孫の誕生を今か今かと待ち望んでいる親に対して、プレッシャーを感じている妊活中女性は少なくないでしょう。そんな、孫を熱望する姑や実母からかけられる期待をプレッシャーに感じることを「孫プレッシャー」と呼ぶそうです。特に厄介なのが、実母。姑であれば遠慮して言わないような言葉も、実母であるがゆえ、遠慮なしに言ってくる というケースも多いのです。 それが妊活中女性たちを大いに苦しめています。そこで今回は、“孫プレッシャー”の実態を知ってもらうべく、実の親から言われて“孫プレッシャー”に感じた言葉を妊活経験者の女性たちに聞いてみました。●(1)「子どもはまだ?」「孫はまだ?」『私は結婚が遅かったこともあって、結婚してすぐに「早く子ども産んでね」「早く孫を作ってね」と実母に言われていました。私も早く孫の顔を見せてあげたいと思い、妊娠しやすい体づくりを心がけていたんです。でも、1年、2年と経ってもなかなか子どもができず、妊活を本格的に始めることに。だけど、病院でタイミング指導を受けて実践しても授かれず……。私自身も焦っているのに、母から会うたびに「子どもはまだ?」「孫はまだ?」と聞かれてまいっています』(36歳女性/不妊治療中)彼女は結婚と同時に正社員の仕事を辞め、週3日のパートタイムに切り替えて妊活に励んでいました。それでも授かれず、産婦人科で不妊治療を受けることに。不妊治療は精神的にも肉体的にも金銭的にも負担がかかりますし、治療も長い目で見る必要があります 。にも関わらず、「子どもはまだ?」「孫はまだ?」と急かされたら、大きなプレッシャーになりますよね。ストレスとなり、妊活にも悪影響が出てしまいかねません。孫が早く欲しいという親の気持ちは娘側も十分に理解しているので、あえて言葉にしてほしくないものです。●(2)「○○ちゃんのところはもう2人目なのに……」『電話したり実家に帰ったりするたびに、「○○ちゃんのところはもう2人目なのに、あんたはまだできないの?」「こないだ、○○さんが孫を連れて買い物してて羨ましかった」など、私の同級生や母の友達の話をして比べてくる のがたまらなく嫌です。思えば、昔からよく他の人と比べられていたんですよね。「○○ちゃんは△△大学に行くんだって!あんたも頑張ればいいのに」とか、「○○ちゃんはとっくに結婚したのにあんたはいつまで独身でいるの?」とか。努力や自分の選択次第でどうにかなることなら言われても別にどうでもいいんですけど、子どもに関しては別。同級生とかと比べられると、自分が「出来の悪い娘」「親不孝」って言われてるようで悔しいし情けないし腹立たしいです』(35歳女性/妊活中)全く知らない人と比べられるならまだしも、自分もよく知っている人や母親のすぐ近くにいる人などと比べられると、悲しい気持ちになりますよね。いくら妊活を頑張っても、すぐに妊娠できるというわけではないだけに、他人と比較するのはナンセンスです。●(3)「孫が産まれたら○○したい」『結婚当初から母の孫への期待が大きかったので、不妊症だと判明したときに、「不妊治療してるから待ってね」「あんまりプレッシャーかけられると治療によくないから」と忠告しておいたんです。それなのに、実家に帰るたび何かにつけて、「孫が産まれたら一緒にお散歩して〜」「孫が産まれたらかわいいお洋服をいっぱい作ってあげる」「孫に手作りおやつを作ってあげられるように本買ってきた」など、ネチネチとプレッシャーをかけてきていました。そんな母にイライラが爆発して、「いいかげんにしてよ!私だって早く欲しくて頑張ってるんだから!治療に専念させて!」とキレてからは、静かになりました。その後、体外受精でようやく子どもを授かりました。母も私自身も諦めかけていたころだったので、本当に嬉しくて泣きましたね』(42歳女性/不妊治療の後、子どもを出産)孫が産まれる前から孫が産まれたときのことを語ってくるというのは、プレッシャー以外の何ものでもありません。母親としては、希望や夢を持ってほしいという思いから語っていたのかもしれませんが、不妊治療中のデリケートな時期には逆効果 になることもあるため、余計なことは言わないようにしてほしいものです。●孫プレッシャーへの対処法親から孫プレッシャーを感じる言葉をかけられたら、素直に「そういうことはつらいからやめてほしい」と言うのが一番。妊活中のつらさや不妊治療の大変さをじっくり説明し、ストレスになることはやめてほしいと伝えましょう。旦那さんから伝えてもらってもいいですね。そこまで自分の言葉が娘を追いつめていたとわかれば、普通の親なら静かになる でしょう。それでもやめない場合は、距離を置いて親と接する機会を減らすこと。または「この人には何を言ってもムダ」と割り切って、スルーすることです。私自身の話としては、結婚して5年間、親の孫プレッシャーをスルーし続けてきた結果、諦めたようで何も言われなくなりました。それはそれで「申し訳ないな」とは思いますが、気持ちは軽くなりました。妊活中の娘やお嫁さんを持つ親御さんたちには、どうか孫プレッシャーの残酷さを知っていただきたいと思います。●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子
2017年03月24日アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの養女で12歳のザハラ・ジョリー・ピットの実母が、イギリスの「Daily Mail Online」に登場し、養女に出して以来10年以上会っていない娘と連絡を取りたいと話している。ザハラの生みの母であるメンテワブ・ダウィット・レビソさんは31歳で、現在エチオピアに暮らしている。彼女はシングルマザーとしてザハラを育てていたが、ザハラは生後6か月だった2005年にアンジェリーナに養女として引き取られた。当時アンジェリーナのパートナーだったブラッドは翌年、ザハラを養女にする法的手続きを行った。レビソさんは「娘にとっては、私よりもアンジェリーナの方が母親なのでしょう。赤ちゃんのときからずっと一緒ですから。だからと言って、私が彼女を恋しく思わないわけではありません」と言い、「毎日彼女のことを考えています。声を聞いたり、顔を見たいと願っています」「彼女と定期的に連絡を取りたいのです」と語った。アンジェリーナたちは当初、レビソさんが存命とは知らず、ザハラのことを孤児だと聞かされて引き取ったようだ。アンジェリーナは2006年、CNNのインタビューでザハラについて「あの子はエチオピア出身で、エイズ孤児です」と話していた。翌年にレビソさんは自分が母親であると名乗り出た。レビソさんは今回の取材で、出産当時は19歳だったこと、性的暴行を受けたうえでの妊娠だったこと、娘も自分も病気で弱っていたと明かし、「養女に出すことに合意しましたが、もう一度チャンスがあれば、彼女を手放しはしなかったでしょう」と話す。ザハラと話ができるよう、アンジェリーナに頼みたいと言うレビソさんは「無理なお願いではないと思います」と語っている。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月19日平成ママ vs 昭和かあちゃん 食い違う子育てセオリー!?お義母さまとの子育てギャップエピソードお義母さまの時代では「しつけ」で通ったことも、今の時代は虐待やネグレクトなどと言われかねません。「風邪引いたら厚着をさせる」「夏でも外で遊ばせる」などの考えも、今では古いとされていますよね。このように時代とともに子育て法も変化しているため、お義母さまと平成ママの間にギャップが生じてしまうこともしばしば。今回はみなさまから寄せられた「平成ママ vs 昭和かあちゃん! お義母さまとの子育てギャップエピソード」を紹介します。イラスト:春吉86%《昭和 vs 平成》時代が違いますからー!!赤ちゃんへのご飯の食べさせ方。昔は白飯を親が噛み砕いて赤ちゃんに口移しで食べさせていたとのことで、やりたがって困った。虫歯がうつるから絶対にやめて!と言っても、「私は虫歯ないわよ」と言い張る始末(そういう問題じゃないよ…)。後になって、義母がピロリ菌の保菌者であることがわかって戦慄した…!(オレンジ)昔はおむつがとれるのが早ければ早いほど優秀という考えだったらしく、1人目の子育て中は毎回電話のたびに、「おむつは外れたか、トイレトレーニングはまだか」と生後3カ月(!)の頃から言われ続け、ホトホトうんざりした(オレンジ)子どもの手足が冷たいと「風邪をひくわ。何か着せてやって!」と言う義母。最近は「子どもは薄着させて健康に!」という流れなのに…(ひーちゃん)風邪の時にお風呂は絶対ダメだと思っている。「熱が高くなければ衛生を保つために汗を流した方がいいんですよ〜」と言っても聞く耳もたず。薬も飲めば飲むほどいいと思っていて、自分が病院にかかった時に多めにもらった抗生剤を溜めておき、子どもが風邪を引いた時に飲ませようとする。ビタミン剤や胃薬も一緒に勝手に調合して… 危ないから本当に止めてほしい!(ぽこ)孫にはとにかくあま〜いお義母さま夫の実家に行った時、何度言っても子どもたちがソファーで跳び跳ねたりドタドタ走り回ったりしていたので、きつめに叱ったところ、「ちょっと退屈して動きたかっただけなのにね〜」と義母が子どもの味方アピール。子どもたちがせっかくおとなしくなったところだったのに、すべてが水の泡になった(匿名)やってはいけないことや約束ごとを守らないので叱ると、「そんなことで怒らなくもいい」と義父母に止められる。約束ごとは大事だし、危ないこと・人に迷惑になることはしてはいけないと教えてるのに、それを止める理由がわからない…(わんぱく3人の頑張りママ)子どもがどんなに悪いことをしても絶対にダメと言わない義母。いたずらをしてる我が子に私が注意をしているそばから「いいのよ〜、元気な証拠よ〜」と。おかげで義父母の家にいる時の子どもは、やりたい放題。寛大なのはいいけど、危険なことも「いいのよ〜」なので子どもを預けることは絶対に出来ないと思っている(ぽこ)しつけは大事だけれど… それってどうなの?子どもが1歳の時、冷蔵庫を開けたら無言で手の甲をつねられた。理由は「電気代がかかるから、二度とあけないように。痛い思いをしたらもうしなくなる」と言ったことに驚愕。開けてはいけない理由を子どもに話していると「言ってもわからない年だから、体で覚えさせるのよ」と言い放った(ポン子)子どもが小さい頃、義母から「悪いことしたときは手を叩いてでもわからせるように」と言われたが、私は叩くよりも悪いことを言葉で伝えることを選んだ。子どもは小学生になったが、いまだに小さい頃のことを言われる(こうあゆママ)義母の甘やかしのせいで子どもがわがままに…義母は危ないことをしない限り何でも言うことを聞くというスタンスなので、娘は義母と一緒にいるとわがまま三昧。義母の家でイチゴを食べた時、ヘタが上手に取れないと娘が駄々をこねたら、すべてのイチゴのヘタを包丁でそぎ落として出してくれた。それ以来、我が家でもヘタを包丁でそぎ落としてから出せと娘が言い、ヘタくらい自分で取りなさいと毎回私が怒っている(りっちゃん)義母の家に遊びに行った時、3歳の息子に「遊んだものを片付けなさい」と注意したら、義母に「まだ片付けなんて無理や」と言われた。それ以降、家で「片付けなさい」と息子に言うと、「おばあちゃんがしなくていいと言ってた」と返され、片付けをしなくなった(ももこ)おかあさまは孫にとにかく甘く、私が子どもを叱ったり「ダメでしょ!」と軽く頭を叩くと理由がどうであれ「何でそんなことするの!?」と子どもをかばう。そのため、おばあちゃんのところに行けば自分を守ってもらえるという意識が強く、甘やかされ過ぎないかが心配(まなを)そのしつけ、ちょっと待った—!!子どもがいうことをきかない時、なぜダメなのかを根気良く話してほしいが、「いうことをきかないのなら、〇〇買ってあげないよ」と物で釣ってみたり、脅す様な話し方が困ったなあと思う(アリス)義母が非常識すぎる。なんでもグズったら買い与え、疲れたと言えば買い物カートのカゴに小学生にもなる子を入れる。後で払うからと精算前に子どもが開けてしまったお菓子を取り上げず食べさせる。外食先での子どもたちのマナー違反にも、子どもだからと知らん顔(あー)子どもが悪さをしたとき「○○に怒られるよ!」という叱り方をするのは、何が悪いのかが伝わりにくく良くないので止めていただきたい(ぽんせん)食べ物にまつわる子育てギャップ食事の時、子どもが嫌いなおかずも食べさせたいが、義母は「無理に食べる必要はない」という考え(みうたろう)アレルギー持ちの子にアレルギーのある食べ物を与えること。昔はそんなの関係ないし、アレルギーの物を食べたら抗体が出来てアレルギーがなくなると言ってきかない(わんぱく3人の頑張りママ)離乳食を張り切りすぎて、塩でまぶした塩辛い魚を与えようとしたり、たくあんを与えようとしたり、サジを舐めて口移ししたり、ダメなことをしてくれる! 「やめて」というと不機嫌になる(てやんでい)これは参考になった!お義母さまの子育て法子どもがごはんを食べなかった時、義母が「私が食べちゃうよ」とうまく競争心を煽って食べさせていた(みい)「もしあなたが逆の立場だったらどう思う?」と子どもに直接問いかけること(あんふぁん大好きふみこ)高価なおもちゃなんてなくても、家にあるもので親が子と一緒に楽しんで遊ぶだけで子どもはとっても楽しい!ということ。義母はアイデアマンで家の中のいろいろな物がおもちゃに変身する(りっちゃん)お礼はその時に言ってもまた次の日に会った時にもう一度言うことを学んだ。子どもたちもちゃんとそれができるようになった(PAN)子どもが何かたずねてきたら、まずはやさしく「はあい」と返事をして相手を受け入れてあげることが大事だと身をもって教えてくれた。話をしっかり頷いて聞いてあげることの大切さを学んだ(ブーやん)
2016年07月20日