2023年4月28日、『しょこたん』の愛称で親しまれている、タレントの中川翔子さんが結婚することを発表しました。気になるお相手は同年代の男性であり、『動物が大好きで夢に向かって働く人』だそうです。過去には、結婚相手に求める条件として「『動物が好きな人』というのは外せない」と発言していた、翔子さん。結婚相手は、その条件を見事にクリアしているようです。結婚を発表した中川翔子、亡き父・中川勝彦さんに言及多くの人から祝福の声が寄せられる中、結婚発表の翌日に、翔子さんはTwitterに1枚の写真を投稿しました。そこに写っているのは、幼かった頃の翔子さん。そして、その隣には父親であり、タレントの中川勝彦さんの姿が写っています。ミュージシャンや俳優、声優など幅広く活躍するも、急性骨髄性白血病を発症し、1994年に32歳の若さでこの世を去った勝彦さん。当時は幼かった翔子さんも、勝彦さんのことをよく覚えているのでしょう。「結婚を知ったら、なんていうかな?」とコメントしました。勝彦さん、なんて言うかな? pic.twitter.com/IkbbDEuwsS — 中川翔子⬛ (@shoko55mmts) April 29, 2023 笑顔で我が子と写る勝彦さんからは、あふれんばかりの幸せと愛が伝わってきます。きっとその愛は、幼かった翔子さんにも届いていたはず。写真に添えられた翔子さんのひと言からも、亡き父親への想いを感じますね。翔子さんが公開した写真は拡散され、勝彦さんのファンを含む多くの人から反響が上がっています。・絶対に、勝彦さんは笑顔で「おめでとう!幸せになってね」っていっているよ!しょこたん、本当におめでとう!・今でも勝彦さんのファンです。こんなにも素敵な写真を見ることでができて感動しました。・素敵な親子写真に泣いた。お父さんは誰よりも喜んでいると思いますよ!大切な我が子が幸せをつかんで、喜ばない親はいないでしょう。誰もが、雲の上にいる勝彦さんが我が子に贈るであろう言葉が「おめでとう」であることを確信したようです。[文・構成/grape編集部]
2023年04月30日俳優の綿引勝彦さんが、すい臓がんで亡くなった。75歳だった。各メディアによると綿引さんは3年にわたる闘病生活を終え、’20年12月30日に息を引き取ったという。綿引さんは、昨年4月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった岡江久美子さん(享年63)とドラマ「天までとどけ」シリーズ(TBS系)で8年にもわたり夫婦役を務めてきた。綿引さんも岡江さんも共に’20年に亡くなったため、ネットではこんな声が上がっている。《綿引勝彦さん、亡くなられてたのか、奇しくも『天までとどけ』でお母さん役の岡江久美子さんと同じ年に。まだ75歳。悪役もだし、優しいお父さん役もまだまだ見たかった》《綿引さんも去年亡くなってたのか……岡江さんと同じ年に逝くなんて天までとどけのご夫婦役好きでした》《天までのお父さんとお母さんが同じ年に亡くなってしまったのかと切なくなってしまった……。お二人とも憧れのお父さんとお母さんでした》91年から99年まで、8シリーズにわたって放送された「天までとどけ」。劇中で、綿引さんと岡江さんは13人の子供を持つ夫婦を演じている。「綿引さんはそれまで強面を活かした役柄が多く、ヤクザ映画にも多数出演していました。そのため『天までとどけ』でお父さん役が決まったとき、周囲は驚いたといいます。しかし昼の時間帯での放映にも関わらず、最高視聴率19.1%を記録するなど大ヒット。以降、綿引さんはテレビゲーム『ポケットモンスター』のCMに出演するなど、活躍の幅を広げることとなりました」(スポーツ紙記者)「週刊新潮」’20年8月13・20日号で、綿引さんは「天までとどけ」の撮影に際して岡江さんと約束を交わしたと明かしている。それは「NGを出すと子どもたちに示しがつかないから、セリフだけはきちんと覚えてスタジオ入りしよう」というもの。俳優同士のルールのはずだが、“親心”がうかがえる。「お2人は子役たちを実の子供のように可愛がり、年に1度の撮影シーズンを心から楽しみにしていました。綿引さんは本番中、おしゃべりの止まらない子供を注意することもありました。ですが『こういう子供もいる』と思い、次第に自由を尊重しようという“子育て観”になっていきました。すると、子供たちが自主的に注意し合うようになったそうです。綿貫さんは、そんな成長を目の当たりにすることも喜んでいたそうです」(制作関係者)ドラマの終了後も、“家族の交流”はあったという。「08年、三男役の金杉太朗さんが亡くなりました。それから1年に1回のペースで、綿引さんと岡江さんは“子供たち”と一緒に集まっていました。ですがお父さんもお母さんも亡くなり、次回からはお子さんたちで集まることになりそうですね……」(前出・制作関係者)“国民的夫婦”だった綿引さんと岡江さん。今頃、天国で夫婦水入らずのひと時を楽しんでいるだろう。
2021年01月14日2021年1月13日、俳優の綿引勝彦さんが亡くなっていたことが分かりました。75歳でした。綿引さんは膵臓がんにより、2020年12月30日に息を引き取ったといいます。綿引さんといえば、定評のある演技力で、多数の映画やドラマ作品に出演。大家族をテーマにしたホームドラマ『天までとどけ』(TBS系)では、2020年4月に逝去した俳優・岡江久美子さんと夫婦役を演じて話題となりました。産経ニュースによると、綿引さんが闘病中だったことは、本人の意向により伏せられていたといいます。妻で俳優の樫山文枝さんは、綿引さんが眠るように息を引き取ったことを明かしました。妻の樫山さんによると、病気のことは言わないでほしいと語っていたという。樫山さんは報道各社へのファックスで、「夢うつつの中で、将棋を指していたのでしょうか。『投了すると伝えてくれ』とつぶやいたのですが、これで人生を投了するということでもあったのでしょうか。最期は眠るように逝きました」と記している。産経ニュースーより引用綿引さんの姿は、多くの作品の中で生き続けることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年01月13日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週金曜日は、代官山蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町17-5)が選ぶ書籍を紹介します。■『水の上を歩く?』開高健、島地勝彦文豪・開高健と伝説の週刊プレイボーイ元編集長・島地勝彦による伝説の対談集『水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負』が四半世紀の時を経て復刊。元々、『サントリークォータリー』22から31号の連載としてスタートした企画が、1989年にTBSブリタニカより書籍化され、その後2015年6月22日に復刻されたものとなる。2人がそろえば丁々発止で延々と繰り広げられるウィットに富んだ世界のジョーク話。本書にはそのストーリー全174編が収録されている。作家・開高健は、寿屋(現・サントリー)に勤めながら小説『パニック』を発表。その後、1958年『裸の王様』で芥川賞を受賞した。釣りを主題にしたエッセイでは“キャッチ・アンド・リリース(釣った魚を河に戻す)”の思想を世に広めた他、友人との美味探求を綴った『最後の晩餐』『開口閉口』なども執筆している。1989年永眠。『週刊プレイボーイ』編集長に就任し、100万部雑誌に育て上げたことで知られる島地勝彦は、『PLAYBOY 日本版』『Bart』の編集長、取締役を経て、集英社インターナショナル代表取締役に就任。現在は作家・エッセイストに転向し、『バーカウンターは人生の勉強机である』などの著書を執筆している。【書籍情報】『水の上を歩く?』著者:開高健、島地勝彦出版社:CCCメディアハウス言語:日本語ソフトカバー/373ページ発刊:2015年6月22日価格:税込2,160円
2015年07月03日10月20日から3日間、日本最大のファッション総合展「ファッションワールド 東京 2014秋」(リード エグジビション ジャパン主催)が東京ビックサイトで開催された。出展社数は昨年比250社増の610社、来場者は約3万人を見込む盛況振りとなった。展示会の目玉となる特別セミナーでは、22日に三越伊勢丹執行役員紳士・スポーツ統括部長の近藤洋が登壇。消費における価値観が多様化する中で、顧客感心の重要性について触れながら、伊勢丹メンズ館の立ち上げ背景から今後の戦略について語った。「今は、自分の好きなものにはこだわり、それ以外は無駄を省くという消費の二極化が進んできている。2000年以降、他の百貨店では紳士の売り上げが低迷する中、伊勢丹は売り上げを伸ばすことが出来た。それは、顧客創造をして様々な仕掛けをしてきたから。当時、紳士売り場では女性の代理購入が多かったが、ファッションに関心が高く、自ら商品を選んでコーディネートすることが出来る男性の潜在ニーズを想定。男性が選ぶ店づくりを目指し、2003年に“男である幸福”をコンセプトにしたメンズ館をオープンした。ブランドの壁を取り払い、世界最高峰のファッション、こだわりの品を取りそろえ、今までにないメンズコスメやメンズアクセサリーの売り場といった、お客様の“思ってもみなかった”“あったらいいな”(という潜在ニーズ)を幅と奥行をもって提案してきた」更に近藤氏は、オープン1年後に、売り上げは伸びていたが新規顧客が40%増えたのに30%流出してしまっていたことについても言及。2007年には、“ウェルネス”や“趣味”をテーマにメンズライフスタイルフロア(8階)を設け、スパやカフェ、男の趣味・書斎をイメージしたライブラリーのコーナーを新設するなど、リニューアルを進めた。「何度でも売り場に足を運んでもらえるような仕掛けとして、“心の豊かさ”に着目した。日本の技術が詰まった良い品を集め、“日本”の良さを再発見できるような新しい価値を提案するということ。また、お客様間の価値共有のきかけとなるよう、元プレイボーイ編集長の島地勝彦氏によるバー『サロン ド シマジ』をオープンした。これによりファッション、シングルモルト、シガーといった男の憧れのライフスタイル、彼の生き方に共感する人が集まるようになった。これからもメンズ館って面白いって思っていただければ」と述べた。これからのメンズファッションビジネスの方向性、伊勢丹メンズ館の今後の課題について、「これから次の10年、価値観の変化(スペンドシフト)に対応するには、ニーズ対応ではなく、“これが欲しかった”と思わせるようなウォンツ対応の品ぞろえを実現し、心が豊かになる共感価値を創出し、伊勢丹メンズ館のファンづくりのマーケティングへの転換が必要。インナーブランディングによる、“これが伊勢丹メンズ館だよね”という価値共有を行ってもらえるように、人・生きざま・生き方までを表現できるような“存在”、チャリティイベントなどの心の表れ方としての“活動”、モノ・コトだけではなく、作り手の思いまで伝える“作品”を軸に取り組んでいく。日本の優れた製品に込められた和の精神気質は、グローバ ル戦略の際に強みにもなる。常に一歩先を読み、新しい情報を発信して挑戦し続けていく」と話した。同展示会では他にも、パルコ代表執行役社長・牧山浩三、バーニーズジャパン代表取締役・上田谷真一、ビームス取締役副社長・遠藤恵司、アーバンリサーチ専務取締役・竹村圭祐による基調講演が行われ、メンズバイヤー達が熱心に耳を傾けていた。なお、今回会場では世界中のハイファッション商材が一堂に集まる特設エリア「PLUS+ ハイファッション ゾーン」が新たに設けられた。メンズでは「サルヴァトーレ ボサ(SALVATORE BOSA)」のシャツや「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」の靴、ウィメンズでは、「ジュリアン・ヘイクス(Julian Hakes)」の“底のない”デザインで話題となったユニークなシューズや、日本初上陸の韓国ブランド「BRHAS PATI」などが注目を集めていた。その他、アパレル、アクセサリーやシューズ、バッグなどの出展ゾーンでも、熱心に商談する姿が見られにぎわいを見せた。
2014年10月24日