2022年12月22日(木)/23日(金)に東京(プラネタリウム天空)、2023年1月14日(土)に神戸(バンドー神戸青少年科学館ドームシアター)の2つのプラネタリウムを巡る『LIVE in the DARK tour w/堀込泰行』を開催します。本ツアーでは今年7月に多目的ドームシアターとしてフルリニューアルしたバンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)も会場に加え、東京・神戸を巡る2都市計6公演を開催します。★『LIVE in the DARK』とは★プラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時を、ぜひ。★東京/神戸を巡るプラネタリウムツアー★昨年10月に『LIVE in the DARK』に初出演し、大きな反響を呼んだ堀込泰行を迎え、東京(2DAYS)、神戸 (1DAY)との3日間(計6公演)にわたる『LIVE in the DARK tour w/堀込泰行』を開催します。97年、“キリンジ”としてデビューし邦楽史に残る数々の名曲を放った後、13年にソロアーティストとして活動を開始。ジャンルレスでありながら普遍的な音楽性、そして緻密に設計されたソングライティング/アレンジによって業界内からも圧倒的な支持を集める堀込泰行が、再びプラネタリウムのステージに登場します。昨年同様に田村玄一(Steel Gt.)、小池龍平(Gt.)、千ヶ崎学(Ba.)をサポートに迎えた特別な編成で、プラネタリウムならではのセットリストを披露します。▼特設サイト 【チケット販売に関して】■堀込泰行オフィシャルファンクラブ先行受付(抽選)2022年9月3日(土)午前10時~9月11日(日)23時59分の期間、堀込泰行オフィシャルファンクラブ「Cheers!」を通じ、電子チケットシステム「ticket board」にて先行受付(抽選)を行います。 ■ticket board先行受付(抽選)2022年9月17日(土)午前10時~9月25日(日)23時59分の期間、電子チケットシステム「ticket board」にて先行受付(抽選)を行います。尚、本先行受付はticket boardにご登録いただければどなた様でもご応募いただけます。 ■一般販売2022年10月8日(土)午前10時~下記『LIVE in the DARK』特設サイトを通じ、電子チケットシステム「ticket board」にて一般販売を行います。 ※ファンクラブ先行受付、ticket board先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●『LIVE in the DARK tour w/堀込泰行』東京公演 概要●出演:堀込泰行 / サポート:田村玄一(Steel Gt.)、小池龍平(Gt.)、千ヶ崎学(Ba.)日程:2022年12月22日(木)・23日(金)時間:1st Stage 18:00開演(17:30開場) / 2nd Stage 20:00開演(19:30開場)料金:一般シート:7,000円(税込) / 三日月シート:16,000円(税込) ※2名掛け・各公演3席限定※『三日月シート』は一枚のチケット料金に大人2名様分の鑑賞料金を含んでいます。場所:コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン(R)●『LIVE in the DARK tour/堀込泰行』神戸公演 概要●出演:堀込泰行 / サポート:田村玄一(Steel Gt.)、小池龍平(Gt.)、千ヶ崎学(Ba.)日程:2023年1月14日(土)時間:1st Stage 16:30開演(16:00開場) / 2nd Stage 18:30開演(18:00開場)料金:一般シート:7,000円(税込) / リラックスシート:16,000円(税込) ※2名掛け・各公演4席限定※『リラックスシート』は1枚のチケット料金に大人2名様分の鑑賞料金を含んでいます。場所:バンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)※約1時間の公演予定です。※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません。※イベント終了後は速やかなご帰宅をお願いいたします。【感染症対策及び、イベントに関する注意事項】※本公演は新型コロナウイルスを含む感染症防止対策を徹底し【全席販売】にて実施しいたします。※ご来場及び公演中のマスク着用は必須とさせていただきます(フェイスシールドのみ着用のお客様はご入場いただけません)※会場内での会話は控えていただき、公演中の歓声や掛け声、指笛などは固くお断りいたします(拍手や手拍子などでの応援をお願いします)※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております。本イベントは感染症対策の観点、及びプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。●堀込泰行 プロフィール●97年兄弟バンド「キリンジ」のVo/Gtとしてデビュー。2013年4月12日 同バンドを脱退。以後、ソロアーティストとして活動を開始。2014年11/19 シングル「ブランニュー・ソング」でソロデビュー。現在まで1st アルバム『One』、コラボレーションEP『GOOD VIBRATIONS』、 2nd アルバム『What A Wonderful World』を、2020年5月13日にはコラボレーションEPの第二弾『GOOD VIBRATIONS 2』をリリース。2021年4月21日に3rdアルバム『FRUITFUL』がリリースされた。代表曲はソロ作「WHAT A BEAUTIFUL NIGHT」「Sunday in the park+STUTS」や、キリンジ時代の「エイリアンズ」「スウィートソウル」、馬の骨の「燃え殻」など。希代のメロディメーカーとして業界内外からの信頼も厚く ポップなロックンロールから深みのあるバラードまで、 その甘い歌声は聴くものを魅了し続けている。【オフィシャルサイト】 ●株式会社HERE.(ヒア)●代表土井昌徳。プロジェクションマッピングやVR360°ドームパノラマ映像の制作に特化した少数精鋭のビジュアルデザインスタジオ。プロジェクションマッピングでは、百貨店の常設やホテル、アーティストのライブ等、大規模案件の実績も多数。時代を捉えた演出と高い技術に裏付けられた良質なコンテンツ提供に定評がある。また、次世代のVR ドームシアター向け素材販売サイト「Shout!360」も運営、動画制作に役立つTipsも連載中。【Shout!360詳細】 www.shout360.xyz 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月02日東大にストレートで合格し、中でも最難関の航空宇宙工学科に進学。卒業後は一流企業で車のエンジン開発に従事した。そんな理系エリート街道を驀進していた堀込泰三さん(39)は、あるとき突然、主夫になったーー。 イクメンなんて言葉が世間に定着するずっと前から、掘込家での育児は泰三さんの分担。長男・峻平くん(9)と次男耕平くん(5)の乳児健診から小児科通い、PTAの会合や習い事の送り迎えなど、子育てに関する全般、さらに炊事、買い物などを担当し、研究職の妻・実苗さん(40)がフルタイムで働く。そんな生活をもう10年も続けている。 「夫が長男を見る目は、恋人へのまなざし、そのものです。赤ちゃんのときはもちろん、9歳のいまも。私のことだって、あんな目で見たことないですよ(笑)。いまでも毎朝、外に出て、学校の見送りしているくらいですから。でも先日、峻平に玄関先で『もうここでいいよ』と言われて、この世の終わりみたいに落ち込んでました(笑)」(実苗さん) 実苗さんは、高校を卒業後、静岡県浜松市の大学の看護科に進学。在学中に人類遺伝学へと興味が移り、大学卒業後に東大の大学院へ。そのまま研究員となった。そして、高校の同級生だった泰三さんと結婚。ほどなく、実苗さんは長男・峻平くん(9)を身ごもる。しかし、東大の研究室に勤務していた実苗さんには長期の育児休暇が取れないことが判明。そこで泰三さんは、2年間の育児休暇を取得することに。 「まだ鬱々として『子育てってつらいばっかりだな』と思っていた生後3カ月のころ。散々泣いていた峻平をベビーベッドに寝かせたら、僕に向かって不意にニコって笑ったんです。もう、胸キュン。ヤバい。ときめく。それからですね、どんなに大変でも、あの笑顔を見るために頑張ろうと思えるようになったのは」(泰三さん) 育休を取って1年がたつころ、実苗さんのアメリカ転勤が決まる。人類遺伝学を専門とする実苗さん。その分野をリードするスタンフォード大学への博士研究員としての留学がかなったのだ。そして、実苗さんと峻平くんと一緒にいるため会社に長期休暇願いを出すが否認。泰三さんは会社に辞表を提出し正式な主夫となった。 実苗さんは現在、留学を終え、独立行政法人で医学系研究データのデータベース作成の仕事で収入を得る一方、夜は古巣の東大で遺伝子研究を続ける科学者だ。 「仕事から帰って家族と夕飯を取ったあと、8時には大学に行き、0時過ぎまで研究です。でも無給なので、夫には『サラリーマンのマージャンと一緒』と言われてます(笑)」(実苗さん) 夫妻は互いのスケジュールをスマホアプリに同期している。「これ見てくださいよ」と泰三さんがスマホ画面を指し示したのは、3月のある日のスケジュール。 「この日、峻平の10歳の誕生日なんです。なのに妻の予定は『ケンブリッジ』。世間では『ハーフ成人式』をお祝いしたりするっていうのに!」 そう笑いながら話す泰三さんにはしかし、怒りの感情は見受けられない。仕事ばかりして家庭を顧みない夫への愚痴をこぼす、一般的な主婦像とはだいぶ異なる。腹は立たないのだろうか。 「夫婦の間で大事なのは、当たり前ですが、お互いへの感謝ですよね。僕は忘れがちなんだけど、いつも妻が思い出させてくれます。出張から帰ってくると、ただいまより先に『ありがとう』と言ってくれる。『子どもたちを見ていてくれたおかげで行って来られたよ』って。世の出張がちなお父さんなら、まず『疲れた』と言うところでしょ」(泰三さん) 実苗さんによれば「感謝は当たり前」だという。 「だって、本当に感謝しているから(笑)。私が気をつけているのは、夫に任せている以上、最後まで完全に任せて文句を言わないこと。それと、夕飯の希望を聞かれたら『何でもいい』と言わないことくらい(笑)。夫と夫の両親のおかげで、やりたいことができているので、感謝しかないんです」(実苗さん) 泰三さんの目下の悩みは、子どもたちの手がかからなくなってきていることだ。 「長男はもうすぐ5年生。次男は保育園があと1年残っていますが、先日も1年上の年長さんたちが卒園式の練習しているのを、たまたま見ただけで、涙がこみあげて(笑)」 母性はもはや、女性だけのものではない。子どもたちがパパの手を離れるときーーそれは泰三さんがセカンドキャリアを真剣に考えるときだ。
2017年02月16日長年、兄弟ユニットとして活躍してきたキリンジから離れた弟の堀込泰行さんが、ついに待望のソロ・デビュー。ファーストアルバムは、全曲洋楽のカバーという、サプライズ感のあるスタートになりました。タイトルは、『“Choice”by 堀込泰行』。「昨年の暮れ、キーボードの伊藤隆博さんと2人だけのツアーをしたのですが、そのとき洋楽のヒット曲のカバーを演奏するステージが面白いかな、と思い、このアルバムに入れた曲も全部やったんです」堀込さんも「初めての経験だった」という小編成のライブツアー「IN A SIMPLE WAY」。楽器はオルガンなどの鍵盤とギターのみ。ビートはリズムボックスを鳴らした。そして今作は、ライブで使用したアンプやギターなど、機材も同じものを使って、スタジオでレコーディングした曲もあるそう。「たまたま好きで聴いていた南米のCDが、エレクトーンとリズムボックスと歌だけという成り立ちで、そのチープな感じが面白かったんですよ。これはいいなぁ、と思い、その雰囲気を僕のツアーにも取り入れてパフォーマンスを行い、このCDができ上がりました。ただ、ライブと同じ手法で録った曲もありますが、CDで聴くことを考えて、アレンジなど手を加えたものもあります」最低限のシンプルなトラックに、堀込さんの甘く深みのあるボーカルが乗り、往年のヒット曲の数々が、面白いようにイメージチェンジ。べースと歌だけのThe Doorsの『Light My Fire』や、明るいリゾートソングがしっとりと響いてくるバリー・マニロウの『Copacabana』。原曲が有名なヒット曲ばかりなので、一曲一曲の“変身”ぶりも聴きもの。「僕の中ではすごくメジャーでスタンダードな曲ばかり。有名だからこそイジり甲斐があるというのかな、クスッと笑ってもらえることを狙って、様々な遊び心を入れながら、有名な曲を、どこまでオリジナルから離せられるか、という部分に重きを置いてアレンジしました。それと、10曲の曲順には、かなりこだわっています。最後の曲を聴き終わったとき、また最初から聴きたくなるようにヒネリました。BGMとして何度もリピートして、例えば家事をしながらとか楽しく聴いてほしいな」◇ほりごめ・やすゆき'97年に兄・堀込高樹と共にキリンジとしてデビュー。'13年に脱退し、ソロに転身。CM音楽や他のアーティストへの楽曲提供も行う。◇『“Choice”by 堀込泰行』¥2,500 ライブハウス『ビルボード』レーベルの洋楽カバーシリーズ最新作。どの世代も楽しめるエバーグリーンなヒット曲を、堀込流のアレンジで聴かせる。(Billboard Records)※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年04月29日「イクメン」という言葉が流行語に選ばれたように、積極的に子育てに取り組む男性が増えている。しかしながら、男性にも権利があるにもかかわらず、育休をとるのは難しいのが現状だ。男性が仕事をしながら育児に参加するためには、フリーランスで働くという方法がある。育児のために大手企業の技術職を辞め、翻訳者に転身した「子育て主夫青春物語『東大卒』より家族が大事」の著者である堀込泰三さんに、男性の視点での子育ての楽しさやライフワークバランスについてうかがった。――堀込さんは大手自動車メーカー勤務時に育休を取得したそうですが、男性が育休をとることに抵抗はありませんでしたか?堀込さん「妻の職場は育休をとることができなかったので、私が育休を2年間取得しました。とくに子どもが好きだったわけではありませんし、最初は仕方がないから、という感じでしたね。上司からは同期においていかれることを心配されましたが、大学卒業後に1年間、カナダへ留学し、それから大学院へ進んだ経験もあったので、ブランクは気になりませんでした」――翻訳者に転身することを決めたのも育休中ですか?堀込さん「そうですね。当初は育休が終わったら復職して、元の会社でバリバリ働くつもりでした。でも、子どもと濃密な時間を過ごしているうちに、だんだん考えが変わってきて。ただ泣いているだけの息子が歩けるようになり、言葉を覚えていく過程も見ることができましたし、子どもに対する愛情も日に日に増していきました。実際に育児をしてみると、やってみないとわからないことが多くて毎日が新鮮です。子どもだけでなく、自分も成長することができます。これは会社勤めを続けていたら得られなかったかもしれません。育児に喜びを覚えた私は、家でもできる仕事を探してみることにしました。何をしようかと思ったのですが、会社で英文に触れていたことや、在宅可能な仕事ということもあって、翻訳にチャレンジしようと思ったのです」――翻訳者は、ほとんどの場合フリーランスで働くことになりますが、奥さまは反対しなかったのでしょうか。堀込さん「もちろん反対されましたよ。自分が大黒柱になるのは不安だと。しかし、妻のアメリカ転勤が、転機になりましたね。一緒にアメリカへ行きましたが、在米期間中に育休が終わってしまい、私だけ日本に戻って復職しました。でも、家族がバラバラになってしまうことに耐えられず、妻に再び相談したのです。それは妻も同じ気持ちだったようで、退職することを許してくれました。収入面の不安はあったはずですが、それよりも家族一緒に暮らしたいという気持ちが強かったからです。妻は慣れない土地で仕事と育児をしていたわけですから、私よりも大変だったと思います」――翻訳者になるにあたり、どのような努力をしましたか?堀込さん「どうすれば翻訳家になれるのか調べたところ、翻訳学校へ通うことが近道だとわかりました。そこで、説明会の日程が近かったフェロー・アカデミーへ行ったところ、週1回通学する『翻訳入門』の講座がその週末からスタートすることがわかったんです。私は土曜日のクラスに通うことにしました。それなら子どもは妻に見てもらえますし、フェロー・アカデミーに託児サービスがあることがわかったので、もし妻に仕事の予定が入ってしまっても安心だと入学を決めました」――学校で学んだことで印象に残っていることはありますか?堀込さん「講師の方から『分野に選ばれるようになりなさい』といわれたことは今でも心に残っています。どういうことかと言うと、自分で得意・苦手分野を決めつけるのではなく、とにかくいろんな分野にチャレンジしてみる。そうやって仕事をすることで、おのずと得意分野の仕事の受注が増えていくということです。実際にフリーランスで仕事をしてみると、技術系の文書や契約書、ゲームの翻訳など、いろいろな仕事を受注します。ジャンルを選ばずに仕事をすることで、視野を広げることができました」「実務」「出版」「映像」の翻訳3大分野のうち、契約書やマニュアルなど、ビジネスで扱われる文書を訳す実務翻訳の仕事需要が多数を占めているとのこと。海外とのつながりが深まるいま、どのような業界にも翻訳の需要が高まっている。学校を卒業後、トライアルに合格し、堀込さんは複数の翻訳会社に登録。在宅フリーランスの翻訳者として新たなスタートを切った。――翻訳者という仕事の魅力について教えてください。堀込さん「翻訳が必要な文書は、まだ日本で紹介されていない事柄を扱うことが多いんです。翻訳の仕事のほとんどは、調べものに費やすといってもいいくらいです。私はインターネットを駆使して、海外の情報を収集しながら翻訳します。知らないことを調べるたびに知識が増えますし、その業界について学ぶことがたくさんあるので、”知らないことを知る”という楽しさが魅力でしょうか。また、この仕事はパソコンとインターネット環境さえあれば、いつでもどこでもできることも魅力です。仕事の受注・納品はすべてメールですし、辞書もパソコンにインストールすれば、持ち運ぶ必要もありません。昨年は子ども2人と沖縄へ1カ月間遊びに行きました。昼は海で遊んで、仕事は夜にやればいい。こういう働き方ができるのも翻訳者のメリットといえます」――逆に、デメリットはありますか?堀込さん「前職に比べると収入がダウンしたことでしょうか。しかし、自分のペースで働いているので、これはしょうがないですね。もっと仕事を増やせば収入をアップすることはできますが、ライフスタイルに合った量を維持したいと思います。翻訳者は自分で決めればいつまでも休むことができる一方、仕事が途切れてしまう可能性もあります。また、体調が悪いからといって、締め切りをのばすことはできません。そういう意味では会社員をうらやましく思うこともありますが、時間に余裕ができるいまの生活のほうが幸せですね」――ほかにも、会社勤めとフリーランスの違いはありますか?堀込さん「タイムマネジメントはフリーランスにとって重要なことです。仕事を先延ばしにしてしまうと、締め切り間近に徹夜するはめになります。夏休みの宿題を最後の日にやる子どものようですね(笑)」――堀込さん、ありがとうございました。自分の時間を大切にしながら働くためには、フリーランスという働き方がますます注目されそうだ。堀込さんのようなイクメンを目指すなら、時間と場所を選ばずに仕事ができる翻訳者の道もひとつの選択肢なのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月04日