グラビアアイドル・女優の大原優乃が、23日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』4・5号の表紙を飾った。大原優乃が『週刊ビッグコミックスピリッツ』4・5号に登場2019年もグラビア業界を牽引した大原が、女優・二階堂ふみの撮影でスピリッツ再登場。ビキニ姿で美ボディを披露している。二階堂が引き出した20歳になった大原の大人な表情にも注目だ。スピリッツ公式最後では、大原のメイキングムービーが2020年1月6日まで期間限定配信。また、スピリッツグラビアサイト「スピリッツアイランド」では、大原のアザーカットを公開しており、無料会員登録するだけで見ることができる。2020年1月20日には、スピリッツグラビアAWARDSとして大原のデジタル写真集が発売される。(C)小学館・週刊ビッグコミックスピリッツ
2019年12月23日グラビアアイドルで女優の大原優乃が14日、都内でセカンド写真集「吐息」(発売中 2,700円税抜 発売元:集英社)の発売記念イベントを開催した。同写真集では、大原の10代最後の1年を追い続け、地元・鹿児島を中心に四季折々の大原を撮影。鹿児島市内にある思い出の遊園地や指宿市の蒸し風呂、奄美大島や与論島のビーチなど、王道のグラビアもありつつ、ノスタルジックな一面も見せている。さらに今回、初めての下着姿も解禁するなど、天真爛漫な姿から大人びたSEXYショットまで、大原の魅力をフルボリュームで収めた1冊に仕上がっている。それぞれテーマを変えて3回のロケを行ったそうで、普段のグラビア撮影との違いを尋ねられると「いつもは紙面の雰囲気に合わせた自分になりきって撮影させていただくことが多いんですけど、素の大原優乃でカメラの前に立つことがなかなかなかったので、今回はより自分らしく楽しめたかなと思います」と語り、初めての下着姿での撮影については「すごく恥ずかしかったです。カメラマンさんと2人で撮影をしたんですけど、部屋に10分間1人で閉じ込められて、その後にカメラマンさんが1人で入ってきて、会話なくシャッターから始まるという独特な時間でした」と回顧。「最初は内向的な気持ちで涙を流していたんですけど、自分の感情を出すことによって、カメラマンさんのシャッターの早さが変わったり、カメラ越しに口角が上がった姿が見えたりして、そういう少しの変化が手を差し伸べてくれるような温かい気持ちになって、最後はホッとした涙に変わりました」と笑顔を見せた。お気に入りのカットを聞かれ、赤い水着を着た写真を挙げた大原は「これからの私も見てほしいなということで、いつもすっぴんに近いメイクで撮影をすることが多いんですけど、赤リップを塗ったというところが私のお気に入りです」と声を弾ませ、さらに目に涙を浮かべた表情がアップで撮影されたページを開き「女優としての大原優乃も撮りたいとおっしゃってくださって、感情の変化もこの1冊で見てもらえるかなと思います。この写真集のタイトル『吐息』は私が考えさせていただいたんですけど、カメラの距離、そして私の心の距離も近くで撮影できたなと思って、写真から『吐息』が聞こえてきそうな写真集だなと思いました」と紹介した。さらに、同写真集を撮影するにあたり、パーソナルトレーニングに通い、3キロ減量するなど体づくりを行ったそうで「腹筋とお尻を重点的にトレーニングしたんですけど、女性にも見てもらえるようなグラビアって素敵だなと思って、私もそういう人になりたいなと思ってトレーニングを始めたんですけど、お尻はもともと全然なくてコンプレックスだったので、女性らしくなりたいなと思って通いました」と打ち明け、その成果が表れた同写真集を父親にも見てもらったそうで「ガン見していただいて(笑)、恥ずかしかったんですけど、家族が応援してくれているおかげで私は毎日頑張れているので、成長した姿を見てもらえて私もすごくうれしかったです」と目を輝かせた。10月8日に20歳の誕生日を迎えた大原は、10代を振り返り「Dream5というグループでの活動が終了してからは個人で大原優乃としてお仕事をさせていただいて、本当に濃い時間を過ごさせてもらったなと思います」としみじみと語り、「大原優乃としての人間をたくさんの方々に形成していただいて、20歳になってやっと皆さんに恩返しできるスタートラインに立ったのかなと思うので、これからはご縁に感謝して精一杯頑張りたいです」と力を込めた。なお、20歳になってお酒を飲んだか尋ねられた大原は「誕生日の夜に、マネージャーさんたちがお祝いをしてくださって、マネージャーさんがカシスオレンジを作ってくれました」と嬉しそうに語り、どんな味だったか追求されると「いやー!なんか草っぽい…(笑)。ちょっとまだわからなかったですね」と苦笑し会場を沸かせた。
2019年10月15日今月11日に発売される大原優乃の2nd写真集『吐息』より、セクシーな下着カットが9日、公開された。大原優乃の2nd写真集『吐息』より2018年日本で最も雑誌の表紙を飾り、2019年もさらに勢いを加速させグラビア界をリードし続ける大原優乃。10月8日に20歳の誕生日を迎えたが、その記念として待望のセカンド写真集を発売する。10代ラストイヤーを追い続けた一冊は、出身地・鹿児島を中心に、四季折々の大原を撮影。鹿児島にある思い出の動物園、指宿市の砂風呂、奄美大島や与論島のビーチなど、王道のグラビアもありつつ、ノスタルジックな一面も見せている。そして、今回の写真集で初めて本格的な下着姿も披露。ビーチで躍動する天真爛漫な姿から、20歳目前だからこそできた大人びたSEXYショットまで、大原優乃の10代最後をフルボリュームで収録している。大原は「10代最後ということで、私がこれまで過ごしてきた時間、そしてこれからを想像してもらえるような1冊にしたいと思いました。今振り返ってみても、想いを込めて本気になれた撮影期間だったと思います」とコメント。「全10日間にわたる撮影。冬から夏までじっくり時間をかけて撮影していただきました。こんなに素敵な環境は当たり前ではないし、写真集チームの皆さんには感謝しています」と語った。そして、「変わってゆく景色と共に、私自身も何か変化を作りたいなと思い、パーソナルトレー二ングに通い始めました。身体の変化もこの一冊の中で見ていただきたいと思います。また、その瞬間での感情を包み隠さずさらけ出したので、思いっきり笑ったり泣いたり、呼吸が聞こえてくるようなリアルな写真になっていると思います」とアピールしている。
2019年10月09日シンガーソングライターの大原ゆい子がパーソナリティを務めるラジオ番組『お~はらじお』(bayfm 毎週土曜 23:00~)が7月6日より放送スタートする。『お~はらじお』は、アニメ『からかい上手の高木さん2』(7月7日スタート TOKYO MX 読売テレビほか)のオープニングテーマを担当するなど、シンガーソングライターとして活躍する大原によるFM地上波初レギュラー番組。初回は、トークのほか、大原による弾き語りやリスナーから届いたメールを紹介するコーナーなどを予定している。初回の収録を終えた大原は「まさかbayfmさんでレギュラーラジオ番組を持てるなんて夢みたいです。初回収録ということで緊張しましたが、とても楽しく収録ができました」と感想を。「弾き語りのコーナーのみならず、他にもレギュラー番組だからこそできることをどんどんやっていきたいと思っています。リスナーの方と色々と意見交換できる場にしたいので、日々感じたことや私にやってほしいコーナーなど、番組宛にたくさん送ってください」と意気込みを語っている。
2019年07月05日中川晃教、加藤和樹、大原櫻子、そして海宝直人が、WOWOWで生中継される「第73回トニー賞授賞式」でスタジオ生パフォーマンスを披露することが分かった。今年もWOWOWでは、アメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される演劇・ミュージカルにおける世界最高峰のトニー賞授賞式の模様を生中継。1年のブロードウェイを総括するアワードだが、授賞式の見どころは、賞レースの行方だけではない。舞台上で展開される、豪華スターの競演による圧巻のパフォーマンスも大きな注目シーン。そこでWOWOWが放送する日本のスタジオからも、注目俳優たちによる生歌唱パフォーマンスが決定!今秋よりスタートする新作ミュージカル、大怪盗・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が華麗に対決する「怪人と探偵」から、メインキャストの中川晃教、加藤和樹、大原櫻子が「微笑みの影」(杉本雄治作曲、森雪之丞作詞、島健編曲)を初披露する。また、「レ・ミゼラブル」でマリウスを演じるほか、「アラジン」「ライオンキング」など数々のミュージカルで主演を務めるミュージカル俳優・海宝直人も、主演ミュージカル「ノートルダムの鐘」より、「陽ざしの中へ」を披露する。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライム(二/同時通訳)にて放送。ミュージカル「怪人と探偵」は9月14日(土)~KAAT神奈川芸術劇場<ホール>、10月3日(木)~兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。「海宝直人 CONCERT 2019 『I hope.』 in TOKYO」は8月10日(土)、11日(日)Bunkamuraオーチャードホールにて上演。(cinemacafe.net)
2019年05月31日プロ写真家としてスタートして今年60年目を迎える立木義浩の自身最大規模となる写真展が5月23日、上野の森美術館でスタートした。本館1、2階の展示室を使って展示された作品は720枚。「時代 − 立木義浩 写真展 1959-2019 −」というタイトルと偶然にも同じ12ヶ月×60年と同じ数となった。さらにギャラリースペースを使用して6×6(ロクロク)をもじり『デジ6』とネーミングされたデジタルカメラの1:1の機能を使用して撮影されたモノクローム作品70点も発表。計790点という個展としては、これまで類を見ない点数の作品は圧巻だ。200万部のベストセラーになった『蒼い時』を立木氏のスタジオで執筆していたというエピソードとともに、今回公開された山口百恵を撮った写真は8点が出展された。それ以外にも未発表を含む著名人のポートレートは勝新太郎、黒澤明、夏目雅子、大原麗子、寺山修司、ムッシュかまやつなど鬼籍に入った有名人から、武豊、貴花田光司などのスポーツ選手、開高健、柴田錬三郎など作家まで幅広い。また1971年に発表された加賀まりこの写真集「私生活」を含む、“良き時代”を切り取った日本のアーカイブは、初期の『anan』の写真などとともに、ファッション文化のクロニクルとなっている。「この(有名人の)コーナーはモデルのアプルーバルと、展示の並び順がすべて。瀬戸内寂聴さんの隣に誰の写真が並べられているか、それを見ただけでこの大変さが分かって頂けると思う。一般公開される明日には(クレームが怖いので)田舎に引っ込む」というジョークは、日本のコマーシャル創世記から生きたレジェンドならではのコメントだ。2階にはサウスブロンクスのギャングからアラバマのKKKまでが写る“裸の”アメリカやヨーロッパ、アフリカ、キューバ、日本の町や村のスナップが圧倒的な数で迫る。「玉石混淆(笑)。決して名作を並べたわけではなく、この写真を見た人が何かを感じ取ってくれて、面白がってくれれば良い」「写真に内面は写らない。カメラマンや見た人はたまに勘違いするけれど(笑)。だから外面を丁寧に撮る」「昭和から平成を経て令和、20世紀から21世紀、銀板からフィルム、そしてデジタルと変化しても“写真”という呼び方は変わらない」「いかに時代に潜り込めるか、それがスナップ。その面白さは筆舌に尽くしがたい」「これは集大成ではなく通過点」「上り坂も下り坂も一つの同じ坂」オープニング当日、プレスの記者たちを前に語る立木節は81歳を迎えた今もエネルギー全開。「有料の写真展自体が久々の開催」というそのエンターテイメント精神は、会場で販売されている限定写真集やTシャツなどのマーチャンダイズも魅力だ。Text by Tatsuya Noda【展覧会情報】時代 − 立木義浩 写真展 1959-2019 −会期:5月23日〜6月9日会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2時間:10:00〜17:00(金曜日20:00まで開館)入場料:一般当日1,200円、大学・高校生800円、中学生以下無料会期中無休
2019年05月25日タレントの大原優乃と倉田瑠夏が4月29日、東京都渋谷区のヴィレッジヴァンガードで、写真集『a-books GRAVURE-Anthology-』(発売中)の発売記念イベントを行った。エイベックス・マネジメントが制作した同写真集は、エイベックス以外のグラビアアイドルも起用し、グラビア界の活性化を目指して制作されたもの。エイベックス所属のタレントはこの日登場した莉音をはじめ大原優乃や真島なおみなど、エイベックス以外では忍野さらや藤木由貴などがおり、総勢10人の写真が掲載されている。2年前の作品でも一緒になった2人は、楽屋からずっと穏やかな雰囲気で、「今回、2人一緒にイベントをできて楽しい。お互いの雰囲気もおっとりとしたところが一緒で、同じ空気感で落ち着いて息のあった感じでイベントを楽しめた」と倉田が語ると、大原も「1人の時だとしっかりしなきゃという気持ちが強いのですが、瑠夏ちゃんの空気に引っ張られていつもよりほんわかした空気でイベントを楽しめました」と仲の良い様子を見せた。そして、今作の自身の見どころについて倉田は「私は彼シャツのシーン。真っ白でオーバーサイズのシャツを着ていて、彼氏の家でお泊りして朝起きた時のような感じをで自然な表情をしてます。きっとドキッとすると思います」とアピール。大原は「今回のカメラマンが細居幸次郎さんで、細居さんの写真が大好きでなんです。私のグラビアの中でも、他の作品と違った角度の作品になってあり見ごたえのあるものになっていると思います」と語った。さらに新元号・令和に向けて、倉田は「新しい時代にあたって、今までDJ、グラビア、舞台を中心に活動してきましたがバラエティに挑戦してみたいです。アイドリング!!!の時代からバラエティに出ていましたが、面白いことをしないとという緊張感がとても怖くて。でも、仲の良い朝日奈央ちゃんと話したり、他の仲間たちが頑張っている姿に勇気づけられて、私も怖がっていた部分にどんどんと挑戦していきたい」とバラエティなど新たなジャンルに意欲を見せた。一方の大原は「平成最後ということで、前髪を大人っぽくして気合を入れてみました。令和では、今、パーソナルトレーニングに通っているのですが、3カ月後には、女性が見ても素敵と思っているようなボディになりたいですね。令和ボディの新生・大原優乃をお見せしたいです」と進化を誓い、「それ以外も、ドラマや舞台など演技の仕事も増やしてもっとたくさんファンの皆さんに見ていただきたいと思っております」と意気込みを語った。
2019年05月01日グラビアアイドルの大原優乃が21日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAで最新イメージDVD『You Know~私は私の旅に出る~』(発売中 4,104円税込 販売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。ダンスボーカルユニット・Dream5のメンバーとして活躍した後、2017年にグラビアデビュー以降、豊満なFカップバストを売りに活動し、「カバーガール大賞」を受賞するなど大人気の大原優乃。昨年3月にリリースした1st写真集『ゆうのだけ』が好セールスを記録したのに続いて今回はファン待望の1stDVDを発売。昨年11月にハワイ・マウイ島で撮影され、普段見ることができない大原の素顔が詰まった1枚となっている。透け感たっぷりのワンピース姿で登壇した大原は「私にとって初めてのDVDなので、やっと皆さんの手に届けて本当にうれしいです」と満面の笑みを浮かべ、「この作品は私を知ってもらえたら良いな、という思いを込めて撮りました。水着姿で笑顔で走り回ったりするシーンもありますが、インタビューがあったりハワイの星空を見てまったりするなど、私の日常が描かれているので、その辺りを見ていただけたらうれしいです」とアピールした。おすすめのシーンは「ハワイの星空が大好きなので、星を見ているシーンは絶対に見て欲しいですね」とあげて、「応援してくださる皆さんのお陰で今回のDVDが発売できましたし今の私がいます。感謝の気持ちを忘れず、日々成長できるように頑張りたいです」とファンに感謝の言葉を口にした。グラビア以外の活動にも期待される大原。「お芝居が好きなので、そういった面で活躍できるようになりたいですね」と映像の仕事にも意欲を見せ、「土屋太鳳さんが大好きなんです。お芝居はもちろんですが、溢れるお人柄が素敵なので、お会いできるように頑張りたいですね」と目標を。また、同じ事務所に所属するTRFのDJ KOOとYouTubeの動画で共演したことを明かして、「たくさんアドバイスをいただきました。すごく明るくてポップな方ですが、真剣で真面目な方。バラエティーに出られる時はその番組をたくさん知ってから出演されるみたいで、お仕事の向き合い方が素敵だなと思っています」と尊敬の眼差しを向けていた。
2019年04月22日元Dream5でグラビアアイドル・女優の大原優乃が7日、カレンダーと初となるDVDの発売を発表した。あわせて、豊満バストあらわなカレンダーの表紙とマウイ島での大原のショットが公開された。大原優乃のカレンダー表紙とマウイ島でのオフショット「カバーガール大賞」の大賞受賞や、日本テレビ系ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』出演で話題の大原。カレンダーは、台湾で撮影した2019年4月からの卓上カレンダーで3月22日発売、DVDは初めて訪れたハワイのマウイ島で撮影したもので4月19日発売となる。発売記念イベントの開催も決定。カレンダーは3月24日に東京で、DVDは4月20日に名古屋と大阪、翌21日に東京で開催される予定で、詳細は後日発表される。DVDは、『「私は、私の旅に出る――。」地図とカメラをリュックに入れて、いま大原優乃のひとり旅が始まります。』とされており、マウイ島を旅する10代最後の大原の姿が見られる。発表を受け、大原のツイッター、インスタグラムには祝福が殺到。「おめでとう」「絶対買う」「すぐ予約する」などの声であふれた。
2019年03月08日●『カノ嘘』を観て「うわー……」大原櫻子の取材に備えて、今さらながらデビュー作を観た。2013年に公開された『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は、主演を佐藤健が務め、その相手役となるヒロインをオーディションで選ぶという意欲作だった。大原は5,000人の中からその才能を見出されてスクリーンデビュー。瑞々しい演技の中で際立つ美声に、鳥肌が立った方も多いのではないか。戸田恵梨香とダブル主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)は、彼女の真骨頂である「歌」が鍵となる作品だ。戦時下の日本を舞台に、子どもたちの命を守るために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話が描かれ、保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役を戸田が、天真爛漫で音楽好きの保母・野々宮光枝役を大原が演じている。『カノ嘘』から約5年。“映画の歌声”は、どのような進化を遂げているのか。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第7回。「歌も芝居」と語る大原櫻子の根底には、「ゴールを作らない」生き方と職業観があった。○■ピアノは弾けてもオルガンは「格闘」――映画化決定のニュースで、「楽しんで演じられると思います」というコメントを出されていましたね。戦時中ですが、子どもたちの笑顔も多い作品なので、変に重くなりすぎないように。光枝の天真爛漫さが周囲を明るくする場面もあるので、楽しい撮影になると感じていました。それから直感で、光枝の役柄がすごく自分に合っているんじゃないかなと。この腕白さとか、楓さんに怒られている感じとか、自分にもあったような気がします。結構、人に迷惑をかけて「ごめんなさい!」と謝ることもありましたので、似ているところが比較的多いかなと(笑)。――「自分に近いような遠い役」ということも書かれていましたね。光枝は、何事もピュアに感情が出るタイプ。その喜怒哀楽の激しさは、自分にはありません。撮影期間中は、つらいときもありました。というのも、オルガンを弾かなければいけなくて。この映画は撮り終わって音を乗せたりするようなことは、一切ないんですよ。生音で撮影することが前提だったので、そのオルガンの難しさと格闘しました。ピアノは弾けるんですけど、オルガンは足を常にパタパタさせて空気を入れないと音が鳴らなくなっちゃうんですよ。ピアノとは全く別の楽器に触れている感覚でした。休憩時間があったらスタッフルームに行って、練習していました。――そういえば、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』をご自身でご覧になった時、「こんな演技してたっけ」と後悔も感じたそうですね。その後に出演した作品で変わっていくものですか。感想は変わらないです。いつも、「うわー……」って思ってます。『カノ嘘』に関しては「うおー……」です。これ、文字で伝わりませんよね(笑)。『カノ嘘』の時は、何にも知らない状態ですから。マイクの付け方すら分からず、演技って何? みたいな感じだったので。●「あんた、人生で傷ついたことないでしょ!」で傷心――でも、共通する部分もありますよね? 大原さんが歌うと、演技とはまた違う引き込む力があるというか。演じるのと、演じながら歌うのに違いはありますか?自分の歌で、演じていない時はありません。私はシンガーソングライターではないので、脚本をいただいて歌っている感覚です。映画では、光枝が歌っている感覚なので歌いやすかったです。撮影では、歌にあまり焦点を当てていませんでした。歌も芝居なので。監督からは「間違えても使うから」と言われていたんですよ。間違える覚悟で歌ったら、一発でOKでした(笑)。――スタッフには、山田組でお馴染みの方が揃っていたそうですね。撮影部の近森眞史さん、実は大学の先生なんですよ(笑)。卒業制作の審査員だったんです。こうしてご一緒するのは、今回が初めてでした。録音部にも日芸出身の方がいらっしゃいます。ちなみに、撮影中に卒業を迎えました。出席したかったけど、仕方がないですね(笑)。――戸田恵梨香さん演じる楓は、管理職的な立場から、光枝やほかの先生を厳しく束ねる役目でした。どのような方でしたか?初対面で「戸田さんでよかった!」と思いましたし、すごく単純な話、気が合うと思いました。光枝と楓は真逆だけど、子どもを愛する心はふたりの共通点です。心が通じていく中では気が合わなかったらつらいものがあると思うんですけど、とってもすばらしい先輩でした。――インスタには監督と3人で会食した時の写真がアップされていましたね。監督の頭をかじって、とても楽しそうでした(笑)。映画の話もたくさんしました(笑)。やっぱりこの映画は、ただの娯楽として観てほしい作品ではなくて。今の時代と重なるというか、時代は違いますが、どこかリンクしているところがあって、今だからこそ伝えたいメッセージも含まれています。○■「悔しかったし、ムカついたし、悲しかった」――楓は、戦時下でも「文化的生活」を維持することを目指します。この「文化的生活」について、どのような印象を抱いていますか?光枝を表していると思います。今の大人が忘れがちなこと、というか。この時代の女性たちの生き方が強く、大人に見えるのは、「文化的生活」をとても大切にしているからではないかと思います。でも、光枝自身はそういう言葉をあまり深く考えてないので、演じる上でも意識しないようにしていました。――今回、大原さんのターニングポイントをうかがいたいのですが、『Quick Japan』(2017年8月発売号)には、決定的に変わった瞬間は「まだない」と書かれていました。あえて挙げるとするのであれば、「ソロデビュー」と『水球ヤンキース』(14・フジ系)だと。そこから変わってます。1年前に小川絵梨子さん演出の『ファン・ホーム』という舞台に出させていただきました。これは、大きな転機になりましたね。小川さんから、稽古中に同じシーンも何回もやらされて、「なんで私のシーンばかり」と思っていたら、「あんた、人生で傷ついたことないでしょ!」と言われたんです。正直、あの時は「は?何も知らないくせに」と(笑)。でも、すごく見抜く方で、本当にその通りだったんですよね。私は本当に恵まれているので……。ある意味、そこですっごく傷つきました。悔しかったし、ムカついたし、悲しかった。でも、そこでガラッと芝居が変わって、私の中の壁を壊していただいた言葉でした。●父の金言「明日歌えるだけで、幸せと思いなさい」――そこまで踏み込まれたことはなかったんですか?そんなになかったと思います。あったとしても……小川絵梨子さんほどの言葉は投げかけられなかった。だって、芝居を見て、私の人生のことを言うんですよ?家族を傷つけられた気持ちになって、 「何を知ってんだ!」と腹が立って。でも、愛情があるからこそ、そこまで言ってくれたんですよね。――言われてすぐに思い直せたんですか。実は、稽古中にインフルエンザにかかりまして、お休みをいただいたんです。休んだらすっごく元気になって、めちゃくちゃ芝居が良くなったんです。そこですごく褒められて、私も一皮むけた気がして。ひょっとして、ただ疲れていただけなのかなとか言ってたんですけど(笑)、言われて1~2週間後ぐらいには小川さんの言葉を思い出しました。――大原さんが感謝していること、小川さんには伝わってますかね。たぶん、ネットもあまり見ない方なので……でもいいんです。私が大好きなので(笑)。会うといつもハグからはじまるんです。○■「悲しいとか悔しいとかでは、あまり泣かない」――それから、『Quick Japan』のインタビューでは、大原家には「どんな出来事があっても大きなものとして捉えない」「ゴールを作らない」という考え方があると。『カノ嘘』の出演が決まった時、とびきりうれしかったと同時に、別にそれがゴールじゃないから、「やったー!」という感じではないんですよ。私の中では「勝ち」「負け」で終わるものではないし、「正解」か「不正解」かなんてやってみないと分からない。『カノ嘘』にお客さんが全然入らないとか、撮影中に大怪我してしまうとか、いろいろなことが起こる可能性がある。だから、「ゴールを作らない」と常に考えています。――今も変わらないんですか?変わりません。だから、光枝ほど感情がそこまで表に出ないんだと思います。泣かないですもん。感動して泣くことはあっても、悲しいとか、悔しいとかでは、あまり泣かないですね。――ゴールをあえて作らない中で、大原さんは何のために働いてますか? 職業観は人それぞれ違うと思いますけど。それこそ重たい話になるかもしれないですが……『カノ嘘』のオーディションが目前に迫っている時、父に「緊張する」と弱音を吐いていたんです。すると、父が「地球のどこかでは戦争をしている国もあるんだよ。明日歌えるだけで、幸せと思いなさい。緊張している場合じゃない」と。そう言われてから、生きているだけで幸せなんだ、甘えちゃいけないんだと思うようになりました。それがずっと残っているので、いつも「がんばろう!」じゃなくて、「感謝しなくちゃいけない!」という思いになるんです。1つ1つの仕事に、感謝しなければいけない。きれいごとに聞こえるかもしれませんけど、実際にそう思っています。――ミュージカル『アニー』を見て、この業界を目指したそうですね。憧れを抱いたあの日から芽生えた、「歌う幸せ」や「演じる幸せ」さえあれば続けられると。そうですね。私がライブ大好きなのは、お客さんの笑顔を生で見れるから。あの笑顔は、普通じゃ見れないですよ。なんでそんな笑顔を私に向けてくれるの! というぐらい、キラキラしてるんですよ。すごく幸せなことです。――『あの日のオルガン』は、運命的な作品ですね。だからこそ、台本を読んだ瞬間に「絶対にやりたい」と思いました。どなたが出演するかも何も知らされていなかったんですが、迷いはありませんでした。■プロフィール大原櫻子1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。2013年、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインオーディションで5,000人の中から選ばれ、スクリーンデビュー。演技は未経験ながら、日本映画批評家大賞新人賞を受賞した。また、2014年11月には、歌手としてシングル「サンキュー」でソロデビューを果たし、翌年には第66回NHK紅白歌合戦に初めて出場。そのほか、『水球ヤンキース』(14・フジ系)、『恋仲』(15・フジ系)、『好きな人がいること』(16・フジ系)などのドラマ、『舞妓はレディ』(14)、『チア☆ダン』(17)などの映画に出演。数々の舞台にも挑み、2018年には『新感線☆RS「メタルマクベス」disc2』でマクベス夫人を好演した。(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
2019年02月22日歌手で女優の大原櫻子が3月6日に発売するベストアルバム『CAM ON!~5th Anniversary Best~』のジャケット写真が15日、公開された。デザインは本人が気になるというパープルカラーを基調とし、大原は「無機質なような、おしゃれなような、、最近、中途半端な瞬間に美しさを感じるので、自分の中でそれをテーマに撮っていただきました」と説明。「無防備さと恥じらいが共存したような写真が出来たなと思います」と感想を伝えている。また、初回限定盤や通常盤の仕様名が「ねじねじ」「うねうね」「くるくる」という謎めいたネーミングになったのは、ジャケット写真で本人が着用しているピアスとアートワークが由来になっているという。そのほか、先着予約・購入特典のA2ポスタービジュアル(6種)も発表。先日公開されたアーティスト写真とそれに連なる写真で構成され、白のジャケットにスケルトンパンツの組み合わせが印象的なビジュアルとなっている。
2019年02月15日2月22日公開の映画『あの日のオルガン』のプレミア上映会イベントが4日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、ダブル主演の戸田恵梨香と大原櫻子をはじめ、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、平松恵美子監督が出席した。太平洋戦争末期を舞台にした本作は、子どもたちの命を守るために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描いた物語。主役の保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役には戸田恵梨香、もう一人の主役である天真爛漫で音楽好きの保母・野々宮光枝役には大原櫻子が熱演しており、ダブル主演の2人は本作で初共演を果たした。戸田が劇中で演じた板倉楓は、"怒りの乙女"とも呼ばれるなど保育園のリーダー的存在。「"怒りの乙女"と言われてますが、普段の自分は心の中で沸々と思って何かと戦って挑むことがないので、実際にお芝居する時は怒りを表現することは非常に難しい作業でしたね」と感想を。もうひとりの主人公である野々宮光枝を演じた大原は「私は童顔って言われるので、保母さんなんて大丈夫かなと思いましたが、光枝は子どもたちと同じ目線だったので撮影中もカメラが回っていない時も常に子どもたちと遊んでいました。大変なこともありましたが、とても楽しく演じられました」と振り返った。壇上に上がった女優陣は、劇中で保母を演じており、撮影前には実際に保育園で1日実習体験をして撮影に臨んだという。戸田は「とにかく体力がいりますよ。ひたすら鬼ごっこをしてましたが、公園まで走ってたどり着き、走って鬼ごっこをし、終わってから走って保育園に戻るという(笑)。私は子供に見つからないように隠れてました(笑)。(保母さんは)こんなにも体力がいるんだということを学びましたね」と保母さんの大変さを実感した様子だった。イベントの最後には、劇中で保育園児を演じた子役たちも登壇。やっちゃん(大久保靖子)役の中島琴音ちゃんに対して戸田は「大女優になりたいです。どうしたら大女優になれますか? と聞かれたんですけど、私は大女優じゃないから分からないと答えました。どんな女優さんになりたいの? と聞いたら、戸田恵梨香さんと大原櫻子さんだと。すごく気を遣ってくれているなと(笑)。子供ってすごいと思ったのが印象に残っていますね」と撮影エピソードを。そんな子どもたちを戸田が撮影中に叱ったと暴露した大原は「怒った姿を現場で見たことがなかったので、一瞬止まってその時に楓さんだと思いましたね。でも格好良かったです!」と戸田を称賛していた。映画『あの日のオルガン』は、2月22日より全国公開。
2019年02月05日戸田恵梨香と大原櫻子がW主演する、太平洋戦争末期の日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描いた『あの日のオルガン』。この度、戸田さんや大原さんら保母が子どもたちの笑顔を守るために奮闘する、本作の本予告映像が到着した。今回到着した映像では、保母たちのリーダー・板倉楓(戸田さん)と、野々宮光枝(大原さん)ら保母たちが、子どもたちと過ごす様子が描かれる。また映像には逞しくふるまう一方、「もう疲れたんです」とうなだれる楓、そしてミュージカル作品にも出演する大原さんの美しい歌声も…。しっかり者の楓と天真爛漫の光枝、対象的な2人の姿に思わす笑みがこぼれ、子どもたちのために奮闘する姿にグッとくる映像となっている。なお本作の主題歌は、『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集め、医師としての顔も持つアン・サリーが歌う「満月の夕(2018ver.)」に決定。1995年の阪神・淡路大震災を題材に制作された「満月の夕」のカバー曲だ。アン・サリーは「有史以来、戦争や自然災害、老い、病、死など繰り返される苦しみは絶えることがありません。しかし、荒れ野の中でも力強く芽吹く草花があるように、口を衝いてどうしても歌わずにはいられないうたがありました。『満月の夕』は、多くの人々の再生への支えとなっていることを、歌うたびに実感しています」とコメントを寄せている。『あの日のオルガン』は2019年2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:あの日のオルガン 2019年2月、新宿ピカデリーほか全国にて公開©映画『あの日のオルガン』製作委員会
2018年12月06日女優の戸田恵梨香と大原櫻子が主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)の本予告映像が6日、公開された。同作は太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描く。保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓(戸田)、天真爛漫で音楽が好きな保母・野々宮光枝(大原)らが、53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越えていく。さらに1,000人を超えるオーディションを経て保母役に選ばれたのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵といった、全員が様々な話題作に出演し、これからの活躍が期待される女優たち。また、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら日本を代表する俳優たちが脇を固める。メガホンをとるのは『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。さらに、日本アカデミー賞での受賞経験を多数持つ日本映画界を代表する豪華スタッフが作品を支える。予告映像では、リーダーとして逞しく振舞う一方で「もう疲れたんです……」とうなだれた様子をみせる戸田の姿、また対象的に「私たちいつ寝るんですか……!」と訴えかけるお茶目な姿や童謡「この道」を佐久間と共に美しく口ずさむ大原の様子などが映し出される。また、映像に乗せて『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集めた、シンガーソングライターのアン・サリーによる主題歌「満月の夕(2018ver.)」も公開。アン・サリーは「有史以来、戦争や自然災害、老い、病、死など繰り返される苦しみは絶えることがありません。しかし、荒れ野の中でも力強く芽吹く草花があるように、口を衝いてどうしても歌わずにはいられないうたがありました。『満月の夕』は、多くの人々の再生への支えとなっていることを、歌うたびに実感しています」とコメントを寄せた。
2018年12月06日元Dream5でモデル・グラビアアイドルの大原優乃が9日、自身のツイッターを更新。「彼女とデートなうに使っていいよ笑」とアップした斬新な写真が話題を呼んでいる。大原は「撮影でグアムに来てますアメリカンサイズにびっくり!彼女とデートなうに使っていいよ笑」というコメントを添えて、撮影で訪れているというグアムで、顔よりも大きなブラを手に持ち、茶目っ気たっぷりに笑う写真を公開。「#大原優乃グアムでデート #グレーよりもっと可愛い色をチョイスして笑笑」とユーモアあふれるハッシュタグも添えた。下着売り場という斬新なシチュエーションに加え、メガサイズなブラ姿にファンも反応。「斬新すぎる」「恥ずかしくて使えないかな~笑」「ジワるw」「テれる~!!」「悪戯っ子的な笑顔にやられました」「吹きました」「どういうデートやねんw」といった声が寄せられている。
2018年11月10日歌手で女優の大原櫻子(22)が、9月30日をもって所属事務所との契約が満了になることが23日、公式サイトを通じて発表された。これにより、公式サイト、スタッフ公式ツイッター、オフィシャルフェイスブックが9月30日に、ファンクラブ、オフィシャルWEBショップが9月28日16時に閉鎖される。今後の活動や新ファンクラブについては、ビクターエンタテインメントの大原櫻子ホームページ、インスタグラムを通じて伝えられる。なお、9月・10月に公演予定の『ONWARD presents 新感線☆RS「メタルマクベス」disc2 Produced by TBS』への出演、2019年2月公開の映画『あの日のオルガン』の出演についての変更はないという。大原はインスタグラムのストーリーにメッセージを投稿。「応援してくださっているみなさまへ」に続き、「突然のご報告、ご心配おかけしてすみません」「9/30以降の活動については、ビクターのtwitterとサイトおよび私のインスタグラムで随時公表します!引退とかじゃないからね笑 安心してね~」と呼び掛けている。
2018年08月23日大原櫻子さんの最新アルバム『Enjoy』は、まさに夏に聴きたいアルバム。「久しぶりにはっちゃけたアルバムを作りたくて」という彼女の言葉通り、ポップで踊れて盛り上がれるサマーチューンがキラキラと流れてくる。「私は歌よりも先にダンスをはじめ、長く親しんできたので、ライブでみんなと一緒に踊れる曲を作りたいなーと思っていました。完成したものを聴き、タイトルの『Enjoy』通りの世界が作れたと思います。それとラストの曲『Joy & Joy』は、今までの私の作品にはない洋楽風の曲。私のイメージとはだいぶ違う曲だったので、チャレンジでもあり、大事な作品になりました」去年の作品は21歳になった彼女の心境を反映して、しっとりしたミディアムバラードが多かった。しかし本作で聴かせてくれるアクティブなパフォーマンスには、大原さんの新たなトライアルを感じるはず。「アルバムが発売される翌日から全国ツアーがはじまるので、ライブで皆さんをどんなふうにのせようか、いま考えています。前回までのライブは、歌詞を伝えることを大事にしてきたけど、今年は激しくいきますよ。汗をかいて体で楽しんで、さあエンジョイしようぜ、って(笑)」シングル『さよなら』で大原さん初の失恋ソングを提供した、いきものがかりの水野良樹の新曲や、彼女自身が歌詞を手がけた「いとしのギーモ」など新しい名曲も生まれた。「いろんな表情を見せられる色とりどりの一枚。新しい私の一面を感じてもらえたらうれしいな」レコーディング前は、舞台公演と映画撮影が数か月続き、すべて終わってからアルバム制作に入った。映画は太平洋戦争中の物語、舞台はレズビアンの役、とかなりシビアな役柄でもあった。「役者のときは音楽には全くノータッチです。役者の仕事はある種、闇に入るというか孤独な作業なので、音楽とは気持ちが全然違うんですよね。終わったらリセットする時間を持たないと、音楽に入れない感じなんです。でも芝居でセリフを大事にするように、歌の言葉も伝えることを常に考えていますし、ひとりで集中して聴かせる生のライブで培った度胸は、演技にもすごく生きています。その両方が揃ってこその私、だと思っています」おおはら・さくらこ映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインに選ばれ、女優&シンガーとして2013年にデビュー。7月20日まで全国ツアー中。9月15日から舞台『メタルマクベス』の再演に出演予定。3rd Album『Enjoy』【初回限定盤A CD+DVD】¥4,500「ツキアカリ」など14曲収録。特典DVDにはMVほか、貴重なフォトセッション映像などを収録。【初回限定盤B CD+BOOKLET】¥4,000【通常盤CD】¥3,000(Victor Entertainment)※『anan』2018年7月4日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月02日「料理なんて、ほとんどしたことないコばかりだから、包丁の持ち方もできてないの」 22年前のSMAPのメンバー5人を、こう振り返るのはフードコーディネーターの結城摂子さん。テレビ界のフードコーディネーターの草分けとして、結城さんは『料理の鉄人』などを担当。また『王様のレストラン』『ザ・シェフ』『ソムリエ』『味いちもんめ』などのテレビドラマにも参加し、多いときには9本ものレギュラー番組を抱えて奔走。最近では、映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(主演・二宮和也)で、オリジナル料理の作成や監修に携わっている。裏方ゆえ、一般には知られていないが、業界では知る人ぞ知る、この道のカリスマ的存在だ。 ’96年4月に始まった、国民的番組となっていく『SMAP×SMAP』の人気コーナー、「ビストロスマップ」のフードコーディネーターを担当したのも結城さんだ。結城さんがその舞台裏を語る。 第1回のゲストは大原麗子さん。テーマのカレーを作るにも4時間かかったという。メンバーは調味料を入れるときも、カメラ脇に立つ結城さんに「どこまで入れるの?」と尋ねてくる。「自分がおいしいって思うまで」と、小声で伝えると「おいしいってわからない」――。 いまとなってはほほ笑ましいエピソードだが、当時の結城さんは頭を抱えた。 彼らが変わったのは、放送開始からまもない、ゲストが野際陽子さんのときだ。草なぎ剛(43)がイカをミンチにした“イカバーガー”を作り、バーガーから照り焼きにしたイカの足を、思い切りはみ出させて盛りつけた。付け合わせにはメッシュのポテト。 「野際さんが気に入って、『あなたたち、お店に出せるわよ』って。これでみんなのスイッチが入ったんだと思います」(結城さん・以下同) 回を重ねるごとに、メンバーたちは腕を上げていく。 「剛さんはいちばんのほほんとしていて、自由で遊び心がありましたね。(香取)慎吾ちゃん(41)には、料理人にはないセンスやアイデアがあった」 オーソドックスな料理にこだわりをみせたのは木村拓哉(45)だったという。 「私がスタイリッシュな盛りつけをしたときは、『それじゃ食べにくいじゃん』と怒って(笑)。木村さんからはいちばんダメ出しされましたね。対決に負けると本気で悔しがっていました」 稲垣吾郎(44)は、自分の世界観に生きていたという。 「人の話を全然聞いていなかったり(笑)。『このワインと合う料理は?』とよく話しかけてくれました。ビストロの練習はそっちのけで(笑)」 司会の中居正広(45)は、意外にも料理について負けず嫌い。 「中居くんはスペシャルなどで、たまに料理をするんですね。口では『いいんだよ、オレは~』と言ってますが、嘘です(笑)。負けたくないから、すごく気合が入ってます」 こうした個性とのふれあいは、結城さんにとっても刺激になった。が、それ以上に仕事は大変だったという。ゲストがなかなか決まらないため、収録間近になって食材や食器集めに駆けずり回る。 ゲストにはトム・クルーズ、マドンナなど海外セレブも多かった。 「でも、いちばんびっくりしたのは高倉健さんです。海外セレブにも引けを取らないテーブルマナーで、ナプキンの扱い方は貴族のようでした。ナイフやフォークも、手から生えてきたかのように使いこなすんです」 番組放送開始から20年。当初は結城さんの元に「男子を厨房に立たせるとは」と批判が寄せられたが、世間の常識を変え、いまでは男性が料理をするのは当たり前になった。そして、SMAPは’16年12月に解散する。 「誤解を恐れずにいえば、SMAPの5人は最初から自分の個性を隠そうとせず、ぶつかり合っていましたね。だからこそ、国民的なスターになれたのかもしれません」 「ビストロスマップ」の終了で、結城さん自身もレギュラーの仕事が終わった。最終回のスタジオでの打ち上げのとき、結城さんは料理の撮影のために、いつものように離れた場所で作業をしていた。 「すると、酔っ払ってふらふらになった慎吾ちゃんが来てね、何もいわずにハグしてくれたんです。すごく感激して、うれしかった……」 お疲れさまの感謝と、次のステップへのはなむけが無言のうちに伝わってきた。胸が熱くなった――。
2018年04月07日高垣麗子さん(38)の夫で音楽プロデューサーの森田昌典容疑者(40)が香港からの帰国時に金塊を密輸しようとしたとして、関税法違反、消費税法違反、地方税違反の疑いで逮捕されました。 高垣さんはブログで「正直、私自身にとっても予期せぬ突然の出来事で、まだ冷静に受け止められず戸惑っております」と謝罪とあわせて心情を吐露。昨年第一子を出産したばかりなのに、なんとも大変な状況です。 高垣さんといえば森田容疑者と結婚する前、元スピードスケート選手で現在スポーツコメンテーター・実業家として活躍する清水宏保氏(44)と2010年に結婚。しかし清水さん側の浮気が発覚し、離婚する運びとなりました。 1人目の夫が浮気。2人目の夫が横領で逮捕と「ダメ男ビンゴ」があればリーチがかかりそうな勢いの高垣さん。ネットでも彼女の悲運を心配するとともに、ダメ男の引き寄せ力を危惧する声も多く上がっています。 一般的なダメ男の多くは金や女にだらしなく、パートナーに何かしらの害を与える存在として語られます。関係性をより深くみていくと、実はダメ男と女性の関係にも「育成型」と「発掘型」があると思いっています。 つまりダメ男を引き当てる力の強い女性だったから悲劇が起きたのか、男のダメ素質を伸ばす力が女性に強かったから起きたのかということ。2つのタイプによって性格的な共通点も異なりますので、それぞれ紹介していきます。 ■育成型だめんず女子の特徴 「付き合うと彼氏がみんなダメになっていく」と嘆く女性に出会うことがあります。こういった場合、女性が男の“ダメ部分を自然と伸ばすようなコミュニケーション”を取っている可能性もあります。 そもそも人間、誰しもダメな部分といい部分を持ち合わせているもの。ダメな部分を伸ばすようなコミュニケーションを取っていれば、誰だってダメ人間と呼ばれる可能性を秘めています。では具体的にどんな接し方をすると、男性はダメになっていくのでしょう。 ・相手に合わせながらコンプレックスを刺激する そもそも「育成」というくらいなので、このタイプの女性は男性の要望や個性を尊重するのがうまいです。でもダメ男製造機などと呼ばれる女性は、尊重しながら自然と男性の中のコンプレックスを刺激するのが上手な傾向があります。 例えば収入が低い彼氏に対して、金銭面や生活面の援助をする女性がいたとします。彼女たちの中には援助行動とセットで、「あなたは私がいないと何もできない」「私もあなたも、この関係をどうすることもできない」と男性にさりげなく絶望を植え付ける人がいます。 でも彼が1人になったとき、生活できるかできないかは彼が決めること。与えながら相手を絶望させることは、自然と彼のダメな部分を伸ばすことに。結果としてダメ男を製造する第一歩になるのです。 ・忍耐力や我慢強さがある ダメ男というのは、一朝一夕でできあがるものではありません。ジワジワ関係性が成熟するとともにできあがるのが男女関係です。 もし男性側が女性側に何かしらの危害を加える場合、多くの女性は早い段階で別れを決意するものです。しかしダメ恋愛を繰り返す女性は総じて忍耐力が強く、「私なら変えられる」といった謎の自信すら抱いていることがあります。 忍耐力や我慢強さがあるのは素晴らしいことですが、相手との関わり方を変えないとダメ恋愛を抜け出すことはできません。我慢強さを誇りに思うと同時に、接し方に“ゆがみ”がないかも見直す必要があるのです。 ・問題を1人で抱え込みがち ダメな恋愛は周りから見れば「それは上手くいかない」と明らかな“ゆがみ”を生じさせていることがよくあります。しかし当人は真面目に大恋愛をしているので周りの声をシャットアウトし、2人の世界にこもることがよくあります。 また周りの助言を聞いたとしても「でもあの子はわかってない」と突っぱねる人にも、過去遭遇しました。もちろん周りは責任もないし細かい事情も知りえませんので、振り回される必要はありません。ですがあなたより冷静に状況を見ているという意識は、心の片隅に持っておいてもいいと思います。 ■発掘型だめんず女子の特徴 育成型だめんずには、男性の素質とあわせて女性側の素質も大きく関係しています。いっぽう「発掘型」は、一言で言うと男を見る目がない。ではどんな点に惑わされやすいのか、3つほど特徴を上げていきます。 ・キラキラした職種や立場に弱い ダメ男に共通する特徴として、自分を魅力的に見せるのが得意という特徴があります。実績や職種や実務内容などを盛るのが上手く、短絡的な女性が一定数引っかかります。例えばただのフリーターを「起業家」と言ったり、趣味で音楽や文章を書いているだけなのに「クリエイター」と名乗っていたりなど……。 もちろん今回の高垣さんの旦那様はれっきとしたクリエイターだと思いますが、一般社会には盛りグセのある男性が多い。そういった人はフタを開けるとダメ男な傾向があるので、ご注意を。 ・すごい人や面白い人、自信満々な人に弱い 自分を盛るのがうまい男性の多くは、とにかく話が面白く自信に満ちあふれている“ように”見える人が多いです。ある意味でセルフプロデュース力が異常に高いというメリットでもありますが、勢いに押し切られたら実はダメ男だったという展開はよくあります。 第一印象のすごさというのは、じっくり関係性を見つめるとほころびが見えてきます。一度感じた違和感は見逃すことなくゆっくりクリアにしてから、関係発展に務めましょう。 高垣さんがどちらのタイプかはわかりません。ただ2回も男性の失態に遭遇するということは、何かしらのダメ恋愛要素があるのかもしれません。個人的には発掘型の気が強いように思います。その理由は、誕生日に旦那さんが高垣さんへ花束を贈っていたことが理由です。 常々筆者は、花束を贈る男性は浮気の可能性や自信過剰な気があると思っています。森田氏も、その可能性があるのかも……。 モデルの中でも国内トップモデルに近い彼女。美人でスタイルも良くて何でも持ってそうな女性でも、こんな悲運に見舞われることってあるんですね。
2018年03月12日モデルの高垣麗子が9日、自身のブログを更新。夫で音楽プロデューサーの森田昌典容疑者が関税法違反などの疑いで逮捕されたことを受けて謝罪し、胸中を明かした。高垣麗子「この度の報道について」と題してブログを更新し、「この度は、主人の報道におきまして、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。「正直、私自身にとっても予期せぬ突然の出来事で、まだ冷静に受け止められず戸惑っております。今は捜査の結果を待つことしかできず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでございます」と胸中を吐露した。そして、「今後、事実関係が一刻も早くはっきりすることを願っている次第です」とし、「まずは書中をもちましてお詫び申し上げます」と締めくくった。
2018年03月09日グラビアアイドルの大原優乃(おおはら ゆうの)が4日、東京・神保町の書泉グランデで写真集『ゆうのだけ』(発売中 2,500円税抜き 集英社刊)の発売記念イベントを行った。写真集『ゆうのだけ』の発売記念イベントを行った大原優乃2009年にNHK教育テレビ『天才てれびくんMAX』のオーディションに合格し、同番組で発生したダンス&ボーカルユニット"Dream5"のメンバーとして活躍した大原優乃。2016年12月31日をもって同ユニットの活動は終了したが、以降は活動の拠点をグラビアに移し、Fカップバストを武器に大人気を博している。そんな彼女の記念すべき1st写真集は、昨年12月にハワイのオアフ島と北海道でロケを敢行。ハワイでは燦然と輝く太陽の下で躍動する自慢のボディーを、北海道の温泉宿ではしっとりとした大人の表情を見せるなど、18歳の今が凝縮された1冊となっている。赤いセクシーなワンピース姿で豊満ボディーを強調しながら登場した大原は「昨日高校を卒業してきましたが、高校卒業前に写真集を撮らせてもらいました。今の私らしい等身大の自分を撮っていただけたと思います。あとは今まで見せたことない大人っぽい私もいると思うので、ぜひ楽しんで欲しいです」としっかりとした口調で写真集を紹介し、「いつもは笑顔な写真が多いんですけど、今回は18歳になったということで、18歳の私はこんなもんじゃないぞ! という私から皆さんへの挑戦状にもなっています」とファンを刺激するコメントも。紺と白のビキニ水着を着用した四つん這いの写真がお気に入りだそうで「一緒にいるような気持ちになってもらえるページだと思いますよ」とアピールした。イベントの前日に鹿児島の高校を卒業したばかりの大原。高校3年間は「鹿児島から東京に通っていた高校生活で大変でしたが、先生や友だち、家族や事務所の皆様に支えられて一生忘れられない3年間になりました」と振り返り、「一つ一つの撮影を大切にして、前回を超えられる写真を撮ってもらえるように毎回感謝を忘れずに頑張りたいです。今年は控えめにグラビアのテッペンを取りたいです」と宣言していた。
2018年03月05日女優で歌手・大原櫻子が、秦基博の作詞作曲・プロデュースで7thシングル「マイ フェイバリット ジュエル」を8月9日にリリースすることが22日、発表された。大原がアーティストとコラボレーションするのは、今回が初となる。もともと秦の楽曲「ひまわりの約束」が好きで番組共演時には同曲でコラボ。その後も共演機会があり、密かに縁を感じていたという。秦のライブパフォーマンスを生で観たいと思い、昨年6月に東京国際フォーラムで行われたワンマンライブ、数カ月後の横浜アリーナ公演にも足を運んだ。そうした交流がきっかけとなり、秦の書き下ろしによる楽曲制作がスタートする。メロディーが届いたのは昨年末。今年に入って大原の仮歌入りの音源が秦に送られ、タイトルやサビの部分で象徴的なキーワードとなっている「ジュエル」は、2人で直前まで意見交換を重ねた。歌入れ最終日には秦も駆けつけ、細かなニュアンスを伝えながら録り直す場面もあったという。大原は、「今回このような形でコラボさせていただけること、大変嬉しく思います。初めてメロディを聴いた時、爽やかで優しさに溢れている曲だなぁと感じていました。二度、秦さんのライブにお邪魔させていただいたことがあり、その時、しばしば感じた空気感をこの曲からも感じました。私の歌の成分から、その要素を出したいと思い、レコーディングに臨みました。聴いてもらったとき、その要素を匂わせられていたら嬉しいなと思います」とコメント。一方の秦は今回の楽曲について、「大原さんの歌声にあるポジティブで明朗な響きと憂いや寂しさの滲む情感をイメージしながら『マイ フェイバリット ジュエル』を書きました」と説明し、「大胆さと繊細さを綯い交ぜにしながら、日常に息づく大原さんの歌を楽しんで頂ければと思います」と呼び掛けている。
2017年06月22日お昼12時半からの放送にも関わらず、高視聴率を記録している『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。4月3日の初回の視聴率は8.7%、その後も6%以上を推移していて、同時間帯でトップを走っている。 石阪浩二(75)、浅丘ルリ子(76)、加賀まりこ(73)など豪華出演者の共演が話題となっているが、いちばんの見どころは脚本家の倉本聰さん(82)が編んだストーリー。過去の蒸し返しや芸能界とテレビ業界のタブーや風刺など、数々の爆弾がぶち込まれている。5月が終わった時点で見つけた爆弾をランキング形式で紹介しよう。 第5位:倉本聰の自虐ネタ 「センセイ、紫綬褒章までお取りになってんのに、それ位の想像力がわかないの?」(第7話より) 主人公の菊村が紫綬褒章を取っていることを理由にして無理難題を押し付けられたり、バカにされたりするシーンがたびたび登場する。倉本さんは、紫綬褒章の受章者だ。 第4位:元嫁、元カノをキャスティング 「倉本さんの作品なら」と、多くの名優が出演しているが、過去に縁の深い組み合わせも。 石坂浩二演じる主人公が、浅岡ルリ子と加賀まりこが演じる往年の大女優たちと再会するシーン。浅岡が再会を喜んで石坂に抱きつくと、加賀があきれたと天を仰ぐ。浅岡は石坂の元妻。加賀は石坂と交際していたことがある。他にも市川崑監督(享年92)との不倫関係にあったとされる有馬稲子(85)が市川チルドレンの石坂と浅岡と共演するなど、かつてなら考えられない共演が実現。時間の流れはすべてを洗い流すようだ。 第3位:フジテレビを小ばかに 「ここ(湾岸テレビ)の月九枠はさんざんで、起死回生を狙っているんでしょう。福原秀忠、キヨノブ、岡ケン。人気タレントをずらりと並べて」(第14話より) 月9にドラマ枠を持つ湾岸テレビとは、どうみてもフジテレビのこと。倉本さんは『やすらぎの郷』の脚本を当初フジテレビに持ち込んだが、ほとんど検討されずボツにされた経緯がある。劇中では逆に菊村のもとに湾岸テレビから脚本の依頼があるが、興味がないと即断っている。テレビ朝日で実現した『やすらぎの郷』は高視聴率を記録。フジの亀山千広社長(60)退任の一因になったともいわれている。第2位:スターたちの哀しい末路 「大道洋子、思い出してみろ。一時はあんなに売れてたのに、自分の部屋で死体見つかったのは死後1週間経ってからだぜ」(第2話) 川越美和さんが9年前に35歳で孤独死したことが報じられたばかりだが、大道洋子のモデルは’09年に孤独死した大原麗子さん。見つかった時、死後3日経っていた。一世を風靡したスターたちの哀しい末路を見て、倉本さんは『やすらぎの郷』の着想を得た。第1位:テレビ批判 「テレビを今のようなくだらないものにしたのはテレビ局そのものだからさ」(第2話より) 作品を貫徹するテーマのひとつがテレビ局への批判。『やすらぎの郷』はテレビ界に貢献したもののみが入居できるが、テレビ局員にはいっさい資格がない。テレビ局がテレビ界をダメにした元凶だからだ。作中ではスターを作ってはポイ捨てしていく、テレビ業界への批判がたびたび登場する。 作品は全130話。6月に入った時点では、まだ半分も放送されていない。年を取って怖いものがなくなった倉本さんの爆弾はまだまだ仕込まれているはず。
2017年06月04日大原櫻子が初めて主演を務める舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』(5月15日(月)開幕)。舞台初日を目前に控えた某日、稽古場を取材した。舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』チケット情報稽古場の中央にはヒロイン リトル・ヴォイスの家のセット。ブラウン管のテレビやラジカセ、ダイヤル式の電話など、どこか懐かしい匂いだ。中央には階段があり、2階に上がって左側がリトル・ヴォイスの部屋。レコードが飾られており、彼女がこの小空間で音楽に慣れ親しんだのが想像できる。この日は粗通し稽古。大原櫻子が演じるリトル・ヴォイスは喋らない、動かない、ひたすら内に籠る静の芝居。普段、明朗で笑顔の多い大原が、芝居に入ると別人のように暗い顔で大人しくなる。リトル・ヴォイスとは逆に、安蘭けいが演じる母親のマリーは暴れ放題。突拍子のないセリフや行動が多く、どうリアルに見せるのか、難しい役どころだ。安蘭は、火事の後のシーンでのウィスキー瓶の扱い方を演出の日澤雄介と話し合っていた。手に持つのは不自然と思った安蘭は、おもむろに瓶を足でつついて乱暴に転がしてみる。「その方法もありだね!」と日澤。マリーがダメ母なら、その彼氏のセイ・レイも極めつけのクズ男。高橋和也は、演出家から「もっと野心でギラギラしていい」と言われ、威圧感が数段パワーアップ。隣人のセイディ(池谷のぶえ)は、この家族のつなぎ役的な存在であり、何ともいい味を出している。ミスター・ブー(鳥山昌克)は観客と役者を繋ぐコメディリリーフ。そして、リトル・ヴォイスに心を寄せるビリー(山本涼介)は唯一の癒し。リトル・ヴォイスとビリーのシーンは甘酸っぱさに溢れている。ひたすらリトル・ヴォイス可哀想…と思って見ていたら、2回目のショウシーンで圧倒された。リトル・ヴォイスは歌真似を始めると、表情がガラリと変わる。シャーリー・バッシーの曲では力強さが漲り、マリリン・モンローになると舌ったらずに甘く、エディット・ピアフは低音をたっぷりと、ジュディ・ガーランドの「Get Happy」に至っては、セクシーに舞い歌う。この辺り、大原のスケール感がたっぷりと味わえることだろう。リトル・ヴォイスの才能開花で栄光を掴める!と周りの大人たちが喜んでいた矢先、嫌々歌わされたリトル・ヴォイスは心を病む。狂乱のシーンでは怒涛のごとく歌真似が繰り広げられ、この上ない凄まじさ。現実と脳内が入り混じり、混乱する様子が迫りくる。このクライマックスは衝撃そのもの、ぜひ目撃していただきたい。公演は5月15日(月)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:三浦真紀
2017年05月11日大原櫻子の初主演舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』が5月15日(月)から東京・天王洲 銀河劇場で上演される。大原が演じるリトル・ヴォイスは無口な少女で、父の遺した古いレコードを聴くうちに、マリリン・モンローやジュディ・ガーランド、エディット・ピアフなど女性シンガーの歌声をそのまま覚え、その才能を見出される…。初めての歌唱披露の後、大原に話を聞いた。舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』チケット情報歌がそっくりで驚きましたが、どのように練習なさっていますか。「音源を聴き、また自分の声を録音して聴き比べながら、練習しています。マリリン・モンローとジュディ・ガーランドはビブラートがとても細かく、そこを意識して歌っています。ビリー・ホリディは声の太さが違い、独特のリズム感が難しい。声の出し方も、先生から『喉が痛い時に声を出す感じ』と教えていただきました。考えてみたら、デビュー前はよく歌を聴き、カラオケでいろんな方の歌を歌っていました。すると自然と歌い方が似てしまう。真似から入り、憧れが真似になり自分のものになるのだな、と。DREAMS COME TRUEさんや絢香さんなど、影響を受けました」英語の原題はThe Rise and Fall of Little Voice。歌を認められる栄光と母との確執、まさにRise and Fallの物語。「物語の後、彼女がどうなるのかを想像させる話だと思います。ハッピーエンドではない分、心に刻まれる物語でしょう。特にリトル・ヴォイスの母親は娘を罵倒する、本当にひどい人。でもリトル・ヴォイスは、私にはこの母親しかいないし、母親には私しかいないとわかっている。この複雑な関係が彼女の人生に影を落とします」中でも狂気に見舞われて歌いまくるシーンと、クラブでのショーシーンは見所ですね。「彼女は歌でしか表現できないことが、狂気のシーンからわかるんですよ。今は歌を真似することに集中していますが、役として感情を乗せながらそれぞれのシンガーそっくりに歌うには、もうひと段階上がらないと。ショーでは、シャーリー・バッシーの「Gold Finger」と「Big Spender」を歌います。川崎悦子先生の振付による踊りがとてもカッコよくて。カッコいいからこそ、きちんと踊りたいです」最後に、メッセージをどうぞ。「毎回、作品に入る時には「挑戦」と言いますが、今回こそ人生最大の挑戦。深くて普遍的な物語だと思うので、多くの方に共感していただけると思います。お芝居好きな方はもちろん、音楽をやっている方も楽しんでいただけるはず。今までの私とは違う顔をお見せできると思いますので、ぜひ足をお運びください!」東京公演は5月15日(月)から28日(日)まで。チケット発売中。取材・文:三浦真紀
2017年04月24日3月14日に死去した渡瀬恒彦さん(享年72)。渡瀬さんは往年の東映アクション映画で頭角を現し、その後、演技派のベテラン俳優として活躍を続けていた。最近では脳梗塞を患ったあとに胆のうがんを発症、約1年半にわたって闘病中だった。 渡瀬さんが医師から胆のうがんを発症していることを告知される直前の15年8月2日、元妻で女優・大原麗子さん(享年62)の7回忌法要にその姿があった。 「その日は夏の盛りで、とても暑い日でね。参列者はみんな大汗をかくような日だったんですが、とくに渡瀬さんは顔色が悪くて体調が悪そうだったので、あれ、と思ったんです。後から聞くと、あのときにはもう、がんに侵されていたんですね」(芸能関係者) 病をおして大原さんの法要に駆けつけた渡瀬さん。その心のうちにあったものは――。 「もともと二人は、嫌いで別れたわけではなかったんです」 と語るのは、渡瀬さんと親しかった芸能記者の前田忠明さん。 「73年に大原さんと結婚したころから渡瀬さんは、役者として上昇気流に乗りはじめました。東映専属だったので、京都の東映撮影所での仕事が多くなっていたんです。そこで彼は大原さんに、京都に生活の場を移し、夫婦一緒に暮らそうと提案しました。でも既に人気女優だった大原さんの仕事場は、主に東京のテレビ局や撮影所。役者をやめて京都住まいをするというのは、さすがに無理だったんです」 それがもとですれ違いが生じ、5年後に離婚。大原さんの実弟・政光さんは当時のことを本誌のインタビューでこう語っている。 「姉は結婚前に渡瀬さんの子を身籠り、それが子宮外妊娠だったため、泣く泣く緊急手術をしました。そのとき渡瀬さんから輸血を受けています。離婚後も姉は『渡瀬さんの血が今でも体に流れているから嬉しいの』と言っていました」 渡瀬さんは離婚から1年後、現夫人のい保さんと結婚し、ふたりの子供も設けて平穏な生活を手に入れた。しかし大原さんは森進一と再婚するも、まもなく離婚。渡瀬さんは離婚後も大原さんのことを気にかけていた。大原さんは独居生活を送り、09年に自宅で孤独死するという最期だった。 2人のことをよく知る脚本家の石井ふく子さんは語る。 「渡瀬さんは世間では無骨なイメージがありますけど、優しい気性の人で、本当に麗子ちゃんを愛してくれていたんだと思います。渡瀬さんが、彼女のことを忘れずにいて、亡くなった後もお別れの会、七回忌の法要と、節目節目に顔を出してくれた。麗子ちゃんも幸せだったと思いますよ」 二年前の夏、法要の席で渡瀬さんは亡き元妻について前出・前田忠明さんに「別れたとはいえ、僕の妻でしたからね」と語ったという。重い病を押して駆けつけ、大原さんの墓前に手を合わせた渡瀬さんの脳裏によぎったものは幸せだった5年間の結婚生活だったのだろうか……。
2017年03月25日【Marisol×伊勢丹新宿店】高垣麗子トークショー開催概要2017年3月18日(土)伊勢丹新宿店本館7F(バンケットルーム)において、Marisolと伊勢丹新宿店のスペシャルコラボイベントが開催される。モデルの高垣麗子、スタイリストの松村純子、Marisol編集長の杉野潤子が登場するトークショーは、13:00からと、16:00からの全2回開催。受け付けは、開始時間30分前からとなっている。撮影会などのイベントも実施される予定で、イベントの所要時間は各回1時間程度。同イベントには、各回15名、合計30名が招待される。応募の締め切りは、3月9日(木)10:00まで。Marisol ONLINEから応募することができる。トークショーでは、トレンドに敏感な3人から、2017年春のファッションに関する話を聞くことができそうだ。Marisolの展示会も要チェック!イベントに当選しなかった場合でも、イベント当日は、Marisol4月号(3月7日発売)に掲載予定の三越伊勢丹限定アイテムや、Marisolとのコラボアイテムを手にとってチェックできる他、Marisolの表紙のアーカイブ展示を楽しむことできる。トークショー開催時間帯を除く、10:30から20:00までの間、会場の展示を自由に見ることができる。3月18日(土)は、伊勢丹新宿店に足を運んでみてはいかがだろうか。(画像はMarisol ONLINEより)【参考】※Marisol ONLINE
2017年03月10日映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』主演の広瀬すずと主題歌を歌う大原櫻子の親友コンビが、3月7日(火)に行われたイベントにそろって出席。大原さんの生歌を聴いた広瀬さんは、感激のあまり涙を流した。福井県の福井商業高校のチアダンス部が、全米制覇を果たした実話を映画化した本作。この日は、100組200名の“親友ペア”が会場に招待され、親友にまつわるトークが展開した。広瀬さんと大原さんは、高校サッカー選手権で広瀬さんが“応援マネージャー”を務め、大原さんが応援歌を歌った縁で知り合い、その後、共通の友人を介して食事に行き、意気投合していまではすっかり大親友になったという。この日のイベントの前日も「ずっと一緒にいて、デトックスで砂風呂に行って2人で癒されてた」(大原さん)とのことで、広瀬さんも「メールは毎日してる」とニッコリ。「愛し合ってます(笑)!」という大原さんの言葉に会場は歓声に包まれる。この日は、事前に観客から寄せられた質問に2人が答えたが「もし同じ相手を好きになったら?」という質問に広瀬さんは「好きな人のいいところがお互いに分かるから、それを言い合う。『そこいいよね~!』とか(笑)」と恋のライバルではなく、好きな相手の存在さえも親友同士の会話の“ネタ”のよう…? 「それで終わり(笑)?完結しないじゃん」という大原さんのツッコミに「だって、そんなこと言い合える相手っていないじゃん!」とやはり、恋よりも親友の方が大切なよう。また、2人の親友度を試すクイズでは「次に一緒に行きたいところは?」という問いに、見事、2人とも「台湾」と同じ答えを導き出し、ハイタッチ!大原さんは「さっきまで(広瀬さんが)『ラーメン食べたい』って行ってたから、(台湾とラーメン屋の)どっちだろうって思った」と安堵の表情を浮かべていた。今回の映画で主題歌を大原さんが歌うことを知った瞬間について尋ねると、広瀬さんは「事務所の社長から『(主題歌は)さくちゃんだよ』と聞いて、悲鳴を上げました。アーティストの人と出会うことってなかなかないけど、その親友が主演映画で主題歌を歌うって理想的! 本当に嬉しくて、さくちゃんが知ってるかどうかを考えずにすぐに電話しました!」と興奮の面持ちで語った。この日は、観客の前で大原さんが、その主題歌「ひらり」を初めて披露。2番のサビ部分からはサプライズで観客も一緒になって熱唱したが、歌い終わると最前列で聴いていた広瀬さんは、すぐに大原さんの元に駆け寄り抱擁!「大号泣なんだけど(笑)!!幸せだなぁって思いでした。みんなとの絆を一気に思い出して、しかも歌ってるのがさくちゃんで…涙腺が崩壊しました!」と涙をぬぐいながら熱く語り、会場は感動に包まれていた。『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は3月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~ 2017年3月24日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
2017年03月07日3月7日(火)、女優・広瀬すずによる「LINE LIVE」第4回目の配信が行われ、プライベートで交流の深い大原櫻子がゲストで登場した。終了後、シネマカフェの独占取材に答えた2人は、感想について「楽しかった!」と顔を見合わせ大きな笑顔。初めてのLINE LIVE参戦となった大原さんは、「視聴者の人としゃべれるのが、すごく楽しかったです。なんか普段のすずっぽかったよね?いつも通りの感じだった!」と、広瀬さんに微笑みかけた。広瀬さんによる「LINE LIVE」は、映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の公開を記念してLINE公式アカウントが開設され、始まったもの。第1回目はゲストに中条あやみを、第2回目は福原遥を、第3回目は広瀬さん単独での配信を行い、すでに視聴者が65万人を突破するという人気コンテンツになっている。第4回目は、『チア☆ダン』の主題歌「ひらり」、劇中の挿入歌「青い季節」を担当する大原さんが出演した。この日、配信前のリハーサル中からじゃれ合い、息の合った様子を発揮していた2人。普段から、「似ている」と言われることにちなみ、「この角度が似ているよね?」と横顔をスマートフォンに映し、本番前に角度を確認し合っていた。配信中にも仲のよさの話に触れ、「昨日も一緒にいたしね」、「モロッコハマム(に行った)!」と、言い合った。「昨日のテンション、2人で引きずっている」、「別れ際、12時間後にねって言った」と、非常に蜜月の関係のようだ。質問コーナーでは、「3:実は広瀬すずは○○なんです!」について、大原さんが告白。「(広瀬さんは)大食いだと思う。去年、すずと京都旅行に行って、ごはんが多いから『あまり食べすぎないでね』って伝えていたのに、着いた途端に部屋にあるおせんべい3袋を食べて(笑)。その後旅館のコース、みたらし団子を3本くらい食べてた。驚異的な胃袋だなって」と大原さんが暴露すると、広瀬さんは「てへっ」と小首をかしげたかわいいポーズを取った。視聴者からも驚きの声とともに、「何でそんな細いの?」と質問が飛ぶと、広瀬さんは「細くないの、隠しているの(笑)」と、照れ笑い。終了間際には、富士フィルム「チェキ」で2人を撮影し視聴者プレゼントをするという、うれしい企画も行われた。『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は3月11日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~ 2017年3月24日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
2017年03月07日アイドルグループ・SMAPのラストステージとなった、フジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』の最終回スペシャル(26日18:30~23:18)の番組視聴率は、SMAPが最後の「世界に一つだけの花」を披露した22時以降の時間帯で23.1%を記録し、有終の美を飾った。この日は、約5時間にわたる放送となったが、18時30分~19時が14.1%。19時~22時が17.4%。そして5人として最後のステージで「世界に一つだけの花」を披露した時間帯を含む22時~23時18分で23.1%という高視聴率となった。また、瞬間最高は5人が歌い終わった後の23時7分に27.4%に達した。同番組の放送回数は、先週の12月19日分までで計919回、この全平均視聴率は18.1%となっている。なお、直後に放送された『ユアタイム』(23:30~23:55)も9.4%と、高い数字をマークした。約5時間にわたった『スマスマ』の最終回は、1996年4月15日の番組開始から年代を追って名場面を放送。「ビストロSMAP」のゲストに大原麗子を迎えた第1回放送を皮切りに、元メンバー・森且行の脱退、稲垣吾郎と草なぎ剛の不祥事からの復帰、東日本大震災後の生放送、『27時間テレビ』でのノンストップライブ、中居正広が号泣した「はじめての5人旅」などを振り返った。また、放送中に視聴者から寄せられたSMAPへの"ありがとう"のFAXメッセージも紹介。それを読み上げてきた西山喜久恵アナウンサーが「SMAPの皆さんが5人そろって歌う姿、これがラストとなります。グループ結成から28年と9カ月、たくさんの幸せをくださったSMAPの皆さん。本当に、本当に、ありがとうございました」と紹介し、最後に5人最後のステージとなる、事前収録した「世界に一つだけの花」が披露された。歌い終わった5人は深々と頭を下げたが、リーダーの中居は、涙がこらえきれなくなってなかなか頭を上げることができない。しばらくして後ろに下がり、スタッフに背中を見せて泣き顔を隠そうとする姿が、最終回を象徴するシーンとなった。ほかにも、番組内で流れたソフトバンクによる特別バージョンの1分CMにも大きな反響が。「これまで あんなことや こんなこと いろいろしていただきました。今まで 本当に ありがとう。」とSMAPへの感謝を込めたメッセージを流し、最後にお父さん犬が「さよならじゃ、ないよな?」と呼びかけた。SMAPの解散は12月31日だが、同日生放送される『NHK紅白歌合戦』への出演を辞退しているため、「SMAP」そろっての番組出演は、この『スマスマ』最終回が最後。「SMAPメンバー」としてのテレビ番組は、中居が出演する『中居正広のプロ野球魂』(テレビ朝日系、27日24:20~)、『ナカイの窓 関東6県ガチンコ対決SP』(日テレ系、28日23:30~)、『World Baseballエンタテイメント たまッチ!』(フジ系、30日8:30~)の3本を残すのみとなる。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
2016年12月27日