プランピット(代表:樋口義高)主催、『崎元讓・西森記子・小川和隆ファンタスティック・トリオ』が2024年3月29日 (金)にすみだトリフォニーホール小ホール(東京都墨田区錦糸1-2-3)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 プランピットホームページ 本コンサートのポイントプランピットでは、「時ノ空間」というテーマで過去10回にわたり楽器のもつ素晴らしい響きをデュオ・トリオといった編成で企画してまいりました。今回は、「ハーモニカ」と「ヴァイオリン」そして「ギター」というトリオで演奏いたします。クラッシックをハーモニカで演奏?と思われている方に是非一度は、聴いていただきたいコンサートです。ハーモニカを他の楽器と肩を並べることができる表現を持った演奏することを掲げられ音楽家生活55年以上活躍されている日本を代表するアーティスト崎元讓さんを中心に今回はハーモニカの他にヴァイオリンそしてギターを加えたトリオの演奏です。名曲を3人の息のあった演奏で披露するほか、ハーモニカとヴァイオリン、ハーモニカとギター、また各楽器のソロなど、魅力満載の演奏会です。当日はコンサートホールとしての機能をコロナ前の状態に戻した大人向けの趣向を加えた夜の音楽会にふさわしいBARコーナーをOPENしてワンドリンクサービスをさせて頂きますので、ごゆっくり金曜日の夜を是非お楽しみください。メンバー崎元 讓|さきもとじょう(クロマティックハーモニカ)1967年リサイタルデヴュー。1970年に渡欧。オランダで開催された第13回世界ハーモニカコンクールソリスト部門第2位入賞。ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア各地で演奏。日本国内では各地でリサイタルを開催。岩城宏之指揮N響、小澤征爾指揮新日本フィル他、各地のオーケストラと共演、TV、ラジオにも出演している。崎元のために作曲された曲は、200曲以上に及ぶ、また映画、TV、CMの音楽の演奏、の他、後進の指導にも当たっている。2022年10月21日に上野の東京文化会館小ホールで「音楽家生活55周年記念」のコンサートを開催した。現在、(公社)日本芸能実演家家団体協議会理事、実演家著作隣接権センターCPRA運営委員長、(一社)演奏家権利処理合同機構MPN副理事長を務めている。西森記子|にしもりのりこ(ヴァイオリン)東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学音楽学部器楽科卒業。2000年 音楽の友ホールにて外山準氏の伴奏で初リサイタルを行う。2005年 無伴奏ヴァイオリンによるSOLOライブ活動を始める。2016年 松尾ホールにて外山準氏と「ソナタの夕べ」を行う。2017年 アンビエンテにて第10回ソロコンサート・ライブを行う。2019年 下北グレースガーデンチャーチでバッハ無伴奏Ⅴn全曲演奏会を行う。両国門天ホールにて崎元讓氏とデュオコンサートを行う。2022年すみだトリフォニーホールにて崎元氏とデュオコンサートを行う。現在 スタジオミュージシャンとしてCMをはじめ、J-POPやドラマ、映画などのレコーディングに携わるかたわら、さまざまなアーティストのライブやコンサートのサポートミュージシャンとして演奏活動の幅を広げている。無伴奏Violinの作曲・編曲も手がけている。これまでに大谷康子、故 山岡耕筰、徳永二男の各氏に師事。小川和隆|おがわかずたか(十弦ギター)東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。第22回東京国際ギターコンクール第1位。ギターを小原聖子に師事。スペインにてナルシソ・イエペスに十弦ギターを学ぶ。ソロのほか、歌や他のアンサンブルで活動の場を広げている。6枚のソロCDと、曲集「決定版ギターエチュード集」CD付曲集「ギターは素」「斬新的ギター二重奏曲集/F.カルッリ」を発表、好評を得ている。2017年9月発表のハーモニカの崎元讓とのデュオによるCD「優しき玩具」はレコード芸術誌の特設版となる。また「野口体操」を基に、身体の自然な動きと重力にのっとった奏法の研究を続け、演奏・教授に活かしている。公益社団法人日本ギター連盟正会員。スエルトン・ギタースクール(八王子)主宰。西方音楽院(栃木)、NHK文化センター町田教室などの講師を務める。団体概要日本語を大切に、日本語のもつ美しさをジャンルにとらわれず、日本中に広めたいと考えて、活動を開始。そして言葉だけではなく空間に響く音やリズムによって日本が係ってきた文化と音色の素晴らしさをシリーズ「時ノ空間」と題して、様々な楽器にスポットをあて、楽器の可能性をコラボなどにより伝えていくコンサートを開催している。開催概要プランピット~3つの楽器が名曲を奏でる大人のための贅沢な夜のひととき~『崎元讓・西森記子・小川和隆ファンタスティック・トリオ』開催期間:2024年3月29日 (金)会場:すみだトリフォニーホール小ホール(東京都墨田区錦糸1-2-3)■出演者崎元讓(クロマティックハーモニカ)西森記子(ヴァイオリン)小川和隆(十弦ギター)■スタッフプランピット■開催スケジュール2024年3月29日 (金)開場18:00開演18:30休憩20分■チケット料金前売:4,500円当日:5,000円(全席指定・税込)※ワンドリンクサービス付き 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月22日プランピット(東京都江東区、代表:樋口義高)主催による『崎元讓&西森記子ファンタスティック・デュオ』が2022年5月21日 (土)にすみだトリフォニーホール・小ホール(東京都墨田区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月21日(金)より発売開始です。カンフェティにて1月21日(金)10:00よりチケット発売開始予定 公式ホームページ ハーモニカとヴァイオリンによる魅力溢れる音色と新たなる音楽の扉プランピットは、「時ノ空間」というテーマで、音楽を通じて日本の生活・歴史・文化に目を向けて、魅力ある響きと新しいサウンドを企画しお届けしています。今回は「ハーモニカ」と「ヴァイオリン」のデュオとソロの演奏です。ハーモニカの演奏は、ハーモニカという楽器を他の楽器と十分に肩を並べることのできる表現を持った演奏をすることを掲げられ、2022年には音楽生活55周年を迎えられる、日本を代表する音楽家、崎元讓さんです。ヴァイオリンは、東京芸術大学音楽学部を卒業後大谷康子氏、山岡耕筰氏に師事。卒業後JAZZとの出会いにより、「東京ホット倶楽部バンド」に参加。多彩なる音楽ジャンルにヴァイオリンの華麗なる音色を奏でられ演奏活動中の、ヴァイオリニストの西森記子さんです。お二方の魅力溢れる音色と新たなる音楽の扉を開くサウンドを是非お楽しみください。プランピット日本語を大切に、日本語のもつ美しさをジャンルにとらわれず、日本中に広めたいと考えて、活動を開始。そして言葉だけではなく空間に響く音やリズムによって日本が係ってきた文化と音色の素晴らしさをシリーズ「時ノ空間」と題して、様々な楽器にスポットをあて、楽器の可能性をコラボなどにより伝えていくコンサートを開催している。公演概要『崎元讓&西森記子ファンタスティック・デュオ』開催日時:2022年5月21日(土)13:00開場/13:30開演会場:すみだトリフォニーホール・小ホール(東京都墨田区錦糸1-2-3)■出演者崎元讓(ハーモニカ) / 西森記子(ヴァイオリン)■チケット料金前売:4,000円→ カンフェティ席3,000円!(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月12日旬を揚げる、大衆天ぷらの魅力食材の味を最大限に引き出す“揚げ”の技新しい食材を天ぷらにすれば、新しい哲学が生まれる旬を揚げる、大衆天ぷらの魅力かつては大衆食として親しまれた料理も、歴史を経るごとに技が磨かれ、哲学に溢れた食文化となることがある。江戸前天ぷらもその一つ。江戸前天ぷらの特徴といえば、江戸前=東京近郊で獲れた魚介類をごま油でカラッと揚げること。油のかぐわしい風味と、季節によって変わる食材から旬を味わえることが何よりの魅力だ。「江戸前天ぷら」を受け継ぐ店は東京の街に数多くあるが、ひときわ名店の呼び声高い店がある。それは“天ぷらの神様”と呼ばれる料理人・早乙女哲也さんがはじめた【みかわ 是山居】だ。1976年に日本橋・茅場町で店を開いて以来、各界の著名人たちの舌をも喜ばせてきた。店内はカウンター席のみ。谷口さんの揚げの技術を目の前で眺めることができるそんな【みかわ 是山居】から独立した店【天ぷら やぐち】が人形町にオープン。22年間もの年月をみかわで過ごした店主・谷口ー樹さんによる、江戸前天ぷらのコースをいただくことができる。「修行したのは“みかわ”だけ。生え抜きと言えばいいのか、食材選びから揚げ方、仕上がりのイメージに到るまで、“みかわ”での教えが胸の奥にいつもあります」そう語る谷口さんの天ぷらは、食材ひとつひとつとの向き合い方にも哲学があった。食材の味を最大限に引き出す“揚げ”の技揚げる具材はどれも新鮮な魚介類“みかわ”での教えは数多くあれど、美学として強くあるのが、揚げる前に細工を施すことはなく“揚げ”と言う調理のみで食材の味を引き出し、仕上げることだ。そのために、食材によって捌き方や打ち粉の量、揚げ時間を考える。「みかわでもそうでしたが、揚げる前から『このエビはこう仕上げよう』という完成形が頭の中にあります。そこまで持っていくために、逆算して調理のやり方を考えていくんです」身と頭を別々に揚げたエビの天ぷら例えば、エビは他の食材よりも高い温度で揚げる。水分量が多いので、油の中でしっかりと脱水させるためだ。「衣にも気をつかいます。理想的な衣って顕微鏡で見ると網の目状になっていて、その間から食材の水分が抜けてカラッと揚がるんです」。一方、水で溶いて時間が経つとどうしても粘り気が出る。「天ぷらは脱水作業」との言葉の通り、谷口さんが仕上げた天ぷらはどれも軽く、衣をほとんど感じさせない。薄い衣を纏ったエビの頭からは、エビ本来の風味が強く香り立つ。少しの塩でいただけば、ボイルや鮨とは全く違ったエビの味が体験できる。新鮮な大ぶりの穴子をそのまま揚げるそして、人気の天ぷらのひとつが、3枚おろしをそのまま揚げる大ぶりな『穴子』だ。「穴子は皮目と身の間に独特のクセがあるんです。これを、揚げ具合によってクセではなく“香ばしさ”に変えられるかが勝負です」。揚がった穴子の身はホロホロと細かい食感となり、その変化に驚かされる。無論クセはなく、皮目の香ばしさもアクセントだ。皿に載せ、鉄箸で切った時に揚がる湯気を眺めるのはなんとも食欲をそそる体験だ夜には、こうした天ぷらが8品のコース(12,000円・税別)で楽しめる。提供する間、谷口さんは、1900200℃の温度に熱した油の中に次々と食材を入れ、それぞれの最適な秒数をカウントしながら揚げ上がりを待つ。もちろん、お客さんとの会話にも応じながら。新しい食材を天ぷらにすれば、新しい哲学が生まれる料理人の谷口一樹さん「良い材料を揃えたら、そこそこの天ぷらは作れる。でも、江戸前天ぷらの哲学は“どううまくできるか”にあるんです」そう語る谷口さんは、天ぷらに使う新しい食材の探求にも強い関心を持つ。【みかわ 是山居】で学んだ天ぷらの哲学は、語りつくせるものではないという。「食材がひとつあれば、その食材に対する考え方があります。全ての食材に対して哲学があるわけですから……。全て話そうと思ったら、ここじゃなくバーにでも行かないと(笑)」食材ごとに哲学がある一方で、谷口さんは「天ぷらにする意義のある食材は、限られている」と語る。全ての調理の中で天ぷらが一番向いている食材でないと、“揚げる意味”はないと言う。「ただ、魚を獲る海の状況も僕が修行をはじめた20数年前とは変わっています。昔はよく使っていたのに、今では見なくなった魚だってありますね」。『ししゃも』の天ぷらは、身はホロホロと細かく、独特の旨味が感じられるだからこそ、新しい食材を探求するのだと言う。秋のコースに提供される『ししゃも』は、修行時代のみかわでは扱うことのなかった食材だ。「これまでのやり方をただ単に踏襲するだけじゃなく、自分で開拓していかないと」。それは江戸前天ぷらの流儀を受け継ぐためでもあり、そこにまた新しい哲学が生まれる。伝統ある天ぷらの技術を受け継ぐ谷口さんの元に通えば、新しい料理を体験することができるかもしれない。【天ぷら やぐち】店舗情報住所:東京都中央区日本橋人形町2-9-7 大江戸アクセス2-1F電話:03-3527-3701アクセス:東京メトロ日比谷線「人形町」駅 徒歩4分、都営浅草線「人形町」駅 徒歩4分
2020年11月14日今回、お店をご紹介してくださるのは……【SUGALABAO】店主・須賀洋平氏1976年、愛知県生まれ。ジョエル・ロブション氏のもと、世界各地でグループの新店立ち上げに携わる。2014年に帰国し、翌年、東京・神保町に【SUGALABO】開設。会員制でゲストをもてなすかたわら、様々な分野で活動。須賀洋平氏がオススメするお店門前仲町【みかわ是山居】理論と技の両輪で織りなす至高の味。生ける伝説が手がける最高峰の天ぷら身はふっくらと柔らかく、表面は香ばしく。驚きの旨みを内包する店の代名詞『穴子』15歳で修業をはじめてから古希を迎える今年まで、一日たりとも休んだことはない。早乙女哲哉氏は、こともなげにそう言います。天ぷらという食文化の成熟に大きな影響を与えた伝説的職人。そんな巨匠は、今日も変わらずに厨房に立ち続けます。味だけにとどまらない、カウンター越しに見る名人の技一本の天ぷらで驚きの変化と深みを表現する『アスパラガス』使用する魚介は、年間通して8割方が江戸前。入江が深く、波が立たず、かつ250もの河川が流れ込み植物性プランクトンが豊富な東京湾。そこで育つ小魚は皮が薄く小骨は小さく、天ぷらという料理に適しています。コースの主役は江戸前の魚介ですが、脇を固める旬野菜も吟味し尽くした逸品揃い。さらに秋の松茸、春の山菜など、その季節だけの楽しみも待っています。コースの最後には、貝柱がたっぷりの『天丼』をオススメした須賀氏の声みかわ是山居【エリア】深川【ジャンル】和食全般【ランチ平均予算】10500円【ディナー平均予算】17000円【アクセス】門前仲町駅 徒歩8分▼須賀氏のお店【SUGALABO】店舗詳細SUGALABO(スガラボ)【エリア】新橋【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】30,001円~【アクセス】神谷町駅
2019年07月11日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は樹木希林さんの遺作のひとつになった映画『日日是好日』のBlu-ray&DVDをご紹介します。■『日日是好日』(6月4日発売。Blu-ray通常版5,184円、DVD通常版4,212円〔ともに税込み〕。販売元:ハピネット)本作で第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を黒木華が、優秀助演女優賞を樹木希林さんが受賞しました。“お茶”の魅力に惹かれていった女性たちの、約20年の人生が描かれます。黒木さん演じる主人公の大学生・典子は、家族からの勧めで樹木さん演じる武田先生の元を訪れるようになり、しだいに武田先生が作り出すお茶の空間に引き込まれていきます。地味な性格で冒険もしない典子の人生には、基本的に大きな動きは見られません。就職の失敗や交際相手の裏切りと、約20年の間にそれなりに波乱も起こりますが、そんな中でも典子はお茶に通い続けます。湯を沸かす、お茶をたてる。目の前のことにしっかりと集中することで、煩雑な気持ちを昇華させていくのです。見どころは、どこを切り取っても趣きがある茶室でのシーン。歴史が感じられる茶器には「素人から見ても価値が高そう」と見惚れ、四季折々の和菓子には「かわいいっ!」と心の中で声をあげてしまいます。そして、風や雨など自然の心地よい音にも、心が癒されるのです。全編にわたって茶道の神髄を体験しているかのようで、観賞後は穏やかな気持ちになっている、ヒーリング効果抜群の作品でした。
2019年06月03日「ふだんからお茶の心を暮らしの中に取り入れることはできます」こう語るのは、茶道をテーマにした大ヒット中の映画『日日是好日』(大森立嗣監督)の原作者・森下典子さん(62)。黒木華演じるヒロインの典子は、茶道を学び、作法を身につけていくなかで、季節の風や雨を味わい五感を研ぎ澄ませ、和の文化の素晴らしさに目覚め成長していく。師匠の武田先生を9月15日に亡くなった樹木希林さんが演じ、話題を呼んでいる。森下さんは、映画の現場でお茶指導、茶道具や掛軸などのコーディネーターも務めた。20歳でお茶を始めた森下さん。お茶を通して学んだことを綴った『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫)は、’02年に単行本出版以来版を重ね、映画化とともに話題を呼び、現在累計46万4,000部を突破。10月に出版された続編『好日日記―季節のように生きる』(PARCO出版)も好評だ。季節とともに生き、日々が豊かになる方法を森下さんが教えてくれた。【其の一】四季を味わう「お茶の魅力は、うつろう季節の中に身を委ねてそれを味わえること。そもそも日本には、変化のはっきりした四季があり、季節を味わうのにちょうどいい緯度に位置していて“地球の特等席”に生きていると思います。雨や風の音も、空気の匂いも季節によってまったく違います。お茶を通して、私は自然と一体化して、四季を感じることがありますが、皆さんもそうした経験はあるのではないでしょうか。見る、聞く、香りを嗅ぐなどして、五感を使って季節を味わいましょう」(森下さん・以下同)【其の二】人生には思いどおりにならないことがあると受け止める「四季は人の力では動かせません。災害となる自然の猛威も受け止めるしかありません。日本人の無常観も自然とともに生きてきたことから育まれたのでしょう。自然も人生も、どうあがいても思いどおりにならないことが多い。女性の更年期も、人生の“季節”として受け止めてみる。無理にあらがわず、“季節の風”に身を委ねてるとラクになります」【其の三】今このときに集中する「お点前中に、ほかのことを考えていると、『あなた今、心がここにいないわよ』と先生からよく指摘されました。お点前は、体も心もその瞬間に集中していないとできません。仕事が忙しく焦りながらお稽古に行っても、集中してお点前をしていると、気づくと焦りも消えています。みなさんも、何事も今やっていることに集中して取り組むと、雑念もなくなり、抱えているストレスも消えていくでしょう」【其の四】人生にはすぐに答えがでないことがあると知る「『日日是好日』という掛軸は、お茶を始めた日から先生の茶室に掲げられていました。夏には暑さを、冬には身の切れるような寒さを味わう。どんな日も、その日を思う存分味わえるのです。今、このときを生きることを喜び、毎日がよい日だと感じられます。でもその深い意味を体感できたのはお茶を始めて約15年後のこと。人生には長い時間をかけて、やっとわかることもあるのだと、教えてくれました。『長い目で、今を生きる』ことは私にとって希望でもありました」本を読んだり、映画を見たりして、お茶を始めてみたいと思う人も多いだろう。「習わなくても花と和菓子を味わうことで、お茶の心に触れることができますよ」と森下さん。「お花屋さんに並ぶ花以外にも、路地などに季節ごとに多彩な花が咲いています。昼顔、ヒメジョオン、月見草……不思議と名前を覚えると、その花が見えてきます。知らないと目に入ってこないんです。道端で目に入ったら、少しだけ摘んできてテーブルに飾ってみてください。それだけで家の中に季節が入ってきて豊かさを感じられます」もうひとつ、冬至、立春など季節を区切った二十四節気ごとに、和菓子に注目してみよう。「生菓子は基本、豆と餡でできているものが多く、色と形が変わるだけで季節を表します。同じきんとんでも、2月は白とピンクで梅、3月は濃いピンクで桃を、4月は淡いピンクで桜を表します。見て味わいながらその変化で季節を感じましょう。月に1度、飾った花をめでながら季節の生菓子と日本茶を、食後にゆっくり味わってください。お抹茶は数百円から、茶筅も千円台から手に入ります。ご自宅で、今ここにしかない季節に身を委ねて、心も体も癒すことができますよ」野の花一輪と和菓子とお抹茶で、日日是好日を味わおう!
2018年11月01日◼︎”お茶”がテーマの究極の癒しムービーDRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、人気エッセイスト森下典子さんが茶道教室に通った20年の日々を綴ったベストセラー原作を映画化した『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』です。茶道体験記という枠を超えて、幅広い読者の胸を打った原作本「日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」は"マインドフルネス本”と称されることもあるそう。いま自分がいる空間そのものを、五感を使って全身で味わうという茶道の行為を通じ、”日日是好日”という言葉の本質を感じるーーそんな”お茶”を通じた究極の癒し映画が誕生しました。◼︎『日日是好日』のストーリー大学時代に、一生をかけられるような何かを見つけたいと思っていた典子(黒木華)は、母からの突然の勧めと、同い年の従姉妹の美智子(多部未華子)からの誘いによって、”お茶”を習い始めることになった。はじめはまったく乗り気ではなかった典子だったが、近所で「タダモノじゃない」と噂の武田先生(樹木希林)の稽古に惹かれ、毎週土曜にお茶に通い続けることにするのだった。大学を卒業し、貿易会社に就職を決めた美智子はお茶をやめてしまったが、志望の出版社に落ちて就職を諦めた典子は、出版社でアルバイトをしながらお茶に通い続けた。時は流れ……典子がお茶を始めて十年が経った。美智子は結婚し、ひとり残された典子は、中途採用の就職試験にも失敗し、お茶でもお点前の正確さや知識で後輩たちに抜かれてしまい……。◼︎描かれるのは、お茶と過ごしたひとりの女性の人生真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょい。本作では、そんな主人公・典子が二十歳でお茶を習い始めてから45歳になるまでの歳月が描かれます。雨の日は雨を聞く。雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを。冬は身の切られるような寒さを。就職の挫折、失恋、大切な人との別れ……。ひとりの女性が大人になっていく過程が、五感を使って全身でその瞬間を味わう”お茶”と共に丁寧に切り取られてゆきます。◼︎樹木希林さんの名演はスクリーンで典子にお茶の作法や道具についてだけでなく、お茶を通じて知ることができる”今を生きる喜び”をも教える武田先生は、まさに樹木希林さんにぴったりの役柄。稽古初日、意味も理由もわからないお茶の所作にとまどう典子と美智子に、武田先生は「意味なんてわからなくていいの。お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、その入れ物に後から『心』が入るものなのよ」と説きます。季節が巡り、時が流れても同じようにお茶を教えながら「私、最近思うんですよ。こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」と語る武田先生の姿から、典子は教室でみた掛け軸に描かれていた「日日是好日」という言葉の本質を自然と感じ取っていくのです。「世の中には『すぐわかるもの』と『すぐわからないもの』の二種類がある」と典子は思います。「すぐわからないもの」の代表のような茶道を通じ、典子が辿り着くのは、果たしてどんな心の境地なのでしょうか。日本が誇る名優・樹木希林さんの演技はぜひスクリーンでご覧ください。◼︎『日日是好日』公開情報『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』10/13(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、イオンシネマほか全国ロードショー脚本・監督:大森立嗣『まほろ駅前』シリーズ、『さよなら渓谷』、『セトウツミ』、『光』原作:森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)出演:黒木華樹木希林多部未華子配給:東京テアトルヨアケ上映時間:100分公式サイト:(C)2018「日日是好日」製作委員会
2018年10月13日黒木華、樹木希林、多部未華子が初共演し、茶道を通してひとりの女性が成長する姿を描く映画『日日是好日』。この度、公開に先駆け9月15日に亡くなった樹木さんが本作について語るインタビュー映像が公開された。■原作者と接し、役柄像が変化到着した映像は、昨年12月中旬、樹木さんがオールアップした際に撮影したもの。本作で樹木さんが演じたのは、お茶の先生という枠を超え、“人生の師匠”として大きな包容力で黒木さん演じる主人公・典子、多部さん演じるいとこの美智子たちを導いていく武田先生。そんな先生の役作りについて樹木さんは、台本を見て最初は「大変かな」と思ったそうだが、原作者・森下典子と接したことで、「普段は普通のおばさんでもいいかな、と肩の力が抜けました」と語る。本作で重要な初釜のシーンの撮影については、「それがおかしいんだけどね」と言い始めると、「私よりも、主だったスタッフ全員が私以上に練習しているの。だからすごく捌きがいいの。進行もいいの。スタッフがあれだけお茶をやったというのは大変な収穫だろうと」と言い、「それはきっと画面に出るだろうと思ってます」と作品への期待感をにじませる。■主演・黒木華について――「一番理想的な役者の姿」今回初共演となった黒木さん(典子役)については、「思った通りの、実に柔らかくてすべてのものをスイっと受け取って自分の中で消化してスイっと出す。そして自分の肉体というものを固めない。普通の女優さんだと普段の顔をいろいろ、かたち作っちゃう。普段は淡泊にしておいて、役のときに変わるという、一番理想的な役者の姿じゃないかなと」と印象を明かし、また「黒木さんが典子をやると言った段階でこの作品は成立したなと思いました」と絶賛した。■「見どころは自分で見つけて」本作の見どころについて尋ねると、「よく、そういうおんぶにだっこの質問をするの。見どころは、なんて。見どころは自分で見つけてください、というのが観た方へのお願いなんですけど」と笑う。そんな苦言を呈しつつも、「“こんなふうに何でもないことを、毎年同じことができるということが本当に幸せなんですね”という武田先生のセリフがありますが、やはりそこに行きつく、今の時代に必要な作品になればいいなと思いました」思いを明かす。■「誰でも踏み迷う」心に響く言葉――さらに、それぞれの考え方で生きる道に悩み迷う典子と美智子になぞらえてか、「みんな誰でも踏み迷うのね。若くても年とっても。75歳、後期高齢者になった私が踏み迷わないかというと、とんでもない。毎日、あっと言って踏み迷うわけでしょ。そんなの当たり前、人間としてはね」と年齢関係なく踏み迷うのだと言い、「そんなときに、みなさんのそれぞれ生活の中に、長く続けているもの、趣味と言うかな、そこへ行くとあまり無理しなくても自分をふと置ける場所を作っておくといいかもしれませんよ」とメッセージを寄せている。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、イオンシネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:日日是好日 2018年10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開©2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
2018年10月10日9月15日に亡くなった女優・樹木希林の訃報を受け、映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)で共演した黒木華、多部未華子、そして監督の大森立嗣から追悼のコメントが到着。さらに、希林さんの“茶道指南”の声がいまにも聞こえてきそうな場面写真も公開された。今年『モリのいる場所』『万引き家族』に続く、希林さんの出演作となった本作。演じた茶道の武田先生は、「習い事の先生」という枠を大きく超えた“人生の師匠”として、大きな包容力で黒木さん演じる主人公の典子、多部さん演じるいとこの美智子たちを導いていく存在となった。黒木華「かけがえのない時間でした」突然すぎて、なんと言えばいいか本当に言葉が浮かびません。希林さんとお仕事をご一緒できたことはとても光栄でしたし、かけがえのない時間でした。もっと、もっと、お話ししたかったです。多部未華子「2人で膝掛けを分け合いながら…」突然のことで言葉がどうしてもつまってしまいます。寒い撮影の中、樹木さんの控え室にお邪魔して、2人で膝掛けを分け合いながらお話ししたこと、忘れません。今はただただ、ご冥福をお祈りいたします。大森立嗣監督「出会えたことは僕の財産」公開初日にお会いできると思っていたのに、残念です。昨年12月、撮影しながら希林さんのことが大好きになっていきました。大事なことをひょうひょうと語る姿が目に浮かびます。出会えたことは僕の財産です。今はただご冥福を祈るばかりです。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日日是好日 2018年10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開©2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
2018年09月18日エッセイスト・森下典子が通い続けた茶道教室の日々を綴ったエッセイ「日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」を映画化した『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)。黒木華、樹木希林、多部未華子が初共演することで話題の本作からこの度、本予告と本ポスタービジュアルが公開された。「世の中には『すぐわかるもの』と『すぐわからないもの』の2種類がある」――。そんな言葉とともに、茶道具の数々が映し出されスタートする今回の予告編。黒木さん演じる典子と、多部さん演じるいとこの美智子が茶道教室を訪ねる“お茶”との出逢いのシーンから、樹木さん演じる武田先生が「お茶はね、まず『形』なのよ。初めに『形』を作っておいて、後から『心』が入るものなのね。頭で考えないで自分の手を信じなさい」と、大きな包容力で典子たちを導いていく場面などが収録されている。またちらりと映る、美しく着物を着こなす黒木さんや、ウエディングドレス姿の多部さんにも注目だ。同時に公開されたポスタービジュアルには、典子と美智子が武田先生と並んでお茶室の縁側に座っている写真と、武田先生と柄杓を不安げに手にしている典子の稽古の様子も切り取られている。なお、今回新たに追加キャストも発表。典子をあたたかく見守る父役に鶴見辰吾、武田先生の親戚で典子の憧れ、雪野役を鶴田真由、そして茶道教室の後輩・ひとみ役を、映画初出演の「乃木坂46」山下美月が演じる。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:日日是好日 2018年10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開©2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
2018年07月28日黒木華、樹木希林、多部未華子が共演する『日日是好日』の公開日が10月13日(土)に決定。エッセイスト・森下典子が25年にわたって茶道教室に通った日々を綴った『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を映画化した本作から、初映像となる特報と第1弾ポスターが解禁となった。主人公の典子を演じるのは、『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を最年少で受賞した黒木華。典子に茶道を教える武田先生役に、『万引き家族』『モリのいる場所』の公開が控えている樹木希林。また、主人公のいとこ・美智子役には今年は舞台活動が活発な多部未華子と、日本映画界屈指の豪華女優陣の共演に注目が集まる。監督・脚本は『まほろ駅前』シリーズや『さよなら渓谷』の大森立嗣。今回解禁となった特報では、典子が「これ、何やってるんですか?」と顔をしかめながら、“謎”の動きに興味津々。樹木さん演じる武田先生は、慣れないお茶の世界に悪戦苦闘する典子たちを優しく見守り、「お茶ってそういうものなのよ」と穏やかに語りかける。「ボチャン!」と大きな音をたてて怒られたり、畳の上を決められた歩数で歩く場面では大股で歩きすぎて歩数が合わずに慌てたり、彼女たちのコメディエンヌとしてのセンスも光る映像となっている。共演の3人は、多部さんのみ幼少期に多少の経験があったものの、茶道はほぼ未経験。撮影前には集中的に茶道の指導を受けたのだそう。また、“掛け軸”がイメージされたデザインとなっているポスターも公開。茶碗を前にして座る典子、美智子、武田先生の姿が柔らかなタッチで描かれている。いままで、茶道をテーマにした映画はほとんどなく、茶道教室を舞台にした現代映画は史上初である。この作品でしか見れない「茶道あるある」がユーモラスに描かれ、見たあと、誰でも茶道を経験して見たくなる、そんな1作となりそうだ。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月17日映画『日日是好日』が2018年10月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー。“人生のバイブル”と呼ばれた茶道エッセイ原作は、2002年の発行された森下典子による人気エッセイ『日日是好日—「お茶」が教えてくれた15のしあわせ—』。著者が街の茶道教室に通い続けた約25年に渡る日々を綴った内容となっており、茶道の素晴らしさを描くことは当然ながら、多くの読者にとってかけがえのない人生のバイブルのような一冊となっている。物語は、大学生の典子が母親の勧めから、従姉である美智子と共に嫌々ながら茶道教室に通うところから始まる。そこにいたのは巷で「タダモノじゃない」と噂の先生・武田のおばさんだった・・・。「お茶」との出会いを通して典子が成⻑していく姿や、就職の挫折、失恋や⼤切な人との別れなど青春時代のほろ苦さや甘酸っぱさを描き、内なる⾃由と⽣きる喜び、そして、かけがえのない“今”を映し出した作品となっている。監督は大森立嗣本作を実写化するのは、『ぼっちゃん』『さよなら渓谷』『セトウツミ』などを手掛けてきた大森立嗣監督。様々なアプローチで人間の感情を映し出してきた彼が、茶道を題材にした作品に挑む。原作に関して「茶道とは無縁の僕が原作を読み終えていたく感動していました。一人の女性が大人になっていく過程で、きらびやかな宝石とは違う、胸の奥にずっと、でも密かにある大切なものにお茶を通して気付き、触れていくお話しです。」とコメントしている。黒木華&樹木希林が茶道の弟子・師匠に主演は、『小さいおうち』『リップヴァンウィンクルの花嫁』の黒木華。そして従姉を多部未華子が、茶道教室の先生を樹木希林が演じる。3名とも初共演となる。全国の劇場にて先行上映また、10月13日(土)の公開日に先駆けて、全国の劇場にて先行上映を実施する。9月15日(土)に逝去した樹木希林の躍動する演技に触れてほしいという制作側の想いと、本作をいち早く鑑賞したいという多数の要望から実施されるこの先行上映は、10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)の3日間に限り行われる。ストーリーたちまち過ぎていく⼤学⽣活、二⼗歳の典子(⿊⽊華)は⾃分が「本当にやりたいこと」を⾒つけられずにいた。ある⽇、タダモノではないと噂の“武⽥のおばさん”(樹⽊希林)の正体が「お茶」の先⽣だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める⺟に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで⾒たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった――。【作品詳細】映画『日日是好日』公開日:2018年10月13日(土)全国ロードショー監督・脚本:大森立嗣出演:黒木華、樹木希林、多部未華子、山下美月、鶴田真由、鶴⾒⾠吾原作:森下典子著『日日是好日–「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』配給:東京テアトル/ヨアケ撮影:2017年11月〜12月<先行上映情報>先行上映日:2018年10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)実施劇場:全国の『日日是好日』上映劇場※一部劇場を除く。
2017年11月02日主演・黒木華、共演に樹木希林、多部未華子という名実共に日本最高峰の女優3人の初共演が実現。森下典子による人気エッセイ「日日是好日 ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせー」を、『光』『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣監督のもと映画化する『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)に出演することが分かった。原作は、人気エッセイスト・森下典子が街の茶道教室に通い続けた約25年にわたる日々を綴ったエッセイ。文庫本の解説で、人間国宝・柳家小三治が「感動の読了だった。この感動を誰かに伝えたい。いても立ってもいられなくなった」との思いから近くの書店に飛んで行き、「茶道・華道コーナー」で見つけた平積みの本書を「ここにあるべき本じゃないんだよこの本は。(~中略~)いや、ここにも1冊ぐらい置いてもいいけど、とに角ここじゃないんだよ」と綴るように、茶道の素晴らしさ伝えることのみならず、人生のバイブルともいえる書として注目を集めている。本作で森下さんは、自ら撮影スタッフの一員として、茶道関連のアドバイザーを担当する。あらすじ就職の話がチラホラ出始めるころの大学生、典子(黒木華)は、母親から「あんた、お茶、習ったら」と突然すすめられる。「え?なんで?」と意味がわからず困惑する典子。嫌々ながらも、従姉の美智子(多部未華子)から「ねぇ典ちゃん、一緒にやろうよ」と一押しされ、2人は共に、自宅近くにある茶道教室の先生を訪ねる。その先生は巷で「タダモノじゃない」とうわさの、武田のおばさん(樹木希林)だった…。就職につまずき、失恋や大切な人の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった主人公・典子。彼女が、がんじがらめの決まりごとの向こうに、自由を見い出し、季節を五感で味わう歓びを知り、そして「いま、生きている!」ことを実感していく。黒木華×樹木希林弟子と師匠に!山田洋次監督『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、同作と『母と暮せば』で2年連続の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した黒木さんは、岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』(‘16)以来の単独主演映画。また、『わが母の記』『あん』『海よりもまだ深く』をはじめ、2018年には名優・山崎努との共演作『モリのいる場所』の公開も控える樹木さん。本作で2人は、茶道教室の生徒と先生、弟子と師匠としての役柄を演じる。実力派として各世代の最高峰にいる2人によって紡ぎ出されるやりとりに、いまからも期待が高まる。黒木華×多部未華子従姉妹同士に!黒木さんは多部さんとも初共演。多部さんといえば、映画『君に届け』『あやしい彼女』『続・深夜食堂』、ドラマ「ドS刑事」から舞台「わたしを離さないで」「オーランドー」など、娯楽作品から文芸作品まで幅広く演じられる稀有な存在。映画、ドラマ、演劇のファンそれぞれにとってかけがえのない、待望の共演となる。<キャスト・スタッフコメント>■黒木華(典子役)ずっとご一緒したいと思っていた大森監督の作品に、出演できることを幸せに思います。樹木さんも多部さんも共演させていただくのは初めてですが、お2人の出演されている作品を拝見していて、いつも素敵な表現をされているな、と思っていたので、そんなお2人と作品を創れることをとても光栄に思います。茶道は全く経験がなく、今回は勉強することが大変多いので不安もあるのですが、典子と同じように学び、成長していきたいです。■樹木希林(武田先生役)年とったからって自動的にいい顔になるわけじゃない…つくづくわかった。映画に出ることは恥多いことだ。(後期高齢者)■多部未華子(美智子役)またこうして大森組に参加させていただくことを大変嬉しく思います。黒木さん、樹木さんとは初めて共演させていただくので、少し緊張していますがいまからとても楽しみです。茶道も幼稚園で習った以来ですので一から学ばせていただき、人の生き方を変えてしまう程の茶道の魅力や奥深さが映画を観て下さるみなさんに伝わるようにお稽古をして撮影に臨みたいです。■監督・脚本:大森立嗣茶道とは無縁の僕が原作を読み終えていたく感動していました。1人の女性が大人になっていく過程で、きらびやかな宝石とは違う、胸の奥にずっと、でも密かにある大切なものにお茶を通して気付き、触れていくお話しです。素晴らしいキャスト、スタッフと共に映画を作ります。観た人の心に深く響く映画になればいいと思っています。■原作:森下典子子どものころから映画は憧れの世界でした。私の書いた本が映画に…それも、黒木華さん、樹木希林さん、多部未華子さんという、この上ないキャストで映画化されるなんて、これほどの光栄はありません。しかも、大森立嗣監督の撮影現場に、自らスタッフとしてかかわることができるなんて!!本を書く仕事をしてきて、ほんとうに良かった…。この映画の実現にお力をくださった多くの方々に、心から感謝いたします。ありがとうございます!『日日是好日』は2018年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月30日少女まんが雑誌『ちゃお』(小学館刊)にて連載中のJS(女子小学生)のバイブル、『12歳。』のTVアニメ化が決定し、TVアニメ『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』として2016年4月よりTOKYO MXほかにて放送開始となる。『12歳。』は小学6年生の少女を主人公に、大人でもなく、子供でもない、ビミョウなお年頃の少女たちのピュアな悩みと初恋を描く作品。アニメでは綾瀬花日役を加隈亜衣、蒼井結衣役を木村珠莉、高尾優斗役を斉藤壮馬、桧山一翔役を堀江瞬、小倉まりん役を牧口真幸、浜名心愛役を原紗友里、堤歩役を柿原徹也がそれぞれ担当する。本作のアニメ化にあたり、監督は大宙征基氏、シリーズ構成は坪田文氏、音楽は岩崎元是氏、アニメーション制作はオー・エル・エムが務め、オープニング主題歌は声優として活躍中の"りえしょん"こと村川梨衣、エンディング主題歌は『おそ松さん』の主題歌でおなじみのA応Pが担当することも発表されている。また、「さくら学院」でも活躍する岡崎百々子と、麻生真彩の2人が、TVアニメ『12歳。』の世界を伝える"12歳。サポーターズ"に決定。アニメ内でのミニコーナーや、『ちゃお』、グッズのテレビCMなど、作品の世界を魅力的に伝えるアンバサダーとして活躍する予定となっているので、こちらも注目しておきたい。。ここでは、アニメ化に寄せて、原作者・まいた菜穂氏、キャスト陣より加隈亜衣、木村珠莉、斉藤壮馬、堀江瞬から届いたコメントを紹介しよう。○TVアニメ『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』、原作者・キャストからのコメント◆原作者・まいた菜穂氏「12歳。」がテレビで毎週見れるなんて夢みたいです。小学生の甘酸っぱい初恋と成長を、一緒に見守ってくれるとうれしいです。◆綾瀬花日役・加隈亜衣「12歳。」をよりたくさんの方にお届けできてとても嬉しいです。ピュアな花日ちゃんたちとこの作品を一緒に楽しんでください。◆蒼井結衣役・木村珠莉結衣ちゃんが桧山君と体験するいろいろな初めてのドキドキを大切に演じていきたいです♪◆高尾優斗役・斉藤壮馬とてもステキな原作の魅力をアニメでもお届けできるよう精一杯演じさせていただきます!◆桧山一翔役・堀江 瞬一翔を演じられることが、今からとても楽しみです。まだ大人じゃない、思春期の微妙なもどかしさなど表現できたらと思っています!!TVアニメ『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』は、2016年4月4日(月)よる7:30よりTOKYO MXにて放送されるのを皮切りに、AT-X、テレビ愛知、TVQ九州放送、サンテレビ、テレビ北海道にて放送予定となっている。(C)まいた菜穂・小学館/アニメ「12歳。」製作委員会
2016年03月04日