先日開催された、映画『シュアリー・サムデイ』の完成披露試写会で会場に登場したバックパネル付きのオリジナルガチャガチャが話題を呼んでおり、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーをはじめ、今後、全国の劇場に設置されることになった。本作は、“いつかきっと”という想いを持ちながらも、平凡な毎日を繰り返していた高校生5人組が、狂言で学校爆破の騒ぎを起こしたことをきっかけに、想いを寄せる女性を誘拐され、巨額の借金を背負い、命まで狙われる危機に巻き込まれていく、というハチャメチャな物語。原案を脚本家の元に持ち込んだ俳優の小栗旬が自ら監督を務めており、小出恵介ら話題の俳優陣が出演していることでも注目を集めている。本作の、やんちゃばかりしているが、どこか憎めない個性的な登場人物たちが、なんとこのたびマグネットになって登場!先述の完成披露試写会の際に会場に設置されていたガチャガチャの中に収められている。こちらのガチャガチャは本作の公開劇場に設置されるが、中には本作のプレスシート引換券付きの“当たり”も。ガチャガチャ、当たりつきというある種の“子供っぽさ”、“やんちゃっぽさ”が、大人になれ切れずにもがく本作の登場人物たちとどこか共通する部分を感じさせる。1回300円、運を試してみては?こちらのガチャガチャ、都内の新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーにはすでに設置されており、今後、7月3日(土)より川崎チネチッタ、札幌シネマフロンティア、MOVIX京都、梅田ピカデリー、なんばパークスシネマ、神戸国際松竹にも設置される。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」小栗旬監督公約は「俳優のユニオン作る!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供
2010年06月30日小栗旬が6月24日(木)、東京・豊島区のみらい館大明で行われた初監督作映画『シュアリー・サムデイ』の完成報告会見に、主演の小出恵介に勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、そしてヒロインの小西真奈美と共に出席。監督としてのマニフェストを「俳優のユニオンを作る」と明かした。10代からの夢と9年間の構想を実現させた初メガホンの感想を「撮影中は毎日不安でした。現場で頭が真っ白になって動けなくなったりもした。だから毎日『明日、雨降らないかな…?』と思っていましたね。1日ぐらいゆっくり考えたいと」と苦笑いで語りつつも「いまは、みんなの一番いい顔を撮った!という自信がある。満足のいく映画になった」と充実感いっぱいの表情。この日が参院選の公示日であることと本作のタイトルの直訳が「いつか、きっと」であることにひっかけ、“いつか、きっ党”として今後目指したいマニュフェストについて、小栗監督は「僕の“いつか、きっと”は俳優のユニオンを作ることです。俳優陣が自分の意見を持って、自分で責任を持って活動していくという環境ができればいいと思っています」と構想を発表した。一方、小出さんは「女子高生たちがハイスクール水着になるシーンがあって、小栗監督は『俺がカメラ回す』とはりきっていた。カメラを担いだのはそこのシーンだけだった」と小栗監督の男子高生ばりの発奮ぶりを暴露し、取材陣の笑いを誘うひと幕も。小出さんは、自身のマニフェストを「小栗くんの代表作を監督すること」と宣言。小栗監督は「絶対やるよ」と快諾していた。映画『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!
2010年06月24日小栗旬の初監督作映画『シュアリー・サムデイ』の完成披露試写会が6月24日(木)、東京・新宿ピカデリーで行われ、小栗監督と主演の小出恵介、ヒロインの小西真奈美、共演の勝地涼らが舞台挨拶に立った。上映後の挨拶で満場の観客の温かい拍手に迎えられた小栗監督は、「なんかヤバいです。初めて感じてきちゃいました。みなさん、本当にありがとうございます」と感慨深い表情。やくざに追われるハメになる悪友5人組のドタバタ劇を描く本作に、「バカが最強ってことですよね」と仕上がりに自信をのぞかせた。撮影は昨年7、8月。小出さんは「暑いし、服も厚いし、基本つらかった。汗がすごくてズボンが脱げなかった。もうブルブルってめくって脱ぐ、みたいな」とジェスチャーを交えて苦労談を吐露。勝地さんも「精神的にしんどいシーンがあって、『あー…』って気分が落ち込んだ。そのとき、恵介くんが『そばにいようか?』って来てくれて、かっこいい!と思った。つらかったけど絆を感じた」とボヤキ節ながら、イイ話を打ち明けた。綾野剛も「暑かったことがつらかった」。鈴木亮平は「撮影の合間に(アイスの)ガリガリ君を食べたら、僕と綾野くんと勝地くんの3人の口にくっついたことがあったんですよ」と珍エピソードを披露。綾野さんは「狂犬ですよ、ガリガリ君は…」と苦笑いだった。対照的に小西さんは「つらいことはなかった。普段、共演者の方と仲良くなるのに時間がかかる方ですが、今回はみんな男性で、私が年上なので、構えちゃう空気感が出るとよくないと思って、顔合わせの日からいっぱい話しかけ、いままでで一番コミュニケーションをとりました」と楽しげにふり返り、「夏うたメドレーっていう遊びが現場で流行って、入れてもらったとき、仲間になれた!と思いました」とニッコリ。すかさずムロツヨシが「俺、それやってない!」と敏感に反応。会場の笑いを誘っていた。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬監督公約は「俳優のユニオン作る!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!
2010年06月24日構想4年、製作に1年を費やした小栗旬の初監督作品『シュアリー・サムデイ』。昨日より、映画の内容にちなんで、小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシが演じる劇中の5人組に匹敵するバカで最強なエピソードを大募集するという「BACA-1グランプリ」なる企画がスタートした。本作は、“いつかきっと”という想いをくすぶらせつつも平凡な日々を繰り返す5人の男子高校生たちがある日、狂言で学校爆破の騒ぎを起こすが、本当に校舎を吹き飛ばしてしまい、それをきっかけに、想いを寄せる女性の誘拐され、巨額の借金を背負い、命まで狙われる危機に巻き込まれていく、というハチャメチャなストーリー。小栗さんが自ら、原案を脚本家の元に持ち込み、リアルとファンタジーを融合させたスタイリッシュな物語、アクションあり、サスペンスあり、サプライズありの青春群像エンターテイメントに仕上げた。本作の公開に先駆け、公式サイトでは「バカでもいい、格好悪くてもいい、本気ならそれでいい!」という趣旨の下、劇中の“バカ5人組”に因んで「BACA-1グランプリ」を開催!「バカは楽しい」、「バカは逃げない」、「バカは優しい」、「バカは諦めない」、「バカは熱い」の5つのテーマから1つを選んで、自身や友人の“バカネタ”を募集。投稿されたバカネタは、公式サイトに掲載されるほか、栄えあるグランプリに輝いた人は、7月17日(土)に行われる『シュアリー・サムデイ』初日舞台挨拶に招待される。そのほか、“シュアリー賞”として本作の非売品マスコミ用パンフレット、“サムデイ賞”として、同じく本作の脚本レプリカ&ステッカーがそれぞれ5名に贈られる。誇れるバカなエピソードお持ちの我こそは!という方はそのとっておきのネタを小栗監督&キャストにぶつけてみては?『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。『シュアリー・サムデイ』BACA-1グランプリ開催期間:6月8日(火)〜7月7日(水)正午BACA-1グランプリ:『シュアリー・サムデイ』初日舞台挨拶ご招待(1組2名様、7月17日・都内にて実施予定)シュアリー賞:『シュアリー・サムデイ』非売品マスコミ用パンフ(5名様)サムデイ賞:『シュアリー・サムデイ』脚本レプリカ&ステッカー(5名様)応募先:■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?
2010年06月09日映画『シュアリー・サムデイ』の、来週より全国劇場に貼り出されるポスタービジュアルが解禁となった。俳優の小栗旬が以前から温めていた企画を自らメガホンを握って映画化した本作。小出恵介を始め若手、ベテランを問わず、実力派、個性派の俳優、そしてスタッフが「小栗のためなら」と集結した。これまで公開されてきたポスターでは、小出さんを中心に、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛という主要な“男子5人”がそれぞれに感情をむき出しにした表情を浮かべているのが特徴的だったが、今回解禁となったものはさらに弾けたビジュアルに!小出さんらは険しい表情でアクションポーズをとっており勝地さんに至っては絶叫!加えて、ヒロイン役の小西真奈美に、上戸彩、竹中直人、岡村隆史といった豪華共演陣の姿もしっかりと収められている。映画の内容は、このポスターにもあるように“予測不可能なハイスピードムービー”。小出さん演じる巧と仲間たちは、モテるためにバンドに取り組むも、突然、文化祭が中止されることになり、その復活を目論んで教室を占拠!…が、なぜかハッタリのはずの爆弾が誤爆してしまい、爆破犯のレッテルを貼られ、退学、勘当、引きこもりに親の自殺と続き、何をやってもうまくいかない人生を送るハメに。そんなある日、また事件が勃発し、翌日までに3億円を用意しなくてはいけなくなり…。と、ここまで書き出しただけでもお分かりのように、かなりのハイテンションな展開。つい先日、小出さんが「巧(小出恵介)with シュアリー・スターズ」としてCDデビューすることも発表されており、公開までまだまだ話題を呼びそうだ。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…
2010年05月28日小栗旬の初監督作品として注目を集める映画『シュアリー・サムデイ』の主題歌で、主演の小出恵介が劇中の役名を冠したバンド「巧(小出恵介)with シュアリー・スターズ」としてCDデビューすることが決まった。映画は、小出さん扮する主人公・巧とその友人たちが文化祭の復活を目論み学校を占拠するも、ハッタリのはずの爆弾がなぜか誤爆。以来、何をやっても一向にうまくいかない彼らが、全てを取り戻すべく再び立ち上がる!という青春群像劇。劇中、巧(=小出さん)と友人の京平(勝地涼)、和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)が組んだバンドが歌う本作の主題歌「シュアリー・サムデイ」のシングルCDが7月7日(水)の七夕にリリースされる。こちらの楽曲は劇中、タイトルの“シュアリー・サムデイ(=いつかきっと…)”を象徴する重要シーンで歌われるという。楽曲を提供したのは、本作の企画に賛同した、ウルフルズのトータス松本。CDには、元BLANKEY JET CITYの浅井健一の書き下ろしによる新曲に加え、映画やレコーディングのメイキングの様子を収めたDVDが付いてくる。さらに、映画公開直前の7月11日(日)には「Surely Someday Super Summer」と題してライヴイベントが開催されることも決定!ここで小出さんは“巧”として、観客の前で初めて主題歌を披露する(※チケットは6月7日発売開始)。近年、数々の話題作に出演し絶大な人気を誇る小出さんだが、あの渋〜い声が好き!というファンも多いのでは?“ミュージシャン”としてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まる。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。ライヴイベント「Surely Someday Super Summer」日時:7月11日(日) 16:30開場/17:30開演場所:東京国際フォーラムチケット発売日:6月7日(月)価格:3,500円(税込)チケット販売:セブンイレブン、チケットぴあ■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目
2010年05月25日人気絶頂の俳優・小栗旬が初めてメガホンを握った話題作『シュアリー・サムデイ』のメイキングDVD付き前売鑑賞券がTSUTAYA限定で発売されることになり、先日より予約が開始されたが、こちらが早速TSUTAYAの予約ランキングで1位を獲得。ドキュメンタリーDVD「監督 小栗旬×映画『シュアリー・サムデイ』〜マジに面白いもの作ろうぜ〜」とあわせて大きな話題を呼んでいる。映画は、小出恵介をはじめ、小栗さんが自らキャスティングした豪華俳優陣による青春群像劇。TSUTAYA限定で期間限定で販売される前売鑑賞券に付いてくるDVDには、本作の撮影現場を捉えたダイジェスト映像、小出さんに勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛を加えた5人主要キャストの“本音”トーク、さらに“監督”小栗旬の姿を収めた特別映像が収録されている。一方、TSUTAYA以外でも発売されるドキュメンタリーDVD「監督 小栗旬×映画「シュアリー・サムデイ」〜マジに面白いもの作ろうぜ〜」も負けず劣らず内容は盛りだくさん。人気番組「情熱大陸」のスタッフが小栗監督、撮影現場に154日間にわたって密着!収録テープの長さは合計224時間にも及んだが、監督の作品に対する真摯な姿勢や細かい気配り、そして並々ならぬ熱意が焼き付けられている。クランクイン前のロケーション・ハンティングに劇中のバンドの練習風景、オーディションや衣裳合わせといった撮影以外の部分の映画作りの過程やキャスト陣の生の声など貴重な映像が詰め込まれている。メイキング映像もドキュメンタリーDVDも、映画鑑賞前に見るもよし、鑑賞後に見返すもよし。本編フィルムには直接映っていない監督・小栗旬の姿を目撃せよ!『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。『シュアリー・サムデイ』TSUTAYA限定DVD付き劇場前売り券(期間限定)予約受付期間:6月10日(木) まで価格:<単券>1,890円(税込)/<ペアセット>3,780円(税込)※TSUTAYA online及びTSUTAYA旗艦店ほか主要店にて発売中。ドキュメンタリーDVD「監督 小栗旬×映画『シュアリー・サムデイ』〜マジに面白いもの作ろうぜ〜」価格:1,995円(税込)予約受付期間:7月1日(木)まで※全国のDVD販売店と主要オンラインショップにて発売中■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる
2010年04月05日ドラマに映画にと大活躍の小栗旬が、自らと高校時代の仲間たちの絆をテーマに、4年間の構想を経て完成させた、記念すべき初監督映画『シュアリー・サムデイ』。夏休み前の7月17日(土)に公開される本作だが、一足早く、その夏の風物詩を感じさせる本作の一幕から、微笑ましい新ビジュアルが解禁となった。物語の舞台となるのは、文化祭前の高校。とにかく目立つ!という目標の下、バンドの練習に明け暮れる5人組の男子たち。しかし突然文化祭が中止になったことから、彼らは狂言の爆破予告を企むのだが、これが思わぬ事態を引き起こすことに…。他愛ない企みが、様々な人々を巻き込んでいくさまは手に汗握る緊張感があるが、今回解禁となったこちらの写真を見るかぎりでは、まだ事件前の平穏な(?)高校生活のひとときが垣間見れる。夏の風物詩、アイスをほお張りながらたむろするタクミ(小出恵介)、キョウヘイ(勝地涼)、シュウト(綾野剛)、カズオ(鈴木亮平)、ユウキ(ムロツヨシ)。懐かしいような、何とも微笑ましい光景だが、どうやら彼らの目の前…窓の外(?)には何かがあるらしい。果たして彼らの視線の先にあるものとは?想像が掻き立てられるが、今後、公開に向け徐々にその全貌が明らかになっていくはず…。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年03月16日今年で第20回を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が2月25日(木)、華やかに開幕した。記念すべき映画祭のオープニングを飾ったのは特別招待作品『シュアリー・サムデイ』。若手俳優の中でも群を抜く実力で、日本映画界を牽引する小栗旬の初監督作品だ。開会式には小栗旬をはじめ小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美、山本又一朗プロデューサーが駆けつけ、舞台挨拶を行った。濃霧により羽田発、新千歳行きの飛行機が遅れるという「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」始まって以来のハプニングに見舞われたが、夕方18時前に『シュアリー・サムデイ』御一行は無事到着。映画祭のオープニングを盛り上げた。ちなみに、舞台挨拶付きのチケットは発売と同時に即完売。このプレミア・チケットを手にできた人はかなり幸運!大きな拍手の中、「ただいま〜!」と、ゆうばりファンタおなじみの合言葉に「おかえり〜!」と会場から温かな声。思わず笑みがこぼれる小栗さん。「今日ここでみなさんに観てもらえることができて幸せです。27歳の僕が、自分なりに撮れる青春映画を撮ったと自負しています。この北の町から南へ伝えてほしい」と熱い想いを語った。本作の企画が始動したのはちょうど4年前。小栗さんが山本プロデューサーに「この作品を自分で監督したい」と持ち込んだことがきっかけだったそうだが「23歳で監督はまだ早い」というプロデューサーの判断で、監督への道は、しばしおあずけに。4年越しで叶った夢だけに、初お披露目となったこの日は彼にとって特別な日として記憶に刻まれた。そして、気になるのは監督としての彼の才能──主演の小出さんは小栗監督について「彼の背中を見て、自分たちも頑張ろうと思えた」と褒め称え、ほかのキャストたちも「信頼のできる監督だった」と声を揃える。監督として良いスタートが切れたことがうかがえる。映画祭2日目の26日(金)にはキャスト&スタッフによる記者会見が行われ、撮影時のエピソードが語られた。小出さん曰く現場は「走りっぱなし」だったそうだが、その疾走感がこの映画には必要だった。「楽な日は1日もなく、刺激的な現場だったけれど、追い込まれるからこそパワーが出たと思う」と小出さんはふり返る。続けて「同級生の一体感を出すために撮影前からコミュニケーションをとっていた」と言うのは勝地さん。みんなで飲みに行くことはもちろん、全員が楽器初心者ということで「楽器の練習が僕らの関係を繋いだと思います」と語る。だが、コミュニケーションはときにヒートアップ!最年少の勝地さんと最年長のムロさんの2人はよく喧嘩に。「あんたとはやってらんねーよっ!」と勝地さんがムロさんにキレ、小出さんが「目指している方向は同じ、みんな同じ気持ちなんだよ!」と仲介に入ったこともあったのだとか。当事者のムロさんは「僕と勝地の喧嘩が原因でキャストとスタッフ間にまで溝ができたこともあったけれど、それが結束力を生んだと思う。最後のバンド演奏にはその結束力が表れている」と語り、そんなエピソードを含めて「自分たちらしさがあっていい。もっと青臭くてもいいと思えました」と綾野さん。また、鈴木さんは「キャストにとって監督が同年代の俳優であることがいい緊張感を生んだと思います。元々、知り合いなので現場はくだけた感じだったけれど、演じる上ではものすごく緊張感がありました。ライバルの前で下手な演技はできないなと(笑)」。紅一点の小西さんは「性別も年齢も超えた青春映画」だとアピールし「自分(役者)が求めている以上のアドバイスをくれる監督でした」と、若き新人監督に称賛を贈った。小栗旬ら若い映画人たちの情熱がギュッと詰まった青春映画『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…ヒップホップ・スタイルで登場の大江裕が「“夕張”大将」&ラップを披露!小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年02月26日人気絶頂の俳優・小栗旬が初めて“監督”としてメガホンを握った『シュアリー・サムデイ』のポスター画像が解禁となった。小出恵介に勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛という物語の中心を担う5人の“男子”が配置されたこちらのポスター。小出さん以外の4人は驚いたような困惑したような表情を浮かべているが、物語とどのような繋がりがあるのか?本作は、小栗さんが自ら原案を脚本家の元に持ち込み、試行錯誤の末に脚本に落としこみ、リアル(現実)とファンタジー(理想)を融合させたスタイリッシュな物語を作り上げた。“いつかきっと”という思いを持ちつつも平凡な日々を繰り返す5人の男子高校生たちがある日、狂言で学校爆破の騒ぎを起こそうとするが、なぜか本当に校舎を吹き飛ばしてしまったことから思わぬ大騒動に…。想いを寄せる女性を誘拐され、巨額の借金を背負い、命まで狙われる事件に巻き込まれるハメに陥る。5人は一発逆転を目論み、最後の作戦を企てるのだが…。ちなみに、今回解禁となったポスターと同じデザインのチラシの裏面には、工事現場を思わせるような黄色と黒のストライプの模様が施され、出演者の名前が羅列されているのだが、一番目立つ中央の部分には白地で大きく「大人立入禁止。」との文字が…。果たしてこれは何を意味するのか?上記の5人のほかにヒロインとして小西真奈美が出演するほか、妻夫木聡、竹中直人、笹野高史、岡村隆史に大竹しのぶ、原日出子、上戸彩、井上真央など超豪華メンバーが共演陣として顔を揃えるが、彼らはどのようにストーリーに関わってくるのか?立入禁止の“大人”とは誰のことなのか?公開まで5か月弱、ますます目が離せない!『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年02月24日第60回ベルリン国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞した映画『パレード』の初日舞台挨拶が2月20日(土)、シネクイント渋谷で行われ、主演の藤原竜也、小出恵介、香里奈らが受賞の喜びを語った。コンペ、パノラマ、フォーラムの各部門から1作品に贈られる賞で、同作はパノラマ部門54作品から選出。映画祭での上映にあわせて単身ベルリンに出向き、20日未明に朗報を日本で受け取った行定勲監督は「現代の日本の若者の人間関係を描いた、ただでさえ複雑なテーマであるにもかかわらず、ヨーロッパで受け入れられ評価されたことが、意外ではありますが、非常に嬉しいです」とコメント。藤原さんは「このメンバーと一番いいタイミングで仕事をさせてもらった。難しい役でしたが自由にさせてもらったので、監督の力量だと思います」と監督へ感謝の弁を述べた。キャスト陣は一様に華やいだ表情で貫地谷しほりは「撮影自体、すごく楽しかったので、楽しんだことが結果につながったと思う」。香里奈さんも「まだ受賞の実感がないですが、スタッフ、キャストみんなで一丸となってがんばったから」と喜びをかみしめた。林遣都は「昨日の夜、ネットとか見ちゃって眠れませんでした」と興奮しつつ「このメンバーでもう会えなくなるのかな」と寂しがって見せた。一方、この日は小出さんの26歳の誕生日で、翌21日(日)が香里奈さんの同じく26歳の誕生日。特製パレードケーキで祝福され、単身でベルリンへ出向いた行定勲監督から「灰皿(小出さん)と食卓で塩とか入れるやつね(香里奈)」とプレゼントを手渡された小出さんは「誕生日、いいタイミングだな、毎回。大体、仕事です。去年はインドに行っていて」と満足げ。香里奈さんも「ホント、嬉しいのと申し訳ないのとでいっぱい」と恐縮しながら喜んだ。行定監督は藤原さんら5人にもベルリンみやげをプレゼント。「ベルリナーレっていう芸術祭の一環で映画祭が行われているから、それね」とベルリナーレのロゴ入りTシャツをひとりひとりに手渡していた。同作は、3月22日に香港で発表される第4回アジア・フィルム・アワードで、最高賞にあたる作品賞のノミネート6作品にも選ばれている。2LDKのマンションで共同生活を送る若者5人の姿を通じ、現代の若者に潜むモラトリアムに迫る群像劇。『パレード』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」林遣都藤原竜也の芝居も携帯電話の登録名も「イカ」一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待
2010年02月20日映画『パレード』の主演キャスト陣、藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介が2月14日(日)、東京・有楽町の野外広場、日比谷パティオで行われたイベントで、約25メートルのレッドカーペット上のパレードと軽妙トークでファン約1,000人を沸かせた。同作は、今月11日からドイツで開催中の第60回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されており17日に公式上映されるが、現地入りするのは行定勲監督のみ。リムジンで乗りつけ、約25メートルのカーペットを闊歩し“ベルリン気分”を味わった小出さんは「ベルリン映画祭はすごいですね、でも今日は日本の方が多い。“ベルリン語”を覚えてきたけど日本語で大丈夫ですね」。ベルリンお披露目を控えた心境を「僕、作品の冒頭、部屋で股間を触るシーンがあるんですけど、日本の男ってみんなこうなんだって思われたら嫌だな。海外用の演技をしておけばよかった」となどと冗舌。藤原さんから「普段から触ってるけどね」と突っ込まれると、「落ち着かなくなるとね、こう…」と言いながら自身の尻を撫でてみせ「こういうもんですね」とボケ倒した。林さんを見つめてはニヤリとする仕草を繰り返していた藤原さんは「リムジンに乗っていたとき、遣都くんが『僕はTBSで1人で主演をしたことがある。なのになんでリムジンは(5人一緒で)1人じゃないんだ』って」と“口撃”し、以前の同作イベントでも語られたイカ天そばエピソードについて再度触れ、「何て呼んでいたっけ、俺のこと?」と詰問。「イカです」と答える林さんを笑顔でにらみつつ「イカ天そばをおごってもらってから『イカみたいだね』って。芝居もイカだって。携帯で俺のこと、何て登録しているの?って聞いたら『イカ』で」と“口撃”激化。言い返した方が…と司会者から促された林さんは「いや、本当のことなんで…」とモジモジ。「僕、小出くんに初めて会ったとき、史上最強の自由人だと思ったんですけど、ここに同じレベルの人がさらに3人いる」と評し、また藤原さんからにらまれていた。小出さんも、会場からひときわ大きな声で「竜也くん〜!」と叫ぶ、幼い男の子の声が聞こえると「イカって呼べば振り向くのに」と悪ノリし、次にその言葉通り「イカ〜」と聞こえてくると「イカって呼んでるって」とニンマリ。藤原さんは上半身をのけぞらせて笑い、手を振って声援に応えた。映画『パレード』は2月20日(土)渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写
2010年02月14日地元市民と映画を愛するファンに支えられ、国内有数の歴史を誇る映画祭となった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。市の財政破綻からの復活劇を経て早3年、本映画祭が今年で20回目の開催を迎える。記念すべきこの年に、“夕張市と映画”の原点に立ち返るべく、今回掲げられた映画祭テーマは「行こうや。ゆうばり」。この映画祭の目玉となる招待作品のラインナップがこのたび発表された。毎年、国内外のゲストが舞台挨拶やイベントに登壇することでも大きな盛り上がりを見せる招待作品部門には今回12作品がラインナップ。映画祭開催20周年のオープニングを飾るのは、人気俳優の小栗旬が初メガホンをとった話題の青春群像劇『シュアリー・サムデイ』!先日、ヒロインの小西真奈美ら女性キャスト陣も発表され、ますます注目を浴びる本作。今回上映に合わせて、小栗監督を筆頭に、小出恵介、勝地涼ら主演キャストも現地に赴き、映画祭をより一層盛り上げる。同部門ではほかにも、クロージング作品に選ばれたガイ・リッチー監督注目の最新作『シャーロック・ホームズ』ほか、『ボーン』シリーズのマット・デイモン×ポール・グリーングラス監督がタッグを組んだアクション大作『GREEN ZONE』(原題)や、『ハート・ロッカー』に『17歳の肖像』『第9地区』といったオスカー有力候補がズラリ。さらに、邦画においても、ベストセラー小説を映画化した医療ドラマ『孤高のメス』や、成海璃子×北乃きい主演『武士道シックスティーン』、中谷美紀×大森南朋主演『スイートリトルライズ』など、バラエティ豊富な作品が並んだ。さらに、山田洋次監督による名作の完全リメイク『イエロー・ハンカチーフ』も同映画祭で国内初お披露目となるが、これに合わせてオリジナル作『幸福の黄色いハンカチ』もデジタルリマスター版となって色鮮やかにスクリーン上映されるなど、オリジナルの舞台、北海道ならではの企画が実現しているのも見どころ。もちろん、毎年恒例となっている、来場ゲストによる雪上フォトセッションや、観客・ゲストが一体となる“ストーブパーティー”など映画祭名物のイベントも実施!さらに、開催20回を記念して、映画祭に縁ある映画監督や関係者を迎えてのトークも行われる予定。今年もまた大きな盛り上がりを見せそうな、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は、2月25日(木)から3月1日(月)の期間にて開催。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010」期間:2月25日(木)〜3月1日(月)会場:アディーレ会館ゆうばり、ゆうばりホテルシューパロほか夕張市内会場上映作品:69本(短編含む)公式サイト:■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDGREEN ZONE (原題) 2010年5月、TOHOシネマズスカラ座ほかにて公開© 2009 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.17歳の肖像 2010年4月G.W.、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開第9地区 2010年4月、全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会武士道シックスティーン 2010年4月、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2010映画「武士道シックスティーン」製作委員会スイートリトルライズ 2010年3月、シネマライズにて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会イエロー・ハンカチーフ 2010年6月26日より全国にて公開© 2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.ばかもの 2010年公開© 2010「ばかもの」製作委員会プリンセスと魔法のキス 2010年3月6日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター 2010年4月10日より全国にて公開© 1977、2010 松竹株式会社ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月18日小栗旬の初監督作品として注目を浴びる『シュアリー・サムデイ』のヒロイン役を小西真奈美が演じることが発表された。これまで、男性キャストのみが発表されており、女性キャストが明らかになったのはこれが初めて。映画の公開初日も7月17日(土)に決定した。本作は、小栗さんが自身と高校時代の仲間たちとの絆をテーマに書き上げたプロットを基に、4年の歳月を経て製作された。主要男性キャストは、小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ。この5人が演じるのは“いつかきっと”という思いを持ちつつも平凡な日々を繰り返す高校生。ある日、狂言で学校爆破の騒ぎを起こすことを企てるが、なぜか本当に校舎を吹き飛ばしてしまったことから思わぬ大騒動に…。想いを寄せる女性を誘拐され、巨額の借金を背負い、命まで狙われる事件に巻き込まれるハメになる。その小出さん扮するタクミの初恋の女性こそが、小西さんの役どころ。個性派揃いのバンドマンである5人と小西さんがどのように絡んでいくのか?そして、“監督”小栗旬が小西さんをどのように演出したのか?またひとつ、本作の注目すべき点が。また、小西さん以外の女性キャストとして、大竹しのぶ、原日出子、上戸彩、井上真央が出演することも併せて発表された。すでに発表されている男性共演陣も妻夫木聡、竹中直人、笹野高史、岡村隆史、阿部力、津田寛治などなど超豪華!どのような作品に仕上がっているのか完成が待たれる。このたび、本作の特報も到着!「おれたちは人生の絶頂とどん底を味わった」、「バカで最強だったおれたちを取り戻す」といった言葉と共に、青春の疾走感あふれる映像が展開されている。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。こちらの予告編は、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年01月13日藤原竜也、小出恵介、香里奈、貫地谷しほり、林遣都が12月25日(金)、東京・新宿バルト9で行われた出演映画『パレード』のクリスマス試写会に出席。同作が第60回ベルリン国際映画祭(来年2月開催)のパノラマ部門に出品されることが決定した喜びを語った。同作は、都内の2LDKのマンションで共同生活を送る、様々な背景を持った若者5人の姿を通じ現代の若者像を描く群像劇で、原作は2002年に第15回山本周五郎賞を受賞した、芥川賞作家・吉田修一の同名小説。行定勲監督が7年越しの念願を叶えて映画化した。行定監督作品のベルリン参加は『GO』、『きょうのできごと』に続く3度目。パノラマ部門は、最高賞「金熊賞」を競うコンペティション部門とは別に、インディペンデント系やアート系などの注目作を集めた公式部門のひとつ。カンヌ、ヴェネチアに並ぶ世界三大映画祭のひとつであるベルリンに5人揃って初参加となるが、藤原さんは「国境を越えてどういう評価をいただくのか興味がありますし楽しみ。機会があれば行ってみたい」。香里奈さんも「いまは実感ないですが、海外の人と日本の人の反応がどう違うか知りたい」と控えめ。対照的に、貫地谷さんは「行きたいです」を連発し、林さんも「行きたいですねー。どうしようって感じですが、監督の『GO』、『きょうのできごと』に並んで(ベルリンに)行けるなんて幸せ。感謝したいです」と興奮気味。小出さんは「海外映画祭って行ったことがないので、ベルリンでパレードしてみたい」とダジャレ。沸く客席を見つつ、藤原さんらをチラ見しながら「『言え!』って言われたんです、言わされました…」とキャスト陣の仲の良さ(?)をうかがわせた。一方で、小出さんは「遣都くんが竜也くんにソバをおごっていました」と撮影の合間のエピソードを披露。藤原さんが「そう、おごってくれました。イカ天ソバを…」。すかさず小出さんはまた「それ以来、竜也くんのことを“イカ”って。『おい、イカ!撮影現場戻るぞ』って」と“暴露”しニヤニヤ。爆笑する観客に向かい、林さんは「最後の方は多分、嘘です。でも僕にとっては大きな自慢ですが、藤原竜也さんにソバをおごりました」と堂々と“肯定”し、今度は観客から拍手を送られていた。『パレード』は2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パレード 2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品藤原竜也、大酒での歓迎に笑顔“抑制”効かせた『パレード』を釜山にて披露!林遣都が金髪の男娼に挑戦!吉田修一原作『パレード』画像初公開小出恵介らの姿も
2009年12月25日早いものでもう年の瀬、年に一度の重大イベント、クリスマスまであと2週間あまり、今年は誰と、どんな過ごし方をしてみたい?「MTV」による映画情報番組「MTV SCREEN」とシネマカフェのコラボレーションで贈る「cinema FAN-KING」では、旬の俳優を勝手にピックアップし、毎月異なるテーマに投票してもらい、ランキングで映画ファンの“リアル”をお届け!第5回目となる11月の投票のテーマは、ずばり「聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?」。今の日本映画・テレビ界を牽引する若手人気俳優が並ぶ中、2位との圧倒的大差で同率1位に輝いたのは、『ホノカアボーイ』、『重力ピエロ』など今年だけでも4本の出演作が劇場公開された、いま最も旬な俳優の一人、岡田将生と年々大人の男の魅力に磨きがかかる玉木宏(『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』)。岡田さんは、クールで二枚目な顔立ちながら、まだあどけなさの残る表情が母性本能をくすぐるのか、10代〜50代まで幅広い世代の女性の支持を受けた様子。井上真央との純愛を演じた『僕の初恋をキミに捧ぐ』は抜群の効果で、「美しい」「癒されたい」「自然」との声が集まる中、「真央ちゃんが凄く羨ましかった」(20歳女性)、「草食に見せかけた肉食男子なところがステキ」(28歳女性)などのコメントも。一方、30代〜40代の熱い支持を集めた玉木さんに寄せられる声で多かったのが、「エスコートされたい」「気品がある」、そして歌手としての実力をも実証した、その甘い声に対する支持度が大!「あの素敵な声でクリスマスソングを歌ってほしい」(22歳女性)、また「クラシックのコンサートに一緒に行って千秋ばりの解説をしてほしい」(32歳女性)との願望も寄せられた。続いて3位にランクインしたのは公私共に注目を集める、瑛太(『なくもんか』)。同世代の20代〜30代女性の票が多く、「ほのぼの」「フラットな雰囲気」など、ドラマなどでの役柄によるイメージが大きいのか、身近な存在としての好感度の高さがうかがえる。玉木さんとのクリスマス・デートが少しドレスアップしたディナーなら、瑛太さんとはお家でまったり、といったところ?僅差で4位に入ったのは、「かわいい!」との声が圧倒的多数の小池徹平(『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』)。いつ見ても爽やかな“天使のような笑顔”が人気の秘訣のようで、年上女性からも「一緒にケーキ食べたい」(34歳女性)とのコメントが。5位には「癒されたい」という票を集めた山本裕典(『大洗にも星はふるなり』)。つい先日、主演の舞台版「パッチギ!」の公演がスタート、今後、上位陣を脅かす人気を獲得する可能性あり!そのほかにも、小出恵介や小栗旬、山田孝之を支持する声も多く、白熱のイケメンバトルに。ゴージャスに?アットホームに?どんなクリスマスデートを過ごしたいかによっておのずと票が分かれた様子。あなたが一緒に過ごすなら誰とどんなデートがしたい?さて現在、投票受付中の「cinemaFAN-KING」12月の投票テーマは、「お似合いの映画カップルは?」。投票された方にはプレゼントが当たるチャンスも!今月の投票の結果は12月26日(土)17:30からの「MTV SCREEN」初回放送にて発表される。聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?1位:岡田将生2位:玉木宏3位:瑛太4位:小池徹平5位:山本裕典「cinemaFAN-KING」とはシネマカフェとMTVのコラボレーションによる読者投票企画。シネマカフェのページ上で、月ごとにテーマを提示し、あらかじめ挙げられている候補者から一人を選ぶか、もしくはフリーアンサー枠に記入する形式で投票を実施している。■関連作品:僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会大洗にも星はふるなり 2009年11月7日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2009「大洗にも星はふるなり」製作委員会■関連記事:お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」小池徹平、森本レオが監督にダメ出し「テンション高すぎ」「チビT着たボンレスハム」小池徹平インタビュー「あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じた」
2009年12月07日2009年だけでも『クローズZERO II』に『TAJOMARU』、そして現在放送中の月曜9時枠ドラマ「東京DOGS」と映画にTVにとひっきりなしに主演作品が続く、いま最も多忙を極める俳優の一人、小栗旬が弱冠26歳にして初映画監督に挑む。タイトルは、『シュアリー・サムデイ』。4年越しの構想期間、完全オリジナル・ストーリーでもって、2010年の映画界に新風を吹き込む!遡ること4年、自身と高校の仲間たちとの絆をテーマに、自ら書き上げた1枚のプロットを若手脚本家の武藤将吾に持ち込んだことから始まったこのプロジェクト。その後、武藤氏のオリジナルストーリーに小栗さんのプロットの要素が絡み合う形で出来上がった脚本に、小栗さんは惚れこみ、即座に映画プロデューサーの山本又一朗(『クローズZERO』シリーズ)に持ち込むが、小栗さん自身の充分なスケジュールを確保することが困難なあまり、その後、4年の月日を経ることに。だが、この期間にも小栗さんの中では構図からキャスティング・プランまで一つ一つが固められていったという。そして、昨年の『TAJOMARU』撮影直前、全ての環境が整ったことを機に、遂にプロジェクトが再始動、今年7月にクランクインへとたどり着いた。本作で描かれる主人公は、文化祭を目指しバンドの練習に明け暮れる高校生5人。ひょんなきっかけで企てた高校ジャック作戦が思いも寄らない事件を巻き起こしていく…。この高校生5人を演じるのは、小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシと、小栗さんの俳優仲間たちから集められた個性派ぞろい。バンドを描いた映画といえば、本作以外にも『BANDAGEバンデイジ』、『ソラニン』、『BECK』など目白押し!2010年はバンドブーム再到来?果たして本作はどんな仕上がりになるのか、注目が集まる。『シュアリー・サムデイ』は2010年夏、全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年夏、全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会
2009年11月09日箱根駅伝を目指す若者たちの成長と絆を描いた青春映画『風が強く吹いている』が10月31日(土)、公開初日を迎えた。初回上映後には、W主演の小出恵介と林遣都を筆頭に、川村陽介、斉藤祥太、斉藤慶太、ダンテ・カーヴァー、橋本淳、森廉、内野謙太ら寛政大学陸上部メンバー9人と大森寿美男監督が登壇し、会場に詰めかけた多くの女性ファンの歓声を浴びた。これまでのプロモーションの場では一貫して陸上部のジャージ姿で登場してきた一同だが、その姿もこの日で見納め。この日は客席後方の扉から一斉に走りながら登場した。観客の盛大な拍手と歓声に、リーダー・ハイジ役の小出さんは「胸がすごくドキドキしています」と興奮を口にした。続いて、カケル役の林さんは、「10人で走りに走りぬいた作品です。えー“風強爽男(かぜつよそうめん)”です!この“風強爽男”が全国に伝わればいいなと思います」と元気良く挨拶した。司会者から撮影での楽しかった思い出を尋ねられると「一生懸命でひたむきなメンバーに出会えたことが一番大きいです。10人の一体感が最初からあって楽しめました」と真面目に答える小出さん。逆に辛かったことを聞くと、「やっぱり走りが大変で、本当に大変でした…。大まかに言えば、1人あたり千キロということになってます(笑)」と苦労を滲ませた。その後も、一人ずつに撮影での苦労を尋ねれば、出てくるのは「走ること」の一点張り。川村さんが「走ることは嫌いです。でもこの映画のおかげでちょっと好きになりました」と本音を漏らせば、林さんは「これまで、いろんな場で『この映画で走ることが嫌いになった』と言ってきましたが、この場で撤回します。走ることは生きること!」と声を上げるや、照れくさそうに顔を赤らめた。一方、ダンテは「毎日のトレーニングが一番楽しかった。腕立て伏せ200回に腹筋500回とか」と余裕のコメント。「一番トレーニングを頑張っていたのは自分?」という司会者の言葉にも「そうね」とサラリと答え、会場を沸かせた。そんな彼らの頑張りを見守ってきた大森監督は、「カメラのないところで、一生懸命みんなが走っていい感じにくたびれているのを見て、『いまならカメラ回せるかも』と思えてくるのが嬉しかったですね」とニンマリ、キャスト陣からは「Sだな〜」との反応も。壇上でも部活動の仲間のような仲の良さを見せた一同だが、厳しいトレーニングの間では互いの筋肉チェックにも余念がなかった様子。林さんは、「“筋トレパーティ”なんか開催して、その後にみんなで宿の温泉に入って、やたら筋肉を自慢しあってました」と楽しそうにふり返った。その“パーティ”の様子を携帯カメラで撮影していたという内野さんは「マル秘映像を持ってます」と得意げ。メンバーの筋肉については、「凄すぎなのはダンテ。一番大きいのは祥太で、綺麗なのは遣都ですね。僕は何の評論家なんでしょうか?」と流暢に語り、笑いを誘っていた。最後に、「みなさんにタスキを渡しました。僕たちはやることはやりましたので、好きなようにこの映画を観てください」と呼びかける小出さん。「風が強く吹いている!」との掛け声とともに、メンバーと会場が一体となって初日スタートをきった。『風が強く吹いている』は全国にて公開中。■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:鳩山来留夫、自慢の“友愛”ネタをガッツ石松に阻止され苦笑林遣都『風が強く吹いている』インタビュー初ランナーズハイ「もう止まらない!」林遣都、ベトナム一人旅は「香草との戦い…」仕込みなしのバックパック旅行ふり返る小出恵介&林遣都から独占動画メッセージが到着!【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?
2009年11月02日映画『バッテリー』(’07)で鮮烈な主演デビューを飾って以来、主演作が途切れることのない林遣都。丸く大きな瞳と時折見せるあどけない笑顔は、まだまだ少年の面差しを残すが、同時にどこか研ぎ澄まされたストイックな雰囲気をも併せ持つ。思えば『バッテリー』では野球を、そして『DIVE!!ダイブ!!』では飛び込み、『ラブファイト』ではボクシングと、ここ数年アスリート顔負けのトレーニングを積んできた彼。そんな林さんに「体力的にも精神的にも、一番辛かった!」と言わせてしまうのが、最新作『風が強く吹いている』で挑戦した“駅伝”だ。美しいランニングフォームを完全に習得し、孤高の天才ランナー=カケルを熱演した林さんに、ハードな撮影の日々をふり返ってもらった。「正直…走ることはあまり楽しくない(笑)」日本映画には珍しく、本作『風が〜』は夏と冬の2シーズンに分けての撮影を敢行。かなり長いスパンで1つの作品に関わることになった林さんだが、その間、やることは山積みだったとか。「夏の撮影が終わって冬の撮影まで、半年弱くらいあったんです。その期間は準備期間として使えましたけど、スタッフから渡された(筋トレなどの)メニューが尋常じゃないくらいのハードさで。毎日10km走るのは当たり前なんです。さすがに学校やほかの仕事もあったので、毎日完璧にはできませんでしたけど…。でも常にこの作品のことが頭にあって、遊んでいたとしても“こんなことしてて大丈夫なのか?”って思ってしまって、思いっきり楽しめませんでした…」。これまでの作品の役作り=体作りで相当シャープな肉体を保っている林さん。この取材当日の彼も、最近で言う“細マッチョ”な理想的体型だったが…。「撮影中はかなり痩せちゃいましたね。ボクシングをしたときは筋肉で、逆に体重が増えたりしたんですけど、駅伝…つまり“走る”ことって一番辛い。トレーニングがきつ過ぎて、食べられなくなっちゃうんです。だから体を絞りたい人は、実は走ることが一番いいんじゃないかって今回思いました。でも結果的には痩せたことが、本当の駅伝選手の体型に近づけたので良かったです。ただ走ってるときは、正直…あんまり楽しくなくて(笑)。ただひたすら走り続けているだけなので、自分の成長も分からないし飽きみたいなのも来るんです。体力的にはもちろんですけど、精神的にもきつかったですね」。だが実際の撮影では、“ランナーズハイ”も経験したという。「あのときは、気づけば相当の体力がついていたんだなと実感しました。もう止まらない!って感じで、どこまでも走っていけそうな感覚。もちろん初めての経験です」。キャストの中では最年少。しかも彼が演じたカケルは“天才ランナー”ともてはやされてきた花形選手でありながら、その性格はかなり生意気!ダメダメな先輩たちにも度々食って掛かるなど、かなり強気な男の子なのだ。「(役者の)先輩方に囲まれて、最初はやっぱり緊張しました。でもカケルも最初は浮いてるし、ちょうどよかった(笑)。カケルがなじんできたのと、僕がみんなになじんできたのがそのまんまな感じで。男だらけだったので、みんなで筋トレをしたりして楽しかったです」。周りにすごい人がたくさんいるので焦りますその中でも後に『パレード』で続いて共演することになる、ハイジ役の小出恵介さんとの出会いは大きいものがあったようだ。「本当にさすがだなと思ったのが、小出くんは夏の撮影と比べ物にならないくらい、体を作ってきたんです。ストイックな人なんだなぁと。役的にはハイジとカケルって強い絆で結ばれていくけど、僕も小出くんも実際はすごく人見知り。だけど“人見知り同士だとラクですよね。無理して会話しなくてもいいって、お互い分かってるから”って話をしました(笑)。僕は役の上でも、実際も、小出くんとは心と心が繋がってるんだと勝手に思って演じてました。実際、映画の中で見せる小出くんの走りはとてつもなくすごかった!本当に尊敬するし、憧れる役者さんです」。「走ることになると周りが見えなくなるカケルの気持ちは分かる」という言葉も印象的。「僕はカケルのような天才ではないけど、目の前にやるべきことがあると、すぐに周りが見えなくなるんです。それはお芝居だったり、こうした取材も同じで。うまく自分では切り替えをしているつもりなんですが、特にそれが作品になるとなかなか難しい…。これまで作品ごとに気持ちは切り替えてきたつもりでいたんですけど、たまに深く考え出すとデビュー作(『バッテリー』)から全く切り替えられてないんじゃないか?とか。いや、それは言い過ぎかな(笑)。でも常に、後悔と葛藤の繰り返しですよ」。一見、この上なく順調にキャリアを積んできているように映る彼。だがその内面はそんな単純なものではない。「最近は焦ってますね〜。このままではダメだ!と。周りにすごい人たちがいっぱいいるので、そういう人たちを見ているとどうしてもいまの自分に満足なんてできません。でも映画の現場はやっぱり大好きだし、落ち着くんです。控え室から映画のセットに歩いていく瞬間、いつもワクワクする(笑)。なぜだか分からないんですけど」。映画を愛し、映画に愛され続ける林さん。多いに悩んだその先には、日本映画界を牽引するような魅力的なアクターへの道が開けているはずだ。(text:Kaoru Endo/photo:Yoshio Kumagai)林遣都&小出恵介から独占動画メッセージが到着!小出恵介ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 真っ直ぐな眼差しの先■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:林遣都、ベトナム一人旅は「香草との戦い…」仕込みなしのバックパック旅行ふり返る小出恵介&林遣都から独占動画メッセージが到着!【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント
2009年10月26日TVドラマに映画に活躍する人気若手俳優の3人、林遣都と大東俊介、石田卓也が行き当たりばったりのバックパック旅行に挑戦!持ち物は、各々1日1万円の軍資金と往復の飛行機チケットのみ。彼らの7日間の旅を追った、紀行ドキュメンタリー・クリップ「7days,backpacker」が発売された。10月24日(土)、これを記念して3人によるインストアイベントが行われ、大勢の女性ファンが駆けつけた。行き先もスケジュールも自身で決めた3人。大東さんが旅先に選んだのはトルコ・イスタンブール、カッパドキア。初の海外旅行となった林さんと石田さんはそれぞれベトナム&カンボジア、インドネシア・バリ島一周の旅行を敢行した。仕込みは一切なし、通訳もいない状況で3人が揃ってまずぶち当たったのが「言葉の壁」だったという。石田さんが「電車などの乗り物がないので移動が大変だった。いろんな人に聞きまくった」と言えば、大東さんも「言葉が通じないので、無心で声を聞いて、気持ちで会話してました」と感慨深げに語った。林さんは「1〜2か月の映画の撮影をやったような達成感だった」と語るが、旅の醍醐味である「食」には苦戦したようで、「香草がダメなので、いかにそれを避けるかの戦いでした…」と苦笑い。対照的に大東さんが「カッパドキアで気球に乗るのが最終目的だったので、相当節約したが、ご飯は絶対に妥協しなかった。ケバブや郷土料理など、ハズレは一つもなかった」と語ると、林さんは心底羨ましそうな表情を見せた。それぞれいろんな思い出があるようだが、初めての貴重な経験に充実した様子を見せた3人。林さんは「(現地に)友達も出来たので、もう一度会いに行きたい」と決意を語ると、大東さんは「1週間で出来ることをやり尽くした」と達成感のコメント。石田さんも「観たら旅に出たくなると思います」も自信を持って作品をアピールした。「7days,backpacker林遣都/大東俊介/石田卓也」価格:各3,990円(税込)発売元:「7days,backpacker」Partners販売元:東宝発売中© 2009「7days,backpacker」Partners■関連作品:引き出しの中のラブレター 2009年10月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:小出恵介&林遣都から独占動画メッセージが到着!【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント小出恵介、“絆”を強調!『風が強く吹いている』完成披露に富士山もお目見え
2009年10月25日まもなく公開を迎える『風が強く吹いている』に主演している小出恵介と林遣都から、シネマカフェに向けて独占メッセージが到着した!素人同然の陸上部員たちが箱根駅伝を目指す姿を描いた本作で小出さんは、リーダーとしてメンバーを引っ張るハイジを演じた。劇中の役柄そのままに、今後、俳優としても今後の日本映画界を引っ張っていくであろう小出さん。「いろんなことを背負って走っていく男の姿は美しくかっこいい」――。25歳とは思えない(?)、渋〜い声と落ち着いた口調で映画をアピールしてくれた。いや、声だけでなく、ぐっと大人っぽさの増したその表情にも注目!林さんが演じるのは天性のスピードランナー、カケル。林さんも劇中のカケルの如く、この映画に懸けた熱い思いを真っ直ぐに語ってくれている。2人とも、この動画で垣間見せている素顔も魅力的だが、もちろん映画の中で走る姿もほれぼれするほどかっこいいのでぜひお見逃しなく!『風が強く吹いている』は10月31日(土)より全国にて公開。こちらの動画メッセージは、シネマカフェ内の「MOVIE GALLERY」でもご覧いただけます。MOVIE GALLERY小出恵介ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 真っ直ぐな眼差しの先林遣都インタビュー:coming soon■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント小出恵介、“絆”を強調!『風が強く吹いている』完成披露に富士山もお目見え目指すは箱根駅伝!『風が強く吹いている』試写会に50組100名様をご招待
2009年10月22日箱根駅伝を題材にした青春映画『風が強く吹いている』が開催中の東京国際映画祭で上映された。出演者による舞台挨拶も開催され、『ROOKIES』にも出演している若手俳優・川村陽介とソフトバンクのCMでおなじみのダンテ・カーヴァーが大森寿美男監督と共に登壇した。国際映画祭の場ということで舞台挨拶には随時、英語通訳が入るが、川村さんは海外のファンを意識して(?)、「Good evening evryone!」と英語で挨拶。逆にダンテは「みなさん、こんばんは。来てくれてありがとうございます」と日本語で語り、2人に触発されたのか、大森監督は「My name is 大森寿美男と申します(笑)」と日英ハイブリッドで語りかけ、会場を笑いに包んだ。本番、練習を含め、キャスト陣がとにかく走って走って走りまくったという本作。川村さんは「昔から短距離は好きだったんですが、長距離は苦手。ずっと不安で、トレーニングに夏合宿をやってもまだ不安がありました。走りのシーンを全て撮り切って監督の『OK』を聞くまで不安でした」とふり返った。それでもやりきれたのは「日に日にほかのメンバーが速くなっていくのを見て、『負けてられない』という気持ちになったから。それに、みんなで走ってると楽しくなってきました」と苦楽を共にした仲間の存在を強調。ダンテも「冬に走るのは寒いけど、チームと一緒だと温かかった」と語り、日本語での演技という大きな挑戦についても「日本語はいまだに難しいです。でも難しいと思えば大変なもの。楽しむ気持ちでやりました。カメラの前に立つ前に全てのセリフを100回以上は練習しています」と努力を明かした。さらに「(ランナーたちが)フィニッシュラインを越えるときの表情を見てください!真に迫っています」とアピールした。大森監督は「こうして字幕付きで、海外の方々に観てもらえる機会を持てて嬉しいです。魂がこもっています!」と呼びかけた。『風が強く吹いている』は10月31日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】友情がテーマの映画で爆笑・太田、田中を離婚ネタでイジり通す【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」
2009年10月21日人気実力ともに日本の若手俳優を牽引する存在のひとり、小出恵介が野球部員として活躍した「ROOKIES」に続いて、今度は学生駅伝の頂点、箱根駅伝を目指して走る。主演映画『風が強く吹いている』で小出さんが演じるのは、素人ランナーばかりをまとめて、無謀と思われた駅伝に挑む陸上部のリーダー、ハイジ。小出さん自身の挑戦、仲間との“絆”について語ってくれた。同年代のキャスト、いい意味でのライバル心が力に「自分にはないことだらけなんですよ(笑)。あんなに僕は懐も広くないし、あんなに器がデカくないし、全員をこうやって受け止めるっていうのは出来ないし…自分の中のそういう部分を探して、必死でハイジに近づいたという感じでしたね」。ハイジというキャラクターについて聞くと謙遜する小出さん。それでも実際スクリーンに映るハイジは、まさにハマリ役と感じてしまうほど、誰もが信頼したくなるリーダーであり、チームのまとまりはリアリティがある。「男が集まってスポーツをするというのは、やっぱり『ROOKIES』もそうでしたが、ある種ドキュメンタリー的な要素がすごく出てきますね。みんな実際一緒に練習に励んだり、一緒につらい思いをしたりしているので。今回もすごく大変でしたけど、その分頑張れたという部分もありました。『アイツが頑張っているんだから、俺も頑張んなきゃ』っていう気持ちって、すごく大切ですよね。特に同年代ですし、いい意味でのライバル心もあり、そういうのが力になるんだなって改めて思いました」。もちろん、本作のキーは「走り」。「最後に走ってる姿で、観てる人が一緒に嬉しくなり、一緒に感動できなきゃダメだと思ったんです。実際に走るのは僕たちなので、ちゃんと走りを練習して、ちゃんと走る姿で感動を届けられなきゃなって思いました」と小出さんが話す通り、全員の見事な走りによって、観客はドラマに引き込まれていく。そのための練習はとにかくハードだった、とふり返る。「昨年の夏に最初の撮影があったのですが、その前にみんなで合宿をしました。白樺湖での高地トレーニング。朝から晩までずっと走りっぱなし。合宿以外ではみんなで集まって練習するときもあれば、スケジュールが合わないときは個人個人で練習することも。撮影中も朝や合間にみんなで走ったりしていましたね」。何か大きな一歩を踏むために走る特に冬の撮影は何よりもつらかったそう!「冬の朝の6時くらいから、すっごく寒いけどジョグして温めて、体作って、本番走って。で、また次の本番まで時間があるので、一回冷えた体をまた温めて…っていう、その繰り返しなんですよね。最後、体はボロボロになってました」。また、本作のもう一人の主役、天才ランナー・カケルを演じる林遣都さんとの掛け合いも大きな見どころだ。「林くん自身が一生懸命にカケルという人間と向き合っていたので、僕はもう安心しきっていました。彼はカケルをすごく頑張って、カケルになりきって真っ直ぐ向かってきますし、僕は割と受け止める立場の役だったんですけど、それをビシビシ感じるのは気持ち良くて、掛け合うのが楽しかったです。本当に一生懸命で真っ直ぐな俳優さんですね」。本作を通じて、「男が何かを背負って走ってる姿は美しい」ことが伝わるはず、とインタビューを熱い思いで締めくくる小出さん。実際に自身、いままでは「テレビがついていたら見る」レベルだった箱根駅伝に対して、見方が大きく変わったという。「この間、ある大学の合宿にお邪魔して見学をして、学生たちと話したんですが、僕が想像していたより何倍も走ることに懸けてる思いは強い。改めてカッコイイな、と思いました。(映画の中の)このメンバーもそうですが、走ることを生きがいとしてるわけじゃなくて、自分の人生の中で、何か大きな一歩を踏むために走ってる。それが感動につながるんですよね」。(photo:Yoshio Kumagai)小出恵介ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 真っ直ぐな眼差しの先■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント小出恵介、“絆”を強調!『風が強く吹いている』完成披露に富士山もお目見え目指すは箱根駅伝!『風が強く吹いている』試写会に50組100名様をご招待小出恵介がジャック・バウアーの声であのお兄さんを熱血指導!劇場マナー広告が完成走った!吐いた!小出恵介&林遣都、鍛え上げられたランナーの肉体美をアピール!
2009年10月19日今年で22回目を迎える東京国際映画祭が10月17日(土)、東京・六本木ヒルズで華やかに開幕した。約270本もの作品が上映される、アジア最大級の映画の祭典。そのオープニングにふさわしく、各上映作品のキャストや監督等、総勢300人以上のゲストが映画ファンの大歓声を浴びる中グリーンカーペットを歩き、開幕に華を添えた。ゲストの先頭をきったのは、特別招待作品『アバター』のキャスト&スタッフ。ジェームズ・キャメロンが手がける3D超大作として大注目の本作、映画祭では完成前のスペシャル・プレゼンテーションという貴重なイベントのために、『ターミネーター4』で人気急上昇のサム・ワーシントン、ヒロイン役のゾーイ・サルダナ、そして『エイリアン4』以来11年ぶりの来日となる名女優シガニー・ウィーバーらが来日してくれた。サムは沿道からのサインに応えるファンサービスも見せるなど、ハリウッド俳優陣の登場に会場は一気に盛り上がった。もちろん、日本人俳優も多数集結。『天使の恋』で共演する佐々木希と谷原章介、『僕の初恋をキミに捧ぐ』で切ない恋を演じる井上真央と、ドラマにCMにひっぱりだこの岡田将生、『大洗にも星はふるなり』の山田孝之、戸田恵梨香ら人気の若手俳優たちが登場するたびに大歓声があがった。特に、広末涼子、中谷美紀、木村多江の3人の美人女優を揃えた『ゼロの焦点』チームは全員グリーンのカーペットに映える真っ赤なドレスに身を包み、視線を集めた。対照的に男ばかりのキャスト10名が並んだ『風が強く吹いている』チームは、小出恵介、林遣都はじめ陸上部10人全員が劇中同様のジャージ姿で登場し、この日一番の黄色い声援を浴びていた。トリを飾ったのは、映画祭のオープニング作品、『オーシャンズ』の面々。ジャック・ペラン&ジャック・クルーゾー監督に加えて、本作のナレーションで出産後の初の本格映画復帰を果たした宮沢りえ、そしてテーマソングを歌う平原綾香と藤澤ノリマサが登場し、宮沢さんは「未知なる世界は本当に素晴らしい」と本作の魅力を語った。さらに、鳩山由紀夫内閣総理大臣と幸夫人も応援に駆けつけ、先日の米国訪問各地では何度も『おくりびと』が話題になったことにも触れながら、「映画は政治以上に人々意識を変える力を持っている」と会場に呼びかけた。第22回東京国際映画祭は10月25日(日)まで、六本木ヒルズにて開催される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー
2009年10月17日行定勲の指揮の下、藤原竜也に小出恵介、香里奈ら旬の俳優陣を配し、同じマンションの一室に暮らす男女の日常が少しずつ歪んでゆくさまを描いた『パレード』。日本での公開に先駆けて10月14日(水)、韓国で開催中の釜山国際映画祭にて本作のワールドプレミア上映が行われ、行定監督と主演の藤原さんに加え、原作者の吉田修一が揃って登壇し、一足早く韓国の映画ファンに映画をアピールした。同映画祭の常連でもある行定監督を筆頭に、『デスノート』シリーズなどで熱い支持を受ける藤原さんに、著書のほとんどが韓国で翻訳されている吉田さんと、韓国での知名度と期待値が高い3人ということもあり、12日から3日にわたり行われた本作の上映会では、約500人収容の会場チケットが即完売となる大盛況ぶり。登壇前日に大量のお酒で歓迎されたという藤原さんは、笑顔で「日本で非常に大変な思いをして出来た作品なので、上映できてうれしいです」と挨拶した。映画化の話以前から、8年来の親交があるという行定監督と吉田さん。監督曰く「同じ九州出身で、同じタイミングで上京し、同時代を生きている。同じ東京の捉え方、(東京に対する)皮膚感を持っていた」というのが本作。今回の映画化に関しては吉田さんから一任されたそうで、「吉田さんに言われたのは、原作(小説)を読んでテーマを抽出するのが監督の仕事、という言葉。ある意味、吉田さんからの挑戦状だったと思います」とふり返った。一方、藤原さんは先ほどの「大変な思い」について突っ込まれると、「行定監督は、自分、スタッフが納得するまで1カットも決して妥協しない方です。以前から強烈に行定監督と仕事がしたかったので、光栄でした。一瞬たりとも気を抜かない監督についていけました」とコメント。これに対し、監督は「藤原くんは身体力、演技力がとても優れた俳優。しかし今回は、そのほとんどを抑制したので大変だったと思う。その抑制した演技で何ともない青年を演じることにより、効果的なラストシーンが出来上がった」と称賛の言葉を贈った。また、吉田さんからも「犯罪が絡む映画ではありますが、演者の品格、色気がすごくうまく表現出来ている」との太鼓判が。最後に、行定監督から「一見、青春映画に見えますが、僕は恐怖の映画だと思っている。その恐さが何かをスクリーンで確認してください」と呼びかけ、会場の熱気は最高潮に至った。『パレード』は2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:パレード 2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:林遣都が金髪の男娼に挑戦!吉田修一原作『パレード』画像初公開小出恵介らの姿も
2009年10月15日映画『キラー・ヴァージンロード』の初日舞台挨拶が9月12日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、初監督となった岸谷五朗とW主演の上野樹里と木村佳乃、共演の寺脇康文、小出恵介らがコミカルなトークを展開した。本作は、結婚式前日にアパートの大家を誤って殺害してしまったひろ子(上野さん)が、偶然知り合った自殺願望を抱く福子(木村さん)と共に逃避行を繰り広げるブラックコメディ。満場の観客に迎えられた岸谷監督は「ようやく産声をあげ、映画が幸せな思いをしています。今回、自分は出なかったんですが、役者ってすごいっていうことを改めて目の当たりにしました」と感慨深げ。だがキャスト陣について語り出すとトーンが一転し、「樹里と佳乃は振り切り過ぎ。振り切る女優の凄さを見せつけられました」とツッコミ口調に。すかさず木村さんは「振り切ったつもりはないです」、上野さんも「普通だよね」と切り返し。初共演の木村さんについて「現場では2人で行動していたんです。2人で成長した感じ。とにかくニヤニヤしているんですよ。あたしが普通にしていてもおかしいみたいで…」と天然キャラ全開で語る上野さんに、岸谷さんは「そりゃみんな、おかしいと思っているよ。なんか楽屋の会話みたいになっちゃってすみません」と主演女優のトークにやんわりダメ出ししてみせ、観客の笑いを誘った。さらに、小出さんが「監督から『物語のキーを握る役だから』と言われ、意気込んで行ったら撮影は1日だけでした」とトボケ気味に話すと、岸谷さんは「この小出のイメージが欲しかった」とニヤリ。岸谷さんと25年来の付き合いのある気心の知れた仲で、今回、カツラをかぶり怪演を見せている寺脇さんには「『相棒』で間違った(かっこいいイメージの)方向に行っていたので、それを修正しようと。本気で寺脇の凄さを表せるのは俺しかいない」といたずらっ気たっぷり。寺脇さんは「五朗の映画じゃなかったらここまでやらない。(岸谷さんの)愛情というより暴力です。出なきゃ殴られるって感じでした」と仲の良さ(?)をうかがわせた。一方、この日は岸谷さんらの所属事務所アミューズの新人タレントで、30日間かけて47都道府県を回る本作の宣伝行脚をしてきた福田彩乃も来場。ボロボロになったキャリーケースを引きながら「チケットを727枚売りました」と達成感から笑顔ながら大粒の涙をこぼす一幕も。その福田さんに対して岸谷さんは、本作のビジュアルがプリントされた新品キャリーケースをプレゼントし、苦労をねぎらうと思いきや「もう1回行っといで。そうしたらまた727枚ね、フフ」と鬼監督ぶりを発揮していた。『キラー・ヴァージンロード』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、上野樹里を「役の言葉で喋れる女優」仲良し寺脇は“脇役賞”?上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月12日“予想ガイ”なお兄さんを小出恵介=ジャック・バウアーが叱責!?メンバーの大半が陸上未経験者という寄せ集めの弱小の大学駅伝部が、一丸となって大学駅伝の晴れの舞台、箱根駅伝を目指す姿を描いた青春映画『風が強く吹いている』が10月31日(土)より公開される。某携帯電話のCMにおける“お兄さん”役で、すっかり日本のお茶の間になじみの顔となったダンテ・カーヴァーが、留学生役として本作に出演しているが、ダンテと主演の小出恵介による、映画館でのマナー向上を訴える広告動画がこのほど完成、本作のオフィシャルブログやyoutube上の「松竹チャンネル」、mixi動画で公開され、話題を呼んでいる。『風が強く吹いている』でダンテは丁寧な日本語を話す留学生・ムサを演じているが、こちらの広告動画では、そのムサが奇妙な和風の出で立ちで日本の映画館を訪れ、「日本ノ映画館ノマナーハ、厳シイデスネ」と漏らす。そこに登場するのが、駅伝部のキャプテン・ハイジ役の小出さん。「基本のマナーを守ればいいんだ!」と、携帯電話や騒音などの迷惑行為の禁止を力強く訴える……のだが、注目すべきはこの小出さんの声が、小出さん本人のものではなく、ドラマ「24」のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の吹き替えでおなじみの声優・小山力也さんの声で吹きかえられている点!ダンテの丁寧な日本語と、なぜかジャック・バウアーの声を持った小出さんのマナー熱血指導のギャップに爆笑必至。これを見たらマナーを守らずにいられない?こちらの広告動画は全国31の劇場にて上映される予定。『風が強く吹いている』は10月31日(土)より全国にて公開。『風が強く吹いている』オフィシャルブログ■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:走った!吐いた!小出恵介&林遣都、鍛え上げられたランナーの肉体美をアピール!小出恵介、女子マネの声援求む!林遣都は快走披露『風が強く吹いている』撮影快調
2009年09月09日芥川賞作家・吉田修一の作品の中でも、ファンの間で特に高い人気を誇る「パレード」(幻冬舎文庫刊)が豪華キャストを揃えて映画化される。このたび、本作の画像が初めて公開され、物語の鍵を握る男娼・サトルを演じる林遣都の金髪姿も初めて明らかになった。原作小説は2002年に発表され、第15回山本周五郎賞を受賞。同じ年に発表された「パーク・ライフ」が第127回芥川賞を受賞し、物語性を重視した作品に贈られる山本周五郎賞と純文学に対して贈られる芥川賞のW受賞ということで大いに話題となった。物語は、上辺だけの付き合いを「ちょうどよい」と感じる現代の若者たちが、都内のマンションでルームシェアをする姿を描いた群像劇。決して重くない空気感の裏に隠された人間心理の恐ろしさが映し出される。映画会社に勤務する直輝に藤原竜也、イラストレーターの未来役を香里奈、フリーターの美女・琴美を貫地谷しほり、そして大学生の良介に小出恵介と人気の若手俳優陣が顔を揃えている。“本当の自分”を装った、この4人の優しくも怠惰な共同生活に新たに加わるのが、林遣都が演じる金髪の男娼・サトル。時を同じくして彼らの住む街では連続暴行事件が発生し、彼らの日常に少しずつ波紋が広がり始める…。いずれのキャストも話題を集めそうだが、特にデビュー作『バッテリー』以来、『DIVE!!ダイブ!!』、『風が強く吹いている』など爽やかなスポーツ映画への出演が続いていた林さんが、男娼という難役に挑戦しているのは注目!監督を務めるのは、『GO』や『クローズド・ノート』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など原作ものの映画化に定評のある行定勲。以前より吉田さんとは親交が深く、吉田さん自身「多くの映像化の企画があった中で、最終的に最高のスタッフとキャストで動き出した映画『パレード』に力強さを感じています」と期待のコメントを寄せている。果たして彼らにとって、この2LDKはどのような場所なのか――?『パレード』は2010年春、渋やシネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:パレード 2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会
2009年08月08日公開後47日間で640万人を動員、洋画、邦画あわせて2009年に公開された映画の中で来場者数断トツの1位を突っ走る『ROOKIES -卒業-』。この大ヒットを記念して、7月16日(木)、先日、入籍を発表したばかりの佐藤隆太が福岡、大阪、名古屋、東京の4大都市を1日で回る舞台挨拶ツアーを敢行した。佐藤さんにとって結婚報告後、ファンの前に姿を現すのはこれが初めて。お台場のシネマメディアージュに佐藤さんが姿を見せると、客席からは大歓声と拍手と共に、あちこちから「おめでとう!」という声がわき起こり、中には手作りで「結婚おめでとう」と書かれたボードを掲げて祝福するファンの姿も見られた。佐藤さんは満面の笑みを浮かべ「正直、ドキドキしていましたが、みなさんに『おめでとう』と言っていただけて本当に嬉しいです。本当は、僕の方からみなさんに(『ROOKIES』の大ヒットについて)『ありがとうございます』と言わなくてはいけないところなのに…」と語り、何度も「ありがとうございます」と客席に向けて頭を下げた。この日は佐藤さん一人での挨拶となったが、ニコガクメンバーたちからは佐藤さん宛てにお祝いのメッセージが。エースの安仁屋役の市原さんからは「おめでとうございます!何があったって“すべては経験”、人生は前にしか進まないもので、これからは2人で悲しみや苦しみは半分に、楽しみや嬉しいことは倍に、いつまでも良きパートナーとして、笑い合える、2人で温かい家庭を。そして何より隆太くんの活躍と健康を祈ってます。俺は、隆太くんからいろいろなことを学びました。ありがとうございます。力不足だけど、何か合ったら力になりたいと思います。兄貴!!本当に、本当におめでとうございます!!BIG PEACE!!」という力強い祝福の声が届いた。キャプテンの御子柴を演じた小出恵介は「隆太くん、ご結婚おめでとうございます。また一つ、大きなものを背負い、でかい男になるんですね。いいなー。焼酎たまったらいつでもまた減らしに行きますよ!」と温かい祝福の言葉を贈った。この2人以外にもメンバーひとりひとりから佐藤さんにメッセージが届いており、佐藤さんは心から嬉しそうな表情。佐藤さんは、「ここにもみんなで来たかったんですが、あいつら、みんな人気者でとにかく忙しいんですよ。『僕らは行けないけど、支えてくださったみなさんに、隆ちゃんから僕らの分までありがとうとお伝えください』という言葉をあいつらから預かっています」と今度は佐藤さんが、メンバーから預かったメッセージを観客に届け、拍手がわき起こった。メンバーからのメッセージだけでも佐藤さんにとっては十分なサプライズだったようだが、この後、さらなる驚きが!佐藤さんに宛てて、本作の企画プロデュースを務めたTBSの石丸彰彦から直筆の手紙が届けられた。「親愛なる佐藤さんこのたびの逆転満塁ホームラン、本当におめでとうございます」という結婚への祝福の言葉で始まるその手紙には、2人の出会いから1年半にわたる“戦い”、『ROOKIES』への思い、そして今後への激励が綴られており、「この1年半、僕にとっては『ROOKIES』が夢であり、佐藤隆太が夢でした」という言葉に、佐藤さんは目を潤ませ、客席に背中を向けて天井を見上げた。そして声を詰まらせながら「ありがとうございます」という言葉をしぼり出した。舞台挨拶に関しては、映画公開後も幾度か行われてきたが、佐藤さん曰く「今回がおそらく最後」とのこと。だが、本作は夏休み中も公開が続けられることが決定しており、さらにヒットが続けばもう一度メンバー一同がそろうかも?『ROOKIES−卒業−』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会■関連記事:まだまだ見納めは早い?ニコガクメンバー、あまりの仲良さに草野球チーム発足!『ターミネーター4』10億超スタート!梅雨真っ只中の興行戦線やいかに?ユニフォームも見納めニコガク野球部、涙と笑顔の「ゴー・ニコガク・ゴー!」で卒業ニコガクメンバーの男泣きあり!熱唱あり!『ROOKIES』完全燃焼の前夜祭『ROOKIES』総結集にファン卒倒寸前!最後はやっぱり「ゴーニコガクゴー!」
2009年07月17日直木賞作家・三浦しをんによる人気小説を原作に、陸上未経験者が大半を占める寄せ集めの大学陸上部が、学生ランナーの夢の舞台である箱根駅伝出場を目指すというドラマを描いた青春映画『風が強く吹いている』。10月31日(土)に公開を迎える本作の完成報告記者会見が7月15日(水)に、箱根駅伝のスタートおよび最終ゴール地点である東京・大手町の一角で行われ、主演の小出恵介を始め、林遣都、中村優一、川村陽介、斉藤慶太、斉藤祥太、ダンテ・カーヴァー、橋本淳、森廉、内野謙太ら10名の寛政大学陸上部員と大森寿美男監督が出席した。故障を抱え、一度は走ることをあきらめるも再び箱根を目指すことを決意する、寛政大学陸上部の中心的存在であるハイジを演じた小出さん。撮影をふり返り「本当に寒い時期に、朝から走って、走って、走って…結構過酷でした。夏には合宿を行ったんですが、狭い部屋にみんなで雑魚寝して、一緒に風呂に入ったりご飯を食べたりして、そうした経験が結束力を強めたと思います」とチームの絆の強さを強調した。だが、練習は相当ハードだった模様で「結構、吐いてました」という。「夏に僕自身、一度体調を崩して入院したことがあったんですが、退院して歩くのもままならない内に練習がスタートしたんです。最初に代々木公園で、炎天下に5キロ走ったときは…草むらにうずくまってました」と明かした。そして、撮影を通じて「タスキを渡すという重み、素晴らしさを感じることができました」と感慨深げに語った。二浪一留で、陸上部の中では一番年上。ヘビースモーカーの“ニコチャン”に扮した川村さんは小出さんとは『ROOKIES』に続いてチームメイトを演じることに。「ニコチャンという名はニコチンから来てます。タバコを吸ってたヤツが箱根を目指す、走るってどうなんだろうとも思いましたが(苦笑)、そこに至るまでの変化の過程、ギャップを楽しんでいただけたらと思います」と語った。“あの”CMですっかり知名度を得たダンテさんは、アフリカからの国費留学生ながらも陸上未経験のムサを演じた。ちなみに、ダンテさん自身は元々短距離ランナーで、100メートルで10秒台の記録を持つスプリンターだったとか。「(撮影は)すごく楽しかったです。スタッフもキャストのみんなもすごく優しかったです。この映画を観たら、走りたくなります」とアピールした。陸上部の良心とも言うべき存在である“神童”に扮した橋本さんは、トレーニングによる変化を尋ねられ「走ったことで細い筋肉がついて、みんな、すね毛さえなければ女性モデルよりもきれいな下半身になったと思います(笑)」と自信ありげにコメント。そして、陸上部のエースであり、高校時代に事件を起こして陸上から遠ざかるまでは“天才”の名をほしいままにしていた天性のランナー、カケルを演じた林さんは「箱根駅伝に対して、失礼のないようにという思いで、本当に箱根に挑むような気持ちで臨みました」と真摯な表情で語った。実は林さんは、練習に参加していた大学の駅伝部から「映画が終わったらうちに通えば?」とオファーを受けたとか。「本当は走るのは好きではないので」と照れくさそうに語ったが、厳しい練習の最中に、いわゆる“ランナーズハイ(長時間走り続けることで気分が高揚してくる作用)”の状態に陥った体験も告白。「快感で、足が自動的に回転するような感じで、どこまでも行けそうな気になりました」とふり返った。さらに「僕はみんなと比べても体が細いんですが、そこから生まれた奇跡的な腕の筋は、自慢できるポイントです」と肉体美をアピールした。在学中に司法試験にも合格した理論派の秀才・ユキを演じた森さんは「(箱根駅伝は)日本の大事なイベントであり、それに恥じないようにみんな一丸となってがんばりました」と語った。クイズ番組が大好きな雑学王、その名も“キング”を演じた内野さんは、これまでほとんど運動経験がなかったそうだが「走ったことで、ガニ股が治りました(笑)」と意外な効果を明かした。中村さんが演じたのは“王子”。その名の通りの甘いマスクを持ちながらも、興味があるのは漫画だけというオタクで、部内では一番の運動音痴の存在。「爽快感のある映画に仕上がっています。部員たちが成長していく過程を見ていただければと思います」と語った。中村さんは撮影を通じて走りまくったことで「体調が良くなりました」とニッコリ。ちなみに、メンバーの多くが撮影が終了したいまも走ることを続けているという。双子の兄・ジョータを演じた斉藤慶太さんは「最初は長かった5キロが、『5キロってこんなものか』と思える距離になりました」と成長を実感している様子。映画では、本来弟の慶太さんが兄のジョータを、祥太さんの方が弟のジョージを演じたが、祥太さんは「兄と弟の関係が逆ですが、全く気にならなかったです。走りに関しては、みんなが自信を持って『走った』と言えます」と力強く語った。大森監督は映画について「現場は過酷で『役者はいま、吐いてます』という報告が何度もありました。走りも、演技も自然体で素晴らしく、素敵な映画になっています。その場に本当にいるような臨場感と人が走る、人とつながるというシンプルな美しさを描きました。映画の中で登場人物たちが過ごす時間、味わう感動、感じる風を映画を観た人にも体験してもらえると思います」と自信のほどをうかがわせた。『風が強く吹いている』は10月31日(土)より全国にて公開。■関連作品:風が強く吹いている 2009年秋、全国にて公開■関連記事:小出恵介、女子マネの声援求む!林遣都は快走披露『風が強く吹いている』撮影快調
2009年07月15日