テレビドラマ「とんび」で兄弟分の関係を演じた内野聖陽と音尾琢真が、今度は実の兄弟として濃密なバトルを繰り広げる「トゥルー・ウエスト~本物の西部~」。現代アメリカを代表する劇作家で俳優としても有名なサム・シェパードのこの傑作戯曲と格闘中の稽古場を訪ねた。『TRUE WEST~本物の西部~』チケット情報この日は稽古9日目。稽古場にはレトロだが日常的なキッチンのセットが組まれている。テーブルに靴のまま足をかけウォーミングアップする内野の姿を目撃。粗野な兄リーとしての振る舞いが体に染み付いているようだ。一方、リーとは対照的な弟オースティン役の音尾は、銀縁メガネに白いポロシャツといういかにもインテリ風ないでたち。聞くと、役柄に合う稽古着を新調したのだとか。言葉(台詞)でなくビジュアルでイメージしやすいようにという、外国人演出家への配慮が感じられる。本作の演出を手掛けるのは、トニー賞受賞経験のあるアメリカのシアターカンパニー「THE NEW GROUP」芸術監督のスコット・エリオット。日本での仕事は初で、来日自体も初めてというが、「サム・シェパードの大ファン。知らない言語で演出をするにあたって、このなじみのある戯曲ならぴったりだと思った」と語る。稽古はシーンごとに机上での本読み、立ち稽古というやや変則的な形で行われる。その理由をエリオットは「ずっと机の前にいるとイライラしてすぐ立ちたくなってしまう」と言うが、「彼はとにかく“待つ”演出家」と、一番身近にいる演出補(兼通訳)の薛珠麗は証言する。「私がこれまでアシストしてきた演出家はその時点でのパーフェクトを積み上げるという感じの人が多かったんですが、彼は『この程度で大丈夫?』という状態をじっくりと回数を積み重ねて完成に近づけていく。そうすると、この芝居を自分のものにしなきゃいけないということ以上のプレッシャーがないので、俳優はやりやすいと思います。つまり、人を信頼して任せられるということなんでしょうが、初めて来た国でそれをやれるのは相当すごいこと」(薛)。演出家曰く、“信頼”の理由は、内野、音尾ら俳優にもある。「万国共通、いい俳優というのは演出家を信用する。僕を信用してくれている空気を今、絶対的に感じていますよ」(エリオット)。ストップがほぼかからない状態で、立ち稽古が進む。愛憎に満ちた兄弟の立場が、台詞や状況ひとつで瞬時に入れ替わる様は実にスリリングで、片時も目が離せない。「顔が似てらっしゃるわけじゃないのに、お2人はすごく“兄弟”って感じがします。この年齢の男性ならではの焦燥感や敗北感が表れて、非常にリアルな作品になるはず」(薛)。「彼らが今まで行ったことのないところまで掘り下げることが出来ているような感触がある。2人のファンはきっと驚いて、喜んでくれるんじゃないかな」(エリオット)。熱くめまぐるしいバトルの行き着く先を見届けたい!9月29日(日)から東京・世田谷パブリックシアター、10月17日(木)から大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティなど全国で公演。チケット発売中。取材・文:武田吏都
2013年09月20日日本教育文化研究所は、幼稚園児・小学生・中学生・高校生の子供を持つ男女1,030人を対象に、子供に対するしつけ・道徳教育に関する調査を行った。概要は以下の通り。調査結果では、8割の保護者が家庭における「しつけ」を重視しているとする一方で、半数以上が教育機関での道徳教育にも期待している事が分かった。中でも、教育機関に期待する理由としては、「客観的な道徳教育を受けられると考えているから」が約6割と最も多く、「子供が素直に受け入れてくれそう」(45.9%)、「より質の高いしつけや道徳教育をしてくれそう」(25.0%)が続いた。保護者が我が子に身につけさせたい具体的な内容として、家庭においては、「日常のあいさつ」(78.9%)、「感謝や謝意を伝える言葉」(75.3%)が特に多く、「ウソをつかない」(40.7%)、「約束を守る」(36.2%)、「思いやりの心を持つ」(35.1%)等も多く見られた。一方、教育機関に求める道徳教育においては、「人と協力する」(48%)が最も多く、次いで「決められたルールや規則を守る」(43%)、「日常の挨拶」(35.7%)の順に、他者とのコミュニケーションを取っていく上で、必要不可欠なことを重視している姿勢が伺える。また、調査では、保護者自身の幼少期におけるしつけの体験についても尋ねており、その内の約半数が自身の幼少期に「厳しくしつけされたと思う」と答えている。家庭で受けたしつけについて「良かったと思う」と答えたのは約6割、しつけが「身に付いた」という人が約7割を占めていることから、しつけや道徳教育の重要性を保護者が身を持って認識していることが伺える。その他に、子供のしつけをお願いしたい著名人として、“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんが圧倒的な支持を集めたほか、ドラマのイメージから武田鉄矢さん、偉人では坂本龍馬等が挙がった。■『子供に対するしつけ・道徳教育に関する調査』調査概要・調査期間:2013年3月14日(木)~3月15日(金)・調査方法:インターネットリサーチ (調査会社保有のパネルを使用)・調査対象:幼稚園児・小学生・中学生・高校生の子供を持つ男女(エリア:全国)・有効回収数:1,030サンプル ※子供(長子)の性×学齢別に下記割付に沿って回収・詳細分布:男子(計515):園児(幼稚園)103/小学生(低学年)103/小学生(高学年)103/中学生103/高校生103女子(計505):園児(幼稚園)103/小学生(低学年)103/小学生(高学年)103/中学生103/高校生103・調査内容-家庭での「しつけ」の重視度-学校・幼稚園での「道徳教育」内容認知-学校・幼稚園での「道徳教育」期待度とその理由-家庭で子供に身につけさせるべき大切なこと-学校で行う道徳教育において、子供に身につけさせるべき大切なこと-自身が家庭で受けてきた「しつけ」について【厳しさの度合い/良かったと思うか/身に付いたと思うか】-「しつけ」や「道徳教育」の負担の度合いの変化-「しつけ」をお願いしたい人物-日本人として身につけておかねばならないこと-子供に身につけさせるべき道徳性について 等 引用元:PR TIMES
2013年06月04日藤原竜也主演の『木の上の軍隊』が、東京・シアターコクーンで公演中だ。本作は劇作家・井上ひさしが生前書こうと試み、3年前に上演が予定されていたものの、井上の急逝により幻となった、まさに彼の遺作ともいえる作品。今回、井上の原案をもとに蓬莱竜太が戯曲を書き下ろし、井上が信頼を寄せた栗山民也が演出を務めることで、ついに上演が実現した。井上ひさし版にも主演予定だった藤原にとっては3年越しでの挑戦となる。出演は、藤原のほか、山西惇、片平なぎさ。片平の舞台出演は11年ぶり。舞台『木の上の軍隊』チケット情報劇場に入ると『木の上の軍隊』というタイトルの通り、舞台中央にそびえる大きな木に目を奪われる。本作は、終戦を知らずに2年もの間、沖縄県・伊江島のガジュマルの木の上で生活したという日本兵ふたりの実話に基づく物語なのだ。木の上で敵軍を見張りながら、待てども来ない援軍を待ち続ける上官(山西)と新兵(藤原)の様子を、片平が“語る女”として第三者的な立場から語っていく。3人芝居という少人数の上、ほぼ出ずっぱりという構成であり、何よりも3人の演技力を存分に堪能できる点が見どころだろう。木の上では大きな動作が制限されるため、特に会話の演技が際立って感じられる。動けない中でも新兵の無垢な姿を生き生きと演じる藤原と、体面を重んじ恥の多い人生を送ってきた、山西の演じる上官のコントラストが見事。国のためと大義を語る上官と、故郷であるこの島を守るために戦うことを志願した新兵。ふたりだけの同じ極限状態を共有しているものの、お互いが見つめているものはまったくちがっており、ずっと近くにいながらも心の底ではわかり合うことができない人間関係は、決して戦時中の特別なものではなく、現代の生活の中にも通じる普遍的なドラマとして心に訴えかけてくる。劇場内を見渡してユニークなのは、せり出した舞台のすぐ真横に設けられたステージサイドシートだ。上手と下手にそれぞれ9席ずつと席数は少ないが、舞台の最前面より奥側に設置されており、役者の横顔や後ろ姿など、通常の席では観ることができない角度から舞台を楽しむことができる。俳優との距離が近く、シーンによっては山西の肩越しに、藤原が自分に対してセリフを言ってくれているかのような臨場感を味わえるのも、この席ならではの楽しみ方だろう。このステージサイドシートは現在上演中のシアターコクーンのみの席種であり、俳優陣の演技を間近で楽しみたいなら、またとない機会である。物語の内容と相まって、貴重な演劇体験ができるはずだ。4月29日(月・祝)まで東京・シアターコクーン、5月3日(金・祝)から5月6日(月・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後、愛知、大阪、愛媛、長崎、広島、福岡を巡演する。なお、コクーン公演「ステージサイドシート」は現在発売中。取材・文:大林計隆
2013年04月12日出版事業を行っているブックマン社は、11月20日、尾木直樹氏と、ごく普通の若者たちが「生き方論」について考えた本「生きづらいのは『ゆとり世代』だから、と思っている君たちへ」を出版する。価格は1,400円。同書では、「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏と、一般の若者で行った座談会をもとに、若者達たちが抱える「生きづらさ」の本当の在り処を探り、人生の本当の価値を考える「若い世代への生き方論」を書いている。内容は「授業」として描かれており、1時間目では、座談会出席者が「生きづらい」と感じていることについて紹介。2時間目以降では、それぞれの問題について詳しく解説し、それをどうやって解決していけばいいかを「尾木ママ」の言葉でつづっているという。なお、座談会であげられた問題は「将来の目標」や「ゆとり教育」、「子育て」、「働き方」などさまざま。20代から40代の自分は「若者世代」と思っている人だけでなく、「若者世代」を教育する立場にある人にも読んでもらいたい内容になっているとのこと。尾木直樹氏は、早稲田大学卒業後、22年間「海城高校」や公立中学校などで教師をつとめ、その後臨床教育研究所「虹」を設立。子どもと教育等に関する調査・研究活動に取り組んでいる。また、全国への講演、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌への執筆、著書の出版など幅広く活動。最近では、テレビのバラエティ番組などにも出演し「尾木ママ」の愛称で知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日直木賞作家・道尾秀介の人気ミステリーを映画化した『カラスの親指』の完成会見が8月16日(木)に都内ホテルで開かれ、主演の阿部寛に村上ショージ、原作者の道尾さんが出席した。哀しい過去を抱えた詐欺師に彼とコンビを組むことになった新米の中年男、スリの少女とその姉とその彼氏の5人。奇妙な共同生活をすることになった彼らが実行するある大作戦の行方を描く。阿部さんは「人間の悲哀を奥深いところまで描いた作品。観たら温かい気持ちがあふれてくる映画に仕上がっています」と完成した作品に自信をのぞかせる。ほとんど演技初挑戦のショージさんとコンビを組み、石原さとみ、能年玲奈、小柳友といった若手キャストとの現場となったが「現場の雰囲気をそのまま出していけばいいという感じで、力の抜けた感じでやりました」と語り、初挑戦の詐欺師役についても「世間の聞こえは悪いけど(苦笑)、それを(ショージさんと)2人でユーモラスにやってます。楽しみながら作れました」と笑顔を見せた。ショージさんは「プレッシャーを感じながらやった」とふり返る。長ゼリフには相当苦戦したようで「終わった直後は“二度とやるか!”と思った」と語るが、「試写で完成した作品を見たらハマったような感じ」と役者業への手応えをつかんだよう?「死ぬまでに代表作ができて嬉しい。吉本を辞めたとしてもこの作品があるからいいかと思える」と強い思い入れを明かし「このまま(劇中の詐欺師コンビの)タケ&テツとして歩みたい!」と阿部さんにコンビ結成をラブコール。阿部さんからは「自信ないです…」と断られたが、めげることなく演技中の阿部さんのカッコよさを熱弁し「こういう人とコンビ組んだら楽しいだろうと思った」と再三にわたり新コンビ結成をアピールしていた。道尾さんは「初めて5人が暮らす借家のセットを見たとき、あまりにもイメージにぴったりで驚きました。原作では全く書いてないのに、イメージをくみ取ってくださった。あれを見て『これは絶対に面白い映画になる』と思った」と明かす。実際に完成した映画についても大満足のようで「映画を観て自分の作品を素で味わい『いい物語だな』と改めて思えた。こんなに声を出して笑ったりボロボロ泣いたのは久しぶり」とその完成度の高さを称賛した。映画の中のように、これまで騙された経験について問われたショージさんは「前にお米のCMの仕事で、吉本の担当のお偉いさんから『ほとんどお前に決まりや』と言われたのに待てど暮らせど何もないので、聞いてみたら『残念ながら(オーディションで)素人に負けた』と言われた。芸人は目先のお金を計算して経理に前借するので(笑)、そのお金を返すのに走り回った。あのときは騙されたと思いました」と苦い経験を告白。実は、この日も映画のどんでん返しさながらのドッキリをショージさんに敢行!事前に何も知らせないままショージさんが本作のプロモーションのための全国行脚に出ることが突然、発表された。これにはショージさんも「嘘やろ?アホなこと言うな!」と信じられない様子だったが、阿部さんから「僕は忙しいので。コンビは組めないけどテツ一人で行ってきて下さい」と託されると、観念したように「阿部さんが言うなら行きます」と応じ、そのまま全国への旅に出発した。最後に阿部さんは改めて映画について「人間再生のドラマです。温かい気持ちになっていただければ」と語り、サプライズ仕立ての会見は幕を閉じた。『カラスの親指』は11月23日(金・祝)より公開。■関連作品:カラスの親指 2012年11月23日より全国にて公開© 道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
2012年08月16日資生堂「スーパーマイルド」パパフロ応援委員会はこのほど、教育評論家の尾木直樹先生(尾木ママ)監修のもと「父と子の浴育に関する意識調査」を実施。その調査結果から、「パパフロ」な夏にするための“極め術三カ条”を発表した。同社は父親が気軽に参加できる育児として、子どもと一緒にお風呂に入る「パパフロ」を支援する「パパフロ応援委員会」を立ち上げ、「パパフロの実態」「パパフロが子どもの成長後に与える影響」「パパフロによる家族のコミュニケーション効果」などと、調査結果を公表してきた。そして今回、第4弾を実施。日本中の家庭で日々繰り広げられている「パパフロ現場」の実態を明らかにした。調査は4月、全国の小学生の子どもがいる父母900名、小学生の男女600名を対象にインターネットで行われた。まず、「お父さんに何て誘われると一緒にお風呂に入りたいと思うか(複数回答)」という質問には、52.2%の子ども(男女)が「お風呂で遊ぼう」と回答した。男女別でも同回答が1位。2位以下は、息子は「お風呂で内緒話をしよう」(20.6%)、「体を洗ってあげるから」(16.9%)が続き、娘は「シャンプーしてあげるから」(15.1%)、「お風呂で内緒話をしよう」(14,7%)が上位に挙がった。パパフロをスムーズに誘うには、楽しさやワクワク感のある言葉が有効といえる。次に、「お風呂でお父さんの背中を洗うか」を聞いた。「洗う」と答えた子どもは合計25.1%で、4人に1人以上は、父親の背中を流しているという結果に。あわせて「お父さんから叱られたあと、お父さんのことが嫌いになるか」を聞くと、洗うと答えた子どものうち「嫌いになる」と答えたのは合計42.0%なのに対し、洗わないと答えた子どもでは51.2%になった。やはりパパフロはスキンシップの場になっており、父子関係に好影響を及ぼしているようだ。母親対象の質問「あなたの夫は子どもと入浴しているか(単回答)」に、81.7%が「夫は子どもと入浴している」と回答。続いて聞いた「子どもの前で夫を褒めるか」の質問には、夫は子どもと入浴していると答えた妻のうち、「子どもの前で夫を褒めたり感謝の気持ちを伝えたりしている」と答えたのは合計79.6%にのぼり、夫は子どもと入浴していないと答えた妻の合計54.5%を大きく上回った。パパフロをしている家庭では、母親が子どもの前で父親の悪口を言わず夫を褒める傾向にあり、良好なコミュニケーションを図るポイントになっているといえる。父親対象の質問「子どもが3歳になるまでに、週何回パパフロをしていたか」への回答も興味深い。現在「週5回以上」のパパフロを実践している父親は、3歳までのパパフロ頻度も同様に週5回以上の傾向で(合計82.9%)、現在「週3~4回」の父親についても、同じ頻度が最も多い(合計52.0%)。つまりは、3歳までにパパフロ習慣をつけたかどうかが、以降のパパフロライフにも影響してくるといえそうだ。上記の調査結果に基づき、パパフロ応援委員会は「パパフロ」な夏にするための“極め術三カ条”を発表。この夏を親子で楽しむためにぜひ実践してみよう。極め術三カ条其の一:パパフロに誘うには、“魔法の言葉”「遊ぼう」を使うべし!其の二:パパフロでは子どもに「パパの背中を流させる」べし!其の三:ママは「子どもの前で夫を褒める」べし!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日資生堂はこのほど、教育評論家の尾木直樹氏監修のもと「父と子の浴育に関する意識調査」を実施した。調査の結果、父と子が一緒に入浴している場合、「父親に隠し事がない」と70%の子供が回答していることが明らかになったという。同社によると、父親が気軽に参加できる育児場面、子どもとの入浴「パパフロ」が大きな注目を集めているという。調査は4月、全国の小学生の子どもがいる父親(25~55歳)600人、母親(23~55歳)300人、小学生の男女(年齢6~12歳)計600人(小学生は親の付き添いのもと実施)を対象にインターネットで行われた。父親と一緒に入浴している子どもは70.4%が、「お父さんに隠し事がない」と回答。一方、一緒に入浴していない子どもは合計48.5%にとどまった。また、「お父さんに好きな人の話ができる」とし回答した子どもは、父親と一緒に入浴する子供が29.8%だったのに対し、入浴していない子どもは14.9%と倍の開きがあることがわかった。また、女子の子供が「お父さんのことをだらしない」と思っている場合でも、父親と一緒に入浴する場合は合計95.5%が父親のことを「好き」と回答していることがわかった。家の中でついだらしなく振る舞ってしまっている父親も、一緒に入浴する機会を設けることで、子ども達に好かれる傾向にあることが明らかとなった。いつまで子供と一緒に入浴したいかという質問に対し、「子どもが小6になるまで」と回答した父親は38.8%。子供も同様に「小6になるまで」と40.3%が回答している。10年前の子どもよりも、現代の子どもの方ができるだけ長い期間お父さんとお風呂に入りたいと回答しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日映画『カラスの親指』の製作現場会見が2月16日(木)に行われ、阿部寛、石原さとみ、能年玲奈、小柳友、村上ショージが出席。メイキング映像も初めて公開された。道尾秀介の同名小説を原作に、人生の再起をかけて大勝負に臨む中年男性2人と若者3人の“盗聴バスターズ”の姿を描く。すでにクランクアップが発表されていたが、追加撮影のためにキャスト陣が再結集した。5人は劇中の衣裳である作業着姿で会見場へ。阿部さんは「どの役柄もすごく個性的。本読みの段階でみなさんがキャラクターを作っていました。チームワーク良くやれてよかったです。現場はすごいですよ。監督はすごくこだわるんです。作品に対するあれほどの愛情と粘りは大したものだと思います」と語る。石原さんは、自身が演じた奔放な性格のやひろが気に入っているようで「いままでやったことがない役で、バカップルもやれて嬉しいです。やり過ぎってくらいキャピキャピやりました」と喜びを語った。その妹・まひろを演じた能年さんは「現場で阿部さんは(役柄の)タケさんにしか見えなかったです。自分もこんな風になれたらと憧れます」とニッコリ。だが、その阿部さんとのある共演シーンについて「まひろがタケさんの布団に潜り込むシーンがあったんです!『阿部さんの布団に!?』って思い緊張しましたが、無事に撮り終わって安心しました」と恥ずかしそうに明かす一幕も。阿部さんは「そんなに緊張してたなんて知りませんでした。僕もドキドキしました」と飄々と語り、会場は笑いに包まれた。小柳さんは頭を坊主にし、10キロ体重を増やして本作に臨んだそう。だが「5か月ぶりに会ったらショージさんに『あまり変わってないな』と言われました…。3合もご飯食べて寝る前にラーメン食べたりしたのに」と苦笑。牛乳を飲むシーンでも「リハーサルのときから飲んでて全部で3本くらい空けて、結局吐きました」と明かしたが、阿部さんは「テンション高いシーンでもテストのときから本気でやってくるし、すごいです」と小柳さんの役者魂を絶賛した。そして今回、“俳優”として阿部さんと中年詐欺師コンビを組んだ村上さん。「セリフがめっちゃ長い。監督に『途中で声が出なくなる役にしてくれないか?』と相談したり、阿部さんが足をケガして撮影が中止にならないかと思ったこともあった」と苦労を告白すると、阿部さんは「ショックですね」と苦笑しつつ「現場では追いつめられた草食動物みたいになってましたが、最後には頑張った分が実ってます」と思わせぶりに語り、“相棒”を称えた。『カラスの親指』は今秋、全国にて公開。■関連作品:カラスの親指 2012年秋、全国にて公開
2012年02月16日来年3月より、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで『尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース』が開催されることが決定した。『尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース』開催情報人気コミック『ONE PIECE』をテーマに、作者の尾田栄一郎が自ら監修する初の展覧会。数々の名場面を描いた原画、迫力のスペシャルムービー、インタラクティブアートなどのさまざまな仕掛けが施され、ルフィたちの15年にわたるこれまでの冒険のすべてが体感できる展示イベントになるという。また、作者描き下ろしの原画2点も本展覧会で初公開される。公式パンフレットや限定オリジナルグッズなども販売される。展覧会は、2012年3月20日(火・祝)から6月17日(日)まで。チケット(入館引換券)はすべて日時指定で、一般発売は12月23日(金・祝)10:00より(4月5日(木)開催分まで)。全国のセブン-イレブンで発売。またインターネット、モバイルでのご購入はチケットぴあにて。
2011年12月19日エマ・トンプソンを始め、マギー・ギレンホール、ユアン・マクレガーなど豪華キャストの出演で注目を集めているファンタジー『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』が7月2日(土)より公開となる。これに先立ち、映画親善大使を務める“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏から、親善大使としての意気込みと本作の見どころを語ったコメント映像がシネマカフェに到着!本作は、問題を抱えた家庭にどこからともなく現れ、不思議な魔法でみんなを笑顔にして回る魔法使いナニー・マクフィーの活躍を描くファンタジー作品。先月行われた親善大使就任式では、映画のタイトルにちなんで“尾木ママクフィー”として魔法使いの姿で現れ本作のPRを誓った尾木さん。愛豚(?)のモモちゃんを抱きながら、「この映画は、みなさんをハッピーにするメッセージがたくさん込められているのよ」と、“オネエ言葉”で本作の見どころを語っている。一方、尾木さんに抱きかかえられたモモちゃんは、“相づち”を打つかのように絶妙なタイミングで鼻を鳴らす姿が、なんとも愛くるしい。尾木さんとモモちゃんが醸し出す絶妙な空気感に、ついついクスリと笑えて、見る者を和ませてくれるはず。『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』は7月2日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開。※こちらのコメント映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ 2011年7月2日より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:尾木ママが魔法使いに!?映画親善大使就任で叱らない子育て論を熱弁!
2011年06月30日教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹がファンタジー映画『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』の親善大使に就任。5月26日(木)、映画にちなんで共に親善大使となる子ブタのモモちゃんと共に就任式に臨み、映画をアピールした。問題を抱えた家庭にどこからともなく現れ、不思議な魔法でみんなを笑顔にして回る魔法使いナニー・マクフィーの活躍を描くファンタジーで、エマ・トンプソンをはじめマギー・ギレンホール、ユアン・マクレガー、レイフ・ファインズら豪華キャストが集結。子供たちに向けた5つのレッスンを展開する。尾木さんが提唱する“叱らない子育て論”は、映画の趣旨にピッタリということで、尾木ママの大使就任が実現。尾木さんは、魔法使いの衣裳で、自らが名付け親となった子ブタのモモちゃんを抱っこして登場し、ナニー・マクフィーならぬ“尾木ママクフィー”として大使に任命された。映画の中の5つのレッスンについて尾木さんは「日本の復活に大事なことを全て教えてくれる」と大絶賛。これまでにも尾木さんの元には、映画のキャンペーンへの依頼が多く届いていたそうだが、教育評論家という立場を鑑みて全て固辞してきた。だが、本作に関しては自身が提唱する教育論とぴったり重なるということで就任を快諾したという。この日も尾木さんは、自身の“叱らない教育論”を展開。「ママが子供に振り回されて、叱ったり、ペナルティを与えようとして、うまくいかなかったのが戦後の日本の教育。映画では魔法をかけますが、言葉やまなざしで十分に魔法の代わりになります」。さらに、具体的な子供たちへの声のかけ方として「『早く早く』、『やめなさい』、『大丈夫?』と声を掛けるのはやめた方がいい。逆に『ありがとう』という言葉をよく使い、叱りそうになったらまず『どうしたの?』と優しく聞いてあげるといい。子育ては“愛とロマン”です!」と魔法使いの衣裳のまま熱弁をふるった。さらに、震災の被災に遭った子供たちについても「聞く耳を持つことが大事。受け止めてくれる人がいる、ということが子供たちにとっては大切なことになる」と今後のケアの重要性を訴えた。この日は初めての公務として、映画館に飾られるポスターにサイン。さらに、モモちゃんと一緒に仲良く色紙に手形を押し、映画をアピールした。『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』は7月2日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開。■関連作品:ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ 2011年7月2日より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2011年05月26日後から悔いても仕方がないとはわかりつつも、ときに後悔の感情に駆られることってあるものです。「やっちゃったけど、まぁいいや!」というレベルのものから、ズドーンと尾を引くものまで大小さまざまですが、「昨日のこと」を思い出して後悔してしまう瞬間ってあるのではないでしょうか。今回は、日常生活につきもの(?)な「昨日のことに小さな後悔を感じた瞬間」を、社会人のみなさまにアンケートしてみました。COBS ONLINE会員調査(ウェブ ログイン式)有効回答数:534期間:6月1日~6月6日【メールの小さな後悔】編■「昨日好きな人に送ったメールに『?』マークを付けてしまったことが、返信を強要しているみたいに見えたかなと思ってちょっと後悔」(20代女性)■「朝起きて枕元のケータイの送信メールを読み返してみると、夜中に変なメールを送っていることがよくあって後悔します」(20代女性)メールにまつわる小さな後悔。ありますよね。特に夜中に作成したメールは、やたらと感傷的になってしまったり!?送る方は夜中のもんもんとしたときに送っても、受ける方はさわやかな朝だったりと、テンションが全く違う可能性があるのも、メールでのコミュニケーションの難しいところですよね。【昨日の夜更かし】編■「もっと早く寝ればよかったと毎日のように思う」(20代女性)■「夜更かしをして翌日の仕事中眠くて仕方がないとき」(20代男性)睡眠不足に関する後悔、多かったです。昼間の眠気を我慢するのってなんであんなにつらいのでしょうね。そんなときには寝ぼけ半分で、ドラえもんの秘密道具の「睡眠圧縮剤」(1時間寝ただけで10時間分の睡眠が取れる錠剤)があったらいいなぁ、と心から願ってみたり……。【女性ならでは】編■「化粧を落とさず寝た翌日、肌のコンディションが悪すぎて後悔」(20代女性)女性から非常に多く聞かれた意見です。たとえ飲みすぎた夜で何であれ、お肌のことを考えたら布団に入る前に意地でもお化粧だけは落としたいですね。また、「日焼け止めを塗り直さず日焼けした」(20代女性)という声も。女性っていろいろと大変。【食べ物の後悔】編■「焼き肉の肉を焼きすぎたこと」(30代男性)■「アイスを食べようと楽しみにしていたら、次の日までおいていたら、誰かに食べられてなくなっていたとき」(30代女性)食べ物の恨みは怖い!食べ物にまつわる後悔も多かったです。「前日の夜に食べ過ぎて次の日胃がもたれているとき」(20代女性)などという意見も。こんなときには、お腹いっぱい食べられるだけ幸せ!と、気を取り直したいものです。【お金の後悔】編■「買い物をする前に広告を見て、昨日のほうが安かったとき。買っておけばよかったと後悔する」(30代男性)■「お菓子の衝動買いをしたとき、あの数百円が積もり積もればそれなりの金額になってたのに……と思う」(20代女性)■「無駄にパチンコにお金をつぎこんだこと」(20代男性)お金に関すること、これらを後悔しないでコツコツ実践できていたらきっと結構な金額になっているんでしょうね~。あまりケチケチせずに、じょうずに金銭管理ができるようになれば良いのですが。と、このようにみなさん日々小さな後悔を重ねながら生きているようです。なかには少数ですが、「後悔はしないようにしている」(20代女性)、「記憶にない」(40代男性)というような意見もありました。たしかに、いくら後悔しても過去には戻れないのが事実。悔やむだけではなく、今日した後悔は明日に生かしていきたいものです!(桜まゆみ/プレスラボ)【関連リンク】【Q&A】幸せだったと笑って死にたい。後悔しない生き方とは?【コラム】友人からの言葉「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがずっといい」【コラム】日々を精一杯後悔無く生きる方法
2010年07月05日