自炊は手間がかかる一方、自由な発想で料理を楽しむこともできます。バー経営の経歴を持つ、ミートスパ土本(@mouosaegakikan)さんは、次のコメントとともに、あるパスタの写真をX(Twitter)に投稿し、人々を驚かせました。「昔作った『クソデカペペロンチーノ』を見る?」写っているのは、サイズや規模などが極端に大きいことを意味する『クソデカ』という形容詞で表現されたパスタ。材料がシンプルで作りやすいペペロンチーノの、どの部分が巨大なのかをご覧ください!ペペロンチーノといえば、ニンニクや唐辛子などで風味付けしたオリーブオイルを、麺に絡めたもの。輪切りになった唐辛子がアクセントとなるのですが…ミートスパ土本さんが作ったペペロンチーノには、何やら巨大な赤い物体がのっています!特大の唐辛子をのせたと思える光景に、こんなコメントが相次ぎました。・えっ、ジャンボ唐辛子!?・インパクトがすげー!めっちゃ辛そう!・想像した『クソデカペペロンチーノ』と違う…普通は大盛りとかじゃん…。・腹を抱えて笑った。これはこれでアリ!・舌がのっているようにも見えた。脳がバグるね。「これほど大きな唐辛子を使ったら、激辛パスタになるのでは」と心配になりますが、ご安心ください。パスタにのった赤い物体の正体は、『パレルモ』という唐辛子のような見た目のイタリアンパプリカなのだとか!『パレルモ』は、辛味成分がなく甘酸っぱい味わいのため、サラダや炒め物などによく使われています。ミートスパ土本さんも、撮影後は『パレルモ』をカットして、ペペロンチーノのトッピングとしておいしく食べたのでした。その見た目で激辛料理と錯覚させる、『パレルモ』マジック。パプリカの使い方次第で、面白料理が一瞬で完成するのは楽しいですね![文・構成/grape編集部]
2024年03月16日東京・京橋にある国立映画アーカイブで本日から大規模な特集上映「戦後日本ドキュメンタリー映画再考」がスタートする。タイトルの通り、戦後の日本で制作されたドキュメンタリー作品を上映し、その意義やメッセージを、現代の、そして将来の社会を視野に入れながら再考できる貴重な催しだ。映画はその誕生時から数多くのノンフィクション映画を残してきた。テレビやインターネットがない時代、映画はニュースを伝える主要な媒体のひとつとして進化を続け、プロが手がけたもの、個人映画なども含めるとその数は膨大なものになる。さらに作家的な視点を持ち込んだドキュメンタリー映画も存在する。発展する科学の最前線を伝えるもの、社会に異議申し立てをする者、失われていく歴史をフィルムに刻もうとする者……そこにはある時代を生きた“人間の視点”が確かに存在している。今回の特集は主に1950年代から2000年前後に発表された日本のドキュメンタリーを上映する。高度成長期の日本のある側面を記録したダム建設記念映画群や、日本のドキュメンタリー映画界にその名を刻む小川紳介、土本典昭らの作品、最新作『れいわ一揆』も話題を集めた原一男監督の第2作『極私的エロス・恋歌1974』、柳町光男監督が暴走族の世界にカメラを向けた刺激的な傑作『ゴッド・スピード・ユー BLACK EMPEROR』、菌や生物の世界を記録し高評価を得た樋口源一郎の作品など66作品が集まった。いずれの作品も単なる“記録”にとどまらず、その時代を生きた人々の視点や思考、訴えが描かれており、この特集を通じて過去を見つめるだけでなく、現代の社会や未来について考えることもできる内容になっている。戦後日本ドキュメンタリー映画再考1月21日(火)から3月8日(日)まで国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)月曜休館
2020年01月21日