分離不安で暴言、癇癪も?母子分離不安の疑問に専門家が回答!対処法、相談先なども母子分離不安とは母親などの保護者と離れることで子どもが不安を感じることです。分離不安自体は早期の発達段階において不可欠なものですが、不安を過剰に感じることで以下のような身体的、精神的症状が出る場合があります。母子分離不安で起こる症状・不安が長期間続く・腹痛・頭痛・通園、通学拒否※上記は一例です3歳までにみられる母子分離不安の症状は、母親から物理的に離れることに不安を感じ、抱き癖や泣き叫ぶといったものになります。通常、母親が戻ってくるということを学ぶと不安はなくなるので、多くの場合は生後8ヶ月頃から始まり、生後10ヶ月から1歳半頃に最も強くなり、2歳から3歳頃で次第に治まってくると言われています。3歳以降にも母子分離不安の症状がみられる場合があります。園や学校に行く際に母親と離れることに不安を覚える子どもも多いですが、まれに母子分離不安によって登園、登校ができないという子どももいます。強い不安が1ヶ月以上続いている場合は医療機関や保健センターなどに相談してみるといいでしょう。母子分離不安・よくある困りに専門家が回答!Q:いつもは母子分離不安で母親から離れられないのに、何かあると「ママあっち行って!」と癇癪、暴言……そんな子どもをつい叱ることも多く『ダメな母親…』と自分を責めてしまいます。どうしたらいいでしょうか?Upload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンQ:母子分離不安の強いわが子。この様子で幼稚園は大丈夫?何歳まで続くの?今からできることはありますか?Upload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンイラスト/taeko(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年05月25日結婚を控え、不安を抱えている女性は多いものです。この記事では、結婚生活を送る中で夫の子どもっぽさが原因で、結婚前の不安が現実のものとなってしまった具体例を紹介します。母親に依存する夫「以前から夫は母親の言うことに耳を傾けがちでした。『これってマザコン?』と心配していました。しかし、信じて結婚。実際には、夫が母親の意見を常に最優先してしまいます。私の予感通りでした」(30歳)多くの女性が、母親依存型の男性を避ける傾向にあるようです。そのようなサインが見られた場合、夫婦としての距離感を事前に確認しておくことが肝心かもしれません。金銭感覚の違い「夫は浪費癖があるのは知っていました。だけど、結婚してもその習慣が直らず、毎月の家計赤字に頭を悩ませています」(32歳)結婚において、家計の管理は避けて通れない問題です。事前の話し合いがいかに重要であるか、改めて認識が必要です。結婚しても多分変わらない…「家で夫と息子がゲーム中、突然息子が泣き出しました。夫の様子を見ると、子ども相手に本気でゲームをしていたらしく…。『いやぁ、勝っちゃうんだよね~♪』と自慢げに語っていて、正直うんざりしました」(30代女性)かつては見過ごせた子どもっぽさも、結婚して一緒に生活すると耐え難いものとなることもあります。「結婚して変わるかも」という期待より、結婚前にその不安要素をしっかりと話し合って、問題を解消しておくべきです。(愛カツ編集部)
2024年05月18日いつでも親にべったり……いつ母子分離は終わるの?みんなの母子分離不安エピソード!「母子分離不安」とは、子どもが保護者などの愛着対象から離れることに対して不安に感じることです。発達段階でこのようなことは誰にでも起こることですが、新学期や環境の変化のある今の季節、子どもの母子分離不安や不安感が長期間続くことによって現れる身体的症状(腹痛・頭痛など)、精神的症状(引きこもり・無気力になるなど)、さらに通園・通学拒否などにも悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は発達ナビのみんなのアンケート内で募集した「小学校高学年『親離れ』『子離れ』の悩み」についての結果や、発達ナビ連載ライター陣の書いた、お子さんの母子分離不安に関するエピソードなどをまとめました。「小学校高学年『親離れ』『子離れ』の悩み」アンケート結果は……小学校高学年になると思春期や第二次性徴が始まり、心も体もグッと大人になる時期となります。発達障害や特性のあるお子さんの保護者の中には、周りの子どもと比べて親離れが遅いのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。今回発達ナビでは「小学校高学年の『親離れ』『子離れ』の悩み」についてのアンケートを実施し、小学生高学年の子どもの「親離れ」「子離れ」に悩んでいる方は80%という結果になりました。Upload By 発達ナビ編集部参考:みんなのアンケートここからはご回答いただいた読者のみなさんの声をいくつか紹介させていただきます。今まで先回りして排除してきた事を置き石でも置くかのようにトラブルに発展するのを知りながらあまりてを出さないで、見守り、対処を伝え、成長を促すとても大変な上に反抗期。鬱陶しい事この上なかった息子。毎日毎日頭と胃が昇天するかと(略)(梛丹さん)前は一緒に準備をしていましたが、声かけのみにしています。すぐに準備をしていないこともあり忘れ物していますが、忘れたらどうなるのかの経験もしてほしいため、声掛けのみにしています。こちらが購入しておくべきものも、事前に伝えてほしいことを話しています。(略)(まみしこさん)娘は小6。自我もあるし、反抗期でもあります。なのに、自分で決められない。ママどう思う?と聞いておいて自分の方向性と違うと癇癪私の言ったとおりにして失敗すると癇癪声かけにも癇癪を起こすから日々がまわっていきません…。(略)(にゃこさん)サポートと自立のバランスや反抗期とのつきあい方に悩む方が多くいらっしゃいました。ほかにも参考になるコメントがたくさんありますので、ぜひアンケート結果を確認してみてください。母子分離で癇癪、パニック、トラブル続出!小6でも親にべったり?発達ナビ連載ライター陣の母子分離不安エピソードまとめ1歳半健診で言葉の遅れを指摘され、2歳から何度か受けた発達検査では「言葉が遅いだけ」と診断された星あかりさんのお子さんのスバルくん。星さんもその言葉のままに様子を見守る日々でしたが、プレ幼稚園に通い出し「これは言葉が遅いだけではないぞ……?」と気づきはじめて……!?知的発達症(知的障害)を伴うASD(自閉スぺクトラム症)と診断されているみんさんの次男のPくん。何をするにもどこへ行くにも、みんさんと離れられず、みんさんは自由になれない苦しさを感じる日々でした。そのような中、療育での母子登園中に「離れる為の訓練」を積み重ねて来たお話です。知的発達症(知的障害)を伴うASD(自閉スぺクトラム症)と診断されている、ぼさ子さんのお子さんのほぺろうくん。場所見知り、人見知りが激しく、母子分離がなかなかできませんでした。そんなぽぺろうくんがどのように保育園に慣れていったのか……トラブル続出の年少時代のエピソードは必見です。ASD(自閉スぺクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のリュウ太くんは保育園から小学校6年生までお母さまのかなしろにゃんこ。さんにべったり!だったそうです。恥ずかしくなるぐらいに甘えるリュウ太くんに困ったかなしろにゃんこ。さん。でも甘えるのには「理由」があるようで……。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年04月30日小さな子どもにとって、母親の存在はとても大きなものですよね。もしわが子があなたに“不安”を打ち明けたら、どう対処しますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。彼女の異変が『母子分離不安』に当てはまると知ったいもみさんは、長女と一緒に学校へ行く“母子登校”にチャレンジします。そして迎えた9月のある日、長女が校門の前で「ここから1人で行ってみる」と発言したことを機に、長女は“1人で学校に行ける距離”を少しずつ伸ばしていきます。その後、弟と一緒に登校するようになったことがキッカケで、長女は1人で玄関から登校できるようになり……?3年生になり……ここでクイズです!この後いもみさんは、登校前に不安を訴える長女から“あるお願い”をされます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして長女は、学校から帰ってきたらいもみさんに“あること”をしてほしいようで……?長女のお願いとは?正解は「ご褒美のハグ」さまざまな壁にぶつかりながらも、少しずつ成長していく長女を見守るいもみさん。そして長女は、いもみさんに笑顔で『学校楽しい!』と言えるようになるのでした……!こんなときどうする?1人での登校に不安を訴える長女から『ご褒美のハグして』とお願いされたら、いくらでも抱きしめてあげたくなりますよね……!その後のお話でいもみさんは、学校生活を楽しむ長女に寄り添い、優しく見守る選択をします。あなたが同じ立場だったら、わが子にどう声をかけますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月17日子どもの成長は人それぞれ違うとわかっていても、不安になることがありますよね。“繊細さん”な子どもの小さな成長を、あなたは優しく見守れますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。彼女の異変が『母子分離不安』に当てはまると知ったいもみさんは、長女と一緒に学校へ行く“母子登校”にチャレンジします。そして迎えた9月のある日、いもみさんが長女と学校へ向かっていると、校門の前で「ここから1人で行ってみる」と言われ……?少しずつ1人で……その後、少しずつ1人で学校に行く距離を伸ばしていった長女。しかし連休明けは、不安で泣いてしまうこともあるようで……?ここでクイズです!この後長女は、いもみさんへ“あること”を呟きます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントは、とても可愛らしい“願望”を呟いたようで……?長女の言葉とは……?正解は「お母さんが小さくなればいいのに」自分のペースで少しずつ“1人で学校に行ける距離”を伸ばす長女を見て、成長を実感するいもみさん。その後も長女はさまざまな壁にぶつかりますが、いもみさんの優しい言葉に励まされ、問題を乗り越えていくのでした……!こんなときどうする?不安で泣いて登校できないわが子からこんな“可愛らしい願望”を聞いたら、抱きしめてあげたくなりますよね……!その後のお話でいもみさんは、さまざまな壁にぶつかる長女を優しくサポートし、見守る選択をします。あなたが同じ立場だったら、わが子にどう接しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月14日24歳で結婚したものの、子どもを持たないまま45歳に。子どもは好きでしたが、子どもを持つことに踏み切れないまま年を重ねても、30代までは大きな不安はありませんでした。しかし40代になり、老後が見えてきて、ふと「お墓や家はどうする?」と考えるように。気になるのは2軒の持ち家と、少し離れた場所にある父親と兄が眠る自分の家族のお墓のこと。老後に向けて、持ち家とお墓のことで悩む私の体験談を紹介します。★関連記事:「仏壇はなくせないよ!」実家の処分にあたり、仏壇問題が浮上して… #墓じまいできるかな? 1明確なビジョンがないまま結婚した結果当時交際していた人との結婚を、私の母親が半ば強引に決めてしまったのが23歳のときでした。「どうしてもお婿さんがほしい」と母親が暴走してしまったのです。本人たちも知らないまま、母親が暗躍して両家の顔合わせがおこなわれてしまい、結婚が決まりました。あまりのことに私も夫も呆然としていたのが今でも忘れられません。本気で拒否すれば、結婚しないという選択肢もあったでしょう。しかし私たちは、そのまま素直に結婚しました。本人同士が特に結婚に対するビジョンがないままに結婚したのは、あまり良いことではなかったと今は感じます。そして夫婦の間で、子どもを持つかどうかという話し合いすらなく10年が過ぎたのです。幼いころから「将来は介護してもらうから」という理由で、私は実家から出られませんでした。介護をするために生まれてきたのだろうかと考えるほど、繰り返し言われ続けていたのです。母親への反発も大きく、私は「自分が子どもを持つこと」に消極的でした。「それでも子どもが欲しい」と思えるようになったのは30代半ばを過ぎてから。その考えを夫に話したところ、「子どもは苦手だからいらない」と言われてしまったのです。結婚の段階で明確な話し合いもなかったので、ある意味では仕方のないことだと思いました。ただ、問題は持ち家と、家族の眠る「お墓」。夫には婿養子に入ってもらったため、私の父や兄のお墓です。45歳になり真剣に老後を考え始め…20代、30代のうちは、あまり家やお墓について深刻には考えていませんでした。時々ふと「将来どうするんだろう」とは感じていましたが、あまり向き合わないようにしていたのです。夫は問題を先延ばしにしてしまうところがあり、話し合おうとしても「うーん」で済ませたいタイプ。子どもの件でも、何度か話し合おうとして「うーん」と言われ続けていたのです。「子どもが欲しくない」という結論を引き出せたのすら、30代終わりのことでした。家やお墓について話をしようとしても、やはり「まだ良いんじゃない?」と言われてしまいます。しかし、もう45歳。若いうちは時々しか感じなかった不安が、最近は強く襲ってくるようになりました。きちんと対処を考えなくてはならないと思うようになったのです。家の中には、家具や持ち物も数え切れないほどあります。私たち夫婦に何かあったとしたら、誰かが片付けなければならないでしょう。「誰か」と言っても、思い当たるのは2つ年下の妹だけ。あまり年が離れていないため、遺品整理ともなると、妹にも難しい可能性があります。考えなければならないことは山積みです。迷惑をかけないためにはどうするべき?お墓について調べたところ「永代供養」という方法が使えそうでした。永代供養は、遺骨や供養を寺院にすべて任せるというもの。身寄りがいない方や、跡継ぎがいない家で取る方法のようです。跡継ぎがいないため、わが家では永代供養を依頼するのがベストになるでしょう。老後の資金のほかに、永代供養の費用を用意しなくてはなりません。家は、現在住んでいる家と、誰も住んでいない空き家を所有しています。空き家は売りに出しているのですが、場所が悪くて買い手が付きそうにありません。不動産会社に相談しているものの、まだまだ時間がかかりそうで頭を悩ませています。現在住んでいる家についてはどうするべきか、まだ決めかねているところです。40代・50代のうちは、まだ住み続けていても大丈夫だろうとは思っています。子どもがいなくても介護はサービスを利用する方法があります。しかし、そのためには資金が必要です。家の売却だけで足りるかは不明であるため、貯蓄に励む必要があります。家もお墓も、何も考えずにいると、妹やその家族に迷惑をかけることになってしまいます。今すぐに結論を出さなくても良いとはいえ、きちんとしておかなくてはなりません。まとめ子どもがいたとしても、母親のように「介護要員」として考えるつもりはありませんでした。ただ仮に子どもがいたなら持ち家をどうするか、お墓をどうするかという不安は感じなくてよかったかなと思います。夫婦での話し合いは1度切り出したものの、話が進まなかったため、保留になっています。とはいえ、漠然と話し合っても仕方ないという考えに思い至りました。同じような状況の人たちがどうしているのかも気になるところ。永代供養については調べ済みであるため、今は家の売却について少しずつ調べています。ひとりで決めるものでもないため、まだまだ時間はかかるでしょう。簡単に解決する悩みではないと感じますが、少しずつ対策を取っていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/レン(45歳)音楽と犬を愛するライター。ビーグルの女の子と一緒に、のどかな田舎暮らしを満喫中。今年から肩凝りの悪化と寝汗に悩まされている。
2023年05月24日母子分離不安(分離不安症)とは?子どもが母親などの愛着対象から離れることに対して不安を感じることを「母子分離不安」と言います。発達段階でこのようなことは誰にでも起こることですが、不安感が長期間続いたり、身体的症状(腹痛・頭痛など)、精神的症状(引きこもり・無気力になるなど)、さらに通園・通学拒否などが見られる場合、「分離不安症」と診断される場合もあります。このコラムでは、・母子分離不安の相談場所、対応方法・母子分離不安のあらわれる年齢・母子分離不安の原因は「愛情不足」?・母子分離不安のときによくあらわれる症状・母子分離不安と発達障害の関連性など、母子分離不安にまつわるギモンから、子どもに母子分離不安がある保護者のお悩みや困りごとなど専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【発達ナビQ&A】母子分離不安の悩み、相談場所や対応方法は?発達ナビのQ&Aコーナーでは、子育てに関する疑問や知りたいことを質問するとほかの発達ナビ会員の方々が実体験などをもとに答えてくれます。母子分離不安に関する質問とその回答をご紹介します。■新たに児童精神科の医師を受診しましたが、話もろくに聞かない先生でした。最近、母子分離不安の症状で登校を嫌がるようになってきており(中略)息子の現状をしっかり見てくれて相談できる場所が欲しいのですが、現在の福祉施設の担当医も、こちらが希望すれば母子分離不安についても診ていただけるのでしょうか?出典:こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。分離不安は、学校での事なら学校の先生と相談なさったほうが良いかと思います。学校に行く事で、親と離れる。家から出なきゃいけないなど不安感が強くなっているからですよね。普通級在籍ならば、特に。個別に対応するというのは学校側としても難しい事もあると思うので、対応を話し合ったほうが良いです。(略)出典:母子分離不安に関するギモンと体験談をもとにした回答をご紹介いたしました。・相談先1. 保健センター市区町村ごとに設置された、地域の健康づくりの場です。保健師が常駐しており、子どもの発達に関する相談に乗ってもらえます。医療機関や療育施設の紹介をしてくれる場合もあります。2. 子育て支援センター子育て家庭の支援に特化している機関です。自治体運営や医療機関に委託運営されており、保健師または看護師が相談に乗ってくれます。中には、療育指導を実施している子育て支援センターもあるので、お近くのセンターに問い合わせてみましょう。3. 児童相談所都道府県ごとに設置されている、児童福祉を専門とした機関です。医師、児童心理士、児童福祉士がおり、相談に乗ってもらえます。4.病院上記の相談機関では、病院を紹介してもらえることもあります。その場合は、紹介された病院へ行くことをおすすめします。相談機関を介さずに病院へ行く場合は、かかりつけの小児科、または児童精神科を受診してみましょう。5.療育施設、発達支援センター子どもに対しては療育施設や発達支援センターで相談することも可能です。6.学校お子さんが小学生の場合は、学校のスクールカウンセラーに相談するのも良いでしょう。・未就学児のお子さんの対応方法園の先生と連携し、別れの場面をできるだけ短くします。離れて泣いてしまうときに、気をそらせるお気に入りのおもちゃなどを準備しておくと、不安を和らげることができます。いつまで離れるのかの見通しを伝えておくのも良いでしょう。・就学児のお子さんの対応方法お子さんの気持ちを聞きましょう。親御さんと離れるのが不安な気持ちを言語化できた場合には、〇〇と感じるんだね、と気持ちを受け止めましょう。しかし、その気持ちに振り回される必要はありません。不安な気持ちを少しずつ減らすためにはどうしたら良いか、お子さんと一緒に話をしてみましょう。教室まで一緒に行く→学校の正門まで親御さんと一緒に行く→通学路の半分まで一緒に行く、と少しずつ段階を踏みながら不安はあっても、母子分離できたという経験に繋げていくのが大切です。Upload By 発達障害のキホン【小児科医に聞く】母子分離不安とは?小学生でも起こる?親の愛情不足?発達障害との関連性などここまで発達ナビのQ&Aコーナーに寄せられたギモンを中心にご紹介しました。ここからは、小児科医の藤井明子先生に見通し不安になる原因や、家庭や学校での対応のコツについてお答えいただきます。(質問)小学2年生になる息子ですが、母子分離不安で一緒に登校をしています。周りの同級生を見てもみんな一人で登校をしています。母子分離不安はどのくらいまでに見られる症状なのでしょうか。(回答)母子分離不安は集団生活に入る乳幼児期から学童期にかけて発症することが多いです。分離不安の症状が改善するスピードはお子さんによって違います。一緒に登校して、少しずつ親子でいる時間を短くし、段階を追っていきます。学校の先生や、スクールカウンセラーとの連携を十分にとることをお勧めします。お子さんの不安を和らげるために、親御さんからお子さんへのケアしていくのが一般的です。親御さん自身も、いつまで症状が続くのか、心配になることもあると思います。そのため、親御さん自身がカウンセリングを受けることもあります。Upload By 発達障害のキホン(質問)母子分離不安は親の愛情不足が原因と聞きました。本当なのでしょうか?(回答)お子さんの不安の感じ方は、お子さんそれぞれによって違います。分離不安症状があるお子さんへは、不安をケアしていく必要があります。しかし、それは、「愛情不足」というわけではありません。親御さんの過干渉や甘やかし、親御さん自身の不安になりやすい性格が、お子さんとの関係に影響を及ぼすことはあります。親御さん自身が育ってきた環境などが影響していることもあるため、親御さん自身がカウンセリングを受けることをすすめることもあります。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳の子どもがいますが、母親の私が側を離れるとすぐに号泣してしまいます。母子分離不安を疑った方がよいでしょうか?(回答)3歳のお子さんでは、母親から離れて泣くからといって、母子分離不安と判断しなくても良いでしょう。これまで、母親と離れる機会も少なかったのもあるかもしれません。きょうだいが生まれた、転居して転園した、両親が離婚した、などの環境の変化をきっかけに症状が出ることもあります。母子分離の場面で、なかなか泣き止まない、母にしがみついて離れられない、家庭で一人でいることができないといった症状が代表的です。それらの症状が4週間以上続くと、「分離不安症」と診断されます。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに母子分離不安があります。母子分離不安がある場合、発達障害もあるのでしょうか。(回答)発達障害のある子どもは、対人コミュニケーションを取るのが苦手で、見通しが持ちにくかったりする状況で臨機応変に対応するのが難しく、不安になりやすい特性があります。母子分離不安があるから発達障害があるとは限らないのですが、コミュニケーションがとりにくい、感覚過敏がある、多動衝動性があるなど、発達障害のような症状も認められる場合には、専門機関に相談しましょう。Upload By 発達障害のキホン母子分離不安についての関連コラムはこちらコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月22日「子どもは苦手」と言っていた自分の母に、不安を感じていたママ。しかしいざ生まれてみると、母はすっかり“おばあちゃん”に! 孫にメロメロになったエピソードを紹介しています。 「孫が生まれると、親が急におじいちゃんおばあちゃんになる」と、誰かから聞いたことを不意に思い出しました。私の母は、小さい子どもが苦手。そのため、自分の子どもをかわいがってくれるかどうか不安でした。そんな私の母が驚くほど変わったエピソードを紹介します。 子どもは苦手? 孫が生まれる前の私の母ときに厳しく、ときに優しく私を育ててくれた母。妊娠を報告するととても喜んでくれましたが、私の中でひとつ不安がありました。 それは、私が小学生のころ、近所で騒ぐ子どもたちを見て「子どもは苦手だなぁ……」とつぶやいた母のひと言。ぼんやりとした記憶でしたが、「母は子どもが苦手」。そんなイメージがずっとありました。 生まれた瞬間に、おばあちゃん子どもが苦手、と言いつつ私のことをかわいがってくれた母。しかし、自分が妊娠してからは「おなかの赤ちゃんもかわいがってくれるかな……」という不安がありました。 そしていよいよ出産! 真夜中だったこともあり、私の母は翌朝一番に病院に駆けつけてくれました。待ちきれないと言わんばかりにコートも脱がずに孫の顔を覗き込み、笑う顔はすっかり「おばあちゃん」。 退院までの1週間はかかさず病院を訪れ、ニコニコしながら孫の顔を眺めたり、寝ている孫を抱き上げたり、話しかけたりしていました。 自分の子や孫はかわいくて当然!生後4カ月を過ぎ、だんだん育児に慣れたころ、「子どもは苦手だなぁ」とつぶやいたことを母に聞いてみました。すると、当たり前のように「苦手だけど、自分の子や孫はかわいいに決まってるじゃない」と言われました。 実家が離れているため、毎日顔を見せに行くことはできませんが、写真を送るたびに「うちの孫が一番かわいい!」と豪語する母。昔の厳しかった姿はなく、すっかり孫にメロメロのおばあちゃんです。 孫が生まれたことで、すっかりおばあちゃんになった私の母。「子どもは苦手だから……」と、妊娠中から不安に思っていましたが、孫パワーのすごさを感じることができました。毎日、孫の様子を電話やメールで聞いてくる母に、私も幸せな気持ちになりました。 作画/きょこ著者:古月そら0歳の女児の母。出産を機にプログラマーを退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月30日■前回のあらすじ出生前診断を受けたところ、「ダウン症の確率が10分の1」という結果が…。動揺する私は夫と相談し、羊水検査を受けることに。結果が出るまで数日あり、不安で検索しながら泣いては吐いてを繰り返すのでした。■羊水検査の結果は…羊水検査の結果が出るまで陽性だったらどうするか考えないようにしてました。幸いにも陰性だったため私はその先を考える必要はなくなったのですが、どうすることが正解なのか…。綺麗事だけでは育児は出来ないと思っていますが、どんな状態でも命は命です。正解はないのでしょうね。難しい問題です。 ■あれ? 少し楽になってきた!?17週頃、唐突に氷が食べられるようになってから段々と楽になっていきました。水分が取れるようになったからか、翌日からヨダレがすごくて「ぺっぺっ」としていましたね…。寝るときはタオルを肩にかけて垂れ流しにしていました(汚くてすみません…)。吐き気がして飲み込めなかったんです。ヨダレづわりって…、「つわりどんだけ種類あるの…!」って思っていました。ヨダレつわりは1週間くらいで落ち着きました。次回に続く「子どもはあたりまえには産まれない」(全27話)は12時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年10月15日■前回のあらすじママ友に誘われて行ったバーベキュー。ママ友の旦那さんはテキパキと働き、子どもたちともよく遊んでくれる、神旦那だった。自分の夫には期待しない、そう決めて平穏な日々を送っていたのに、恵美は少し寂しい気持ちになって…。 >>1話目を見る 麻美さん夫婦とバーベキューをした日の写真を見て、息子と公園へ行った夫。私の不安は的中し、弘樹はケガをしてしまったのです。幸い大事には至らず、ホッとしていたのですが…。次回に続く(全6話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ お花
2022年09月21日こんにちは、エェコです。それは娘が幼稚園最後の年、年長さんの最後の発表会を明日に控えた夕方に起こりました…。■発表会前日にハプニング発生!帰りのバスに乗る前、トイレに行ったら破けてしまったとのこと。先生に言いだしづらくて、隠して帰ってきた…と。見たところ、私の裁縫技術では修復不可能…。普段なら「修繕に出そう」と言えたのですが…そう明日は最後の発表会なのです。今すぐ修繕に出しても、日数がかかるので明日使うことは難しい…。え…、どうしよう…とオロオロしていました。■不安な娘を前に、私がすべきことは…ただでさえ不安なのに、私が不安な顔してますます不安にさせてどうするんだ~!とにかく安心させてやらなきゃダメでしょ~!こうして、当日なんとかなりましたが…動じない心とポーカーフェイスは必要だ…!今回は小さなトラブルでしたが、これが災害とかだったら…。子どもが一番頼りにしているのは親ですから、とりあえず安心させてあげること…!たとえ自身が動揺していても、それを顔や態度に出してはいけない。これからも心がけていこうと思いました。
2022年08月21日ガソリンや小麦粉など、身近なものの物価上昇が続く今日この頃。子育て世帯なら住宅ローンや子どもの教育資金、自分たちの老後など、これからまだまだお金が必要に…。将来への備えが足りるか不安なママも多いのでは?先が見通しにくいこのご時世、家計をスマートに管理してお金を貯めたいのはみんな同じ。でも節約ばかりでは家の中もギスギスしてしまいますよね。理想は、自分たちらしい心地よい日々を送りながら未来へも備えられる暮らしです。そこで今回は、多忙なママたちもすぐ実践できる、貯蓄力アップにつながる「お金の習慣」をご紹介! お金の専門家・ファイナンシャルプランナー風呂内亜矢(ふろうちあや)さんのコメントもご紹介します。今すぐ見直したい! 2つの「お金の習慣」子育てや家事、仕事に追われるママが、お金をしっかり管理していくのは本当に大変なこと。「うまくまわしている」つもりでも、気づかぬ浪費グセがあったり、家計管理に手間をかけすぎていたり…。視点を変えることで、そうしたムダを省ければ、貯蓄力アップにつながるでしょう。そこでママたちにおすすめしたい「お金の習慣」は、次の2つ。どちらも、とてもシンプルですぐに実践できます。1:「現金払い」の頻度を減らしてみる2: ネットショッピングの支払い方法を見直す【その1】「現金払い」の頻度を減らしてみる今はお金を払う方法もいろいろありますが、「キャッシュレス決済と現金利用に関する調査」(※1)によると、最もよく利用する決済手段の1位は「クレジットカード」(42.9%)、2位が「現金」(27.1%)でした。また、6割以上の人が現金とキャッシュレスを併用しているという結果に。※1:ビザ・ワールドワイドが2021年12月17~20日に全国20~60代男女800人を対象に実施したインターネット調査近年、キャッシュレス決済ができる場面が増えていますが、場所によっては現金で払ったほうが早いと感じることも。でも、現金払いは知らないうちに手間が発生している可能性もあるのです。お釣りのやり取りが発生したり、そもそもお財布に現金を準備するためにATMで引き出していたり…。利用履歴を振り返るにも、現金の場合はレシートの保管や記帳が必要となります。そこでおすすめしたいのが、現金払いのキャッシュレス決済への切り替えです。現金での支払いは、あとから「何に使ったんだっけ?」ということもしばしば。どうしても使途不明金が多くなりがちですが、支払いと同時に銀行口座からすぐに引き落とされ、即口座に反映されるデビットカードなら、いつでも利用履歴を確認できるので “支払いの見える化” が可能です。また、口座の残高以上は使えないので使いすぎの心配もありません。Visaデビットなら、スーパーやドラッグストア、レストラン、ファーストフード店やカフェ、コンビニ、本屋さんなど、ネットショッピングを含め日々の買い物に使えます。店頭やレジにVisaのタッチ決済対応マークがあれば、タッチ決済(非接触決済)することができ、支払いもスピーディ! 利用履歴もスマホからいつでも確認できるので、隠れていたムダも見えやすくなり、スマートな家計管理ができるようになります。とはいえ子育て中のママは、学校や習いごとにまつわる支払いなど、どうしても現金が必要な場面も多いもの。だからこそ、“現金は用途が決まっている項目だけ”と決めて引き出す、強い“意識”が必要です。「ママたちは“現金が必要な場面”に直面することが多いため、習慣的に現金を利用し、キャッシュレス決済ができるシーンでも現金を使ってしまう可能性がありそうです。現金以外で払えるシーンはキャッシュレスに切り替えることで、現金を温存した上でATMに通う回数を減らせます。ATMの利用手数料は上昇傾向なので、使う頻度を減らしていけると、家計としても有利です」(ファイナンシャルプランナー 風呂内さん)現金払いしていたものを、現金と同じように使えるデビットカードに切り替えていくことで、ATMで現金を引き出す回数も減り、ATMに並ぶ時間と利用手数料の削減にもつながりますね。【その2】ネットショッピングの支払い方法を変えてみる子育て世代に便利なネットショッピング。食材、子どもの服、生活雑貨まで、何でもそろいますね。うまく利用すれば、買い物の交通費や時間が節約できる一方で、気軽さゆえについ使いすぎてしまうことも。ネットショッピングはクレジットカード払いが一般的ですが、「使いすぎてしまわないか不安」という人は、支払い方法をデビットカード払いに切り替えてみるのも一案です。実は「デビットカードをよく使う人は貯蓄力が高い」というデータもあります。「キャッシュレス決済と現金利用に関する調査」(2021年12月 ビザ・ワールドワイド調査)では、最もよく使う決済手段が現金であるユーザーの 28.6%が「月々の貯蓄をしていない」と回答したのに対し、デビットカードを最もよく使うユーザーでは17.6%にとどまりました。デビットカードなら、わが家の貯蓄額をいつでもこまめに確認することができます。“家計を見える化”しやすいデビットカードの特長が、貯蓄習慣確立の助けになっているのかもしれません。貯蓄力アップのカギは「家計の見える化」モノの値段が上がれば、お金の価値は下がる一方。家計がどんぶり勘定だと、子どもの成長につれて、家計はどんどん苦しくなってしまう可能性も。子どもが小さいうちから「お金を貯める習慣」をつけておくことが大事です。そのための第一歩が“家計の見える化”。「着実な貯蓄を行うには、一定の貯蓄割合を決めて、機械的・自動的に継続していくことが重要です。“できるだけお金を使わずに残った分を貯蓄しよう”という試みは、続けるのが難しいことが多いです。利用するとすぐに引き落とされ情報が反映されるデビットカードなら、我が家の貯蓄額をいつでもこまめに確認ができ、利用履歴も自動的に残ります」(ファイナンシャルプランナー 風呂内さん)現金だとこまめに家計簿をつける必要がありますが、利用するとすぐに引き落とされ、口座にも即反映されるデビットカードなら「家計も見える化」しやすいため、かんたん&スマートな家計管理が叶います。現金払いしていたものをデビットカードへ切り替えていけば、ATMへ並ぶ時間や手数料の節約に。お金の出入りをシンプルにすることで、ムリなくお金を貯めやすくなります。子どもたちの「金融教育」に向けてデビットカードの使い方を知ろう限られた収入の中でお金を貯めていくには、わが家に必要なものをムダなく選びとり、お金の出入りもシンプルに管理していくことが必要になってきます。デビットカードならお金の出入りをリアルタイムで見える化できるので、使いすぎを防げて貯蓄力もアップ。お金を何に使ったかも自動的に記録されるので、家計簿をつける暇がない忙しいママにもぴったりです。ちなみにデビットカードは、“デジタルネイティブ”と言われる高校生の利用者からの満足度が高い(※3)という調査結果も。15歳から持てるので(※2)、子どもたちにとってはお金の流れや使い方を学ぶよい機会になっています。※3:ビザ・ワールドワイドが2021年12月17~20日に全国20~60代男女800人を対象に実施したインターネット調査(デビット利用者・高校生の回答より)将来、わが子にデビットカードで金融教育をするときに備えて、今のうちにママが便利さやメリットを体感しておくのもよいかもしれませんね。決済方法の多様化やネットショッピングで生活は便利になる一方、お金の出入りや使い方がますます複雑になる時代。デビットカード利用を習慣化して、お金の出入りをいかにシンプルにできるかが、家計管理や貯蓄の成否の分かれ目になりそうです。 \ラクラク 家計の見える化!/Visaデビットカードをチェック! Visaデビットでシンプル家計管理!貯蓄習慣を身につけようVisaデビットは、銀行口座から即時で支払われるカードです。口座残高以上の金額は使えず、限度額も設定可能。スマホアプリで預金残高と支払履歴がいつでも見られるので、お金の動きをシンプルに管理できます。▼ポイントも付くので現金よりお得スマートな家計管理をして貯蓄習慣を身につけたい子育てママにぴったりです。※利用特典は発行会社によって異なります。詳しい条件等については、発行会社にご確認ください▼Visaのマークがあるお店なら現金感覚で使える!紛失や盗難、不正利用のモニタリングは24時間365日対応。万が一のときでも、不正利用分については責任を負いません。また、銀行口座を持っている15歳以上の方なら、申込可能! ※発行会社によって異なります。詳しい適用条件等については、発行会社にご確認ください \口座からそのままお買い物/Visaデビットカードをチェック! ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢(ふろうち・あや)1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、全国銀行協会 金融経済教育活動懇談会委員、日本FP協会評議員。「コツコツ続けてしっかり増やす! つみたて NISA の教科書」(ナツメ社)など約20冊の書籍を執筆・監修し、お金に関する情報を発信。また、キャッシュレス決済についてはNHK「クローズアップ現代+」や日本テレビ「スッキリ」などでも解説。ATMの利用は3年間に2回程度のキャッシュレス実践派。 [PR] ビザ・ワールドワイドファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さんコメント 出典元リリースはこちら
2022年06月15日男性だって、付き合っている彼女に対して、どこか不安のようなものを感じることもあるものです。その不安が拭えなかったり、どんどん大きくなっていくと、別れを考えてしまう可能性も出てくるかもしれません。そこで今回は、男性が彼女に対して「不安になる」瞬間をご紹介します。■ スキンシップを避けられるいくら相手が彼氏でも、ちょっとスキンシップとかをされたくない気分のときだってあるでしょう。ただ、触れようとして彼女に避けられたりしたら、男性はかなりのショックを受けるはず。「もう俺には触られたくもないんだ」と、交際の終わりを感じる可能性もあるかも。無言で避けようとしたり、激しく嫌がったりはしないで、「ごめん、今日はちょっとそういう気分じゃないんだ」とちゃんと伝えてあげるようにすると、男性の受け取る印象は大きく変わることでしょう。■ スマホばかり触っているふたりでいるときに彼女がスマホを触ってばかりいたら、「俺と一緒にいてもつまらないのかな」と男性は思うもの。必然的に会話だって減るでしょうから、ふたりでいる意味もよくわからなくなってしまうかもしれません。ふたりで家でまったりと過ごしたりしているときならまだしも、デート中や旅行先でもスマホに夢中になっていたら、テンションだって下がるだけ。ふたりの時間を楽しもうとする意思が感じられないと、自分との時間を拒絶されているようにも男性は感じてしまいますよ。■ ほかの人といるときは楽しそう自分と一緒にいるときよりも、ほかの人といるときの方が彼女が楽しそうにしていたら、男性はなんだか寂しい気持ちになるはず。しかも、その相手が男性だった場合は、寂しさだけではなく大きな不安も感じることでしょう。もしかしたら、気を遣って必要以上に楽しそうに振る舞っていたりするのかもしれませんが、なかなか男性はそうは受け取ってくれないもの。彼女の本心が見えなくなったり、不信感を抱くようになったりして、信頼関係が崩れていったりもしかねません。彼氏の前でほかの男性と異常に楽しそうにするのは、余計な誤解や不安を生んでしまうだけかも。■ ほかの男性とふたりで会っているやはり男性も、彼女がほかの男性と2人きりで会っていたら、どこかモヤモヤしてしまうもの。仕事上の付き合いだったり、友達と会っているだけだと頭ではわかっていても、どうしても不安を感じずにはいられないでしょう。また、隠しているつもりはなかたとしても、自分の知らないところで他の男性と2人きりで会っていたことがわかった場合、浮気の疑惑を持たれてしまう可能性も大。仕事での付き合いや打ち合わせであったりするのなら、それは素直にちゃんと伝えるようにすれば、男性もわかってくれるはずですよ。■ 彼を安心させてあげて付き合いが長くなってくると、慣れが生じてくるので、彼氏につい素っ気ない態度を取ってしまったりすることもあるかもしれません。でも、そんなことが多くなると、じつは彼氏は不安に感じたりもしているものですよ。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月22日まだまだ収束が見えない、新型コロナウイルスの流行。自粛疲れの中、今後の生活はどうなるのか、子どもたちの教育はどうなるのか、世界はどうなるのかなど、不安ばかりの毎日でしょう。そういった漠然とした不安に、落ち込むこともあると思います。不安に押しつぶされないためには、どうすればいいのでしょうか。■コロナ禍で漠然とした不安を感じるのはどうして?コロナ禍の中、自分のことはもちろん、子どものこと、夫のこと、家族のこと、仕事のことなど、すべての未来が見えず、多くの人が不安にさいなまれています。不安を感じても、これまでなら自分や周囲の努力、環境を変えるなどで好転することもあったでしょう。解決できないとしても、ある程度の将来の見通しはたったのではないでしょうか。しかし、今のコロナ禍は、未知で強大で先の見えないもの。世界中が総力を上げて対処したにもかかわらず、流行から1年以上たった今でも、明確な未来が見えてきません。自分一人の力ではどうしようもなく、解決のためにすべきこともわからない状態が続き、これまでの常識がすべて崩れてきているために大きな不安を感じているのです。心理学者・加藤諦三先生の 「不安のしずめ方ー人生に疲れきる前に読む心理学」 (PHP研究所)によると、人は不安を感じた時、「現状」か「理想の状況」にしがみつく傾向にあるそうです。しかし、「現状」はどんどん過去になり変化していきますし、「理想の状況」にしがみついてもその状態になるかどうかはわかりません。今の状況に当てはめてみると、「現状」はコロナ禍をこれまでと同じように我慢し続けること、「理想の状況」は劇的にコロナの流行が収まり元の生活に戻れることでしょう。人は心理的にいずれかにしがみついてしまいたくなると言われていますが、どちらも不確かで解決にはつながらず、漠然とした不安を抱えたままです。■漠然とした不安との付き合い方解決の糸口が見えない漠然とした不安と付き合っていくにはどうすればいいのでしょうか? 先でご紹介した心理学者の加藤先生は、「現状や理想にしがみつかず次に望むこと、つまり『次善の策』は何かを考えて、それも合わせて目指しておくことで、漠然とした不安を緩和することができます」とご著書で述べられています。例えば、コロナ禍で育児に不安を感じ、自分が理想とする母親になれるかどうか不安に感じることもあるでしょう。その母親像にしがみ続ける限り、不安が消えることはありません。そういう時、これだけは子どもに対してやらないようにしよう、自分が思いつく最低の母親にだけはならないようにしようと、第2、第3の母親像を用意しておくだけで心はずっと軽くなります。また、休校やオンライン授業で子どもの学力に不安を感じているようなら、第1志望校にこだわって受験させるだけではなく、子どもに合っていると思う第2志望、第3志望を必ず考えておくこと。仕事であれば、こういった会社に就職したい、こういう仕事がしたい、こういう働き方がしたいという理想があるのは当然です。しかし、今は数カ月後の未来すら見えない状況なので、理想を追い求めつつ2番目の希望も同時進行で目指すこと。そうすることで、不安が薄れていくでしょう。今は、世界規模でどんなことが起こってもおかしくない状況。平時なら次善の策を考える必要がないことでも、目標や理想としていたことが自分の努力ではどうにもならない状況なので、臨機応変さが大事です。今後は副業を持つのは当たり前の時代となるでしょう。昼と夜、平日と土日というように、2つ以上の仕事を掛け持ちする人は増えていくと思います。そう考えると、理想とする仕事は土日で、次善の仕事は平日で…という働き方もできるわけですから、理想を1つに絞る必要はないわけです。■毎日の手抜き生活から不安が生まれるまた、加藤先生は「不安は毎日の手抜きの生活の垢(あか)から生まれる」ともおっしゃっています。やるべきことに手をつけないまま日々を送ることで不安が生まれるという意味だと思います。裏を返せば毎日、目の前のことを一生懸命やっていたら不安を感じている時間がないということでしょう。確かに、頭で考えている間は不安がいっぱいだったけれど、何も考えずに行動してみたら単なる取り越し苦労だった、自然と不安が消えたということは少なくありません。そういう場合は、現状や事実に不安を感じているのではなく、不安に対して行動できない自分自身に不安を感じているのです。しかし、あなたが不安に思っていることでも、別の人は不安に感じないこともありますし、逆にチャンスだととらえている場合もあるでしょう。では今、何をすれば不安が消えるのでしょうか?それは何でもいいので、自分ができることに集中することです。不安の原因に直接働きかけるものではなくても構いません。とりあえず、何かに一生懸命取り組むことで余計なことを考える暇がなくなり、頭から不安を追い出すことができます。精神的につらいと感じることは無理をしてやらなくてもいいと思いますが、「やらず嫌い」なら挑戦してみてもいいでしょう。実際にやってみたら得意になった、好きになったということもあるでしょうし、挑戦したことで意味が見いだせることもあります。今の時代は、たった一つの理想を追いかけるのはリスクが大きく、それがかなわなかった場合は不安が倍増するだけです。目標や理想を変えたり諦めたりする必要はありませんが、必ず次善の策を用意し、まずは目の前にあること、自分に与えられたことを手を抜かず一つ一つやっていくことが大事です。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年04月05日こんにちは!姉妹を育児中の雨と申します!産後クライシス…私は長女のとき産前産後ともに夫のことが大嫌いになってしまいました。私は妊娠中から辛いのに、なんで夫は分かってくれないの?出産後、私は変わったのに、なんで夫は変わらないの?長女を妊娠中だったあの時から、現在に至るまでのことを綴ります。■子どもをもつことに不安な私と、早く子どもが欲しい夫夫婦の意見が食い違い、子どもをもつ決心がつくまでたくさん話し合いを重ねました。「俺も育児する、2人で頑張ろう」という夫の言葉を信じていたのに…。現実は違いました。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 私の産後クライシス この連載の全話を見る >> 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年02月20日子育てする中で行っているしつけ。さまざまな場面で、「こういう時はこうするものだよ」とか「こういうことはいけないよ」と子どもたちに伝えてはいるものの、これで十分かと問われると、私は自信がもてない状態でした。そんな時にわが家が出合ったある一冊の絵本。子どもたちが小学校入学までに身につけておきたいこと、知っておいてほしいことについてのヒントがつまった内容だったので紹介します。子どもへのしつけ、これで足りているのかな?子どもたちに伝えてきた世の中のルールや生きる上での約束。でもこれで足りているのかな?と思うことも。考えてみれば、しつけの教科書があるわけでもなく、自分が親にしてもらったことを頼りに、夫婦の考えを日々の生活で伝えていました。現在、息子は年中さん。年長さんの先輩ママたちはもうランドセルは買ったおうちも多く、小学校入学に向かって一直線という雰囲気。来年の今頃はこんな感じなのかなと思いつつ、小学校入学までに何がどの程度できたらよいのかなと考えるようになっていました。わが家が取り入れたのはその名も『おやくそくえほん』そんなある日、ある絵本のレビューを目にし、興味がわいたのでさっそく購入してみました。小学校入学までに身につけたい「おやくそく」が子どもにもわかりやすくまとめられていて、まさにわが家にピッタリ!まずは私がひとりで一気に読んでみました。「おやくそくえほん: はじめての「よのなかルールブック」(日本図書センター) 監修/高濱正伸、イラスト/林ユミ内容がわかりやすく、絵のタッチもかわいい!何より「これって大事だけど今までちゃんと伝えられてこなかったな」とか、「私もできてない…!?」とハッとさせられる内容もありました。挨拶、早寝早起きといった生活の基本のことから、「イヤと感じたことはきちんと相手に伝える」「自分を好きでいる」といった生き方の基本となる大事なことが、なぜ?も含めてわかりやすく載っています。次は?次は?と食いついてくる!4歳年中の長男と2歳半の娘に読んでみると、ふむふむと分かったように頷きながら、「次は?次は?」ととても食いついてきました。息子には知っている「おやくそく」もあるし、初めて聞く「おやくそく」もあったようです。ふたりにわかりやすいように、実際に自分たちに起きた具体的な話を一緒に思い出して話をしながら読んでいきました。それからは、毎日の絵本の読み聞かせの前に、「おやくそくえほん」を数ページ読むのがわが家の定番に。2周目、3周目になってからは、「これってどうするんだっけ?」とクイズのような形式で読み進めています。子どもたちがその答えをただ覚えて言うのではなく、「おやくそく」について考えながら身についていってほしいなと思いながら。子どもたちの変化は?「この本を知ってから、ふたりともお約束を守るとってもよい子になりました!」ということは、もちろんありません(笑)。ただひとつ変わったことは、「世の中には大事なおやくそくがある」ということを理解してくれたと感じています。守れなかったときも、「あ!こういうおやくそくあったんだ」と自分で気づいて思い出してくれるようになっただけでも成長したなと思います。「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」私は、子どもはトイレを汚すものだと割り切っていて、本人にきれいにさせるという意識がありませんでした。でも、この「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」を親子で共有してからは、トイレが汚れていたら私が掃除するのではなく、息子に「これじゃ次に使う人は気持ちよくないね」と声をかけ、自分で掃除をさせるようにしました。息子自身もイヤイヤ掃除をするのではなく、「そうだったそうだった!」と「おやくそく」を思い出して、自分から掃除をしてくれています。たとえ家族であっても、自分以外の人ことも考えて生活をする大切さを学んでくれたように思います。親の変化は?私自身の変化としては、この絵本を読んだことで、やってほしいことや知ってほしいことなどの伝え方が上手になったように思います。たとえば、靴をそろえるという行為。今までは、「脱いだ靴はそろえて!」と言っていましたが、この本を読んでからは、「こうやって靴が置いあって気持ちいいかな?」「次に履くときにどうなっていたらいいと思う?」と、まずは本人が考えて行動するように声かけしています。それは、この本に「なぜそのおやくそくが大事なのか」が書かれていたからです。それを親子の間で共有できているので、「なんて書いてあったっけ?」と思い出させることで行動につなげられるのです。「〇〇しなさい!」と怒って言わなくていいということで、私の心にちょっと心に余裕ができたように思います。「じぶんをすきでいるというおやくそく」私自身に響いたのが「じぶんをすきでいるというおやくそく」。常々、子どもたちに「自分を好きでいてほしいな」と願ってはいたものの、何だかうまく伝えられる気がしなくて、それを口にしたり子どもたちと共有したことはありませんでした。この絵本をきっかけに、自分を好きでいることとの大切さ、パパとママもあなたたちをとても大好きで大事にしていることを伝えることができました。それを聞いて、子どもたちもニコニコしていて、改めて言葉で伝えることが大事だなと感じました。親子で理由を共有するのが大事子どもたちを育てる中で親として、物事の善悪は一生懸命に伝えてきたけど、ほかにどんなことを伝えたらよいのだろうかと思っていました。この絵本の内容を親子で共有できたことで、「なぜそのことをしなくてはいけないか」「どうしてこれはよくないのか」という「なぜ?」を一緒に考えられたのがよかったです。これから子どもたちが少しずつ自立していくときに大切なことばかりだと感じています。引き続き、繰り返し一緒に読んでいき、毎日の生活に生かしていきたいと思います。<文・写真:ライターさつき>
2020年10月13日ニュースを見るたび、不安が募る日々…新型コロナウイルスの影響で、なかなか気軽に外出できない日々ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。私が住む沖縄も日に日に状況が悪くなり、毎日ニュースで感染者の数を見るたびに不安が増してしまいます。Upload By SAKURAしかし、子どもたちの手前…なかなか不安を表に出すことはできません。大人だって不安だし、怖い。しかし、怖い怖いと泣き叫ぶわけにもいきません。Upload By SAKURA子どもには、冷静な対応を!私が過剰に怖がれば、子どもたちも不安にさせてしまいます。特に広汎性発達障害の娘(9歳)は、神経質で感じやすいところがあるため、私自身、落ち着く!冷静に対応する!…を心がけていました。最初の頃は、神経質に考えることはなく、いつも通り気にせず生活していた娘でしたが、沖縄での感染者が増える日々…そのニュースをテレビで見る機会も増えていきました。娘はだんだんと心配になってきたようで、不安を口にするようになりました。Upload By SAKURAその度に私は、手洗いうがいの大切さや、免疫力を上げるために規則正しい生活・睡眠・食事が大事ということを話すようにしていました。正しい知識を知ってもらい、少しでも子どもたちの不安が和らぐように、気にかけながら話をするようにしました。とはいえ、大人だって怖い!…とは言いつつも、本当は心配で仕方ない私。「今日は何人だろう…」「どこの地区の人だろう…」と考えるたび、マイナスな想像ばかりしてしまいます。不安をなかなか口にできない分、私の中には、もやもやした思いが溜まっていきます。ニュースを見た後は、ついつい考えすぎてしまって、子どもたちの前にもかかわらず黙り込んでしまうこともあります。Upload By SAKURAそんなふうに不安が溜まってくると、私は無意識に、“ある行動”をとっています。それは…不安な時、無意識にやってしまうのは…Upload By SAKURAパンやお菓子づくり。なぜか、私は不安に感じた時、無意識にキッチンへ向かい、パンやお菓子づくりを始めます。しかし、実は私、料理が苦手。普段のご飯づくりにもストレスを感じるタイプです。パンづくりも、お菓子づくりも、子どものためにはやりますが、そこまで好きではありません。Upload By SAKURAご飯の支度ほどではありませんが、パンもお菓子も、子どもたちに頼まれればつくりますが、できればつくりたくないと感じる方。普段、自分からつくることはほとんどありません。複雑な工程を淡々と続けることで、感じなくなる不安。しかし、その“したくないこと”を、不安になると急激にやりたくなるのです。その時は、やりたい・やりたくないの気持ちより先に体が動く…という感じ。材料をまぜたり…こねたり…工程のめんどくさいことを淡々と続けます。Upload By SAKURAいつもと同じように楽しいとは感じませんが、不思議と、作業している間は不安を感じることはありません。できあがったものを、子どもたちのところへ持っていき、「やった~!」「おいしい~!」「もっと作って~!」という子どもたちの笑顔を見る頃には、不安は消えています。ニュースは情報として知っておく必要がありますし、警戒もしなければなりません。しかし、過度に考え込んだり、不安を感じていては、精神的にも良くないし、免疫も落ちるかもしれない。不安は、考えないように、感じないように頑張ってみても、ついつい出てきてしまうもの…。私は、面倒な工程をこなすことで不安を追い出し、無意識に自己防衛しているのかもしれません。Upload By SAKURA私の場合…ですが、自分を平常心にすることができ、なおかつ子どもたちも喜ぶ、パンやお菓子づくり。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。
2020年08月26日もうすぐ卒園を迎える年長の子どもたち。小学校入学を楽しみにしていますか?子どもが不安そうにしている場合、もしかしたら親からのプレッシャーが原因かもしれません。今回は、元保育士の私がこの時期の年長さんを見ていて感じたこと、親が気をつけたいことについてお伝えします。「そんなんじゃ小学生になれないよ」と脅していませんか?この時期、多くの親が子どもにかけてしまいがちなのは、「そんなんじゃ小学生になれないよ」という言葉。子どもが落ちつきがない時、時間を守らない時、片づけをしない時など…ついつい出てしまう言葉ですよね。小学生になると子どもだけで行動することが増えるので、いろいろなことをきちんと身につけてほしいのが親心。そのため、子どもを叱ったり、注意をする場面が多くなってしまうのですが、その言葉でプレッシャーを与えてしまっては逆効果です。「〇〇だと△△になっちゃうよ」という脅しの言葉を言うのではなく、具体的に「こうするといいよ」とアドバイスすることを心がけましょう。そして、できた時には「すごい!これなら小学校に行っても安心だね」とほめることが大切です。「もうすぐ小学生」ということは子ども自身がよくわかっているので、具体的なアドバイスを丁寧に伝えていけば身につきやすく、自信に繋がります。学習系の習い事や家庭学習をつめこんでいませんか?小学校の授業は45分間。「うちの子、そんなに長く座っていられない」と心配になり、学習系の習い事を始めたり、家庭学習を始めることも多いのではないでしょうか?子どもがやる気があって取り組んでいるのならいいのですが、親が焦って、無理にやらせてしまっている場合もあるようです。家で45分間座っていられなくても大丈夫。その理由は幼稚園や保育園でも、卒園に向けて話を聞く態度を意識した活動を取り入れているからです。また、小学校では初めのうちは子どもの集中力が続くよう配慮して授業を進めてくれます。園での活動に問題なく取り組めているのであれば、順調に小学校での授業に慣れていけるはずです。息子の小学校では、入学後、小学校での生活ルールに慣れるまで、自己紹介や学校探検、歌やゲームなど楽しいことが盛りだくさんでした。幼稚園と同じように遊びの要素を取り入れつつ、ルールを学んでいったので、スムーズに学校生活やタイムスケジュールになじんでいきました。入学後、放課後の家庭学習の時間の目安は「学年×10分」と指導があり、家庭ではそれだけの時間集中できれば充分なようです。大切なのは、これまでの成長を認めて伝えることこの時期に親が目を向けてほしいのは、心配なことよりも、これまでの成長です。親と離れて過ごすこと、着替えや挨拶、友達とのやりとり、運動面や工作、歌や合奏など、入園前にできていなかったことも園生活でたくさんの成長があったと思います。そのことを思い出して、子どもに伝えてあげてほしいと思います。そうすると、小学校でもいろいろなことに挑戦してみようと、前向きな気持ちになれるはずです。また小学校に入ると、遊びの時間=やりたいことをする時間は減ってしまうので、今の時期にめいっぱい遊んでほしいと思います。遊んでばかりいると落ち着きがない子になってしまうと思われがちですが、子どもはずっと同じことをやり続けることはなく、満足するから次に進めます。小学校に入ると遊ぶ友達が変わり、幼児期に夢中になっていたごっこ遊びなどをできなくなってしまうこともあります。また、夢中になれるやりたい遊びの中だからこそ、学習として学ぶ以上に、数や言葉の概念を身につけることができます。ままごとで食べ物を分けたり、ゲームで点数を数えて競い合ったり、好きな絵本を読むことも、友達とケンカをして相手の気持ちを考えることも立派な学び。遊びを通して、経験や学びの幅を広げていくことも、小学校の授業についていけるようになるために大切なことだと思います。子どもが「いっぱい遊んだ!」と感じられるくらいに、その時にしかできない遊びをさせてあげられるといいですね。親子ともに笑顔で入学式を迎えよう私の息子は、もうすぐ小学1年生を修了します。息子を見ていて、小学校で初めて体験することも、ちょっぴり苦手なことも、前向きな気持ちさえあれば、子ども自身がなんとか乗り越えていくことを実感しています。子どもが前向きな気持ちになるには、親が心配しすぎず笑顔でいることがなにより大切。子どもの成長をたくさん見つけて、たくさんほめて、残りの期間を楽しんでください。そして親子そろって笑顔で入学式を迎えてほしいと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年03月15日妊娠が分かったとき、まず何を感じるでしょうか? 我が子を授かった喜びはもちろんですが、「無事に産んで育てられるだろうか」という不安を感じる人も多いかもしれません。妊娠中の不安感の原因と、不安とうまく付き合うための方法を紹介します。妊娠中は不安になりやすいもの?「妊娠前は気持ちが安定していることが多かったのに、妊娠してから不安を感じることが増えた」という人は多いものです。一体なぜ、妊娠すると不安を感じやすくなるのでしょうか。ホルモンバランスの影響妊娠すると、ホルモンバランスが大きく変化します。この急激な変化が、ストレスに対する脳の抵抗力を低下させることで、何げないことでも不安を感じやすくなるのです。また、ホルモンバランスの影響を受けるのは、精神面だけではありません。つわりや腰が重く感じるなどのいわゆる『妊娠初期症状』とされる体調面の変化は、ホルモンバランスの変化によって引き起こされます。妊娠中は心身共にダメージを受けやすい時期なので、「不安を感じるのは当たり前」と思って気持ちを大きく構えましょう。※参考 厚生労働省e-ヘルスネット「妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療」 日常・体調の変化によるもの妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって体調不良が起きやすくなります。妊娠初期のつわりを乗り越えても、赤ちゃんが大きくなる妊娠後期にさしかかると、胸やけや動悸・息切れなどの症状が現れ始めます。こうした体調の変化も、不安感を引き起こす原因の1つです。また、「お腹の中に赤ちゃんがいる」と意識しながら生活するため、日常生活における動作や行動にも気を遣うようになります。体が重くなってくると、妊娠前にはできていた動きができなくなったり、時間がかかったりするようになるため、よりストレスや不安を感じやすくなるのです。※参考 厚生労働省妊娠・出産をサポートする女性に優しい職場づくりナビ「妊娠中の身体の変化と対応ポイント」 妊婦はどんな不安を感じるの?妊娠中に感じる不安はさまざまです。体調のことや出産のこと、はたまた仕事について不安に思うこともあるでしょう。不安を解消するためには、まず『自分がどんな不安を感じているのか』を自覚することが大切です。妊娠中の女性が抱えやすい不安について見ていきましょう。出産の痛みに関する不安出産は命がけです。そして、『鼻からスイカを出すほど痛い』といわれるほど、出産の痛みは壮絶とされています。そのため、『産むときの痛みに耐えられるか』と不安に思う妊婦さんがほとんどです。とはいえ、陣痛の痛みは人によって違います。陣痛が長引く場合もあれば、陣痛がきてすぐに子どもが生まれる場合もあり、痛みの感じ方も人それぞれです。先輩妊婦さんの出産体験談はあくまでも1つのケースとして捉え、痛みを想像することで不安を膨らませすぎないように意識しましょう。赤ちゃんの成長について大切な赤ちゃんだからこそ、きちんと成長しているのか不安になるものです。つわりで思うように食事がとれなかったり、医師から「赤ちゃんが少し小さめですね」と言われたりすると、お母さんとしては発育が心配になりますよね。「自分が体調不良だと赤ちゃんの健康まで損ねるのではないか」と思ってしまう人もいるでしょう。しかし、個人差はありますが、だいたい妊娠約4~7カ月になると『妊娠中期(安定期)』となり少しずつ体調が安定し始めます。お腹が膨ふくらみ、赤ちゃんの成長を感じて「きちんと育っている」という安心感が得られる場合が多いので、それまでは焦らずに落ち着いて過ごしましょう。※参考 厚生労働省妊娠・出産をサポートする女性に優しい職場づくりナビ「妊娠中の身体の変化と対応ポイント」 産後に仕事復帰ができるのか仕事にやりがいを感じていたり、経済的に出産後も仕事を続けたいと考えていたりすると、出産で仕事を中断するのは勇気がいりますよね。産前・産後休業や育児休業ができたとしても、すんなりと職場復帰できるかは不透明な場合がほとんどでしょう。職場復帰ができるのか、また復帰後も安心して働けるのかは職場によっても異なります。スムーズな職場復帰を目指すためにも、出産する前に会社と相談して復帰時期のめどを付けておいたり、復帰までのスケジュール管理を行ったりするなど、あらかじめ準備をしておくのがおすすめです。マタニティー期間を安らかにする解消法さまざまな不安を感じやすくなるマタニティー期間ですが、せっかくなら心穏やかに過ごしたいですよね。不安を減らし、リラックスして過ごすのに有効な方法をまとめました。抱え込まずに夫や専門家に相談を妊娠中に感じる不安は、ため込まずに人に話しましょう。特に夫は、出産後は共に育児をしていくパートナーです。小さなことでも相談して、妊娠中の不安や孤独をなるべく解消していきましょう。なかなか夫に相談することができないなどの場合は、都道府県・市町村の「女性健康支援センター」「母子保健相談窓口(保健所・保健センター)」などでも妊婦のためのサポート体制を敷いています。最近ではスマートフォンのアプリなどで助産師などに相談できるサービスもあります。また、体調面での不安については、専門家からアドバイスをもらうのが得策です。疑問点や不安などは遠慮せず医師などの専門家に伝えて、具体的な指示を仰ぎましょう。結果的に大した問題がなくても、専門家から「それは大丈夫ですよ」と言ってもらうだけで、不安の解消につながります。※参考 厚生労働省「妊娠期からの妊娠・出産・子育て等に係る相談体制等の整備について」 軽めの運動もおすすめ何となく気分がふさいでいるように感じたら、軽めの運動をしてみるのもおすすめです。散歩やマタニティーヨガ、水泳などのアクアエクササイズで体を動かすと、気持ちが明るくなるのはもちろん、腰痛・便秘・肩こりなどの不調が緩和される場合もあります。ただし、必ず医師によるメディカルチェックとアドバイスを受け、運動強度の高いエクササイズ(エアロビクスダンスやアクアエクササイズ・ヨガなど)の場合は専門の指導者の下で安全に行うようにしましょう。※参考 厚生労働省e-ヘルスネット「マタニティーエクササイズ」 赤ちゃんとの出会いを楽しみに妊娠中は体調や日常生活の変化によって不安を感じやすくなっています。不安をため込むと心にも体にも負担がかかるので、小さなことでも夫や医師などに相談して、なるべく心を穏やかに保ちましょう。気分を明るくするためには、軽く体を動かしたりするのもおすすめです。無理のない不安との付き合い方を見つけて、赤ちゃんとの出会いを楽しみにマタニティー期間を過ごしましょう。
2019年12月25日夫がリストラされた、子どもが受験に失敗した、せっかく建てた家に欠陥がみつかった…。自分ではどうしようもない逆境やピンチに出くわすと、不安で不安でしようがなくなりますよね。「これから、どうすればいいの…」不安で心配で、途方に暮れることもあるでしょう。そんな時、どうすればいいのでしょうか?■家族のピンチが不安でしようがない…理由は3つ夫のリストラや子どもの受験失敗など、長い人生、いろいろな逆境やピンチに出くわすこともあるでしょう。そういった時、不安に押しつぶされそうになる一番の理由は、「自分ではどうにもできない」という不安。自分が原因ではない、自分の力が及ばない、自分ではコントロールできない逆境だから、一層不安になるのではないでしょうか。また、あなた自身の性格も影響しているのかもしれません。不安を大きく感じるのは、ある意味、慎重で計画的。用心深く、常に最悪を想定するような性格だからでしょう。そういった性格は、良いことより悪いことにフォーカスしやすく、少しでも悪い方に向いてしまうとすごく不安になる傾向があります。また、自分は微力で何もできないと思い込んでいる場合もあります。例えば、専業主婦の場合、夫がリストラにあうことは収入が途絶えることになりますから、とても不安ですよね。そういう人は完璧主義で、ちょっとしたミスも見逃せないタイプ。今の生活が脅かされることが苦手で、不安にかられてしまうのです。でも、自分が代わりに働いてしのぐという考えにはなかなかたどりつかない。それはきっと、「一家の大黒柱として働く自分」を想像したことがなく、そのような意識で仕事に向かった経験がないから、自分を過小評価しているのでしょう。■不安に負けないための4つのステップ自分ではどうにもできない逆境に直面し、不安で不安でどうしようもないという人は、以下の4つのステップをやってみましょう。ステップ1.不安になっていることを認識する人間は、不安を感じ過ぎると、そのストレスが怒りの感情に転換することが多いようです。子どもや物に八つ当たりしたり、失意の夫に怒りをぶつけても、何の解決にもなりません。まずは「自分は今、不安に思っている」ことを認めるのが最初のステップです。もし、理由のはっきりしないモヤモヤした怒りがこみ上げてきたら、「これは不安が原因じゃないのかな?」と自分自身に問いかけてみましょう。すると、自覚はなかったけれど、実はすごく不安に感じていることに気づけるでしょう。ステップ2.何がいやなのか、何が怖いのかを自分に問いかけ、書き出してみるもし、あなたが不安に感じていることが現実になった場合、何がいやなのかを想像してみましょう。例えば、夫がリストラされて今と同じ生活ができなくなるのがいやなのか、落ち込む夫を見るのがいやなのか、家族が離ればなれになって路頭に迷うのがいやなのか…。あなたが最悪と考える状況になった時、その中でもどういったことが起こるといやなのか「不安を細分化」してみましょう。ステップ3.最悪の状況を防いだり、改善できることはないか考える自分は一番何がいやで不安に感じているのか。それがわかれば、防ぐ方法や改善する方法を探ることができますね。例えば、夫がリストラされた場合は、失業保険がもらえないのか、その手続きはどうしたらいいのか、自分が働く方法はないか、親に援助をお願いできないか、行政に相談できるところはないか。そう考えると、最悪な状況になる前に、自分でもできる手立てはいろいろあるはずでしょう。ステップ4.自分でもできることに集中するステップ3でみつけた自分でもできることを、ただひたすら集中してやりましょう。一番不安な時って、何もせず、何もできずに、不安だ不安だと言うしかない時ですよね。でも、何かしらの対応をしていると、不安は軽減されていくでしょう。そうやって手立てを探し行動することで、予想できる一番最悪なことは避けられるようになるのではないでしょうか。■それでも不安になってしまうあなたへ、3つの対処法それでも、自分の力ではどうしようもなくて、不安からなかなか逃れられない時は、次の3つを試してみてください。・鼻歌を歌う・掃除をする・料理をする最近、「マインドフルネス」という言葉をよく耳にしませんか? 余計なことは何も考えず、ただ目の前にある今のことだけに集中して作業することで、心をリセットする方法です。頭の中をからっぽにすることで、一時的ですがストレス軽減効果があり、アメリカの大手企業や政府機関、学校などで取り入れられ始めています。無心になれるという意味で、写経や座禅なども効果的ですが、子育て中のママには「鼻歌を歌う」「掃除をする」「料理をする」が生活に取り入れやすいのではないでしょうか。少しでも不安を自覚したら、やってみるといいでしょう。あくまでも一時しのぎではありますが、少し心は軽くなるので、最悪な状況から浮上するきっかけになるかもしれません。不安を感じた時にやるべき4つのステップを繰り返していれば、よく言われる「心配事の9割は起こらない」説が実感としてわかってくるのではないでしょうか。その経験を積むことで、不安になってもその感情にさいなまれたり、悪い方向へ考えすぎてしまう癖は自然と改善されていくでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年10月04日保育園、幼稚園、学校に通う子ども、そしてその親にとって、先生はとても重要な存在です。私は以前、息子が通う保育園の先生の子どもへの対応に不安を感じたことがあります。そのときの不安解消のきっかけは、「お母さん同士の会話」と「先生との懇談会」でした。先生のキツイ言い方が気になり、不安に0歳児クラスから入園した息子は、今年が保育園3年目。各クラスに3、4人の担任がつき、進級ごとに大半の担任が入れ替わります。今まで担任になってくださった先生方は基本的にとてもいい先生でした。しかし、0歳児の入園時には甘やかされていた子どもも、成長とともにルールに従うことが必要になります。ルールを学ばせるための方針・方法は先生によって違うため、時に「それでいいのかな?」と不安に思うことも。私が特に気になったのが、ある先生の子どもへの注意の仕方でした。例えば、息子の園では、部屋の出入口を子どもが開閉することは禁止されていますが、送迎で私と一緒のときに息子が開けてしまったことがあります。それを見た先生が、「こら!開けたの誰?誰かな?ねえ、ドア開けていいんだっけ?ダメって言ったよね?ドアはお母さんが開けるんだよね。今開けたの誰?」と立て続けに言われたのです。息子が涙目になるのも気に留めずに責め立ててるような言い方が心に引っ掛かりました。その後、息子やほかの子どもを注意している場面に何度か遭遇するうちに、保育園児に対する態度としては厳しすぎるのではないか、これでは子どもが萎縮するに違いない、子どもの人格形成に支障をきたしたらどうしよう、と徐々に不安が大きくなっていきました。息子本人に日中の様子を聞こうとしても、3歳前ということもあり、まだ会話がおぼつかず、ましてや自分の気持ちを言葉で表現することまだできない時期。そんな状況で「○○先生ってコワイ?」と聞くことはネガティブな気持ちを植えつけてしまうと考え、詳しい話を聞くことはできませんでした。同級生のお母さんとの会話不安が増大した私は、先生に直接抗議するか、園長先生や事務の先生に相談しようと思い、そのために事前に情報収集をしようと考えました。そこで、同級生のお母さん数名にメールすることにしました。メールの内容はとても悩みましたが、実際に見たことと、私は威圧的に感じたということを、感情的な文章にならないように注意して書きました。正直なところ、私はみんなから「同じような状況を見たよ。あの先生キツすぎるよね」という返事を期待していました。そういう意見が集まれば「やっぱり問題のある先生なんだ!子どものためにみんなで抗議しよう!」と即座に続けて行動するつもりでした。あるお母さんから「うちの子も、いっぱい怒るからキライって言ってる」との返信を受けたことで、抗議行動への気持ちはヒートアップしていきました。しかし、あるお母さんの返信が私を冷静にしてくれました。「言い方はキツイけど、言ってる内容は間違ってない」自分ひとりで考えていても思い至らない意見にハッとさせられました。さらに他のお母さん、保育士さん、知人と話すなかで、その先生について・子どもの良いところもよく見てくれている・以前から厳しいが、毎年子ども達には人気があるなど、私が気づかなかったことや、・男の子はとにかく優しい先生が好きだけど、女の子は厳格な先生を好きな傾向がある・叱るところはきっちり叱らないとクラス全体が無法化するなどの一般論もとても勉強になりました。結果として、爆発寸前だった不安は大きく減少しました。先生との懇談会で知る、思いや人柄不安は減少したものの、キツイ言い方が先生個人の感情に起因するのではないかという不安が残っていた頃、先生と親が参加する懇談会がありました。懇談会では、その先生から・この時期に子ども達が学ぶべきこと・指導するうえでの考え方・実際の指導方法などが説明されました。話の内容だけでなく、その話し方も含めて、私にはとても心のこもったものに感じられました。その様子から、今まで目にしてきた場面も一時の感情で怒ったのではなく、教育の一環として叱っていたのだと感じました。冒頭のエピソードで、私は息子が一生懸命ドアを開けてくれて嬉しいと感じていました。しかし、ドアの開閉が禁止されているのは子どもの安全を確保するため。先生は、単に言いつけを守らなかったことを怒っているのではありませんでした。日頃の送迎のわずかな時間だけでは、先生の行動のごく一部を見ているに過ぎず、その背景にある考え方まで正確に理解することは難しいです。懇談会はそれを知る貴重な機会です。また、問題がある場合には直接話し合うこともできます。私は今後も可能な限り参加していこうと思いました。今回学んだこと私が当初抱えていた不安は、お母さん同士の会話と先生からの話によってほぼ解消されました。わが子に関わることは、どうしても主観的になります。だからこそ、より一層客観的、多角的に判断するよう努めるべきだということを再認識しました。今回は不安が杞憂に終わって幸いでしたが、そうではない場合もあると思います。そのときでも、できる限り冷静に周りの人や先生との対話を積み重ねて解決していこうと心に刻みました。<文・写真:ライターnekotaaya>
2019年09月29日これから入園・入学を迎える子どもたちは不安もいっぱいこの春に入園・入学を控えた子どもたちは、新しい世界を楽しみにしています。とはいえ、これまでとは違う環境に行くというのは、小さい子どもなりに緊張や不安も感じているはず。そこで、今こそ親子でゆっくり絵本を楽しむ時間を作ってみませんか。絵本を通して、時間や思いを共有することで、小さな不安が大きな期待に変化してくれるかもしれません。知ることで不安も軽減!親子で予習してみましょう小学校ってどんなところ?幼稚園ってどんなところ?どんなところかわからないから不安なんですよね。じゃあ、どんなところで、どんなことをしているのかを親子で予習してみましょう。「1ねん1くみの1にち」写真/文・川島敏生、アリス館【概要】1年生の教室の1日が時系列で示され、子どもたちが1日どんなふうに過ごしているのかがよくわかる写真絵本です。【おすすめポイント】読み聞かせというよりも、親子で絵本を真ん中にして、「小学校ってどんなところかな?」と一緒にのぞいてみて、幼稚園・保育園との違いを見つけてみましょう。未知の「小学校」というものに少しずつでも触れることで、具体的に「小学校で何するの?」ということがわかり、安心材料になるかもしれません。……「ようちえんのいちにち」作/おかしゅうぞう、絵/ふじた ひおこ、佼成出版社【概要】幼稚園で1日どんなことをするのか、歌、工作、外遊び、誕生日会、お弁当の時間。やさしい先生のまなざしに見守られ、楽しそうな子どもたちが描かれています。【おすすめポイント】幼稚園でどんなに楽しいことがあるのかが見てとれるので、心配事も少なくなるのではないでしょうか。また、生まれたばかりの弟の退院を心待ちにするお姉ちゃんの姿も見られます。弟・妹が生まれたばかりの新米お兄ちゃん・お姉ちゃんに読んであげてもいいかもしれません。シリーズで、「ほいくえんのいちにち」「いちねんせいのいちにち」もあります。実はドキドキしているのは子どもたちだけじゃない!?小学校や幼稚園がどんなところで、どんなことをしているのかはわかった!でもまだドキドキしているのならこの本を。ドキドキしているのは子どもたちだけじゃないみたいですよ。「がっこうだって どきどきしてる」文/アダム・レックス、絵/クリスチャン・ロビンソン、訳/なかがわ ちひろ、WAVE出版【概要】新しく建てられた学校。自分がどんな役割なのかどきどきしていると、学校というものらしい。でも、学校って何?いろんな子どもたちがいて、学校では毎日いろんなことが起こります。子どもたちが、勉強して、遊んで、笑って、泣いて、怒って…。学校で起こるちいさな事件を見ながら、学校っていいなと「学校」は思い始めるのです。【おすすめポイント】ドキドキしているのは私だけじゃないってことがわかったら、少しは緊張も和らぐかもしれませんね。牛乳を鼻から出してしまう子に思わず笑ってしまった「学校」のように、読みながら思わず笑って、学校って楽しいところかもという気にさせられます。「しゅくだい」っていうのがあるんだよ「しゅくだい」って何?聞いたことあるけれど…。どんなことをするのかな?子どもと親の心を優しくほぐしてくれる「しゅくだい」とは?「しゅくだい」文・絵/いもとようこ、原案/宗正美子、岩崎書店【概要】やぎのめえこ先生が、生徒のみんなにいいました。「みなさん、きょうのしゅくだいは“だっこ”です」。もぐらのもぐくんは、お母さんに宿題のことを話そうとするのですが、忙しいお母さんになかなか言い出せません。夕飯の後、「だっこ」の宿題のことを話すと、お母さんお父さんおばあちゃんも、やさしくぎゅーっとだっこしてくれました。【おすすめポイント】「学校(幼稚園)に行ったらね、宿題っていうのがあるんだよ。毎日ぎゅーってしないとダメなの。毎日ちゃんと宿題しようね」と、入園・入学までもぜひ「宿題の練習」として、ぎゅーっとしてあげてください。入園・入学、親も子も不安から楽しみに!新しいことが始まる前には、大人だってドキドキしたり不安になったりするものです。経験の少ない子どもたちならなおさら。そしてまたそんなわが子を見て、親の方はさらにドキドキ!親子で一緒の絵本を読むことで、いろいろな気持ちを共有できたらいいですね。ママ・パパが同じ気持ちでいる、いつだって見守っていてくれている、そう思えたら、“楽しみ”という気持ちがより大きくなる気がします。<文・写真:フリーランス記者鳥山由紀>
2019年03月11日自分以外の誰かに子どもを預けなければならなくなったとき、なんとなく不安になることはないでしょうか? 「預けても大丈夫かな…」というママの不安。実は子どもにも伝染しています。今回は、ママの不安と子どもの不安、その両方をやわらげるための「預け先と子どもへの働きかけ方」について考えていきましょう。■「子どもを預けるのが不安…」心配性ママの心得3カ条子どもを預けるとき、自分はどんな顔をしていると思いますか? 浮かない顔で不安そうにしていたり、考えごとで眉間にシワが寄っていたりすることはないでしょうか。預け先に着くまでにママのそんな表情を見た子どもは「あれ、今から行くところって怖いところなのかな?」「安心できる人はいないのかな?」と不安に感じてしまうことがあります。不安定な気持ちのまま預け先に残された子どもは、ずっとその不安な気持ちを引きずることになってしまいます。子どもにそんな思いはさせたくないものですよね。そこで「預ける」と決めたときに心得ていてほしい3つのことをご紹介しましょう。1.罪悪感を持たない「子どもを預けてまで出かけるなんて、やっぱりダメだよね…」なんて罪悪感を持っているママは少なくありません。その罪悪感は子どもにも伝染します。ママの気持ちを見抜いた子どもは「自分はこのまま捨てられちゃうのかも」と感じ、大声で泣き始めることもあるでしょう。こうなると余計に罪悪感がつのって離れられなくなったり、反対に「早く行かなくちゃならないのに」とイライラしてしまったり…。しかし、「子育てはママ担当」と誰が決めたのでしょうか? もしかしたら、ママ自身がそう思い込んでいるだけかもしれません。だから、罪悪感が芽生えてしまうのかも…。子育ては、ママだけではなく、いろいろな人の手助けやサポートがあってこそできるものです。子どもを預けることに、罪悪感を持つことはありません。2.覚悟を決めて、預け先を信頼する特に保育士やベビーシッターといった他人に預ける場合は、どうしても心配になってしまうママもいます。そんな不安はなんとなく子どもも感じ取るものですから、預けると決めたなら、徹底的に預け先を信頼しましょう。ママが「大丈夫、信頼しています」というオーラを出していると、子どもの警戒心も徐々に薄れていきます。また、子どもを預ける際に、保育士さんやベビーシッターさんに「信頼しています」といった言葉を伝えるのもいいでしょう。声に出すことで、自分自身の不安を取り除く効果もあります。3.終始、笑顔朝起きて、預け先に到着するまでの間は、常に笑顔でいることを忘れないようにしましょう。朝から「今日は子どもを預ける日だけど大丈夫かな」と不安そうな顔をしていては子どもも不審に思います。反対にママがずっと笑顔なら「ママは何も怖がっていない」と子どもは安心するでしょう。 ■子どもと預け先への働きかけとは?母子それぞれの不安を取り除くために、ママから預け先にできる働きかけには、どのようなものがあるのでしょうか?ここからは比較的近しい存在である義両親やママ友の場合、プロにお願いする保育士やベビーシッターの場合に分けて、それぞれご紹介していきましょう。義両親、ママ友に預ける場合義両親やママ友はいずれも見知った仲なので、子どもにとってもある程度見慣れた人で、過ごす場所も慣れた場所であることが多いですよね。そのうえで、子どもにより安心してもらうためには「おばあちゃんと一緒にお留守番していてね」「〇〇くん(ちゃん)ママとみんなで楽しく遊んでいてね」など、声をかけて共同意識を持たせてあげるといいでしょう。また、保育士・シッターさんよりざっくばらんに言いやすい間柄なので「できればしてほしくないこと」を伝えておくのもいいかもしれません。例えば「ごはんの前にはお菓子を食べさせない」「食事中はテレビを見せない」といったことですね。ただし、伝えつつも強要はせず、基本的には預け先の習慣に従う姿勢でお願いしましょう。そうすることで「伝えたいことは伝えつつ、互いを尊重する」という関係性を保つことができますね。保育士、シッターに預ける場合保育士さんやシッターさんなど、まだ慣れていない預け先の場合は、子どもが警戒心や不安を抱かないようにすることが大切です。例えば「○○さん(先生)、すごく優しい人なの。ママみたいな人だから一緒に待っていてね」など「ママはこの人を味方だと思っている」ということを子どもに伝えておきましょう。そうすることで「この人はママと同じなんだ、安心できるんだ」と子どもの不安感を減らしてあげることができます。また、保育士さんやシッターさん本人への働きかけとして「私はあなたを100%信頼しています」という気持ちを直接伝えておくのもいいと思います。相手はビジネスとして預かってくれるわけですが「ベテランの〇〇さんなら安心してお任せできます」など「預けるからには全幅の信頼を置いています」という空気を漂わせておくのも、ママの不安を取り除くひとつの方法です。一方、その言葉をかけられた保育士さんやシッターさんには、信頼されたことで責任感が生まれ、子どもとよりよい関係を築く努力をしてくれる効果も期待できます。「預けるときは笑顔で」とお伝えしましたが、それは迎えに行ったときも同じです。子どもの顔を目にしたら「待っててくれてありがとう」と思い切り抱きしめてあげてくださいね。預け先によって働きかけの対処法は変わりますが、ママに意識してほしいことは変わりません。預けると決めたなら覚悟を決めて、相手を心から信頼する。そして、笑顔を絶やさず、預けることに罪悪感を抱かないこと。そう意識することがママ、そして子どもも笑顔でいられる秘訣だと思います。
2018年11月09日「子どもは苦手」と言っていた自分の母に、不安を感じていたママ。しかしいざ生まれてみると、母はすっかり“おばあちゃん”に! 孫にメロメロになったエピソードを紹介しています。 「孫が生まれると、親が急におじいちゃんおばあちゃんになる」と、誰かから聞いたことを不意に思い出しました。私の母は、小さい子どもが苦手。そのため、自分の子どもをかわいがってくれるかどうか不安でした。そんな私の母が驚くほど変わったエピソードを紹介します。 子どもは苦手? 孫が生まれる前の私の母ときに厳しく、ときに優しく私を育ててくれた母。妊娠を報告するととても喜んでくれましたが、私の中でひとつ不安がありました。 それは、私が小学生のころ、近所で騒ぐ子どもたちを見て「子どもは苦手だなぁ……」とつぶやいた母のひと言。ぼんやりとした記憶でしたが、「母は子どもが苦手」。そんなイメージがずっとありました。 生まれた瞬間に、おばあちゃん子どもが苦手、と言いつつ私のことをかわいがってくれた母。しかし、自分が妊娠してからは「おなかの赤ちゃんもかわいがってくれるかな……」という不安がありました。 そしていよいよ出産! 真夜中だったこともあり、私の母は翌朝一番に病院に駆けつけてくれました。待ちきれないと言わんばかりにコートも脱がずに孫の顔を覗き込み、笑う顔はすっかり「おばあちゃん」。 退院までの1週間はかかさず病院を訪れ、ニコニコしながら孫の顔を眺めたり、寝ている孫を抱き上げたり、話しかけたりしていました。 自分の子や孫はかわいくて当然!生後4カ月を過ぎ、だんだん育児に慣れたころ、「子どもは苦手だなぁ」とつぶやいたことを母に聞いてみました。すると、当たり前のように「苦手だけど、自分の子や孫はかわいいに決まってるじゃない」と言われました。 実家が離れているため、毎日顔を見せに行くことはできませんが、写真を送るたびに「うちの孫が一番かわいい!」と豪語する母。昔の厳しかった姿はなく、すっかり孫にメロメロのおばあちゃんです。 孫が生まれたことで、すっかりおばあちゃんになった私の母。「子どもは苦手だから……」と、妊娠中から不安に思っていましたが、孫パワーのすごさを感じることができました。毎日、孫の様子を電話やメールで聞いてくる母に、私も幸せな気持ちになりました。 作画/きょこ著者:古月そら0歳の女児の母。出産を機にプログラマーを退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2018年09月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いつか子どもが巣立つことが不安」という、はるっちさん(44歳・パート)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■はるっちさんのお悩み今の生活に不満はなく、幸せなはずなのに、その幸せがいつかなくなるかもしれない…という不安で心が押しつぶされそうです。進学、就職、結婚などで、子どもはいつか巣立っていく。そうなったら、この家からいなくなるんだな。そんなことを考え出すと、さびしくなったり、不安になったりします。主人と2人になることが嫌なわけではありませんが、「子どもがそばにいてくれたらな…」という思いが心を支配してしまい、子離れができない自分が嫌になります。どのように心を切り替えたらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりはるっちさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。心屋塾認定講師の野田和美です。はるっちさんは、とても愛情深い方なのですね。お子さんのことを心から大切に育てていらっしゃるのでしょう。そんなはるっちさんだからこそ、お子さんが巣立つことを考えると、不安で心が押しつぶされそうになるのですね。ところで、はるっちさんは「子どもが巣立つと幸せはなくなってしまう」と考えていらっしゃるようですが、それは本当でしょうか。そう考えるということは「子育てをしていない自分は価値がない」と思っていないでしょうか。そして、「子どもがいてこそ自分の幸せがある」と無意識に思い込んでいないでしょうか。子育てをしていてもいなくても、はるっちさんの“人としての価値”には変わりはありません。そして、将来ご主人と2人きりの生活になってからも、ご主人のために尽くしても尽くさなくても、はるっちさんには価値があり、幸せな人なのです。つまり、はるっちさんは、ただそこにいるだけで、役に立つ立たないにかかわらず、人として価値があって幸せな人なのですよ。幸せを十分に受け取っていい人なのです。さて、そんなはるっちさんにひとつ、やってみてほしいことがあります。どんなときにご自身が「幸せ」を感じるのか、書き出してみてほしいのです。お子さんと一緒に過ごすとき?お子さんの話を聞いているとき?お子さんのために食事を作っているとき?お子さんの笑顔を見ているとき?お子さんの成長を見守っているとき?それとも、家族一緒に過ごしているとき?家族をサポートする自分でいるとき?どんなときに一番幸せと感じるでしょうか? 細かく書き出してみてください。そうすると、はるっちさんにとっての幸せの定義が明確になってきます。つまり「自分が大切にしていること」「心から喜びを感じること」がわかってきます。お子さんはいずれ、巣立っていくでしょう。それは近い未来なのか、まだまだ先なのかはわかりませんよね。そう、先の見えないことだからこそ不安になってしまうのです。見えない未来を心配し続けたら、ほとんどの人にとってそれは悩みになってしまうでしょう。では、こう考えを切り替えてはいかがでしょうか? 「どうなるかわからないこと」を想像して、心配してもしょうがない。そう考えることが、不安にならない一番のコツになります。「どうにかなる」「なるようになる」と力を抜いて、流れに身を任せてください。そして、「今このとき」を喜びや楽しさで満たしてください。はるっちさんの時間とエネルギーを、見えない未来のためにではなく、「今このとき」に使ってみてください。五感をたっぷり使って、十分に感じてみてくださいね。そうして、いろいろな感情を存分に感じ、幸せを存分に味わっていると、ある日突然「子離れしていいかな」と思える日がきっと来ると思います。あるいは「気づいたら子離れしていたわ!」というふうになるかもしれません。お子さんが結婚して独立しても、はるっちさんが母親ということは変わりありません。愛しいお子さんの成長を見守りながらも、今度はご自身を第一に愛おしく思い、ご自身の幸せについて向き合ってみてください。「今このとき」あなたがなにを見て、なにを聞いて、なにを感じているのか。それがはるっちさんを本当の幸せに導いてくれるはずです。はるっちさんが望む、幸せに満ちた未来を引き寄せていくと思います。なぜなら、はるっちさんの幸せはご自身にしかわからないからです。はるっちさんこそが、築くことができるものだからです。はるっちさんご自身の幸せを、心よりお祈りしています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月23日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。初めての同性、初めての異性という風に、子どもを持った時に感じる「初めて」 って必ずあると思います。その中でも、同性の子どもを初めて持った場合に感じる母と娘の違いによって生まれる不安に焦点を当て、どう乗り切ればいいのかをお話したいと思います。親が長子で娘が末子著者は、4人兄弟の長子として下の弟妹をまとめてきました。「自分はお姉ちゃんなんだから」という気持ちが強く、甘えることは許されないように感じていました。下の弟妹たちの世話はもちろん、お手伝いなども率先してやってしまう典型的な長女です。娘は、2人兄妹の末子で、甘え上手です。「お兄ちゃん!これやって」など人に甘えることがとても上手で、「兄妹仲良くやってくれていいな」と最初は思っていました。しかし、娘が大きくなるにつれて違和感を覚えるように なりました。「甘えるのが当たり前のように思っていないか?」と。はっきり言って、甘えが当たり前と思っていたら将来自分で乗り越えられないのではないかという不安です。そしてもう1つ、漠然とした不安感 もありました。そこで、「子どもは自分と違って当たり前」であることを自身が忘れていることに気がついたのです。自分との違いがあって当たり前なのだから、不安になっていることを1つ1つ見つめ直して不安感から脱却しました。将来への不安は〇〇で乗り切る娘の甘えるのが当たり前のような感じは、受け入れることに しました。甘えは、子どもにとって親や兄妹から認められ必要とされることを望んでいることの表れです。マズローの欲求段階説の3つ目「所属と愛情の欲求」・4つ目の「承認の欲求」が関わっています。「生きていく上で、この部分が欠乏していると病気の原因となる」と考えられている部分です。・所属と愛情の欲求集団(家族や会社など)に所属したい・承認の欲求自己に対する高評価や他人から認められたいそれに、子どもは甘え(甘やかしは入りません)て愛情を受け取ることで、自立の道へと進むことができます。だから、甘えは自立をするために必要 なのだとあえて受け入れるようにしました。子どもが必要とする「愛情」を注いで、親子の信頼関係を深めておく ことが大切です。優先的言動とおしつけを抑えて不安を脱却上の子は親から「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから…」という言葉を1度は言われたことがあるかと思います。(著者も経験あります)この言葉は、子どもからしてみればつらい言葉 です。ある意味、我慢を強いられるわけですから当然です。下の弟妹のために飲み込んだ言葉もあるでしょう。このような言葉を使うのをやめました。片方の子をかばう・我慢させるというのではなく、平等さを大切にしました。ケンカをしたようなときも、「お兄ちゃんなんだから」や「妹なんだから」という言葉は使いません。「お兄ちゃんはどうして○○したの?」や「あなた(妹)はどうして○○したの?」と人格ではなく行動したことに対して目を向けて話す ようにしました。最初は言葉の選び方がまずくて失敗もしました。著者宅で起こった兄妹ケンカを例に出しますと、事の発端は、妹が兄のノートにいたずら書きをし、兄が妹にげんこつをしたというところにありました。泣き叫ぶ娘(当時7歳)に涙目になって怒っている息子(当時10歳)。息子をなだめた後、娘に話しかけました。著者:「どうしてお兄ちゃんのノートに落書きしたの?」娘:「だってお兄ちゃんが私のおもちゃ前に壊したんだもん。」著者:「そっか、お兄ちゃんに仕返ししたの。楽しかった?」娘:「叩かれたから痛かった。」著者:「痛かったよね。ということは楽しくなかったんじゃない?」娘:「うん。」著者:「じゃあどうしたらいいかな?」娘:「もういたずら書きはしない。」著者:「自分で決められてえらいね。今度からそうしようね。お兄ちゃんにごめんが言えるかな?」娘:「ごめんねする。」このような対応していく間に、どちらかの子どもを優先するような発言が消えました。それと同じくして、娘への漠然とした不安がなくなったのを感じました。優先的言動とおしつけは、親の考え方や気持ちを子どもにも求める行為に似ています。子どもは子どもという考え方をしていくことが本当に大切です。身をもって感じました。----------以上、いかがでしたでしょうか?同性の子どもを持つと、育てにくく感じたり、漠然とした不安を感じたりすることがあります。でも、それは気のせいでもなんでもなくて、自分の経験とは違う感覚からくるものなのかもしれません。自分と向きあい、自分と子どもを比べない・子ども同士を比べないことで治まってくることがあります。このような気持ちの整理の仕方は今からでも始められます 。子どもへの名前のない不安感を覚えたら、比べていないかを今一度見直してみましょう。【参考書籍】基礎心理学通論編:丸山欣哉●ライター/桜井涼●モデル/REIKO
2018年05月31日「とにかくこわがりで、本当に困っているんです」。こういう悩みを抱えるお母さんがいました。子どもがいつも不安がっていて、とっても臆病なんですって。その子は男の子だったので、よけい心配なのでしょう。でもね、子どもというのは新しい経験をしながら大きくなるのですから、不安がないほうがおかしいと思うのよ。大人だっていままで自分がやったことのない、新しい経験をするときは不安になるでしょう?子どもは、日々新しいことに出合いながら成長していくのですから、不安があって当り前なんです。問題は、異常なほどこわがりだったり、お母さんのそばをかたときも離れないなど、不安が強すぎる場合…。そこには何か原因があるはずなので、それをお母さんがわかってあげないといけませんね。そこで考えてみてほしいのが、お母さん自身の気持ち…。何か不安を抱えていませんか?子どもは、とても敏感でお母さんに不安があると、それをすぐに感じ取るのね。家庭の雰囲気が暗かったり、両親がケンカばかりしていると、とても不安な気持ちになります。また、ウソが多い親というのもいけませんね。都合が悪くなると、ごまかして終わりにしてしまうお母さんも多いと思うのよ。いちいち説明するのは面倒くさい、子どもなんだからすぐに忘れてしまうだろう、と考えるお母さんたちがいるかもしれません。でも、これも子どもの不安感を強くする原因になります。 絶対にごまかしてはいけない、とまでは言いませんがホドホドにしないと子どもは傷つきます。ウソをつかれるというのは、裏切られることと一緒ですからね。もちろん、親だって悪気があるわけじゃないのだし、そんなに神経質になる必要はないと思うのよ。でも少し意識して、ごまかす回数を減らしましょう。また、夫や姑などに問題がある場合、すぐに解決するのは難しいかもしれませんが、子どもに不安を感じさせないよう明るい雰囲気をつくることは、できるはずよ。母さんが子どもの安全基地となってあげることで子どもは救われますからね。子どもにとって心から安心できる場所をもつことは、本当に大切なの。安全基地があるからこそ、不安と上手につきあえるのです。「よりどころ」がある子どもは、信頼感を育めるため、不安に押しつぶされることもありません。母親だけでなく、大人全員が子どもの安全基地になることが大切ですよ。 【仕事徹底占断】あなたの秘めたる才能・天職・助け人・生涯財産
2018年05月25日共働きの育児で不安に思うことはたくさんありますが、中でも「子どもと過ごす時間が少なくなることへの悪影響」を懸念してしまいますよね。寂しさから性格が変わってしまうのではないか、うまく教育できないのではないだろうか、子どもの学力に影響があるのではないか……そんなことを考えれば考えるほど心配な気持ちに。ただ、それらのことは果たして本当なのでしょうか。本当に共働きは子どもにとって悪影響なのか。今回はそんな共働きの育児についてお話しします。 共働きの子どもは「愛情不足」?共働きの場合、子どもと接する時間がどうしても少なくなってしまいます。子どもの性格によっても異なるかもしれませんが、客観的に見ると専業主婦世帯に比べて寂しい思いをさせる時間が多くなるのだと思います。子どもの目線になって考えても、朝早くから夜遅くまで保育園生活、親がいつも忙しそう……というのは、寂しいものかもしれません。子どもに寂しい思いをさせることで、子どもが「愛情不足」を感じてしまう可能性が高いです。愛情不足の状態は、子どもにどのような影響を及ぼすのでしょうか。コミュニケーションが苦手になる肌で触れ合う、目を見て話しかける、一緒に遊んで気持ちを共感する……といった経験が少ないことにより、コミュニケーションの取りかたが分からず、他者と接するのが下手になる。自分に自信が持てない「愛されている」という無償の愛を感じないことにより、自己肯定感が低くなる。そのため自分に自信が持てず、消極的になってしまう。 子どもは愛情不足を訴えているかも子どもが愛情不足のときのサインを見逃さないようにしましょう。ほんの一例をご紹介します。爪噛み、指しゃぶり大人(先生や他の親)に甘えるわざと注目されるようなことをするうそをつくおねしょや夜泣きまた、かまってアピールが強かったり、イタズラばかりするのも、「こっちを向いてほしい」という子どもからの切なメッセージ。対応に一苦労……ということもあるかもしれませんが、そんなときに「ちょっと待って」「なんで困らせるの!」とイライラすると、子どもにもしっかり伝わってしまいます。それが愛情不足を加速させてしまう原因となるので、一回深呼吸して改めて子どもと向き合いましょう。子どもにとって、親と接することのできる大切な時間です。 共働きは子どもの教育に悪い?愛情不足の問題を考えていくと、共働きは子どもの教育に悪いのかと不安になりますよね。しかし、そんなことはないそうなんです。乳幼児期の子どもの反応に対しては、特定の人が抱っこなどの対応をすることで、愛情が育っていくのだとか。特定の人というのは、家庭や保育園など環境はさまざま。共働きだからといって子どもが愛情不足に陥ったり、教育に悪影響をもたらすとはいえないということですね。子どもとの時間は量よりも質海外の研究によると、親子で過ごす時間と、子どもの学力・行動・情緒の安定には、なんの関係もないということがわかったそうです。子どもと長く一緒にいられるほど良いと思いがちですが、大切なのは時間ではなく「子どもと何をして過ごすか」という質の面。たしかに、1日中一緒にいる中で、子どもにはタブレットやテレビを与えて親は好きなことをする……というよりは、短時間でも子どもと一緒に遊んだり、絵本を読んであげるといったほうが、子どもの教育や情緒に良いでしょう。 共働きが子どもに与える良い影響それでは共働きが子どもにどのような影響を与えるのか、「良い面」にフォーカスを当ててみましょう。子どもの自立につながる忙しくしているパパやママを見ていたら、「お手伝いをしよう」「できることはないかな」など自分で考え、行動できるようになるのではないでしょうか。また、子どもにお手伝いを頼むことで「頼られている」という自信にも。そういった自立心や生活力は、いずれ子どもが大きくなったときに役に立つでしょう。働くママ・パパへのリスペクト働きながら家のことをこなす両親をかっこいいと思いますし、「今日ママ、仕事でこんなことがあったんだー」という話を聞くことで、「仕事とはなにか」ということを学べます。「私もママ・パパみたいになりたい」と憧れてくれるかもしれません。経済的なサポートができる共働きのため、経済的に余裕ができることも。家族旅行に行ったり、子どもに塾や習い事をさせたり、志望しているところへ行くための経済的なサポートができたりと、「お金」の面で困ることが少ないのも、子どもにとって良い面ですね。 共働きの育児はとても大変ですよね。急いでいるのに子どもが言うことを聞いてくれなかったり、休みたいのにかまってほしそうにしたり。しかしそれは、子どもが成長しているという証です。イライラしたらとりあえず深呼吸。そして「子どもと過ごす時間は量より質」を意して、しっかりコミュニケーション・スキンシップをとるよう心がけてくださいね。 参考:スキンシップが重要! 愛情不足に陥った子どもの特徴と危険性保育園の先生が我が子を「愛情不足の典型ですね」と鼻で笑った話。児童精神科医が語る「親の愛情不足」への誤解働くお母さんに朗報! 子どもと過ごす時間は「長さ」より「質」の方が大切
2018年04月28日我が子の成長は喜ばしい半面で、大きくなればなるほど、新たな不安や問題も出てくるから、毎日ドキドキしてしまいませんか?特に、親から少し離れていく保育園や幼稚園などの入園は、いろいろな同世代の子どもたちとふれあうことで、我が子の成長や発達が目立ちやすいからひとしお。そんな時、心の不安を振り払ってくれる記事を今回は7本御紹介その1まだおむつが外れないけど大丈夫?周囲の子にはもうおむつがはずれている子もいるけど、我が子はまだ…。だからと言って焦ったり、不安にはならないで。毎年ある一定数、おむつが外れないまま入園する子どもがいるそうです。▼続きはこちら▼その2食べ物の好き嫌いが多いけど大丈夫?やつの時間に上手に食べることができるのか…。もし、そう感じていたら、ぜひ下の記事のテクニックをためしてみて。ポイントは「子どもの自信につなげること」。▼続きはこちら▼その3寂しがり屋ですぐに泣く子だけど大丈夫?ママから離れてしまいひとりになると、すぐに泣いてしまう子。それはそれでかわいいけれど、園の先生たちは困ってしまいそう。そんな泣き虫っ子を上手に克服する方法は?▼続きはこちら▼その4他の子に比べて気になる点が多いけど大丈夫?他の子はひとりできちんと挨拶ができたり、給食を食べることができたり…。だいたいのことをひとりでできるのに、うちの子はあまりできないみたい。そう、一喜一憂しないように入園前にやっておくべき親の準備とは?▼続きはこちら▼その5 幼稚園卒と保育園卒に違いってあるの?よくいわれるのが、幼稚園卒と保育園卒のギャップ。保育園の子はやんちゃとか自由奔放とか言われがちだけど、本当にそういった違いがあるものなの?▼続きはこちら▼その6 認定こども園にはメリットもある保育園に入れるかどうかわからなくて不安なとき、認定こども園への入園を考えるママパパも少なくないでしょう。保育園や幼稚園とはどう違うのでしょう? 実は、メリットもあるそうです。▼続きはこちら▼
2018年04月10日子どもと一緒の海外旅行!期待と同じくらい不安もいっぱいですよね。その不安とリスクを軽減してくれるのが、海外旅行保険です。今回は、万が一に備えるための賢い選び方をFP資格をもつライターが解説します。子どものための海外旅行保険は必要?まず基本的なことですが、子どもの海外旅行保険は必要です。大人に比べて体調を崩しやすく、環境の変化にも敏感な子どもを海外に連れて行くのですから、病気やケガに備えておくことは非常に大切なことです。グレードによってはクレジットカード付帯の保険で家族もカバーしてくれますが、補償額の面で不安が残るため有料の海外旅行保険に加入しておくことをオススメします。とにかく、治療費を手厚く!子どものために必要な補償は、なんといっても治療費。保険によっては「疾病治療」と「傷害治療」に分かれていますが、疾病は病気で障害はケガのことです。海外では手術や集中治療室の利用で莫大な治療費がかかることがありますので、最低でも2,000万円の補償は欲しいところです。子どもの海外旅行保険の選び方では、どうやって保険を選べばいいのでしょう?セットプランを申込む方法と自分でカスタイマイズする方法がありますので、自分に合った方を選んでください。<ケース1>手軽さ重視、とにかく安心が欲しい!そういう方には、幅広い補償を網羅した「ファミリープラン」のようなタイプがよいでしょう。治療費はもちろん、物を壊したり他人にケガをさせた場合の賠償責任も含まれます。複数人でセットにするぶん、1人ずつ加入するよりも割安。保険会社やツアー会社に相談すると、オススメの保険を紹介してもらえますよ。<ケース2>コスパ重視、必要な補償を手厚くしたい!海外旅行に慣れている人なら、自分でカスタマイズするという手もあります。必要な補償だけを手厚くできるのでコストパフォーマンスが高く、インターネット申込みなら割引率も大きいのが特長。ただし、持病がある場合などインターネット申し込みができないケースもありますので、日数に余裕を持って手続きしてください。子どもが12歳未満の場合、賠償責任については親権者の保険で賄えることが多いですが、規約の確認を忘れずに。なお、子ども本人名義で入っても、1億円の補償が数十円です。海外旅行保険は、「入っておわり」ではない!子連れの海外旅行では、保険は「とりあえず入っておく」というお守り気分ではいけません。保険の内容をしっかり把握しておき、万が一の場合には迅速に対応できるようにしておいてください。手続きを把握しておくこと「まずどこへ連絡すればよいのか」「病院や警察でどんな書類を作ってもらう必要があるのか」といった手続きの流れをしっかり把握しておきましょう。キャッシュレス治療できる病院を確認しておくこと都市部では、現地の病院でお金を払わずに治療を受けられる「キャッシュレス治療」に対応した病院が増えています。しかし、どこの病院でもOKというわけではありませんし、慣れない土地では距離感もわかりません。宿泊先のホテルや訪問予定の観光地に近い病院をリストアップしておきましょう。関係書類は紙で準備しておくことスマホが使えない事態に備え、保険関係の書類や病院のリストは、必ず紙で印刷するか手書きでメモしておきましょう。パスポートのコピーと一緒に2~3部用意し、分けて保管しておくと確実です。また、お子さんに持病やアレルギー等がある場合は、現地の医師に説明するための準備も必要。英語圏以外なら、英語と現地語の両方で訳しておきましょう。準備万端で楽しい旅行を!子連れでの海外旅行。しっかり準備を整えておくことで、不測の事態にも落ち着いて対応できるようになります。保険はそのためにも大切なもの。現地で思いっきり楽しく過ごすために、しっかり備えてくださいね。●ライター一番ヶ瀬絵梨子
2018年03月08日