意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「大阪都構想」です。大阪をきっかけに、都市のあり方の再検討が進めば。11月1日、大阪都構想についての住民投票が行われ、反対多数で否決されました。大阪都構想とは、大阪府が「都」になることではありません。大阪市を廃止して、4つの特別区として再編。東京23区のように地域ごとに行政区を割って、地域特性を生かし細やかな地域サービスを実現。広域的な行政は大阪府が行うという提案でした。これまで大阪府も大阪市も同じように権限を持ち、財源もあるため、「二重行政」となって税金の無駄遣いになっていると問題視されていました。たとえば、大阪府で高層商業ビルを建てたのに、同じようなビルを大阪市でも建てたり。あるいは、府がやろうとすることに市が反対し、プロジェクトが進まないというような事例も重なり、大阪の産業の衰退を招いたといわれてきました。それを解消しようと当時、府知事だった橋下徹さんと松井一郎さん(現在の大阪市長)が中心となり、2010年に「大阪維新の会」が立ち上がり、大阪都構想を掲げたのです。2015年に住民投票をしましたが否決。今年2度目の住民投票も再否決され、廃案になりました。大阪維新の会は新自由主義的な政党なので、競争させて無駄は省くという考え方。コストカットの側面から、行政サービスが悪くなるんじゃないか、というのが反対派の見立てでした。廃案になったものの、菅総理は「大都市制度の議論に一石を投じた」と提案については一定の評価を示しました。実際、平成の大合併により、多くの市町村の再編が行われ、同じ市のなかでも中心部は潤うが山間部は廃れるといった格差も生まれてしまいました。逆に、合併を選ばなかった村が地域特性を生かして発展していったケースも。社会的ニーズが多様化し、生活環境が変化に富むいま、暮らしや財政の基盤となる行政はもう少しミニマムにしていったほうが、隅々にまで目が届くのではないかと思います。松井市長は、その後、大阪市を残したまま区の権限を強くする8つの「総合区」を設置する条例案を来年2月に市議会に提案すると表明。大阪に限らず、これを機に地方行政のあり方を再検討する動きが進むことを望みます。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新疆ウイグル問題」です。企業のSDGsの意識を強めるきっかけになった。中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府がウイグル族の人々を弾圧したり、100万人以上を収容所で強制労働させているなど、非人道的な行為が長年、世界的に問題になっていました。ウイグル族はイスラム教を信仰しており、中国共産党は実質的に宗教の自由を認めていません。特定の宗教は弾圧し、言葉や文化も漢民族への同化政策をとっています。そのことに反発し、一部のイスラム原理主義への回帰思想の人たちがテロを起こすようになり、中国共産党はそれらの過激派をテロ組織と認定し、取り締まりを強化するという悪循環も生まれているのです。今年、新疆ウイグル問題がさらに注目を浴びたのは、3月にオーストラリアの政府系シンクタンクが、世界の82社のサプライチェーン(部品や原材料の調達から製造、販売、消費までの一連の流れ)に、ウイグル族の強制労働が含まれていると発表したからです。そのなかにはアパレル、自動車、電化製品、携帯端末、ITなどの世界の有名多国籍企業や日本の企業も数多く含まれていました。これまでは人権や環境に配慮していると宣言していた企業でも、ウイグルの人たちから搾取するような強制労働に加担していることが明らかになり、各社対応に追われました。いまやESG投資が広まっており、人権や環境に感度が高い企業が投資の対象になり、それらに問題を抱えているとただちに企業価値を損ねます。しかし、サプライチェーンは多岐にわたっているため、メーカー側にしてみれば、まさか自分たちの会社が!と寝耳に水の出来事でもあったのです。トランプ政権は6月にウイグル人権法案を施行。ウイグル族弾圧に関与していることがわかった中国当局の担当者に、制裁を科せるようにする法律です。9月にはウイグル自治区で生産されている綿製品の輸入の禁止を宣言し、対中政策を強化しました。もしかしたら、私たちが普段着ている服や使っているスマホが、ウイグルの人々の強制労働につながっているかもしれません。そういう想像力を欠かさないようにしたいですね。こういう動きをきっかけに、SDGsの取り組みが世界的に進むことを願います。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「小選挙区制」です。時局により、すぐ体制が変わりやすい選挙制度。安倍前総理の退陣により発足した菅内閣の任期は2021年の9月末までです。支持率の高いうちに衆議院を解散、総選挙を行って、盤石な体制を整えようという声も自民党内から強く上がっています。いま衆議院選挙で取り入れているのは小選挙区比例代表並立制。小選挙区制では、1つの選挙区から1人を選出します。この場合、与党かそれ以外か、ほぼ一騎討ちになるため、時の風によって体制が一気にひっくり返りやすい。民主党政権も、原発や消費税問題で対応を間違い、あっという間に政権が自民党に戻ってしまいました。小選挙区制では少数派の意見を拾いにくいという問題もあります。実は1993年までは中選挙区制でした。同じ選挙区内から3~5人を選べたので、多様な議員を国会に送ることができたのです。ただ、選挙区が広いと選挙運動に金がかかり、地元の有力者や代々政治家家系の候補者が有利になり、汚職も広がりやすい。それを改善しようと小選挙区制になりました。選挙で「支持する候補者はいるが、所属する政党は支持していない。どうしたらいい」という悩みをよく聞きます。僕は、小選挙区制では政治家個人の資質を見て選び、比例代表制の政党は、普段から自分の考え方に近い政党に投票するようにしています。ただ、比例代表制も、党の判断で名簿上位に並んだ候補者が私たちが選んだわけではないのに当選し、その後、汚職にまみれていく問題などが起きています。自民党の青年局が73歳定年制を打ち出したときには、党内でも相当の抵抗がありました。73歳を越えた候補者が比例代表の名簿の上位におり、本当にこの人たちは必要かと切り込んだのです。国民にとっていい政策を実現するには、与党と野党が緊張関係を持ち、多様な意見が飛び交い、慎重に議論できるようにしておくことが必須です。現在、女性議員や女性閣僚の比率はOECD加盟国でも日本は最低レベル。時代にマッチした、新しい感覚を持った議員が活躍できる国会や政府であってほしいですね。そのためにこの選挙制度は最適なのか、あらためてチェックする必要があるのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「菅内閣誕生」です。なぜ改革が必要か、目的と理由の情報公開も求む。安倍総理が病気を理由に退陣。9月16日、自民党の菅義偉総裁が、第99代内閣総理大臣に指名され、菅内閣が発足しました。就任の記者会見ではデジタル化強化のために新しくデジタル庁を創設することや、少子化対策として不妊治療の保険適用を実施したいと発言しました。安倍政権の流れを汲み、継承していくのは安全保障政策や自衛隊のあり方、憲法改正など。菅さんは外交経験は少ないため、ロシアのプーチン大統領など、前総理がこれまでに積み上げてきた信頼関係を生かし、体調が回復し次第、安倍さんが外交特使として派遣されるのではないかと注目が集まっています。特にいまは、アメリカと中国が牽制し合っている最中なので、前任者に託すというのは、いい対策なのではないかと思います。一方、内政に関して菅内閣は、積極的に改革を行おうとしています。安倍さんとの大きな違いは、菅さんは世襲政治家ではなく無派閥ということ。会見でも「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と断言していました。前政権では、成長戦略が道半ばで終わってしまったので、これからは民間の参入を積極的に打ち出すことになりそうです。政府内でもベンチャー企業が活躍できるかもしれないという期待は、企業家の間に高まっています。また、官邸人事は強化されるでしょう。内閣の方針に沿う人は重用するけれど、抵抗する人は容赦なく切るという傾向は今後も続きそうです。9月には「日本学術会議」が推薦した候補者のうち6名の任命を見送りました。その理由が不明だという声が上がりましたが、明確な説明はなされていません。パンケーキ好きなど、柔らかいイメージのメディアプロパガンダも効いて、就任時には74%と高い支持率を集めました。しかし、改革により、特定の産業や企業、一部の富裕層や企業家にのみ利益がもたらされ、弱者が切り捨てられることになってはいけません。「誰にとっての改革なのか」ということは見失わないでほしいと思います。また、なぜ改革が必要なのか、目的と理由に関するしっかりとした情報公開はぜひ求めたいところです。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政府事業の民間委託」です。問題点は行政側に。新規民間の参入と育成が課題です。新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」の支給において、経済産業省がサービスデザイン推進協議会に事業委託。そのほとんどを電通に再委託していたことが発覚し、中抜き疑惑が湧き起こり問題になりました。こういう大きな行政事業は、お金の管理、宣伝文句やデザイン、業者への発注など、仕事が多岐にわたります。しかも迅速に実行しなければいけないとなると、ノウハウを持ち安心して任せられるのは大手広告代理店しかないというのも事実です。東日本大震災で、計画停電を急にしなければいけなくなったときも広告代理店がいろいろなプロジェクトを組んで進めていました。前述の問題の決定的なミスは、説明がきちんとなされなかったことでしょう。不透明な関係で、本当は発注に偏りがあるのに、あたかも公平にやっているかのように見せかけた手法が問題。最初から、こういった大事業を頼める業者は限られていることを正直に公表すればよかったのだと思います。ただ、発注先が限られるということは、市場競争が起こらないため、価格が適正なのかどうかも判断がつきません。この状況を変えるためには、日頃から、様々な業界が行政事業に参入しやすくすることではないでしょうか。アメリカではオバマ政権以降、「オープンガバメント政策」を打ち出しており、政府の透明性、国民参加、官民協業を謳っています。地方行政では福岡市がITやデジタル技術を積極的に使った、新たな行政サービスを次々と打ち出しています。交通では配車サービスの「Uber」のライドシェアをいちはやく実験的にスタート。ベンチャー企業の誘致も進め、育成に力を入れてきました。LINEやYahoo!などのテック系、デジタル系新興企業と連携してプロジェクトを動かすなどしており、他県から視察も多く来ているようです。大手広告代理店が悪いという話ではなく、政府はきちんと情報公開をして、民間参入者を増やし、新たな産業を起こしたり企業育成をすること。本当の意味での効率を高めて、先鋭的、前衛的な新陳代謝のいい国になる必要があるのではないかと僕は思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月12日歌手の浜崎あゆみさんが、2020年10月2日に公式ファンクラブサイトで第2子妊娠を発表し、話題となりました。浜崎あゆみが第2子妊娠を発表!ネットで「おめでとう」「すごすぎる」の声同月7日に自身のInstagramで、つわりで苦しい中、ある存在に救われたエピソードをつづり反響を呼んでいます。浜崎あゆみ「守護神のように頼もしくそばにいてくれる」妊娠初期から多くの女性が経験する『つわり』。吐き気やニオイに敏感になるなど、苦しい思いをする女性は多いです。浜崎さんもその1人。苦しいつわりに耐える浜崎さんは、愛犬の『だんごくん』との写真とともに、こうコメントしました。 View this post on Instagram A post shared by ayumi hamasaki (@a.you) on Oct 6, 2020 at 8:00pm PDTだんごが最近わたしにぴーったりくっついて離れない。ビビリで人見知りで甘えん坊だからいつもはお兄ちゃんのきびにべったりなのに、悪阻で毎日魂抜かれた顔してるわたしを見て何か察してるのか、一日中守護神のように頼もしく側にいてくれて、チビからの必殺かかと落としや急襲ムササビジャンプ、ダンシング頭突きから自分の身を呈して守ってくれますa.youーより引用普段は、兄であるフレンチブルドッグの『きびくん』と一緒にいる、だんごくん。しかし、浜崎さんの体調が悪いことを察したのか、近頃そばに寄り添ってくれるそうなのです!2019年に出産した長男『チビくん』の頭突きや、かかと落としなどのちょっかいからも、だんごくんは守ってくれるそう。浜崎さんの投稿に対して、ファンからはこのような声が寄せられました。・ご主人のピンチに気付くだんごくん、賢いですね。がんばれあゆ!・あゆもつわりに耐えてるから、私も頑張る!・だんごくんかわいい…。あゆのことを頼みます。きっとお腹の赤ちゃんも、こんなに頼もしいお兄ちゃんのいる家族の元へ行くのを楽しみにしていることでしょうね![文・構成/grape編集部]
2020年10月08日先日、歌手の浜崎あゆみさん(42)が誕生日に自身二度目となるオンラインライブを開催。配信後に公式ファンクラブサイトにて、「2人目の天使がおなかの中で一生懸命育ってくれています」と公表。ファンを驚かせました。あゆと言えば、今年1月に第一子を2019年11月に出産していたことを事後発表しています。出産からわずか1カ月半でカウントダウンライブに望んでいたことが後からわかり、世間から驚きと心配の声を集めました。そこから8カ月後の第二子妊娠。あまりのスピード感に驚きの声が多いものの、同時に「妊娠を売り物にしている」という批判の声も多く上がっています。一般的には炎上系の芸能人でも、妊娠発表は祝福の声が多いのですが、今回はファンを除けば、かなり心配(おせっかい)の声が多いのが特徴的です。その理由の1つは、やはり発表のタイミングや「天使」といった表現の仕方でしょう。しかし第二子妊娠発表を見ていて、筆者は彼女の覚悟を感じました。それは、「生きるエンターテイメント」としての覚悟です。■あゆから生きるエンターテイメントとしての覚悟を感じる3つの要素そもそも「生きる歌姫」ではなく「生きるエンターテイメント」と称したのには、理由があります。海外セレブの多くは歌手でも俳優でも、セレブのカテゴリに入ると、全員私生活の動向がウォッチされ、そして見ている者に多大な影響を与えます。日本の芸能人や歌手も私生活を追われるのは同じ流れですし、近年はライフスタイルそのものを発信し、自身のブランディングに活かす芸能人も増えています。しかし、パートナーシップや出産や育児に特徴があっても、それを打ち出している人はまだいない気がします。今回それをやろうとしているあゆに「生きるエンターテイメント」としての覚悟を覚えるのです。・あえて誕生日に発表今回の発表は、あゆの42歳の誕生日におこなわれました。“妊娠4カ月ほどで一応安定期に入っている”とも報じられていますが(一般的に妊娠安定期は妊娠4〜5カ月を指します)、発表時期が早すぎるという指摘も多くみられます。そもそも40代の妊娠は流産率も高く、安定期といっても油断はできません。にもかかわらず、あえて誕生日に発表したことには彼女なりの覚悟があるのではないでしょうか。それは、誕生日に発表するというセンセーショナルを選択したこと。すなわち歌姫としてのドキュメント性を求めたということではないでしょうか。・絶対撮らせない姿勢今回の第二子妊娠ですが、各社マスコミがその事実を事前に捉えることはできませんでした。第一子のときも同じです。これは日本に住まう上では、かなり難易度の高いことです。しかしあゆはそれをやってのけ、そして自分のタイミングで妊娠を発表しました。絶対撮らせないという覚悟と、徹底したプロ意識が生み出した結果なのでしょう。しかしおそらく、撮らせない姿勢と引き換えに、彼女は生活の上で、様々な犠牲を払っていることが予想できます。撮らせないを貫いたあゆの中には、一人の女や母ではなく、「あゆ」として行き続ける覚悟があることは間違いないでしょう。・子どもは公表しても夫は公表しない「40代にもなって誕生日に妊娠発表。それも『天使』と言うなんて」批判の声の内容には、このようなものが多くを占めています。しかし、筆者は思うのです。正直ここまでスクープを事前に撮らせないで活動を継続させることができるなら、子どもがいること自体を隠すこともできたはずです。それなのに彼女は夫の存在を公表せず、「天使」の存在だけを自分のタイミングで発表しました。そう考えたら、ここまで徹底して情報と時期をコントロールする彼女を批判できません。例えるなら「生きるエンタテインメント」なのです。歌姫としてのあゆも、母としてのあゆも叶えていく。そのために出来ることを全てやり、最善のための行動を取っている気がしてなりません。みなさんはあゆの妊娠発表を聞いて、どう思ったでしょうか。筆者は40代になり、歌だけでなく別の側面で魅せてくれる彼女に、ますます面白さを覚えるのでした。(文:おおしまりえ)
2020年10月06日2020年10月2日、歌手の浜崎あゆみさんが、第2子を妊娠していることを公式ファンクラブサイトで発表しました。サンケイスポーツによると、浜崎さんは「大家族になるのが楽しみです」と、妊娠の喜びと出産への意気込みを明かしているそうです。この日誕生日を迎えた浜崎は「みんなへ!」と題し、今年予定されていたライブツアーを配信という形で完結させたことを報告、感謝するとともに、「今、2人目の天使がお腹の中で一生懸命育ってくれています。大家族になるのが楽しみです!」と自身が妊娠していることを明かした。サンケイスポーツーより引用浜崎さんといえば、2019年末に未婚で第1子を出産し、すぐに復帰したことから、世間を驚かせたことも。「出産からの復帰が早すぎる」と指摘された浜崎あゆみSNSで応える浜崎さんの報告に対し、ネット上ではさまざまな反響が上がっています。・すごすぎる。おめでとうございます!・第1子のお子さんのためにも、兄弟がいると心強いだろうし、よかったと思う。・40代で続けて妊娠と出産をする浜崎さんを、同じ女性として本当に尊敬する。身体を大切にして、元気なお子さんを産んでほしいですね。おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年10月03日10月2日、公式ファンクラブサイトで第2子妊娠を発表した浜崎あゆみ(42)。同日が誕生日だった浜崎は、オンラインライブを開催。その配信終了後に突如、同サイトで「今、2人目の天使がお腹の中で、一生懸命育ってくれています。大家族になるのが楽しみです!!」と妊娠報告したのだ。「浜崎さんは今年1月2日、昨年末に第1子を出産していたことを電撃発表したばかり。第1子の父親については年下の男性と報じられていますが、公式の発表はされていません。音楽業界でも妊娠したという情報は流れておらず、突然の極秘出産報告に、関係者たちすら非常に驚いていました」(音楽関係者)今回の第2子妊娠も、浜崎は発表こそしたものの、妊娠期間や子供の父親についての詳細はいっさい明かしていない――。実は本誌は、6月末に都内でその姿を目撃している。ストローハットと黒いマスクで顔を隠したその日の浜崎は、背中を大きく露出した黒ワンピースに、足元は低めのサンダル姿。小雨が降るなか、事務所関係者と思われる男性に傘を差されエスコートされながら、路上に止められた車に乗り込んでいくところだった。「一般的に芸能人の妊娠報告の時期として多いの、が安定期に入った5カ月目以降です」(スポーツ紙記者)本誌が目撃したこの時は、すでに“おめでた”だった可能性が高いことになる。妊娠報告とともに、「ひとりの人間として、いちアーティストとして、そして母として、健やかでたくましく真っすぐな背中を見せて生きていけるよう、日々精進していきます!」と決意をつづった浜崎。本誌が目撃した彼女の背中にも“2児の母”となる覚悟がにじみ出ているように見えた――。
2020年10月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本の防衛」です。攻撃力を高めるより外交、経済政策でリスク回避を。日本の防衛における今年の大きなトピックは、河野防衛大臣が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田・山口への配備を撤回したことでしょう。撤回の理由は、想定されていた安全が確保できないこと。改修に費用がかかりすぎることなどでした。イージス・アショアは、飛んできたミサイルを撃ち落とすシステムです。いま計画を撤廃することで、防衛のためには敵基地に攻撃する能力のあるミサイルシステムが必要なんじゃないかと、話は思わぬほうに進んでいます。そうなると新しい兵器を買わなくてはいけませんし、攻撃能力を持てば、当然攻撃されるリスクも高まります。こうして、際限なく防衛力の拡張にひきずりこまれてしまうことを「安全保障のジレンマ」といいます。2020年度の防衛予算は5兆3130億円と過去最大になりました。2010年くらいまでは5兆円程度でしたが、近年一気に跳ね上がっています。理由の一つは、アメリカが防衛費を見直したこと。自国の経済も疲弊しているアメリカは、日本や韓国から軍を撤退し、自分の身は自分で守ってくれという姿勢でいます。これを受け、これまで空母を持たなかった日本も、空母の機能を持たせるために護衛艦いずもを改修したり、母艦に離発着できるオスプレイを配備したり、宇宙やサイバー関連にも防衛費を投入しました。ただ、安全保障は、軍事力増強だけが方法ではありません。外交政策も大きな歯止めになります。経済的な結びつきを強め、相手国を攻撃すれば自分たちも不利益を被る、という関係を作っておくことはとても有効です。EUが誕生したのも同じ理由です。2つの世界大戦の反省を受け、経済的関係を強めることでEU圏内は戦争を回避してきました。日本も、TPPやRCEPなど、アジア太平洋地域で大きな貿易圏を作り、互いを攻撃しにくくする方法を構築しようとしています。いま新型コロナで、人もモノも行き来しづらくなり、自国第一主義に走りがちです。しかし、各国の連携が薄れれば、リスクも高まります。このなかでどういう防衛協調策があるのか、今後もウォッチしていきたいと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年09月23日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コロナ禍の災害支援」です。被災地と離れていながらできる、新しい支援に注目。今年も豪雨災害が続いています。7月には熊本を中心に、九州やその他の地域が大きな被害に見舞われました。しかし、このコロナ禍では感染リスクもあり、自由に移動ができません。現地ではやはり人手が足りていないとのこと。とはいえ、県外の方が来ると地元から一斉に不安の声があがり、疑心暗鬼も招いてしまうそうです。そんななか、新しい支援の形が2つ見られました。一つは、被災した当事者がAmazonの「ほしい物リスト」で必要物資を公開し、支援を募るというもの。八代市の水没した保育園では、園児の帽子からフェルトペン、シーツに至るまで具体的に必要なモノと数をリストアップしました。これまでは、被災地で何が必要なのかの情報をリアルタイムに得るのが難しく、物資を送っても自治体の倉庫で管理されて適切に届かないというような問題がありました。その点、この方法は明快で合理的です。もう一つは、熊本地震をきっかけに結成された支援団体「BRIDGE KUMAMOTO」の働きです。広告を手掛けるデザイナーや映像クリエイターらが中心メンバーで、7月の豪雨災害を受け、いち早く基金を創設。これはクラウドファンディングで支援金を募り、被災地支援を行う組織や団体はBRIDGE KUMAMOTOに申請して、助成金を受け取れるというシステムです。全国のクリエイターたちに呼びかけて動画メッセージ集を作るなど、お金以外の支援も行っており、僕もナレーターとして参加しました。このように中間支援団体がSNSを展開して支援に入るというのは新しい動きです。行政では手の回りにくいところを細やかにサポートしています。豪雨や台風災害は今後も起きるでしょう。地震や富士山の噴火の危険もはらんでいます。コロナ禍の複合災害では、外に出られない、外からの支援が得られない状況が続く恐れがありますから、食糧や水、常備薬に加え、マスクや消毒液も適量、備蓄しておいたほうがよいでしょう。これまで避難所ではたびたび、食中毒や感染症の問題が起きていました。コロナにより、衛生面の危機意識が一般的に高まったのは、良かったことかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年8月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年08月19日ヒットソングを生み出し続け、『歌姫』として一世を風靡した、歌手の浜崎あゆみさん。2020年8月2日、浜崎さんのTwitterアカウントにスタッフからのメッセージが投稿され、話題になっています。浜崎あゆみスタッフがTwitterで訴えた『あること』浜崎さんのスタッフが、Twitterに投稿した内容がこちらです。いつも応援して下さる皆様へ、お願いがございます。本人の家族のプライベートに関する情報や (目撃情報含む) 、関係者から話を聞いた、等の全てのSNS発信について、本人の家族全員の安全の為にどうか控えて頂きたいです。A staff 一同— ayumi hamasaki (from staff) (@ayu_19980408) August 2, 2020 スタッフがTwitterに注意書きを投稿した内容から、浜崎さんのプライベートに関わる情報がSNS上にはびこっていたことが読み取れます。「本人の家族全員の安全のためにどうか控えていただきたい」と、深刻さが伝わる表現で締めくくられた投稿。特定の人物の行き過ぎた行動に、浜崎さんは身の危険を感じているのかもしれません。浜崎さんといえば、2019年末に第1子を出産したことを、自身のファンクラブのウェブサイトで明かしたことが話題になりました。「出産からの復帰が早すぎる」と指摘された浜崎あゆみSNSで応える歌手として仕事を、母親として育児をこなす中での呼びかけに、ファンからは驚きと心配の声が上がっています。・好き勝手にあることないこと書かれるなんて、誰もが気持ちのいいものではないですよね。・そんなことをする人が世の中にいるなんて…悲しい気持ちになりました。あゆ、頑張れ!・有名歌手といえど、浜崎さんも1人の人間です。モラルに反する行動はつつしんでほしいものですね…。SNSは、誰もが気軽に自分の感情や日々の出来事を投稿できる反面、ウソの情報や人を不快にさせる内容が拡散されてしまう場合があります。その場の勢いで投稿した言葉は、時に人の心を傷つけるばかりでなく、他人の身を危険にさらしてしまう可能性があるのかもしれません。SNSの使い方を、改めて考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月03日7月5日にゲリラリリースされた浜崎あゆみの約2年ぶりとなるニューシングル『オヒアの木』のMVが本日30日に公開された。『オヒアの木』は、昨年末に出産をしたことを公表し、母となった浜崎が初めて愛する我が子のために書き下ろしたバラードソング。デビュー以来一貫して楽曲タイトルを英語にしてきた彼女にとって、自身初となる日本語タイトルということも大きな話題を呼び、先日公開されたMVのshort ver.が先行公開された際には「シンプルだからこそayuの表現力がすごい伝わる!」「母の表情だ、、、!」とSNS上で多くの反響を呼んでいた。MVの監督を務めたのは、浜崎の過去作で『Mirrorcle World』『Sparkle』『GREEN』等のMVを手がけてきたを写真家の下村一喜氏。モノクロのシンプルな世界の中で、優しく繊細な笑みを見せる浜崎の姿が印象的だ。ぜひshort ver.では見ることができなかった、作品の完成版を見届けてほしい。■浜崎あゆみ『オヒアの木』楽曲リンク: 歌詞を見る:
2020年07月30日歌手・浜崎あゆみの自身初となる無観客オンラインライブ「ayumi hamasaki PREMIUM LIMITED LIVE A ~夏ノトラブル~」が、25日19時よりテレビ&ビデオエンターテインメント・ABEMAで独占配信された。ライブは「Mad World」で幕を開け、「WHATEVER」、「And Then」、「Last angel」と続けて美しい歌声を披露。そして、ダンサーたちの華麗なパフォーマンスの後、「monochrome」、「eternal」、続く「End roll」は、同楽曲をカバーしたmiccieとのコラボで届けた。そして、「talkin’ 2 myself」、「Survivor」、「Startin’」、「Love song」、「NOW & 4EVA」を披露し、圧巻のパフォーマンスとオンラインライブならではの映像で魅了。本編最後にパフォーマンスメンバーを紹介し、「ありがとうございました!」と視聴者に感謝した。アンコールでは、「BLUE BIRD」、「MY ALL」を笑顔を見せながら披露。サポートメンバーやスタッフ、視聴者に感謝し、「また近い未来、ステージでみなさんと一緒に過ごせることを楽しみにしています。その日までみんな健康で元気で笑顔でいてください!」と呼びかけた。そして、ステージに1人で立ち、7月5日にリリースしたニューシングル「オヒアの木」を初披露。同楽曲は、昨年末に出産をしたことを公表し、母となった浜崎が初めて愛する我が子のために書き下ろしたバラードソングで、デビュー以来一貫して楽曲タイトルを英語にしてきた浜崎にとって、自身初となる日本語タイトルということも大きな話題を呼んでいる。さらに、ダブルアンコールで「The Show Must Go On」をダンサーとともに力強いパフォーマンスで届けた浜崎。「今日は本当にありがとうございました。ありがとう! ありがとうございました!」と感謝の言葉を繰り返し、約1時間半のライブを締めくくった。同ライブは、ABEMAの「PayPerView」で25日19時より独占配信配信。8月1日24時まで見逃し配信で視聴することもできる。○■「ayumi hamasaki PREMIUM LIMITED LIVE A ~夏ノトラブル~」セットリスト1.Mad World2.WHATEVER3.And Then4.Last angel5.monochrome6.eternal7.End roll8.talkin’ 2 myself9.Survivor10.Startin’11.Love song12.NOW & 4EVAEN1.BLUE BIRDEN2.MY ALLEN3.オヒアの木WEN.The Show Must Go On※ENはアンコール、WENはダブルアンコール(C)AEI (C)AbemaTV,Inc.
2020年07月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「9月入学」です。コロナ禍では無理。じっくりと時間をかけて再考を求む。学校の入学・始業時期を4月から9月にする案は「今年度・来年度のような直近の導入は困難」と、見送られることになりました。9月入学制度はこれまでにも何度も議題にのぼっています。世界ではアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国などの国が9月入学制度を導入しています。日本も明治維新後、西洋の教育を導入した当初は9月始業でした。ところが、国の会計を4月~3月を一年とする年度制を採用したこと、徴兵制の始まりなどから4月始業に変わり、今に至ります。今年、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために学校の休校が続き、授業の遅れが問題になりました。そんななか、高校生のツイートをきっかけに、全国知事会から国へ9月入学の検討要請があり、安倍首相も「有力な選択肢の一つ」とコメント。いったん検討し始めたのですが、実際に導入するとなると、初年度の入学生徒数が半年分増加し、大量の教員不足が生じてしまうこと、また、保育所の入学待機児童数が増大すること、システムやカリュキュラムの再編など、拙速な対応は無理と判断されたのです。このコロナ禍で、ただでさえ問題が山積するなか、大きな改変をしようとしたのは現場の声を無視した行動だったと思います。授業の遅れを取り戻すことが目的なら、感染者数は地域によって差がありますし、全国一律にすること自体がナンセンスなのではないでしょうか。4月でも9月でも、いつ学校が始まっても継続してきちんと教育を提供できる仕組み作りを議論するべきなのではないかと思います。日本は会社も年度ベースなので、学校の始業時期をずらせば就職にも影響が及びます。会社を通年採用に変え、大学も途中入学を許すなど、個々のスタイルに合わせた社会設計が必要になるでしょう。世界の学校制度はもっと柔軟です。イギリスは年に3回、入学の機会がありますし、フランスでは家庭での義務教育の就学も可能になっています。また、海外は飛び級制度も広く採用されていますね。日本もこれを機に時間をかけて議論し、右に倣えではない、多様な学校制度へと見直してみてはいかがでしょうか。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年7月15日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年07月09日歌手の広瀬香美が、YouTube公式チャンネル「広瀬香美 Official YouTube channel」の「歌ってみた」シリーズで、浜崎あゆみの「M」を披露。“撃沈”した同曲の魅力を語った。同チャンネルでは、「歌ってみた」が人気シリーズとなっており、これまで米津玄師「Lemon」、Official髭男dism「Pretender」、King Gnu「白日」、あいみょん「マリーゴールド」、LiSA「紅蓮華」など数々の人気曲を圧倒的な歌唱力でカバーしてきた。そして今回挑んだのは、浜崎あゆみが2000年にリリースした「M」。広瀬は、「ファンの皆様からも愛されている有名な楽曲。私もよくカラオケ行くんですけど、めっちゃ歌う!」と明かし、最大の盛り上がりが終盤にあることを「メインディッシュのおいしい“あまおう”までたどり着くのが長い」「だけど、あの味が忘れられないからみんな行っちゃう」などと例えた。また、「秘境のラーメン屋?」「浜崎さんのイメージとは違うけどね。しばらくしたらまた食べたくなる……あのおいしいとんこつラーメン」とも形容。「あのとんこつスープの味が忘れられない! ……行くか。っていう感じかな(笑)? 繰り返し行っちゃう。ハマっちゃってる感じですかね」と語り終えると、弾き語りで「M」を熱唱した。舞台裏を公開しているもう1つのYouTubeチャンネル「広瀬香美 Backyard channel」では、この「M」を歌い終えた直後の動画をアップ。「みんなこの曲歌ったことある? これめっちゃ難しいよね。息が長いというか、最後にブワーッと盛り上がるじゃない? 『誰が歌えるんだい?』という感じだよね(笑)。広瀬香美も無理。広瀬香美も真っ青」と脱帽し、「だから、浜崎あゆみさんってすごいよね。これを歌えるって……このためにどこかで練習なさってて、どこかで体力を温存なさっているとしか思えないもん」と絶賛しながら、「いやぁ……あれ、撃沈だったよ。撃沈を堪能してもらえたらと思います」と呼び掛けている。
2020年05月19日歌手の浜崎あゆみ(41)のシングルコレクション・アルバム「A COMPLETE ~ALL SINGLES~」が、5月18日付の「オリコン週間デジタルアルバムランキング」(集計期間4日~10日)で1位を獲得した。同作は、08年9月22日付の「オリコン週間アルバムランキング」で1位を獲得したシングルコレクション・アルバムのデジタル版。デビュー10周年を記念して、デビュー曲「poker face」から「Mirrorcle World」までのシングル曲43曲をリマスタリング収録したものだ。また今年4月18日からは、ベストセラーとなった浜崎の自伝的小説をドラマ化した「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)がスタート。主題歌の「M」が話題になったこともあり、ランキングがどんどん上昇。ついに1位を獲得したのだ。「『デジタルランキング』は16年11月14日付からスタートしたもので、浜崎さんにとっては初の1位獲得となります。リアルタイムで聞いてなかった若い世代がドラマの影響で楽曲をダウンロードしたことも、後押しとなったようです」(音楽関係者)今月11日には、浜崎の公式YouTubeチャンネルで、ヒット曲「SEASONS」など25曲のアカペラ音源を無料公開。「ayuクリエイターチャレンジ!」と題してプロ・アマ、老若男女問わず、一般ユーザーに歌声を提供。そこから作品をつくってもらうという企画が話題になっている。「かつてはミリオンヒットを連発し、レコ大3連覇も果たした浜崎さん。今年は年明けから極秘出産を発表するなど、話題となりました。そこへきて本業の音楽も好調となり、改めて彼女の楽曲を評価する声が上がっています。しばらくはブームが続くのではないでしょうか」(芸能記者)
2020年05月15日歌手の浜崎あゆみ(41)が5月11日、公式サイトなどでシングル53曲を含む全100曲のアカペラ音源を無料で公開すると発表した。ドラマの相乗効果と相まって、さらに注目を集めることになりそうだ。公式サイトでは浜崎のアカペラ音源を使ってアレンジし、ハッシュタグ「#ayumix2020」を付けて「EDMにリミックスしてみた」「ボカロPがコラボしてみた」「ピアノやギターで弾いてみた」など投稿してほしいと呼びかけられている。また「優秀作品は、浜崎あゆみ公式YouTubeチャンネルのプレイリストにも掲載させて頂きます」「是非おうち時間を使ってチャレンジしてみて下さい」ともつづられている。これまでも「Ayu-mi-x」シリーズなどで、豪華クリエイターによるリミックスを紹介してきた浜崎。ネットでは早速《浜崎あゆみのアカペラ音源公開でアレンジ熱がやばいくらい熱くなってる》《まじか!アカペラデータはDTMerの大好物だぞ!》《これマッシュアップ欲がわいちゃうやつ》と創作意欲を燃やす声が上がっている。実体験を基にしたドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)が話題沸騰中の浜崎。平成を駆け抜けた今、その存在が再び脚光を浴びている。「浜崎さんはコロナ禍である今、『家で楽しめるように』とライブ映像を無料で続々と公開しています。またTikTokでも全てのMVをアップしていくと発表したばかりです。お茶の間や新規ファン、そしてクリエイター。幅広くアプローチすることで、ピンチをチャンスに変え注目を集める人物の1人となっています」(音楽関係者)今後もその動向に目が離せない!
2020年05月11日浜崎あゆみが「ayuクリエイターチャレンジ」と題して、自身のシングル53作を含む全100曲のアカペラ音源をオフィシャルYouTubeチャンネルとオフィシャルHPにて無料公開、自己流アレンジを募集している。まず、第1弾としてアップされたのは、デビュー曲の「poker face」やYouTube再生回数上位にもなっている代表曲「M」「BLUE BIRD」「HEAVEN」「Boys & Girls」「SEASONS」など25曲。かねてからYouTubeをはじめとした動画プラットフォームでは「歌ってみた」「踊ってみた」動画が人気だが、コロナウイルス感染拡大に伴い、おうち時間が長くなっているクリエイターやミュージシャン、もちろん一般ユーザーにも、浜崎さんの声を自由に使って「弾いてみた」「演ってみた」「創ってみた」…などを投稿してほしい、ということで今回の企画が実現した。ハッシュタグ「#ayumix2020」を付けて、「ピアノやギターで弾いてみた」「EDMにリミックスしてみた」「アカペラと一緒に合唱してみた」「バンドで完コピしてみた」「ボカロPがコラボしてみた」「アカペラを使ってアニメ作ってみた」など、表現方法に制限はなく、自分色のアレンジでSNSに投稿して欲しいとのこと。投稿された動画の中から優秀作品は、浜崎あゆみ公式YouTubeチャンネルのプレイリストにも掲載されるという。これまでのキャリアを通じて積極的に若手クリエイターを起用してきた浜崎さん。1999年12月に発売されたシングル「kanariya」にアカペラトラックを収録したことを皮切りに、その後も数枚のシングルにアカペラを収録してリミックスを公募し、応募された作品をアルバム「ayu-mi-x II」などで世に出してきた。ちなみに、当時の企画で採用されたリミキサーのひとりは、現在、音楽プロデューサーとして第一線で活躍中の中野雄太氏。「2000年に行ったリミックスコンテストに応募してくれた、当時学生だったクリエイターは今も多くの楽曲のサウンドプロデュースを手掛けてくれています」と担当ディレクターは語り、「ayuの『声』『うた』を自由に使ってもらうことで楽しんでもらえたら」とコメントを寄せる。また、ファンにとっても今回のアカペラ音源は貴重なもの。第1弾として公開された25曲の中には1998年リリースのものから2016年リリースのものまで含まれている。完成された曲では分からない、アカペラだからこそ聞き取れるayuの息づかいなど、新たな魅力を感じることもできる。(text:cinemacafe.net)
2020年05月11日歌手の浜崎あゆみが25日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、国立国際医療研究センターに1000万円の寄付を行うと発表した。21日にX JAPANのYOSHIKIが同センターに1000万円の寄付を行ったことを公表したが、浜崎は「LAで暮らしていた頃にお世話になった、大先輩であるYOSHIKIさんに賛同し、私も国立国際医療研究センターへ1000万円寄付させていただきます」と公表。「日々、命の危険と隣り合わせの恐怖と闘いながら私達を、日本を守ってくださっている医療従事者の皆様への負担を軽減できる唯一で最大の方法は私達が家にいることだと思います」と訴えた。続けて、「また、私達が日常の生活を送るために今もなお外へ出て仕事を続けて下さっている全ての方々へも、心から感謝しております」と感謝。「自分自身の、そして誰かの大切な人の命を守るために、うちで過ごしましょう! 日本は必ず乗り越えられると信じています!!」とメッセージを送った。
2020年04月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「通常国会」です。テレビ中継が審議のすべてではありません。国会には、通常国会(常会)、臨時国会、特別国会、参議院の緊急集会があります。常会は毎年1月に召集され、150日間開催。審議が長引けば、会期を延長します。国会では翌年度の予算を決めたあとに、様々な法案を審議します。令和2年の常会は約50本の法案が提出されました。夏に東京五輪を控えていたため、会期延長は難しいだろうと法案の数が過去最少に抑えられました。多い年は100近い法案があがることもあります。国会というと、テレビで中継されるものがすべてと思われるかもしれませんが、そうではありません。テーマごとに少人数の「委員会」で議論を交わし、そのあとに「本会議」で採決をとります。内閣委員会、総務委員会などの「常任委員会」と、会期ごとに編成される「特別委員会」があり、国会議員は各々専門分野の委員会に割り振られます。委員会ではしっかり内容を揉み、法案の8割以上が与野党全会一致で可決しています。テレビで取り上げられる本会議は、派手な動きがあったり、政府の疑惑や不祥事を追及する場面が多いので、揉めてばかりいる印象ですが、その他の場所で建設的な議論が着々と進められているのです。新型コロナウイルス対策以外に現常会で注目されているのは「年金制度改革関連法案」。定年の延長も推進されることになりました。その他「デジタル・プラットフォーマー取引透明化法案」。巨大IT企業に、運営状況の報告や企業内情報の提出を求めることができる法律です。たとえばアマゾンなどが突然大きな規約変更を行い、取引業者や消費者が不利益を被ったときに、メスを入れられる体制をとるためのものです。また、高齢ドライバーの交通事故対策を盛り込んだ「道路交通法改正案」も審議されています。近年、高齢者ドライバーによる交通事故が多発していることを受けて提案されました。運転技能検査の基準に達しない場合には75歳以上の免許更新を認めないという法案です。私たちの暮らしにかかわる法律が日々作られているのが国会。衆議院、参議院のHPでは、審議中継をインターネットで見ることができるので注目してみてください。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年4月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月20日歌手の浜崎あゆみ(はまさき・あゆみ)さんが、2020年4月8日にショートビデオアプリ『TikTok』内でオフィシャルチャンネルを開設。自身が歌う人気曲『MY ALL』のダンス振り付け動画2本を投稿し、自宅の豪華さとあわせて話題になっています。浜崎あゆみが『TikTok』をスタート自宅に「豪華すぎ」この日、デビュー22周年を迎えた浜崎あゆみさんは、2008年にリリースしたアルバム『GUILTY』に収録されている人気曲『MY ALL』に合わせて踊る2本の動画を投稿しています。1本目の動画では、自宅の庭と思われる広い場所でマスクをつけて踊る浜崎あゆみさんの姿が。@ayu_19980408##おうちダンス ##ハッシュタグつけて踊ってみてね ##ayu22ndanniversary ##ayusongchallenge ##ayu22周年 ##ayuソングチャレンジ♬ MY ALL - 浜崎あゆみ南国のような木々と豪邸をバックに、ピンクのパーカーという格好がよりセレブ感を際立たせていますね。動画のラストには『Thank you for 22years...』とハートマーク付きのテロップが登場。長年支えてくれたファンたちに感謝の思いを伝えています。2本目の動画は自宅内で撮影されており、浜崎あゆみさんは座った状態でダンスを披露。@ayu_19980408##おうちダンス ##ハッシュタグつけて踊ってみてね ##ayu22ndanniversary ##ayusongchallenge ##ayu22周年 ##ayuソングチャレンジ♬ MY ALL (Chinese version) - 浜崎あゆみここで注目すべきは室内の豪華な内装。床や壁には大理石が使用されているのでしょうか。棚には数々のトロフィーや盾が並び、浜崎あゆみさんの輝かしい歴史を物語っています。この動画を見た人からは浜崎あゆみさんへの称賛と、自宅の豪華さに対する驚きの声が寄せられました。・動画最高でした!あゆちゃん、22周年おめでとう!・あゆのためにTikTokダウンロードしたよ〜。家が広すぎ!・こんな時に楽しい動画ありがとう!これからも応援するね。また、2本目の動画では中国語バージョンの音源が使用されていたことから、海外ファンからの喜びの声も殺到しています。22周年という大きな節目を迎えた浜崎あゆみさん。今後もいろいろな企画を展開し、ファンを楽しませてほしいですね。浜崎あゆみが『倖田來未』との意外なツーショットを公開!過去の自分に贈った言葉は?[文・構成/grape編集部]
2020年04月09日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「指定感染症」です。過度に怖がらず、みんなで、変わらぬ日常を送る訓練を。昨年12月に中国の武漢から発生した、新型コロナウイルスによる感染症。日本政府は1月28日に政令を出し、「指定感染症」に定めました。感染症は、感染症法により、危険度によって5つに分類されています。風しんやインフルエンザは五類。マラリア、デング熱は四類、コレラ、細菌性赤痢は三類、SARS、MERS、結核が二類。深刻な被害をもたらすエボラ出血熱、ペストは一類です。新しい感染症に関しては、検証するまでに時間がかかります。そのため、国が患者に対して入院勧告などができるよう、暫定的に「指定感染症」に定めるのです。今回の新型肺炎は、最初にリスクはそれほど高くないといった情報が流れ、WHOも緊急事態宣言を一度見送ってしまい対応が遅れました。実際には、潜伏期間が予想以上に長く、保菌者でも症状が出ない場合があり、そこから感染が広がることがわかりました。感染者はいま(3月6日現在)南極を除く全大陸で見つかっています。中国は強硬策をとり、武漢を封じ込めました。僕は2月末に、元医療ジャーナリストの武漢市民に、ネットを通じて直接話を聞きました。武漢では隔離生活が続いており、粉ミルクなどのモノの調達が厳しくなってきているとのこと。その方の親戚は5人が感染。そのうちガンの持病があった50代の女性1人が死亡しましたが、健康だった30代のいとこ2人は、入院もせず、薬の投与もなく回復しているそうです。WHOと中国の専門家は、2月20日までに感染した患者5万5924人を対象に共同で調査を行いました。それによると、死亡した患者は2114人で致死率は3.8%。ただし、重症化するのは60代以上の持病のある人で、約8割の人の症状は比較的軽く、肺炎の症状が出ない場合もあると報告されました。手洗いをしっかり行い、よく食べよく寝て、免疫をつけておけば必要以上に怖がることはないと思います。今回、多くの企業がテレワークなどを実施しました。これを機に普段から、家にいながら仕事ができる訓練をしておくとよいと思います。日本は災害国ですから、何が起きても日常を過ごせる強い社会を作りましょう。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月18日本誌連載「社会のじかん」でもお馴染み。NHKを退局後、フリージャーナリストとして、世界を飛び回りニュースを届けている堀潤さん。素顔は現場が大好きな生粋のテレビマンでした。朝の報道番組の放送直後に即刻成田に向かい、香港日帰り取材なんていうのもお手のもの。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」をベースに、あらゆるメディアを使い、独自のニュースを発信し続けているジャーナリストの堀潤さん。このたび、2本目の映画『わたしは分断を許さない』が公開された。シリア、パレスチナ、朝鮮半島、香港、福島、沖縄を5年かけて追ったドキュメンタリーである。――進行中の社会問題を映画にしようと思ったのはなぜですか?いま起きている社会課題の根本には「分断」があると気づいたんです。映画ならば、尺も潤沢に使えますし、刹那的なわかりやすさを追求しなくてもいい。また、映画をもとに観客のみなさんと対話をしたいと思ったんですね。――堀さんは、去年から全国のギャラリーで、取材してきた写真や映像を公開して、観客と積極的に交流の場を作っておられますね。みなさん、「本当のことが知りたい」と思っていらっしゃるようで、とくに若い方がたくさん来てくださいました。これまでのニュースは、誰がどういう意図で出しているのかわからないのが当たり前でした。でも、いまはどういう思考を持った人が切り取ったニュースなのか、そういうトレーサビリティ(追跡可能性)のあるものが求められているのではないか。誰もがどこでも発信できる時代だからこそ、ものすごく泥くさいリアルな現場を、目の前で握るお寿司のように直接手渡す方法に価値があるんじゃないかと思いました。――『わたしは分断を許さない』は、香港の民主化デモ、沖縄の基地問題、ガザ地区の難民、原発後の福島など、それぞれでも一本の映画が撮れるくらい濃い内容が、ランダムに構成されているのが斬新でした。たいていのドキュメンタリーはひとつの現場に迫りますが、そうでなければいけない理由はありませんよね?ニュースも、日本のものと海外ニュースを分けがちですが、どちらも同時代に起きている。個人にフォーカスしてみれば、異なる環境の出来事も共感できます。「別のもの」という思い込みが分断を生み、そこから差別や排斥が生まれて、自分には関係のない問題と放置されてしまいます。映画をきっかけに、そういうことに気づける場を作りたいと思いました。時間も場所もバラバラな事柄が並ぶSNSのタイムラインのような感覚で編集したんです。――堀さんはNHKの採用試験でも、これからはメディア発信のニュースと個人発信の双方向が大事になると提案なさったそうですね。20年前ですね(笑)。デジタル放送時代は、放送局と個人が双方向にやりとりすれば、プロパガンダに加担することなく、誠実な報道ができると主張しました。僕はいま、『モーニングCROSS』(TOKYO MX)や『JAM THE WORLD』(J‐WAVE)などの自分の番組では、スタジオに対して異を唱えるような意見がSNSに上がれば、積極的に紹介するようにしています。――否定されることに怖さはないのですか?ないですね。メディアのなかに個人の意見が流れたら楽しいじゃないですか。小さいころに漫画誌やラジオ番組に投稿した原体験もベースになっています。誰かに何か言われて心がざわつくのは、その意見に核心を突かれているからなんですよね(笑)。被害者側にいることには敏感でいられるけれど、加害者側にいる感覚は自分では気づくことが難しい。自分も誰かの脅威になっているかもしれないという目線がない限り、分断は生まれ続けるだろうと、世界各地を訪ね歩いて気づきました。何事も、両極端の意見を比べてみないと真実は認識できないと思います。――堀さんはジャーナリストとして活躍される一方で、ワークショップや著書を通して、発信者の育成も積極的になさっています。それは単純に、僕一人ですべての現場をカバーするのが無理だからです。仲間を増やしたいんです。災害取材などは顕著ですが、写真1枚、たった一言でもいいので、SOSの出し方を知っておけば、きっと誰かが助けに来てくれます。そういう信頼感を作ることが現代の報道の役割なんじゃないかと考えています。――堀さんは、「使命」を感じて、活動をなさっているのですか?使命感はないですね(笑)。ただ、受信料で育てていただいたので、世に還元したいという思いはあります。NHKは視聴率や営業利益を気にせず必要な現場に駆けつけることができました。いまでも自分のことを「フリーの公共放送人」と言っています。僕の取材スタンスは何も変わっていません。――災害や貧困、弾圧など、目を覆いたくなるような現場にたくさん行かれています。しかも、「(国や地域など)大きな主語ではなく、小さな主語で真実を捉えよう」と、堀さんは渦中の個人に迫った取材をしています。悲惨な現実にしんどくなることはないのでしょうか。もちろん、なりますよ。映画も泣きながら編集していました。辛いから、「もっと何かいい解決法があるんじゃないか」と、次の現場に出かけているのだと思います。でも、どこの現場でも、課題解決を模索し奮闘している人がいらっしゃいます。映画に出てくる、北朝鮮やパレスチナも地域に根ざしたNGOの方々と一緒だったから入ることができました。ジャーナリストでは入れてもらえなかったと思います。僕は「GARDEN」という会社でNGOの発信を支援する活動を行っているので、一緒に行くことができました。――なるほど!テレビマンとして、まだ誰も見たことのない、最前線の映像を見せたいという思いもあります。内戦の映像や、アフリカの開発途上国で起きていることなどは日本のニュース番組では、なかなか取り上げられません。でも、それは作り手がそこに価値を見出していないだけ。それならば僕が腕まくりして、みんなが関心ないと思われている映像をクローズアップしてやろう!と思いました。実際に訪ねて回ると、ニュースの宝庫なんですよ。――ニュースのネタを見つけたときが一番高揚しますか?はい。「オレの現場、キター!」と思いながらやっています(笑)。月~金曜は朝7時から『モーニングCROSS』のMCを務めながら、映画『わたしは分断を許さない』の編集直前まで、激化する香港の民主化デモの取材に日帰りで出かけていた。「日帰りで行けるとわかったら行かないわけにはいかないですよね。魚がいると知っているのに漁に出かけない漁師さんと同じですから」。映画はポレポレ東中野にて公開中。3月14日以降、全国順次公開。公開を支援するクラウドファンディングは3月25日まで受付中。最新刊『わたしは分断を許さない 香港、朝鮮半島、シリア、パレスチナ、福島、沖縄。「ファクトなき固定観念」は何を奪うのか?』(実業之日本社)では、映画に出てくる分断問題にも触れている。ほり・じゅん1977年生まれ、兵庫県出身。2001年にNHKに入局。’12年にドキュメンタリー映画『変身 Metamorphosis』を製作したのち、’13年に独立。自ら立ち上げた市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」を拠点に報道活動を行う。’17年に株式会社「GARDEN」を設立。著書に『SNSで一目置かれる 堀潤の伝える人になろう講座』など。※『anan』2020年3月18日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月16日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ニュースとアンアン」。『anan』50周年を記念して、連載でイラストを担当してくださっている五月女ケイ子さんと一緒に国会議事堂見学へ行ってきました。国会議事堂見学に行ってきました!五月女:生きているうちに、国会議事堂に来られてよかったです(笑)。堀:ここで様々なことが決まります。でも、本当に物事が動くのは控室や廊下のほう(笑)。議場は、事前に提出した議案に対して用意していた答弁を読み上げる、いわば「セレモニー」のようなものですからね。五月女:そうなんですか!?それはちょっと悲しい。その場で思いついたことは話しちゃいけないんですか?堀:無責任な発言はできないので、仕方ないですよね。大臣の読む答弁書を作るために、各省庁の官僚は国会が始まると毎日深夜まで働いています。五月女:事前に用意しているはずなのに失言が出るのはなぜ?政治家ってよく失言するイメージがあります(笑)。堀:(笑)。失言は、国会よりも、オフレコの会見や、支持者向けの講演会場で起きることが多いですね。五月女:普段、国会で我慢をしているぶん、支持者の前では気が緩んじゃうんですかね(笑)。「社会のじかん」で毎号イラストを描くようになって、政治の世界って意外に人間的なんだなと思うようになりました。堀:そうですよ!五月女:最初はTPPかPPTかもわからないくらい、時事に興味なかったけれど、堀さんのおかげで面白いと思うようになりました。国同士のいざこざも、家族や身近な社会と同じ、人間関係の縮図なんだなって。喧嘩したり仲直りしたり。喧嘩しているように見えて、世界に向けたアピールだったり。堀:外交は交渉術ですからね。五月女:前は、ニュースを聞くたびに、いちいち怖がっていたけれど…。堀:何もわからない暗闇にいると不安になりますが、全体の構造がわかると、不安も軽減しますよね。僕は『anan』では、普段のニュースでは届かないところに言葉を届けられている感触があります。報道の狭い世界にいると、どうしてもニュース好きの人にだけ向けてしまうところもあるので。五月女:わかります。ニュース番組はよくわからない単語の羅列で、「私には向けられてないんだな」と寂しい気持ちになることも(笑)。堀さんは、どのテーマでも中立で、良い面/悪い面、賛成派/反対派の両方を教えてくださるのがすごくいいなと思います。社会の出来事って、批判的な意見ばかりが聞こえてきて、私はそういうところが好きじゃなかったんです。堀:敵味方に分かれて撃ち合い、それに飽きたら、内輪で叩き合って何も成し遂げられないということは多々ありますね。本気で解決しようとすると、どちらの言い分もあるので簡単にはいきません。でも、僕は両方の意見を知りたいというのが、取材のモチベーションになっています。時代の変化に柔軟に。楽しいをモットーに50年。堀:『anan』は50周年だそうですが、時代ごとに若者もカルチャーも次々入れ替わるのに、先を読み変化し続けているところがすごいですね。五月女:50年って相当な重みですよね。堀:雑誌も年数を重ねると、作り手も一緒に年を取るので、意識していないと若い読者とのギャップに気づけなくなると思います。「社会のじかん」も、上から目線ではなく、僕の経験から知ることを参考までにシェアします、くらいのスタンスでいたいですね。五月女:『anan』は「こうしなさい!」という、高圧的なところがない。そこが、私には居心地がいいです。堀:権威にならないようにしているのでしょうね。国際貢献などの記事をさらりと取り上げてみたり、ニュース解説も、「効率良く生きるための武器としての教養」ではなく、「役に立つかはわからないけど、考えてみると面白いんじゃない?」という軽やかな印象。五月女:根本に、「楽しいこと、面白いことをいちばん最初に見つけて伝えたい!」という姿勢がある気がします。私は、「たかが一票で社会なんか変わらない」と思っていたタイプなんですけど、この連載に関わるようになって、自分のできることをやってみたり、考えたりすることが、社会につながっていくんだなあと思うようになりました。堀:どんな問題も、たどっていくと自分の生活につながります。この連載が、少しでも何かを考えるきっかけになる、楽しい場でいられたらと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3/7公開に。五月女ケイ子イラストレーター。楽しいグッズが買える「五月女百貨店」が評判。エッセイ『親バカ本』、作品集『五月女ケイ子ランド』も発売中。LINEスタンプも好評!※『anan』2020年3月11日号より。写真・大澤千尋題字&イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月05日歌手・安斉かれんと三浦翔平がW主演するドラマが4月期の土曜ナイトドラマ枠で放送決定。歌手・浜崎あゆみが誕生するまで、そしてそこに秘められた出会いと別れを描いた小松成美の「M愛すべき人がいて」を、鈴木おさむ脚本でドラマ化する。小説に、ドラマならではの彩りを加え、壮大なスケールで映像化する本作。華やかな表舞台とあらゆる思惑に満ちた裏側、激動の音楽業界の光と影を圧倒的なスケールで描く。令和元日にデビュー、今回ドラマ初主演となる安斉さんが演じるのは、福岡から上京しトップスターに上り詰めていくことになるアユ。彼女はある日、ディスコでマサと出会ったことで、急激に運命が動き始めることに。マサの指示で行ったニューヨークでの厳しいレッスンを終え、帰国したアユを待ち受けていたのはマサに特別扱いされることへの嫉妬やひがみ、そしてライバルたちの壮絶な嫌がらせ。しかし、自分の才能を見出してくれたマサの言葉だけを信じて耐え抜き、ひたむきにレッスンに取り組むうちに、いつしか信頼感が恋心に変わっていく。また、現在放送中の「アライブ がん専門医のカルテ」に出演、今回地上波ドラマ初主演となる三浦さんが、日本の音楽史を塗り替える伝説を作り続ける希代のプロデューサー・マサを演じる。アユには愛のムチと言わんばかりに次々と厳しい課題を与えるとともに、それ以上の愛情をもって見守り続けるマサ。一緒に厳しい試練を乗り越えるうちに、アユを所属アーティストとしてだけでなく一人の女性として愛するように。アユ役の安斉さんは「初めてのお芝居でとても緊張していますが、自分なりにこの作品がどうやったらより良くなるかをたくさん考えてのぞみたいと思っています」と意気込み、「良くも悪くも、物凄く注目される作品だと思いますので、エグいプレッシャーを感じています…」と心境を明かす三浦さんは、「浜崎あゆみさん、松浦さん、お二人に携わる全ての方達、そして何よりあゆのファンの方々に納得してもらえるようマサ役を全力でまっとうしたいと思います」とコメントした。本作は、六本木のヴェルファーレをはじめネオンが輝く渋谷のスクランブル交差点など、狂乱と喧騒に満ちた90年代の流行や風俗を再現。当時流行したファッションアイテムなどが登場するのも見どころ。劇中には90年代のヒットナンバーもふんだんに使用される。土曜ナイトドラマ「M愛すべき人がいて」は4月期毎週土曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送。AbemaTVで独占配信。(cinemacafe.net)
2020年02月29日浜崎あゆみ(41)が2月20日からママとなって初めての全国ツアーをスタートさせる。「昨年11月の男児出産後、本人は『早く全国のファンの前で歌いたい!』という気持ちが強いです。今回のツアーは自ら演出も務めています」(音楽関係者)昨年8月にはエイベックス代表取締役会長CEO・松浦勝人氏(55)との20年前の大恋愛を描いた自伝的小説『M愛すべき人がいて』を発売した。「今春にドラマ化される予定です。その小説のなかで、彼女は“愛する人と子供のためだけに歌う母になりたい”と綴っていましたが…」この1年が浜崎にとって、大きな人生の転機となったようだ。「今回の全国ツアーに向けて以前から体調管理に務めていました。特に妊娠後は、骨盤底筋の維持に何より気を使っていたと聞いています」(別の音楽関係者)骨盤底筋とは、骨盤の底で膀胱や子宮などが下がらないように支えている筋肉群のこと。「出産により、大きなダメージを受けることがあります。回復までには1~2カ月かかることもあり、激しいダンスなど腹圧のかかる行為を続ければ、将来的に尿漏れなどのリスクが高まってしまいます」(医療ジャーナリスト)そんな懸念もあったのか、浜崎は定期的に骨盤ケアをしていた。本誌は昨年11月に、浜崎が東京・西麻布の高級エステ店へ、一部で愛息の“父親”とも報じられるバックダンサーのX氏(20)とともに訪れる様子を目撃している。「出産1カ月前まで受けられる妊婦向けの特別コースがあるんです。骨盤の負担をやわらげ、早期の仕事復帰を目指し、出産後も通われる妊婦さんも多いです。個室の施術ルームは通常の4倍の広さで、3時間で8万円です」(美容関係者)ママとなった浜崎がどんなステージを繰り広げるのか期待したい。「女性自身」2020年2月25日号 掲載
2020年02月13日昨年11月、歌手の浜崎あゆみさん(41)が極秘で第一子を出産。約1カ月という短い期間で復帰してライブパフォーマンスを披露したとあって、世間を驚かせました。あゆといえば、19歳でデビュー。様々な社会現象を巻き起こし、そして現在も様々な話題をふりまく平成の歌姫です。ときに世間を騒がせることもありますが、こうして出産すれば多くの女性が関心を抱かずにはいられない。やっぱり、まだまだあゆのスター性は健在です。でも、ふと思うのです。私たちは当たり前のように、あゆを始めとする特定の歌手を「歌姫」と呼びます。どうして彼女たちは歌手ではなく、「姫」と形容されるようになるのでしょう。その理由を考えていくと、意外にも姫と呼ばれるにはブームとなる歌だけでなく、以下の3つの要素がどれか必要であると見えてきます。■歌姫は歌手と何が違うのか?当たり前のように私たちは特定の歌手を「歌姫」と呼び、時代の寵児としてもてはやします。昭和の時代なら「百恵ちゃん」「聖子ちゃん」「明菜ちゃん」。平成なら「アムロちゃん」「あゆ」「宇多田ヒカル(以下、ヒッキー)」がよく上がるようです。しかし平成を代表する女性歌手についてアンケートを取れば、他にもいろんな方の名前が上がります。たとえば吉田美和さん(54)や椎名林檎さん(41)、aikoさん(44)など。ちょっと下の世代でいえば、YUIさん(32)や西野カナ(30)さんなども歌姫候補です。でも今挙げた5名と、アムロちゃんやあゆ、ヒッキーは何かが違います。それは、何なのか。活躍の仕方や昭和の三大歌姫をみていくと、歌姫はこれからご紹介する3つのタイプに分類できる気がしています。■歌+「歌」「ライフスタイル」「生き方」のどれかで魅せるまず歌姫には肩書きの通り、ブームとなる歌が必要です(当たり前ですね)。しかしこの歌の要素に何をプラスするかで、タイプは別れるように思います。先に言ってしまうと、それは以下の3つのどれか。歌+歌=ハイクオリティ型歌姫歌+ライフスタイル=カリスマ型歌姫歌+生き方=ミューズ型歌姫たとえばヒッキーは圧倒的な歌のクオリティだけで歌姫と呼ばれ、今もなおアーティストとしての高い評価を得ています。つまり、「ハイクオリティ型歌姫」といえます。ハイクオリティ型歌姫は、「天才」と称されるタイプかもしれません。実は聖子ちゃんも一見するとライフスタイルで魅せる「カリスマ型歌姫」かと思いきや、現在は衰えぬ美貌を武器に歌唱を突き詰めるタイプ。つまり過去はカリスマ型だったけれど、現在は「ハイクオリティ型歌姫」のように思います。一方でアムロちゃんは歌もすばらしいものの、19歳で電撃結婚。アムラー現象が話題となり、そして40歳で引退しました。つまり若いころは「カリスマ型歌姫」、大人になってからは「ミューズ型歌姫」として、伝説になりました。ちなみにこれと似ているのが、百恵ちゃん。突然の電撃婚とあわた引退。以降は一度もメディアに出演しない生き方の軸が彼女をいまも神格化させ、多くの人のなかで魅力を放ち続けています。また筆者も大好きな明菜ちゃんはいろいろあって、現在はマイページな活動をしています。そのあたりをみると、「ミューズ型歌姫」といえるかもしれません。そして、あゆ。彼女は数多くの名曲をブームとして生み出していたころから現在も変わらず、「カリスマ型歌姫」といえるでしょう。この3つの要素に先ほどご紹介した他の歌手を当てはめてみましょう。すると全員名曲やブームに近いものを起こしつつも、イマイチ当てはまらないような……。もちろん皆さん素晴らしいアーティストであることは間違いなのですが、「姫」という称号をつけられる存在はどうしても“突き抜けた何か”が根底にあると思います。■ライフスタイル型歌姫は、ママになったらどうなるのか?実はこうしてみると、お子さんを出産してもなお「カリスマ型歌姫」として突き進む人はまだ見当たりません。多くのアーティストが私生活を隠すように、あゆも子どもの存在はあまり表に出さず歌手活動を続けていくのでしょう。でもあゆといえば少し思わせぶり投稿をしたり、はたまた過去の恋愛をオープンにしたり。そうした「女の子感」を感じる存在でもあります。それが見ていて面白い(という言い方はあれですが)わけですが、ママとなってもその温度感を出すと見る人たちの印象も変わってくるかもしれません。ちなみに筆者はママ力全開のあゆが見てみたいし、お子さんへの愛を歌うあゆも見てみたいと思うタイプです。男に愛を求めるのではなく、子育てのなかで愛を見出した歌姫・あゆがどうなるのか。みなさんも見てみたくないでしょうか。(文・イラスト:おおしまりえ)
2020年01月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「民主主義の歪(ひず)み」です。歪みが生まれたもとにあるのは、果てなき欲望。香港をはじめ、世界中で政府に抗議をするデモが行われています。フランスの黄色いベスト運動は1年以上続いていますし、南米チリでは地下鉄の値上げを発端に、抗議運動が暴徒化しました。昨年、ベルリンの壁崩壊から30年がたちましたが、せっかく自由を得たというのに、旧東欧諸国には民主主義を否定する声も上がっています。なぜ、民主主義にこのような歪みが生じてしまったのか。理由のひとつには、グローバル化により、世界における経済の回る速度がものすごく速くなったことが挙げられるでしょう。ベルリンの壁崩壊のころに比べ、金融の仕組みも変わり、インターネットを使ったサービス、流通網が世界に広がりました。人も情報もお金もスピードを増して行き交います。そんななか、多くの民の意見をぶつけあいながら物事を地道に進めていく民主主義は、決定までに時間がかかる。それよりも強い決断力を持つ国家元首の存在が、国民生活の向上には必要だという空気を生み、アメリカンファーストのトランプ大統領や、EUからの離脱を目指す英国のボリス・ジョンソン首相が生まれ、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領が盤石の体制を築きました。しかし、それはあくまで経済発展を基準にした価値観です。独裁的なトップのスピーディな決定により、開発のために個人の土地が強制的に奪われるようなことが、カンボジアやアフリカや南米で起きています。個人の尊厳に価値を置いて世界を見渡せば、個人が国家に弾圧されている状態。それは、民主主義が欲望に耐えられなかった結果なのだと思います。賃金格差が広がり、教育格差が固定されてしまうと、階層社会の下層に追いやられてしまった人は、這い上がることができなくなります。生活の安定を求めて共産主義的なものを求める貧困層と、資本を持ち、大きな力で帝国を築こうとする国家主義がぶつかりあう。これは、第一次世界大戦、第二次世界大戦の始まるころの構図とよく似ているのです。いま個人に最も必要なのは、自分の尊厳を維持できるかどうか。「仕方がない」と魂を売らずに、誇りを持って自分を大切にしてほしいなと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3月7日公開。※『anan』2020年1月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月15日《私、昨年末に天使を産みママになりました》公式ファンクラブのサイトで、第1子を出産したことを明かしたのは歌手・浜崎あゆみ(41)。「男児を出産したのは’19年11月で、お相手は年下の男性と報じられています。これまでオーストラリア人俳優に医学部に通うアメリカ人と、2度の結婚・離婚を経験した彼女ですが、音楽業界でも妊娠したという情報は流れておらず、突然の極秘出産報告に関係者たちも驚いています」(芸能関係者)昨年8月には、エイベックス代表取締役会長CEO・松浦勝人氏(55)との20年前の大恋愛を描いた自伝的小説『M 愛すべき人がいて』も発売され、話題になったことも記憶に新しい。この『M』には、20歳当時の彼女の出産への強い思いも描かれている。《もちろん、歌手としてデビューしたばかりで、結婚をして子供を産み、育てることなんか、簡単にはできるはずもないことも私は知っている。でも、もし、いつか許される日が来たら、私は、マサと私の子供のためだけに歌う母になりたい》松浦氏とは交際1年半ほどで破局し、“出産への渇望”もずっと封印してきた浜崎。「『M』出版にあたっては、ノンフィクション作家の小松成美氏が事前に浜崎をインタビューしたそうです。小松氏に当時の気持ちを語っているうちに、“母になりたい”という気持ちもよみがえってきたのでしょうか」(音楽関係者)実は出産時期と報じられている昨年11月、本誌は西麻布にある高級エステ店に通う浜崎の姿を目撃している。臨月を迎えていたためか、ゆったりとした服に身を包み、おなかをいたわるように歩く姿が印象的だった。このエステ店は妊婦も施術を受けられることも特徴の一つになっている。「妊娠中は足がむくみやすいので、足の施術には時間をかけています。またおなかを揺らさないように、体を優しいタッチでマッサージしており、妊娠中のだるさを和らげるようにしています」(エステ店のスタッフ)そして臨月の彼女に寄り添うようにして、いっしょにエステ店を訪れたのはバックダンサーを務めているX氏(20)だった。「『FRIDAY』が’19年7月に、手をつないで歩く浜崎とX氏のツーショットを報じています。浜崎は彼女が産んだ“天使”の父親の詳細は明かしていませんが、恋人であるX氏が“本命”とされています」(前出・音楽関係者)妊娠中のケアにも同行していたX氏。音楽活動と育児に多忙となる浜崎のため、“天使のパパ”としての奮闘も期待されているに違いない。「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月08日