「小野大樹」について知りたいことや今話題の「小野大樹」についての記事をチェック! (1/5)
北京五輪スノーボード日本代表のプロスノーボーダー・小野光希が26日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】スノボー 北京五輪メダリスト村瀬心椛ココモも由良もスノーボーダー でも実はルーツはスキー「Saas fee dump ️」と綴り、3枚の写真と1本の動画をアップ。小野は、フリースタイルの聖地サースフェー(Saas fee)でのハーフパイプでの滑走や高いジャンプを写したショットやサッカーの風景を写したオフショットを公開した。 この投稿をInstagramで見る Mitsuki Ono 小野 光希(@mitsukiono)がシェアした投稿 この投稿にファンからは多くのいいねが寄せられている。
2024年10月27日福島12市町村移住者たちの実話を基に紡ぐ心温まるヒューマンドラマ「風のふく島」の主演を、大友康平、黒木華、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、渋川清彦、駿河太郎、本田響矢が務めることが分かった。東日本大震災の際、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった福島12市町村。そこには、夢をもって移住してきた者、復興のために動き出した者、福島の地で生まれ育った者、挑戦し続ける者。それぞれの思いを胸に、激動の福島を駆け抜けて活躍する移住者たちの姿があった――。本作は、昨年放送された本郷奏多&大沢一菜W主演「姪のメイ」と同じく、福島12市町村を舞台にしたドラマ。今回は、実在する12名の移住者たちにフォーカスした1話完結のヒューマンドラマとなる。葛藤や挫折をしながらも、それぞれの課題に挑戦して移住に至る姿や、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子を、実在する場所やモデルとなる人物にインタビューを行い、そこから着想を得たストーリーをオムニバス形式で紡ぐ。「鬼」扱いされる、一見怖い主人公が、子どもたちと交流を重ね、伝統行事に熱意を燃やす主人公が、移住の地でどう立ち回るのかなど、モデルの魅力を主人公に投影させて描く。「鬼」と恐れられている、双葉町に移住した元復興副大臣・好川治役の大友康平は、「大震災からの復興。未曾有の出来事を風化させないこと。この二大テーマに貢献できる内容のドラマに参加させていただき大きなやり甲斐と責任を感じます」とコメント。風景に惚れ込み、移り住む川俣町でカメラマンとなった小賀ひとみ役の黒木華は、「前へと進む福島を描いた作品に参加できることを嬉しく思いますし、何か少しでも手助けになれるよう精一杯頑張ります」と意気込む。南相馬市で馬の社会的地位の向上を目指す、いまどきの青年・中村優神役の佐藤大樹は、「福島県は僕の祖父母の家があり、子供の頃から毎年必ず訪れる、大好きな場所です。この作品を通して福島県の魅力が少しでも伝わるように僕も全力で演じます」と話す。トライアルでの町おこし計画を川内村で行う東道進一郎役の渋川清彦は、「三木監督に自分のもっているモノを委ね、何か面白い作品ができれば幸いです」と語る。サーフィンで広野町を盛り上げるホテルマン・大迫保役の駿河太郎は、「サーフィンが好きな気持ちはこの業界の誰よりも強いと思います。仕事でサーフィンが出来るなんて最高でしかありません」と参加を喜んだ。葛尾村への思いを胸に畜産業に携わり、とある事情を抱えた男と出会う田伏武洋役の本田響矢は、「この村の良さを役、作品を通して観てくださった皆さまに伝えられたらいいなと思います」とコメントしている。残る6話の主演キャストは、後日発表予定だ。なお監督は「君は放課後インソムニア」の池田千尋、お笑いコンビ「ダブルブッキング」の川元文太、「架空OL日記」の住田崇、『市子』の戸田彬弘、『チワワちゃん』の二宮健、『夜明け』の広瀬奈々子、「時効警察」の三木聡が決定している。「風のふく島」は2025年1月10日より毎週金曜日24時42分~テレビ東京ほかにて放送(※BSテレ東:1月13日スタート毎週月曜24時~/福島テレビ:3月放送予定)。(シネマカフェ編集部)
2024年10月22日声優の小野賢章が12日に自身のXを更新した。【画像】「最後鳥肌なので…」声優 土岐隼一がイラストレーター 風間雷太の個展を大絶賛!「バースデーイベント、無事に終了しました!!!」「いやー!最高に楽しかったです!!!」「皆さんにたくさんお祝いされて本当に幸せ者だなと実感しました。」「また1年頑張ります」「ありがとうございました!」と綴り、3枚の写真をアップ。10月12日に開催された自身のバースデーイベント「小野賢章35thバースデーイベント」のオフショットを公開した。同イベントにはゲストとして声優の小林千晃、西山宏太朗、岸本卓也、早乙女じょうじが出演。ゲスト陣との楽しそうな姿を見せている。バースデーイベント、無事に終了しました!!!いやー!最高に楽しかったです!!!皆さんにたくさんお祝いされて本当に幸せ者だなと実感しました。また1年頑張りますありがとうございました! pic.twitter.com/vBhJ7jDG0X — 小野賢章 (@ono_kensho) October 12, 2024 この投稿を見たファンからは「楽しい時間をありがとうございました!!」「35歳素敵な1年にしてください✨」「昼夜楽しくてずっと笑ってましたヾ(・ω・)ゞ」「すんごい幸せな時間でした!」といったコメントや多数のいいねが寄せられた。
2024年10月12日テレビ朝日アナウンサーの三上大樹(みかみ・ひろき)さんが5日に死去した。38歳。同局が8日、ORICON NEWSの取材に答えた。同局は「当社社員、三上大樹アナウンサーは10月5日に逝去されました。心よりお悔やみ申し上げます」と報告。「病死ですが、詳細については差し控えさせていただきます」とした。三上さんは1986年4月16日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学スポーツ科学部を卒業し、2009年4月1日に入社。『やじうまプラス』『ワイド!スクランブル』などに出演した。9月13日に『報道ステーション』のスポーツニュースのナレーションが最後に担当した番組だったという。
2024年10月08日Eテレ『おかあさんといっしょ』の元うたのおねえさん、小野あつこが24日までに自身のインスタグラムを更新し、海上保安大学校練習船「いつくしま」の公開イベントに参加した様子を報告した。【画像】小野あつこ、石井食品工場見学ツアーを実施!元うたのおねえさんの親子体験型プロジェクト「本日は横浜市中区横浜海上防災基地にて行われた海上保安大学校練習船「いつくしま」の公開イベントにて特殊救難隊の海難救助展示訓練に参加させていただきました️」と綴った小野。船を島に見立てた訓練では、子どもたちもロープ貼りに参加し、海難救助の一端を体験した。「海の安全を守ってくださっている海上保安庁の皆さまの訓練を間近で見させていただけた本日の貴重な経験は、沢山のお子さんたちの心にも残ったことと思います」と感想を述べた。 この投稿をInstagramで見る 小野あつこ(@onoatsuko12)がシェアした投稿 この投稿には多数のいいねが付き、イベントに参加したファンからも「迫力満点な訓練を間近で見ることができ、とても貴重な経験となりました」「訓練の参加は息子にとっては忘れられない貴重な体験になった」といったコメントが寄せられている。
2024年09月24日FANTASTICS from EXILE TRIBE佐藤大樹が22日、イナズマロックフェスに2年連続出演、「今年も最高の思い出ができました!」とのコメントと共に6枚の写真を投稿した。メンバーである八木勇征との金髪ツーショットも披露している。【画像】FANTASTICS・八木勇征がメンバーの誕生日をお祝い?! この投稿をInstagramで見る EXILE/FANTASTICS 佐藤大樹(@taiki_sato_official)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「最高のパフォーマンスをありがとうございました」「ゆせたい♡最高すぎ♡♡♡」「赤がやたら似合うよね♥️」等コメントが寄せられている。
2024年09月23日福原遥、小野花梨、伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈が、ABEMAオリジナル連続ドラマ「透明なわたしたち」のクランクインに思いを語るインタビュー映像が公開された。本作は、映画『Winny』『ぜんぶ、ボクのせい』の松本優作が脚本と監督を務め、映画『ヤクザと家族 The Family』『正体』を手掛ける藤井道人監督がプロデュースするABEMAオリジナル連続ドラマ。福原演じる週刊誌ゴシップライターの碧が、2024年渋谷で起こった身元不明の青年による凶悪事件の犯人が高校の同級生ではないかと気づき、高校時代を回想しながら、真相を追いかけていく社会派群像サスペンス。映像は今年3月よりスタートした本作の撮影現場に密着し、クランクイン当日にインタビューした様子を収録。福原、小野、伊藤、倉、武田の5名のメインキャストに「初日の撮影を終えての感想」「この役のオファーを受けて/台本を読んでみての感想」「本作への意気込み」をそれぞれに聞いている。「初日の撮影を終えての感想」として、福原は「本当にいい空気ですね」と開口一番切り出すと、「衣装あわせだったり、顔合わせでもスタッフの皆さんとお会いさせていただいたのですが、皆さんすごく優しくてあったかい空気感で、フレンドリーではじめから居心地がよかったですし、キャストの皆さんも何人かご一緒していた方がいたので、あんまり緊張せずクランクインできたかなって思います」と順調に撮影がスタートしたことを明かした。「この役のオファーを受けて/台本を読んでみての感想」として、小野は「学生時代から大人までの10年間ぐらいの長めの期間を演じさせていただくということで、楽しみ半面、高校生役まだできるかなとか、そういった具体的な不安半面」と、高校生役を演じることに対する素直な気持ちを話す。伊藤も「まず、制服かー…っていう(笑)本当に久しぶりに制服を着たので、ちょっとワクワクもありつつ、大丈夫かな、なんて思いもありつつな感じではあった」と心境を吐露しつつ、「若い子たちがこの作品を見たときに、特に10代の中高生が感情移入できるキャラクターがいるんじゃないかなっていうのは思った」と時流を捉えた作品であることを強調する。また、「本作への意気込み」として、倉は「(役どころが)人気者みたいなキャラクターなんですけど、(自身が)まったく人気があったことがないというか、あまり華々しい高校時代を送ってなかったので、それも新たな追体験として楽しみだなと思っています」と自身の学生時代をふり返って語る。武田も「制服を着て群像劇っていうのもすごく久々なのでちょっとドキドキな部分はあるんですけれど、楽しみつついろんな経験ができればなと思います」と話した。なお、クランクインインタビュー公開に伴い、メインキャスト5名の集合ショットも公開。碧(福原遥)、風花(小野花梨)、喜多野(伊藤健太郎)、高木(倉悠貴)、梨沙(武田玲奈)の仲良しグループが、どんな高校時代を過ごしていたのかが垣間見える、青春を感じる1枚となっている。ABEMAオリジナル連続ドラマ「透明なわたしたち」は9月16日(月)23時~配信開始(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2024年09月07日宮世琉弥主演ドラマ「スノードロップの初恋」の放送が決定。ヒロイン役で小野花梨も出演することが分かった。本作は、初めて人間界に降り立った死神・片岡朔弥が、幼くして父親を亡くし、唯一の肉親である弟を育てるために自分の人生を捧げてきた望月奈雪と出会い、少しずつ分かりあい、次第にひかれ合っていくラブストーリー。しかし、そんな2人の前に人生を大きく変える運命が待ち受けていた…。『恋わずらいのエリー』「くるり~誰が私と恋をした?~」などに出演する宮世が演じるのは、とある目的で人間界に初めて降り立った死神・朔弥。人間界のことについて知識と興味はあるが経験はなく、初めての人間界での生活は不思議なことだらけ。他者との関わりを持ったことがないため、誰に対しても無遠慮でぶしつけなところもあるが、その無邪気で自由奔放な性格は奈雪を戸惑わせながらも魅了していく。今回、連続ドラマ初主演の宮世は、「タイトルとあらすじだけを聞いたら、どんなドラマになるんだろうって思う方もたくさんいるかと思いますが、甘酸っぱいラブストーリーを通して、日々を生きるうえで応援してくれるような、背中を押してくれるような作品になっています。ぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけている。来年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の出演を控えている小野は、ラブストーリーのヒロイン初挑戦。今回演じる奈雪は、両親の離婚後、父と弟と3人で暮らすも高校2年生のときに父を亡くし、弟の面倒を見ている。父の旧友が社長を務めるレストランチェーンで、弟のために定時で帰れる経理の仕事をしている。自分に厳しく、甘え方も忘れていた彼女だが、朔弥に出会い、少しずつ自分を大切にして、自分らしく生きることを考えだしていく。「台本を読んでみると、とてもかわいらしいお話で、撮影が楽しみになりました」と語った小野は、「キュンキュンする温かいラブストーリーになっていると思いますし、おいしいご飯もたくさん出てきます。これから撮影頑張りますので、ぜひご覧いただけたらうれしいです!」とメッセージを寄せている。本作では、死神と大人の女性の恋模様とともに、「生きることの素晴らしさ」を大切なテーマとして描く。終わりへ向かっていく暗さではなく、普段つい忘れてしまう生きることの豊かさ、楽しさ、明るさ、エネルギーを、素敵なラブストーリーの中で改めて気づかせてくれる物語だ。「スノードロップの初恋」は10月1日より毎週火曜日23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年09月02日『Winny』『ぜんぶ、ボクのせい』の俊英・松本優作監督、藤井道人プロデュースによるABEMAオリジナルドラマ「透明なわたしたち」から、福原遥、小野花梨、伊藤健太郎ら、登場人物たちの表情に注目の集まる場面写真が解禁された。ABEMAオリジナル連続ドラマとなる本作は、社会派の作品を多く扱う2人の監督が、完全オリジナル脚本にてドラマを制作。主演の福原遥を中心に、「どこか居場所がないと感じてしまう20代の若者の“いま”を切り取る作品」というテーマに共感した、小野花梨、伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈ら、福原と同世代で、国内ドラマや映画に欠かせない存在感を放つ20代の実力派俳優がキャストが集結。初タッグにて、東京と富山を舞台とした社会派群像サスペンスを送り出す。8月5日に特報映像が公開されると、視聴者から「闇とキラキラの落差すごい」「ストーリー展開はもちろん、映像の美しさも楽しみ」と早くもコメントが集まり注目を集めている。この度公開した場面写真は、高校時代を富山で過ごした5人の登場人物が20代半ばに成長し、各々の葛藤を抱えながらも日々の生活をなんとか過ごしている様子が映し出されたもの。特報映像にもあるように、新聞記者を目指すも現在は週刊誌のゴシップライターの仕事をしている中川碧(福原遥)の「いつからだろう、自分の心に嘘をつき始めたのは。なにも感じなくなってしまったのは。自分の居場所を見失ってしまったのは。いつから大人になってしまったんだろう…」という言葉をなぞるように、5人の登場人物たちは様々な表情を見せる。東京での生活を諦め、地元・富山で一児の母になった齋藤風花(小野花梨)、順風満帆な高校生活から一転し、渋谷の片隅で闇バイトを行う喜多野雄太(伊藤健太郎)。渋谷のスタートアップ企業のCEOとしてきらびやかな生活を送る高木洋介(倉悠貴)、女優としての活躍を外では見せつつも実際は恵比寿のクラブで働く桜井梨沙(武田玲奈)。5人は、なにを抱え、そしてどこへ向かっていくのか。そんな中、渋谷のスクランブル交差点にて起きた凶悪事件から、数奇な運命をたどり再びこの5人が繋がっていく…。本作「透明なわたしたち」では、“いま”の社会を切り取り、現代の若者たちの感じる「居場所のなさ」や「孤独」といった心情を完全オリジナル脚本にて代弁。監督・松本優作とプロデュース・藤井道人がタッグを組み、コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」が制作する。ABEMAオリジナル連続ドラマ「透明なわたしたち」は9月16日(月)23時~放送開始。(シネマカフェ編集部)
2024年08月13日JO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が出演する、映画『逃走中 THE MOVIE』(公開中)衣装へのこだわりがこの度、明らかになった。同作はフジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』のドラマ映画化。賞金総額1億円超、参加総数1,000人の史上最大級かつ命懸けのゲームを描き、JO1から川西、木全、金城、FANTASTICSから佐藤、中島、瀬口の出演が出演する。6人は高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていたが、とある理由によりバラバラになってしまった若者たちを演じた。○映画『逃走中 THE MOVIE』7月19日に公開されると、鑑賞したファンからは「上映中も上映後も、熱い絆に涙が止まらなくて、最高でした!」「子供たちと観に行った逃走中、少し怖かったけど家族全員楽しめました〜!」「思っていた以上にハラハラしたし、緊張感があって面白かった!」と、新感覚のアトラクションムービーとして、逃走アクションや友情物語に多くの反響が寄せられている。本作の主人公は、エネルギッシュで元気溢れる大和(川西)、名門大学数学科に進学した真面目な秀才・瑛次郎(中島)、投資にハマり中のメンバー随一の切れ者・賢(木全)、町工場の資金繰りに苦労する勇吾(金城)、ファッションオタクのムードメーカー陸(瀬口)、とある出来事をきっかけに突如姿を消した譲司(佐藤大樹)という、6人の青年たち。正反対の魅力を放つ彼らだが、実はそれぞれの“衣装”にも6人の性格や特徴が感じられるようなこだわりが随所に散りばめられている。劇中で観られる衣装も、色合いやスタイルなど多種多様であり、本作の衣装・津田大氏もかなりのこだわりを持って取り組んだ。衣装の色合いについては、西浦正記監督と衣装・津田氏が入念に話し合い、キャラクターカラー(大和:赤、瑛次郎:黄色、賢:グレー、勇吾:緑、陸:ピンク、譲司:青)を参考にチョイス。また「6人が陸上から離れてしまっていることが感じられるように」という監督の要望のもと、大学陸上部を辞め日々退屈する大和、家族を養うため町工場の資金繰りに苦労する勇吾、皆とのわだかまりが解けやらぬ譲司など、6人それぞれが現在置かれた生活環境を衣装で表現することも大切に考えていたという。「特に6人のキャラクター性をどのように表現するかが重要でした」と津田氏は振り返っている。まずは大和について「“リーダー性”、“熱い闘志”を持つキャラクターということで、本を読んだ初期段階で必ず赤を使いたいと思っていました」と、すぐに赤が思い浮かんでいたよう。さらに「現在は日々を退屈に過ごす大学生なので、古着っぽいカジュアルな雰囲気にしつつ、『逃走中』では疾走感が出せればと思い、モッズコートのスタイルにしました」と明かしている。川西本人も「(大和のイメージに合っているので)この衣装を着るとすぐ役に入り込めて気が引き締まる」と語っていた。瑛次郎については「黄色は(中島)本人の人懐っこさとも相まって、真面目な性格の中で仲間を想う優しさを表現できたと思います」とコメントする津田氏。「ポロシャツや、オックスフォードシャツにカーディガンなど、とにかく優等生らしさを出すことを一番意識しました」と話す通り、メガネ姿の穏やかな優等生らしさが感じられる雰囲気に。賢については「グレーというカラーは、監督の発案でした」と明かし、色合いは監督のアイデアをベースにしていたよう。「ゲームでは賞金を本気で取りに行くという、賢のしたたかさを感じさせるべく、スポーティーな要素を加えてみました」と頭がキレる賢の特徴を表現するための工夫を語り、機能性が高そうなジャケットやランニングシューズを着用していることからも、賢の効率的な思考が垣間見える。そして勇吾については「不遇な環境の中で懸命に生きる、彼の生き様そのものが衣装になっています」と語る通り、まさに緑をモチーフにした作業着風の服装からは、日々懸命に生き抜きながらも心の内に秘めた勇吾の熱い闘志を感じることができる。「衣装合わせでつなぎを着てもらった時に、何も言わなくても(金城)本人がそのまま腰で結んでくれたので、より勇吾のイメージにすんなり馴染んでいたと思います」と、金城自身が勇吾のキャラクターを理解し演じていたことが伺えるエピソードも。ド派手なファッションで魅せる陸については、津田氏「目に見えて目立つピンクという色は、陽気でムードメーカー、派手好きという陸のキャラクターに非常にハマっていたと思います」と絶賛。「服飾の専門学生なので、色んな格好を見せたく、プライベートと逃走中の衣装を全く違うテイストにしました」と、陸の設定に合わせることもしっかり意識したようで、さらに「(瀬口)本人も『かわいい衣装にはモチベーションが上がるんです!』と言ってくれました」と、瀬口自身も個性的な衣装をとても気に入っていた様子。最後に譲司については、「クールで寡黙な譲司と、青色の相性は抜群でした」とコメント。そして「少し無骨な印象にしたかったので、ミリタリー要素を加えるなど、全体的に落ち着いたトーンにしました」とこだわりを語っている。(C)2024 フジテレビジョン 東映 FNS27社
2024年07月28日フジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』が、まさかのドラマ映画化。現在『逃走中 THE MOVIE』として公開されている。同作では、『逃走中』が賞金総額1億円超、参加総数1,000人の史上最大級かつ命懸けのゲームに。そこに参加するのは、高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていた6人で、とある理由によりバラバラになってしまった若者たちの物語となる。同作は、グローバルボーイズグループ・JO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が出演することでも話題に。今回は、FANTASTICSインタビューとして寺島譲司役の佐藤、大澤瑛次郎役の中島、西園寺陸役の瀬口に話を聞いた。○『逃走中 THE MOVIE』に出演のFANTASTICS佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥――『逃走中』のドラマ映画化ということで、もともとの番組自体への思い入れを教えてください。中島:大樹くんは、逃げ切ってますからね!(2021年5月5日放送)佐藤:でも、参加をためらうくらい、怖い番組なんです。中島:僕も1回出演しましたが(2023年12月31日放送)、本当に怖かった。瀬口:へ〜!佐藤:緊張感が半端なくて、どのバラエティよりも1番ドキドキします。中島:僕は黎弥くんが参加しているところが見たいです。本当に怖いので! 隠れた場所から 1歩出るだけでも相当怖いんですよ。佐藤:マジでやばい。携帯が鳴った時も「こんなに怖いんだ」って。瀬口:いち視聴者としては「いけるんじゃない?」と思っちゃうけど。中島:そうなんですよ!佐藤:これがリアルな視聴者の感情!「行けよ、隠れてんじゃねえよ!」と思うけど、なかなか行けないんです。中島:もし行って最初の10分とかで捕まったら、みんなから何を言われるんだろうと考えると結局行けなくなったりとか。かっこよくなりたいけど、失敗したり捕まったりしたらどうしようとか、色々考えたら、結局……。瀬口:自首は考えるの?中島:自首する選択肢はもう、ないですよ!佐藤:自首できるのは、芸人さんだけだと思う。とろサーモンの久保田(かずのぶ)さんだけ!(笑)○JO1の川西拓実・木全翔也・金城碧海、それぞれの印象は?――今作では解禁前から「ボーイズグループの共演」ということも話題となっていましたが、JO1の3人との共演で、刺激を受けたことはありましたか?佐藤:陸上練習をやっている時に、とにかくストイックだったことに驚きました。理由を聞いてみてわかったんですが、僕たちは「本番のための練習」を行うことが多いけど、JO1の皆さんは日常的にスケジュールに「練習」が入っているらしいんです。スタジオに6時間こもって1曲だけを何度も練習したりするから、日頃から反復練習する習慣があるのかなと思います。陸上練習の時も黙々と取り組んでいる姿を見て、刺激を受けました。瀬口:碧海の身体能力は、本当にすごかった。僕も自分は足が速い方だと思っていたのに、もっと速くて、むしろ先生より速かったかも。中島:翔也は生粋の元気!(笑) 常に元気で、どんな時でもみんなを笑わせようと率先して雰囲気を作ってくれるので、素敵だなと思いました。JO1の皆さんも撮影と撮影の合間は韓国に行っていたりとか相当なハードスケジュールの中でしたが、それでも和気藹々とできたのは、翔也のキャラクターが大きかったなと思います。――川西さんはいかがでしたか?中島:拓実は才能にあふれていて、真面目だなと思います。年齢も他の2人の1個上で、まとめ係なのかな? 演技の仕事も多くされているからか2人を引っ張るところもありました。監督に話に行ったりしている姿を見て「ああ、素敵だな」と思いました。佐藤:僕はけっこう2人きりのシーンが多かったんですが、大和(川西)が僕の肩をガッとつかみに来るシーンで、カットがかかるたびに「まじですいません!!」と、気を使ってわざわざさっと肩を直しに来てくれたんです。「本当にこんなに真面目な子がいるんだ!」と驚きました。瀬口:確かに、碧海もそうだった。佐藤:やっぱりそうなんだ! JO1さん、皆そうなんですよ。礼儀正しくて「ごめんなさい、胸ぐらつかんでいいですか!?」みたいな。俺たちは、普段やり慣れてるから……。中島:そう!? 胸ぐらつかみ慣れてる!?佐藤:いやいやいや、お芝居を!!(笑)中島:ああ、お芝居ね!(笑)佐藤:何も言わずにつかんできても「お芝居のプランなのかな」と思うという意味で(笑)中島:そう言わないと、勘違いされちゃう(笑)瀬口:プライベートから胸ぐらつかみ慣れてるみたいになっちゃう(笑)――ちなみにその6人で、プライベートでも仕事でも「何かやりたい」と思ったら、何をしたいですか?瀬口:せっかくなので、音楽をやりたいね。中島:JO1さんの3人は歌えますし、僕はボーカルで、黎弥くんはラップ、大樹くんもCDを出してるので、全員歌える! コーラスグループかも!? みんなでサングラスかけたら、ハンターっぽくなる。「ハンタースティックスです」って(笑)瀬口:陸上競技場で、ピチピチのユニフォーム着て歌おう(笑)■佐藤大樹1995年1月25日生まれ、埼玉県出身。2014年にEXILE加入、2016年よりFANTASTICSとしても活動。俳優としても幅広く活動し、近年の主な出演作にドラマ『around1/4 アラウンド・クォーター』(23年)、『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』『瓜を破る〜一線を越えた、その先には』『降り積もれ孤独な死よ』(24年)、映画『4月の君、スピカ。』(19年)、『小説の神様 君としか描けない物語』(20年)など。■中島颯太1999年8月18日生まれ、大阪府出身。2017年に約3万人の中からボーカルに選ばれFANTASTICSに加入。主な出演作に『「あざとくて何が悪いの?」あざと連ドラ』(22年)、ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(24年)など。■瀬口黎弥1996年3月11日生まれ、福岡県出身。2016年よりFANTASTICSのパフォーマーとして活躍。主な出演作に映画『4月の君、スピカ。』(19年)、ドラマ『自転車屋さんの高橋くん』(22年)など。スタイリスト:平松正啓(Y’s C)、MASAHIRO HIRAMATSU(Y’s C)
2024年07月23日映画『逃走中 THE MOVIE』の公開初日舞台挨拶が19日に都内で行われ、川西拓実(JO1)、佐藤大樹(FANTASTICS)、木全翔也(JO1)、中島颯太(FANTASTICS)、金城碧海(JO1)、瀬口黎弥(FANTASTICS)、西浦正記監督が登場した。同作はフジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』のドラマ映画化作。賞金総額1億円超、参加総数1,000人の史上最大級かつ命懸けのゲームを描き、高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていたが、とある理由によりバラバラになってしまった若者たちの物語となる。○映画『逃走中 THE MOVIE』公開初日舞台挨拶に佐藤大樹(FANTASTICS)ら登場「挑戦中なこと、もしくはこれから挑戦したいこと」というお題に答えるコーナーでは、佐藤が「JAMになる」というフリップを掲げる。JAMとはJO1のファンの愛称で、佐藤は「共演した時からすっごい好きになって、みんなのこと。ありとあらゆるコンテンツを見漁ったんですよ」と告白。佐藤はさらに「オーディション番組から、『Hi! JO1』というYouTubeチャンネル、『JO1 HOUSE』『トレスギJO1』『JO1 スターギャザーTV』も全部見たんですよ。次はプライベートメールに登録して、ファンクラブに入ろうと思って。勉強中です」と列挙。周囲から「JAMやないかい」「JAMです」と認定されていた。
2024年07月19日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。詩人の小野絵里華さんとの対談を終えたゆっきゅんが、前回までを振り返って言葉を綴ります。言葉と風景、どっちが先?ポエジーの新発見に肯定されて。小野絵里華さんの詩集『エリカについて』と出会ったのは去年の9月のことで、メディアにたくさん出るような人でもないし、SNSの発信もあまりされていないので、実際会うとどんな方なのだろう……とは思いつつ、作品を通して勝手に親しみを感じていた部分も大きく、お会いしてみるとやはり思った通りでした。焼き鳥屋での女子会の会話を詩にできる人なのだから。たったひとりの私に届くような詩を書く人なのだから。そんな小野さんと話せて嬉しかったのは、「風景>言葉」というタイプの創作についての話。詩を書く人には、描きたい(描かざるを得ない)“風景”が先にある人と、“言葉”自体が先にある人がいて、小野さんは以前、谷川俊太郎さんの詩についての評論で、谷川さんとご自身について「風景>言葉」の詩人であるのだと書いていました。考えたことなかった視点でしたが、私もそうだ!と納得させられて。私も作詞をするとき、特に最近は、歌にしないといけない情景や人間が目の前(というより、頭の中)にあって、どうにか伝えられるように自分の中の不完全な言葉を尽くす、という感覚があります。小野さんはそうではないと思いますが、私には自分がずっと言葉に対して責任を持てていないような、どこか申し訳ない気持ちがあって。でもそれは、言葉よりも私が本当に描きたかった景色や気持ちがずっと先にあって、それのほうが素晴らしいからだったのかもと思いました。私の作詞は、実は言葉自体ではなく、そこから立ち上がってくる情景こそが作品です、みたいな認識があったことを知らされて。だから、その発見に肯定されたんです。そもそも、私のはじめのポエジーは天井から降りてきたものだったのだし、それでいいのだと思えました。そして、言葉より風景が先にある人の表現は読書体験から始まっていないって話にも、読書家コンプレックスが強い私の心が救われたのです。最近、9月に発売予定のアルバム制作に取り組んでいて、作詞をするぞと喫茶店に向かうとき、元ネタにするでもなく、なんならその日は開かなかったりもするのに、バッグに『エリカについて』を携えて何度も家を出ています。お守りというかおまじない?創作と言葉に向き合うときにいったん思い出しておきたくなるのが小野さんの作品です。作品の影響が直接出ている部分はきっとないけれど、早く小野さんにも聴いてもらうんだという気持ちでなんか頑張れます。カラオケ行ってくれるらしい!ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。インスタ、Xは@guilty_kyun※『anan』2024年7月10日号より。写真・幸喜ひかり文・ゆっきゅん(by anan編集部)
2024年07月17日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。詩人の小野絵里華さんをお相手に迎えた最終回。今回のテーマは「たった一人の読者には届くはずと信じて詩を書く」です。たった一人の読者には届くはずと信じて詩を書く。ゆっきゅん(以下、ゆ):詩人の方は、歌詞をどう見ていますか?小野絵里華(以下、エ):私、日本語の曲は普段聴かないんです。どうしても、歌詞が気になってしまうから。詩を書いているときに耳元で愛を叫ばれたらちょっと引っ張られちゃうじゃないですか。だから普段は意識を飛ばせば歌詞が聞こえてこない、アイスランドとかフランスの歌なんかを聴いています。あとで歌詞を読み返して、こういう意味だったんだと感動することも結構ありますね。ゆ:私も日本の流行曲に疲れたら、フィンランドやノルウェーなど北欧のヒットチャートを聴くようにしているんです。日本で頑張らなくてもいいって思うとなんだか気が楽になるんですよね。エ:アイスランドだとソーレイ、パスカル・ピノン、シガー・ロスとかよく聴きますね。あと、流し聴きをしていると、すごく気に入った曲が世界でフォロワー数十人のアーティストだったりしてびっくりすることもあります。ゆ:ライブとかは行きます?エ:行かないです。具合が悪くなることがあって。ゆ:感受性が豊かだから、受け取るものが多そうですもんね。エ:イギリスのアーティストだと、キートン・ヘンソンもすごく好きです。不安障害を抱えながら活動していて、レコーディングも自宅の寝室で行ったりしていて。存在がポエジーですよね。ゆ:初めて買ったCDは?エ:小学生のときに買ったドリカムの『LOVE LOVE LOVE』。ドラマの主題歌だったんですけど、当時、主演の豊川悦司さんに恋していて(笑)。しかもトヨエツ、隣町に住んでいるって噂で!バレンタインチョコとラブレターを渡しに自転車走らせました(笑)。ゆ:トヨエツへのラブレター、詩の原体験では!?詩を書くとき、読み手を意識します?エ:書いているときは誰のことも考えていないですね。ただ、たった一人の読者に届けたいと思って詩を書いています。詩って、澄んだ湖に向かって、一人で石を投げ続けるみたいな感じなんです。水面に波紋は広がるけどまたシーンとなる孤独な作業。誰にいつ届くかわからないけど、たった一人の読者には届くはずと信じて石を投げ続ける。自分の死後も、図書館の一番下の棚にある私の本をたまたま読んで、“死にたいと思ってたけどまだ生きてみよう”と感じてくれる読者が将来、いるんじゃないかな、と信じて。ゆ:いますよ!私と仙台のブックオフがその証明です!おの・えりか詩人。東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2010年に『ユリイカ』(青土社)の新人賞を受賞。’22年に第一詩集『エリカについて』(左右社)を刊行。’23年に同詩集で第73回H氏賞を受賞。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。インスタ、Xは@guilty_kyun※『anan』2024年7月3日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年07月10日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。詩人の小野絵里華さんをお相手に迎えた第2回目です。詩を書くとき、作詞をするとき、推敲はする?しない?そんな話をしてきました。くだらないけど大切なことこそちゃんと詩として残すべき。小野絵里華(以下、エ):私、もっと若い頃に毎日詩を書いていた時期があって。毎月、雑誌の投稿欄に大量に送りつけていたんです。ゆっきゅん(以下、ゆ):それ、“努力”っていうんですよ!エ:当時は1日に3~4編書いていました。なんか、上からも下からも詩がやってくる、みたいなエクスタシー状態でした(笑)。ゆ:すごい!私、自分のトークイベントで小野さんの詩を朗読したことがあるんです。結構長いんですけど、声に出したくなる詩ですよね。私はこれまで現代詩ってよくわからないものだと思って距離を取っていたんですけど、たまたま手に取って出合った小野さんの詩集を読んでみて、初めて「わかる…」と思いました。まさに、「女子会現代詩」ですよね!エ:すごく嬉しいです!そして私も自分で朗読するとき、長いなと思います(笑)。ゆ:小野さんのおかげで、現代詩と和解できました。エ:『ユリイカ』の投稿欄って後ろの数ページだから、みんな短めの詩を送るんですよ。それなのに私の作品は長くて(笑)。そのときは伊藤比呂美さんが選者だったんですけど、“こんなくだらないことをわざわざ詩にしなくていいと思うけど、大事なことがあるような気がする”というようなことを書いてくださって。ゆ:それ、めっちゃわかります。私も歌詞にもならないようなことを歌詞にしているので。朗読の話がありましたけど、詩を書くときに“声”を意識されますか?エ:声が立ち上がってくるようには意識しています。だから書いているときに、体感的に気持ちの良いリズムとか、間とか、どこで改行するとかは考えますね。ゆ:私、文章を書くときに改行を忘れちゃうんですよ。なんか一気に、ダ――ッと書いちゃう。エッセイとかだと、矢継ぎ早にしゃべって終わりみたいな。もちろん、推敲すればもっといい文章になると思うんですけど、いつも締め切りギリギリになって、エンターキー押すみたいな。ねちねち直しはしないです。エ:私も結構、直さない派。ほかの詩人の方ってかなり書き直しされるみたいで。私はわりと思いの丈をバーッと書いて、手が疲れたからここで終わり、みたいな(笑)。そのあと客観的に読んでなるべく修正するけど、書き始めは結構早く書いちゃう。ゆ:基本的に休みたい。寝たい。って思ってるから、作詞のときもすぐ休憩を取っちゃいます。根が“姫”ですみません!おの・えりか詩人。東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2010年に『ユリイカ』(青土社)の新人賞を受賞。’22年に第一詩集『エリカについて』(左右社)を刊行。’23年に同詩集で第73回H氏賞を受賞。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。インスタ、Xは@guilty_kyun※『anan』2024年6月19号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年06月19日JO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が出演する、映画『逃走中 THE MOVIE』(7月19日公開)のメイキングPV「逃走中編」が18日、公開された。○映画『逃走中 THE MOVIE』、キャスト陣の高度なアクションに挑戦するメイキングPV今回公開されたのは、豪華キャスト陣の過酷な撮影現場の裏側を捉えたメイキングPV。映像の冒頭には「参加人数など(本作で描かれる『逃走中』の)規模がとにかくすごい」(川西)、「逃走中というコンテンツの凄さを改めて感じた」(佐藤)、「大スクリーンに引き込まれていく(ような感覚)」(金城)と大規模な撮影に圧倒された様子を口にするキャスト陣の姿が。その後、ひたすらに走り続けるキャスト陣の姿が映し出され、ハンターから全力疾走で逃れようとするシーンの撮影で「本当に速い……(笑)」と息を切らしながら吐露する瀬口の姿や、東京ドームのグラウンドを全速力で駆け抜けた川西と佐藤が、膝をついて倒れ込んでしまう様子も切り取られている。木全も「本当に(全員が)体を張って頑張ったし、よくあんなに走れたなと思う」と振り返っており、過酷を極めた撮影の舞台裏を垣間見ることができる。さらに今作はハンターからの逃走劇だけではなく、“逃走アクション”も大きな見どころの1つとなっており、中島が「ワイルドハンターが登場する時の恐ろしさは異次元」と語る通り、キャスト陣を絶体絶命の窮地に追い込んでいくハンターのレベルもパワーアップしている。映像では凶悪な敵・ワイルドハンターから逃れようと、暗闇の廊下で障害物をすり抜ける高度なアクションにも挑戦する金城の姿も映し出され、それぞれが満身創痍になりながらも、懸命に取り組んでいた様子がうかがえる。また、映像の最後には長谷川雅紀(錦鯉)やHIKAKIN、津田篤宏(ダイアン)、クロちゃん(安田大サーカス)ら『逃走中』でお馴染みの顔ぶれも登場。「(撮影したのが数時間前なのに)もう筋肉痛になってるんですよ」(HIKAKIN)、「(自分のシーンで)思いの外誰も笑ってへんかったからびっくりした……」(津田)、「(ストーリーの先が全く読めなくて)分かんないんだけどここ……」(クロちゃん)とそれぞれに困惑する常連組の活躍にも注目が集まる。(C)2024 フジテレビジョン 東映 FNS27社【編集部MEMO】フジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』のドラマ映画化作『逃走中 THE MOVIE』。賞金総額1億円超、参加総数1,000人の史上最大級かつ命懸けのゲームを描き、JO1から川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSから佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥の出演が出演する。6人は高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていたが、とある理由によりバラバラになってしまった若者たちを演じた。
2024年06月18日山形県の山形市民会館がリニューアル。旧山形県県民会館の跡地に移転し、2029年度の開館を予定している。“1本の大樹”着想の新たな山形市民会館山形市が実施する「山形市民会館整備事業」は、市民の文化芸術活動の拠点となっている山形市民会館をリニューアルする再開発事業。市民会館をより市街中心地の旧山形県県民会館の跡地へ移転させ、地元の人から観光客までもが楽しめるような、まちづくりにおける賑わいの中心となる場所を目指す。外観は、“1本の大樹”をイメージ。空中回廊や外階段を取り入れつつ、建物の随所に植物を散りばめることで、緑溢れる開放的な空間を作り出していく。館内には、大小の多目的ホールをはじめ、スタジオや展示室、フィルムライブラリーなどを設置。より多様な文化活動を推進するため、小ホールにロールバックチェアを採用することで平土間利用を可能にしたり、ロビーやホワイエをラウンジへ転用できるようにしたりといった、機能性に優れた設計を予定している。【詳細】「山形市民会館整備事業」オープン時期:2029年度住所:山形県山形市七日町3-285※画像は竣工後のものとは異なる場合がある。※画像内の施設周辺の描写はイメージ。
2024年06月14日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。今回から、詩人の小野絵里華さんとの対談を4回にわたってお届けします!第1回目のテーマは「ポエジーは風景からも天井からもやってくる」です。ポエジーは風景からも天井からもやってくる。ゆっきゅん(以下、ゆ):小野さんのことを知ったのは昨年の秋。出会いは、ユーミンのコンサートを観に行った仙台…のブックオフなんです。そこの詩のコーナーで小野さんの詩集『エリカについて』を見つけました。「地球上の生活がぜんぶエリカで、エリカが詩だった」という伊藤比呂美さんの帯文が気になり、少し開いてすぐ買いました。以来、何冊も買って新刊を友人に配っていて(笑)。小野絵里華(以下、エ):ありがとうございます、嬉しいです。ゆ:それからいろいろ調べたんですけど情報が少なく、X上ではもはや伝説の詩人となっています。エ:伝説!(笑)恐縮です。ゆ:小野さんに、詩を書き始めたきっかけを聞きたいです。エ:詩って、読むのが先の人と、作るのが先の人がいると思うんですけど、私は完全に後者で。風景を見ていたら、詩が勝手にやってくるような子どもだったんです。いつも脳内で、言葉をころころ転がしていました。ゆ:じゃあ、子どもの頃から。エ:物心がつく前からだったので、まだそれを「詩」とは認識してはいなかったと思います。ただ、そこにはポエジーとしか呼べないような何かはありました。ゆ:詩って、“書くぞ”と思って始まるものじゃないですよね。エ:絵を描くのとも似ていて、まだそれが何かはわからないんだけど、どこかほわほわするような感覚があって。大学院に行き始めた頃からちゃんと意識して、詩を書き始めました。ゆ:以前、小野さんが書かれた論考で“言葉よりも風景=「言葉<風景」”という話をされていたと思うんですけど、私もそうなんです。私は歌詞として、きれいなもの、面白いけどまだ歌われていないことなどを歌にしたいと思って表現していて。ただ言葉を褒められたときに、「いや違うんです、本当はこの風景自体が素敵で、私はそれにどうにか近づけるよう歌っているだけなんです」という意識なんですよね。すごいのは風景。エ:まさに、そういう意識です。ゆ:ちなみに、私にポエジーを降ろしてきたものは天井だったんです。ずっと家で天井を見ていて。エ:天井って、空の比喩ではなくて?本物の天井ですか…?ゆ:はい。ずっと狭く散らかった部屋に住んでいて、部屋の中できれいな場所が天井しかなくて。ずっと天井を眺めている人がそれでも立ち上がる歌の歌詞を書いたのが始まりです。だから私に与えられたポエジーは、天井から。エ:それ、いいですね!(笑)おの・えりか詩人。東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2010年に『ユリイカ』(青土社)の新人賞を受賞。’22年に第一詩集『エリカについて』(左右社)を刊行。’23年に同詩集で第73回H氏賞を受賞。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。インスタ、Xは@guilty_kyun※『anan』2024年6月12号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年06月12日映画『52ヘルツのクジラたち』の本編映像と、杉咲花&小野花梨によるインタビュー映像が公開された。本作は、2021年の本屋大賞を受賞した町田そのこによる同名小説を原作とした実写映画。このたび公開となった本編映像では、孤独な少年を救うため“覚悟を決めた”貴瑚(杉咲)と美晴(小野)の友情が映し出されている。ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家へと移り住んできた貴瑚は、虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。かつて自分も家族に虐待され、搾取されてきた彼女は、少年を見過ごすことが出来ず、少年が「会いたい」と願う「ちほちゃん」のもとに、少年を連れて行こうと決意する。そんな中、突然東京から姿を消した貴瑚を探していた親友・美晴が現れる。最初は見知らぬ少年と暮らす貴瑚に当惑する美晴だったが「私覚悟を決めたんだよ。あの子を本当に安全な場所に連れて行ってあげたいの」とひとりの女性として成長した貴瑚の力強い言葉に美晴は「とにかく今はあんたと一緒にいる。私だって覚悟決めてきたんだよ」とお互いの絆を確かめ合い美晴も旅に同行することに。その道すがら貴瑚は、美晴にも打ち明けられなかった、今はもう会えない安吾とのかけがえのない日々と、すべてを一瞬で変えてしまったある出来事を打ち明けるのであった――。実はプライベートでも大の親友であり、作中でも親友を演じた杉咲と小野。撮影を振り返り杉咲は「友人として過ごしてきた時間が長かったので、カメラの前に立った時、役として交われるのだろうか。という今まで感じたことのない妙な緊張感があった」と明かしつつも「実際、現場に立って対面した時に、自分の目の前にいたのは美晴で花梨ではなくて……」と小野の俳優としての姿勢を賞賛した。対して小野は照れながらも「頭がおかしくなりました!仕事だと思ったらなんか友だちいる!という感じになっていて……でも対人関係であるべき心遣いを取っ払えていたので演じやすい部分もあったね」と振り返り、杉咲とだからこそできた表現だと語った。さらに、原作『52ヘルツのクジラたち』との出会いは、まさかの小野から勧められた本だったと明かす杉咲。「こんなことってあるんだ!と思いました。花梨から貴瑚という役を演じて欲しい!とおすすめして貰った本で、そのタイミングでオファーを頂けて、さらに美晴役のオファーが花梨に行くなんて思ってもみなかったので」というエピソードも飛び出した。『52ヘルツのクジラたち』本編映像『52ヘルツのクジラたち』杉咲花&小野花梨インタビュー映像<作品情報>『52ヘルツのクジラたち』公開中『52ヘルツのクジラたち』キービジュアル公式サイト:「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
2024年03月08日映画『52ヘルツのクジラたち』(公開中)の初日舞台挨拶が1日に都内で行われ、杉咲花、志尊淳、小野花梨、宮沢氷魚、桑名桃季、成島出監督が登壇した。同作は、2021年の本屋大賞を受賞し80万部を売り上げるベストセラー小説の実写化作。ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた貴瑚(杉咲花)。虐待され「ムシ」と呼ばれる少年(桑名桃李)との出会いが呼び覚ましたのは、貴瑚の声なきSOSを聴き救い出してくれた、今はもう会えない安吾(志尊淳)との日々だった。○■杉咲花、子役・桑名桃季とルール決める「毎日会ったときにハグ」「思ったことを何でもシェア」今作で映画初出演で重要な役どころを演じた桑名。撮影で楽しかったこと・難しかったことについて聞かれると、「楽しかったことは現場で皆さんがすごい優しくしてくれたので、毎回現場に行くことがすごく楽しかったです。難しかったことは喋れない役なので、自分の表情や仕草で自分の気持ちを伝えるということが難しかったです」と大人顔負けの回答で会場を驚かせる。杉咲は桑名との撮影でルールを設けていたそうで、「大分に行った日に2人でルールを作ろうと話して。桃季は『思ったことを何でもシェアしたい』と言ってくれて、私からは『毎日会ったときにハグをする』と提案したら、『いいよ』と言ってくれたので、それを続けたり」と明かす。さらに距離を縮めるために杉咲から「よかったら敬語をやめて、花って呼んで」と提案したそうだが、桑名からは「それはちょっとできないです」と言われてしまったという。しかし、「撮影の日を紡いでいったときに『花って呼んでいい?』と聞いてくれた日があって、気づいたら敬語もなくなっていて。一緒に過ごしてきた時間が(桑名の)心を解放してくれたのかなと思って嬉しかったです」と笑顔で話した。この話を受け、MCから「『花』と呼んでいるんですね?」と聞かれた桑名は「はい……」と照れた様子で答えていた。また、プライベートでも親交のある小野とも親友役で共演していることについて、杉咲は「いつか花梨と深く交わるような役で共演したいという目標があった」と明かす。続けて「2年以上前に花梨がおすすめの本として『52ヘルツのクジラたち』を紹介してくれて、ちょうど原作を購入したタイミングで貴瑚役のオファーをいただいた。そして(親友の)美晴役のオファーが花梨のもとにいっている……こんな巡り合わせってあるんだなと、ご縁を感じました」と感慨深げに語った。
2024年03月01日兵庫県・小野市は、スタンプスポット(計32ヵ所)を巡りながら、スマートフォンで二次元コードを読み取り、スタンプを集めると小野市の特産品など豪華景品が当たる『小野めぐりデジタルスタンプラリー』を開催中です。スマホを片手に小野市をぐるっと巡って、景品をゲットしよう!小野めぐりデジタルスタンプラリー≪小野めぐりデジタルスタンプラリー≫■日程2023年12月1日(金)~2024年2月29日(木)■参加方法1. 二次元コードを読み込みもしくは下記URLよりスタンプラリーに参加 2. スマートフォンの「位置情報サービス」をONにして参加店舗へ3. 参加店舗を利用して二次元コードを読み込みスタンプをゲット※500円以上のお会計につき、一回二次元コード読み込み可能となります。(ひまわりの丘公園を除く)4. 集めたスタンプの数に応じて各応募フォームより、小野市の特産品等が当たる抽選に応募■プレゼント内容・スタンプ3個(抽選30名様)けやき焙煎所のドリップバッグコーヒーおの恋ブレンド4種セット・スタンプ5個(抽選10名様)彩菓工房 もちの実の紅山・おのいち最中など和菓子6個セット・スタンプ7個(抽選2名様)ソーダスパークル1台+播州おのみ~ず5本セット(1)ソーダスパークル1台+播州おのみ~ず5本セット(2)〈応募要項や禁止事項などの詳細はこちらへ〉 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月04日石原さとみ主演、吉田恵輔監督・脚本の『ミッシング』に、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳らが出演することが分かった。『空白』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督の最新作となる本作は、娘が失踪し世間に翻弄される母親を石原さとみが演じ、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。この度、個性あふれる豪華キャスト陣が一斉解禁。コメントも到着した。娘が失踪した家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田役に中村倫也。妻・沙織里との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる夫・豊役に青木崇高。心が見えなく何を考えているのか分からない怪しげな沙織里の弟・圭吾役に森優作。キー局を受けるも全滅してローカル局に入社した新人記者で砂田の後輩・三谷役に小野花梨。飄々とした態度で取材中も緊張感がないカメラマン・不破役を細川岳が演じる。ほかにも、失踪してしまう沙織里の娘・美羽役に有田麗未(ありたつぐみ)。砂田の上司でテレビ局の番組デスクを演じるのは小松和重。沙織里の弟・圭吾の職場の先輩役にカトウシンスケ。砂田の後輩記者・駒井役に山本直寛。失踪事件の担当刑事・村岡役に柳憂怜。沙織里と圭吾の母親役に美保純が出演している。【コメント全文】◆中村倫也理想と現実を同じ地平に存在させることは難しい。そんな一筋縄では行かないもどかしさを乗せて、砂田という役を演じました。この作品でそっと置かれている、人間の美しさが私は好きです。お楽しみに。◆青木崇高「この夫婦に、これからも希望の光がさし続けますように」撮影が終わり、役柄から離れても、そう願っている自分がいます。この映画が人の心に優しく寄り添えるものになって欲しいです。◆森優作いろんな情報が錯綜している社会で、日々、個人の価値観が揺らぎ、知らず知らずの内に、物事に対する白黒を簡単につけすぎているのではないか、と感じます。その色と色の狭間には何が在るのか、この作品は懸命に見つめています。自分が演じた土居圭吾は、今もずっと心にいます。より多くの方に何かが少しでも届くことを願っています。よろしくお願いします。◆小野花梨目を背けたくなるけど目が離せない。そんな石原さとみさんの佇まいと作品のエネルギーに圧倒されました。作品の一部になれて幸せでした。◆細川岳どこまで続くか分からない苦しみに胸を締め付けられながらも、そっとさしこむ光や風景、そこで生きる人の姿にはっとさせられた。『美しい』と思う瞬間が何度もあった。そういう瞬間にこそ自分勝手な日常から立ち止まることができるし、人を想うことができるのではないかと感じさせられた。実際そうだと思った。強さとはなんだろうか、強くないといけないのだろうか。喪失の先にある未来に光があると信じたい。『ミッシング』は2024年全国にて公開。※吉田恵輔監督の「吉」は<つちよし>が正式表記。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッシング(2024) 2024年全国にて公開予定©︎2024「missing」Film Partners
2023年11月30日2023年9月27日、Jリーグ『北海道コンサドーレ札幌』に所属する小野伸二選手が、自身のInstagramを更新。2023シーズン限りでの現役引退を発表しました。1979年、静岡県沼津市に生まれた小野選手は、同県のサッカー強豪校である清水商業高校を卒業後、1998年に『浦和レッドダイヤモンズ』(以下、浦和)へ入団。その後、オランダの『フェイエノールト』や、オーストラリアの『ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC』など、国外のプロサッカークラブでもプレーしました。小野選手はInstagramで、次のようにコメントしています。そして皆さまに、ご報告があります。サッカーと出会い39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれと言うので、今シーズンを最後に、プロサッカー選手としての歩みを止めることを決めました。まだシーズン残り数試合ありますが、僕も試合に少しでも関われるように変わらず良い準備をしていきます。最後まで応援よろしくお願いします。小野伸二shinjiono7ーより引用 この投稿をInstagramで見る 小野伸二 / shinji ono(@shinjiono7)がシェアした投稿 サッカーの世界王者を決める大会『FIFAワールドカップ』に三度出場し、日本のプロサッカーリーグ『J1リーグ』や、アジアにあるサッカークラブの王者を決める『AFCチャンピオンズリーグ』でも優勝を経験した、小野選手。サッカーファンからは「『天才』と呼ばれるにふさわしい選手でした」「間違いなく日本のファンタジスタ」「テクニックを駆使したプレイの数々、忘れません」など、引退を惜しむコメントが多数寄せられました。2023年12月3日に行われる現役最後の試合は奇しくも、プロキャリアを始めた浦和との対戦。最後の雄姿を、目に焼き付けましょう![文・構成/grape編集部]
2023年09月27日お笑いコンビ・EXITの兼近大樹とモデルの益若つばさが2日、さいたまスーパーアリーナで開催された「第37回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER」に出演した。相方のりんたろー。、フリーアナウンサーの鷲見玲奈とともに6回目のMCを務めた兼近は、益若とクリエイティブディレクターの和田直希氏が共同編集長を務めるファッションカルチャー誌『TOKYODOT』のステージにモデルとして登場。益若とともに同ステージのトップバッターとしてランウェイを歩いた。2人とも同じピンク髪で、益若は「ウィッグなんですけど髪の毛ちょっと双子っぽい、リンクファッションにしました」と説明。また、「兼近さんと歩くのすごい緊張しました。ちょっと不安。ずっとラウールさんの真似しようとしていて」と打ち明け、兼近は「絶対ダメ、真っすぐ歩けって言われて。やらせてくれなかった」と笑っていた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは、無限を意味する「INFINITY」。常に新しいものを創造し続け、誰もが自由に夢を描ける無限の可能性の未来に向かって、INFINITYへの扉を開けるTGCの世界を届ける。撮影:蔦野裕
2023年09月02日兵庫県・小野市は、「おのおのの小野キャンペーン」の第3弾として、実施中の『#おのおのの小野グルメ インスタグラム投稿キャンペーン』に引き続き、小野市内を巡りながら謎解きに挑戦し、小野市観光協会特別会員店舗等で使える割引クーポンがもらえる『LINE謎解きラリー』を2023年9月1日(金)から開催しています。小野市LINE謎解きラリー≪LINE謎解きラリー≫■日程2023年9月1日(金)~2023年11月30日(木)■参加方法小野市観光協会のLINE公式アカウントをお友だちに追加し、「謎解きラリー」とメッセージを送信。小野市を巡りながら謎を解いていき、最後までクリアできた方の中から抽選で特典が当たります。■小野市観光協会LINE公式アカウントLINE ID : @visit_onoアカウント: ■プレゼント内容・ビギナーコース小野市観光協会特別会員店舗等で利用できる1,000円割引クーポン・チャレンジコース小野市観光協会特別会員店舗等で利用できる2,000円割引クーポン〈割引クーポン利用可能店舗、応募要項や禁止事項などの詳細はこちらへ〉 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月01日お笑いコンビ・EXIT(りんたろー。、兼近大樹)が25日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行われた「SDGs-1グランプリ THE BEST SELECTION -SDGsでネタ祭り」に出演した。8月25日~8月27日の3日間、COOL JAPAN PARK OSAKAを含む大阪城公園内にて開催される「Warai Mirai Fes 2023~Road to EXPO 2025~」内で行われた同イベント。「SDGs-1グランプリ」は、SDGs(持続可能な開発目標)を楽しく、分かりやすく伝えながら、ネタの面白さを競うコンテストで、今回は笑福亭鶴笑、佐久間一行、ヤンシー&マリコンヌ、祇園、見取り図、ロングコートダディ、男性ブランコ、ミキ、オズワルド、EXIT、エルフが過去に好評を得たベストネタを披露した。EXITは、2019年に「SDGs-1グランプリ」で優勝。りんたろー。は「『SDGs-1グランプリ』優勝で僕ら売れた」と言い、兼近は「2019年から俺らSDGs仕事を根こそぎ持っていった」と話した。SDGsに関して普段から意識していることを聞かれると、りんたろー。は「お弁当を現場に持って行って、現場でお弁当箱を洗って帰るのもSDGsだと言われて、知らない間にやっていることもあります」と説明。兼近は「僕は二酸化炭素。地球温暖化で大変なことになっているから、なるべく呼吸を減らして。24時間マラソンもなるべく呼吸しないように、呼吸を減らして。(呼吸していたら)16時間くらいでいけた」と、昨年100km走り切った日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』のチャリティーマラソンに言及して笑いを誘った。MCを担当したおいでやす小田が「本当は早いほうがエコだと思う」と言うと、兼近は「でも、一番いいタイミングで着かなきゃいけないから」と返し、りんたろー。が「そんなこと言うなよ(笑)」とツッコミ。兼近は「(小田に)言わされました」と笑っていた。
2023年08月25日兵庫県・小野市は、2021年・2022年に実施した「おのおのの小野キャンペーン」の第3弾として、小野市の特産品などが当たる『インスタグラム投稿キャンペーン』、9月1日(金)からは小野市観光協会特別会員店舗等で使える割引クーポンがもらえる『LINE謎解きラリー』を実施します。小野市のお気に入りグルメをインスタグラムに投稿して素敵なプレゼントをゲットしてください。#おのおのの小野グルメ インスタグラム投稿キャンペーン≪インスタグラム投稿キャンペーン≫■日程2023年7月1日(土)~2023年11月30日(木)■参加方法小野市内飲食店でのお食事 or 小野市からお取り寄せして食べたお気に入りの「小野グルメ」の写真に、ハッシュタグ「#おのおのの小野グルメ」をつけてインスタグラムに投稿してください。抽選で素敵なプレゼントが当たります。※非公開アカウントは対象外となります■小野市観光協会インスタグラムアカウントユーザーネーム: @visit_onoアカウント : ■プレゼント内容〈ライオン〉hadakara(ハダカラ)オリジナルセット 15名様hadakara(ハダカラ)オリジナルセット〈グループとまと〉贅沢ジャムセット 15名様贅沢ジャムセット〈きすみの営農〉きすみの夢ヒカリ真空パック(精米5kg×2) 8名様きすみの夢ヒカリ(写真は5kg×1袋)〈ピーコック魔法瓶〉テーブルフライヤー&神戸牛カットステーキ(200g) 2名様テーブルフライヤー・神戸牛カットステーキ(200g)<応募要項や禁止事項などの詳細はこちらへ> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月10日『メカバース:少年とロボット』(原題:HEAVENS -THE BOY AND HIS ROBOT-)が2023年の冬に公開されることが決定。小野賢章と花江夏樹が参加する日本語吹替版の特報映像とティザービジュアルが解禁された。人類が宇宙の謎を解き明かし、宇宙空間の自在な移動を可能にするゲートを発明した時代。その「ヘブンズ」と呼ばれるゲートを通して宇宙空間へ進出した人類はコロニーを拡大していたが、地球が豊富に持つ資源である「水」を求める火星帝国の攻撃によって第二次宇宙戦争が繰り広げられていた。幼い頃に戦争で両親を失った青年・カイは地球を救うヒーローになるためにメカのパイロットを育成するアカデミー、メカ・コープに入学する。だがカイは、頭脳は明晰だが体力はなく、メカコープアカデミーでも落ちこぼれ。それでもパートナーであるロボット・リトルドラゴンと助け合いながら厳しい訓練に奮闘する。やがて戦場に出たカイだったが、さらなる壁が待ち受けており…。中華圏で最も栄誉ある映画賞金馬奨に20代でノミネートされ、シンガポールの映画界で活躍する監督リッチ・ホーが、資金繰りを含めた企画プロデュース/監督/脚本/撮影/音楽/美術・衣装/出演の七役を務め、11年間かけて製作した本作。その驚異の熱意は、シンガポールから始まった本プロジェクトを世界に広げ、ニュージランドで撮影・オーストラリアでCG制作・そして日本で吹替制作と世界初公開という、世界各国のキャストとスタッフを巻き込み完成させた。そんな熱い想いに賛同し、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」の上映作品『もうしません!』や、カンヌ国際映画祭ショートフィルム部門、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアで上映された芥川賞作家ピース又吉直樹主演短編映画『海酒』などでプロデューサーを務めた中臺孝樹が、エグゼクティブプロデューサーに就任。監督本人の強い希望により、本作は日本での上映が世界初公開となる。リッチ・ホー監督その理由について、リッチ・ホー監督は「ロボット・メカ作品の宝庫である国、日本でプレミア公開することはまさに私の夢でした。『ウルトラマン』や『超時空要塞マクロス』、『ドラゴンボール』シリーズなどを見て育ち、そのアクションやストーリーに魅了されてきました。日本は、世界中の人々が、ロボットや怪獣がたくさんいると夢想する場所。つまり私にとっては夢を見る人、夢を持って戦い・生きた人たちがたくさんいる場所です。私は今、この11年間の旅の物語をもって、夢を忘れてしまった多くの夢追い人にもう一度夢を見ようと呼びかけたいです」と熱く語っている。吹替声優として、本作の主人公でメカ・パイロットの道を志す青年・カイ役に「黒子のバスケ」「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」などの人気声優・小野賢章。喘息持ちで体力がないためメカコープアカデミーで落ちこぼれてしまうが、相棒のロボット・リトルドラゴンと心を通わすひたむきな青年を演じている。また、そんなカイの相棒かつ親友であるロボット・リトルドラゴンの声を「東京喰種トーキョーグール」「鬼滅の刃」などの花江夏樹が務め、カイと共に成長する心優しいロボットに扮している。小野賢章&花江夏樹そんな日本のアニメ業界を牽引する実力派声優の2人から本作の出演に際してコメントも到着。小野さんは「監督の狂気的な情熱を肌で感じ、気が引き締まりました」、花江さんは「監督が七刀流で11年の月日をかけて作られた大作にお声がけ頂き、とても光栄です」と語っており、どちらも監督の強い想いを胸に吹き替えに臨んだことを明かしている。そして、メインキャラクター2人の声が入った吹替版特報映像とティザービジュアルが解禁。この度公開された30秒の特報映像では、亡き父への想いを胸に壮絶な戦いに繰り出す主人公・カイの姿と、相棒のロボット・リトルドラゴンの出会いの瞬間が映し出されており、2人が臨む壮絶なバトルシーンも垣間見える。また、ティザービジュアルでは迫力満点のリトルドラゴンの姿が披露され、細部までこだわってデザインされたロボットであることが見て取れる。特報映像とティザービジュアルから、監督が長い年月をかけて作り上げたハイクオリティなCGと宇宙規模の壮大な物語であることを確認することができ、「超大作メカバトル」と呼ぶにふさわしい内容に期待が高まる。小野賢章 コメント全文主人公カイの日本語吹き替えを担当させて頂きました、小野賢章です。11年の月日をかけて、監督が何役もこなし作り上げた作品と聞き、さらに吹き替えの現場にもいらっしゃっていて、監督の狂気的な情熱を肌で感じ、気が引き締まりました。想いの詰まったシンガポール発の超大作メカ・バトル、是非ご覧ください!!!花江夏樹 コメント全文『メカバース:少年とロボット』にてAI搭載ロボット「リトルドラゴン」の吹替を担当します花江夏樹です。監督が七刀流で11年の月日をかけて作られた大作にお声がけ頂き、とても光栄です。ロボットではありますが、無機質な中にも温もりを感じて頂けるように声を吹き込みました。カイがリトルドラゴンとの交流を通してどのような成長を遂げるのか、ぜひお楽しみに!『メカバース:少年とロボット』は2023年冬公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月03日昨年公開された映画『ハケンアニメ!』で、若き天才アニメーターを演じた小野花梨さん。若いながらも、仕事への熱く頑固な情熱を持つ一方、プライベートでは自分に自信を持てずに鬱屈した思いを抱えている。そんな役柄をリアルに、そして魅力的に演じ、限られた出番ながら存在感を発揮し、今年日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞した。――新人賞を受賞されて、なにか変化のようなものはありました?小野花梨(以下、小野):正直、体感としては一切なく…、これまでと地続きの日々をコツコツ歩ませていただいています。――賞が自信に結びついたりは?小野:お褒めの言葉をいただけたことはとても嬉しいことでしたが、自信というより、ここまで頑張ってきてよかったなという気持ちの方がしっくりくる気がします。――着実にキャリアを積んで、今回、『初恋、ざらり』で連続ドラマ初主演を果たします。小野:プロデューサーさんは以前ドラマでお世話になった方ですし、共演の風間俊介さんは10年前の映画『鈴木先生』で共演させていただいています。これまでのご縁が積み重なって今に至った感じがして、過去の自分に通知表をもらったような、過去の自分を認めていただいたような気持ちになりました。――本作で演じているのは、軽度の知的障害と自閉症がある主人公・有紗。障害を隠して働き始めた職場でも周りに馴染めず、ミスを連発。そんな中、風間さん演じる職場の先輩・岡村の優しさに触れて恋に落ちるストーリーです。小野:非常にセンシティブな題材ですよね。実際に有紗と同じ症状で不自由な思いをしている当事者の方たちがいて、表現の仕方など繊細さが必要な役で、少なからず恐怖心もあります。でも、原作を読んだとき、不器用な女の子が一生懸命に生きている…そんな愛らしさを感じて。気づけば有紗に感情移入していて、なぜだか自分の不安定な部分まで愛せるようになった気がしました。――考えすぎて動けなくなったり、テンパってミスしたりって、有紗ほどではないにしろ誰にもあることで、共感できる部分も多いです。小野:この作品が秀逸だなと思うのは、そこなんですよね。軽度知的障害の有無にかかわらず、有紗の持つ劣等感に多くの人が共感できる。恋愛的なシーンでの、自分で勝手に不安になって相手を傷つけてしまって、その事実に自分も傷つく。相手を思うがゆえにすれ違ってしまうというところは、私も共感を覚える部分で。多くの人がプライドや理性で呑み込んでしまう言葉を有紗は言ってしまったり、逆に考えすぎるがゆえに言えなかったり。そういう個性はあるけれど、根底の感情に共感できるのが、この作品が多くの人に愛されている理由なのだと思いました。――連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のきぬちゃんもそうですが、小野さんが演じることで役に人間的魅力が加わり、愛すべきキャラクターに育っていくような印象を受けます。普段、役にアプローチしていくとき、どんな段階を踏まれているんでしょうか。小野:毎回、たくさんの方にアドバイスをいただきながら作っているので、自分だけでどうこうではないと思うのですが、演じる役については自分が一番好きでいなきゃとは毎回思ってやっています。この人のどんなところが良くて、どこがダメで、どこが愛おしいところかを、一番説明できる人間でいたいです。――ときには、キャラクターが自分には理解できない行動をとることもあると思うのですが?小野:理解はできても共感はできない、というパターンはありましたけど、人として全く、理解も共感もできない!ということはなかったと思います。たとえば人を殺しちゃう役も、どんな理由であれ殺す結論に至ったことに共感はできなくてもそこまで追い詰められた感情の流れは理解できる…みたいな。――子役時代から遡って、これまでに難しかった役というと?小野:それでいうと、今回の有紗役は、感情の根底にあるものは理解できても、アウトプットの仕方が自分とは真反対で難しいですね。私は、小さい頃からこの環境にいるからか、先に口が動いて、言葉を発した後から頭がついていって辻褄合わせをする、みたいなところがあります。でも有紗はパッと言葉が出てこない人なので、いったん頭の中で考えて言葉に出すまでのラグをお芝居で作る必要があるんですが、感情だけで有紗をやろうとすると、反射的に口が動いてしまって…。最初の数日は、有紗のテンポに慣れなくて悩みました。小野さんにとって初の連続ドラマ主演作となる『初恋、ざらり』は、毎週金曜24:12~テレビ東京系にて放送中。軽度知的障害がある自閉症の上戸有紗(小野)は、そのことを隠して運送会社で働き始める。しかし、暗黙の了解が理解できず、ミスを連発し落ち込む日々。そんななか、職場の先輩・岡村(風間)の優しさに触れ、恋をするが…。おの・かりん1998年7月6日生まれ、東京都出身。2006年のドラマ『嫌われ松子の一生』で子役デビュー。’21年の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』や主演した映画『プリテンダーズ』、昨年の映画『ハケンアニメ!』などで注目を集める。出演映画『Gメン』は8月25日に公開予定。トップス¥39,600(Y’s/ワイズ プレスルーム TEL:03・5463・1540)ジャケット¥63,800(daichiogata TEL:080・1212・7269)イヤリング、右¥20,900左¥19,800(共にGARNI/ガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554)※『anan』2023年8月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・髙橋美咲(Sadalsuud)ヘア&メイク・森下奈央子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年07月28日忙しいあの人は、失敗したり、落ち込んだ時にどうやって前向きな気持ちをキープしながら、自分と向き合っているの?そんな質問を、芸人・兼近大樹さんに伺ってみました。意外にも「自己肯定感は低いほう」と言うEXITの兼近大樹さん。気になるその理由とは…?みんな自分との対話が足りていないと思う。――EXITのネタやキャラ的にも、兼近さんは周りから、自己肯定感が高いように見られているのではないでしょうか。でも、自分では低いと思っていますけどね。そもそも俺は、すべてのことにおいて“うまくいかない”と思って生きているんです。だからもし何かがうまくいったら、めっちゃラッキーなんですよね。あれ…高いのかな?(笑)――低く見せて高いとか(笑)。でも毎日のように「カッコいい!」と言われているだけでも、自然と自己肯定感は高まりそうです。メイクとかで見た目はカッコよくしてもらっているけど、自分のことをカッコいいと思ったことはないし、「カッコいい」と言われて嬉しいと思っていたら芸人なんてやってません。芸人にとってのカッコいい要素は、マイナスでしかないと思っているから。だって、カッコいい人にカッコよくない人がブチギレているほうが見ていて面白いし、共感できるはずで。――兼近さんは“自己肯定感”をどのように捉えているのでしょう。「自己肯定感上げてこー!」って人におすすめしている時点で“自己”じゃないし、意味わかんない言葉だと正直思っています。だからあまり興味も持てなくて。――世の中に“自己肯定感”という言葉が浸透してきたのは、なぜだと思いますか?比べる対象が多すぎるのかな。“自己肯定感”という文字通り、自己だけを肯定すればいいのに、何か比較対象を持ち出すから高い低いになっているんだと思います。例えばSNSのフォロワーが多い少ないとか、あの人に比べて可愛くないとか、太っているとか。最近の若者は、フォロワーを“戦闘力”として使っていますもんね。私の戦闘力53万です、みたいな。戦闘力が低いと弱いから、そりゃ悔しいでしょうね。でも、低くても、うまく戦えると思うんです。芸人の目線で言わせてもらえば、フォロワーが多い、ある意味で権力者って、自分よりもフォロワーが少ない人に向かって何か発言しても、嫌みでしかないし面白くないんです。でもフォロワーが少ない人が、権力者に何か発言すると共感者が増えたりして、いわゆるバズれたりする。よく知らない有名じゃない人の発言のほうが、いいね!したくなるんですよね。――自己肯定感に置き換えても、そうかもしれませんね。そうです。自己肯定感が高い人って、ただ憧れの存在なだけ。毎日のように「私はハッピー!」って言ってる人よりも「うまくいかねぇな…」って呟いている人のほうが、みんな気になりますよね。――とはいえ、自己肯定感が低いと思っている人の多くは、ネガティブな発想になりがちな気もします。どうすればいいのでしょう。“自己肯定感”って言葉を使わなくてもいいんじゃない?それよりも、自分がどういう人間かを理解することが大事。みんな、自分との対話が足りていないと思うんですよね。自分探しの旅に出てないで、鏡見て自分のことをまず知っとけって。自分は探さなくてもここにいるんだから。具体的には、小さい頃からこういうこと言われて嫌だったとか嬉しかったとか、だから私は求められるたびにこういうことしちゃうんだとか自己分析してみること。そういうふうに自分の幼少期から掘り返して見直しながら、自分のことを知っていくうちに、自己肯定感が高いとか低いとかどうでもよくなると思います。自分はこうなんだ、でもあの人はあの人でこうなんだ、って思えるようになる。そもそも、自分のことを知らないと“自己肯定感”を言い訳にして、人の気持ちも理解できないんじゃないかって思うんです。自分はこういうことで許されてきた、愛されてきたって部分を全部すっ飛ばしているから、寛容さを持てずに潔癖になって、ちょっとしたことで文句を言ったり、変なこと呟いて炎上したり。…俺、めっちゃ真面目な話してるけど大丈夫ですか?(笑)愛されていたことを思い出せてラッキー。――兼近さんは、自己とどのように向き合ってきたのでしょう。俺も、幼少期から振り返って考えた時期がありました。ずっと貧乏で、勉強もしなかったし、社会や周りの大人、すべてにムカつきながら生きてきた。誰かが目立ったことすれば足を引っ張りたいし、いつも楽しそうで、金持ってて幸せで…って人たちが大嫌いで(笑)。そんな自分の思考や行動、人生を大人になって振り返ってみたら、思い出したことがあったんです。――どんなことですか?中学生の時、いつも「勉強しなさい」って言ってくる先生がいて。当時は、めっちゃうざくて反抗しまくってたけど、今思うと、あの先生めっちゃ優しかったじゃんって思うんですよね。俺のことを見捨てずに、何度も「勉強しろ」って言ってくれた。愛されていたんです。そのことを思い出せて、俺はラッキーだと思っていて。だから本を読むようになったし、今改めて勉強をし直しているんです。当時はありがた迷惑だと思っていたことを、今やっとありがたいと思えるようになって、周りの人に感謝できるようになりました。そして、“何をやってもどうせうまくいかない”精神で開き直るようになったら、仕事もうまくいくようになって。めちゃめちゃスベったとか恥ずかしいことも、笑い話にして人に言えるようになったんです。マイナス面がプラスになるなんて、お笑い芸人は最高の職業。それで面白いと思われたり「元気出ました」って言ってもらえると、嬉しいんですよね。――もし些細なことで落ち込んだ時は、どうすればいいですか?例えば落ち込んでいる後輩を見たら「なんとかなるから頑張れ」とは絶対に言いません。人生、なんとかならないことが多いのを俺は知ってるから。それよりも一緒に解決策を考えてあげます。落ち込んだ理由を知って、原因を見つけて解決したほうが楽になるんです。だからみんなも、もし落ち込んだらただネガティブに浸らないで、冷静に解決策を探してほしいです。それも自己と向き合うということ。それを続けていればそのうち、自己肯定感なんて言葉が気にならなくなると思いますよ。かねちか・だいき1991年5月11日生まれ、北海道出身。お笑いコンビEXITのボケ担当で、歌手や作家、洋服ブランドのプロデュースなど幅広く活躍中。地元・札幌でのショットなど、さまざまな表情を収めた兼近大樹1st写真集『虚構』(ワニブックス)が8月18日発売予定。※『anan』2023年7月19日号より。写真・瀬津貴裕(biswa.)スタイリスト・矢羽々さゆりヘア&メイク・冨樫真綾インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2023年07月13日