サッカー日本代表、三笘薫選手(ブライトン)はじめ家長昭博選手(川崎フロンターレ)、畠中槙之輔選手(横浜F・マリノス)、酒井高徳選手(ヴィッセル神戸)等多くのトッププレーヤーのパフォーマンス管理を行う株式会社ライフパフォーマンス(所在地:東京都港区虎ノ門、共同代表:大塚 慶輔・岡本 健一)は、将来サッカー選手になりたいと真剣に考えている小学生向けに「サッカーフィジカル塾」を開講し、子どもたちの夢を現実にする取り組みを開始します。サッカーフィジカル塾■経緯株式会社ライフパフォーマンスは、2018年から東京都港区虎ノ門において「LP BASE虎ノ門」を開業。開業後、日本を代表するトップアスリートや虎ノ門・霞ヶ関近辺に勤務する多くのビジネスパーソンのコンディション管理をおこなってきました。また欧州や国内のサッカーチームに所属する選手に対して、リモートによる指導を行い、アスリートのパフォーマンスを上げてまいりました。今回はその蓄積してきたノウハウや知見を活かし、真剣にサッカーに向き合う小学生向けにこの年代で最も重要な「動きづくり」「身体づくり」に焦点を当て、「サッカーフィジカル塾」と称し、10月に開講する運びとなりました。■小学生年代に必要なのは「動きづくり」と「身体づくり」運動能力の最適発達期、すなわちゴールデンエイジは小学生年代と言われています。この時期に、運動に関するコーディネーション能力の発達は顕著であることから、『適切な発達刺激を与える』ことが今後のスポーツ活動において非常に重要であると考えられます。当社では、サッカーのパフォーマンスの土台となるこの「動きづくり」「身体づくり」を通して、子どもたちの適切なパフォーマンス向上に繋げたいと考えています。フィジカル塾2-1■フィジカル塾について今回開講する「サッカーフィジカル塾」では、クラスを小学校低学年(1年生から3年生まで)と高学年(4年生から6年生まで)に分け、子どもたちの発育発達に応じたプログラムを提供。思うように身体を動かせる様になるトレーニングや怪我をしない体づくりを実践できる。また受講生の親に対しては成長に関するアドバイスも行い、子どものサッカーに理想な体を作り上げます。監修は当社共同代表でなでしこジャパンのフィジカルコーチも兼務する大塚 慶輔が行います。価格は月会費22,000円(週1回、別途入会金11,000円要)。開催場所は当社が運営する「LP BASE Setagaya」(エルピーベース世田谷)フィジカル塾2-2■各選手からの推薦のコメント<畠中槙之輔選手→横浜F・マリノス所属>サッカーの技術も大事ですが、自分の身体と会話できる能力がとても大切です。そのために今から、身体の使い方、動かし方を学ぶ事で、より高いパフォーマンスを発揮できるように成長していきましょう! <酒井高徳選手→ヴィッセル神戸所属>高校生、プロになってから学ぶ運動や身体の使い方を小学生のうちに覚えてライバルに差をつけて下さい。誰もやってない事を今やる事で未来に必ず役立ちます。夢への一歩を今から踏み出そう! <家長昭博選手→川崎フロンターレ所属>色々な運動を行って自分の感覚(経験)を増やしながら記憶に残ることをしていくと将来にもしっかり活きてくると思います。 <鈴木彩艶選手→浦和レッズ所属>今取り組んでいることに無駄なことは一切なく、必ず将来に活きてきます。常に考えて、そして1番は楽しんでトレーニングしよう! <黒川淳史選手→ジュビロ磐田所属>小さい頃はサッカーを沢山していることが多かったのですが、遊びながらでも色々な種類の運動をしていたらもっと違う身体の使い方も出来たのかなと思います。どうやったら身体が上手く動かせるかも考えながら自分に合った動きを見つけてみてください! <斉藤光毅選手→スパルタ・ロッテルダム所属>自分にとっての正しい動きをたくさん学んで、意識しなくても出来るようになれば、ライバルと色々な差が生まれると思います。その差を大きくして、どんなライバルにも負けないようにたくさん練習しましょう! <古川陽介選手→ジュビロ磐田所属>僕自身が小学生の時には力を抜いて走り出すことを教わったりしていました。自分の身体の感覚に刷り込むことを繰り返し行っていたので、今のサッカーにとても活かせていると思います! ■『サッカーフィジカル塾』運営会社「株式会社ライフパフォーマンス」について「健康を文化に」をビジョンにアスリートからビジネスパーソン、ジュニアアスリート(小中学生)のコンディション管理や企業の健康経営のお手伝いをする謂わば「健康のスペシャリスト」企業として2017年に設立。共同代表の大塚 慶輔は、現在日本サッカー協会フィジカルフィットネスプロジェクトのメンバーとして、なでしこジャパンのフィジカルコーチも兼任する。現在、東京・虎ノ門、世田谷にパーソナルジム「LP BASE」を運営する他、大学・高校・クラブ等へのトレーニングメニューの開発提供、企業連携による商品開発(健康食品、トレーニング機材)、企業・団体向け「オンライン健康セミナー」等を行っている。【主なサポート選手(国内外チーム所属サッカー選手40名他種目アスリート多数)】<畠中槙之輔選手→横浜F・マリノス所属><酒井高徳選手→ヴィッセル神戸所属><家長昭博選手→川崎フロンターレ所属><稲本潤一選手→南葛SC所属><三笘薫選手→ブライトン所属><鈴木彩艶選手→浦和レッズ所属><斉藤光毅選手→スパルタ・ロッテルダム所属>【大塚 慶輔(おおつか けいすけ)プロフィール】「LP BASE」創設コーチ 兼 株式会社ライフパフォーマンス 代表取締役筑波大学大学院 体育研究科修了保有資格:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/JFA B級ライセンス/AFCフィットネスコーチレベル22021年から、なでしこジャパン兼U-20日本女子代表フィジカルコーチに就任【会社概要】株式会社ライフパフォーマンス所在地 : 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-5-4 末広ビル7階共同代表: 大塚 慶輔・岡本 健一TEL : 03-6205-7839MAIL : info@lifeperformance.co.jp URL : 【サッカーフィジカル塾 開催場所】開催場所: LP BASE Setagaya(エルピーベース世田谷)所在地 : 〒158-0082 東京都世田谷区等々力7-27-9 CLANNAD-A B1F最寄り駅: 東急大井町線等々力駅徒歩15分電話 : 03-6455-9455URL : 【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】株式会社ライフパフォーマンス担当: 阿久津TEL : 03-6205-7839FAX : 03-6205-7923MAIL: info@lifeperformance.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月05日「個人としては楽しんでサッカーをやりたいのが一番。ケガなく楽しみたい」開幕戦で2ゴールを奪った川崎フロンターレの家長昭博は今季の目標についてこのように言った。一見するとクールなレフティらしいシンプルな言葉だが、じつはこの目標なかなかハードルが高い。冒頭のセリフの後には、「チームとしては期待に応えて優勝できるようにがんばりたい」と続けている。今季35歳を迎える家長だが、いまだにボールを蹴る喜びを失ってはいない。だからと言って、ただサッカーができればいいというわけではない。もちろん試合に勝利するだけでは満足できない。攻守に相手を圧倒した上で自らもイメージ通りのプレーを実践し、完勝する……だけでもまだ足りない。シーズンを通して、自身もチームも自分たちのサッカーを貫き、タイトルを手繰り寄せて初めて個人とチームの目標を達成できるのだ。家長はこの日、「2ゴールはでき過ぎだと思う。そのほかのプレーは至って普通だったが、点を取れて勝てたことはよかった」とも口にしている。家長の自己評価がとてつもなく厳しいことが窺い知れるだろう。家長昭博(川崎フロンターレ)(c)J.LEGUE2月26日、横浜F・マリノスとの『明治安田生命J1リーグ』開幕戦で見せた家長のゴールシーンは圧巻だった。21分に右サイドで家長がインサイドハーフ脇坂泰斗にボールを託すと、脇坂は同じくインサイドハーフの田中碧とワンツーからゴール前へ浮き球を放る。そこへ家長を追い抜いて走り込んだ右SB山根視来がヒールパスでつなぎ、冷静にタイミングを計った家長が左ボレー一閃。家長昭博(川崎フロンターレ)(c)J.LEGUE43分には中途半端な相手のクリアボールを右サイドの高い位置で収めた田中が脇坂とワンツーパス、続いてCFレアンドロ・ダミアンとのワンツーからクロスを放つと、家長が頭から飛び込んでゴールを揺らしたのだった。ふたつのゴールシーンを家長は「練習でやっている形が1点目に出てよかった。本当に視来のボールが素晴らしかったし、あとは集中してシュートを打つだけだった。(2点目は)碧が抜け出した瞬間にいいクロスが上がってくると思った。非常にいいボールがきて、決められてよかった」と振り返った。ゴールシーンだけではない。家長にボールが収まると、タメができた。高度なスキルと体幹の強さを両立し、高いサッカーIQと広い視野を兼ね備えた家長がボールを持つと相手DFは容易には飛び込めない。スペースが少なく、攻守の切り替えが早い現代サッカーにおいて、家長の周りだけが時がゆっくり流れているような錯覚に陥るのだ。そう感じさせるだけの独特の間合いと言うか、懐の深さを家長は見せ付けている。鬼木達監督(川崎フロンターレ)(c)J.LEGUEこの日の川崎Fは守備でも盤石だった。攻撃から守備の素早い切り替えで、マイボールを失ってもすぐさまボールを取り返し、再び攻撃を作り直していた。相手ボールになっても組織立った守備で連続したディフェンスを披露。横浜FMのパスワークに付いていくだけではなく、ここぞというところで囲い込んでボールを奪取した。試合後、鬼木達監督は「守備のところ、囲い込みのところを強調して試合に入った。選手は攻撃的なチームを相手に怖がらずに前へ前へ行ってくれた。後半に体力的なところで、引いて受ける時間もあったが、それでも『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』の時にはあそこ(後半2-0)から2点取られたことを考えると、失点ゼロで抑えて勝ち切ったことはすごく評価できる」と選手たちを称えた。谷口彰悟(川崎フロンターレ)(c)J.LEGUECB・谷口彰悟主将も「マリノスが後半になって非常に前へパワーをかけていた。なかなかマイボールにできず守りの時間が長かったが、課題を生かすことができた。ずるずる下がった感じになり、どこで守るのか、コンパクトに間延びしない守り、簡単に引かない、単独で追わないという声かけはできていた。『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』の時よりは統一感を持った守備ができた」と胸を張った。家長も指揮官、主将の言葉に同意する。「前半からみんなで集中して声を掛け合いながらできた。後半に押し込まれた時も、みんなで助け合いながら勝てたので、非常によかった」家長昭博(川崎フロンターレ)(c)J.LEGUEさらに中村憲剛が引退し、日本人選手最年長となった今季、意識の変化が生じたか問われると、家長はこう返した。「心境の変化はまだそんなに感じていないが、1年間やっていく中でどう変わっていくのか自分でも期待している。チーム内の役割もそこまで大きく変わらないが、一番上の選手がやっていると周りもついてやっていけると思うので、そこは率先してやっていきたい」昨季、中村より発表前に引退を告げられた後、家長は「心にぽっかり穴が開いたような」喪失感を感じていた。なぜなら、家長は中村を「永遠に勝てないライバル。勝てないけど、挑みたい。もう、勝てないけども、自分の中では一番負けたくない人」ととらえていたのだ。昨季が終了した時点でも家長は「正直、今の自分には憲剛さんがいなくなった後の覚悟とかはまだない。それぐらい実感が湧いていない」と語っていた。今季がスタートしても心境の変化を自覚していないが、家長はこれからも心の中のライバルに負けないよう成長し続けるだろう。プロ18年目を迎えてなお成長を止めようとしないのだ(写真左より)家長昭博(川崎フロンターレ)、田中碧(同)(c)J.LEGUE家長と同様に川崎Fもさらなる高みを目指している。史上最速に史上最多勝点、最多得点、最少敗戦など記録尽くめのリーグ優勝とともに『天皇杯』との2冠を達成し、今季は全19チームのフロンターレ包囲網が敷かれることだろう。『ACL』との過密日程も待っている。困難なシーズンが予想されるが、それらを凌駕するフロンターレのサッカーを作り上げようとしている。上々のスタートを切った川崎Fと家長。彼らの飽くなきチャレンジを見届けたい。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年03月03日先日12月18日に行われた「2018 Jリーグアウォーズ」で見事MVPを受賞された川崎フロンターレのMF・家長昭博選手にお話を伺いました。一般的なイメージと素顔にギャップはある? 女性の好みは?家長選手の魅力満載です!写真・大内香織 文・伊藤順子男女問わず惚れてしまう!川崎フロンターレ・家長昭博選手の素顔とははらりと額にかかる前髪を払う仕草、キリリとした横顔、鋭い視線。試合中だというのに、「色気だだ漏れ」「セクシー」と思わずため息が漏れてしまうほどダンディな雰囲気を醸し出している家長昭博選手。加えて、プレー上でもテクニシャン! 強靭なフィジカルのもと、敵のDFをものともせずに突破するドリブルに、意表をつくパスなど、素人でも「すごすぎる!」と驚嘆してしまうほどの才能の持ち主でもあります。そんな家長選手は、先に述べたようなことから、クールで寡黙という印象をもたれがち。ちょっと話しかけずらい? と思いきやーー。家長選手 僕を知らない人はそう言うんですよ。でも、クラブのみんなは、全然違う印象だと思いますよ。よくしゃべりますし、普通です、普通。お笑いも好きですし、NHKの朝ドラも欠かさず見てます(笑)。冗談だってもちろん言うし、関西人らしくツッコミもけっこうやりますよ。爽やかな笑顔を見せながら、柔らかい物腰でそういってくれた家長選手。張りつめていた空気が一気に緩んだように感じました。高い壁はなかったと確信し、思い切った質問を。ーー以前、猫を飼われていたそうですが、女性も猫のようなタイプがお好きですか?家長選手 そうですね、猫みたいな女性がいいですね。自由でいて、“かまってちゃん” じゃない人が好きです。ーー家長選手にとって女性とは、どのような存在ですか?家長(しばらく考えて)自分にないものを補ってくれる存在、かな。脳というか考え方が違うから、女性の意見を聞くと新しい発見があります。猫のようなというと、小悪魔的なちょっとツンデレタイプのイメージありましたが、家長選手のそれは、依存せずに自立した女性を指すようです。お互いがお互いの時間を大切にする、そんな関係性を求めているのかも。ーーでは、ご自分のことをどう思いますか?家長 物事をマイナスに捉えないですね。例えば思うようなプレーができなかったとしても、落ち込むことはないです。悔しい気持ちは当然あって、それをプラスのエネルギーに変えます。どうせ俺は……とへこんだって仕方ないし、試合はまたすぐやって来るわけだから、考えなくなりました。ーーでも、どうしても自分を責めてしまうこともありますよね。立場は全然違いますが、anan世代は責任ある仕事を任されたけれど失敗してしまったり、結婚や出産にタイムリミットを感じるけれど、思うような恋愛ができなかったりと、自信喪失しやすい危うい年齢でもあるんです。自分を卑屈に感じてしまったら、どうすればよいでしょうか?家長 そうなってしまうのは、大きな目標を持ってしまうから、ではないでしょうか。小さな目標から設定し、成功を積み重ねていく。それを繰り返していけば、自然と大きな自信につながると思います。いきなりハードルを高く設定したところで、苦しいのは自分。まずは、身丈に合うことから始めるということですね。これまでのべ9つのクラブを渡り歩き、最優秀個人賞を受賞するほどの選手となった背景には、こうした努力の蓄積があったのでしょう。試合のときとは違う穏やかな表情には、ひとつの場所に留まらず、常に挑戦しクリアし続けてきた確かな自信が満ち溢れていました。今後もさらに男っぷりが増しそうな家長選手、来季も私たちをメロメロにさせてくださいね♡Information家長昭博1986年6月13日生まれ。京都府長岡京市出身。2017年、大宮アルディージャから川崎フロンターレに加入。抜群のテクニックを駆使してチームのリズムにアクセントをつけ、天才的なセンスで得点シーンに絡むレフティー。フィジカルの強さを生かしてチームに推進力を生み出すだけではなく、守備でもハードワークを続ける献身性の高いプレーヤー。2018年、Jリーグ最優秀選手賞、Jリーグベストイレブンを獲得。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2018年12月30日現在放送中のテレビドラマ『陸王』(TBS系)で融資を渋る狡猾な銀行支店長・家長亨役が好評の落語家、桂雀々。1977年に故桂枝雀に入門し、師匠譲りのオーバーアクションの高座で魅了してきた。2011年からは拠点を東京に移し、アウェイながらも熱情たっぷりの上方落語で奮闘。今では“飛び出す落語”と称されるほどだ。2017年には入門40周年を迎え、その芸歴を記念した独演会が2018年1月28日(日)、大阪・新歌舞伎座で開催される。しかも急遽、昼公演完売となった為、同日夜の追加公演『雀々の落語天国~夜も必死のパッチ~』が決定した。「桂雀々独演会」チケット情報追加公演での目玉は『らくだ』。上方落語屈指の大ネタだ。「米朝師匠の形をベースに、自分なりに覚えました。諸先輩方が50歳を機に『らくだ』をやられていたので、僕も55歳の2015年にネタ下ろしをしました。ものの見方とか実力、技術、価値観などが変わってくるのもこの時期だと思うので、ちょうどいいだろうと」(雀々)。長屋連中が手を焼いていた、「らくだ」というあだ名のならず者が死んだ。らくだと兄弟分だという似た者同士の熊五郎が彼を弔おうと考えるが金がない。そこでうっかりらくだの家の前を通りかかった紙屑屋をつかまえて無理難題を吹っかける。気の弱い紙屑屋は翻弄され、困り果てる。だが、夜も更け、弔いの盃を傾けるうちに酔った紙屑屋の人格が豹変し…。「紙屑屋がどういうふうに酔っぱらって、熊五郎と対峙するか、そこが見せ場。お客さんも聞いているうちに紙屑屋の味方になって、“よしよし、もっと言え言えー!”と拍車がかかってくる、ライブ感のあるネタなので、その日のお客さんと一緒になって一期一会の『らくだ』を口演できたら」(雀々)。『陸王』での演技経験も落語に還元しているという。「落語はひとりで何役も演じる芸ですが、ドラマには相手がいて、相手の話を聞く体勢を演じなければいけない。それだけに特に間合いは勉強になりました」(雀々)。雀々本人はあふれんばかりの人情派。ドラマで演じるキャラクターとは180度異なる。「僕のことを知らない人がドラマを見て“誰これ、腹立つわ~。嫌やわ~この人!”って思ってくれたら大正解!高座とのギャップに驚いてほしいです」(雀々)。追加公演ではゲストに立川志らくが出演するほか、サプライズゲストも登場。今年6月に行われた東京での独演会では、まさかの大物がシークレットゲストだっただけに、様々な憶測が飛び交っているとか。果たして誰がやってくるのか、こちらもぜひ楽しみにしてほしい。公演チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2017年12月08日池井戸潤の同名小説を原作に、役所広司が主演する新日曜ドラマ「陸王」に出演する新キャストがこのほど発表。俳優・風間俊介が、「3年B組金八先生」でタッグを組んだ本作の演出も手掛ける福澤克雄と約16年ぶりの再タッグを組むほか、馬場徹、落語家・桂雀々が出演することが分かった。本作は、創業から100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一が、会社の存続を賭けてランニングシューズの開発に挑む、感動の企業再生物語。宮沢紘一役を役所さん、その息子・大地を山崎賢人が演じる。今回本作への参加が発表された風間さんが演じるのは、埼玉中央銀行融資課の銀行員・坂本太郎。彼は「こはぜ屋」の将来を考え、新規事業を始めるべきだと宮沢に提案する重要な役柄で、企業の大小関係なく人とのつながりを大切に考える彼は、「こはぜ屋」の新規事業である「陸王」の開発を応援し続ける。台本を読んで「登場人物それぞれが奮闘しながら立ち向かっていくんだろうなという熱い日々のスタートを感じました」と言う風間さん、「ひとりひとりが命がけで自分の仕事に立ち向かっているので、僕もこのドラマを本当に命がけでいきたいなと思います」と意気込み、銀行員役は初挑戦と言うことで、「最初お話が来たときに、髪が耳にかからないよう言われたので、久しぶりにばっさりいきました」ともコメントしている。そして、坂本と同じ埼玉中央銀行・融資課長の大橋浩役には、ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」や「ミュージカル テニスの王子様」の馬場さん。「出演が決まり、原作を読んだときに雷が落ちたような感覚になったのをいまでも覚えています。面白い!!そして熱い!!今作に携われる事に表現しきれない嬉しさを感じています」と喜びをコメント。演じる大橋は、坂本が推進する「こはぜ屋」の新規事業に対して懐疑的な見方をする人物だが、「陸王」の開発を諦めないひたむきな宮沢たちの姿勢に、徐々に共感していく…。また、埼玉中央銀行行田支店の支店長・家長亨役には、民放連続ドラマ初出演となる雀々さん。家長は銀行の看板を鼻先にぶら下げたような男で、中小零細企業をバカにしているようなところがある人物。「こはぜ屋」の新規事業を応援する坂本とは方針が合わず、面白く思っていないという役どころだ。日曜劇場「陸王」は10月よりTBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年09月11日