第161回芥川賞を「むらさきのスカートの女」で受賞した今村夏子のデビュー作「こちらあみ子」が実写映画化。井浦新、尾野真千子が主人公・あみ子の両親役を演じることが決定した。「こちらあみ子」は第26回太宰治賞と第24回三島由紀夫賞をW受賞した、芥川賞作家・今村夏子のデビュー作。2021年7月に原作の舞台でもある広島オールロケにてクランクイン予定となっており、主人公・あみ子役をはじめ、あみ子の好きなのり君、同級生の坊主頭、あみ子のお兄ちゃんの孝太など、子どもたちの主要キャストはなるべく自然体で純粋さや素直さを表現するべく、演技経験の有無を問わずオーディションにて選考している。監督・脚本は、主に『まほろ駅前狂騒曲』『セトウツミ』『光』『日日是好日』などの大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めた森井勇佑。自身が映画化を熱望していた本作品で監督デビューを果たす。さらに、いつも家族を見守るあみ子の父役に井浦新、書道教室の先生で、お腹には赤ちゃんがいる母役に尾野真千子が決定。実力派の2人が、オーディションで選ばれる子どもたちと共に本作の繊細で色彩豊かな世界観を創り上げる。なお、本作の製作応援を目的としたクラウドファンディング(MOTION GALLERY)も実施。森井監督は柔らかなリズムを持つ広島弁にも惚れ込み、作者・今村さんの出身地であり、原作の舞台でもある広島で撮影することを目指している。森井監督とスタッフに縁のある大森立嗣監督、野尻克己監督、今泉力哉監督からも応援コメントが到着した。本作で監督デビュー、森井勇佑監督コメント僕がHi8のビデオカメラで遊び始めたのは、中学1年生の頃でした。友達3人くらいと「男プロダクション」と名乗り、高校を卒業するまで30本ほど遊びで映画を撮りまくりました。たいていの友達はカメラの前に立つだけで恥ずかしくて笑ってしまいます。でもそんな中でなぜか、ほとんど笑わずカメラ前で堂々と立っていられるヤツがいました。そいつはぶっきらぼうで、ときどき奇行もするので、学校では浮いた存在でした。でも映画に出るのはすごく好きだったようで、「次は何をとるんや」「映画はとらんのか」としょっちゅう催促されました。今思えば、そういうヤツだったからこそ、存在が面白く、僕らも映画を撮りつづけたのだと思います。「こちらあみ子」をはじめて読んだ時、僕はあみ子のことを友達のように感じました。あみ子は面白いヤツです。その面白さをみんなに伝えたい。それは僕が中学生のときに思ったことと、きっと地続きなんだと思います。それ以来、この小説を映画にしたいと強く思い続けてきました。あみ子という存在は、映画で撮るべきだと思ったのです。「こちらあみ子」が初監督作品になることは、自分にとっては必然的なことだと感じています。覚悟を持って挑みます。と同時に、最高に嬉しいです。ワクワクして仕方がありません。縁ある大森立嗣監督や今泉力哉監督から応援コメントも大森立嗣監督森井は僕の映画の助監督をやっていて、映画を支えてくれていました。映画が本当に好きで、彼は映画に救われているように僕には見えました。映画監督になったら、今度は映画を、救ってください。自分のことはさておいて、映画に携わる人や、観客に向けて、愛を注いでください。だけど、その前に皆様からの応援が必要なようです。次は彼が映画を通して皆様に愛を降り注ぎます。野尻克己監督森井勇佑は映画を愛するとても純粋な私の後輩だ。純粋な後輩が天才作家、今村夏子のデビュー作で監督デビューする。純粋と天才の掛け算。デビュー作とデビュー作の掛け算。誰からも歓迎される映画がこの世に出るに違いない。余談だが、私の人生を賭けたデビュー作の助監督を森井に三度頼んだが三度断られた。この間、断った理由を聞くとヘラヘラ笑って「覚えていません」と言われた。そういう憎めない人間だ。そういう憎めない人間の人生を賭けた監督デビュー作。誰からも愛される映画がこの世に出るに違いない。今泉力哉監督小説「こちらあみ子」が映画になると聞いた。見たいです。監督は同じ原作者である今村夏子さんの映画『星の子』で助監督を務めていた森井勇佑さん。撮影を、私が何度もご一緒した岩永洋さんが担当すると聞いた。おふたりは日本映画学校時代からの知り合いらしい。広島での主演オーディションの情報を聞き、わくわくした。すでに本気でいい映画にしようという気持ちが見える。クラウドファンディングの成功を影ながら祈っております。多くの人が支援してくださいますように。『こちらあみ子』第2回目のオーディションは5月下旬にロケ地広島にて開催予定。7月、広島オールロケにてクランクイン予定。(text:cinemacafe.net)
2021年05月11日俳優の井浦新、尾野真千子が、映画『こちらあみ子』に出演することが11日、明らかになった。同作は『むらさきのスカートの女』で第161回芥川賞を受賞した今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をW受賞した同名小説の実写映画化作。ちょっと風変わりな女の子・あみ子の純粋で素直な行動を通し、奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありさまを生き生きと描く。本作は2021年7月に原作の舞台でもある広島オールロケにてクランクインを予定。主人公、あみ子役をはじめ、あみ子の好きなのり君、同級生の坊主頭、あみ子のお兄ちゃんの孝太など、子どもたちの主要キャストは純粋さや素直さをなるべく自然体で表現するべく、演技経験の有無を問わずオーディションにて選考しており、第2回目のオーディションは5月下旬にロケ地・広島にて開催を予定している。監督・脚本は、主に大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めた森井勇佑。自身が映画化を熱望していたこの作品で監督デビューを果たす。今回明らかになったのは、いつも家族を見守る父役の井浦新と、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母役の尾野真千子。日本映画界を牽引する実力派の2人が、オーディションで選ばれる子どもたちと共に本作の繊細で色彩豊かな世界観を創り上げる。また、今作の製作応援を目的としたクラウドファンディング(MOTION GALLERY)の実施も決定した。○森井勇佑監督 コメント僕がHi8のビデオカメラで遊び始めたのは、中学1年生の頃でした。友達3人くらいと『男プロダクション』と名乗り、高校を卒業するまで30本ほど遊びで映画を撮りまくりました。たいていの友達はカメラの前に立つだけで恥ずかしくて笑ってしまいます。でもそんな中でなぜか、ほとんど笑わずカメラ前で堂々と立っていられるヤツがいました。そいつはぶっきらぼうで、ときどき奇行もするので、学校では浮いた存在でした。でも映画に出るのはすごく好きだったようで、「次は何をとるんや」「映画はとらんのか」としょっちゅう催促されました。今思えば、そういうヤツだったからこそ、存在が面白く、僕らも映画を撮りつづけたのだと思います。『こちらあみ子』をはじめて読んだ時、僕はあみ子のことを友達のように感じました。あみ子は面白いヤツです。その面白さをみんなに伝えたい。それは僕が中学生のときに思ったことと、きっと地続きなんだと思います。それ以来、この小説を映画にしたいと強く思い続けてきました。あみ子という存在は、映画で撮るべきだと思ったのです。『こちらあみ子』が初監督作品になることは、自分にとっては必然的なことだと感じています。覚悟を持って挑みます。と同時に、最高に嬉しいです。ワクワクして仕方がありません。○大森立嗣監督 応援コメント森井は僕の映画の助監督をやっていて、映画を支えてくれていました。映画が本当に好きで、彼は映画に救われているように僕には見えました。映画監督になったら、今度は映画を、救ってください。自分のことはさておいて、映画に携わる人や、観客に向けて、愛を注いでください。だけど、その前に皆様からの応援が必要なようです。次は彼が映画を通して皆様に愛を降り注ぎます。○野尻克己監督 応援コメント森井勇佑は映画を愛するとても純粋な私の後輩だ。純粋な後輩が天才作家、今村夏子のデビュー作で監督デビューする。純粋と天才の掛け算。デビュー作とデビュー作の掛け算。誰からも歓迎される映画がこの世に出るに違いない。余談だが、私の人生を賭けたデビュー作の助監督を森井に三度頼んだが三度断られた。この間、断った理由を聞くとヘラヘラ笑って「覚えていません」と言われた。そういう憎めない人間だ。そういう憎めない人間の人生を賭けた監督デビュー作。誰からも愛される映画がこの世に出るに違いない。○今泉力哉監督 応援コメント小説『こちらあみ子』が映画になると聞いた。見たいです。監督は同じ原作者である今村夏子さんの映画「星の子」で助監督を務めていた森井勇佑さん。撮影を、私が何度もご一緒した岩永洋さんが担当すると聞いた。おふたりは日本映画学校時代からの知り合いらしい。広島での主演オーディションの情報を聞き、わくわくした。すでに本気でいい映画にしようという気持ちが見える。クラウドファンディングの成功を影ながら祈っております。多くの人が支援してくださいますように。
2021年05月11日「第44回日本アカデミー賞」において優秀主演女優賞を受賞した小松菜奈、永作博美、長澤まさみ、倍賞千恵子、広瀬すずが授賞式に出席し、その模様が本日3月19日に放送された。コロナ禍による映画館休業などを考慮し、2019年12月16日~2020年12月31日までに公開され選考基準を満たした作品が対象となっている今回。この5名がそれぞれ主演した作品は、いずれも公開前から大きな話題となっていた作品ばかり。小松さんは、中島みゆきの楽曲から着想を得た映画『糸』に、菅田将暉と共に主演。永作さんは、辻村深月の小説を河瀬直美監督が映画化した、特別養子縁組をテーマに描く『朝が来る』。広瀬さんは、豪華キャストが出演することで話題となったコメディ初挑戦作『一度死んでみた』に。長澤さんは、10兆円の巨額遺産をめぐるダマし合いバトルが展開される映画第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、実話をベースに描く大森立嗣監督作『MOTHER マザー』の2作で。そして倍賞さんは、第50作目となる山田洋次監督の国民的人気シリーズ『男はつらいよお帰り 寅さん』で優秀主演女優賞を受賞。今回見事、最優秀主演女優賞を受賞したのは『MOTHER マザー』の長澤さん。長澤さんは「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身に沁みて感じました。きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。その中で、映画を公開して、たくさんの方に観に行っていただけたことは、本当にうれしいですし、これからも誠実に映画づくりに向き合って、がんばっていきたいなというふうに思います。本日は誠にありがとうございました」と語った。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン男はつらいよお帰り 寅さん 2019年12月27日より全国にて公開©2019松竹株式会社朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners糸 2020年8月21日(金)より全国にて公開予定©2020映画『糸』製作委員会コンフィデンスマンJP プリンセス編 2020年7月23日(木・祝)より全国にて公開予定©2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会MOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会
2021年03月19日「第75回毎日映画コンクール」授賞式が17日に東京・めぐろパーシモンホールで行われ、TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門に選ばれた映画『ミッドナイトスワン』の森谷雄プロデューサーが登場した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。森谷プロデューサーは「映画ファン賞をいただけるなんてこんな光栄なことはないなと思っています。内田英治監督のオリジナル脚本を皆が信じて、スタッフキャストがとにかく一丸となって同じ方向を向いて作り上げた作品です。映画というのは観客の皆さんに届いて観ていただいて完成するものだと改めて実感する作品でもありました。本当に感謝しています」と喜びを表す。内田監督は別の仕事で授賞式は欠席となったものの、手紙にて「今回は光栄な賞をいただきありがとうございます。『ミッドナイトスワン』が今までどれだけ多くの方々に支えられてきたのかと感じずにはいられません」と感謝。「作り手だけではなく、映画とは観客に育てられ成長するものだと改めて僕自身も勉強になり、映画と同じように成長させていただきました。そんな理由も含め、本賞の受賞は何よりも嬉しく思います。5カ月が過ぎた今も上映が続いております。支え続けていただいた皆様に心から感謝をしております」とコメントを寄せた。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞:宇野祥平『罪の声』女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』監督賞:河瀬直美『朝が来る』脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞:西村博光『アンダードッグ』美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENETテネット』田中絹代賞:梶芽衣子特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)
2021年02月17日「第75回毎日映画コンクール」授賞式が17日に東京・めぐろパーシモンホールで行われ、男優主演賞に選ばれた森山未來が登場した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。今回森山が選ばれた『アンダードッグ』は日本映画優秀賞、撮影賞、録音賞も受賞しており、さらに女優主演賞の水川あさみ、男優助演賞の宇野祥平も出演しているなど、大集合となった。森山は同作について「ボクシングという世界を知れば知るほど、技術や若さや気力やそういう色んなものも必要になってくるんだけど、そういうものでは片付けられない、一つのパンチで命運が分かれてしまうという過酷な世界なんだなと言うのを痛感した」と振り返る。「この時期、どうしても自分では選択できない境遇によって苦しめられてる方も多いと思います。そういう方達の後押しになる映画になればいいなと思っていた」と、コロナ禍にも絡めて語った。役者、ダンサーなど表現者として様々な顔を持つが、今後についても「考えると自分自身が分裂しちゃうので素直に向いていけば」と方向性を明かす。司会の生島ヒロシから「感覚で動くところがある?」と聞かれると、「そうなんですかね。今日も自転車で来たんですけど、気持ちよかったです」と、会場を驚かせた。また同作は2020年の1〜2月に撮影し、11月に公開、現在ABEMA プレミアムでも全8話という形で配信されており、森山は「もともと公開、配信の流れはあったことなんですけど、たまたまこの時代にフィットした形になっていて。アウトプットの多様性が出始めてる中で、流れとともにあるなと、客観的に感じるところです」と印象を表した。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞:宇野祥平『罪の声』女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』監督賞:河瀬直美『朝が来る』脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞:西村博光『アンダードッグ』美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENETテネット』田中絹代賞:梶芽衣子特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)
2021年02月17日庵野秀明×樋口真嗣のタッグで製作される映画『シン・ウルトラマン』の特報映像と特別ビジュアルが公開された。昭和41年(1966年)の放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送され、今なお根強い人気を誇る日本を代表するヒーロー“ウルトラマン”がウルトラマン55周年記念作品『シン・ウルトラマン』として映画化。本作の企画・脚本を務めるのは、自身もウルトラマンシリーズのファンであることを公言する庵野秀明。監督は、『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめ、数々の傑作を庵野と共に世に送り出してきた盟友・樋口真嗣。キャストには、主人公の【ウルトラマンになる男】には、『シン・ゴジラ』で僅かな出演ながら強烈な存在感を残し、『昼顔』『『麻雀放浪記2020』『8日で死んだ怪獣の12日の物語』など、正統派から怪役まで様々なキャラクターを演じ分ける斎藤工。主人公の相棒役に映画『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP』と美しさ、華やかさ、そして演技力を兼ね備えた女優・長澤まさみ。そして、「MOZU」シリーズ、映画『散り椿』、『空母いぶき』など幅広い役柄を演じ切り、人気実力ともに日本映画界を代表する俳優・西島秀俊が重要な役どころを演じる。また、斎藤、長澤、西島と同じく、様々な脅威に立ち向かうメンバーの一員として、Hey! Say! JUMPの一員で、バラエティ・ドラマ・映画と多方面に活躍、映画『劇場版コード・ブルー—ドクターヘリ緊急救命―』での熱演が記憶に新しい有岡大貴、ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』、映画『百瀬、こっちを向いて。』等数々の出演作でその独特の存在感を放つ早見あかり、舞台・テレビドラマ・映画とあらゆるジャンルで活躍する日本を代表する実力派俳優・田中哲司。その他、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏といった演技派・個性派キャストが総出演する。公開された特報映像では、巨大な生物が地球上に登場し、その危機に対応する緊迫した人類の状況が、登場人物たちの表情や行動で明らかに。そして、映像の最後には、ゆっくりと立ち上がるウルトラマンの姿も映し出されている。さらに、本作の特別ビジュアルが公開。ひとつ目のビジュアルには、謎めいた3点のアイテムが並び、その中央には「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」という意味深な言葉が。ふたつ目のビジュアルでは、鬼気迫る目元がクローズアップされた斎藤、長澤、西島、有岡、早見の視線が何かを見据えている。新たに、映画公式Twitter【 @shin_ultraman() 】も開設となり、様々な言葉の意味を持ちうる「シン」の言葉を冠にした新たなプロジェクトが、ついに本格始動となる。『シン・ウルトラマン』2021年初夏公開
2021年01月29日第75回毎日映画コンクール各賞の受賞作品と受賞者が22日、明らかになった。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。日本映画大賞に輝いたのは、大森立嗣監督の『MOTHER マザー』。日本映画優秀賞は『アンダードッグ』(武正晴監督)が受賞し、男優主演賞の森山未來、撮影賞の西村博光、録音賞の藤丸和徳、瀬川徹夫と合わせて最多4冠を獲得した。女優主演賞には『喜劇 愛妻物語』の水川あさみが輝き、男優助演賞は『罪の声』の宇野祥平、女優助演賞は『朝が来る』の蒔田彩珠が受賞し、監督賞の河瀬直美と合わせて『朝が来る』は2冠を獲得した。また『許された子どもたち』の上村侑、『37セカンズ』の佳山明にはスポニチグランプリ新人賞が贈られる。田中絹代賞は梶芽衣子が受賞となった。脚本賞は『一度も撃ってません』の丸山昇一、美術賞は『ばるぼら』の磯見俊裕、露木恵美子、音楽賞は『ミッドナイトスワン』の渋谷慶一郎が受賞。アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)、大藤信郎賞は『音楽』(岩井澤健治監督)、ドキュメンタリー映画賞は『れいわ一揆』(原一男監督)がそれぞれ受賞した。外国映画ベストワン賞は『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)が選ばれ、さらに特別賞は昨年亡くなった大林宣彦監督の妻であり、映画プロデューサーの大林恭子に決まった。映画ファンが選ぶTSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門は『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)、外国映画部門は『TENETテネット』(クリストファー・ノーラン監督)が受賞した。なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月17日の開催が予定されている。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞:宇野祥平『罪の声』女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』監督賞:河瀬直美『朝が来る』脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞:西村博光『アンダードッグ』美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENETテネット』田中絹代賞:梶芽衣子特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)
2021年01月22日「第75回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定。大森立嗣監督の『MOTHERマザー』が日本映画大賞に輝いた。2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)が対象となっている今回。昨年発表された「日本映画大賞・日本映画優秀賞」の候補作には、『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』がノミネートされていたが、日本映画大賞は『MOTHERマザー』、日本映画優秀賞は『アンダードッグ』が受賞する結果に。さらに『アンダードッグ』は、森山未來が男優主演賞を受賞したほか、撮影賞、録音賞と合わせて最多の4冠を獲得した。また女優主演賞は、『喜劇 愛妻物語』の水川あさみ。『朝が来る』は、蒔田彩珠が女優助演賞、河瀬直美が監督賞と2冠を獲得。新人賞は『許された子どもたち』の上村侑と『37セカンズ』の佳山明に、アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』、田中絹代賞は梶芽衣子に贈られる。なお、女優・男優主演賞を含む最多10ノミネートとなっていた黒沢清監督の『スパイの妻劇場版』は、惜しくも受賞を逃した。「第75回毎日映画コンクール」受賞結果一覧日本映画大賞『MOTHERマザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞森山未來『アンダードッグ』女優主演賞水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞宇野祥平『罪の声』女優助演賞蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性)佳山明『37セカンズ』監督賞河瀬直美『朝が来る』脚本賞丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞西村博光『アンダードッグ』美術賞磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞『魔女見習いをさがして』大藤信郎賞『音楽』ドキュメンタリー映画賞『れいわ一揆』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門『TENET テネット』田中絹代賞梶芽衣子特別賞大林恭子(映画プロデューサー)第75回毎日映画コンクール表彰式は2月17日(水)めぐろパーシモンホールにて開催予定。(cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDMOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月22日世界最大級の自主映画のコンペティション「PFFアワード」の入選作品が12月30日(水)と31日(木)にBSスカパー!で一挙放送されることが決定した。今回放送されるのは全11作品で、今年と昨年のアワード入選作を2日間に渡って放送する。今年のアワード作品からは、グランプリを受賞し、最終審査員の大森立嗣監督が「とにかく興奮しました!思い焦がれていたものを見た気がしました」と語った『へんしんっ!』をはじめ、準グランプリの『屋根裏の巳已己(みいこ)』、一般審査員によって映画ファン賞に選出された『LUGINSKY』などが放送される。昨年のアワード入選作からは準グランプリ作品『雨のやむとき』、第44回香港国際映画祭、アメリカ・ジャパンカッツ2020など海外映画祭から招待オファーの続く『くじらの湯』、東京で劇場公開され、大阪や名古屋でも公開が予定されている『スーパーミキンコリニスタ』などを放送。いずれも入選後に多くの観客を集めた作品で、自宅でじっくり作品を楽しめる貴重な機会になる。なお、来年開催の「ぴあフィルムフェスティバル」で行われるコンペティション部門「PFFアワード2021」公募日程も決定。応募は2021年2月1日(月)から3月23日(火)まで行われ、今回から18歳以下の監督の応募料金が割引になる「U-18割」がスタートする。BSスカパー!放映スケジュール<PFFアワード2019受賞作品セレクション>12/30(水)13:40~ 『ビューティフル、グッバイ』監督:今村瑛一12/30(水)15:35~ 『くじらの湯』監督:キヤマミズキ12/30(水)15:45~ 『きえてたまるか』監督:清水啓吾12/30(水)16:15~ 『雨のやむとき』監督:山口優衣12/30(水)16:45~ 『スーパーミキンコリニスタ』監督:草場尚也<PFFアワード2020受賞作品セレクション>12/30(水)23:00~ 『アスタースクールデイズ』監督:稲田百音12/30(水)23:40~ 『LUGINSKY』監督:haiena12/31(木)00:45~ 『こちら放送室よりトム少佐へ』監督:千阪拓也12/31(木)01:00~ 『未亡人』監督:野村陽介12/31(木)09:00~ 『へんしんっ!』監督:石田智哉12/31(木)10:35~ 『屋根裏の巳已己』監督:寺西 涼PFFアワード2021応募受付期間2021年2月1日(月)〜3月23日(火)応募要項・応募方法は特設ページに掲載中
2020年12月26日第12回TAMA映画賞 授賞式が29日に東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われ、福山雅治、濱田岳、水川あさみ、大森立嗣監督、HIKARI監督(リモート)、ふくだももこ監督、宮沢氷魚、北村匠海(ビデオメッセージ)、松本穂香、森七菜、大林恭子プロデューサー、奥山和由プロデューサー、常盤貴子、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、岩井俊二監督、城定秀夫監督、小野莉奈、西本まりん、中村守里、目次立樹、足立紳監督、足立晃子氏が登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。最優秀新進監督賞を受賞したふくだ監督は、「先週子供が生まれまして。抱き方が赤ちゃんになっちゃう」と言いながらトロフィーを抱える。映画撮影の際には演出部、俳優部など役割によって分かれるが、「"保育部"というのを作りたいなとずっと思っていて、多分監督に子供がおることはけっこうな圧力になるんじゃないだろうか、切実に考えてくれるんやないかという思いがあった」と振り返る。「少しでもいろんな人が働きやすいようにしていけたらと思っています。皆さんも応援してください」と呼びかけた。最優秀作品賞を受賞した『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は、今年4月10日に死去した故・大林宣彦監督の遺作に。授賞式には大林夫人である大林恭子プロデューサーに加え、奥山プロデューサー、常盤、厚木、細山田、細田、吉田が顔を揃える。恭子プロデューサーは、病床の宣彦監督について「毎日夢は全部映画だったみたいで、私に会うと『今日は何時からスタジオ入りなの?』とか、『まだやりたいことがいっぱいあるんだよ』とか、まだ終わってないんだっていつも言ってました」と明かす。「黒澤明監督が生前大林をすごく可愛がってくださって、『大林くん、世界が平和になるのは僕は400年かかると思うよ。そこまで生きてられないから、大林くん、僕の続きをやってね』とおっしゃったんですね。映画の持ってる力を信じて、未来の子供たちに平和な穏やかな世界を望んで、黒澤さんからバトンを預かった。観客の皆さんにもバトンを渡されたと思います」と語った。また「大林チルドレンとして、段取りを無視させていただきます」という常盤は、「ここにいらっしゃる皆様と同じように、『キネマの玉手箱』もコロナの影響で初日の舞台挨拶とかができなかった。この4名は、一昨年の夏に監督の分身となって頑張って頑張ってずっと撮影を続けてくれました。そのおかげで『キネマの玉手箱』は映画という旅を自由に飛び回れたんだと思うんです」とキャスト陣を紹介。「私からのお願いであり、きっと監督も言ってくださるんじゃないかなと思ってお願いがあります。皆様から大きな拍手をいただけないでしょうか」と観客に語りかけ、会場は大きな拍手で満たされていた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年12月02日女優の芦田愛菜が主演を務める、映画『星の子』(10月9日公開)の本編映像が19日、公開された。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子の同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。今回公開されたのは、一目惚れし、授業中も似顔絵を描き続けていた南先生(岡田将生)との間に事件が起き、ちひろが涙を流すシーン。親友のなべちゃん(新音)は「あいつ性格悪いね」とハンカチを差し出し、なべちゃんの彼氏の新村(田村飛呂人)は「どうしたんだよ?」と尋ね、ちひろは「公園で見た怪しい人、うちの親なんだ」と打ち明ける。ちひろは、両親が水をかけたタオルを頭にのせると風邪をひかないと信じていることを説明し、なべちゃんと新村がそれぞれの反応を見せるという内容になっている。芦田は、ちひろを演じるにあたり、「ちひろは宗教や両親のことで悩むときもありますが、学校に行けば心許せる友だちがいてつらい思いを打ち明けられたり、ちひろの多面的な部分を表現したいと思いました」と語る。芦田は学校シーンの撮影について、「なべちゃんや新村くんと一緒にいるときは、本当に学校にいるような感じで、毎日、笑いが絶えない楽しい現場でした」 と振り返り、永瀬正敏も田村のシーンが「居がちな感じで(笑)、良かった」と気に入ったようだった。
2020年10月19日ヤン・イクチュンが詩人役で主演する映画『詩人の恋』。この度、公開まであと約1か月となった本作を一足早く鑑賞した著名人たちからコメントが到着した。“平凡な人生を歩いてきた男が突然同性に激しい感情を抱いたら?”という発想から、済州島の日常風景を背景に、無垢な詩人とその妻、孤独な青年が、社会の影を知る姿を映し出す本作。『あゝ、荒野』ではヤン・イクチュンとW主演を務めた菅田将暉は「正直今何を書いたらいいのかわかりませんただ僕はまたヤン・イクチュンによって歩む道が変わりそうです」とコメントを寄せる。また『あゝ、荒野』出演にあたって鍛え上げたボクサー体形から、今作では約8キロも増量し、ぽっこりふくらんだお腹と、ドーナツをほおばる食いしん坊のクマのように愛らしい姿をみせているヤン・イクチュン。光石研は「無表情なのに美味しそうにドーナッツを食べる彼が忘れられない!」と印象に残ったシーンを挙げている。ほかにも「済州島の景色、俳優の芝居、ストーリー、僕には全てがとても心地よかった」(松永大司監督)、「生身のヤン・イクチュン氏の持つ、優しさと美しい感受性、既存の価値観を飛び越える柔らかな人間性を、これほど素のままに生かされた作品も、他に観たことはありませんでした」(西川美和監督)と絶賛するコメントが到着した。著名人コメント心の種はいつもどこからやってくるのだろうかヒトはいつもそればかりだ全然知らないのに知った顔で泣いている自分に腹が立つ何に涙しているのか俺は何を願っていたのやらこの美しさはなんなのか正直今何を書いたらいいのかわかりませんただ僕はまたヤン・イクチュンによって歩む道が変わりそうです菅田将暉 (俳優)恋とは「遠い存在」に焦がれること。本作は、恋の遠さや美しさを印象づける一方、愚直に他者とぶつかり合う。不器用な彼らが愛しい。誰かを「遠くに行かせない」のも愛ならば、「遠くへ来てしまった」と気づく瞬間も愛なのだ。文月悠光 (詩人)この映画が面白いのは、主人公の詩人の気持ちがわかりやすい言葉に置き換えられないところだ。言葉はなんて便宜的なのだろう。済州島の美しくも恐ろしい風景に新しい気持ちが浮かび上がってくる。なんという贅沢。大森立嗣 (映画監督)ヤン・イクチュンの抑えた演技こそこの映画のキモ!裏済州島ロケも相まって、人々に深みが増す!平凡な人生なんて無い!しかし、無表情なのに美味しそうにドーナッツを食べる彼が忘れられない!光石研 (俳優)詩人である繊細な主人公をヤン・イクチュンがとても丁寧に演じていたこともあり、途中からドキュメンタリーを観ているような感覚になった。済州島の景色、俳優の芝居、ストーリー、僕には全てがとても心地よかった。松永大司 (映画監督)恋の話だと思っていたら、愛と人生についての物語だった。ヤン・イクチュンの「繊細」は人生で起こりうる選択の瞬間を強烈に突きつける。欲と愛の間で彷徨う実直な人々を演じた共演者たちも見事!ヤン ヨンヒ (映画監督)灰色片思いを初体験したおっさんのつらさ、葛藤。痛々しいのに、イクチュンのかわいさがそれをやさしく包み込んで、社会に根付く闇まで照らすの。イクチュンかわいい(大事なことなので 2 度言う)。よしひろまさみち (映画ライター)ここではない、どこかに。そう願ってしまう瞬間は、生きていれば誰にでもある。葛藤の末、どこにもいけない歯痒さも。もしも心に「詩」を持てたなら、苦渋の選択はいつしか美しい懐古に、想いは浄化されるのかもしれない。呉美保 (映画監督)甘くてふわふわなものだけを食べて暮らしていくわけにはいかない。それでも、胸の奥をじんわりと熱くする甘美な悲しみを糧にして、彼はこれからも生きていくのだろう。内田紅甘 (女優/エッセイスト)俳優が「物書き」を演じる時、ただ一つだけ難しい所作があると思います。何を書くべきか、どう書こうか、「書きあぐねている姿勢」。それだけは実際に筆を持って、白い紙を前にして悩んだことを重ねた人にしか再現できないものだと思います。本作の中で自らの詩と格闘するヤン・イクチュン氏の姿は、やはり「書く人」そのものでした。そして生身のヤン・イクチュン氏の持つ、優しさと美しい感受性、既存の価値観を飛び越える柔らかな人間性を、これほど素のままに生かされた作品も、他に観たことはありませんでした。西川美和 (映画監督)『詩人の恋』は11月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:詩人の恋 2020年11月13日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 CJ CGV Co., Ltd., JIN PICTURES, MIIN PICTURES All Rights Reserved
2020年10月14日9月12日から26日まで、東京・国立映画アーカイブにて開催された「第42回ぴあフィルムフェスティバル」(オンライン・プログラムは10月31日まで開催中)。9月25日には、映画祭のメインプログラムである自主映画のコンペティション「PFFアワード2020」の表彰式が行われ、各賞が決定した。この度、最終審査員を務めた大森立嗣(映画監督・俳優)、齊藤工(俳優・映画監督)、樋口泰人(プロデューサー)、平松麻(画家)、古厩智之(映画監督)のコメント映像が公開された。「PFFアワード」は、1977年から続く自主映画のコンペティション。新人監督の登竜門として、これまでに、犬童一心、黒沢清、園子温、塚本晋也、佐藤信介、荻上直子、石井裕也監督など140名を超えるプロの映画監督を輩出した。近年、「PFF アワード」入選をきっかけに注目を集め劇場公開された以下の作品は、全国の劇場で多くの映画ファンによって楽しまれた。『アボカドの固さ』(監督:城真也)、『あみこ』(監督:山中瑶子)、『オーファンズ・ブルース』(監督:工藤梨穂)、『おばけ』(監督:中尾広道)、『赤色彗星倶楽部』(監督:武井佑吏)、『沈没家族』(監督:加納 土)、『わたしたちの家』(監督:清原 惟)ほか。※作品名50音順本映像では、新しい映画に出会った喜びを語る審査員の情熱溢れるメッセージがそれぞれに語られている。審査員が観た「PFFアワード2020」の入選全17作品は、現在オンライン配信中。【配信プラットフォーム】(1)DOKUSO映画館(国内最大級のインディーズ映画配信サイト)(2)uP!!!(エンタメ情報サイト)
2020年10月12日10月10日、11日の全国映画動員ランキングは、公開4週目の『TENET テネット』(全国362館)が先週2位から再び首位に立った。公開2週目の『浅田家!』(全国343館)は先週1位から2位に。公開4週目の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(全国153館)は先週3位のまま変わらず好調。『検察側の罪人』の雫井脩介によるサスペンス小説を、堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶らで映画化した『望み』(全国350館)は初登場4位に入った。公開5週目の『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』(全国364館)は先週4位から5位になった。また公開10週目の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(全国347館)は先週7位から順位をあげて6位に。公開3週目の『ミッドナイトスワン』(全国150館)は先週8位から変わらず。そのほか新作では、今村夏子による、野間文芸新人賞を受賞した同名小説を、芦田愛菜主演で大森立嗣監督が映画化した『星の子』(全国192館)が初登場10位に。韓国で130万部突破のベストセラーとなり、日本でも翻訳され話題を呼んだ小説をチュン・ユミとコン・ユの共演で映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』(全国132館)は初登場11位につけている。次週は『薬の神じゃない!』『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『スパイの妻』『みをつくし料理帖』『夜明けを信じて。』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『TENET テネット』2位『浅田家!』3位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』4位『望み』5位『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』6位『映画ドラえもん のび太の新恐竜』7位『事故物件 恐い間取り』8位『ミッドナイトスワン』9位『トロールズ ミュージック★パワー』10位『星の子』
2020年10月12日芦田愛菜の6年ぶりとなる実写主演映画『星の子』から、芦田さんや、岡田将生、高良健吾、黒木華、永瀬正敏、原田知世の豪華キャスト陣が大森立嗣監督の撮影現場と魅力を語るメイキング映像とメイキング画像が到着した。本作で芦田さんが演じるのは、“あやしい宗教”を深く信じている両親のもとで多難な青春に翻弄される中学3年生のちひろ。物語の舞台はちひろが住む街や家と、学校、そして宗教施設の3つ。それぞれに実力派共演陣が待ち受けており、それはさながら主人公ちひろが各ボスキャラと向かい合いながらゴールを目指すロールプレイングゲームのよう。優れた俳優たちの競演によって生まれるシーンの一つ一つは本作の大きな魅力となっている。今回、そんなキーパーソンを演じたキャストへの大森監督の演出シーンを交え、キャストたちが大森監督の魅力について語るメイキング映像が公開。主人公ちひろを演じた芦田さんは、「監督の『よーい、スタート』というかけ声がすごく好きです。シーンによって変わるんですね」と語る。確かに、ちひろが街を駆け抜けるシーン、自宅でのシーンなどを観ると、それぞれで「よーい、スタート」というかけ声の声色や勢いが違うことが分かる。「そのかけ声によってシーンの雰囲気が作られ、お芝居をしなきゃ、という気にならずに、とてもスムーズにそこから始まっていくような気がします。すごく好きです」と芦田さん。家で緑のジャージを着てちひろを待つやさしい父親役の永瀬さんも、大森監督と言えば「『オッケー!』という声ですね」と言う。「そのジャッジが早い!ということはそのシーンが的確に見えてらっしゃるということなので、余計なものを撮らないというのが気持ちよかったですね。映画監督で『スタート』と『カット』の声が良い人っていうのは演者としても気持ちいいですよね」と加えた。宗教施設でちひろを待ち受ける宗教団体幹部を演じる高良さんが印象的なのは、「『スタート!』の言い方、あの入り方がすごく気持ちいいですし、『会話をしましょう』というのは、芝居の基本だと思っています」と言う。本作で4本目となる大森監督への信頼をうかがわせる。また、“催眠術が使えて、人が持つオーラの色を見ることができる”というもう一人の幹部を演じたのが黒木さん。『日日是好日』で主演を務め、今回が2回目の大森監督作品出演となるが、「『日日是好日』のときと一緒ですが、その場の雰囲気に合わせて、どちらかというと役者のような感じでスタートとカットをかけてくださる。あと、しゃべっているときにふと見ると、一緒にセリフを言ってくれているときもあります。そういう独特な役者っぽい感覚を持っていらっしゃる方なんだなとあらためて思いました」と明かした。役者が気持ちよく、心地よい現場を作り出す大森マジックの一端が明らかになるメイキング映像。本映像も多くのエキストラが集まった宗教施設のシーンでの「カット!」「オッケー!」の声で終わる。その日の撮影の最後のシーンで、誰もが気持ちよく終わることのできた雰囲気が伝わるものとなっている。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「星の子」製作委員会
2020年10月08日大森立嗣監督が、今村夏子の小説を芦田愛菜主演で映画化する『星の子』。この度、芦田さん演じる主人公ちひろの繊細な揺らぎを写し出した場面写真と、各界著名人から絶賛のコメントが到着した。「Mother」「マルモのおきて」などに出演し子役として活躍。本作ではさらに進化し、才能と輝きあふれる映画女優としての姿を見せ、その表現力が話題の芦田さん。演じているときは「自分がその役になるというより、その役が自分に近づいてくる感覚になる」と言う芦田さん。本作でも一日中ずっと、ちひろのことを考えていたそうで「撮影が進むほど、私の部分がどんどん少なくなって、ちひろの部分が多くなりました」と話し、「家族から『ちひろの話し方が抜けてないよ』と言われることもあり、いつもちひろが心のどこかにいた気がします」と撮影をふり返っている。今回大森監督が映画化にあたって挑戦したのは、少女の心の繊細な揺らぎを撮ること。さらに、「セリフのないときのちひろをどう捉えるかです。喋っていないちひろにこそ、この映画の核があると思います。繊細なものが隠れていて、それは映画だから描けることの一つです」とコメント。芦田さんについては「セリフのない一人でいるシーンが印象に残っています。芦田さんは的確な読解力と、引き出しの多さ、表現力、コミュニケーション能力、どれをとっても素晴らしかったです」と語り、「恐ろしい程のバランス感覚を持っています。15歳にして、自分のことを肯定しながら、解放していくことができるのは凄い。自分のどうしようもない部分を自分で認めないと演技のスタート位置に立てないのですが、芦田さんはそれができているので、もう子役という認識はなかったです」と絶賛した。今回到着した場面写真では、一人佇むシーンや涙目の横顔など、そんな女優・芦田愛菜の一端が垣間見える。また、各界著名人は本作について「原作に描かれた、淡い覚醒を前にゆれうごくヒロインのまなざしが、スクリーンにみごとに再現されていて感動しました」(鴻巣友季子/翻訳家・エッセイスト)、「芦田愛菜ちゃんとは一緒に番組をやらせて頂いていますが、この映画には女優、芦田愛菜『さん』がいました」(サンドウィッチマン富澤たけし/お笑い芸人)、「愛菜ちゃんとは、バラエティで共演させて頂いてますが、それとはまた違う…彼女の生業『女優・芦田愛菜』の真髄を見ました」(サンドウィッチマン伊達みきお/お笑い芸人)。「芦田愛菜さんの小さな頃から変わらぬ素晴らしさに感慨深いものがありました」(鈴木福/俳優)、「笑える理由はこの世なのか、この世に生きる自分なのか。素晴らしく完成度の高い物語と登場する人々。全ての行動と言動の動機が理解できるから笑ってしまう。しかしずっと笑ってもいられない。芦田愛菜さんのお芝居がそうさせる。この映画、全部凄い」(山田孝之/俳優)などとコメントを寄せている。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「星の子」製作委員会
2020年10月06日おとな向け映画ガイド今週の公開作品から、この秋注目の4本をご紹介します。ぴあ編集部 坂口英明20/10/04(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は16本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『望み』『星の子』『82年生まれ、キム・ジヨン』の3本。中規模公開とミニシアター系の作品が13本です。今週は粒ぞろい! この秋注目の作品が並びました。その中から厳選して4本をご紹介します。『異端の鳥』もし、SNSなどで投稿するなら、最初に「閲覧注意」とか「不適切な動画」と書かなければいけない、そんなショッキングな映像が続きます。でも決して残虐を売りにした映画ではありません。第二次大戦中の東欧の寒村地帯を、ユダヤ人の少年がひとりで逃げ迷い、体験する、この世のこととは思えない数年間を描いた作品。人間の隠れた本質を容赦なくえぐった内容と、その映像の見事さが、ヴェネチアなど国際映画祭で評判となった映画です。少年は、ホロコーストの災禍を避けるため、村の老婆にこっそり預けられます。ところが、その老婆が急死し、家も火事で消失したことから、身寄りをなくしてしまうのです。両親はどこにいるかさえわかりません。結局、彼は、呪術師に金で買われ、命拾いしますが、それから苦難の日々が始まり……。描かれている暴力は、野蛮で迷信深く偏見にみちみちた農民たちによるものです。当時東欧で戦っていたソ連やドイツの軍隊も登場しますが、残虐さはその比ではありません。異端の鳥ー原題は“Painted Bird”。この映画のなかほどで、この“色を塗られた鳥”が少年の暗喩だと気づかされます。ピーター・セラーズ主演の映画にもなった『チャンス』の作者、ポーランド生まれのユダヤ人、イェジ―・コシンスキの同名小説を原作にしています。ポーランドでは長い間、発禁書でした。製作・監督はチェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル。完成に11年を要したそうです。3時間近い息詰まるような時間が苦にならないのは、映像の力です。荒れ果てた土地、すさんだ人の心、ピュアゆえに失っていく少年の声…、そんな世界が、何か大きな存在が見ているかのような、モノクロで引き気味の映像でゆったりと映し出されます。それをシネマスコープサイズで見せられると、迫力に圧倒されるはずです。『82年生まれ、キム・ジヨン』1982年生まれのキム・ジヨン。キムは韓国では多い姓、ジヨンはこの年に最も多くつけられた名前です。この映画は、そんな30代の、きっとたくさんいる韓国女性、の物語なのです。子どもの頃から、女はこうでなくてはいけないといわれ、我慢した。大学は出るが就職難、苦労してやっと入った会社では、いい仕事をしても軽んじられた。尊敬する女性上司もいたが、その苦労を目の当たりにした。結婚して退職。2歳の娘の子育てと家事の日々。お正月には夫の実家へ里帰りをしなければいけない。行ったら行ったで、義母に気をつかい、台所仕事が待っている。公園で子どもを遊ばせていると、サラリーマンの「主婦は気楽でいいよな」、そんなおしゃべりを耳にし、傷ついたり。夫はやさしいのだけど、本当の私の気持ちはわからない。決して不幸せな生活ではないのに、気づかぬストレスが彼女を支配して……。韓国で130万部を越えるベストセラーになった小説の映画化。日本でも20万部といいますから大ヒットです。現代の韓国映画にでてくる韓国人のライフスタイルや、日常的な喜び、悩みは、日本人と驚くほど似ている感じがします。女性が生きづらい世の中、も同じ。周りに助けられ、悩み、もがく。そんななかで、希望がほのみえる映画です。『望み』『犯人に告ぐ』などの雫井脩介のベストセラー小説の映画化ですが、読んでいなくてよかったと思ってしまいました。先の読めないサスペンス。下記くらいの予備知識で観るのがよろしいかと。東京近郊に住む一級建築士の一家。両親、高校生の息子、高校受験を控えた娘の四人家族。学校でも人気者だった長男が、打ち込んでいたサッカー部をケガで辞めてから、ふさぎがちになり、外出も増え、ある夜、姿を消します。同じ日、彼の友人が何者かに殺害されるという事件が発生し……。両親を演じるのは堤真一と石田ゆり子。息子(岡田健史)の事件への関与に気をもむ、そして無事を祈る親の心理、行動が映画のテーマです。モデルルーム代わりに使う一家の住む家とか、こだわりのある生活スタイルをしていた母の変化、しつようなメディアスクラム、周囲の目など。登場人物の設定や、ロケ地選び、セット、小道具にいたるまで、細部への心配りが、ドラマの背景や展開に重要な役割をになっています。監督は堤幸彦。職人の仕事です。『星の子』こちらも家族の物語です。天才子役、芦田愛菜の主演作。もう16歳になるのですね。愛菜の演じるちひろは中学三年生。姉がひとりいます。一見仲のいい、幸せそうな家族です。実は、この両親が、ちょっと訳アリ、です。永瀬正敏、原田知世が両親を演じています。これが絶妙のキャスティング。夜の公園で、緑のおそろいのジャージを着て、タオルにあやしげな水をひたし、ちょんまげのように頭にのせあっている光景は、はっきりいって不気味でございます。ふたりとも実直そうで、狂気にとりつかれた様子にはみえません。そもそも、未熟児で病弱だったちひろのため、あらゆる療法を試みたのがはじまりです。万策つきたときに「金星のめぐみ」という不思議な水に出会います。この水をちひろの体につけたところ、湿疹がなくなったのです。この「奇蹟」に両親は感激。その高価な水を提供するあやしい宗教のとりこになってしまいました。宗教団体の教祖様はでてきません。が、高良健吾と黒木華が謎めいた幹部として登場します。姉は家を飛び出しますが、ちひろはその困った両親を否定もしませんし、むしろ受け入れています。彼女の自分を置いてでも他人を思う優しさ、信じる心、がけなげです。ところが、さすがにと思う場面に遭遇し……。この家族、どうなるのか……? 監督は大森立嗣。最新作は『MOTHER マザー』という長澤まさみ主演の超恐いお母さんの映画でしたが。
2020年10月04日映画『星の子』(10月9日公開)の公開直前大ヒット祈願イベントが29日に都内で行われ、 芦田愛菜が登場した。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子の同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。イベントでは、原作者である今村からのメッセージや、ちひろが一目惚れする南先生を演じた岡田将生からのビデオメッセージも。ちひろはノートに南先生の似顔絵を描き続ける日々を送るが、南先生に泣かされてしまうシーンがある。岡田は「自分も心がものすごく痛くて、だけど南先生という役を全うして演じさせていただいた」「申し訳ない気持ちはありましたが、泣かせるつもりでお芝居させてもらったので… …すみませんでした」と謝罪。「観ていて複雑でしたが、芦田さんの演技に本当に魅了されました」と続け、「信じることは何なのかを考えるきっかけになる映画なので多くの方に観てもらいたい」とアピールした。最後まで謝罪モードだった岡田に、芦田は「役ですから。岡田さんも私も全力で演じたので全然そのようには思っていないです」と笑顔を見せる。「ちひろはそれまで人の悪意を知らずに生きてきた。好きな人に初めてひどい言葉を投げかけられ衝撃的で心に刺さったと思います。教室で怒鳴られるシーンはみんなの前で存在を否定された気持ちになり、一番演じていてつらかったです」と岡田とのシーンを語った。休憩中は「岡田さんは数学の先生だったので『どうやって解くんだっけ?』って聞いてくださったり、すごくフランクにフレンドリーに接してくれました」と振り返り、「次は仲がいい先生と生徒役で共演したさせていただきたいです」と岡田にメッセージを送った。また、会場にたくさんの「星」を輝かせる点灯式も行われ、芦田は「“信じるとはなにか”について結論は人それぞれ違うと思います。映画を観てくださったみなさんが、“信じる”ってなんなんだろう、と考えたり、信じたいと思えるような大切な方のことを思うきっかけになってもらえたら嬉しいです」 と、語った。○原作者・今村夏子コメント一人で考え続け、歩き続ける小柄なちひろの姿が、映画を見終わった今も、目に焼き付いて離れません。執筆中はあまり意識することのなかった、ちひろの危うさのようなものが芦田愛菜さんの演技を通じて痛いほどに伝わってきました。その一方で、彼女が時折り見せる力強いまなざしに、この子はきっと大丈夫だ、とこちらに思わせてくれるような、一筋の希望を見ることができました。鑑賞中は原作者であることを忘れ、この悲しくてあたたかい物語にずっと浸っていました。
2020年09月29日第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した黒沢清監督(『スパイの妻』)をはじめ、犬童一心、園子温、李相日、石井裕也らを輩出し、新人監督の登竜門として名高い第42回『PFF(ぴあフィルムフェスティバル)』が開催中の国立映画アーカイブにて9月25日、「PFFアワード2020」表彰式が行われ、石田智哉監督の『へんしんっ!』が見事グランプリに輝いた。新しい才能の発見と育成、新しい映画の環境づくりをテーマに1977年にスタートした自主映画のコンペティションをメインプログラムとした映画祭。第42回を迎える今年は、PFF アワードに480本の応募があり、17作品が入選。最終審査員として、大森立嗣(映画監督・俳優)をはじめ、齊藤工(俳優・映画監督)、樋口泰人(プロデューサー)、平松麻(画家)、古厩智之(映画監督)が審査にあたった。『へんしんっ!』は車椅子に乗った石田監督が、障がい者の表現活動の可能性を探ったドキュメンタリー。映画製作を通して、さまざまな人と関わりあう中で、多様な違いを発見していく。1997年生まれ、東京都出身。中学生の頃、自分に合った学習方法としてiPadを紹介され、映像制作に興味を持つように。立教大学入学後、映像制作系のゼミに所属し、ボランティアサークルでは、バリアフリー映画上映会も行っている。本作が初監督作品となり、「自分が監督すること、表現することに葛藤もありましたが、作っていて楽しく、自分らしい作品になりました」と受賞の喜びを語っていた。グランプリを発表した大森監督は「とにかく興奮しました」と『へんしんっ!』を激賞。「画面の中の(石田監督の)姿に最初はビックリして、でも、問われているのは僕ら観客なんじゃないかなと。彼が楽しんでいる姿が、本当に好きでしたし、思い焦がれていたものを見た気がしました」と作品が放つ魅力に圧倒された様子だった。また、齊藤は準グランプリを受賞した『屋根裏の巳已己』(監督:寺西涼)について、「完全に一目ぼれでした」とこちらも興奮しきり。「理屈ではわからない何かが、自分の中でこびりついて、すぐにもう1度見たくなった。監督の感性に支配され、魅了され、心地よい時間をいただいた」と振り返っていた。第42回を迎えた今年は、新型コロナウイルス感染予防のための消毒や検温、換気を徹底し、定員数を約3分の1に制限し、ソーシャル・ディスタンスを確保して実施。世界三大映画祭を制した映画作家ロイ・アンダーソンの特集、PFFスカラシップ作品のお披露目など、オンライン配信を含めた貴重なプログラムで、「withコロナ」時代における映画祭の新たな可能性が模索された。<グランプリ>『へんしんっ!』(監督:石田智哉)<準グランプリ>『屋根裏の巳已己』(監督:寺西涼)<審査員特別賞>『未亡人』(監督:野村陽介)『頭痛が痛い』(監督:守田悠人)『MOTHERS』(監督:関麻衣子)<エンタテインメント賞(ホリプロ賞)>『こちら放送室よりトム少佐へ』(監督:千阪拓也)<映画ファン賞(ぴあニスト賞)>『LUGINSKY』(監督:haiena)<観客賞>『アスタースクールデイズ』(監督:稲田百音)<入選作17作品>『アスタースクールデイズ』38分 監督:稲田百音(18歳/東京都出身/成蹊高等学校)『霞姫霊異記』57分 監督:高階匠(31歳/東京都出身/映像制作会社勤務)『こちら放送室よりトム少佐へ』10分 監督:千阪拓也(22歳/兵庫県出身/日本大学 藝術学部)『頭痛が痛い』131分 監督:守田悠人(22歳/愛知県出身/酒屋アルバイト)『タヌキ計画』41分 監督:チェ・ユシン(24歳/台湾出身/東放学園映画専門学校)『追憶と槌』8分 監督:金井啓太(25歳/東京都出身/東京藝術大学 映像研究科メディア映像専攻)『遠上恵未(24)』26分 監督:遠上恵未(26歳/東京都出身/ENBUゼミナール 映画監督コース)『パンク』44分 監督:鈴木順也(31歳/神奈川県出身/横浜シネマ・ジャック&ベティ勤務)『Fear of missing out』36分 監督:河内彰(32歳/兵庫県出身/会社員)『フィン』36分 監督:小池茅(26歳/東京都出身/会社員)『冬のほつれまで』67分 監督:多持大輔(24歳/茨城県出身/武蔵野美術大学大学院 造形研究科)『へんしんっ!』93分 監督:石田智哉(22歳/東京都出身/立教大学 現代心理学部)『MOTHERS』63分 監督:関麻衣子(22歳/東京都出身/会社員)『未亡人』54分 監督:野村陽介(23歳/埼玉県出身/東京藝術大学 美術学部)『もとめたせい』30分 監督:矢部凜(22歳/滋賀県出身/京都造形芸術大学 芸術学部映画学科)『屋根裏の巳已己』102分 監督:寺西涼(24歳/神奈川県出身/清掃員アルバイト)『LUGINSKY』63分 監督:haiena(42歳/東京都出身/フリーランス)※作品名50音順。上映時間、年齢、職業(学校名)は応募時のもの取材・文・写真:内田 涼「第42回ぴあフィルムフェスティバル」【会期】2020年9月12日(土)から26日(土)まで※月曜休館【会場】国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)
2020年09月25日芦田愛菜が6年ぶりに主演する実写映画『星の子』。この度、芦田さん演じる主人公のちひろがひと目ぼれ、その後もちひろを大きく揺さぶる新任の数学教師登場シーンの映像が解禁。岡田将生が演じている。今回解禁となるのは、中学3年生となったちひろが、始業式で新任の数学教師・南隼人にひと目惚れするシーン。爽やかなスーツ姿で登場し、女子生徒たちが歓声をあげる中、ちひろも声には出さないが、瞬きを忘れたかのように南先生をじっと見つめている。戸惑いと胸の高鳴りが入り交じったような表情が印象的だ。さらには「テニス部に入りたいんですけど!」と、中学3年生にして南先生が顧問を務める女子テニス部に入部申し込み…。「ちひろで3人目だよ。あのね、3年生の応募は受け付けてないの」と諭され、「えっ…」と固まる姿が切り取られている。テニス部入部はかなわなかったものの、授業中も南先生の似顔絵を描き続け、仲のよい友達からは“南先生のストーカー”とからかわれるほど南先生に夢中になり、心ときめかせながら学校生活を送るように。しかし、予告編では、ちひろに「迷惑なんだよ!」「その変な水もしまえ!」と怒鳴る南先生が映し出されている。緑のジャージを着て夜の公園で奇妙な儀式をする、ちひろの両親を南先生が見てしまったことから、事態は一変していく――。南先生を演じる岡田さんは、映画では『告白』(2010)以来の先生役。岡田さんは「若さゆえの勢いもあって、善と悪が分からなくなる、空気が読めなくなる先生」と説明するが、ちひろに怒りをぶつけるシーンは「難しかった」と打ち明ける。大森立嗣監督から「もう少し感情的になってもいい」「子供っぽくなってもいい」とアドバイスを受けて演じきり、「こういう役は新鮮で、そういう意味では楽しい役でした」とふり返る岡田さん。芦田さん演じるちひろを大きく揺さぶり、物語を動かすキーパーソンとなる南先生、それに対峙するちひろの動向も見逃せない。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「星の子」製作委員会
2020年09月24日女優の芦田愛菜が主演を務める、映画『星の子』(10月9日公開)の本編映像が24日、公開された。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子の同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。今回解禁となるのは、中学3年生となったちひろが、始業式で新任の数学教師・南隼人(岡田将生)に一目惚れするシーン。スーツ姿のイケメン先生に女子生徒たちが歓声をあげる中、ちひろも声には出さないが、瞬きを忘れたかのように南先生をじっと見つめている。その後、ちひろは南が顧問を務めるテニス部に入りたいと、中学3年にしての入部申し込み。「ちひろで3人目だよ。あのね、3年生の応募は受け付けてないの」と諭され、「えっ……」と固まる姿が切り取られている。テニス部入部はかなわなかったが、授業中も南先生の似顔絵を描き続け、仲のよい友だちからは、ストーカーとからかわれるほど南先生に夢中になり、心ときめかせながら学校生活を送る。だが緑のジャージを着て夜の公園で奇妙な儀式をするちひろの両親を南先生が見てしまったことから、事態は動き出し、予告編ではちひろに「迷惑なんだよ!」「その変な水もしまえ!」と怒鳴る南が映し出される。岡田は演じた南について「若さゆえの勢いもあって、善と悪が分からなくなる、空気が読めなくなる先生」と説明するが、ちひろに怒りをぶつけるシーンは「難しかった」と語る。大森立嗣監督から「もう少し感情的になってもいい」「子供っぽくなってもいい」とアドバイスを受け演じきり、「こういう役は新鮮で、そういう意味では楽しい役でした」と振り返った。
2020年09月24日9月10日(木)にオープンするTOHOシネマズ 立川立飛の内覧会が開催された。同映画館は、多摩モノレール立飛駅直結の「ららぽーと立川立飛」(東京都立川市)近接地に出店される。大型ショッピングモールと道路を挟んで向かいの独立した建物に位置し、9スクリーン、全1605席で、立川エリアとして初の「イマーシブ・サウンド・システム」対応のIMAXシアター、7月にオープンしたTOHOシネマズ 池袋で導入され好評を博した「轟音シアター」、そして、TOHOシネマズ独自規格の「プレミアムシアター」を擁するシネマコンプレックスだ。
2020年09月03日映画『星の子』(10月9日公開)の完成報告イベントが3日に都内で行われ、 芦田愛菜、永瀬正敏、原田知世、大森立嗣監督が登場した。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子の同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。6年ぶりの主演作となった芦田だが、大森監督は「さすがでした」と感嘆。「1番すごかったのは、目に涙が溜まっているシーンで、『今の涙、映ってました?』と言われたところ。確かに溜まってた。本を読む力もすごくあるし、的確な演技力もある」と絶賛する。監督からは「現場の会話で生まれるものを大切にしてほしい」というオーダーがあったようで、芦田も「楽しかったです。すごく。2人ともフレンドリーに接してくださって、待ち時間とかは本当の家族みたいに他愛もない話をさせていただきました」と両親役の永瀬と原田に感謝した。イベントでは、作品のテーマに合わせ「信じるとは?」という質問も。芦田は「『その人のことを信じようと思います』という言葉をけっこう使うと思うんですけど、どういう意味なんだろうと考えた時に、"その人自身"を信じてるのではなくて、自分が理想とする"その人の像"に期待してしまうことかなと感じて」と語る。「『裏切られた』『期待してたのに』と言うことがあるけど、それはその人が裏切ったわけではなくて、見えなかった部分が見えただけであって、『それもその人なんだ』と受け止められる、揺るがない自分がいることが、信じられることなのかなと思ったんです」と持論を展開した。さらに芦田は「でも、揺るがない自分の軸を持つのは、難しいじゃないですか。不安な自分がいるからこそ、人は『信じる』と口に出して、成功した自分だったり、理想の人物像にすがりたいんじゃないかなって思いました」と締めくくる。16歳の芦田の理知的、かつ深い話に会場は一瞬静まり、大森監督が「難しいよ~!」と驚くと改めてざわつく。永瀬も「しっかりしてるでしょ、これ以上の答えはないんじゃないか」とぼやくなど、大人たちもたじたじとなっていた。一方、「流れ星にお願いしたいこと」というテーマでは「猫と話したい」とかわいらしいお願いも。「最近飼い始めて、私のことをどう思ってるのか聞いてみたいですし、『ふだん困ってることない?』『楽しく生活できてる?』『ごはん、何にしてほしいの?』とか、色々聞きたいことがあるので、1日だけでいいから話してみたい」と希望した。
2020年09月03日9月10日(木)に開業する「TOHOシネマズ 立川立飛」の音響監修を、バンドLOVE PSYCHEDELICO(ラブ・サイケデリコ)のNAOKIが担当したことが発表された。“最高の鑑賞環境”を目指し、音響にこだわり続けてきたTOHOシネマズ。スピーカーの開発に挑戦した日比谷の音響に惚れ込んだNAOKIは、自身のライブツアーでも同じ仕様のカスタムスピーカーを採用するなど、TOHOシネマズの音響環境を高く評価している。そして、劇場は新たな挑戦として、音楽業界におけるトップミュージシャンの音に対するこだわりを劇場で再現するため、音響監修をNAOKI氏に依頼。日本初の映画(劇場)と音楽(トップアーティスト)のコラボレーションに至った。「TOHOシネマズ 立川立飛」の音響環境では、サウンドエンジニア・プロデューサーとしても数々の音楽制作を手がけてきたNAOKIのこだわりが最大限発揮されている。自然でクリアなサウンドが大音量で流れる、ここでしか体感できないハイクオリティな劇場空間で、映画や音楽コンテンツなどのライブビューイング上映を堪能してほしい。●NAOKIコメントイチ映画ファンとして、これまで数々の映画館で様々な作品と出会ってきた中で、芸術文化の集合体とも言える映画において「音の質」の重要性を強く感じてきました。この素晴らしいチームに参加出来たことを光栄に思います。今回、映画館として世界トップクラスの音響技術のノウハウをお持ちのTOHOシネマズさん、ジーベックスさんと共同作業をするにあたり、これまで映画業界にはあまり反映されてこなかったレコーディングの世界でのイコライジングの技法とスピーカーチューニングの在り方を提案させていただきました。無数のスピーカーが設置される大型の映画館では、音が各スピーカーから客席に届く距離のズレからどうしてもディレイ(遅延)が発生します。今回プレミアムシアター、轟音シアターではこのディレイを排除するために、「人の耳」による10万分の1秒単位での各スピーカーの再生開始時間の調整を実現しました。劇場特有の「音のズレ」を徹底的に解消したこのスクリーンでは、全てのスピーカーからの音が耳の前でピタリとひとつに聴こえます。「ひとつの音」が滲むことなくちゃんとひとつに聴こえるという事。これが「体温を感じる自然なセリフ」と「最大限のダイナミックレンジ(音の強弱)による繊細な表現」を可能にし、映画作品本来の持つポテンシャルの発揮を実現しました。「音を体感する」轟音シアター、「最上級スペックで名画を味わう」プレミアムシアター、TOHOシネマズ、ジーベックスの皆さんとチーム一丸となって「日本一の映画館」を目指して挑んだTOHOシネマズ立川立飛をお楽しみください。「TOHOシネマズ立川立飛」劇場アクセス:〒190-0015東京都立川市泉町935番地の1<NAOKI氏の音響監修シアター>5番(轟音シアター)、7番(プレミアムシアター)の2スクリーンが対象です。※トップミュージシャンによるシネマコンプレックス音響の完全なる責任監修は日本初となります。
2020年09月03日俳優の大森南朋(おおもり・なお)さんが、2020年8月26日にインスタグラムを更新。ダンディな『髭面ショット』を披露し、ファンを喜ばせています。大森南朋のギャップに「キュン…」2020年8月現在、ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)でスーパー家政婦・鴫野ナギサ(以下、ナギサさん)役を演じている大森南朋さん。 この投稿をInstagramで見る 【公式】TBS系列火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」(@watanagi_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 7月月21日午前12時10分PDT次回で最終回を迎える同作をPRし、役のビジュアルとは正反対のちょいワルおやじ風ショットを公開しています。 この投稿をInstagramで見る 8話ご覧頂いた方々 ありがとうございました。 来週は最終回です。 お楽しみに。 #私の家政夫ナギサさん #大森南朋 大森南朋 月に吠える。 (@tsukinihoeru.6960.naoomori)がシェアした投稿 - 2020年 8月月26日午前2時02分PDT投稿を見たファンは「めっちゃダンディでかっこいい」「ナギサさんとのギャップが最高!」とメロメロに。また、「最終回なんて悲しすぎる」「終わってほしくない」と早くも『ナギサさんロス』を訴える声を寄せています。・メガネ姿もとっても素敵!惚れ直してしまった。・めちゃくちゃドキドキしました!役とのギャップがたまらない。・ナギサさんのことが大好きなので、終わってほしくないです。女優の多部未華子(たべ・みかこ)さんが主演を務める同作は、製薬会社のMRとして働くキャリアウーマン・相原メイが、あることをきっかけにスーパー家政夫・ナギサさんを雇うことから始まるコメディー。劇中で大森南朋さんはエプロン姿で家事を完璧にこなすという役柄を好演し、今までに見せたことのない姿が話題になっていました。 この投稿をInstagramで見る #わたナギ 本日よりInstagram始動です 現場からメイちゃんとナギサさんの2shotをお届け✨ 皆さん、フォローよろしくお願いします❣ さらに…本日より公式サイトもオープン!☺️ 可愛いポスター写真、追加キャストも解禁です チェックしてくださいね♪ #Instagramはじめました #公式Twitterではお2人の動画も見れるかも?? #撮影中スタッフから漏れる可愛い〜!の声 #私の家政夫ナギサさん #多部未華子 #大森南朋 #tbs #火曜よる10時 【公式】TBS系列火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」 (@watanagi_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 3月月18日午前7時29分PDT この投稿をInstagramで見る #ナギごはん 企画開催 . #わたナギ では、美味しそうなナギサさんの料理が沢山出てきます☺️ メイちゃんのためのお夕食など本当に美味しそうなのですが……、 . 皆さんが#おうち時間 で作った#おうちごはん 朝ごはん、お昼ごはん、晩ごはん、おやつ…♡などなど 皆さんの自慢のお料理を教えていただけませんか? . 【 #ナギごはん 】のハッシュタグをつけて投稿していただきたいです! . また、皆さんの投稿を、公式ストーリーズにて紹介させていただければと思っています❣ 気軽にぜひご参加ください . ナギサさんも参考にさせていただくかも…? . #写真はとある日のナギごはんのシーン #ナギごはんもきちんと紹介するので #しばしお待ちくださいませ♡ #皆さんのお料理見たいです! . #私の家政夫ナギサさん #多部未華子 #大森南朋 #瀬戸康史 #tbs 【公式】TBS系列火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」 (@watanagi_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 5月月11日午前12時49分PDT放送後は「本当に癒される…」「展開が気になりすぎて眠れない」といった反響が殺到。果たして最終回はどんな結末を迎えるのでしょうか。大森南朋さんの活躍とともに注目ですね!大森南朋の妻・小野ゆり子ってどんな人?父と兄の活躍ぶりに驚き[文・構成/grape編集部]
2020年08月28日大森立嗣監督が手掛ける映画『星の子』の第3弾キャストとして、岡田将生、高良健吾、黒木華らの出演が決定。予告編と場面写真も到着した。岡田さんが演じるのは、芦田愛菜扮する主人公・ちひろが一目惚れする、学校で一番人気の先生「南先生」。のちにちひろの運命を大きく左右する南先生を演じる岡田さんは、芦田さんとの共演について「10年程前にCMで1度ご一緒したことがあるのですが、今回この作品で共演させて頂いて、大人になったなぁというのと、本当にしっかりしているなと」と久々の共演をふり返っている。また、高良さんと黒木さんが演じるのは、宗教団体の謎めいた幹部コンビ、海路さんと昇子さん。その迫力と、思わず吸い込まれそうになる魅力をカリスマティックに表現する。ほかにも、ちひろの両親の目を覚ますためにある事件を企てる雄三おじさんを大友康平。ちひろの姉・まーちゃんを蒔田彩珠。ちひろの親友・なべちゃんを『まく子』でヒロインに抜擢された新音が演じる。主人公・ちひろの両親(永瀬正敏&原田知世)は、幼少期に病弱だったちひろを救ったことから、奇跡の水を信じ続けている。合わせて到着した予告編では、そんな水について大親友のなべちゃんから「偽物なんじゃない?」と指摘されたり、憧れの南先生の車で家まで送ってもらうところ、タオルを乗せて水を掛け合う両親の姿を見られてしまったり…。さらに、ちひろを諭そうとする宗教団体のコンビの姿や、両親の洗脳を解こうとする雄三おじさん、この家族の現状はちひろのせいだと言う姉と、今回発表されたキャストたちの姿も映し出されていく。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月、全国にて公開予定©2020「星の子」製作委員会
2020年08月18日女優の芦田愛菜が主演を務める、映画『星の子』(10月9日公開)の新キャスト及び予告映像が18日、明らかになった。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子による同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きな父(永瀬正敏)と母(原田知世)から愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。ちひろが一目惚れする“南先生”役には、岡田将生が決定。学校で一番人気のイケメン先生だが、後にちひろの運命を大きく左右する。岡田は芦田との共演について「10年程前にCMで1度ご一緒したことがあるのですが、今回この作品で共演させて頂いて、大人になったなぁというのと、本当にしっかりしているなと。同世代の共演者の方と話をしている感覚で色々お話させて頂きました」と表した。ちひろの両親の目を覚ませる為に、ある事件を企てる“雄三おじさん”役で大友康平が出演し、高良健吾と黒木華が宗教団体の謎めいた幹部コンビである“海路さん”と“昇子さん”を演じる。ちひろの姉の“まーちゃん”役に是枝裕和監督に見出された蒔田彩珠(まきたあじゅ)、美人でかっこいいちひろの親友“なべちゃん”役に映画『まく子』(19)でヒロインに抜擢された新音(にのん)と、今後の活躍が気になるキャストも。公開された予告編では、幼少期に病弱だったちひろを救った“金星のめぐみ”と呼ばれる奇跡の水を信じ、水を浸したタオルを頭に載せて暮らす父と母の姿が映し出される。学校では大親友のなべちゃんから「偽物なんじゃない?」と水の真偽を指摘されるが、ちひろが夢中なのは新任でやってきたイケメンの南先生。ある日、憧れの南先生の車で家まで送ってもらうが、自宅前の公園で、全身緑のジャージで頭にタオルを乗せて水を掛け合う両親の姿を見られてしまう。「気づく時がくる」「空も飛ぶようになる」とちひろを諭そうとする宗教団体の幹部、両親の洗脳を解こうと作戦を企てる雄三おじさん、この家族の現状はちひろのせいだと言い切る姉のまーちゃんの姿が続き、少しずつ揺らぎ始める自分とちひろは闘い始める。(C)2020「星の子」製作委員会
2020年08月18日多摩モノレール立飛駅直結「ららぽーと立川立飛」近接地に、新たな映画館「TOHOシネマズ 立川立飛」が9月10日(木)に開業することが決定した。同館は、9スクリーン、1,605席を有する映画館。立川エリアでは初となる、高品質な映像と精確な音響システム「イマーシブ・サウンド・システム」対応のIMAX(R)デジタルシアターを導入し、TOHOシネマズ独自規格の「プレミアムシアター」や、空気を震わせるサウンドを体感できる「轟音シアター」も導入。「プレミアムシアター」では、独自規格による圧倒的な巨大スクリーン、カスタムオーダーメイドスピーカーシステムを導入。プレミアボックスシートでゆったりと映画鑑賞もできる。さらに飲食売店には、TOHOシネマズとしては初となる“ドリンクバー”も設置される。TOHOシネマズ 立川立飛は9月10日(木)グランドオープン。(cinemacafe.net)
2020年08月17日9月10日(木)にTOHOシネマズ 立川立飛がグランドオープンする。TOHOシネマズ 立川立飛には、立川エリアでは初となる「イマーシブ・サウンド・システム」対応の“IMAX(R)デジタルシアター”が導入される。IMAX(R)仕様にカスタマイズされた劇場構造により、高品質な映像と精確な音響システムが実現され、まるで映画の中にいるような体験が可能なシアターとなる。さらに、TOHOシネマズの独自規格で好評を博している“プレミアムシアター”として、独自規格による圧倒的な巨大スクリーン「TCX(R)」、㈱イースタンサウンドファクトリーと㈱ジーベックスのコラボレーションによって劇場に最適な形で設計されたカスタムオーダーメイドスピーカーシステム、ボックスで仕切られたセミプライベートな空間でゆったりと映画を楽しむことができるプレミアボックスシートを設置。また、TOHOシネマズ池袋に導入し、好評を博している「音の体感・迫力あるサウンド」を意識した“轟音シアター”の導入。飲食売店には、TOHOシネマズ初の‟ドリンクバー“も導入される。LANCER CORPORATION(1967年米国テキサス州サンアントニオ市創業の飲料ディスペンサーメーカー)による、従来の大きさの1.5~2倍となる日本初の大型ドリンクバーとなる。■アクセスTOHOシネマズ 立川立飛〒190-0015 東京都立川市泉町 935 番地の 1 TOHOシネマズ立川立飛JR「立川」駅より多摩モノレール「立川北」駅へ乗り換え 2 駅 4 分、 「立飛」駅前
2020年08月17日俳優・三浦春馬さん(享年30)出演の新作ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)がお蔵入りの危機にあると7月19日に報じられた。松岡茉優(25)主演で、三浦さんは松岡演じる主人公と同居するおもちゃメーカーの御曹司を演じていた。今月14日には三浦さん自身もInstagramでクランクインを明かし、《キャスト、スタッフ一同、テレビの前の皆様に9月から、より笑って頂きたく撮影に励んでおります!》とつづっていた。しかし日刊スポーツでは「TBSはスポンサーも決まっているし代役を立ててもやりたい。ただ、現場は状況が状況なだけに、続けるのは難しいのではないか」との関係者コメントとともに、最悪の場合はドラマ自体がお蔵入りになることもありうると伝えていた。そのため、ドラマの公式Twitterアカウントには放送を願う悲痛な声が続々と集まっている。《このドラマは三浦春馬さんが出演すると知ってずっと楽しみにしていました。お願いです、途中まででいいので放送してください》《最後の最後まで撮影に挑んだ三浦春馬さんの勇姿をTVで見たいのでどうかお蔵入りだけにはしないでください!!》《撮影ができてるところまでは春馬くんのままで放送して欲しいです。もう1話の途中で慶太が変わってもいいから。春馬くんの最期のドラマがこれだから。お蔵入りにしないで…》局側の心配とは裏腹に、これまでも多くの芸能人の遺作は「最後の演技を見届けたい」というファンの熱い思いから注目を集めてきた。3月に亡くなった志村けんさん(享年70)は、朝の連続テレビ小説「エール」(NHK総合)に出演していた。5月に初めて登場したところ、平均視聴率は関東地区で21.2%を記録。これは初回放送と同じポイント数であり、注目度の高さがうかがえた。また樹木希林さん(享年75)が亡くなった直後の18年10月に公開された映画「日々是好日」は、公開1ヵ月ほどで興行収入10億円を突破した。当時の動員数は累計で88万人、公開館数も230館にまで拡大。同年11月に行われた「大ヒット御礼舞台挨拶」で大森立嗣監督(49)は、「こんなにお客さんが入った映画を作ったことがない」と漏らしていた。大杉漣さん(享年66)の最後の主演映画である「教誨師」も18年10月に公開されると、規模を拡大していった。大杉さんが亡くなってからちょうど1年目となる19年2月21日時点で、公開館数は82館。興行収入も6,000万円突破というロングランヒットを記録した。《いろいろ事情はあると思うけど、三浦春馬くんが最後までやっていた仕事はすべて見せてほしいなと思う。春馬くんは最後まで頑張っていたのだから。お蔵入りなんて悲しいよ》Twitterでは、こんな声も上がっていた。「おカネの切れ目が恋のはじまり」は、三浦さんの生きた証を視聴者に届けることができるのだろうか。
2020年07月22日