「土佐麻理子石原敦志」について知りたいことや今話題の「土佐麻理子石原敦志」についての記事をチェック! (1/8)
お笑い芸人土佐兄弟のゆうきが21日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「人生で1番疲れました。」土佐兄弟が兄弟揃って東京マラソン2024に参加「「ミスチルに力貰うヤツ」大学生ゆうきの日常」と綴り、1本の動画を投稿した。就活性がやりそうな行動を再現している。確かにミスチルには名曲がたくさんあり、勇気がもらえる。 この投稿をInstagramで見る 土佐兄弟 ゆうき(@tosakyodai_otot)がシェアした投稿 この投稿には「終わりなき旅…落ち込んだ時によく聴いてます」などの共感のコメントが寄せられている。
2024年10月22日演歌歌手の石原詢子が17日に自身のアメブロを更新。同日に76歳で亡くなった俳優・西田敏行さんの訃報に絶句したことを明かした。この日、石原は「大好きな人の哀しい知らせ」というタイトルでブログを更新し、西田さんの訃報について言及。「『えっ?!』と絶句 あまりにもショックで・・」と信じられない様子で述べ「『池中玄太80キロ』が大好きで、その時から西田敏行さんの大ファンでした」と明かした。続けて「結婚するなら西田敏行さんのような方と思うくらい大好きな方」とコメント。「実際にお会いした日は緊張し過ぎて、まともにお話も出来ませんでしたが」と述べつつ「少しだけ会話して一緒にお写真を撮って頂いたことは、私にとってとても思い出になる出来事でした」と西田さんとの2ショットを公開した。最後に「とても哀しいです・・」と心境を吐露。「御冥福を心よりお祈り致します。西田さんの笑顔は永遠に私の心の中で輝いています」と追悼し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「突然の訃報に驚きました」「残念です」「実感が湧きません」「心よりご冥福をお祈り致します」などのコメントが寄せられている。
2024年10月18日高知県四万十町、小浦石油株式会社は、レストランgicca池田山(東京都品川区)にて、四万十和栗や仁井田米といった四万十町の特産品をつかったフェア「本気の土佐の旬をいただく」を開催いたします。フェア期間中、レストランメニューでは土佐赤牛のローストビーフ丼、パティスリー商品では四万十和栗モンブランなどをお召し上がりいただけます。また、グロサリーコーナーでは、土佐ジローの卵や茶卵、桐島畑の野菜などの食品もお買い求めいただけます。ぜひこの機会に、四万十町や高知県の旬を味わってください。■フェア期間2024年10月12日(土)から2024年11月17(日)■場所gicca池田山(住所:東京都品川区東五反田5丁目1−1 OURA BLDG.) ■営業時間1F Cake/Deli/Grocery 10:30-21:002F Restaurant 11:30-22:00(L.O21:00)■定休日月曜日(祝日の場合、翌火曜日)【本件に関するお問合せ先】四万十町役場にぎわい創出課地産外商室 高橋・三浦Email: 108010@town.shimanto.lg.jp 電話番号:0880-22-3281 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年10月11日Text:石角友香Photo:石原敦志今の時代にむしろ尖って聴こえるほどスタンダードな音楽性でシーンに登場した小林柊矢。メジャー・デビュー4年目の今年はこれまで以上に精力的なライブ活動を行い、新たなインプットを反映した曲作りも行ってきた。そこに現在地を示すような新曲「ハイライト」が配信リリースされる。疾走感やモダンなバンドサウンドなど新鮮な聴感をまとい、ためらいがちな一歩を踏み出す勇気を後押ししてくれる1曲に仕上がった。小林の2024年を代表する同曲のリリース後には恒例になった自主企画イベント『108の日〜2024〜』も開催。今年の振り返りとともに現在地について話してもらった。――少し早いですが、2024年を振り返ってみて今年はどんな1年だったと思いますか。前作の「HONEY」という作品から時間が経っていますけども、その間ずっと作品作りに没頭しまして。今までの小林柊矢という定義じゃないけど、型を一回破って飛び出してみて新しいジャンルの曲にチャレンジしたり、これまでの小林柊矢を崩すという作業を一回挟んで、自分を見つめ直す期間でした。――楽曲の作り方も変えて?そうですね。普段はピアノだったりアコギでちょっと鳴らしてから作ることが多かったんですけど、最初にリズムを入れたり、こういう感じというニュアンスを頭に持ちながら、いつもは詞先だったりもするんですけど、曲先やメロ先にしてみたり、新しい切り込み方を試しました。――今までのスタイルを崩すモチベーションはなんだったんですか?セルフプロデュースをしたいっていうのがありますね。アコギを持ってというスタイルが僕のイメージであると思いますが、それも一回取っ払いたいなという思いがあって。例えばR&Bだったりバンドサウンドにも手を出したいし、それをやるには自分から勉強しないといけないなということで、いろいろ手を出すようになりました。――同時に春から夏はサーキットイベントなどへの出演も多かったですね。そうですね。たくさん出させていただきました。――そういう場所でバンドやアーティストとの出会いや影響もありましたか?たくさんありました。そもそも僕自身いろんなアーティストの方に声をかけて、その方のルーツや、どうやってその音楽性に落ち着いたのかとか、どうやってバンド組んだのかとか気になるので積極的に声をかけるようにしていますが、たくさんイベントに出させていただくと出会いもあって。下北沢のサーキットイベントにたくさん出させていただきましたが、下北沢って僕の中で登竜門のようなライブハウスがたくさんあって、その界隈にちょっと憧れがありましたけど、いろんなバンドの方と話している中でちょっとだけ下北沢という街に馴染めたのかなと思います(笑)、そのぐらいいろんな交流がありました。――路上ライブもやっていますね。実は結構最近のことで、それは10月の僕の自主企画に出てくれるVivanz Edenの菊地諒真という方とふたりでやっていましたが、ライブハウスでのライブとはまったく違って、まずお客さんが歩いてるところで止まってもらわないと聴いてもらえないという状況で、歌う曲でしたり声の出し方、立ち振る舞いは全然違います。――インディーズの頃以来、再びやってみてどうですか?あの頃より歌もギターも上手になれていたらいいですけど、やはり自分の曲が増えたというのは大きいですね。以前はカバーしかできませんでしたが、こうやってたくさん曲をリリースしているから、僕のオリジナル曲を歌ってほしいとリクエストももらえて。そういうところはうれしかったですし、変わったところではあります。――そういうがむしゃらさみたいなものを取り戻す意味もあったり?そうですね。初心に一回返るというか、場数がものをいう世界だと思っているので、どれだけ人前に立ってきたか、貪欲に音楽に向き合ったかというのが全部生きてくれればと思っています。――そんな中、今回の「ハイライト」はかなりうれしいリリースなのでは?うれしいですね(笑)。東洋建設さんからお話をいただいてCMソングとして書き下ろしで作ったので、思い入れもありますし、うれしい曲ですね。東洋建設テレビCM『どこまで愛せるか』篇――クラアイントとはどんなお話しを?若手層を取り入れていきたいというお話をいただいて、僕もまだまだ若手だと思ってますし、自分のやりたいことが見つからない方でしたり、やりたいことがあっても挑戦する勇気がない方だったり、そういう友人や周りを見ながら、ちょっとでもこの主人公と重ねて羽ばたいてほしいなという意味を込めて作りました。――どこから作り始めましたか。この曲はまずBPMというかリズムですね。疾走感のある爽やかな、突き抜けるような曲にしたかったので、そこを表現するリズムを決めました。――構成やアレンジも印象的で、特に大サビで景色が変わりますね。これはまさに作っている間に出てきたのですが、大サビでガラッと雰囲気を変えたく。ちょっと懐かしい回想のイメージを僕はしていて、本当に歌詞にあるように地元の公園の草むらに秘密基地作っていました(笑)、その頃をイメージして作って。そこでガラッと変えたいなという思いがあり三拍子を取り入れてリズムを変えるところから始めました。――若い視聴者の方にも浸透させていきたいという意図のCMだと思うんですけど、小林さん自身はどんなストーリーが浮かんだのでしょう?Aメロでも歌っている通り、この主人公は髪のなびいている隙間から世界を見ているような臆病者ですけど、その主人公がもがいたり抗ったりすると、飛び立とうとしても羽はどんどん落ちるじゃないですか。でもその落ちた羽は僕がちゃんと拾うからという意味を込めて、背中を押せるような曲になってほしいという思いがあります。この企業さんだけでなく、日本を背負っていくのはやっぱりこれからの若い層の方だと思うし、その若い層の方がどれだけ未来に向かって羽を広げられるかという部分を意識しました。――あとは若さ、もしくは自分らしさの象徴として青っていう言葉が印象的に使われています。青はそうですね。今夢中でもがいている方はもちろんですし、その感覚が思い出せないとかだんだん薄れてきてしまう方も、この曲をきっかけにその感覚を思い出してほしいですし、その感覚が絶対今後自分の背中を押してくれると思いますし、この曲は一緒に歌える曲だと思うので、ライブでも一緒に叫んで歌ってほしいと思いますし、自分の夢に向かって頑張りたいという意味も込めて入れましたね。――CM映像は若手の社員の人たちがコンセプトを作ってロケ場所も選定されたそうで、そこもすごく意義深いなと。そのお話も聞いた時うれしかったです。ちょっとでもCMを見て、この曲を聴いて、東洋建設に入りたいと思ってくれる人が増えたらうれしいですし、この曲を聴いて夢に向かってもう一度羽を広げられる人が増えたらいいなと願っています。――この曲作ってみた手応えはいかがですか。早くライブでバンドを背負って披露したいなという思いが強いですし、実際出来上がったCM内で流れているのを見て、改めてこの曲を見つめ直せたというか、自分で作った曲であることを忘れるぐらい新鮮な気持ちで聴きました。CMに出演している方も実際の東洋建設の社員さんでして。そのひとりひとりの瞳の輝きというか、目に闘志というかちゃんと光があって、この曲の意味をもう一度改めて教えてもらったというか。――アウトロもいいですね。小林さんらしいロングトーンで。ありがとうございます。なんで「う」の母音にしたのかわかんないですけど(笑)。でも、この「ハイライト」のようなロングトーンの曲をカラオケで歌ったら気持ちいいじゃないですか。そこも意識して作りました。――新鮮な曲ですけど、そこは小林さんらしさだなと思いました。自分の良い部分は残しつつできました。――そして恒例になった自主企画イベント『108の日』ですが、会場に渋谷eggmanを選んだのはここがライブアーティストの登竜門的な場所だからだそうですね。そうですね。一度だけライブさせていただきましたが、やはり一度は自主企画でやりたいなと思いまして。――どんなライブになりそうでしょうか。自分の大好きなアーティストを呼んでライブをさせていただくという、本当に贅沢なイベントですが、Vivanz Edenという同い年で切磋琢磨してきたアーティストとやっと一緒にライブができるということで、僕自身もそのライブを楽しみます。ジャンルは全然違うし、音楽の幅は広いライブになりますけど、どういう化学反応が起きるのかというのは自分でも楽しみです。ちょっとセッションもしたいなというのも自分の中では思っていて、いろんなことをやろうと思っています。――小林さんは弾き語りですか?ドラムの方がひとりついてツーピースです。珍しいですけど、自分の中でリズムを大事にしていた期間でもあったので、ドラムの方がひとりいてくれると頼もしいというか、いるといないのではまったく違うぐらいドラムひとつで迫力が出るので、その少ない音での良さというか、バンドサウンドとは違う楽しみ方をしてほしいなと思います。あとピアノの弾き語りもちょっとやろうと思っています。――分かりました。楽しみですね。では、最後に目下小林さんが目指していることをお伺いしていいですか?最初の話に戻りますが、自分の芯に縛られ過ぎないということですかね。デビューしてからの小林柊矢を見つめ直すと、いい意味でも悪い意味でもずっと同じスタイルでやっていたというか。でも自分の殻を破ってしまえばどこまででもいけるだろうし、僕自身いろんな音楽をしたいというのも、もちろんあります。でも自分の今までのスタイルに戻ると安心しちゃう部分があって、音色でしたり、コード進行、メロディを中々変えられなかったのですが、それを一回とっぱらって恐れず挑戦して見える景色もあると思うので、自分の芯を持ちながら、それだけに縛られない意識をして、これからも続けていこうかなと思います。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>配信シングル「ハイライト」2024年10月4日(金) リリース<イベント情報>小林柊矢 自主企画イベント『108の日~2024~』2024年10月8日(火) 東京・Shibuya eggman開場 18:30 / 開演 19:00出演:小林柊矢 / Vivanz Eden一般:4,500円※入場時ドリンク代が必要公式サイト:
2024年10月04日Text:兵庫慎司Photo:石原敦志この「ぴあ」で、2023年5月から2024年6月まで連載された、大槻ケンヂの“限りなくエッセイに近い幻想小説”、『今のことしか書かないで』が書籍化、10月4日(金) に発売になる。1991年以降、筋肉少女帯などでのミュージシャン活動と並行して、コンスタントに著作を刊行してきた、ベストセラー多数あり、受賞歴もあり、作品の映像化・漫画化・舞台化などもある小説家/エッセイストの大槻ケンヂだが、今回のこの本は、なんと10年ぶり。この『今のことしか書かないで』の帯に推薦コメントを寄せた、言わば「大槻チルドレン」の作家でありながら、逆に大槻にも影響を与えている(という話がこのあと出ます)という燃え殻と大槻に、本作について、お互いのことについて、7年ぶりに語り合ってもらった対談をお届けします。★動画は こちら()大槻さんの本に書いてあることは、全部本当だと思ってたんです(燃え殻)──大槻さん、著作は久しぶりですよね。大槻久しぶりです。今58歳なんですけど、40歳になった時に筋肉少女帯を復活させて、そっちの方が忙しくなって。30代までは、書き倒してきたんですけど、「もう書くのはイヤだ! つらい!」って思っちゃって。燃え殻え、でもエッセイは──。大槻うん、エッセイはちょこまかと。でも、隔週でエッセイを、何十年も書いてきて、ネタも尽きるじゃないですか。だから、野球とか全然観ないんだけど、野球カードを観て、そのことについて書き始めたりして(笑)。その時に「もうやめよう」と思ったの。あと、その頃まだ、原稿をファックスで送ってたの。燃え殻手書きですよね、大槻さん。大槻手書きで、パソコンできないから、ツアー先からファックスで……コンビニで送るの。コンビニも、送りやすいコンビニとそうじゃないコンビニがあって。京都からの時、全然送れないコンビニで、イヤになっちゃって。もう音楽の方に集中しようと。──その大槻さんの本の帯に推薦コメントを書き、こうして対談にも呼ばれている燃え殻さんと──。燃え殻光栄でしかないです。──大槻さんとのご関係は、どのような?燃え殻僕、自分がものを書き始める前から、大槻さんの読者で。大槻さんの本に書いてあることは、全部本当だと思ってたんです。大槻(笑)。燃え殻で、大槻さんが本を出していなかった期間に、ものを書き始めてしまい。「そうか、こうやって書かなきゃいけないんだ」と思って、本当のことを書いちゃったんですよ。「でもこれはあまりにも角が立つから、小説っていうことにしよう」とか。それで最初に書いた『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、1冊になって出る時に、書店で対談イベントをやりましょう、という話が出て。「誰と対談したいですか」と訊かれて「大槻さんがいいです」と。それでオファーしてもらったら、なんとOKだと。で、新宿紀伊國屋書店の控室で初めて会ったんです。「『リンダリンダラバーソール』のコマコ、大好きでした」って言ったら、「コマコ、いないんだよね」って。大槻そう。『リンダリンダラバーソール』って、半自伝的なエッセイみたいなもので、コマコっていうヒロインが出て来るんですけど、本当は、いないんですよ。創作なの、僕の。燃え殻びっくりした。大槻現実の中に、ちょっと妄想っていうか、空想を混ぜて。梶原一騎原作のマンガがそうだったのと、寺山修司の「起こらなかったことも現実のひとつだ」っていう言葉が好きだったんですよ。中二病の頃に読んじゃったもんだから、起こらなかったことを書くのがかっこいいんだ、と思っちゃって。燃え殻でもそれで、「あ、それでいいんだ」って思ったのがひとつと、あと大槻さんに、「起きたことをもっと劇的に書いたり、あるいはもっと悲しく書いたりするのが、小説やエッセイの希望じゃないか」と言われて。その「希望」って言葉がガーンときて。「おまえ嘘つきじゃねえか」って言われても、「いえ、希望を書いてるんです」って言おう、と思って。それからずっとその言葉が残っていて、大槻さんの今回の本の帯文にも使いました。大槻ありがとうございます。燃え殻その新宿紀伊國屋のトークイベントは、お客さんを入れての対談だったじゃないですか。そんな場でしゃべるの初めてだし、僕、怖くて。そしたら大槻さんに「大丈夫だよ、いいことも悪いことも、そのうち全部終わるから。売れてる本も、そのうち売れなくなるから」って言われて(笑)。「そうかあ、この祭りは終わるのか」と思ったら、すごい気が軽くなって。それで、まるで近所でしゃべってるみたいに、大槻さんと話せたんです。──大槻さんは、一面識もない相手とのトークイベントを、なぜ引き受けたんですか?大槻対談の話が来て、本を読んだの。そしたらおもしろかったの、とっても。しかもこの作家の方は、おそらく僕の読者だ、って思ったの。これはぜひ会いたいな、と。その時僕が、燃え殻さんに「全部終わるから」って言ったら、そのあとに出た燃え殻さんの本が『すべて忘れてしまうから』というタイトルで。燃え殻そう! 初めてエッセイの連載の話をいただいて、タイトルをどうしようかなと思ってる時に、大槻さんの言葉を思い出して、『すべて忘れてしまうから』にしました。だからもう、全部大槻さんなんです。大槻でもあの対談、もう7年ぐらい前でしょ? あれからずっと燃え殻さんは、冥府魔道の執筆人生を……今、週刊連載してるよね?燃え殻週刊は、2本です。大槻うわあ……僕は、書くことと音楽とをやってるでしょ? そうすると、変な言い方だけど、発散があるっていうのかな。お客さんの前で「イェーッ!」ってやって、「イェーッ!」って反応が返ってくる、っていうこともやってるけど、原稿書きって、書いても、担当さんとか「イェーッ!」って言わないでしょ?燃え殻「イェーッ!」も言わないし、サイゼリヤとかで打ち合わせして、「できた!」って言っても、「そうですか、じゃあ見せてください」って、目の前で読んでるのを待つだけなので。盛り上がりがない。大槻そうだよね。だから、音楽の方からもの書きに入って、今はそっちメインにやってる方って、僕は心の底から尊敬していて。一回ライブの「ワーッ!」っていうのを知っていて、ものを書くっていう地道な作業……もちろんそれはそれで良さはあるんだけど、ずっとやっているのは、すごいと思う。「どういうのを書きますか?」って聞かれて、「燃え殻さんみたいなの、書きたいなあ」って言った(大槻)──その新宿紀伊國屋の対談で、大槻さんが話したことが、次の筋肉少女帯のニューアルバムの、タイトルになりましたよね。燃え殻あ、そうだった! 『Future!』。大槻そうですそうです。「未来しかないんだよ!」という。燃え殻木村健悟が、稲妻レッグラリアートを出す時に──。大槻あ、木村健悟の話から始まりました?燃え殻はい。木村健悟が指を1本立てて「イナズマ!」って叫んで、相手をロープに振って、稲妻レッグラリアートを出す。大槻ああ、そうだ! 木村健悟が「イナズマ!」って叫ぶように、燃え殻さんも過去のことなんかに囚われず……すべて忘れてしまうんだから、もう『Future!』と言うべきだよ。という話をして、次の筋肉少女帯のアルバムのタイトルが『Future!』になったんだ。燃え殻そう、後日、筋少の次のアルバムのタイトルが『Future!』になったのを知って。こんなにつれづれなるままにアルバムを作る人、いるんだ!? と思って(笑)。大槻いや、でも燃え殻さんは、けっこう僕に影響を与えていて。あのあと、某出版社から、小説を書いてほしいという依頼があって。挫折したんですよ。うまく書けなかったんだけど、編集さんに「どういうのを書きますか?」って聞かれて、「燃え殻さんみたいなの、書きたいなあ」って言ったんです。ほんとに。燃え殻光栄が過ぎます。大槻でも結局書けなくて。そのあとに、ぴあからエッセイの連載の話をもらって。それがまとまったのが、今回のこの本なんですけど。一回(400字詰め原稿用紙で)4枚ぐらいで、隔週で、その時その時の大槻さんのことを書いていただけませんか、と。ああ、いつもの、クスッと笑えてサクサク読めるやつだな、と思ったんだけど、「なんかちょっと変なことをやりたいな」という気になって。それで、第一回目の一行目から、嘘を書いたんですよ。若い女の子と六本木のトリキ(鳥貴族)に行く話。燃え殻あ、あれ嘘なんですか?大槻嘘っていうか、妄想ですよ。行ってないですよ僕、若い女の子と六本木のトリキ。燃え殻いかがわしい飲み屋に連れて行かれて、女の子がいきなりまたがってくる、っていう話は?大槻ああ、あれはね、ある程度本当。場所とかは、いろいろ変えてあるけど。燃え殻あれは本当なんだ? わかんない、やっぱり。僕はそっちが嘘だと思った。大槻ほんと怖かったよ。店員のおじさんに帰りたいと伝えたら、ニコニコしながら「このビルの最上階に系列店がございます、そちらなら必ずいいコがいると思います」って背中を押されて、エレベーターに乗せられて。ドアが開いたら、店員と客が猛烈にもめてたの。ヤバい! って、非常階段から走って逃げた。燃え殻はあー。大槻だから、燃え殻さんのエッセイ、小説に、インスパイアされました。それと同時に、もうひとつ当時影響されていたものがあって。それは、『本当にあった呪いのビデオ』とか、フェイク・ホラー・ドキュメンタリーの──。燃え殻ああ、ありますね。大槻モキュメンタリーなんて言いますけど。観ていると、「あれ? これ、本当? 嘘?」みたいになってくるの。「本当かも」と思いながら観ていると、だんだんフィクションの方に入って行って、最後は完全にドラマになって終わったりするんだけど。それを文章でできないかなあ、と思って、書いたのがこれなの。燃え殻なるほどー。でも今回、『今のことしか書かないで』というタイトルをきいた時に、『すべて忘れてしまうから』の、果汁3%ぐらいは入ってるんじゃないかと思って。大槻完全にそうだよ。燃え殻調でいこうと思ったんですよ。語呂が似てるでしょ?燃え殻うれしかったです。この大槻さんの連載が始まる前に、偶然、担当の編集の方と飲み屋で知り合って。「大槻さんの連載が始まるんです」「どんな内容なんですか?」「燃え殻さんみたいなのをやりたいそうです」と。大槻うん。燃え殻大槻さんのようなものが書きたい、と思って書き始めた人間に対して、「燃え殻みたいなのを書きたい」って大槻さんが言ってくれる、っていうのが……。もうちょっとしたら俺、「ムー」に書くからね、「燃え殻陰謀論」を(大槻)大槻でも燃え殻さん、著作が映画にもなったし、ドラマにもなったじゃない? しかも『すべて忘れてしまうから』のドラマ、燃え殻さんの役が阿部寛でさ。スカパラの谷中(敦)くんそっくりの。燃え殻(笑)。大槻で、もともとテレビマンなんでしょ?燃え殻いや、テレビって言っても、美術制作の会社なんですけど。大槻だから、こういう飄々とした雰囲気だけど、裏では切れ者で、電通も意のままに操るみたいな、そういう人なんじゃないかなって。燃え殻(笑)。全然ですよ!大槻「燃え殻陰謀論」。燃え殻それもモキュメンタリーです。大槻『これはただの夏』の文庫も、帯のコメントがマカロニえんぴつのはっとりさんで、解説が菊地成孔さん。ある層に訴えかける、非常にシャレオツなところを狙ってる──。燃え殻そんなことないです!大槻「これは絶対裏で電通を動かしてるんだろうな」とか。イルミナティ、フリーメイソン的な。もうちょっとしたら俺、「ムー」に書くからね、「燃え殻陰謀論」を(笑)。──大槻さんがおっしゃるように、『今のことしか書かないで』は、現実と創作が交じっている作品ですけど。大槻さんって受け手としても、ずっとそういうものに惹かれてきた方ですよね。本当と嘘が交じっていたり、嘘を本当だと信じ込む人たちがいたり。大槻そうですね。──オカルトも、UFOも、プロレスもそうだし。受け手としても、作り手としても、「虚実入り交じるもの」がテーマのひとつになっていて、その最新の形が今回の本というか。大槻うん。虚と実、フェイクかリアルか、っていう。それは……まじめに言うけど、やっぱり梶原一騎の影響が大きいと思います。燃え殻『プロレススーパースター列伝』?大槻も、そうだし、あと『空手バカ一代』。大山倍達の半生を描いた作品だけど、大山倍達が亡くなってから、ほぼ嘘だっていうのが、どんどんあきらかになっていった。その衝撃。でも、そこがおもしろかったの。自分はだまされていたけど、『空手バカ一代』がおもしろかったという事実は、拭いきれない。ユリ・ゲラーとかもそうだしね。燃え殻でも今回の本が、そういう大槻さんが好きだったものと違うところは、著者が最初から宣言している。「これ、本当と嘘が入ってるよ」って。そこがフレッシュ。大槻(笑)。燃え殻その上で、読んで、わかんないんですよ、どこが本当でどこが嘘か。「そう言いながら大槻さん、実は本当のことしか書いてなかったらどうしよう」とか、逆に「全部嘘だったらどうしよう」とか。それがおもしろくて。大槻まじめな話をすると、ちょうどコロナ禍明けぐらいに、この連載が始まったんですけども。コロナ禍によって、陰謀論とか、いろんなことがあって……ああ、人間って断絶してるな、っていうのが、ものすごくわかってしまって。でも、その中で……これはね、どなたの言葉だったか忘れちゃったんですけど……物語というのは、結局無力なんではないか。小説なんか書いたところで、無力だ。という絶望はあるけれども、今世界にはびこっている悪しき物語、悪い現実に対抗しうるには、良き物語を書くことで、その物語の希望によって対抗することしかできないんだ、と。それに「あっ」と思って。書くってつらいじゃないですか。燃え殻はい。大槻で、読むのもなかなかつらいじゃないですか。スマホひとつあればなんでもできるこの世の中で、それでも本を書く、本を読むっていうことの意味、その大事さっていうのを……それはロックで歌うっていうことにもつながると思うんだけど。やっぱり、自分なりに良き物語を綴ることによって、リアルにおける悪しき物語に戦いを挑む。せめて一矢報いる。なんとかそれに占領されないようにすることしか、できないんじゃないか。そんな気持ちで最近は、書いたり、歌ったりするようにしていますかね。まじめなことを言うようになってしまう、60も近くなると。燃え殻でも本当に、今、世の中が重苦しかったり、SNSを見ると日々誰かと誰かが戦っていたり──。大槻戦ってるよねえ。燃え殻陰謀論もあるし、嘘もあるし、嘘であってほしい現実もあるし。というものが入り乱れている中で、昔と同じように軽やかに、構えなくても読めるものを、大槻さんは書いてくれていて。嘘かもしれないよ、っていうことを言いながら、本当のことを書いてくれているんじゃないかと僕は思うんです。事実という意味の本当じゃなくて、もっと本当のことを。それが希望だと思うんですけど。大槻ありがとうございます。でもね、これを描き切ってさ、今、書く意欲がまたシューッてなくなってる(笑)。思い出しちゃった、「そうだ、書くってこんなに大変だった」って。作家専業でやっていらっしゃる方は、僕なんかより、さらにもっと大変なんだな、と思って。だから……がんばってね。燃え殻そんなエールで終わります?(笑)。★アプリコメント投稿でサイン入りポスタープレゼント★ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=3eff8a0a-73e4-4ac2-bf9e-70d0472378fd&contentTypeId=2) し、本インタビュー記事を読んで、アプリからコメントを投稿してくれた人の中から抽選で10名様にサイン入りポスターをプレゼントします。受付期間:2024年10月31日(木) 23:59投稿分まで<書籍情報>大槻ケンヂ『今のことしか書かないで』発売日:2024年10月4日(金)予価:1,760円(税込)仕様:四六判 256P ソフトカバー販売場所:全国書店、ネット書店、CDショップ、筋肉少女帯ツアー会場 ほか【予約リンク】Amazon:ぴあ:<イベント情報>大槻ケンヂ『今のことしか書かないで』出版記念サイン会※各会場チケットは売切■タワーレコード錦糸町パルコ店開催日時:2024年10月4日(金) 19:00~場所:タワーレコード錦糸町パルコ店 5F イベントスペース■星野書店 近鉄パッセ店開催日時:2024年10月18日(金) 18:30~会場:星野書店 近鉄パッセ店■ジュンク堂書店大阪本店開催日時:2024年10月24日(木) 18:30~会場:ジュンク堂書店大阪本店 3Fイベントスペース関連リンク大槻ケンヂ公式サイト:燃え殻公式サイト:
2024年10月03日俳優・石原さとみの2025年カレンダーが発売決定。表紙・中面写真の一部が公開された。2年ぶりとなる今回のカレンダー。デビュー以来、映画・ドラマ・舞台など幅広く活動し、現在、主演ドラマ「アンナチュラル」の三澄ミコトとして登場する映画『ラストマイル』が公開中。2025年版カレンダーは、自然体の魅力と洗練された美しさで、多くの支持を集める石原の魅力を、余すことなく捉えた作品に仕上がっている。また卓上両面仕様となり、両面から石原を堪能できる。なお、各ネットショップ等にて予約受付もスタートした。「石原さとみ 2025卓上カレンダー」商品概要仕様:卓上A5サイズ-26P価格:3,630円発売開始予定日:11月9日各ネットショップおよび全国有名書店、他取り扱い書店等(詳しくは店頭にてご確認下さい)にて予約受付中(シネマカフェ編集部)
2024年10月02日Text:森朋之Photo:石原敦志Lucky Kilimanjaroが結成10周年を締めくくる全国ツアー『Lucky Kilimanjaro presents. TOUR “YAMAODORI 2024 to 2025”』をスタートさせる。ファイナルは、初の幕張メッセ公演(2025年2月16日(日) 千葉・幕張メッセ国際展示場 4・5ホール)だ。6月から7月にかけて全国ツアー『Lucky Kilimanjaro presents. 自由“10”に踊ろう TOUR』を行い、7月にEP『Dancers Friendly』、10月に『Soul Friendly』をリリースするなど、アニバーサリーイヤーを駆け抜けているラッキリ。今年の夏以降の活動、現在のバンドのモード、全国ツアー“YAMAODORI 2024 to 2025”の展望などについて、フロントマンの熊木幸丸(vo)に聞いた。――Lucky Kilimanjaroにとって2024年は結成10周年のアニバーサリーイヤー。6月から7月にかけて全国ツアー『Lucky Kilimanjaro presents. 自由“10”に踊ろう TOUR』を開催しましたが、手ごたえはどうでしたか?10周年というテーマを持って回ったツアーだったんですが、今のLucky Kilimanjaroがやろうとしていること、“踊る”ということをどう定義するか? をみんなと一緒に共有できたのかなと思っていて。「10年やってきたよかった」という思いもありましたけど、どちらかというと「面白いことができている」「まだやりたいことがいっぱいある」ということも確認できたのかなと、振り返ると思いますね。――この先の可能性を感じた、と?そうですね。「将来的にはこういうふうにしたい」「こんな感じで踊ってほしい」だったり。ダンスミュージック、音楽で踊ることの可能性を感じたツアーでしたし、あとはやはりお客さんのレスポンスですかね。自分たちの音楽を楽しんでくれて、向き合ってくれている。そのことを実感できたのは本当にありがたいし、感謝ですね。――ラッキリのオーディエンス、本当にいい雰囲気ですよね。オープンマインドで楽しんでいて。各地のメディアの方にも同じことを言っていただきます。お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思うし、そこは大事にしていきたいです。夏のツアーだけではなくて、僕らは“自由に踊ろう”ってずっと言い続けてきたんですよ。お客さんも「仕方ねえ、自由に踊るしかねえか」みたいな感じで浸透してきたのかなと(笑)。――浸透するまでに時間がかかった?メジャーデビューのタイミングでコロナ禍になりましたからね。全然踊れなくなりましたし、右肩上がりというわけにはいかなくて。でも、去年くらいからフェスの本数がすごく増えて、その中でラッキリのことを知ってくれた人も多いんじゃないかなと。ライブにおけるお客さんの反応もすごくよくなったし、その中から生まれたコミュニティなんだと思います。――そもそも日本のオーディエンスは“自由に踊る”のが苦手なイメージもありますが……。そこはあまり気にしていないですけど、周りの目が気になったりして、自由に楽しめなくなるのはイヤだなと思いますね。もちろん踊り方は何でもいいんですけど、音楽を受け取ったときの反応を素直に出せるというのが大事なので。それをお互いに尊重し合える空間にしたいという気持ちも強いです。――ライブでそういう体験をすれば、普段の生活にも影響がありそう。そうなったらいいですよね。人生って意外と何でもいいというか(笑)、どうにでもなると思ってるんですけど、なぜかルートが決まってるように見えてしまうじゃないですか。全然違う道を歩いてみたり、その先で誰かと一緒に歩くのも楽しいし、そういう可能性を感じられるライブ空間になればいいなと思っているので。そういうことを考えるようになったのは、ここ2~3年なんですけどね。ダンスミュージックが持っている人と人のつながりというか。ダンスミュージックの起源を考えると当然の帰結ではあるんですけど、僕も30代になって「自分1人の力でできることは限られてるな」と思うようになって。最初から「1人でやってやるぞ」と思ってたわけではないんですけど、人とのつながりのなかで生きていくのが人生の本質なのかなと。人生は自分だけでプレイするゲームではないですし、そこを捉え間違えてしまうと、「何かを手に入れてもずっと孤独」ということが起こり得るかもしれないなと。みんなで何かをやったり、共有することそのものが喜びになるという感覚ですね、今は。――バンドはまさにそうですよね。バンドって、それ自体がコミュニティなんですよね。作曲は僕がやってますけど、メンバーの意見も入っているし、どうでもいいことを話している時間とかがあるからこそ、安心して曲を書けるのかなと。バンド自体もどんどん変化しているんですよ。ライブを重ねる中で音楽の楽しみ方が広がっているし、グルーヴの捉え方、何を表現するか? ということについても、1年前とは全然違うので。ライブの反省会も結構しっかりやってるんです。――ストイックですよね。ラッキリはめちゃくちゃ踊れるバンドですが、メンバーは決してパーティピープルではないというか。そうだと思います、僕も含めて。どんな人もそうだと思うんですけど、パーティピープル的な要素と、ちょっと暗い要素の両方を併せ持っている気がするんです。僕もそうで、ハウスやテクノのパーティで盛り上がることもあるし、家の中で曲が書けなくてイラついているときもあって。それは自分たちの音楽にも出ていると思います。――7月にはEP『Dancers Friendly』がリリースされ、そして10月にはEP『Soul Friendly』が続きます。コンセプトの違う2作を続けてリリースするのは、どうしてなんですか?ラッキリの音楽を改めて考えたときに、当然ダンスミュージックの機能はあるんですけど、その一方で僕はグッとくる音楽、シンプルに言うと“泣ける音楽”も好きなんです。ソウルミュージックもそうですし、ポストロックやマスロックもそうなんですけど、自分の中の暗い面に対して何かを与えてくれる音楽も聴いてきたので。――ざっくり言うと“踊る音楽”と“グッとくる音楽”に分けてみようと。それを混ぜるのが僕らのスタイルだし、アルバムではその中でバランスを取っていますけど、今回はあえて分けてみようと思ったんです。『Soul Friendly』は10月末のリリースで、何なら今もアレンジを進めているんですけど(笑)。――制作時期が完全に違うんですね。そうですね。『Dancers Friendly』を作っていたときは、それだけに集中して。今年の初めくらいに資料というか、「自分の中ではこういうニュアンスなんだよね」というプレイリストを作ったんですよ。リファレンスの曲もそうだし、自分で組んだビートも含まれているんですけど、それをひたすら聴きながら、いろいろとアイデアをためていって。制作に入ったら、パッと作っちゃいましたけど。――あまり時間をかけず?そうですね。即興的なところもあるし、ずっと作っていると飽きるんですよ(笑)。リスナーの人たちとの関係性に興味があるというか、リリースしてからどうなるか? が大事なので、できるだけ早く出したい。もちろん作品としてもしっかりと聴いてほしいですけど、その先にあるつながりを大切にしたいんですよね。『Dancers Friendly』の曲もすごくいい反応をもらっていますし、次のツアーの中でどう機能するか楽しみです。――『Dancers Friendly』の楽曲は、歌詞もすごく興味深くて。踊りながら思考を促す効果もあるのかなと。ダンスミュージックなので考えすぎても良くないと思うんですけど(笑)、「“楽しけりゃいいよね”だけじゃないよね」というところもあるんですよ。悲しさや悔しさに触れることも必要だし、“楽しい”だけじゃない感覚を持って歌詞を書いているというか。例えば「かけおち」(『Dancers Friendly』)だと、「みんな、楽しいことを選ぶの躊躇しているんじゃない?」みたいな感じが基になっていて。「笑顔でいるのはダサい」という雰囲気を薄っすら感じているし、「楽しいことに対して、もっと素直でいい」という曲を書きたかったんです。『Dance Friendly』全体にそういうテーマがあるかもしれないですね。もっと素直に喜んだり、楽しんだりしたいよねっていう。――サウンドメイクも独創的ですよね。ラッキリが得意とする生バンドのグルーヴとテクノ、ハウスを融合させた楽曲はもちろん、「Ran-Ran」のようなちょっとコミカルな音像の曲もあって。ポップですよね。アメリカのVulfpeck(ヴルフペック)というバンドが好きなんですけど、彼らみたいにポップなメロディをダンスミュージックに取り入れてみたら面白いかなと。ジョー・ダート(Vulfpeck)みたいなベースを弾きながら作ってみたんですけど、こういう曲で「ウダウダ言ってないで、楽しむしかない」みたいな暴力性があると思うんですよね。それがいいなと。――熊木さん自身がリスナーとして「いいな」と感じたことがラッキリの曲につながっていく。そういうことも多いんですか?はい、ありますね。自分の中で「面白いな」とか「楽しい」と思える曲しか作らないというのは、ずっとそうで。「こういうのがウケるだろうな」という感じで作っても、「出したくない」って思ってしまう気がするんです。少なくとも自分の中で「この曲にはこういう面白さがある」という曲しか出していないし、それは精神衛生的にもすごく大事だと思っています。バズったりしても別に幸せにならないだろうし、曲を書いて、ライブやって、美味しいごはんを食べられたらそれで十分というか。やりたいことをやり続けるだけで楽しいですからね、音楽は。――10月にリリースされるEP『Soul Friendly』はどうなりそうですか?『Dancers Friendly』とはかなり違うと思います。ダンスミュージックであることは同じなんですけど、コンセプトをしっかり分けることでしかできなかったであろう曲がたくさん出てきているので。――『Soul Friendly』というタイトルからは、ゆったりしたグルーヴで、メロウで……というイメージもありますが。印象としてはそうかもしれないですけど、そこに留まらない作品になっていると思います。個人的には「僕はこういう音楽が好きなんだよね」というEPなのかなと感じていて。『Dancers Friendly』は挑戦的なところもあるんですが、『Soul Friendly』は「こういうサウンド感、好きだな」というところが大きくて。Lucky Kilimanjaroでそういう部分をしっかり出したことは意外と少ないので、新鮮な作品になっていると思います。――熊木さんの素に近い?というより、自由に作った感じですかね。ダンスミュージックというとハウス、テクノのイメージがあると思いますけど、曲によってはそこから外れてもいいというか。改めて自分の音楽的な価値観を見直すきっかけにもなったのかなと。ロックでもR&Bでもカントリーでもブルースでも、踊れると思うんですよ、本来は。今はハウスやテクノを意識して作ることが多いけど、将来的にはもっと拡張したいと思っていて。そうすれば音楽の楽しみ方自体が広がっていくんじゃないかなって。――そして11月からは結成10周年を締めくくる全国ワンマンツアー『Lucky Kilimanjaro presents. TOUR “YAMAODORI 2024 to 2025”』がスタート。ファイナルは、初の幕張メッセ公演(2025年2月16日(日) 千葉・幕張メッセ国際展示場 4・5ホール)です。幕張に関しては、まだ他人ごとです(笑)。ただ、会場の大きさはあまり関係ないのかなと思っていて。演出的なギミックなんかもあるんでしょうけど、結局はお客さんとコミュニケーションを取ることが一番大事ですし、それは幕張でもライブハウスでも変わらないので。なので幕張もいつも通りやろうと思っています。ツアー全体に関しては『Dancers Friendly』『Soul Friendly』を踏まえて、今のラッキリのモードを表現する場になるのかなと。“YAMAODORI”は毎年秋から冬にかけて行っているツアーの名前なんですけど、初めての人も、ずっと踊ってくれる人も新鮮に楽しめるライブにしたいです。――Lucky Kilimanjaroは、ライブイベント『PIA MUSIC COMPLEX 2024』(11月9日、10日 神奈川・ぴあアリーナMM)にも出演。ラッキリは10日に登場します。アリーナでのライブ自体が初めてなんですよ。どんなライブになるか、僕らも楽しみですね。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>EP『Dancers Friendly』発売中【収録曲】01. Dancers Friendly02. かけおち03. High04. Find you in the dark05. 獣道 兵が踊る06. Ran-Ran配信リンク: Kilimanjaro「かけおち」Official Music VideoEP『Soul Friendly』2024年10月30日(水) リリース※詳細は後日発表<ツアー情報>『Lucky Kilimanjaro presents. TOUR “YAMAODORI 2024 to 2025”』■2024年11月17日(日) 金沢 EIGHT HALL11月23日(土) 高松 MONSTER11月29日(金) 広島 CLUB QUATTRO12月1日(日) 熊本 B.9 V112月20日(金) 札幌 Zepp Sapporo12月22日(日) 仙台 SENDAI PIT■2025年1月13日(月・祝) 大阪 Zepp Osaka Bayside1月19日(日) 福岡 Zepp Fukuoka1月26日(日) 名古屋 Zepp Nagoya2月16日(日) 千葉 幕張メッセ国際展示場 4・5ホール【チケット料金】金沢・高松・広島・熊本公演:5,600円札幌・仙台・大阪・福岡・名古屋公演:6,000円千葉公演:7,800円※2F指定席あり:札幌・大阪・福岡・名古屋※ドリンク代別(千葉公演は除く)()特設サイト:<イベント情報>『PIA MUSIC COMPLEX 2024』11月9日(土)・10日(日) 神奈川 ぴあアリーナMM開場10:00 / 開演11:00※Lucky Kilimanjaroは10日(日) のみ出演【出演】11月9日(土):打首獄門同好会/Age Factory/KOTORI/ハルカミライ/ハンブレッダーズ/FOMARE/04 Limited Sazabys/BLUE ENCOUNT/Maki/ヤバイTシャツ屋さん11月10日(日):Aqua Timez/indigo la End/KANA-BOON/Chevon/乃紫/FRUITS ZIPPER/フレデリック/マルシィ/森 大翔/Lucky Kilimanjaro【チケット情報】1日券:11,000円(税込)2日券:20,000円(税込)1日券(学割):9,000円(税込)()特設サイト: Kilimanjaro公式サイト:
2024年09月27日お笑い芸人土佐兄弟のゆうきが25日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】お笑い芸人 トレンディエンジェル 斎藤司 金色のスーツを着てダンス!「足で起こす先生〜高校生ゆうきの日常」と綴り、1本の動画をアップした。起こすなら普通に起こして欲しい(笑) この投稿をInstagramで見る 土佐兄弟 ゆうき(@tosakyodai_otot)がシェアした投稿 この投稿には「間がサイコーです!笑」などの称賛のコメントが寄せられている。
2024年09月27日Text:ヤコウリュウジPhoto:石原敦志「誰ひとり置いていかないロックバンド」をテーマとして掲げるORCALAND(オルカラント)が11月10日に東京・下北沢ADRIFT&空き地にて『ナワバリロックフェスティバル 2024』を開催することが発表された。昨年はホームである下北沢での基盤をより固めるべく、なんと12カ月連続で主催イベント『ジントリ』を様々なライブハウスで行ったことも話題になったが、この『ナワバリロックフェスティバル 2024』はその発展型であり、結成5周年という節目での集大成にもなっている。今回は改めてORCALANDのバンド像を探りつつ、『ジントリ』で経験したことを踏まえて向かった『ナワバリロックフェスティバル 2024』への思い、またその直前にリリースされる新曲「SPARK」についてメンバー全員にたっぷりと語ってもらった。――まず、ORCALANDはどういったバンドなのか、というところからお聞きしたいのですが、「誰ひとり置いていかないロックバンド」や「頭を空っぽにして楽しめる音楽を」をテーマとして掲げてますよね。これは最初からイメージしていたモノだったんですか?大塚祥輝(vo/g)いちばん最初はフワッとしたモノというか。村田京哉(g)今とはちょっと違ったかも。最初の方は「歌を大事に伝えよう」みたいなことを言ってましたし。今のテーマは3年ぐらい前から徐々に、って感じでしたね。大塚自分たちが作っていったモノの先にあるのは何だろう、となったときに出てきたテーマだったんです。大塚祥輝(vo/g)――音楽的にはギターロックとして分類されると思うんですけど、ビートにしろ音色にしろ、初期からいろんなアプローチをしていますよね。おとやん(b)むしろ、初期の方こそ、かもしれない。村田僕たちは共通で好きなバンドっていうのもいなくて。最初はやりたい音楽を持ち寄ってやってみる、みたいなところがあったんですよ。いろんなことをやってみたくて。方向性がまとまってきたのも3年ぐらい前からだし。――曲を時系列で追っていくとより熱を帯びている感じがするんです。激しくなった、とはまた違うんですけど、そういう空気感が増えているなと思いました。大塚そうですね。(1stミニ・アルバム)『Travel Notes』の後、配信シングルを出していったんですけど、その中の「テレキャスター・ヒーロー」はライブを想定して書いたんです。それが自分としてもバンドとしてもかなりハマったな、っていう。その後に発表した(2ndミニ・アルバム)『HERO’S HIGH』は同じような空気感で作っていった曲たちが多いです。僕らのライブは熱量があるってよく言われたりするんで、そういうところがその印象に繋がっているのかな、と思います。――また、「テレキャスター・ヒーロー」もそうなんですけど、ユーモア的な要素を曲に入れ込んだりもされますよね。「テレキャスター・ヒーロー」はアニメのオープニングみたいなナレーションから始まりますし、サウンドはオシャレに仕上げているけど「年上のお姉さん」ってタイトルとしてどうなんだろう、っていう曲があったり(笑)。大塚そのユーモアの部分は自分がこだわっていて。カッコつけるだけ、っていうのが性に合わないんですよ。クスッとさせるというか、人を楽しませたいし。こーてぃん(ds)(大塚)祥輝の作る曲のいちばんいいところはそこだと思っていて。カッコいいのにオモロいっていう。それがポップさにも繋がってるところだろうし。こーてぃん(ds)――活動していく中で転機になった出来事はありましたか?村田2021年はターニングポイントとお話しましたけど、8月ぐらいまでは月に4本ぐらいしかライブもやってなかったんです。ただ、10月に下北沢で開催された『旬は巡る。』というサーキットイベントにピンチヒッターとして1週間前に呼ばれて、配信シングルとして「フォトフレーム」を出して。11月に渋谷Spotify O-EASTの『ツタロック』にオープニングアクトとして呼ばれ、「やってらんねえ」を配信で出して。その勢いで12月には14本のライブ、翌年1月に自主企画をソールド、2月に『No Big Deal Records 10th Anniversary Audition』でグランプリを獲得して。その一連の流れが大きかったですね。こーてぃん見る景色が一気に変わった気がします。大塚伝説の5カ月間です(笑)。一同ハハハハ(笑)。おとやんホントにそこからだよね。村田それまでは数人の前で演奏して、お客さんを呼べないからノルマを払って。お金がないから、帰りも23時半ぐらいに頑張って終電で帰る、みたいなことを繰り返していたんですよ。それが今は、当時に比べて沢山のお客さんがライブに来てくれるようになったし。村田京哉(g)――そして、2023年は『ジントリ』というなかなか無茶な自主企画を開催していきましたね。12カ月連続での自主企画、周りからは止められそうな試みですけど、そもそもどうしてやってみようと思ったんですか?大塚自分たちは東京・下北沢をホームに活動してます、って言ってはいたんですけど、「下北沢でまだまだ知られてなくね?」みたいな感覚もあったんですよね。だから、もうORCALANDと言えば下北沢、下北沢のロックバンドと言えばORCALANDと言われるようにやってみよう、と。企画のタイトルも陣を取るというところから『ジントリ』にして。――ただ、連続でやる自主企画って普通は地域を変えますよね。同じ土地というか、同じ街でやったのもすごいと感じました。大塚そこは下北沢のバンドになりたい、っていう脳筋的な(笑)。こーてぃん片っ端から出るぐらいしか、僕ら思いつかないんですよ(笑)。――ツーマン、対バン、サーキットイベント、最後は初ワンマンと様々な形式で開催をして、声をかけるバンドの数も相当でしたよね。村田しかも、ひとつも被せたくなくて。月毎にコンセプトがあったから、このアーティストは絶対この月に出てほしい、とかもありましたね。――加えて、2023年はリリースも結構していたじゃないですか。おとやんリリースもしていましたし、遠征にも行きまくっていて。毎月、下北沢で企画をやるので、それ以外のライブはできるだけ地方へ行こうとしていたんです。おとやん(b)――ただ、そういったハードスケジュールを乗り越えると、バンドとして強くなったところもあったんじゃないか、と。こーてぃんそうでしたね。僕、ドラマーなんで後ろからメンバーを見てるわけですけど、大塚は結構緊張しいだったんですよ。あからさまに声が震えることもあったぐらい。でも、12カ月連続企画ってことは、12回トリを経験することでもあって。そこでめっちゃ度胸がついたんじゃないかな、って。大塚気づいていなかったけど、たしかにそうだわ。――そして、『ジントリ』から続く形で同じく下北沢にて2会場を使った『ナワバリロックフェスティバル 2024』が開催されます。振り返ってみれば、『ジントリ』の各月のフライヤーに「二〇二四年縄張拳祭開催」の11文字が1文字ずつ掲載されていたそうですね。大塚しれっと乗せていました(笑)。そういうのが好きなので、やっぱり。――ということは、かなり以前から目標にしていたということでしょうか?村田元々『ジントリ』は「下北沢でサーキットフェスを主催したい」という目標のために始めた企画でした。なので「ナワバリロックフェスティバル」を開催することは『ジントリ』を始める時から決めていました。ただ、『ジントリ』が終わったタイミングで「僕らが本当にやりたいことは何だろう?」って考えたんです。そのとき、たくさんバンドを呼ぶサーキットイベントもやりたいことではあったんですけど、それ以上にフェスがやりたいな、と気づいて。メンバー4人で事務所の先輩の04 Limited Sazabysが主催している『YON FES』を観に行かせてもらったり、『ジントリ』の経験も踏まえて、『ナワバリロックフェスティバル 2024』の形が定まっていきました。おとやんバーっと広くやるよりもドーンって深くやる方が祭りっぽい気もするんですよ下北沢ってサーキットイベントみたいなのはいくつもあるし、自分たちっぽいモノにしたいとなったら、みんなで一緒にお祭りをしたい、って感覚が強かったですね。――現時点でいくつか出演者が発表されています。せっかくなので、簡単に紹介をしていただければと思います。ADRIFTに出演するバンドからお願いしたいのですが、まずはWienners(ウィーナーズ)を。大塚Wiennersはすごく昔からずっとずっと好きで、東京の主催ライブは観に行けるときは全部行っているぐらいなんです。ジャンルレスって言われるけど、Wiennersっていうジャンル感を確立しているし、自分にとってブレない目標というか。恐れ多くてなかなか声をかけられなかったんですけど(笑)、今回はお願いをしました。こーてぃん大学生のときに大塚からWiennersを聴かせてもらって、一緒にコピーもしてたぐらいなんですよ。――では、anewhite(アンホワイト)はいかがですか?大塚普通に好きでずっと聴いてまして、『ジントリ』やリリース対バンツアーでもお声がけはさせてもらっていたんですけど、なかなかタイミングが合わず。今回、ようやく合ったな、って。村田完全に初対バンですね。おとやんメンバー一同いずれ対バンしたいと強く思っていたので、やっと、という感じです。――そして、MOSHIMO(モシモ)。おとやん音楽的な方向性が近いなと感じていまして。「テレキャスター・ヒーロー」を出したぐらいから、一緒にやってみたいという気持ちがあったんですよ。――たしかに、熱だけじゃなくてユーモアもありますしね。村田あと、僕らの学生時代、MOSHIMOは全員が知ってるバンドだったんです。コピバンをやっていて、MOSHIMOを知らないとかありえないぐらい。MOSHIMOは雲の上というか。YouTubeで観る存在でしたし。――そうなると、今回は満を持して対バンするバンドが多いんですね。村田だから、「本当に出てもらえるんだ!?」みたいな気持ちもあります。――また、空き地には時速36kmの仲川慎之介さんが発表されていますね。こちらはアコースティックステージのような形になるんですか?村田そうですね。基本的には弾き語りで、アコースティックセットもやれるのであれば、みたいな感じです。僕、時速36kmが大好きで、普通にチケットを取って観に行ったりもしてるぐらい。今、着てるTシャツは時速36kmとreGretGirl(リグレットガール)のツーマンのイベントTで、そのときに挨拶をさせてもらったんですけど、まさか出てもらえるなんて、と。――そんな『ナワバリロックフェスティバル 2024』の直前にはバレーボールチーム、NECレッドロケッツ川崎へのテーマソングとして書き下ろした新曲「SPARK」もリリースされます。大塚どんなことを書きたいかと考えたとき、レッドロケッツというチームが自分たちのバレーに関わるモノや観客との繋がりを大事にしていることに気づいたんです。そこは自分たちがバンドとして掲げている「誰ひとり置いていかないロックバンド」というテーマと結構近いというか。そんなとき、観客の思いと自分たちの力が重なり合ったときにいい瞬間が生まれる、スパークする、みたいな文章が目に留まって、そこを軸に書いていった感じですね。あと、「Journey」という宇宙とバンドとしての旅をテーマにして書いた曲があるんですけど、そことも繋がるところがあるなと考え、その曲の前日譚じゃないけど、そういうところもあればいいなと思いました。――サウンド的には新たなところに踏み出した感もあります。大塚やっぱり、挑戦はしていきたいと思っていて。今回はデジタルサウンドをより取り込んでみました。NECレッドロケッツ川崎プロモーションムービー――では、改めて『ナワバリロックフェスティバル 2024』への意気込みをお願いします。こーてぃん間違いなく、ORCALAND史上最大の挑戦であり、これまでの集大成だと思ってます。ここを経てどうなるかが重要ですし、今後のORCALANDを占うイベントだと思うので、やりきる気持ちで後先のことは考えずに向かっていきたいですね。おとやん僕も挑戦を成功させたいというところはもちろんあるんですけど、あくまでお祭りを開くという気持ちもあるんですよ。だから、来てくれた人がちゃんと楽しんでもらえれば、というのがいちばん強くて。成功や失敗というのもあるだろうけど、来てくれた人にちゃんとしたモノを提供できるかどうか。その作業をまだまだ頑張っていきたいです。村田やっぱり、12カ月連続企画をやったので、そのときの経験を活かして成功させたいと思っています。あのときよりも不安はないし。大塚お客さんにも演者にも好かれるイベントになればいいなと思っていて。その準備を怠らず、当日はもうライブをやるだけ、というところまで持っていければいいなと考えていますね。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入りチェキを3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<イベント情報>『ORCALAND presents ナワバリロックフェスティバル 2024』2024年11月10日(日) 東京・下北沢ADRIFT&空き地開場12:45 / 開演13:15出演:ORCALAND / anewhite / Wienners / MOSHIMO / 仲川慎之介 and more※他出演者は後日発表【チケット情報】前売:4,700円※別途ドリンク代必要<リリース情報>デジタル・シングル「SPARK」2024年10月30日(水) 配信リリースORCALAND公式サイト:
2024年09月25日Text:斉藤貴志Photo:石原敦志ブラス×アイドルという独自のスタイルで、美麗なビジュアルからクオリティの高い音楽を奏でるC;ON(シーオン)。この夏のフェスやワンマンで今キテることを感じさせた。エイベックスからのメジャーデビューを控え、来年2月のパシフィコ横浜でのライブも決定した中、10月からは全国ツアーを開催。5人のメンバーに唯一無二の活動への想いを語ってもらった。――独自のスタイルを築いているC;ONですが、個々のメンバーはどんな音楽ルーツを持っているのか、というところから伺いたく思います。愛佳さんはお母さんがジャズシンガーだったんですよね?愛佳(vo)母はフィリピン人でファンキーな図太い声をしていて、ジャズやファンクをバンドで歌っている姿を観てきました。私も小さい頃から洋楽に触れて、母みたいに歌いたいと思っていて。4歳から広島のアクターズスクールに通って、歌手を目指す人生が始まりました。――小学生の頃から『歌唱王』や『THEカラオケバトル』に出場して注目されました。気づいたらうまく歌えていた感じですか?愛佳全然そんなことはないです。アクターズスクールに通いながら、ずっと両親に歌を教わっていて、よく橋の下で練習していたんですね。父がスパルタで、母と比べて「全然できてない」と言われてきました。愛佳(vo)――小学生になる前から、プロ並みを求められていたと。愛佳当時は泣きながら「比べないでよ!」と反発していましたけど、今思えば、あの特訓がなければ、こんなに歌を好きになっていなかったなと。両親に感謝しています。――同じくボーカルの栞音さんは、どんな音楽環境だったんですか?栞音(vo)父が歌うのが好きで、よくカラオケに一緒に行って点数勝負をして、負けたくなくて一生懸命歌っていました。母は幼稚園の先生で、家でもピアノを弾いていて。そんな家庭で、私は5歳の頃から歌をすごく好きになったんです。地元の栃木のテレビ局の『うたの王様』という素人のど自慢番組を、かじりつくように観ていました。そしたら、親に「1曲覚えたらオーディションを受けてみる?」と言われて、テレビに出演できることになって、大塚愛さんの「さくらんぼ」を歌いました。――やっぱり早熟だったんですね。栞音湘南乃風さんとかも歌うようになって、たぶん大人に「小さいのに『ドラえもん』の歌とかではないんだね」と言われるのが嬉しかったんです。J-POPのいろいろな曲を覚えて、歌手になりたい夢が広がって、小学4年生くらいで養成所に入りました。中学時代は部活のバトントワリングに打ち込んで、3年間全国大会に行きましたけど、その後、また歌いたくなって。高校からライブ活動をするようになりました。栞音(vo)――聖奈さんがユーフォニアムを始めたのは、学校の吹奏楽部とかから?聖奈(euph&b.tp)最初は小学校の金管バンドクラブで、4年生からアルトホルンをやっていて、6年生のとき、ユーフォに変えることを自分で決めたんです。柔らかい音色も好きだし、楽団の中でソロが多いわけではないけど、裏メロとかベースとか、いろいろな役割があって楽しそうだったので。――アニメの『響け!ユーフォニアム』では、ヒロインは最初、本当はトロンボーンをやりたくて、ユーフォニアムは「重いし地味だし嫌だな」と思っていたとのくだりがありました。聖奈だいたいみんな、自分からユーフォは選ばないんですよね。でも、私は人と違うことがしたくて。主旋を吹くより地味でも深くて、突き詰めたら面白い楽器だと思っていました。――佳子さんのサックスも部活から?佳子(sax)ブラスバンドで金管楽器を小学3~4年生から始めて、サックスは中学生になって出会いました。主メロやソロが多くて「何だ、この花形な楽器は!?」みたいな。3年生のとき、顧問の先生が「ソロコンテストに出てみない?」と声を掛けてくださって。栃木で1位を獲って自信が付いて、プロの道に進もうと、高校も音楽専門の学科に入りました。佳子(sax)――聴いていた音楽は?佳子もともとは吹奏楽やクラシックの勉強をしていました。でも、音楽大学に入って、サックスと言えばジャズやポップスだと思い始めたんです。C;ONに入ってから、そっちの勉強をするようになりました。――杏実さんも小さい頃からピアノを弾いていたんですよね。杏実(p)母のピアノが家にあって、小さい頃から遊びで弾いていました。幼稚園に入ったら、ヤマハ音楽教室が付属であったんですね。姉がそこでピアノを習っていて、私も入りました。途中からコンクールに出るジュニア専門コースに移って、栃木で1位になったこともあります。――クラシック畑で育ったわけですね。杏実聴くのも当時はクラシックが多かったんですけど、父がイエスとかピンク・フロイドとか、プログレッシブロックが大好きだったんです。楽譜もあったので、小さい頃から母に習って練習をしていました。杏実(p)――言われてみれば、C;ONでも杏実さんはプログレっぽい弾き方をすることがありますね。杏実シンセで昔っぽい音質や音色を使ったりはしています。――大学では音楽の先生を目指していたとか。杏実4年間、小学校か高校の音楽の先生になるための勉強をしてきました。でも、教師は免許を持っていれば、いつでもなれるので。佳子ちゃんが高校の同級生で、C;ONで楽しそうに活動しているのをSNSで見て、私も演奏家の道に進みたいと加入しました。――みなさん、幼少期から音楽で活躍されていたようですが、アイドルには馴染みはなかったですか?聖奈私はAKB48さんがすごく流行っていた頃、こじはる(小嶋陽菜)さんが大好きでした。今の女社長な感じにも憧れます。佳子私は(篠田)麻里子様が好きで握手会にもよく行ってましたけど、行ったら、あっちゃん(前田敦子)と握手しちゃいました(笑)。直接見たら、キラキラ輝いていたので。演奏家としては、サックスはアイドルだとバックバンドに回ることが多くて、ソロでもダンスはしませんよね。演奏もパフォーマンスもできないかな......と思っていたら、C;ONをネットで見つけたんです。左から)佳子(sax)、栞音(vo)、愛佳(vo)、聖奈(euph&b.tp)、杏実(p)栞音C;ONで活動をしていくうちに、アイドルさんと共演することが多くなって、「こんな人たちがいるんだね」とか、みんなでライブを観に行って勉強をしてきました。ももクロ(ももいろクローバーZ)さんのドキュメンタリーを観て、最初は路上ライブから始めて......というところに感情移入して好きになったり。自分たちもアイドル活動をしているからこそ、10何年も続けていく大変さは分かります。愛佳私がC;ONに入ったときは小学生の子供で、自分がアイドルになるとは思っていなくて。他のアイドルさんから学ぶより、グループでお姉さんのメンバーを見ながら、育ててもらいました。杏実私も田舎のイモな大学生だったので(笑)、メイクの仕方も分からなくて。C;ONのメンバーが憧れのアイドルで、メイクやヘアセットをマネしていました。――アイドルとなるとパフォーマンスの他に、特典会などのファン対応がありますが、そちらも最初から楽しめました?愛佳最初は赤ちゃんだったので、ヤバかったです(笑)。ファンの方が自分とチェキを撮りに来てくれるのが初めてで、メッセージを書きながらおしゃべりするのも、何を書けばいいのか何を話せばいいのかも分からなくて。ドキドキしながら勇気を振り絞って、「ありがとうございました」のひと言を言うことしかできませんでした。ちょっとずつ緊張が解けて、今はこんなにおしゃべりになりましたけど(笑)。当時から応援してくださっているファンの方には「いつの間にこんなに話すようになったのか分からない」と言われます。栞音中学のときの部活が上下関係に厳しくて、目上の人にタメ口なんてありえない環境で育ったから、ずっと年上のファンの方と「〇〇じゃーん」と話しているアイドルさんを見てビックリしました。スタッフさんにも「もっとフランクにしたほうがファンになってもらえる」と言われても、最初は全然できなくて。半年くらい修業を積んでから(笑)、やっと友達みたいになれました。佳子私は特典会を5年やってますけど、話すかチェキを書くかに集中したくて、いまだに同時進行できません。「会話が成立しない」と、よくXでつぶやかれています(笑)。聖奈私も最初はそうでした。書きながらしゃべっていると、内容が分からなくなってしまって。サインも何も考えず、漢字で「聖奈」だけ書いて渡していました(笑)。他に何を書いたらいいか、ファンの人に決めてもらって、そのまま書いていたり。聖奈(euph&b.tp)――今はみなさん、神対応と評判です。聖奈ファンの人のほうが、たまたま会ったりするとプライベートに気をつかってくれるんですけど、私たちは外でも平気で「イエーイ!」とやっちゃうから、ビックリされます。愛佳沖縄にファンの方とバスツアーで行ったときは、ホテルの部屋に突撃もしました(笑)。夜中に外のステーキ屋さんでも遭遇して、別々に食べていたんですけど、私がお手洗いに行っている間にその人が帰ってしまったんですね。他のメンバーはバイバイできたのに、私だけできなかったのが悔しくて、次の日に「何で先に帰っちゃったの!」と怒りに行きました(笑)。――栞音さんがライブのMCで、「私たちは実力派と言われるわりに顔も良い」と言っていたことがありましたが、アイドルとしてビジュアルも磨いているんですか?栞音見られることで意識が上がって、垢抜けてかわいくなったと思います。杏実私のメイクもうまくなりました(笑)。栞音アイドルとアーティストのハイブリッドで、「ジャンルはどっち?」とよく聞かれますけど、どっちの良いところも取ろうと。だからアイドル性も武器で、親しみやすさも意識しています。楽器を持って強いパフォーマンスをして、怖そうに見えたりもするみたいですけど、そんなことはありません。「お話しに来てね」とメンバーから発信もしながら、ギリギリ若い女の子たちが(笑)、アイドルをやっているのがC;ONの良さだと思っています。ダンスもそろえたり、武器はどんどん増やしています。――佳子さんは特に、サックスを吹いているときと普段で印象が違いませんか?佳子サックスを持つと気持ちが変わります。普段は親しみやすいかな。栞音親しみやすくても、会話はしにくい(笑)。佳子宇宙人と言われています(笑)。栞音たぶん頭の中で考えていることと、発している言葉が繋がっていないんです。だから、人に伝わらない。私は佳子ちゃんが言いたいことが結構分かるので、第三者の人が「どういうこと?」となったら、「たぶんこうだと思います」と通訳しています(笑)。聖奈ワンマンの特典用に、写真にみんなでサインを入れていたことがあって。200枚くらいあって名前の1字だけ入れたり、バリエーションをつけていったんですね。その中で、自分を象徴する漢字ひと文字を書くことになって、佳子ちゃんが「書くことがない」と言ったんです。それで「変人の“変”と書きなよ」と言ったら、カタカナで「ペン」と書いていました(笑)。佳子全然覚えてない(笑)。聖奈多分変とペンを聞き間違えたと思うんですけど(笑)。みんなが漢字を書いているのに、ペンのわけないじゃないですか(笑)。そのチェキは、普通にファンの人へ届いてしまいました。――ハイブリッドということで、パフォーマンスにも試行錯誤はあったようですね。栞音もともとはボーカルと楽器演奏で感動を与えるのがコンセプトで、ダンスはしていなかったんです。音に合わせて揺れているだけ。アイドル界隈のライブに出るようになって、真剣に演奏していましたけど、異色で「出るところが違う」とよく言われたんです。それで話し合った結果、パフォーマンスにダンスを組み込もうと。新生C;ONになる時期があって、初めてダンスの先生に振りをつけてもらいました。愛佳私はアクターズスクールでダンスも習っていたから、そういう方向性になると聞いてうれしかったです。やっと本領が発揮できると。でも、久しぶりに踊ったら、なかなかうまくいかなくて。みんなもすごく苦戦していました。栞音ダンスは未経験だったからね。当時の動画を観ると、ひどすぎて爆笑しちゃいます(笑)。愛佳ただ脚が動いているだけで、ダンスじゃないよね。栞音なのに、自分では「踊ってます」みたいに思っていたのが、今観ると恥ずかしい(笑)。必死にやっていたんですけどね。――杏実さんはその路線変更後に加入しました。栞音杏実ちゃんが入ってからは、ピアノが固定になってしまうから、「Now or Never」でショルキーを持ってもらいました。杏実「杏実ちゃんも前に出られる曲があったらいいね」という話から、初めてショルキーを持って踊りました。ギターで言うチョーキングのようにウィーンと鳴らしたり、普通のキーボードにない機能も頑張って練習しました。栞音鍵盤を見ないで弾くから難しいよね。それまでは4人のフォーメーションだったので、5人でやるのは面白いなと思いました。杏実私もダンスは、あの曲でやったのがほぼ初めてでした。――昨年のZepp Shinjukuから今年5月のLINE CUBE SHIBUYAの無料ライブ、夏のフェスにO-EASTでのワンマンと、どんどん盛り上がっている実感はありますか?栞音関係者の方からの評判はすごく良くて、一度ライブを観ていただいたら、ファンになってくれることが多いです。でも、爆発的にファンが増えたとか、ライブを発表したらチケットが即完とかはまだないので。愛佳キテる実感というより、数年前と比べると、パフォーマンスに対する自信がめちゃめちゃついたのが大きいです。5人になって安定して、ステージに磨きが掛かって、たくさんの方に評価していただいて。昔は「絶対に大きくなりたい」と思いながらも、そのためにどうしたらいいのか......悩みに悩みながら落ち込んだり頑張ったり、情緒もあまり安定していませんでした。今は5人でキラキラしているなと思います。栞音2年くらい前まで、いろいろなアイドルさんを見ては、「私たちもこういう曲をやったほうがいいかな」とかブレていたんです。いっぱい考えて悩みましたけど......今は自分たちのスタイルを確立できて、どこに出ても「これが正解」と思ってやれている感じがします。――今年のTIF(『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 supported by にしたんクリニック』)では、純粋に音楽で魅了している感じがしました。栞音その後のO-EASTは、本番5日前までチケットが61枚残っていたのが、完売しました。TIFで観て来てくれた方が増えた感じがしました。そういう積み重ねが、だんだん実を結んでいるかもしれません。――リリースも昨年11月のアルバム『STOR;ES』から精力的に続けていますが、キラーチューンも生まれました?栞音誰もが知っている爆発的な曲は、私たちにはまだないですけど、ライブで反応が良いのは「Now or Never」。「Last Order」はYouTubeの再生数が回って、C;ONの代名詞になりました。後は「もしも」ですね。――今年4月に配信リリースされたバラード。栞音その頃はいろいろな曲を作っていた中で、「もしも」は完成度が高くて。ファンの方にもめちゃめちゃ気に入ってもらいました。――みなさん自身が上がる曲はどの辺ですか?栞音聖奈ちゃんが楽しそうなのは「あなたのせい」。佳子頭からユーフォニアムのソロをやっています。聖奈ベーシストの方が提供してくださった曲で、そういうアレンジで演奏させていただいています。私は楽しい曲、かわいい曲が好きでしたけど、最近は観せる曲、強い曲でも自由に吹けるようになってきました。最初の頃は全然動けなくて、脚がちょっと上がっているだけ。それが自由に表現できるようになって、重そうな楽器を持っているのが迫力あって良く見える。武器になって楽しいなと思います。杏実私はめちゃめちゃ苦戦して、本番で成功するかイチかバチかの曲が「微熱」です。リリースはしてなくて、ビルボード横浜やコットンクラブでのジャズライブでしか披露していません。本格的なジャズ曲で、私はクラシック出身でポップスをやってきたので初挑戦。ソロが16小節あって、すごく難しくて。でも、弾けたときの達成感は大きいです。――10月からの『Brass On』ツアー、どんなステージになりそうですか?栞音対バンの20~30分のライブでは一番強い楽曲を選んでますけど、ワンマンのツアーではバラードも入れられるので。私たちの強みをより見せられて、もっと好きになってもらえると思います。愛佳メンバー全員、毎回のライブに本気で、熱く前だけを見ていて。C;ONは楽器を持って、ヒールを履いてドレッシーな衣装で踊ったりするから、高貴なイメージを持ってもらいがちなんです。でも、実際はライブが終わったら、すごい汗だくでゼイゼイしている。そういうところで本気を感じます。栞音この前、普段はワンマンでしかやらない「もしも」を対バンで歌ったんですけど、イヤモニをつけてなくてリズムが取りにくくて、悔しい感じになってしまって。特典会で「もしも」が聴けて良かったというファンの方に、ちょっとそんな話をしたら「対バンでそこまで落ち込むんだ」と言われました。それはそうですよ!ひとつひとつのライブで、絶対にファンになってもらおうと燃えていますから。愛佳ツアーでも、ファイナルや東京が一番気合いが入ると思われがちですけど、C;ONは全国どこでも同じクオリティで届けたい思いがあります。今回のツアーもそう。栞音しかも、毎回必ずベストを更新するんですよ。聖奈よく驚かれるのが、全国どこでもみんなで車移動しているんです。大きいバンに楽器を載せて、スタッフさんが運転してくれて鹿児島まで1日かけて行ったり。きれいそうに見えて、そんな泥くさいところもあって。それぞれの地域の方に楽しんでもらう楽曲や地元ネタをやったりもします。栞音鹿児島ではご出身の長渕剛さんの「とんぼ」、広島ではカープの応援歌を歌ったり。愛佳大阪ではお笑いということで、なかやまきんに君さんのネタをやらせてもらいました(笑)。聖奈今回もそこはツアーの醍醐味にできれば。栞音そういうことを言うと、毎回何かやらなきゃいけなくなるからね(笑)。聖奈そんなこともやりながら、ツアーのタイトルに『Road to PACIFICO YOKOHAMA』と付いているので。全国を「ありがとう」という気持ちで回りながら、お客さんに「次は自分が横浜に行こうかな」と思ってもらえるライブにしなければと、メンバーで話しています。栞音昨年も全国ツアーを2回やって、「次は東京に来てね」ということで、Zepp ShinjukuやLINE CUBE SHIBUYAを満員にできました。――キャパ5000人のパシフィコ横浜だとなおさら、全国から来てもらわないと埋まらなそうですね。栞音今日も作戦会議をしてきました。ただ事務所から降りてくることをやるのでなく、こういうことをしたらファンの方が喜んでくれる、あれは手応えがあった、自分が好きなグループがこういうことをしてくれたらうれしい......と、みんなで話し合っています。聖奈事務所も私たちの意見を取り入れてくださって、チーム力はすごくあります。――エイベックスからのメジャーデビューも控えていますが、何か変わりそうですか?栞音音楽性が変わることはないですけど、メジャーデビューシングルの候補が100曲くらいあって、私たちも全部聴かせてもらいました。「この曲で」と決まりかけたり、「やっぱり違う」となったりしながら、ようやく「これでイケる」と固まって。ボーカルのレコーディングをしてきたところです。エイベックスさんともミーティングを重ねていて。――どんなことを話しているんですか?栞音C;ONにはまだ、YouTubeで何千万回再生されたとか、TikTokでバズったとか、キャッチコピー的なものがないんです。そこをどうするか。面白いアイデアはいただいています。何も決まってはいませんけど、テレビ出演やタイアップの話を聞くと、メジャーデビューする実感が少し出てきました。――いろいろ楽しみですね。栞音どうなるんだろう?というのもあります。デビューしたらこうなった、デビューしてもこうだった......とか、いろいろな話を聞くので。聖奈デビューするまで正解が分かりません。自信を持ってCDを出しますけど、どういう反応をしてもらえるのか。栞音今まではファンの人に見てもらう気持ちでした。メジャーデビューとなって、C;ONを知らない人にも聴いてもらおうと動くのは初めてで、分からないことが多くて。でも、8年目でやっと掴んだメジャーデビューですから。愛佳うれしいよね。栞音どこまで行けるんだろうと、ワクワク感はすごくあります。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙 or チェキを6名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<ツアー情報>『C;ON ONE MAN LIVE TOUR「Brass On~Road to PACIFICO YOKOHAMA」Supported by JIKEI COM GROUP』10月20日(日) 仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校 9Fイベントホール10月27日(日) 東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校 10Fイベントホール11月10日(日) 名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校 8Fイベントホール11月24日(日) 福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校 1Fイベントホール11月30日(土) 大阪スクールオブミュージック専門学校 2F Live Space-1 (LS-1)【チケット情報】前売5,000円()※東京公演は予定枚数終了<公演情報>『C;ON ONE-MAN LIVE at パシフィコ横浜国立大ホール』2025年2月15日(土) パシフィコ横浜国立大ホール※詳細は後日発表C;ON公式サイト:
2024年09月17日Text:田中亮太Photo:石原敦志藤澤信次郎によるソウルフルで甘いボーカルと芳醇なバンド・アンサンブルが編む歌で人気を博す5人組、浪漫革命。2017年に京都で結成され、以降も関西を拠点に活動してきた彼らだが、今年になってバンド全員が上京を果たした。そんな変化を経た彼らがニュー・EP『溢れ出す』をリリース。同EPは、never young beachのメンバーでもあった阿南智史を筆頭に、Ryosuke Takahashi、bisshiという旧PAELLASの3人をサウンド・プロデュースに迎えて制作。ストレートに愛を歌うバラード「世界に君一人だけ」、サーフ・パンク「君という天使」、ギタリスト大池奏太が初めてメイン・ボーカルをとった「シルビー」、カントリー・ポップ調の「聴いて!」という新録の4曲に加えて、鎮座DOPENESSを迎えた“うわついた気持ち”、藤澤が「あんなつぁ」の姉妹的な楽曲と語る「ゆ」の昨年発表した2曲も収録している。東京への移住を決意した動機であり、『溢れ出す』に向かう際にバンドが考えていたのは、すばり〈売れたい〉というシンプルな意思だったという。その結果を出すべく作られたEPの制作過程で、浪漫革命は阿南らに何を学んだのか。今回は藤澤と大池に、阿南を交えた座談会を実施。レコーディングのエピソードなどを明かしてくれつつ、次第に話は〈バンドを続けるためには〉というディープなものになっていった。──浪漫革命と阿南さんはいつ頃からの知り合いなんですか?藤澤信次郎実はかなり最近なんです。僕らはずっと京都でレコーディングしてきて、エンジニアのこいずさん(小泉大輔)とタッグを組んで作ってきたんですけど、去年から今年にかけてバンドが上京したこともあるし、〈今回は違う人とやるのがいいかもね〉と話していたところ、ニューEPの制作に参加してくれたRyosuke Takahashiさんとあるライブの打ち上げで仲良くなって。そこで、「yonawoの“tokyo”の音がすごく良くて、僕らもああいう感じをめざしたいんですよねー」と話していたら、Ryosukeさんが「それ、一緒にPAELLASをやっていた阿南の仕事だよ」と教えてくれたんです。その流れで紹介してくれることになり、Ryosukeさん、阿南さん、bisshiさんと飲みに行きました。藤澤信次郎(浪漫革命)──じゃあ阿南さんがnever young beachやPAELLAS在籍時に対バンして、そこで繋がってみたいな感じではなかったんですね。藤澤フェスとかで一緒になったときに挨拶したことはあったんですけど、阿南さんは全然覚えてなくて(笑)。大池奏太こっちが一方的に知っているだけでした。──yonawoの“tokyo”については、音作りのどういう点に惹かれたんですか?藤澤そこで鳴っている感というか、すごく生っぽくてクリアに聴こえたんです。ボーカルで言ったら、〈うわ、めっちゃ声だ〉みたいな。大池現代的な音だと感じました。もともと僕らはどちらかと言うと古臭い系の音楽が好きで、そういう音作りをめざしていたんですけど、聴く音楽も次第に変化し、音源にも低音のレンジの広さとかも求めるようになっていた。そういうときに「tokyo」のミックスがめっちゃフィットして。大池奏太(浪漫革命)──実際に阿南さんや元PAELLASチームと作業してみていかがでしたか?藤澤本当に最高の体験でした。常に僕たちが希望した以上のものを返してくれるし、趣味も合うというか、〈この先輩を見て育ってきたんだな〉ってわかるくらいの感覚の一致があって。めちゃめちゃ楽しかったし、上京した甲斐があったなと感じましたね。阿南智史レコーディング中、よく上京してよかったと言ってたよね(笑)。──阿南さんは浪漫革命のどんなところが印象的でした?阿南メンバー全員がプロデュース的な視点を持っていることがおもしろかったです。それぞれアレンジもできるし、それこそ新作に入っている「世界に君一人だけ」なんて、各自の作ったバージョンが10パターンくらい送られてきたんです。藤澤ただ、僕らは5人全員で考えるから、上手くまとまらないんです。結果的に出来たけれど散らかっているなってことも多い。そこを今回相談できたのはよかった。僕らが投げたパターンを阿南さん、bisshiさん、Ryosukeさんの3人が分解したり、組み直したりしてくれて。結果的に、僕たちだけじゃない辿り着けないところに行けたと思う。阿南Ryosukeとbisshiの3人でプロデュース・チームとしてやったのは初めてなんですけど、最初から上手く役割分担ができました。藤澤阿南さんたち3人はいま一緒にバンドをやってはいないけど、やっぱりめっちゃ〈バンド〉の感じなんですよね。僕らも曲を作る際、こういうふうにコミュニケーションをとっていけばいいんだと、すごい参考になるくらい。お互いを尊重し合ってて、それぞれのできることがわかっていて、僕らのアイデアもすごく大事にしてくれる。それぞれ楽器のテックもやってくれるし、すごい贅沢でしたね。左から)阿南智史、大池奏太(浪漫革命)、藤澤信次郎(浪漫革命)──never young beach脱退後の阿南さんは、プロデューサーだったりエンジニアだったり裏方での仕事が多いですが、そういう立場になりたかったんですか?阿南裏方に徹しようと思ってバンドを辞めたわけではないんですけど、プロデュース的な役回りは自分的にも得意だと思ってたんです。そういう流れもあって、抜けたあとに声を掛けていただくことが多くて。自然といまの立場になりましたね。──まず周囲から阿南さんの裏方的な能力を求められたわけですね。阿南自分がバンドを経たうえで、〈こういう人がいればよかったな〉と思う立場になろうとは意識していますね。バンドの創作には外からの視点ってすごく重要なんです。メンバーのひとりがそういう立場になろうとすることも多いんだけど、それでバンドのバランスが崩れたりもする。藤澤めっちゃわかります。バンド内での特にクリエイティブな領域での話し合いって結構センシティブなんです。それが阿南さんだと、一対一でもバンド全体でもフランクに相談できる。今回、めっちゃ助かったし、新しい道が開けたと感じたのが、奏太くんがメイン・ボーカルを歌う“シルビー”が出来たこと。というのも僕自身、ボーカリストとして他のメンバーが書いた歌詞を歌うことに難しさを感じる面もあったんです。特に今回は〈これが売れなかったらもう次を作れなくても仕方がない〉という強い気持ちで臨んだものだし、タイトル通り自分から〈溢れ出す〉ものを音楽にしたから、自分自身のことだと思える歌詞が多いなかで、他のメンバーが書いた歌詞を歌うとギャップができる気がした。奏太くんの作った“シルビー”を、みんながいいねとなったときも怯えていたんですよ(笑)。俺に歌えるかなって。大池次郎からは歌うにあたって歌詞を変えたいという希望をもらいつつ、僕はなるたけ作ったままでいきたかったし、これは落としどころが難しいとなってたんですよ。そんなときに、スタジオで阿南さんが「この曲は奏太くんがボーカルじゃないの?」って。藤澤そのパターンがあったんや!と発見でしたね。でも、バンドの誰かがその案を言っても、ここまでスムーズに決まらなかったと思います。僕らがこれだけ信用している阿南さんの意見だからこそ、それが絶対いいじゃん、そうしましょう!となった。阿南僕も浪漫革命だからストレートに言えたと思うんです。いろいろ見ていて、民主的なバンドだと思ったから。バンドってどうしてもボーカルが強くなりがちなんですけど、浪漫革命はそこがフラットだし、全員が全体を見ている。だったら柔軟に歌う人が変わってもいいじゃないかなと。大池次郎は歌わないぶん、彼がサビのギター・フレーズを考えてくれて。──『溢れ出す』のなかで、いちばん制作に苦労した曲はどれですか?阿南確実に「世界に君一人だけ」じゃないかな。藤澤そうですね。〈絶対に売れる曲を作りたい、そのために死ぬ気で作ろう〉という意識で取り組んだ曲です。この曲の制作中に阿南さんたちから〈やっぱり歌がいちばん大事だよ〉と言われたんです。民主的なバンドであるがゆえに、僕も自分が目立つというよりメンバー全体がかっこいいというのをめざしていたんですけど、今回の阿南さんたちは〈次郎くんの歌がいちばんスウィートに聴こえるポイントを探そう〉とキーや構成から見つめ直してくれて。そういう経験を経て、バンドでもどうやったら歌がちゃんと届くかを考えるようになりました。阿南事前にこの曲は〈売れたい〉って目標だと聴いていたので、それだったら歌だよねと思いました。yonawoの“tokyo”みたいな生々しいサウンドの肝は、アレンジの段階でしっかり歌の隙間を作ってあげることなんです。そういう意味で、楽器を削ぎ落としつつ、 歌が常に真ん中で聴こえるようにしなきゃいけない。──バンドがそこまで〈売れたい〉という意識を持ったのは、それまでの状況に危機感を持っていたからなんですか?藤澤危機感っていうか、バンドとして中途半端だと感じていたんです。ポップなことをしたいのか、渋くてかっこいい音楽をやりたいのか。でも、いま俺たち5人はどこに行きたいのかって真剣に話をしたとき、ふじぴーさん(藤本卓馬、ベース)が〈アリーナに立ちたいんだよね〉と言って、その瞬間はみんな笑っちゃったんですけど、次第に〈ほんまにそれだよな〉と思って。だったら年齢的にもラスト・チャンスかもしれないし、本気で売れるために5人でがんばろうと、みんなで上京を決めたんです。大池東京に行ってみて、なんだか話が早くなりましたね。会いたい人にすぐ会えるし、観たいバンドもすぐ観られるし。藤澤それまで仲の良いバンドなんてPK shampooしかいなかったんですけど、いまはBREIMENの祥ちゃん(高木祥太)がセッションに誘ってくれたり、Ryosukeさんからも〈~~があるから行こうよ〉と声が掛かったり、いろいろフットワーク軽く動けるようになりました。しかも、東京のミュージシャンはみんな、やるべきことをちゃんとやっている。京都だとよくも悪くものんびりしていて、その結果、独自の味で濃くなっていくんですけど、東京はもう少しプロフェッショナル。自分も背中を押されるし、刺激的です。充実していますね。阿南東京の良い面、悪い面どちらでもあるんですけど、東京はずっとスイッチをオンでいれるんです。そのぶん、ずっとオンでいられる人だけが残れるという面も強い。だから、あまりサステナブルではないかもしれないんですけどね。──浪漫革命は息切れしないようなペースも大事にしつつ、さらにステップアップしていってほしいですね。藤澤新しいEPの最後に収録した“聴いて!”という曲は、他のものが出来たあとに急遽曲数を増やすことになり、急いで作ったものなんですけど、〈この作品を聴いてくれ〉という気持ちから出来たものなんです。すごく良い作品になった自信があるから。大池もっと続けていくためにこれを聴いてほしいと本気で思うよね。藤澤yonawoの(斉藤)雄哉くんの家に遊びに行ったとき、そこにいたみんなで「世界に君一人だけ」のアレンジを12時間ぐらい考えたりしたこともあったんです。〈こういうことがやりたいんだな〉と思いました。 みんなで集まれて、音を鳴らせて、楽しくて。それを続けられるためには、ミュージシャンとしてしっかり売れて、いたい人たちといれる状況を守らなきゃいけないと思います。今後も阿南さんたちと作りたいですし。阿南Ryosuke、bisshiと3人での初仕事でしたけど、浪漫革命との作業はすごくやりやすかったですね。人間的にひねくれた人がいないというか、バンドかたも正直に希望を伝えてくれたし、こっちも遠慮せずに意見を言えた。初めて一緒に制作した際は、〈もっとこうできたらよかったな〉とか思いがちなんですけど、このEPはそれがない。珍しいです。──年長者の立場として、浪漫革命が長く続けるために何かアドバイスはありますか?阿南うーん、僕らと一緒にやってれば続くんじゃないですか(笑)。それは冗談だけど半分本気でもあって。 バンドだけでやっていると本当に上手くいかないときもくるから。また、続けていたとしても惰性でやっているなら、僕はなくなったほうがいいとも思う。でも、ちゃんと良い状態で続けていくためには、第三者だったりメンター的な人だったりが必要なんじゃないかな。日本の特にインディーっぽいシーンはDIYで自分たちだけでやるのが正義という風潮が強い気がするんですけど、いまの僕はメンバー以外の存在もバンドにとってすごく大事だと考えているんです。──今日はありがとうございました!最後に10月からスタートするワンマンツアーに向けての意気込みをお願いします。大池EPの曲たちのお披露目ツアーになるので、新しい曲たちがライブでどうなるのか僕自身、すごく楽しみです!是非目撃しに来てください!藤澤今回のツアーとEPは浪漫革命の人生でいちばん思いが溢れ出していて、止まらないものです。みんなに来て欲しい。全国から大集合してください。僕らもその思いを返せるように来年、再来年はたくさんの都道府県を回れるバンドになりたい。届けこの思い!!ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>ニュー・EP「溢れ出す」2024年9月25日(水)リリース2,000円(税抜)【収録曲】1.世界に君一人だけ2.君という天使3.ゆ4.うわついた気持ち(feat.鎮座DOPENESS)5.シルビー6.聴いて!<ツアー情報>浪漫革命ONEMAN TOUR「PRAY for ROMANCE」10月14日(月・祝)OPEN 18:30 / START 19:00会場:東京 月見ル君想フ「PRAY for ROMANCE」11月8日(金) OPEN 18:00 / START 18:30会場:京都 磔磔「NEW ISLAND FESTIVAL」※対バン有12月21日(土) OPEN 15:00 / START 16:00会場:大阪 味園ユニバース「PRAY for ROMANCE」1月12日(日) OPEN 17:30 / START 18:00会場:名古屋 CLUB UPSET「ROMANCE is not DEAD」2月2日(日) OPEN 17:00 / START 18:00会場:東京 LIQUIDROOMチケット料金:前売:一般4,800円 /学割4,300円※大阪公演は一般5,500円/学割5,000円※オールスタンディング/ドリンク代別チケット発売中: 浪漫革命公式サイト:
2024年09月11日Text:石角友香Photo:石原敦志3ボーカルという特徴を踏まえ、ハイパーなポップスもロックもダークポップやエレクトロスウィングもジャンルの縛りなく世の中に放ってきたDannie May。振り幅の広さはそのままにライブを通して、よりリスナーにダイレクトに伝わるエンタテインメントが何なのか?を問い直した2023年を経て、待望の2ndアルバム『Magic Shower』が完成した。すでにライブのピークタイムを担う「カオカオ」や、Dannie May流のグランジ×ヒップホップチューン「ダンシングマニア」など先行配信曲も収録しつつ、衒いなくポップを突き詰めたタイトルチューン「マジックシャワー」からスタートする本作には今とこれからのDannie Mayが凝縮されている。この変化のきっかけはなんなのか。そこからインタビューを始めてみた。――今年3月の5周年ライブではセットリストの半分がノンストップだったり、去年とは姿勢が違っていて、退路を断った感がありました。マサ(vo、g)確かに「こっち側で行くぞ」っていうのを決めきったタイミングではありました。――ということも含めて2ndアルバム『Magic Shower』ではどういう心境の変化がありましたか?マサお話しいただいた通り、ライブも去年に観てもらった時はどちらかと言うと音源重視ではあったんですね。僕らはコロナ禍もあって、バンド歴に対してライブをやっている時間が少なくて。ライブバンドっていうわけではないですけどライブに重点を置いたバンドになって行こうと決めたのは去年だったので、そこから2ndアルバムの制作に入って、ライブの中での優しい曲やライブの中での広がりのある曲、ロックな曲、みたいなものを意識して作ったりはしましたね。マサ(vo、g)――この間にかなりバンドの本音が詰まったEP『青写真』のリリースもあり、バンド内の空気の変化を感じられたんですよね。Yuno(vo、kantoku)信頼感を持ってダメ出しできるようになったっていうのはあるかも。それにメンバーで食事に行くことも年々増えているんです。例えば、取材が終わった後にスケジュールがない日は「せっかく集まっているし軽く飯でも行く?」みたいなことが自然と増えた気はしていて。そういうのが増えるとわざわざかしこまって集まらなくてもかしこまった話ができるっていう、3人でラーメンを食べながら話していたことが意外と次の曲のスパイスになっていたり、みたいなことは昔にはあり得なかったから。タリラ(vo、key)多くの場合、バンドは仲良い人で始めたり、友達だったとか。接点があった人と始めて、でもいざいろいろやってみるといざこざが出てきて“仲良かった”が最高潮でなんか上手くいかなくなるみたいな。でも俺らは最初が別に仲良いわけじゃなかったから。タリラ(vo、key)マサたぶん野良で解き放たれたら集まるような3人組ではないんですよ。Yunoクラスメイトみたいな感じ。たまたま同じ学校の同じクラスになった中で、文化祭とか運動会とかテスト勉強とかを経て仲良くなっていったみたいな感じだから、時間がかかった分、仲が良いみたいなのもあるかもしれない。――5周年のライブの時に、Yunoさんがお客さんも含めてジャンルで集まったわけじゃなくて音楽で集まってるわけだからというMCをしてましたね。Yunoその時も話したんですけど、パンクロック好きだからパンクロックやろうとか、ファンクが好きだからファンクやろうって集まったんじゃなくて、シンプルに音楽が好き、歌うことが好きっていう共通項だけで知りあった3人ではあるんですけど、でもようやくそこの大事さにちゃんと気づけたかなとは思います。だからこそ今までもいろんなジャンルの音楽を作ってこれたけど、逆にいろんなジャンルを作る自分たちの強みは何だろう?というのを去年は考えてた1年だと思っていて。そこで明確に歌自体が好き、音楽自体が好き、音楽が持つエンタメの可能性自体が好きみたいなところが強みなんだというふうに気づいてからは楽曲の力強さが全然変わったと思う。マサ“なんでもできる”の内側に誰もいなかったっていうのが去年までだったんです。左から)タリラ(vo、key)、マサ(vo、g)、Yuno(vo、kantoku)――その“なんでもできる”が手段だったけれど、今は音楽が目的になってるっていう感じがすごいするんです。Yunoどんなにそのアーティストが好きでも、ジャンルでカテゴライズができるバンドだと自分のメンタルとか置かれている環境の状況によっては「この人たち、今聴けないな」とかっていうのは全然あるかなと思っていて――僕はあるんですけど。ただ僕たちみたいにすごいたくさんのジャンル音楽を作っていれば、その人のどの人生のターンでも僕らの中の数10曲あるうちの1曲の一節ぐらいは引っかかるんじゃないかなっていうか、背中を支えてあげたり寄り添ってあげられるというか、それが今僕らにとって大事なことなのかなっていうのは思いますね。――どの曲を作ってる頃からアルバムの全体像が見えてきましたか?Yunoそれで言うと、もう最初の「カオカオ」(2024年第一弾シングル)を作っている時からですね。EPとかアルバムを出す時は曲の寄せ集めを出すのは嫌だなっていうのは思っているし、今回は絶対テーマを決めて作ろうっていうのがあったんです。「カオカオ」はそもそもアルバムの話が始まるのと同じ頃にきたんだよね?「コレクション」(EP『青写真』に収録)ともかぶっていたっけ?マサかぶっていたよ、俺死にそうだったよ(苦笑)。Yuno今回のアルバムテーマ、まぁ2ndアルバムだからもじって数字の“2”っていうのをテーマにしているんです。バンド自体がポップとマイナーの境界線を縫うような音楽を作るっていうこととか、一筋縄ではいかない二面性みたいなのを大事にしてきたバンドではあって、それこそDannie Mayってバンド名もDannieとMayっていう外国人男性と日本人女子の名前をかけ合わせた概念が組み合わせてできた名前なんで、2というテーマはDannie Mayにとって大事なもので。で、今回はそれをテーマにしたんですけど。Yuno(vo、kantoku)――バンドにとって必然的なテーマなんですね。で、今回タイトルチューンの「マジックシャワー」で始まりますが、EP収録の「コレクション」が持っていたような前向きなテンションで始まりますね。マサ自分たちが今までやってきた中の曲をもっと広げていこうというところももちろん意識しつつ、アルバムリード曲っていうのはもうその曲を書く前からそこの枠の曲っていうふうに決めるんです。で、「最強のポップスを作ろう」というテーマからその曲ができているので、もう「ワーっ!!」って明るい感じになっていますね、J-POPだなって。――この曲が1曲目なのは意表を突かれました。マサ確かに攻めてるっちゃ攻めてる(笑)。タリラでも言ってたよね、闇を照らすには……。マサなんかそんな話もしたよな。Yunoなんかこの鬱々した日々というか、何か一歩足りない時とか自分のしがらみのようにまとわりつく闇をはねのけるぐらいの強さがあるものって、圧倒的な光だよなってことは言っていて。マサそうだ。そのメンタルで書いたんだ。Yunoだとするならば、もうすべてをはねのけて打ち返すぐらいの力強いポップスなんじゃないかっていうので上げてきたのが「マジックシャワー」なんですよね。――ちなみに「マジックシャワー」のテーマは?マサ“音楽は魔法足りえるのか”っていう。それを是と言わせる、それを魔法ですって言わせるようなイメージで書いたんだって話を5周年のライブでもしました。Yuno日々の会話で紡げない言葉だったとしても音楽の歌詞によってみれば、「コレクション」みたいにちょっと恥ずかしいようなこととか、「ふたりの暮らし」みたいに大切な人をまっすぐ愛でるようなことも曲だったら伝えられるんじゃないか、音楽だったら伝えられるんじゃないかっていうところに何か魔法を感じたというか。なので「マジックシャワー」も純粋に“本当に音楽は魔法足りえるのか?僕らは魔法足りえると思っています”という意思の曲ですね。――そして毎回特徴的で、ライブでは場面転換になる曲を出してくるタリラさんの新曲「強欲」。これはどんな発想だったんですか?これも2なんですか?タリラこれも2ですね。もともとはデモを4〜5年前に作っているんです。でもずっと出していなかったんですけど、今回2というテーマだったので。ある時、電車の中でいろんな人の欲が見えて。どこかに行きたい、あの人に会いたい、お腹空いたから何か食べたいとか、寒いから暖かいとこに行きたいとか、そういうこの世のすべての欲が見えて。なんか二次元三次元とかの他に“欲次元”みたいな、欲だけが渦巻いている次元みたいなのが――俺その時なんかスピっていたのか分かんないですけど(笑)、電車の中で見えて、それで書いた曲で。この三次元の普通の世界と欲次元っていう世界があるんじゃないかという二面性の曲なんです。――そしてYunoさん作詞の「Night Flower」、これはどんな着想なんですか?Yunoこれはもともと去年、曲に広がりが出過ぎた時に”SNSにワンフレーズぐらい上げてみてみんなの反応を見てみるっていうのも面白いかもね”みたいなのをやっていたんですよ。で、その中で圧倒的に評判が良かった楽曲をフル尺にしたっていう感じなんです。なので、これは作曲がマサで作詞は僕っていうDannie Mayにたまにある特殊なパターンのやつなんですけど、歌詞は明確に「ふたりの暮らし」のダーク版みたいなイメージで書いている曲で。マサ初耳なんですけど。(笑)Yuno明確にリファレンスにしている僕の好きなアニメがあるんですけど、それも男女を描いているアニメで。「ふたりの暮らし」っていうのはわりとこういう今の社会というか、広い世界でもふたりですごく愛のある世界を築いているんですけど、「Night Flower」の方は逆で、今あるこの世界のせいで一緒に生きたかったけど生きれなかったふたりを描こうと思って。――へえ!歌詞の中にポップスターもロックスターもパンクロックもディスっている部分もあって、自分はそこにフォーカスしてしまいました。Yunoこれは完全に、最初にマサがこの曲のワンフレーズを作る時に、なんとなく口ずさんでいたロックスターとかいう言葉をそのまま僕がもらってきたんです。マサ仮歌詞ね。Yunoリファレンスにしている作品でもカッコいいけど、きれいごとを言うちょっと横暴なキャラクターがいて。音楽ってそれこそ魔法足りえるって話もあったんですけど、とは言え見る人によってはきれいごとだなって捉える人もいるだろうし、そこに対して正直に向き合えない環境にいる人もいると思っていて。最初に話した通り、どんな状態であっても何か1曲はきっとこの人に響くはずだっていうのを大事にしているんで、それをこの曲ではちょっと表現したっていうところではありますね。音楽を否定はしていないんですけど、きれいごとの否定っていうのを歌詞の中で書いている感じですね。――そして目下、アルバム直前の新曲が「ダンシングマニア」で、平たく言うとライブにあるとめちゃくちゃうれしい曲かなと。マサうれしいですね。この曲は僕らの今後のライブで名刺代わりになるような曲にはなっていくとは思いますね。――フィジカルな意味で、ライブで必要な感じの曲というか。マサそれこそこの曲のテーマはグランジロックとヒップホップをかけ合わせてやったらどうなるかな?っていうので作ったので。かけ合わせって、面白いことが起こる可能性が高いので結構やるんですけど、「ダンシングマニア」は今回のアルバムの中だと割とハマったんですね、そのかけ合わせが。――2というテーマの幅を感じます。アルバムが完成した今、どういう手応えがありますか?タリラ最高でしょう!マサこれは最高だと思うな。どこを切り取ってもらっても恥ずかしくないようなアルバムになったかなっていうのはもちろんありますし。前回のアルバムが完成した時も、「めっちゃ良いアルバムだな」って思ったんですけど、今回聴いてみると格段にいろいろと見えてるもんが違うなって(笑)、すごく思う。――1stアルバムの『Ishi』って攻撃力があるアルバムだった気がしていて。マサそうですね。やっぱり暗いというか中にいる人間が暗かったな、あの時は。後向きなやつが頑張って前向いている感じがあの頃はすごいあったんです。実際かなり報われてなかった頃なんで、明るくしようと思ってもやっぱ明るくできないじゃないですか、そういう人間って。不幸せって無理しても絶対分かるんで、曲とかで。そういう意味で今回の方が人の匂いがするというか本来の俺らっぽいっす。――10月後半からはツアーも始まりますが、どんなものにしたいですか。Yunoこれはでも前回のツアーからそうだったんですけど、というかなんならそれこそ5周年の日からですけど、漠然とZeppでの単独公演っていう結成当初から掲げてきたものがいよいよリアルに掴みに行くフェーズに変わったと思っていて。それが3月の5周年のワンマンから夏のツアー、今回のアルバムのリリースツアーっていうふうにひとつずつ階段を登っていくっていう感覚でやってきているので。夏のツアーよりもさらに力強いライブにはもちろんしていくし、とはいえここがゴールではないので、ここもひとつ力強い階段を踏めるイベントになればいいなとは思っていますね。――初めて観る人もその場で参加できそうな新曲が増えましたし。マサ確かに。僕らって別にお決まりのノリ方があるわけじゃないですけど、(Yunoが)大体煽ってやってくれるんで(笑)。Yuno僕は初めて来る人でも一回来たら楽しいと思ってもらえるようなことを心がけて常にライブには臨んでいて。静かに後ろで観たい人も前でノリたい人も僕が一番歌って踊っていればきっと全員楽しいはずなんで、そこは意識して先陣切って今回のツアーも盛り上げていきたいと思います。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!※受付は終了しました。【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>2ndアルバム『Magic Shower』9月18日(水) リリース●CD:3,200円(税込)●CD+Blu-ray:5,400円(税込)【CD・配信収録曲】1.マジックシャワー2.ゲッショク3.ふたりの暮らし4.強欲5.Night Flower6.ダンシングマニア7.アストロビート8.ハッピージャック9.カオカオ10.肌合い【Blu-ray収録曲】1.灰々2.笑わせらぁ3.玄ノ歌4.黄ノ歌5.針よ墜とせぬ、暮夜の息6.待ツ宵7.東京シンドローム8.異形9.適切でいたい10. If you イフユー11. 3分半の反撃12.ぐーぐーぐー13.ええじゃないか14.KAMIKAZE15.OFFSIDE16.カオカオ17.コレクション18.ユウヤケ※結成5周年記念ライブ『5th Anniversary One Man Live「Give Me Five」』公演の本編を全曲分収録予約リンク:<ツアー情報>『Dannie May ONEMAN LIVE 2nd Album Release Tour「Magic Shower」』10月26日(土) 広島・ALMIGHTY開場 17:30 / 開演 18:0010月27日(日) 福岡・Queblick開場 17:30 / 開演 18:0011月2日(土) 大阪・Music Club JANUS開場 17:30 / 開演 18:0011月3日(日・祝) 名古屋・CLUB UPSET開場 17:30 / 開演 18:0011月9日(土) 東京・渋谷 CLUB QUATTRO開場 17:15 / 開演 18:00【チケット情報】前売4,500円※別途ドリンク代必要。()Dannie May公式サイト:
2024年09月11日Text:森朋之Photo:石原敦志北澤ゆうほ(the peggies)のソロプロジェクト・Q.I.S.(クイス)が初の全国ワンマンツアー『Queens Is Within YOU』を開催する。2023年8月にQ.I.S.としての活動をスタートさせた北澤は、音源リリースとライブを重ね、ソロアーティストとしての存在感を確実に強めてきた。1stアルバム『DINING』(9月4日~配信リリース/9月15日(日) ~会場限定CD販売)をひっさげたワンマンツアーでは、ポップかつソリッドな楽曲をダイレクトに体感できそうだ。Q.I.S.としての1年、アルバム『DINING』の制作、そしてワンマンツアーについて、北澤ゆうほ自身に語ってもらった。――昨年8月にQ.I.S.としての活動がスタート。楽曲のリリース、ワンマンライブやイベントへの出演などを精力的に行ってきましたが、北澤さんにとってはどんな1年でしたか?Q.I.S.は準備期間を経て始めたというより、とりあえずスタートさせて、そのときにやってみたいこと、その場で生まれたものを形にしてきて。本当にドタバタだったんですけど(笑)、「この感じ、久しぶりだな」と思いながら忙しく過ごしてましたね。――「この感じ、久しぶりだな」というのは、バンドをはじめた頃に似ているということですか?そうです、まさしく。今やりたいことをできるだけ早く発信して、鮮度が高いまま表現できるというか。それが許される環境があるのもうれしいですね。楽曲については、「聴く立場として好きな音楽もやってみたい」という気持ちもあって。最初は「バンドサウンド以外のものもやりたい」と思って試行錯誤していたので、自然と幅も広がったと思うし、自分としても良いステップになったのかなと。ただ、今回のアルバム(1stアルバム『DINING』)は、バンドサウンドにフォーカスしたかったんですよね。いろいろやってきたなかで、「いちばん好きなのはシンプルでソリッドなバンドの音だな」って改めて気づいたので。――確かにライブ映えする曲が揃ってますよね。そうなんですよ。あと、付き合いが長い人には「高校の頃のゆうほを思い出した」って言われるんですよ。その言葉を聞いたときにハッとしたし、「確かにそうかも」と思って。自分の脳みそと曲がそのままつながっているというか(笑)。(Q.I.S.を立ち上げて)新しいことに挑戦していると思われるかもしれないけど、「もとの自分に戻った状態で作っている」と言ったほうが近いかもしれないですね。――なるほど。『DINING』というタイトルには、“楽曲をみんなでシェアしたい”“自由に味わってほしい”という意味が込められているそうですね。はい。the peggiesの活動が止まった後は、「もう表に立って活動しなくてもいいのかな」と思っていたんですよ。その頃にKANA-BOONの曲(「ぐらでーしょんfeat.北澤ゆうほ」)に参加させてもらって、音楽の関わり方について改めて考えて。そのときに「私にとって音楽は、人とつながるためのツールでもあるんだな」と思ったんですよね。Q.I.S.として初めてのアルバムを作ることになったときも、自分のなかに芽生えている感情にしっかりフォーカスを当てたかったし、そのなかで出てきたのが『DINING』というタイトルだったんです。たとえばライブだったら、お客さんに楽しんでもらうのはもちろん、私自身もQ.I.S.の音楽を楽しみたいなって。――『DINING』に収録されている曲は、既にライブで演奏されている曲が中心だとか。新曲(「チリとトマトfeat.稲生司」)以外は全部そうですね。初めてのワンマンライブ(2023年12月26日/東京・渋谷WWWX)のために書いた曲もあって。「鳴らせ BAD BIRTHDAY」はライブの1曲目のために作ったので、アルバムでも1曲目にしました。制作のスケジュールはけっこう大変だったんですけど、ライブでやり慣れている曲ばかりだったのですごくスムーズでしたね。7曲目の「僕等讃歌」、8曲目の「YELLOW」はthepeggiesの2019年のツアーのために作った曲なんです。ファンのみなさんも「いつ聴けるようになりますか?」って気にかけてくれていたので、音源に出来てよかったなって。――「へいへいらぶらぶばいばい」「スローモーション」などもそうですが、大切な存在との別れ、新しい出発を歌った曲も印象的でした。確かにQ.I.S.になってからの曲は“別れ”を歌ってる曲が多くて。ラブコメのタイアップとかではハッピーで楽しい曲も書いてきたんですけど、自分の経験をそのままアウトプットするときは、“楽しい”よりも“失敗しちゃった”“お別れした”みたいな状況を描く曲が増えていくんですよ。あと、たくさんの人に伝えることを意識し過ぎないようにしていて。「わかりづらいかもしれないな」とか「キャッチーじゃないかも」ということも気にせず、直接的な表現をするというのかな。ソロ1年生ですけど、本来の自分のワード感覚を思い出す期間にしたいという気持ちもありました。――ストレートで率直な表現を意識している、と。そういうモードになったのは、どうしてなんですか?私、この世に存在するもののなかで、いちばん好きなのが音楽なんですよ。無理したり、自分自身を隠しながら続けていると、いつか音楽のことを好きじゃなくなっちゃう気がして。Q.I.S.を始めたときは「キッズみたいな気持ちで、音楽をもう一度好きになりたい」という気持ちもあったし、「自分のためにやってる」というところもありますね。――素晴らしいと思います。アレンジも北澤さんがやってるんですよね?そうです。以前はバンドメンバーがいたし、アレンジャーの方に入ってもらうこともあって。私は作詞・作曲に集中していたんですけど、『DINING』に入ってる曲は自分でアレンジしたんですけど……大変でした(笑)。1年前くらいにベースを買って、デモも自分で作って。レコーディングのときは、ミュージシャンの人たちに「こんな感じで弾いてほしい」と伝えながら演奏してもらいました。――Q.I.S.は作詞・作曲・編曲を自分でやるということですか?いえ、人にやってもらっても全然いいです(笑)。クリエイティブの中心にいたい気持ちはあるんですけど、全部自分でやりたいと思っているわけではなくて。尊敬する、信頼しているミュージシャンを誘って、みんなで作りたいという思いがあるんですよね。――新曲「チリとトマト feat.稲生司」には、Mr.ふぉるての稲生司さんをフィーチャー。ソロ活動をはじめたときから、フィーチャリングをやってみたいという構想があったんですよ。the peggiesで(活動休止前に)最後に対バンしたバンドがMr.ふぉるてで、それ以来、仲良くさせてもらっています。司くんのボーカルもすごく好きだし、一緒に歌ったらどうなるかな?と思ってお願いしました。「チリとトマト」はタイトルを先に決めたんですよ。チリトマト味のカップヌードルが好きだったので(笑)。――9月から10月にかけて、Q.I.S.として初のワンマンツアーが開催されます。ライブに対するスタンスも、この1年で変化があったのでは?すごくありました。最初は「あんまりライブをやらなくてもいいかな」と思ってたんですよ。the peggiesはライブが難しかったというか、「これでいいのかな」って迷いながらやっていたところもあって。ライブで自分を表現することについて、そこまで自信を持てなかったんです。なのでQ.I.S.を始めたときも、「クリエイティブに集中するやり方もあるのかな」と思ったんですが、何回かやってみたらどんどん楽しくなってきて。この数か月は「もっとやりたい」という感じになってます。100%自分を解放できてる感じがあるし、「私、こんなふうにステージで自分を表現できるんだ」という発見もありましたね。――ワンマンツアーの『Queens Is Within You』というタイトルについては?直訳すると“あなたのなかに女王はいるよ”という意味なんですけど、これはQ.I.S.という名前にもつながっていて。Q.I.S.は“Queens In Sweaters”の略で、“みんな、生まれながらにして女王なんだよ”“着飾らなくても、セーターやスウェットを着てても、あなたは主役だよ”というコンセプトなんです。自信をなくしたり、自分を否定しそうなる毎日かもしれないけど、あなたは本来、主役であり、女王。ライブを観ることで、そのことを思い出してほしいなと思って、『Queens Is Within You』というタイトルにしました。“私は主役で、みんなは脇役”ではなくて、みんなが主役なんですよ。――素敵なメッセージですね!アルバム『DINING』の曲を聴けるのも楽しみです。めちゃくちゃカッコいいライブをやっているし、心の底から観てほしいなって思います。そういう気持ちでツアーを迎えられること自体が幸せだなって。ファイナルの恵比寿リキッドルーム(10/1)はthepeggiesでもよくやっていたので、今回もがんばりたいです!――Q.I.S.の今後の活動にも期待してます!最初にも言いましたけど、この1年、本当にいろんなチャレンジをしてきて。ワンマンツアーのなかでも、やりたいことや新しい興味が出てくると思うので、スピード感を持って表現していけたらいいなと思ってます。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入りチェキを3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<ライブ情報>『Q.I.S. presents “Queens Is Within YOU”』9月15日(日) 愛知・名古屋JAMMIN’9月21日(土) 宮城・仙台MACANA9月27日(金) 福岡BEAT STATION9月29日(日) 大阪・umeda TRAD10月1日(火) 東京・恵比寿LIQUIDROOMチケット:全自由5,500円(税込)※別途ドリンク代が必要()<リリース情報>1stアルバム『DINING』9月4日配信リリース9月15日(日) 会場限定CD販売【収録曲】1. 鳴らせ BAD BIRTHDAY2. へいへいらぶらぶばいばい3. スローモーション4. 革命前夜にキスして5. BAD BYE BABY6. チリとトマトfeat.稲生司7. 僕等讃歌8. YELLOW公式サイト:
2024年09月09日Text:吉羽さおりPhoto:石原敦志2021年2月に始動したばかりでありながら、デモ音源やサーキットイベント出演を通じ、極上にキャッチー、そしてポップなサウンドでメキメキと頭角を表している男女ツインボーカルの3ピース・メロディックバンド、COPES。7月にリリースした初の全国流通盤となる1stアルバム『FORTH』には、衝動やエネルギーのかたまりといえるノイジーな曲からフレンドリーなメロディで歌い騒げる曲、またうつむく顔を上向かせてくれたり、思わず笑顔になってしまう明るい曲がこれでもかと詰まっている。陽性で、ちょっぴりほろ苦さもある、その塩梅が絶妙なバンドだ。アルバムを携えた全国ツアーを目前に控えた3人に、COPESの成り立ちや今の思いを聞いた。──今回がCOPES初インタビューということなので、まずはバンドの成り立ちから教えてください。カメイナナコ(g/vo)私としいなは、ネットのバンドメンバー募集サイトを通じて出会ったんです。お互いに男女ツインボーカルのメロディックバンドをやりたくて、好きなバンドが似ていたので一緒にやってみようかとなったのが始まりでした。カメイナナコ(g/vo)──実際に初めて会ったときの印象って覚えてますか。カメイ最初私はどうなのかなって怪しんでいたんですけど──。しいなゆうき(b/vo)いや、怪しくはないだろ!カメイ明るくて、話しやすいから一緒にバンドをやってもいいのかなっていう感じで。その場で次のスタジオも決めた記憶があります。まだドラムがいない状態でスタジオに入っているので、わけわかんない感じでしたけど(笑)。しいな最初はLONGMAN(ロングマン)の曲をコピーしようって言うので、ドラムレスで合わせました。──ちょたさんは元々はサポートドラムだったということですが、COPESとはどんなふうに出会っているんですか。ちょた(ds)サポートドラムとして1年10カ月やって、今年の5月にバンドに加入したんですけど。元々は別のバンドをやっていて、COPESとは対バン予定が何度かあったんです。ただ僕の前のバンドもCOPESも、お互いどちらかがキャンセルになってしまうことが続いて、結局対バンすることはなくて。あるとき、元々はCOPESも出演予定だったけどキャンセルになったライブの打ち上げにしいなだけ参加していて、そこで初めて挨拶をしたんです。そのときはそんなバンドがいるんやっていうくらいだったんですけど、その後共通の知り合いを通じてサポートをお願いされたんです。じゃあ、やってみるかという感じで。ちょた(ds)──引き受けたのはふたりと音楽性が近かったり、合いそうだなというところがあったんですか?しいなやっていたことは全然違うんですけどね。ちょたメロディックは好きは好きだったんですけど、僕の前のバンドはギターロックで、どちらかというともっと歌寄りの感じだったんです。カメイとにかくツービートが叩けるドラマーを探していたんです。しいなそれまでなかなかドラマーが安定しなくて。サポートもコロコロ変わって、1週間に3人のドラマーとスタジオで合わせたりしたこともあって。毎ライブでドラマーが違うこともあったんです。安定してできるサポートドラマーを探している中で、ちょたが前のバンドを抜けるっていう噂を聞いたので。カメイこれは!と思って。──一緒にやってみて、いい感触がありましたか。ちょたまずライブを観たことがなかったので、一度COPESが出ているサーキットライブを観に行ったんです。これがめちゃめちゃヘタクソだったんですけど、めちゃめちゃ盛り上がってるなっていう印象で(笑)。それはそれで面白かったんですよね。初めて一緒にスタジオに入ったときも、やっぱめっちゃヘタじゃんっていうのはあったんですけど。しいな(笑)。ちょた僕が楽器の講師とかもやっているので多少教えられるところもあったし、いけそうだなっていう気持ちがあったのでそのまま1年10カ月サポートを続けたんです。──しいなさんとカメイさんは、バンド初心者みたいな感じだったんですか。しいなそうですね、ちゃんとやるのはこのバンドが初めてで。(カメイは)僕と初めてスタジオに入る2日前くらいに、今使っているレスポールを購入しているんですよ。カメイ元々ガールズバンドをやっていたんですけど、ギターですとは言い切れないくらいの技術力でやっていて。いざメロディックをやるぞっていうのでまずは形から入ろうと思って、急いで楽器屋に走ってとりあえずギブソンかなって感じでギターを買って。曲を作るのにMacBookが必要かなって思って、MacBookも買いました(笑)。──勢いがいいですね。とにかくバンドやりたい、バンド楽しいっていうのが先走っていたと。カメイまさに衝動が先でしたね。──活動をしていく中で、この曲ができたから、バンドとして進んでいけたっていうターニングポイントになった曲はありますか。カメイアルバムにも収録したんですけど、やっぱり「winner」かな。しいな王道のスカも入っていてツービートもあって、明るくて、まさにメロコアっていう感じなんですけど。初めてちゃんとした人に撮ってもらったMVが「winner」で。再生回数も知名度がないなりに1万回再生とかいったんですよね。それで明るい曲調で、男女ボーカルのバンドだって認知してくれる人が増えたし、ライブに遊びにきてくれる母数も増えていったのかなという印象ですね。元々この「winner」のタネとなったのは、2019年末の『COUNTDOWN JAPAN』に行ったときに、明け方5時くらいに観たLONGMANに衝撃を受けてしまったからで。音源は聴いたことはあったんですけど、ライブで観るのが初めてで。やばい!って思って。そこでインスパイアされて、「winner」のタネができたんです。──そのLONGMANとは既に対バンもしてますよね。しいな今年に入って対バンをして仲良くなれて。もう──感動しました。カメイ初対バンまでは長かったですけど、一回対バンをしたらそこから何度か対バンが決まっていったのが、うれしかったですね。しいなそんなことあるんだっていう。──その曲のタネから形になるまでは結構じっくりと温めた感じですか。しいな当時はまだバンドも組んでいなかったので。作りたいと思っても、機会もなかったからだいぶ温めた曲ではありました。カメイあとこの「winner」では、お客さん発信だったんですけど、“winner winner”というフレーズのところで“W”のハンドサインを作ってのってくれるというのがあって。そういうのが生まれたのもターニングポイントというか、みんながライブの一体感を出してくれた曲だなっていう感じで。しいな最初はふざけてやったみたいな感じだと思うので、まさかこんなに広がるとは思わなかったですけどね。徐々にサーキットイベントとかに出られるようになって、絶対に初めて観る顔なのにやってくれている人がいるんですよ。多分ライブ映像を観てくれて、認知してくれたのかなって思っているんですけど。しいなゆうき(b/vo)──徐々にライブの景色が変わってくることで曲作りでの変化はありましたか。カメイだいぶ曲調は変わりました。最初はメロコア、メロディックをやるっていうイメージで組んだから、もっとツービートの曲が多かったし、英語詞も多かったんです。でもやっていくうちに、できる曲が裏打ちとかスカとかが多くなって、うちらの強みもそこだなっていうのに気づいてからは、ちょっとシフトチェンジというか。しいな日本語で歌った方がやっぱりスッと入るのかなっていうのは、少し前くらいから感じていますね。それこそちょたがサポートをしてくれるようになったくらいから徐々にシフトチェンジをしていって、今では日本語の歌詞を中心に曲作りをしている感じです。──1stアルバム『FORTH』についても伺いたいのですが、まずはリードトラック「E•I•E•I•O」は、一度は聴いたことがあるだろうおなじみの童謡のフレーズを用いた、キャッチーでフレンドリーな曲ですが、どんなふうにできた曲ですか。しいな出だしの部分からスッと入ってくる曲って、みんなどんな曲なんだろうって思うじゃないですか。そういう曲を狙って、挑戦してみようと思って童謡のフレーズを入れて作ってみました。──なぜこの“E•I•E•I•O”のフレーズになったんですか。しいな昔のバラエティ番組でやっていた“イヤイヤヨゲーム”っていう──芸人さんがこの音楽に合わせて嫌なことを言うみたいなゲームがあったんですけど。それがなぜかYouTubeのおすすめに上がってきて観ていたんです。嫌なことを言って、イヤイヤヨーっていう振りをするんですけど、これ曲にしたら面白いかもなって思ったのがきっかけで。イヤイヤヨーのセリフは使いたかったので、何をして嫌なのか、自分の苦手なことを書いていったらこの歌詞になりました(笑)。──キャッチーで聴いたり、口ずさんだりするとなぜだかハッピーになっちゃう感じがありますよね。今って世の中にシリアスな歌がたくさんあったりしますけど、そういう中で我を忘れてハッピーになれる、肩の力が抜けたお気楽な明るさがある。そういう感覚っていうのは、目指すところでもあるんですかね。しいな明るい代表みたいな感じになれたらうれしいですね。ちょた恋愛ソングとかはないしね。しいな恋愛系の曲は書けないので。無理です!恥ずかしくなっちゃうので。カメイアルバムには「ウォーアイニー」とか恋愛っぽい曲はあるんですけど。今流行っている恋愛の曲って、もっとリアルで生々しい曲が多いじゃないですか。しいな苦手なんですよね、みんなが共感できる歌詞が流行っているのも分かっているし、共感されてそこで広がっていくのも分かるんですけど。音楽をするなら体を動かせて楽しい方がいいって、自分は思っているので。それが音楽の行き着く先じゃないですけど、自分の音楽はそれが一番上にあるんです。リアルな恋愛の曲というよりは、こういう明るい歌詞でとにかく楽しくなってほしいということに重きを置いてやっているかなと思います。──カメイさんが書く曲はまた違った面も持っていそうですけど。カメイ私はハッピーになろうって思って作っていなくて(笑)。どちらかというとネガティブというか、ちょくちょく落ちちゃうことがあるんですけど。落ちた先でそれを吐き出すように書くので。嫌なことがあればあるほど書けるんです。最近はハッピーなことの方が多いので、筆が止まっちゃってますけど(笑)。──1曲目の「song」なんてまさにそういった心から溢れ出た気持ちが形になったような曲ですね。しいな「song」はコロナ禍の真っ只中に作っているから余計にそうで。カメイ緊急事態宣言が出て家にいるときに、いろんなライブ映像がネットに上がっていて。自分はキッズだったから、ライブとかサークルモッシュとかが大好きで、その時代を思い出しながら映像を観ていて。早くやりたいなとか楽しみだなっていうより、もう一生できないのかなって考えちゃってたんです。なので、ライブでいつか歌えるような日を夢見ながら曲を書いた感じだったんです。──書いた当時はコロナ禍での気持ちを綴ったものだと思いますが、今回のアルバムの1曲目ではまた新たな意志を持った曲としても響きます。カメイそうですね。「song」と「winner」は結成当初からある曲で、今回アルバムで再録したんですけど、ライブでみんな盛り上がってくれるので。最初に出した1stデモが「song」で始まっているので。アルバムも「song」から始めたいっていう思いはありました。──「forth」はさらに現在進行形の今の思い、走り出したバンドのエネルギーが詰まったアンセミックな曲になりました。しいなこの「forth」を作った時点では、まだちょたが正式加入するとは決まっていなかったんですけど。ちょたがサポートしてくれた昨年のツアーが終わってちょっとずつ状況が良くなっていっているのを肌で感じていて。お客さんが増えたり、呼ばれるイベントが大きくなっていったりしていて、まだまだここから進めるな、前に行けるなって思えたツアーだったんです。そのツアーを経て初めて書いた曲が「forth」で。何度も何度もヘタクソと言われ、ヘタクソと怒られ、対バンのやつらにはなめられ、でも“そんなこと知らねぇよ、ここからやってやるよ!“って思いで書いたのが、「forth」なんですよね。聴いた人の背中を押すような曲ではあるんですけど、自分たちの背中を押すために作った曲でもありますね。──9月13日からはアルバム『FORTH』を携えた全国ツアーがスタートします。ツアーへの思いも聞かせてください。しいなメロディックバンドもいればロックバンドもいて、これまで対バンしてきたバンドも、初めて対バンするバンドもいるんですけど。COPESはどんなジャンルに混じっても戦えるようなバンドになりたいと思っているので、いろんなバンドと対バンできたらと思って今回のツアーを組んでいます。初めてのアルバムのツアーでもあるので、すごく楽しみです。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>1stフルアルバム『FORTH』発売中価格:1,980円【収録曲】1.song2.forth3.E•I•E•I•O4.remember5.crazy6.ウォーアイニー7.will8.place9.proof10.winner11.NEET (CDのみ収録)<ツアー情報>『COPES 1st Full Album FORTH Release Tour』9月13日(金) 新宿 ACBゲスト:OwL9月18日(水) 高松 TOONICEゲスト:PAIL OUT/CHINESE HOODIE/WET DREAM9月19日(木) 神戸 太陽と虎ゲスト:PAIL OUT/CHINESE HOODIE/カライドスコープ10月4日(金) 仙台 FLYING SONゲスト:THE JAPANESE PRIDE/ジ・エンプティ/FUNNY THINK10月15日(火) 福岡 Queblickゲスト:May Forth/ALBRIGHT KNOT/怪獣ピクルス10月21日(月) 横浜 FADゲスト:RAINCOVER/かずき山盛り11月14日(木) 千葉 LOOKゲスト:RAINCOVER/AFTER SQUALL/Stain hung over11月29日(金) 心斎橋 BRONZEゲスト:後日発表11月30日(土) 名古屋 RADゲスト:後日発表12月9日(月) 渋谷 O-Crestゲスト:後日発表【チケット情報】前売3,000円※別途ドリンク代必要()COPES公式サイト:
2024年09月04日演歌歌手の石原詢子が12日に自身のアメブロを更新。母親が急死した18日後に永眠した父親について回顧した。石原は「父と母が亡くなってから、この夏で29年の歳月が流れました」と書き出し「父や母のことだけは鮮明に、、今も思い出せます」とコメント。「うちは父がとても厳しかったため、父が作った規則に家族全員がきちんと遵い、父の言うことは絶対でした」と生前の両親と過ごした当時を振り返り「そんなとがってた父も、歳を重ねるごとに丸くなり身体を壊してからと言うもの、威厳に満ちた父の姿は変わっていきました」とつづった。続けて「7月25日に母が心臓の病で急死。母が亡くなってからの父は魂の抜け殻のようで、口を開いては母の名前を呼び」と母親が亡くなった後の父親の様子を説明し「私はそんな父を残して仕事に行かなくてはいけなくて、本当に後ろ髪を引かれる思いでした」と回想。さらに「よほど母が恋しかったのでしょう 母が亡くなって、わずか18日後に永眠しました」と両親が相次いで他界したことを明かした。また、両親の夫婦仲が良かったことを説明し「父は母のそばに逝けて幸せだったでしょう」とコメント。「今は母を見つめる父の優しい笑顔の顔しか浮かんできません」と写真とともに述べ「遠いお空からこれからも私たち兄妹弟を見守っていてね!墓前で約束したとおり、もう少し頑張るからね!」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年08月13日お笑いコンビ・土佐兄弟の兄の卓也が4日に自身のアメブロを更新。後輩芸人の結婚を祝福した。卓也は「今日は午前中から後輩芸人、こゝろ山出谷の結婚式!」とお笑いコンビ・こゝろの山出谷怜門の結婚式に参列したことを報告。挙式での感想を「挙式で隣が岡田さんで感動薄れたけどずっと最高の気持ちだった!」とつづり、披露宴では相方の荒木誠也が司会を務めたことを明かした。参列者には「岩井さんや池崎さん、ベリーグッドマンのロバーさんをはじめワタナベやいろんな事務所の芸人多数!」と報告し「笑いと涙で最高のウエディング!」とコメント。二次会では卓也自身が司会を務め「芸人の凄まじい面白さと、アーティストの圧巻ステージ」があったことを明かした。最後に「とにかく、山出谷おめでとう!!!お幸せに!」と、新郎への祝福の言葉を添えて、ブログを締めくくった。
2024年08月06日土佐鶴酒造株式会社(本社:高知県安芸郡安田町、代表取締役社長:廣松 慶久、以下 土佐鶴)は、高知発のキモかわご当地キャラ「はりまとやばし」とコラボしたカップ酒を、2024年7月24日(水)に土佐鶴オンラインショップで販売開始いたします。はりまとやばし×土佐鶴酒造のコラボ商品新発売「土佐鶴オンラインショップ」 ■商品情報名称 : はりまとやばし×土佐鶴 コラボカップ酒販売(出荷)開始日: 2024年7月24日(水)販売料金 : 440円(税込)URL : はりまとやばし×土佐鶴 コラボカップ酒■高知の新ご当地キャラ「はりまとやばし」長年、がっかり名所と言われてきた高知市中心部にある「はりまや橋」。そのはりまや橋の名誉挽回のため誕生したのが、ちょっと不気味な、でもよく見ると愛嬌がある?キモかわキャラクター「はりまとやばし」。ご当地のはりまや橋はもちろん、高知全体を盛り上げるために色々な活動をしています。■コラボに至った背景土佐鶴の創業250年を記念し、昨年11月3日(金)に開催した「創業250年 土佐鶴フェスin中央公園」。土佐鶴の吟醸酒やおつまみの販売ブースは長蛇の列ができるほど多くの方にご来場いただき、大盛況のうちに終了しました。その土佐鶴フェスを盛り上げようと応援に駆けつけてくれたのが、この「はりまとやばし」。会場の一角に土佐鶴ネオンとはりまや橋をモチーフにしたパネルを設置し、その前に現れた「はりまとやばし」の二人と写真が撮れる撮影スポットは、興味津々の親子連れやSNSでの「映え」を狙った若い女性客で大きな盛り上がりを見せていました。この土佐鶴フェスをきっかけに「はりまとやばし」との交流が始まり、この度コラボ商品を企画、発売することとなりました。「創業250年 土佐鶴フェスin中央公園」に駆けつけてくれた「はりまとやばし」イベントを盛り上げる「はりまとやばし」■新発売「はりまとやばし×土佐鶴 コラボカップ酒」の2つの特徴1. ビビッドな色合いが特徴的なラベルデザイン暗闇から浮かび上がる独特の明かりが魅力的な土佐鶴ネオン看板をバックに、はりまや橋に立つ「はりまとやばし」をレイアウトした、高知の夜が凝縮されたような色鮮やかなラベルデザインです。ビビッドなネオンデザインが目を引く特別ラベル2. お土産にもピッタリな手軽さ、蔵出しならではのフレッシュな味わい手軽なワンカップ180mlサイズで、中身は土佐鶴・新酒の蔵出し風味をそのままに氷点下で生貯蔵した、新鮮な風味とスッキリとした味わいが楽しめるお酒です。薬味をきかせた新鮮なアジのたたきや、香ばしい鮎の塩焼きなど、高知らしい肴と相性抜群です。■「品質第一・誇れる品質の酒を造れ」を貫き続ける土佐鶴酒造株式会社について土佐鶴の創業は江戸時代の安永2年(1773年)にまで遡ります。以来、「品質第一・誇れる品質の酒を造れ」という社是は脈々と受け継がれ、昭和30年(1955年)に現在の会社組織になってからも「淡麗にして旨い辛口」の品質を磨き続けています。土佐鶴のれん■会社概要商号 : 土佐鶴酒造株式会社代表者 : 代表取締役社長 廣松 慶久所在地 : 〒781-6421 高知県安芸郡安田町安田1586設立 : 1955年12月事業内容 : 清酒・焼酎・リキュールの製造、販売資本金 : 4,960万円ホームページ: Instagram : 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】土佐鶴酒造株式会社TEL:0887-38-6511お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月24日Text:ヤコウリュウジPhoto:石原敦志PK shampooのフロントマン、ヤマトパンクスがプロデュースするサーキットイベントPSYCHIC FES(サイキックフェス)の第2回が地元である大阪・心斎橋エリアにて8月4日に開催される。昨年11月に東京・新宿エリアで行われた第1回もそうであったが、ジャンルや世代を超えて様々なアーティストと交流を深めるヤマトが発起人だけあって、出演者は他に類を見ないほど多彩。各ライブハウスでとんでもない熱量が生み出されることだろう。今回はそのヤマトがライブにおける初期衝動を食らったTHE BACK HORNから山田将司、お互いに前身バンド時代からの付き合いだというオレンジスパイニクラブからスズキユウスケとスズキナオトに集まってもらい、その出会いや印象からPSYCHIC FESへ向けた意気込みまでゆるりと語り合ってもらった。――まず始めにPSYCHIC FESについて主催であるヤマトさんから簡単に説明していただいてもいいですか?ヤマトパンクスノンジャンル、世代もジェンダーも超えて、僕が好きなアーティストだったり、友達だったりをサーキットって形にまとめてみよう、というのが主旨と言えば主旨ですね。――昨年11月に第1回が東京・新宿にて開催され、今回は地元である大阪。規模もパワーアップした感があります。ヤマトそれこそ、第1回のときは「赤字になるだけやろ?」みたいに言われたりもしたんですけど(笑)、第2回は改善点を踏まえつつ「当然やるっしょ!」みたいなところもありましたね。ヤマトパンクス(PK shampoo)――その第2回に向けて、というところで座談会を行うわけですが、この3組の関係性は以前から深いんですか?山田将司オレスパとPKはどうなの?スズキユウスケ付き合い自体はすごく長いんですよ。8年ぐらい前、バンドを始めたばっかりのときに一緒にライブをやったり。僕らが改名する前、The ドーテーズ時代のときですね。ヤマトウチらも(前身バンドの)トラッシュノイズだったし。ただ、知り合ってからは長くて、歳もユウスケとは一緒なんですけど……今日、服かぶってない?(笑)一同ハハハハ(笑)。ユウスケちょっとやっちゃったな、と思った(笑)。ヤマトそれは置いといて(笑)、2回ぐらいThe ドーテーズと対バンしてるんですけど、お互いにちょっと尖ってたというか、話しかけても「あぁ? 知らねえよ」みたいな(笑)。ナオトなんか、その場からいなくなってたり。スズキナオトたしかに(笑)。スズキナオト(オレンジスパイニクラブ)ヤマト(呼べた)お客さんもお互いに0人で、(The ドーテーズは)茨城から大阪に来てるし、せめて仲良くなるしかないと話しかけてるのに、ユウスケは缶ビールをめっちゃ偉そうに「600人呼んだ!」みたいな顔で飲んでて(笑)。一同ハハハハ(笑)。――そうなると、密接になったのは少し経ってからだったんですか?ヤマトThe ドーテーズがオレスパに改名して、僕もPK shampooとしてバンドを組み直して、お互いに曲調もガラッと変わったし、そこで波長も合いましたね。――オレスパのおふたりと山田さんは茨城出身という共通点もありますよね。山田もともとバンド名は知ってて、2、3年前、カメラマンをやってる友達に誘われてオレスパのワンマンを恵比寿LIQUIDROOMへ観に行ったんですよ。楽屋でちょっと話もしたんですけど、それが最初ですね。いいバンドだなと思いましたよ、キラキラしてて。――そこから交流が生まれたような。ユウスケでも、会うのはそのとき以来だったりもして。山田そのとき、なぜかオレスパのグループLINEにオレも加わって(笑)、飲みに行こうみたいな話はしてたんですけど、タイミングも合わず。――じゃあ、これを機にもっと深くなればいいですね。ユウスケホントにそう思ってます。スズキユウスケ(オレンジスパイニクラブ)――PK shampooとはどうなんですか? ヤマトさんと仲よさげな雰囲気ですけど。山田バンド同士の繋がりはまだなくて。ヤマトとは飲みの場で2、3回かな。ヤマト「音楽と人」という雑誌の編集長で金光さんという人がいて、一緒に飲んだり、取材してもらったりしてるんですけど、よく酔っ払った金光さんが僕を大御所に会わせようとするんですよ。「お前を殴ってもらうんだ!」とか「TOSHI-LOW(BRAHMAN)を呼ぶ!」って(笑)。山田ハハハハ(笑)。ヤマトで、その金光さんと(山田)将司さんのところへ合流し、一緒に飲ませてもらって。その後はカラオケへも行ったりして。山田あぁ、行ったね。山田将司(THE BACK HORN)ヤマトベロベロに酔っ払ってるから、今になって考えたら何してんねんって思うけど、(THE BACK HORNの)「コバルトブルー」を「歌ってくださいよー!」って入れたり(笑)。一同ハハハハ(笑)。ヤマト僕が1番、将司さんが2番という……せめて1番を歌ってもらえばよかったなと思うんですけど(笑)、そこから何回か一緒に飲ませてもらい、今度ツーマンにも誘ってもらったり。――もともと、PK shampooの存在は知ってたんですか?山田噂は聞いてました。それこそ、金光さんから「やべえヤツを連れて行くから」と言われてたし(笑)。当時、SNSとかでいろんな奇行も知りつつ(笑)、営業妨害になっちゃうかもしれないけど、喋ると芯のある真面目なヤツなんで面白いと思いましたね。――そんな縁のある2組に声をかけての座談会という。ヤマト大阪でもPSYCHIC FESに向けた対談をやらせてもらって、それはガガガSPの(コザック)前田さん、ハヌマーンをやられてた(山田)亮一さんとだったんですけど、東京でこの組み合わせにしたのも自分的にはかなり意味があって。紐解いていくと、高校3年生のとき、友達に使ってないiPodをもらって、そこに入ってたのがガガガSP。で、大学では落研に入って落語をやろうと思ってたんですけど、つまんなそうなヤツしかいなかったので(笑)、隣にあった軽音部に入り、そこで先輩に教えてもらいながら初めてコピーしたのがハヌマーン。その後、友達にチケットが2枚あるからライブを観に行こうと誘ってもらったのがTHE BACK HORN。大学3年のときに自分でバンドを組んで、ほぼ初めてぐらいに対バンしたのが当時はThe ドーテーズだったオレスパ。完全に僕中心の話でしかないんですけど、PSYCHIC FESが大阪の地であるので、こういうのも面白いのかなって。――自分のスタート地点にあるバンドに声をかけての座談会。いい話すぎてどこまでホントなんだろうかとは思うんですけど。ヤマトホントですよ!(笑)――そうですよね(笑)。ちなみに、そのときのTHE BACK HORNのライブって憶えてます?ヤマト大阪のZeppで9mmとツーマンでしたね。山田あぁ、あったな。ヤマトそれまで友達のコピーバンドを観に行くぐらいしかなかったから、モッシュやダイブも起きてて、曲がどうとか言うより「何だこれは!」となって「すぐ帰りたい!」となったのを憶えてます(笑)。>ユウスケ「怖い! 怖い!」って(笑)。山田初めてだと雰囲気に圧倒されちゃうよね。――ヤマトさんにとってライブの原体験ですよね、それ。ヤマト衝撃が大きかったというか。そこから自分でバンドをやっていく中であれがカッコいいモノだというのはわかっていくんですけど、いちばん最初の衝撃でしたね。――PSYCHIC FESはヤマトさんがカッコいいと思ってることが基本にあるんですよね。ヤマトもちろん、もちろん。――では、オレスパのいいところはどこだと思ってます?ヤマト2、3年前かな、当時は家がすぐ近くだったんですけど、朝4時ぐらいに急に呼ばれて、長財布をパタッと開いたぐらいのサイズの人生ゲームをふたりでやったりしてて(笑)。ユウスケコンビニで1000円で売ってるヤツですね(笑)。ヤマトどんだけちっさい人生なんだ、って(笑)。まあ、どこがいいと聞かれてもあんまりわかんないんですけど……「オレはもうダメだ」みたいなことも言い出したりするし(笑)。ユウスケ相談とかもしてたんですよ。話をちゃんと聞いてくれるから。――ユウスケさんから見たヤマトさんは?ユウスケちゃらんぽらんしてますけど、意外とちゃんとしてるところがあって。ふたりで飲むと音楽に対してストイックな部分があることもわかる。メロディーもいいし、ちゃんと音楽できるんだな、って。ヤマトお互いに同じような感じで思ってるんですよ。山田ヤマトは音楽家感があるよね。ユウスケありますよね。ただ遊んでるだけじゃないんだな、って。ヤマトそりゃ、そうやろ、みんな(笑)。ナオトでも、意外じゃないですか。この感じであの曲を書けるっていう。歌詞もそうですけど、そのギャップにやられるなって毎回思いますね。ヤマト僕もナオトが書いた曲を聴くと「何でこんなヤツが!?」って思うんですよ(笑)。一緒に酒を飲んでグッチャグチャになったりしてるところをたくさん見てるから。「そんなことを考えてた?」と感じたりもしますからね。――この中だと山田さんは先輩になりますけど、どういう存在なんですか?ユウスケもう、かなりレジェンドすぎて。バンドを始めたころにROCK IN JAPANでライブを観てたし、地元にもTHE BACK HORNに影響されたバンドがいますし。ナオトめちゃくちゃいますね。ユウスケ「ひとりごと」って曲があるんですけど、あれにもすごく衝撃を受けて、今日も聴いてきました。山田インディーズ時代の曲だから、24年前かな。水戸LIGHT HOUSEであの曲終わりのライブがあったんだけど、いちばん最後にリズムに合わせて床をぶん殴っちゃって(笑)。ユウスケマジっすか!?山田手の甲の骨が折れたことがある(笑)。だいぶマニアックな曲も知ってくれてるのがうれしいな。ユウスケナオトとふたりでめちゃくちゃ聴いてましたよ。――ヤマトさんにとっては?ヤマト僕も大好きで尊敬もしてるんですけど、カラオケで「コバルトブルー」を入れちゃうぐらいというか……将司さんの人柄が優しいからこそ、というのもあるし。ただ、ウチのギターの(福島)カイトが将司さんを神格化してて。それこそ、ツーマンが決まった連絡をしたら「喋れなくなるからやめて欲しい」って言ってたり(笑)。――対バンの当日、どうするんですか?ヤマトだから、来ないと思います。一同ハハハハ(笑)。ユウスケダメでしょ、そんなの(笑)。ヤマトでも、THE BACK HORNを追っかけてたバンドもPSYCHIC FESにはたくさんいますし。むしろ、なんで出てくれたのかな、と。山田いや、さっきも言ったけど、ヤマト自体が面白い人間だと思ってるし、PKの音楽も素晴らしいしさ。曲の持ってる哀愁の感じだったり、コードもちゃんと音楽を知ってる人の使い方をしてるし。逆にオレらも後輩のバンドと絡む機会も減ってきてるから、ありがたい話なんだよね。――ただの酒飲みではない、と(笑)。山田そこもまた、天才っぽい感じが出ちゃってますけどね(笑)。――山田さんって、結構いろんなライブへ足を運んでますよね。山田いろんなライブを観るようにはしてますね。2017年ぐらいから結構行くようになったんですけど、もう(バンドを)20年ぐらいやってて、頭打ちじゃないけど、自分から観に行かないと空気感がわかんねえな、と思ったし。音はサブスクやYouTubeで聴けちゃったりもするけど、どういう人間がどういう顔でお客さんに対してどういうライブをしてるのか、を感じたかったんです。結局、音楽は人だと思ってるから、そいつからにじみ出るモノをちゃんと知りたいと思って。オレらも長くやってるから偉いわけじゃないし、戦ってるところは同じですからね。――現在、PSYCHIC FESは第5弾まで発表になっていますが、まだまだ増えるんですか?ヤマトそうですね。バンドは結構ほぼ決まってるんですけど、DJが増えるとか、そういうのもあって。――今のところ43組が発表になってます。山田そんなにいるんだ!?ユウスケ凄いな。ヤマトギャラだけで赤字になりそう(笑)。――グッズを売りましょう!ヤマトあと、同期なんでオレスパにはちょっと(ギャラを)下げてもらって(笑)。ユウスケ赤字ならしょうがない!(笑)――みなさん、出番の早さ・遅さだったりで好みはありますか?ヤマト僕はいちばん小さいところで最初にやりたいです(笑)。飲みながらいろいろ観たいし。山田たしかにそうだね。ヤマトちなみに、実際に最初に僕らが出ることを提案してるんですけど、拒否されました。――主催ですからね(笑)。もし、PK shampooが最初なら誰が締めるんですか?ヤマトそりゃ、THE BACK HORNですよ!あ、いや、逆がいいな。一同ハハハハ(笑)。――そして、PSYCHIC FESへ向かう中で、みなさんそれぞれ動きがありますよね。先ほども話に上がりましたが、THE BACK HORNが「KYO-MEI対バンツアー」の中でPK shampooを招いての2マンが7月21日に名古屋CLUB QUATTROであります。今回は若手バンドを呼んでますよね。山田そうですね。さっき言ったみたいの若い人たちが一生懸命にやってるのを感じ合いたいんですよ。――その前の7月3日にはデジタルシングル『修羅場』をリリース。山田なかなか後味の悪い曲ができたな、と(笑)。――人間の光と影というコンセプトシリーズの第1弾ということですが、罵声のような言葉も並び、カオティックな浮遊感もあります。山田影にフォーカスした曲なんですが、いろんな人に聴かせると、ヘッドホンを取った後に「あぁ……」ってため息が漏れるみたいで(笑)。ちゃんと描きましたね、今の人間社会を。――同日にはオレスパもミニ・アルバム『生活なんて』を発表します。ナオト結構パンク寄りな作品というか、初期の勢いみたいなところで作ったので、それこそPSYCHIC FESでも合いそうな曲が多いんです。ライブでやれるのが楽しみですね。――PK shampooもEP『輝くもの天より堕ち』を7月31日にリリースしますね。ロマンティックな曲もあれば、開き直って狂気と苛立ちをぶちまけた曲もあったり。ヤマトいつもリリースを延期したり、時間がかかってたから、それはやり方が間違ってるのかも、と勧められて初めて歌詞から曲を書いたんです。そうしたら、スルッと書けたりもして。ちょっと日記みたいなことを書いてたのをさらに日記にしてみた、みたいなところもありますね。――そのあたりの最新のサウンドも味わえるであろうPSYCHIC FES。では、最後に意気込みを聴かせていただけますか?ナオト前回も呼んでもらってたんですけど、すでにライブが入ってたんですよ。そのときは次回があるかどうかもわからないから、物凄く出たかったなと思ってたし。自分ららしいライブができたらな、と。ユウスケノンジャンルで年齢層も幅広いし、いろんな刺激も貰えると思うんで、変にカッコつけず、オレスパらしいライブができればと思ってますね。山田ヤマトとは酒の場から始まった関係ではあるけど、人間がオレはすごく好きなので。この人間が集めたからには絶対に面白いバンドしかいないと思うんです。このフェスを盛り上げる一員として、しっかりTHE BACK HORNらしいライブをしたいなと思います。ヤマト結局、僕が好きなバンド、好きな曲をやる人しか呼んでないし。このメンツが揃っていれば何をどうやってもいい日になることは間違いないんですけど、何よりも楽しみたいですね。<イベント情報>『PSYCHIC FES 2024』8月4日(日) 開場12:00 / 開演13:00会場:BIGCAT、SUNHALL、ANIMA、FANJ twice、Pangea、HOKAGE、BIGSTEP B1F大階段イベントスペース【出演アーティスト】(50音順)愛はズボーン、アルカラ、梅田サイファー、ジ・エンプティ、Order From Minor.、オレンジスパイニクラブ、ガガガSP、かずき山盛り、加速するラブズ、KALMA、キュウソネコカミ、クリトリック・リス、小林私、古墳シスターズ、さよならポエジー、ザ・シスターズハイ、時速36km、SuiseiNoboAz、そこに鳴る、多次元制御機構よだか、the dadadadys、超☆社会的サンダル、TENDOUJI、TEMPLE、東京少年倶楽部、トップシークレットマン、ドミコ、ネクライトーキー、No Fun、バックドロップシンデレラ、THE BACK HORN、PK shampoo、Hue’s、Black petrol、PURIKURA MIND、the bercedes menz、Mega Shinnosuke、目やに!、山田亮一、よさこいマン、夜の本気ダンス、RAZORS EDGE、LOSTAGE、浪漫革命【チケット情報】スタンディング:6,800円(税込)()イベントオフィシャルサイト: shampooオフィシャルサイト: BACK HORNオフィシャルサイト: オレンジスパイニクラブオフィシャルサイト: ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2024年07月19日Text:吉羽さおりPhoto:石原敦志ソウルやファンクをベースに多彩な遊びや華やかでカラフルなサウンドを展開し、酸いも甘いもある芳醇な日々を祝すような3rdアルバム『ugly beauty』から1年半、DENIMSの4thアルバム『RICORITA』は鮮やかでノリのいいサウンドはそのままに、勢いやほとばしるバンド感が形となった。前作からの流れにある視野が広がりや人生のあれやこれやの重みが詰まっているが、それが毎日を軽やかに動かすエネルギーになって、キャッチーに、エモーショナルに響いてくるアルバムだ。このインタビューでは、DENIMSと親交のある芸人で結成されたバンド・ジュースごくごく倶楽部のメンバーと共に、互いのバンドについて、またライブについて語り合ってもらった。──DENIMSの4作目となるアルバム『RICORITA』がリリースとなりました。これまでの集大成的な豊かさがありながらも、強い初期衝動を感じるアルバムだと思いましたが、バンドとしてはどのようなモードで向かった作品ですか。釜中健伍(vo/g)バンド歴も結構長くなってきて、癖というか、自分たちで凝り固まった感があったので。それを崩しつつも、これまでの経験があったからこそできる初期衝動みたいな感じでドカーンとやった曲もあったりという感じですね。曲をこねくり回さなくなって。前作よりもバンドらしさがあると言いますか。バンドのアンサンブルだったり、空気感をとくに意識したわけじゃないんですけど、結果的にそういう曲が多くて。バンドらしいアルバムになったなと思います。釜中健伍(DENIMS/vo/g)──アルバムは自身のスタジオであるOSAMI studio.で、レコーディングエンジニアはドラムの江山真司さんが手がけて制作していますが、自分たちのスタジオで録るというのは制作前から決めていたんですか。釜中アルバムにも収録されている「春告」(2023年3月)という曲をシングルを出したとき、自分たちのスタジオで録ってミックスだけ東京のエンジニアさんにお願いをしてるんですけど、そのやり方がうまくいって。そこからは流れで、このやり方でいけるやんってなったという感じでしたね。それで全曲録っちゃいました。──自分たちのスタジオでできるとなると、レコーディングのムードも普段とはまた違うものですか。岡本悠亮(g)そうですね、スピード感というか、録り漏れとかがあってもなんせ自分らのスタジオなのでいつでも録ったりできるので。ただ猫とかがいるんですよ。ちゃんとしたスタジオとかよりは防音とかも甘いところもあるので、めっちゃよく聞いたら猫の鳴き声とか入ってるかもしれない(笑)。岡本悠亮(DENIMS/g)釜中ヘリの音とかも入るよな?僕のおばあちゃん家の横の廃工場みたいなところに自分たちで作ったオンボロスタジオなんですけど、外にグッズとかが入っていた段ボールを置いていたら、そこで毎年猫が生まれてて。堂前タオル(ジュースごくごく倶楽部/b)へええ。岡本猫にとったらめっちゃええ物件やってなってるんやろな。釜中壁とかもちゃんと閉ざしてるんですけど、どこからから入ってきて生まれていて。──そんなほのぼのとしたところで作られていたアルバムとは(笑)。ジュースごくごく倶楽部は7月3日に2ndアルバム『ぎろりエンタイトル』がリリースとなりましたが、2作目のアルバムとしてテーマなどありましたか。堂前なんでしょうね、やっぱり初期衝動であり──。愛コーラ(ジュースごくごく倶楽部/vo)(笑)。愛コーラ(ジュースごくごく倶楽部/vo)あたし(ジュースごくごく倶楽部/key)初期衝動、使いたいなとは思ってたけども。堂前僕らはそこまで、こういうアルバムにしようとかはまだまだな段階で。とりあえず作った曲をどんどん入れている状態なので。でも、1枚目よりはそれぞれが上手くなってますね、技術面での成長が見られます。──曲を作り重ねていくなかで、何かジュースごくごく倶楽部らしさとして掴めてきているものはありますか。あたしこのバンドでは、自分らがまだやってないジャンルの曲をやっていこうというのでいつも新曲をやっているんですけど。岡本それ、むっちゃわかります。あたしまだその途中というのはありますね。どの曲をやっても自分らのよさは出ているかもしれないですね。あたし(ジュースごくごく倶楽部/key)堂前いろんなものをやってるというのが、色かもしれないですね。愛コーラ私は今までロックの歴史とか音楽の詳しいところまでは聴いてこなかったので、辻さん(辻クラシック)が曲を作ってきて、こういう曲を参考にしたからこれを聴いてみたいな感じで、古いブルースとかバンドを教えてくれるんです。それを聴いて、こういう感じでやりたいんだなって歌い方とかを考えたりするので。──DENIMSは、こういう感じのサウンドでなどリファレンスのやりとりやバンド内で共有することはありますか。釜中たまにしたりとか、それとなく車中で流してみたりとかはするんですけど。僕らも曲を作るときに、これまでやってないノリみたいなのに手を出しがちなので、全然違うテンションとかジャンルの曲がいっぱい入ってるアルバムになりがちで。さっきラジオで今回のアルバムから2曲、「Song For You&Me」と「Pray To The Moon」を流してもらったんですけど、テンションが違いすぎて(笑)。初めて聴いた人はどんなバンドなんやねんってなるのかなと思うんですけど、それもまたいいのかな。なんでもやっちゃえなので。それがめっちゃDENIMSっぽいというのもありますしね。──では改めて、結構親交があるとうかがっていますがこの2バンドはどういうふうに出会っているんですか。堂前僕が、2021年にやったロングコートダディの単独ライブでDENIMSの曲で使わせてほしいということで連絡をさせてもらったのが最初ですかね。堂前タオル(ジュースごくごく倶楽部/b)釜中そうですね。岡本僕らもロングコートダディさんのファンだったので、使っていただいてありがとうございますということで、グッズをお渡ししたいので送り先の住所を教えてもらっていいですかってDMをしたら、もらった住所が僕の家の3軒隣くらいで(笑)。直接渡しますって言って。それでご近所付き合いみたいな感じで飲みに行ったりするようになって。堂前で、バンドもやってるとなったので対バンもしようかってなって今に至るという。あたしドラムの江山(真司)さんは、うちのドラムと一緒にスタジオに入って教えてくれたりもしていますね。釜中そういえば対バンしたときの打ち上げで、江山が阪本さん(ジンジャーエール阪本)にガイコツマイクにしたらどう?って言ってた記憶がありますね。なんでそんな話になったかは忘れましたけど。堂前そうそうそう。釜中江山なりに集音とかいろいろと考えてこれが合うんじゃないかっていうので言ってたと思うんですけどね。あたしかっこいいですよね。岡本似合ってるし。あたしうちのドラムのスネアも、江山さんがいいって言ってたやつを買っているので。堂前そういう感じでバンド的にはアドバイスをもらってますね。あたし逆にこっちは江山さんのバンド内での付き合い方に対して相談に乗っていたりしてました。釜中はははは(笑)。──DENIMSの曲がいいなと思ったのは。堂前曲からネタを書きはじめることもあるんです。そのときはどっちやったか忘れましたけど、これがコントの終わりに流れてほしいなとか、オープニングに流れてほしいなっていう感じで使っているんです。DENIMSの良さは、とにかく演奏ですかね。バンド・サウンドが好きなので。単独ライブでは、あまり歌詞とかが強いとちょっと使うのが難しくなるんですけど。釜中ああ、なるほど。堂前演奏だけでガッと引きつけてもらえるところに惹かれますね。あたし実際、初めてDENIMSのライブを観たときは、えっぐいなってなりましたけどね。江山さんがクリック聴きながら顔色ひとつ変えずに職人のようにドラムを叩いていて。だから最初は怖いイメージがあったんですけど。とにかく打ち上げが楽しすぎて。釜中楽しかったですね。あたしDENIMSには、土井徳人(b)っていうみんなの後輩みたいな、全人類の後輩みたいのがおるんで。それがかわいすぎて。やっぱバンド内でもかわいいんですか土井徳人は。岡本・釜中かわいいですね(笑)。釜中最近、素材で使うからいろいろ写真をちょうだいって言われて写真整理をしていたんですけど、土井徳人の写真ばっかりで(笑)。自分の写真とか全然ないんですけど、土井徳人が飯食ってたりとか土井徳人が休憩してたりとか、いろんな土井徳人ばっかり出てきて。──みなさんにフルネームで呼ばれるところに愛を感じます(笑)。土井さんが加入したのが2021年でしたが、そういうメンバーが加わってくれたのはバンドにいい影響がありそうですね。釜中かなり土井徳人が入ってバンドが仲良くなったと思いますし。岡本全然怒られますしね、土井徳人に。釜中5つ下の土井徳人にめっちゃ怒られるんですよ。結構長文のLINEで2回くらいキレられました。岡本そのLINEも15センチくらいの長さで、もっとしっかりしてくださいみたいな内容で。堂前それじつは縦読みすると“みんな大好き”になってるとかじゃなくて?あたしそれはかわいい後輩やなあ(笑)。釜中(笑)。バンドのモチベーションみたいなものも土井徳人が入ってより高くなりましたね。意識高いっすよ、土井徳人。──ジュースごくごく倶楽部にとってモチベーションを上げてくれるメンバーは誰になるんでしょう。あたしそこはバンドマスターの辻さんなのかな。堂前音楽的な部分で僕らが言えることが少ないっていうのがあるので。ただボーカルの歌詞飛ばし問題があるけど。愛コーラ(笑)。堂前特にジンジャーエール阪本とかね。それを定期的にみんなでチクチク言うくらいです。岡本前に対バンしたときもライブ終わってすぐ阪本さんがメンバー全員から怒られてて。「あれ、一回ウケたからってやりすぎやで」って。堂前音楽のことじゃなくておもしろの方は全員怒れるので。あたし音楽的なところでは注意すると言うよりも、あそこは気持ちよかったなとか。ドラムかっこいいからもっと全員合わせてやっていこうとかが多い。岡本いいですね、その感じ。──お互いに音楽的なところで共通点を感じる部分はありますか。釜中あまり詳しく音楽の話はしてないんですけど、辻さんは言われてたみたいなロックンロールとか古きよき時代の音楽が好きそうだなとか、持っている機材を見てもわかる部分があったり、僕たちも古い音楽が好きなので共通点としてはあるのかな。釜中打ち上げでも音楽の話は一切してないのかな。したかな?岡本釜中と辻さんは、2軒目で行ったバーで朝まで音楽の話してたしてた気がするな。ふたりともめっちゃ声が小さいんですよ。だから3時間くらいお互いが何言ってるかわからん状態やったと思いますけど。──両バンドともに楽しく音楽をやろうというのは共通して感じるところです。釜中楽しくありたいですね、最近それは思います。仕事みたいにはなってますけど、でもやっぱり自分がやりたくてやっているし、楽しいからやっているというのは意識して真ん中に置くようにしていますね。──今回のアルバム『RICORITA』にもその思い強くを感じます。釜中作るのはしんどいっちゃしんどいですけどね。僕らの曲を使っていただいたロングコートダディの単独ライブ「じごくトニック」の最後にも、制作とかはしんどいくらいがちょうどいいみたいなことを言ってはって。確かにって思って。あの単独ライブでのメッセージというか、言ってくださった言葉はめっちゃ支えになっているんですよね。今回のアルバム・タイトルが、利己的なRICOと利他的なRITAっていうことで『RICORITA』なんですけど。自分たちがやりたいことしかやってないけど、他者からの影響や他者の頑張りが、自分たちのやる気やエネルギーにもなったり。「じごくトニック」でのセリフが逆輸入的に、僕らの制作の勇気になったりという。それもたまたまですけど、『RICORITA』というタイトルに沿ってるのかなとは思います。──いい刺激になっていたんですね。釜中めちゃくちゃおもしろかったんです。主人公が自殺をした後に死神と会話するんですけど。なんでお前自殺してんねんってなって、小説書いてたけど書かれんくなってしんどくなってって言うんですけど、死神がジムで鍛えながら、「ああ、しんどい!死のうってなるか!」って話で。めっちゃ面白いし、確かになっていうか。自分が曲を作ってるときで、今そこやみたいな感じもあって。堂前めっちゃ覚えてくれてますやん。──音楽がお笑いのインスピレーションになり、お笑いがまた音楽へのインスピレーションになったという。堂前そのサイクルで無限にやっていけそうですね(笑)。──DENIMSは7月6日からアルバムを携えた全国ツアー『Journey to RICORITA』がスタートしますが、今回のアルバムはライブでどうなりそうですか。岡本ライブ映えしそうな曲が多いので、より爆発するライブをというのはありますね。釜中ただこのアルバムの曲を全部やるかどうかも迷っているんですけどね。軸にはするんですけど、今まで新しいアルバムの曲を全部やって、これはやったほうがいいよなという過去の曲もやってたらえげつない曲数と時間になっちゃってて。岡本長い!って。釜中怒られました。25曲で、2時間半か3時間とかやっていたんですけど。でも削られへんなと思って。あたしツアーだと場所によってちょっとずつセットリスト変えてとかもありますよね。岡本こっちではこれをやってとか。だからもうアルバムの曲を全部聴きたければ、全公演くるしかなくなるという。そうしようかな。──ジュースごくごく倶楽部はアルバムのリリースツアーは考えているんですか。あたしツアーしたいよな。ツアーしていろんなところのご飯を食べたい。堂前それが醍醐味でもあるのでね。愛コーラ九州に行きたいですね。岡本対バンツアーみたいな感じで一緒に行きましょうよ。まずは金沢と福岡と北海道と──。あたし旨いものツアーええな(笑)。釜中ツーマン・ツアーとか絶対毎回楽しいので、いつでもDENIMS呼んでください。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★DENIMS×ジュースごくごく倶楽部のサイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>DENIMS 4th full album release tour『Journey to RICORITA』7月6日(土) 神戸 太陽と虎7月15日(月・祝) 横浜 FAD7月20日(土) 高松 TOONICE7月21日(日) 京都 磔磔8月12日(月・祝) 大阪 umeda TRAD8月17日(土) 福岡 INSA8月18日(日) 広島 4.148月30日(金) 名古屋 CLUB QUATTRO9月6日(金) 仙台 enn 2nd9月7日(土) 恵比寿 LIQUID ROOMチケット料金:一般4,000円、学割(高校生以下)1,500円※入場時ドリンク代が必要()<リリース情報>4thフル・アルバム『RICORITA』発売中価格:3,300円【収録曲】01. Journey To Begins02. Song For You & Me03. Runninʼ04. Pray To The Moon05. Sleep Well06. たりらりら07. 春告08. おふろのうた09. irotoodore10. たがままDENIMS公式サイト:<ジュースごくごく倶楽部 関連情報>2ndアルバム『ぎろりエンタイトル』発売中通常盤:2,500円DVD付初回盤:3,500円【収録曲】1. 留守番ロック2. アレアレルギー3. 小悪魔なんてもんじゃない4. インフィールドスパゲッティフライ5. マジでタク乗る5秒前6. Full Metal Jacket7. わし今どんな感じ8. 金井幸男誕生日おめでとう〜金属バット持ってこい〜9. ぴーち鬼ぱーち鬼〜We are the world〜10. 晩酌のらりるれろ11. 真夏のボイジャー計画12. なくなる方向13. フランケンシュタインの朝ジュースごくごく倶楽部 公式サイト:
2024年07月05日Text:小川智宏Photo:石原敦志2年前にリリースした1stミニアルバム『でっかいワンちゃん』に収録されていた「カフェかと思ったら美容院だった」がSNSで大ブレイク、それまで知る人ぞ知る超絶おもしろバンドだった超能力戦士ドリアンがTikTokをやっているギャルやボーイに大人気……という今の世界線、果たして予想していた人はいるのだろうか?しかしそんな追い風を味方につけ、彼らはさらに飛翔する。こだわりまくった全8曲を詰め込んだ新作ミニアルバム『おおぞらクルージング』は、そんな彼らにとって勝負の1作になるはずだ。そんな新作のこと、11月に予定されている対バンツアーのこと、そしてその先の未来のこと。確実に手応えを感じている今の3人に話を聞いた。(おーちくんとけつぷり、写真撮影を終えたところでおもむろに髭を剃り始める)やっさん今!?――(笑)。今回2年ぶりのリリースですが、その間ライブもコンスタントにやってきていて。現在のバンドのコンディションはどんな感じなんですか?やっさんそれは過去最高にいいですね。――おお。やっさんコロナ禍前が最高だったんですよ。大阪で800人くらいのキャパをソールドアートできるようになったんですけど、コロナ禍に入ってライブが楽しいっていうタイプのバンドはみんな結構苦しんで。僕たちもそれで一度動員が落ちたんです。一時は「もうこれ、ツアー回る意味あるんかな」みたいな状態だったんですけど、諦めずに種まきをし続けていたらやっと花が咲き始めた。SNS的にもライブの動員的にも今まででいちばん水準が高い状態になってます。やっさん(vo/g)おーちくん(vo/dance)けつぷり(g/cho)――ワンマンツアー「とびきり!にっこり!レストラン」のファイナルシリーズもソールドアウト続出ということで。やっさん(渋谷クラブ)クアトロも即完してもうて(笑)!いやー、びっくりしました。――いい感じでやれているということですね。やっさん2年前に出したミニ・アルバムの「カフェかと思ったら美容院だった」っていう曲がTikTokやInstagramのリール動画で、バズったって言っていいのかはわからないんですけど、500万回再生ぐらいされて。そこから結構声かけられるようになったり、SNSで話題になったり、そういうことめちゃくちゃ増えましたね。なんか女子高校生とかに広まってるらしいです。「カフェのバンドでしょ?」みたいな。ファンの人が、今まではドリアンの話をしても全然伝わらなかったのに「TikTokで見たことある」とか「カフェの曲聴いたことあるよ」とか言われるようになったって言っていて、「広まってるな」と思いました。YOSHIKIさんにも広まったしな。けつぷりまあまあ、間接的にな。――YOSHIKIさんがYouTubeでドリアンを「Xに通ずるものがある」と紹介したという。やっさん何がやねん!って(笑)。けつぷりさすがに思いました。でもうれしかったな。――おーちくんはそういう状況の変化は感じていますか?おーちくんライブでも、お客さんの年齢層が老若男女、家族連れやったり、いろんな層がいっぱい来てくれるようになったなっていうのがあって。けつぷりバンドって、異性のファンがどうしても多いと思うんです。でも今は半分くらい男性ファンになって。SNSで伸びてからやと思うんですけど、男の人が入ってきてくれて、それがうれしいですね。――最高じゃないですか。一方では女子高校生に人気があり、でもライブでは男のファンもちゃんとついていて。やっさん今まで行ってないところに広まってる感じがしますね。――そんな中で、そういう新しいファンにぶっ刺す新作がついに完成したわけですが、手応えはどうですか?やっさんじつは盤を出すこと自体を結構3人で話し合ったんです。時代の流れとして単曲を配信でリリースするほうがいいんじゃないか、盤で出す意味はないんじゃないか、とか。でもいろいろな人に「今年は勝負の年だね」って言われ続けていたし、こうやって取材とかをしてもらう上でも盤を出すっていう理由というか意味はあるよなということになりまして。それで、3人の総意としてリリース自体をやっと決められたんです。2年かかっちゃったんですけど、結果、自分たちで聴いても作った意味のある盤になったなと思います。テーマも曲調も幅をちゃんと持たせられたし、ライブでどうするかというのも考えたし、どういうタイトルだったら引っかかりやすいかなとかも考えられたし。これが広まるかどうかは運の部分もありますけど、下準備をしっかりできたから、仮に伸びなくても「運が悪かったな」って思えるぐらいやることをしっかりやれた。後悔の残らない盤になりました。――おーちくんは今作、どうですか?おーちくん僕らの曲作りって、やっさんが原案や歌詞を書いて、けつぷりさんが打ち込みとかもやってくれて曲を作っていくんですけど、そういう能力もバンドの勢いと一緒で今がいちばん最高に達してるのかなっていう感じが歌っていてもするんです。楽曲的に、ほんまいちばんいいバンドになってるなって。やっさんその結果、それに比例して曲がムズくなってきて、レコーディングはしんどそうやったな(笑)。けつぷり時間かかったな。ブースにたぶん1曲で4時間くらい入ってたもんな。おーちくん1行歌うのに1時間かかったりしてた。でも苦労した甲斐はあったかなっていう。――けつぷりさんは今回の制作、どうでしたか?けつぷり曲作り的な部分でいうと、さっきSNSで「カフェかと思ったら美容院だった」がバズったという話がありましたけど、それって当時出した時はいわゆるリード曲じゃなかったんですよ。僕たちには別の曲を推していたんです。そういう曲が2年後に流行るって、もう到底予測できないじゃないですか。もちろん本気で作ったし、ポテンシャルはあったのかもしれないけど、こっちで操作したものじゃまったくないので。でもそっちのほうが流行るんや、カフェのバンドになるんやって。――カフェのバンド(笑)。あの、さっきから「カフェの歌」とか「カフェのバンド」とか言ってますけど、あれ、カフェの歌じゃないですからね。やっさん「カフェかと思ったら美容院だった」だから、「カフェじゃないバンド」ですね(笑)。けつぷりまあ、それがよくも悪く読めないなって。だから今回作るときも、いったん曲調に関しては考えないじゃないけど、インスピレーションでやろうみたいな感じで作ったんです。湧いてきたやつをそのまま作ったので、自由度が上がったというか。時間はかかったんですけど、何も考えなしにできた。やっさんだからいいテーマでも、逆にインスピレーションが湧いてこなかったから「次に回そう」ってなった曲もあります。「グループLINEで僕が返事したら返信が止まる」っていうテーマは1回ボツになりました。みんなわかるいいテーマだけどインスピレーションが湧かないから次に回そう、みたいな。どの曲が流行るかわからないし、中途半端に雑に作ってしまってライブでやりにくくなったりしたら後悔するから。――それで「ドラゴンの裁縫セット(笑)」みたいな曲が採用されていった。やっさんそういうことです。――「ドラゴンの裁縫セット(笑)」はすごくポップな曲でいいですよね。やっさんめちゃくちゃいいんですよ。これは、「カフェ〜」のせいというかおかげで、リードっていうものを基本的には決めずに全部推そうみたいな感じだったけど、形式上は決めないといけなくて。そうなった時に「一応ドラゴンを推すか」ってなって、リード曲になりました(笑)。「そんなことテーマにすんなよ」って思ってもらえるようにタイトルもめちゃくちゃいろいろ考えましたね。――これ、僕の世代だとよくわからないんですよ。やっさん僕らより下の世代だとわかるんですけど、ドラゴンの裁縫セットがカタログの中で一際輝いていたんですよ。おーちくん男子小学生はそれに夢中やった。やっさんその裁縫セットがいまだに定期的にSNSでバズったりするんですよ。「当時なんでそれ選んだの?」みたいな。そのテーマで作りたいって思ったけど、表現が難しくて。本当は2年前くらいに出そうとしたんですけど、そのときに繰り越しになった曲なんですよ。それがやっと形になった。タイトルももともと「ドラゴンの裁縫セット†」ってダガーをつけてたんですけど、意味が伝わりにくいし、ちょっと小バカにしてる感じが伝わった方がいいよなってなって、ギリギリで「(笑)」をつけようということになりました。――そして「ヤバイTシャツ屋さんと同じ人数」もファンにとっては待望の音源化です。やっさんこれはもともと「3人組の歌」というタイトルで1回リリースしてるんですけど、ヤバTのツアーに去年初めて呼んでいただいて、その時にMCで曲振りの時に「今日から『ヤバイTシャツ屋さんと同じ人数』に変えます!」って言ってこの曲をやったんです。その後ヤバTが出てきて、MCで「ほんまにそのタイトルで録り直してJASRAC登録してくれな許さん」みたいなMCの掛け合いをやって。そしたら(ATフィールド)青木さんが「本当にやったら?」って言うので、僕たちからご本人に連絡をして、青木さんもレコード会社とかに話を通してくれて。アレンジもけつぷりががんばってくれて、前とは結構別の曲になりましたね。ギターがめっちゃ変わりました。――かっこいいですよね。すごくシンプルなロックだし。やっさんで、〈1 ! 2 !!3人組!!!〉って数える声のところに女性の声を入れてヤバT感を出そうと。そうすると聴いたときにタイトルとリンクするなってなって、今のアレンジに変わったんです。――あの声の主は誰なんですか?やっさんれは大阪のイベンターで清水音泉というのがあるんですけど、その会社に「声の高い事務の方いませんか?」って聞いて(笑)。ひとりいますっていうので、レコーディング当日に急遽仕事終わりに来てもらったんです。けつぷり普段デスクでパソコン叩いてはる人に。やっさん足震えてました。マイクの前立つのが初めて過ぎて(笑)。――これ、あれですよね。5年後とかにはまた違う、そのとき売れている3ピースバンドの名前で出し直すんですよね。おーちくんそれは不義理すぎる(笑)。やっさんヤバTが大きな不祥事を起こさないかぎりはこのまま行かせていただきたいなと思います。――あと、僕は「寝るまでは今日」がいちばん好きです。いいですよね。笑えるくらいオシャレっていう。やっさんこういう、「曲かっこいいのに歌詞なんやねん」みたいなのに一時期飽きてたんですよ。「その笑いってベタよな」って思ってたんですけど、結局それなんやってなって。もう1回新鮮にやれるようになったから、こういうのもできるようになった。けつぷりこれは結構後の方に作ったんです。ロック調でテンポの速い曲が続いてたので、なんか変わり種にしたいなというのはあって。それと、やっさんが歌詞と一緒にこういう曲のイメージで、みたいなのを教えてくれるときがあって、そのリファレンスが結構……なんていうの?やっさんまあ、夜っぽいというか。けつぷりそうそう、「夜っぽい曲にしてほしい」っていうイメージを言われたので、僕の中でそれを広げて、メロディーもアレンジも決めてっていう感じで作っていったら、やっぱりオシャレになりますよね。夜とか言われると。やっさん曲後半に「カッコよく音楽にのるゾーン」というのがあるんですけど、これだけは歌詞を送る段階で「お客さん全員でポケットに手を入れて肩でリズム取りたい」っていうのがあったんです。「この曲はここがやりたくて作りたいねん」みたいな。けつぷりそこに行くまでに飽きさせたらあかんからっていうので、展開的には意外とややこしいというか、1番と2番が違ったりしていて。テンポは遅めなんですけど、聴けるようにはしました。これ、最初は他のタイトルやったよね。やっさん「僕の日付変更線」ってタイトルだったんです(笑)。でもちょっとオシャレすぎるかって。切り抜いた時に意味が伝わりにくくなるというか、本当におもしろい部分がブレるなと思って。「そのお笑いはちゃうな」って結構冷静に判断してこうなりました。タイトルで意味分かった上でオシャレなんがわろてまうよなって。けつぷりその内容を無理やり引き伸ばして1曲にしたっていう。やっさんちっちゃいワンテーマで。――今作、ちっちゃいワンテーマが多いですよね。なんか、よりちっちゃいものにいってる感じがするなと思うんですけど。やっさんなんかね、大きいテーマで作ってた曲も結構あるんですよ、過去に。でもそういうのって軒並み「この中のこの部分を広げた方がよかった」っていう後悔が大きくて。ヒットを狙う上で浅く広く投げる方がいいって思ってたんですけど、狭く深く刺す方がもしかして意味あるんじゃないかっていう。じゃないと「裁縫セット」はたぶん選べなかった。――しかし、よくこんなに「それがあったか」っていうテーマを見つけてきますね。やっさんでもね、意外と「このテーマおもろいんちゃうか」は尽きないんですよね。ずっと思いますもん。眼科行って、眼科で見る気球あるじゃないですか。あれに乗って旅に出たい、っていう曲を作りたいとか(笑)。そういうときはネタを取られへんようにSNSに書くようにしてるんです。0から0.1ぐらいが生まれた時にSNSに書いて足跡をつけて置くっていう。「この雪、新雪やな」と思ったら踏むようにしてる。――今作もその努力の結晶ですね。本当にいいミニ・アルバムになったと思います。やっさんはい。バコンって伸びるのは再現性のないものというか、交通事故みたいなものだってよくいわれるので。道路に出ていかないと起こり得ないけど、それが衝突するかどうかは本当に運の要素ももちろんあるんですけど、その確率を上げるためにやれることをやり切ったし、あとはライブでのおーちくんの体力が心配ですね。けつぷり激しいですから。やっさん振り付けも全部決めてライブでやる想定を全部作ったんですけど、どの曲の初披露の後もめっちゃ汗かいてて(笑)。いつもなんですけど、このアルバムは特に運動量がすごいですね。おーちくんその辺、自分でブラッシュアップしながらやってます。やっさんちょっとずつうまいこと手を抜く練習をしていってくれてるんで(笑)。だいたい初披露の後は「無理や!この曲はもうやるのやめよう!」って言ってますけど。おーちくんでも自分がどれだけ動くかでお客さんのわかりやすさが変わると思ってるんでね。――わかりました。そんな中、秋に対バンツアー『お友達に興味あるー!ツアー2024』が決まっていて。これももう、即完ということでいいですかね?やっさんそうですね。まあ、ワンマンツアーで東阪クアトロ、名古屋はダイヤモンドホールというクアトロより大きいところを即完してるんで、そうならないとおかしい。観たいっていう人がたくさんいてくれている状態だから、不安ではありつつ、そうなってくれんと困るなという。次の目標に向けて、いろんな人の力を借りて、いろんなライブを観せてもらって、いろんなファンの方にも観てもらってっていう、そのための一歩としてやらせてもらうので。――対バン相手はまだ発表されていないですが。やっさんメンツはね、出せないというかまだ決まってないんですよ(笑)。今オファー中です。――ドリアンって対バンいっぱいやってますけど、誰とやったって浮くじゃないですか。その辺は今どう考えているんですか?やっさん確かに結成最初の頃ぐらいは本当に誰とやっても浮いてたんですけど、だんだんライブをすごく丁寧にやるようになって。「やりたい人もやりたくない人も、どっちでもいいんで」っていうこととか「やりたいけどわからない人のために今説明してます」とか、絶対言うようにしているんですけど、その結果「誰とでもやれる」に変わってきました。バンドとしてもフィジカルが強くやっとなってきたかも。――ドリアン、もう8年目ですもんね。もうすぐ10周年。やっさんそうです。一応10周年で武道館ワンマンをしたいっていうのを1個目標にしてがんばっているので。そこに向けて一歩一歩進んでいます。それができたらもう「バンドじゃない」って言われなくなると思うんで(笑)。まずはこの記事が週間アクセス数トップになるように宣伝がんばります。<ツアー情報>ツーマンライブツアー『お友達に興味ある!2024』11月6日(水) 福岡・BEAT STATION開場 18:15 / 開演 19:0011月8日(金)愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場 18:00 / 開演 19:0011月13日(水) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場 18:00 / 開演 19:0011月15日(金) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場 18:00 / 開演 19:00※全公演対バンゲストあり【チケット】前売:4,300円(税込・ドリンク代別)チケット情報:()北海道ワンマンライブ『北の大地に興味あるー2024』2024年10月20日(日) 北海道・札幌Sound lab mole開場 17:30 / 開演 18:00前売:3,800円(税込・ドリンク代別)<リリース情報>ミニ・アルバム『おおぞらクルージング』7月3日(水) リリース価格:2,200円(税込)【収録曲】1. ヤバイTシャツ屋さんと同じ人数2. 恐竜博士は恐竜見たことないでしょ3. ドラゴンの裁縫セット(笑)4. ゾンビの噛ミニケーション5. ムカつく奴は敵6. 寝るまでは今日7. 被りまくりタイムテーブル8. 負けヒロインでも君がいいオフィシャルサイト: ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★超能力戦士ドリアンのサイン入り色紙をプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2024年07月03日石原さとみ、亀梨和也、安藤政信、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実らが出演するドラマ「Destiny」が、6月4日(火)に最終回を迎える。その前に、石原さんと亀梨さんのクランクアップ写真が到着した。横浜地検中央支部の検事・西村奏(石原さん)と大学時代の恋人・野木真樹(亀梨さん)が揃う最後の撮影は、運命の恋人たちの結末を綴る重要なシーンに。この日も、繊細な表現にこだわり、監督とディスカッションしながら撮影に挑んだ2人は無事に撮り終えると、安堵の表情を浮かべた。このシーンをもって、石原さんよりひと足早く亀梨さんがクランクアップになると、石原さんが「ありがとうございました!」と亀梨さんに花束を贈り、現場は大きな拍手に包まれた。「現場の皆さんの熱量と仕事の丁寧さというものに身を委ねながら充実した時間を過ごすことができました」と笑顔で語る亀梨さんは、大学時代、そして12年後の現在の真樹を演じたことに思いを馳せながら、「個人としては、真樹として激動の人生を送ってきましたので、どうか幸せになってほしいです」と願った。一方、石原さんは「皆さんのおかげで『やっぱりこのお仕事は面白いな』『私はお芝居が好きなんだな』ということを改めて感じることができました」と感無量の様子。また、「ほぼすべてのキャストの方と1対1でお芝居させていただき、とても濃い時間を過ごさせていただきました」と座長として感謝の気持ちを伝えた。時折、涙をこらえながらも、達成感に満ちた最高の笑顔で深々とお辞儀をする姿が印象に残る、感動的なクランクアップになった。最終話あらすじテレビのニュースで民事党議員・東正太郎(馬場徹)の総裁就任報告を見ていた「横浜地検」の検事・西村奏(石原さとみ)は、20年前、環境エネルギー汚職事件で「東京地検」特捜部の主任検事を務めていた父・辻英介(佐々木蔵之介)のことを思い出す。英介が捏造された証拠と知りながら無理やり起訴に踏み切ったとした弁護士・野木浩一郎(仲村トオル)の活躍により、無罪を勝ち取った東正太郎。そして、身に覚えのない疑惑を掛けられ、命を絶った父。しかし次の瞬間、奏はテレビ画面に映った男に釘付けになる。正太郎と父で元総理の東忠男(伊武雅刀)の後ろで拍手している男。彼こそ野木真樹(亀梨和也)が容疑者となった『野木邸放火事件』の現場付近で写真に映り込んでいた人物だった。国会議員便覧を調べ、その男が忠生の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だと確認した奏は、入院中の浩一郎の元へ。「環エネ事件」の犠牲になった父・英介、友人・及川カオリ(田中みな実)の事故、真樹の失踪、そして放火事件、すべてが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えてほしいと懇願する。20年前、「環エネ事件」の公判ですべてを覆し、正太郎を無罪へと導いた弁護士・浩一郎。そんな彼の自宅を放火し、命を狙ったのが秋葉だったという事実を突きつけ、「とても無関係だとは思えない。あなただけが知っていることがあるはず」と切実な思いで問いかける奏に、浩一郎はとうとう重い口を開く一方、奏から浩一郎と話したことを知らされた真樹は、思いもかけぬ真実を知り――。「Destiny」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年06月01日女優の石原さとみが、30日に都内で行われた映画『ミッシング』(公開中)の公開御礼舞台挨拶に青木崇高、有田麗未とともに登壇した。同作は、吉田恵輔監督(※吉はつちよし)によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった時、母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、夫・豊(青木崇高)との温度差も感じ始め、言動も次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまう。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。○■石原さとみ&青木崇高、“娘”から似顔絵をプレゼントされる今回のイベントでは、沙織里(石原)と豊(青木)の娘・美羽を演じた有田が、石原と青木にはサプライズで登場。有田が描いた似顔絵を2人にプレゼントした。有田から似顔絵を手渡された石原は「あ~、かわいい!!」と感激。似顔絵の周りに描かれた絵について有田が懸命に説明をすると、石原は「うん、うん」と頷きながらニッコリ。青木も有田からヒゲの生えた自身の似顔絵を贈られ、「そっくりじゃん!!」とリアクションした。改めて石原は「本当に嬉しいですね……もうたまらないですね……!」と目に涙を浮かべながらコメントし、飾る場所についても「どうしましょう……考えないと(涙が出て)日常が危ないですね(笑)」と笑いを誘っていた。
2024年05月30日Text:吉羽さおりPhoto:石原敦志2015年の高校1年のときに、中学の同級生で結成したBye-Bye-Handの方程式。エネルギッシュで大合唱必至、心で絡まっている思いやわけもわからず叫び出したい衝動を、存分に昇華してくれるパンクでロックな4人が、初のフルアルバム『ソフビ』でメジャーデビューを果たす。どれだけ便利な世の中になって、効率やタイパ、スマートさが求められる、そんな時代に生まれ落ちながらも、人間の気持ちや生きていく泥臭さはそう器用にアップデートできるわけじゃない。大人になっていく上での成長痛や、仲間とバカみたいに笑い合える青春、少しばかりはみ出しながらも一生懸命に生きる思いが、ここには暑苦しいほどに詰まっていて、爽快なロックンロールで吹っ飛ばしてくれるのが痛快だ。こんな愛すべき曲が生まれたバンドの背景について、1stにしてベストと言えるアルバム『ソフビ』について4人に話を聞いた。──今回がメジャーデビュー・アルバムであり、Bye-Bye-Handの方程式として満を持しての1stアルバムですが、バンドのはじまりとしては2015年結成となります。どんなふうにスタートしているんですか。汐田泰輝(Vo/Gt)ベース(中村)以外の3人は中学の同級生なんです。中学卒業後に僕が、ギターの岩橋とドラムの清弘それぞれからバンドの誘いを受けていたんです。それぞれキャラがちがったバンドで、こっちはキャッチーで、こっちはダークでみたいな曲を作っていたけど、両方ともメンバーが集まらずで。じゃあ、2バンドで合体しようという。清弘陽哉(Ds)日本にはなかなかドラムがいないんですよね(笑)。──岩橋さんと清弘さんは2バンドが一緒になるのはOKだったんですか。岩橋茅津(Gt)僕は元々ギター希望やったので、Bye-Bye-Handの方程式でもギターができるのは希望通りだなと思っていたんですけど。汐田清弘はギターやベースが弾けたんですけど、元々ドラムをやっていなくて。僕が今からドラムをやってくれとも言えないし、「ギターとドラムが空いてるけど、どっちやりたい?」って委ねる感じで半ば強引にドラムになっていて。清弘やったことなかったですけど、そのときはなんか好奇心が勝っちゃったんですよね。──曲自体は元々汐田さんが作っていたんですか。汐田オリジナル曲を作りはじめたのが中学2年生くらいで。中学3年生くらいから本気で書きはじめました。いつかバンドをやりたいなとは思っていたんですけど、最初はとにかく曲を作ることが楽しかったんです。まずは曲を披露する場所がほしい、聴いてほしいみたいなことが最初のはじまりというか。──中村さんは2021年に加入ですが、どのタイミングで3人と出会うんですか。中村龍人(Ba)出会いは地元のライブハウスですね。そのライブハウスが高校の軽音部の子が集まる場所になっていて、そこで仲良くなったのが最初です。汐田なのでお互い10代の頃から知ってるんです。中村僕は元々Bye-Bye-Handの方程式が好きで、バンドが初めて出した白盤も家にあるし、古いみんなのサインもあるし(笑)。自分の耳と目で体感して出会ったバンドがBye-Bye-Handの方程式でした。──高校生の頃から精力的に活動をしていたんですか。汐田今思えば、無茶な高校生活をしてましたね。岩橋軽音部としての部活動もあったしね。汐田記憶に残ってるのは……京都、京都、神戸って3連チャンでライブが続いたことがあって。みんな高校は別々で大阪の学校やったり、僕は兵庫の学校に行っていたんですけど、ライブが終わって終電で帰って翌朝学校に行くとか。で、また次の日は学校のトイレで私服に着替えて、ちょっと先生に怒られながらライブに行くみたいな(笑)。高校生だから遊びでという感覚は一切なく、その延長で今もきていますね。──バンド結成当初からの曲も1stアルバムに入っていたりするんですか。汐田まったく入ってないです(笑)。一昨日、初めてライブをした京都のライブハウスに7年ぶりくらいに行ったんですけど。当時から知っている店長が今の僕らを見て、「面影もない」みたいに言われたので(笑)。僕らとしてはグラデーションで変わっていっているんですけど、当時と今を比べたら別人みたいな。──振り返ってみて、いちばん変わったなと思うのはどんなところですか。清弘暗かったね。汐田あの頃は暗かった。あと大きくちがうのが僕の声にボーカルエフェクトがかかってて、ケロケロしてたんです。そのときは発明やと思ったんですけどね。普通のギターロックにケロケロが付け足されて、それが相乗効果にならない状態で。自分はあくまで曲を作りたいだけで、ボーカルをやりたくてはじめたバンドじゃなかったので、3年間くらい抵抗してました。でもオートチューンをかけると「めっちゃいい感じの歌詞を書いてんのに、聴き取られへんで」とか散々言われて。それを言われるのが面倒臭くなっちゃって、半ばやけくそで外して。そしたらすげえ褒めてくれるみたいな。──正攻法がよかったんですね(笑)。そのボーカルエフェクトを外していったことで、サウンド面の変化もあったんですか。清弘楽曲も徐々に変わりましたね。元々僕ら自体は明るいんですけどクールぶってたよな、あの頃は。それでダークな感じでやっていたのが、どんどん素が出てきて、曲もハッピーな感じになってきて。それに伴ってサウンドもどんどん明るく変わっていきました。汐田ハッピーにやってても結局、根っこの暗さは消えへんねんなっていうのを確認したというか。どうやら、人よりも明るくなってないぞみたいな。それが逆によかったんです。根っから明るい曲を書いたつもりでも、やっぱり蓋を開けてみたら俺のややこしい部分は残ってるし、というのはありましたね。──その元の部分もちゃんと伝わるようになってきた感じですね。音楽的な好みやルーツは4人とも近いんですか。岩橋バラバラですね。僕は音楽を好きになったのが父親の影響やったんで、80年代とか90年代のハードロック、日本のバンドではサザンオールスターズとかをずっと聴いていて。ただ、僕たちが小中学生のときにRADWIMPSが流行り出した頃は、みんな聴いてはいましたね。ONE OK ROCKも一度は全員通っているんじゃないかなと思う。中村僕はRADWIMPSは通ってないんです。いちばん好きなのがUVERworldで。きっかけはおかんに連れて行かれた京セラドームでのライブだったんですけど、最初は全然行きたくなかったんです。でも帰り道には、かっこええ!っていう感じで。その京セラドームでライブを観たときに、この景色をあっち側、ステージ側から見たいなって思ったし、これだけの人を僕みたいな気持ちにさせたいなっていうのがあってバンドをはじめたいとなりました。清弘僕も根本にはRADWIMPSがあって、結構いろんなジャンルを聴いてましたね。高校でコピーバンドをやっていた時期にはラウドな曲ばかり聴いていたり、いろんなものをフラフラとしていますね。──汐田さんは曲作りのきっかけとなったバンド、アーティストはいましたか。汐田最初に“バンド”というのを認識をしたのがRADWIMPSとBUMP OF CHICKENやって。今も、曲を作る上でお守り的に大事にしている中心には、バンプがいる気がします。──みなさんから出たバンド名などから考えても、今のBye-Bye-Handの方程式のパンク、ロックンロールな感じと結びつかないのはなぜなんでしょう。汐田そこがアイデンティティというか。ブルーハーツとか銀杏BOYZとか、レジェンド的なパンクを通ってきてない奴らがやるパンクっていうのが、僕らの新しさにつながっているというか。銀杏とか好きでしょ?って言われるんですけど、好きですけど、ルーツとしてはまた別のところにありますっていう。僕らの解釈で曲をやったらそうなったというだけなんですよね。パンクをやるぞ!っていうよりは“パンクらしき何か”というニュアンスの方が近いんです。──バンドとしてはグラデーション的に変化してきたということでしたが、Bye-Bye-Handの方程式というバンド像ができたなと思う1曲はあったりするんですか。汐田その時々であるんですけど、ひとつの転機としてはアルバムにも収録した「ロックンロール・スーパーノヴァ」で。これはその当時の僕らの“らしくない”曲だったんです。それまでいろんなことをやってみて、もうわからんくなって。一回、シンプルに落ち着こうみたいな感じで出したら、ものすごく自分の気持ちが乗って。らしくないことをしているはずなのに、楽しいと思ってる自分がいるし、すごく楽しそうなみんながいたんですよね。岩橋なんだ、シンプルでよかったんやなっていうか。清弘当時から、音楽のセンスを極めてみんなを踊らせるとか感動させるというよりは、熱いライブをしたい、楽しませたいっていうのはあったので。それが実現できる曲になったなという感覚はあったかも。──曲ができたのはいろいろ迷いがあった時期ですか。汐田迷ってました。でも、迷ってわけが分からんくなって、やけくそになったときは、大体いい方に転ぶんです。こんなんでいい訳ないやろ!っていう思いが、いいことが起きる前触れだったりするんです。──そうやってできた曲がバンドのアンセムにもなってくれたんですね。汐田しかも長く歌えば歌うほどちがう景色を見せてくれる曲になって。どんどん新しい曲ができて、もっとこんなこともできるのになって演奏するのが恥ずかしい気持ちになったこともありましたけど。それも超えて、これは歌い続けないとダメだなっていう使命感が芽生えたタイミングで、1stアルバムにも入れようともなりましたし。今は、いろんなことを経験した上でこれを歌うよさを感じられているなと思います。──アルバムとしてはいろんなタイプの曲がありますが、その「ロックンロール・スーパーノヴァ」の最新形と言えるのが「darling rolling」ですね。汐田いろんな人に届きやすい曲って、じつは制作に時間がかかってないんですよね。歌詞も100パーセントで詰めこむというよりは、何この曲?分からんけどめっちゃ頭に残るなとか、あの1行が頭から離れへんみたいなことを狙った曲やったので。それをもう一度作りたかったんです。それでできたのが「darling rolling」でしたね。──汐田さんが曲を作って、アレンジはバンド全員でやる感じだと思いますが、この曲は意外なまとまりになったなという曲はありますか。汐田「風街突風倶楽部」は弾き語り段階ではかなりストレートで。めっちゃいい曲にも普通の曲にもなる両面を持っている気がしたので、これはみんなにかかってるなと。清弘サビはこのビートでいきたいとだけ言われていて。じゃあ逆に、頭からずっとそれにしとこって思って(笑)。それで爆走感が出ましたね。岩橋基本的に僕がギターをつけるときはドラムもベースも、バッキングギターも入って、曲としての形ができたところに付け足すことが多いんです。この曲はイントロが何も決まってない状態で。決まってないからなんとかしてくれって投げられたのは初めてで、悩みました。いろいろと試したんですけど、結局元々のデモにあった16小節分ドラムのビートをそのまま使って、リードギターが2本鳴ってるようなフレーズを入れたのが、思いのほかいい感じで。イントロだけで何日かかかったんですけど、最終的にはめちゃくちゃ気に入ってますね。──アルバム中盤「妖艶さん」や「タヒ神サマ」はベースをフィーチャーした曲です。中村そういう曲を作ろうぜっていうのはあったんですよね。ベースを主体でというか、ベースソロありきで作ったのが「妖艶さん」や「タヒ神サマ」でしたね。汐田僕らはギターロックと言われるジャンルで、ギターが主役を張っているからこそ、ベースが目立つ曲を1曲入れるだけでも耳がグッとそこに持っていかれるというか。ライブをやっていると、バンドをやってる子でベースめっちゃ好きですっていう男の子とかがいるんですけど、そういう子が俺もやりたいと思える曲がほしかったんです。──リード曲となる「閃光配信」はいかがですか。汐田これは最速スピードでできていますね。元々はリード曲を書こうということで「swamp(沼)」ができて──これは結構あるあるなんですけど、そこで安心したんですよね。リード曲もできたし、あとはもう好き放題やりましょうって。でも何となくその余韻から、まだちょっとできそうだなって作りはじめたら、「閃光配信」のド頭から出てきて。みんなに聴かせたら、こっちの方が評判がよくてリード曲になっちゃったという。──まさに、バンドにとってのいい名刺になる1stアルバムで、歌っていることも思春期と大人との間の今のリアルが詰まったものになっています。汐田さんが歌を書く上でいちばん感情的に動くのはどんなところですか。汐田僕は、今のことより昔のことを書くことが多いんです。自分が昔感じていたことをなかったことにしたくないというか。例えば、友だちといても寂しいと思うこの瞬間って何だろうとか、誰かといてもひとりだと思う瞬間もあれば、ひとりでいるのにひとりじゃないと思える瞬間もあるのは何だろうっていう。あの頃から思ってる気持ちは今も続いているし、僕の感覚では僕以外がどんどん大人になってしまった感じで。自分が子どもで居続けるのを正当化しているのがバンドという表現な気がしているんです。子供のままで居させてくれって、ステージで暴れてる。それを見て、大人になりかけているみんなが元気をもらうみたいな。それがバンドのよさの気がしていて。あのとき自分が思っていた気持ちを、今ならもっと形にできますしね。そういう小さい頃からの気持ちを絶対に忘れたくないというのが、作る上で基盤にある気がします。──アルバムを携えて6月から全国ツアー「Soft Vinyl Human Tour」がスタートします。攻撃的な曲から「やさしいひと」などバラードもありで見せ方も広がりそうですね。汐田キャリアとしては最長のツアーなんです。楽曲の手札が揃った感覚なので。その持ってる手札で自分たちがどれだけ人を沸かせられるかの勝負ですね。セトリはベースの龍人が決めているんですけど、日によってどういう角度で提示してくるのかもドキドキしますし。どうやっても正解やなっていうアルバムな気がするというか。中村同じセットリストは嫌いなので。対バンによって変えたいし、例えば前回の東京公演とはちがうはじまりにしようとかも考えているので。清弘9月からの東名阪のファイナルシリーズは、ツーマンで尺も長いので、さらにいろいろなことができると思う。中村ツアーでどういうふうに曲が育っていくのかが楽しみですね。岩橋結構、予想を裏切って盛り上がる曲も出てくると思うし。汐田このアルバム自体、人によって好きな曲がバラけると思っていて。でもライブでは、そのいちばん好きな曲よりも、期待してなかった曲が化けたりすることがあるんですよね。自分が好きな曲とライブで化けた曲、両方を持って帰ってもらいたいなと思いますね。Bye-Bye-Handの方程式コメント動画ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>Bye-Bye-Handの方程式 1stフルアルバム『ソフビ』発売中Bye-Bye-Handの方程式『ソフビ』ジャケット【収録曲】01. ソフビ人間 (Album Ver.)02. 風街突風倶楽部03. swamp(沼)04. 閃光配信05. darling rolling06. 春のチャンス07. タヒ神サマ08. 妖艶さん09. あかいろのともだち10. やさしいひと11. ラブドール12. ひかりあうものたち13. ロックンロール・スーパーノヴァ(Album Ver.)<ツアー情報>Bye-Bye-Handの方程式 pre. Soft Vinyl Human Tour6月28日(金) 千葉LOOK6月29日(土) 仙台 enn 3rd6月30日(日) 宇都宮HELLO DOLLY7月12日(金) 神戸 太陽と虎7月13日(土) 高松TOONICE7月15日(月・祝) 岡山PEPPERLAND7月27日(土) 福岡OP’s7月28日(日) 広島ALMIGHTY8月4日(日) 札幌BESSIE HALL8月9日(金) 京都GROWLY8月10日(土) 金沢GOLD CREEK8月17日(土) F.A.D Yokohama8月18日(日) 静岡UMBERチケット情報:()Bye-Bye-Handの方程式 pre. Soft Vinyl Human Tour – FINAL SERIES –9月1日(日) 名古屋CLUB UPSET9月14日(土) 梅田Shangri-La9月29日(日) Spotify O-Crestチケット情報:()公式サイト:
2024年05月27日女優の石原さとみが主演を務める、映画『ミッシング』(公開中)の本編冒頭映像が22日に公開された。○■石原さとみ主演映画『ミッシング』、本編冒頭映像を公開17日に公開初日を迎えた同作。初週末の3日間ですでに約7.5万人を動員する好スタートを切った。通常、平日に比べ週末や休日の方が劇場来場者は増えるが、今作は上映館257館のうち約半数の劇場で、月曜日の動員数が金土日いずれかの動員数を上回る“異例”ともいえる現象が起こっているという。今回公開されたのは、同作本編の冒頭映像。失踪した幼い娘の思い出のシーンから一転、娘を懸命に探す3カ月後の疲弊した母・沙織里(石原)と父・豊(青木崇高)の姿が映し出される。そして、進展がない状況のため、キー局の取材が無くなる中、唯一家族の取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)とそのクルー、SNS上で事件に関与しているのではと噂される沙織里の弟・圭吾(森優作)など細かな登場人物の設定が明らかになる。(C)2024「missing」Film Partners【編集部MEMO】映画『ミッシング』は吉田恵輔監督(※吉はつちよし)によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった時、母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、夫・豊(青木崇高)との温度差も感じ始め、言動も次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまう。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。
2024年05月22日石原さとみが主演を務め、吉田恵輔がオリジナル脚本でメガホンをとった映画『ミッシング』の本編映像が公開された。5月17日に公開されると、初週末の3日間で約7.5万人が劇場に足を運ぶ好スタートを切った本作。通常平日に比べ、仕事や学校などが休みで時間の作りやすい週末や休日の方が劇場来場者は増えるが、本作では上映館257館のうち約半数の劇場で、月曜日の動員数が週末金土日のいずれかの動員数を上回るという“異例”ともいえる活況を見せている。ワーナー・ブラザース映画営業部長の鈴木氏は「公開初週末に早速観てくださったお客様から寄せられた、“ハンカチ必須。涙が止まらない”“今年No.1確実”“優しい光を感じる”といった、尋常ではない熱量の感想がSNSを中心に一気に広がっている。こんなにも多くの人が自らの言葉で熱い感想を発信するのは珍しい。何よりも本作でも描かれていることのひとつ、“SNS”というツールを使用して作品の凄さを伝えたいという気持ちであふれている。本作を観た人たちは、何か優しい気持ちに必ずなる。この映画をひとりでも多くの人に届けることが優しい世の中を作る、という気持ちに揺れ動かされているのでは」と、本作のメッセージが伝わっている実感も交え、盛り上がりについて語っている。公開された映像には、失踪した幼い娘の思い出のシーンや、そこから一転し、娘を懸命に探す3カ月後の疲弊した母・沙織里(石原)と父・豊(青木崇高)、進展がない状況のためキー局の取材が無くなる中、唯一家族の取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)とそのクルー、そしてSNS上で“事件に関与しているのでは?”と噂される沙織里の弟・圭吾(森優作)の姿など、本編冒頭のシーンが収められている。映画『ミッシング』本編冒頭映像<作品情報>映画『ミッシング』公開中公式サイト:「missing」Film Partners※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記
2024年05月22日石原さとみが主演を務める映画『ミッシング』から、石原さんが涙ながらに舞台裏を明かしたインタビューや、貴重な撮影現場の様子を収めた特別映像が解禁となった。この度解禁となった映像では、これまでの石原さんの経歴をふり返りつつ、順風満帆に俳優としてキャリアを積んできた彼女が不安な胸の内を涙ながらに明かす、撮影現場での貴重なインタビューが収められている。映像には、「多分、技量がないから、監督が求めているものができているんだろうか、とすごく不安になることが多々ある」と打ち明け、「口内炎がずっと3つあるんです(笑)。なんだかずっと体調も悪くて。でも、沙織里も多分そうだろうなと思いながら(演じていた)」など、自然と溢れてくる涙を押さえながらも、自分を取り繕うことなく、そのままに話す石原さんの姿が。共演の中村倫也は「さとみちゃんがあれだけいろんなものをすり減らしながらやっているのはみんな感じている」、青木崇高は「(石原さんの演技を見て)母親の子を思う力っていうのは、すごいなって思いましたね」とそれぞれ、撮影現場で接した心身ともにボロボロになっていた石原さんに言及、それほどのものを背負っていたことが伝わってくる。本作で“新境地を見せた”といわれる石原さんの熱演に期待が高まる。また、インタビューに併せて撮影現場の様子を捉えた貴重なメイキング映像も収められている。現場で段取りに臨む石原さんと吉田恵輔監督は、アップ後には笑顔を見せるなど、キャスト&スタッフ一丸となっていた現場の温度感も伝わってくるものとなっている。『ミッシング』は5月17日(金)より全国にて公開。※吉田恵輔監督の「吉」は<つちよし>が正式表記。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッシング(2024) 2024年5月17日より全国にて公開©︎2024「missing」Film Partners
2024年05月16日【関連】産後に退院するなり、同僚を呼んで家飲みする夫にモヤッ2歳の子どもはママのモノマネにハマり中石原さとみさんは2020年に一般男性と結婚し、2022年4月に第1子を出産しました。現在は子育てをしながら俳優業を再開しています。そんな石原さんが『徹子の部屋』にゲスト出演。子育てについて語りました。子どもがおしゃべりするようになった今でこそ、子育てを楽しいと思えるようになったという石原さんですが、産後2カ月ほどは「心が追いついていかないというか、ホルモンバランスが崩れてる状態」だったと振り返ります。時間的にも精神的にも、ゆっくり食事をとる余裕すらなく「納豆卵かけごはんを飲むように食べていた」。「この子を生かすためにと自分自身が生きるために、エネルギーを摂取するみたいな感じで必死でした」とリアルな心境を明かしていました。助けてくれたのは夫や夫の両親、自分の両親、周囲の友人たち。そのおかげで「何とか自分自身を取り戻すことができた」といいます。ずっと長かった髪も、出産を機にばっさりカット。「子どもが動くようになってご飯を食べるようになると『ママー!』ってよしよししてくれるんですけど、ご飯粒だらけの手のまま(よしよし)されるので、『すぐに洗って乾くショートヘアでよかった』って何度も思いました」と感じているそうです。2歳になったお子さんは最近おしゃべりができるようになったそうで、「私のモノマネをよくしてますね」と明かします。たとえば、石原さんは仕事に行く際「バッグを持って、水筒を持って、靴をはきながら『行ってくるね』ってハイタッチとグーパンチをして、チューをして行く」そうですが、子どもが一連の動作をマネしていたのだそう。「何も入ってない紙袋を持ちながら、ママのモノマネをして家のどこかに行ってました」とうれしそうに話していました。さらに「全部自分(石原さん)がしゃべったことをコピーしてしまう」ため、自分が思わず「ヤバイ」「マジで」「うまっ」などと言ってしまいそうになったときは「聞いてないかな、大丈夫かな」と焦りつつ「おいしい~」などと言い直すそうです。子どもは意外と細かく、親の言動を見ていたり聞いていたりするものですよね。「ゆっくりトイレにも入れない」産後子どもが産まれると、一人の時間がほとんどないと言っても過言ではありません。ようやく眠れそうと思った瞬間や、家事をしている最中でも関係なく赤ちゃんは泣きます。ちゃんとご飯も食べられない、ゆっくりトイレにも入れない、当たり前の日常が送れないのです。何かとママばかりに負担が偏り、1人で我慢しすぎてしまうケースも少なくありません。仕事で疲れて帰ってきているパパに何かお願いするのは気が引けるという人もいるかもしれません。でも、パパも赤ちゃんの親。人任せにせず、先回りしてママをサポートすることは大切な役割です。パパが育児や家事を積極的に担ってくれたら、ママもパパも赤ちゃんも家族全員が幸せですよね。夜もまともに眠れない時期、しんどい気持ちを分かち合い二人で乗り越えることは夫婦の絆を深めます。産後の大変さを一人で抱え込まないようにしてください。また、パパ以外でも自分の親でも、友達でも、自分の話しやすい人に気持ちを打ち明け、手助けしてもらえるといいでしょう。参照:【医師監修】新生児の育児ストレスやイライラが辛い。よくある悩みと乗り越え方
2024年05月15日女優の石原さとみが主演を務める、映画『ミッシング』(5月17日公開)の場面写真が14日に公開された。○■石原さとみ主演映画『ミッシング』新場面写真公開今回公開されたのは、主人公・沙織里の姿を切り取った新場面写真。自宅の部屋にたたずむ沙織里の後ろ姿を捉えたカットとなっており、カーテンが閉められた部屋の片隅に虹のような光が差し込み、壁に描かれた落書きに優しく降り注いでいる風景を映し出している。【編集部MEMO】映画『ミッシング』は吉田恵輔監督(※吉はつちよし)によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった時、母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、夫・豊(青木崇高)との温度差も感じ始め、言動も次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまう。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。(C)2024「missing」Film Partners
2024年05月14日石原さとみ、中村倫也、青木崇高らが出演する映画『ミッシング』から、メイキング写真が一挙解禁された。2024年注目の1本といわれている本作、「心を掻き乱される」「観る者の心をえぐる」「狂った世界にも夜明けはかならずやってくる」「絶望の闇で小さな優しさが温かい」などなど、心に突き刺さったという方が続出しており、「他人事ではない。自分事になった」と本作からの衝撃を語る言葉がSNS上に続々とあがっている。この度解禁された写真には、石原さんとそのすぐそばに吉田監督が並んで座っている姿が。お互いにとって「挑戦だった」という本作は、撮影中はどう演じればいいか分からない状態がずっと続いていたという石原さんに、吉田監督はテイクごとにそばに行って、時間をかけて丁寧に会話をしていたそう。撮影が早い!とよく言われる吉田組では、滅多にない光景だったという。また、中村さん演じるテレビ局の記者・砂田の仕事場の撮影は、実際のテレビ局を使用して行われた。写真には、普段私たちが目にすることのないテレビ局内の風景も映っている。吉田監督は、『空白』で描き切れなかったマスコミのいまをしっかりと掘り下げたいという思いも本作に盛り込んでおり、ニュースを扱うマスコミの現場の葛藤や緊張感が伝わってくる。常に世間の目にさらされる夫婦役を演じた石原さんと青木さんは、家の中や街でのビラ配りなど、一緒にいるシーンが多かった。事件に対する温度差からぶつかるシーンも続いたが、お互いに、言葉数を重ねるというより、一緒にシーンやそこに向かう気持ちを共有することできて本当に助けられた、とふり返っている。まさに“支え合った”関係性を築けたというが、それがあったからこそ、2人のシーンが観客にとってより身近に感じられるものになっている。そして、晴れた空の下で、笑顔を浮かべながらスタッフと一緒にモニターを眺める石原さんと監督の姿も。念願の吉田組への参加が叶った石原さんは、「役柄も設定もお話もツラいけれど、とにかく現場が平和だった。温かいし、優しく、やわらかい空気に包まれている」と撮影現場の雰囲気を明かしていたが、集中力を切らさずに演じられたのは、臨機応変に対応するスタッフたちの支えもあったという。映画の本編も緊迫感や圧迫感など辛い感情が後半まで続くが、撮影中も本作のテーマ同様に関わる人間全員がお互いに寄りそう気持ちを大切にして演じ、作り上げてきたからこそ“温かい気持ちに涙する”1本が完成したに違いない。『ミッシング』は5月17日(金)より全国にて公開。※吉田恵輔監督の「吉」は<つちよし>が正式表記。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッシング(2024) 2024年5月17日より全国にて公開©︎2024「missing」Film Partners
2024年05月11日お笑いコンビ・土佐兄弟の有輝が、Snow Manのラウールが主演を務める映画『赤羽骨子のボディガード』(8月2日公開)に出演することが11日、明らかになった。○■土佐兄弟・有輝が“潜水士”幡一平役で映画デビューヒロイン・赤羽骨子(出口夏希)以外の3年4組全員がボディガードという同作。3年4組のキャスト情報は公式X(Twitter)で1人ずつ順次公開されており、公開前日には主演のラウールからのヒント動画も投稿されている。今作で映画初出演を果たす土佐兄弟の弟・有輝が演じるのは、ツーブロックヘアが特徴的な潜水士(ダイバー)・幡一平。過去にもダイバー役を演じたことがあり、ダイビングのライセンスを所持している有輝が、クラスの戦闘班として得意の潜水技術を駆使し、殺し屋から赤羽骨子を守る役柄を演じ切っている。また、撮影に挑むにあたり、実際に髪の毛を刈り上げて金髪に染め、原作キャラクターを忠実に再現。撮影期間中は持ち前の明るさとコミュニケーション能力の高さで、撮影現場を大いに盛り上げた。(C)丹月正光/講談社 (C)2024『赤羽骨子のボディガード』製作委員会
2024年05月11日