アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、4日放送の文化放送『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』(毎週水曜 24:00すぎ~24:30ごろ)に登場し、憧れの声優とのエピソードを話した。宮田は、2016年12月7日放送のフジテレビ系音楽番組『2016 FNS歌謡祭 第1夜』にて、人気声優・水樹奈々の隣に座ることになった。アニメファンとして知られる宮田は「あれ、やばかったですね……」と振り返り、「おつかれさまです」と声をかけられて見たら、「え、奈々様!!」と驚いたというエピソードを披露した。「いかにクールに保つか」努力した宮田だが、「右側に(水樹が)いるんだけど、だんだん(左側の)タマ(玉森裕太)の方に寄ってっちゃって、『なんだよ』(と言われ)『ごめんごめん』みたいな」と当時の状況を語った。そして「気付いたら、背中にびっしょり汗をかいていた」と明かし、「よく”奈々様会”といって、奈々様のPVとかが出たら何人かで集まって見る」と、熱いファンであることを示した。宮田は大ヒット中のアニメ映画『君の名は。』も鑑賞済み。ジャニーズJr.のユニット・Love-tuneの萩谷慧悟、長妻怜央とともに観に行ったエピソードを披露した。後輩たちから「プラチナシート」をねだられ、3人分払ったが、「普通の3倍くらいして、すごい高かった。ビックリした」と驚き、終わった後にごはんに誘わず「『じゃあ、気をつけて帰れよ』って帰った」と告白した。メンバーの北山宏光から「お前、それは器がちっちゃいよ」と言われた宮田だが、時間が遅かったために、後日Love-tuneのメンバーみんなに焼肉をごちそうしたと弁明。プラチナシートは「ソファがあって、カップルで行ったらいいんだよね。後輩と行くものじゃない」と訴えていた。
2017年01月05日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の北山宏光、千賀健永、宮田俊哉が、13日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグ』(毎週月曜19:00~19:57)に出演。珍答連発で、アイドルらしからぬ醜態をさらしてしまう。同番組初出場の千賀は、オープニングから余裕をかましているが、北山は「『ネプリーグ』なめんなよ!」と気持ちを引き締める。しかし、林修が厳選した漢字クイズに、キスマイチームは珍回答を連発。ファンが離れてしまいかねない醜態を見せてしまう。こうして、1st・2ndステージが散々な結果だったキスマイの3人。それでも、さまざまなモノの割合を答える最終ステージのゲームに、宮田は「(世間の人の)感覚と近いものを持っている! これはできる!」と自信を見せ、対する大和田獏・伸也兄弟と秋野暢子らの大御所チームと熱戦を繰り広げる。(C)フジテレビ
2016年06月11日ドラマや映画で、眼光鋭く主人公を見つめたり、画面に登場するだけでほっこりさせたり、脇役ながらも気になる存在感を放つ中村靖日さん。「普段の僕は、どちらかというと周りから半歩か1/3歩くらい下がっているのが居心地いいっていう性質なんです。この仕事に関しても、自分ではずっと小石を積み上げている感覚。でも、気づいたら小さな山ができていたってところなのかなと」その中村さんが舞台『8月の家族たち』に出演する。メリル・ストリープ主演の映画でも知られる今作は、ピュリツァー賞やトニー賞を受賞した舞台で、現代アメリカ演劇の金字塔ともいわれている。「ブラックコメディと伺っていたのに、映画を観たらシリアスで重たいんですよね。でも、演出のKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さんがブロードウェイの舞台を映像で観たら、現地では観客がどっかんどっかん大笑いしていたそうで。同じ脚本なのにそれだけ違う印象になるんですから、今回は今回でまた別モノになるんじゃないでしょうか」役柄は、物語の中核を担うウェストン家の親戚リトル・チャールズ。常盤貴子さん演じる次女・アイビーとは、従兄弟同士ながら愛を育む。「エキセントリックな人々とニュートラルな人たちの間で、気は優しいけれど少し抜けているっていう、ちょっと違うベクトルの役なんです」家族の物語ながら、薬物依存にアルコール依存、不倫あり。悪口雑言が飛び交い、衝撃の展開へ。「人間って生きていると、まさか自分に降りかかるなんて、というような経験があると思うんです。それを増幅させたのがこの物語。誰しも自分を重ねられるシーンがきっとあるはずです。毒だらけのセリフにも共感する部分があったり。だから、ある種のデトックスみたいな気持ちで、“わかる~”って思いながら観ていただければと思います」◇5月7日(土)~29日(日)渋谷・Bunkamura シアターコクーン作/トレイシー・レッツ上演台本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/麻実れい、秋山菜津子、常盤貴子、音月桂、生瀬勝久ほかS 席1万円A 席8000 円コクーンシート5000円BunkamuraチケットセンターTEL:03・3477・9999(10:00~17:30)大阪公演あり。◇なかむら・やすひ武蔵野美術大学在学中に自主映画の制作に関わり俳優の道へ。近作にドラマ『ATARU 』『悪党たちは千里を走る』など。KERA作品は舞台『世田谷カフカ』以来2作目。◇父(村井國夫)が失踪し、家族が久々に集まる。だが薬物の過剰摂取で錯乱状態の母(麻実)と三姉妹(秋山、常盤、音月)との関係はギクシャク。そこに新たな火種が投下され…。※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・望月リサ
2016年05月03日『仮面ライダー』シリーズ、『牙狼-GARO-』、『ゴジラ FINAL WARS』など数多くの特撮作品でクリーチャーデザインを担当してきた韮沢靖さんが、2月2日に腎不全のため死去していたことがわかった。52歳だった。韮沢さんの事務所が公式ツイッター、公式フェイスブックを通して発表した。5日に更新された公式ツイッターでは、「2016年2月2日腎不全の為急逝いたしました。享年52歳。これまで応援して下さいました多くの方々に厚く御礼申し上げます。」と報告している。韮沢さんは、『仮面ライダーカブト』『仮面ライダー電王』『仮面ライダーディケイド』などの仮面ライダーシリーズから、『ゴジラ FINAL WARS』、『牙狼-GARO-』などの特撮作品でクリーチャーデザインを手がけたほか、造形作家、イラストレーターとしても幅広く活躍。劇中でヒーローと対峙するアンデッドやモンスターなど、その独創性あふれるデザインは多くのファンに支持されてきた。公式ツイッターによると、今後については「後日長年共にしていますARTSTROMさんと偲ぶ会を執り行う予定です」と説明。「韮沢の魂が宿った作品たちが、いつまでも皆様の胸に残りますことを祈って。」と結んでいる。
2016年02月05日劇画作家であり孤高の映画監督・石井隆。自身の90年代の代表作として国内外に熱狂的なファンを持つ映画『GONIN』の直系的続編として、約19年ぶりに描き出したのが、映画『GONIN サーガ』だ。主演を務めたのは、まさに今が旬の俳優・東出昌大。石井組初参加で初のハードボイルド作に挑み、見事なまでに石井ワールドに染まった。5人組による広域指定暴力団五誠会系大越組襲撃事件から、19年。襲撃で命を落とした組員の息子である勇人(東出)、大輔(桐谷健太)、五誠会の若き三代目に弱みを握られている元アイドル・麻美(土屋アンナ)、そして襲撃事件の謎を追うルポライター・冨田(柄本佑)の人生が交差した時、再び血の抗争が勃発する。襲撃事件で命を落とした大越組若頭・久松の遺児である勇人は、母をけなげに支えながら、懸命に生きてきた。しかし抗えぬ宿命によって命を落とした母のため、父親と同じように銃を握りしめる。「普段は凶暴ではないのに、頭のネジが飛んだ瞬間に平然と狂気へと走る。その姿は現代の若者に通ずるものがある」と役どころに理解を示す東出は「撮影中はアドレナリンが出ていて、たとえ怪我をしたとしてもまったく痛みを感じなかった。家に帰って初めて“なんだ、このアザは!?”と思ったくらい。頭に血が上った演技をすると、すべてが一瞬に感じる」と勇人がまとった狂気を追体験。これと似た経験は過去にもあった。「剣道の試合中の状況と似ています。試合中は相手の息遣いはわかっても、仲間たちの声援が聞こえない。それとまったく同じだった」と例える。俳優個人が持ち合わせる潜在能力を引き出す石井監督ならではの演出も、それに拍車をかけた。「撮影が終わって、取材中に監督から “東出くんは猛獣の檻の中に放り込まれたキリン。その獰猛な野生動物たちの中で、最後まで立っていてくれれば”と言われました」と独特な言い回しを振り返る。猛獣の中でも特に“珍獣”だったのは、謎の殺し屋役の竹中直人。「何を考えているのかわからない方で、口笛を吹きながら話しかけてきたかと思えば、次の瞬間は別の口調で喋ってくる。それが竹中さん流の鍛錬なのか、ウォーミングアップなのか……」と異能を目の当たりにした。現場では死闘も目撃。それは石井監督と、本作で限定的スクリーン復帰を果たした名優・根津甚八との、執念ともいえるぶつかり合いだった。根津といえば、『月下の蘭』『GONIN』『GONIN2』『ヌードの夜』『天使のはらわた 赤い閃光』『夜がまた来る』『黒の天使 Vol.1』と石井作品には欠かせぬ名優。体調を崩して以降は表立った活動は控えてきたが、盟友のオファーに応えて出演を果たした。「石井監督の作品だから出演するという、根津さんの思い。そしてその気持ちを受け取った石井監督の心境。撮影中ほとんど声を荒げなかった石井監督が、根津さんのシーンになった途端に『根津さん、もっと顔を上げて!』と容赦ない声を浴びせていました。俳優に演出するという普通のことであるにもかかわらず、その姿に凄く感動しました。この人たちは凄い!と心底感じた」と背筋を正す。これまでも「この人たちは凄い!」という感激は、俳優・東出昌大にとって大きな契機になっている。自身のターニングポイントに挙げる映画『桐島、部活やめるってよ』がそれだ。「年下の共演者に恵まれたことが大きいですね。毎晩皆でゴハンを食べて、話をする中で、役者の世界は色々なところから怪物が寄せ集められて出来ている、という事を知った」という。その怪物の中に身をゆだねるのは、ともすれば恐怖にもなるだろう。「自分の中で天秤にかけた時に、俳優業は面白いという方に傾いた。それに僕は次男。ある程度好き勝手に生きられるポジションなので」と冗談めかすが「仕事でしくじることも、辛く苦しいと思うこともある。でも振り返った時に、充実を感じる。新しい役を演じれば演じるほど、自分の中に新しい選択肢が増えて、目標も高くなっていく。“行くしかないぞ”と自分を鼓舞し、引っ張っていく毎日ですね」と好奇心に目を輝かせる。キリンが猛獣に変化する日も、そう遠くなさそうだ。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)スタイリスト:檜垣健太郎(little friends)(photo/text:Hayato Ishii)■関連作品:GONIN サーガ 2015年9月26日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015『GONIN サーガ』製作委員会
2015年09月24日漫画家・桂正和氏の画業30周年記念で発刊された『桂大全』に収録されている、韮沢靖氏が描いたもうひとつのウイングマン「カオス・ウイングマン」と同氏が新たに考案したオリジナルカラー版の「アンジェル・ウイングマン」が、プレックスによって特大サイズで立体化され、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。2015年2月発送予定で、価格はともに54,000円(税込)。韮沢氏は、クリーチャーデザイナー、造形作家、イラストレーターとして知られ、桂氏の盟友。今回は韮沢氏のイメージを忠実に再現すべく、背面や横、斜め、脚など、新たに設定イラストを書き下ろし、全高約63cm・全幅約38cmの特大サイズを生かして、細部まで緻密に造形されているという。『カオス・ウイングマン』は、原作に近い黒と青をベースに、生物的な立体感のある透明パーツやメタリックのグラデーション塗装により悪魔的雰囲気を醸し出すウイングマンを表現。積み重なる髑髏の山をイメージした台座も付属する。そして「プレミアムバンダイ」限定でオリジナルカラー版の『アンジェル・ウイングマン』は、韮沢氏がベース色から塗装色、羽や剣、髑髏などの色まで、すべての彩色を考案。原作の雰囲気に近い色をベースとした悪魔的雰囲気の『カオス・ウイングマン』に対し、オリジナルカラーの『アンジェル・ウイングマン』は白をベースに金を施し、異形の天使を思わせるカラーリングで立体化している。セット内容は両商品ともに本体、剣、台座で、全高約63cm・全幅約38cm。商品価格はともに54,000円(税込)で、予約締切は準備数に達し次第終了。商品の発送は、2015年2月を予定している。(C)Yasushi Nirasawa(C)桂正和/集英社
2014年12月05日「もしかしたら、こじらせてるとでも思われてるんじゃないかな(笑)」。池松壮亮がこう呟くのには理由がある。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督・最新作『紙の月』に池松さんは出演。吉田監督とは昨年の舞台「ぬるい毒」でも組んだ間柄なのだが、その舞台で演じたのがヒロインを翻弄する役なら、今回はヒロインが堕ちていくきっかけとなる役どころ。難しい役の機会が続く中、吉田監督の池松壮亮評を推測してもらった際、冒頭の発言が飛び出した。「ある意味、大八さんが僕の役に自分を投影している部分もあると思いますよ(笑)。大八さんはものすごく優しくて、いろんなものを大きく捉えることができる人。俯瞰して見ているようなところは、時に人には残酷に映るかもしれない。もちろん、僕にもそういうところがあるし、人間は誰しもそういうものだとも思っているんですけど。そういった一筋縄ではいかない人間の複雑さが大八さんは好きで、僕もそれが好きで」。出演を決めた理由も至ってシンプル。「大八さんの作品だから」だそうだ。「言ってしまえば、ひとりの女性が夫以外の人に恋をして、横領する話なんですよね。僕自身と物語の距離も遠かったし、光太という役にも興味を持てなかったです。何て言うか、すぐにはピンとこなかった。でも、大八さんの作品に出たくないわけがないし、やるからには信じないと始まらない」。主人公の主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は大学生・光太と出会ったことをきっかけに、勤め先である銀行の金に手をつける。「純粋で、色気があって、残酷な光太を今の池松くんで見たかった」と語るのは吉田監督だが、光太は梨花に何かを強くねだるわけでもなければ、言葉巧みに道を踏み外させるわけでもない。梨花は光太とただ恋に落ち、そして罪を犯す。それが恐ろしいし、やはり厄介だ。「光太ってよく分かんなかったけど、彼といる時の梨花の顔が一番輝いていたなと思わせられる存在になれればいいかなって。善悪を一瞬でもひっくり返せればいいんじゃないかなって思っていましたね」と語る池松さんも、その恐ろしさを認める。「本当にそうなんですよ。結局、誰が悪いのか、何が悪いのか。梨花が悪いのか、光太が悪いのか、お金が悪いのか。そういう映画だと思っています」。相手役の宮沢さんは「とにかく愛情にあふれた人」。撮影中は「こういう感じでした」と言いながら人差し指と中指を交互に動かす仕草をして見せつつ、「活字にしづらいですよね…すみません」と苦笑する。どうやら、指のどちらかが光太で、もう一方の指が梨花のようだ。「光太がいて、梨花がいて、駆け引きをしているりえさんは梨花として、いつでも包み込んでくれる準備をしていたけど、それに対して僕が光太として素直に飛び込んでいいというわけではなくて。りえさんの愛情を全て受け入れてしまっていい役どころではなかったから」。「役割を果たすためには、ひたすら考えるだけ。答えに至ることはないんですけど」という中、念頭に置いたのはやはり「梨花に一番輝いた顔をさせる」こと。梨花の輝いた顔が見られるであろう、2人がホテルのスイートルームで贅沢な時間を過ごすシーンでは「ちょっと変な感覚にもなりましたね」とも打ち明ける。「自分も夢の中にいるような感覚でした。高そうなホテルの最上階で飯を食うシーンとかを撮るわけですよ。“わっ、すげえな。そんなに値段するんだ”っていうくらい高い時計をつけて、走り回ったりもして。でも、それが毎日続くと、本当にだんだん感動しなくなってきたりもするんです。面白いなあって思いましたね」。出演を決めた理由が「大八さんの作品だから」なら、完成した作品に寄せる感想も「ああ、大八さんの映画だなって」。満足そうに、「引っ掛かりましたね。善と悪が」と頷く。「どんな人が何を求めてこの映画を観に来るのか、すごく興味がありますね。いけないことをする人の物語だっていうのを分かっていて観に来るわけですし。裁きに来るのか、自分も一瞬だけ連れて行ってほしいと思って来るのか。どっちなんだろう?でも、大八さんの作品を観て普通に帰れるとは、僕は思っていないですけどね」。とりわけ後者の“連れて行ってほしい派”にとって、やはり池松さんが光太を演じることの意味は大きいように思うが、「いやいやいや、そんな風に考える人がいたとしても、それはごく一部」と謙遜することしきり。いや、それが本音なのか。快進撃が続くこの1年、やりたいことができたかと訊くと、「結局のところ、別に何にも進歩してないですよ」との答えが返ってきた。「それはもちろん作品じゃなく僕個人の問題であって、そんな個人の気持ちなんてどうでもいいんですけどね。作品が評価されていくのは素直に嬉しいです」。12月に公開される『バンクーバーの朝日』を含め、今年公開の出演映画は計8本。そのほか、舞台に立ち、ドラマにも出演した。「出来る限りやろうと思った」結果、こうなったそうだ。「自分の心と体力が持つ限りやってみようと思って。そう思って、うまくタイミングが合った結果、こうなったという…。ただ、同じ時期に2つの作品を撮っていたりもして、となると、僕の心は10しかないので、どうしても5:5になったりするわけです。体力は別にいいんですけど、心に関してはちょっとよろしくないかもしれない」。しかしながら、池松壮亮を求める人間が、作品が後を絶たないのだから仕方がない。幸せな宿命を背負う中、若き名優はどんなオファーに心が踊るのか。「その時の勘です。もう、勘でしかない。正解か不正解かも分かんないですし、これをやったから次はこれをやろうとかもないですし、ピンときたら。ただ、映画に関わるということは、“今回はこういう作品を作りました。どうですか?”と言うということ。幸せなことにちょっとでも選べる状況にある中、それをチョイスして、自分の今の精一杯を尽くす。それだけです」。こじらせているどころか、どうしようもなくストレートな思いがそこにあった。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)YasushiMiyataスタイリスト:梶雄太Yuta Kaji<衣裳クレジット>トップス:ファセッタズムボトムス:サンシースニーカー:エーエムビー/ハイブリッジ インターナショナル(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月14日「リチウム ファム(LITHIUM FEMME)」が、モデルの宮田聡子をデザイナーに迎えたコラボライン、「リチウム ファム バイ サトコ ミヤタ(LITHIUM FEMME by SATOKO MIYATA)」を発表。2013年秋冬コレクションを8月より販売開始する。「リチウム ファム」は、良質な素材とデザインが特徴のファッションブランド。着る人の個性を重視し、シルエットにこだわったエレガントなスタイルを提案している。2013年秋冬コレクションからは、「ウィズ(with)」や「ジンジャー(GINGER)」などの雑誌でモデルを務める宮田聡子をデザイナーとして起用したコラボレーションライン「リチウム ファム バイ サトコ ミヤタ(LITHIUM FEMME by SATOKO MIYATA)」を発表。同ブランドオリジナルラインのマニッシュな雰囲気に宮田がデザインしたフェミニンさが加わり、より柔らかい女性らしさが特徴のコレクションとなった。このコラボレーションは2012年秋冬コレクションで3型のみの発売でスタートしたが、今回2013年秋冬コレクションでは、型の数を大きく増やし、本格的に展開をすることとなった。同ブランドが外部デザイナーとコラボレーションラインを製作するのは初の試みで、レザーのライダースジャケットやトレンチコートなどのアウターの他、レディーライクなツィードのスカートや背中にリボンをあしらったワンピースなどが揃う。2013年8月より順次発売の予定。【店舗概要】リチウム ファム(LITHIUM FEMME)所在地:東京都渋谷区神宮前6-16-18 SANDO BLDG. 2F電話番号:03-3499-8873元の記事を読む
2013年08月14日『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』の矢口史靖監督最新作『ロボジー』のブルーレイとDVDがこのほどリリースされた。数々のヒット作を飛ばしてきた矢口監督が「ここ数作とは違う映画になった」という本作の誕生過程と、ソフト化に際して新たに製作した新作短編について語った。その他の写真本作の舞台は、弱小家電メーカー。二足歩行ロボの開発を命じられた窓際社員たちが、その場にしのぎでロボットの中に“73歳のおじいちゃん”を入れることから始まる騒動を描く。ここ数作、学校や空港などを舞台に懸命に行動する人々の活き活きとした(そして少しマヌケな)姿を描いてきた矢口監督だが、「誤解を恐れずに言えば、ここ数年は“健康的な映画”を作り続けていたんですけど、僕は元々不健全なものが好きですので、不健全な主人公の話をやってみたかった」と振り返る。そこで矢口監督はかねてから興味のあった“ロボット”と“おじいちゃん”をひとつの物語の中に投入する奇想天外なアイデアを思いつく。「ハリウッドでもロボットものはたくさん作られているので、同じものを作っても仕方がない。そこで何ができるか考えたときに“ロボットとは何か、ということにまったく触れずに人間を描く”という話にたどり着いたんです」。その結果、本作は“ロボット”を話の中心に据えながら、老体にムチうって奮闘する老人、その周囲でオロオロするダメ社員たち、ロボット好きの女子学生など個性豊かなキャラクターが描かれる作品になった。「まぁ、イケメンが出るわけでもないし、主人公はおじいちゃんだし、ヒットする要素が何もない映画なんですけど、今回も題材に忠実に脚本を書いて、キャストもすべて“役にあう人”をオーディションして……今回もよくヒットしたなぁ」。矢口監督はそう笑顔を見せるが、映画は公開時に大ヒットを記録した。「どんな時代に観ても楽しめる映画を作りたい」と語る矢口監督にとって、ブルーレイ/DVDも “作品”のひとつ。映画本編だけでなく、特典映像なども自身で徹底的にこだわったそうだ。特に『アニメカ』は矢口監督初のアニメ作品。劇中に登場したロボ“ニュー潮風”が主人公の短編アニメだ。「アニメ化は、企画会議でのパッとした思いつきだったんですけど、自分で監督もすることになってしまって(笑)。実写だと“これ以上のウソをついてしまうとお客さんが離れちゃうよ”ということも、アニメだったら許される。だから実写ではできないこと、アニメなら可能なことを試せたので面白かったですね」。ちなみに、昔からアニメが大好きという矢口監督。インタビュー中にボソッと「いつか長編アニメもやれるのなら楽しそうだなぁ」とコメント。いつか矢口監督の長編アニメ映画が完成する日が来るかもしれない。ブルーレイ&DVD『ロボジー』 発売中発売元:フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/電通販売元:東宝
2012年08月09日『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』の矢口史靖監督の最新作『ロボジー』が8月3日(金)より早くもブルーレイ&DVDでリリースされることが決定。このスペシャル・エディション版の映像特典として、矢口監督が初めてアニメーションの監督&脚本に挑戦した本作のアニメ化作品「アニメカ」が収録されることが明らかになった。開発した二足歩行ロボット“ニュー潮風”が大事な展示会を前に大破したため、代わりにロボットの中に背丈のぴったり合う老人を入れたことから巻き起こる騒動をコミカルに描いた本作。そのアニメ化作品「アニメカ」では、“ニュー潮風”が囲碁ロボットとガチンコ囲碁対決をする「対局」や、本編にも登場する木村電器の3人と映画館に訪れる「ムービースター」など3本のエピソードが収められている。注目すべきはアニメとなった“ニュー潮風”だけではなく、その開発者である木村電器の3人組を演じた濱田岳、川合正悟(=チャンカワイ/Wエンジン)、川島潤哉もかわいいキャラクターとなっている点。矢口監督は、今回の新たなる挑戦について「エンディングのイラストがとてもキュートだったので、思い切ってオリジナルアニメを作ってしまいました。より可愛く、よりスラップスティックに、より制御不能なニュー潮風を堪能してください!」とのコメントを寄せている。こちらのスペシャル・エディションには、ほかにも矢口監督作品の映像特典としてはおなじみでもある本編のサイドストーリーも。「ロボット大戦・前夜」、「誘拐バースデイ」と題された2作が収録される予定。アニメ化を経て、よりコミカルに、可愛らしく生まれ変わった『ロボジー』の面々、そして矢口監督のユーモアが再び観る者を心地よい笑いで包んでくれるはず。<セル>「ロボジー Blu-ray スペシャル・エディション」(※Blu-ray 2枚組)¥7,875(税込)「ロボジー スペシャル・エディション」(2枚組)価格:6,090円(税込)「ロボジー スタンダード・エディション」価格:3,990円(税込)発売日:8月3日(金)発売元:フジテレビジョン、アルタミラピクチャーズ、電通販売元:東宝© 2012 FUJITELEVISION,TOHO,DENTSU,ALTAMIRA PICTURES■関連作品:ロボジー 2012年1月14日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ■関連記事:吉高由里子、相変わらずの天然ぶり!お祝いのくす玉を舞台裏で勝手に割る矢口監督待望の最新作『ロボジー』プレスシート&“カレンジー”を5名様プレゼント『ロボジー』五十嵐信次郎×吉高由里子50歳差なんて何のそのの通じ合う“熱さ”“年男”でもうすぐパパの濱田岳、去年は「グイグイ行かせてもらった」吉高由里子、70代チアリーダーに「女子高生みたい!」と喝采
2012年05月11日『ハッピーフライト』以来となる最新作『ロボジー』を完成させた矢口史靖監督が公開を前に奇想天外な本作の着想から自らの映画作りのスタンスについてまで熱く語ってくれた。その他の写真本作は、展示会直前に大破した二足歩行ロボット“ニュー潮風”の失敗をごまかすべく、急遽ロボットの中に入ることになった偏屈な老人・鈴木(五十嵐信次郎)と彼を取り巻く人々が織りなす人間模様をユーモアたっぷりに描いた作品。常にユニークなテーマを取り上げてきた矢口監督だが、子供や動物がヒットの鍵と言われるこのご時世に選んだ題材はロボットとジジイ。「エリートがロボット作りに成功する話ではなく、失敗した連中がどうごまかすのか? ロボットの中に入る人を無理難題を押し付けてくるじいさんにしたらどんな騒動が起こるか? と思い付き、『いける』と確信しました」と振り返る。主人公の鈴木と並んで、個性が際立つのが吉高由里子演じる女子学生の葉子だ。矢口監督は「彼女の生の魅力が出ました。オーディションの時から『ヤバいぞこの人、面白い!』と薄々感じてましたが(笑)、本当に面白い化学反応でした」と絶賛。その一方で、吉高の過去の作品を観たことは「全くなかった」とこともなげに明かす。魅力的なヒロインは矢口作品の特徴と言えるが「僕は魅力を引き出そうとか成長させようと思って女優を選んだことはありません。とにかくオーディションでそのキャラクターが実在しているように見えるかどうか。今回の葉子もそうで、吉高さんが演じることで『うわっ、こういう奴いるわ』と感じられるキャラになりました」と言葉に力を込める。漫画や人気小説を原作とする映画が多数を占める現代にあって、『ウォーターボーイズ』をはじめ、常にオリジナル脚本で勝負し続けてきた矢口監督。だが監督自身は決してオリジナルにこだわりを持っているわけではないという。「映画にしてこそ面白いと思える原作に出会えたら、ぜひ僕の手で映画化してみたいけど、なかなか巡り合えないから自分で書くしかない」と苦笑交じりに語りつつ、「僕にとっては映画作りは発明品作りのようなもの。世の中から『ほしい』とさえ言われてない、誰も手をつけていない新しいものを作りたい」と時代に媚びることのない自らの映画作りの“哲学”を明かした。『ロボジー』1月14日公開写真・テキスト:黒豆直樹
2012年01月12日