、横着な態度というのはやめてもらいたい」として、態度を改めるよう呼びかけていた。当時の動画では、議員の名前を明かしていなかった吉だが、今年2月に『FLASH』のインタビューに対し議員のイニシャルを告白。そして今回投稿した「事実なので公表します」と題した動画で、「こんにちは。随分前に申し上げました、態度の非常に横柄な国会議員がいるという話でございますが、 今日、申し訳ございませんが、お名前だけ言わせていただきます。北海道の選出の国会議員なのは、調べてわかってるんですが」と切り出したのだ。■動画では国会議員の実名を公開吉は、今回実名を公表することにした理由について、次のように語った。「僕が言いたいのはですね、その人を応援してくれてるね、僕、北海道にも友達もたくさんいるし、その中でも知ってるよって人たくさんいるし。そういうところあるんだって人もいるし、そういうところあるよねって人もいるよ。だからね、いいか悪いか、それはわかんないけど、 周りで応援してくれてる方々にはほんと申し訳ないと思うんで、やっぱりその人たちにはもう言った方がいいよ。そういうね、人に対して、航空会社とかそういった人たちに対して、そういうことはやめたがいいよ」吉としては、航空会社の職員に横柄な態度をとることは、議員を応援する人たちの信頼を裏切る形になるのではとの懸念があるようだ。「やっぱり周りで応援してくれてる人たちね、あなたがたが知らない面がいっぱいあるってことだよ。だから注意してあげた方がいいよ」と、議員が注意を受け、自身の行動を見直してくれることを期待していた。さらに吉は、視聴者から届いたという一通の手紙を披露。その手紙は、現職CAを名乗る匿名の人物から寄せられたもので、吉の動画で言及されていた国会議員についてこの人ではないかと現役参議院議員の実名を提示していた。■「異常なほどの剣幕でクレームをおっしゃりとても政治家とは思えません」手紙の送り主は、その国会議員のフライトを担当したことがあるといい、その際の辛い経験を次のようにつづっている。《会社から事前に注意点が(何項目も)知らされ、仕事の前からナーバスになっております。その内容が自分勝手で我儘なものなのです。例えば、『枕は2つ用意する』『到着が遅れる時は早めにお知らせする』など多岐に渡ります。本来であれば会社にしっかりと対応してほしいところですが、全て現場の私たち乗務員に押し付けられ対応に苦慮しております》手紙によると、その国会議員は”非常に高圧的な言い方”で接するといい、特に到着が遅れることに関しては”鬼の首を取ったような言い方”でクレームをいれてくるという。飛行機の遅れについては天候などの影響もあり乗務員ではどうしようもないことであるが、その議員のクレームの入れ方について、送り主は《異常なほどの剣幕でクレームをおっしゃりとても政治家とは思えません》と明かしている。手紙の最後には、吉の動画について《態度を改めていただくきっかけになってほしいと思います》と綴られていた。動画で明かされた手紙には、議員の名前が記されており、吉は「お名前はこういう方ですんで、その方を知ってる人がいたらですね、こういうことあんのか?と確認して注意してあげた方がいいよ」とコメント。議員の振る舞いについても、「やっぱり大人だったらさ、まして国会議員だったらよ、誰でもそうだけど、国会議員じゃなくても、大人でも、みんなある程度はさ、歳行ったら人との接し方をちゃんとしなきゃ恥ずかしいよ」と苦言を呈していた。さらに、航空会社に対しても「こういうことって、あの飛行機会社の方で許してんの?役員の方々も、社長も含めてさ、国会議員だから何言われても我慢しろって言ってるわけ?あなたがた。おかしいよ、そういう航空会社は」と厳しく指摘。乗務員の置かれた状況を慮っていた。議員のもとに、吉の叱咤は届くだろうか?
2024年03月20日「この投稿をみたときに膝から崩れ落ちました。もう、何やってんだと。被災地の方々に負担をかけて、レンタカーで渋滞の一因になって、国会議員がやるべきことじゃないだろうというふうに私は本当に思います」1月8日、<迷惑系国会議員!被災地の悲痛な声を無視して現地入りしたれいわ新選組・山本太郎議員が批判されるべき理由>と題したYouTube動画で、こう語ったのは日本維新の会の音喜多駿参議院議員(40)だ。能登半島地震の発生直後の1月5日に、被災地の視察に行った、れいわ新選組の山本太郎代表(49)は猛烈なバッシングにさらされた。震災発生から2カ月。山本氏が“ボランティアバッシング”に感じた違和感、そして自らに向いた批判について振り返った(全2回の2回目)。■“余りもの”のカレーを食べたら猛烈バッシング「私は1月5から6日にかけて輪島に視察に入ったんですが、ご存じの通り、そのとき避難所でNPOの方から勧められた炊き出しのカレーを食べたことで大バッシングを受けました」山本氏がX(旧ツイッター)の活動報告のなかで、被災地の窮状とともに、炊き出しに誘われて、カレーを食べたことを報告すると、《食べるのは遠慮すべきだろ》《恥を知れ》など、批判が殺到した。冒頭の音喜多議員のように、公人や有名人からの批判も……。「私がいただいたカレーは、全体の配食が終わってNPOの方々もみんな食べ終わった後に残っていたカレーでした。もちろん、自己完結ということで自分の食料は持参していましたが、NPOの方の『おいしいから食べて行ってよ』という申し出は非常にありがたかったし、その好意を断る理由はありません。普段の何倍もおいしいカレーでした。そうした時間の中で、『あの避難所ではどうだった』『何が足りてない』とか、被災者の方々の状況を知るうえで非常に重要なコミュニケーションがとれたと思っています。私自身がバッシング受けるのはかまいませんし、何かしらの議論のきかっけになるなら、それでいいと思っていますが……」“余りもの”のカレーでの炎上。テレビやネットニュースなどでも取り上げられた。「山本太郎のカレーごときでこれだけ炎上するんだから、この先もボランティアがちょっと支援物資を食べたり、何かしたら炎上する可能性がある。そういったことも、ボランティアに行くことをためらわせる一因になっていると思います」■同時期に被災地入りした議員は他にも……“国会議員は被災地に入るべきではない”。そんな批判は、山本氏だけに向けられたものだったようだ。実は、能登半島地震の発生直後から複数の議員が被災地に入っている。山本氏が現地入りしていたのとまさに同じタイミングで、公明党の塩田ひろあき参議院議員(62)も現地を視察し、現地の様子を写真入りで、Xに投稿した。また、公明党の中川宏昌衆議院議員(53)も「発災翌日からのべ10日にわたり」被災地に入ったことを明かしている。さらに、自由民主党の片山さつき参議院議員(64)も1月7日に被災地を視察、その一部始終を自身のYouTubeチャンネルで公開している。山本氏を含む、震災発生から早いタイミングで現地入りした議員たちは、国会内外で情報を発信したり、国会質問を通じて政府の対応をただしたり、行政へ要望を伝えたりするなど、現地で得た知見を国会議員の仕事に生かしている。しかし、同時期に被災地を視察した他の議員は批判の対象とはならず、山本氏だけバッシングを受け続けてきた。だが、山本氏はあのタイミングで、現地を視察したことをまったく後悔していないという。視察を通じて、現地の声をいち早く国会に届けることができ、今後の震災対応に必要なものも見えてきたからだ。「今回の災害でもわかったことは、災害が起きたらかなりの割合で“自己責任”で何とかしろということにされてしまうということです。これまで何度も起きてきた災害に対するノウハウが体系だって蓄積されてないんです。内閣府の防災担当を中心にそれをやっていくべきなんですけど、2〜3年で役人が交代するので人材が育ってない。そこを考えると、まず国としてやらなきゃいけないのはノウハウを持った人たちを国で雇うしかない。災害が起きたときは、被災自治体の職員たちは動かなくていいというくらいの応援体制を今から整えておかないと。現状のままだと、首都圏直下や南海トラフ地震などのように、もっと広域の災害になった場合、かなり長期にわたって食料も救援も届かないという状態が間違いなく起るでしょう。国は、もう諦めてしまっているようにすら見えます」山本氏が質疑に立った2月16日の災害対策特別委員会でも指摘していたように、大規模災害後に、被災地の諸問題を調査し対策を立てる“災害対策特別委員会”が開かれたのは、熊本大地震(2016年4月)で12日後、西日本豪雨(2018年6月)では11日後。しかし、今回の能登半島地震では、1カ月半後と大幅に遅延。個人で大規模災害に備えようにも、限界がある。「とくに都会で大震災が起こったら、隣に住んでいる人の顔もわからないという状況ですから、能登と違って助け合おうにも、かなり難しい状態になると思います。一人で備えられることといっても、せいぜい3日分の食料や充電池を用意しておくことくらいです。今月乗り切るのが精一杯って人たちもいっぱいいるのに、1カ月分の備えなんて無理ですよ。あとは、選挙でまともな政党に投票することくらいでしょうか」■災害現場に入って話を聞くことによって見えてくるものがある山本氏は今後も積極的に被災地支援に携わっていくという。「じつは、1月5日に能登の被災地から帰ってきてすぐ、建設現場で使用する小型重機の免許を取得したんです。以前から扱えるようになりたいという思いはあったんですが、忙しさを言い訳して先延ばしになっていました。でも今回、能登の被災地に行って、改めて必要性を感じたんです。というのも、例えば消防が扱う重機は、人命救助の過程でなければ使わない運用なんです。ですから基本、被災者に必要な物資を届けるための陥没して道でなくなったところを切り開いていく作業などは、技術系の災害ボランティアやNPOの方がやっていて、その後を行政が入っていくという状態になっちゃってるんですよ。壊れた家の撤去などに関しても、警察や消防がどんどん前に出てできればいいのですが、実際に主力になっているのは民間です。それを考えたときに、重機を扱える方は、ものすごく力になる。私がその一人になりたいという部分ももちろんあるんですが、それだけじゃなくて、やはり災害現場に入って一緒に時間を過ごして話を聞くことによって見えてくるものがある。国が先回りして課題を見つけ、予算付けなどを行っていくためには災害現場に入って交わるということが重要だと思うんです。ですから今後も、もちろん被災地には足を運ぶつもりです」実際に山本氏は、2月26〜27日にも石川県珠洲市を訪問。Xにこう投稿している。〈ビニールハウスに一家で避難する農家の方、 金沢に家族を残し半壊の家から海に出る漁師さん、支援を続けるNPOの方々にも話を伺った。 参議院予算委員会に向けて、進まない復旧復興に苦しむ住民の声と必要な施策の提案、 政府に届ける準備をします〉
2024年03月04日「(“裏金”の)定義によって“裏金議員”かどうか決まるということだと思います。だからこそ、裏金議員がいないとは申し上げませんが、これは裏金という言葉の定義が文脈によって変わりうるということから、より的確な言葉を使うことが重要だと申し上げています」そんな禅問答のような答弁をしたのは、内閣総理大臣である岸田文雄首相(66)だ。2月6日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の山岸一生衆議院議員(42)の質問を受けてのことだった。山岸議員は「総理は裏金という言葉を本当にお使いにならない」と指摘したうえで、こう続けた。「自民党の政策集団の政治資金の不記載の問題と非常に長い言葉をおっしゃる。派閥の裏金。僕らが議論しているのは、この派閥の裏金問題ですよね?」それに対し、岸田首相はこう反論する。「裏金という言葉については、文脈・人によって意味・内容が異なりうる、こういった実情であるからして、私として平素から客観的にわかりやすい言葉を使っているということであります」それに対し、山岸議員は広辞苑を引用したうえで、“裏金”に<公式の帳簿に記載しない、自由に使えるように不正に蓄えた金銭>という意味があることを指摘。しかし、岸田首相は、それでも“裏金”という言葉が多義的だと主張し、頑なに現在の問題が自民党の裏金問題であると認めようとしない。ついに、山岸議員が「自民党には裏金議員はいないのか?」と問うと、冒頭のように答えたのだ。つまり、“裏金議員”がいるかどうかは、その言葉を使う人それぞれということ。かつて、野党時代の自民党は“裏金”という言葉を使って、当時の民主党政権にあった金銭スキャンダルを追及していたのだが、野党議員としてその応酬を岸田首相はどんな思いで見守っていたのだろうか。“派閥”を“政策集団”に、“裏金”を“政治資金の不記載の問題”に言い換える岸田首相。今度はどんな新しい言葉の「言い換え」を見せてくれるのか、目が離せない。
2024年02月07日《今日届いた参議院憲法審査会のメンバー表で驚いた。自民党21名中、安倍派13名、報道によればうち11名が「裏金議員」。しかも差し替えた幹事が二人とも該当とは!2403万円の山谷議員、700万円の丸川議員ら11名で計五千万以上。「裏金」を作った議員に憲法審査会の資格なし。変えない限り議論はできない》2月1日、X(旧ツイッター)でそう綴ったのは、立憲民主党の辻元清美参議院議員だ。「自分の任期中に憲法改正を実現したい」と語ってきた岸田文雄首相。憲法改正の是非や、改正のための手続きなどについて話し合う憲法審査会に送り込まれた議員のうち、なんと11人もの「裏金議員」がいたのだという。これには日本共産党の小池晃参議院議員も、辻元議員のポストをリポストしつつ、こう同調した。《私も驚いた。自民党は「裏金議員」を各委員会の委員長や理事から外したのに、なぜ憲法審査会は例外扱いなのか。「裏金」をつくった議員に憲法審査会の理事や委員の資格なし。変えない限り議論は出来ない、という辻元さんの指摘はその通り!》1月30日の首相演説を受けて、立憲民主党の泉健太代表が「汚れた手で憲法を触るな」とコメントしたことも話題になっている。確かに政治資金のルールも守れない「裏金議員」が、我が国の最高法規のあり方に口をはさむことに違和感をもつ人は多そうだ。
2024年02月02日1月19日、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で、自民党・安倍派の大野泰正参院議員(64)を在宅起訴、谷川弥一衆議院議員(82)を略式起訴。また、両名は立件されたことを受けて、自民党を離党した。谷川議員は、来週にも議員辞職する意向も固めているという。所属する清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入の(還流)を受領しながら政治資金収支報告書に記載しなかったとして、特捜部から任意で事情聴取を受けていた谷川氏。各メディアによると、谷川氏は特捜部に対し、容疑を認める意向を示しており、還流資金の不記載額は4000万円を超えるとされる。“裏金疑惑”が持ち上がった昨年12月10日、谷川氏は報道陣から疑惑について説明を求められると、持参したメモを見ながら「適切に対応して参りたい」などとコメントしていたのだがーー。「その際、報道陣から『(パーティー券の)販売ノルマはどのくらいだったか?』『これからの議員活動については?』と質問されると、谷川氏は『だから今言った通りって言っているでしょ』『なんで同じこと何回も言うの』などとヒートアップ。さらに別の記者から『会派の中でそのようなことがあった?』と問われると、不機嫌な態度で『頭悪いね』『質問してもこれ以上、今日言いませんと言っているじゃない。わからない?』と言い放ったのです。裏金疑惑に対する明確な回答をしないどころか、“頭悪い”と強い言葉を放った谷川氏には批判が集まることに。しかもその後も12月13日の衆院本会議で目を閉じて堂々と居眠りするなど、まったく悪びれる素振りも見せていませんでした」(政治部記者)結局、一連の疑惑を認めることとなり、議員辞職の意向を固める事態に陥った谷川氏。“頭悪い”と不遜な態度をとっていたことから、SNS上では再び谷川氏への批判が巻き起こっている。《頭悪いのは、谷川弥一あなたじゃないですか。長い間お疲れ様でした。ゆっくり休んでください》《裏金で起訴されるなんて「君、頭悪いね」》《離党で済ませる自民クオリティ。そもそも除名でもおかしくない。内容を考えると議員辞職が当然だと思う人が多いはず。普通に働いていたら懲戒免職じゃないかと》
2024年01月19日メンタルシンクタンクの副社長、博士論文で「国会議員秘書のストレスに関する研究」を執筆した舟木彩乃氏が提起。労働基準法が適用されない議員秘書、約23%は高ストレス者に該当。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、イシュー「派閥パーティー裏金事件の背景にある国会議員秘書の労働環境をどう改善するか?」について、1月18日にSurfvoteに掲載、ユーザーの意見投票が始まりました。議員秘書は身分が不安定で異常に高ストレス状態自民党派閥パーティー券の問題で、政治と金をめぐる政治不信が高まってきています。このような事件が起こると、多くの場合、国会議員が「秘書が勝手にやった。私は知らない。」と押し通し、議員秘書だけ逮捕される様子がニュースでも報道されますが、実際は選挙や政治資金のプロである秘書は違法だと認識していながらも逆らえず、自分が泥を被る覚悟で違法行為を行なっていることが多々あります。ではなぜ逆らえないのか?それは、議員秘書には通常の被雇用者のような身分保証がなく、また労働基準法の適用がないことが原因の1つだと舟木氏は指摘します。実際に、舟木氏の研究では、議員秘書の約23%が高ストレス者(産業医の面談が強く推奨される)、これは日本の職業の中でも最高水準の高ストレス者抽出率とされています。コンプライアンスや秘書の人権を守るためにも、議員秘書に労働基準法の適用を認めるべきでしょうか?Surfvoteではひろく一般の意見を募集しています。このイシューを書いた 舟木彩乃氏博士(ヒューマン・ケア科学)筑波大院博士課程修了。専門領域:心理、福祉、キャリア、保健、虐待、引きこもりなど。 企業や病院、議員秘書などを経て、現在、メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー)副社長。公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなどを保有。職場、学校、家庭問題などのカウンセリングやコンサルティングで約一万人の相談に対応。中央官庁のメンタルヘルス対策にも携わる。原著論文に「国会議員秘書のストレスに関する研究」等。Yahoo!ニュース個人オーサーとして記事、コメントを発信中。著書『「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分を作る方法』(河出書房新社)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書として関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月18日自民党の杉田水脈衆院議員は1月15日、昨年秋に法務局から「人権侵犯」と認定されて以来初となる記者会見を山口市で行った。会見での杉田議員の発言に注目が集まると同時に、7日に山口市が開催した「二十歳のつどい」に杉田議員が来賓として呼ばれ祝辞を述べたことにも批判の声が上がっている。杉田議員は2016年2月に自身のブログやSNS上で、国連の女性差別撤廃委員会に参加したときのことについて《チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》《存在だけで日本国の恥さらし》などと投稿。その後撤回したが、去年、札幌法務局と大阪法務局からそれぞれ人権侵犯と認定された。15日の会見では、法務局が人権侵犯との認定に至るまでに自身の言い分を説明する機会が設けられなかったことについて「誠に遺憾で、少し理不尽だ」と主張。「アイヌ民族の方々を差別するつもりは一切ない」などと述べた一方、自身の投稿で傷ついた人がいるかどうかは「わからない」とし、「もしもブログを読んでどなたも傷ついていないのであれば、謝罪をする必要はないと思う」などと語った。そんな杉田議員が、来賓として登壇したのが山口市で開催された式典「二十歳のつどい」だ。今年、20歳を迎える若者約1500人に祝辞を述べ、その発言を自身のXにも投稿した。《今、みなさんがこうして晴れ着を着て友達とお食事したりお喋りしたりできるのは、皆さんのご両親がいたから。そのご両親がいたのはお祖父さんお祖母さんがいたから。そして約80年前、この日本を命懸けで守った、皆さんと同じくらいの年齢の若者がいたから。是非、県内の回天記念館や広島県の江田島に行って、英霊の遺書を読んでもらいたい。日本は縦の糸で繋がっている国。今を生きる私達だけのものではありません》しかし、差別発言を繰り返す杉田議員を祝典に呼ぶことを問題視する声がSNS上で多く上がった。《山口市は差別を容認ということなん?》《山口市が呼んだとしたら、すごいな。英霊の遺書を読む前に、杉田水脈がどういう人物か、過去の記事を読んだほうがいい》山口市の担当者に、杉田議員を呼ぶことになった経緯とこうした批判についての見解を聞いた。「そういったご意見は、メールやお電話でもいただいております。現時点でお答えできるのは、まず式典にお呼びしたのは、党派に関わらず山口が選挙区に含まれている方、本市と関わりのある方全員にご案内をして、出席された国会議員の全ての方に祝辞をいただいたというような次第でございます」実際に、杉田議員以外にも、自民党の高村正大議員と江島潔議員、公明党の平林晃議員が祝辞を述べたといい、案内の時点で杉田議員1人だけを外すという選択肢はなかったとの認識を示した。また、杉田議員を呼ぶことについて事前に疑問は上がらなかったかについては、「言える範囲が限られていて申し訳ない」と回答できないとした。一方、「今、私がお答えしたような形で、電話の問い合わせ等に関しても同じようにお話をさせていただいているような次第でございます」と話し、取材時点でメールでの問い合わせが56件、電話での問い合わせが10件あったと明かした。また、山口市として差別を肯定すると受け取られかねないのではないかとの指摘に対しては、「あくまで山口に関係のある国会議員の方々に、20歳の節目を迎えられた輝かしい前途を祝福していただきたいという思いでご案内をいたしたもので、差別を助長するつもりは全くございません。そういったご批判は当然あるかと思いますが、公的な機関ですので、そういったつもりは当然全くございません」と、差別を肯定する意図はないことを強調した。その上で、来年同じ式典が開催される際、また杉田議員含む関係議員全員に声をかけるかについては、「当然、山口としてご案内するかどうかという判断になりますので、その辺の判断というのは、こういったご意見があった中で、どちらになるかというのは今の時点では私からはお答えはできないというところですが、私もこういう問い合わせがあった部分は全部記録に取るようにしております」と、事態を真摯に受け止めている様子が伺えた。
2024年01月16日何となくネットをやっていたら目にすることがある“在日特権”という言葉。「あの評論家が言っているから」「国会議員も言っているから」と、素朴に信じている人もいるのでは?実際のところを、長年、この問題を取材してきた識者に聞いた。これまでも、SNSやブログで差別的な発言を繰り返してきた杉田水脈衆議院議員(56)。杉田氏は2016年、自身が国連の女性差別撤廃委員会に参加したことを記すブログ記事の中で、〈チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場〉〈存在だけで日本国の恥さらし〉などと、在日コリアン女性を侮辱するような記述を行っていた。この件をめぐって今年11月、大阪法務局が“人権侵犯”と認定したことは記憶に新しい。にもかかわらず杉田議員は、その後も自身のYouTubeで〈逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権差別を利用して日本を貶める人たちがいます〉〈差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました〉などと言及。SNSでも、ネットの保守系言論人の動画を引用しつつ〈差別にかかわる特権は存在する〉と繰り返しているのだ。“在日特権”とは、日本人以上に優遇された権利を有する外国人(ここでは在日韓国・朝鮮人)という意味だ。■「ネッシーやツチノコと同じ“都市伝説”」差別問題について取材を続けているノンフィクションライターの安田浩一さんは、開口一番、こう一蹴する。「ネット上で流布されている“在日特権”と呼ばれるものに関して、私はこれまで散々取材してきました。しかし、どれもネッシーやツチノコなどと同様に、すべて“都市伝説”レベル。デマにすぎません。にもかかわらず国会議員である杉田氏が、こうしたデマをSNSなどで発信し続けていることに驚きを隠せません」そもそも、“在日特権”の中身は、具体的にどんなものなのかーー。安田さんは、こう続ける。「よく言われているもののひとつに、〈生活保護を受けやすい〉という言説があります。私は何度も、厚生労働省や社会保険事務所、ケースワーカーなどに取材しましたが、どこに聞いても“在日コリアン”であることが支給開始の条件ではないと否定されました。受給資格を満たしているかどうかが大事なのであって、国籍うんぬんではないのです。実際に調べればすぐにわかることですが、生活保護を受給している9割以上が日本国籍です」加えて、〈在日朝鮮人だけに“通名”が認められている〉という言説もある。「“通名”は、在日コリアンだけでなく、すべての外国人に認められています。ただ、在日コリアンののなかで“通名”を使っている人が多いのは事実です。その背景には“差別”や“偏見”が蔓延している日本社会において、民族名を名乗ることを躊躇させている、という側面があることを忘れてはならないでしょう」■差別を放置し続ける自民党は罪深いこのほか、〈年金を支払っていなくても受給している〉という言説も……。「前提として、在日コリアンが国民年金に加入できたのは1982年から。この時点で60歳を超えていた人は救済の対象になりませんでした。こうした経緯もあって、無年金でかつ生活基盤の脆弱な高齢の在日コリアンに対して各自治体が福祉給付金を支給していたということはあります。しかし、そもそも年金に加入できなかった時期が長いのですから、こうした措置は当然ではないでしょうか」安田さんは、「常識で考えれば、日本に住む日本国籍の日本人以上に優越的な権利を持った外国人などいないことはわかるはず」としたうえで、「あえて特権を持っている外国人を挙げるなら、それはむしろ多額の思いやり予算(在日米軍駐留経費負担)などによって優越的権利を持っている“在日米軍”では」と指摘する。このような、ありもしない“在日特権”というレッテル張りを行った差別は、いつ頃から始まったのか。「私は“今世紀型”の差別だと思っています。“逆差別”とか“利権”などというレッテルをマイノリティの人たちに貼ることで当事者を非難し、その声や存在を封じ込めるやり方です。〈マイノリティが差別を主張することで不当な利権を得ている〉とありもしないことを訴えてマジョリティの不安を煽る。これは、今の日本社会における差別先導の典型例だと感じています」大きな問題は、こうしたデマを拡散して社会を先導しているひとりが、国会議員の杉田水脈氏であるという点だろう。「これは杉田議員自身というよりも、自民党の問題だと思います。差別をしたい人々、あるいは差別を正当化したい人々のマーケットを確保するための道具として、自民党は杉田議員を利用してきたのではないでしょうか。だからこそ、さまざまな差別発言を繰り返しながらも要職に付けてきたのです。杉田さんは、“自民党らしさ”を象徴している存在だと感じています」“在日特権”などというデマに煽られている間に、本来、目を向けるべき問題の本質から目を逸らされている可能性もあるのだ。
2023年12月28日《「国会掃除に学ぶ会」の設立総会に参加。総会の後には、野田佳彦元内閣総理大臣や参加者の皆さんと国会内のトイレを清掃しました。改めて掃除の意義と深さを学ぶ機会になり、これからも実践していきます》12日14日、Xにこう投稿したのは立憲民主党・神奈川県13区総支部長の太栄志衆院議員(ふとり ひでし、46)。野田佳彦元首相(66)らと国会内のトイレを清掃したと報告したが、“清掃方法が不潔”だとして波紋を呼んでいる。添付された写真には、赤いジャージを着た太議員がしゃがんで清掃する姿が。小便器の上部に右手を添えながら、左手に持った黄色いスポンジで小便器横の壁を真剣な表情で磨く様子が収められていた。さらにその奥には、青いジャージを着用した野田議員が雑巾で壁を磨く姿があった。野田議員はマスクを着用していたものの、太議員と同じく素手で清掃しているように見える。懸命にトイレ清掃する姿をアピールした太議員だが、コメント欄には称える声はさほど寄せられていないようで……。369件の「いいね」に対して、1310件以上もの引用リポストでは“不衛生”を指摘する声が相次いでいる(15日15時時点)。《テツandトモ…ではないのね。大事なことは清掃員の仕事の邪魔をすることじゃなく、清掃員にいつも敬意を払い、汚さぬように丁寧に利用すること》《不衛生で迷惑すぎるのでまじでやめてほしい。掃除なめてる》《素手で掃除するのは勝手だけど、その手で握手してくんじゃねえ!!》《なぜ素手なんだ。手袋をするのはトイレ掃除の基本じゃないか。公衆衛生は学ばなかったのか。その手で他者と握手したりするおつもりなのか》「『国会掃除に学ぶ会』は’08年10月に発足し、超党派議員で行われている清掃活動です。野田議員は初回も参加していたようです。昨年11月には、自民党の西田昭二衆院議員(53)も参加したことをブログで報告。その際に掲載された写真では、西田議員は使い捨てのゴム手袋をして清掃する姿が収められていました。衛生観念や方法は、議員によって様々なようです」(社会部記者)加えて、タイミングも悪かったようだ。政界では現在、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる“裏金疑惑”が問題視されている。にもかかわらず、“野党第一党の議員が真剣に取り組んでいるのがトイレ清掃とは”と落胆した人も少なくなかったようだ。《自民がスキャンダルでピンチに陥ってる最大のチャンスに、トイレ掃除はないだろ》《なんて気楽な!もっと大事なことがあるでしょう国民のための政治をしてください!!》《トイレよりもずっと汚いところをなんとかしてくださいよ…明後日の方向行ってないでさ…本当にガッカリさせられる…》《ふ~、すごいなこれは。自民党のスキャンダルの嵐の中、政権交代をアピールする大チャンスのタイミング。その時にやるのがトイレ掃除パフォーマンスとは。国民が求めているのは元からピカピカな国会議事堂の便所掃除ではない。この国の政治をクリーンにすることだ》懸命にトイレをクリーンにする姿は、かえって有権者の感情を逆なでてしまったようだ。
2023年12月15日12月7日に開かれた参議院外交防衛委員会で、共産党・山添拓議員(39)が質疑応答を行った。その際、日本維新の会の松沢成文議員(65)と国民民主党の榛葉賀津也(56)が、2人で“大爆笑”していたことがSNSで物議を醸している。同委員会で山添議員は、アメリカ空軍所属のオスプレイが屋久島沖に墜落した事故について言及した。11月29日に発生したこの事故では搭乗員6人の遺体が収容されており、アメリカ軍は発見されていない2人も含めた搭乗員8人全員が死亡したと発表。また米軍は日本時間の12月7日、オスプレイの運用を一時停止するとも明かしている。オスプレイの運用停止について、山添議員は木原稔防衛大臣(54)に「大臣がこの情報をお知りになったのは今日午前中の、衆議院の安保委員会の最中ということでよろしいでしょうか?」と尋ねた。すると木原大臣は亡くなった8人に対する哀悼の意を表した上で、「日本時間7日の9時台に公式に発表しましたので、9時前から衆議院の安全保障委員会で座っておりましたので、この情報を正式に得たのは衆議院安保委員会の時間帯に情報を貰ったということになります」と答えた。そこで改めて、山添議員が「大臣自身がその情報を知ったのも、そのタイミングということですね?」と尋ねると、木原大臣は「米軍とは私レベルで、あるいは各レベルで、それぞれ米軍のオスプレイの事故について情報交換をしているなかで、『本日ひょっとすると新たな情報が発信されるかもしれない』というような、そういった事前の連絡は、中身は正式には不明ですが、いただいていたところでございます」と返した。■《人としてアウト》《共感性の欠如》すると山添議員は「要するに全機運用停止ってことをお知りになったのは、今日の午前9時以降。委員会が始まってからということなんですね。これ、私も同じタイミングなんですよ。Yahoo!ニュースも流れました。LINEニュースも来ました。防衛大臣がこういう重大な情報をキャッチするタイミングが、一般の方と同じタイミングだということなんですね。これは驚きですよ」とコメント。そして山添議員は「昨日の米軍人専門ニュースの『ブレーキング・ディフェンス』によりますと、こういう情報もあります。米空軍特殊作戦司令部の広報担当者がこんなことを言っているんですね。『オスプレイの一時休止は安全性の懸念に関してではなく、同僚たちに悲しむ時間を与えるためだ』。大臣は、これはご存じでしたか?」と追及した。そんななか、山添議員のそばでは“ある異変”が起こっていた。山添議員が質疑を続けるなかで、山添議員の又隣にいた松沢議員は突然ほくそ笑み、下を向いて何かを呟いた。すると山添議員の隣の席の榛葉議員が松沢議員に話しかけ、2人は談笑を始めることに。さらに2人の話は盛り上がったようで、2人揃って大笑いしていた。先述のように今回のオスプレイの事故では8人の死亡が発表されており、木原大臣も追悼してから答弁を始めていた。また、山添議員の質疑は日本の安全保障についても切り込んでいる。そのような質疑応答のさなかで、“爆笑”しながら歓談していた松沢議員と榛葉議員。中継された様子に対し、Xでは厳しい声が、こう上がっている。《いや本当この人達なんでここで議員出来てるんだろ…議員じゃなくても、人が亡くなってて安全性についでの話してるのにこの態度。人としてアウト》《国民民主榛葉さん、維新松沢さん、態度わる》《そもそも他の人が質問中におしゃべりしていいのか?あんな大爆笑するような事、国会に関係することなんか?》《共感性の欠如》
2023年12月08日9月28日、自民党が松川るい議員(52)を同党の副幹事長に起用する方針であることが報じられた。この方針に、SNS上では批判が相次いでいる。松川議員といえば自民党女性局の局長として、7月末にフランスで研修を実施。その際に、エッフェル塔前でポーズを取りながら笑顔を見せる写真をSNSにアップしたところ、「観光気分か」と多くの批判を浴び、同月31日にX(旧Twitter)で《中身のある研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております》と謝罪した。《意見交換や学びを発信し、日本の政策にいかすことに努めます》と述べたものの、8月22日に女性局の局長を辞任。事実上の更迭と見られている。このフランス研修については、今井絵理子議員(40)がX上で《追って活動報告します!!》と発信していたため、9月26日発売の本誌が松川議員や今井議員に「報告書の公表の予定はあるのか?」「あるとしたら、いつごろか?」と問い合わせたところ、自民党女性局から回答がこうあった。《報告書は既に取りまとめております。今後、来年の女性局の活動方針を決定する過程である「女性局ブロック会議」において研修会のあり方や報告書に書かれている内容を具体化していくための内部資料として活用する予定であります》《なお、組織内の研修会ということ、および内部資料という観点から公表する予定はありません》つまり、松川議員らが“フランス研修で何をしたか、何を学んだか”について国民に共有する予定はないということだった。また『Smart FLASH』によると、同フランス研修の旅程表を見たところ、3泊5日の日程にも関わらず、《純粋な研修に充てられていたのは、たったの6時間。ガイドツアーや、在仏日本大使らとの食事会を含めても、10時間にしかならない》という。この松川議員らの“物見遊山”のようなフランス研修は、物価高や円安に喘ぐ国民に大きな遺恨を残した。騒動から約2ヵ月となる9月22日、自民党女性局の公式Xアカウントが《9月22日の総務会において、高橋はるみ参議院議員の女性局長就任が決定しました》と投稿した際にも、《報告書の件はどうなりました?》《いいから成果報告出せよ》《松川議員のフランス研修報告書を公開してください》といったリプライが寄せられていた。そんな松川議員に報じられた、“栄転”人事。「TBS NEWS DIG」によると、自民党は松川議員を副幹事長に起用する方針であり、それは《副大臣・政務官への女性の起用がゼロとなる中、自民党としては、女性活躍に取り組む姿勢をアピールしたい狙いもある》ためだという。しかし、国民からの批判に向き合う姿勢を見せない松川議員の好待遇には、”納得できない”との怒りの声が爆発。SNS上では、非難が殺到している。《ドン引きです。ドン引き過ぎてこれ以上の言葉はありません。松川議員もその打診があっても断るべきです。何故固辞しない?》《国民を舐め切った絶望的な人事には強い憤りを覚える。松川るい前女性局長が自民党副幹事長とは驚愕する。自民党の人材難は極めて深刻な状況だが、松川るい氏の副幹事長人事は有り得ない。国民を舐め切っているとしか思えない岸田政権には絶望感しかない》《自民党は消えてなくなれと思います。やりたい放題だろこれ。どうせ選挙やっても絶対に勝つから、国民なんか税金払う道具程度にしか思ってないのだろう》松川議員は“栄転”で党要職に就き、国民のために仕事をすることができるだろうか――。
2023年09月29日7月に行われた自民党女性局のフランス研修旅行で、エッフェル塔の前ではしゃぐ写真などをSNSにアップしたことで批判を受けたのが松川るい参議院議員(52)だ。入閣間近とも噂されていたが、9月13日に行われた第2次岸田内閣発足後の2回目の内閣改造にはもちろん名前はなく、SNSでの投稿のツケは高くついたようだ。コラムニストの桧山珠美さんはこう指摘する。「炎上の可能性は予想できるのに、あのような写真をアップするのは、よほど自己顕示欲が強いからでしょう。東大を出て“挫折を知らないわが世の春を過ごしてきた顔”をしているあたり、評論家の三浦瑠麗さんとの共通点を感じます」3泊5日の研修旅行で、純粋な研修にあてられた時間は、わずか6時間との報道もあった。松川議員とともに話題になったのが、今井絵理子参議院議員(40)だ。《旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています》SNS上で、そう弁明したが、自民党には巨額の政党助成金が交付されているので、“党からの支出”も元をたどれば税金ではないかと、ツッコミを受けていた。今井議員は、フランス研修の成果について、《追って活動報告します!!》と発信したが、その後の音沙汰はない。本誌が、松川議員と今井議員に、「報告書の公表の予定はあるのか?」「あるとしたら、いつごろか?」と問い合わせたところ、自由民主党本部女性局から<ご質問の内容は女性局主催の研修に関するものですので、下記の通り女性局から回答させていただきます>と、以下のような回答が。<報告書は既に取りまとめております。今後、来年の女性局の活動方針を決定する過程である「女性局ブロック会議」において研修会のあり方や報告書に書かれている内容を具体化していくための内部資料として活用する予定であります。なお、組織内の研修会ということ、および内部資料という観点から公表する予定はありません。>結局のところ、フランス研修で何をしたか、何を学んだかについて、国民に共有する予定はないようだ。今回の件以外でも、今井議員は、不倫報道や牛から落ちて骨折したときなど、政治外の話題ばかりで話題になってきた。「今井さんはおじさん議員に人気で、会合や飲み会にゲストとしてよく招かれるそう。本人はお酒を飲みませんが、来ると一気に場が華やかになるそうです」(政治記者)一方で、障がい者の問題への熱心な取り組みを評価する声もある。「長男の礼夢さんには聴覚障害があります。時に手話を交えながら、当事者家族として国会で障がい児童への支援の拡充を訴えてきました。それだけに、スキャンダルでしか注目されない現状は不憫ではあります」(議員秘書)ちなみに、礼夢さんは2020年にプロレスデビュー。18歳となり、若手レスラーとして活躍中だ。
2023年09月28日9月19日に東京都内で開催された新しい歴史教科書をつくる会東京支部「新東京塾」の講演会。その講師を務めたのは、杉田水脈衆院議員(56)だった。同会は“これまでの教科書が日本を不当に悪く描いていたのを改め、子供たちが日本に誇りを持てる教科書で学べるようにすること”を目的とするもので、杉田議員は理事を務めている。9月19日の講演は満員だった。そんな彼女がブログにアイヌ民族を侮辱する投稿をした問題に進展が――。全国紙記者は言う。「’16年2月にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会に参加した際に、杉田議員はブログに《チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》などと投稿。これに対して会議に参加していたアイヌの女性が札幌法務局に救済を申し立てたのです。`22年11月には、参議院予算委員会で質問を受けて杉田議員はブログを自ら書いたと認めて、『100人ぐらいの方々が取り囲んで、至近距離で罵声を浴びせられた。当時、一般人だった私がこのような感想を持つのは仕方がなかった』と釈明していました」各メディアによると9月7日に札幌法務局が、杉田議員の投稿などに対して「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田議員にアイヌ文化を学び、発言に注意するよう啓発したという。杉田議員による“問題発言”は、過去にも――。「’18年に配信されたネット番組で、杉田議員はジェンダーに関する研究に取り組む大阪大学の牟田和恵名誉教授に、“期間外に科研費を使用した”として『ずさんな経理』と発言して訴訟に。`23年5月の控訴審で、牟田氏の名誉を傷つける違法な発言だったと認定され、33万円を支払うように命じられました」(前出・全国紙記者)たびたび問題を起こす杉田議員にSNS上で批判の声があがった。《これまでも問題ばかりの杉田水脈》《発言の正否よりそこ考えられない人が議員って。しかも問題発言何度目?》《またこの人か…何度目だよ?》《杉田水脈、いつまでこんな奴が国会議員でいるのか》
2023年09月20日日本維新の会の常任役員で、同党の参議院国会対策委員長でもある東徹議員(56)のSNS投稿が“国際常識”に欠けると波紋を呼んでいる。’25年に開催が予定されているものの、海外の国や地域が自ら建設するタイプのパビリオンの、準備の遅れが指摘されている大阪・関西万博。8月14日、このタイプのパビリオンについて「チェコが着工に必要な申請手続きを行った」と日本経済新聞のweb版が報じた。すると、東議員はそのニュースをTwitter(現・X)で紹介した上で、こう綴った。《チェコスロバキアの申請手続きを歓迎します。手続きには、2ヶ月もかかるそうだが、なんとか1日でも早く審査を終えて欲しい》しかし、今チェコスロバキアという国はない。チェコスロバキアは’93年1月に連邦制を解消し、チェコとスロバキアに分離している。そのため当然だが、前述の日本経済新聞のニュースも「チェコ」と記している。大阪・関西万博は大阪府の吉村洋文知事(48)や松井一郎元大阪府知事(59)が誘致をけん引したため、東議員の所属する日本維新の会における“肝入りのプロジェクト”と言われている。’20年11月に開催された「inochi万博フォーラム」では橋下徹氏(54)が「万博が実現したのは松井さんの政治力」と讃える場面もあった。何より万博は世界中の国々が参加する国際的なイベントであり、そんな万博に言及しながらも、チェコとチェコスロバキアを未だ混同しているような投稿を行った東議員。ネットでは呆れ声が多数上がっている。《万博開催国でこれはさすがにマズい》《万博なんでしょ、国名はきちんとしましょうね当事国に失礼ですよ》《「歓迎します。」という言葉が嘘になってしまう国名間違い》《国際情勢も知らないで万博だって》
2023年08月16日「岸田文雄首相(65)は、物価高騰で疲弊する国民に対し、防衛費増額や少子化対策などの財源確保のために、今後さらなる家計負担を強いる可能性が極めて高いです。しかし、“自分たちのおいしい議員特権は死守します”では、国民の政治不信はますます高まるでしょう」(全国紙政治部記者)国会議員には歳費(給与)やボーナスとは別に、「調査研究広報滞在費」(旧・文書通信交通滞在費、以下“旧文通費”)という名目で、毎月100万円が支給される。その目的は国会法に「国政に関する調査研究、広報、国民との交流、滞在等の議員活動を行うため」と明記されているが、そもそも使途の基準や範囲はあいまいで、明細の公開や領収書添付の義務はない。余っても返納する必要もない。非課税で月額100万円を事実上自由に使えることから、“第2の給与”とも呼ばれる、議員特権を象徴するのが旧文通費だ。その使途を公開し、未使用分は国庫に返納するという法改正の議論が国会でまたもや先送りとなり、波紋を広げている。「やはり自民党内で、法律を変えたくないという声があるからでしょう。政治活動のためだけでなく、私的に使っているような議員にとっては、こんなに使い勝手のいいお金はありませんからね」こう語るのは、国民民主党・玉木雄一郎代表だ。本来、旧文通費は政治活動で必要な郵送や通信、交通費、滞在費などの経費として支給されるもの。一般社会では、業務上でかかった経費は領収書を添付し、使途を説明したうえで支給されるのが当たり前だが、国会議員が受け取る旧文通費の場合は、先に経費をもらって、それを何にどう使おうがチェックすらされない。令和の時代に、まだこんなルールがまかり通っているのだ。昨年11月、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党は、使途の公開や未使用分の返納を盛り込んだ議員立法を共同提出。しかし、岸田自民党はのらりくらりと審議の先送りを繰り返している。旧文通費の法改正がいっこうに進まないなか、すでに日本維新の会、国民民主党の所属議員は、領収書を添付した明細を党のホームページ上で自主的に公開している。「自民党に大きな問題があるのですが、仮に法改正されなくても、野党第一党の立憲民主党も、自主的に使途を公開すべきです。そして野党一丸となって、自民党包囲網を作る。国民に対して法改正の本気度を見せるのです。税金からきているお金ですから」(前出・玉木代表)じつは自民党だけでなく、野党の中にも使途公開、未使用分の国庫返納に消極的な議員たちはいる。その理由は、後ろめたい使い方をしているからだと勘繰るのが普通だろう。旧文通費は、真面目に政治活動をしている議員も、そうでない議員も一律で同じ額が支給されるシステムに問題があると、玉木代表は指摘する。「私が国会議員になって思ったのは、政治活動を頑張ってやっている人と、頑張らない人との差がありすぎるということ。一生懸命仕事をすれば、それだけ活動範囲が広がり、動けば動くだけお金がかかるんです。いっぽうで、仕事をしなければ経費はかからない。それでも支給される額は同じ。仕事をしない人のほうがお金は貯まるというおかしなシステムなのです」“ズル”がはびこることで、きちんと政治活動の経費として使っている議員までもが疑いの目で見られる可能性が大いにある。「この悪しき仕組みが続くのであれば、旧文通費は廃止すべき。そのかわり、一般企業と同じように、政治活動でかかった経費を衆・参それぞれの事務局に領収書を添付して請求するシステムに変えればいいと思っています」(玉木代表)国会議員に支給されるお金が、家計がひっ迫するいまの状況を打開するための活動に充てられることを切に願うばかりだ――。
2023年07月06日株式会社創元社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:矢部 敬一)は、〈政治のメディア化〉を体現したメディア議員を取り上げる「近代日本メディア議員列伝」を創刊。第1回配本『池崎忠孝の明暗』を2023年6月13日に刊行します。また、2023年7月3日(月)には刊行記念オンライントークイベントも開催いたします。シリーズイメージ●近代日本メディア議員列伝とは明治から戦後にかけて、〈政治のメディア化〉を体現したメディア議員たちを取り上げ、〈教育〉〈メディア〉〈政治〉の観点から一人一冊で深堀りする、佐藤卓己氏単独編集による完全書下ろしの全15冊シリーズ。国会議員がこぞってSNSで発信し続ける現代政治への向き合い方に自省を迫る、これまで無かった人物列伝です。●シリーズの特長本シリーズは、著名だが新たな像を刻める議員、典型的だが評伝の少ない議員、県紙経営型、女性、保守本流、左翼系、雑誌経営型など様々なタイプの14名を取り上げ、メディアと政治が不可分の時代に、現代政治家のモデルとも反面教師ともなるメディア政治家像を提起します。〈教育〉〈メディア〉〈政治〉の観点から各議員にアプローチし、シリーズ全体で一体感をもって読めるよう構成しています。また、注釈は付けずに噛み砕いた描写で、人物評伝ならではの読みやすい文章となっています。執筆陣には定評ある研究者が集結。丹念な資料探索をもとに各議員の知られざる一面を活写します。各巻末には「著作年譜」を収録。議員の生涯と著作一覧があわせて一瞥できます。●第1回配本『池崎忠孝の明暗』 典型的メディア議員で描く近代日本の精神史書影漱石門下の鬼子にして日米未来戦の煽動家として知られる池崎忠孝。シリーズ第1回配本では、『萬朝報』論説記者、『大阪時事新報』顧問としての経験を足場に政界に進出したメディア議員の象徴的人物を取り上げます。『近代日本メディア議員列伝・6巻池崎忠孝の明暗 教養主義者の大衆政治』佐藤 卓己 著刊行年月日:2023年6月13日ISBN :978-4-422-30106-8定価 :2,970円(税込)判型 :四六判造本 :上製頁数 :552頁●シリーズ編者紹介【佐藤 卓己】1960年、広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在は京都大学大学院教育学研究科教授。専攻はメディア史、大衆文化論。2020年にメディア史研究者として紫綬褒章を受章。著書に『大衆宣伝の神話』(ちくま学芸文庫)、『現代メディア史』(岩波テキストブックス)、『『キング』の時代』(岩波現代文庫、日本出版学会賞・サントリー学芸賞受賞)、『言論統制』(中公新書、吉田茂賞受賞)、『八月十五日の神話』(ちくま学芸文庫)、『輿論と世論』(新潮選書)、『ファシスト的公共性』(岩波書店、毎日出版文化賞受賞)、『負け組のメディア史』(岩波現代文庫)など多数。●刊行記念オンライントークイベント開催決定!イベントイメージ【「近代日本メディア議員列伝」シリーズ創刊記念】ことばと政治――メディア議員から見える近代日本本シリーズの開始に際して、立ち上げ人の佐藤卓己氏と、評論家である與那覇潤氏の対談イベントを開催します。現代の政治状況のなか、自ら言葉を発することのできたメディア議員の足跡を振り返ることで、「書くこと」と政治の本質的な関係に光を当てるイベントです。・概要日時 :2023年7月3日(月)19:00~21:00定員 :オンライン参加 500人会場 :オンライン(Zoomウェビナー使用)*見逃し配信あり(~2023年7月16日23時59分まで視聴可能)参加費:1,500円(税込)※お申し込みは、当日2023年7月3日(月)18:00にて締め切らせていただきます。ただし、定員に達した場合は、その時点で申し込みを終了させていただきます。参加申し込みはこちらから ●シリーズ刊行予定第1回配本 6巻 佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授)『池崎忠孝の明暗――教養主義者の大衆政治』【2023年6月】 ISBN978-4-422-30106-8第2回配本 2巻 井上義和(帝京大学共通教育センター教授)『降旗元太郎の理想――名望家政治から大衆政治へ』【2023年10月】 ISBN978-4-422-30102-0第3回配本 5巻 白戸健一郎(筑波大学人文社会系准教授)『中野正剛の民権――狂狷政治家の矜持』【2023年11月】 ISBN978-4-422-30105-1第4回配本 7巻 赤上裕幸(防衛大学校人文社会科学群公共政策学科准教授)『三木武吉の裏表――輿論指導か世論喚起か』【2024年1月】 ISBN978-4-422-30107-5第5回配本 3巻 河崎吉紀(同志社大学社会学部教授)『関和知の出世――政論記者からメディア議員へ』【2024年3月】 ISBN978-4-422-30103-7第6回配本 11巻 松尾理也(大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科教授)『橋本登美三郎の協同――保守が夢見た情報社会』【2024年5月】 ISBN978-4-422-30111-2第7回配本 9巻 福間良明(立命館大学産業社会学部教授)『西岡竹次郎の雄弁――苦学経験と「平等」の逆説』【2024年7月】 ISBN978-4-422-30109-9第8回配本 13巻 山口仁(日本大学法学部准教授)『田川誠一の挑戦――保守リベラル再生の道』【2024年9月】 ISBN978-4-422-30113-6第9回配本 8巻 佐藤彰宣(流通科学大学人間社会学部専任講師)『石山賢吉の決算――ダイヤモンドの政治はあるか』【2024年11月】 ISBN978-4-422-30108-2第10回配本 12巻 松永智子(東京経済大学コミュニケーション学部准教授)『米原昶の革命――不実な政治か貞淑なメディアか』【2025年1月】 ISBN978-4-422-30112-9第11回配本 10巻 石田あゆう(桃山学院大学社会学部教授)『神近市子の猛進――婦人運動家の隘路』【2025年3月】 ISBN978-4-422-30110-5第12回配本 14巻 長崎励朗※(桃山学院大学社会学部准教授)『上田哲の歌声――Why not protest ?』【2025年5月】 ISBN978-4-422-30114-3※崎は正式にはたつさき第13回配本 1巻 片山慶隆(関西外国語大学英語国際学部教授)『大石正巳の奮闘――自由民権から政党政治へ』【2025年7月】 ISBN978-4-422-30101-3第14回配本 4巻 戸松幸一(株式会社もくようしゃ代表)『古島一雄の布石――明治の侠客、昭和の黒幕』【2025年9月】 ISBN978-4-422-30104-4第15回配本 15巻 河崎吉紀(同志社大学社会学部教授)『近代日本メディア議員人名辞典・付総索引』【2026年1月】 ISBN978-4-422-30115-0※予定は変更となる場合がございます。●創元社1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。●会社概要商号 : 株式会社創元社創立 : 1925年(大正14年)代表者 : 代表取締役社長 矢部 敬一資本金 : 1,800万円事業内容: 出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売所在地 : 〈本社〉〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6〈東京支店〉〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 田辺ビルURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月16日日本維新の会の猪瀬直樹議員(76)が国会中にガムを噛んでいたとして、厳重注意を受けていたと4月14日に報じられた。ネットで物議を醸している。各メディアによると、同党の東徹参院国対委員長(56)は同日の参院議院運営委員会理事会で、猪瀬議員が参院憲法審査会中にガムをかんでいたとして厳重注意したと報告。猪瀬議員の事務所は「飲食禁止とは知っていたが、ガムまで禁止とは知らなかった」といい、「今後は気を付ける」と説明していた。また“ガム嚙み”に対して、自民党の石井準一参院議院運営委員長(65)が各会派に対して緊張感を持って臨むよう注意を促したという。ネットでは、猪瀬議員への厳しい声がこう相次いでいる。《東京都知事までやった人がこの有様だから話にならない。ガムを国会で噛むことがどういう事かくらい分からないはずがないだろう》《議会が仕事の場と言う事すら認識出来て居な事に驚かされます》《どうも議員の人達って一般の社会人、働く人の常識は持ち合わせていないのですね》しかし、猪瀬議員を擁護する人たちもいるようだ。近年、国会中に居眠りしている議員の姿をメディアが伝えており、世間から呆れる声が上がることもしばしば。そのせいか’22年11月、国会中の居眠りを指摘された松本剛明総務大臣(63)が「あまり目が大きいほうではない。考えるときに目を細める癖がある」と話していたものの、後日に一転して謝罪したという珍事も起こっている。またその直後、当時NHK党の議員で、国会を欠席し続けていたガーシーこと東谷義和氏(51)が居眠り議員に対して、Instagramで《寝てるあなた達は、オレのこと責めることできまへんで笑笑》と投稿。一部で、同調する声も上がっていた。ガムを噛むことで、脳が活性化したり眠気が覚めたりする効果もあると言われている。そのため、ネットでは猪瀬議員に対して「居眠り議員よりマシでは?」という声もこう上がっている。《眠気覚ましに噛んでいたなら、寝てる人よりはマシじゃないか?》《ガムは眠気覚ましにもなるので。居眠りするよりマシなのでは?》《居眠りなんかより全然良い気がするが・・逆に眠気防止や脳が活性化するんじゃない?》
2023年04月15日毎週開催されている衆院憲法審査会について、3月29日に国会内で記者団に向けて「サルがやること」「蛮族の行為」と述べ、批判を浴びた立憲民主党の小西洋之参院議員(51)。与野党からの抗議を受け、翌30日に開いた記者会見で「不快な思いをされた方々にはおわびを申し上げたい」と謝罪。一方で、“あくまでもオフレコ取材ですぐに撤回した”と主張し、「前半だけを切り取られた」と自らの発言を報じたメディアに“恨み節”を漏らしていた。小西氏の発言は立憲民主党内でも問題視され、泉健太代表(48)は31日に小西氏を参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭すると発表。「わが党としても謝罪を申し上げたい。党の見解とは異なる」と陳謝した。そんななか、小西氏と同じタイミングで舌禍を招いた人物がもう1人。それは立憲民主党所属の大阪府摂津市議・西谷知美氏(49)だ。29日に、来月東京で開催されるイベントの告知画像とともに、《こんな気持ち悪い広告がInstagramで流れてきた…誰ひとり、話を聞いてみたい人はいないかな》と苦笑いの絵文字を添えてツイート。告知画像には実業家・堀江貴文氏(50)や騎手・武豊氏(54)、お笑いタレント・なかやまきんに君(44)ら複数の著名人が写っており、それを「気持ち悪い広告」と評した西谷氏に《公人がするツイートではない》など厳しい声が上がっていた。相次ぐ立憲民主党員の失言に、ネット上では呆れ声が上がっている。《立憲民主党って本当に口が悪い》《立憲民主党って、「議員としての資質」以前に、「人として」「社会人として」の資質に欠ける人ばっかりだよね》《立憲って発言に品がない人多いな 表に出る発言なのに感情や発言内容コントロールできないのは問題ありすぎる》■無くならない立憲民主党員による“乱暴な言葉遣い”炎上を受けて西谷氏は投稿を削除し、謝罪とともに《このような投稿は二度といたしません》と反省の弁をツイート。しかし、彼女の不適切ツイートは今回が初めてではない。「西谷氏は昨年5月にもTwitterで一般ユーザーと応酬を繰り広げ、党から『著しく党の結束を乱すもの』として3カ月間の党員資格停止処分を受けました。同党においては、2020年8月に石垣のりこ参院議員(48)が、体調不良を理由に辞任を表明した安倍晋三元首相(享年67)について『大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物』とツイートして炎上する事態に。多数の批判を受けて、石垣氏は当日中に謝罪しました。翌年5月には、元衆院議員の本多平直氏(58)による性交の同意年齢をめぐる不適切発言に与野党から批判が殺到。本多氏は国会内で謝罪し、後に議員を辞職しています。同党員の“乱暴な言葉遣い”による炎上は、減るどころか年々目立つばかり。各自で分別を持つことも大切ですが、党内でも言葉遣いの指導を強化すべきではないでしょうか」(全国紙記者)これ以上、舌禍を招く党員が出てこなければ良いが――。
2023年03月31日2023年3月14日に参院懲罰委員会が行われ、政治家女子48党(元:NHK党)の東谷義和(通称:ガーシー)さんに対する懲罰について協議。「職責を果たす意思がないものと判断せざるを得ない」という理由から、最も重い懲罰である『除名』を科すことを全会一致で決定しました。ガーシー議員、72年ぶりの『除名』処分へ2022年7月に行われた第26回参議院議員通常選挙で、およそ28万票を集めて政界入りを果たしたガーシーさん。しかし、ガーシーさんが国会を欠席し続けため、参議院懲罰委員会は、2023年2月に行う参院本会議での『議場での陳謝』の懲罰をガーシーさんに科しました。当初、ガーシーさんは帰国する意向を表明していましたが、前日になって陳謝文を読み上げる参院本会議の欠席を表明。帰国を拒否した理由について、ガーシーさんは同年2月に発生したトルコ南東部を受け、「被災したトルコの支援を優先したい」という思いを明かしています。国会欠席のガーシー、受け取り拒否された『陳謝動画』を公開帰国しない理由に賛否の声同年3月15日に行われる参院本会議で、3ぶんの2以上が賛成した場合、ガーシーさんの除名は正式に決定します。産経ニュースによると、国会議員の除名は1951年以来の72年ぶりであり、現行憲法下で衆参合わせて3例目とのことです。[文・構成/grape編集部]
2023年03月14日「今帰るのが時期尚早やと僕は判断したわけです」3月7日に配信したインスタライブで、帰国しないと表明したのは、NHK党のガーシーこと東谷義和参議院議員(51)。昨年7月の参院選で当選したものの、ガーシー議員は身の危険を理由にアラブ首長国連邦のドバイでの滞在を続け、一度も国会に登院していない。これが問題視され、2月22日の参院選本会議で“議場での陳謝”を科す懲罰が決まり、3月8日の本会議の場での陳謝が予定されていた。「懲罰が決定し、それを受けるか回答を求められたガーシー議員は2月27日に、『本会議へ出席し、院議に従い、陳謝文を朗読致します』とする文書を参議院に提出しました。また3月5日に行われたインスタライブでも『謝罪に行くつもりで髪を黒くしました』といい、さらに『飛行機(の席)はおさえています』と帰国しての登院を示唆しています。しかし3月7日のインスタライブで『陳謝のタイミングで帰国するのはよくないという判断になりました』と明かしました」(全国紙記者)直前で“ドタキャン”したガーシー議員。帰国を延期するのはこれが初めてではない。’22年の12月、YouTubeに投稿した動画が原因で、著名人から脅迫や名誉棄損で告訴されたガーシー議員は事情聴取要請をうけた。この際に、NHK党の立花孝志党首(55)が、『国内に戻って事情聴取に応じることについて本人から連絡があった。本人は来年1月あるいは2月に戻りたい意思は持っている』と語っていた。「いつ帰国するのか注目が集まっていたなか、ガーシー議員は1月中旬に自身の交流サイトで『3月上旬に帰国する。警視庁側にも帰国したら事情聴取に応じると伝えた』と帰国の先延ばしを行いました」(前出・全国紙記者)いつまでも帰国しないガーシー議員にSNS上では批判の声が上がった。《帰国せんか、残念》《ガーシー帰国するする詐欺。かっこわる!!》
2023年03月08日NHK党のガーシーこと東谷義和参議院議員(51)のインスタライブでの発言が物議を醸している。ガーシー議員は’22年に7月の参院選で当選を果たしたものの、アラブ首長国連邦のドバイに滞在し続け、これまで一度も国会に登院していない。この異例の事態に対し、2月22日の参議院本会議で、“議場での陳謝”を科す懲罰が決定。ガーシー議員が陳謝する本会議は3月8日に予定されており、実施されなかった場合、参院懲罰委員会は“除名”を検討する意向だという。「ガーシー議員には給与に当たる月額歳費、“第2の給与”と呼ばれる調査研究広報滞在費、ボーナスに相当する期末手当を合計して、今年2月までで1833万7590円が支給されています。これに『税金泥棒』と批判の声が。ガーシー議員の事例を踏まえて日本維新の会と立憲民主党が3月2日に、長期間正当な理由がなく国会に登院せず懲罰処分となった議員の歳費を4割減額する法案を提出するなど、ガーシー議員を処分しようとする動きが増しています」(全国紙記者)そんななかガーシー議員が3月5日に自身のインスタグラムでライブ配信を実施。3月8日の本会議出席については、飛行機のチケットはとってあるものの「ギリギリまで考えます」と、明かしていた。さらに歳費を受け取ることへの批判に関して、「歳費は返すつもりで、これで税金泥棒と言われる筋合いはない。(当選した7月からの歳費)1800万円は手につけません」と発言。「法律上、歳費を返納することはできないため」とNHK党に預けるといい「国民のために使ってくださいと言った。少なくともトルコの被災地には1500万円くらいは寄付してください」とNHK党の立花孝志党首(55)に伝えたという。歳費約1800万円を受け取らない発言にSNS上では、《さすがだよガーシーは筋通っている》《マジか。見直した!》と、好意的な意見がみられる一方で、《すまん単なるパフォーマンスにしか見えん》《仕事しないでもらった税金からなる金をまるで善人のような顔で寄付って、、、。》と、批判的な意見も。一挙手一投足に注目が集まるガーシー議員。3月8日の初登院は実現するのか――。
2023年03月06日12月10日、国会議員に冬のボーナス約314万円が支給されたが、自民党・吉川赳衆院議員(40)も受け取った一人だ。吉川議員といえば、今年6月に“パパ活飲酒疑惑”が「NEWSポストセブン」によって報じられた。記事によると、吉川議員は当時18歳の女子大生と一緒に高級焼肉店で飲酒した後に、4万円を渡してホテルで1時間半ほど過ごしたという。吉川議員は報道内容を否定しているが、現役議員によるパパ活疑惑は世間に衝撃を与えた。“パパ活”とは、女性が経済的に余裕のある男性と一緒の時間を過ごし、その対価としてお金を得る活動のこと。実際、ギャラ飲みアプリ「谷町」のアンケートによると、全国10代~40代の女性のうち、10人に一人がパパ活の経験があると回答するなど、広がりを見せている。そこで、パパ活を行っていたという女性にその実態を聞いてみた――。「大学3年生の頃、普通のバイトをしていたのですがもっとお金が欲しいと思い、ガールズバーのバイトを初めました。でもお客さんが1500円払って自分に入れてくれたお酒でも、給料として上乗せされるのは150円ほど。だったらお店に抜かれずに直接お金がもらえる“パパ活”を始めようと思ったんです」こう話すのは、都内の一般企業に務める吉田莉子さん(仮名、20代女性)。働いていたガールズバーの基本時給は1500円。どんなに寒い日でも、薄着で高いヒールを履きながらキャッチをし、夜20時から朝の5時まで働いても日給は最高で2万円ほど。“もっと楽に稼ぎたい”と思い、ガールズバーのバイトを辞めてお客さんとして来ていた男性とパパ活を始めたという。「“パパ”の男性は、大手清掃メーカーに勤めていました。肉体関係は1度もなく、夜ご飯を一緒に食べに行くのが基本でした。1回会うごとに現金1万円をもらっていましたね。お店をはしごして2、3軒目に行くときは追加で5000円をもらうこともありました」(吉田さん)さらに、吉田さんは大金を自身の銀行口座に振り込んでもらったこともあったという。「『専門学校に行くお金がない』といって、合計80万円を銀行口座に振り込んでもらったこともありました。結局そのお金は趣味や遊びに使ってしまいましたけど」その後、吉田さんは就職をきっかけにパパ活を辞めることを決意したのだが……。「お金を貯めたかったので、今年に入ってからパパ活を再開しようと思ってパパ活専用アプリをダウンロードしました。でもいざ使ってみたら、いわゆる風俗店などの業者ばっかり。怖くなってアプリを辞め、パパ活再開も諦めました」(吉田さん)一方で、パパ側の男性はどんな意図で始めているのだろうか。「これまでの4年間で、約40人の女の子といわゆる”パパ活”の関係になりました」こう語るのは、コンサル会社を経営する独身の桐谷真也さん(仮名、40代男性)。現在の年収は6000万円だというが、“パパ活”の関係となる女の子とはいったいどこで出会うのか。「私はマッチングアプリを使って探していました。最初はパパ活ではなく付き合い目的でマッチングアプリを使っていましたが、40歳を超えてからなかなかマッチングしなくなりました。そこで、お金を払って会ってくれる女の子を探す方針にシフトしたんです」マッチングアプリを通じて出会った女性は100人ほど。そのうち、2、3回会った女性が約40人で、半年以上パパ活の関係が続いたのは10人だったという。実際に、パパ活として女性と会う日の流れを教えてもらった。「基本的に仕事が終わったあと、夕食の時間帯から会います。場所は自分の趣味でもある都内の美味しいレストラン。そのあとホテルに行くこともありますが、食事だけで終わる日もありますね。基本的に、1回会うごとに4万円を現金で手渡しています」パパ活で月に100万円以上も使ったこともあるというから驚きだ。「女性が『服が欲しい』と言っていたので、デートのときにまとめて20万~30万円分くらいの洋服を買ったこともあります。最高では月100万円をパパ活に使ってきました」そこまでのお金を払ってでも続ける理由とはいったい……。「私にとって第一優先は仕事。でもお付き合いするとなると、彼女を優先しないといけなかったり、終着されたりするがどうしても嫌でした。それでも女性とはデートしたい……。そこで、お金を払って、自分の好きなときだけ一緒にご飯に行ってくれる”パパ活”は、自分にとって一番効率よく楽しめる方法だったんです。お金で解決できるならそれでいいのかなって」しかし、桐谷さんは今年の秋ごろからパパ活を辞めているという。そこには“相場の高騰”が関係していた。「仕事が忙しくなったという理由もありますが、パパ活の相場が上がってきたのも辞めた理由のひとつです。4年前に始めた頃は1回3万円で会ってくれた女性も、今では7?8万円でないと会ってくれなくなってしまったり……。恐らくパパ活を始める男性が増えて需要と供給のバランス的に相場が上がったのだと思います。また、パパ活が広まったことで、あまり女性から感謝されなくなってしまったのも辞めた理由ですね」お金が欲しい女性と、好きな時に会ってほしい男性。互いの要求が見事マッチしたパパ活だったが、その形態は変わりつつあるのかもしれない――。
2022年12月31日「この本は、けっして自民党批判ではなく、もっと大きな日本社会が抱えている女性に対する認識への批判であり、問題提起なんです。ただ、その「女性認識」を作り上げてきたのが、長い間、政権与党であった自民党ですよね、ということ」こう語るのは、キャスターでジャーナリストの安藤優子さん(63)。世論の反対も大きいなか、9月27日火曜日に行われた安倍晋三元首相の国葬や、旧統一教会と政界との癒着が大きな社会問題となるなど、なにかと自民党の存在に注目が集まるいま、7月に出版された安藤さんの著書『自民党の女性認識「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)が話題だ。「私自身が報道の世界で働いてきた40年以上を振り返っても、どうしてこの世の女性認識がこんなに変わらないんだろうと思ったり、そもそも、なぜ日本の女性議員が少ないんだろうという素朴な疑問があって、そこが出発点。女性に対する目線や価値観など曖昧模糊としたものを、自分が学んできた社会学のアプローチから可視化しようとしていくなかで、それらが、いかに日本の社会に深く根付いているかが明らかになり、さらには、そのことが女性議員の少なさにも通じているんだと、そこに行き着いたんです。なんと、自民党が戦後から長い間、自分たちの保守の政治指向を維持していくなかで、女性の役割も決めていたのです」■「イエ中心主義」=「女は家に閉じこもって良妻賢母をやっていればいいじゃないか」300ページを超える同書は、なぜ女性議員が少ないかや二世議員が好まれる理由、また自民党が選択的夫婦別姓を拒む背景には、彼女の造語である「イエ中心主義」が日本社会に根強くはびこっているからなど、政治に関する疑問が綿密な研究と取材から明快に説かれている。「『イエ中心主義』を簡単に言えば、女性を一個人として認識するのではなく、『女は家に閉じこもって良妻賢母をやっていればいいじゃないか』ということ。自民党が、そうした価値観を、この世の中に政党の戦略として植え付けてきたんだという事実を、この本を通じて世に問いたいと思いました」■安倍家、麻生家、小泉家……私は自民党を「ぼくちん政党」と呼んでいます「今の第二次岸田政権でも、残念なことに、女性閣僚はわずか2人。一方、全方位的に各派閥にものすごく配慮した、いわゆる派閥順送りの人事がなされています。派閥に世襲。選挙となったときに、日本の社会って、すごい好きですよね、世襲、二世議員。パパが政治家だった、おじいちゃんも政治家だったという、家名に連なるもの。安倍家、麻生家、小泉家……。私は、それを「ぼくちん政党」と呼んでいます。自民党は、ぼくちんや坊ちゃんばかりなんです。一方の野党は、不満をつのらせる「おれっち政党」かもしれませんが。あと、地方などでは、名士の子供が選ばれやすいわけですよ。たとえば学校法人や幼稚園を経営していて、寄付などを通じて自民党の県連とコネクションがあったりする。いざ選挙となったとき、親の自分はなれなかったけど、名士の息子が議員になるという、これもまたイエ中心主義の表れ。 当然、この世襲や二世が選ばれるときも、男性優位は変わりません。少し前の話になりますが、’12年に安倍元総理が政権の座に返り咲いたときに掲げていたのが「女性が輝く社会」でした。しかし、それを実行するエンジンである国会議員に、女性が1割もいないというのは、どういうこと!? まるでギャグやコントのようですよね」■3年間、抱っこし放題していたら、女性の職場でのポジションはなくなってしまう「女性が輝く」政策に続いて安倍政権が翌’13年に提示したのが、女性の育児休業を3年間とする「3年間抱っこし放題」政策だった。「3年間、抱っこし放題していたら、女性の職場でのポジションはなくなってしまいますよ。現場を知らない人が政策を作ったなぁ、と。この政策はまもなく封印されましたが、安倍政権だけでなく、自民党がやってきた女性政策というのは、実は女性を労働力として社会に戻す経済政策なんですね。具体的に言いましょう。日本は待機児童の解消など、女性が働くために子供を預かる政策に対して非常に力を入れてきました。一方、働いていないお母さんが、自分の時間を取り戻したいとき、保育園は預かってもらえません。わがまま、ぜいたくで切って捨てられる。私が言いたいのは、母でもない、妻でもない、娘でもない、その個人に立ち返れる支援をするのがジェンダー政策であって、母親が働くための支援は経済政策なんです。その二つをごっちゃにしてるから、「女性が輝く」なんて、わけのわからない政策の名前にしちゃったんですね。一人の人間へのレスペクト(尊敬)を欠いてしまった社会は、どう考えても、いびつだと思います」■森さんの発言の「わきまえる」というのは「出すぎたことをするな」という意味最近も、女性の尊厳をめぐって社会的議論が巻き起こった。きっかけは、’21年2月の東京五輪・パラリンピック組織委員会での森喜朗会長(当時)の、女性に対する、いわゆる「わきまえる」発言だった。「わきまえるとは、森さんの発言をもっと簡単に翻訳すれば、「出すぎたことをするな」ですよ。その会議に同席していた女性たちは笑っていたということですが、私自身、そういう男社会の中でキャリアを積んできて、同様の体験をしている。そういう発言を、私たちは愛想笑いで聞き流してきた世代なんですね。特に政治の世界では、男性たちが一生懸命に作ってきた世界がある。私は「ボーイズクラブ」と呼ぶんですが、その牙城があって、それが今の現状なわけです。’21年秋の衆議院選挙でも、当選した女性の比率は9.7%で1割を切っていた。ですから、女性が個人として立候補して議員になるという図式は、簡単には成立しないわけですよ」■政治と市民の生活が乖離しちゃっているから、宗教団体が入り込んでくる「人が個として評価される社会を考えたとき、やっぱり違和感を持つのは、あの「女性が輝く社会」のフレーズです。それって、輝かないと存在価値がないみたいじゃないですか。「一億総活躍社会」もそう。十把ひとからげにして、みんな同じになろうねで、個人の価値観を認めようとしないところに、私はすごく腹が立っているわけです。夫婦別姓も、これは選択的ですよ。そうする自由が欲しいと言っているだけなんです。私自身、仕事は別姓でやっています。これも、自民党の議論のなかではイエの問題として出てくるんです。別姓では「イエが壊れる」。今までの価値観、家庭というものの姿が壊れる、と。だって、もう壊れていないかと。いつまでも、パパとママがいて子供が2人というのが標準家庭じゃないですよ」安藤さんは言う。「私たち有権者も、意識変革すべきときがきている」と。たとえば昨今の旧統一教会問題の解決を、政治家だけに委ねていていいのだろうか。「政治と市民の生活が乖離しちゃっているから、こんなかたちで宗教団体が入り込んで、選挙でボランティアしたり、いっぱいポスターを張ったりしているわけです。ノルウェーでは、選挙のときに「選挙小屋」が現れます。町中に各政党がカフェのようなちっちゃなテントを作って、そこでドーナツを食べながら公約のチラシを読んだり、立候補者と気軽に対話できる。普通の生活のなかに政治が入り込んでいる「場」を作らないと、いつまでも特別な人がやる特別な職業でしかなくなり、政治家はどんどん偉そうになる。女性が選挙に出て、なおかつ議員として活動するためには、議員を選ぶ私たち有権者の側の意識が変わらないとダメなんだと思います」■罰則を伴う男女候補者均等法を作って、選挙をやってみたらいい女性が政治に関わろうとするとき、自民党主導の現状のままでは実現も困難であろう。ここは具体的に女性候補者や女性議員を増やす制度の整備が必要ではないか。「’18年に政治分野における男女共同参画推進法が施行されましたが、あくまで理念法であり、候補者を均等にしようという努力義務で罰則もないんです。私が提唱しているのは、1回目は議員立法でもいいから罰則を伴う候補者均等法を作って、選挙をやってみたらいいと思うんです。男女の候補者を同数にしてほしいというのは、せめてスタート地点では同じ条件で立たせてね、ということ。ただね、これを言うと、意外にベテランの女性議員たちから、「安藤さん。能力次第なんだから、女性、男性にこだわることはないのよ」と、反対の声が出たり。彼女たちは、実力で男性のなかでたたき上げてきた実績があるからですね。対して若い世代は、「やってみよう、やってみないとわからないですよね」の人も多い。だから、できれば自民党を中心に超党派の若い女性議員たちが声を上げて、選挙の制度から変えていくことに、私は大いに期待しています」【後編】安藤優子「日本の女性たちよ、“わきまえないオンナ”になろう!」へつづく
2022年10月16日安倍晋三元首相の国葬や、旧統一教会と政界との癒着が大きな社会問題となるなど、なにかと自民党の存在に注目が集まるいま、7月に出版された安藤さんの著書『自民党の女性認識「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)が話題だ。■森会長の「わきまえる」とは「出すぎたことをするな」ということ「『イエ中心主義』を簡単に言えば、女性を一個人として認識するのではなく、『女は家に閉じこもって良妻賢母をやっていればいいじゃないか』ということ。自民党が、そうした価値観を、この世の中に政党の戦略として植え付けてきたんだという事実を、この本を通じて世に問いたいと思いました」最近も、女性の尊厳をめぐって社会的議論が巻き起こった。きっかけは、’21年2月の東京五輪・パラリンピック組織委員会での森喜朗会長(当時)の、女性に対する、いわゆる「わきまえる」発言だった。「わきまえるとは、森さんの発言をもっと簡単に翻訳すれば、「出すぎたことをするな」ですよ。その会議に同席していた女性たちは笑っていたということですが、私自身、そういう男社会の中でキャリアを積んできて、同様の体験をしている。そういう発言を、私たちは愛想笑いで聞き流してきた世代なんですね。特に政治の世界では、男性たちが一生懸命に作ってきた世界がある。私は「ボーイズクラブ」と呼ぶんですが、その牙城があって、それが今の現状なわけです。’21年秋の衆議院選挙でも、当選した女性の比率は9.7%で1割を切っていた。ですから、女性が個人として立候補して議員になるという図式は、簡単には成立しないわけですよ」■自分の経験から、森前会長の暴言に対して笑ったという女性の気持ちもわかる1958年11月19日、千葉県市川市に生まれた安藤さん。都立日比谷高校時代には、アメリカ留学も体験し、卒業後、上智大学外国語学部比較文化学科(現・国際教養学部)へ。ホテルウーマンを目指していたが、アルバイト中にテレビ朝日のディレクターにスカウトされ、20歳にして飛び込んだテレビ業界は、想像以上に男性社会だった。「どこを見渡してもおじさんばかりで、アナウンサーとしても、女性は子供向けニュースを読んだり、天気予報だったり、いわゆる“やわネタ”を担当するのが業界のおきて。そこへ女子大生の私が現れたわけですから、おじさんにしてみれば本当に宇宙人で、最初は厳しい排斥に遭うわけです。怒られ、無視されると、やがておじさんにかわいがってもらうしかないという知恵が働く。いわゆるペット化です。少し仕事ができるようになると、今度はおじさんと同じようになって、そのクラブでおじさん化して一緒に働く。つまりは同化。そうやって自分の居場所を作ってきたかつての体験があるから、森前会長の暴言に対して笑ったという女性の気持ちもわかるんです」■女だからって絶対「ノー」は言いたくなかった。でもそれっていびつ、不自然そんなとき、仕事のチャンスが訪れる。当時の中曽根政権の内閣改造を前に、プロデューサーから自民党の重鎮の金丸信のところへ取材に行けと命じられたのだった。「政治家はおねえちゃんが好きなんだよ」との理由だった。最初は、金丸氏も女子大生のファンが来たと勘違いした様子もあったというが、結果として、安藤さんは、マスコミ嫌いの大物政治家からコメントを引き出すことに成功する。「それで局に帰ったら、「やればできるじゃん」に続いて、プロデューサーたちが放ったのが、「なっ、政治家はおねえちゃんが好きと言っただろ」という言葉。あれが、私が変わった瞬間でしたね。二度と、女だからとか、若いからとか、そういうセリフを言わせたくないし、そのためにどうするかと考えたとき、女であることを感じさせないようにしようと思ったんです。誰よりも早く現場に行く、トイレもなく飲み水にも困るような戦場にだって行く。絶対、女だからって「ノー」は言いたくなかった。それは、私の意地だったんですよ。こうして女性性を封印したわけですが、でも、それってまた、いびつ、不自然じゃないですか」■「家庭長」なんて持ち上げて、家事、育児、介護すべてを女性に無償で押しつけた社会で女性が活躍することを封印せざるをえないような、自民党の女性認識を象徴する言葉がある。「’70年代の日本型福祉社会論のなかに「女性はすぐれた『家庭長』である」という認識が示されているんです。自民党の研修叢書にも〈家庭長は家庭内安全保障を担う大変重要な役割〉と、はっきり書かれています。夫が安心して働ける状態を作り、子供を元気に育てて、そしておじいちゃん、おばあちゃんの面倒をよく見て豊かな老後環境を作って差し上げる。それらを全部担うのが、家庭長である女性である、と。ひどいもんですね。家庭長なんて持ち上げて、すべてを女性に無償で押しつけたわけです。自助がうまくいけば、公助は極めて低減され、この女性の活躍により日本の福祉予算は低減されるんです。安倍政権に始まり、次の菅政権では、もっと明確に「自助・共助・公助」と言葉にして掲げられたので、私はひどく落胆しました。ここにも、イエ中心主義の影響が出ています。実際に先の文書には、〈家庭長はパート・タイムで働く方が無理がない〉とあります。もちろん、パートや非正規を選ぶ人がいてもいい。私が言いたいのは、国の押し付けではなく、個人の選択に委ねる社会であってほしいということ。現実に、このコロナ禍の今、日本の福祉予算の低減に寄与すべく一生懸命にパートタイムでやってきた女性たちが、その仕事を失っています。そこに至って、やっぱり自助だよと突き放されたら、やってられないですよね」■「誰もが個人として認められている」10代でのアメリカ留学でも光景が原点彼女が、「個」を大切にする社会や民主主義について考えるとき、いつも根っこにあるのが10代で体験したアメリカ留学だ。「私が留学したのは’76年で、ちょうどジミー・カーターさんが選ばれた大統領選挙の年でした。「私のホストファミリーのベイリー家は6人も子供がいる大家族で、食事どきには年上の兄姉の元カレや元カノまで集まって、いつも政治談議に花を咲かせていました。日本の核家族の真逆で、イエや血縁は関係なくて、それを“エクステンディッド(拡大する)ファミリー”と言いますが、だから肌の色の違う私も排除されない。そんな誰もが個人として認められ、つながっている光景の記憶が、その後もずっと、私の中に鮮明にあるのだと思います」■女性天皇については、現状をふまえれば、男系女子の天皇であれば問題はない日本で「家」の最たる象徴といえば天皇家を思い浮かべるが、これも昨今の議論となっている女性天皇について、問うてみた。「私は容認派です。この国の成り立ちにも関わる問題ですが、現状をふまえれば、男系女子の天皇であれば、問題はないと思います。考えれば、究極のイエ社会というのは明治時代にさかのぼるのかもしれません。自民党は、そのころの価値観までを引っ張り出してきて、その女性認識が今も継承されているわけですから驚きですよね」■女性でも男性でも個人がレスペクトされる社会を目指していきたい「私自身、この本を書いて変わったのは、社会のなかで女性が生き生きと働く後押しをしたいと、以前にも増して思うようになったこと。後ろに続く後輩たちには、「自分らしさ」を封印する生き方は絶対にしてほしくありません。そのときに、ごく自然に男女の垣根なく生活している、まさしくジェンダーレス世代の若い男性にも希望を持っています。そんな思いもあって今、女性の政治リーダーになりたい、政治に関わっていきたいという若い世代を応援する団体「パリテ・アカデミー」のお手伝いをしています。私自身もセミナーで、取材を通して見てきた国際関係論などについて語ることもやっています。今後は、政治とメディアとアカデミズムを結びつける活動を私らしく続け、女性でも男性でも、個人がレスペクトされる社会にしていきたいと思っています」
2022年10月16日さかのぼること6月9日、“パパ活疑惑”が報じられた吉川赳議員(40)。「週刊ポスト」によると、吉川議員は18歳の女子大生・Xさんとともに高級焼肉店で飲酒。「学生だよね?俺、18歳に興味あるわ」などといい、4万円を渡した上で、高級ホテルで1時間半ほど過ごしたという。同誌の取材に対し、「ご質問の飲食店で食事をしたのは事実です。食事の後にもう少し飲もうということで隣接したホテル内の店舗を探したのは事実ですが、客室を取った事実もありませんし、まして客室に滞在した事実も一切ありません」と回答したという吉川議員。しかし報道の翌日、所属していた自民党を離党。さらに、国会に姿を見せなくなった。そのため岸田文雄首相(65)は6月15日、国会が閉会になったタイミングで「一刻も早く、国民への説明責任を果たすべきだと考えます」と吉川議員に苦言を呈していた。「しかし公の場で説明が行われることはなく、議員辞職もなし。その結果、6月30日には“夏のボーナス”として約290万円が吉川議員に支払われたといいます。このことが火に油を注ぐこととなり、批判の声がいっそう強くなりました」(全国紙記者)そんななか7月15日、吉川議員がついに疑惑を説明することに。ところが、その釈明はブログで行われた。約5200字にわたる長文だった。そこで吉川議員は《当該女性が飲酒不可能な年齢の方であるとは認識しておりませんでした》と主張。Xさんとは飲酒を伴うクラブで出会ったといい、Xさんから営業成績を上げるために“同伴”に付き合ってほしいと頼まれたと綴っている。「吉川議員は高級焼肉店で飲酒した際、Xさんが『大学1年生』『18歳です』と話したものの、『なるほど、大学一年生という設定なのね』と受け止めたといいます。4万円を渡したのは、Xさんが“店を休んで2人で過ごしたい”と望んだからで、給与の補填とタクシー代相当分だったと説明しています。また吉川議員は『週刊ポスト』がXさんと打ち合わせをした上で会話を録音し、彼を陥れるような記事を作成したと持論を展開。そこで、同誌に損害賠償を求めて訴訟提起をするとも明かしました」(前出・全国紙記者)そして8月3日の臨時国会に出席した吉川議員。記者団から質問を受けたものの、「ブログに書いてある通り」などと説明を拒否した。■1日に3回連絡しても、応答なしその2日後となる8月5日、「SmartFLASH」が「“パパ活” 疑惑の吉川赳議員、まだ訴状も送っていなかった!」と題する記事をウェブ上に掲載。SmartFLASHが吉川議員の事務所に週刊ポストとの訴訟は進んでいるのか問い合わせたところ、弁護士はこう回答したという。《当職は吉川赳氏より6月10日発売の「週間ポスト」(編集部注「週刊ポスト」)の報道に関する名誉毀損訴訟等について受任をしておりますが、2022年8月4日時点で裁判所に訴状を提出していません。今回の件については単なる通常の名誉毀損というだけではなく、出版社に仕組まれた報道の疑惑が存在するため、通常よりも出版社に対し重い責任を問うべく慎重に準備を進めている状況にあります》だが当時、すでに報道から2カ月が経過。そのため、「対応が遅すぎる」などの批判が上がっていた。そんななか8月11日、事態が急展開を見せる。『NEWSポストセブン』でXさんによる吉川議員への反論記事が掲載されたのだ。「吉川議員は『ホテルに滞在していない』と述べていましたが、『週刊ポスト』の取材に応じたXさんは“ホテルでの様子”について語りました。Xさんはホテルで吉川議員から『変に下手な奴とするより、俺のほうが痛くないだろう』などと言われ、性行為を迫られたといいます。過呼吸を起こしたXさんはトイレに篭ることに。吉川議員は『泣くな。オッパイ揉んじゃって御免なさい』と謝罪。しかしその後、自慰行為を始めたそうです。また吉川議員はブログで“Xさんからふたりで時間を過ごすことを希望された”と主張していましたが、Xさんは『私から同伴を提案したことはありません』と否定。ホテルにも”吉川さんが『部屋で飲もう』と言い出してチェックインしました”と明かしています」(前出・全国紙記者)記事の赤裸々な内容に対し、ネットでは《パパ活じゃなくて性加害だろ》などの厳しい声が相次いだ。真っ向から食い違う主張。そこで本誌は8月18日、吉川議員の事務所に電話で連絡。ホテルでの行いについて「事実でしょうか」と確認するとともに、「女性の反論について見解は」「訴訟に進展はありますか」といった質問表をFAXで送った。だが、回答を得ることはできなかった。本誌はその後も連日、吉川議員の事務所に連絡し続けた。しかし、一向に繋がる気配はなし。そして質問表を送ってから3週間後となる9月9日。吉川議員の弁護士に連絡し、吉川議員への質問表を送った。ところが、今回も期日までに回答は得られなかった。9月17日は、“パパ活報道”からちょうど100日となる。果たして、真実は明らかになるだろうか?
2022年09月17日公明党・熊野正士議員(57)に飛び出したセクハラ報道が、波紋を呼んでいる。9月6日の『デイリー新潮』は【公明党・熊野正士議員の性加害が発覚被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは】というタイトルで、“性加害”の実態として報じた。昨年10月、知人女性のお尻を握るなどしたという熊野議員。女性が「痴漢ですよ!」と言ったところ、LINEで《恵子(注:原文は実名)さまのお尻、たまたま手に当たりました。そしたら、とても気持ちよかったので、つい、気がついたら、恵子さまのお尻を触ってしまっていました》と返信。さらに熊野議員はエスカレートし、女性と性行為に及ぶ妄想をLINEで送るようになったという。また『文春オンライン』も新潮と同じく、熊野議員から被害にあった女性の告発を掲載。記事によると公明党に質問状を送ったものの、入院中で面会謝絶状態ゆえに「事実確認ができておりません」との回答が。さらに「本人との面会が可能となった時点で、党として速やかに確認したいと思います」と返答したという。新潮も文春も、熊野議員のものとされるLINE画面の画像をアップしている。記事の内容もさることながら、《優しくお尻を触るの》などとつづられた生々しいLINEは決して快いものではない。折しも現在、俳優・香川照之(56)の“性加害”が波紋を呼んでいる最中でもある。「香川さんの性加害は、8月24日の『デイリー新潮』で報じられました。香川さんは’19年7月に銀座のクラブでホステス女性の服のなかへ手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取るなどの行為に及んだそうです。その結果、被害女性はPTSDになったといいます。報道から2日後の8月26日、香川さんは金曜レギュラーを務めていた『THE TIME,』(TBS系)に生出演して謝罪。しかし、翌週には番組の降板が発表されました。さらには6社のCMの打ち切りがすでに決定し、残る1社も今後について『検討中』としています。さらには10月期のTBS系連続ドラマ『アトムの童』も降りることになるなど、即座に謝罪してもなお“火だるま状態”となりました。それほど性加害は、社会的に大きな問題なのです。にもかかわらず、熊野議員は入院を理由に無言を貫いています。ましてや、彼は議員です。そのため、説明責任を問う声がネットで相次いでいます」(全国紙記者)実際Twitterでは、熊野議員の報道に対して《香川照之よりこっちの方がよっぽど問題やろ・・・》《香川照之より問題だよな》との声が。そして《熊野議員はなんの説明責任もはたさず》《病院に入院で説明責任無しですか?》と厳しい声も上がっている。文春の取材に対して、公明党は「本人との面会が可能となった時点で、党として速やかに確認したい」と答えていた。面会可能となるのは、いったいいつになるのか。そこで本誌が公明党に電話で尋ねたところ、広報部の担当者はこう答えた。「面会謝絶という記事が出ていますが、病院の側から『面会できる状態ではない』といわれています。そして、面会時期の見通しはまだついていません」さらに本誌が「熊野議員が報道について説明しないでいることに、批判の声が上がっています。党としての見解はいかがでしょうか」と質問したところ、「メールで回答する」との返事が。だが、期日までに回答は得られなかった。
2022年09月09日旧統一教会の関連施設を訪問していたことが報じられた生稲晃子議員(54)。議員としての活動は本格化していないにもかかわらず、早くも窮地に立たされている。7月の参院選で初当選を果たした生稲議員。公示直前の6月、萩生田光一政調会長(58)に連れられ、選挙の支援を要請するため旧統一教会の関連施設を訪れていたという。「これについて生稲議員の事務所は17日、『新人の立場なので、多くの方に政策を聞いていただきたいという思いでスタッフが判断した』と説明しました。これほどの大問題ですからまず初めに自らの言葉を示す必要があったと思いますが、初手から事務所任せの生稲議員の対応は批判が殺到していました」(全国紙記者)生稲委員は18日にようやくメディアの前に立ち、“暑かったので顔を治すことや、間違いないように喋ることに必死だったため、そのときは旧統一教会の関連施設という認識はなかった”と釈明。しかしそうした説明に国民からの納得は得られず、火に油を注ぐ形となった。そもそも生稲議員は、選挙期間中から物議を醸す行動がたびたび取り沙汰されていた。「NHKの候補者アンケートにはほぼ無回答で提出したかと思えば、東京新聞のアンケートでは他の候補者の回答と酷似した内容を提出したとして波紋を広げていました。また毎日新聞によるアンケートの“富裕層への課税強化”についての項目に『反対』と回答したいっぽうで、朝日新聞の同じ項目には『強化すべきだ』と矛盾した回答をしていました。そのたびに、“本当に自分自身で考えて回答しているのか?”と疑問の声が上がっていました」(政治部記者)すっかり批判一色となった生稲議員。だがもともと、彼女の周りはあたたかいエールがあふれていたはずだった。15年11月、彼女は本誌で4年8カ月にも及ぶ乳がん闘病と乳房再建手術の経験を初めて告白した。当時、その勇気ある公表は大きな反響を呼び、読者からも応援の声が続出していた。「生稲議員は元おニャン子クラブと知名度もありますし、もともと彼女の生き方に共感する人はいました。さらに生稲議員は参院選出馬に際し、“病気を抱えながら働いていく人を支援したい”と自身の闘病経験を踏まえて意気込んでおり、それに励まされた人も少なくありませんでした。このように本来、彼女のまわりには応援してくれる人が大勢いたはずなのです。しかし今の彼女は自民党の看板を気にするあまり、自分自身の考えを伝えることができていません。その結果、批判一色となっています。今の彼女にとって本当に大切なのは新人として足並みをそろえることではなく、自分の言葉でしっかりと本音を話すことなのではないでしょうか」(前出・全国紙記者)参議院議員としての任期は、これから6年間続く。起死回生なるか。
2022年08月23日7月の参院選で東京選挙区から出馬し、初当選した生稲晃子議員(54)。8月3日召集の臨時国会では新人議員として登院する姿が注目を集めたが、当選早々に波紋を呼ぶ出来事が。「デイリー新潮」は8月16日、萩生田光一政調会長(58)が参院選の選挙期間中に生稲氏を伴って統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関連施設を訪問し、支援を要請していたと報じた。10日に発足した第2次岸田改造内閣では、統一教会やその関連団体との関係を認めた閣僚7人が交代。教団の関連イベントに出席したことを公表していた萩生田氏は、経済産業相を退いたものの新たに政調会長に就任し、会見では教団との関わりについて、「今後は一線を画すと決めた」と言明していた。しかし「デイリー新潮」によると、萩生田氏は’09年~’12年までの間に月1~2回のペースで八王子市内の教会施設を訪問し、演説をしていたという。さらに、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にも参加していたなど、教団との親密な関係が報じられている。一方で萩生田氏は「週刊新潮」の取材に、生稲氏と施設を訪問したことを認めた上で、「選挙の際、当方から支援依頼をしたことはなく、選挙戦のお手伝いをしていただいた事実はありません。旧統一教会が主催する礼拝やバーベキューに参加した事実はございません」と否定。生稲氏も同誌に対して、「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました。その際に(演説の)現場にいらっしゃったご地元の萩生田先生に同行していただきました」と説明している。■候補者アンケートは“ほぼ無回答”、当選後は正門を避けて初登院安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件を機に、統一教会と政界の密接な関わりが問題視されている。連日ワイドショーでも取り上げられるなど、その関係を追求する動きは止む気配がない。そんななか、明らかになった生稲氏と教団との接触。生稲氏といえば、選挙期間中から行動が波紋を呼んでいたことも記憶に新しい。「生稲氏は、NHKが候補者に向けて実施したアンケートを“ほぼ無回答”で提出。批判の声を受けて、Twitterに謝罪動画を公開する事態となりました。他にも、毎日新聞のアンケートでは『富裕層への課税強化に反対』と回答した一方で、朝日新聞の『所得や資産の多い人に対する課税を強化すべきだ』とのアンケート設問には『どちらかと言えば賛成』と回答。あいまいな主張に、『矛盾している』との指摘が相次いだのです」(全国紙記者)さらに、当選直後も波乱は続いた。「『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)では、各局のインタビューをすべて拒否していたと伝えられました。番組では、陣営関係者による『生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから』との匿名コメントも紹介。すると、生稲氏の選挙対策事務所スタッフは、テレビ東京のプロデューサーと池上彰氏(72)宛に抗議文を送付。時間に余裕がなかったことを理由に挙げていましたが、ネット上では『自分の言葉で説明して』などと批判の声が相次ぐことに。先の臨時国会でも生稲氏は、報道陣やおニャン子クラブ時代のファンが集まる正門を避け、北門からひっそりと登院。選挙期間中の行動もあいまって、『逃げるな』といった声が上がりました。これまでの経緯に加え、生稲氏に統一教会との接触があったとなれば、世間の不信感はいっそう募るのではないでしょうか」(前出・全国紙記者)当選からわずか1カ月あまりで、統一教会との接触が報じられた生稲氏。さらなる波紋を呼ぶ行動に、ネット上では生稲氏に説明を求める声が上がっている。《生稲氏は今こそ統一教会との関係性を明らかにするべきです》《生稲氏には今回は自らの口で説明してもらいましょう》《萩生田自民党政調会長と統一教会、自身の統一教会との選挙活動について会見してください。あなたは国会議員ですよ》
2022年08月16日6月に“パパ活疑惑”が報じられた吉川赳議員(40)。その議員辞職勧告決議案が自民党や公明党、日本維新の会の反対を受けて廃案になったと8月5日に発表された。ネットでは、非難轟々となっている。吉川議員に関しては今年6月、立憲民主党が議員辞職勧告決議案を提出。しかし自民党が採決に賛同せず、審議が行われなかった。そして『TBS NEWS DIG』によると立憲民主党が「もはや有権者の信を失い、衆議院議員として活動ができる状態ではない」として、改めて議員辞職勧告決議案を提出。しかし今月5日、自民党や公明党、日本維新の会が「議員の身分は重い。辞めるかどうかは本人の判断」などの理由から決議案の採決に反対。その結果、廃案になったという。そんな“重い身分”の吉川議員だが、いまだ“パパ活疑惑”について公の場では語っていない。“パパ活疑惑”によって自民党から離党した当時、岸田文雄首相(65)も「一刻も早く国民への説明責任を果たすべきだ」と苦言を呈していたが、先月15日にブログで説明したのみだ。「『週刊ポスト』によって疑惑が報じられた当初から、『会見で説明すべき』との声が世論で上がっていました。しかし、いまだ応じていません。地元である静岡県富士市の記者クラブが会見を開くよう要望書を提出した際にも、『今後の当方の主張は、法廷で明らかにしていく所存です。記者会見のご要望については辞退いたします』と回答しています」(全国紙記者)また吉川議員が非難されているのは、“雲隠れ”が続いたことにも及んでいる。「パパ活疑惑が報じられた当時、5日ほどで国会が閉会することとなっていました。しかし報道以降、吉川議員は国会を欠席。以降も公の場に登場することはありませんでした。ところが先月30日、“雲隠れ”について『国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はありません』とコメント。ネットでは《いやいや、めっさ雲隠れしてたじゃん》《見苦しい》と呆れ声が上がっていました」(前出・全国紙記者)そのため吉川議員に限らず、「自公維はなぜ廃案にしたの?」と怒りが党に対しても飛び火している。《廃案としたその根拠を納得できる形で国民に説明してほしいんだが》《廃案にするくらいなら、離党届も受理しなきゃよいのに》《ブログだけで説明責任も果たしてないのにね!身分が重くなればなるほど、責任の取り方あるでしよ》《辞職勧告法案が自公維の反対で廃案 どんなコンビネーションやねん》吉川議員は6月30日、期末手当として約290万円を受給しており、そのことも火に油を注ぐ要因となった。自民も公明も維新も、世論との溝を埋めることはできるだろうか。
2022年08月08日