人気子役の寺田心(11)が、11月4日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に4年ぶり出演。番組内で黒柳徹子(86)への礼儀正しさや「です・ます」調の語り、「母」「祖母」といった言葉遣いがTwitterでトレンド入りしている。《心くん、中身は御幾つなんだろうか笑。 幾ら身内の躾や環境に恵まれているとはいえ、その吸収力や、あの謙虚さは尊敬に値する》《心くん 本当に綺麗な言葉で話していて尊敬しっかりしてるし、いい子に育ってるね》尊敬語や謙譲語などの知らない言葉を本で調べるのが好きだと語った寺田。丁寧な言葉遣いは大好きな祖母の影響を受けたという。そんな寺田は言葉遣いだけでなく、考え方にも成長ぶりをうかがわせた。19年公開の映画『ばあばは、だいじょうぶ』で主演を務めた寺田は、「ミラノ国際映画祭2018」外国映画部門で最優秀主演男優賞を受賞。その感想として「認知症は他人事じゃない」と意見を述べ、「祖母や家族について考えるようになった」と語った。また黒柳が「好きなタイプの女の子は?」と質問すると、寺田は「家族を大事にしてくれる方」と回答。さすがの黒柳も「偉い」と唸った。そんな大人顔負けの振る舞いを見せた寺田に、Twitterではこんな声も上がった。《寺田心くん見てると、羽生結弦にも見えてくる 表情とかリアクションとか》《寺田心くんの考えや姿勢???が、羽生結弦くんと似ているなぁと思った。似せてるとか近づけてるっていうわけではなくて、本当に似てる》《徹子の部屋 寺田心 くん 今、録画見た 五年と思えない超越した 美しい心 祖母、母思い 話の所々で「泣いていたら」と。 泣きたい事も多々あるんやね 羽生結弦君に似てきた ぜひ、祖母と母の家を建てたいという願いが叶いますように》将来は芝居ができて思いやりのある俳優になり、動物を助ける活動がしたいと語った寺田。羽生結弦(24)のような大物になるのだろうか――。
2019年11月04日子役の寺田心が1日、都内で行われた「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」贈賞式に出席。フィルム部門 演技賞に選出された喜びを語った。フィルム部門 演技賞は今年、寺田、草なぎ剛と香取慎吾、樹木希林さん、リリー・フランキーが受賞。寺田は、ブックオフコーポレーションのテレビCM「フィクションは本だけに店員篇他1篇」での演技を評価され選出された。贈賞式で寺田は「今この場に立って、周りは素晴らしい方ばかりで、僕がいただいてもいいのかなー? ってわからないくらいとっても大きな賞をいただき、いろんな方に感謝の気持ちでいっぱいです」と恐縮しながら感謝。「この喜びをスタッフさんたちに、そしていつも僕を応援してくださるみなさんに伝えたいです。本当にありがとうございました」と堂々とあいさつし、会場の大人たちを感心させた。その後、同CMでおなじみのエプロンをつけた店員姿も披露し、可愛らしい姿で注目を集めていた。
2019年11月02日■今も女性の心にあり続ける、『ときめきトゥナイト』多くのアラフォー女性たちを夢中にさせたあの名作『ときめきトゥナイト』の主人公・蘭世が、スキンケアブランドとタイアップ!9月26日よりマンダムから販売中のスキンケアブランド『エムフォー』では、作者の池野恋先生描き下ろしの「40歳のときの蘭世」のイラストを使ったビジュアルを公開♪ さらに、数量限定パッケージや、特典のノベルティ企画が実現しました。 『ときめきトゥナイト』のファンタジーな世界観や、主人公の蘭世と真壁くんの恋模様は、今でも懐かしむ声が多く挙がるほど長く愛される作品。 連載当時、“毎回続きが気になってドキドキしていた”、“真壁くんのセリフにときめいていた”という方も多いのではないでしょうか?■最近、“ときめき”感じてる?あの頃は、蘭世と同じように学生生活や日常の中で、敏感に“ときめき”を感じ取っていた私たち。でもオトナになった今、かつてのような “ときめき”を感じられていますか?マンダムが20代~40代の働く女性637名に行った調査によると、「日常生活に“ときめき”が欲しい」と回答した人が7割いるにも関わらず、「ここ最近ときめきを感じた」と回答した人は、年齢が上がるにつれ減少していることが明らかに!■お肌の輝きで心ときめく、スキンケアブランド『エムフォー』そんな心の“ときめき”不足は、心だけでなく見た目にも影響を与えているかもしれません。先ほどの調査によると、「ときめきを感じているとき、肌の調子がよくなると感じる」人は、20歳代から40歳代を通じて約6割いることが分かっており、気持ちとお肌の関係を実感している女性が多くいるようす。そんなアラフォー世代の女性たちを、「輝きのある肌に導くことで、心からときめきを感じてほしい!」という想いから誕生したのが、新スキンケアブランド『エムフォー』なんです!調査概要・調査方法:インターネットリサーチ・調査時期:2019年8月実施・調査対象:20歳~49歳 /働く女性 n=637(マンダム調べ)▼センサーサイエンスに着目したスキンケア日々ストレスや忙しさに追われていると「夕方になると疲れた顔になる」「怒って見える」といったような、悩みを感じる瞬間があるはず。そこで、肌本来の健やかさを保つ肌の“感覚センサー”に着目したのが、新生スキンケアブランド『エムフォー』。センサーサイエンス・スキンケアによって、夕方もお疲れ印象のないハリツヤ肌に整え、表情まで晴れやかな“ときめき肌”に導いてくれます。▼『エムフォー』×『ときめきトゥナイト』夢のタイアップ!そしてこの度、『エムフォー』の発売を記念し、『ときめきトゥナイト』のECサイト限定パッケージが実現しました!限定5,000個の 『エムフォー』スターターセット にはあの頃の蘭世と並び、“『ときめきトゥナイト』世代”と共に大人になった蘭世の姿が! 池野恋先生のイラストに、パッケージを開く前からキュンとさせられちゃいます♡中には『エムフォー』ミニサイズの5アイテムが入っており、ライン使いをしながら使い心地を試すことが出来ます。 紅茶の香りをアクセントとしたホワイトガーデン&ティーの香りは、スキンケアしながら、心に癒やしも与えてくれます。▼「ときめき定期便」もスタート!さらに『エムフォー』新発売を記念し、2020年1月22日注文までの期間限定で 「ときめき定期便」 も現在、受付中!お申し込み者全員に、『ときめきトゥナイト』限定ノベルティがついてくるのだとか! これはファンにはたまらないキャンペーンとなっています♪▼町田駅でも蘭世に会える!そして東京都の町田駅では、池野恋先生描き下ろしの蘭世が大きくあしらわれた駅貼りポスターが展示されています! 池野恋先生ならではの優しいタッチも見ることができ、大きさ共々見ごたえバツグン♪ 町田駅を利用した際に、ぜひ立ち寄ってみて。■“ときめくお肌”を手に入れよう限定パッケージや駅貼りポスターなど、見どころ盛りだくさんの今回の『エムフォー』タイアップ。センサーサイエンスに着目した『エムフォー』ならお肌本来のハリツヤを引き出し、そんな自分のお肌の変化に心も“ときめき”で満たされるはず!トライアルができるこのタイミングで、ぜひ、あなたも“ときめく肌”を体感してみてください。 「お肌ときめくトゥナイト」を体験する! (文:ソーシャルトレンドニュース編集部)■提供マンダム
2019年10月08日歌手で女優の伊藤蘭(64)が9月24日、『うたコン』(NHK)に生出演。キャンディーズ解散以来41年ぶりとなる生放送での歌唱を披露した。ネット上ではその歌声と変わらない美貌に、絶賛の声があがっている。番組冒頭、懐かしのキャンディーズの映像とともに伊藤が登場。「皆さんこんばんは、伊藤蘭です」と自己紹介し、「春一番」や「ハートのエース出てこない」といった代表曲を熱唱。スタジオセットの背景はパネルになったシングルレコードのジャケットになっており、客席からは「ランちゃーん!」と大きな声援が飛んでいた。歌い終えた伊藤は「やっぱりドキドキです。やはり3人で歌っていたものを1人で歌うっていう心細さと。あがってます緊張してますけど、でもキャンディーズ、いい歌がたくさんあるのでこれからもチャンスがあったらば、歌っていきたいなと思っております」とコメント。今後もキャンディーズの楽曲を歌い継いでいくことに意欲を見せていた。ネット上ではファンを中心に、伊藤の久々の歌唱姿やその変わらない美貌を絶賛する声が。《NHKうたコン 伊藤蘭が出演してる!キャンディーズの曲を歌ってる…これは感動!》《キャンディーズの伊藤蘭さんが41年ぶりに生放送で唄ったけど、すごい美貌…。私もこんな素敵な人になりたい》《今夜のうたコン、最初から伊藤蘭さんのキャンディーズメドレーなんて…ほとんどの振り覚えてたww》また伊藤は今年5月、キャンディーズ解散以来41年ぶりにソロ歌手としてデビュー。6月には東京と大阪でソロコンサートも開催している。今年の伊藤の活躍を受けネット上では元メンバーである藤村美樹(63)とのコラボや、紅白歌合戦への出場を待ち望む声も多数上がっていた。《伊藤蘭さんに感激感動! 田中好子さんがいらっしゃいませんが、願わくば藤村美樹さんと紅白歌合戦に出場してもらいたいです》《ここにきてうたコン出演って、もしかして年末の大舞台出場あり得るかな? サプライズでミキちゃんも出て、バックスクリーンに映し出された在りし日のスーちゃんと一緒に歌ったら最高やけどなー》
2019年09月25日映画『ルパン三世 THE FIRST』が2019年12月6日(金)にロードショー。「ルパン三世」史上初となるフル3DCGの長編アニメーションとなる。1967年に漫画の連載がスタートして以来、アニメ、実写、ゲーム、スピンオフと様々な表現がされてきたルパン三世。アルセーヌ・ルパン(ルパン一世)の孫であるルパン三世、早撃ちのガンマン・次元大介、斬鉄剣の使い手・石川五ェ門、抜群のプロポーションを持つミステリアスな美女・峰不二子、そしてインターポール所属でのルパンを追う銭形警部など個性豊かなキャラたちは50年がたった今でも多くの人々に愛されている。『ルパン三世 THE FIRST』あらすじ長編アニメ化に至っては23年ぶり、そして初の3DCGアニメーションに挑戦する本作。映画は、ルパンの祖先であるルパン一世ですら盗むことに失敗した因縁の宝“ブレッソン・ダイアリー”を巡る物語を描く。謎を解いたものは莫大な富を手にすることができるとされ、第二次世界大戦中にはナチスがその行方を追い求めたという“ブレッソン・ダイアリー”。その伝説級のお宝に隠された秘密とは一体ー?そしてルパン一味は見事に獲得することができるのかー?ルパン一味を取り囲む新キャラクター物語のキーを握ることになる、個性豊かなゲストキャラクターたちを紹介。広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也といった豪華キャスト勢にも注目だ。・レティシア(広瀬すず)…ブレッソン・ダイアリーを巡り、ルパンと出会う考古学に精通した女性。育ての親・ランベールの命を受けブレッソン・ダイアリーを盗みだし、隠された謎を明かそうとルパン一味と行動を共にすることに。・ランベール(吉田鋼太郎)…レティシアの育ての親である考古学者。ブレッソン・ダイアリーの謎を解き明かそうと暗躍する。ゲラルトに使われている。・ゲラルト(藤原竜也)…ブレッソン・ダイアリーに隠された謎を解き明かすため、不二子に盗ませる。戦前から続く秘密結社の再興を目指している。3DCGは原作者モンキー・パンチの悲願でもあった惜しくも2019年4月に永眠した原作者モンキー・パンチが残したコメントも到着。ルパン一味のキャラクター設定資料を嬉しそうに眺めていたという彼は、「ずっと待ち望んでいた3DCGのルパン三世です。キャラクターやストーリーを拝見したけど、新しい感覚がいっぱいつまったルパンになりそうで、どんな作品になるか想像するだけで、今からワクワクしています。」と喜びの声を残している。監督・脚本は山崎貴監督・脚本を務めるのは、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』『STAND BY ME ドラえもん』『永遠の0』をてがけた山崎貴。VFXで高く評価され、また、ドラゴンクエストの映画化にあたっても“フル3DCGに挑戦している。ルパン一味"を山崎がどう描くのかも注目だ。【作品詳細】映画『ルパン三世 THE FIRST』公開日:2019年12月6日(金)監督・脚本:山崎貴原作:モンキー・パンチ音楽:大野雄二出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也製作:2019映画「ルパン三世」製作委員会配給:東宝
2019年07月14日キャンディーズの元メンバーで女優の伊藤蘭(64)が9月22日、福岡・福津市の恋の浦野外ステージで開催される音楽フェス「宗像フェス」に出演する。フェスの公式サイトで発表された。キャンディーズは78年に惜しまれつつ解散。伊藤は80年に活動を再開し、女優業に専念してきた。そんななか、今年は41年ぶりに歌手活動を再開。先月11日には都内で初のソロコンサートを開催した。夏フェスへの出演は、芸能生活で初となる。12年から開催されている同フェスは、今年9月21日と22日に開催。21日はMCを鈴木亮平(36)がつとめ、氣志團、きゃりーぱみゅぱみゅ(26)、ゴールデンボンバーらが出演。22日は伊藤のほか、岸谷香(52)、ゴスペラーズ、MISIA(41)ら豪華な面々が予定されている。「先月行われた伊藤さんのライブチケットはかなりの倍率だったようです。入場できたラッキーなファンは、わずか2,500人のみ。今回出演が決定したフェスは3連休の中日ということもあり、キャンディーズのファンたちが大挙するでしょう」(音楽関係者)歌唱順や歌唱曲は後日発表となるが、伊藤の登場によって会場の光景がガラリと変わりそうだという。「お目当てのアーティストの歌唱順でないときは、そのアーティストのファンをなるべくステージに近いところに行かせるのが夏フェスの暗黙のルールとなっています。伊藤さんが歌うときは、あまり夏フェスでは見ないような年齢層のファンがみられそうです」(レコード会社関係者)
2019年07月09日キャンディーズ解散から41年、これまで女優として活躍してきた伊藤蘭さん(64)が、5月29日にアルバム『My Bouquet』をリリース。ソロ歌手としてデビューした。’78年、後楽園球場の解散コンサートは、女性シンガーで初めてスタジアムで行われたものだった。その後、役者として復帰し、水谷豊さん(66)との結婚後、35歳で出産。育児と仕事の両立に悩みながらもPTA活動も体験した。「何もしないで後悔するより、やってみて苦労するほうが楽しい」とチャレンジすることで自分を成長させてきた。「“年齢の壁”は笑って乗り越えたい」と6月11、12日には東京で、14日には大阪で「ファースト・ソロ・コンサート」にも挑む――。「ソロのお話は、以前からちょこちょこ言われていたんです。でも、ちゃんと受け止められず、軽く受け流していました。去年の春、もう一度言われて、決めました。あと何十年も元気でやっていられるかわからない。元気もあるし、エネルギーもある、いまのうちに尻込みせず、勇気を出して挑んでみようかなという気持ちになりました。娘もしっかり育ちました。主人も変わらず、エネルギッシュに仕事をしている。ですから、タイミング的にも、よかったんです」夫の水谷さん(66)は、俳優業だけでなく、現在公開中の映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』で脚本・監督を務めている。娘の趣里さん(28)は、主演映画『生きてるだけで、愛。』で、今年3月、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。「夫からも、娘からも刺激を受けて、私も触発されました。家族それぞれが向かっているものを持っていて、3人が集まったとき、それぞれの話ができるというのは、喜びが3倍になるんです。60代になったからといって、落ち着くモードに入るのは早いかな。オファーがあるとき、それに応えられる私でいたいと思って、ソロデビューを決意しました」蘭さんは’55年1月13日、東京で生まれた。渡辺プロダクションに入ったのは、’69年。14歳のころだ。「もともとね、フォーリーブスに会いたいと思って、そのバックで踊るスクールメイツに応募したんです。最初は母に反対されたんですが、翌年、また、渡辺プロダクションが経営する東京音楽学院を受けて、通いだしたのが、この世界に入るきっかけです」3年後には、NHKの『歌謡グランドショー』のオーディションに合格。同時に受かった田中好子さん、藤村美樹さんと組んで、トリオを結成する。そのとき、NHKスタッフが命名したグループ名が「キャンディーズ」だった。’73年9月、『あなたに夢中』で歌手デビュー。しばらくはヒットに恵まれなかったが、デビュー前からザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』にレギュラーとして出演し、お茶の間では大人気。スターダムにのし上がったのは、センターを田中さんから蘭さんに交代した5曲目『年下の男の子』(’75年)の大ヒットからだった。「いまでこそアイドルというカテゴライズはありますが、あの当時は、なかったんですね。『私たちはアイドルです』という認識では活動していなかったと思います。3人の意識としては、歌手でした。歌があるから、バラエティもやっていい。でも、真ん中は歌で、歌に戻るんだという意識でした」ところが、絶頂期にあった’77年7月17日、キャンディーズは突然、解散を発表する。「普通の女のコに戻りたい」日比谷野外音楽堂でのライブで、蘭さんが泣きながら放ったこの言葉は、流行語にもなった。解散に踏み切った3人の決意に、ファンも涙ながらに呼応した。大学生を中心に結成されていた全キャン連(全国キャンディーズ連盟)を中心に解散の日に向けてファンが盛り上がりを作っていった。’78年3月にはシングル『微笑がえし』が、キャンディーズ史上初めてオリコン1位を獲得する。解散コンサート当日は、途中経過をNHKニュースが生で放送し、後日、TBSで録画放送されると、単独歌手のコンサートでは最高の視聴率32.3%を記録。その記録はいまだ破られていない。「当時の熱ですか?ふっと1人になったとき、いまひとつ、実感として湧かないので、わからないんです。どこかで、あの(解散の)渦に巻き込まれ切れていない自分があったのかもしれない。なんとなく、別世界という……。あのころは、解散というゴールがあって、そこで終わるという最大の目的に向かって、みなさんに盛り上げていただきながら、がむしゃらに走っていました。スタッフと合宿もしましたし、解散コンサートを一緒に作り上げていく感じがありました。4月4日に向かって、全国各地の大きな会場を回って。50曲以上、歌いました。その集大成が後楽園。あの日、私は、この光景を忘れないよう、目に焼き付けるように歌いました。いまでも、目を閉じると、あの光景が浮かんでくるんですよ」キャンディーズ解散後、蘭さんは芝居の世界に足を踏み入れた。実は中学時代は演劇部の部長を務め、東京都大会で2位に入るほど、演劇に打ち込んでいたのだ。’80年、大森一樹監督の出世作であるATG製作の『ヒポクラテスたち』で、女優デビュー。’81年には、野田秀樹さん率いる夢の遊眠社に参加。ジャージ姿で稽古に励み、舞台『少年狩り』などに出演。その後は、山田洋次さん、倉本聰さん、市川森一さんなど、名だたる監督や脚本家の作品に出演。女優としての地歩を築いた。’89年、水谷豊さんと結婚。翌年には長女・趣里さんを出産して、35歳で母親になった。「子どもが生後5カ月くらいのころから、2時間ドラマはやっていましたが、子育てがおろそかにならないように、バランスを取りながら、仕事をさせていただいていました」両立が大変になってきたころ、蘭さんを支えたのは、青年座の女優・初井言榮さん(90年没・享年61)の言葉だった。「蘭ちゃん、女性はね、本当に我慢して、我慢したときに、内側から素敵な薄桃色の優しさがにじむものなのよ」いまの我慢は後の自分に生きてくる――。この言葉が、蘭さんの心にずっと残っている。「20代のころ、ドラマで共演したときに、言われたんですね。フェミニストの方からすると『えっ?』と思う発言かもしれないけれど、たしかにそういうことってあるなぁと私は思うんです。いろんな角度から、我慢ということを考えることは、必要ではないか。自分が何かを主張したいとき、それをやみくもに主張するのではなく、ちょっと我慢することで、表現の仕方や言い方が変わる。そこが大事なのではないか、と。我慢を重ねることで、表現のバリエーションも増えるし、人間としても豊かになっていくような気がします」蘭さん自身、仕事と子育てを両立させていたこの時期は、葛藤を抱えながら自分と向き合っていた。「振り返れば、子どもに寂しい思いをさせたんじゃないか。もっと寄り添えたんじゃないかと思うこともありましたね。仕事も子育ても、どちらもないがしろにはできない。ひとつのことに専念している方、打ち込める方に比べれば、心身ともに分散してしまいます。あのころは、『仕事も、育児も、どちらもちゃんとやるしかない』と、自分に言い聞かせていました。PTAもやりましたよ。娘が小学生のときに安全対策委員を(笑)。何もしないより、やってみて苦労するほうがいいですよね。お母さん同士のお付き合いで学ぶこともありました。それが楽しくもあり、私を人としても、母親としても、成長させてくれたんです。いまに至る大事な過程だったなと思います」アルバム『My Bouquet』には、そんな蘭さんの人生のスピリットがこめられている。11曲中3曲で、蘭さん自ら作詞も担当した。妻の挑戦を夫である水谷さんはどう思っているのだろう?「今回は、特に相談らしい相談はしていなくて、自分でやると決めてから、『どう?』と、伝えたら『いいんじゃない?』と。音が完成するまで、聴くのを待ってもらっていたんですが、最後には『いいかげん、早く聴かせなさい!』って(笑)。マスタリングが終わったものを聴いてもらったら、3~4回、聴いてくれていましたね。『1曲1曲がバラエティに富んでいて、飽きないね。聴き入っちゃうね』と、言ってくれました」【伊藤蘭さん衣装】ワンピース、カーディガン:HANAE MORI
2019年06月03日「あははははっ……」『Let’s・微・smilin’』は、伊藤蘭さん(64)の軽やかな笑い声で始まる。蘭さんのソロデビュー・アルバム『My Bouquet』の3曲目だ。「この歌詞を書いてくださった、阿木燿子さんから『蘭さんは、あははっ、うふふと笑っているイメージなのよ』と、言われたんです。私って、おめでたいのかな(笑)とも思ったんですけど、主人(水谷豊さん)にも言われるんです。『蘭さんは、笑ってればいいんですよ』って」そう言いながら、やっぱり蘭さんは、うふふっとほほ笑んでいる。春風のようなその微笑は、かつて「キャンディーズ」で一世を風靡したアイドル時代そのままだ。’78年4月4日、東京・後楽園球場で行われたキャンディーズ解散コンサートから41年。これまで女優として活躍してきた蘭さんが、5月29日にアルバムリリース。ソロ歌手としてデビューした。6月11、12日には東京で、14日には大阪で「ファースト・ソロ・コンサート」も予定されている。「ソロのお話は、以前からちょこちょこ言われていたんです。でも、ちゃんと受け止められず、軽く受け流していました。去年の春、もう一度言われて、決めました。あと何十年も元気でやっていられるかわからない。元気もあるし、エネルギーもある、いまのうちに尻込みせず、勇気を出して挑んでみようかなという気持ちになりました。娘もしっかり育ちました。主人も変わらず、エネルギッシュに仕事をしている。ですから、タイミング的にも、よかったんです」夫の水谷さん(66)は、俳優業だけでなく、現在公開中の映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』で脚本・監督を務めている。娘の趣里さん(28)は、主演映画『生きてるだけで、愛。』で、今年3月、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。「夫からも、娘からも刺激を受けて、私も触発されました。家族それぞれが向かっているものを持っていて、3人が集まったとき、それぞれの話ができるというのは、喜びが3倍になるんです。60代になったからといって、落ち着くモードに入るのは早いかな。オファーがあるとき、それに応えられる私でいたいと思って、ソロデビューを決意しました」とはいえ、41年のブランクはなかなか手ごわかったようだ。「正直、大変でした(苦笑)。年数の隔たりはかなり大きくて、壁を感じましたね。歌声も、思うように出ないこともありました。ボイストレーニングは、時々していましたが、歌うにあたって、新しいボイストレーナーの方について、声出しから始めました。スタジオでは、昔の感覚が戻るまで、どこに向かって歌えばいいのかという心もとない思いを感じました。レコーディングも何百回と繰り返してきたはずなのに、その感覚が薄れていた……。それを一つ一つ、乗り越えなければいけない。とてつもないことを決めてしまったんだなと、メゲそうになることもありました。でも!」そこで、蘭さんはまた、うふふと笑う。「笑って過ごすしかないかな、と。嘆いてばかりいても仕方ないので、年齢の壁は笑って受け止めて、付き合っていこうよって。そのほうが私らしいと思うんです」アップテンポなナンバーから始まる今回のアルバムは、バラードあり、ボサ・ノバあり、ロックありと、色とりどりの曲調がそろって華やかな、まさに歌のブーケ(花束)だ。少し鼻にかかった独特の“蘭ちゃんボイス”も健在だった。年齢を重ねたことで深みが増し、パワーアップした感もある。「100曲以上の候補から厳選して、全11曲の構成にしました。キャンディーズ時代は、レコーディングとなってからの参加でしたが、今回は、楽曲を決める段階から参加させていただきました。曲選び、歌詞、アレンジ、すべて参加しましたので、楽曲作りを知ることになり、皆さんと力を結集して、共に作ったという実感があり、充実していましたね。私らしく、明るくて軽やかな作風を心がけたんです。そして、そんなアルバムになったと思います」歌の世界に入ったとき、解散を決めたとき、女優を目指したとき、母となったとき。いくつものチャレンジを繰り返し、蘭さんはいま再び、新たな道を歩き始めている。「常に、軽やかに、チャレンジしていたいというのはありますね。解散時の後楽園球場も、女性グループ初のスタジアムコンサートということで、ハードルの高いチャレンジでしたけど、今回は……。無謀な挑戦とも言えますよね」苦笑してみせたが、蘭さんは楽しそうだった。ワクワク感が伝わってくる。そのエネルギーはどこからくるのだろう。「ゆったりした時間を過ごすのもいいのですが、より刺激を受けて細胞が活性化するような感じのほうが、生き生きできますよね。40代では少し、疲れを感じるようになりましたが、50代になると、対処法がわかってきて、上手に付き合えるようになる。60代は、これまでの経験を駆使して、どう乗り越えていくかという年代に差しかかる。50~60代って、挑戦するにはいい年代ではないでしょうか。私も60代半ばにさしかかりますが、新しいことに挑戦したい意欲はあります。『蘭ちゃんも、まだ、頑張っているんだから』と、皆さんにも挑戦してほしいですね」【伊藤蘭さん衣装】ワンピース、カーディガン:HANAE MORI
2019年06月03日アイドルグループ・乃木坂46の23rdシングル「Sing Out!」選抜メンバーが26日、神奈川・横浜アリーナでライブを開催。卒業を発表している伊藤かりんも“さゆりんご軍団”の一員としてサプライズ出演した。5月29日に発売する「Sing Out!」の発売を記念して、単独公演では約5年ぶりとなる横浜アリーナ3Days公演を24日より開催。初日はアンダー、2日目は4期生、そして最終日は選抜公演が行われた。卒業を発表している伊藤と斉藤優里も出演。伊藤は、松村沙友理が率いる“さゆりんご軍団”の一員としてサプライズ出演し、松村、伊藤、佐々木琴子、寺田蘭世の4人で「白米様」と「さゆりんご募集中」を元気いっぱいに披露した。歌唱後のトークで、この日誕生日を迎えた伊藤のサプライズバースデーが行われ、ファンも一緒にバースデーソングを歌ってお祝い。将棋の駒「香車」デザインのスペシャルケーキが登場すると、伊藤は「まさかの将棋! ありがとうございます」と喜んだ。松村は手紙を読み上げ、「私はかりんちゃんに憧れることがたくさんあります。誰もが知っている有能さ、いつでも前を向ける強い力。そんなかりんちゃんがほしくて、かりんちゃんをさゆりんご軍団に加入させました」と思いを告白。「今まで本当に本当にかりんちゃんには助けられました。私のしょうもないアイデアを形にしてくれたり、くだらない相談にのってくれたりして本当にありがとう。4人で楽しいことをたくさんしたよね」と感謝した。そして、「でも、かりんちゃんとやりたいことがまだまだたくさんあります。わがままな軍団長から最大のわがままを言わせてください。乃木坂46を卒業してもさゆりんご軍団は卒業しないでください。軍団長は本気です。これからも永遠にかりんちゃんの席は空けておきます。だから来たいときはいつでも来てください」と伝え、「かりんちゃんの今後の人生を応援しています。でも、『さよなら』は言いません。さゆりんご軍団として楽しいことをしようね」とにっこり。松村の思いに伊藤は感激し、「本当にさゆりんご軍団に入ることができて幸せだったし、楽しいバカな思い出ばかりできて幸せでしたし、さゆりんご軍団の武道館の夢はあきらめる気はないので、50年後とかになっちゃうかもしれないですけど、みなさん生き延びて遊びに来てください!」と語って会場を沸かせた。
2019年05月27日女優の伊藤蘭が、31日(22:00~)に放送されるニッポン放送『伊藤蘭のオールナイトニッポンGOLD』のパーソナリティを務めることが決定した。伊藤はキャンディーズ解散後の1980年から1982年の2年にわたり、同局で『伊藤蘭 通りすぎる夜に』を担当。さらには2012年、1日限りの年末特別番組『伊藤蘭 通り過ぎる季節に』で30年ぶりにラジオパーソナリティを務めた。今回は自身初となる『オールナイトニッポンGOLD』の生放送に挑戦する。当日は、ソロ歌手としてのデビューアルバム「My Bouquet」の紹介をはじめ、キャンディーズ時代の話、仕事や家族、プライベートのことなどについて、トークをするほか、リスナーからのメールのメッセージにも答える予定だ。さらに番組のゲストとして、アルバム『My Bouquet』のプロデューサーの佐藤準氏、作詞家の森雪之丞氏を迎える予定とのこと。伊藤は「6年ぶりにラジオパーソナリティをさせていただくことになりました。しかも今回は生放送! 今からもう緊張でドキドキしてますが、皆さまからのメールを励みに頑張ります」とコメント。そして「ソロアルバムからの曲もたくさん紹介しますので楽しみにしていてくださいね」と話した。
2019年05月24日伝説のアイドルグループ、キャンディーズの伊藤蘭がソロ歌手としてデビュー。6月に東京と大阪でソロコンサートを開催することが決定した。【チケット情報はこちら】キャンディーズの解散から41年を経てのソロデビューについて伊藤は「すべてのタイミングが合ったという感じで、思いがけず弾みがついてしまったというか(笑)」とコメント。くわえて「昨年春に事務所からそろそろ歌をやりませんかと言われたとき“やったほうがいいのかな”って直感で思ったんです。もちろん歌うということに自信なんてないですし、でも年齢的な事も考えると、そうそうこんなチャンスがあると思えないですし、まだエネルギーがあるうちに、歌ともう1度向き合うのもいいのではないか思いました。間違いなくラストチャンスだと思ったから。別に歌が嫌いになったわけではないですし、お芝居に夢中になりすぎて、ちょっと疎遠になった友達に久しぶりに会う感じでしょうか(笑)。また、一緒にやりましょうと言ってくれたプロジェクトチームひとりひとりにぬくもりと信頼を感じたことも大きかったです」と語っている。5月29日(水)にはソロデビューアルバム『My Bouquet』をリリース。同作には井上陽水、阿木燿子×宇崎竜童、トータス松本、森雪之丞ら豪華作家陣による珠玉の楽曲が収録。同作を携えて行われるコンサートについて「コンサートやお芝居でも、観に来てくださっているお客さんの目線に助けられる部分がとても大きいと思います。“与えられた場所”だと思っていますので、その期待に応えられるよう、来てくださった方々と楽しい時間を共有できるよう努めたいと思います」と意気込みを語っている。公演は6月11日(火)・12日(水)に東京・TOKYO DOME CITY HALL、14日(金)に大阪・NHK大阪ホールにて。チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあではオフィシャル最速先行を実施中。受付は3月24日(日)午後11時59分まで。
2019年03月14日「初世尾上辰之助 三十三回忌追善狂言」として『義経千本桜 すし屋』『暗闇の丑松』『名月八幡祭』を上演する二月大歌舞伎。尾上松緑が、父・初世辰之助(三世尾上松緑を追贈)への思いを、合同取材会で語った。【チケット情報はこちら】「父が死ぬまでの日数を、自分が超えるとは思っていませんでした。死ぬか、役者を辞めるかだと考えていた」と語る松緑。初世辰之助が40歳の若さで亡くなったのは1987年のこと。松緑(当時、二代目尾上左近)は12歳だった。2年後には祖父・二世尾上松緑も他界。2月に44歳となる松緑は「40を超えてから、父だったら、祖父だったらどうだろうと考えるようになりました。33年経ち、父をご存知ないお客様もいらっしゃるかもしれませんが、父という役者がこういうものを演じていた、ということを感じていただけるよう一生懸命勤めます」と意気込む。いがみの権太を演じる『義経千本桜 すし屋』は今回が初役。「権太には不良青年なりに親不孝を償わなければならないという気持ちがある。悪ぶっているけれどシャイなところが僕に近いと思います。祖父のイメージが強い役ですが、父の権太にも若さゆえの魅力がありました。(尾上)菊五郎のお兄さんのもとで音羽屋の権太をいちから勉強しながら、どこかに祖父、父、自分と続く“紀尾井町”らしさを出したいですね」『名月八幡祭』の縮屋新助役については「父は粋でいなせな役のイメージが強く、『名月八幡祭』なら(新助よりも)三次役の人だったかもしれませんが、2度か3度、新助をやった時、朴訥とした、人の良い田舎の商人が、恋をして自分の中で消化しきれなくなるという演じ方をしていました。最後は逆上する凄みもあり、強く印象に残っています。父は“陰”か“陽”かでいうと“陰”の強い役者で、後半に怒りを爆発させる役が得意でした。今回はその父と36年前に共演された(片岡)仁左衛門のお兄さんと(坂東)玉三郎のお兄さんが、三次役、美代吉役で出てくださいます。思いがけないことで有難いですし、おふたりにリードされながら自分なりの新助を作っていけたらと考えています」父が得意とした「後半に怒りを爆発させる役」として、松緑がほかに、自身も国立劇場で一昨年に演じた『坂崎出羽守』とともに例に挙げたのが『暗闇の丑松』の丑松。今回は菊五郎が演じる。「父は丑松や出羽守を演じる時、家でも機嫌が悪かった(笑)。一方、僕も昨年演じた『素襖落』のようなお狂言ものの時は祖父も父も普段からリラックスしていました。役者というのは演目によって変わるんだなと子供心に思った記憶があります。父、祖父が死に、自分も子供ができて感じるのは、実在の人物にしろ歌舞伎のために書かれた役にしろ、他人の人生を演じるのは結構な責任を伴うということ。だからこそ、『名月八幡祭』新助も『すしや』権太もそうですが、人間の心理を細かくえぐる役は面白いし、素敵だなと思うんです」公演は2月2日(土)より、東京・歌舞伎座にて。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2019年02月01日串田和美が演出を手掛け、安蘭けいが出演するベルトルト・ブレヒトの喜劇『マン イスト マン』が1月26日に開幕した。【チケット情報はこちら】物語は、英軍隊の機関銃隊のおバカな4人組が寺院で賽銭泥棒をはたらき、ひとりが逃げ遅れてしまうことから始まる。鬼軍曹にひとり足りないことがバレないよう何とかしたい3人は、酒屋のおかみにキュウリを運ばされるお人よしの男に助けを頼み――。人間とは何か。笑いとユーモアの中でアイデンティティをめぐるストーリーだ。S席はテーブルがあって料理付き、A席も座席で飲食ができる“キャバレーシアター”。客席には振るとパチパチ拍手音が鳴る“パタパタ”が配られ、開演までコック姿のキャストたちが“ブーイング笛”を販売。上演中に拍手もブーイングもできるカジュアルな雰囲気だ。安蘭と串田が登場して挨拶すると、物語はスタート。作品は“S席の料理を作ったコックたちによるお芝居”として始まり、登場人物の名前も料理にちなんだ名前に変更されている。客席からは舞台袖も丸見え。コック達が次のシーンの準備をしているのも、舞台上の芝居を見てブーイング笛を鳴らしている(!)のも見え、「難解」と言われるブレヒト作品への構えが自然と取り払われていく。出演者は、おかみベグビック役の安蘭、鬼軍曹役の串田、そしてコックとして物語の登場人物を演じる武居卓や小椋毅、海老澤健次らオーディションで選ばれた12人のメンバー。前半ではコックたちの場面と『マン イスト マン』の物語を行き来しながら彼らが案内役として客席を引っ張るが、S席の観客が食事を終えた頃には物語は一直線に進み始める。劇中には歌やダンスがちりばめられ、『リトル・ナイト・ミュージック』(2018年4~5月)ぶりとなる安蘭の歌や、串田のクラリネット演奏も見どころ。音楽・ピアノ演奏を担当する元ボ・ガンボスのDr.kyOnによる歌にも注目だ。ここでしか体験できないものがたくさん詰まった本作。ブレヒト作品に初挑戦したい人にもオススメしたい。KAAT 神奈川芸術劇場とまつもと市民芸術館による初の共同プロデュース作品『マンイストマン』は、2月3日(日)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオで上演中。その後、2月8日(金)から13日(水)まで長野・信毎メディアガーデン1Fホールにて上演。取材・文:中川實穗
2019年01月28日アイドルグループ・乃木坂46の新成人メンバーである齋藤飛鳥、伊藤純奈、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、梅澤美波、田村真佑が11日、東京・赤坂の乃木神社で成人式を行った。今年の新成人メンバーは8人だが、和田まあやが舞台スケジュールのため欠席し、この日は7人があでやかな振り袖姿で集結。それぞれ新成人としての意気込みを語り、目標や願いを書き込んだ絵馬もお披露目した。○齋藤飛鳥(1期生)■新成人としての意気込み「8月に二十歳を迎えたんですけど、以前と何ら変わりないです。変わらず平和に過ごしていけたらなと思っています」■絵馬飛鳥ちゃん「あんまり名字で呼ばれるのが得意じゃなくて、いろんな現場のスタッフさんとかいろんな番組に出させていただいたときに『飛鳥ちゃん』って呼ばれたいなと思って」○伊藤純奈(2期生)■新成人としての意気込み「一人の大人としてしっかり自覚を持ちつつ、年下の後輩・4期生が新たに入ったので、先輩らしくいろいろなことを教えられたらなと思います」■絵馬一つ一つの出会いを大切にする「個人でのお仕事もたくさんさせていただいているので、一つ一つの現場でお会いしたスタッフさんや役者さんとの出会いを感謝して大切に。いろいろなご縁があってまたお仕事させていただくこともあるので、あらためて一つ一つの出会いを大切にしたいなと思います」○佐々木琴子(2期生)■新成人としての意気込み「今年も充実した1年にしたいと思っています」■絵馬色んな人と食事に行く。「メンバーも含め、メンバに限らずメンバー以外の方とも行きたいなと思っています。メンバーとも行きたいです」○鈴木絢音(2期生)■新成人としての意気込み「社会的に二十歳というと大人ということなので、社会の中にいる1人の鈴木絢音という客観的な視点をもって過ごしていきたいなと思います」■絵馬常に感謝を忘れない。「当たり前のことだけど、この節目だからこそ自分の肝に銘じたいと思って書きました」○寺田蘭世(2期生)■新成人としての意気込み「二十歳になりましたが、二十歳といってもアイドルという職業をさせていただいている以上は、かわいい面やおもしろい面を出していきたいですし、大人になったからこその仕草だったり、成長したなというところも見せられる年になればいいなと思っています」■絵馬世界平和「一人一人の方がこういうことを願ったら世界が変わるんじゃないかなと。日本の若い世代の一人として…日本レコード大賞で二連覇させていただいたときの1曲目(最初の年)が『インフルエンサー』という楽曲で受賞させていただいた。“インフルエンサー”は“人に影響力を与える人”という意味があって、乃木坂46としてメディアとかを通して影響力のある人になれたからこそ願ってみるのもいいかなと思って書かせていただきました」○梅澤美波(3期生)■新成人としての意気込み「ついこのあいだ二十歳になったんですけどあまり実感はない。今年は自分自身の力をもっとつけて、グループの力になれるような存在になれたらいいなと思っているので、去年以上にもっと頑張りたいなと思います」■絵馬表現力を高める。「去年はいろいろと、ライブでは歌とダンスだったり、舞台をさせていただいたんですけど、周りの方に助けられてばかりで、表現力の引き出しの少なさを実感した1年だったので今年は…歌、ダンス、お芝居とか先輩方が広げてくださった道がたくさんあるグループなので、そこで自分の力をもっとつけて自分自身がスキルアップできたらいいなという意味で書きました」○田村真佑(4期生)■新成人としての意気込み「去年乃木坂46の一員になったので、まだわからないこともたくさんあると思うんですけど、4期生の中では頼れるお姉さんになれるように頑張るのと、乃木坂全体では自分にできることから始めていこうと思っています」■絵馬見た目も中身も大人になる!「よくメンバーから『年上なのに年上っぽくない』とか、『行動が5歳児』って言われていまうことがあるので、今年で二十歳になるということで、見た目も中身も成長していけたらなという思いで書きました」毎年恒例となっている「何世代か?」という質問が飛ぶと、齋藤が「今ここに1期生から4期生までいるなと。“だいたいぜんぶ世代”だなと」と返答。「この近くで『だいたいぜんぶ展』をやっていまして、乃木坂の歴史を振り返る展示会をやっているので、ぜひみなさまそちらに」と、同日よりソニーミュージック六本木ミュージアムにて開催されている「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」をちゃっかり告知した。
2019年01月11日アイドルグループ・乃木坂46の新成人メンバーである齋藤飛鳥、伊藤純奈、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、梅澤美波、田村真佑が11日、東京・赤坂の乃木神社で成人式を行い、あでやかな振り袖姿を披露。それぞれ新成人としての抱負を語り、梅澤は「グループの力になれるような存在になれたら」と語った。今月6日に二十歳を迎えたばかりの梅澤は「あまり(二十歳という)実感はないんですけど、今年は自分自身の力をもっとつけて、グループの力になれるような存在になれたらいいなと思っているので、去年以上にもっと頑張りたいなと思います」と活躍を誓った。そして、「表現力を高める。」と目標を書き入れた絵馬を披露。「去年はいろいろと、ライブでは歌とダンスだったり、舞台をさせていただいたんですけど、周りの方に助けられてばかりで、表現力の引き出しの少なさを実感した1年だった」と2018年を振り返った上で、「歌、ダンス、お芝居とか、先輩方が広げてくださった道がたくさんあるグループなので、そこで自分の力をもっとつけて自分自身がスキルアップできたら」と思いを語った。また、理想の女性像を聞かれると、「余裕のある女性が素敵だなと思う」と返答。「私は何するにもけっこうテンパってしまう。どこか余裕のある女性を見ると素敵だなと思うので、20代からちょっと頑張りたいなと思います。どしっと構えていられるような人になりたいです」と話した。なお、同じく新成人メンバーの和田まあやは、舞台スケジュールのため欠席した。左から伊藤純奈、鈴木絢音、寺田蘭世、齋藤飛鳥、梅澤美波、佐々木琴子、田村真佑
2019年01月11日アイドルグループ・乃木坂46の新成人メンバーである齋藤飛鳥、伊藤純奈、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、梅澤美波、田村真佑が11日、東京・赤坂の乃木神社で成人式を実施。それぞれ目標を書いた絵馬を手に登場し、齋藤は「飛鳥ちゃん」と書いた絵馬を披露した。昨年8月に二十歳を迎えた齋藤は「8月に二十歳を迎えたんですけど、以前と何ら変わりないです。変わらず平和に過ごしていけたらなと思っています」と笑顔でコメント。「二十歳ってあんまり大人って認識がなくて、もちろん大人にならなければならない部分もあるんですけど、まだ子供なのかなと思うので、いろいろわきまえつつまだ自然体でいてもいいのかなと…」と話した。絵馬には「飛鳥ちゃん」と自身の名前を書き入れ、「真面目なやつなんですけど、あんまり名字で呼ばれるのが得意じゃなくて、いろんな現場のスタッフさんとかいろんな番組に出させていただいたときに『飛鳥ちゃん』って呼ばれたいなと思って」と説明。報道陣から「飛鳥ちゃん、真面目なことを書き直すとしたら?」といじられると、「これもけっこう真面目ではあるんですけど、ダメですかね?」と照れ笑いし、ほっこりした空気が流れた。なお、同じく新成人メンバーの和田まあやは、舞台スケジュールのため欠席した。左から伊藤純奈、鈴木絢音、寺田蘭世、齋藤飛鳥、梅澤美波、佐々木琴子、田村真佑
2019年01月11日ソーイ(soe)が、アーティスト・とんだ林蘭とコラボレーションしたユニセックス向けのカプセルコレクションを展開。東京・目黒のエム アイ ユー及び全国のソ―イ取扱店舗にて販売される。とんだ林蘭は、コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法で作品を手掛ける人気アーティスト。キャンディストリッパーやコンバース(CONVERSE)のシューズ直営店「ホワイトアトリエ バイ コンバース」などともタッグを組むなど、近年のファッションシーンにおいても注目を集める人物だ。そんなとんだ林蘭とコラボレートしたカプセルコレクションの主役となるのは、フットボールをテーマに制作されたグラフィック。“ドル札”とプレイヤーを組み合わせたユニークな絵柄やロゴは、彼女らしい独創的な雰囲気を帯びている。展開されるのは、トレンチコートやジャケットといったアウターや、スウェットやシャツなどのトップス、リバーシブルのマフラーやバッグといった小物類など。日頃からとんだ林蘭が愛用しているアイテムをセレクトした、パーソナルなラインナップとなっている。【詳細】ソ―イ×とんだ林蘭のカプセルコレクション販売時期:販売中取扱店舗:エム アイ ユー、全国のソ―イ取扱店舗、エム アイ ユー オンラインショップ展開例:・トレンチコート 89,000円・ジャケット 56,000円・ジーンズ 35,000円・スウェット 18,000円・マフラー 21,000円【問い合わせ先】エム アイ ユーTEL:03-5457-2166
2018年12月14日乃木坂46から、能條愛未さん、中田花奈さん、寺田蘭世さんの3人が、愛用の入浴アイテムを大公開!能條:私はお風呂に入る時、絶対に入浴剤を入れるようにしてるよ。寺田:私はもともと美容に対する意識が高いほうじゃなかったんだけど、メンバーのみんなと楽屋にいると、どこからともなく入浴剤やコスメは「どこどこのあれがいい」みたいな話になるでしょう?中田:確かに、いつも急に美容トークが始まるよね(笑)。寺田:私より年下の3期生でさえそういう話をしてるから、私もそろそろ頑張らないとなって。それで最近、入浴剤も意識するようになってきたよ。ライブ後にスタッフさんからもよくいただくし。能條:そういえばいま家にある入浴剤って、いただき物が多いかも。中田:わかる!本当にプレゼントでよくいただくよね。寺田:私も同じ。中田:入浴剤って、もらったら絶対誰でも嬉しいもん。高級なものはなかなか自分では買わないからこそ、もらえると嬉しい!寺田:私も友達へのプレゼントに入浴剤を選びがちかも。最近は写真映えするような、見た目もかわいいものがたくさん出てるから。中田:まさにプレゼントに最適!能條:私がいま気になってるのは、『LUSH』のインターギャラクティックっていうバスボム。ユーチューバーが実際に使ってる動画を見たんだけど、カラフルでめちゃくちゃ楽しそうだったの!寺田:それ、いま流行ってるお風呂が宇宙みたいに青くてキラキラするやつだよね?私も一回いただいてやったことある!能條:そうそう、それ!寺田:こういうかわいくて楽しいものがあれば、お風呂に入るのが面倒くさいなっていう時でも、長く浸かってられそうな気がする。能條:夏はシャワーだけで済ませがちだけど、お風呂にちゃんと浸かった日とそうでない日とでは疲れの取れ具合が全然違うもんね。寺田:わかる!ライブ後は脚がパンパンになるけど、お風呂に浸かると一気にラクになる。だからやっぱり、どんなに疲れてる時でもちゃんと浸かりたいよね。中田:私は見た目より、効能重視派。とくにこれからの季節は乾燥が気になるから、保湿力があるものを選びたいな。能條:普段は何を使ってるの?中田:一番のお気に入りは、『ジョー マローン』のバスオイル。すごく肌がしっとりするし、香りもいいんだよ。能條:香りも大事だよね。寺田:私がこの間買った『ラリン』のボディスクラブもいい香り。そのまま流さずにお湯に入ると、アロマバスにもなるから入浴剤感覚で使えるの。私みたいにズボラな人にもぴったり(笑)。中田:本当に入浴剤って、ただ浸かってるだけでラクしてきれいになれちゃうところが最高だよね。寺田:うん。こんな話をしてたら、早く家に帰って、ゆっくりお風呂に浸かりたくなってきちゃった。のうじょう・あみ1994年10月18日生まれ、神奈川県出身。主演舞台『少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』のDVD が発売中。『ラヴ戦争』のDVDも10月17日発売。なかだ・かな1994年8月6日生まれ、埼玉県出身。21stアンダーセンター。FM FUJI『沈黙の金曜日』(毎週金曜21:00~)でアシスタントMCを務めている。てらだ・らんぜ1998 年9月23日生まれ、東京都出身。2期生。20thシングル『シンクロニシティ』で、『インフルエンサー』以来3作ぶり、2度目の選抜入りを果たした。能條さん・ワンピース¥9,250中田さん・ワンピース¥7,399寺田さん・ワンピース¥6,102(以上ザラホーム/ザラホーム・ジャパン カスタマーサービスTEL:03・3462・2133)ヘアアクセサリーはすべてヘア&メイク私物※『anan』2018年10月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・小田代 裕平川陽子(共にmod’s hair)守下はるか取材、文・菅野綾子撮影協力・PROPS NOW
2018年09月30日インテリア雑貨ブランド「スワティー(SWATi)」が、アーティスト・とんだ林蘭とコラボレーション。2018年9月5日(水)より、キャンドルとボディ&ハンドソープを大阪・阪神梅田本店、阪急うめだ本店の期間限定ストア、スワティーオフィシャルストアで発売する。とんだ林蘭は、コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作している人気のアーティスト。キャンディストリッパーやコンバース(CONVERSE)のシューズ直営店「ホワイトアトリエ バイ コンバース」などともコラボレーションするなど、ファッションシーンでも注目を集める人物だ。そんなとんだ林蘭が「他では作ったことのない、スワティーならではのコラボレーション商品に仕上がりました。」と表現するほど、スワティーとのタッグではユニークなアイテムが展開される。オリジナル書き下ろしイラスト・キャット ウーマンをポイントにした「キャット ウーマン キャンドル(CAT WOMAN CANDLE)」。グラスに注がれたブランデーをイメージし、イエローのジェルキャンドルを透明グラスにセットした。火を灯すと、ベルガモットティーの上品な香りが広がる。自宅でのリラックスタイムにぴったりな落ち着きのある香りとなっている。3種類のデザインで登場する「グッド リビング ボディ&ハンド ソープ(GOOD LIVING BODY&HAND SOAP)」は、付属のアクリルパーツでオリジナルアレンジが楽しめる、遊び心溢れるボディ&ハンドソープ。ソープを使い終わった後は、口紅やバナナ、お札など、様々なモチーフのアクリルパーツをクリアケースの中に入れて、水を注げばスノードームに早変わり。もちろん、アクセサリーやキーチャームとしてアレンジするのもOKだ。ソープはネロリの爽やかな香りで、泡立ちが良くサッパリした洗いあがりとなっている。【詳細】スワティー(SWATi)×とんだ林蘭発売日:2018年9月5日(水)・キャット ウーマン キャンドル 3,000円+税・グッド リビング ボディ&ハンド ソープ 全3種 各3,400円+税取り扱い店舗:・阪神梅田本店 2Fシーズン・ギフト雑貨マルシェコーナー住所:大阪府大阪市北区梅田1-13-13・阪急うめだ本店の期間限定ストア住所:大阪府大阪市北区角田町8-7・スワティーオフィシャルストア<ノベルティ>コラボレーション商品を購入者に、先着でオリジナルのポストカードとステッカーをプレゼント。※商品1点につき、1セットをプレゼント。※無くなり次第終了。■阪急うめだ本店の期間限定ストア住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店3階プロモーションスペース33開催期間:2018年9月5日(水)~9月11日(火)営業時間:日~木/10:00~20:00、金・土/10:00~21:00
2018年09月08日2019年2月から松坂桃李主演で上演される舞台「ヘンリー五世」の全出演キャストが決定しました。埼玉県「彩の国さいたま芸術劇場 大ホール」にて、吉田鋼太郎の演出で贈る史劇は「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第34弾。出演者たちから届いた、喜びのコメントをご紹介します。彩の国シェイクスピア・シリーズ 舞台「ヘンリー五世」埼玉県「彩の国さいたま芸術劇場 大ホール」にて、2019年2月8日(金)~2月24日(日)の期間上演される松坂桃李主演の舞台「ヘンリー五世」。吉田鋼太郎の演出で贈る史劇は、1998年以降、国内外で次々と話題作を発表してきたシェイクスピア全37戯曲上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第34弾目の作品です。「ヘンリー五世」では、イングランド王ヘンリー五世の活躍を中心に、英仏百年戦争の激戦のひとつ、アジンコートの戦いに臨む、イギリスとフランスの民衆や貴族、軍人たちの姿が描かれています。出演者のコメントを一部ご紹介!ヘンリー五世役松坂桃李 “2013年の『ヘンリー四世』から月日を重ねて再びシェイクスピアの世界に戻ることができるのは、大変光栄に思います。と同時にシェイクスピアの言葉と対峙することを考えると怖くもあります。あの時、座長だった吉田鋼太郎さんが演出される『ヘンリー五世』に出演することは深い縁を感じています。成長したハル(ヘンリー五世)の姿をお届けできるよう精一杯、頑張ります。2019年、劇場でお会いしましょう。”出典:演出・コーラス役吉田鋼太郎 “―次回作が決まった喜び『ヘンリー五世』は、日本ではこれまでほぼ上演されたことがない戯曲です。何百年も前のイギリスの歴史劇ですから、現代の日本人にとってはどうでもいいといえばどうでもいいお話なのですが、“今”の世の中に通じる様々な要素が含まれています。立ち回りなんかもあって、非常に活き活きとした作品なので、お客さまがみて面白かったと思えるような、そういう芝居にしたいと思っています。―松坂桃李について松坂桃李くんとは、(『ヘンリー五世』の前作にあたる)『ヘンリー四世』という舞台で共演しています。彼にとってシェイクスピア作品を演じるのは初めてだったのですが、非常に勘が良く、シェイクスピアのセリフを語ることのできる口跡の良さ、声量、気品を持ち合わせていました。『ヘンリー四世』は彼が演じた主人公のハル王子が王になって終わったのですが、今回の『ヘンリー五世』は正にそこから始まる、いわば続きものになっています。そういう意味では、『ヘンリー四世』をご覧になった方には是非またお楽しみいただければと思いますし、桃李がこの役をやることを快諾してくれたことはとても嬉しいです。あいつはホントにいい奴です。―松坂桃李に期待すること前回の『ヘンリー四世』では、(稽古を通じて)非常にシェイクスピアのことを理解し、「桃李はシェイクスピア演劇の中心に立てる俳優だ」と思いました。今回の舞台ではさらに成長し、皆を引っ張って、桃李ならではのシェイクスピア、桃李にしかできない『ヘンリー五世』を出現させて欲しいと思っています。そのためにふたりで話しながら、切磋琢磨していきたいと思います。”出典:フランス皇帝役溝端淳平 “人生で初めて観た舞台が蜷川さんのシェイクスピア・シリーズでした。感銘を受けた蜷川演出に後に立たせて頂く事が出来、深い縁と恩を感じています。蜷川さんの意志を受け継がれた鋼太郎さんにお声をかけて頂き、また稽古場で神経を注ぎながらシェイクスピアに挑める喜びを強く感じています。尊敬してやまない鋼太郎さんの演出を受けるのは、気負いと重圧はありますが、それ以上にこんな贅沢な時間に感謝です。”出典:「ヘンリー五世」公演情報出演松坂桃李/吉田鋼太郎/溝端淳平/横田栄司/中河内雅貴/河内大和間宮啓行/廣田高志/原慎一郎/出光秀一郎/坪内守/松本こうせい/長谷川志鈴木彰紀/竪山隼太/堀源起/續木淳平/髙橋英希/橋本好弘/大河原啓介/岩倉弘樹/谷畑聡/齋藤慎平/杉本政志/山田隼平/松尾竜兵/橋倉靖彦/河村岳司/沢海陽子/悠木つかさ/宮崎夢子期間2019年2月8日(金)~2月24日(日)全19回劇場彩の国さいたま芸術劇場 大ホール※埼玉公演後、ツアー公演の予定ありチケット販売【一般】2018年11月17日(土)~発売開始チケット取扱い チケット料金【一般】S席 9,500円/A席 7,500円/B席 5,500円【SAFメンバーズ】S席 8,600円/A席 6,800円/B席 5,000円【U-25(B席対象】2,000円(劇場のみ取り扱い)※U-25チケットは公演時、25歳以下の方が対象です。入場時に身分証明書をご提示ください。※SAFメンバーズのご予約はSAFチケットセンター、劇場・会館窓口にて承ります。イベント情報イベント名:彩の国シェイクスピア・シリーズ「ヘンリー五世」催行期間:2019年02月08日 〜 2019年02月24日住所:さいたま市中央区上峰3-15-1電話番号:0570-064-939
2018年09月03日親譲りの知名度と話題性の高さから、CM業界も常に熱視線を送る2世タレント。だが、同時に起用にはリスクも伴うようだ。「2世タレントは話題性に関して抜群ですが、起用するデメリットもあります。それは、騒動が起きたときもまた、注目されやすいということです。たとえば、高畑裕太さん(24)や清水良太郎さん(30)の事件も、2世であるがゆえに大きく報じられました。そうしたリスクから、起用するのに慎重なクライアントも多いです」(大手広告代理店関係者・C氏)実際、逆境に立たされている2世がいる。先日ラッパーRYKEY(30)との結婚を発表した草刈正雄(65)の長女・紅蘭(28)だ。「結婚相手の彼に逮捕歴があることが報じられており、イメージダウンは避けられない状態です。持ち前の明るいキャラクターで持ち直してほしいのですが……」(前出・C氏)そんな中、これからの活躍が期待される注目株も。7月末に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でテレビ初出演を果たしたエレナ・アレジ・後藤(21)だ。「日本語がまだ流暢に話せないのが課題ではありますが、なんといっても後藤久美子(44)さんの娘ですからね。また長らく海外で暮らしてきたエレナさんを日本に適応させるため、久美子さんは『日本での一人暮らし』を厳命。さらに、日本語学校に通わせて猛特訓中だとか。そうしたスパルタ教育も手伝って、メキメキと頭角を現しています。露出も少ないなか、CMギャラは800万円代。出だしは上々と言えるでしょう」(前出・C氏)エレナと同日に『さんま御殿』に出演した田原俊彦(57)の娘・田原可南子(24)もホープの一人。「可南子さんはトークがうまく、番組内で語ったお父さんの変なエピソードもかなりウケていました。田原さんは今でも熟年層からの支持が厚いですからね。親子共演が実現すれば、彼女もさらに注目されそうです」(前出・C氏)生き馬の目を抜く2世タレント業界。親超えの日も、夢じゃないかも?
2018年08月16日伊勢丹新宿店で7月18日から23日まで、『ルパン三世』とコラボレーションしたイベント「ISETAN×ルパン三世 ルパンの夏祭り」が開催される。アニメにも登場したルパンのアジト、リクヴィールのテラス ©モンキー・パンチ/TMS・NTV伊勢丹新宿店のお宝を狙った2016年、アジトを作った2017年と2年にわたり伊勢丹新宿店をジャックしたルパン一味が、今年は伊勢丹新宿店で「祭り」をプロデュースすると、予告状ならぬ招待状が届いた! 今回の『ルパン三世』とのコラボレーションは、ファッション、アート、コスメ、ステーショナリーといった幅広い商品に、レストラン、カフェ、バー、パブと前回よりも規模が拡大し見どころが満載。日本テレビほかで放送中の『ルパン三世PART5』に登場する、カフェレストラン ラ・リヴィエールの2号店「ビストロ リクヴィール(Bistro Riquewihr)」が伊勢丹新宿店本館6階に出現する。第1話でルパンと次元がおいしそうに食べていたガレットやミートボールスパゲティーを始め、デザートも充実。6月20日から伊勢丹オンラインストアにて予約受付を開始する。また今回は予約せずとも当日気軽に立ち寄れるカフェやバー、パブも登場する。カフェラテ(ホット/アイス)税込648円※写真はホットカフェラテ©モンキー・パンチ/TMS・NTV7月20日の夜には本イベントの開催を記念して、伊勢丹新宿店本館屋上にて大野雄二&ルパンティックシックスによる「ルパンジャズライブ at 伊勢丹新宿店屋上」が開催。一夜限りの迫力のパフォーマンスは必見。ライブのチケットは、デジタルチケットサービス Yahoo!JAPAN パスマーケットにて6月23日10:30より販売開始。©モンキー・パンチ/TMS・NTVさらに会期中には、謎解きイベント「ルパンミステリー 伊勢丹の黒い手帳」も開催。伊勢丹新宿店各所で得られるヒントを探しだし謎を解いていく。開催日は7月18日、19日、21日、22日の4日間。6月27日10:30より伊勢丹オンラインストアにて予約受付を開始する。そのほか、イベントの詳細は「ISETAN × ルパン三世」スペシャルサイト(www.isetanguide.com/lupin/)にてチェックできる。 今夏、『ルパン三世』と伊勢丹新宿店がおくるこのお祭りに、ぜひ参加してみては。【イベント情報】ISERAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り会期 : 7月18日〜23日(最終日は18:00終了)会場 : 伊勢丹新宿店本館6階ルパンジャズライブ at 伊勢丹新宿店屋上会期 : 7月20日会場 : 伊勢丹新宿店本館屋上時間 : 第1部 開場16:45/開演17:30、第2部 開場19:30/開演20:15料金 : 税込5,500円※第1部、第2部の入場チケット料金は一律。当日は各部共に、入場チケットの購入順(決済完了時点の順番で、チケットに番号が表示される)での入場となる(※一部内容が変更となりました)6月23日10:30からYahoo!JAPAN パスマーケット( )でチケット販売開始ルパンミステリー 伊勢丹の黒い手帳会期 : 7月18日〜22日会場 : 伊勢丹新宿店各所時間 : 11:00〜18:00料金 : 2,500円6月27日10:30から伊勢丹オンラインストアで予約受付開始
2018年07月11日「乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』」(8日開幕)の公開ゲネプロが7日、東京・天王洲 銀河劇場で行われ、山下美月、井上小百合らセーラー5戦士を演じる乃木坂46のメンバー10人らが囲み取材に応じた。人気漫画『美少女戦士セーラームーン』25周年プロジェクトの一環として上演される同ミュージカルは、中学2年生の月野うさぎが仲間を集めてセーラー5戦士として立ち上がり、ダーク・キングダムの野望を打ち砕くために時空を越えた戦いに挑む物語。乃木坂46から選抜された10人が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。「Team MOON」では、山下美月、伊藤理々杏、高山一実、能條愛未、樋口日奈が、「Team STAR」では、井上小百合、渡辺みり愛、寺田蘭世、梅澤美波、中田花奈が出演。山下と井上はセーラームーン/月野うさぎ、伊藤と渡辺はセーラーマーキュリー/水野亜美、高山と寺田はセーラーマーズ/火野レイ、能條と梅澤はセーラージュピター/木野まこと、樋口と中田はセーラーヴィーナス/愛野美奈子を演じる。セーラームーンこと月野うさぎ役の山下は「全部って言いたいくらい、最初から最後までずっとキラキラしていて、愛とか夢とか友情とかたくさんのことが詰まった作品」と語り、イチオシシーンとして「5戦士の変身シーンがものすごいことになっているので注目していただけたら」とアピール。同じく月野うさぎを演じる井上は「うさぎちゃんの成長に注目してほしい。いろんな人に出会って強くなっていくところが見どころ」と伝え、「乃木坂である自分にも重なるところがあって、リアリティでセリフを言っているところもあるので、感じ取っていただきたい」と語った。苦労した点を聞かれると、高山は「着替え。最後の最後までやっていたのは、着替え」と答え、ほかのメンバーも「早着替えが多い」と同調。高山は「1回ステージに立ったらゆっくりしている暇はなく、ずっと動き回っている感じ。さっきのさっきまでずっといろんな稽古をしていました」とギリギリまで早着替えの練習をしていたことを明かした。変身前後の衣装チェンジや舞踏会シーンのドレス姿など、特訓の成果に注目だ。また、井上は「髪型が、頭にいろんなパーツがついていて、3トンくらいあるんじゃないかっていうくらいで、首が据わらなかった」と打ち明け、「ヘアメイクさんとかいろんな方が頑張ってくれてこの姿になっているので、こういった苦労も感じ取っていただけたらと思います」と感謝の思いを込めて話した。乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』は、6月公演(8日~24日)は天王州・銀河劇場にて、9月公演(21日~30日)はTBS赤坂ACTシアターにて、一部異なる演出で上演する。なお、この日は「Team MOON」のゲネプロが行われた。
2018年06月08日乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(8日開幕)の公開ゲネプロが7日、東京・天王洲 銀河劇場で行われた。2017年から始動している人気漫画『美少女戦士セーラームーン』25周年プロジェクトの一環として上演される同ミュージカルは、中学2年生の月野うさぎが仲間を集め、5人のセーラー戦士として立ち上がり、ダーク・キングダムの野望を打ち砕くために時空を越えた戦いに挑む物語。乃木坂46から選抜された10人が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。この日は「Team MOON」のゲネプロが行われ、山下美月がセーラームーン/月野うさぎ、伊藤理々杏がセーラーマーキュリー/水野亜美、高山一実がセーラーマーズ/火野レイ、能條愛未がセーラージュピター/木野まこと、樋口日奈がセーラーヴィーナス/愛野美奈子を熱演した。白石麻衣が演じる、セーラー戦士たちを導く、セーラームーンの前世の母親であるクイーン・セレニティの映像出演シーンもお披露目。白いドレスに妖精のような羽を身にまとった姿で“月の女王”を見事に演じ、その美しさと映像技術を駆使した登場で圧倒した。乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』は、6月公演(8日~24日)は天王州・銀河劇場にて、9月公演(21日~30日)はTBS赤坂ACTシアターにて、一部異なる演出で上演。「Team STAR」は井上小百合がセーラームーン/月野うさぎ、渡辺みり愛がセーラーマーキュリー/水野亜美、寺田蘭世がセーラーマーズ/火野レイ、梅澤美波がセーラージュピター/木野まこと、中田花奈がセーラーヴィーナス/愛野美奈子を演じる。
2018年06月07日2009年の『ヘンリー六世』に始まり、『リチャード三世』、『ヘンリー四世』と鵜山仁の演出で、浦井健治、岡本健一らを迎えシェイクスピアの歴史劇を上演してきた新国立劇場。その集大成とも言える『ヘンリー五世』がまもなく幕を開ける。【チケット情報はこちら】前作『ヘンリー四世』(2016年)では、浦井はハル王子として、放蕩三昧の暮らしを送ったかと思えば、あっさり悪い仲間たちと手を切り、戴冠しヘンリー五世に即位した。本作では冒頭から、王子時代の若気など一切感じさせぬ、怜悧かつ威厳に溢れた王の姿を体現。ハル王子時代はヘッドフォンを首から下げ、ハイテンションの芝居が印象的だったが、今回は王冠に王笏、ローブという“王道”スタイルで、目は据わり、セリフ回しにもどっしりと重みが感じられる。仏王の挑発を落ち着いて受け止め、裏切り者の諸侯を苛烈に処断し、戦争となれば、先頭に立って躍動し、勇ましく兵たちを率いていく。『ヘンリー四世』でタイトルロール、つまりハル王子の父親を演じたのは、昨年、急逝した中嶋しゅう。演出の鵜山は「このシリーズはいわば、浦井健治がいろんなものを食べて、成長していくという話。しゅうさんのことも含めて、いろんな“エコー”を背負って、吸収し、変化していくのを感じる」と浦井が背負うドラマに言及する。そんな王が象徴する「国家」と相反する「個」を象徴する存在として描かれるのが、王にとっては王子時代の悪友であるピストル。前作に続き、岡本が演じているが、こちらは子どもがそのまま大きくなったかのような悪童ぶり。言葉遣いは乱暴で酒好き。欲張りで器が小っちゃく、勇ましいことは言いつつも戦には及び腰、しかし仲間の命のために奔走する情の厚さも持つ男を岡本は人間臭く、魅力的に演じている。鵜山はこのピストルを「大義名分よりも個の幸せや欲望。大陸を巻き込んだグローバルに対するローカルを象徴している」と評す。浦井と岡本は過去のシリーズでは、様々な関係性で一騎打ちを見せてきたが、本作では直接やりあうシーンはない。後半、ふたりが顔を合わせるシーンでは、ピストルは目の前の相手が王でかつての悪友であることを認識せぬまま、王に対する評価を口にする。「直接、ぶつからないのが厄介(笑)。このすれ違いを掘り下げていくと何か見えるんじゃないか」(鵜山)。もうひとり、物語…というよりも歴史の歯車を大きく回すことになるのが、中嶋朋子が演じるフランス王女でヘンリー五世に嫁ぐことになるキャサリン。英語の会話もままならぬ状態で、“戦果”として英国に渡ることになるが、彼女の存在が『ヘンリー六世』、そして『リチャード三世』へと繋がっていくことを想像しながら見ていると、英語を必死で練習し、片言で受け答えをするコミカルなやり取りがどこか恐ろしく感じられる。『ヘンリー五世』は5月17日(木)より東京・新国立劇場中劇場で上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2018年05月16日アイドルグループ・乃木坂46が出演するミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の全キャストとメインビジュアルが10日、公開された。Wキャストで上演され、山下美月と井上小百合がセーラームーン/月野うさぎを演じる。左から「Team MOON」と「Team STAR」のメインビジュアル2017年から始動している人気漫画『美少女戦士セーラームーン』25周年プロジェクトの一環である3大ステージコンテンツのうち、2018年に上演される同ミュージカル。乃木坂 46から選抜された10人が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。「Team MOON」では、山下美月のほか、伊藤理々杏、高山一実、能條愛未、樋口日奈が、「Team STAR」では、井上小百合のほか、渡辺みり愛、寺田蘭世、梅澤美波、中田花奈が出演。伊藤と渡辺はセーラーマーキュリー/水野亜美、高山と寺田はセーラーマーズ/火野レイ、能條と梅澤はセーラージュピター/木野まこと、樋口と中田はセーラーヴィーナス/愛野美奈子に決定した。このほか、クイン・ベリル役に玉置成実、タキシード仮面/地場衛役に石井美絵子が決定。さらに、大阪なる役は山内優花、海野ぐりお役は田上真里奈、クンツァイト役は安藤千尋、ゾイサイト役は小嶋紗里、ネフライト役はShin、ジェダイト役は武田莉奈、アンサンブル役は河本麻祐子、鏑木真由、齋藤久美子、倉知あゆか、渡邉南、光岡茉美が務める。なお、演出は、映像や音楽と融合した演出手法で称賛されている劇作家・演出家のウォーリー木下氏が手掛ける。乃木坂46版のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』は、6月公演(8日~24日)は天王州・銀河劇場にて、9月公演(21日~30日)はTBS赤坂ACTシアターにて、一部異なる演出で上演される。
2018年04月10日映画『ルイ14世の死』が、2018年5月26日(土)にシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。『ルイ14世の死』の題材は、フランスの王・ルイ14世。“太陽王”と呼ばれ、豪奢を尽くしてヴェルサイユ宮殿を作った、ルイ14世の最期の数週間を辿る。ゴージャスなヴェルサイユの王の寝室で、衰弱し食欲も失せた王がビスケットを口にしただけで「ブラヴォー!」と叫ぶ、貴族たちの陳腐な空気感を絶妙に描き出している。宮廷の生活を細かく記録したサン=シモン公の『回想録』と廷臣ダンジョーの『覚え書、別名ルイ14世宮廷日誌』をもとに、死にゆく王と、その周りの医師や側近、貴族達を、ドラマチックなクライマックスを排除し、仔細かつ大胆に表現した作品だ。監督は、カタルーニャ出身の異才アルベルト・セラ。風車の出てこないドン・ホーテ物語『騎士の名誉』やカサノバとドラキュラが出会う『私の死の物語』など、古典や歴史上の人物を革新的に描き出し、世界で高く評価されている。また、映画作品以外にも、戯曲の執、舞台の演出、映像によるインスタレーション、パフォーマンスなど幅広い活躍を見せ、「21世紀の前衛」と称されている。18世紀に死を遂げたルイ14世を演じるのは、ヌーヴェルヴァーグの申し子とも呼ばれるジャン=ピエール・レオ。左脚の壊疽から死に向かう王の姿をほぼベッドの上で演じている。【詳細】映画『ルイ14世の死』公開日:2018年5月26日(土)監督:アルベルト・セラ出演:ジャン=ピエール・レオ、パトリック・ダスマサオ、マルク・スジーニ、イレーヌ・シルヴァーニ配給:ムヴィオラ原題:La Mort de Louis XIV©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016
2018年03月19日女優・安蘭けいのソロ・コンサート『安蘭けい ドラマティック・コンサート GOLDEN AGE』が12月19日(火)、昼夜2公演限りで新国立劇場 中劇場にて上演される。昨年、渋谷オーチャードホールで開催され、好評を博したコンサートの第2弾だ。「自分の好きな曲を歌って、それを聴いてもらえる喜びは格別。そんな贅沢な時間です」と語る安蘭に、今年を締めくくるコンサートへの思いを聞いた。安蘭けい ドラマティック・コンサート GOLDEN AGE チケット情報「昨年はたった一回きりだったので、やり切った感はありましたけれど、それ以上にもっとやりたい!という思いが沸き上がってきて。今年は昼と夜で2回できるから嬉しいです。やっぱり前回できなかったものに挑戦したいという欲が出てきますよね」昨年は、“愛の讃歌”の副題のもとにシャンソン&ミュージカル・ナンバーで彩られた舞台だったが、今年の“GOLDEN AGE”はすなわちジャズ・エイジと呼ばれた1920~30年代のジャズをフィーチャー。安蘭がビリー・ホリディに扮した2014年の一人芝居『レディ・デイ』からの楽曲「Strange Fruit(奇妙な果実)」など、ジャズ・ナンバーに挑む第1幕とミュージカル・ナンバーを揃えた第2幕で構成される。「ジャズは、演出の原田諒先生が提案してくれました。敷居が高くて手を出しにくいと感じていた世界だけど、いつか歌ってみたいと思っていたので、いい機会だなと。この挑戦を乗り越えれば、きっと得るものは大きいと思うんです」この楽しき挑戦にゲストとして伴走してくれるのは、日本ミュージカル界を支える頼もしい実力派、石川禅と田代万里生のふたりだ。「歌に関しては絶対的な信頼を置いているおふたりです。禅さんと万里生くんがいてくれるからこの曲を選べた、というナンバーをデュエットしますし、3人で歌うのもすごく楽しみ。なかなか聴き応えがあると思いますよ」ミュージカル・ナンバーのリストの中で気になるのは『ジキル&ハイド』からの名曲「時が来た」である。男性主人公が壮大に歌い上げるこの楽曲をどう表現するのか、注目せずにいられない。「最初は禅さん、万里生くんと3人で歌うのはどうかと提案されたんですが、私がひとりで歌いたいと言っちゃった(笑)。以前、姿月あさとさんが歌っているのを聴いて、とても歌い甲斐がありそうだなと思ったんですよね。そして私の“持ち歌”といった感のある楽曲の数々も歌いたいと思います」役を脱ぎ、安蘭けい本人として思い入れのある楽曲に向かう。ファンにとっても贅沢このうえない時間となるのは間違いない。「好きな歌をたくさん歌える幸せに浸って、すごく楽しんでいる私の姿を観に来てください(笑)。お客様にもその幸せが届けばいいなと思っています」『安蘭けい ドラマティック・コンサート GOLDEN AGE』は12月19日(火)、新国立劇場 中劇場にて。チケットは現在発売中。取材・文上野紀子
2017年12月11日「大胡蝶蘭展」が、2018年12月1日(土)から2019年2月18日(月)まで長崎・ハウステンボスで開催される。「大胡蝶蘭展」では、国内最多200品種を超える胡蝶蘭が宮殿・ パレス ハウステンボスを埋め尽くす。蝶が舞うように優雅で美しい見た目から、”幸せが飛んでくる”という花言葉を持つ胡蝶蘭。淡い紫や真紅、黄色など色とりどりの蘭が宮殿のあたりを飾り、神秘的な世界に包み込まれる。今回は、「楽園の間」「虹の間」など様々なテーマの7つのスポットが登場する。例えば、「光の間」では、光り輝くイルミネーションと蘭の共演を楽しむことができる。また、特に注目したいのは、前回よりバージョンアップした「蘭のトンネル」。その名の通り、鮮やかな蘭を一面にたっぷりと敷き詰めてつくられたアーチ型のトンネルは、まるで現実とは思えないほど美しい。フォトスポットとしてもとっておきだ。さらに、会場内の黄金の館には、1,800万円相当の純金で作られた「金の胡蝶蘭」が登場したり、ゴージャスな表情と可憐さを併せ持つ蘭のフラワーアレンジメントが展示されたりと、多種多様な蘭を一度に楽しむことができる。【詳細】大胡蝶蘭展会期:2018年12月1日(土)〜2019年2月18日(月)会場:長崎・ハウステンボス「パレス ハウステンボス」住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1時間:9:00〜22:00 ※日によって異なる料金:500円(パスポート類提示) 700円(散歩チケット提示)【問い合わせ先】ハウステンボス総合案内(ナビダイヤル)TEL:0570-064-110
2017年11月17日2016年、石丸幹二主演、ヒロインに安蘭けいを迎え、ガブリエル・バリー潤色・演出の新バージョンとして世界初演されたミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が今秋、早くも再演される。フランク・ワイルドホーン作曲による愛と勇気の冒険活劇は1997年にブロードゥエイで初演。2008年には小池修一郎演出により宝塚歌劇で初演され、安蘭は当時星組男役トップスターとして主演を務めている。ガブリエル・バリーはこのことを尊重し、本作の初演では彼女のために“見せ場”が設けられたほど。安蘭に再演への思いを聞いた。ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」チケット情報1789年、フランス革命勃発。元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続くなか、イギリス貴族のパーシー(石丸幹二)はフランスの有名女優だった妻マルグリット(安蘭けい)に内緒で仲間と「ピンパーネル団」を結成、無実の人々を救うため暗躍する。フランス政府特命全権大使ショーヴラン(石井一孝)は“元同志”で恋人でもあったマルグリットにピンパーネル団の素性を探って欲しいと囁くのだが……。マルグリット唯一の肉親で最愛の弟アルマン(松下洸平)を巻き込みながら、疑心と愛憎渦巻く物語がスリリングに展開する。夫と元恋人の間で揺れ動く三角関係が肝の話かと思いきや、安蘭マルグリットの見解は少し違うよう。「活動家でもあったマルグリットは信念のある強い女性。ショーヴランに対しては今も昔も同志以上の想いはなかったと思います。一方、パーシーとは出会って6週間のスピード婚だったので一目惚れだったのかな。女性としての気持ちが芽生え、初恋のように弱い部分が出てしまう。また、原作にはパーシーが英国一のお金持ちであったため、セレブ生活に憧れたマルグリットが打算的に結婚したことも描かれていて、なるほどなと。マルグリットも普通の女性なんだなと思ったら、面白く演じられそうだと思いました」初演の際、演出のガブリエルは安蘭が宝塚版初演でパーシーを演じたことを尊重し、「ファンの期待に応えたい」と急遽、マルグリットに歌と立ち回りの場面が追加されたと明かす。「(宝塚版パーシーの劇中歌)『ひとかけらの勇気』は歌詞を変えて数フレーズのみでしたが、私の声であのメロディを聴けてゾワゾワした、と喜びの声も頂きました。終盤の立ち回りはまさかの二刀流!あまりに強くて場面を少し削ったほど。マルグリットの役柄に必要な要素かも悩みましたが、最後はファンサービスの意味も込めて戦い切りました(笑)」。再演では石丸さち子が演出に加わり、ピンパーネル団の顔ぶれも一新される。「繊細に役を深めつつ、石丸(幹二)さんとも相談しながらパワーアップした内容でお届けしたい。前回チケットが入手できなかった方も大勢いらしたので、この機会にぜひご覧頂ければと思います」大阪公演は11月13日(月)から15日(水)まで梅田芸術劇場メインホールにて、東京公演は11月20日(月)から12月5日(火)までTBS赤坂ACTシアターにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2017年10月10日