俳優の山崎賢人(※崎はたつさき)が主演を務める映画『陰陽師0』(4月19日公開)の入場者特典第2弾が22日、公開された。この度、4月26日より配布される入場者特典第2弾(※一部劇場を除く ※先着配布の為、無くなり次第終了)が、漫画『陰陽師』の作者で漫画家の岡野玲子氏による描き下ろしイラストカードに決定。若き晴明が“0”を愛でる姿を描き、映画の完成を祝う応援コメントも付いている。さらに、映画デビュー当初より親交のある佐藤嗣麻子監督と、原作者の夢枕獏氏からもコメントが到着した。○■岡野玲子 コメント「“0”を愛でる晴明」監督の嗣麻子さんから応援のイラストを依頼されたときに視えた、手の内の光るものを見つめている晴明の姿。神秘を秘めた“0”を愛でていました。『陰陽師0』の誕生、おめでとう!○■佐藤嗣麻子監督 コメント岡野玲子さま、透明感のある美しい絵をありがとうございます!「岩絵具」で描かれているんです!晴明の額や掌や背景の白いオーラには水晶。肌は珊瑚と瑪瑙。狩衣の裏に宇宙卵( 0 )の光を金泥で反射させ、背景の下地にアズライト。その上に岩緑青。この絵自体が護符!ありがたいです!岡野さんと最初にお会いしたのは、夢枕獏さんが、私の神・萩尾望都さんを紹介してくれた時に、旦那様の手塚眞さんと一緒に食事をしたのが始まりです!映画デビューの頃のお話しです。○■原作者・夢枕獏 コメントおお、久しぶりの岡野さんの晴明、美しいですね。晴明の手の中にあるのは宇宙卵でしょうか。宇宙の初源から在らせられた翁と晴明は感応することもできたのでしょう。ついでながら、岡野さんとは、何度かお酒をご一緒したことがありました。初めは、猪口に一センチくらいしか飲めなかった岡野さんでしたが、この頃は、二センチほどは飲めるようになったとうかがっております。晴明と博雅のようにまた一杯やりましょう。(C)2024映画「陰陽師0」製作委員会
2024年04月22日山崎賢人が安倍晴明役を演じる『陰陽師0』より特別PVが解禁された。原作・夢枕獏の全面協力のもと、佐藤嗣麻子監督の手により、いままで描かれることのなかった最強の呪術師・安倍晴明の若き日を映画化した本作。この度解禁となった特別PV第二弾では、圧巻の映像で、本作のために集結した最強のスタッフとキャストが描く、美しき平安京の世界観を存分に堪能できる。本作のVFXを手掛けたのは、山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』で第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞し、歴史的快挙を成し遂げた「白組」。安倍晴明の伝説が残る大覚寺、仁和寺といった大規模なロケーションで撮影された印象的な場面が次々と映し出され、とくに、源博雅(染谷将太)と徽子女王(奈緒)の花咲く空間は、佐藤監督のこだわりの一つでもあり、鮮やかな色彩が目を惹くハイクオリティなVFXに仕上がっている。本映像のナレーションは、アニメ「呪術廻戦」の両面宿儺役でも知られる声優の諏訪部順一が務めた。夢枕獏原作の朗読劇「陰陽師 ~藤、恋せば~」で安倍晴明を演じた経験もあり、本作と所縁の深い豪華コラボレーションが実現。映像の最後には、原作者である夢枕獏が「晴明が晴明たる世界観、“呪”の表現、呪術の演出、すべてが素晴らしい」と大絶賛するコメントも寄せられている。『陰陽師0』は4月19日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:陰陽師0 2024年4月19日より公開©2024映画「陰陽師0」製作委員会
2024年03月19日漫画化やドラマ化、映画化、舞台化などあらゆるメディアミックスも多彩で人気を博す夢枕獏氏の小説『陰陽師』。この度、新たに俳優の山崎賢人(※崎はたつさき)が若き日の安倍晴明を演じる映画『陰陽師0』が4月19日に公開される。○原作・夢枕獏氏からの「やってよ」から生まれた映画『陰陽師0』今作は、『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズなどを手がけた佐藤嗣麻子監督が脚本・監督を務めたが、実は原作者の夢枕氏とは旧知の仲だという。「獏さんがまだ『陰陽師』を書く前から知り合いで。40年ほど前に『ファンです』と講演会に行きました。その頃は獏さんがまだ32〜3歳で、私は19歳の大学生。北海道で行われていた『日本SF大会 EZOCON』の運営委員だったので、SF畑の方たちとは仲良しでした。獏さんのサークルに呼んでいただき、入り浸るようになり、仲良しになって。私も監督になり『陰陽師やってよ』と言われたので、『やるやるやる』みたいな昔の口約束だったんです」と佐藤監督。また佐藤監督が「博雅の設定が間違っているのを発見した」という驚きの発言も。「獏さんは当初博雅を武士として書いていたけど、調べたら貴族だったので、獏さんと(コミカライズ担当の)岡野玲子さんにガンガン資料を送ったんです。最近になって獏さんが『すみません』と謝ってました。だから今回、博雅は貴族になっています」と、旧知の仲だからこその指摘による設定で同作を撮っているという。「見どころはズバリ呪術。監修の加門七海さんが『こんな本格的なの?』と驚かれていた」という監督。『アンフェア』シリーズが映画として完結した直後から今作に関わっていたといい、「初稿を書いたのは2016年11月で、この頃はまだ日本で『呪術』という単語がポピュラーじゃなかったんです。ただ、2018年から『呪術廻戦』が始まって、いまやみんなが知ってる言葉になっていて、ありがたいです!」と巡り合わせに喜びも。作中では東洋ならではの表現として「龍をエレメントの状態として描きたい」という思いを実行。西洋の竜のような生物ではなく「風、火、水、土、木といったエネルギーとして現れる」ものとして描いているのも見どころのひとつだという。さらに「物語的には、晴明と博雅(染谷将太)の友情。原作にあるので、きちんと描かなきゃいけない。原作では40歳ぐらいの人たちなので、若い頃の出会いを描いてます」「あとは実在する三十六歌仙の1人である徽子(よしこ)女王(奈緒)と博雅の恋で、この行方と徽子女王の結末を読み取ってほしい。陰陽寮でのベテラン勢の権力争いも面白いので、仕事のことで悩んでる方は見てほしい」と物語のポイントを挙げた。○“呪術”という言葉も流行り…「呪術オタクが観ると興奮するはず」35年前からの構想が、2020年ごろから形になり、さらには2024年に公開されることに。「呪術」という単語が一般的となり、大河ドラマ『光る君へ』放映で平安時代に注目が集まっているだけでなく、辰年に龍を描く……とさまざまな要素が集まったが、佐藤監督は「すべて必然です」ときっぱり。「晴明のセリフですけど、起きることは起きるし、起きないことは起きません。本当に呪術です。私、元々呪術オタクなので。『エコエコアザラク』にも通じますし、『あの呪術を使ってる』とか解説もしたいくらい」と笑顔を見せる。実際に「カルロス・カスタネダという南米の呪術師の“夢見の技法”というのがあって、私は高校生の時に練習してたんです。明晰夢が見れて」と意外な告白も。同作でも「いつも同じところに戻って来れるように夢の中の風景を覚えておかなければいけなくて、晴明がいつも同じ風景を夢で見ているのは、夢の中のポータルポイントとなっているからなんです。また、夢の中では手を見なきゃいけない。やってみるとすごく大変なんだけど、夢は潜在意識と繋がっているのでいろんな情報を得られるし、夢を通してテレポーテーションもできるらしいんですよ。この作品を呪術オタクが観ると興奮するはず」と、“呪術”の描き方にも自信を見せた。■佐藤嗣麻子監督1964年生まれ。岩手県出身。ロンドン・インターナショナル・フィルム・スクールにて映画制作を学ぶ。監督作品に、『ヴァージニア』(93)、『エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS』(95)、『K-20 怪人二十面相・伝』(08)、『アンフェア the answer』(11)、『アンフェア the end』(15)など。『恋におちたら〜僕の成功の秘密〜』(05)、『アンフェア』(06)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10)、『独身貴族』(13)、『ハイエナ』(23)などの脚本も執筆。(C)2024映画「陰陽師0」製作委員会
2024年02月14日映画『陰陽師0(ゼロ)』が2024年4月19日(金)より公開される。安倍晴明は山﨑賢人、源博雅役は染谷将太が演じる。夢枕獏の小説『陰陽師』シリーズを映像化『陰陽師』は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明の活躍を描いた夢枕獏の小説。1988年に刊行され、現在でも定期的に新刊が発売されているベストセラーシリーズだ。シリーズ累計発行部数は670万部を突破している。安倍晴明の学生時代を描く完全オリジナルストーリーそんな夢枕獏による『陰陽師』の物語が、原作・夢枕獏の全面協力の元、映像化されることに。映画『陰陽師0』では、安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を完全オリジナルストーリーで描く。若き晴明と、彼にある事件の解決依頼を持ち掛ける源博雅がバディとして協力しあいながら、平安京を巻き込む巨悪な呪いに挑んでいく様子を、迫力のアクションと壮大なスケールで映し出す。山﨑賢人が安倍晴明、染谷将太が源博雅に映画『陰陽師0』で若き日の安倍晴明を演じるのは山﨑賢人。晴明のバディーとなる源博雅は染谷将太が演じるほか、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫と原作・夢枕獏も太鼓判を押す豪華なキャストが集結する。<主なキャラクター>安倍晴明(あべのせいめい)…山﨑賢人人嫌いの変わり者。陰陽博士・賀茂忠行の弟子として陰陽寮(※)に入った学生。“呪術の天才”と呼ばれながらも陰陽師に興味はなく、授業もサボってばかり。周囲からは“狐の子”、呪術が使えると噂されている。両親を殺したものを探し続けている。いつも冷静沈着で、人嫌い。そんな中、徽子女王に関わる怪奇現象の解決を依頼される…。(※)…天文、暦、時刻などをつかさどる役所源博雅(みなもとのひろまさ)…染谷将太晴明と衝突しながらも共に事件の解決に挑む、“愛されキャラ”の貴族。雅楽家としても有名で、笛や琵琶をはじめ数々の楽器を自由に奏でる。いとこの徽子女王を助けるため、学生の安倍晴明にある依頼を持ちかける。徽子(よしこ)女王…奈緒10歳から伊勢神宮の斎宮(※)を務めていたが、任を終えて京に戻ってきた。いとこの博雅を幼いころから慕う。人には見えないものが見える体質で、琴の弦が切れたことを博雅に相談する。(※)…伊勢神宮に奉仕した未婚の皇女または女王。平郡貞文(へぐりのさだふみ)…安藤政信陰陽寮の学生。農家に生まれた45歳で、里に残してきた母に楽をさせるため、結婚もあきらめ勉学に励んでいる。将来は帝の陰陽師になりたいと、必死に得業生(※)を目指している。(※)…優秀な学生。橘泰家(たちばなのやすいえ)…村上虹郎陰陽寮の学生。成績優秀な得業生として学生たちの上に立つ。教師から信頼される一方、傲慢な性格ゆえにほかの学生の勉強を邪魔したり、努力するものを嘲笑してばかりいる。帝(村上天皇)…板垣李光人醍醐天皇の第14皇子として生まれ、兄の朱雀天皇崩御により即位。いとこである博雅から龍笛を教わっている。多くの女御に囲まれるプレイボーイ。安倍晴明の噂を聞き興味を抱く。賀茂忠行(かものただゆき)…國村隼暦家としても名高い陰陽師。陰陽寮では教師として学生たちに陰陽道を説く。幼いころに親を失った安倍晴明を育て、陰陽師としての才能を見出した。出世欲のない晴明を心配する。惟宗是邦(これむねのこれくに)…北村一輝天文や呪術師としての心得を教える天文道の専門家。学生たちのために熱心に指導を行うが、可愛げのない安倍晴明のことはいけ好かないと思っている。密かに陰陽頭の座を狙っている。藤原義輔(ふじわらのよしすけ)…小林薫陰陽寮のトップであり、さらなる地位である“蔵人所陰陽師(帝の陰陽師)”に一番近いとされる一流陰陽師。陰陽師としてただ一人、清涼殿に入ることができるが向上心はまだ健在。監督・脚本は佐藤嗣麻子監督・脚本には、夢枕獏が『陰陽師』の映画化をするならこの人にと望んだ佐藤嗣麻子を起用。『K-20 怪人二十面相・伝』や『アンフェア』シリーズを手掛けた佐藤が、若き晴明の壮大な物語を描き出す。呪術監修は『呪術の日本史』監修の加門七海また呪術監修は、人気漫画『呪術廻戦』に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した『呪術の日本史』監修の加門七海が担当する。主題歌はBUMP OF CHICKENの新曲「邂逅(かいこう)」映画『陰陽師0』の主題歌は、BUMP OF CHICKENの新曲「邂逅(かいこう)」。BUMP OF CHICKENならではのメロディーラインが、平安時代の雅で壮大な世界観を彩る。映画『陰陽師0』あらすじ舞台は平安時代。政治の中心は、呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり省庁、陰陽寮だった。若き安倍晴明は、"呪術の天才”と呼ばれながらも陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者。ある日晴明は、貴族の源博雅から皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解決を依頼される。衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す。アクションあり、ラブストーリーあり、謎解きありの未体験“呪術エンターテインメント”が幕を開ける。【作品詳細】映画『陰陽師0』公開日:2024年4月19日(金)出演:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫原作:夢枕獏「陰陽師」シリーズ(文藝春秋)脚本・監督:佐藤嗣麻子音楽:佐藤直紀呪術監修:加門七海配給:ワーナー・ブラザース映画©2024映画「陰陽師0」製作委員会
2023年11月03日映画『陰陽師0』の公開が決定。特別映像も到着した。平安時代に実在した最強の呪術師・安倍晴明の活躍を描いた大ベストセラーシリーズ、夢枕獏の小説「陰陽師」。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売。シリーズ累計発行部数は600万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集めている。今作では、安倍晴明が陰陽師になる前、知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとして公開。安倍晴明に縁のある京都・奈良をはじめ、岩手、静岡、千葉など、日本全国各地で大規模ロケを敢行し、アクションあり、ラブストーリーあり、謎解きありの未体験呪術エンターテインメント超大作となる。陰陽寮原作・夢枕さんの全面協力の元、監督・脚本には、夢枕さんが映画化をするならこの人にと望んだ佐藤嗣麻子、呪術監修として加門七海が全面バックアップ。そして、若き晴明の壮大な物語を予感させる特別映像が公開。五芒星とともに呪術を放とうとする晴明、陰陽師を志す学生たちが励む学び舎・陰陽寮や、晴明の相棒となる源博雅らの姿、強大な呪いの一端が垣間見える。なお、本映像のナレーションは、声優・早見沙織が担当している。『陰陽師0』は2024年GW公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月31日夢枕獏のベストセラー小説を谷口ジローが漫画化した『神々の山嶺』が、フランスでアニメーション映画化。日本では、2022年7月8日(金)より公開される。夢枕獏×谷口ジローの傑作『神々の山嶺』原作となる小説『神々の山嶺』は、作家・夢枕獏によるベストセラー。1924年に世界初のエベレスト登頂を目指し、頂上付近で姿を消した登山家ジョージ・マロリーの謎を起点に描かれる、山岳冒険ミステリーだ。小説『神々の山嶺』は、1998年に第11回柴田錬三郎賞を受賞した。また、同作を谷口ジローが漫画化。漫画版『神々の山嶺』も2001年に、第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞を受賞しており、いずれも作者の代表作として、現在も愛され続ける作品だ。尚、2016年には映画『エヴェレスト 神々の山嶺』として実写映画化もされている。フランスでアニメ化、実写では再現不可能な登山シーンを映像にそんな『神々の山嶺』がフランスでアニメ化。「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と、彼を追うカメラマン・深町が、不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描く。大ヒットアニメーション映画『ウルフウォーカー』の製作チームが、実写では再現不可能な命がけの登攀シーンを、限界までリアルを追求し圧巻の映像で表現。フランスでは300超の劇場で上映され、13万人超動員の大ヒットを記録した。漫画版を手がけた漫画家・谷口ジローはフランスでも人気を誇り、その人気はフランス文化省から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されるほど。「漫画界の小津安二郎」とも称されている。フランスアニメ界からの熱烈なオファーにより、漫画「神々の山嶺」のアニメ映画化が決定すると、谷口自身も二度渡仏して製作に参画した。アニメが完成するまで、7年にわたる歳月がかけられている。尚、原作者の作家・夢枕獏は、映画『神々の山嶺』公開に向け、「二度観れば二度、三度観れば三度のあらたな感動がある。これはそういう映画だ。谷口ジローにこれを観せたかった」とコメントを寄せた。〈映画『神々の山嶺』あらすじ〉「登山家マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない」といういまだ未解決の謎。その謎が解明されれば歴史が変わることになる。カメラマンの深町誠は、ネパールで何年も前に消えたとされる孤高のクライマー・羽生丈二が、マロリーのカメラを手に去っていく姿を目撃。深町は、羽生を見つけ出し謎を突き止めることを決心。彼の行方を追う。日本限定の吹き替え版、堀内賢雄ら豪華声優キャスト映画『神々の山嶺』は、凱旋上映となる日本でのみ、豪華声優陣の吹き替え版が上映される。主人公の1人・深町誠の声を担当するのは、堀内賢雄。ブラッド・ピッドの吹き替えや「機動戦士ガンダム ZZ」「ポケットモンスター」といったアニメ作品にも参加している。また、孤高のクライマー羽生丈二の声は、「攻殻機動隊」「ブラック・ジャック」などのアニメから、世界的人気ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズのスネークなどで知られる大塚明夫が務める。〈登場人物/吹替キャスト〉・深町誠(堀内賢雄)…カメラマン。登山家マロリーの謎を追う。・羽生丈二(大塚明夫)…孤高のクライマー。前人未踏の冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む。・文太郎(逢坂良太)…羽生の後輩であり、登山仲間。・涼子(今井麻美)…文太郎の姉。羽生の行方の手がかりを握る。第74回カンヌ国際映画祭で正式上映アニメーション映画『神々の山嶺』は、第74回カンヌ国際映画祭で正式上映。アニメだからこそ描くことのできる驚異的なスケールに観客や批評家たちが息を呑み絶賛し、第47回セザール賞ではアニメーション映画賞受賞を果たした。【詳細】映画『神々の山嶺』公開日:2022年7月8日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開監督:パトリック・インバート原作:『神々の山嶺』作・夢枕獏、画・谷口ジロー(集英社刊)〈日本語吹替キャスト〉出演:堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美配給:ロングライド、東京テアトル2021年/94分/フランス、ルクセンブルク/仏語/1.85ビスタ/5.1ch/原題:LE SOMMET DES DIEUX/吹替翻訳:光瀬憲子
2022年05月15日夢枕獏、谷口ジローによる同名漫画を原作としたフランスアニメーション『神々の山嶺(いただき)』が7月8日(金)より全国公開されることが決定し、特報とビジュアルが解禁された。本作は、「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と、彼を追うカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描く冒険ミステリー。大ヒットアニメーション映画『ウルフウォーカー』の製作チームが、実写では再現不可能な命がけの登攀シーンを限界までリアルを追求し、圧巻の映像で表現。全世界ではNetflixが配信権を獲得するも、日本では貴重なスクリーンでの公開がついに決定。今夏、待望の凱旋上映となる。原作の夢枕獏著の小説「神々の山嶺」(集英社文庫/角川文庫)は、1998年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。同作を漫画化した谷口ジロー画「神々の山嶺」(集英社文庫)も、2001年に第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞を受賞しており、いずれも作者の代表作として、現在もなお愛され続ける伝説的作品である。小説は2016年に岡田准一主演、阿部寛共演で『エヴェレスト 神々の山嶺』として実写映画化もされた。2017年に逝去した漫画家、谷口ジローは「漫画界の小津安二郎」と称され、フランスでも絶大な人気を誇る。フランス文化省から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されるほどリスペクトを受けている。フランスアニメ界からの熱烈なオファーにより、漫画「神々の山嶺」のアニメ映画化が決定し、生前、谷口氏も二度渡仏して製作に参加した。日本の傑作漫画をフランスでアニメーションにするビッグプロジェクトは、7年の月日をかけて完成。第74回カンヌ国際映画祭で正式上映されると、実写では描き得ない驚異のスケールを観客や批評家たちが絶賛、第47回セザール賞ではアニメーション映画賞受賞を果たした。フランスでは300を超える劇場で上映され、13万人超を動員する大ヒットを記録した。また本作は、原作国である日本でのみ、声優陣による吹替版が上映される。吹き替えを務めるのは、声優界きっての大御所の面々。ブラッド・ピットの吹き替えや「機動戦士ガンダム ZZ」、「ポケットモンスター」などのアニメで知られる堀内賢雄が主人公の1人、深町誠の声を担当。本作で圧倒的存在感を放つ孤高のクライマー羽生丈二の声を務めるのは、「攻殻機動隊」「ブラック・ジャック」などのアニメから、世界的人気ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズのスネークなどで知られる大塚明夫。ほかにも、羽生の後輩・文太郎役に「鬼滅の刃」の逢坂良太、羽生の行方の手がかりを握る涼子役を「THE IDOLM@STER」で人気を博す今井麻美が務める。そしてこの度、公開情報と合わせてポスタービジュアルと特報も解禁。ビジュアルに映るのは急斜面の雪山に喰らいつく、主人公、深町と羽生の姿。口からは白い息、背景には雄大な白い山脈が臨み、そこがエベレストであることを物語る。「究極の冒険ミステリーが始まる」というコピーも高揚感たっぷりだ。特報映像は、「登山史上、最大のミステリー」という言葉とともに登山家マロリーがエベレストに挑む姿から始まる。マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない、という未解決の謎、その答えが解明されれば歴史が変わることになる。カメラマン深町はネパールで何年も前に消えたとされる孤高のクライマー羽生が、マロリーのカメラを手に去っていく姿を目撃したことで、羽生を見つけ出し謎を突き止めることを決心、彼の行方を追う。特報の最後では、極限の雪山の世界を圧倒的なスケールで描いた映像美も垣間見ることができる。『神々の山嶺』は7月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神々の山嶺 2022年7月8日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma
2022年05月12日三宅健が2月22日、東京・新橋演舞場で行われた主演舞台『陰陽師 生成り姫(おんみょうじ なまなりひめ)』のフォトコール及び初日前会見に出席した。夢枕獏の世界的ベストセラーを舞台化した本作で、三宅は平安の陰陽師・安倍晴明を演じ「今までにない人間味あふれる安倍晴明になっていれば、うれしい」と意気込み。「大変な状況ですが、お芝居をご覧いただく時間は、いやなことをすべて忘れて、平安の世に誘えるよう準備しています」とファンにメッセージを送った。コンテンポラリーダンスを盛り込むなど、演出・鈴木裕美による新たな切り口が見どころになっている本公演。三宅は「ダンスや音楽が混ざり合った、本当のセッションのようなお芝居」と語り、「大変なこと?かつらが重いですし、(衣装も)肩が凝ります。これを年がら年中着ている歌舞伎役者の皆さんは、すばらしいなと尊敬しかないです」と自身の苦労も明かした。会見には三宅をはじめ、共演する音月桂(徳子姫役)、林翔太(源博雅役)、木場勝己(蘆屋道満役)が出席した。ジャニーズ事務所の後輩である林は、晴明と堅い絆で結ばれた親友・源博雅を演じており、入所のきっかけでもある憧れの三宅との共演に「こうして健君とステージに立てるのは、僕にとっては奇跡。幸せな日々を過ごしております」と感激しきり。新橋演舞場での共演は2018年の『滝沢歌舞伎』以来で、外部作品では初めての共演。「こういう風に現場の空気作りをしているんだなと。見ていないようで、周りをすごく見ていて、目がいくつあるんだろうと思う」と三宅の“座長”ぶりに敬意を示した。そんなふたりの関係性について、音月は「晴明が博雅さんに喝を入れるシーンで、(演出から)『もう少し激しく』と指示があると、(林が)ニヤニヤとうれしそうにしていて。そういう師弟関係が垣間見えて微笑ましかった」と稽古の様子を明かす場面も。この発言に、林は「ちょっとMの部分が」と照れ笑いを浮かべた。三宅が演じる安倍晴明像については「女性の私から見ても妖艶で、雅という言葉がぴったり。鬼となって対決するシーンもありますが、その美しさと眼力にやられてしまう」とほれぼれした様子。また、ライバル役の木場も「敵対しているように思えますが、道満は晴明さんが大好きだと思いますし、それにふさわしい美しさです」と絶賛していた。取材・文・写真=内田涼『陰陽師 生成り姫』原作:夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)脚本:マキノノゾミ演出:鈴木裕美出演:三宅健音月桂林翔太姜暢雄 太田夢莉佐藤祐基市川しんぺー岡本玲 佐藤正宏木場勝己東京公演:2022年2月22日(火)~3月12日(土) 新橋演舞場京都公演:2022年3月18日(金)~3月24日(木) 南座製作:松竹株式会社制作協力:クオラス
2022年02月23日三宅健が1月13日、都内で行われた主演舞台『陰陽師 生成り姫』の製作発表会見に出席した。夢枕獏の世界的ベストセラーを舞台化した本作で、三宅が挑むのは、繊細で聡明な性格を持ち、友でありパートナーでもある源博雅と堅い絆で結ばれた主人公・安倍晴明役。「光栄であると同時にプレッシャーも。自分なりに、自分にしかできない安倍晴明を演じられれば」と抱負を語った。新橋演舞場・南座初主演を飾ることになり「どちらも歴史ある劇場なので、立たせてもらえるのは光栄。ここに来て感染者が増えてきているので、出演者、スタッフ皆様が一人も感染せずに、大千穐楽まで無事に終えれるように、そこの緊張感は常に持ち合わせたい」と背筋を伸ばし、「宮中の空気、匂いみたいなものをどう纏えるか、今試行錯誤している」とも。また、昨年の大みそかに結婚を発表したV6の元メンバー・坂本昌行の話題があがると「幸せな報告は純粋にうれしいです」と祝福し、「僕の予定?それを聞きに来ているんですよね(笑)。いろんな意味で、一人になっちゃいましたね。今のところ予定はないですけど」と苦笑いだった。会見には三宅をはじめ、共演する音月桂(徳子姫役)、林翔太(源博雅役)、木場勝己(蘆屋道満役)、上演台本を手掛けるマキノノゾミ、演出を担当する鈴木裕美が出席。三宅の後輩にあたる林は「ジャニーズ事務所に入るきっかけになった三宅健くんと、ジャニーズとは少し離れた世界で一緒にお芝居できるのが光栄。表現の幅、引き出しの数がたくさんあって、すごく勉強になり、毎日が幸せ」と喜びの声。「僕が大好きなので、健くんのこと」(林)、「そう言ってもらえるのはありがたいです。V6のコンサートを見て、ジャニーズ事務所に入りたいと思ってくれたそうなので」(三宅)と役柄同様の信頼関係を披露した。そんな二人のやりとりに、物語のキーパーソンとなる徳子姫を演じる音月は「復讐の鬼に化してしまう役柄で、どういう風に演じたら良いか手探り状態ですが、お二人(三宅と林)の関係性がどんどん温まっていくので、そこにどう溶け込んでいこうかと楽しみにしている」と早くも全幅の信頼。安倍晴明のライバルとも言える蘆屋道満役の木場は「美しい!妬みますね」と三宅の印象を語った。マキノによると「5分の4は原作通りの展開で、最後だけ少し違う展開になる」そうで、「舞台で上演するなら、こういうことが必要だと考えた結果。舞台ならではの『生成り姫』をお見せできると思います。原作の世界観だけは壊さないように執筆した」と意図を説明した。演出の鈴木は「例えばLEDを使った派手な演出を期待されるかもしれませんが、今回は人間の情にフォーカスした『陰陽師』にしたいので、人力でやっていきたい」と構想を明かし、「電話で三宅さんに説明したら『あー、アンプラグドのことね』って。その言葉がいいなと思い、(説明の場で)使っている」。主人公・安倍晴明と源博雅の関係者は「ドラえもんとのび太」とも語り、「安倍晴明は三宅さんのパーソナリティが持ち込める役柄。大きな声で言っちゃいけないんですけど、感じ悪いところあるじゃないですか(笑)。ハラハラさせるけど、内面では人のことを思っていて、ハートが温かい」とあけすけに発言する場面も。これには当の三宅も「失礼だな~!(笑)」とタジタジだった。本公演のチケットは1月16日(日)10:00より、一般発売が開始される。取材・文・写真=内田涼『陰陽師 生成り姫』原作:夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)脚本:マキノノゾミ演出:鈴木裕美出演:三宅健音月桂 林翔太姜暢雄 太田夢莉佐藤祐基市川しんぺー岡本玲 佐藤正宏木場勝己東京公演:2022年2月22日(火)~3月12日(土) 新橋演舞場京都公演:2022年3月18日(金)~3月24日(木) 南座製作:松竹株式会社制作協力:クオラス
2022年01月14日三宅健主演舞台『陰陽師 生成り姫』の本ビジュアルが公開。あわせて新キャストが発表された。本作は、夢枕獏原作の同名小説を、マキノノゾミの上演台本、鈴木裕美の演出で舞台化。三宅が演じるのは、繊細で聡明な性格を持ち、友でありパートナーでもある源博雅と堅い絆で結ばれた主人公・安倍晴明。三宅は演出家の鈴木とは2008年の『第17捕虜収容所』、2018年の『二十日鼠と人間』でもタッグを組んだ。主演の三宅のほかに、音月桂、林翔太、姜暢雄、太田夢莉、佐藤祐基、市川しんぺーの出演がこれまで発表されていた。新たに発表となった出演者には、蘆屋道満役に、舞台に留まることなく映像作品においても重要な役どころ担い、作品に深みを与えるベテラン俳優の木場勝己。蜜虫役に、モデルとしての活動を経て、現在は女優として飛躍し続けている岡本玲。火丸役には、ドラマ・映画・舞台など、多岐にわたって活躍している佐藤祐基が抜擢された。公開された本ビジュアルは、艶やかな衣裳に身を包んだキャスト陣が勢揃いした一枚となっている。なお、本公演のチケットは、2022年1月16日(日)10:00より、一般発売が開始される。『陰陽師 生成り姫』原作:夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)脚本:マキノノゾミ演出:鈴木裕美出演:三宅健音月桂 林翔太姜暢雄 太田夢莉佐藤祐基市川しんぺー岡本玲 佐藤正宏木場勝己東京公演:2022年2月22日(火)~3月12日(土) 新橋演舞場京都公演:2022年3月18日(金)~3月24日(木) 南座製作:松竹株式会社制作協力:クオラス
2021年12月24日舞台『陰陽師 生成り姫(おんみょうじ なまなりひめ)』が2022年2月22日(火)から3月12日(土)まで東京・新橋演舞場で、3月18日(金)から24日(木)まで京都・南座で上演される。主演は三宅健が務め、上演台本をマキノノゾミ、演出を鈴木裕美が担当する。夢枕獏の人気小説『陰陽師』を舞台化『陰陽師 生成り姫』は、映画、舞台、歌舞伎、アニメなど様々なジャンルで取り上げられてきた夢枕獏の人気小説。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明と友であり大切なパートナー・源博雅の活躍を描いた作品だ。三宅健が安倍晴明に今回は主演・安倍晴明役に三宅健を迎え、『陰陽師 生成り姫』として舞台化。共演は、物語の鍵をにぎる徳子姫役に音月桂、晴明の友人源博雅役に林翔太を抜擢したほか、姜暢雄、太田夢莉、市川しんぺー、佐藤正宏、木場勝己、岡本玲、佐藤祐基も参戦する。<配役>安倍晴明…三宅健徳子姫…音月桂源博雅…林翔太藤原済時…姜暢雄綾子姫…太田夢莉火丸…佐藤祐基知然法師…市川しんぺー蜜虫…岡本玲蝉丸…佐藤正宏蘆屋道満…木場勝己演出に鈴木裕美また演出には、2018年に上演された『二十日鼠と人間』で三宅とタッグを組んだ鈴木裕美を起用。ダンスや殺陣を取り入れながら、大劇場ならではの劇場空間を存分に活かした『陰陽師 生成り姫』を届ける。上演台本は『真田十勇士』のマキノノゾミさらに、映画『真田十勇士』の脚本を手掛けたマキノノゾミが上演台本を担当。“人間ドラマ”を得意とするマキノが、不朽の名作『陰陽師』をどのように捉えるのか、期待が高まる。作品詳細舞台『陰陽師 生成り姫』原作:夢枕獏(文藝春秋「陰陽師 生成り姫」)上演台本:マキノノゾミ演出:鈴木裕美出演:三宅健、音月桂、林翔太、姜暢雄、太田夢莉、佐藤祐基、市川しんぺー、岡本玲、佐藤正宏、木場勝己■東京公演上演期間:2022年2月22日(火)~3月12日(土)会場:新橋演舞場住所:東京都中央区銀座6-18-2チケット料金:1等席 12,500円 、2等席 8,500円、 3階A席 4,500円 、3階B席 3,000円、桟敷席 13,500円一般発売日:2022年1月16日(日)10:00~チケット取扱:・チケットホン松竹(10:00~17:00):TEL 0570-000-489 またはTEL 03-6745-0888(東京)・チケットWeb松竹(24時間受付)・チケットぴあ:公式サイト<Pコード:508-727>・イープラス:公式サイト・ローソンチケット:公式サイト<Lコード:30307>・CNプレイガイド:TEL 0570-08-9999、公式サイト■京都公演上演期間:2022年3月18日(金)~3月24日(木)会場:南座住所:京都府京都市東山区四条大橋東詰チケット料金:一等席 12,500円、 二等席 8,500円 、三等席 4,500円、特別席 13,500円一般発売日:2022年1月16日(日)10:00~チケット取扱:・チケットホン松竹(10:00~17:00):TEL 0570-000-489 またはTEL 06-6530-0333(大阪)・チケットWeb松竹(24時間受付)<『陰陽師 生成り姫』あらすじ>時は平安時代。満月が美しい夜、安倍晴明(三宅健)と源博雅(林翔太)は酒を酌み交わし、いつかの姫の話をしていた。——それは12年前の堀川橋のたもと。夜、博雅が笛を 奏でると、いつも決まって対岸に牛車が現れた。ある日、対岸の牛車の中から博雅の笛の音に相和して、琵琶が 奏でられた。夢の中にいるような心地良さを感じた博雅だったが、その琵琶を奏でていた美しい姫(音月桂)は、今宵が最後と言い残し、名前も告げずに去って行ってしまうのだった。——そんな話をした3ヶ月後、晴明と博雅のもとに盲目の法師が壊れた琵琶を持って訪ねてくる。なんと、それこそがあの時の姫が弾いていた“飛天”であった。姫になにかあったのではと心配した博雅は、晴明の提案で、あの堀川橋のたもとで再び笛を奏で始める。すると、月明かりの中に美しい姫が現れた。姫は博雅に“徳子”と名乗り、「どうかお助けくださいまし」と伝えて消えてしまう。晴明とかねてより術比べをしてきた蘆屋道満(木場勝己)に焚きつけられ、なんと、徳子姫は鬼と成りかけていたのだった。晴明と博雅は助けようとするのだが――。
2021年06月19日アイドルグループ・V6の三宅健が、舞台『陰陽師』に主演することが15日、明らかになった。同作は、映画、舞台、そして歌舞伎など様々なジャンルで取り 上げられてきた夢枕獏原作による『陰陽師』(「生成り姫」)の舞台化作。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明と友であり大切な パートナーである源博雅の活躍を描く。三宅は新橋演舞場・ 南座で初主演。清明は博雅との固い絆や、互いを想う心など、人間味のある姿も魅力であり、ダンスや殺陣などを取り入れ、大劇場ならではの劇場空間を存分 に活かし創造される、これまでにない新しい『陰陽師』となる。演出はストレートプレイ、ミュージカルなど多様なジャンルの作品を手掛 ける鈴木裕美が手がける。三宅と鈴木は2018年に上演された『二十日鼠と人間』でもタッグを組み、繊細な人間描写で高い評価を得た。上演台本は、数々の作品を手掛けるマキノノゾミ。人間ドラマを得意とする鈴木とマキノの手によって、新たな物語が生まれる。東京公演は新橋演舞場にて2022年2・3月、京都公演は南座にて2022年3月。○三宅健コメントこれまで『陰陽師』は映画、ドラマ、アニメにもなり、海外でも人気のある作品です。 そんな有名な作品に出演させていただけることを嬉しく思います。 そして、演出家の鈴木裕美さんとまたご一緒させていただけることをとても楽しみにしています。 僕が演じる「安倍晴明」は、頭脳明晰、冷静沈着で何事にも動じない人物というイメージが強いです。今回の舞台では、無二の親友である博雅との関わりの中で、これまで数々の作品では描かれてこなかっ た安倍晴明の感情の発露や、人間らしい部分が脚本のマキノノゾミさんによって書き上げられます。今までにない陰陽師になることを期待に胸を膨らませて楽しみにしています。
2021年06月15日様々なジャンルで取り上げられてきた夢枕獏の原作舞台『陰陽師』が、2022年2、3月に新橋演舞場・南座で上演される。この度、その舞台に三宅健が出演し、新橋演舞場・南座に初主演することが分かった。この発表に合わせて三宅健のコメントが公開された。演出は、科白劇・ミュージカルなど多様なジャンルの作品を手掛ける鈴木裕美。三宅と鈴木は2018年に上演された『二十日鼠と人間』でもタッグを組んでいる。また上演台本は、数々の作品を手掛けるマキノノゾミ。主人公・安倍晴明は、聡明なだけでなく、友である源博雅との固い絆や、互いを想う心など、人間味のある姿を見せるのも魅力。三宅は、そんな安倍晴明をどう創り上げるのだろうか。三宅健コメントこれまで『陰陽師』は映画、ドラマ、アニメにもなり、海外でも人気のある作品です。そんな有名な作品に出演させていただけることを嬉しく思います。そして、演出家の鈴木裕美さんとまたご一緒させていただけることをとても楽しみにしています。僕が演じる安倍晴明は、頭脳明晰、冷静沈着で何事にも動じない人物というイメージが強いです。今回の舞台では、無二の親友である博雅との関わりの中で、これまで数々の作品では描かれてこなかった安倍晴明の感情の発露や、人間らしい部分が脚本のマキノノゾミさんによって書き上げられます。今までにない陰陽師になることを期待に胸を膨らませて楽しみにしています。新橋演舞場・南座 『陰陽師』2022年2、3月上演原作 : 夢枕獏(「陰陽師『生成り姫』」より)上演台本 : マキノノゾミ演出 : 鈴木裕美主演 : 三宅健(安倍晴明役)
2021年06月15日女優の岡江久美子さんが23日朝、新型コロナウイルスによる肺炎のため63歳で亡くなった。所属事務所は同日、夫で俳優の大和田獏と娘で女優の大和田美帆のコメントを発表した。2人は連名で「岡江久美子が4月23日5時20分に新型コロナによる肺炎の為、永眠いたしました事をご報告いたします。今はただ残念で信じがたく、悔しくて悔しくて他は何も考えられない状態です」と胸中を吐露し、「どうかそっと送って頂きたいと願っています」とつづった。そして、「仕事関係者の方々、ファンの皆様、ご友人の皆様、長いお付き合いを感謝致します。また、全力を尽くして治療にあたって頂いた医療関係者の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました」と伝え、「皆様、コロナウイルスは大変恐ろしいです。どうかくれぐれもお気をつけください」と呼びかけた。岡江さんは今月3日に発熱し、4~5日様子を見るよう言われていたが6日朝に急変し、都内の病院に緊急入院。すぐにICU(集中治療室)にて人工呼吸器を装着し、その後、PCR検査で陽性と判明した。懸命な治療を続けるも完治には至らず、息を引き取った。
2020年04月23日これまで幾度もドラマ、映画化されてきた人気小説「陰陽師」の「瀧夜叉姫」を佐々木蔵之介主演でドラマ化したドラマスペシャル「陰陽師」が3月29日(日)、テレビ朝日系で放送される。総発行部数全世界800万部超えの夢枕獏による原作シリーズから長編「瀧夜叉姫」を今回初めて映像化。シリーズ最強の敵・平将門との戦いを軸に平安の世に渦巻く怨念と陰謀に挑んでいく。陰陽師・安倍晴明には『空母いぶき』「シャーロック」「知らなくていいコト」と話題作が続く佐々木さん。清明の相棒となる源博雅には「リバース」や『3人の信長』などの市原隼人。市原さんは違う役柄ではあるが過去にも陰陽師作品に出演経験があり、今回再び「陰陽師」の登場人物を演じることに。物語のカギを握る如月には「レンタルの恋」や「女囚セブン」などの剛力彩芽。晴明と互角の力をもつ陰陽師でライバル的存在の蘆屋道満には『翔んで埼玉』『麻雀放浪記2020』や「あなたの番です」などで強烈な個性を放つ竹中直人。時は天徳4年――。晴明と博雅が、夜中に小野好古(川野太郎)の屋敷に白い被衣(かつぎ)をまとった女と黒覆面の男たちが押し入り、「雲居寺の浄蔵(寺田農)からの預かりもの」を捜し回ったあげく、何も盗まずに去っていったという“盗らずの盗賊”の話を肴に酒を酌み交わしていると、晴明の兄弟子にあたる賀茂保憲(橋本じゅん)がやってきて、20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた平貞盛(酒向芳)の顔にあるひどい瘡(かさ)は誰かに呪われたもののような気がするので、様子を見てきてほしいと頼まれる。貞盛の屋敷を訪れ、医者の祥仙(升毅)と助手の如月から説明を受けた晴明と博雅は、目の当たりにした貞盛の瘡に衝撃を受ける。晴明が額に手を当てると、その瘡の隙間から目玉が現れ…。晴明は博雅に、貞盛は何者かに乗っ取られ始めていると語る。一方、再び出現した盗賊を撃退したという俵藤太(国広富之)の武勇伝を耳にした晴明は、一連の奇妙なできごとが“ある人物”につながっていることに気づく…という物語。ドラマスペシャル「陰陽師」は3月29日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(笠緒)
2020年03月29日総発行部数が全世界で800万部を超える夢枕獏原作の大ヒット小説「陰陽師」より、長編「瀧夜叉姫」を佐々木蔵之介主演で初めて映像化、3月29日(日)に放送されることが決定。キャストも一挙発表された。主演の佐々木さんが演じるのは、陰陽師・安倍晴明。その相棒・源博雅は市原隼人に決定。役柄は異なるものの、市原さんは『陰陽師II』(’03)に出演しており、今回再び「陰陽師」の世界に帰ってくることに。2人の前にシリーズ最強の敵・平将門が立ちはだかる本作。死後20年を経て復活した将門の激しい怨念によって、都は滅亡の危機に陥り、将門の死の真相、なぜ将門は復活したのかなど、平安の世に渦巻く怨念と陰謀に挑んでいく。今回久々に会ったという佐々木さんと市原さんは「変わらずまっすぐで純粋ですね。明るくて朗らかで、晴明が一緒にいたいと感じるレアな存在の博雅役にピッタリだと思います」(佐々木さん)、「立ちふるまいも格好よくて…晴明なんですよね、そこにいるだけで。改めて“役者って素敵だな”と思わせていただける蔵之介さんの背中を、そばで見ることができてうれしかったです」(市原さん)と、まずお互いの印象を語る。「晴明と博雅はまさに“陰と陽”、そういう“バディーもの”のような感じが出せたらいいなと思っています」と意気込む佐々木さんは、「晴明は陰陽師なので、呪(しゅ)をかけるセリフが難しかったです。でもセリフと格闘するのは心地いいですよ。言葉や所作、衣装と、ある程度縛られた状況の中で格闘して、そこから生まれたものを見て皆さんが涙したり、笑ってくださる。そして、その中にある真実を見てもらう、それが一番ドラマチックだと思うんです。平安時代の誰も見たことのない優雅な衣装や雰囲気、その一方で情念から生まれる鬼のように怪奇なものも出てくる…幅広い層の皆さんに楽しんでいただけるドラマだと思います」とコメント。市原さんは「時代劇ってロマンなんです!この時代を実際に見たことのある人って誰もいないですよね?だからこそ今、作る意味があると思うんです。これまでに『陰陽師』を見たことがある方にも絶対に見ていただきたいと思いますし、現代に『陰陽師』の世界観がどう映るのか…。この作品は、見たことがない世界を見せてくれる、感じたことのない世界を感じさせてくれるエンターテインメントの根源だと思いますので、どの世代の方にも楽しんで見ていただけると思います」と本作をアピールした。また、平貞盛の屋敷を訪れた2人が出会うことになる医者・祥仙の助手・如月を剛力彩芽が演じ、久々の本格ドラマ出演。物語のカギを握るミステリアスな女性という役どころに「私が演じる如月は、とても一言では言い表せない女性です。とても落ち着いていて、けれどどこか危なげで…」と説明し、「所作や話し方など細かいところにまで気を遣えるような…そんな女性を演じられるよう意識しました。今の時代にはない衣装だったので、初めは歩くのも大変ということもありましたが…着物での所作は、背筋がピシッとするので自然と役に入れたような気もします」と語る。そして「みなさまにもタイムスリップして楽しんでもらえるような作品になっていたらうれしいです」とコメントしている。さらに、晴明と互角の力をもつ陰陽師でライバルの蘆屋道満を竹中直人、平貞盛を酒向芳が演じるほか、国広富之、寺田農、菅田俊、升毅、笛木優子、橋本じゅん、本田望結らが参加。脚本は、大河ドラマ「八重の桜」の山本むつみ。監督は『花戦さ』の篠原哲雄が務める。あらすじ時は天徳4年。陰陽師の安倍晴明(佐々木蔵之介)と友人の源博雅(市原隼人)は、“盗らずの盗賊”の話を肴に、酒を酌み交わしていた。博雅によると、夜中に小野好古(川野太郎)の屋敷に、白い被衣をまとった女と黒覆面の男たちが押し入り、「雲居寺の浄蔵(寺田農)からの預かりもの」を捜し回ったあげく、何も盗まずに去っていったという。そこに晴明の兄弟子にあたる賀茂保憲(橋本じゅん)がやってくる。保憲は、20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた平貞盛(酒向芳)の顔にあるひどい瘡は誰かに呪われたもののような気がするので、様子を見てきてほしいと頼みにきたのだ。貞盛の屋敷を訪れ、医者の祥仙(升毅)と助手の如月(剛力彩芽)から説明を受けた晴明と博雅は、目の当たりにした貞盛の瘡に衝撃を受ける。晴明が額に手を当てると、その瘡の隙間から目玉が現れ…。晴明は博雅に、貞盛は何者かに乗っ取られ始めていると語る。一方、再び出現した盗賊を撃退したという俵藤太(国広富之)の武勇伝を耳にした晴明は、一連の奇妙なできごとが“ある人物”につながっていることに気づく。小野好古、平貞盛、俵藤太…平将門に敵対していた者ばかり。とはいえ、将門は20年前の平将門の乱で没している。雲居寺の浄蔵から、過去に将門の首を2か月もの間焼き続けた灰を何者かに盗まれたという話を聞いた晴明は、白い被衣の女が探しているのがその灰で、将門を復活させるために必要なものだと確信する。ドラマスペシャル「陰陽師」は3月29日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年03月21日女優の松井玲奈が、集英社の文芸誌「小説すばる」11月号で小説家デビューを果たすことが分かった。現在放送中のNHK連続テレビ小説「まんぷく」にレギュラー出演するなど、女優として活躍中の松井さん。幼少期からの読書好きが高じて、近年は書評の寄稿や文庫解説の執筆なども行ってきた彼女が、今回満を持して小説家デビューを飾る。掲載されるのは、短編小説「拭っても、拭っても」。過去の恋愛によって心に傷を負ったアラサー女性の主人公が、小さな、しかし確かな希望を持って前を向くまでを綴った、失恋と再生の物語だという。10月17日10時より、同誌公式サイトにて試し読みができる。また、本作執筆に関する松井さんのエッセイが集英社の月刊読書情報誌「青春と読書」11月号に掲載される予定となっており、松井さんは執筆をふり返り「頭の中にある映像を言葉で人に伝えるのは、とてもエネルギーのいる作業でしたが、どこかで物語の続きを考えて遊んでいた子供の頃を思い出して楽しんでいる自分がいました。書き続けることで、自分の新しい感性に出会える予感がしています」とコメントを寄せている。「小説すばる」といえば、村山由佳、萩原浩、堂場瞬一、朝井リョウといったそうそうたる作家たちを輩出したことでも知られ、現在、北方謙三、夢枕獏、冲方丁らの連載が掲載されている。今後も同誌での執筆が予定されており、小説家としてもどんな活躍を見せるのか期待したい。「小説すばる」11月号は10月17日(水)発売。「青春と読書」11月号は10月20日(土)発売。(text:cinemacafe.net)
2018年10月12日『さらば、わが愛覇王別姫』、『始皇帝暗殺』などで知られる中国の巨匠チェン・カイコーによる日中合作映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』のジャパン・プレミアが1月15日(月)に開催され、チェン監督をはじめ、主演の染谷将太、阿部寛、チャン・ロンロンらが出席した。■中国で5万スクリーンで上映!夢枕獏による小説を全編中国ロケで壮大なスケールで映画化。唐に渡った若き僧侶・空海が詩人の白楽天と共に宮中における皇帝の変死事件の謎を解き明かしていく。既に中国では公開を迎えており、約5万スクリーンで上映され、90億円を超える興行収入を記録している。■火野正平、日本で撮影かと思いきやまさかの中国行きで…空海役で海外映画初主演を務めた染谷さんは「企画は10年前から始まり、6年前から東京ドーム8個分の敷地にセットが建てられはじめ、やっと今日という日があります。ここに立ち会ってくださり、ありがとうございます」とようやく日本でのお披露目の日を迎え、万感の思いを口にする。中国語での演技については「全てが大変でした」と述懐。「触れたことのない言語で、感情をどう乗せていいのか?体と気持ちがリンクしない状態でした…」とその難しさを語る。この日、来日予定だった白楽天役のホアン・シュアンは別作品の撮影のために来日がかなわなかったが、染谷さんは、その不在を残念がり「相方のホアンがサポートしてくれて、部屋にまで来てセリフを教えてくれました」と劇中のみならず“相方”として助けてくれたホアンへの感謝を口にした。阿部さんは世界的巨匠の現場について「緊張感がある撮影でした」と振り返る。阿部仲麻呂を演じたが、玄宗皇帝に仕えながら、皇帝が愛する楊貴妃に恋心を抱くという役どころであり「難しかったです」と明かす。「撮影に入る前に監督と1時間ほど話す時間を設けていただいたんですが、(どう演じるか)質問していいものか?と思いつつ、結局、緊張して聞けなかったんですが(苦笑)、それが仲麻呂の皇帝への心情とリンクしていて、緊張感をもって臨めたと思います」と語った。また、空海の日本での師を演じた火野さんは、空海を唐へと送り出す役どころとあって「日本で撮るんだと思っていた」とのことだが、撮影は中国で敢行。「天候が悪かったり、飛行機が来なかったりで3泊4日で行って、撮影は1時間ちょっとでした(笑)」とボヤキ気味に語り、会場は笑いに包まれた。■チェン・カイコー監督の言葉に原作者・夢枕獏、大感激!10年前に初めて小説を読み、企画を始動させ。2年かけて当時の唐の都の城をデザインし、さらに4年かけて施工。撮影にも5か月を費やし、1年に及ぶポストプロダクションを経てようやく映画を完成させたチェン監督。「よく『あなたにとって映画とは?』と聞かれますが、素晴らしい映画とは満開の花のようなもの。風が満開の花を揺らして花粉を飛ばし、いずれそれが種になって心ある人に届き、またそこで満開の花を咲かせます。この映画が風となり、種となり、みなさんの心に届くことを願っています」と呼びかけた。原作者の夢枕獏先生は「原作の取材のために中国を訪れたのは35年前。まさかこういうことになるとは…」としみじみ。完成した映画を見て何度も涙したそうで「監督に『いいか獏、お前の読者が何人いるか知らないけど、この作品を千回読んだの俺だけだ。お前のことを世界一わかってるのは俺だ』と言われて『どうにでもしてください』とお任せしようと思いました」と明かしていた。『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』は2月24日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月15日日中共同製作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』のワールドプレミアが中国・北京にて行われ、空海役の染谷将太をはじめ、ホアン・シュアン、阿部寛ら日中オールスターキャストが再集結。また染谷さんと阿部さんは紫禁城 神武門も訪問し、中国での滞在を楽しんだようだ。今回は日本から染谷さん、阿部さん、松坂慶子、そして原作者・夢枕獏が訪日。完成した本作を鑑賞した後、インターコンチネンタル 北京 サンリトゥンにて行われた、レッドカーペットならぬ「黒猫」にちなんだ“ブラックカーペット”に参加し、チェン・カイコー監督、ホアン・シュアン、チャン・ロンロンをはじめ11名の豪華中国キャスト・スタッフと共に登場すると熱烈な歓迎を受けた。さらに、ホアン・シュアンが自撮り棒で歩行者全員を入れた記念撮影を行うなど、和気あいあいとした場面も見受けられた。その後行われた記者会見にも参加し、染谷さんが中国語で挨拶をすると会場からは驚きの声と拍手が。MCから中国語での撮影について問われると、「ひたすら勉強しました。いままでの人生の中で一番苦労したと思います。ホアン・シュアンが撮影の合間にセリフの練習に付き合ってくれたり、すごくサポートしてくれたことに感謝しています。彼の助けがなければ乗り越えることができなかったと思います」とふり返っており、劇中では空海の相棒となる白楽天役を務めるホアン・シュアンだが、実際の撮影でも支え合っていたようだ。そんな染谷さんに、突如中国語の読み方クイズを出題。短い文章ながらもさらりと読み、流暢な発音を披露していた。また、阿倍仲麻呂役の阿部さんは「この唐のおおらかな時代に、当時外国人として一番信頼される日本人として唐にわたった遣唐使の役をさせて頂き、光栄です」と語り、白玲役の松坂さんも「今回は長年憧れていた、チェン・カイコー監督の作品に出演することがき、光栄でした。現場では俳優が一番いい状態で演技できるような環境を作ってくださって、本当に感謝しています。今回は国と国とが協力してこんな素晴らしい大作ができて、長い歴史を思うと大変感慨深いです」とコメント。そして、カイコー監督も参加した囲み取材も実施。撮影は一生忘れられない経験になったと言う染谷さんは、「久々に皆さんとお会いし、無事に会見を迎えられたことが嬉しいです。中国で盛り上がってくださるのは本当に嬉しいです。現場の熱気がそのまま続いているように感じています。壮大な熱気のまま公開されて、壮大に人々に伝わっていってもらえたら嬉しいですし、そう願っています」と想いを述べ、完成した作品を観て「本当に感無量」と語る阿部さんは、「素晴らしいセットで、キャスト、スタッフが一丸となって作品を作っていたことを思い出します。これほど大きな作品に携わって、これだけ時間をかけて撮るという経験をしたことがなかったのですが、あの映像を観て納得しましたし、すごく力のある映像だと思いました。いよいよ公開になることを本当に嬉しく思います」と完成の喜びもひとしおのよう。カイコー監督は、「今回の映画を通じて、唐の時代から受け継がれてきた日中友好をこれからも盛り上げていけたら」と想いを明かす。また、3人の撮影時の謙虚な姿に心打たれたと言う監督は、「例えば染谷さんは、セリフを一文一文すべて中国語で覚えられるよう、恐らく徹夜で頑張っていたと思いますし、お2人も役作りに没頭していて、積極的に中国の文化を理解しようとしてくれました。そういった努力も、日中の観客に伝わるのではと思います。いま皆さんの目の前に見えているのはスケールの大きさと唐の時代の繁栄だと思いますが、その中には人間の気持ちの繊細さが盛り込まれていますので、その2つのギャップと溶け合いを感じていただければと思います」と語っていた。『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月20日ベストセラー作家・夢枕獏の小説を原作に、若き天才僧侶・空海役に海外作品初主演となる染谷将太を迎え贈る『空海-KU-KAI-』。この度、11月23日(木・祝)より全国の劇場にて上映予定となっている、本作の予告編が到着した。先日開催された第30回東京国際映画祭にて行われた、世界初解禁となる約10分間の特別フッテージ上映では、「衣装もセットも全てが美しく、とにかく圧倒された10分間だった!」「真の美を追求した作品。世界中の人が魅了される作品になると思う!」と絶賛された本作。そんな公開に期待高まる本作から、いままで明かされていなかった物語の全容が明らかになる予告編が解禁。空海役の染谷さんのほか、ホアン・シュアン扮する白楽天、阿部寛扮する阿倍仲麻呂、松坂慶子、火野正平らの姿が映し出される中、染谷さんと阿部さんがセリフを言うシーンも登場している。空海と白楽天が怪奇な事件を紐解くにつれ見えてくる、歴史を揺るがす巨大な謎。楊貴妃の命を案じる阿倍仲麻呂は何を知っていたのか?絶世の美女・楊貴妃の涙の理由は?空海と白楽天が辿り着いた真実と、王妃の悲しき運命とは…。予告編内で使用されている音楽は、『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』『リクルート』『コンスタンティン』などの世界的大ヒット作品の楽曲制作にも携わった、ドイツ出身の作曲家クラウス・バデルトが担当している。『空海-KU-KAI-』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月13日主演を染谷将太、監督を世界的巨匠チェン・カイコーが務め、日中共同製作映画としては史上最大の本格ビッグプロジェクトとなる『空海-KU-KAI-』。このほど、日中キャスト勢揃いの絢爛豪華×ミステリアスな新ポスタービジュアルが公開された。「陰陽師」などで知られるベストセラー作家・夢枕獏の小説を原作にした本作。唐の時代、日本から遣唐使として中国へ渡った僧侶・空海(染谷さん)が、詩人・白楽天(ホアン・シュアン)とともに歴史を揺るがす巨大な謎に迫る、というストーリー。すでにカンヌ国際映画祭やトロント国際映画祭などでもワールドセールスが行われており、いよいよ10月25日(水)には、満を持して東京国際映画祭「第30回記念オープニングスペシャル」での “世界最速解禁”となる特別フッテージ映像も上映。世界的巨匠チェン・カイコー作品として、世界中から期待と注目を集めている。このたび、本作の第2弾ポスタービジュアルがお披露目。新ビジュアルには、アジアを代表する豪華俳優陣が国境を越えて勢揃い。日本のレオナルド・ダヴィンチとも呼ばれる史上空前の超天才・空海(染谷さん)をはじめ、空海と巨大な謎の解明に挑む詩人・白楽天(ホアン・シュアン)、そして絶世の美女・楊貴妃(チャン・ロンロン)、遣唐使として唐に渡り玄宗皇帝に仕え、さらに詩人としても有名な阿倍仲麻呂(阿部寛)と、楊貴妃の謎を解く秘密を知る女性・白玲(松坂慶子)。壮大な唐の都を背景に、それぞれが浮かべる表情と目線の先には、いったい何が…。また、空海を描く歴史偉人伝かと思いきや、今回のビジュアルには一転、印象的な鋭い黄金の目を持つ“黒猫”が登場。怪しげな妖気を放つ、その瞳の中には楊貴妃の姿も!?このビジュアルが意味する物語の秘密とは…?美しき王妃の謎に、空海と白楽天がどう挑んでいくのか、壮大なスケールの物語がますます気になるばかりだ。『空海-KU-KAI-』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月20日ベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に描く、東宝×KADOKAWAの初の共同配給作品にして日中共同製作映画としては史上最大の本格ビッグプロジェクトとなる映画『空海-KU-KAI-』。主演の染谷将太が空海役で出演することでも話題の本作から、この度待望の特報映像が公開された。今回公開されたのは、8月26日(土)より劇場で流れる特報映像。約6年の歳月をかけて東京ドーム約8個分(367,000ヘクタール)の土地に再現された「長安の都」の圧倒的スケールが目を引く映像には、染谷さん演じる空海を始め、絢爛豪華な衣装を身にまとう日中豪華スターたちも登場。また、貴重なメイキング映像も収められており、まるで唐の時代にタイムスリップしたかのような大迫力のセットと、常時350名を超えるスタッフで行われたという壮大な撮影風景も垣間見ることができる。『空海-KU-KAI-』は2018年2月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年08月23日「V6」岡田准一が主演を務め、日本映画としては初めてとなる標高約5,200mでの撮影によって夢枕獏氏のベストセラー小説「神々の山嶺」を完全映画化した『エヴェレスト 神々の山嶺』が、3月27日(月)深夜、TBSでにて地上波初放送される。主人公は日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠。滑落事故で仲間を失い登頂が中止となった彼は、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている途中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーはエヴェレスト初登頂に成功したのか?という山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い伝説のクライマー、羽生丈二に辿り着く。「天才クライマー」と呼ばれながらも孤高に生きてきた彼の過去を調べるうち、深町はその生き様にのみ込まれていき、羽生に人生を翻弄されながら彼を愛し続ける女性・涼子と出会う…。主人公の深町には『天地明察』『永遠の0』などで知られ、第38回日本アカデミー賞では『永遠の0』で最優秀主演男優賞を、『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞をダブル受賞する快挙を成し遂げた「V6」岡田准一。伝説のクライマー・羽生には『テルマエ・ロマエ』シリーズや『チーム・バチスタの栄光』などの映画から「下町ロケット」などドラマまで幅広く活躍する阿部寛。その羽生を愛するゆえに人生を翻弄される涼子には『そして父になる』『ソロモンの偽証』「はじめまして、愛しています。」などで知られる尾野真千子。そのほか、深町の上司・宮川役にピエール瀧、羽生の山岳仲間・井上役に甲本雅裕、羽生を慕う山岳会の後輩で涼子の兄・岸文太郎役に風間俊介、羽生のライバルの天才クライマー・長谷渉役に佐々木蔵之介といったキャスト。監督には『愛を乞うひと』の平山秀幸。日本山岳協会会長であり「植村直己物語」のエヴェレスト撮影にも隊長として参加した八木原國明など現役登山家も全面的に撮影に協力、世界最高峰の山に魅せられた2人の男とその男たちを待つ1人の女性の姿を壮大なスケールで描く山岳ロマン大作に仕上がっている。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月27日(月)深夜26時7分~TBSで放送。(笠緒)
2017年03月27日映画『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』が2018年2月24日(土)より全国ロードショー。日中合作として史上最大規模の映画日中共同製作の映画として史上最大規模となる『空海―KU-KAI―』は、ベストセラー作家・夢枕漠のヒット作『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』の実写化。遣唐使として唐に渡った空海の姿を描いていく。6年かけて「唐の都」を完全再現構想は8年、総製作費は150億円におよぶという。また今回撮影が行われた湖北省・襄陽市に組み立てられた、唐の都を再現したセットは367,000ヘクタール(東京ドーム8個分)で、6年かけて作り上げられた壮大なもの。主人公・空海役は染谷将太遣唐使・空海を演じるのは染谷将太、頭を坊主にして挑む。意外にも海外映画に出演するのは『空海―KU-KAI―』が初めて。しかも主演だ。主人公・空海を演じた染谷将太にインタビューを実施。中国の撮影現場での苦労や、巨匠チェン・カイコ―監督から学び取ったことについて、話を聞くことができた。海外映画に初挑戦し、一番苦労したことは何でしたか。やはり、中国語で芝居をすることです。言語の音が違うと感情の乗り方も違ってくるので「こういう温度感があるんだ」と、初めての経験ばかりでした。セリフだけでなく、現場で飛び交う中国語をキャッチするのにも時間がかかる。例えば監督は中国の古い詩を使った演出も多くて「この詩の雰囲気で演じてみて」って言われるんです。もちろん通訳していただくのですが、通訳さんも「今、監督は中国の大変有名な詩をおっしゃられています。意味は…ちょっと待ってください、調べます」という風になってしまい(笑)。その後丁寧に教えてくれたんですが、詩ってそもそもいろんな捉え方ができるし、和訳するのも難しい。いくつか解釈がある中で、監督が求めているものを導き出すのに苦労しました。自分は監督の指示だけじゃなく、現場でのスタッフ間の指示まで聞いていたいタイプなんです。なので、今何が起きているのか、誰が何を言っていて、どう考えているのか100%知ることができないという環境に、当初は不安を覚えました。作品の作り方について、日本と中国との間に違いを感じたことはありましたか。中国という国が、非常に高いエネルギーに溢れていて、それが映画の熱量にもなっているなと感じました。今回の映画は、ジェットコースタームービーだと思っています。どんどん場面が変わって、謎が解決したと思ったら、また新しい謎が出てくる。そのスピード感や勢いは中国ならではのものではないかと思いました。また、撮影現場での発言のしやすさに驚かされました。1シーンを撮影する最初の朝は、キャストとメインスタッフで円陣を組み、監督と打ち合わせをすることから始まるんです。共演者とはどう演じたいのか、スタッフとはどんなシーンにしたいのか意見を交換し、1カットを撮り終えるごとに一緒にモニターをチェックしていきます。自由に発言できる、おおらかな雰囲気がありました。中国映画に出演したのは『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』だけだったので、気になって「中国の現場はいつもこんな感じなのか」って他の役者さんに聞いたんです。そしたら「1シーンにこんなに時間をかけるのは、チェン・カイコ―監督だからこそだね」とおっしゃっていました。監督との綿密なディスカッションや1シーンの撮影にかける時間の長さは、チェン・カイコ―監督の現場ならではの要素も強かったのかもしれません。監督から学び取ったものはありますか。特に印象に残っているのは、意表を突くような演出。例えば、空海が妓楼(ぎろう: 遊女がいる店)に行くシーンがあるのですが、そこで遊女と共に踊りだすんです。空海に躍らせようなんて、その場にいた誰も考えなかったんじゃないかな。そういうユーモアやセンスはとても新鮮で、新しい発見がたくさんありました。あとは美意識の高さ。クランクインの際、一番初めに「この映画を通じて、真の美を追求したい」とおっしゃっていて、その言葉通りセットや衣装、登場人物の感情そのものにまで、監督の美意識が反映されていました。たとえば東京ドーム8個分という広大なセットなのに、1つの建物の屋根の曲線にまでこだわるんです。そんなに細かいところまで…と思っていたのですが、映像にしたらそれが息をのむほど美しくて、監督が発した言葉の説得力を感じました。歴史上の人物である空海をどのような人物だと捉え、役作りに望みましたか。空海が“超人”だとすると、自分は“凡人”。本当に体現するのが難しく、雲をつかむような感じでしたね。ただ今回の映画はファンタジーでもあり、自分が演じる空海も映画ならではのキャラクターだと考えました。もちろん天才だし、お坊さんだけれども、お酒も飲むし、妓楼へ行ったりもする。お茶目な部分やいたずら心が垣間見える、人間味のあるユニークな人物だと捉えました。役作りにあたっては、歴史書を読んだり、空海が中国から日本に持ち帰ってきた考え方について学びました。中でも印象に残っているのは“空性”という考え方。何年も修行を積まないと完全に理解することはできないと思いますが、何にも捕らわれず、自分にさえも捕らわれずに、物事の核心を捉えていくという考え方は素敵だと思いました。あとは、空海がやっていたというマインドフルネス(瞑想)を毎朝1分取り入れました。無になり呼吸や肌感覚に意識を集中させ、風や温度を感じるというものです。精神が開放され、身体にも良いらしいですよ。安倍仲麻呂役に阿部寛そして、空海の相棒となる唐代の詩人・白楽天には中国人俳優の黄軒(ホアン・シュアン)。さらに、阿部寛が玄宗皇帝の側近である安倍仲麻呂、唐の玄宗皇帝の寵愛を受けた皇妃・楊貴妃役をチャン・ロン・ロンが演じる。他にも、松坂慶子、火野正平らが出演する。巨匠チェン・カイコーが監督監督は、中国の巨匠・陳凱歌(チェン・カイコー)。『さらば、わが愛/覇王別姫』ではカンヌ国際映画祭パルム・ドール、ゴールデン・グローブ外国語映画賞を受賞した。日本語吹き替えに高橋一生、吉田羊、東出昌大日本語吹替版キャストとして、空海の相棒・白楽天に、高橋一生が抜擢。さらに楊貴妃を吉田羊、その楊貴妃を溺愛する玄宗皇帝をイッセー尾形が演じる。初の声優業となる東出昌大は、幻術師の弟子・白龍の声に挑戦し、白龍と兄弟 のように育った丹龍役には、同じく初の声優業となる寛一郎がチャレンジする。 他にも六角精児、不破万作、金田明夫、六平直政、山寺宏一、花澤香菜など、豪華な日本語吹替キャストが集結した。主題歌はRADWIMPS「Mountain Top」主題歌は、映画『君の名は。』の主題歌でヒットを飛ばしたRADWIMPSが担当。書き下ろしの楽曲「Mountain Top」が、全世界公開版本編で流れることになる。儚くもダイナミックな楽曲が、国境や言語を越えて、作品の世界を豊かに彩る。【作品詳細】映画『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』公開日:2018年2月24日(土)原作:夢枕獏 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)監督:陳凱歌(チェン・カイコー)出演:染谷将太、黄軒(ホアン・シュアン)、阿部寛、松坂慶子 、張榕容(チャン・ロン・ロン)、火野正平配給:東宝、KADOKAWA©2017New Classics Media,Kadokawa Corporation,Emperor Motion Pictures,Shengkai Film
2016年11月25日総製作費150億円をかけた日中共同製作映画『空海 -KU-KAI-』の製作報告会見が10月28日(金)、開催中の東京国際映画祭において行われ、出演者の松坂慶子、原作者の夢枕獏らが出席した。夢枕獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、染谷将太が主演として若き日の空海、中国映画界のスター・黄軒(ホアン・シュアン)が詩人の白楽天を演じ、『さらば、わが愛/覇王別姫』などで知られる世界的な名監督・チェン・カイコーがメガホンをとる本作。遣唐使で唐の国に送られた若き日の空海が、詩人の白楽天と共にある事件、そして“楊貴妃の謎”に挑むという物語となっている。会見には、製作を務める株式会社KADOKAWAの角川歴彦会長、配給の東宝株式会社・島谷能成社長、程永華駐日大使、萩生田光一内閣官房副長官も出席。この大作の映画界にとっての意義はもちろん、映画による日中両国の友好についても期待を寄せた。現在、中国湖北省の襄陽にて撮影は佳境に入っており、チェン・カイコー監督、染谷さん、黄軒さんは会見には欠席となったが、作品にかける思いを語ったビデオメッセージが上映された。ちなみに、この襄陽の街には、映画の舞台となる大唐時代の長安の街の巨大なロケセットが建設されており、撮影に参加した松坂さんも、現場を見学に訪れた夢枕氏もその規模と美しさに驚愕したという。角川会長は「そっくり“再現”するのではなく、監督の美意識によって作られていて、例えば石垣が反り返っているなど、当時、世界の美の最高峰を誇る街だったことを分かった上で、それを現代に映しています。最初、監督は大唐時代の物語は映画やドラマが何十回もやっており、もう嫌だと言ってたんですが、お城を自分のイメージで作れと聞いて、“再現”ではなく最高の美を自分で作れると確信し、がらりと態度が変わりました(笑)」と明かす。夢枕さんは、最初に空海を題材にした小説を描こうと思ったのは40年も前だったと明かし、自ら長安(現在の西安市)を訪れ、取材した日々を懐かしそうに思い返し「その作品がこんなふうに(映画に)なるとは夢にも思わなかった」としみじみ。撮影現場の長安の街並みを見て「ドキドキしました」と語り「つくづく思ったのは、今回の映画は遣唐使そのものであるということ。遣唐使は日本が唐の国からいろんなものを吸収するために送った船ですが、今回は、相互通行の船だと思います。この映画が昔の遣唐使と同じ役割を果たすことを心から願っています」と期待を口にした。着物で出席した松坂さんは「長年の憧れだったチェン・カイコー監督の演出を受けられて夢のようです」と出演の喜びを語る。9月に中国に渡り、撮影に参加したが、松坂さんが演じるのは、日本から唐に渡った女性で、空海が追い求める謎の秘密を知る重要人物・白玲だが「監督から『日本の女性は控えめな美しさ持っていますね。白玲は伝統的な日本の美が備わっている女性です』と言われました」と明かす。主演の染谷さんとの共演については「お若いのに落ち着いていて、映画を愛し、志も深く、天才と言われた空海をの若き時代にぴったりだと思いました。撮影中も『スタートはこういう言葉が掛かります』などと細やかにアドバイスを下さり、頼りがいがありました」と絶賛。松坂さん自身、黄軒さんとのシーンで中国語のセリフがあるが「難しかったですが中国語は抑揚がキレイで、私も普段から抑揚のあるしゃべり方をしているようで『中国語に向いている』と言われました。現場でもなるべく中国語で話すようにしてて、(帰国時の)空港の税関で『謝謝』と言ってしまいまして(笑)」と明かしていた。『空海 -KU-KAI-』は2018年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年10月28日女優・松坂慶子が28日、都内で行われた映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)の製作報告会見に登壇した。会見には他に中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華、内閣官房副長官 萩生田光一、KADOKAWA 取締役会長 角川歴彦、東宝 代表取締役 島谷能成、原作の夢枕獏が出席した。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海(染谷将太)が、詩人・白楽天(黄軒)とともに歴史の謎と対峙する。松坂は日本から唐に渡った女性・白玲を演じ、空海&白楽天が追い求める「楊貴妃の謎」を解く秘密を知る重要な人物となる。長年憧れていたという陳監督作品出演を「夢のよう」と語る松坂は、「オファーを頂いたのが4月1日で、エイプリルフールですし、夢なら醒めないでと思いました」と振り返った。また、主演の染谷については「お若いのに落ち着いていて、天才と言われた空海の若き時代に本当にぴったりだなと思いました」と絶賛。「撮影中も細やかにアドバイスしてくださったり、『”用意スタートは”この言葉でかかりますよ』とか、大変頼りがいがありました」と、異国での撮影で大女優をリードする染谷の姿を伝えた。撮影中の染谷はビデオメッセージで登場。すでに3カ月間中国で撮影を進めているが、陳監督が「6年間かけた」という広大なセットに「毎日ここで撮影しているだけでワクワクします」と興奮を表す。「早くみなさまのところへ届けたいです。大唐の街でお待ちしています」とメッセージを送った。
2016年10月28日内閣官房副長官 萩生田光一が28日、映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)の製作報告会見に登壇した。会見には中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華、KADOKAWA 取締役会長 角川歴彦、東宝 代表取締役 島谷能成、原作の夢枕獏、女優・松坂慶子が出席した。萩生田官房副長官はヒット中の映画『シン・ゴジラ』に触れ、「昨今内閣官房副長官と言いますと、現在ロングランで上映が続いています『シン・ゴジラ』で長谷川博己さんが主演務めていまして、そのことであちらこちらからの取材が増えまして」と状況を説明。さらに「実際にはあんなにかっこいい仕事じゃなくて、『日本一責任の重い脇役』と申し上げているんですけども、会議で発言をするようなこともほとんどございません」と実情を語り、「ましてや総理や閣僚にものを言うことなんてありえないんですけども、映画をきっかけに図々しくやっていこうと思っておりまして、東宝の皆さんには感謝を申し上げたいと思います」と抱負を語った。そして「安倍内閣としては、映画というツールをアベノミクスの経済効果にもつなげていこうと、今回の『空海』を始め、全面的な支援をさせていただきたいと思っています」と今後の展望を示した。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海(染谷将太)が、詩人・白楽天(黄軒)とともに歴史の謎と対峙する。
2016年10月28日俳優・染谷将太が、日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)に主演、修行僧時代の空海(沙門空海)を演じることが17日、わかった。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として配役が注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海が、詩人・白楽天(白居易)とともに歴史の謎と対峙する。染谷演じる空海の相棒となる白楽天は、中国好感度俳優第1位の人気の俳優・黄軒(ホアン・シュアン)が演じる。製作スタッフは1,000人、オール中国ロケとなり、湖北省・襄陽市(じょうようし)に再現した唐の都のセットで、5カ月間の長期間撮影を行う。2人のキャスティングについて、製作代表・角川歴彦は「監督が一目ぼれした」と説明した。このビッグプロジェクトに染谷は「監督の美しいアートワークの中でなんと空海として生きられる。こんな凄まじい人生経験はないことでしょう。声をかけてくださった監督、そして快く自分を迎え入れてくれている中国スタッフ・キャストの皆さんに感謝しかありません」と感謝の気持ちを表した。中国ロケ、セリフも全編中国語となるが「平たく言えば”大変”と言えることはありますが、不思議と空海を通して過ごしているとそれがとても解消されていくのです」と、すでに役に入り込んでいる様子。「唐の街を再現したとてつもないでかいセット(もはや街)での撮影は完璧な世界観の中でお芝居ができるので地に足が着いてとても説得力が生まれています」と、撮影の様子を語った。陳監督は「この映画が求めているのは『美』である。僧侶と詩人―ひとりは智慧を持ち理性的で聡明、もう一人は感性と才気に富み、熱血的である」とテーマについて語り、「ふとしたきっかけで出会った2人は、何の為に相棒となり、ともに過ごすのか。それは、この世の中の”美”が徹底的に破壊されないように守る為である」と、作品について表現した。原作者・夢枕獏は「ぼくが17年かけて書いた物語の舞台、映画のために造られた巨大な長安の街の中を歩いていたら、思わずほろほろと涙がこぼれてきた」と感動を表す。「長い間、映像化不可能と思っていたのだが、そうでないことをこの時確信した」と、作品に期待を寄せた。(C)New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016
2016年10月17日俳優・染谷将太が、東宝×角川がタッグを組み製作費に150億円を投じた日中合作超大作映画『空海-KU-KAI-』に出演することがこのほど明らかになった。完成は来年、日本での公開は2018年を予定している。7世紀、中国は唐代。平安時代にあった日本より遣唐使として送られた若き日の空海(沙門空海)は「密教のすべてを会得する」という決意にいた。あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めている中、唐の都は権力者が次々に死んでいく、という事件に見舞われていた。空海は、白楽天と共に一連の事件を探るのだが、やがて歴史が生み出した巨大な謎と対峙することとなる――。本作は、2011年から構想に5年の時間を費やした、日中共同製作映画としては史上最大のプロジェクト。原作は『エヴェレスト 神々の山嶺』『陰陽師』など、多数の著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」(角川文庫/徳間文庫)。中国・唐の時代を舞台とした本作は、日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天と共に首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫るというもの。この壮大な物語には、スタッフ1,000人を動員し、史上最大のスケールで映像化。監督には、カンヌ映画祭パルム・ドール、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ほか数々の受賞を果たし、世界にその名を轟かせる巨匠・陳凱歌。主演には、日本代表として若き日の空海役に、ヴェネツィア映画祭の新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞、日本アカデミー賞各賞を受賞し、個性的な作品から『寄生獣』などのエンタメ大作の主演まで果たす、いま最も注目を集める俳優のひとり染谷さん。今回、満を持して海外初挑戦となる染谷さんは「なるべくしてなっている、いまはそう思えていますが、同時にこれは奇跡だとも感じています。監督の美しいアートワークの中でなんと空海として生きられる。こんな凄まじい人生経験はないことでしょう」と感慨深げ。また、現在撮影中だということで、「まるで激しい航海の後大唐で真相を探し求めたように自分も撮影に挑んでいます。もちろん全編中国語のセリフであったり、平たく言えば”大変”と言えることはありますが、不思議と空海を通して過ごしているとそれがとても解消されていくのです」と語り、「毒々しくも美しい愛と哀しみの大事件と感動を、熱々の状態で皆様に届けられるよう日々撮影していきますので楽しみにしていてください」とメッセージを寄せた。さらに、若き空海=沙門空海の相棒となる唐代の詩人・白楽天役には、中国にて好感度俳優第1位に選ばれる人気の黄軒がキャスティング。日中を代表する注目の若手俳優の共演とあって大きな話題を集めそう。原作者の夢枕獏氏は「ぼくが17年かけて書いた物語の舞台、映画のために造られた巨大な長安の街の中を歩いていたら、思わずほろほろと涙がこぼれてきた。このような奇跡がおこるとは。ぼく自身がぼくの物語の中を歩いているのである」と話し、自身映像化不可能と思っていたが、そうでないことをこのとき確信したと言う。また「陳凱歌という優れた監督と出会えたことは、ぼくにとって、というより、この物語にとって、最大の幸せであろう」とコメントした。なお、湖北省・襄陽市に唐の都を完全再現し、オール中国ロケで撮影される本作。すでにクランクインしている本作は、主演の染谷さんも丸刈りの僧侶姿で合流し、年内いっぱいの約5か月間の長期間の撮影に対し、気合い十分で望んでいるようだ。『空海-KU-KAI-』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月17日matohu表参道本店5周年を記念して同店では7月23日から31日まで、ゲストアーティストイベント「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」展が開催される。立原位貫は、浮世絵版画の技法を独学で習得し、江戸時代に使われた紙や絵具や道具についての研究を重ね、本当の復刻、復元を行ってきた唯一の作家。夢枕獏や江國香織などの著作ともコラボレートしており、その挿画も手掛けてきた。14年にはmatohuのデザイナーである堀畑裕之と関口真希子と出会い、深い魂の交流を続けてきたが、昨年matohuでの展覧会の直前に急な病に倒れ急逝した。同展では、立原位貫の生前の意志を継ぎ、その画業の一端を紹介。日本の美意識に満ちた本物の木版画の世界をじっくり体験できる機会となっている。【イベント情報】「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」展会場:matohu表参道本店住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25会期:7月23日~31日時間:11:00~20:00
2016年07月19日