2020年11月現在も猛威を振るう、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。産経ニュースによると、同月25日、東京都でのコロナウイルスの感染者は新たに400人を超え、同月24日に引き続き緊急事態宣言解除後の最多を更新しているとのことです。コロナウイルスの感染者急増に伴い、小池百合子東京都知事は『5つの小』を提唱。会食時に注意するポイントとして、『少人数』『できれば小1時間』『小声』『料理は小皿』『小まめなマスク・換気・消毒』を呼びかけました。鬼龍院翔「ひっそり呟かせて頂きますが…」同月25日、エアーバンド『ゴールデンボンバー(通称:金爆)』の鬼龍院翔さんがTwitterを更新。小池都知事の提唱に補足するよう、コロナ禍における心がけについて次のように提言しました。誰か言ってくれるかなと思ってたけどどうやら無理っぽいのでひっそり呟かせて頂きますが…もし会食をする場合は小声で行なうことを促すのと併せて店内のBGMが大きいお店は音量を下げてネ♡って誰か偉い人が言ってくれないかな…(小声)自分で店員に言えよって話かもだけど性格上絶対に言えない— 鬼龍院翔(ゴールデンボンバー) (@kiryuintw) November 25, 2020 「会食時の提唱と併せて店内のBGMの音量を下げることも伝えてほしい」という、鬼龍院さん。飲食店によりますが、鬼龍院さんのいう通り小声で話すとなると、店内のBGMの音量によっては相手の言葉が聞き取りにくくなる可能性があります。「自分の性格上、店員に直接伝えることができないから」と、発言力のある人に広めてほしいと訴えました。鬼龍院さんの提言を見た人々からは、共感と称賛の声が寄せられました。・確かに!店内のBGMが大きいとさらに大きな声を出さないと、相手に聞こえないんじゃないかって思ってしまうので、いい声かけだと思います。・分かります。小声で話すのであれば、BGMの音量を下げないと聞こえないですよね。そして、私も店員に直接伝えられる自信がない…。・私は遠慮なく店員にお願いしちゃいますが、いえない人もいますものね…。鬼龍院さんの優しさ、素敵だと思います。「コロナウイルスの第3波が到来しているのではないか」ともささやかれる、同年現在。これ以上感染者を増やさぬよう、不要不急の外出を控えつつ、一人ひとりが可能な限りの感染対策を行いたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月26日アンセル・エルゴート主演、東京の闇社会を追ったアメリカ人記者の実話を基にした「TOKYO VICE」(原題)がWOWOWにて独占放送決定。日本から渡辺謙や菊地凛子らも参加する本作から、アンセルとマイケル・マン監督のコメントが到着した。本作は、全国新聞初の外国人記者として東京のアンダーグラウンドを駆け巡った著者ジェイク・エーデルスタインの原作「トウキョウ・バイスアメリカ人記者の警察回り体験記」の設定を基としたフィクションドラマ。新人が最初に受け持つ仕事、警察担当の記者として“外国人”というアウトサイダーの立場をも逆手にとり、東京の裏社会に接し、スキャンダルをつかんでいく――。ドラマの撮影が東京都内で行われることから、先日11月12日には、人気TVシリーズ「特捜刑事マイアミ・バイス」(84~89)の製作や、監督賞ほかアカデミー賞7部門にノミネートされた『インサイダー』、『ヒート』『コラテラル』といった作品で知られるマン監督と、アカデミー賞受賞のジョン・レッシャー(エグゼクティブ・プロデューサー)、マン監督作品に参加するのは8作目となるジャニス・ポーリー(ロケーション・スーパーバイザー)らが都庁を表敬訪問。小池百合子東京都知事と面会し、「素晴らしいシューティングができるよう、東京都としても様々なお手伝いをしたい」とバックアップを約束された。ハリウッドの超大作ドラマシリーズが日本で撮影されるとあって、早くも話題となっている。アメリカでは映像配信サービス「HBO Max」で2021年中に配信予定、日本ではハリウッドとの初の共同制作ドラマシリーズを手掛け、日本国内の全権利を持つWOWOWが独占放送する。第1話を手掛けるのはマン監督で、今週より東京都内で撮影開始。出演キャストには『ベイビー・ドライバー』でゴールデン・グローブ賞にノミネート、スティーヴン・スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』に主演するアンセル・エルゴート。日本からは渡辺謙や菊地凛子らの参加が決定している。マイケル・マン監督 コメントWOWOWはこれまでも素晴らしいサポートをしてくれており、WOWOWが日本でこの作品を独占放送することになってとても嬉しく思っています。私たちは90年代終わりの大都会東京の本当の姿を浮き彫りにした作品を作りたいと思っているので、日本の皆さまにそういった部分も楽しんでもらえることを期待しています。アンセル・エルゴート コメント「TOKYO VICE」が日本で放送されることが決まってとても嬉しいです。東京は個人的にも大好きな都市の一つだったので、ここで撮影できることはすでに素晴らしい経験となっています。また、東京という都市も作品の中で重要な役割を演じているので、この作品を日本の皆さまに見ていただくことが待ちきれません!ストーリー日本の大学を卒業し、日本式の新卒就職活動を経て大手新聞社に外国人として就職した主人公が警察担当となり、そこで出会った裏社会とも不思議な関係性を持つ刑事と絆を深めていく。その刑事との家族ぐるみの付き合いや関係性を通じて、日本特有の文化や、日本の企業独特の組織構造を経験する。一方で外国人という特性も生かしながらネタをつかみ、捜査協力を行ううちに、様々なアンダーグラウンドの世界へと巻き込まれる。新聞記者としての特ダネへのこだわり、日本の新聞社の文化、裏社会との取引、警察官でありながら捜査情報を流す者、それを取り巻くものたちが複雑に絡み合っていく……。「TOKYO VICE」(原題)はWOWOWにて独占放送。(text:cinemacafe.net)
2020年11月24日新型コロナウィルス感染拡大の第3波が懸念されるなか、菅義偉首相(71)は11月21日に「Go Toキャンペーン」の運用を見直す考えを示した。「Go Toトラベル」では、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止に。「Go Toイート」では、プレミアム付き食事券の新規発行やポイント利用の一時停止するなど都道府県知事に求めている。しかし具体的な期間やキャンセル料といった事柄については、これから定めていくという。「分科会から強いメッセージを受け、政府が対応に動いたのは11月20日の夜。キャンペーン開始前に、万が一の対策が立てられていなかったことが露呈しました。さらにどの都道府県を対象除外にするかどうかは、各知事の判断任せ。知事会も『丸投げしないで』と困惑しています」(全国紙記者)そんななか、松本人志(57)や“ひろゆき”こと西村博之氏(44)による「おひとり様」の提案が注目を集めている。「Go Toイート」について政府は、「原則4人以下」での飲食を要請。また東京都の小池百合子知事(68)は、会食時の対策として「少人数」「小声」「小一時間」「小皿」「小まめ」の“5つの小”を呼びかけた。どちらも複数人で食事することが前提となっている。ひろゆき氏は21日放送の『NewsBAR橋下』(ABEMA)で、「Go Toイート」について「予約1人で取れればいいと思うんですよね」とコメント。「要は2人とか3人とか、複数になるから飲み会とかで騒ぐわけで」と説明し、「全員1人客にすればすごい静かだと思うんですよね」と述べた。松本も22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「ずっと言い続けるんですが、おひとり様をやれ!って言ってるんですよ」と強調。「1人ならしゃべらないから大丈夫だし。家でご飯食べてるのと一緒ですからね」とし、「でもちゃんとレストランなりにお金を落としていくわけやから」と経済面でのメリットも主張した。ネットでは賛同の声が広がっている。《松ちゃんもひろゆき氏も言ってるけどGoTo関連はお一人様を優遇して!》《そうだと思う。経済を止めるわけには行かないし、感染を広げるわけにも行かない。個人で充分に予防して、意識しながら行動するしか無いよね》《大賛成です!コロナ対策と経済両方を考えるなら当然ですよ。もういい加減「お一人様イコール寂しそう」という概念は変えないと》果たして、国民の声は届くのだろうか。
2020年11月23日俳優の小池徹平がYouTube公式チャンネル「小池さん家の『てっちゃんねる』」を開設し、11日より配信を開始した。普段から趣味で動画を撮っている小池が、プライベートの遊びから、世の中の気になること、YouTubeでしか出来ないことを配信していく。小池は、「今回、自粛期間で自分と向き合う時間をしっかりととることができ、今何ができるのだろう? と考えた結果、この度、新たな試みとしてYouTubeチャンネルを開設させて頂くことにしました」ときっかけを明かし、「テレビや舞台では普段観られないような一面や、チャレンジしていきたいこと、また世の中事として僕が発信していきたい情報など、様々な動画をどんどん公開していきたい」と意気込みを語った。12日現在、チャンネル開設を報告した「#0 小池徹平より皆様にご報告があります。」と、思い出の地で弾き語りを披露する「#1 小池徹平 ここから始まるYOUTUBE 路上ライブ」の2本が配信され、公式Twitterアカウントも開設されている。
2020年11月12日女優やタレントとして活躍する、小池栄子(こいけ・えいこ)さん。映画やドラマで見せる演技力はもちろん、バラエティ番組でのトーク力も見事なことから、男女問わず多くの人から支持されています。そんな小池栄子さんの夫の職業や結婚、馴れ初め、スマートフォンのアプリゲーム『ONE PIECE トレジャークルーズ(通称・トレクル)』にはまっていることなど、さまざまな情報をご紹介します。小池栄子と旦那の馴れ初めは?小池栄子さんは、2007年に元プロレスラーの坂田亘(さかた・わたる)さんと結婚しています。小池栄子と坂田亘プロレスをしていただけあって、色黒でガッチリとした男らしい体格ですね。総合格闘技イベント『PRIDE(プライド)』のメインキャスターを務めたこともある小池栄子さんは、大の格闘技好き。たまたまプロレス観戦に行った際、試合に登場した坂田亘さんにひと目惚れし、そこから猛アタックを仕掛けます。そこから約5年の交際を経て、めでたくゴールイン。結婚会見では幸せそうな笑顔を見せ、たくさんの人から祝福されています。小池栄子の旦那、坂田亘の職業は?小池栄子さんの夫・坂田亘さんは2020年現在、株式会社『e-PRODUCTION』の社長を務めています。同社は妻・小池栄子さんの所属事務所でもあり、公私ともにパートナーとして助け合っています。この度、小池栄子はPRIDEからRIZINと長く続けさせていただいたメインキャスターを卒業する事になりました!関係者の皆様、格闘技ファンの皆様、長い間ご声援ありがとうございました!心より感謝申し上げます。( ̄^ ̄)ゞ pic.twitter.com/JTMfZx8pbl — 坂田亘 (@sakata_wataru) April 14, 2017 そんな坂田亘さんは高校時代に極真空手を経験し、卒業後『アニマル浜口レスリング道場』に入門。1993年に格闘技団体『リングス』に入団すると、1994年11月の鶴巻伸洋戦で総合格闘家としてプロデビューを果たします。1996年に『UWFインターナショナル』より移籍してきた田村潔司さんに師事。そこから『リングス』には2001年6月まで所属しています。同年7月に『坂田道場』を設立するとともに『EVOLUTION』を結成。プロレスラーとして活躍する一方で、数々の大きな大会に出場し、注目を集めます。そして2016年の大晦日に行われた『RIZIN』で引退。ツイッターではファンに感謝を述べ、改めて引退を宣言しています。明けましておめでとうございます。大晦日のRIZIN、会場やTVでご覧になって下さった方々、どうもありがとうございます。残念な結果ではありましたが試合前の宣言どおり引退致します!— 坂田亘 (@sakata_wataru) January 2, 2017 坂田亘はトレクルで海賊王を目指す?坂田亘さんはスマートフォンゲーム『ONE PIECE トレジャークルーズ』、通称『トレクル』にハマっているそうで、2017年4月9日に更新したツイッターでは「レベル355」と告白しています。僕はトレクルユーザーです。海賊王になる為に冒険を続けます!因みにLevelは355— 坂田亘 (@sakata_wataru) April 9, 2017 『バンダイナムコエンターテインメント』が開発したこのゲームは、大人気アニメ『ONE PIECE』の世界観をもとにした新感覚タップRPG。【トレクル運営より6/6】今後のトレクルもさらに盛り上がっていきますので、お見逃しなく!次回の「インフォメーションレター」をお楽しみに! #トレクル pic.twitter.com/znS8nw2oGe — ONE PIECE トレジャークルーズ (@ONEPIECE_trecru) September 20, 2020 ルフィやゾロ、バギーなどのキャラクターを冒険で育成し、自分だけの海賊団を作ります。2020年10月の時点で、同ゲームは1億回ダウンロードされました。坂田亘さんを始め、多くの人に愛されていることが分かります。もしかしたら妻の小池栄子さんもこのゲームで遊んでいるかもしれませんね。小池栄子、旦那の愚痴をこぼす小池栄子さんが、2020年1月10日放送のトークバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演。夫への愚痴を語り、話題になっています。今夜9:55〜放送『ダウンタウンなう』明けましておめでとうございます藤原竜也元ヤン?私服がダサい?プライベートを豪華共演者が暴露!小池栄子結婚13年夫婦でグチ合戦!田中みな実と女のバトルも今年も宜しくお願いします #fujitv #ダウンタウンなう #本音でハシゴ酒 pic.twitter.com/yPU0M7ZHwB — 【公式】ダウンタウンなう (@cx_downtownnow) January 10, 2020 まず、1つ目の愚痴が「とにかく口が悪すぎる」というもの。その内容は「寝顔がネコブタみたいだな」や「気持ち悪い」といったショッキングなものでした。普通の女子がいわれたら、(田中)みな実ちゃんとかがいわれたらショック受けるような。「寝顔がネコブタみたいだな」とか。家の中でたまたま、彼が私が帰ってきてるのを気付かずに廊下を歩いた時に「うわっ、気持ち悪っ!」って。ダウンタウンなうーより引用このエピソードを聞いていたフリーアナウンサーの田中みな実(たなか・みなみ)さんから「その分、『愛してるよ』とか『かわいいよ』とかいってくれるんですよね?」と尋ねられると、小池栄子さんは「いわないですね」とキッパリ。いわないですね。昔、「愛してる?」って聞いたこと、結婚前にありますけど「愛してなかったら一緒におらへんやろ!」っていわれて終わり。ダウンタウンなうーより引用この回答に、田中みな実さんは「それだけ?」と驚いた様子を見せていました。続けて、小池栄子さんは「私の両親にもっと気を遣ってほしい」と2つ目の愚痴を告白。夫は、小池栄子さんの両親に対してもいいたいことを正直にいってしまうそうです。正直な人っていい方もできるんですけど、うちの両親にも「違うものは違う」っていうのを交際時からいっちゃうタイプ。普通、お嫁さんに欲しい人には下手に出るじゃないですか。でも「お義母さん、それ僕違うと思います」とか「お義母さん、これちょっとおいしくないっすわ」って平気でいっちゃう。「僕、これ食べられないです」とか。「お父さんにもこんなこといわれたくない」っていって、うちの母親は。(交際から)同棲まで5年半あったっていうのは、(小池栄子さんの母が)いやだったんですよ。ダウンタウンなうーより引用正直で真っ直ぐな性格だからこそ「夫には敵が多い」と話す小池栄子さん。「嫁としてはドキドキする」と心配していました。それでも離婚の危機はないと話し、2人を知る友人も「栄子さんは旦那さんの愚痴をいいながらも『亘くんは大事な存在』といつもいっている」と証言しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 私の大好き夫婦❤️坂田夫婦 栄子様お誕生日夫婦漫才で2人いつも仲良しな夫婦㊗️しあわせオーラいただきましたケーキゴリラだし楽しすぎた #HBD 篠田麻里子/ᴍᴀʀɪᴋᴏ sʜɪɴᴏᴅᴀ (@shinodamariko3)がシェアした投稿 - 2018年11月月20日午前5時54分PST小池栄子さんと坂田亘さんには、これからも支えあいながら活躍し続けてほしいですね。坂田亘プロフィール生年月日:1973年3月11日出身地:愛知県血液型:A型身長:1753高校時代に極真空手を経験し、卒業後はアニマル浜口レスリング道場に入門。1993年に『リングス』に入団すると、1994年11月の鶴巻伸洋戦で総合格闘家としてプロデビューを果たす。2001年6月までリングスに所属し、同年7月から『坂田道場』設立とともに『EVOLUTION』を結成。一方でプロレスラーとして、『ハッスル』を中心に活躍した。2007年8月に女優でタレントの小池栄子と入籍。2016年大晦日の『RIZIN』を持って引退する。小池栄子プロフィール生年月日:1980年11月20日出身地:東京都血液型:AB型身長:1673所属事務所:e-PRODUCTION芸能事務所『イエローキャブ』の社長にスカウトされ、芸能界デビュー。1998年にドラマ『美少女H』(フジテレビ系)でデビューし、翌99年には映画初出演を果たす。グラビア界で活躍する一方、2003年公開映画『恋愛寫眞 Collage of our Life』で高い演技力を見せつけ、女優としても注目されるように。2008年には映画『接吻』に出演し、ヨコハマ映画祭や毎日映画コンクールなどで主演女優賞を受賞する。その後も、連続テレビ小説『マッサン』(NHK)やドラマ『俺の話は長い』(日本テレビ系)など数多くの映画やドラマに出演。また、ドキュメンタリー番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』(テレビ東京系)では司会を務めるなど、マルチな才能を見せている。小池栄子の旦那についての悩みが衝撃的…松本人志のツイッターに登場した理由は?[文・構成/grape編集部]
2020年10月07日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。演劇の配信なども増えているものの、松尾は今回の試みについて「大きなところでやったものは大きなところで見たいんじゃないか。どうせならコクーンという劇場が空いてる時間を使って、過去のものいっぱいありますから、上映できる機会があれば」と意図を明かす。大竹は「自分の出てる劇場中継とか見ること自体があまり好きじゃなくて。『アップになるな~!』みたいな」と苦笑。「あとは全体を見てお芝居なので……というのがあったんですけど、松尾さんのお話を聞いて、今だからこそできることだし、劇場の空気を味わいたいと思ってこの企画を考えてくれたことが素敵だなと思います」と称賛した。ラインナップの中でも、蜷川幸雄演出の『下谷万年町物語』に出演していた宮沢は「それまでも何度かご一緒できる機会があったんですけど、何せ弱虫な私はとけこむことができなくて。『下谷万年町物語』で改めて『ここで飛び込まなきゃ私はダメになると思ったところがあった」と振り返る。「本当にもう希望と絶望のシーソーに乗っているような。毎日稽古で叱咤を受け、死に物狂いでやってて、本番も暗転前にヒロポンを持って踊るシーンがあるんですけど、終わった直後にもう立てなくて。これ以上できないという限界を毎日超えていた」と語った。『キレイ-神様と待ち合わせした女-』に出演した小池は、「松尾さんが『歌を聞かせてくれ』というので、アカペラでWaTの『僕のキモチ』を1人で歌ったのを覚えています」と明かす。松尾は「小池君はコクーンのデビューが『キレイ』だったんだよね。すごく力が入ってます。力が入った小池君を見てください」と紹介し、小池は「ありがとうございます」と苦笑していた。
2020年10月06日ディズニー実写版『ムーラン』(ディズニープラスにて独占配信中)で魔女・シェンニャンの吹き替えを務めた女優の小池栄子が12日、都内で行われた公開記念オンライン・パーティに登場した。ディズニー史上最強のヒロインとも言われる少女ムーランの物語を実写化。家族を守るため、愛する父の身代わりに男性と偽って兵士となり、厳しい訓練と努力の中、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する姿を描く。小池が演じた魔女・シェンニャンは、魔法を持つ者がゆえに人々から疎んじられ、孤独を感じ、自分の居場所を求めて敵に加担する実写版オリジナルキャラクター。ムーランとシェンニャンの関係について、小池は「ただ単に対立している関係ではなく、ムーランと出会うことによってシェンニャンが変わっていく。あんまり感情を表に出さないんですけど、いかにムーランの存在がシェンニャンにとって偉大だったのか、演じながら感じました」と語った。特に印象的なシーンを聞かれると「えー絞れないなあ。号泣でしたもん」と悩みつつ、「ムーランが『リフレクション』の曲とともに走り出していくところは、(涙が)ぶわーでした」と回答。さらに、「ムーランが偽りの自分ではなく素直な自分を見せて、前を向いて挑んでいく姿にすごくシェンニャンは影響を受けている。シェンニャンが自分の過去を吐露するシーンはすごく好きでした」と加えた。また、「コン・リーさんのお芝居に声をつけるわけで、自分だったらどうやるんだろうっていう演じ方が時に邪魔をして。あくまで、コン・リーさんが演じたシェンニャンというキャラクターを大事に、壊さないように、ちょっとした自分の芝居心をエッセンスとして入れる」と吹き替えの難しさを打ち明け、「魔女という存在。人間ではないというところの表現が難しいですよね」と話した。イベントには、日本語吹き替え版で主人公・ムーラン役を務めた元宝塚男役トップスター・明日海りお、日本版主題歌「リフレクション」を歌う歌手の城南海も登壇。城は、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で揺れるムーランの複雑な気持ちを表現した同楽曲を生披露した。
2020年09月12日新聞や雑誌、SNS…。文字メディアでも、膨大な数の媒体から発信される、大量のニュースや情報。時代が大きく変わる中で、その情報との付き合い方を間違えると、知らぬ間に思考が凝り固まったり偏ってしまう危険が!そこで、新聞12紙を読み比べるプチ鹿島さんに、ニュースとの向き合い方、読み取り方を伺いました。時事問題をネタにする芸人のプチ鹿島さんは、まずは“野次馬精神や単純な好奇心”でニュースを読んでみてとアドバイス。「権威があるように思える全国紙も『今日の朝日(新聞)師匠はどんなお小言を話してるのかな』くらいの気軽さで読んでOK。話題の本『女帝 小池百合子』から入るのもアリ!政治ネタって、政治家たちの関係性をドラマの相関図的に眺めると、すごく面白い」ただ、真偽不明の情報が多様なメディアから膨大に流れているこの時代。意識すべきこともある。「“もしかしたら、その情報も自分も間違っているかもしれない”というのが大前提。その上で情報に触れることが、思考が偏りすぎたり、誤情報を発信したりするのを防ぐ、大切な防波堤になります」ニュースの読み方“自分に直結する問題”としてニュースを捉えてみる。政治ニュースは難しくて敬遠しがちでも、コロナ関連のニュースは追いかけるという人も多いはず。「コロナのニュースは、自分自身に直接関係する問題として、ほとんどの人が関心を持っていますよね。一方で、森友・加計問題はよくわからないという人も多いのでは。でも、公文書・議事録の改竄や破棄という点で、2つのニュースは繋がっています。森友・加計問題の時にクリアにしておかなかったから、今、同じことが繰り返され、コロナの専門家会議の議事録がないという事態に…。一見自分と無関係そうでも、政治家って実は明日の自分に直接影響する。ニュースはテレビやネットの向こう側ではなく、僕らの生活の中にこそあるんです。そう考えると、興味が湧くでしょ?」まずは、新聞を“見”よう。新聞に比べて、速報性で勝るネットニュースやSNS。「僕もネットやSNSも活用しています。ただ、情報は、必ずしも早く知る必要はないと思うんです。SNSには“最初に発信した人がエラい”という空気があって、競うように発信された情報がデマということもありますし、ネットからは際限なく情報が入ってきて、処理しきれません。一方で、裏付けがちゃんと取れたニュースを詰め込んでくれているのが、新聞の朝刊。一面トップでは何が報じられているのか、どのニュースにどのくらいのスペースが割かれているのか、紙面を見ればニュースバリューが一目瞭然!最近なら大阪の吉村知事が会見で発表したうがい薬の件。SNSでは話題でしたが翌日の新聞ではかなり小さな扱いでした。つまり慎重な対処が必要なことが“読めます”。なので僕は、デジタル版の新聞でも紙面ビューアーを必ず見るようにしています」POINT1:新聞にも個性がある。ざっくりと各紙の論調の違いを知っておくと、ぐっと新聞が読みやすくなる。「保守系の読売・産経、リベラルの朝日・毎日・東京。どちらを選ぶかは好みですが、考えが偏らないように、好みと反対の新聞も読むのが理想!」POINT2:文化面、家庭欄を味わう。新聞は政治や社会面だけにあらず。「文化や家庭欄などにも各紙の特色があります。一面コラムも社説より柔らかくて読みやすい。そうした堅苦しくないコーナーを起点に、新聞を読む習慣を身に付けていくのもいいですね」「安倍政権を野球のプレーヤーにたとえると、読売・産経はホームチームの一塁側から報じている。朝日・毎日・東京はビジターチームが入る三塁側。日経は、ちょうど真ん中のスコアボード裏というイメージ」ゴシップやSNSでの噂話は鵜呑みにしない。有名人の不倫など、つい追いかけてしまいたくなるゴシップ記事との付き合い方は?「僕も、プロの野次馬を自任するほど、大のゴシップ好き。堅いニュースでも、下世話な目線から見えてくることもあります。ただ、噂を噂として仲間内で楽しむ分には問題ないですが、面白おかしく書かれた憶測記事も多い中、すべてを鵜呑みにするのは危なっかしいですよ。特に、SNSで裏取りされてるか定かでない情報を安易に発信・RTするのはやめるべき。僕は、ゴシップ記事はいったん心の中にスクラップします。ただ、10あるゴシップのうち、1つは本当だったりするもの。その1つがどれなのか、時間を経てわかるまで、発信するのは待って」プチ鹿島さん芸人。時事ネタを得意とする。『サンデーステーション』(テレビ朝日系)などにレギュラー出演中。「文春オンライン」など連載多数。著書に『芸人式新聞の読み方』(幻冬舎)。※『anan』2020年9月2日号より。写真・小笠原真紀イラスト・ネコポンギポンギ取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年08月31日情報を得るための“ニュースの読み方”とは?新聞12紙を読み比べるという、プチ鹿島さんにお聞きしました!ツイッターなどのSNSは、反対の意見を見に行こう。自分にとって心地のいい、意見が似た人ばかりフォローしがちなSNS。するとアルゴリズムによって、TLに並ぶニュースやそれに対する考えも偏ってしまう…。「メディアの特性上、SNSは偏りが強まる可能性が高い。だからこそ僕は、あえて自分と違う意見を聞くのも大切だと思います。どうも今のSNSは、意見を同じくする人だけで集まってシャッターを下ろし、異なる意見を遮断した状態で盛り上がっているように見えます。そこは“自分以外、みんなバカ”といった上から目線の姿勢の方も。むしろ自分以外は、みんな利口ぐらいの態度でいいと思う。SNSには特に“間違っているかもしれない”と自分を疑う用心深さが必要。“自分以外は、みな利口”と目を配りながら使いたいものです」過去からも情報を取ろう。現在進行形のニュースに目が奪われがちだが、過去に遡ることで理解を深めることもできるそう。「たとえば’15年にジャーナリストがシリアで拘束された時、SNSで『自己責任だ』と猛批判されましたよね。その時僕は“自己責任”という言葉を使い始めた政治家が気になったんです。’04年に小泉(純一郎)さんが、イラクで日本人3人が拘束された時に言った記憶があり、その年の新聞を全部調べたら、最初は小池百合子さんだった。彼女は、世の中の空気をいち早く察して発言する能力に長けていて、今のコロナ対策でもそう。過去の点と繋がるんです。今日の政治家の言葉を1週間後に見返すだけでも、発言のズレだとか、きっと新しい発見がありますよ」ネタ元を複数持つ。「人は公正中立ではいられない」とプチ鹿島さん。「ゆえに、人が発信する情報にもさまざまなバイアスがかかっていると思っていたほうがいい。僕の基本姿勢は、どんな情報に対しても“半信半疑”。それでも、信じる方向に傾いたり、疑いのほうが強まったりするのが人間です。だからこそ、複数の情報源から多角的に判断しないと、フェイクニュースに騙されてしまう。昔、学校のクラスで『あの二人は付き合っている』と噂が流れると僕は、『ウソかもしれない』と疑いながら、隣のクラスまで足を運んで情報を集めてました(笑)。情報は、話を聞く人数、つまりネタ元が多いほど精度が高まり、デマを流して恥をかく可能性も減るんです」自分なりの疑問を持って読んでいく。「深掘りすると、面白みが増していく」というニュース。「受け身でニュースを読むのはもったいない!Go Toキャンペーンなら『誰がなぜ言いだしたのか?』など、自分なりに感じた疑問に対して調べてみる。このひと手間を加えるだけで、推進派の政治家の思惑が見えてきて面白くなるし、本質も見えてきます。ただ、深掘りして辿り着いたことでも、それは“真実”ではありません。相撲の取組が、東と西の席とでは真逆の見え方をするように、すべての物事は見る角度によって、まるで異なります。唯一無二の“真実”に見えることも、実は“真実らしきもの”にすぎません。ニュースも少数派の視点や逆側からも見ることが非常に重要です」プチ鹿島さん芸人。時事ネタを得意とする。『サンデーステーション』(テレビ朝日系)などにレギュラー出演中。「文春オンライン」など連載多数。著書に『芸人式新聞の読み方』(幻冬舎)。※『anan』2020年9月2日号より。写真・小笠原真紀取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年08月28日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)の代表を務める俳優・別所哲也が、8月28日、東京都庁にて小池百合子都知事を表敬訪問した。「(ニュー)ボーダレス」~変化を力に変えていこう~をテーマに掲げる今年の映画祭は、9月16日(水)より開催。本映画祭について都知事は「今年は、withコロナの中で、新しい日常との両立に合わせて、客席を減らしたりセレモニーのライブ配信をしたりと、まさしく新しい日常の一つのパターンを表しているかと思います。そして、各会場には新型コロナの感染予防対策をしっかりおこない、安心・安全な運営をして頂くことを期待しております」と語った。映画祭と東京都が共同で行っている映画製作プロジェクトが今年で3回目を迎える。本年の作品には、主演に森崎ウィン、シンガポール・中国で活躍するジネット・アウを迎え『This is Tokyo』を製作。作品に対して都知事は「森崎ウィンさんはミャンマー出身でいらっしゃいますよね。女優さんもシンガポール出身とのことで、アジアの魅力がそっくりそのまま映画の中に表現されていると思います」とコメント。本編は公式サイトにて公開されている。一方、東京の魅力を国内外に発信するショートフィルムを全世界から募集する「Cinematic Tokyo」部門では、全世界から今年は236本の応募があり、その中から優秀賞作品として、オーストラリアの監督が手掛けた『グッピー』が選ばれた。別所さんは「東京を訪れている若い外国人カップルが、ある出来事をきっかけにお互いを見つめなおす、というシンプルなストーリーの背景に、映画的な東京の街、主人公の繊細な感情が最もうまく表現されていました」と称賛した。この『グッピー』は、9月27日に行われるアワードセレモニーにて都知事賞が授与される。今回の表敬訪問後、別所さんは「今年はコロナ禍で、海外チームと連絡が取れなくなるなど、様々な試練がありましたが、どうやったら皆様に映画を届けられるのか、世界とどう繋がれるのかを何度も協議し、今回の映画祭実施に至りました。オンライン開催も実施しますので、より多くの方々に楽しんで頂ければと思います」とメッセージを寄せた。●『This is Tokyo』(監督:鈴木勉)2019年秋、ラグビーワールドカップ開催で、街に活気があふれる東京。シンガポールの企業との提携を進めるチームに抜擢された健人は、来日したクァン社長をアテンドする仕事を任されるが、彼女の冷たい態度に困惑する。2人で東京を観光するうちに、互いの心に小さな変化が生まれ──。▽予告編●『グッピー』(監督:Charles Richardson)外国の地、東京で若いカップルの片方が最終電車に乗りそびれ、2人はバラバラになってしまう。コミュニケーションだけが2人を引き戻せる唯一の手段だったが、携帯電話の充電と共に緊張の糸も切れてしまった2人。彼らの関係はどうなるのか…。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」は9月16日(水)~27日(日)オンライン会場および東京計4会場にて開催予定。『This is Tokyo』『グッピー』は映画祭のオンライン会場にて無料先行配信。(cinemacafe.net)
2020年08月28日俳優の別所哲也が28日、映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2020」の代表として東京都知事の表敬訪問を行った。同映画祭は米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭で、9月16日~27日までの開催が決定している。もともとは6月開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況で延期することに。オンライン開催を拡大するとともに、「客席数も減らしまして、感染症対策もしっかりして、リアルな上映会も試行錯誤で行なっていきたい」(別所)と語る。東京都知事・小池百合子は「長い間世界への発信を映像を通じてアートという形でお伝えいただいていること、大変嬉しく思います」と称える。「新型コロナウイルス禍にあって、ウィズコロナの認識のもとで、新しい日常との両立ということになろうかと思います。会場では感染防止宣言も行い、安心安全な運営に期待をしているところです。大変楽しみにしております」と期待を寄せた。同映画祭では、シネマスポーツプロジェクト 特別製作作品として森崎ウィン主演の映画『This is Tokyo』も上映されるが、小池都知事は「森崎ウィンさん。ミャンマー出身で、小学校4年の時に日本に来られた。そしてシンガポールの女優さん(ジネット・アウ)が出られる。アジアそっくりそのものがつまってる感じで、楽しみであります」と語る。都知事により、東京の魅力を伝える「Cinematic Tokyo部門」の優秀賞・東京都知事賞としてオーストラリアのCharles Richardson監督の作品『グッピー』も発表され、最後に2人は握手代わりのグータッチで締めくくった。改めて取材に応じた別所は、「中止をしたりひるむのではなく、できることを工夫をして世界発信する。祭りの意味をもう1回考える。人間には祭りが必要だと常々言っております。カンヌやベルリンも試行錯誤しているし、僕らも世界に示すことが1つの勇気につながると信じて開催をしていきたいと思います」と宣言。「9月になってどのような状況かによって考えるところなんですが、関東圏以外の監督、審査員のみなさん、どこまでお招きするかは東京の状況に合わせて様々なプランを用意してお迎えしようと思っています」と明かした。
2020年08月28日「元気で大きい声だから、お客さんのなかでも目立っていたよね。5年ぐらい前かな、買い物に来たときに、『私、お笑いやっているんだ』と、自分で言っていたけど、まさかこんなにブレークするとは驚きだよ。いまじゃ、毎日のようにテレビで見るものね」そう語るのは、東京都八王子市内に住む商店主。「ORICON NEWS」が発表した「2020年上半期ブレイク芸人ランキング」でも4位となったタレント・フワちゃん。「最近では、東京都の新型コロナウイルス感染予防のCMキャラクターとして抜擢されたことも話題になりました。若者の感染者数も増えていることから、“若者に訴求力があるキャラクター”として選ばれたそうです」(芸能関係者)小池百合子東京都知事との異色対談も実現したわけだが、フワちゃんは、いつもの“無双キャラ”を崩さない。「小池都知事大好き!お母さんと同じくらい大好き!」と語る姿に、都知事も思わず笑顔になっていた。“お母さん大好き!”と屈託なく語る様子からは、両親から愛されて育ったことが伝わってくる。フワちゃん一家は、彼女が小学校時代には一時期、アメリカで生活していたという。「お父さんは会社の社長さんです。当時はアメリカ雑貨の輸入を手がけていて、それで向こうに住んでいたと聞いています。いまはIT関連の事業のほうに力を入れているそうですが。資産家?一軒家のほかにマンションの部屋も持っているそうなので、生活には余裕があるのではないでしょうか」(一家の知人)フワちゃんの父に取材を申し込むと、電話で対応してくれた。「芸人を目指したり、ユーチューバーになったり、彼女は目立つことが好きなんですよね。私とは正反対です。私は静かな生活のほうが好きで、きわめてふつうに暮らしています(笑)」いまでは日本中に知られる有名人になった娘のことを父はどう思っているのだろうか。「仕事のことは応援しています。もっと活躍してくれれば、父親としてもうれしいですね。アドバイス?うーん、彼女は自分の仕事については頑固な性格ですからね、口出しなんかしたら怒られてしまいますよ(笑)。実は最近は、(名字のために)『フワちゃんのご親戚ですか?』とか、聞かれることも増えたのですが、『全然違います』と、答えているんです。(自分の会社の)社員にも親子関係は秘密にしています」フワちゃんはスポーツも得意で、東京都の陸上競技大会でも、800m走で3位という好成績を残したとも報じられている。当時、フワちゃんが通っていた都立高校の関係者は言う。「彼女は編入生で、陸上競技も前の高校からやっていたと聞いています。彼女がうちの高校に在籍していたのは半年ほどでしょうか。また別の高校に移っていきました」YouTubeでは世界を股にかけているフワちゃんだが、高校もひとところにはとどまらなかったようだ。最後に実母に“教育方針”などについて聞いた。「3人きょうだいですが、彼女は長女でしたから、最初は大切に育てていたんです。でもだんだん個性がはっきりしてきて、元気に跳びはねるような子になっていきました。元気なのがいちばんですし、だから、私から『こうしなさい、ああしなさい』と言ったことは、全然ないんです。大学入学後に『お笑いの養成所に入りたい』と言いだしたときも、本人の希望を尊重して応援していくことにしました」Twitterでは、乳首に冷却スプレーをかけて遊んでいたことや『24時間テレビ』の生放送中に失禁したことなども明かし、常に話題を集めている。「そうですね、わが娘ながら、気が遠くなるようなことばかりするというか、私にはまねできないことばかりするというか(苦笑)。結婚ですか?あの子が結婚する姿は、いまは想像できませんね(笑)。いったいどんな人と結婚するのでしょう。将来のことはともかく、いまは娘が元気で好きなことをしてくれているだけで、私は満足しています」“無双キャラ・フワちゃん”誕生の陰には、愛情を注ぎながらも、本人の主体性にすべて任せるという、両親の“超放任子育て”があったのだ。「女性自身」2020年9月8日号 掲載
2020年08月28日ステイホームしていたら、気づけば今年も残り半分切ってる……!世間の動きが制限されるなかでもニュースになった人々を、そっくりさんとの“濃厚接触”で振り返りましょ♪題して、コロナ禍でも話題を呼んだ2020年上半期の顔、顔、顔!「発見!そっくりクラスター!」ーー。■吉村洋文大阪府知事(45)×ヒョンビン(37)コロナ禍ステイホーム中に、視聴者を寝不足にさせた『愛の不時着』のヒーローと、「#吉村寝ろ」とSNSで応援の声が上がった大阪府知事。イケメンは人を夢中にさせますねぇ。■小池百合子東京都知事(68)×小籔一豊(46)「密です」「ステイホーム週間」といったフレーズを生み出し都知事選で再選を果たした小池知事。対して小籔は吉本新喜劇の座長。同じ権力者だけど、女帝の好感度アラート発動中!?■ROLAND(28)×故・内田裕也さん(享年79)「俺か、俺以外か」。ローランドの名言は、まさに型破りな人生を送った内田裕也さんの生きざまそのもの。経営するホストクラブが閉店するも、ロックンロールの魂で再建を目指す!■横浜流星(23)×ファーストサマーウイカ(30)新型コロナに感染し、先日退院を報告した横浜。実は似ている、鋭い物言いで横浜と同じくブレーク中の彼女に、サバサバと励ましてもらえば仕事にも早く復帰できるかも……!?■市川猿之助(44)×メルカリ会長・小泉文明(39)続編も好調の『半沢直樹』で猿之助が演じる新たな敵・伊佐山。「わびろ」を連発するのはビジネスマンとして正しいマナーなのか、小泉会長に聞いてみて!「女性自身」2020年8月18日・25日合併号 掲載
2020年08月14日政府が介護施設や保育所などに向けて、7月末から配布することが判明した約8,000万枚の布マスク。朝日新聞デジタルが7月27日に報じてから一転、延期を検討していることが30日に発表された。野党や国民の強い批判を受けて、覆すかたちとなった。各紙によると、これまで介護施設などに向けて約6,000枚配布。さらに全戸向けの布マスクが6月下旬に配送完了となったのちに、計5,800万枚の追加発注がされたことも判明。介護施設などに向けた布マスクの費用は、約247億円にも及ぶという。菅義偉官房長官(71)は同日の会見で、「予備費を活用し、3月から4月に2,000万枚配布」「4月の1次補正予算で1億2千万枚の追加配布の予算を計上して順次、調達・配布を進めてきた」と説明。今後について、「介護施設などのニーズを踏まえ、布マスクを有効に使ってもらえるように厚労省において検討している」と述べた。「全戸向けに配布されたマスクも含めて、厚労省や各自治体に“不要”として10万枚も返却や寄付があったそうです。品切れが続いていた不織布マスクも国内メーカーが増産しており、入手しやすくなっています。また一部の専門家によると、布マスクはウイルスの侵入を防ぐ機能を備えていないといいます。そういった理由から、使わないようにしている施設も多くあるようです」(全国紙記者)政府がマスク配布で二転三転するなか、国内の感染拡大は進むばかり。30日の新規陽性者は東京で367人、大阪府では190人を記録。全国で計1,264人もの感染が確認された。小池百合子都知事(68)は同日、「現状は感染爆発も憂慮される極めて危機的な事態」と会見で言及。また「状況がさらに悪化した場合には、都独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ない」とも述べた。このような状況のなか、安倍晋三首相(65)が国民の前に姿を現さないことにも指摘が挙がっている。ウイルスが蔓延し始めた2月29日の記者会見では、「これからも先頭に立って為すべきことは決断していく。その決意であります」と述べていたが――。各紙によると、安倍首相が最後に記者会見を開いたのは6月18日。7月13日に豪雨被害のあった熊本県人吉市などを視察しているが、新型コロナウイルスについて国民に向けた説明などは行っていない。「新規陽性者が連日200人を上回っていた4連休も、首相はほぼ私邸で過ごしていました。各紙でも『夏休みモード』だと報じられています。元は布マスクも、安倍首相の肝いりでした。陽性者が増加しても、日々会見に対応するのは菅官房長官や西村康稔経済再生相(57)。各都道府県の知事や医療従事者たちが奔走しているなか、危機管理を指揮するリーダーとして信頼を損ないつつあります」(全国紙記者)Twitterでも安倍首相の“雲隠れ”に、批判の声が広がっている。《マスク断念してもいいし、間違ったら謝って理由をきちんと説明して修正して二度とやらないようにすればいい。そんな簡単なことが何故安倍晋三政権にはできないのか》《コロナ感染者が全都道府県で1,000人越えたこれでも安倍総理は雲隠れして何もしないのかな国が先頭にたって対応しないとコロナ終息しないと思う》《安倍総理は自らの声で国民市民に丁寧な説明をすべき。国会を開いて今後のコロナ対策を与野党一致して真摯に取り組むべきです》
2020年07月31日7月16日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(71)が「旅行自体が感染を起こす事はない」と発言。政府の「Go Toトラベル」事業の是非について注目が集まる中での発言に、インターネット上で物議を醸している。各メディアによると、尾身会長は経団連のフォーラムに出席し「旅行自体が感染を起こす事はないですから。もしその事が起きていれば、もう日本中は感染者だらけですよ」と発言。一方で、3密の状況になるなど旅行先での行動によっては感染のリスクがあるとした。これに対しSNSでは批判や疑問の声が上がっている。《旅行自体が感染を引き起こすわけがないというのは分かるけど、無症状患者が地方にウイルスを運ぶ可能性もあるのでは?》《旅行は現地でご飯食べたりいろんなお店に行ったり観光するのがセットでしょ。そういう場で三密避けるのって難しくないか?》《観光を促進するだけではなくて、その先の対策が大事なんじゃないのかな》政府の「Go Toトラベル」事業は当初7月22日から実施の予定だったが、ネット上で「#GoToキャンペーンを中止してください」というハッシュタグがトレンド入りするなど批判の声が噴出。小池百合子東京都知事(68)も7月15日に行われた会見上で、「実施の時期であるとかその方法については、改めてよーくお考えいただきたい」とした。政府は「Go Toトラベル」の実施について、東京都を目的とする旅行、東京都に居住する人の旅行を除外することを検討。16日に新型コロナウイルス感染症対策分科会で専門家の判断を仰ぎ最終判断をするという。
2020年07月16日7月15日、東京都の小池百合子知事(68)が都内で緊急記者会見を行った。新型コロナウイルスの警戒レベルを、4段階のうち最も高い「感染が拡大している」に引き上げると表明。また医療提供体制は入院患者数が増加していることなどを挙げ、3段階目の「体制強化が必要である」にすると説明した。東京都では同日、陽性者が165人確認された。7日連続で陽性者が100人を超えており、感染拡大の勢いが収まらない状況だ。小池氏は「テレワーク時差通勤を徹底して頂きたい」や、「不要不急の都外への外出はできるだけ控えて頂きたい」など改めて呼びかけた。いっぽう同日は、小池氏の誕生日でもあった。Twitterでは「#小池百合子誕生祭2020」がトレンド入り。19時00分現在で1万3千件以上のツイートが確認された。知事としての職務を遂行する小池氏に、祝福や労いの声が寄せられている。《トレンド1位が小池百合子生誕祭のタグってどういうことwww》《せっかくの誕生日、今日もまた緊急記者会見なんて…誕生日くらいゆっくりしてもらいたかった》《ゆりこおめでと!!これからも応援してる!》5日に行われた都知事選では、見事に再選を果たした小池氏。都知事選史上2番目多い366万票を獲得したという。当選に際して、「都民の力強い支援に対し大変うれしく感じると同時に、これから大切な2期目の重責を担っていく」と抱負を語っていたが……。「第2波」が警戒されている今、その手腕に注目が集まっている。
2020年07月15日《東京都の新規コロナ感染者が過去最多の243人に達したというニュースと、観光分野のGo Toキャンペーンが22日からスタートするニュースがほぼ同時に流れる日本って凄い国だな》「7月22日水曜日以降の旅行から、まず旅行代金の割引きについて先行的に開始する」。7月10日、赤羽一嘉国土交通大臣(62)が会見でそう明言すると、ツイッター上では戸惑いと不安の声が続出した。新型コロナウイルスのために落ち込んだ消費を喚起するために、政府が計画している「Go Toキャンペーン」の観光事業分野「Go Toトラベル」。当初8月上旬としていた開始目標を7月22日に前倒しした形になった。だが、東京都の新規感染者が9日には224人、10日には243人と2日連続で過去最多を更新し、小池百合子都知事(67)が「不要不急の他県への移動はご遠慮いただきたい」と都民に呼びかけている中の発表とあって、こんな疑問の声も出た。《都知事は他県に行かないようにと言ってるけど… 都と国が足並み揃ってないなぁ。 方向性ちゃんと示してくれないと 困惑する》政治家や有名人からも批判の声が続出。日本共産党の志位和夫委員長(65)は政府の方針を以下のように苦言を呈した。《東京で感染拡大のもと、「Go Toキャンペーン」をやるというのは、どう考えても間違いだ。政府がいま力をそそぐべきは、それじゃないでしょう》また、登山家の野口健氏(46)は地方の医療体制についてこう警告する。《この状態で本当にGO TOキャンペーンをやるのでしょうか?「医療体制にまだ余裕がある」とはいうものの、それは都市部の話であり感染を地方に拡大させてしまえば話は別。それにまるで「医療体制が切迫するまでご自由にどうぞ」と感じさせてしまうこの流れは本当に正しいのか。》クルーズ客船、ダイヤモンド・プリンセス号の窮状をYouTube上で“告発”した、感染症の専門家である神戸大学の岩田健太郎教授(49)もこんな声を挙げた。《差し当たり今関東旅行は避けた方がいいし東京の方は外旅行は行かない方がいいと思います。本当に》有効性や安全性に疑問をもたれたアベノマスクの配布を強行し、国民から顰蹙を買った安倍政権は、今回も同じ轍を踏んでしまうのか。ツイッター上のこんな声を届けたい。《アベノマスクの時もだけど、決めたスケジュールを変更しないのがかっこいいわけではない!時には中止する英断できるのがトップだ!!》
2020年07月10日小池百合子東京都知事(67)が7月2日に会見を開き、「“夜の街”要注意」というボードで警鐘を鳴らした。その言動が波紋を呼んでいる。会見で小池知事は「医療提供体制は十分確保されているものの、今後、高齢者層など急速に感染者数が増加する可能性も否定できない」と語った。そして夜の繁華街で感染が増えているとし、「ガイドラインを順守している店を除き、新宿、池袋などの夜の街、夜の繁華街への外出を控えてほしい」と述べた。これまでも小池知事は夜の街への警告を発してきた。3月30日の会見で夜間・早朝のバーや接客を伴う飲食店などについて「こうした場への出入りを控えていただくようにお願いしたい」といい、以降の会見でも「夜の街関係者らの感染が目立っている」とたびたび言及している。事あるごとに夜の街を槍玉に挙げる小池知事だが、昼の街に問題はないのだろうか?例えば先月29日、NHKは「6月22日から28日までの1週間で、東京都の感染者のうちおよそ40%が夜の繁華街関係者だった」と報道しているが、当時「6割は昼の街では?」と疑問視する声が上がっていた。今回の「“夜の街”要注意」にネットでは《夜の街要注意ってひでぇな。夜の街に行くのは昼働いてる人だろうが》《昼の仕事を終えて、帰りに寄った夜の街の店で「お疲れ様」と迎えてくれる人がいるから世の中が回ってるんじゃね?》《ウィルスに夜も昼も関係ない》と夜の街を擁護する声が上がっている。さらに都知事の言動は「夜の街へのスティグマ(差別や偏見に伴う負のイメージ)を助長するのでは」とし、異を唱える声も上がっている。《夜の街、新宿、池袋等の言葉はスティグマ/烙印作り。行政としては決してこの様な烙印を刻んではいけない》《夜の街クラスターってスティグマのWikipediaに載りそうなレベルだな》《本質から目を逸らすだけのスティグマなんて百害あって一利なし》また夜の街を構成する性風俗事業者の中には、持続化給付金の対象外となっている人たちもいる。そのため、こんな声も上がっている。《持続化給付金対象外の「夜の街」で働く方々を槍玉にあげて、まるでそこだけが問題であるかのように言い続けるのって本当に何なの?》《彼らが働かなきゃならないのは休んでたら生きていけないから、休業補償がないからなんですからね?》《どうでもいいボード作らなくていいから、その夜の街で働いてる人達に休業補償と給付金をさ…休めるようにさ…》3日にも会見を開いた小池知事。「全てのお店で、夜の街危ないと言っているわけではございません」といい、ガイドラインを遵守していない店を利用する際には「注意をお願いしたい」などと話した。
2020年07月03日4年前、圧倒的な投票数で東京都知事に選任され、「都民ファースト」などの流行語を生みだし、空前の“百合子ブーム”を起こした小池百合子知事(67)。だが、翌年、「(民進党議員を)排除いたします」発言が批判を浴びてしまい一気に人気もダウン。今年になって新型コロナウイルスへの対策が功を奏し、再び注目を浴びているが、来月に迫った2度目の東京都知事選の結果はいかに……。「ポイントはたれ目でふっくらとした鼻頭、薄い唇、首元のシワ、おでこの光り具合です」そう語るのは、いま、最も当たる、と言われる占い師、ラブちゃんことLove Me Do。最新著書『1秒で分かる!人相術』(光文社)でも、有名人の顔相を今までにないユニークな角度から鑑定し話題を呼んでいる彼が、小池百合子知事の顔相を見定める!「たれ目の人は、目上の人の意見に従っているときは仕事などがうまくいきますが、自発的にガンガン物事を進めてしまうと問題が起こる可能性があります。なるべく、上からの指示どおりに動いたほうがいい相です。ただ、人間関係を表す鼻の付け根が低いので、周りの人の意見に振り回されたりする傾向もあります。鼻頭はふっくらしているので、大衆には愛されるのですが……」■「小池ファースト」と揶揄されるのは薄い唇のせい!?先述の「排除いたします」発言など、ときにその物言いがバッシングされることもある小池都知事だが……。「唇が薄いと伝えたいことが相手に上手く伝わらないことが多くなります。小池さんが『こうしたい』と思ったことも都民には響かずに、『小池ファースト』なんて言われてしまうのではないでしょうか。また、耳が顔に張り付いている人は、周りの人の意見を聞かないことがあります。側近の人、周りで支えてくれている人の話を聞くようにするとより良い環境づくりができると思います」最近目立つ、首のシワからは、ある兆候が見えるのだという。「あごがしっかりしているので、安定した地位、居場所を作っていける人ですが、首にくっきりとしたシワが何本かみえます。首のシワは何か問題が起こる兆候だったり、自分が思うようなタイミングで物事を進めることができなくなることを表します。スカーフなどで見せない工夫をすると、いい方向に進むのではないでしょうか」都知事選に向け、不穏な相はあるものの、顔のなかの“運の入り道”にはよい傾向が。「運が入ってくるおでこの真ん中に少し凹みがあって、そこが白く光ってみえます。運の流れ道にスポットライトが当たっているようなので、このまま光っていれば理想の結果を迎えられるのかもしれません」【PROFILE】Love Me Do(ラブちゃん)占い師、風水師、占星術家。東洋、西洋の占術に精通し、『有吉ジャポン』(TBS系)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)などテレビ・ラジオ出演多数。最新著書『1秒で分かる!人相術』が光文社より発売中。
2020年06月26日「都知事入られます」都庁職員の合図から5秒後に、小池百合子東京都知事(67)はさっそうと、都庁の応接室に現れた。紺のピンストライプのタイトスカートに大柄のカットソー、上に羽織った“災害対策被服”のグリーンがよく映えていた。グリーンは東京都と都知事自身のイメージカラーだ。胸には「東京都・本部長」の役職プレート。小池都知事は「東京都新型コロナウイルス感染症対策本部長」に1月30日付で就任している。本誌は16年7月の都知事就任以来6度、インタビューをしてきたが、この日の都知事はこれまで見せたことのない引き締まった表情だった。“百合子スマイル”といわれるほほ笑みはない。臨戦態勢――。まさにその言葉がふさわしい、戦闘モードの顔だ。会議用のテーブルにつくと、「バタバタして、時間を動かしてすみません」と記者を真っすぐに見つめる。喫緊のコロナ(新型コロナウイルス感染症・以下同)に対する都としての対応、国、他自治体との折衝、都民への呼びかけなど、分刻みのスケジュールのなか、インタビューの日時設定は二転。ようやく開始時刻がフィックスしたのは、その日の朝のことだった。5月28日。翌29日には定例会見が予定されていた。本誌は、さっそく都のコロナ対策から質問を始めた。「新型コロナウイルス感染症拡大を防止するために必要なこと。それは、一言で言って、接触をできるだけ少なくすることです。そこで、東京都として、お店の方々にも『休業してください』というお願いをいたしました。ご協力いただいた企業、事業者の皆さんに、1店舗ですと50万円、2店舗以上ですと100万円の協力金をお出しすることにいたしました。第1回では、これまで10万件を超える申請があり、手続きを進めています。ただ、申請に重複もあるようで、実際の数は少し減るかとは思いますが、1日でも早くお届けすべく、作業を進めております。緊急事態宣言が延長された際、すぐに協力金の第2回の支給を決めました。間が空くようでは心配を増やすだけですから。その意味で、スピード感をもってやらせていただいているんです」立て板に水。流れるように答える小池都知事に疲れは見えない。「それから、フリーランスの方々については、国の補助(経産省・中小企業庁の持続化給付金など)に加えて、都としても、経営等の相談についての特別窓口を設置いたしました。また、非正規を含めました中小企業の従業員の方々の生活の安定を図るため、中央労働金庫を窓口として、利子分を東京都が担うことで、実質的に無利子で融資を受けられる制度を設けました」都民の生活を守るために、できることは何でもやる。決意あふれる力強い声だ。都知事就任以来、最大の危機に直面している今、小池都知事は平時よりもさらに生き生きと輝いて見えた。翌29日の定例会見には、3月30日以来、2カ月ぶりになるノーマスク姿で登場。「6月1日午前0時をもって、(コロナを乗り越えるためのロードマップの)『ステップ1』から『ステップ2』への移行を決定したところです。これからも『コロナとともに』という意味で、『ウィズ・コロナ宣言』を行いたいと存じます。家族、大切な人、社会を守るため、正しく恐れて、この時代を私たちは生きていく。新しい日常をみんなで作り、前に向かって進んでいきたいと考えております」と宣言した。その言葉選びのセンスは、大胆かつ絶妙だ。このコロナ禍のなかでも「3密」「ステイホーム週間」など、わかりやすく、覚えやすい言葉でコロナ対処法を明示してきた。今回は「ウィズ・コロナ」。にわかには受け入れ難い言葉だが、確かに身が引き締まる。この数カ月にわたる地球規模の混乱を思えば、私たちは「ウィズ・コロナ」の覚悟を持って、未曽有の危機を闘い抜かなければならない――。今年1月17日までさかのぼる。「あの阪神・淡路大震災から25年が経過しました」と、始まった定例会見で、都知事は初めて公式にコロナに触れた。「武漢で発生しました原因不明の肺炎ですが、新型コロナウイルスによるものとみられております。都はすでに都内の医療機関に対し、必要な対策を講じております」そう報告し、都民に対してはマスクの着用を呼びかけた。24日には、国内での2例目の患者が確認されたことを受け、危機管理対策会議を繰り上げ開催。30日には、コロナ対策本部を立ち上げた。しかし、当時の私たちはまだどこか「人ごと」のように思っていたのではないだろうか。2月、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客が感染していたことで、世間はにわかに騒然となった。2月27日には、安倍首相が「春休みまでの全国一斉休校」を発表。当初、子どもへの感染力は低いのでは?などと言われていただけに、危機感はさらに高まった。3月に入ると、ヨーロッパ、アメリカでの感染が一気に拡大。都内の感染者も、徐々に増加の一途をたどり始めた。「ノー3密」を都知事が最初に提唱したのは、3月23日の臨時会見でのことだ。「本日から4月12日までの3週間、《換気の悪い密閉空間》《多くの人が密集する場所》《近距離での会話》の3つの条件が重なる場所を避けるための行動をお願いしたいと存じます」以後、都知事は繰り返し、「《密閉》《密集》《密接》、この3つの《密》を避ける」ことを強調。囲み取材の際、報道陣が都知事めがけて密集するのを制止して、「密です、密です」と注意した場面は、瞬く間にネットで拡散。「ノー3密」は、コロナに打ち勝つ最善の方策として、世代を問わず、私たちの生活に定着した。3月30日には、密になりやすいカラオケやライブハウス、バーやクラブなどの接待を伴う飲食店に行くことについて、「自粛していただきたい」と、いち早く言及。4月7日、政府が緊急事態宣言を7都府県に発出。都は、それを機にさらに強く、外出自粛を要請。その後、人が集まる施設、中小規模の飲食店などへも独自に休業要請をした。小池都知事は「ステイホーム」を強く呼びかけ、GWを「ステイホーム週間」と名付けて、「ステイホーム、ステイ・イン・東京、セーブ・ライブス」の3つのSを、新たなスローガンとした。政府の対応が遅いという批判が出るなか、政府に先駆けるように、都知事は都政を動かしてきた。本誌のインタビューには、「国がやることと、目の前が現場である自治体ができること、しなければならないことには、若干、時差があるのかもしれません。ただ、総理や官邸にもずいぶんSOSを含め、お願いや報告をさせていただきました」「スピード感」。本誌のインタビューで、都知事は何度もこの言葉を繰り返した。政界という荒波をくぐりぬけて、首都のトップにのぼりつめるにいたったのは、好機はもちろん危機であっても、迅速に動き、先手を打ってきたからだ。いわば、「スピード感」は小池都知事の必勝法。都知事は、後手後手と批判されている政府のコロナ対策にも先駆けて都政を動かし、一定の効果を生んできている。そこに来襲が懸念される「第2波」――。都知事の「必勝法」は、恐るべき敵を、抑え込めるだろうか。「女性自身」2020年6月23・30日号 掲載
2020年06月12日「スピード感」。本誌のインタビューで、都知事は何度もこの言葉を繰り返した。政界という荒波をくぐりぬけて、首都のトップにのぼりつめるにいたったのは、好機はもちろん危機であっても、迅速に動き、先手を打ってきたからだ。都知事は、後手後手と批判されている政府のコロナ対策にも先駆けて都政を動かし、一定の効果を生んできている。そこに来襲が懸念される「第2波」――。都知事は、恐るべき敵を抑え込めるだろうか。「どんなときも前向きに『この試練を乗り越えれば成長できる』と思うことができれば、人間、強いものです。私自身、これまでの人生のいろんな局面で“崖から飛び降りる”覚悟で挑戦してきました」17年2月の本誌インタビューでの都知事の言葉だ。52年7月15日、兵庫県芦屋市で生まれた彼女の中学時代のあだ名は「ラージ」。スラリとした長身だったことからついたニックネームだが、その後の人生でも彼女は常に、崖から飛び降りる覚悟で“ラージ”な決断をしている。17歳のとき、石油商をしていた父・勇二郎さんが衆院選に立候補。自宅に多くの人が出入りすることで、別棟で暮らすことになった小池都知事は母・恵美子さんにこう尋ねた。「落選したら、どうなるの?」母の答えも潔い。「一家心中かしらね」結果は落選。お嬢様学校と呼ばれる私立甲南女子学園に通っていた都知事は、学内進学することなく関西学院大学社会学部に進学。そこも5カ月後に中退している。「将来性のある言葉を学びたい」と、いきなりエジプトのカイロ大学へ留学したのだ。「卒業するまで帰ってくるな!」両親は反対するどころか、こう言って娘を送り出した。リスクを恐れず、常に一歩、先へ飛ぶ。Don’tよりDoを尊ぶ両親のもとで、小池都知事は育った。留学中には、第4次中東戦争が勃発。まだ20代。さぞ不安だったろうと思いきや、「留学中に2度、乗るはずだった飛行機が墜落したり、撃墜された経験があります。そこで『人生いつ何が起きるかわからないのだから』という覚悟が生まれました。まぁ、普通に考えると、一般的な家庭であれば、一人娘をアラブには出さない(笑)。でも、今でもそういう両親のもとで育ったことをありがたいと思っているんです」(16年の取材時)と、語っている。76年、エジプトから帰国後は、アラビア語通訳・講師として活動。PLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長など、国際的要人のインタビューを次々に成功させ、マスコミの世界へと飛び込んでいった。26歳で『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)のアシスタント、35歳で、経済ニュース番組『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)の初代メインキャスターに抜擢される。「私は自分自身を“リスクテイカー”と表現しているのですが、最初からダメだと思わないで、とにかく心に火がついたら『エイヤ!』と飛び込む。そのときこそが最大のチャンスなんです」(16年)。幾度となく“崖から飛び降りる覚悟”で、新たな世界を切り開いてきた小池都知事。コロナという人類最大の危機に直面している今――。「ウィズ・コロナ」のスローガンのもと、彼女は都民の新しい暮らし方を求め、奔走し続けている。「ノー3密」を都知事が最初に提唱したのは、3月23日の臨時会見でのことだ。「本日から4月12日までの3週間、《換気の悪い密閉空間》《多くの人が密集する場所》《近距離での会話》の3つの条件が重なる場所を避けるための行動をお願いしたいと存じます」以後、都知事は繰り返し、「《密閉》《密集》《密接》、この3つの《密》を避ける」ことを強調。囲み取材の際、報道陣が都知事めがけて密集するのを制止して、「密です、密です」と注意した場面は、瞬く間にネットで拡散。「ノー3密」は、コロナに打ち勝つ最善の方策として、世代を問わず、私たちの生活に定着した。また、小池都知事は「ステイホーム」を強く呼びかけ、GWを「ステイホーム週間」と名付けて、「ステイホーム、ステイ・イン・東京、セーブ・ライブス」の3つのSを、新たなスローガンとした。政府の対応が遅いという批判が出るなか、政府に先駆けるように、都知事は都政を動かしてきた。本誌のインタビューには、「国がやることと、目の前が現場である自治体ができること、しなければならないことには、若干、時差があるのかもしれません。ただ、総理や官邸にもずいぶんSOSを含め、お願いや報告をさせていただきました」危機にひんしたときほど、人はその真価が問われるものだ。危機におけるリーダーの心構えについて小池都知事はこう語る。「スピード感と、できるだけ大きく構えることが必要だと思っています。特に、今回のコロナウイルスについては、まだ、得体が知れないわけです。薬もまだない。ワクチンもない。都民の皆さんにとって、不安以外の何物でもない。そんななか、私が大きく構えることで、危機や不安がだんだん縮小していけば、それはむしろ安心につながると考えています」たとえば、感染者数が増え始めていた4月上旬、医療崩壊につながらないよう、都は入院医療態勢の大規模な確保に乗り出した。重症度に応じた対応ができるよう医療機関の病床確保や、無症状や軽症の人を受け入れるためのホテル等の施設の確保を進めた。「現在までに、3千300床の病床と宿泊療養用の2千800室のホテルの部屋を確保しております。いざというときに備えて大きく構えたほうが、皆さんの安心につながると考えました」5月30日時点で、都内の宿泊療養者は20人に減ったため、段階に応じた病床数に縮小しているが、いつ第2波、第3波がやってこないとも限らない。そのために今でも大きく構え、備えている。大きく構えるお手本は、まだ東京が市だった時代、第7代東京市長を務めた後藤新平だという。「後藤さんは、関東大震災で東京ががれきの山となったとき、誰も考えつかない途方もない規模で、震災後の東京を構築されました。『大風呂敷』と呼ばれながらも、結果、山手通りや明治通り、行幸通りができたんです。医師でもあった後藤さんは、日清戦争から帰還した二十数万人の兵士を、瀬戸内海の島で隔離し、コレラ感染などの検疫業務に携わった方でもあります」「大風呂敷だ」「実現できるわけがない」と、最初から諦め、何もしないことよりも、高い理想を掲げて、果敢に行動する。それは小池都知事の生き方でもある。「大風呂敷の後藤新平とは、風呂敷つながりでもあるんですよ。私は環境大臣時代、『エコバッグの代わりに風呂敷を使いましょう』というキャンペーンをしています。そのとき日本中から、さらにはアルマーニからも風呂敷が送られてきたんです。昨年は姉妹都市のパリで、風呂敷展まで開催しました。それが今度は日本中からマスクが集まってくるんです。もうね、山ほどいただきました」5月25日、政府は首都圏の1都3県と北海道の緊急事態宣言を解除。ようやく全面解除となった。東京都は、22日に策定した都独自のロードマップ(行程表)に沿って、経済社会活動と都民生活の両立を目指す。「これまで自粛ばかりお願いしてきましたが、今後は『自粛』から『自衛』。ぜひ、自らを守ることを心がけていただきたいと思います。それから、私のモットーに『備えよ、常に』があります。いつ何が起きるかわかりません。もし、感染したときにはどうするのか。そういう発想から、常に備えておくことが必要なのです。正しく恐れ、常に備える。それが今だと思うのです」感染者の減少傾向を受け、6月1日、都のロードマップはステップ2に移行。店舗や小規模施設への休業要請が緩和されたが、残念ながら、わずか1日で、東京アラートが発動。レインボーブリッジが赤く染まった。油断大敵。備えよ、常に。コロナとの闘いは、まだ続く――。「女性自身」2020年6月23・30日号 掲載
2020年06月12日6月6日の深夜1時。都内にある飲食店から男女に囲まれて出てくる人物がいた。塩谷瞬(38)だ。5月25日に緊急事態宣言が解除され、東京都では休業要請を段階的に緩和。飲食店は22時までの営業が可能となった。だが新規感染者が急増したため、6月2日には東京アラートが発動。小池百合子都知事(67)は歓楽街などが感染源と思われる陽性者の増加について触れ、「夜の外出は控えて」と呼びかけていた。そんななか、彼はいったい何を――。「7日は塩谷さんの誕生日。そのため、前日からカウントダウンパーティを開いていたんです。午前中にLINEで『38th Shun Shioya Birthday Party』というメッセージが届いて、そこには『ありがとを伝える日。今年もささやかながら会をやります。大好きな仲間と集まって最幸な時間を過ごせたら嬉しいです!!!大切な仲間と一緒に遊びに来てください』と書かれていました。本来はお店の営業が22時までですが、パーティは21時から24時半まで。『コロナ対策でスプレーとうがい薬を用意しております』とアピールしていましたが、『当日飛び込みも歓迎です!』とも綴られていて……。こんな時期に不特定多数の人が出入りする会に参加するのは怖いので、私は行きませんでした」(塩谷の知人)塩谷といえば、これまで何度もお騒がせ行動が話題を呼んできた。12年にモデル・冨永愛(35)と料理研究家・園山真希絵(42)との“二股交際”が発覚。また今年2月には、都内で長身美女とジョギングをする塩谷を本誌は目撃していた。森に囲まれた神社で熱いキスを交わし、自宅マンションへ。1時間後に出てきたところで声をかけると、その場に女性を残したまま猛ダッシュで消えていった。そしてこの日、彼の周囲には気の置けない仲間たちが。お店は22時まで営業していたが、その後は塩谷たちの貸し切りだったようだ。パーティ開催を前に、20人以上の参加者が続々と会場入りしていく。関係者らしき男性の手には、『Happy BirthDay !! Shun Sioya!!』と書かれたメッセージボードが用意されていた。主役の塩谷は、スーツをビシッと決めている。フリルのついたドレスシャツに、リボンタイがひときわ目を引く。だが口元には、マスクがつけられていなかった。「ちなみに会費は男性が6千円で、女性が5千円。なぜか『受付横に世界の子供支援の「夢貯金箱」を設置致します』とも書かれていました。2次会も行うとのことでした」(前出・塩谷の知人)1次会を終え、お店から出てきた塩谷はすっかり上機嫌。そのまま関係者らとともに、50メートルほど離れた2次会会場へと流れていった――。翌8日、塩谷は自身のTwittetでこう綴っている。《38歳新しい年の始まり。走って、お参りして、深呼吸。自然に囲まれて、いつもの場所で美味い飯を頂く。最高な時間。表現者として、役者として。さらに一歩踏み出して行きます。みんなと会えるのが待ち遠しい!最高な人生を過ごしましょう》最高の人生を過ごすためにも、感染対策にはくれぐれも気をつけてほしい。
2020年06月10日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の新規感染者が増加傾向にあることを受け、東京都は独自の警戒情報『東京アラート』を2020年6月2日に初めて発令しました。発令前日、東京都は休業要請を業種ごとに段階的に緩和させる『ステップ2』へと移したばかり。しかし、『東京アラート』が発令されたことで、休業要請などのステップが変更される予定はないとのこと。あくまでも『アラート』、つまり『注意をうながす役割』にとどまっているためか、多くの都民の間で東京アラートの理解が広まっていない印象も受けます。同月3日放送の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)では、放送前日に発令された『東京アラート』について特集。タレントのホラン千秋さんの解説に「分かりやすい」「なるほど」との声が上がっています。ホラン千秋「東京アラートが出たということは…」スタジオ内からは、『東京アラート』が出たことで、「都民は具体的にどのような行動をとればいいのか分からないのでは」といった指摘も。『東京アラート』について意見を求められたホランさんは、「ステップ0、1、2と『東京アラート』は、また別の軸にあるもの」と前置きした上で、こう続けます。東京アラートが出たっていうことは、土日も人の出が多かったので「このまま行くと増えちゃうから気を付けてくださいね」って。アラートですので、あくまでも警戒ですよって理解ではあったんですけど…。バイキングーより引用さらに、東京都がアラート発令後もステップを下げずにいることに対して、独自の視点からの理解を示していたホランさん。やっと(ステップ)2にしたばかりなのに、アラート出たからすぐ(ステップ)1に数日で戻す、営業自粛してくださいって頼めないじゃないですか。「夜の職業、夜の職業」っていわれると思うんですけど、それ以外にも「みんな飲食店でご飯食べていいですよ」「出かけていいですよ」っていう風に、経済をまわすほうに舵を切っているので、「出かけないでください」とも呼びかけられないし。バイキングーより引用「夜の街だけでなくいろんなところで感染が拡大するリスクはたくさんある」とし、ホランさんは最後にこうも語りました。何を呼びかけたいのか、どう呼びかけるべきなのかっていうのは、すごい難しい局面なんだろうなとは思いました。バイキングーより引用前例のない非常事態の中、難しい状況にあることを理解した上で、持論を展開したホランさんに対して、ネット上ではこんな意見が。・東京都のウェブサイト見たけど、結局これまで同様、感染予防に努めることとしか書かれていないんだよね。・東京都には、もっと具体的な行動指標を示してほしいところだけど、確かに休業要請と解除を頻繁に変えるのは難しいよね。・「夜の街だけじゃない」って、よくいってくれた!本当にその通りだと思う。緊急事態宣言の解除後、夜の繁華街が感染経路とされる感染者が目立つことから、小池百合子東京都知事は、「特に夜の繁華街など『三密』のリスクの高い場所には十分注意していただきたい」とも語っていました。しかし、ホランさんのいう通り、夜の繁華街以外にも感染リスクが高い場所は多くあることでしょう。緊急事態宣言が解除され、休業要請も段階的に緩和されつつありますが、引き続き『感染しない・広めない』ための対策に努めましょう。[文・構成/grape編集部]
2020年06月05日「われわれはいや応なく新型コロナウイルスとともに生きていかなければならない。その意味で『ウィズコロナ宣言』を行いたい。新しい日常を皆で作っていく」5月30日まで感染者が5日連続で10人を超え、29日は22人と増加の傾向を示している東京都。その中で「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」のステップ2に移行すると発表した小池百合子都知事は、感染防止策を前提とした「新しい日常」を作る必要性を訴えた。「東京都は居酒屋を含む飲食店に、5~20時までの営業短縮、酒類の提供は19時までと要請していました。6月1日以降の『ステップ2』では、営業時間は5~22時、酒類の提供も22時までに延長されます」(全国紙記者)大阪の吉村洋文府知事も同じく6月1日から、クラスターが発生したバーやライブハウスなどへの休業要請を全面解除する。「日本中が自粛解除となるなかで、5月29日、北九州市で1日の感染者が過去最多の26人を記録。23日からの1週間で計69人の感染者発生を受け、北橋健治市長は『第2波の真っただ中にいると認識している』と、封じ込めに全力を尽くすと表情を引き締めていました」(前出・全国紙記者)海外でも揺り戻しが起きている。「韓国では規制緩和直後の5月初旬にソウルのナイトクラブで集団感染が発覚し、5月28日には新たに79人の感染が判明しました。そのため、政府は29日からソウルを含む首都圏で再度、外出自粛を要請せざるをえなくなりました」(韓国在住ジャーナリスト) 冒頭のように自粛解除で専門家が憂慮するのは、なんといっても「飲食店でのクラスター」なのだ。実際、日本全国で飲食店での感染報告が相次いでいる。ファストフード店やカフェチェーン店、居酒屋、パブなど合計46店舗にのぼる。「大多数は従業員が感染したと報告したもので客の集団感染が起こったのは宮城県内のパブでした。ただ、飲食店が正式に報告する以外に、飲食店で友人・知人との飲食を通じての感染事例は相当数あります」(前出・全国紙記者)帝京大学大学院公衆衛生学研究科の高橋謙造教授によると、今、気になるのは若い世代によるクラスターが目立つことだという。東京都の5月29日の新規感染者22人のうち、20~30代が11人と半数を占めている。「中国の安徽省で発生したクラスターでも、16~22歳の若い世代が感染を広げていました。 同窓会的な集まりで拡散したのですが、同じお皿に盛られた料理の共有が原因のひとつで、テーブル単位で感染が拡大したようです。基本的に若い彼らは無症状だったようですが、新型コロナの悪質なところは、そういった無症状者が感染を広げるところなんです」「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月05日2020年1月以来、世界中を混乱させている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。同年5月25日、日本政府は全国の緊急事態宣言を解除し、今後はコロナウイルスとの共存を目標として掲げています。コロナウイルスが消滅したわけではなく、ワクチンの完成もいつになるか分かりません。緊急事態宣言が解除されても、不要な自粛は控える必要があります。満員電車を避けたり、県をまたいでの外出を控えたり、手洗いうがいを心がけるなど、一人ひとりの自衛が重要となるでしょう。緊急事態宣言解除後の世間に、ヒカキンが違和感同年6月3日、YouTuberのHIKAKIN(以下、ヒカキン)さんがTwitterを更新。近所のコンビニで買い物をするために東京都内を歩いていたヒカキンさんは、道中で周囲の人たちを見て違和感を覚えたといいます。コンビニで買い物するために夜外出たら、すれ違う人たち半分くらいマスクしてない。。。東京、意識を高く持って欲しいねぇ。— HIKAKINヒカキン 【YouTuber】 (@hikakin) June 3, 2020 5月下旬は徐々に1日の新規感染者数が減っていた東京都ですが、6月2日には都内で34人の新たな感染者が確認されました。感染者数急増を受け、東京都は都民に警戒を呼び掛けるために『東京アラート』を発動しています。緊急事態宣言解除後、ネットでは「時期尚早ではないか」「第二波が来てしまうかもしれない」といった声が続出。ヒカキンさんも、マスクを装着していない人の増加から気の緩みを感じ、不安を感じたようです。投稿は拡散され、多くの人から共感する声が寄せられました。・分かる!解除後は一気に危機感が薄れたように感じる。まだ油断できないのに…。・気温が上がってきてマスクを着けたくないけど、東京都内はまだ怖いので気を付けます。・先日買い物に行ったら周囲の人がほとんどマスクつけてなくてビックリした。おいおい。小池百合子都知事や集中治療室から退院した感染者と対談したり、1億円を使って医療従事者を支援する募金活動を行ったりと、いろいろな活動を行っているヒカキンさん。コロナウイルス終息に向けて真剣に取り組んできたからこそ、周囲の変化に疑問を覚えたのでしょう。マスクを着用できない事情がある人を除き、引き続き感染対策に努めたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月04日「堀江氏といえば、15年前の衆院選で、亀井静香氏を相手に善戦したことが印象深いです。現職の小池百合子都知事の圧勝で、“無風選挙”になるだろうと予測されていた東京都知事選ですが、堀江氏が出馬すれば、彼の存在感が強まるのは間違いないでしょうね」そう語るのは、政治評論家の有馬晴海さん。今年7月の東京都知事選に実業家の堀江貴文氏(47)が出馬への意欲を燃やしているという。5月30日に著書『東京改造計画』(幻冬舎)を出版するが、そのなかで37項目にもおよぶ東京都政への提言をつづっているのだ。著書の編集を担当した幻冬舎の箕輪厚介さんによれば、「出馬への意欲は満々です。堀江さんは、小池都知事のやり方に対し、いろいろ思うところがあるようで、このまま無風のままで、小池都知事を再選させていいものか、と考えているようです。ただコロナ禍のなかの選挙となります。投票所が3密にならないためにも、また若者の票を集めて勝機を見いだすためにも、ネット投票を導入してほしいというのが、堀江さんの強い要望です」『東京改造計画』で、堀江氏は小池都知事を厳しく批判している。《彼女はYahoo! JAPANの社長だった宮坂学さんを副知事に抜擢した。珍しくいい人事だ。(中略)だが肝心の都知事が及び腰になっているせいで、彼女が当初掲げていた数多くのマニフェストはまるで前進しない。(中略)愚かなバカ殿がトップに居座っていると、宮坂さんのような人材の能力がフル稼働しない。彼女が4年間都知事を務めていたせいで、都民はとてつもない大損をしているのだ》(《 》は著書より。以下同)堀江氏が出馬した際には、著書の37項目の提言が選挙公約になるという。掲げた提言は経済、教育・社会保障などに関してのもので、《現金使用禁止令》《都職員の9割テレワーク化》など、合理化を叫び続けてきた堀江氏らしい言葉が並ぶ。《現金使用禁止令》については、こう説明している。《(コロナ禍により)「現金は面倒だ」「現金は不潔だ」と人々が気づいた今、東京都は思い切ってキャッシュレス化を一気に普及させるべきだろう》前出の有馬さんは言う。「提言からは堀江氏の理想を自由に展開しているという印象を受けます。《オンライン授業推進》《記者会見なんてオンラインで開けばいい》などは、これまでも俎上に載せられましたが、もっと強力に推進すべきということでしょう」そのいっぽうで異彩を放つのは《江戸城再建》《大麻解禁》といったユニークな提言だ。《江戸城再建》は現在連載中の漫画から着想を得たものだという。また《大麻解禁》は、炎上を覚悟のうえで、《常識を一回疑ってゼロベースで議論してみよう》と、あえて提唱するという。《大麻を合法化してしまえば、東京は放っておいてもセックスフリーエリアに生まれ変わる。子育て対策に下手に予算をつぎこむよりも、大麻合法化のほうがよほど子作りのインセンティブ(動機づけ)になるのだ》これらの堀江氏の提言について識者らに聞いた。元都知事で現大阪市・大阪府特別顧問の作家・猪瀬直樹さんはこう語る。「テレワークを進めながら、混雑時の乗車料金を高くして、満員電車を解消するという案はいいと思います。また《東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する》についても賛成。しかし大麻解禁といっても、そもそも国の法律で規制されているものだから、都の条例で変えるわけにはいきません。出馬するなら、(旧知の)私にも相談してくれればよかったですね」経済アナリストの森永卓郎さんも、“都知事の権限”について指摘している。「東京都知事だけでは決められない案件が多い印象です。また弱者の視点が薄いことも気になりますね。彼が政策を進めることにより、“金持ちだけが住みやすい東京”になってしまうことを危惧しています」国際政治学者の三浦瑠麗さんは、“論点としては納得するものも多い”と、語った。「《現金使用禁止令》や《東京都をオール民営化すればいい》は、極端ですが方向性としては間違ってはいないと思います。また《低用量ピルで女性の働き方改革》も、こういった視点を持ってくれる男性は、堀江さんの年代では珍しいと思いました。女性にとって、低用量ピルの使用はメリットがあり、合理的なケースも多いのに、先進国に比べて遅れているからです。堀江さんが出馬されるのでしたら単なる、“壊し屋”になるのではなく、官僚や政治家たちが跋扈する都政を回していくという“本気”を見せてほしいですね」新型コロナの第2波第3波をどう乗り越えるのか?東京五輪をどう実現していくのか?など、問題山積みの東京都。堀江氏の提言は、人々の東京都政への関心を高め、しっかりと議論をするというきっかけになるかもしれない。「女性自身」2020年6月9日号 掲載
2020年05月26日《ネットニュース、なんかホリエモンのネタ多すぎない?》《ネットニュースよく見るけどホリエモンさんが文句言ってる話題が多すぎ》新型コロナウイルスの影響で会見などが続々と中止になるなか、ニュースメディアを賑わしている人物がいる。堀江貴文氏(47)だ。堀江氏といえば現在、東京都知事選の出馬が噂されている。5月20日には小池百合子都知事(67)が出馬に対して「賑やかなこと」と表現したと報じられたところ、堀江氏は自身のTwitterでその記事を引用してこうつぶやいた。《コロナ危機利用してるから余裕だな》このツイートを中日スポーツ、デイリースポーツ、東京スポーツ、スポーツ報知といった4つのスポーツ紙がWEB配信。またこの発言に限らず、以前から彼の何気ないつぶやきまでが次々と記事として取り上げられている。そこでサンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、中日スポーツ、デイリースポーツ、東京スポーツ、日刊スポーツなど7つの大手スポーツ紙のWebサイトを5月21日からさかのぼってみた。すると4月11日まで途切れることなく、いずれかのサイトが堀江氏の言動を報じていたのだ。その間、実に41日連続!報じられているのは、主にTwitterの投稿。他には著名人による堀江氏のツイートへの反応や、テレビ出演した際の発言など。この41日間の記事数をスポーツ紙別に並べると、こうなる。サンケイスポーツ 37スポーツニッポン 25スポーツ報知 50中日スポーツ 43デイリースポーツ 57東京スポーツ 21日刊スポーツ 11合計すると、244もの堀江氏の記事が配信されたことになる。なぜ、堀江氏の言動はこれほどまで報じられるのか。そこには、理由があるという。「新型コロナウイルスの影響で会見やインタビューなどが次々と中止になり、取材ができなくなっています。そこで各社ともにTwitterなどの発言を取り上げ、記事を量産するようになっているのです。なかにはPVの取れる人選をリストアップし、『この人たちのSNSに注目して、発言を記事にするように』とお達しを出しているところも。そこに、堀江氏の名前も挙がっていました。彼の発言は賛否を呼ぶものの、インパクトがあるので数字を稼ぎやすい。それだけ、堀江氏に発言力があるといえるのかもしれませんが……」(スポーツ紙記者)その発信力は、都知事選にも活かされるのだろうか?
2020年05月22日駅のそばにある商店街に立つビル。その1階のシャッターは下ろされており、たくさんの花束が供えられていた。東京都練馬区で営業していたとんかつ店で火災が起こったのは4月30日夜のこと。近所の居酒屋店店主が、その日の様子を語る。「店から煙が出ていて、消防車も来ていたのです。店主のAさんの奥さんに電話でお知らせしたらすぐに駆けつけてきて。奥さんの顔は蒼白になっていました……」消防隊員が発見したのは、店内の客席付近で倒れている店主Aさん(54)。全身にやけどを負っており、搬送先の病院で死亡が確認された。「遺言は見つかっていませんが、遺体には油を被ったような形跡があり、自殺の可能性も含めて警察が慎重に調べています」(全国紙・社会部記者)このビルにとんかつ店が開店したのは約50年前。二代目の娘婿だったAさんが三代目を継いだのは’03年のことだった。Aさんと親交のあった和菓子店店主は言う。「とんかつ専門店なのにメニューが60品もありました。私が『もっとメニューを減らしなよ』と言うと、『お客さんのニーズに応えようとすると、メニューがいくらでも必要になるんだ』と。“お客さん第一”の経営方針でした」妻といっしょに誠心誠意守ってきたとんかつ店だったが、緊急事態宣言を受けて、4月中旬から臨時休業していた。弱音を吐いたことのないというAさんに異変が生じ始めたのは、そのころだったという。前出の居酒屋店店主は言う。「コロナの影響で経営に不安を感じていたのか、最近のAさんのフェイスブックには『実家に援助を頼むことも、期待できるかな』といった記述もありました」また地元商店街の振興組合理事長の大野裕之さんは次のように語る。「火災があった4月30日の午後3時ごろ、Aさんのお店に、区から割り当てのあった消毒用アルコールを届けたんです。すると『コロナも長引きそうですし、もう店を閉めることにしました』と……。実は翌日の5月1日からとんかつ店を再開するはずだったので、どうしたのかと思いました。やはり気が動転していたのでしょうか。翌日のために仕込みをしていましたが、元気がない様子でした」Aさんはこの商店街振興組合の副理事長も務めていた。「商店街では’05年から、夏に一斉に打ち水をおこなっており、それを模倣するほかの商店街も多かったのです。Aさんはその提唱者として幾度も取材を受けています。’05年には当時環境大臣だった小池百合子東京都知事(67)もゲストとして飛び入り参加し、Aさんと並んで打ち水をしています。さらに翌年も小池都知事は商店街を訪れ、100人以上の人々といっしょに打ち水をしました。Aさんのフェイスブックには《あなたの命を、家族を、大切な人を、社会を守るため、感染拡大を食い止める。その言葉を改めて心に刻みました》と書かれていたそうです。これは小池都知事が繰り返し述べている言葉でもありますが、Aさんは悲壮な覚悟を持って、受け止めようとしていたのでしょう」(前出・社会部記者)Aさんの思い出として、“家族思い”だったエピソードをあげる知人たちも多かった。交流があった噺家の柳家小きんさん(52)は、本誌にこんなメッセージを送ってくれた。《Aさんから教わりましたことは多々ございますが、いちばんの教えは「一家和楽の素晴らしさ」です。三人のお嬢様は、大学生や社会人になられても、週末のお店が忙しいときには、率先してお店を手伝われています。よそで働けばお金にもなるのに、またお友達と遊びたい盛りなのに、ご家族仲良く、笑顔で尽くされているお姿に、いつも心が洗われる思いがいたしました》3人の娘たちはすでに成人しており、Aさんには孫もいるという。彼女たちがまだ幼いころ、ブログでこんなこともつづっていた。《3人とも親孝行な子供たちだけれど、七夕の短冊に、次女は、「パパを受け継いで、店で働きたい」と毎回書いてくれている》またAさんの趣味はマラソンだったが、その理由の1つについてこう明かしている。《朝、スタート時の僕が走っている姿を、子供たち3人に見てもらえればと考えていた。逆に、走っている姿を見てもらうことで、子供たちへ、何事にもあきらめない気持ちが伝わるのでは、という願いを心に秘めて》Aさんは昨年12月に東京五輪の聖火ランナーに選ばれて大喜びしていたという。近所に住む知人は言う。「申し込みのための文章を奥さんやお子さんたちに何度も添削してもらったそうです。晴れ舞台で走る姿をご家族に見せることを楽しみにしていたでしょうに、それも延期になってしまって……」聖火ランナーとしての疾走、娘たちとの店の切り盛り……、Aさんが夢見ていた未来ものみ込んでしまった新型コロナの猛威に、あらためて慄然とせざるをえない。「女性自身」2020年5月26日号 掲載
2020年05月15日1月16日の「初感染者」発表から、100日が経った新型コロナウイルスとの闘い。はたして、指揮官を務める安倍晋三首相の判断は適切だったのか?安倍首相の「コロナ対策」を識者が斬るーー。【政治責任】呆れた弁明で感染拡大の懸念日本で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは1月15日のこと。翌16日に発表され、この日から新型コロナウイルスとの長い闘いが始まった。3月25日、東京都・小池百合子知事が記者会見。週末の不要不急の外出自粛を呼びかけ、外務省は全世界への渡航自粛を要請。その翌日の26日、安倍昭恵首相夫人がタレントやモデルらとともに桜の前で撮った写真が週刊誌で報じられる。「安倍昭恵さんについて、『夫の足を引っ張って……』という家父長制的な視点で批判するのは的外れです」そう語るのは、「2人の子どもを持つ働く女性」である、タレント・エッセイストの小島慶子さん。総理夫人といえども総理とは別人格だと、小島さんは考えている。「でも、国会で昭恵さんについて追及を受けたときの安倍首相の“いいわけ”はよくありません」花見の自粛が求められているなか、昭恵夫人が芸能人らと桜の前で撮った写真が報じられたときには“レストランの敷地内だから花見ではない”と強弁した安倍首相。さらに4月15日、『文春オンライン』が3月15日に昭恵夫人が大分旅行に行っていたことを報じると、 “3密ではない”から大丈夫と4月17日の国会で擁護している。「しかし、この答弁の翌日からの週末、江の島や吉祥寺で人出が多かったことが報じられました。『3密でなければ出歩いて大丈夫』と、安倍さんの弁明がお墨付きを与えてしまったのではないかと懸念しています」(小島さん)コロナとの闘いが始まって100日。識者の評価は辛辣だが、闘いの終わりはまだまだ見えていない。これからの100日も厳しく見守ろう。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月06日1月16日の「初感染者」発表から、100日が経った新型コロナウイルスとの闘い。はたして、指揮官を務める安倍晋三首相の判断は適切だったのか?安倍首相の「コロナ対策」を識者が斬るーー。【東京五輪】開催への執着が対応を遅らせた2月17日、厚生労働省は「風邪のような症状、37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」など、PCR検査を受けられる基準を定めたが、これは日本独自のもの。急な発熱から4日を待たず容体が急変した例も報告されている。「あれほどPCR検査を行わなかったのは、東京五輪を控えていたために、患者数を抑制したかったのではないのかと、疑わざるをえません」そう語るのは、医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんだ。3月24日に五輪の延期が決まると、翌日の25日に小池百合子知事は緊急会見を開き、東京都で初めて“外出自粛要請”を出した。延期決定後から日本のコロナ対策が一気に加速したようにも見える。4月に入ったころから、ようやく政府は方針を転換。4月6日、安倍首相がPCR検査の可能数を2万件に増やすこと、人工呼吸器を1万5,000台以上、病床は5万床を確保する考えも示す。五輪の開催日は’21年7月23日に決まったが、上さんはこの日程に不安を感じている。「終息は、’22年までかかると見る専門家もいます。まだ先が見えていない状況なのです」(上さん)開催を急いだのにはこんな見方も。政治評論家の有馬晴海さんはこう指摘する。「安倍首相の自民党の総裁任期は’21年9月ですので、安倍首相としては、『それ以前の、できるだけ早い時期』にオリンピックを開催したかったはずです」コロナとの闘いが始まって100日。識者の評価は辛辣だが、闘いの終わりはまだまだ見えていない。これからの100日も厳しく見守ろう。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月05日