「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」が、京都・清水寺で2019年9月1日(日)から9月8日(日)まで開催される。「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」は、世界文化遺産である清水寺を会場に初めて行われる、西洋近代絵画、現代美術、文学、マンガ、映画などジャンルを超えた作品を集めた展覧会。会場では、互いに影響を与え合う、日本と世界のアーティストを紹介。日本美術を通して新しい表現を見出したポール・セザンヌ、南仏でマティスに師事した猪熊弦一郎、哲学者・矢内原伊作と深く交流したアルベルト・ジャコメッティ、4半世紀以上も日本で個展を開催し続けてきたゲルハルト・リヒターなどの作品が一堂に会する。1200年もの歴史を持つ清水寺の、通常非公開のスペースが展示会場となっているのも魅力的なポイント。「成就院」の庭園を背景とした作品展示や、ゲルハルト・リヒターによる「経堂」での、映像作品の公開など、特別感の鑑賞体験をすることが可能だ。また、チケットなしで鑑賞可能なフリーゾーンがあり、入り口正面の重要文化財「西門」、そして「馬駐」では、現代アーティスト・加藤泉のインスタレーションを展示する。展覧会の総合ディレクターを務めるのは、キュレーターとしてのキャリアをもち、数多くの「アート小説」を手掛けている小説家・原田マハ。会期中は清水寺・大講堂にて、原田マハが竹中直人、山田洋次、桂南光、御立尚資など多彩なゲストを迎えるトークイベントも開催される。【詳細】「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」会期:2019年9月1日(日)~9月8日(日) ※会期中無休開催時間:7:00~18:00 ※最終入場は17:00会場:清水寺 成就院、経堂、西門、馬駐住所:京都市東山区清水1-294入場料:大人 1,800円、子供(小学生以下) 無料※モーニングチケット(7:00~9:00入場) 大人 1,600円、子供(小学生以下)無料※トークイベントとのセットチケット 5,000円前売券:7月4日(木)~専用サイト(公式サイトリンク)にて先行発売。※7月13日(土)~「チケットぴあ」にて発売開始。■トークイベント会場:清水寺 大講堂チケット料金:各回 3,500円 /展覧会とのセットチケット 5,000円前売券:7月4日(木)より専用サイトにて先行発売※7月13日(土)より「チケットぴあ」にて発売・竹中直人(俳優) / 原田マハ日時:9月2日(月) 16:00~(開場15:30)・山田洋次(映画監督) / 原田マハ日時:9月4日(水) 16:00~(開場15:30)・桂南光(噺家) / 原田マハ日時:9月6日(金) 14:30~(開場14:00)・御立尚資(ボストン コンサルティング グループ(BCG)前日本代表、シニア・パートナー&マネージング・ ディレクター 公益財団法人大原美術館理事) / 原田マハ日時:9月7日(土) 14:00~(開場13:30)【問い合わせ先】「CONTACT/CONNECT展」実行委員会 事務局TEL:075-351-9915(チケット販売窓口:株式会社のぞみ内)※電話応対時間:10:00~18:00※土日祝・お盆休暇除く
2019年07月11日なかなか運命の人の出会えなくて悩んでいるのであれば、神頼みにすがってみるのもまた1つの手です。全国には恋愛が成就する恋みくじを販売している神社が色々とあり、それぞれが工夫を凝らしているので観光に地方を訪れた際、ついでに回ってみるのもまた思い出になるものです。ここでは特に個性的な恋みくじを引ける神社を紹介していきます。文章がインパクト抜群!布忍神社全国に数多くある神社の恋みくじの中でもインパクトという面ではどこの神社にも負けないと自信を持って紹介できるのが大阪は松原市にある布忍神社の恋みくじです。おみくじはお金を払って引いた番号の紙に書かれてある文章を読むという至ってオーソドックスなものですが、その文章がほかの神社とは一線を画しています。例えば「男に抱かれる気配なし」といったかなり刺激的な文面や「出会うときは出会う」というような何のアドバイスにもならないような文面のものまで実に様々で、何が出てもいい思い出になるでしょう。雰囲気も抜群、貴船神社の恋みくじ次に紹介するのは京都にある貴船神社です。貴船神社は京都市内から少し外れたところにあるので町の喧騒とはかけ離れた静かな場所で雰囲気も抜群です。ここの恋みくじは別名水みくじと呼ばれ全国的に有名で、購入したおみくじの神には何も書かれていないのですが、この紙を水に浮かべると文字が浮かび上がってくるという仕掛けになっています。どんな文章が出てくるのか見ずに浮かべるまで分からないのでドキドキ感を味わうことができるでしょう。猫のモチーフがとても可愛い、今戸神社の恋みくじ3つ目に紹介するのは東京は台東区にある今戸神社です。福と縁と寿を授かる神社とされているので、恋愛の縁を手繰り寄せるために訪れる神社としてはピッタリではないでしょうか。そしてこの神社は猫をモチーフとして使っているため、絵馬やおみくじが猫のデザインになっていてとても可愛らしいです。更にここのおみくじには「大大大吉」があります。本数は少ないので引き当てると何かいいことがありそうな気になること間違いなしです。
2019年06月28日全国には恋愛に効くとされる神社がたくさんあります。彼氏が欲しい!と願うなら、縁結び神社に足を運んでみてはいかがでしょう。素敵な人に出会うチャンスに恵まれるかもしれません。出雲大社は恋愛のパワースポット神代から存在する島根県の出雲大社は、縁結びの神様である大国主大神をお祀りしています。通称「だいこくさま」として親しまれている大国主大神は、あらゆる「ムスビ」の神様。男女の縁はもちろん、家族や友人、仕事やお金などとの縁を結ぶとされています。歴史ある建造物など見所も豊富。最近では恋愛のパワースポットとして注目され、全国から大勢の参拝客が訪れています。「東京のお伊勢さま」東京大神宮東京都飯田橋にある東京大神宮は、「東京のお伊勢さま」と言われ、東京三大縁結び神社の一つです。神前結婚式を全国で初めて行った神社としても知られ、良縁を願う多くの人たちが御利益を求めて参拝しています。恋愛成就の結び札や「打出の小槌」をかたどった根付など、お守りの種類が多いのが特徴。また、願い事や誓いなどを書いて封をし、専用の箱に納めれば翌朝祈祷してもらえるという「願い文」もあります。神様に直接手紙を書けるなんて、素敵ですよね。観光も楽しめる京都の地主神社京都市東山区にある地主神社。清水寺の近くにあるため、観光を楽しみながら訪れることができます。境内にある一対の「恋占いの石」は、縄文時代の遺物とも言われる願掛けの石。目を閉じたまま一方の石からもう一方の石まで歩き、無事にたどり着ければ恋が成就するというものです。縁結び特別祈願を毎日行っているのも、地主神社の特徴でしょう。お守りは、片思いをしている人用や好きな人がいない人用など、各種あります。自分にピッタリ合ったお守りがきっと見つかるはずです。福岡県太宰府の由緒ある竃門神社福岡県太宰府にある竃門神社は、恋人や夫婦、家族などの良縁に御利益のある神社です。主祭神に玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。「玉」は魂、「依」は引き寄せるという意味。魂と魂を引き合わせる御神徳により、古くから縁結びの神様として信仰されています。桜や紅葉の名所としても親しまれている竈門神社。自然を楽しみながら参拝すれば、彼氏作りに向けてきっと大きなパワーをもらえるでしょう。
2019年06月03日恋愛がうまくいかないと、人生のモチベーションが一気に下がってしまうものです。そこで、ここでは恋愛に悩んでいる人のために「恋愛の神様がいる」とされる神社を紹介します。有名なパワースポットの地恋愛の神様がいることで全国的に有名な神社といえば、島根県出雲市にある「出雲大社」が挙げられます。平日でもたくさんの参拝者が訪れるほど、人気のある名所といえるでしょう。こちらには、縁結びの神様「大国主命大神」がいることで知られています。そもそも出雲大社の神様はあらゆる「ムスビ」の神様なので、男女の縁はもちろん子宝の縁、仕事の縁を結んでくれるご利益があるのです。出雲大社には「しあわせの鈴」「縁結びの糸」など縁結びに関する様々なお守りが販売されています。したがって、参拝に訪れた際は購入して身に着けてみてはいかがでしょうか。縁結びのご利益がある神社千葉県にある「千葉縁結び大社」も恋愛の神様がいることで有名なスポットです。とりわけ良縁祈願の力があると全国で評判になっている神社です。出雲神話で因幡の白兎を助けるなどされた大国主命という縁のともしびの神様がいるとされています。こちらでは縁結びのためのお守り・お札をウェブや郵送で送付してくれるので、興味があれば利用してみるといいでしょう。芸能人に人気のスポット世間的にあまり知られていませんが、神奈川県三浦群にある「森戸神社」も恋愛スポットとして有名です。森戸神社の祭神は、大山祗命(おおやまつみのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)といわれています。参拝する人が少なく静かに過ごせる場所であることから、芸能人がお忍びで訪れることが多いです。自然が豊かな場所にあるので、天気のいい日は境内から壮大な富士山や江ノ島を見渡すことができます。インスタ映えの写真が撮影できるので、行ってみて損はありません。
2019年03月04日アイドルグループ・嵐の大野智が出演する、久光製薬「アレグラFX」の新TVCM、「アレグラ寺の和尚」編と 「雑巾がけ@アレグラ寺」編が12日より順次放映される。大野がアレグラ人のリーダー・サトシーラ、桜庭和志がサクラーバに扮し、花粉に苦しむ地球人を救うという同シリーズも7シーズン目に。「アレグラ寺の和尚」編では、サトシーラとサクラーバが 花粉をもっと知るために日本の「おてーらー(お寺)」の門をたたき、夏木マリ扮するアレグラ寺の住職・真理和尚から、花粉の飛び方や人生の教訓を教わる。さらに「雑巾がけ@アレグラ寺」編では、サトシーラとサクラーバがアレグラ寺に入門し、真理和尚の指導のもと、兄弟弟子らとともに日々修行に励む。夏木は2016年の「アレグラFX」 CMで、アレグラ人ボス・ マリーグラとして登場しており、3 年ぶりの「アレグラFX」CM出演となる。実際に寺の境内でロケが行われ、夏木が「帰ってまいりました。人間としてね!」と挨拶すると、大野や監督、スタッフからも笑いが起こる。「雑巾がけ@アレグラ寺」編の撮影では、リハーサルや本番、さらに横からや正面、寄り(アップ)のカットなど複数のカメラポジションごと、セリフひと言ひと言ごとに、計20回にわたって実際に雑巾がけが行われた。監督からは「大変かもしれないけれど、もうちょっと顔を上げてください!」といった演出指示も飛び、実際に縁側はピカピカになっていた。
2019年02月07日■私たちの「人生」と「神社」の結びつき新しい年の始まりに、私たち日本人の多くが、神社へ「初詣」に出かけます。そして、神社へ足を運ぶタイミングは、もちろんそればかりではありません。新しい命がお腹に宿ったら、お母さんは「安産祈願」に。そして赤ちゃんがこの世に生まれ、神様への初めてのご挨拶は「初宮詣(はつみやもうで)」と言います。やがて、子どもの健やかな成長を感謝し、神様にご報告する「七五三詣」には、家族総出で神社に足を運んだ方も少なくないでしょう。他にも、受験の際には「合格祈願」をしたり。成人を迎えたら「成人祭」をされた方も、いらっしゃるかもしれません。前厄・本厄・後厄などといった「厄年」に当たれば、除災(災いを払い除けること)のために「厄祓い」の御祈祷を受けられる方は多いです。そして、大切な人との契りを神社の御神前で誓い、「神前結婚式」を行うという方もおられます。――このような「人生儀礼」の数々に見受けられるように、人生の節目で神様に感謝を捧げたり、ご報告や祈願をするということ。それは、多くの日本人の心や血の中に、深く根付いているように感じます。そう。「神道」というものはそれほどまでに、「宗教」として以前に、日本人にとって「ごく自然な文化」として脈々と受け継がれているのです。日本を象徴するものとして、神社の風景が挙げられることも多いですよね。心の安らぎや不思議な懐かしさ、そして私たちに、目に見えないものへの畏敬の念を抱かせる場所……。太古の昔から受け継がれる神社は、まさに日本の「心」であり「宝」だと言えるのではないでしょうか。■日本が誇りたい「互いを認め、尊重する心」日本には、世界から見れば「独特の宗教観」があると言われています。一年のはじまりには神社へ初詣に出かけ、お寺では仏様を拝み、キリストの誕生日であるクリスマスもお祝いします。このようにこの国では、ある意味で宗教の違いに対してとても「寛容」であり「おおらか」なのだとも言えるかもしれません。それぞれの宗教が伝える倫理観や、人生哲学的な要素を認め、その中に「生き方」についての共通点を見出しているのではないでしょうか。ひとつのことだけを信じて他を一切認めないのではなく、たとえ心の支えとする宗教は違っても、お互いを尊重しながらよりよい世界を目指すこと。……私はその部分にこそ、「神道」というものの影響を感じています。その「異なるものも認め合い、互いを尊重する心」にこそ、この日本を精神的に支えている理由のヒントが、隠されているような気がしてならないのです。日本においては、そもそも「あらゆるものに神様が宿っている」という考えのもと、「八百万(やおよろず)の神」を信仰する「神道」が、もっとも古くからこの国とともにありました。つまり、やたらと他を否定したり排除しようとしない価値観のものが、文化の根底に存在していたわけなのです。ですから、「信じる宗教は特別ありません」と仰る方も、神社に足を運んでいるからには、神様を一切信じていないわけではないはず。私たちの心の中にあるのは、もっとやわらかい信仰なのかもしれません。その裏側には、「特定の宗教」や「特定の神様」だけを拝しているのではない、という日本ならではの懐深い宗教観が隠されているのでしょう。これは、日本人が「誇り」とすべき感覚なのではないでしょうか。■八百万の神々を通じて、自らに「生き方」を問う昔はよく「誰が見ていなくとも、お天道様が見ているよ!」とか、「悪いことをすれば、いつか罰(バチ)が当たる」といった言葉が使われていました。生きていれば誰しも、心の中に身勝手な想いや、傲慢さ、おごりなどが芽生えてしまうことがあります。そんなとき、その弱さを正し、あるべき姿に戻すものは何でしょうか?それは、自らの「心」以外にありません。その「支え」であり「指針」となるのが、目には見えない神々という存在なのです。私たち人間は昔から、見えないところにこそ「生き方」を示す存在があり、迷いやすいこの世界でどのように暮らしてゆくべきかを、常に心に問うてきました。そう考えると「神様」という存在は、私たちの心を映し出す、鏡のようなものでもあると言えるのではないでしょうか。神社の御神体に「鏡」が多いのも、そのような意味も隠されているのかもしれませんね。神社に行けば、私たちは必ず「神様」の存在を意識することでしょう。鳥居をくぐる瞬間。狛犬と目を合わせる瞬間。手水舎(ちょうずや)で心身を清める瞬間。御神前でお詣りをする瞬間――。あなたは何を想いますか?きっと、今の自分の姿や生き様と向き合い、それが恥ずべきものになっていないかを、心に問いかけることができるはずです。神様に対して、誤魔化しや嘘は通用しません。それと同じように、「神様」という存在を通じて映し出される「自分の心」にも、嘘はつけないのです。「神様が見ておられる」と思えば、私たちはどこまでも素直に、謙虚な心で自らを見つめられるのではないでしょうか。その気持ちを思い出すためにも、私たちは人生儀礼などをきっかけとしながら、折に触れて神社に足を運んでいるのです。そして、生きる中で訪れる苦難や試練を乗り越えてゆくためにも、その存在が大きな力となって私たちを支えてくれるでしょう。迷ってしまったとき。辛くてくじけそうなとき。前に進む勇気が欲しいとき。……そんな時こそ神社に出かけ、素直な想いと向き合うべく、神様とお話をしてみてください。そのひとときは、あなたが自らの心に向き合っている、かけがえのない瞬間なのです。■「浄明正直」を自らの心に持ち続けること「浄明正直(じょうみょうせいちょく)」という言葉をご存知でしょうか?これは、神道が基本とする言葉のひとつで、一文字ずつに大切な意味が込められています。人の心の在り方として、大事にするべきものを示しているのです。◆浄(きよ)く……清らかな心で◆明(あか)るく……明るい心で◆正(ただ)しく……正しい心で◆直(なお)く……素直な心でこの言葉を語るとき、多くの説明はいらないような気がします。これさえ覚えて実践していけば、必ず幸せに生きてゆけることでしょう。忘れやすい私たちですが、たびたび思い出しながら過ごしておくべき、素敵な言葉です。ぜひ、あなたの心にも留めておいてくださいね。■節目で神様に「宣言」や「報告」をしてみよう!さて。あなたにとって、神社とはどんな場所でしたか?そして今回の記事をお読みいただいて、これからのあなたにとって神社は、どんな場所になりそうですか?ただ神様へ「神頼み」をするだけでなく、なんとなくお正月にだけ足を運ぶ場所にするのでもなく、もっと心の深いところへ手を伸ばすきっかけの場所となるのではないでしょうか。そんなあなたへ、おすすめしたいこと……。ぜひ、人生の節目や生活の変わり目、心が揺らいでいるときこそ、ひとり神社に足を運んで神様に問いかけてみてください。また、自分で決心したことや人生において大きな出来事があったときには、それらを「宣言」したり「報告」したりしてみましょう。「そんなことに意味があるのか」と仰る方もおられるかもしれませんが、必ず意味はあります。あなたの心が神様の方を向いていれば、その想いは届いています。時にひらめきとして。時に誰かの言葉で。時に思いがけないものとの出会いで。時に身に起こった出来事の中から。いかに過ごすべきか、いかに乗り越えるべきか、いかに生きるべきか――。その答えは、いつか必ず見えてくることでしょう。【神社のたしなみシリーズ】◆◇◆神社と心◆◇◆初詣だけじゃない!人生の中で私たちが神社に行くべき理由とは?◆◇◆神社と御朱印◆◇◆神社で神様とのご縁を結ぶ!「御朱印」の意味と真のご利益御朱印を集めて各地の神社を巡る「御朱印ガール」とは御朱印帳の使い方!素朴な疑問と知っておきたい基礎知識◆◇◆神社の授与品◆◇◆「おみくじ」は吉凶よりも「言葉」を読もう!基本の引き方・捉え方巫女が教える「御守り」の役割!取り扱い方法・持ち歩き方のお話◆◇◆神社と行事◆◇◆神社でデトックス!心と体をきれいにする「夏越の大祓」とは【巫女ライターの神社と御朱印めぐり】◆◇◆東京◆◇◆#1東京の白蛇さま「上神明天祖神社」#2五龍神のすまう田無の杜「田無神社」#3子育てと厄除けの八幡さま「大宮八幡宮」#4長い歴史とロマンが宿る「根津神社」#5太陽と月と海原の三貴子が鎮まる「阿佐ヶ谷神明宮」#6武蔵国を総べる社「大國魂神社」
2019年01月31日お正月のおでかけといえば、初詣。今から「どこの神社にお参りしようかな…」と計画をたてている人も多いでしょう。でも、寒い中せっかくお参りするなら、2019年という年に最も運気アップが期待できる神社へ初詣したいですよね。そこで、さまざまなメディアで活躍中で、 『厄除け・開運・パワースポット-ニッポンの神社-2019-2020』 (主婦の友社)の監修を務めた占い師・流光七奈先生に、2019年の初詣におすすめの神社ベスト5をうかがいました。流光七奈先生 プロフィール心理オントロジー、裏ホロスコープ、スピリチュアルリーディングを中心としたオリジナル占術を使う占い師。ラジオ、雑誌など多数のメディアで活躍中。著書は『ダンナさまは幽霊』(イーストプレス)シリーズ、『厄除け・開運・パワースポット ニッポンの神社2019−2020』(主婦の友社)、裏ホロスコープ占星術(実業之日本社)。■2019年初詣おすすめ神社ベスト5流光先生曰く「2019年は何事も激しく『動く』年」。そのため、自分のやりたいことが見え、努力に見合った結果が得られ、運気が上がる年になるそうです。そのため、引っ越しや起業・転職、海外旅行・留学、資格取得に向いた年となります。また、お金の神様が活発に動き、金運が急上昇する2025年に向けて、「億万長者になるための種まき」の年でもあるそうです。そんな2019年の初詣、どこにお参りすればベストなのでしょうか? 「家族でお参りするなら、より仲良く幸せになれるよう“縁結び”の神社がおすすめ」と流光先生。中でも2019年初詣にぴったりな神社ベスト5をうかがいました。箱根神社(神奈川)宿場町であった箱根という土地柄、交通安全、心願成就、開運・厄除けで有名な箱根神社。「ご祭神が木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメノミコト)という女神様で、彼女は水の神様です。水の神様は生命や財産などを生み出す神様ですが、木花咲耶姫は安産や子育てにご利益がある神様。燃えさかる火の中で3人の子を生み、その子どもたちを立派に育て上げた、美しくありながらも大変たくましい神様です。子育て中の方たちに共感してくださる神様なので、子ども連れのママパパにぴったりな神社でしょう」(流光先生)1月1日0時から芦ノ湖上・元箱根湾で開催される「新年奉祝花火大会」も、初詣の楽しみの一つとなっています。 箱根神社 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1白幡天神社(千葉)市川市菅野の郷の最も地形の高い場所に、氏神様として鎮座する白幡天神社。「ご祭神が、ご存じ学問の神様である菅原道真なので、お子さんの学業成就のご利益を受けに行くのにぴったりです。いわゆる初詣の時期からは少しずれてしまいますが、春先には梅や桜が咲き、とてもきれいな神社です」(流光先生) 白幡天神社 千葉県市川市菅野1-15-21縁結び大社(千葉)良縁成就、恋愛成就、結婚成就、夫婦円満など、縁結びで有名な神社。境内には、ご利益ある縁結びの神々をお参りする『恋の願かけめぐり』もできます。「主祭神である愛染明王神(アイゼンミョウオウシン)は、強力な縁結びの神様です。恋愛と結婚成就だけではなく、夫婦円満、家庭円満に大変ご利益があります。さらに、衣食住を司る神様である奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)も祀られていますので、ぜひ家内安全をお祈りしましょう」(流光先生) 縁結び大社 千葉県東金市山田1210河口浅間神社(山梨)富士山の世界文化遺産登録で、構成資産のひとつになった河口浅間神社。「こちらのご祭神も箱根神社と同じく木花咲耶姫です。安産と子育てのご利益を授けてくださる神様でもありますが、縁結びの神様でもあります。縁結びと聞くと、恋愛や結婚だけにご利益があるとイメージかもしませんが、本来はすべてのご縁を結んでくださるものです。家族のご縁が強くなるよう、家族でお参りしても良いでしょう」(流光先生) 河口浅間神社(富士五湖観光連盟) 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1貴船神社(京都)平安時代、夫の心変わりに思い悩んだ女流歌人・和泉式部が参詣し、名歌を捧げたところ、夫の愛を取り戻せたという逸話が残る貴船神社。それ以来、「恋の宮」と呼ばれるようになりました。「こちらは、木花咲耶姫の姉である磐長姫(イワナガヒメノミコト)という神様が祀られており、彼女は岩のように頑丈で強固な基盤を築くご利益を与えてくださる神様です。貴船神社には、そのほかたくさんの強力なご利益がありますが、家庭を盤石なものにしたいと願っている方はぜひ一度、こちらの神社を訪れてみてはいかがでしょう」(流光先生) 貴船神社 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180■初詣「お願い事・ルール」にNGはあるの?いざ初詣…と出かけても、手を合わせてお願い事をする段になったら、頭に浮かぶのは「家族の健康と幸せ」。それが一番なのはもちろんですが、もっとうまい願い方があるのかも…と思ったことはありませんか? 逆に、知らず知らずのうちに、NGな願い事をしてしまっていたかも…と心配になる人もいるでしょう。 「お願い事は基本、自分が望むこと、好きなことを自由にお願いしてOKです。でも、NGとまでは言いませんが、完全に他力本願のお願い事は、ご利益を得ることができません。お願い事は、ご自身が努力することが前提です。逆に、NGなお願い事は、誰かを蹴落としたい、などの人を不幸にするものですね。これは絶対的にNGです。お願いする時のコツとしては、『こうしたいのですが、どのようにしたら良いでしょうか?』という風に、『ご相談』のような形をとると良いですよ。神様は、努力する人を進んで応援してくださるでしょう」(流光先生)子ども連れの初詣だと、お参りのルールにも気をつかいますよね。神様に失礼のないお参りの仕方はあるのでしょうか?「神様は基本、子どもが大好きです。なので、お子さん連れで神社に行く際に、神様に対して特に配慮すべきことはありません。ただ、一つだけ気をつけていただきたいのが、『境内の中の物を持ち帰らないようにする』こと。境内にあるものは、木の枝から砂利まで、すべて神様のもの。持ち帰ることは神様に対して大変なマナー違反となります。これは、子どもに限らず大人も気をつけていただきたいポイントです」(流光先生)参考図書: 『厄除け・開運・パワースポット-ニッポンの神社-2019-2020』 (主婦の友社)書籍『ダンナさまは幽霊』シリーズがヒットし、女性誌、web、週刊誌などでも活躍中の占い師・流光七奈先生が監修。2019年に開運できる全国の220の神社をセレクションし、金運・仕事運・恋愛運・厄除けに効果ありの2019全国開運神社パーフェクトガイドの決定版。
2018年12月29日■武蔵国を守る神様たちへと繋がる「総社」場所は東京都の府中市。広大な敷地内に多くの神々が鎮座する、荘厳なお社が「大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)」です。その起源はおよそ1900年前にまで遡り、第12代の景行天皇の御代41年(111年)5月5日に神様からの御託宣を受けて創建されたという古い歴史を誇ります。その後も武蔵国に住まう人々はもちろん、多くの貴族や武士たちの崇敬を集め、今日まで大切に守られてきたお社なのです。現在、府中の駅前は多くのビルやお店が立ち並ぶ、西東京の中心地。しかし、大國魂神社からまっすぐに伸びる欅並木の参道は変わることなく、参拝者をあたたかく迎えてくれるかのように感じます。鳥居をくぐり、広々とした参道に足を一歩踏み入れれば、長きにわたる歴史と私たちを包み込むような懐の広さを、きっと実感できることでしょう。そもそも「武蔵国」というのは、現在で言うところの埼玉県・東京都・神奈川県の一部を指しています。大化の改新後に全国各地に国の経営を行う「国府」が置かれるようになり、武蔵国の場合はその場所がこの府中の地でした。国の祭務を行う「国司」が奉仕する斎場となった大國魂神社は、武蔵国の神様を合祀するかたちとなり、「武蔵総社(むさしそうしゃ)」と呼ばれるようになりました。つまり、武蔵国に住まう人にとっては特に、この神社が各地の神様につながる拠点ともなるわけです。大國魂神社はその後、さらに国内の著名な神社を6社、本殿の両側に合祀しました。これにより、「六所宮(ろくしょぐう)」とも称されるようになり、本殿前には「総社六所宮」と掲げられています。六所宮のご祭神はそれぞれ、武蔵国の各地に鎮座する「小野大神」「小河大神」「氷川大神」「秩父大神」「金佐奈大神」「杉山大神」。こうしてこの神社は、今もなお「武蔵国の護り神」として、大切にお祀りされているのです。皆様にもなじみのある神社が、きっとあることでしょう。大國魂神社をお詣りする際には、各地の神社の神様にも、ぜひ想いを馳せてみてください。■国を作り産業を興した、心やさしい「大國魂大神」大國魂神社の主祭神である「大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)」について、少しご紹介しましょう。この神様は、出雲大社におわします大国主神(おおくにぬしのかみ)と御同神。七福神の「大黒様」としても親しまれています。その昔、大地を築き国を開かれて、人々に生活の基礎となる衣食住の道を教えられました。さらに、医療法やまじないの術も授けられ、厄除け・厄払いの御神徳もお持ちです。大国主命(大國魂大神)は、「因幡の白兎」という説話の中で、瀕死の白兎を助けた心のやさしい神様としても知られています。縁結びの神様としても名高いので、こちらでの結婚式や披露宴も大変人気です。神様に結んでいただいたご縁を、神前式で改めて確かめ誓い合うのは、うれしく素敵なことですよね。人生儀礼の御祈祷も、各種受けることができます。人生の大事な節目は、ぜひ神社で過ごされてみてはいかがでしょうか。■街全体が活気づく、神様と人々の交流「くらやみ祭」大國魂神社といえば、1000年以上の歴史を誇る例大祭「くらやみ祭」です。このお祭りは、この地域の人々が特に大切にしている神様との触れ合いのひとときだと言えるのではないでしょうか。尊い神様を見ないようにと「神輿渡御(みこしとぎょ=御神輿が街を練り歩くこと)」が深夜の暗闇の中で行われたことから、「くらやみ祭」と呼ばれるようになりました。毎年、4月30日~5月6日にかけて執り行われる伝統的な祭事であり、府中の街が大変活気づく瞬間です。日本最大級の6張の大太鼓が打ち鳴らされ、8基の御神輿が大迫力の渡御を行います!大國魂神社は、このように神様との触れ合いやつながりを肌身で感じることのできる催しと、地域の交流や人々の絆をも改めて思い出させてくれる場所でもあるのです。もちろん「くらやみ祭」だけでなく、それぞれの季節に「すもも祭」や「くり祭(秋季祭)」などといった、大國魂神社ならではの季節や伝統文化を感じさせてくれる祭事も行われます。広々とした境内に所狭しと出店が並び、足を運べばきっと心がわくわくしてくることでしょう。■地域の歴史や神様の御神徳に、想いを馳せるひととき大國魂神社のような場所は、特に人々の生活に活気を与え、一人ひとりの心に安らぎをもたらしてくれるものです。神社が賑わいを見せる祭事のタイミングだけでなく、日頃からぜひ足を運んでいただき、境内の随所で長きにわたって続く歴史や、神様の御神徳に想いを馳せてみてください。神社は「ご利益」を授かるための場所である以前に、すでに今自分がいただいている幸せに気づき、その恵みに感謝をするための場所です。静かに、自分自身の心や生活を振り返り、周りの人のことを想うこと。その積み重ねが私たちの心を清めて、また一歩、神様の御心に近づけてくださることでしょう。随神門と中雀門の間、本殿に向かって右手にある「宝物殿」では、神社の誇る1900年の歴史を感じさせるさまざまな御神宝が拝観できます。くらやみ祭で神様の御霊が移される、圧巻の神輿8基や御先祓太鼓も間近で見ることができますよ。開館日は、土曜・日曜・祝日・神社祭礼日のみとなっています。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!大國魂神社も、ご紹介したい場所がたくさんあり、ひとつの記事では収まりきれない魅力がいっぱいです。ぜひ、あらかじめ神社の公式サイトから境内案内図を確認していただき、たくさんの場所を回ってみてください。そのきっかけのひとつとして、わずかながらお写真で、魅力を少しでもお伝えできればと思います。最初の鳥居をくぐってすぐ、右手に現れるのが「神戸稲荷神社(ごうどいなりじんじゃ)」です。まるで入り口で大國魂神社を御護りされているかのような、生真面目な雰囲気のお社。左右の石には、御使いでいらっしゃる狐さんが刻まれています。御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)という女神さまである、「宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)」。演芸の神様であるとともに、また安産の神様としても名高く、底が抜けた柄杓を納める安産祈願が有名です。明るい雰囲気の、女性には特にうれしいスポット。大國魂神社の御朱印です。季節や祭事などでの変化はありませんが、それがいつも堂々と構える、大國魂大神様らしさを感じさせてくれる気がします。本殿に向かって左手に位置する水神社の裏には、「人形(ひとがた)流し」のできる小さな川があります。人形に自分の名前を書き、悪い部分をなでて息を吹きかけ、人形に穢れを移して水に流しましょう。身も心もスッキリするはずです。神社の大切な役割のひとつである「地域を繋ぐ」ということが、大國魂神社ではその中にいるだけでも感じられます。自分の住まう土地や國を愛し、大切にしていくこと。それを思い出させてくれる、かけがえのない時間が過ごせるはずです!境内の杜もまた、夏は深い緑に包まれ、秋は葉が美しく色づきます。木々のざわめきや草花の息吹。そして、この地に息づく人々の暮らしや活気。あなたも、ぜひ、武蔵国の総社に訪れてみませんか?■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)【御祭神】■主祭神大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)=大国主命(おおくにぬしのみこと)■六所宮(※)小河大神(おがわのおおかみ)氷川大神(ひかわのおおかみ)秩父大神(ちちぶのおおかみ)金佐奈大神(かなさなのおおかみ)杉山大神(すぎやまのおおかみ)御霊大神(ごりょうのおおかみ)国内諸神【境内摂社末社】■宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)天鈿女命(あめのうずめのみこと)■松尾神社(まつおじんじゃ)大山咋命(おおやまくいのみこと)■巽神社 (たつみじんじゃ)市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)■東照宮(とうしょうぐう)徳川家康公(とくがわいえやすこう)■住吉神社・大鷲神社(すみよしじんじゃ・おおとりじんじゃ)表筒男命(うはづつおのみこと)中筒男命(なかづつおのみこと)底筒男命(そこづつおのみこと)大鷲大神(おおとりのおおかみ)■水神社(みずじんじゃ)水波能売命(みずはのめのみこと)加茂別雷命(かもわきいかずちのみこと)玉依姫命(たまよりひめのみこと)加茂別建角身命(かもわきたけぬみのみこと)■神戸稲荷神社(ごうどいなりじんじゃ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)【鎮座地】〒183-0023東京都府中市宮町3-1【電話】042-362-2130【FAX】042-335-2621【最寄駅】京王線「府中駅」より徒歩5分JR武蔵野線・南武線「府中本町駅」より徒歩5分【※六所宮について】《一ノ宮》小野神社(おのじんじゃ)御祭神/天ノ下春命(あめのしたはるのみこと)《二ノ宮》二宮神社・小河神社(にのみやじんじゃ・おがわじんじゃ)御祭神/国常立尊(くにのとこたちのみこと)《三ノ宮》氷川神社(ひかわじんじゃ)御祭神/須佐之男命(すさのおのみこと)稲田姫命(いなだひめのみこと)大己貴命(おおなむちのみこと)《四ノ宮》秩父神社(ちちぶじんじゃ)御祭神/八意思金命(やごころおもいかねのみこと)知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)天之御中主神(あめのみなかみぬしのかみ)《五ノ宮》金鑚神社(かなさなじんじゃ)御祭神/天照大神(あまてらすおおみかみ)素戔鳴尊(すさのおのみこと)大和武尊(やまとたけるのみこと)《六ノ宮》杉山神社(すぎやまじんじゃ)御祭神/五十猛命(いそたけるのみこと)大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)素戔鳴尊(すさのおのみこと)
2018年11月04日東京のカフェ「キャンバス トウキョウ(CANVAS TOKYO)」と「インク バイ キャンバス トウキョウ(ink. by CANVAS TOKYO)」は、京都・酬恩庵 一休寺と紅葉を楽しむイベント「キャンバス・トゥ・キョウト・イン・イッキュウジ」を2018年11月1日(木)から11月25日(日)まで開催する。また、第2弾として11月16日(金)から25日(日)まで、京都・酬恩庵 一休寺の境内に期間限定カフェをオープンする。京都・酬恩庵 一休寺は、JR東海「そうだKYOTO、いこう」キャンペーンにも選ばれた、人気の観光スポット。秋の季節には、赤く色づいたもみじなど、優美な紅葉を楽しむことができる。第1弾:紅葉を模ったカラードリンク&お団子型ドーナツ第1弾は、東京で秋を楽しめるよう紅葉イメージしたドリンクと和スイーツを提案。「インク バイ キャンバス トウキョウ」人気のカラーラテは、もみじをモチーフにしたコラボレーションデザインにバージョンアップ。まん丸のドーナツを並べた団子型ドーナツは、黒胡麻、抹茶、紫芋、きな粉など和風フレーバーや、ベリーベリーやミルキーなどスイートな味わいで登場する。キャンバス トウキョウでは、抹茶団子ドーナツとほうじ茶ラテのセットも登場。両店舗とも入り口にはオリジナルの暖簾を設置し、都会の真ん中で、秋の京都一休寺の紅葉を疑似体験できる特別な空間を作り出す。第2弾:「おみくじ」付きドリンク&手摘み抹茶のラテ第2弾では、一休寺境内の大雲軒にカフェスペースを設け、オリジナル焙煎の一休寺ブレンドのコーヒーやラテ、一杯ずつ点ててから提供する京都の抹茶農家「孫右ヱ門」の手摘み抹茶を使用した抹茶ラテなどと共に、キャンバス トゥ キョウト限定の和菓子を「もみもみじセット」として数量限定で提供する。店内は、座禅の際に使用するクッションを現代風にアレンジしたZAFU(ざふ)を並べ、創業184年香老舗林龍昇堂のお香を焚くなど、伝統とモダンを融合させた新しいスタイルで空間を演出する。また、ドリンクカップのスリーブには、一休禅師の言葉を添えたオリジナル「おみくじ」を。カップ片手に紅葉と写真を撮るなど、一休寺で秋の紅葉を満喫して。【詳細】「キャンバス トゥ キョウト イン イッキュウジ」■第1弾期間:2018年11月1日(木)~11月25日(日)実施店舗:・キャンバス トウキョウ住所:京都 渋谷区広尾5丁目19-6TEL:03-6432-5700・インク バイ キャンバス トウキョウ住所:東京都渋谷区代官山町11-12 日進ヒルズ代官山1FTEL:03‐6432‐5701<メニュー例>・キャンバス トウキョウCAFÉ LATTE SET 800円+税HOUJICHA LATTE SET 830円+税HOUJICHA CHOCOLATE SET 880円+税・インク バイ キャンバス トウキョウMATCHA SET 1,070円+税BLACK INK SET 920円+税PURPLE MIST SET 850円+税RED VELVET SET 950円+税YELLOW STAR SET 850円+税FLAT WHITE SET 820円+税■第2弾期間:11月16日(金)~25日(日)実施場所:酬恩庵 一休寺住所:京都府京田辺市薪里ノ内102番地拝観料 : 大人 500円(中学生以上)、小人 250円<メニュー例>「もみもみじ セット」・IKKYU COFFEE set 1,100円+税(一休寺オリジナルブレンド)・IKKYU LATTE set 1,200円+税(一休寺オリジナルブレンド)・MATCHA LATTE set 1,400円+税
2018年11月01日京都の世界文化遺産・上賀茂神社で「京都パンフェスティバル in 上賀茂神社」が10月13日、14日の2日間、開催される。パンの街・京都の有名ホテルや人気ベーカリーが出店。平成27年の上賀茂神社式年遷宮奉祝事業として初開催し、今年で4回目を迎える本イベント。京都が誇る“神社”と京都の人々に愛される“パン”のコラボレーションが今年も楽しめる。京都市伏見区のアンデからは、「プレーンデニッシュ」が登場。しっとりとした食感とデニッシュ食パンの本来の甘みが口の中に広がる。初出店となる右京区のイエローデリ ベーカリーは、2018年のパングランプリで準グランプリを受賞した、フランスパンの生地に熟成フルーツをたっぷり練り込んだ「メープルフルーツパン」を販売する。イエローデリ ベーカリー「メープルフルーツパン」東山区のウェスティン都ホテル京都からは、ベーコンの塩味と旨味に、黒オリーブの風味がアクセントの「ベーコンと黒オリーブのフォカッチャ」やその他3種類のフォカッチャが登場。同じく東山区のホテルで初出店となる、ハイアット リージェンシー 京都は、バニラ風味のマロンクリームと甘露煮のペーストを合わせ、焼き上げたクロワッサンにサンドした「マロンのクロワッサンダマンド」を販売。ラム酒の香るアーモンド生地で仕上げている。初出店となる右京区の中村屋惣菜製作所からは、京都嵐山の老舗お肉屋さんから生まれた「中村ん ビーフカツサンド」がお目見え。国産牛スライスをミルフィーユ仕立てに柔らかく仕上げたカツがポイントだ。その他、こちらも初出店の京都一本堂の「角食」、創業80余年の樋口金松堂の「ホウレンバターとマヨタマサンドイッチ」、志津屋 本社の「京風だし巻き卵サンド〜九条ねぎ〜」、和歌山からの参加となるメゾンフルリールの「抹茶のバゲット」などバラエティ豊かなラインアップ。急遽出店が決定した、長崎県・壱岐島のパンプラス本店の「壱岐牛カレーパン」も見逃せない。パン以外にも、京都の老舗コーヒー店として有名なイノダコーヒが出店する他、抽選会などお子様向けの企画も楽しめる本イベント。おいしいパンと、京都最古の神社との異色コラボレーションを味わってみては。【イベント情報】京都パンフェスティバル in 上賀茂神社会期:10月13日、14日会場:上賀茂神社住所:京都府京都市北区上賀茂本山339時間:10:00〜15:00料金:入場無料
2018年10月11日■太陽・月・海原の神「三貴子」が並び鎮まる希少な神社にぎやかな阿佐ヶ谷(あさがや)の駅を少し離れて路地を入ると、そこには静かで明るい神域が広がっています。東京都杉並区に鎮座される「阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)」。人々の暮らしと密着した地域にありながらも、ひとたび足を運び入れれば、その神聖さが肌で感じられる素敵な神社です。手水を済ませて玉砂利を踏みしめながら歩くと、右手には能楽殿があらわれ、いっそう明るく清々しい雰囲気が感じられるのではないでしょうか。※この能楽殿は、通常閉じられていますが、催しの際などに開かれます主祭神は、伊勢神宮におわします太陽の神様「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」と、その御饌(みけ)の神である食物神「豊受大神(とようけのおおかみ)」。そして、天照大御神と時を同じくして「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」から生まれた、月の神様「月読尊(つくよみのみこと)」と、海原を治めよと言われた「須佐之男尊(すさのおのみこと)」の4柱です。この阿佐ヶ谷神明宮において特に珍しい特徴は、拝殿から臨むことのできる御正殿に「天照大御神」、東西両殿に「月読尊」「須佐之男尊」の3つの御殿がお祀りされているところ。中央が「天照大御神」の御殿で、東に「月読尊」、西に「須佐之男尊」の御殿が並んでいるのです。神話・古事記に「兄弟神」として登場する「三貴子」が、このようにひとつの神社に並んでお祀りされているのは、全国的に見ても大変珍しい姿だと言えます。拝殿からその「御垣内三殿」を拝することができますが、広く拓けた明るい場所に美しく並ぶ3つの御殿の姿は、いつ見ても静謐で清らかな空気をたたえています。■その姿を大きく変えた「平成の大改修」阿佐ヶ谷神明宮は、かつて「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が東国への勢力拡大のため遠征をしたその帰りに、この「阿佐谷」で休息したと伝えられ、その後、彼の功績を慕った村人が建てたお社が起源だと言われています。この国の最高神である「天照大御神」がお祀りされていたこの場所には、その後も、この村の各地に散らばっていたいくつものお社が次第に合祀(併せてお祀りすること)されていきました。このように、今ではさまざまな神様がこの地に鎮まって、人々の暮らしを見守っているのです。この神社に大きな変革があったのは、まだ記憶に新しい平成21年のこと。境内に祈祷殿(ご祈祷が行われる場所)や能楽殿が新設され、以前は拝殿と本殿がひとつの形になっていたものが別々に切り離されることになったのです。こうして私たちが祈りをささげる場所となる拝殿からは、現在のように並ぶ三貴子のお社を見つめることができ、それぞれの神様をより意識しやすい姿に生まれ変わりました。御本殿は青空の下に緑の杜を背にしたかたちで、静かに、そしてひときわ眩く鎮座しています。特別なときにしか足を踏み入れることのないその空間は、目には見えなくともごく自然に神様の存在を感じられるような、素晴らしい心地よさを感じます。そして平成26年には、伊勢神宮が20年に一度お宮を新たに立て替えて神様にお遷りいただく「式年遷宮」という祭祀に伴って、撤下された鳥居のひとつを受け継いで、この御本殿前に置かれることとなりました。それまで伊勢神宮の神域を御守りしていた鳥居が、今はこうして、この阿佐ヶ谷神明宮を見守っている……。そう思うと、お伊勢さまとの深いご縁を感じずにはいられません。■あらゆる災難厄事を払いのける「八難除」「降臨殿」と呼ばれる祈祷殿では、「天照大御神」の荒魂(あらみたま)と「豊受大神」が併せてお祀りされています。この場所には、江戸時代に奉納された、銅製の黒い「三本御幣」を拝することができます。それは、この阿佐ヶ谷神明宮に集まる庶民からの信仰が厚かったことを示す、大変貴重で珍しいものです。私たちの人生には、あらゆる節目が訪れます。「安産祈願」「初宮詣」「七五三詣」「成人式」「年祝い」などといった、人生儀礼の数々。その折々に神様へご報告を申し上げ、その恵みとご加護に感謝し、これからの繁栄を願うのが御祈祷です。この祈祷殿の御神前は、御祈祷のとき以外は入ることのできない場所。きっと、その厳かな空気を肌で感じられることでしょう。※ご紹介のため、特別にご許可をいただき、お写真を掲載させていただいていますこの場所で受けることのできる御祈祷の中でも、阿佐ヶ谷神明宮ならではのものといえば、「八難除」です。「八難」というのは、8つの難という意味ではなく、「世の中にあるあらゆる災い」のことを指しています。厄年の災い、方位や地相・家相に起因する災い、火や水にまつわるの災い、人の災い、因縁から来る災い……。挙げればキリがないほど、私たちの生きる世の中には、数多くの災難や厄事が存在しています。「八難除」とは、それらすべてを取り除く御祈祷であり、御祭神である八百万の神々の中心となる「天照大御神」様のご加護をいただいて、それぞれの人生が素晴らしいものになるようにと願うもの。最近よくないことが続いているという方や、何か不安なことがあって前に進めないという方、身の回りで病気や事故が増えているという方も、この御祈祷を受けられてみてはいかがでしょうか。■巫女が最後の縫製を行う「神むすび」の御守り※ご紹介のため、特別にご許可をいただき、お写真を掲載させていただいています阿佐ヶ谷神明宮といえば、特に話題を呼んでいるのが「神むすび」という御守りです。ブレスレットタイプになっているので、手首やバッグなどに着けて、肌身離さず持ち歩くことができます。美しく繊細に編み込まれたデザインで、その色やモチーフにも、さまざまなものがあります。春なら桜、梅雨の時期なら紫陽花、秋には月うさぎなど、季節ごとに期間限定のものが準備されるのもワクワクします!こちらは、阿佐ヶ谷神明宮でご奉仕をしている巫女さんが仕上げの縫製を行い、大切に作られているのも特徴です。その中に御神気が込められ、私たちのもとへと届くのですね。「神むすび」は阿佐ヶ谷神明宮のオリジナルであり、珍しい形の御守りですが、私たちがより身近に持つことができるのではないでしょうか。御守りとは、日々の暮らしの中で折に触れて神様の存在を意識し、その御神徳にあやかりながらも、常に感謝を忘れないための「形あるもの」です。その出会いは「直感」が大切。神社に訪れた際に御守りを目にして、あなたが強く心惹かれるものがありましたら、ぜひ手に取ってみてください。それがあなたと、その神社・神様との絆を示す、ひとつの証になることでしょう。■行事ごとに少しずつ変化する御朱印御朱印については、阿佐ヶ谷神明宮の場合、大きく分けて2種類があります。「神明宮」のものと、「月読尊」のお社である「月読社」のものです。また、「神明宮」の御朱印については、祭祀や催し物などにちなんで手作りの印が追加されることがあります。お正月、観桜会、夏越の大祓、七夕、例祭、新嘗祭、年越しの大祓など……それぞれのモチーフになるものが、季節を感じさせてくれますね。昨今は、多くの神社でいただける御朱印にも、限定のものなどが増えてきました。思わず見とれてしまうような、美しい御朱印に出会うこともありますよね。ただし、それをいただくために神社に訪れるというよりは、さまざまな季節に足を運び御朱印の変化も楽しみつつ、お詣りを通じて神様と心を通わせることを大切にしてみてください。きっと、そのような心で何度も足を運ぶことができたなら、その神社はあなたの人生にとってかけがえのない場所となり、その祈りの心を神様も喜んでくださるに違いありません。■変わらぬ「祈り」と「感謝」の心を、変わりゆく時代の中に皆様は、「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉をご存知でしょうか?阿佐ヶ谷神明宮の神職の方が、神社を守り受け継いでいく中で大切にされていることのひとつで、「伝えるべきものの本質はかたちを変えることなく守りながら、時代とともに変えてゆくべきものは変えながらつないでいく」という意味があります。「神道」というのは、何世代も前の日本を生きたご先祖さまたちから順番にバトンを手渡してきたからこそ、今日まで日本に息づいている大切な文化です。古くから多くの人が信仰を寄せて神々をお祀りし、その心のよりどころとなってきた神社。これから先も、時を越えてその本質を受け継ぐためには、さまざまな工夫や時代に即した変化もまた、必要な努力なのでしょう。しかし、神社に訪れる私たちこそ、その場所が持つ本来の役割やあるべき心の姿を、忘れることなく残していかなくてはなりません。当たり前の日々の中に存在する感謝の気持ちや、この国を守ってくださっている神様たちへ祈りを捧げる心を、失くしてしまうことのないように……。神社に足を運んだときこそ、神様を想い、手を合わせることの意味を噛みしめてみてください。私たちはその積み重ねで、神様を感じる心が養われ、どんなときも迷わずに心明るく生きていくことができるのですから。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!拝殿に向かって右手側にあるのは「元宮」。向かって左から、阿佐ヶ谷神明宮の誕生のきっかけである「日本武尊」、三貴子の生みの親である「伊弉諾尊」、その妻であった「伊弉冉尊」がお祀りされています「神むすび」以外にもさまざまな御守りがありますが、この「災難除」の御守りがふと目に留まりました。日本らしいイメージの五色の色合いと、素朴さの中に宿る美しさが印象的です。※ご紹介のため、特別にご許可をいただき、お写真を掲載させていただいています学問の神様である「菅原道真公」がお祀りされる北野神社。五角形の鳥居は比較的新しいもので、「合格」するようにとの願いが込められています。ぜひ、何かの試験を控えている方は、こちらの鳥居をくぐってお詣りしてみてくださいね!道祖神である「猿田彦大神」をお祀りする猿田彦神社の前にある、立派な「夫婦欅」を見上げてみてください。阿佐ヶ谷神明宮の3000坪の敷地には、このような立派な大樹が、いたるところにそびえ立っています阿佐ヶ谷神明宮は、地域の人々にとって大切なコミュニケーションの場となる役割も、積極的に果たしています。神楽殿では能などの伝統芸能の奉納やバリ舞踊・ジャズストリートの会場になるほか、骨董市や植木市などが開催されるなど、広く親しまれているのです。それでいて、「瑞祥門」という神門より内側は厳かに神聖に、神事が執り行われる場所としていました。このようなけじめも素晴らしく、神域を神様のための場所として、守ることの大切さを感じずにはいられません。ぜひ足を運んで、その清々しい空気を隅々まで感じてみてください!■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)【御祭神】■主祭神天照大御神(あまてらすおおみかみ)豊受大神(とようけのおおかみ)月読尊(つくよみのみこと)須佐之男尊(すさのおのみこと)■元宮(もとみや)日本武尊(やまとたけるのみこと)伊弉諾命(いざなぎのみこと)伊弉冉命(いざなみのみこと)【境内末社】■猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)猿田彦大神(さるたひこおおかみ)■北野神社(きたのじんじゃ)菅原道真公(すがわらのみちざねこう)【鎮座地】〒166-0001東京都杉並区阿佐谷北1-25-5※駐車場完備【電話】03-3330-4824【FAX】03-3310-9007【最寄駅】JR中央線「阿佐ヶ谷駅」北口より徒歩2分(※「阿佐ヶ谷駅」は、特別快速並びに土日の快速では停車しません)東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」北口より徒歩10分
2018年10月08日東京・六本木のサントリー美術館で『京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―』展がはじまりました。同展の仏像大使に就任したイラストレーターのみうらじゅんさんと、作家のいとうせいこうさんがプレス内覧会に出席。展覧会の見どころや楽しみ方を語ってくれました!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 127『京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―』展では、874年に開山した京都・醍醐寺に伝わる約15万点の名宝のなかから厳選された国宝・重要文化財など約100件を紹介。会場内には美しい仏像をはじめ、絵画や書跡など貴重な寺宝が並んでいます。また、醍醐寺は豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」をはじめ、創建時から天皇や有力武士などとの深い関わりがあることでも知られています。そんなお寺が所蔵する為政者たちゆかりの品々を見ながら、歴史についても知ることができる展覧会です。“密教”って?作品を見る前に押さえておきたいワードが、“真言密教”。真言密教とは、平安時代のはじめ、弘法大師空海が中国で学び日本に伝えた仏教の教えのことです。同展担当学芸員の佐々木康之さんによると、真言密教のお寺として開かれた醍醐寺では、儀式など“祈りの実践”を重視していたとのこと。そのため、祈りの場に欠かすことのできない仏像などが多くつくられたそうです。会場では、2メートル近くある国宝《薬師如来および両脇侍像》などの仏像をはじめ、曼荼羅(まんだら)などの仏画、儀式で使われる仏具など、密教美術の名品を見ることができます。仏像大使が登場!プレス内覧会では、仏像大使に就任したみうらじゅんさんといとうせいこうさんが出席。まずは重要文化財の《五大明王像》前でフォトセッションが行われました。この仏像群は、平安時代につくられたもの。いとうさんによると、これらの仏像は「ライオンみたいな目玉をしていたりして、醍醐寺オリジナルという感じ。ふつうの五大明王とはだいぶ違う」とのこと。五大明王のなかでも特におふたりが気に入っているのが『大威徳明王(だいいとくみょうおう)』。この仏像の前で、いとうさんは「牛ちゃんがめちゃかわいい。ふつうはあんなにかわいくないんですよ」と大興奮。みうらさんも「そうそう」と激しく同意していました。「密教界のお宝が相当あります!」その後、囲み取材に応じたおふたりは「ここには密教界のお宝が相当ある」といい、特に空海の書を絶賛。「だいたい空海のものって『伝』と書いてあって偽物が多いけど、ここのは本物ですから。なかなか見られないですよ」と力説していました。また、360度展示になっている重要文化財の《如意輪観音坐像》についても、「あの如意輪はすごくきれいです」「めちゃめちゃいい。バランスがいいよね」と大絶賛。仏像大使として熱くPRしていました。「ぼくらは物欲担当…」ちなみに、おふたりは展覧会グッズの監修も担当。「ぼくら “物欲” 担当ですから。仏様の “仏欲” ではなくモノのほうね」といいながらオリジナルグッズを紹介。特にオススメは「光仏」というプロジェクターライト(税込¥700)。壁などにこのライトを当てると美しいお不動さんの光が写し出され、悪いものを打ち払うための効果があるかもしれない……とのことです。密教美術というと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、仏像の豊かな表情や造形美を見ているだけでも十分楽しめます。さらに、作品解説を読んだり音声ガイドを聞いたりすれば、より深く楽しめるはず。まずは会場に足を運んでみてくださいね。Information会期:~11月11日(日)※会期中、作品保護のため一部作品の展示替えがあります。時間:10:00〜18:00(金・土および10月7日[日]は20:00まで開館)※入館は閉館の30分前まで休館:火曜日(ただし11月6日は18時まで開館/shop×cafeは会期中無休)会場:サントリー美術館料金:一般¥1,500/大学生・高校生¥1,000/中学生以下無料
2018年10月01日会津美里町の指定天然記念物に指定されている会津五桜の一つ「薄墨桜」や、シーズンには敷地内に150種10万株のあやめが咲き乱れる「あやめ祭り」など、花咲く神社としても有名な伊佐須美神社。今回は福島県会津の神様訪問です。 伊佐須美神社の鳥居。紫陽花の季節に訪問。 伊佐須美神社の歴史と御祭神四柱伊佐須美神社(いさすみじんじゃ)は、福島県大沼郡会津美里町宮林にある岩代国一ノ宮です。地元の方からは「伊佐須美様」と呼ばれ、会津の総鎮守として親しみと崇敬を集めてきました。 境内には神様の使いのような真っ白な猫がゆったりとくつろぐ姿も。 学業の神様・菅原神社もあります。合格祈願に訪れる人が多いです。 神門横には苔生す庭園も。初夏のしっとりした緑が美しい。 神門は立派な桜門。扉には菊の御紋が飾られています。 創建は崇神天皇10年(前88)で、約2000年もの歴史ある神社。祭神である四道将軍・大毘古命(オオヒコノミコト)と建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)が別々の道を進みながらもやがてこの土地で再会を果たしたことが由来し、「会津(相津)」という地名がついたと云われています。その際、国土開拓の祖神である日本神話に登場するイザナギ・イザナミの夫婦神を父子が天津嶽山頂に祀ったのが伊佐須美神社。そのため伊佐須美神社には、伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)と、社殿を創建した大毘古命(オオヒコノミコト)・建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)の父子を御祭神としてお祀りしています。(※御祭神四柱を総称して「伊佐須美大明神」と奉称) 「夏越(なごし)の大祓 茅の輪(ちえのわ)くぐり」。祓い方の方法は、左から右、左と8の字を描くようにくぐります。半年間の罪穢れを祓い清め、残る半年間の催促を祈って進みます。伊佐須美神社のご利益実は平成20年の火事によって本殿・神楽殿・神饌所などが消失してしまったため現在は仮社殿なのですが、農林・水産・漁業・商工・土木・建築・交通運輸のあらゆる殖産興業の守護神として名高く、また豊作祈願・商売繁盛・開運・延命長寿のご利益に加え、イザナギ・イザナミの夫婦神のご夫婦を祀っていることから”会津の縁結び神社”としても知られています。 現在は仮の御社殿。今後、焼失以前の御社殿を模した新しい造営計画が立案中。 天海大僧正が植栽されたと言われるパワースポットの桧と、桧に寄り添うように生えている縁結びの紅葉。 旅の途中に寄り道したワケ伊佐須美神社の伊佐須美大明神は、イザナギノとイザナミが国土開拓の祖神、そして大毘古命と建沼河別命は東海や北陸、東北を開拓し農林や水産などあらゆる会津文化を生み出した神様と云われているため、「何か迷ったときに方向性を示してくれる神様たち」としても知られているのです。進むべきか進まぬべきか、引くべきか押すべきか、道に迷ったときに訪れれば、ひらめきや道筋を進むパワーをくれるパワースポット。今回は開拓の神に相談したいことがあって旅の途中でちょっと寄り道。伊佐須美大明神様、「旅の者から相談です。」拝殿前に立つと、改めてなんと言って相談したらいいのか悩んでしまいます。しかも神様が4人いるので、誰に聞けばいいのか…。悶々として手を合わせます。(妄想発動)ーお参り(妄想)中ー私「こんにちは、東京から来た五十嵐です。よろしくお願いします。」イザナギ「はいよろしく。何に悩んでいるのかな。」私「意外な人が出て来た。実は今なんとなく運気が停滞している気がしていて…」イザナギ「それでそれで?」私は「それで…仕事を増やすとか減らすとか、契約先を変えるとか何かしらアクションを起こした方がいいのかなと思ってるんです。」イザナギ「ふーん。」私「でも、行動できるほど時間も気持ちも余裕がなくてウジウジしてるんですけど。今ってなんか進んだ方がいいのか聞きたくて。」イザナギ「っていうか、その質問のために会津まで来たの?」私「そうです。だって珍しいんですよ、開拓の神って。しかも御祭神全員が開拓神て。」イザナギ「まぁね。でもあんまり具体的な相談じゃないから難しいな。」私「まぁ、ふんわりはしてるかも。」イザナギ「ふんわりって言うか、もっさりかな。」私「でも、悩みってそういうものでは?」イザナギ「私はね、イザナミと爆誕した後、高天原の偉い人たちに国土つくれって言われて、天の橋から矛で海をかき回して島を作ったの。」私「それが日本なんでしたっけ。」イザナギ「もちろん言われたから作ったっていうのもあるけど、私は大好きなイザナミと一緒に住むための場所を作ったに過ぎないの。そうすべき理由があったから、従ったまで。私がしたことはみんなにとってはパイオニア的なんでしょうけど、でもね、本当に見ないといけないのはそこかしら?あなたにとって、何か行動を起こすべき理由はあるのかしらね。あ、今日私が夕飯作る当番なの、じゃあね。」神様の言葉を代弁するためのお便り「おみくじ」イザナギが後半ちょっとオネエ口調だったのは気になりますが(なにせ脳内の出来事のため)、神様の声を代弁するためにおみくじで運勢もみてみましょう。運勢:凶なんとなく全てに行き詰まりの感を覚える運勢です。仕事:ここで急いで結論を出そうとしても駄目。流れが有利にかわるまでねばり心のゆとりが欲しいもの。正直、旅先での凶は精神的に結構辛い。はい、その通りです。まったく、イザナギの言う通りですよ。”長い人生にはこういう時期もあります。焦らず、苛立たずここは一つ試練の時と心得て頑張りましょう。”試練の時。焦らず、苛立たず、忍耐の時期ということでしょうか。確かに今行動する理由がないからこそ、進めばいいのかそのままでいいのかウジウジしていたんですよね。”春は近い。明るい見通しがほどなく開けます。”まだ夏ですが、春には開けるっぽいので今は我慢なのでしょう。我慢に次ぐ我慢。とにかくこのおみくじ、「がんばれ。」の文字が多い。こんなに応援してくれるおみくじははじめてです。イザナギありがとう。春までちょっと長いけど、もう少し踏ん張ることにしましょう。さて、せっかく福島まで来たから円盤餃子食べて帰ろっと。伊佐須美神社
2018年08月16日■1900年前、日本武尊が創祀したと伝えられる神社東京の下町・根津(ねづ)。この周辺の地域は、谷中・根津・千駄木をまとめて、通称「谷根千(やねせん)」と親しまれ、日本の懐かしい雰囲気が残されています。こちらに鎮座する「根津神社(ねづじんじゃ)」は、およそ1900年も前に、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が千駄木の地に創祀したと伝えられる、由緒ある神社。境内を歩くだけで、その長い歴史にロマンを感じることのできる場所です。この神社を創祀したと言われている「日本武尊(やまとたけるのみこと)」そのものが、優れた武神として神話の英雄でもあり、日本各地の神社でお祀りされている神様です。この地はこれまで、幾多の空襲・震災・火災の難を逃れてきました。その事実を知ると、人々が根津神社に寄せる信仰や信頼、そして、この場所に宿り続ける確かな力も感じられる気がします。総称して「根津権現(ねづごんげん)」と呼ばれているこちらの主祭神は、「須佐之男命(すさのおのみこと)」「大山咋命(おおやまくいのみこと)」「誉田別命(ほんだわけのみこと)」の三神。さらに、相殿(あいどの=主祭神以外にも合わせて神様をお祀りすること)には、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」や「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)」もお祀りされています。どちらの神様も有名で力のある雄々しい男神であり、総合して厄除けや勝運にお力を貸してくださるとして、長く親しまれてきました。根津神社が数多くの災害や戦火の被害に遭わず、ここまで残り続けていることからも、これらの神様方がその災いを退けているからこそだと言えます。社殿の雰囲気も、見事な貫禄と懐の深さを感じさせてくれます。境内では、いつも多くの参拝者が思い思いに、ゆっくりと心地よさそうに過ごしている様子が見られます。■300年前の江戸時代に生まれ、今も美しく残される社殿根津神社には、朱塗りが美しい重厚な社殿が、本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の7つ、今なお残されています。これらは、江戸時代に五代目将軍・徳川綱吉が、兄・綱重の子である綱豊(=六代目将軍・徳川家宣)を養子とし、綱豊が江戸城に移る際、その氏神社である根津神社の社殿大造営を行った際のものです。この社殿ができてから、根津神社は現在の場所に御遷座されたという歴史があります。300年以上も前の建物が、現代までひとつも欠けることなく、寸分の狂いなく同じ場所にあり続けているということには、揺るぎない神様のお力と御神徳を感じずにはいられません。これらの建物は、国の重要文化財として、今なお大切に受け継がれています。また、明治維新の時代には、明治天皇が江戸を「東京」として政務を行うにあたり勅使を遣わされ、この神社で国家安泰の御祈願を修めらたという御由緒も。神社というのは、その多くがとても長い歴史を持っています。それぞれの時代を生き、その土地にご縁をいただいた人々にとって、その存在は確かに心のよりどころとなってきました。日本各地に素晴らしい神社が数多く残されているのは、日本人が時代を越えて、人から人へとつないでいった証に他なりません。根津神社は、そんな壮大な時代の流れとロマンを間近で実感できる、かけがえのない場所なのです。■女性守護の優しい神様「乙女稲荷」この神社には、力強い男神とともに、優しさと華やかさを感じさせる「乙女稲荷神社(おとめいなりじんじゃ)」が鎮座されています。こちらの神様は、そのお名前が表現する通り、女性守護と縁結びの御神徳で親しまれてきました。こちらのお社があるのは、池の上にせり出す舞台のような、少し小高い場所。お祀りをするご神体は、岩の中に包まれている珍しいかたちです。それが「胎内」を思わせるということも、女性にゆかりの深い神社と伝えられる由縁のひとつになっています。乙女稲荷神社からは、根津神社の歴史ある社殿も一望できて、ここからの眺めもまた格別です。この場所にはやわらかな女性らしい雰囲気があり、御本殿の雄々しさとはまた違った、温かな心地よさが感じられるのではないでしょうか。稲荷大神である「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」は、農業や商売にもお力を貸してくださる神様です。現代社会を生きる、働く女性にとっても、きっと心強い味方になってくださることでしょう!■三社の御朱印と対照的な御朱印帳根津神社の御朱印は、全部で三社いただくことができます。中央が根津神社、左が乙女稲荷神社、右が駒込稲荷神社の御朱印。こうして三社分を並べてよく見てみると、御朱印の印の字体が違うことに気づきます。その違いには、どことなくそれぞれのお社の特徴が表れているようにも思えました。まずはそれぞれの神社にお詣りをしてその雰囲気を体感してから、こちらの御朱印をいただいてみてくださいね。それぞれの神社の空気をしっかりと感じ取ることは、そこにいらっしゃる神様に、より心を寄り添わせることにつながっているはずです!そして、まさに根津神社を表現しているかのような、2種類のオリジナル御朱印帳も素敵です。雄々しい男神を連想させる、黒地に御神紋のシンプルな御朱印帳。そして美しいツツジと楼門、裏には境内の千本鳥居があしらわれた、淡く柔らかなピンク地の御朱印帳。男性にも女性にも嬉しいデザインではないでしょうか。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!境内末社の「乙女稲荷神社(おとめいなりじんじゃ)」へと続く、千本鳥居です。春には、この鳥居をくぐりながら、3000株ものつつじが見事に咲き誇る様子を眺めることができます。女性の心をときめかせてくれる、美しい千本鳥居の並ぶ道が、私たちを乙女稲荷神社へと導いてくれます。根津神社でいただける、さまざまな御守りの中の一部です。左端2つ……月次花御札(つきなみはなみふだ)より2種。全部で13種類。お花を飾るように、季節ごとに飾りましょう。右寄り中央……つつじの幸せ鈴守。小さな可愛らしい鈴の御守りです。つつじの色には数種類あります。お好みでどうぞ。右端……根津神社の御守り。黒地と白地で2種類あります。根津神社ならではの、つつじのお花の刺繍が素敵です。こちらは「駒込稲荷神社(こまごめいなりじんじゃ)」のお社。御祭神は乙女稲荷神社と同じ神様がお祀りされていますが、また違った雰囲気のある神社です。御眷属(ごけんぞく=神様の御使い)の狐様が背筋を伸ばして見つめあいながら、お社を守られている姿が印象的です。地域に深く根付き、長い歴史の中で人々に愛されてきた神社では、時代を越えて確かに息づいている優しさや強さが感じられるものです。神社という空間を「感じてみる」ということは、私たちの心をより豊かに育ててくれるのではないでしょうか。今を生きる中で、その意味や感謝に目を向ける大きなヒントが、神社のお詣りには隠されている気がしてなりません。根津神社は、春の「つつじまつり」はもちろん、境内でそれぞれの季節を楽しむことのできる素敵な神社です。神社の周辺も情緒あふれる街並みですから、ぜひ一度足を運んでいただき、ゆっくりと過ごしてみてくださいね。■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】根津神社(ねづじんじゃ)【御祭神】■主祭神須佐之男命(すさのおのみこと)大山咋命(おおやまくいのみこと)誉田別命(ほんだわけのみこと)■相殿大国主命(おおくにぬしのみこと)菅原道真公(すがわらのみちざねこう)【境内末社】■駒込稲荷神社(こまごめいなりじんじゃ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)■乙女稲荷神社(おとめいなりじんじゃ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)【鎮座地】〒113-0031東京都文京区根津3-28-9【電話】03-3822-0753【最寄駅】■電車をご利用の場合地下鉄千代田線「根津駅」「千駄木駅」より徒歩5分地下鉄南北線「東大前駅」より徒歩5分都営三田線「白山駅」より徒歩10分■バスをご利用の場合・上58「上野松坂屋前-早稲田」のバスに乗車→「根津神社入口」下車、徒歩1分・上60「上野公園-池袋東口」のバスに乗車→「根津駅前」下車、徒歩5分・上26「上野公園-亀戸駅前」のバスに乗車→「根津駅前」下車、徒歩5分・草63「池袋駅東口-巣鴨駅-豊島区役所」に乗車→「団子坂下」下車、徒歩5分・東43「江北駅前-田端駅前-東京駅丸の内北口」に乗車→「向丘一丁目」下車、徒歩5分・茶51「駒込駅南口-本郷三丁目駅前-秋葉原駅前」に乗車→「向丘一丁目」下車、徒歩5分
2018年08月02日寺院群や茶屋街のある景観が「小京都」とも例えられ、その古風な街並みで観光都市としても人気の高い、城下町・金沢。歴史的な文化を重んじる一方で、21世紀美術館の開館や、音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ金沢」が2016年まで開催されるなど、新しいものへの理解もある、まさに「温故知新」の街。今回は、加賀百万石として栄えた石川県金沢市にある「尾山神社」を訪れました。尾山神社は、神門にステンドグラスが施された全国的にも珍しい神社。金沢らしい情緒溢れる雨が、しっとりと小道をぬらす旅の途中で、尾山神社の神様訪問です。 神門にはステンドグラス神門にステンドグラスをあしらった神社は恐らく尾山神社くらいではないでしょうか。それほどに歴史的建築物としては抜群に珍しく、加賀藩を治めた前田家の威光を象徴する建造物でもあります。伝統を守りつつも新しいものを柔軟に取り入れる金沢人の気質が、神門にもあらわれているかのようです。しかし、和漢洋3つの様式を取り入れたデザインはさすがに斬新すぎたのか、当時は「反対する意見もあった」という記録が残っているそうです。この物議を醸した神門、現在は金沢のシンボルとして有名になっただけでなく、国の重要文化財にも指定されているので、反対を押して建造に踏み切った判断は間違っていなかったということでしょう。(結果オーライ!)「楽器の庭」と呼ばれる池泉回遊式の庭園尾山神社は、神門をくぐると正面に拝殿が見え、その横に利家公の像や蓮の葉のオブジェなどが並ぶ庭園です。実際には、敷地面積がそれほど広い神社ではないですが、神門をくぐるとすっきり広々とした印象を受けます。さすが金沢のパワースポット、良い気が満ちている!せっかくなので、池の周りも歩いてみましょう。この庭園は、江戸時代後期から明治初期にかけてかたちづくられた「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)」で、別名「楽器の庭」とも呼ばれています。日本庭園の形式のひとつである「池泉回遊式」とは、中心に設けた池の周りを巡りながら鑑賞するタイプの庭園のこと。金沢であれば、「兼六園」も池泉回遊式でつくられています。同じ形式の庭園としては他にも京都の「鹿園寺(金閣寺)」や岡山の「後楽園」などが有名でしょうか。尾山神社の庭園が「楽器の庭」と呼ばれるのは、「鳳笙島(ほうしょうじま)」「琵琶島(びわじま)」「鳥兜島(とりかぶとじま)」「琴橋(ことはし)」といった、池に浮かぶ島や橋などの名前が、雅楽にちなんでつけられているからだそうです。なんとハイセンス。 尾山神社に祀られた神様尾山神社には、加賀藩の初代お殿様である前田利家公と、利家公の正室であるお松の方が主祭神として祀られています。「傾奇者(かぶきもの)」と言われた前田利家公は、派手好き・長槍使い・血気盛んな武将…と、なかなかのやんちゃくれだったそうですね。(大河ドラマ「利家とまつ」でご存知の方も多いでしょう。)そんな武将の御祭神なので、「文武両道」「必勝」のご利益があると言われています。そして、利家とお松が夫婦で祀られていることから、「夫婦円満」「子宝安産」を祈願される方もいるそうです。神様、利家様、お松様、「旅の者から相談です。」拝殿前に立つと、本殿までが一本の道のようにすっと見通せます。なんだか不思議な気持ちになる神社。旅先のお参りですが、しっかり(ちゃっかり?)相談はしたいと思います。拝殿でこのようなことを思うのは自分でもどうかと思うのですが、本当のことを言えば、利家よりも利家の甥っ子・前田慶次郎の方が好みです。(漫画家・原哲夫先生の描く『花の慶次~雲のかなたに~』のイメージで話しています。)でも、一族内で癖の強さがこれだけしっかり遺伝しているのだから、きっと利家様もイケメンのはず。(脳内妄想で)会うのがちょっと楽しみ。それではお参りを…。ーお参り(妄想)中ー※以下脳内での勝手な会話です。最後までお付き合いください。私「こんにちは、東京から来た五十嵐です。」利家公「おう、よう来たな。…なんじゃ、某の顔に何かついているか?」私「いえ!なんでもないです!気にしないでください。(利家を凝視)」利家公「ところで賽銭は入れたのか?」私「あ、まだです。」利家公「某に聞きたいことがあるなら、賽銭が先じゃ。」私「はいお願いします(チャリンと5円)」利家公「少ないっ!!!」私「ちょ!ご縁がありますようにっていうアレなんですけど?!」利家公「冗談よ。また松に怒られてしまう。それで、主はどんな縁を所望か?」私「そりゃ、いい人とのご縁です。」利家公「笑止!主は戦う気がないではないか!」私「戦いに来たわけではないのですが。なんの話ですか…?」利家公「戦も恋愛も、結局は勝負事。勝つために必死になっていない者に縁などない!」私「なんかそれっぽいこと言った。じゃあ、恋愛に勝つ秘訣を教えてくださいよ。」利家公「…先手必勝。」私「できればもう少し具体的なアドバイスが欲しい。」利家公「欲深め!」私「やめて!槍はやめて!」お松の方「およしなさい!またそんな荒っぽいことを。」利家公「おおハニー。」私「助かった…」お松の方「ごめんなさいね。大丈夫?」私「はい…利家様は幸せですね、こんな立派な奥さんがいて。松さんはどうして色々許せるんですか。心広すぎ。」お松の方「恋愛はね、この人だと決めたら迷わずに信じないと。子供ができたのに旦那がカッとなって職を失くしても信じてあげないと。」利家公「いや、あれはね、実はお前が侮辱されたのもあってね…」お松の方「でもやっぱり斬っちゃうのはだめよね。」利家公「ぐぬぬ。」お松の方「旅の方。私はこの人が職を失っても、亡くなった後も、たとえ人質になっても、前田家を支えた続けました。全てはこの人を、前田を信じて行ったことです。」利家公「…苦労をかけたな、まつ。」お松の方「いいの、私アナタを愛してるから。」利家公「まつ…。」お松の方「アナタ…。」私「あの、ごちそうさまでした。(そっと退散)」神様の言葉を代弁するためのお便り「おみくじ」利家公とお松の方がそんなアドバイスをくれたかどうかは(脳内の出来事のため)定かではありませんが、神様の声を代弁するためにおみくじで運勢もみてみましょう。運勢:小吉恋愛:父母に相談せよ父母に相談…だそうです。娘が結婚できない理由を相談しろと…?(それは屈辱!)願望には「他人の助けにあって思う様になります」と書かれていますね。この「他人=父母」ということですかね。縁談には「思う程に早くは叶わぬが気長くすれば吉」。「思っているより時間はかかるけど、気長に待てばいいご縁が、親族からやってくる」ということなのか。親族からやってくるいいご縁て、もうお見合い以外なくない?できれば利家と松みたいに恋愛結婚したいけど。お見合いかぁ…。(すでに確定事項)でもお見合いもいいかもなぁ…。戦も恋も勝負事。ここはひとつ、利家流恋愛の必勝法に従って、とりあえずはいつでも戦(お見合い)に出られるよう、褌(勝負下着)だけはいつもきれいにしておくことにします。帰ったらまず、表参道のBRADELIS New Yorkに行かないと。------------------------尾山神社花の慶次~雲のかなたに~ New York
2018年07月26日■太古の時代から聖域とされていた「多摩の大宮」東京都杉並区の「大宮八幡宮(おおみやはちまんぐう)」は、広大な鎮守の杜に抱かれた、懐深い神社です。広さは、東京ドームが丸々収まって、さらに少し余るくらい。その広大さから、武蔵の国の「三大宮」のひとつとして「多摩の大宮」や「武蔵國八幡一之宮」などとも称されています。一の鳥居からは、本殿に向かって参道がまっすぐに伸びています。初夏の参道を歩いていると、神様のもとへ近づくにつれて、神域の深い緑に誘われ、心が静かに澄んでいくような心地でした。この地は、多くの重要な遺跡が発掘されていることから、太古の時代から「聖域」として崇められていたのではないかと推測されています。いにしえから今日に至るまで、長きに渡り多くの人にとっての「特別な場所」だったのでしょう。御祭神は、八幡大神(はちまんおおかみ)である「応神天皇(おうじんてんのう)」と、その父にあたる「仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)」、そして母にあたる「神功皇后(じんぐうこうごう)」の親子三柱。そのため、夫婦の縁結びはもちろん、子授かりや安産、そして子育てに至るまで。この三柱の神様には、家族の絆を結び、深めてくださる御神徳があります。加えて、母である神功皇后は女神でありながら、武を象徴する神様としても有名です。さまざまな困難や災厄を払いのけて、戦を勝利に導いたお力で、厄除け開運の御利益も授かることができます。この地に「大宮八幡宮」が創建されたのは、平安時代後期のこと。「八幡大神」を守護神とする源氏の源頼義(みなもとのよりよし)公らが、奥州の乱を平定するための遠征でこの地に差し掛かった時、空に不思議な雲が棚引き、まるで源氏の白旗が翻っているように見えたといいます。彼はそれを見て「八幡大神のご加護のしるし」だと喜び、頼義公は「乱を鎮めた暁には、この地に神社を構える」と誓いました。そして見事、奥州を平定した後、約束通りこの地に「大宮八幡宮」を創建しました。これが、この神社のはじまりです。■家族の縁を結び育む「安産」と「子育て」の御神徳大宮八幡宮は、ぜひご家族で足を運んでいただきたい神社です。それは、「神様」であると同時にひとつの「家族」でもある3柱の御祭神が、一体となって私たちを見守ってくださる、そんな空間だからこそ。「子育て八幡さま」や「子安神」としても名高いのは、固い絆で結ばれているその親子の神様の御神徳ゆえなのです。この土地が「東京のへそ」と呼ばれているのは、東京の重心の位置にあるからというだけではありません。「へそ」という言葉で連想される「お腹」や「胎内」にあたる場所である、この神社の杜……。それがまさに、私たちをやさしく包み込んで「胎内回帰」をさせてくれるような存在だからでもあります。神門をくぐるとすぐに、左右に大きくそびえ立っている銀杏(いちょう)の御神木。これは、社殿に向かって右手が男銀杏で、左手が女銀杏である「夫婦銀杏」です。夫婦円満・夫婦和合の象徴として、ふたりがこのように仲睦まじくあるようにとのシンボルになっています。それと同時に、訪れる私たちのことを両脇から温かく見守っているかのようなその姿は、「父母」の姿を思わせました。七五三の時期で、ご家族でのご参拝がますます増える秋には、その葉が見事に色づいて私たちを迎えてくれます。家族揃って神様にご報告や感謝をすれば、かけがえのない時間がその絆をさらに深めてくれるのではないでしょうか。大宮八幡宮では、これから新しい命を迎えられるご家族に、「安産」の御祈祷も行っています。御祈祷を受けられた方には、マタニティマークと銀杏の葉っぱがあしらわれた可愛らしいオリジナルの御守りや安産祈願絵馬、そして腹帯を授かることができます。そして、赤ちゃんが生まれてからの「初宮詣」や、子どもの成長に伴う多くの人生儀礼。そのたびに、ぜひご家族みんなで神社に足を運んでみてください。このやさしい杜の中で「安産」や「子育て」の御神徳を授かれるのは、親となるすべての方にとって、心強くうれしいものでしょう!■「心のふるさと」として鎮守の杜を感じる場所大宮八幡宮の大きな特徴は、神社そのものも「子育て」ということに対して、とても熱心だというところです。その理由には、境内に神社が設立した「大宮幼稚園」があることや、ボーイスカウト・ガールスカウトの野外活動のために、「スカウトの森」と呼ばれる拠点を提供していることなどが挙げられます。この神社は家族にとって大切な場所であるだけでなく、子どもたちにとっても、その心と体を健やかに育むためのかけがえのない場所なのです。境内で家族の笑顔や子どもたちの元気な声が生まれ、誰もが心に安らぎを感じられるような「鎮守の杜」としての役割。神職の皆様は、それぞれの人にとって「心のふるさと」となるようにという想いを大切に、この神社を守り続けています。社殿に向かって左手奥にまわると、いくつかの摂社・末社があります。その中で「大宮稲荷神社/三宝荒神社」のお社の前にあるのが、御神木である「共生(ともいき)の木」です。この木は不思議なことに、榧(かや)と犬桜という二種の異なる木が、一本の幹で結ばれています。姿形や種の異なる存在が、互いを支え、助け合いながら生きる――。その存在は私たちに、自然や自分と違うものとも調和して、共に生きていくという心を教えてくれているかのようです。国際協調・宗教協力・相互扶助・夫婦和合などを象徴するものとして、大切にされています。■「印」としての意味を重視した御朱印大宮八幡宮の御朱印は、そもそも「御朱印」というものが担っていた「印」としての役割を大切に、できるだけ御朱印の上に文字が被らないようにと考えられています。写真右が、大宮八幡宮のもの。その神社の核となる社名の印とともに、「武蔵之國八幡一之宮」と「子育厄除八幡」という文字も押されます。こちらの御朱印は、時期や祭祀による変化はいたしません。しかし、写真の左側の御朱印は「大宮天満宮」という境内社の御朱印です。大宮八幡宮では、この二種類の御朱印を拝受することができます。そのどちらも受けられたいという場合は、必ず社殿の右手奥に鎮座する「大宮天満宮」にもご参拝をして、神様とご縁を結ぶようにいたしましょう。何度も足を運んでいる神社であっても、よくよく調べてみると、これまでは気づいていなかった素敵な摂社や末社に出会えることも多いものです。それぞれのお社によって、雰囲気や空気が違って感じられるのもおもしろく、深く知るほどに「余すところなく、神社の魅力を体感したい!」と感じることでしょう。皆様も神社に足を運ばれましたら、ぜひ御本殿だけでなく、境内に点在する摂社・末社にもお詣りをしていただければと思います。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!広大な敷地を持つ、この大宮八幡宮。たった一つの記事では、とてもご紹介し尽くせないほど、魅力的な場所や授与品があります。その中から少しだけ、写真でご紹介させていただこうと思います。御朱印をいただくことができる、境内社の「大宮天満宮」です。御祭神は、「天神さま」と親しまれている、学問・受験合格の神様「菅原道真(すがわらのみちざね)」です。大宮八幡宮の境内で、「八幡さま」と一緒に、子どもたちを見守ってくださっていることでしょう。いろいろな表情が楽しい「だるまみくじ」は、中におみくじが入っています。お腹に「福」の文字があり、おみくじを引いた後のだるまは持ち帰って飾ることができます。あなたは、どんな表情のだるまが気になりますか?社殿に向かって右側の手水舎手前には、水神様をお祀りしている「多摩清水社(たましみずのやしろ)」が鎮座されています。さまざまな場所に石の亀さんがいる、癒しの空間です。龍神様の頭をかたどった龍口から出る御神水は、延命の力があると言われる豊かな浄水です。神門をくぐった先に、このような「ねがいぶみ」を書くことのできるスペースがあります。こちらは、神様にお届けしていただく「お手紙」です。日頃の感謝や、あなたが心に願うことを心静かにしたためて、拝殿のお賽銭箱付近にある専用の「祈願箱」に納めましょう。結婚式などが行われる「清涼殿」を出て右手には、「幸福(しあわせ)撫でがえる石」があります。大きな岩がかえるの顔に見え、撫でることで開運招福、そして良縁を結んでくれると話題のパワースポットです。これにまつわる縁結びの絵馬や授与品などもありますので、気になる方はぜひ……!大宮八幡宮では、季節ごとの祭祀や行事もたくさん行われています。子どもたちやご家族が楽しめるようなものはもちろん、6月に行われる「水無月書写会」や、旧暦の8月15日に合わせた「十五夜の神遊び」など、日本の美しい文化を身近に感じることのできる催しがたくさんあります。神社から生まれる賑やかさ、そして静けさを、どちらも感じていただきたいです。日々の忙しなさを忘れ、心の落ち着くひとときを過ごしに、ぜひ足を運んでみてください。あなたにとっても、この大宮八幡宮が安らぎや元気を授かることのできる「心のふるさと」となることを、心から願っています。■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】大宮八幡宮(おおみやはちまんぐう)【御祭神】■主祭神応神天皇(おうじんてんのう)仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)神功皇后(じんぐうこうごう)【境内社】大宮天満宮(おおみやてんまんぐう)大宮稲荷神社(おおみやいなりじんじゃ)/三宝荒神社(さんぽうこうじんじゃ)若宮八幡神社(わかみやはちまんじんじゃ)/御嶽榛名神社(みたけはるなじんじゃ)/白幡宮(しらはたぐう)多摩清水社(たましみずしゃ)【境外社】谷中稲荷神社(やなかいなりじんじゃ)【鎮座地】〒168-8570東京都杉並区大宮2-3-1【電話】03-3311-0105【FAX】03-3318-6100【最寄駅】■電車をご利用の場合京王 井の頭線「西永福駅」より徒歩7分京王 井の頭線「永福町駅」より徒歩10分■バスをご利用の場合◎京王井の頭線「永福町駅」より・「佼成会聖堂前(永70)」か「中野駅(中71)」行きで「大宮町」バス停下車・「新高円寺駅(新02)」か「高円寺駅(高45)」行きで「大宮八幡前」バス停下車◎東京メトロ丸の内線「方南町駅」より・「永福町(宿33/中71)」行きで「大宮町」バス停下車◎東京メトロ丸の内線「新高円寺駅」より・「永福町(高45/新02)」行きで「大宮八幡前」または「大宮町」バス停下車◎JR「高円寺駅」南口より・「永福町(高45/新02)」行きで「大宮八幡前」または「大宮町」バス停下車◎JR「新宿駅」西口バスターミナル17番のりばより・「永福町(宿33)」行きで「大宮町」バス停下車◎JR「中野駅」南口より・「永福町(中71)」行きで「大宮町」バス停下車
2018年07月23日■6月30日は半年の節目!「夏越の大祓」の日梅雨の雨模様も本格的になり、夏本番も目の前です。毎年、6月のこの時期になると、多くの神社には「あるもの」が設置されるようになります。草を束ねて作られた、大きな丸い輪っか。神社によって多少、形や大きさの違いはありますが、大抵は人がくぐれるくらいのサイズで作られており、本殿や拝殿の前に堂々と構えているのではないでしょうか。実際に見たことのある方も、多いことでしょう。その大きな輪こそ、「茅の輪(ちのわ)」と呼ばれるものです。これは、毎年6月30日頃に行われる、「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」という神事の前に、神社の境内に現れます。「夏越の大祓」というのは「水無月大祓」とも呼ばれ、ちょうど半年の節目となるその日に、過去半年に私たちが背負ってしまった「罪穢れ(つみけがれ)」を祓い清めるもの。日本に古来から伝わる、大切な神事です。神社によっては時期が多少ずれることもあるようなのですが、大体は6月30日に「大祓式」が執り行われます。今回は、この「夏越の大祓」について、お話していこうと思います。この神事がなぜ行われるのか、そこにはどのような背景や理由があるのかを知って、皆様にもぜひ、半年の節目に神社に足を運んでいただければと思います。■心身を汚してしまう「罪穢れ」とは?日本の神道の世界では、人は本来、誰もがきれいな心を持って生まれてくるとされています。しかし、日々を生きる中で、私たちは知らず知らずのうちに、大なり小なり罪を犯し、穢れによって心を汚してしまってるのです。「罪穢れ」の「罪」とは、法律に触れるような犯罪ばかりではありません。人に迷惑をかけてしまったり、自分勝手な振る舞いをしてしまったり……。いけないとわかっていても、ついやってしまう「よくない行為」は、誰にでもあるものです。そして「穢れ」とは、「気枯れ」でもあるとされているもの。人の「気が枯れる」、つまり「元気がなくなってしまう状態」を言います。たとえば、病や死などに直面すると、人間は誰しも「元気」がなくなってしまいます。そして、ネガティブな心は周囲にいる他の人にも伝染しやすいもの。どんなに小さなことであっても、あらゆる面で「元気を失わせてしまうもの」が、「穢れ」の正体です。そう考えると、私たちの生きる世界には、「罪」も「穢れ」もたくさん溢れていることに気がつきませんか?そして神社では、こういったすべての「罪穢れ」を、半年ごとにきれいに「祓い清める」ことをとても大切にしているのです!■罪穢れを「人形」に移して祓い清める「大祓式」そのものは6月30日に行われることが多いのですが、たとえ当日の神事に参加ができなくても、事前に神社に足を運べば「夏越の大祓」できちんと祓い清めを行っていただくことができます。それには、神社で用意されている「人形(ひとがた)」もしくは「形代(かたしろ)」というものに、自分の「罪穢れ」を移してお祓いをしていただくようにしましょう。この、紙で人の形をかたどった「人形」は、ひとり1枚ずつ必要です。自分の名前・生年月日・年齢を書いて、その「人形」で自分の身体を撫でましょう。そして最後に、ゆっくりと3回息を吹きかけます。こうすることで、自分の体や心にあった「罪穢れ」を「人形」に移すのです。この「人形」は、「大祓式」において祓い清められます。本来は、川に流すなどして、水の力で「罪穢れ」を浄化するものでした。しかし神社によっては、お焚き上げなどの方法で、祓い清める場合もあります。いずれにしても、このようにして、半年の間にため込んでしまっていた自分の中の「悪いもの」を、きれいに消し去るわけですね。■災いを祓う「茅の輪くぐり」の物語1年に2回、6月30日と12月31日に行われる「大祓」。しかし「夏越の大祓」については、「茅の輪」がその象徴のようにもなっています。これは、なぜなのでしょうか?実は、この「茅の輪」の起源は、日本のとある伝承から来ているのです。昔、「須佐之男命(すさのおのみこと)」という神様が旅をしていて、ある村で一夜の宿を借りようとします。その村には、「蘇民将来(そみんしょうらい)」と「巨旦将来(こたんしょうらい)」という兄弟が暮らしていました。巨旦将来は、お金持ちでありながらも宿を貸すことを断ってしまうのですが、蘇民将来は貧しいながらも宿を貸し、心を込めておもてなしをしたのだそうです。やがて年月が過ぎ、その土地に悪い疫病が流行っていたとき、須佐之男命は以前恩を受けた「蘇民将来」の子孫を助けようと「蘇民将来の子孫は、茅の輪をつけて名乗り出なさい」と言い、その子孫を救ったのです。この神話に基づいて、「茅の輪くぐり」は始まりました。蘇民将来の名前を呼びながら茅の輪をくぐることで、病や災いを祓え除けるという儀式が現代に伝わったのです。「須佐之男命」は災いを除ける強い力を持つ神様ですから、どんな悪いものも払いのけて、元気に夏を乗り切ることを願って、このような形になったのでしょう。茅の輪のくぐり方茅の輪については、大体6月頃から長いところで7月頃まで、神社に設置されています。茅の輪が出ている間は、いつでも、何度くぐっても大丈夫。くぐり方は、一般的に次のような手順で案内されています。1.茅の輪の正面で一礼をして、左回りに1回くぐって正面へ。2.もう一度、茅の輪の前で一礼。今度は、右回りに1回くぐって正面へ。3.さらに茅の輪の前で一礼。再び、左回りに1回くぐって正面へ。4.一礼してから、また茅の輪をくぐり、そのまま御神前へ。5.お詣りをしましょう。さらに、この茅の輪くぐりには、くぐりながら唱えるとよいとされている「夏越の歌」というものもあります。代表的なものを三首、ご紹介しておきましょう。◆ 水無月の夏越の祓へする人は千歳の命延ぶと言ふなり(意味:6月に夏越の祓をする人は、長く寿命を延ばすと言われています)◆思ふこと皆尽きねとて麻の葉を切りに切りても祓へつるかな(意味:心の中にある悩みごとは、みな尽きてしまえと、麻の葉を切りに切ってお祓いをしました)◆宮川の清き流れに禊せば祈れることの叶はぬはなし(意味:御神域に流れる清らかな川で穢れを落とせば、祈り願う心で叶わないことはありません)このような歌を唱える場合もあれば、次のような「略拝詞(りゃくはいし)」と言われる言葉を唱える場合もあります。◆祓へ給へ清め給へ守り給へ幸へ給へ(読み:はらえたまえきよめたまえまもりたまえさきわえたまえ)くぐり方にしても、唱える言葉にしても、神社によって異なる案内がある場合もありますので、説明書きがあればその内容に応じて行ってみてくださいね。形式はもちろん大切なのですが、ともすると「難しそう……」と感じてしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。そんなときは、まず「夏越の大祓」というのは「心と体をきれいにすることなんだ」ということを意識して、茅の輪をくぐってお詣りをするところから始めてみませんか?半年間の悪いものをすべてデトックスして、また新たな気持ちで頑張れる自分になれるように、心を込めてお詣りすることが第一歩です!■新たな気持ちで、健やかに生きるさて、この「夏越の大祓」という神事、これで少しご理解いただけたのではないでしょうか?御朱印を集めている方にとっては、さらにうれしいことかもしれませんが、神社によっては「夏越の大祓」限定の御朱印を書いていただけるところもあります。そのほかにも、大祓の形代をおさめた場合に「茅の輪の御守り」を頒布している神社もあるようです。「清浄」を大切にする神道ならではの、古くから伝わる重要な文化、それが「夏越の大祓」です。自分の中の「罪穢れ」を祓い清めることで心身をリセットして、また新たな気持ちで半年を過ごしていくためにも。神社では、毎年このような神事が行われているのです。ぜひ神社に訪れて、この「夏越の大祓」の神事に触れ、心と体をきれいにしましょう!皆様がまた次の半年間を、清く・明るく・元気に過ごせますように……。
2018年06月24日■神様と人々を結ぶ「開かれた神社」東京都西東京市に鎮座する「田無神社(たなしじんじゃ)」は、鎌倉時代に創祀されたと伝えられています。「開かれた神社」をテーマに、日本の伝統文化を多くの人に伝え、地域社会との絆を深めるために、さまざまな試みを積極的に行っています。主祭神は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と、この地の水や風を司り「尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)」と呼ばれる「級津彦命(しなつひことみこと)」と「級戸辺命(しなとべのみこと)」。そのほかにも境内のあちこちに、多くの神様がお祀りされています。そして、この神社の最大の特徴。それは、金龍・青龍・赤龍・白龍・黒龍の「五龍神」がお祀りされているということ。これは、全国でもとても珍しいことです。田無神社ならではの、五柱の龍神様にまつわる境内のスポットや授与品、そしてたくさんの見どころについて知れば、きっとあなたも足を運んでみたくなることでしょう!田無神社が大切にしている「開かれた神社」という考え方。それは、神様と参拝者の心をつないでいくことでもあるのではないでしょうか。日本の文化が感じられる行事や、地域に根ざしたイベントなどが季節ごとに開催されています。境内には、子どもから大人まで誰もが楽しめるような工夫がちりばめられ、祭祀やイベントが行われる際には、多くの参拝者で賑わう神社です。■各方位を守護する五柱の龍神様は、御神徳もそれぞれ境内には田無神社を守護する五柱の龍神様が、それぞれお祀りされています。「五行思想」に基づいて、中央を守る金龍神を本殿に、東に青龍神、南に赤龍神、西に白龍神、北に黒龍神が鎮座されています。ぜひくまなく境内を探していただき、龍神様を見つけてみてください!その龍神様の守護にあやかって、田無神社では「五龍神方位除け」という御祈祷や御札・御守りを受けることができるのも大きな特徴です。私たちは生まれ年によって、「九星気学」という考えによる(一白水星、二黒土星……といった9つの)星回りがあります。そしてその星回りで、「八方塞がり」や「鬼門」「裏鬼門」など、悪い方位に位置するタイミングが巡ってきます。五柱の龍神様には、このような方位による災いを除けてくださるお力があるのです。そして嬉しいことに、そのお力は「五龍神方位除け」だけにとどまりません。五柱の龍神様はそれぞれ、次のように異なる御神徳を授けてくださるという点も、大切なポイントなのです!◇◆金龍神◆◇運気上昇、幸福招来。「土用」を象徴する、中央並びに大地・豊穣の守護神。家庭運・頭領運・事業運などの事柄を司り、大地に根ざす基盤を作れるように導く。◇◆青龍神◆◇技芸向上、就業成就。「春」を象徴する、東方並びに樹木・風の守護神。庭園・話術・音楽性・積極性などの事柄を司り、新芽が芽吹くように発展へと導く。◇◆赤龍神◆◇勝運向上、成績向上。「夏」を象徴する、南方並びに火の守護神。書斎・学業・勝負事・昇進などの事柄を司り、灯火のような先見の明を与える。◇◆白龍神◆◇金運向上、良縁成就。「秋」を象徴する、西方並びに金属の守護神。倉庫・金運・飲食・結婚運などの事柄を司り、鉱脈を掘り出すような収穫へと導く。◇◆黒龍神◆◇健康増進、家内安全。「冬」を象徴する、北方並びに水・雨の守護神。厠・浴室・健康運・夫婦運・交際運などの事柄を司り、流水のように新鮮な気を保たせる。あなたも、お力添えをいただきたいことがあれば、それぞれの龍神様に向けて、心を込めてお祈りをしてみてくださいね。あなたの応援をしてくださる神様に、きっと出会えるはずです!■五龍神様の御神徳「一楽萬開」が人生の道を開く田無神社ならではの授与品のひとつには、毎年11月23日の新嘗祭(にいなめさい=収穫を神様へ感謝する祭祀)から2月3日の節分祭までの間に頒布される、「一楽萬開札(いちらくまんかいふだ)」もしくは「一番札」とも呼ばれるものがあります。こちらを受けることで、私たちは龍神様より「最初の楽(一楽)」をいただけます。「楽」というのは、心と身体が楽しくなること。私たちの人生や生活を、豊かで健やかにしてくれるものです。龍神様からいただいたひとつの「楽」がまた次の楽を呼びこみ、次々に「楽」が集まることで「萬の道(人生)」が開かれる、という意味が込められています。「一楽萬開札」は、家の玄関もしくは、その年の吉方にお祀りしてください。神様からいただいた「楽」に感謝し、大切に育むことで、皆様の人生の道がますます明るく開かれていくことでしょう!毎年、11月23日~2月3日の間に頒布される「一楽萬開札」(一番札とも呼ばれます)。■御朱印や御朱印帳は神主・巫女の装束がモチーフ御朱印について上……通常御朱印左下……月詣り御朱印右下……としはじめ御朱印通常、田無神社でいただくことができる御朱印は、写真の一番上にあるデザインです。「田無神社」の文字とともに、装束がモチーフになった印、そして「五龍神方位除」の文字が書かれています。写真の左下にある紫色の御朱印は、各月の1日と15日に訪れる「月詣り」の日に、受けることができる特別御朱印です。月詣りというのは、月の始まりである1日と、折り返し地点にあたる15日の節目に、神様にご挨拶と感謝の気持ちをお伝えする日です。このような大切な日にお詣りをした際は、ぜひ神様に日頃の御礼をお伝えしてから、こちらの特別な御朱印をいただいてみてくださいね。写真右下の御朱印は、「としはじめ書体」という、お正月の三が日にのみいただくことができるものです。お正月らしさを感じさせる美しい書体と、龍神様の印がとても素敵です!御朱印帳・御朱印帳袋について左から、紫袴仕様・緋袴仕様・浅葱仕様、3種類の御朱印帳。そして、田無神社のオリジナル御朱印帳・御朱印帳袋もまた、神主と巫女の装束を全面にデザインした魅力的なものとなっています。御朱印帳と御朱印帳袋のいずれも、緋袴仕様・浅葱仕様・紫袴仕様の3色があり、男性にも女性にも大変人気です。自分のお気に入りの御朱印帳を持つと、御朱印集めもますます「特別」なものになる気がします。素敵なデザインの御朱印帳に出会えると、心がワクワクしますね!■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!田無神社には、龍神様のほかにも、多くの神様がお祀りされています。ぜひ、ゆっくりと境内を歩き、それぞれの神様にご挨拶していただければと思います。ここ数年でさらに境内が整備されており、さまざまなおみくじが並びワクワクする「おみくじ処」や、可愛い烏骨鶏(うこっけい)の飼育小屋なども誕生しました!参拝された皆様が、楽しみを見つけられる場所がどんどん増えています。「心で感じる」ことを大切に、丁寧に境内を歩いてみてください。そうすれば、あなたにとって「とっておきの場所」が、きっとあちこちで見つかることでしょう!境内には、五柱の龍神様の御神木があり、触れることもできます。その幹に手を触れて自然の力も感じながら、龍神様からパワーをいただいてくださいね!田無神社ならではの、「五龍神」にまつわる授与品やおみくじです。右上……可愛らしい、五龍神おみくじです。気になった龍神様を、一体選んで引いてください。右下……金青赤白黒、五柱の龍神様の御守りです。それぞれの御神徳を意識して、お受けになる方が多いです。左上……御祈祷の際に、お初穂料を壱万圓以上お納めすると授与される、五龍神の御幣です。左下……おみくじ携帯袋です。大切にしまって時折読み返してみると、思わず勇気づけられることも。東参道にある朱色の鳥居を一歩出ると、大きな石に彫られた撫龍様。龍神様や玉を撫でると、昇運を授かることができます。感謝を込めて撫でていると、その表情がより生き生きして見えるような気がするので不思議です。参道の途中、拝殿に向かって右手にいらっしゃる道祖神様。田無神社では、良縁結びの神様としてお祀りされており、御夫婦が仲むつまじく寄り添ったお姿を見ることができます。秋になり、銀杏の御神木が一斉に金色に染まると、境内は空も大地も黄金色の美しさを見せてくれます。私が訪れた日は、落ち葉が山のように小高く集められ、子どもたちが楽しそうに落ち葉の絨毯で遊んでいました!神様と皆様のご縁を結ぶ場所、神社。そこは、それぞれの人生を守り、いつでも心の支えとなってくれる場所です。うれしいときや楽しいとき、そして辛いときや苦しいときも、折に触れて訪れてみてください。不思議と、心が温かくなるのではないでしょうか。田無神社もまた、たくさんの神様、そして龍神様とともにそこに在り続け、門を大きく開いて多くの方をお迎えしている素敵な神社です。皆様もぜひお出かけくださいね!■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】田無神社(たなしじんじゃ)【御祭神】■主祭神大国主命(おおくにぬしのみこと)級津彦命(しなつひことみこと)級戸辺命(しなとべのみこと)■配祀神応神天皇(おうじんてんのう)八衢比古命(やちまたひこのみこと)八衢比売神(やちまたひめのみこと)猿田彦大神(さるたひこおおかみ)須佐之男命(すさのおのみこと)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)大鳥大神(おおとりおおかみ)日本武尊(やまとたけるのみこと)【鎮座地】〒188-0011東京都西東京市田無町3-7-4【電話】042-461-4442【FAX】042-467-9236【最寄駅】■電車をご利用の場合西武新宿線「田無駅」北口より徒歩6分■バスをご利用の場合・JR中央線「武蔵境駅」北口バス停より「ひばりヶ丘駅」行きに乗車(約10分)→「田無駅」バス停下車、徒歩6分・西武池袋線「ひばりヶ丘駅」バス停より「武蔵境駅」か「田無駅」行きに乗車(約10分)→「田無駅」バス停下車、徒歩6分・JR中央線「吉祥寺駅」バス停より「花小金井駅」行きに乗車(約20分)→「田無町三丁目」バス停下車、徒歩1分・JR中央線「三鷹駅」バス停より「田無橋場」行きに乗車(約15分)→「田無町三丁目」バス停下車、徒歩1分【Facebook】
2018年06月12日■心願成就のパワースポット「東京の白蛇さま」東京都品川区の「上神明天祖神社(かみしんめいてんそじんじゃ)」は、「東京の白蛇さま」と呼ばれ、「白蛇」をお祀りしている数少ない神社のひとつです。白蛇は、清浄な心と優しさを授け、幸運を招くと言われています。御祭神は、伊勢神宮にお祀りされている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の主祭神をはじめ、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」と「応神天皇(おうじんてんのう)」。そして境内にある末社は、厳島弁天社と伏見稲荷社。たくさんの神様が鎮座していらっしゃいます。かつて、この神社のある一帯の地域が「蛇窪(へびくぼ)」と呼ばれていたことから、そのすべての神様を総称して「蛇窪大明神」とお祀りしているのだそうです。まずは、この神社が生まれたきっかけと伝えられているお話から。鎌倉時代のことです。武蔵の国(現在の東京・埼玉)一帯が大干ばつに苦しんでいたとき、この地で古池のほとりにあった龍神社に雨乞いをしたところ、大雨が降り続きその危機を救ったことがあったのだそうです。こうして、「蛇窪龍神さま」の神恩に感謝して生まれたと言われています。そして「白蛇さま」をお祀りするようになったのにも、不思議な由縁が。この神社にはかつて清水の湧き出る洗い場があり、そこには白蛇が住んでいました。しかし、いつの間にかその洗い場がなくなってしまったため、その白蛇は仕方なく近くの公園の池に移り住むように……。そんなあるとき、その土地に住む方の夢枕に白蛇が出てきて、「1日も早くもとの住みかに帰してほしい」と懇願したのだそうです。それを知った宮司は弁天社を建立することに決め、白蛇さまに神社へお戻りいただいたのでした。「龍神」と「白蛇」の組み合わせは「巳が辰(身が立つ)」ということで、立身出世の御神徳があります。こちらの神社にお詣りしたところ、お仕事関係のよいご縁や、勝負事などの好成績を得ることができたというお声もたくさん届いているそう。そして「白蛇」は、七福神の紅一点である女性の神様「弁財天」の御使いでもあるのをご存知でしょうか?弁財天は手に琵琶(びわ)という楽器を持っていることから、音楽や芸能の才能を伸ばし、さらに学問に通じる知恵の神様としても知られています。さらには、雨乞いの断食祈願に基づいて、衣食住をつかさどり、家業繁栄・家内安全の御神徳を持つ「稲荷大神」もお祀りされていることから……。心願成就、除災招福、立身出世、家業繁栄、家内安全など、さまざまな御神徳・御利益がある東京のパワースポットなのです!■「清浄の心」と「人の繋がり」を大切に「上神明天祖神社」に初めて足を運んだとき、私はまず「清らかな雰囲気の神社だな」と感じました。きれいに掃き清められた境内に、テントの下で誰でもゆっくり休むことのできるベンチ。静かで柔らかな空気が居心地よく、境内の中でのんびりと過ごすことができます。公式Facebookでは神社の日常を垣間見ることができるのですが、この神社が「お掃除」をとても大事にしていることに、皆様もすぐ気がつくのではないでしょうか。もちろん、皆様に気持ちよくご参拝していただくためという理由もありますが、なにより神様はとっても綺麗好きなんです。神様方にいつでも心地よくいていただけるよう、「清浄の心」を第一にしているのですね。そして、地域の皆様がこの「上神明天祖神社」を大切にしているのも、さまざまなことから伝わってきます。月に一度必ず行われるという、地域の方による清掃活動。神社が周りのお店と協力して作ったという「スネークタウンマップ」という地元愛あふれるタウンマップ。都営浅草線沿いの『東京福めぐり』という開運八社さんぽの一社としても、神社同士の絆を感じます。すべて、「人のつながり」を大切にしているからこそ生まれる、ご縁の温かさゆえ。皆様も、一度足をお運びいただければ、その清らかさと温かさを、肌で感じられることでしょう!■御朱印に込められた意味とおもてなしの心この神社では、季節や行事によっても変化のある、素敵な御朱印に出会えます。その中の一つひとつの印に込められた意味も深く、知れば知るほど「なるほど!」とうなずきたくなります。「蛇窪大明神」の通常の御朱印は、上の写真の中で「紫の巳」と「緑の龍」の印が押された一番右のものです。向かい合う白蛇さまと蛇窪龍神さまの上には、三種の神器のひとつである八咫鏡(やたのかがみ)にかたどられた社印が、太陽のように差し昇っています。それぞれに意味があり、神社の成り立ちを表現しているのですね。「蛇窪大明神」の御朱印には写真の通り期間限定のデザインがあり、1月・4月・9月には、それぞれ特別御朱印をいただくこともできます。そのほかに「上神明天祖神社」の御朱印、「弁財天」の御朱印もありますよ!オリジナルの御朱印帳は、白地に白蛇さまが描かれた、清らかで美しいデザインです。この白地のものが、最もスタンダードな御朱印帳なのですが……。時折、黒地やピンク地に白蛇さまと龍神さまが描かれた特別なものが、限定御朱印帳として登場することもあるようです!気になる方は、ぜひ神社のWebサイトやFacebookをチェックしてみてくださいね。■「巳の日」は白蛇さまの特別な日皆様は、カレンダーなどで「巳の日」というものを見たことがありますでしょうか?12日ごとに巡ってくる、十二支の「巳」の日です。この日は、「巳くじ」という巳の日限定のおみくじが出るほか、巳の日特別祈願なども受けることができます。ちなみに、干支が巳年の方には「巳年生まれの方の特別祈願」というものもあるそうなので、ぜひご縁を深めていただければと思います。珍しい御祈願の中には、美白祈願というものも!美白だなんて、白蛇さまならではの、女性にうれしいお願いごとですね。さて。「巳の日」の中でも、最も縁起のよい日。それが、60日に一度巡ってくる「己巳(つちのとみ)の日」です。この日の限定御朱印は、さらに特別なんです!こちらの美しい御朱印は話題を呼び、毎回「己巳の日」は、多くのご参拝者で長蛇の列ができるのだとか。手書きで丁寧に書かれる御朱印なので、お待ちいただく時間も長くなってしまうため、神主さんや巫女さんはこれまでもさまざまな工夫を凝らしながら、皆様に「来てよかった」と思っていただけるように考えているのだそうです。特に素敵なのは、この日の御朱印の挟み紙(御朱印が他のページに写らないように挟む紙)の工夫。なんと、上神明天祖神社にいらっしゃる絵の上手な巫女さんが描き下ろしている、きれいなカラーイラストになるのだそう!長い間待ったとしても、御朱印帳を開いたときに「あぁ、うれしい!」と感じていただけるように、一つひとつに心を込めているのですね。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!可愛すぎて、いつ行ってもやさしいお顔で癒してくださる「撫で白蛇さま」です。ぜひ、やさしく撫でてあげてくださいね。なんと、天然記念物山口県「岩国のシロヘビ」の脱皮と蛇窪大明神のお札が入っています!大変貴重な御守りです。お茶目な表情の龍神さまが守っている水鉢。願い札に「蛇窪龍神さま」宛のお願い事を書いてこの水に浮かべると、御札は水に溶けていき、龍神さまに届きます。京都伏見稲荷大社の御分霊がお祀りされている稲荷社です。どことなく凛とした雰囲気のある、素敵な空間です。皆様も実際に足を運んでいただき、その目で、心で、素敵なものを見つけてみてください!神社で出会うことができるのは、それぞれの神様はもちろんのこと、神主さんや巫女さんの作り出す空気や雰囲気、参拝の方に楽しんでいただきたいという想いで工夫の凝らされたおもてなし……。素敵な神社に出かけてみると、きっと多くのものを感じられることでしょう。そして、その場所を訪れるご参拝の方々も、素敵な文化を支え受け継いでいくひとりとなるのです。あなたも、かけがえのない毎日に「感謝の気持ち」を忘れることなく、さまざまな神社に出かけてみませんか?そして、目には見えないけれど、私たちが「大切にしていくべき文化」に、そっと触れてみてくださいね。■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】上神明天祖神社(かみしんめいてんそじんじゃ)【御祭神】■主神天照大御神(あまてらすおおみかみ)■配祀天児屋根命(あめのこやねのみこと)応神天皇(おうじんてんのう)【境内末社】■厳島弁天社市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)田心姫神(たごりひめのかみ)湍津姫神(たぎつひめのかみ)蛇窪龍神(へびくぼりゅうじん)白蛇大神(しろへびおおかみ)■伏見稲荷社稲荷大神(いなりおおかみ)【鎮座地】〒142-0043東京都品川区二葉4-4-12【電話・FAX】03-3782-1711【最寄駅】都営浅草線「中延駅」より徒歩5分東急大井町線「中延駅」より徒歩6分JR横須賀線「西大井駅」より徒歩8分【Facebook】
2018年05月21日■御朱印がきっかけ?――神社に魅せられる「御朱印ガール」とはここ数年の「パワースポットブーム」と共に、寺社仏閣で「御朱印」を集める方がじわじわと増えてきました。最近は書店や文房具店などでも、当たり前のように御朱印帳が並んでいるのを見かけませんか?そのデザインも、可愛いものから格好いいものまで、実にさまざまです。個性の光るオシャレなものがどんどん増えていて、見ているだけでも飽きません。巫女として神社でご奉仕をしていても、御朱印帳をお持ちになるお若い方がかなり多くいらっしゃる印象を受けます。割合としては女性の方が多く、世に言う「御朱印ガール」がこんなにも増えていることに、私は驚きと感動を覚えています。これは、本当にすごいことです。なぜなら、こうやって「御朱印」を入り口に「神社」や「神様」の世界に興味を持ってくださる方が、ずいぶん広がってきているはずです。まずはこういった「きっかけ」が世の中に広がれば、その中でひっそりと輝いている「日本の大切にしていきたい心の文化」にも、多くの方が自然と目を向けてくださるようになることでしょう!御朱印関連の書籍や、インターネットでの記事。さらにはテレビでも「パワースポット」として神社を見かけることが多くなってきました。神様や神社にとっても喜ばしいことに、そういったところでの紹介を通じて、一つひとつの神社の存在を知り「行ってみよう!」と足を運んでくださる方も、どんどん増えているのです。■「御朱印」に込められた神社の工夫と想い当然、神社の側としても、御朱印は神様と皆様を繋げる大切なもの。神社ごとに、オリジナルの御朱印帳を作ったり、御朱印そのものにも季節や行事限定のデザインがあったり……。より皆様が「神社」を身近に感じ、楽しんでいただけるようなきっかけとするべく、さまざまな趣向をこらしているところも多いのです。神社の運営は、あくまでも営利目的ではありません。神様のための場所であることは、もちろんです。さらに言えば、私たちが目には見えない世界の働きに目を向けて、きちんとあらゆることに「感謝」をしながら生きていくための場所として。神社は、世のため人のためにも、欠かせない役割を担っているのです。こういった文化を、私たちは「時代に寄り添う形」で上手に継承していく必要があります。神社の運営に関わっている神職たちは、さまざまな趣向を凝らしながら、多くの方にとって「人生の中の日常」や「心のよりどころ」として「神社」の存在があり続けられるように努めています。ですから、御朱印をきっかけに「神社」に足を運び、その文化と空気に触れていただけるという機会を、それぞれの神社が大切にしているに違いありません。■たくさんの神社に足を運んでみましょう!御朱印集めは、いつから始めても、どこの神社から始めても大丈夫なものです。もし、どこから始めようかで迷ったら、すでに一番身近でお世話になっている神社の御朱印からいただくのもよろしいのではないでしょうか。たとえば「氏神社(うじがみしゃ)」。これは、あなたの生活の拠点となる場所にある神社で、その土地を守っている神様(氏神様)がお祀りされている神社です。あなたがその土地で暮らしているのは、氏神様にご縁をいただいたからこそ。改めて、ご挨拶とともに「これからもよろしくお願いいたします」という気持ちを込めて、その「ご縁」を御朱印という形にするのも素敵ですね。その他にも、できればさまざまな神社に、足を運んでみてください。ペースは、もちろんゆっくりで構いません。「御朱印集め」は人生の中での「神様とのご縁」を記録していくことですから、急ぐ必要などないのです。それよりも、ぜひ丁寧に、一つひとつの神社や神様との出会いを、御朱印帳を通じて感じてみてください。きっと、さまざまな神社に足を運ぶ中で「ここに来ると不思議と癒されるから、また行きたい」とか、「この神社にいると、なぜかいつも元気になれる」とか、そんな素敵な出会いが見つかることでしょう!■御朱印も「一期一会」の出会い基本的に御朱印は、いただくための「自分専用の御朱印帳」を持つことをおすすめします。世界にたったひとつの、神様とあなたとの絆を形にするもの。その御朱印が刻まれる一瞬は、二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いとなるのです。たとえば、これから母親になるという方が、生まれてくる赤ちゃんに「はじめての御朱印帳」を贈ってあげる……なんていうのも素敵ですね。はじめてのお宮参り(初宮詣)から始まり、節目の参拝でいただく「その子だけの御朱印」が刻まれていきます。大きくなったら「自分で持っていなさいね」と渡してあげれば、それも親から子に継承できる、ひとつの素敵な文化になることでしょう。御朱印はその時によって、書き手も、入る日付も違います。印のかすれ具合や、文字の様子など「その時々の違い」があるもの。だからおもしろいのです。たとえば、時には「墨書き」があまり上手ではなかった、というようなこともあるかもしれません。ですが、それに対してあれこれ言うよりも、その一つひとつの出会いも「一期一会」の素敵なご縁だと思って、広い心でお受けしていただければと思います。■御朱印はいただいてからが「ご縁」のはじまり前回もお伝えしたように、御朱印は「スタンプラリー」ではありません。スタンプは集める過程がおもしろく、コレクションできたことが「ゴール」のようでうれしいものですよね。しかし、こと「御朱印」に関しては、自分の御朱印帳にその記録をいただいたところからが、神社や神様との深い「ご縁」という絆の始まりなのです。「御朱印」は、ご神体の分身のようなもの。御朱印帳を開いて眺め、思いをはせることでも、その神社の神様と「つながることができる」ものです。たとえ遠く離れた場所にある神社であっても、なにかお力添えをいただきたいときや、お礼をお伝えしたいときなどは、御朱印帳を開いてみてください。そのてのひらの一冊から、きちんと神様とコミュニケーションが取れます。「御朱印帳」というものが生み出し、結び、運んでいる神様とのご縁。そのページの一つひとつに刻まれた絆や思い出を、ぜひ大切にしてみてください。その想いは、どんなときでも必ず、目には見えない世界に届いているはずですよ。
2018年04月22日「御朱印」の意味と、真のご利益(りやく)を実感する秘訣。それは八百万(やおよろず)の神様や、一つひとつの神社と「ご縁」を結ぶことから始まります!神様や神社にも、それぞれの特徴やご利益の得意分野があります。たくさんの出会いの中で、あなたの人生をもっと素敵なものに変える、大事なご縁があるかもしれません。「御朱印帳」をたずさえて神社を巡る、「神社女子」そして「御朱印ガール」をはじめとする、たくさんの方のために。知れば知るほど面白い、神社や神様についての基礎知識。そして、各地のおすすめしたい神社とその御朱印を、これから連載という形で、少しずつご紹介していきます。■なぜ今、パワースポットが注目されるのか近年「パワースポット」という言葉が流行し、「御朱印帳ブーム」も続いています。今、世の若い女性たちの間でも、関心が高まっている「神社」。皆さんは、「神社女子」や「御朱印ガール」とも呼ばれる、女性の神社ファンが増えているのをご存知ですか?もしくはもうすでに、ご自身の「御朱印帳」に御朱印を集めている、という方もいらっしゃるかもしれません。ではなぜ、「パワースポット」として、神社に魅力を見出す人が増えているのでしょう?おそらく皆さんが「神社に行く」最大の理由は、神様からの「ご利益(りやく)」と呼ばれるお力添えにあるのではないでしょうか。「神様にお祈りをすると、目には見えないけれど、力を貸してくれるらしい!」と聞いて、たとえば「あの神社は縁結びのご利益がすごいらしいですよ!」と言われたら?誰だって「えっ、そしたら私も、恋人ができるようにお願いしにいこうかな」って思いますよね。ですから、この「神社」や「御朱印」ブームは、ともすると「パワースポットに行って、ご利益をもらおう」というニュアンスに取られてしまいがちなことがあるのです。でも、神社に行くときは、ただただ一方的に「幸せをいただきにいく」という考え方でいるのは、実はとてももったいない話です。なぜなら、その心がけ次第で、あなたにとって神社が、「足を運ぶだけでも幸せになれる」「自分の人生をよりよく変えるきっかけ」となる場所になるからです。■「神社」は、一体どんな場所なの?神社を「幸せになれる場所」にするために、一番大切なこと。それは、「どんなときでも“ありがとう”の気持ちを伝えること」です。「まだご利益をいただいていないのに、お願いする前に感謝するの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。決して早くはなく、むしろだまされたと思って、皆さんに先にやっていただきたいのがこの「感謝」です。なぜなら、私たちが生きていくのに一番大切で、それを持っているだけで必ず幸せになれる力というもの。それが、「幸せを手に入れる力」でもなく「幸せになれる運のよさ」でもなく「幸せやありがたさに気づける力」だからです。そばにあるのに、いつもはあまりにも当たり前で見向きもしなかったようなこと。しかし、その価値に目を向けて、きちんと「感謝」できる心。神社は、その存在を通じて大切な「心を育てる機会」を私たちに与えてくれるのです。神社というのはそもそも、私たち人間が、目には見えない「神様」という存在を意識し、感じることのできる場所です。昔から日本人は、この場所を大切に守り継ぎながら、折に触れて自分の身近にある「幸せ」に感謝をしてきました。お宮参りや七五三などの人生儀礼はもちろん、初詣などの年中行事の際も、神様とのご縁に感謝しながら、いつでも見守っていただいているということを実感し、喜んできました。私たちも、まずはその「心」から、大切にしてみましょう。ついつい神様に、「どうかご利益をください!」と真っ先にお願いをしたくなるところですが、まずは慌てることなく。神社は「感謝をする場所」なのだと思ってみてください。それが、あなたの人生をどんどん好転させていく、最初のきっかけになるはずです!■「御朱印」の真の意味「御朱印」というのは、そもそもお寺において、お経を書き写してお納めしたことの証としていただける、大切な印だったのだそうです。それが現在は寺社仏閣でいただける「参拝の証」という意味のものになりました。そう、御朱印はいわば、神様・仏様との「ご縁」の証だといえます。ご参拝と一緒に拝受することによって、その神社や神様とあなたとを、より強い絆で結びつけることになります。ですから、いただいた「御朱印」は、御守りや御札と同じように「ご神体」の分身のようなもの。つまり、「御朱印」は持っていることによって、御守りと同じように、神様があなたをそばで守ってくださるのです。誰しも、御守りや御札は、大切にするものですよね。ですから、パンフレットの裏に記念にスタンプを押して帰る、というような「観光記念スタンプ」とは、しっかり区別して考えなくてはいけません。「御朱印」は普通のノートなどにはお願いせず、専用の「あなただけの御朱印帳」をご用意ください。そして、保管する際も、大切に扱うようにしてくださいね。もしご自宅に神棚や仏壇があればそちらがベストですが、ない場合は「専用の置き場所」を決めて保管していただくのがよろしいと思います。■御朱印帳から感じる「ご縁」のチカラ「御朱印」は、神社によってさまざまな工夫や想いが込められている、とても素敵なものばかりです。眺めているだけでも楽しくて、つい「集める」ことにわくわくしてしまい、「コレクション」のようになりがちかもしれません。しかし、「たくさん集める」ことよりも、その一つひとつの「ご縁」を、どうか大切にしていただきたいのです。御朱印帳を使って、これまで積み重ねてきた神社や神様との「ご縁」を感じながら、さらにさまざまな場所を訪れてみること……。それは、私たち日本人にとって、古くから受け継がれてきた文化の奥深くに隠れている、人生にとって大切なことを一つひとつ見つけていく、「宝探し」のような時間です。きっと、あなたが神社や神様の存在を心に宿して生きていくことは、「自分自身の在り方」を、よい方向に変えていけることへとつながっています。その場所で「自分の心や生き方に向き合う」ことで「人生の幸せ」に気づくことができる……。それこそが、「神社」の真の価値なのだと私は感じています。■今こそ大切にしたい、日本ならではの精神文化どんなことも「感謝」できる清らかで強い心を育てれば、生き方や人生もおのずと変わっていくものです!そして、前向きに明るくがんばっている人を、神様はどんどん後押ししてくださいます。そして、その「目には見えない応援」に、いかに気づくことができるか。それが、私たちに問われているのかもしれません。「今、どうするべきか?」「今、なにをすべきか?」せわしない毎日を懸命に生きていくうちに、私たちはよくその迷路に迷い込んでしまいます。その迷いを解決するヒントが、神社には隠されていることでしょう。知れば知るほど面白い、神社や神様についての基礎知識。そして、各地のおすすめしたい神社とその御朱印を、これから連載を通じて少しずつご紹介してまいります。まずは、今回の第1回を含め、第3回までを導入編でお送りする予定です!日本の精神文化を通じて、深い「心の学び」を促してくれる神社の世界。皆さんとともに、楽しみながら歩いていけたらと思います。
2018年04月12日コンセプトはヘルシー株式会社アダストリアが展開するライフスタイルブランド「BAYFLOW(ベイフロー)」は、今年で5周年を迎えるにあたり、3月23日に吉祥寺に旗艦店をオープンします。ヨガスタジオも設置新しくオープンするお店は、旗艦店は吉祥寺駅から徒歩5分の場所。「ヘルシーの入り口が集まるお店」をコンセプトに、1階は、ウィメンズ・生活雑貨やヘルシーメニューを提供するカフェになります。2階は、ヨガウエアブランド「シードラー(SEEDLER)」やベイフロー初のキッズラインを含めたアパレルフロア。3階にはヨガスタジオを設置、ヨガのレッスンや吉祥寺にゆかりのあるテーマのワークショップなど行う予定です。クラウドファンディング企画も実施さらに、クラウドファンディングプラットホーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」と協業し、2月15日(木)から3月23日(金)にかけてヨガスタジオのオープンキャンペーンを実施。4月1日からは通常のクラスがスタートします。ヨガ初体験でも大丈夫。リラックスできる大人のヨガを体験してみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社アダストリアのプレスリリース※株式会社アダストリア
2018年02月17日鈴虫寺の人気が、すごいことになっている。年間で40万人、連休や休日にもなると1日3,000人もの参拝客が訪れる。全国各地からはもちろん、地元・京都市民のリピーターも多い。参拝客のお目当ては、「一願成就」の御利益。願い事をひとつだけ、「幸福地蔵」さんが叶えてくれるのだ。 昔から「恋愛成就の寺」として有名だった、「妙徳山華厳寺」、通称「鈴虫寺」は、享保8(1723)年開創の古刹。4年前に住職が代替わりし、参拝客がさらに増えた。その理由の1つが、現在の住職・桂紹寿さん(47)の“漫談説法”だ。 噂を聞きつけた記者は、「願いを叶えてもらいたい!」と、さっそく京都・嵐山を訪れた。 平日の午前中にもかかわらず、寺へと続く階段には、すでに100人ほどの行列が!長いときには山門から最寄りのバス停「苔寺・鈴虫寺」まで行列が延びるという。 待つこと約1時間、拝観料の500円を支払い、ようやく書院にたどりついた。まずはここでで30分の「鈴虫説法」を聞き、300円の初穂料で「幸福御守」をいただいて、最後に幸福地蔵さんにひとつだけ願いを伝えるというのが、“願いを叶える参拝”の流れだ。 鈴虫寺の由来でもある4,000匹もの鈴虫の美声が響くなか、凛としたたたずまいのご住職が現れた。一瞬、静まった200人の参拝者を前に、テンポよく語り始める。まるで漫談を聞いているかのような、爆笑「鈴虫説法」が始まったーー。 ■お願い事は“身の丈に合った願い”でなければなりません 「初めての方もいらっしゃるやろから、まずはお願い事の仕方をお教えしましょうね。みなさんのお願い事を叶えてくださるのは『幸福地蔵』さんです。日本で唯一、わらじを履いていらっしゃるお地蔵さんです。みなさんのおうちを一軒一軒訪ねて、願いを叶えてくださるからなんですよ。 どんなお願い事でも叶えてくださいますが、お願いすることは、ひとつでなければなりません。3つも4つもと欲張っては叶えてもらえません。気が散ってはダメなんですね。あなたがいま何をいちばん求め、必要としているのかを、よくよく見つめ直してみてください。 また、“身の丈に合った願い”でなければなりません。特に願う方が多い『良縁祈願』では『私にふさわしい、結婚できる人に出会わせてください』とお願いするようにしてください。 なかには『嵐の櫻井翔さんと結婚したい』『羽生結弦選手と付き合いたい』と願う方もいますが、これは叶いません(笑)。なぜなら、それはあなたに“ふさわしい人”じゃないからです」 ■願ったあとは、笑顔で暮らすこと 「家に帰ったあと、願いを忘れてはダメですよ。そして、いつもニコニコして暮らすよう心がけてください。『しんどいときこそよう笑え』と言いますやろ。生きていれば、誰にでもイヤなことはあります。そんなときこそ、怖い顔をせんで、鏡に向かってニターッと笑ってみてください。ただし、必ず1人のときにやりましょう。人に見られたらあきません。アホやと思われますからな(笑)。 笑顔は、縁を呼びます。縁が増えれば願いも叶いやすくなります。 生きていれば、いろんなことが起こりますな。いいことも、悪いこともありますな。笑顔でいれば、それを楽しんで受け止めることができるようになります。これを仏教では『柔軟心』と言います。この柔らかさが強さになり、優しさになります」 ーー噺家のようなトークに引き込まれ、笑っているうちに30分はあっという間にたった。「鈴虫説法」は住職だけでなくほかの僧侶も行い、来るたびに違うお話が聞けるそう。 さて、説法後、自分のいちばんの願いは何なのかをじっくりと考えた記者。たしかに「身の丈に合った願い」をして「心穏やかに笑顔で過ごして」いれば、どんな願いも叶うなと思いつつ、熟考の末に記者が願ったことは……。 「『私が書いた』と胸を張って言える、いい記事を書かせてください」 身の丈に合っているのか、いないのか、自問自答しながら、お礼参りに来られることを願い、山寺を後にした。
2018年02月12日昔から「恋愛成就の寺」として有名な京都・嵐山にある「妙徳山華厳寺」、通称「鈴虫寺」は、享保8(1723)年開創の古刹。年間で40万人、連休や休日にもなると1日3,000人もの参拝客が訪れる。全国各地からはもちろん、地元・京都市民のリピーターも多い。 参拝客のお目当ては、「一願成就」の御利益。願い事をひとつだけ、「幸福地蔵」さんが叶えてくれるのだ。 芸能人のあいだでも人気で、最近では女優の名取裕子(60)が悩みを取り除いてもらったとか。 ほかにも「フラれたときに来たら、1週間で新しい彼氏ができた」「父の病気が治り、一緒に旅行に行けた」「ずっと好きだった人と結婚できた」「子宝を願ったら1カ月後に妊娠した」「営業ノルマを達成した」「家出した息子が帰ってきた」など、願いが叶ってお参りをするリピート客が後を絶たないという。 「幸福地蔵菩薩」の参り方は、拝観料の500円を支払い、書院で30分の「鈴虫説法」を聞き、300円の初穂料で「幸福御守」をいただいて、最後に幸福地蔵さんにひとつだけ願いを伝えるというのが、“願いを叶える参拝”の流れだ。 4年前に住職が代替わりし、参拝客はさらに増えた鈴虫寺。その理由の1つが、現在の住職・桂紹寿さん(47)の“漫談説法”だ。テンポよく語る説法は、まるで漫談を聞いているかのよう。噺家のようなトークに引き込まれ、笑っているうちに30分の「鈴虫説法」はあっという間に過ぎていく。 「鈴虫説法」は住職だけでなくほかの僧侶も行い、来るたびに違うお話が聞けるそう。 そんな鈴虫寺を訪れてみてはいかが?「幸福地蔵」さんがあなたの願いもきっと叶えてくれるはず。
2018年02月12日「若返りお顔体操レッスン」も2月11日、北海道札幌市中央区にある東急ハンズ札幌店において、「寺長根愛 メイクセミナー」が開催される。イベント当日は前半にエステサロン「ラボーテ」のオーナーでエステティシャンの鈴木緑氏による「若返りお顔体操レッスン」が行われ、後半に寺長根愛氏によるメイクセミナーが行われる。光を入れて影を消す「KAGEKESHI powder」付きメイクアップアーティストの寺長根愛氏は札幌を拠点に活躍。テレビや映画、CMなどで芸能人、タレントのヘアメイクも担当し、セミナーは国内だけでなく、ロサンゼルスやサンフランシスコでも実施。そのほか、後進の指導、イベントの企画、コラムやメールマガジンの執筆も行っている。また、2006年にメイクサロン、スクールを設立。2014年にはコスメブランド「AI TERANAGANE」を立ち上げており、今年1月20日、「AI TERANAGANE」ブランド商品を東急ハンズ全国43店舗が取り扱い開始。このイベントは「東急ハンズ全店プロモーション記念」として実施される。なお、イベントの参加費用は4,000円(税別)となっているが、料金には定価2,000円(税別)のオリジナル商品「KAGEKESHI powder」も含まれている。日時: 2月11日(日・祝) 11:00~13:00場所: 東急ハンズ札幌店北海道札幌市中央区南一条西6-4-1費用: 4,000円(税別)定員: 120名申込: 受付中(東急ハンズ札幌店のサイトより引用)申し込み方法など、詳しい情報は以下URLの東急ハンズのサイトで確認を。(画像は東急ハンズのサイトより)【参考】※寺長根愛 メイクセミナー
2018年01月30日「恋人と復縁したい」、「よりを戻したい」なら、神社にお参りしてみてはいかがですか。最後にはやっぱり神頼み。様々ないわれのある神社をご紹介します。■ 縁結びといえば「出雲大社」縁結びといえば島根県の「出雲大社」です。「大国主命」という神様が祀られていて、旧暦10月の神無月には、全国の神様が出雲大社に集い、縁結びの相談をしているといわれています。参拝する時に気を付けたいのが、正面の本殿前で参拝するのはもちろんですが、神様は向かって左方向を向いています。そのため、左側にも設けられた礼拝場所で、神様の正面からもお参りしていきましょう。 ■ 和泉式部も復縁を願った? 「貴船神社」平安時代の女流歌人、和泉式部が復縁を祈願しに参拝し、願いがかなったことから有名になった、京都の「貴船神社」です。自然の中にあり、心を鎮めるにもぴったりな美しい神社です。参拝方法は、「本宮→奥の宮→結社」の順で回ってください。本宮では「水占いおみくじ」をしましょう。水に浮かべると文字が出てくる不思議なおみくじです。 ■ 仲を取り持つ神に参拝「白山比咩神社」「イザナミ」と「イザナギ」の仲を取り持ったという神様「ククリヒメノミコト」が祀られる、石川県「白山比咩神社」です。日本神話に出てくる、夫婦神の仲を取り持ったほどの力がある神様です。石川県が総本宮とされていて、全国各地に白山神社が存在し、「白山信仰」とも言われているほど、たくさんの人に信仰されているので、ご利益が期待できそうですよね。 ■ ハートの絵馬? 「気多大社」出雲大社にも祀られている縁結びの神様、「大国主命」が祀られている石川県「気多大社」。毎月1日には「ついたち結び」といわれる、神楽や御祈祷が行われます。この神社の凄いところは、縁結び専用の祈願所があるところです。珍しいハートの絵馬に願いを書いて祈願しましょう。 ■ とにかく恋愛成就のパワーをもらってこよう「誰かと復縁したい」、「よりを戻したい」という気持ちは大いに分かりますが、神様も相手があることを簡単には実現してくれません。それならば是非、縁結びの神社で、恋愛運アップや恋愛成就のために、パワーを貰うつもりで参拝してみましょう。きっと、何か良い方向に転がってくれるはずです。(今津貴/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年01月30日「神奈川県は江の島の『江島神社』は、美人として知られる多岐理毘売命、多岐津比売命、市杵島比売命の三女神を祭る神社です。市杵島比売命は三女神の中でもとくに美しく、心のきれいな舞姫。水の女神でもあるので、お参りで心身を洗い流すように浄化してもらい、やさしい心の美人になれるよう願ってみましょう」 そう話すのは、スピリチュアリストで古神道研究家の暁玲華さん。最近、女性に注目されているという“美人になれる神社”。祭られている女神さまにあやかって美肌になったり、お参りで浄化され、内面から輝くオーラあふれる美人になれたり……と、全国には美の御利益がある神社が数多くあるそう。 そこで、美人願望あふれる記者が、暁さんおススメの江島神社に行ってみた。 のどかに走る江ノ電に揺られ、江ノ島駅で降りたら、長い橋を渡り江の島へ。土産物店が並ぶにぎやかな参道を抜けると、そこが江島神社だ。目の前にそびえる山の下腹から順に辺津宮、中津宮、奥津宮の3つの社殿が鎮座している。そのうち市杵島比売命が祭られているのは、2番目の中津宮。 順路に従い辺津宮から参拝して、中津宮へ。朱色の華やかな社殿に、看板にはピンクのハートを模した羽衣マーク。見るからに乙女な雰囲気で、テンションが上がる! 社殿でお参りをして、隣の授与所をのぞくと、美人祈願の絵馬を発見。絵馬は5種類あり、美肌、美形、美笑、美髪、美白と5つの美から選んで祈願できる。美肌推しの記者は、迷いなく美肌祈願の絵馬を選択。絵馬の表は、市杵島比売命と思われるかわいい女神様のイラストが。 絵馬と同じく美肌から美白まで5つの美の願いを込めたチャームと、チャームをセットできる「よくばり美人守」のストラップもこちらで授与いただける。よくばりな記者は、全チャームをゲット。これで完璧な美を手に入れられるはず!
2018年01月03日2018年は戊戌(つちのえいぬ)の年。戊戌は陽の土で、 戊は植物の成長を意味し、戌は草木が枯死する意味を持ちます。その特徴がより強調される新年は、不要な物を捨て去り、新たな始まりを迎えてゆける年といえるでしょう。2018年は山や丘の上など高台にいる神様や、今年の運気と同質の気を持つ山.土の気を持つ神社へ初詣に出かけるのがおすすめです。もちろん、氏神様(お住まい近くやご実家近くの神社)へも参拝し、感謝と新年の祈願をされると良いでしょう。また、初日の出を見に高地へ出かけたり、参拝の際に温泉に入ることで、さらに運の底上げがされやすくなります。■初詣におさえておきたいマナーと御手水・拝礼の手順神社は神様がお住まいの住居であり、神聖な空間。鳥居をくぐる前には深くお辞儀(90度)を。神様の通り道になる参道の中央を避けて端を歩きましょう。 参拝の前に欠かせないのが、御手水でけがれをはらい、心身を清めること。正しい手順を知っていますか?1. 御手水舎(おてみずしゃ・おちょうずや)で手と口をすすぎます。一礼をしたらまず柄を清め、左手、右手の順で水をかけます。2. 左手に注いだ水で口を清めます。柄杓に直接口をつけるのはマナー違反です。3. 左手を水で清め、残りの水で柄を清め、柄杓を元に戻して、一礼。拝礼の手順は、神社によって違いはありますが、二礼二拍手一礼が一般的です。1. お賽銭を静かに入れます。2. 深く二礼。3. 二柏手します。4. 感謝の気持ちで祈願。5. 深く一礼。参拝の基本マナーを抑えて、初詣での時に子どもにも教えてあげられるといいですね。続いて、2018年に初詣ですると運気が上がる、大地のエネルギーが強い神社ベスト5をご紹介しましょう。■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第1位「大國魂神社」武蔵国総社であり歴史ある東京五社(明治神宮・靖国神社・東京大神宮・日枝神社)のひとつでもある「大國魂神社」。武蔵国・東京を守る強力な力を秘めた土地神様でもあり、大地のエネルギーが強い2018年は、東京近郊にお住まいの方にとって特に参拝されたい神社でしょう。主祭神は「大國魂大神」で、出雲大社と同じ福の神。良縁、仕事運、厄除けのご利益があります。また、同じ境内にある宮之咩(みやのめ)神社は、芸能・安産・女性の魅力を高める女神であり、北条政子も祈願したと言われる「アメノウズメノミコト」が祀られる歴史ある神社。境内全体がパワースポットですが、特に「拝殿・本殿前」、「本殿裏樹齢千年の大イチョウの御神木」には力強いエネルギーが満ちています。「大國魂神社」〒183-0023東京都府中市宮町3-1■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第2位「信濃国一之宮 諏訪大社」諏訪大社の総本社。地元の人からは「お諏訪様」と呼び親しまれる、日本最古の神社のひとつです。4社内あり、その中で最も古いとされる「前宮」と「本宮」の上社、日本最大の狛犬が鎮座する「秋宮」と「春宮」の下社からなります。7年に一度行われる「御柱祭」は歴史が古く、風と雨を司る「諏訪大明神」は五穀豊穣と必勝祈願の神で、武田信玄ら多くの武将に信仰された神社でもあります。富士山と立山のレイライン(聖地を繋ぐ直線)などで結ぶ神霊磁場上にも位置し、その結界力は強大。本宮の放つ神のエネルギーは圧倒的で「新たな柱を立てたい」人に力を与えます。また、前宮は自然のパワーによる浄化力が揺るぎなく、大地と山の神の力があふれています。本宮と前宮の神は夫婦でもあり、家庭円満の神様でもあります。4社全てを参拝されることが最も良いですが、下社の参拝後にぶらりと下諏訪温泉街散策もおすすめです。「信濃国一之宮 諏訪大社」上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1上社前宮:長野県茅野市宮川2030下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828 ■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第3位「猿田神社」「猿田神社」は、古くから八方除けの神社として信仰され、開運法のひとつでもある「お砂とお水取り」が行えます。皇居からも東に位置する日出づる方位となり、日本で最も東にある神社。東京近郊にお住まいの方にとっても吉方位となる東に位置し、最大のパワーを授かりたい時に日帰りで行ける神社です。道開きの神として名高く、発展と向上を後押しし、交通安全、縁結びのご利益があります。「猿田神社」千葉県銚子市猿田町1677■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第4位「雑司が谷 鬼子母神堂」池袋からほど近い場所にある「雑司が谷 鬼子母神堂」。鬼子母神には数えきれないほどの子どもがいたと伝えられ、安産、子育ての神様として多くの女性参拝者が訪れています。武芳稲荷堂は地主神であるお稲荷様の「倉稲魂命」が祀られ、産業全般にご利益が。ご本堂裏手の「北辰妙見大菩薩」は、国土を守り、さまざまな災いを消し去り、福を呼ぶ守護神が祀られています。境内には、子授け銀杏と呼ばれる樹齢700年の大イチョウがそびえ立ち、お散歩がてらパワーチャージができる女性や子どもに優しい都心のエネルギースポットです。「雑司が谷 鬼子母神堂」東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20■2018初詣におすすめの神社仏ベスト 5 第5位「伊奴神社」2018年の干支である戌にまつわる神社であり、災難、厄除けの神様が祀られる「伊奴神社(いぬじんじゃ)」。御祭神の一人「伊奴姫神(いぬひめのかみ)」は安産と子宝、夫婦和合のご神徳がある神様で、子授けと子どもの成長を祈願する神社として、戌年には多くの参拝者でにぎわいます。中でも人気の子授け御守は、赤白夫婦で持つのがおすすめです。境内には犬石像が祀られ、愛犬家にもうれしい戌パワーがあふれる癒しの空間。可愛い犬型のおみくじや、犬のための健康幸福御守などもあります。「伊奴神社」愛知県名古屋市西区稲生町2-12どこに初詣に行くか、もうお決まりですか? 「2018初詣におすすめの神社ベスト5」を参考に、2018年にふさわしい場所での初詣で、さらに運気アップの一年としてくださいね。
2017年12月17日音羽山 清水寺では、2017年11月11日(土)から12月3日(日)まで、秋の夜の特別拝観が開催される。音羽山 清水寺は、随一の京都観光名所だ。そこを舞台にして、春、夏、秋の年3回行われる「夜の特別拝観」。期間中は、境内が約500基の照明によってライトアップされるだけでなく、本尊である観音菩薩の慈悲を表現した青いサーチライト「観音慈悲光」で、上空を横切るように照らし出される。この幻想的な風景は、季節の風物詩として多くの人に親しまれている。「秋の夜の特別拝観」では、美しく色づく何千ものもみじが、伽藍とともにライトアップされる。その情景はまさに圧巻。通常時には非公開になっている成就院も、この期間は特別公開となる。「月の庭」の異名で知られる京都屈指の名庭・成就院庭園の静寂に包まれた夜の景色も見所のひとつだ。【詳細】清水寺 秋の夜の特別拝観日程:2017年11月11日(土)〜12月3日(日)時間:17:30〜21:00(受付終了)観覧料:大人(高校生以上) 400円、小・中学生 200円、小学生未満は無料
2017年11月13日京都市内の龍岸寺、宝蔵寺、金剛寺の3ヶ寺で、アート×仏教による「十夜フェス」が開催される。開催期間は、2017年11月10日(金)から11月19日(日)まで。10日10夜にわたり絶えずお念仏を称え、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する「十夜法要」。現在は、本来10日間であるはずの法要が、1日のみに短縮され、あるいは実施しなくなってしまったお寺も増えているという。「十夜フェス」では、その伝統的な「十夜法要」を再考。仏教とは相いれないイメージのある、アイドル、テクノロジー、ファッションなどをテーマに、学生クリエイターと僧侶が一緒になって“京都でしかできないフェス”を創り上げる。龍岸寺「CLUB*SILKROAD」メイン会場である龍岸寺では、本堂をクラブハウスにした「CLUB*SILKROAD」を開催。異なる宗派・異なる音楽ジャンルのアーティスト達が集まり、ライブを行う。浄土系アイドルてら*ぱるむすらが、ここでしか味わえないアツい夜を盛り上げる。宝蔵寺「STARBOZU -ボーズの覚醒-」宝蔵寺では“お寺の住職が「人工知能」になったら...?”という考えのもと、テクノロジー分野を融合させた「STARBOZU -ボーズの覚醒-」を開催。自力で思考が出来るのか、法話は出来るのか、人の悩みに答えられるのか……。ロボット住職が織りなす近未来のお寺を体験できる。金剛寺「Kyoto Temple Collection -テラコレ-」金剛寺では、ファッション×アートのショー「Kyoto Temple Collection」を実施。仏教における苦しみの世界を表す「六道輪廻」をテーマに、若手クリエーターによる衣装と映像の新感覚の舞台を生み出す。また、京都のシューズメーカーとのコラボも見どころのひとつだ。詳細【詳細】「十夜フェス」開催期間:2017年11月10日(金)~11月19日(日)会場:龍岸寺、宝蔵寺、金剛寺ほか。■龍岸寺「CLUB*SILKROAD」開催期間:11月10日(金)~11月12日(日)住所 : 京都市下京区塩小路通大宮東入八条坊門町564■宝蔵寺「STARBOZU -ボーズの覚醒-」開催期間:11月17日(金)~11月19日(日)住所 : 京都府京都市中京区裏寺町通蛸薬師上ル裏寺町587■金剛寺「Kyoto Temple Collection -テラコレ-」開催期間:11月17日(金)~11月19日(日)住所 : 京都府京都市東山区五軒町124・参加費:500円~3,000円 / 人※各寺の企画ごとに異なる。
2017年10月14日