米AMDは8日(現地時間)、同社の社長兼CEO(chief executive officer:最高経営責任者)にLisa Su(リサ・スー)氏を任命したと発表した。マサチューセッツ工科大学で博士号を取得したLisa Su氏は、IBMやFreescale Semiconductorといった企業で要職を歴任。その後、2012年にAMDに入社し、これまでグローバル事業部のシニアバイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャーや、COO(chief operating officer:最高執行責任者)を担当してきた。また、これまで社長兼CEOを務めてきたRory Read(ロリー・リード)氏は退任後も顧問として2014年末までAMDにとどまり、AMDをサポートするという。
2014年10月09日『クロユリ団地』で渾身の絶叫を披露し、女優として着実に成長を遂げている前田敦子が、『苦役列車』の監督・山下敦弘と再びタッグを組んだ『もらとりあむタマ子』の劇場公開が決定。さらに、アジア最大の映画祭である釜山国際映画祭「A Window on Asian Cinema部門」に出品され、ワールドプレミアとなることが決まった。本作は、前田さん扮する「タマ子」という女の子の日常のひとコマを季節ごとにワン・シチュエーションで表現した、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」のメッセージを伝えるイメージ映像(ステーションID)から生まれたプロジェクト。30秒のステーションIDから始まった作品が、今年4月放映の短編ドラマを経て、今回、長編映画として劇場公開されるだけでなく、国際映画祭に出品されるのは異例中の異例だ。主人公のタマ子とは、東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻り、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすら食っちゃ寝、食っちゃ寝の“残念な実家依存娘”。本作は、そんなタマ子が、ちょっとした一歩を踏み出すまでの秋から夏に至る1年が季節感たっぷりに描かれる。ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなくただひたすらロールキャベツや、カレーライス、アイスキャンディなどを食べまくり、中学生にまで同情されてしまうほどの自堕落な日々を送るタマ子を演じるのは、本作でも新境地に挑戦した前田さん。「タマ子は食べているか寝ているかで(笑)、仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。私もどこか共感してしまうところがあります」と、ちょっぴり“残念な”タマ子への思い入れの深さを語った。また、ステーションIDと同様、本作のメガホンをとるのは『マイ・バック・ページ』『リンダ リンダ リンダ』など、国内外で絶大な評価を受ける山下敦弘監督。主演の前田さんを、「逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた」と絶賛。今回、短編TVドラマから劇場公開作品となったのも、「“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる」と、前田さんあってこその“タマ子”であることを話した。なお、脚本は昨年『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介、主題歌は星野源が提供する「季節」と、こちらもTVからの続投する。『もらとりあむタマ子』は11月23日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もらとりあむタマ子 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013『もらとりあむタマ子』製作委員会
2013年08月20日俳優の藤岡弘、が12日に都内で行われたブレーレイBOX『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』(9月14日発売)のPRイベントに、ワイルドな“インディ”ルックで登場した。その他の写真かつて探検番組で“隊長”として世界各地を旅した藤岡は、「アマゾンの村で、弓矢を構えた無数の若者に囲まれた」「サソリの大群に遭遇した」などインディ顔負けの冒険談を次々と披露。さらにインディ同様「実はヘビが嫌いなんだよ」とも明かし、「機会があれば、和製インディを演じてみたいね」と意欲を見せた。ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグという映画界の2台巨頭がタッグを組んだ、アドベンチャームービー4部作が待望のブルーレイ化。リストア修復された第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』をはじめ、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』もリマスターされ、輝かしい伝説が高画質・高音質で完全網羅される。初収録のドキュメンタリー2種類を含む、計7時間の特典映像もファン必見だ。「観るたび、ドキドキワクワクするのがインディの魅力。今回はブレーレイだから、映像の美しさが全然違うし、特典映像もぜひ楽しみたいね」と語る藤岡、は『…最後の聖戦』に登場するペトラ遺跡にも足を運んだことがあるそうで「映画を思い出したし、自分がインディになった気持ちになったね。世界はまだまだロマンに満ちあふれている」と熱弁。「冒険なくして、何がある! 男はチャレンジしなくちゃ。ロマンがないと人生つまらない」と世の草食男子にエールをおくった。イベントでは、インディのトレードマークであるムチを使った競技“ターゲットウィップ”にも挑戦。「ナイフは得意だけど、ムチは初めてだよ」というが、見事なムチさばきで『レイダース…』に登場する黄金像をゲットした。この日はファッションモデルの中村アンもスペシャル・サポーターとして同席し「私自身、好奇心旺盛で、アドベンチャーが大好き。一緒に(ブルーレイを)観るならインディや藤岡さんみたいな頼りがいがある男性がいい」と語った。『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』9月14日(金)発売ブルーレイBOX1万3650円発売・販売元:パラマウント ジャパン
2012年09月12日2011年春に上演された『鎌塚氏、放り投げる』は、シャープで知的な笑いの波状攻撃に加え、三宅弘城演じる“万能執事・鎌塚アカシ”というニュースターを生み出し、劇作・演出の倉持裕が新境地を開いた記念すべき作品。その第2弾『鎌塚氏、すくい上げる』が今夏上演される。7月下旬の某日、稽古場を訪ねた。M&OPlaysプロデュース「鎌塚氏、すくい上げる」 チケット情報空間を不可思議かつ自在に使いこなすことに定評のある倉持が、今回選んだ舞台は豪華客船だ。完璧なる執事・アカシは主人・由利松公爵より、船上で行われる長男モトキ(田中圭)と花房家公爵令嬢センリ(満島ひかり)の見合いを成功させよとの命を受け、レッドジンジャー号に乗り込む。待ち受けていたのは、政略結婚を嫌うセンリが女中ミカゲ(市川実和子)に無理やり協力させた“作戦”や、打算と恨みで見合いを壊そうとする堂田男爵夫人タヅル(広岡由里子)と執事スミキチ(玉置孝匡)の陰謀、そして船長・丸地(今野浩喜)と船員・烏田(六角精児)のワケありな雰囲気、など不穏なことばかり。出演者8人の個性が、奇抜なキャラクターと溶け合い輝きを放つ。一見自信満々ながら実は非力でひ弱なモトキ坊ちゃんを田中が伸びやかに演じれば、満島が見るからに跳ねっ返りのセンリ嬢を虚実の境目が見えない暴走演技で応える。アカシに憧れるミカゲの切なさ、色っぽさを醸し出す市川も好サポート。前回から続投の広岡&玉置は、さすがの安定感で丁々発止の掛け合いせりふを操り毒のある笑いを振りまく。兄弟に見えなくもない六角と今野の、ぶっきらぼうながら息ピッタリのやりとりが作品に新たな風を吹き込む。そして、なんと言っても三宅演じるアカシが良い。ご主人からの難題を次々にクリアするスーパー執事を、抜群の身体性から繰り出すアクロバティックな演技、マンガかと思うほど変貌する表情、芸人顔負けの勘の良さで、戯曲の笑いを次々に具現化していく。倉持は、そんな魅力的な出演者に感情から動きまで実に繊細な指示を手渡しながら、同時にオモシロぜりふをその場で考えて差し込むという余力を見せ、演出ぶりからは開幕までに作品がさらに進化する可能性大と見て取れた。加えて豪華客船の甲板を模した舞台装置は360度回転し、変わりゆく舞台上の景色が物語を加速させるのだ。『鎌塚氏、放り投げる』にはタイトルに因んだ、ヨーロッパ映画のように小粋なラストシーンが用意されていたが、今回も終幕に小さな「奇跡」が起こる。センスの良い会話の妙に笑い、アクションシーンにハラハラし、誰もが幸福になれるラストに酔う。劇場での上質な時間を、是非味わって欲しい。公演は8月9日(木)から26日(日)まで東京・本多劇場にて上演。その後、名古屋、大阪、島根で公演を行う。取材・文:尾上そら
2012年08月06日日本テレビの深夜枠の新番組「ユルアニ?」の中で放送される、人気漫画をアニメ化した「臨死!!江古田ちゃん」で、大人計画の平岩紙が声優デビューを果たすことが発表された。「ユルアニ?」では、「江古田ちゃん」に「島耕作」シリーズ、「ほんとにあった!霊媒先生」など講談社の人気漫画5作をフラッシュアニメとして映像化。報道番組「NEWS ZERO」とコラボしたオリジナル作品を加え、計6作のアニメバラエティとして放送される。「臨死!!江古田ちゃん」は瀧波ユカリにより「月刊アフタヌーン」(講談社刊)に連載中の4コマ漫画で、なぜか家では全裸で生活し、男ウケする女子を一方的に敵視する主人公・江古田ちゃんの毒気に満ちたモノローグを中心に展開する。これまでナレーションの仕事はあったものの、アニメの声優は初めての挑戦となった平岩さん。先日、都内のスタジオで収録に臨んだが「予想外に江古田ちゃんの壁がすごかった(笑)。江古田ちゃんの生々しい女性らしさというのがすごく微妙で難しくて…」とやや苦戦気味の様子。それでも監督を務めるべんぴねこは「一読者として原作コミックを読んだとき、江古田ちゃんのセンチメンタルなところにすごく惹かれまして、お芝居でそこを演じられるのは平岩さんがピカイチだろうと思った」と説明し、「それ以外の江古田ちゃんの部分については、平岩さんのお芝居の力量をもってすればその辺はカバーできる」と期待を寄せる。原作者の瀧波さんも収録を見学したが、自身の漫画のアニメ化について「ビックリしました。担当編集に『もう、思い残すことはないだろう』とまで言われましたので、もしかして私って死ぬのかと(笑)。みんな、私が重大な病気で死ぬことを知ってて、いろいろとやってくれるのかなと、そんなことまで考えてしまいました(笑)」とユーモアたっぷりに喜びを明かしてくれた。深夜に響きわたるちょぴりブラックな江古田ちゃんの独白に期待したいところだ。なお、ほかに「ユルアニ?」の枠で放送される「島耕作」シリーズ(「週刊シマコー」)に関しては、本番組の制作を務める、『鷹の爪団』シリーズでおなじみのクリエイター、FROGMANが監督、ボイスキャストをすべてひとりで担当する。作品も「島耕作」ではあるものの、あくまでもパロディ。すでに「ユルアニ?」公式サイト上でお試しムービーが公開されているが、課長でも部長でもなく“大怪獣”となった島耕作の悲哀(?)などが、原作の名ゼリフと共に展開。こちらはもちろん、原作者の弘兼憲史の承諾を取った上で製作されているのだが、奇想天外なストーリーに原作ファンも困惑or爆笑必至!?「ユルアニ?」は日本テレビ系で4月12日(火)より放送開始。公式サイト:■関連作品:秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜 2007年3月17日よりTOHOシネマズにて公開©2007 THE FROGMAN SHOW劇場版製作委員会秘密結社鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜 2008年5月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、5月31日より全国にて公開© 「秘密結社鷹の爪 THE MOVIE II」製作委員会秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 〜http://鷹の爪.jp は永遠に〜 2010年1月16日よりTOHOシネマズ系にて公開©『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3』製作委員会■関連記事:人気脱力系アニメ第3弾『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3』オリジナルグッズを5名様にプレゼント『鷹の爪』第3弾の予告編を独占解禁!博士に何が?総統と吉田君の運命は?700人の鷹の爪団員が大集合!劇場版第二弾『鷹の爪』先行上映イベント開催『私の愛した黒烏龍茶』公開直前あの鷹の爪団がカンヌに殴りこみ!「the HOOSiERs」ライヴ付き 『秘密結社鷹の爪II』試写会に10組20名様ご招待
2011年03月11日アカデミー賞ノミネーションで、主演男優賞&助演男優賞候補にモーガン・フリーマンとマット・デイモンをそれぞれ送り込んだ『インビクタス/負けざる者たち』。本作は、メガホンを握ったクリント・イーストウッドにとって記念すべき監督30作目となる作品だが、その1本前の監督作品で彼の俳優引退作となるのでは?ともささやかれる作品であり、同時にこれまでの監督作の中で最高の興行収入を記録しているのが、日本でも昨年公開された『グラン・トリノ』である。先日、発表されたブルーリボン賞の外国映画部門でこの『グラン・トリノ』がグランプリを受賞したが、この受賞で本作は日本国内で10冠達成という偉業を達成した。頑固な老人とアジア系の青年との交流を描き、イーストウッドの出演作&監督作の中で最高傑作との声も数多く聞かれる本作。報知映画賞に毎日映画コンクール、キネマ旬報、今回のブルーリボン賞などこの1年で発表された日本国内の映画賞の外国語映画賞をほぼ総なめにした形だ。国内映画賞ではどうしても日本の作品や俳優陣に注目が集まりがちで、これらの受賞歴が大きく報じられることはあまりなかったが、積もり積もっての10冠はお見事。改めて俳優、そして監督イーストウッドのすごさを見せ付ける結果となった。さて、前作が偉大な作品となればなるほど次作に期待と注目が集まり、かつ前作を超えるのがより困難になるのは当然のこと。だが、まもなく日本でも公開を迎える先述の最新作『インビクタス/負けざる者たち』への評価もすこぶる高い。白人と黒人の間の差別や経済格差が色濃く残る1995年当時の南アフリカを舞台に、ネルソン・マンデラ大統領と同国のラグビー代表チームのキャプテン、フランソワ・ピエナールの2人の挑戦を描いた本作。映画を観た国内の著名人からも絶賛の声が上がっている。「社長 島耕作」の著者として知られる漫画家の弘兼憲史氏は「ゴールを指し示すこと。マンデラとピナール、2つのリーダーシップを見事に描いた感動傑作」と称賛。スポーツ・ジャーナリストとして幅広く活躍する二宮清純氏は「人類愛を背負って戦う者は強い。マンデラにとって、国民にとってこの勝利はギフト」とのコメントを寄せている。『グラン・トリノ』は当然のように、3月に授賞式が行われる日本アカデミー賞でも優秀外国作品賞の一つに選ばれており、11冠目も射程範囲内。そして、新作『インビクタス/負けざる者たち』は偉大なる前作を超えられるのか?公開は2月5日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて。■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:西田敏行、モーガン・フリーマンの主演男優賞ノミネート祝福「絶対獲る!」C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦世界を変えた、真実の感動作『インビクタス/負けざる者たち』女性限定独占試写会に30組60名様ご招待オスカーの各俳優賞ノミネーションを占う、全米映画俳優組合賞候補が発表!
2010年02月03日