資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェにて、さくらんぼ“佐藤錦”を使用したパフェが、2017年6月20日(火)から30日(金)までの期間限定で提供される。さくらんぼの代名詞ともいえる“佐藤錦”はちょうど今が旬。資生堂パーラーでは、山形県岡田果樹園から直送された大粒の佐藤錦を贅沢に使用した、見た目も鮮やかな限定パフェを味わうことができる。フレッシュなさくらんぼは、優しい甘さのミルクアイスクリームと相性抜群。ソース、シャーベット、コンポートにも佐藤錦が使用されており、どこを食べても爽やかな酸味と上品な甘さが口いっぱいに広がる、さくらんぼ尽くしの一品に仕上がっている。なお、銀座本店 サロン・ド・カフェ以外にも、資生堂パーラー日本橋高島屋店と、横浜高島屋店、横浜そごう店、名古屋店の4店にて、デコレーションに佐藤錦または紅秀峰を使用したさくらんぼのパフェが登場する。佐藤錦を使用したパフェは6月下旬まで、6月下旬から7月上旬までは紅秀峰を使用したパフェを味わうことができる。【詳細】資生堂パーラー さくらんぼのパフェ■山形県 岡田果樹園産 佐藤錦のパフェ提供店舗:銀座本店 サロン・ド・カフェ提供期間:2017年6月20日(火)~30日(金)価格:2,480円(税込)■季節素材のこだわりパフェ提供店舗:資生堂パーラー 日本橋高島屋店、横浜高島屋店、横浜そごう店、名古屋店・山形県産“佐藤錦”さくらんぼのパフェ提供期間:2017年6月12日(月)~6月下旬価格:1,890円(税込)・山形県産“紅秀峰(べにしゅうほう)”さくらんぼのパフェ提供期間:6月下旬~7月上旬価格:1,890円(税込)※提供品は写真と異なる場合がある。※フルーツの入荷状況により、 メニュー内容および提供期間が変更になる場合がある。<店舗情報>・資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル3階営業時間:火~土 11:30~21:00(L.O.20:30)/日曜日・祝日 11:30~20:00(L.O.19:30)定休日:月曜日TEL:03-5537-6231(予約不可)・日本橋高島屋店住所:東京都中央区日本橋2-4-1高島屋日本橋店本館8階営業時間:11:00~21:30(L.O.21:00)TEL:03-3211-4111(代)・横浜高島屋店住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31高島屋横浜店6階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)TEL:045-311-5111(代)・横浜そごう店住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店2階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)TEL:045-465-5733・名古屋店住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4JRセントラルタワーズ12階営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)TEL:052-588-2240
2017年06月18日女の一人飲みにもオススメな隠れ家「山塞」ふらりと一人で訪れる女性も多いという「山塞」は、山菜一筋50年。これも山菜?というあなたの常識を美味しく覆してくれます。春から夏だけの味覚と思われがちですが、実はほぼ通年さまざまな味を楽しめるというから驚き。素材はすべて山形からの直送で、多いときは15種類もの山菜を堪能できます。カウンター、テーブル席、個室(7~20名)があるので、一人でも大勢でも。秋の収穫後に河原で楽しむ山形名物「芋煮」ご主人の故郷である山形では、秋の稲刈り後に大勢の人が集まって河原で「サトイモ」を大鍋で煮る「芋煮」が風物詩。とろとろのサトイモはホッとする醤油味。心にもお腹にも優しい人気メニューです。800円。ぷるぷる新食感! 手で練った海藻100%の「えご」これは、何?…最初はみんなが驚くその正体は、何と海藻。えご草という海藻を30分以上丁寧に手で練り続けるその作り方は、羊羹と同じだそう。山形では冠婚葬祭には欠かせない一皿。ぷるんぷるんの食感を酢味噌でいただけば、口の中に優しい春が訪れます。500円。山菜との相性抜群! 山形の新酒「花羽陽」日本酒通でなくても、このフルーティな味は誰もを魅了するはず。爽やかな後味についお代わりしたくなるのは、花羽陽という名の新酒。春までの期間限定のお楽しみです。500ml 1,600円。取材・文/伊集院尚子スポット情報スポット名:山塞住所:東京都新宿区矢来町82電話番号:03-6228-1348
2017年03月03日山形県には、「だし」という郷土料理があります。夏野菜をたっぷり使ったさわやかな味わいで、夏バテ気味でも食べやすいのが特徴です。最近では都心のスーパーでも市販品が見られるようになりましたが、簡単に作れるので挑戦してみませんか?野菜を切ってめんつゆと混ぜるだけだしは細かく切った野菜を醤油ベースのタレに漬けたもので、即席漬けの一種ともいわれます。ナスやキュウリと、みょうがやシソなどの香味野菜を使うのが一般的。味付けは家庭によって異なりますが、めんつゆを使えば手軽に作ることができます。まずはナスとキュウリをカットし、30分ほど塩水につけてアク抜きをしましょう。大きさの目安は0.5~1センチ角くらい。ゴロッとした食感を楽しみたいなら大きめに、薬味などに使う場合は小さくカットしたほうがいいでしょう。アクが抜けたらしっかり水を切り、細かく切ったみょうがとシソを混ぜます。野菜の量はお好みでOK。ボウルやタッパーのサイズに合わせて調整しましょう。続いてめんつゆを注ぎます。野菜から水分が出るので、薄めずに使うのがポイント。めんつゆの分量は野菜がひたひたにはならない程度、キュウリとナスを1本ずつ使うなら、40~50ccくらいが適量。最後に納豆昆布(がごめ昆布)をひとつまみ加え、冷蔵庫で1時間ほど寝かせれば完成です。納豆昆布が生み出すネバネバが特徴的。さらにオクラをプラスして食感を楽しむレシピもあります。冷蔵庫で2、3日は保存できますが、容器から取り出すたびに空気にふれて傷んでしまうので、その日に食べる分だけを作った方がいいでしょう。洋風メニューにもアレンジ可能このだしは、ごはんのお供にぴったり。納豆との相性もよく、ネバネバの相乗効果により、スタミナアップが期待できます。豆腐にトッピングしたり、そうめんのつゆに入れたり、薬味代わりにも使えます。その場合は、ネギやしょうがをプラスするのがおすすめ。豚肉の冷しゃぶにのせてもおいしくいただけます。少し酸味が出てきたら、パスタの具に活用してみては? 豚肉やツナなどと一緒に炒めれば、この酸味がアクセントに。ネバネバは健在で、めんにもよくからみます。だしは蒸し暑くなる盆地で生まれた料理。体を冷やす作用がある夏野菜と、食欲を増進させる香味野菜を組み合わせることで、夏の暑さを乗り切っていたのでしょう。この知恵を借りて、夏バテ知らずの日々を送りたいものですね。
2016年08月19日東北芸術工科大学が主催する地域密着型の現代芸術祭「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」が、山形県山形市中心市街地及び、都内の書店にて9月3日から25日まで開催される。第2回となる今回の「山形ビエンナーレ」では、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞した絵本作家の荒井良二芸術監督のもと、国の重要文化財である文翔館をはじめとした市内各所の歴史的建造物やリノベーション物件を主な会場に、“山は語る”をキーワードにした様々な企画を実施。14年に行われた第1回と同様に、アーティストと市民による共同制作プログラムを軸に、アートはもちろん、文学やファッション、食、音楽など様々な分野の体験アートプログラムが用意されている。会期中は各会場にて、朗読会や古本市、ブックカフェなどを展開し、“本”をツールにして街と人、人と人がゆるやかにつながる場や機会を創出。また、街歩きのガイドブックを兼ねたナカムラクニオ責任編集の小説集『ブックトープ山形』や、“野生動物”をテーマにミロコマチコと市民が制作した立体絵本『あっちの目、こっちの目』など、クリエイターが市民とともに山形をじっくり取材して制作した絵本の数々も登場する。その他、ミュージシャンとアーティストが即興セッションを繰り広げるライブも見所のひとつ。国の重要文化財である文翔館の議場ホール(旧県議事堂)をはじめ、図書館や旧温泉施設、元養蚕試験場などユニークな施設を会場に、週末ごとに音楽・アート・ダンスのパフォーマンスを上演する。また、“食をつくる人”によるプログラムも実施。江戸時代から続く和菓子の老舗・乃し梅本舗佐藤屋の八代目である佐藤慎太郎と、山伏の坂本大三郎が創作する「みちのおくの芸術祭」の行事菓子のふるまいや、人が自然を食べるためにおこなうシンプルな行為“煮たり、炊いたり”を中心に、山形の素材をワンプレートで表現する食堂・nitakiなどによるグルメ、東京渋谷の人気連ストラン「Pignon」のオーナーシェフ吉川倫平による、厳選した山形の素材を使った「作って・食べる」食のワークショップなどが登場する。会期中は、「山形ビエンナーレ」を旅するツアープログラムも多数開催。イラストレーターの平澤まりこによるバスツアー「YAMAGATA TRAVEL BUREAU 2016」では、山の自然や信仰、風土と食、地域のデザインなど、山形独自の文化・人・モ ノ・コトに触れることのできる貴重な体験が目白押しとなっている。主な会場は、文翔館、洗心庵、とんがりビル、遊学館、山形県立図書館、山形まなび館、旧西村写真館、七日町御殿堰、BOTA coffee、ギャラリー絵遊・蔵ダイマス、やまがた藝術学舎、東北芸術工科大学、丸八やたら漬旅籠町立呑処、乃し梅本舗佐藤屋本店、クアハウス碁点旧大浴場、新庄市エコロジーガーデン・原蚕の蚕の杜、東京・荻窪のカフェ6次元、東京・銀座の森岡書店など。
2016年08月07日いつの頃からか夏の風物詩的レシピとしておなじみになった山形県の郷土料理「だし」。今ではスーパーで調理済みのものが売られていたりもしますが、ありあわせの材料で簡単に作れるものなので、家庭で、お好みの味にアレンジしながら作ってみましょう。今回ご紹介する「だし」は、わりあいとさっぱりめ。本場山形では、オクラ以外に昆布や納豆昆布、めかぶなどを入れ、粘り気たっぷりに作ることも多いので、ネバネバ派の方はぜひそちらにもチャレンジを!冷奴のほか、温かいご飯にかけたり、素麺などのつけダレに加えても◎な、万能おかずです。山形のだしのせ冷奴調理時間10分+漬ける時間レシピ制作:フードコーディネーター 山下 和美<材料 作りやすい量>ナス 1本キュウリ 1本オクラ 4本ミョウガ 1個大葉 5枚ショウガ 1/2片薄口しょうゆ 大さじ2顆粒だしの素 小さじ1豆腐 1/2丁<下準備>・ナスはヘタを切り落とし、5mm角に切る。水にさらしてザルに上げ、水気をきる。・キュウリは端を切り落とし、5mm角に切る。・オクラは分量外の塩で板ずりし、熱湯でサッとゆでる。色が鮮やかになったら水に取り、粗熱が取れたら水気をきる。ヘタを切り落として長さ2~3mmの輪切りにする。・ミョウガは粗みじん切りにする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、水に放って水気を絞る。・ショウガは皮をむいてせん切りにする。<作り方>1、ボウルに薄口しょうゆ、顆粒だしの素を入れて混ぜ溶かし、ナス、キュウリ、オクラ、ミョウガ、大葉、ショウガを加えて混ぜ合わせる。2、冷蔵庫で1時間ほど冷やし、器に盛った豆腐にお好みの量をのせる。密閉容器に入れて、冷蔵庫で2~3日保存可能です。一度にたっぷり多めに作っておいてもよいですね!
2016年07月09日初夏のフルーツ「さくらんぼ」。その多くは、山形県が産地の「佐藤錦」という品種です。ぷりっとした張りと艶があって、口に入れると弾けたように甘味がぶわっと広がります。佐藤錦がさくらんぼの王さまといわれるのも納得です。食べごろは6月中旬から7月初旬で、最近ではちょっと早いお中元の品に選ぶ人も多いようです。■お中元の品に悩んだら「さくらんぼ」をすでに今年の「佐藤錦」の注文が終了しているサイトもありますが、山形のさくらんぼ農家に聞くと、最近では7月から出回る珍品種が注目されているようで、とくに都内からの注文が多いそうです。どんな品種があるのか紹介します。・大粒で肉厚「大将錦(たいしょうにしき)」酸味が少なくてパリッとした食感が特徴です。先がとがっているのでハートの形に似ているともいわれています。佐藤錦よりも実が硬くて輸送に向いているので、贈りものにも最適です。・さくらんぼのなかでも濃い赤色が特徴「紅秀峰(べにしゅうほう)」甘味が強く酸味は少なくて、果汁がたっぷり。こちらも実は大きくて、果肉は硬めです。ほかの品種と比べて日持ちが良いとされています。・2000年に登録された新品種「紅てまり」果汁たっぷりで糖度が高く、濃厚な味わいが人気。しっかりとした果肉で日持ちが良いのも特徴です。・地元の人もお目にかかることの少ない黄色のさくらんぼ「月山錦」生産量が少ない希少な品種。とっても甘くて酸味はほとんどありません。見た目のインパクトなら一番ですね。キラキラとした真っ赤な粒。箱を開けたときの感動は、それはそれは大きいですよね。仕事でお世話になっている上司や同僚に贈るお中元の品に迷ったら、さくらんぼがおすすめ。子どもがいる家庭なら、なおさらよろこばれることまちがいなしです。■自分用に規格外の「佐藤錦」を箱買い!「死ぬ前に食べたいものは?」と聞かれれば迷うことなく「さくらんぼ!」な私です。毎年、高級フルーツ佐藤錦を2キロ、4キロと箱買いしています。さくらんぼの実が大きくなって色づきはじめる6月ごろは雨が降りやすく、さくらんぼが雨に当たると実が割れてしまいます。実割れしたさくらんぼは規格外品、またはアウトレット品、B級品として通常の半値かそれ以下で販売されています。外資系企業からさくらんぼ農家に嫁いだ友人は、「見た目は多少悪くても味は一緒、自宅用なら十分だよ。子どもたちにたくさん食べさせて」と太鼓判を押します。さらに、最近は好みの味を探しもとめて直接農家や販売店に問いあわせる購入者が多いようです。規格外品はインターネット通販でもありますが、扱っていない場合は購入時にひとこと「規格外品はありますか?」と聞いてみるのもありだそう。贈答用には向いていない実割れしたさくらんぼは、仲良しのママ友や、自宅でのママランチ会に手土産に持って行くととっても喜ばれます。何より、いましか味わえない味覚を存分に食べることで、子どもたちが四季を感じたり、旬のおいしさを体感したり、楽しんだりしてくれたらとってもうれしいことだと思います。
2016年07月01日数量限定の新製品資生堂の美容バランスサポートブランド「綺麗のススメ」から、新製品として【綺麗のススメ つやつやぷるんゼリー (りんご&さくらんぼ風味)】が発売された。今だけしか味わえない、数量限定での販売だ。「綺麗のススメ」は綺麗のための成分をバランスよくとりいれるため、美容アミノ酸(D-アミノ酸)やコラーゲン、ヒアルロン酸や食物繊維といった17種類もの美容・健康成分を配合した美容バランス飲料として誕生。その後、美味しく小腹を満たしながら美に近づきたいという女性の要望に応えるため、美容ゼリー飲料の「つやつやぷるんゼリー」シリーズを発売させた。素材にもこだわってる!今回発売された「つやつやぷるんゼリー」のりんご&さくらんぼ風味は、甘酸っぱくて上品な風味が特徴だ。D-アミノ酸を豊富に含む鹿児島産の熟成玄米黒酢と相性のいいりんごの果汁は青森産ふじりんご果汁を、初夏を感じさせるさくらんぼの果汁は山形産の佐藤錦果汁を使用しており、フレッシュで贅沢な味わいが楽しめる。カロリーはたったの18kcal。小腹がすいたときにも怖くない、カロリーオフのゼリー飲料だ。しかも一口ごとに綺麗に近づくなんて、これは食べなきゃ損かも。(画像はプレスリリースより)【参考】※綺麗のススメ※資生堂プレスリリース
2016年06月03日資生堂パーラー 銀座本店「サロン・ド・カフェ」では、2016年6月1日(水)より、クラウンメロンのパフェ&デザートが、6月14日(火)よりさくらんぼ“佐藤錦”のパフェが登場する。メロンパフェは、マスクメロンの王様と称される“クラウンメロン”を果肉、ソルベ、ピューレ、ゼリーなど贅沢に使用した珠玉のスイーツ。とろけるような柔らかい果肉からは芳醇な香り、濃厚な甘さが口に広がるのが特徴だ。また、別添えの抹茶ソースがきりっとした渋みを与え、味わいの変化も楽しめる。加えて、クラウンメロンのムースに爽やかなヨーグルトパルフェを合わせ、可愛らしくメロンに見立てたスイーツも見逃せない。一方、山形県・岡田果樹園産の佐藤錦を使ったさくらんぼパフェは、爽やかな酸味と上品な甘さが魅力。シャーベット、コンポートにも佐藤錦を使用し、華やかな見た目に仕上げられている。また、資生堂パーラー 日本橋髙島屋店・横浜髙島屋店・横浜そごう店・名古屋店では、静岡県産のマスクメロンパフェや、山形県産 「佐藤錦」さくらんぼのパフェ、山形県産 「紅秀峰(べにしゅうほう)」さくらんぼのパフェなどが登場。こちらも贅沢な一品だ。【詳細】<資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ 新作パフェ>■静岡県 袋井地区産 クラウンメロンのパフェ価格:1,980円(税込)発売日:2016年6月1日(水)〜■静岡県 袋井地区産 クラウンメロンのムース(コーヒーまたは紅茶付)価格:1,980円(税込)発売日:2016年6月1日(水)〜■山形県 岡田果樹園産 佐藤錦のパフェ価格:2,480円(税込)発売期間:2016年6月14日(火)〜6月30日(木)【店舗情報】資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ住所:東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階営業時間:・火〜土曜日 11:30〜21:00(L.O.20:30)・日曜日 / 祝日 11:30〜20:00(L.O.19:30)定休日:月曜日(祝日の場合は営業)TEL:03-5537-6231(予約不可)<資生堂パーラー 日本橋髙島屋店・横浜髙島屋店・横浜そごう店・名古屋店 新作パフェ>■静岡県産 マスクメロンパフェ発売期間:〜2016年6月30日価格:1,728円(税込)■山形県産 「佐藤錦」さくらんぼのパフェ発売期間:2016年6月1日(水)〜6月中旬価格:1,890円(税込)■山形県産 「紅秀峰(べにしゅうほう)」さくらんぼのパフェ発売時期:6月中旬〜価格:1,890円(税込)
2016年05月30日一年に一度の山形ワインのお祭り「山形ヴァンダジェ 2016」が、今年も3月6日(日)に東京都港区にある都内最大のキッチンスタジオ「hueplus」で開催される。2013年からスタートした本イベントは、今年で4回目を迎える。"ヴァンダジェ”は、フランス語でワインを指す「ヴァン」に山形弁で「だぜ」を指す「ダジェ」を足した造語。”収穫”を意味する「ヴァンダンジュ」の響きともかけており、自分がつくった自慢のワインを自由に飲んでもらいたい!という、造り手の想いが込められている。日本ワインに注目が集まっている昨今。昨年はチケットが完売するなど、ワインに詳しくなくても、気軽に参加できる人気イベントだ。イベント当日は、日本有数のワイン産地である山形の12のワイナリーが参加し、山形の風土が生み出したワインと地元食材を楽しみながら、生産者と自由に交流できるほか、山形の伝統野菜などが購入できるマルシェもオープンする。ワイナリーは、東北で一番古い酒井ワイナリーや、フランスのワイン雑誌にも掲載され、洞爺湖サミットでも供されたワインを醸造するタケダワイナリーなど、個性派ぞろい。料理は、山形イタリアン「アル・ケッチャーノ」、自家製ハムが東京でも評判の「イル・コテキーノ」、東京・三宿の名ブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」、料理研究家の植松良枝氏、元「GLACIEL」シェフパティシエの江森宏之氏による、山形の恵みを使った、クールダウンできるスイーツなどを用意するほか、今年は、話題の出張料理人、岸本恵理子氏も参加。山形伝統食材を使った料理が振る舞われる予定だ。イベントは、1部(11時半~14時)、2部(15時半~18時)の2部構成となっており、各回定員は200名。チケット料金は、7,000円(フードチケット、グラス、オリジナルグラスホルダーつき)。チケットは事前購入が必要。定員になり次第、販売終了となる。週末のお出かけスポットとしてぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日大ヒット中の映画『orange-オレンジ-』や先日のパリコレデビューなどで注目を集める若手俳優の竜星涼が、2nd写真集を発売することが決定。東京と山形で撮影された今回は、“原点回帰”をテーマにしていることが分かった。「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウレッド/桐生ダイゴ役に抜擢され、一躍注目を集めてからも、「GTO」「ごめんね青春!」など立て続けに話題のドラマに出演、『orange-オレンジ-』の須和弘人役でさらに知名度&人気ともに上昇中の竜星さん。1月末には、単身でオーディションを受けに行ったパリコレで見事デビューを飾ったことも話題となった。また、5月21日(土)に公開される映画『シマウマ』では、主演を務めることも発表されたばかり。本作は2010年より「ヤングキング」にて連載中で、現代社会の暗部を強烈に切り取りながら身近に潜む闇を炙り出す“絶対に読んではいけない漫画”と称される人気作の実写映画化。竜星さんは、他者に受けた屈辱をありとあらゆる方法を用いて昇華させる“回収屋”の世界へ足を踏み入れる主人公・ドラこと倉神竜夫役に大抜擢され、苛立ちや焦燥感を抱えながらも裏社会で生きる“ダークヒーロー”に体当たりで挑む。そんな竜星さんの今回の写真集は、自身が育った東京と、田舎である山形の2か所が舞台に。東京のホテルや夜の雑踏の中、あるいは山形の老舗旅館や温泉街など、さまざまな場所で撮影が行われ、ハードで男らしい姿と少年のような姿、対照的な竜星さんを見ることができるという。肉体美を露わにした大胆なカットも含まれているというから、要チェックだ。さらに、写真集の発売記念イベントの開催も決定。3月27日(日)に書泉グランデ 7階イベントスペースにて、握手会&チェキ撮影会とスペシャルトークショーが行われる予定。<竜星涼コメント>このたび、2nd写真集を発売することが決定しました。今回は原点回帰ということで、幼いときにいまの自分の感性の入り口を作ったとも言える、山形で撮影をしました。山や川、海、空気、全てのロケーションに癒され、より素に近い撮影となりました。また東京では山形とは違って都会的でいつものONな姿。さまざな竜星涼を見ていただけると思います。「竜星涼2nd写真集」(仮)は3月24日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日山形県新庄市は2月9日、無料通信アプリ「LINE」を利用した子育て相談のサービスを開始した。市によれば、自治体が「LINE」で個別に相談にのるサービスを行うのは、全国で始めてとのこと。利用可能な時間帯は午前10時~午後6時となっている(水曜日、年末年始を除く)。○相談の垣根を低くしたい今回のサービスは、新庄市の「地域子育て支援センター」が運営するもの。同センターのアカウントを友達に追加すると、保育士資格を持つスタッフが「トーク」のやりとりを通じて子育ての相談にのってくれる。なぜこのようなサービスを行おうと考えたのか。担当者によれば、「核家族化が進み、周囲に相談できる人が少なくなっている中で、相談の垣根を低くしたかった」とのことだ。さらに、同市が実施した「新庄市まちづくり市民アンケート調査」(平成27年度)によれば、約7割の人が「子育ての相談・支援体制の充実が重要」と回答。一方で満足度については約2割にとどまっていて、対応が急務だった。同市はこれまでも、3歳児健診時や児童センターなどへの訪問、それに電話でのやりとりを通じて子育ての相談に応じてきた。しかし「足を運んで」もらうことが、相談にたどり着くまでのハードルになっていた。同市はSNSの活用で、そのハードルが解消できると考えたのだ。○情報発信やイベント参加呼びかけもしかし、数あるSNSの中でなぜ「LINE」のアプリを選んだのか。それは、多くの子育て世帯が利用していることに加え、同じタイムライン上で「公開したい情報」の提供と、「非公開」のやりとりが両方できるからだという。市では相談サービスに加え、センターが開催する子育て関連のイベント情報なども発信していく予定とのことだ。一方で、「LINE」上の相談のやりとりだけで、子育ての悩みは解決されるのかという疑問も残る。この問いについては「『LINE』での相談を、次のアクションにつなげる運用をしたい」と語った。やりとりの中で心配な点があれば、電話番号を伝えて電話での相談に切り替えることも検討している。本人が望めば、もちろん対面での相談につなげいくこともできる。最終的には「育児の講習など、イベントの参加につなげたい」と担当者は語った。子育て中の悩みやつらさはあっても、「相談しに行くほどのことではない」と思ってしまうこともあるのではないだろうか。今回のサービスがそのような小さなSOSを捉え、支援につなげていけるような取り組みになることを願いたい。
2016年02月09日和食には欠かせない存在ともいえる「漬物」が、近ごろ脚光を浴びています。スーパーではぬか床コーナーが人気を博し、自宅でぬか漬けをつくる女性が急増中だとか。近ごろは、漬物をこよなく愛する女の子たちのことを「漬物女子」と呼びます。TBSで放送されている『マツコの知らない世界』(2015年1月13日放送分)などでも取りあげられました。“ツケジョ”ブームがひそかに来ているといってもいいでしょう。日本各地には、食材も漬け方もさまざまな漬物が存在します。今回、筆者がオススメするのは、山形県の漬物です。■“漬物王国”山形には、ごはんのおともがいっぱい!東北地方は雪深い地域が多いので、冬の保存食として漬物が重宝されました。長期保存の点から、塩による漬物が多いそうです。寒いときに必要な塩分も、漬物などから摂取する機会を大切にしていたといいます。家々に伝承されてきた漬物には、生活の知恵や地産地消のノウハウが、ぎっしりとつめこまれているのだとか。山形には、まだ全国的に知られていない「ごはんのおとも」や「お茶うけにあう漬物」がたくさんあります。そのうちのほんの一部を紹介します。■山形のおばあちゃんの味「せいさい漬」山形県には青菜(せいさい)という高菜に似た野菜があります。食感はシャキシャキとしていて、葉の部分に旨味を含んだ塩気があります。青菜は山形地方の冬にとれる野菜です。収穫後、天日干しにし、干したものを葉ごと塩漬けにします。塩漬けにした青菜に鷹の爪や昆布、刻んだ人参などを入れて一緒に漬けます。青菜漬の一般的な味わい方は、細かく刻んで炊きたてのごはんにのせる、お茶うけにするなどがあります。また、青菜の葉を広げて、のりのかわりにおにぎりに巻いておいしいですよ。■山形名産をつかった「サクランボ漬」サクランボの産地、山形県ならではといえるのが、サクランボ漬けです。梅干しの入った瓶にサクランボを入れて、一緒に漬けるだけの簡単レシピです。サクランボ漬けは、見た目も味も梅干しとそっくり。大きさが梅とくらべて小さいぶん、しょっぱさがマイルドです。梅干しが苦手な人でも食べやすいですよ。好みによっては、砂糖を加える方法もあります。それも、サクランボを長期保存するために生まれた生活の知恵なのかもしれません。ほかにも、山形にはおいしい漬物がたくさんあります。手づくりの漬物は、宿泊先やおみやげ屋さんなどでも手に入ります。“ツケジョ”のみなさん、一度山形に足を運んで、本場のおいしい漬物を食べてみてくださいね。
2016年01月25日山形県朝日町、電車の駅もなく決してアクセスが良いとは言えない場所がいま注目を集めています! 名産のりんご、ワイン、自然、民泊…、山形県朝日町の魅力の秘密に迫ります。自然溢れる、山形県朝日町「山形県朝日町」といわれてもピンと来る人は多くないかもしれません。山形県のほぼ中央にある人口およそ7400人の町。町の中心部を日本三大急流と言われる最上川が南北21kmにわたって流れ、また町の76%ほどが国立公園をはじめとする山林やブナ原生林などで占められいます。豊かな土壌と寒暖の激しい気候は、果樹や作物の栽培に適した土地だといわれ、特にりんごの栽培とワイン作りには定評があります。しかし海外から人を呼ぶという意味では東京からも遠く、あまり条件は良いとは言えません。そんな中、朝日町ではある試みが多角的に行われていました。1人の青年の体験が、世界への扉を開く今回はりんごの産地としても有名なフランスのノルマンディーからの視察団に同行取材をしました。そもそも朝日町とノルマンディーとのつながりは、一人のフランスの青年が偶然町で行われたイベントに参加したことにありました。その時の町ぐるみのおもてなしと自然の豊かさ、りんごの美味しさに感激した青年は、フランスのパリに帰り友人知人に話をしたところ、「行きたい! 」という人たちがあっという間に集まったことが発端でした。そこからは毎年公式行事としてノルマンディー地方を中心としたメンバーによるフランスとの国際文化交流行事が開始され、今年で3回目を迎えました。すべてのきっかけはたった一人の「話したくなるような感激」でした。ありのままの日本が知りたい今回のフランス視察団の心を最も打ったのは、朝日町の「飾らないおもてなし」でした。民泊(民家に宿泊すること)またはファームステイでのありのままの生活体験、手作りの歓迎、そして言葉が伝わる、伝わらないに関係なく笑顔で迎えてくれる気持ちが大きかったようです。一緒にりんご農家で民泊をした、パリ市観光計画企画室を定年退職して今回ツアーに参加したニコル・プボーさんによると 「私たちが知りたい日本のすべてがここにありました。ホテルや旅館といったよそ行きの空間ではなく、本当に人が生活する空間に入ることができました。今回私たちは京都、大阪、東京も見ました、ほかの地域で少し過剰なおもてなしも受けました。しかし、朝日町での体験や出会いに勝るものはありませんでした。このような温かなおもてなしは一生忘れないと思います。ここに来なければ見られない景色や出会えない人達がいます。あ、それと日本人女性は本当によく働くことにも驚きました! 例えば朝食の種類や手際は私たちフランス人には真似できないわね! 今回の体験はインターネットやガイドブックでは感じることはできません。そして観光のあり方の参考にもなりました。フランスに戻ったらこの旅のことをたくさんの友達に話すわ! 」飾らない「おもてなし」とは何だったのか?朝日町で行われた二泊三日のおもてなしは、自然体で手作り。子供たちが受け継ぐ和合豊年和太鼓の演奏や地元のミュージシャンによる演奏。新しくできたばかりの道の駅では、りんごを食べて育った豚のポークバーガーやアイスクリーム。夜はそれぞれの民泊先で過ごす夕食と家族の時間。翌日はブナ林のトレッキング、りんごもぎ体験、芋煮会、りんご温泉、夜は朝日町の名産のワイン、焼きそばなど、B級グルメの数々で懇親会などなど。すべては和やかで温かい。もちろん準備はしっかりと行った上での「ありのままのおもてなし」。しかし、町で過ごす中、とてもポジティブな自信も感じられました。地域のブランディングの効果また朝日町は地元のブランディングにも力を入れている。人気のブランド戦略の専門家、村尾隆介氏には2年間のプロジェクトで朝日町に暮らしてもらい、「朝日町丸ごとブランド化」の目標の元、数々の新しいブランド戦略、無料の勉強会など町民のモチベーションを高めて来ていました。その結果、町民全員が「ポジティブな自信」を持ったプレイヤーになったのではないかと強く感じました。そして地元では当たり前のことが外国人には新鮮な驚きにつながります。フランス視察団はりんご農家でりんごもぎ体験のほか、その生産方法などにも自国との大きな違いを感じたようです。中でも最も驚いていたのが「玉まわし」というりんごを一個ずつ太陽に当たるように日陰になっている面を表に出す作業。りんご一つ一つにこれだけ根気良く手を掛けるということ、食べた時の瑞々しさ、バランスの良い甘さと酸味、そしてサクッとした歯ごたえに感激の声が上がっていました。駅もない、バスも少ない、観光客には不便な場所だけれども、その不便さを超えた温かさや心が通ったおもてなしがありました。これからも地方の挑戦から目が離せません。
2015年12月26日ゼンリンは12月9日、山形県と観光振興や空家対策の推進等に関して連携協定を締結したと発表した。この協定は、ゼンリンと山形県がそれぞれ有する資源を有効に活用し、地域の活性化や安全安心な地域社会の構築を図ることを目的としている。今回の協定では具体的に、以下の4つを行う。1.ゼンリンが持つノウハウに県の視点や保有している情報を入れ、利用者にとってよりわかりやすいドライブマップを作成し、観光振興に寄与するわかりやすいドライブマップなどの作成。2.全国の「道の駅」情報を有するゼンリンから、山形県へ全国各地の優良な「道の駅」の事例を提供。また、「やまがた『道の駅』車旅案内」を継続発行し、「道の駅」を拠点とした周遊観光を促進。3.道路の開通情報、交差点標識情報などをタイムリーに情報共有し、地図配信までの期間を短縮、カーナビなどの地図利用者の利便性向上を図る。4.住宅地図制作で培った現地調査や空家の判断基準のノウハウを、県・市町村の空家担当者に提供し、実態把握を推進。ゼンリンで今後、成長が見込まれる観光分野における位置情報ビジネスの拡大を目指し、「道の駅」を題材としたフリーペーパーの企画・発行や、急増する訪日外国人観光客に向けた多言語地図の提供、情報発信端末としてのデジタルサイネージを活用したソリューションなど、観光客の誘致や回遊性の向上に取り組む自治体や企業を支援するビジネスを推進していくという。
2015年12月10日山形県山形市の山形ビッグウイング国際交流広場で11月7日~8日、「山形らーめんフェスタ2015」が開催される。○地元・山形のおいしいラーメンが集結同イベントでは、山形県内のラーメン店が自慢の「オリジナルらーめん」を来場者に提供する。酒田市・花鳥風月より「辛みそ海老ワンタン麺」、米沢市・つけ麺 心心の「濃厚魚介豚骨」、高畠町・塩結びより「鯛中華」、上山市・力麺 中村の「あぶりニンニクラーメン」などが出店する。開催時間は7日が10時30分から20時30分、8日は10時30分から16時まで。販売価格は、ハーフらーめんが1杯550円(当日券は1杯600円)となる。なお、トッピングは各店にて清算となる。
2015年11月05日銀座コージーコーナーは10月27日、「山形県産ラ・フランスのパフェ」(税込1,180円)をカフェ・レストラン併設24店舗にて期間限定発売した。期間は12月上旬までを予定しており、数量限定。同商品は、この山形県産のラ・フランスを丸ごと1個分使用したパフェ。果肉の甘みと香りに、チョコアイスのビター感とマロンクリームのまろやかさをプラスしたという。山形県で全国生産量の約70%を占める「ラ・フランス」は、ゆたかな香りと濃厚な甘み、とろけるような舌ざわりが特徴とのこと。
2015年10月28日奥山メリヤスは、山形県寒河江市に拠点を構えるニットメーカー。創業は1951年で、様々なブランドにニットのOEM生産を長く請け負ってきた。そんな“縁の下の力持ち”だった同社が、自社ニットブランド「バトナー(BATONER)」を立ち上げたのは2013年のこと。ブランドをけん引するのは、同社の三代目の奥山幸平氏である。バトナーというブランド名は「バトンを継ぐ者」という意味で、先人たちが築いてきたニットの技術を未来に引き継いでいくという思いが込められている。もともと家業を継ぐつもりはまったくなかったという同氏。「周りのニット会社がどんどん廃業していくし、いつも大変そうにしている親父の背中も見ていた。とても将来があるとは思えなかった」と当時を振り返る。しかし、東京でファッション関連のOEM会社に就職し、洋服作りの楽しさに夢中になっていた頃、「帰ってきて手伝ってほしい」というSOSが実家から送られてきた。「それから10年、ニット作りの奥深さにハマり、気づいたらニット生産におけるすべての工程をマスターしていた」その確かな技術と生産背景をもとに、スタートしたバトナーは、地方発信の産地ブランドにありがちな不完全さとは無縁である。奥山氏は幼少時から洋服が大好きであり、東京での修業時代にブランド設立のノウハウやセンスを学んでいた。だから、最初から製品はもちろん、ブランドロゴ、ルックブックなどのすべてが洗練されていたのである。当然、工場直結だから、商品のツラにたいする価格は驚くほど安くなる。結果として、立ち上げからわずか6シーズンで、三越伊勢丹、ユナイテッドアローズ、阪急、シップスなどの大手百貨店、セレクトショップの口座を開拓。最近はショールームなどに営業代行を委託するケースも多いが、コネクションゼロの状態から奥山氏と営業の岩田氏の二人でコツコツ開拓してきたのだという。バトナーのニットは、シンプルだけど奥が深い。毎シーズン欠かさずにラインナップしている片畦編みのニットは、胸元の富士山のような切り替えと立体的な編み目が特徴。ざっくりしたノルディックセーターは、毎日足を運ぶ染工場とのやりとりで素材の持つ特徴を最大限に引き出したものである。伊勢丹でも取り扱いのあるカシミヤ100%のミドルゲージのケーブルセーターは、ケーブルの編み目がより立体的に出るように機械を調整して製作している。デザインに合わせて原料から仕込んでいるから、デザインと糸とのマッチングも完璧に近い。各ショップでリピーターが続出しているというのにも頷ける完成度の高さだ。今後は海外進出も視野に入れている。「まずはパリでメンズを見せることから始めたみたい」と話す奥山氏。洋服を良く知る玄人であればあるほど驚く、かれのクリエーション、工場の技術は、きっと世界を静かに驚かせてくれるに違いない。■取材・文/増田海治郎(ファッションジャーナリスト)
2015年10月13日シュゼットは10月7日、「タルト・エスト<あんず&りんご>」「タルト・エスト<洋梨&さくらんぼ>」を関東の「アンリ・シャルパンティエ」23店舗で発売した。価格は、1ピースが各378円で、4個入り(各2個)が1,620円(全て税込)。この商品は、同店の焼き菓子「タルト・フリュイ」シリーズの新商品。タルト・フリュイは、「2時間しか持ち歩けない生ケーキを遠くにいる方に持っていきたい/送りたい」という声から生まれた焼き菓子で、生ケーキの味わいを表現している。ドライ系のフルーツをシロップで煮込んで色の鮮やかさや果肉感を出し、フルーツの飾り付けなどは、職人が一つひとつ手作業で仕上げているという。これまではアソートタイプのみの販売だったが、人気が高かったことから、このほど小分け販売にも対応した「タルト・エスト」を発売する。あんず&りんごには、糖漬けした長野産りんごをふんだんに用い、同県産のあんずジャムで甘酸っぱく爽やかな味わいに仕上げた。洋なし&さくらんぼは、山形県のさくらんぼジャムにチーズを合わせた酸味がありながらもまろやかな味わいの一品。青森県の洋梨を糖漬けし、優しい甘みと食感を加えている。
2015年10月07日山形県山形市の十日町・本町・七日町などで8月5日~7日、山形県の夏の風物詩「第53回 山形花笠まつり」が開催される。○威勢のいい掛け声と花笠太鼓が響く同祭りでは華やかに彩られた山車を先頭に、スゲ笠に赤い花飾りをつけた花笠を手にした踊り手たちが「花笠音頭」にあわせて街を練り歩く。「山形まなび館」近辺から18時30分ごろに先頭集団がスタートし、21時30分頃、市役所付近の花笠アーチに最終集団が到達する予定。また、市役所前では18時10分から18時30分まで「輪踊りコーナー」が行われるほか、20時30分から21時30分にはパレード最後尾にて「飛び入りコーナー」も用意している。どちらも参加は自由とのこと。さらに、5日には歌手の葵ひろ子さんや池田美保さんなど、6日はタレントの加藤紀子さんやお笑い芸人のロケット団、7日はグラビアアイドルの橋本マナミさんや演歌歌手の北見恭子さんなど、多彩なゲストも登場する。画像提供/山形県花笠協議会
2015年07月27日セイワコミュニケーションズの関連会社で飲食・物販事業等を行うセイワラボはこのほど、高円寺純情商店街に山形県・飯豊町のアンテナショップ「高円寺純情コミュニティーカフェ&ショップ IIDE」をグランドオープンした。○まちのえんがわ+もりのはたけ同店は、昼がショップ兼ランチカフェ、夜はバーとして営業。また、地域の人々がコミュニティスペースとして活用できるよう、8月末オープン予定で2階を全面改装中。バス・トイレ付きの3階を宿泊施設とする計画もあるという。契約畜産農場から直接仕入れたブランド和牛(米沢牛、飯豊牛)と、山形県の特産米「はえぬき」(食味ランキング・特A受賞)を使った「特製米沢牛丼」と「特製いいで田中牛丼」を提供。また、若乃井酒造の日本酒、こくわワイン、どぶろくなどの酒類も用意する。さらに、産地直送の旬の野菜や果物、加工品など特産品の物販も行う。主なメニューと価格は、「特製米沢牛丼」(味噌汁、新香付)が1,480円、「特製いいで田中牛丼」が1,080円(同)。「純情スペシャルブレンド(さわやこおふぃ焙煎豆使用)」が500円、「糸より玉露」400円、「柿ようかんセット」800円、「百合根大納言セット」700円、「くるみ入りゆべしセット」700円、「まきばのカフェ・オレ(飯豊町放牧牛乳使用)」が600円など。バーメニューの一例は、「特別純米酒 夏宝」が600円、「無濾過生原酒 若乃井」600円、「純米にごり 白宝」650円、「高円寺純情ワンカップ」500円、「柿のお酒」600円、「焼き米沢牛(2枚)」1,000円、「漬物(3種)」が500円などとなる。営業時間は、10時30分から22時30分まで。ランチタイムは11時30分から14時、カフェタイムは14時45分から17時、バータイムは17時30分から22時30分まで。席数は、カウンター7席・テーブル4席で合計11席。年中無休で、バータイムは不定休としている。※価格はすべて税込。
2015年07月24日松屋フーズはこのほど、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」で「プレミアム山形だし牛めし」を発売した。○「山形だし」を、定番の「牛めし」にトッピング同商品は、きゅうり、なす、みょうが、ねぎ、青しそ、昆布などを細かくきざみ、醤油などであえた「山形だし」を松屋の定番「牛めし」にトッピング。夏野菜のフレッシュ感、薬味のうまみがほどよく広がった山形だしと牛めしの相性は抜群だという。「山形だし」は一度に何種類もの野菜を摂ることができ、栄養バランスに優れているとのこと。また、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、合成保存料を使用していない。さらに今年は「山形だし冷やっこ」や「山形だし単品」も用意した。価格(税込)は、「プレミアム山形だし牛めし(並)」が530円。「同 (ミニ)」は480円。「同 (大盛)」は670円。「同 (特盛)」は780円。「山形だし冷やっこ」は180円。「山形だし(単品)」は150円。「プレミアム牛めし」未販売店舗では、価格が異なる。また、「山形だし冷やっこ」を除き、持ち帰り可能。持ち帰りの場合、みそ汁は別途60円となる。
2015年07月06日かき氷専門店「かき氷工房 雪菓」はこのほど、いちごに続く"まみれシリーズ"第2弾「さくらんぼまみれ」の販売を開始した。○さくらんぼを食べているかのようなぜいたく感同商品は、ボトムに10個(種抜き)、ミドルに5個(種抜き)、トップに7個(種あり)と、生のさくらんぼを22個使用。日によって使うさくらんぼの品種が異なり、全て山形県西村山郡河北町より産地直送の物を使用している。販売期間は7月中旬まで。価格は1,000円となる。シロップにも生のさくらんぼを使用する。また、トップとは他に別添えでシロップも提供。好みに合わせてシロップをかけることができる。同店のかき氷は、冬季に富士山の地下水をくみ上げ、厳正な衛生管理のもと自然に凍らせた天然氷を使用している。その他、フルーツを使用したメニューとして、生のいちごを使用した「いちごミルクVer.1.10」(800円)、生のメロンをそのまま使用した「メロン」(800円)、酸味の強い国産ブルーベリーを使用した「ブルーベリーヨーグルト」(700円)、かぼちゃの甘みを生かした「パンプキンココナッツ」(700円)などを用意している。※価格はすべて税込。
2015年07月03日NECパーソナルコンピュータ製のノートPC「NEC LaVie Direct HZ」と「NEC LaVie Direct NS(e)」が、山形県米沢市の「ふるさと納税」返礼品として再度提供されることが、このたびわかった。米沢市では、すでに返礼品の申し込みを受け付けており、どちらのモデルも用意した限定200台に達し次第、受付を終了する。米沢市は、NECブランドのノートPC発祥地であり、現在も国内生産拠点であるNECパーソナルコンピュータ米沢事業場(米沢工場)がある。「NEC LaVie Direct HZ」と「NEC LaVie Direct NS(e)」は、2015年4月にもそれぞれ限定100台で、米沢市の「ふるさと納税」返礼品に選ばれた。このときには1日で申し込みが締め切られるほど好評だったという。今回は第2弾として、それぞれ限定数を200台に拡大し、申し込みを受け付ける。「LaVie Direct HZ」は世界最軽量をうたう13.3型の2-in-1 PCで、今回ラインナップされるのは、Intel Core i7-5500U / 8GBメモリ / 256GB SATA SSDを搭載した重量779gのタッチ非対応モデル。350,000円以上の寄付で申し込むことができる。一方の「LaVie Direct NS(e)」は、A4ノートPCシリーズ「LaVie Note Standard」のうち、機能を絞った15.6型スタンダードPC。主な仕様はCPUがIntel Celeron 3205U、ストレージが500GB HDD、メモリが4GBなど。こちらは150,000円以上の寄付で申し込みが可能となる。
2015年05月20日山形カシオのダイビング向け水中トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)が、東京都・上野の国立科学博物館で開催される「山形から未来を照らすサイエンス - 見る・聞く・感じるイノベーション -」にお目見えする。会期は2015年5月2日(土)~同年5月6日(水)の9時~18時(入館は閉館の30分前まで)、会場は国立科学博物館の日本館1階企画展示室、入場料は一般・大学生が620円(20名以上の団体は310円、高校生以下と65歳以上は無料)となっている。Logoseaseは、レジャーで使用する一般的なダイビング器材と干渉しないケーブルレス構造の水中トランシーバー。超音波・骨伝導・音声処理・防水といった技術を用い、水中で呼吸するレギュレーターをくわえたまま、水中での会話を実現できる。本体は水中マスクに装着するポケットサイズ。ラインナップはいくつかあるが、多機能な「アドヴァンスドモデル」の大きさは89.0×41.0×44.8mm、重さは約107gだ。耐水圧は55m、使用温度は0℃~40℃、水中での最大通信距離は50m~100m(水中の透明度や障害物などによって変わる)。電源の内蔵バッテリーはUSB充電方式で、駆動時間は約3時間(うち10%が送信時間の場合)。Logoseaseの開発にあたっては、地域の産学連携として、山形カシオと山形大学および東北芸術工科大学が協力し、2013年1月に商品化。今回の企画展は、山形大学が取り組む最先端の科学技術を、小中学生にも分かりやすく解説するものだ。Logoseaseは山形大学の研究成果のひとつとして紹介され、小学5年生の女の子がダイビングに挑戦する映像や、実際のダイビングで使う器材を展示する。
2015年04月18日レノボは4月13日、NECパーソナルコンピュータ米沢事業場で生産されたノートPC「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X250」が、山形県米沢市ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)の返礼品として採用されたと発表した。「ThinkPad X1 Carbon」は、14.0型 WQHD マルチタッチ液晶搭載のカーボン素材を使用した堅牢かつ軽量なノートPCで、PCIeSSDを搭載したハイスペック・プレミアムモデル。「ThinkPad X250」は、携帯性と堅牢性を兼ね備えた12.5型の薄型かつ軽量のノートPCで、1TBのHDDを搭載している。同社は2015年2月より、についてNECパーソナルコンピュータ米沢事業場で「ThinkPad X1 Carbon」および「ThinkPad X250」の2機種の生産を開始した。対象商品は各100台の限定数で、返礼品申し込みは、同日より米沢市にて受け付けを開始する。
2015年04月14日日本マクドナルドはこのほど、「マックシェイク さくらんぼ(さくらんぼ果汁0.15%)」を全国のマクドナルド店舗(一部店舗除く)にて期間限定で発売した。販売は5月上旬までを予定。同商品は、「マックシェイク」初のさくらんぼ味。さくらんぼ果汁には山形県産佐藤錦を使用し、さくらんぼ特有のほのかな甘みと香りがミルクのクリーミーな舌ざわりとともに楽しめるという。価格はSサイズが100円(税込)で、定番の「ハンバーガー」や「プレミアムローストコーヒー(Sサイズ)」とともに「100円マック」メニューとして販売。販売時間は10時30分~閉店まで(24時間営業店舗は翌午前1時まで)。Mサイズは195円(税込)で展開する。なお同商品の発売に合わせ、テレビCMも放映を開始した。"和"をコンセプトに、江戸時代の日本の美人画をモチーフにした内容で、イラストレーター・鈴木勝久氏が手がけている。
2015年04月01日山形県・鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)にアザラシの赤ちゃんが誕生した。誕生日は3月9日。母親の名前はコノミで父親はコロ。赤ちゃんの名前は未定で、決まるまでの間は「ちびこのみ」の愛称が使われる。○新館で初めてのアザラシの出産鶴岡市立加茂水族館は2014年にクラゲドリーム館としてリニューアルオープンした水族館。新館でのアザラシ出産は初めてのこととなる。アザラシの赤ちゃん「ちびこのみ」の正式な名前は性別が確認でき次第、名前の募集が行われる。アザラシの赤ちゃんは同館内アザラシプールで見学可能。アザラシプール観覧スペースには軽食販売店もあり、カフェスペースで軽食をとりながらアザラシたちの姿が観覧できる。同館住所は山形県鶴岡市今泉字大久保657-1。開館時間は通常9:00~17:00まで。年中無休。入館料は一般(高校生以上)1,000円、小・中学生500円、幼児(未就学児)は無料。詳細は公式サイトを参照のこと。
2015年03月16日山形県のワイナリー全12社が東京に集結するワインイベント「山形ヴァンダジェ」が、建築家・長坂常氏が手がけた食専門のスタジオ「hue plus」を会場に、3月8日(日)に開催する。「山形ヴァンダジェ」は、フランス語でワインを指す「ヴァン」に山形弁で「だぜ」を指す「ダジェ」を足した造語。“収穫”を意味する「ヴァンダンジュ」の響きともかけており、自分がつくった自慢のワインを自由に飲んでもらいたいという、造り手の想いが込められている。山形県は、山梨県、長野県、北海道に次ぐワインの産地。国産ワインコンクールでも多くの銘柄が入賞しており、ワインジャーナリストの間でも山形ワインの評価は高い。2013年からスタートした本イベントは、今年で3回目を迎える。山形県内にある12ワイナリーの作り手が自慢のワインを持ちより、来場者に直接振る舞うほか、山形県にゆかりのシェフや料理家などが集い、地元食材を使った一日限定メニューなどを提供。ワインの飲み比べにはじまり、山形の食を味わい尽くして、その魅力を体験できる一日となる。山形の魅力を広く発信する地元愛に溢れる「アル・ケッチャーノ」奥田シェフや、自家製ハムが東京でも評判の「イル・コテキーノ」佐竹シェフ、東京・三宿の名ブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」なども参加し、地元食材を使った一日限定メニューは必食。また今年新たに加わった「蔵王ウッディファーム&ワイナリー」のワインもいち早く味わうことができる。気に入ったワインは、イベント会場併設のショップコーナーで購入可能だ。また、山形の伝統野菜などが購入できる“マルシェ”もオープンする。定員は、1部(11時半~14時)/2部(15時半~18時)で各200名。チケット料金は、ひとり7,000円(フードチケット、グラス、オリジナルグラスホルダー付き)。春先の週末に、グルメなひと時を過ごしてみはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年02月13日山形カシオとダイビング専門ショップ「mic21」は共同で、スキューバダイビング向け小型トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)を使用したダイビングツアーを開催する。ツアーの申し込みは、2月3日からmic21の店舗にて受け付ける。Logoseaseは、ダイビングで使用する水中マスクに装着し、レギュレーターをくわえたままで水中会話を実現する小型の無線機だ。このたびのツアープログラムは、山形カシオとmic21が共同で開発したもの。ダイビングのインストラクターはLogoseaseを使い、受信専用機を装着した参加者に対して、水中の生物や地形の見どころを音声で紹介する。インストラクターが声で注意を促すことで、トラブル防止に役立つという利点もある。
2015年01月28日●山形カシオとは?カシオウオッチのフラッグシップブランド、「OCEANUS」の高い品質と信頼性をめぐるシリーズ連載。前回の「品質保証」に続いて、製造の鍵を握るプレミアムウオッチ・ファクトリー「山形カシオ」と、その製造の現場を詳しくレポートしよう。そこでは、極めて高度かつ繊細に自動化された製造ラインと、その中で絶えず厳しく精度・品質に目を配る技能者たちが両輪となって、OCEANUSというカシオ至高のブランドを作り上げていた。○「メイドイン山形」ブランドを発信するカシオ計算機のマザー工場2014年12月初旬、明灰白色の空に粉雪が舞う山形新幹線・さくらんぼ東根駅からタクシーで5分、我々取材班は山形カシオを訪れた。快く迎えてくれたのは、山形カシオ 総務部の松田桂一氏と日下部直子さんだ。OCEANUS製造の現場レポートをお届けする前に、山形カシオの概要について簡単に紹介しておこう。その名前からも分かる通り、山形カシオ株式会社はカシオのグループ企業で、カシオ計算機株式会社とは別の会社だ。1980年(昭和55年)の創業以来、電卓や時計といった精密機器を生産し、現在はそれらに加え、精密金型製作とプラスチック成型事業や通信機器、デジタルカメラ、データプロジェクターの生産なども行っている。また、海外生産拠点(中国に2拠点、タイに1拠点)の工場管理や新工場の立ち上げ、さらにオリジナルの商品としてダイブトランシーバー「ロゴシーズ」の企画・製造を手がけるなど、山形カシオはカシオ計算機のマザー工場としてだけでなく、グループの物作りの核として極めて重要な役割を担っている。中でも時計に関しては、部品の金型設計から製品生産までを一貫して行っており、カシオウオッチの高機能ムーブメントはすべてここ山形カシオで生産されるのだ。特に、OCEANUS、G-SHOCKのMR-GとMT-G、PRO TREK(MANASLU)といったフラッグシップモデルに関しては、PPL(Premium Production Line)と呼ばれる特別なラインで組み立てまでを行う、いわゆる「垂直統合型」で生産されている。これは「最先端のセンシング技術や画像認識技術といった、ハイテク設備と熟練工の感性を融合させたモノ作り」とともに、山形カシオを語る上でのキーワードといえるだろう。これらのキーワードは、カシオ製品の高品質を語るブランディングとしても機能している。カシオはこの山形カシオ(PPL)でのモノ作りを積極的に発信すべく、工場内に実際の組み立てのようすを見学できる展示スペースを設置。メディアや販売代理店に向けて公開している。●写真で見る、山形カシオの見学コース見学コースには国内のみならず、海外の流通・販売関係者も多く訪れる。一度に36カ国の見学者が訪れたこともあるという。また、見学者は皆、その徹底した品質管理に驚嘆するそうだ。エジプトのある高級ジュエラーは、こう語ったという。「カシオのブランディングは素晴らしく、もうこれ以上するべきことは何もない。あとはただ歴史を重ねていけばいい」と。山形カシオでは、見学コースを地元の小学校などにも公開している。まるでSF映画のような精密機器や防塵服での組み立てシーンは、子どもたちにとって非常に印象深い社会科見学になるに違いない。なお、将来的には一般ユーザーの方々にも見学ルームを公開できるよう展示を強化、努力していきたいとのことだ。●時計の心臓部を製造する重要な工程「アナログブロック」○時計の心臓部を製造する重要な工程「アナログブロック」シリーズ「オシアナス・クオリティ」のテーマでもある、カシオのフラッグシップ・ウオッチブランド「OCEANUS」、その製造工程は、大きく以下の6つに分かれる。1.金型設計3次元CADデータを使い、樹脂部品を成形するための金型を設計。加工手順や工具なども自動でプログラムされる。2.金型製作加工プログラムをもとに金型を製作。最先端の設備機器で切削加工や放電加工を行い、より精密な金型を作り出す。3.樹脂成形金型に溶かした樹脂を射出し、樹脂部品を成形。直径1mm以下の歯車からベゼルやバンドなどの外装品まで、さまざまなパーツを製造する。4.基板実装プリント基板にアンテナやセンサー、LSIチップなどの電子部品を実装。高密度実装技術により、多彩な機能の搭載を可能としている。5.アナログブロックの製造メインプレートに歯車やモーターなどを搭載し、アナログブロックを製作。画像処理など最新のデジタルエンジニアリングを使って、熟練工の目による位置合わせを行い、高精度な実装を実現。6.組み立て(PPL)アナログブロックに基板、文字板、針を取り付け、ケースに封入。防水検査を実施したのち、バンドなどの外装パーツを取り付け、製品として仕上げる。この流れを踏まえた上で、「5.アナログブロックの製造」と、PPLでの「6.組み立て」工程を、次回から実際に生産ラインの内部に入ってお届けしよう!
2015年01月28日