埼玉県立近代美術館では、2023年2月25日(土)より、『戸谷成雄 彫刻』を開催する。日本の現代美術を代表する彫刻家・戸谷成雄(とや しげお/1947-)の半世紀にわたる活動を振り返り、その創作の原点を検証する展覧会だ。長野県に生まれ、1998年より埼玉県秩父郡のアトリエを拠点に制作している戸谷成雄は、1975年に愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻を修了。1984年より制作をはじめた「森」シリーズで高い評価を得た。国内での展覧会はもちろん、ヴェネチア・ビエンナーレ(1988年)や光州ビエンナーレ(2000年)など多くの国際展で活躍し、2009年には紫綬褒章も受章した。同展では、初期作品から近年の最新シリーズまで約40点を展示。「森」「ミニマルバロック」「視線体」などの代表的なシリーズを網羅する。なかでも、初公開となる2点の人体彫刻《男Ⅰ斜面の男》と《器Ⅲ》といった学生時代の作品をまとめて見ることができるのは、同展のみの特典だ。さらに、西暦79年、ベスビオ火山の噴火により壊滅した古代ローマの都市・ポンペイに着想を得、初の個展に出品した《POMPEII・・79》の再制作など、その後の戸谷の制作を方向づけた貴重な初期作品も公開される。また彼の大きな転換点となった、海岸沿いで過去作品の一部を燃やした1983年のパフォーマンスの映像記録や、そこから派生して生まれた彫刻のシリーズ「地下の部屋」も紹介。これらは彼の代表的な「森」シリーズに至る模索期の作品としても重要だ。会期中は、同館館長で美術評論家の建畠晢との対談や、学芸員の作品解説などの関連イベントも。詳細は同館ホームページで確認を。<開催情報>『戸谷成雄 彫刻』会期:2023年2月25日(土)〜5月14日(日)会場:埼玉県立近代美術館休館日:月曜日(5月1日は開館)開館時間:10:00〜17:30 (入室は17:00まで)料金:一般1,200円、大高960円公式サイト:
2023年02月14日“彫刻”の概念の再構築を試み、一貫して“彫刻とはなにか”を追求し続けてきた日本を代表する彫刻家・戸谷成雄の個展が、10月16日(土)より千葉・市原湖畔美術館にて開催される。作品に刻み込まれた土地の記憶や自然への想像力を、鉄芯を埋め込んだ木のブロックをチェーンソーで彫り刻む《森》シリーズで知られる戸谷成雄。その作品には、文明論的近代批判、人間への洞察、土地の記憶、自然への想像力が深く刻み込まれている。同展では、ダムの建設により誕生した人工湖のほとりにたたずむ同美術館の時空間をひとつのインスピレーションとして、巨大なヴォイド(アトリウム空間)を中心に、<森><土地><水脈>に連なる作品を展観。森をさまよい、その根源におりていくように、戸谷の豊穣な作品世界を体感できる。「視線」「表面」「内部と外部」「地上世界と地下世界」「自然と人間の関係」「近代」のメタファーとしての展示空間と、戸谷の彫刻世界との化学反応を楽しみたい。≪森≫(2017-2018)≪双影景≫(2001)撮影:山本糾≪落下≫(1992)_撮影:成田弘【開催概要】「戸谷成雄森―湖:再生と記憶」会期:2021年10月16日(土)~2022年1月16日(日)会場:市原湖畔美術館時間:10:00~17:00、土曜・祝前日は9:30~19:00、日曜・祝日は9:30~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合開館翌平日)、12月27日(月)~1月3日(月)料金:一般800円、大高生・65歳以上の方600円※関連展示『湖の記憶』、常設展『深沢幸雄/高橋甲子男/鶴岡洋版画展』も同時開催
2021年09月17日浄瑠璃・歌舞伎作家の近松門左衛門と竹本義太夫、江戸時代の世を沸かせたふたりの演劇人の交流を、ふたりが世に送り出した作品を絡めて紡ぐ『うつろのまこと-近松浄瑠璃久遠道行』が博品館劇場で開幕した。【チケット情報はこちら】物語は1685年、近松33歳、義太夫35歳。義太夫が近松に本の書き下ろしを依頼するところから始まる。老獪な近松に“青二才”と罵られ、全く相手にされない義太夫。しかし、あるひと言をきっかけに近松が筆を執る……そうして生まれたのが『出世景清』(【出世之章】)。続いて、世話物として確立させた『曽根崎心中』、心中物の代表作『心中天綱島』、それぞれを【名残之章】【生瓢之章】と題す、3つの章からなる本公演。30代から60代後半までの近松を演じるのは伊藤裕一。口跡のよい台詞回しと常に纏った陰のオーラで佇まいの枯れ感に相反し、消えることのない世の中への反骨心、歳を重ねるごとに凄みを増す“書くことに対する執念”を余すところなく表現。近松の作品に宿る言霊の力にいち早く気づいた高潔で実直な義太夫と、その後継の政太夫を全身全霊で演じるのは今拓哉。義太夫の語りを台詞と歌で表現する今の広いレンジの歌声と表現の豊かさに唸る。近松と義太夫のやり取りから、いつしか人形浄瑠璃の劇世界へと移ろう、その“誘い人”は本作の音楽を担当するかみむら周平。かみむら自身によるアナログシンセサイザーの生演奏が、幻想的でありながら、生々しい劇世界を作りあげる。また、時折現れる人形振りも、人形浄瑠璃特有の人形に宿る魂を可視化させる。振付は広崎うらん。そんな劇世界を生きるのは久保田秀敏、戸谷公人、松井勇歩、大月さゆ、中村龍介ら、男と女の情・義理・誇りに翻弄される人間たちを演じる顔ぶれも実に多彩!作・演出は歌舞伎をはじめとする古典作品への造詣が深く、人間を描くことに定評のある西森英行。近松が生み出す言霊、近松の創作魂に火をつける義太夫の言葉、物語の根幹をなすものは言葉。そこに劇作家としての真髄を感じる。そして、いつの世も変わらぬ愚かながら愛おしい人間たちの姿に心打たれ、魂を削るようにして作品を生み出すふたりの壮絶さに打ち震える。舞台という虚構に宿る実(まこと)、これは偉大な先人へのリスペクトであり、今に継承される演劇人の精神なのだろう。本公演は、【出世の章】を発端に、日替わりで【名残】か【生瓢】を上演する2章上演、もしくは3章連続上演というユニークな上演形式をもつ。それぞれが独立した話でありながら、【名残】で見せる義太夫の凄み、すべてが明かされる【生瓢】と、やはりすべてを観たくなるというのが人情。近松の、義太夫の、ふたりの劇世界を生きた人々の血が“たぎる”舞台をお見逃しなく。コンプリートチケットや3章連続上演(Cパターン)の追加公演あり。6月10日(日)まで、東京・博品館劇場にて上演。取材・文:功刀千曉
2018年06月06日桜田通、渡部秀、廣瀬智紀、横浜流星、戸谷公人で2016年に公開されたオムニバス映画『シュウカツ』の第2弾『シュウカツ2』が、来春公開されることが決定。続編となる本作では、渡部さん、染谷俊之、戸谷さん、溝口琢矢を迎えることが発表された。『シュウカツ』は、ブラック企業・面接官との就職トラブルなど、社会問題とも言える“就職活動”が題材。面接官たちに半ば軟禁され、投げつけられる難問・奇問に返答し、内定を獲得しようともがく学生たちが主人公のサバイバル・サスペンスだ。その奮闘する学生にいま旬の俳優たちが扮し、オムニバスで描く。本作で各話に主演するのは、「仮面ライダーオーズ/OOO」や『進撃の巨人』、また「科捜研の女」にレギュラー出演する渡部さん。「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」「剣豪将軍義輝」「グランギニョル」などの舞台に出演しする染谷さん。「仮面ライダーディケイド」海東大樹/仮面ライダーディエンド役や舞台・声優としても活躍する戸谷さん。そして、「ドリフェス!R」DearDreamのメンバーとしても人気沸騰中の溝口さん。さらに、前作で監督や脚本を手掛けた千葉誠治が再びメガホンをとった。『シュウカツ2』は来春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月17日樫田正剛率いる劇団方南ぐみの企画公演『片想い』が、2月に俳優座劇場にて上演される。方南ぐみ企画公演『片想い』チケット情報本作は、太平洋戦争下に閉園した名古屋の動物園が舞台。「猛獣処分」の名のもとに動物の殺処分が次々と進められている中で、軍の命令を一度は聞いたものの、それ以降はのらりくわりとかわしている動物園に、陸軍大尉が派遣されるところから物語が始まる。今回、主演であり動物園に派遣された陸軍大尉を演じる陳内将、耳の聞こえない恋人がいる若く純粋な動物園飼育員を演じる戸谷公人、動物園に避難してきた癖のある音楽教師を演じる遠藤舞に話を聞いた。稽古は、「13時から21時、ほとんど休憩もなく稽古をしています」(陳内)、「休憩はあるんですけど、その間に役者同士で話し合いを進めるので結局休んでないっていう(笑)」(遠藤)と大変そうだが楽し気な面々。キャスト10人中6人が方南ぐみ初参加と言うが、「初な感じがなぜかしない。若いチームでご飯に行ったりしてます」(戸谷)と笑顔。樫田の演出について、「ここは絶対っていう部分はすごくこだわるし、でも、泳がせてくれる部分もあるので、自分で攻められるところは攻めてます。こっちが(アイデアを)出せば出すほどよくなっていくのかなって思います」(陳内)、「映像芝居と舞台芝居のちょうど中間くらいを求められることが多くて。舞台ではこう、という(自分の中の)概念をいい意味で覆されました」(戸谷)。舞台経験の少ない遠藤が「日々勉強の連続。今はついていくのに必死です」と話すと、陳内は「全員レベルが高いから、経験のない人だったらテンパるはず。よく立ち向かってるなって思う」と励ました。遠藤「昨年で終戦70年。風化させちゃいけない出来事だと思うし、そう思うと演じる気持ちもまた変わってきます。心が和むシーンもたくさんありますので、楽しんでいただけたら」。戸谷「若いチームで引っ張っていけるカンパニーだと思うので、引っ張りたいですね。そうやってみんなで作り上げて、たくさんの人に観ていただける作品にしたいです」陳内「戦争ものは『生きる』とか『死にに行く』っていう自分ベクトルの作品が多いと思うんですけど、この作品は自分以外のなにかを『生かしたい』っていう想いを持った人の方が多くて。他のもののために生きる姿のはかなさとか強さとかが詰まった作品だと思うので、楽しみにしていてください。あと、昨日言えって言われたので……(園長役の)岡森諦さんがすごくいい人です(笑)」方南ぐみ企画公演『片想い』は、2月3日(水)から7日(日)まで東京・俳優座劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:中川實穗
2016年01月21日就職活動ムービー『シュウカツ』の完成披露イベントが12月20日(日)、渋谷ユーロライブで開催され、出演する桜田通ら俳優陣5名と、千葉誠治監督が出席した。膨大な台詞量の作品ゆえ、台詞の覚え方に話がおよび各々のやり方披露で白熱、大盛り上がりする一幕も見られた。『シュウカツ』は今最大の社会問題ともいえる、頻繁して起こるブラック企業との就職トラブルを、4話形式のオムニバスで描いた物語。面接官たちにより、会議室に半ば軟禁されながらも、内定を獲得しようと学生たちがもがくサバイバル・サスペンスに仕上がっている。第4話で桜田さんと共演した渡部秀さんは、「通くんとは、もともと同じ事務所で同じ年で仲が良くて、一緒に歌って踊ったりすることはあるんですけど、実はちゃんとお芝居したのは初めてで新鮮でした」と話し、桜田さんも「そう。楽しかったよね」と微笑み返した。また「僕たちだけじゃなく、全部のエピソードの撮影が1日だったんですよ。朝早く来て夜遅くまで撮って、それが一番大変でした」「しかも夏だから暑かった」と、思い思いに振り返った。第3話に主演した廣瀬智紀さんは、「えっと…僕28歳なんですけど、やっぱり就活生の役柄をやるには、ちょっとフレッシュさをどうやってやろうかなと悩みました」と役作りへの苦労を語ると、横でその様子を眺めていた第1話主演の戸谷公人さんが「見たよ。28歳を気にしてるけど、俺も25歳だから。(就活生に)見えるから、安心して」となぐさめ、笑いを誘った。台詞の覚え方に関して監督から質問されると、それぞれ「家の中のベッドの上か、移動中」(桜田)、「カフェ」(渡部)「帰り道とか」(廣瀬)「リビングと風呂」(戸谷)、と答える中、メンバーの中で19歳で最年少の第2話に主演した横浜流星は、「僕はすごい台詞量だと、自分で話して録音します。あとは何かをやりながら台詞をやります。例えば食器洗いをしながら台詞を言ったりとか」と明かすと、みな一斉に「おお」と納得。すると監督が「流星くんは台詞完璧だったよ。すごかった。本当に一字一句頭からお尻まで完璧」と絶賛し、観客から拍手が沸き起こっていた。『シュウカツ』は2016年公開。(cinamacafe.net)
2015年12月20日2014年末、好評を博した朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』の再演が決定した。単なる歴史物にとどまらず、関ヶ原に向かう武将たちの心の機微を、身近な人間像として描き出した本作。人気作家・吉田恵里香による原作を、劇団柿喰う客代表の奇才・中屋敷法仁が演出し、若手俳優が熱演する…という若き才能のコラボレーションで注目を集めた。朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』チケット情報中屋敷は「吉田さんの描く男たちのロマンが素晴らしく、公演でも手ごたえを感じていた。もっといろいろなキャストでやりたいと思っていた」と前作を振り返る。今回は初演キャスト版に加え新キャスト版も上演。「前回&新キャストが同時に公演することで、歴史の広がりが感じられる。新キャストはさらに若く、前回とはまったく違うものになりそうです」と自信をのぞかせた。「キャストの年齢が若いほど、実際の武将とのイメージがかけ離れる。言葉の響きが勝負になる」とも語り、まったく新しい武将像が描きだされることを予感させる。新キャストのひとり・戸谷公人は「銀河劇場は僕の初舞台の劇場で、思い入れがあります。朗読劇は2回目で、1作目は『ロミオとジュリエット』でした。まったく違う世界観なので、どんな役が来ても自分なりに挑み、お客さんを納得させたいです。今回はなぜか、『色気を出して』と言われているんですが(笑)、その役の気持ちになって、全力で演じます!」。さらに衣装については「久々の着物で、引き締まりました。僕も日本男児ですからね」とコメント。その戸谷と「知り合いの知り合いを通して知り合った」という宮崎秋人も、同じく初参加となる。「公人くんとお芝居するのは初めて。ほかにも舞台『弱虫ペダル』で共演した方も多く、楽しみですね。あと、学生時代、歴史の成績はよくなかったけど、舞台のためにしっかり調べて、詳しくなれたら(笑)」と飾らない素顔を見せつつ、「和服をしっかり着こなして、朗読劇だけど体や動きでも魅せていきたい」と役者魂を覗かせる。また、彼らよりさらに若い、若干18歳の高杉真宙については、「よく雑誌で見かけていて、『かわいい子だなあ』と思っていました(笑)。さっき初めて挨拶したんですが、この舞台で距離を詰めたいですね」。その高杉は「初めての朗読劇で、初めての声の演技をどんな風に演じるのかを、特に注目して観てほしいです。声だけというのは本当に難しいと思いますが、しっかり演じて話をかき回せるようにできたらいいなと思います。僕自身、楽しみです!」と熱意十分。また、前回から参加の玉城裕規は、「公演数が少ないぶん、すごく内容が濃く、もっと演じたいと思っていたので、再演がうれしいです。前回の演技が僕の中でしっくり来ていたので、大きく変えようとは思っていません。稽古は、男ばかりで部活みたいににぎやかでしたね。サッカー部でも野球部でもなく、バスケ部みたいな雰囲気です(笑)。また同じメンバーに会えることに、ワクワクしています。今回も、異なる個性が作り上げる世界観にご期待ください!」と意気込む。朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』は8月5日(水)から7日(金)まで。取材・文:荒川陽子
2015年07月03日現在バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で予約受付中(7月6日23:00締切)の、大人が装着できる変身ベルト『CSM ディエンドライバー&ディエンド ベルト』のパッケージデザインが公開された。公開された本商品のパッケージは、「プレミアムバンダイ」で限定発売された『CSM カブトゼクター』や『CSM ディケイドライバー』の流れを組むデザインで、「仮面ライダーディエンド」の顔が全面にレイアウトされ、上下の蓋で挟み込むという重厚仕様。仮面ライダーディエンドを象徴するシアンカラーは蓋の隙間から覗き、縦線が複数コーティングされたバーコードを想像させるデザインに仕上がっている。さらに上蓋を開けると、「ディエンドライバー」を構えた仮面ライダーディエンドが現れ、放射状の背景デザインには特殊コーティングが施された、迫力のあるシートデザインとなる。また、現在商品ページでは『CSM ディエンドライバー&ディエンド ベルト』と『CSM ライダーカードバインダー -ディエンド-』の発売を記念して、2009年に放送された特撮TVドラマ『仮面ライダーディケイド』に出演した、海東大樹役の戸谷公人と鳴滝役の奥田達士のインタビューが公開されている。「ディエンドライバー&ディエンド ベルト」は、2009年に放送された特撮TVドラマ『仮面ライダーディケイド』に登場する、海東大樹/仮面ライダーディエンドのアイテム。今回、バンダイのボーイズトイ事業部が展開する「仮面ライダー」の"大人が装着できる変身ベルト"シリーズ「COMPLETE SELECTION MODIFICATION」の第8弾として登場し、初の商品化ということもあって大きな話題に。新たな音声の収録、劇中に近い本体の質感など、これまでの「CSM」シリーズ同様、圧巻の仕上がりとなっている。さらに、カード解説小冊子とカード1枚をセットにした『CSM ライダーカードバインダー -ディエンド-』も同時に発売される。商品価格は『CSM ディエンドライバー&ディエンド ベルト』が17,280円(税込)、『CSM ライダーカードバインダー -ディエンド-』が3,240円(税込)。ともに予約締切は、2015年7月6日23:00で、商品の発送は2015年10月を予定している。(C)石森プロ・東映
2015年06月30日現在「プレミアムバンダイ」にて予約受付中の大人の変身ベルト『CSM ディエンドライバー&ディエンド ベルト』の発売を記念して、2009年に放送された特撮TVドラマ『仮面ライダーディケイド』より、海東大樹役の戸谷公人と鳴滝役の奥田達士のインタビューが、バンダイの「ボーイズトイパークショップ」で公開されている。「ディエンドライバー&ディエンド ベルト」は、2009年に放送された特撮TVドラマ『仮面ライダーディケイド』に登場する、海東大樹/仮面ライダーディエンドのアイテム。今回、バンダイのボーイズトイ事業部が展開する「仮面ライダー」の"大人が装着できる変身ベルト"シリーズ「COMPLETE SELECTION MODIFICATION」の第8弾として登場し、初の商品化ということもあって大きな話題に。カード認識が可能となり、新たな音声の収録、劇中に近い本体の質感など、これまでの「CSM」シリーズ同様、圧巻の仕上がりとなっている。さらに、カード解説小冊子とカード1枚をセットにした『CSM ライダーカードバインダー -ディエンド-』も同時展開。公開されたインタビューで戸谷は「このタイミングでこういう商品を発売してくれること自体が、演ってた本人としてはすごくうれしい」と喜びをあらわに。実際の商品を手にとり「大人より子供がうれしいんじゃないかなって。本当に色んなギミックが付いてますから。僕が小さい時も、これくらいのクオリティのものがほしかったですもん」と、商品の出来栄えに太鼓判を押している。一方の奥田は「こういうクオリティの高いもので遊んだ子供って、こういうものが当たり前だって思って育つわけでしょ。そうなると、これよりクオリティの低いものは『コレは違うな』って思っちゃうんじゃないかなって」としつつも、「彼らが成長して大人になった時、よりリアルなものとかもっとすごいものを考え出すようになるんじゃないかと思うんですよ」と、実際に遊んだ子供たちへの期待を寄せた。また、初の商品化となる「ディエンド ベルト」について奥田は「ベルトなんて裏側もカッコイイですし。この作品を知らない人であれば、余計にビックリすると思います。例えばアメリカやインドの人が見たら、『なんだこれは?』って目を引かれると思うんですよね」とその斬新なデザインを解説。戸谷は「この商品をほしいと言ってくださる方々にはありがとうを言いたいですし、自分の中でも大事にしている作品なので……なんだろう……色んな形でそういった方々に恩返しができるような自分になりたいなって思います」と製作陣に感謝を贈りながら、さらなる成長を誓っていた。なお、商品に同梱されるお気に入りのライダーカードとして、戸谷は「仮面ライダーグレイブ」を、奥田は「仮面ライダー響鬼」をそれぞれに挙げている。商品価格は『CSM ディエンドライバー&ディエンド ベルト』が17,280円(税込)、『CSM ライダーカードバインダー -ディエンド-』が3,240円(税込)。ともに予約締切は、2015年7月6日23:00で、商品の発送は2015年10月を予定している。(C)石森プロ・東映
2015年05月22日今年の春にオンエアされ、大好評を博したアニメ『一週間フレンズ。』(葉月抹茶原作)。その世界観もそのままに役柄同様のフレッシュなキャストで舞台化した公演が、11月14日、東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で幕を開けた。人気アニメの立体化、さらに絵のタッチもほんわかとしたものだけに、舞台という“現実”でどこまで作品の魅力に近づけるかが注目された本作。主人公の高校生・長谷祐樹役の岡山智樹と、ヒロイン・藤宮香織を演じる岡野真也らの熱演で、舞台ならではの魅力を伝えることに成功している。舞台『一週間フレンズ。』チケット情報17歳の長谷祐樹はある日、暗い表情でクラスでも孤立している藤宮香織と一緒に数学のノートを職員室に届けることになる。思い切って話しかけてみると香織も普通の女の子であることが分かり、祐樹は香織と友達になりたいという想いを強くする。それから数日間、昼休みは屋上でお弁当を食べながら過ごすふたりだったが、金曜日になると香織は「もう会えない」と言い始める。笑顔さえ見せるようになっていた彼女の突然の言葉にショックを受ける祐樹だったが、香織はその理由を「“友達”の記憶だけが1週間で失われてしまう」と祐樹に告げて…。今作では原作の前半から印象的なシーンを抜き出して構成。香織が特殊な記憶障害になってしまった理由までは語られないだけに、リアルな高校生の日常とファンタジックな設定との擦り合わせが必要となる。脚本と演出を担当した堀江慶は演出をシンプルに、その代わりBGMや照明などで原作に流れる空気感を再現。あとは俳優の力量が舞台の行方を握ることになるのだが、役とおなじ17歳でこれが初主演となる岡山の、飛びぬけてまっすぐな眼差しと愛嬌のあるたたずまいが、リアルとファンタジーの共存を可能にした。一方、ヒロインを演じる岡野は序盤の冷たい表情から、祐樹に心を許し始めたはにかむような笑顔までを大きい振り幅で表現。ちょっとした仕草や声のトーンで心情を細やかに演じ分け、物語の展開につれてその変化もはっきりと伝わってきた。祐樹の親友でクールな桐生将吾役の戸谷公人や、かなり忘れっぽい性格で香織と友達になる山岸沙希役の川上ジュリアは、岡山と岡野をしっかりと脇から支えている。特にローテンションながら思ったことをズバズバ言うイケメンの桐生を独特のテンポで演じた戸谷は、後半、少しの表情の変化で桐生の内面をきちんと見せた。見終わった後、物語と演者の熱演の両方で、じんわりと心が温まる1本である。公演は11月24日(月・休)まで東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2014年11月18日11月14日(金)より東京・CBGKシブゲキ!!で上演する舞台『一週間フレンズ。』。同作のアフターイベントの開催が決定した。アフターイベントは、岡山智樹、岡野真也、戸谷公人、川上ジュリアの4人によるアフタートークと、実際に使用したセットで、観客が自由に写真撮影を行なえる撮影会のふたつ。アフタートークは19日(水)14時の回と22日(土)13時の回終演後に開催。また撮影会は15日(土)13時の回、16日(日)13時の回、23日(日)13時の回終演後に行なわれる。舞台『一週間フレンズ。』は葉月抹茶のコミックを原作にした人気アニメを舞台化。友達との記憶が一週間で消えてしまう高校生・藤宮香織(岡野)と、彼女と友達になりたいと願うクラスメイトの長谷祐樹(岡山)、ふたりを温かく見守る桐生将吾(戸谷)と山岸沙希(川上)。そんな4人の多感な少年少女たちの心の機微を描く。公演は24日(月・休)まで開催。チケットは発売中。
2014年11月13日葉月抹茶原作の人気コミックをアニメ化、今年4月から6月までの放映が大好評を博した『一週間フレンズ。』。その舞台版が、注目の若手役者陣でついにお目見えする。主人公の高校生・長谷祐樹には、役と同じ17歳でこれが初主演となる岡山智樹。長谷のクラスメイトで友達との記憶だけが1週間しかもたないという藤宮香織には、注目度急上昇中の岡野真也が扮する。岡野に加え、戸谷公人、川上ジュリアらメインキャスト3人も20代前半というフレッシュな顔合わせ。その囲み取材が、10月28日、都内の稽古場で行われた。舞台『一週間フレンズ。』チケット情報高校生の長谷祐樹(岡山)は、いつもひとりでいるクラスメイトの藤宮香織(岡野)が気になっていた。ある日、香織と偶然話が出来た祐樹は友達になろうと告げるが、香織はそれを拒む。その理由は、「友人との記憶だけ1週間で消えてしまう」から。それでも祐樹は、親友で一見クールな桐生将吾(戸谷)や、天然キャラで忘れっぽい性格の山岸沙希(川上)らも巻き込み、少しずつ友達関係を築いていくが…。「登場人物がみんなピュアで、ホワホワした世界観が魅力。その感じを舞台でも出していきたい」と言うのは岡山だ。ヒロインを演じる岡野も「藤宮さんはとても可愛らしい女の子で、アニメ版を見ているファンの方たちは藤宮さんのことが大好きだと思うんです。そんな役を私が演じることのプレッシャーを感じています」と、すでに役づくりに考えを巡らせている様子だ。「久しぶりのツンツンした(態度の)役なので頑張りたい」(戸谷)、「アニメのイメージを大切にしつつ、地に足をつけた演技も意識できれば」(川上)と、それぞれに意気込みを語った。その後も本作の魅力について、岡野が「友達を作るのが大変なのは、大人になっても同じ。その根本的なことが描かれているのが魅力的です」と語ったり、また作品にちなんで“友人の作り方”を問われた戸谷が「黙っていると怖く見られるので、自分からくだらないことを言うようにしてます」と答えるなど、和やかに進んだ会見。途中、役との相似を聞かれた岡山が「僕も数学が苦手で…点数は祐樹と同じくらい」と告白すると、他の3人が「大丈夫(笑)?」と一斉に突っ込む仲よさげなひと幕も。さらに「僕、ちゃんと“ホワホワ”できてますか?」と見上げる岡山に、戸谷が「このふたり(岡山と岡野)は普段からホワホワだから。僕はもう忘れちゃったなっていう…」と返すと取材陣からも笑いが。一方で岡山が「本当に藤宮さんと友達になりたいと思っている祐樹の気持ち。それを見た方にちゃんと伝わるようにしたい」と想いを込めて話すと、他の3人の表情もピリッと引き締まる。その真摯な表情に、本番への期待が高まる会見となった。公演は11月14日(金)から24日(月・休)まで東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2014年10月29日11月に上演される人気アニメの舞台版『一週間フレンズ。』で、メインビジュアルが公開された。公開されたのは、同じ高校の同級生役を演じる、岡山智樹、岡野真也、戸谷公人、川上ジュリアら4人による写真と、ヒロイン役の岡野真也と彼女を強く思いやるクラスメイトを演じる岡山智樹を撮った写真の2枚。ビジュアルは彼ら4人の関係を繊細に映し出している。舞台『一週間フレンズ。』チケット情報同作は葉月抹茶のコミックを原作にした人気アニメを舞台化するもの。友達との記憶が一週間で消えてしまう高校生・藤宮香織(岡野)と、彼女と友達になりたいと願うクラスメイトの長谷祐樹(岡山)、ふたりを温かく見守る桐生将吾(戸谷)と山岸沙希(川上)。そんな4人の多感な少年少女たちの心の機微を描く青春グラフティだ。公演は11月14日(金)から24日(月・休)まで東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。チケットは発売中。
2014年10月17日中国映画の歴代最高記録を樹立した話題作『唐山大地震 −想い続けた32年−』の日本語吹き替え版キャストが決定し、主人公ファン・ドンを人気女優の相武紗季、その幼少期を天才子役と名高い芦田愛菜が演じることが明らかになった。2人とも実写映画の吹き替えは初めての挑戦。同じ兵庫県出身の相武さんと愛菜ちゃんが、20世紀最大の災害と言われる唐山大地震を生き抜くヒロイン役で、涙の“競演”を果たす。中国では『アバター』、『レッドクリフ』のオープニング成績を上回り、中国映画の歴代最高興収記録を樹立。号泣する観客が続出したため、「催涙弾映画」の異名で呼ばれ社会現象を巻き起こし、第83回アカデミー賞外国語映画賞の中国代表作品にも選出された。1976年に発生し、死者24万人、重傷者16万人という被害を出した唐山大地震。瓦礫の下敷きになったファンは、死体置き場で奇跡的に息を吹き返し、養父母の元で育てられることに。一方、実の母親はファンを思いながらも、娘を見捨てた罪悪感と共に生き続ける…。やがて地震から32年の月日が流れ、生き別れた母娘の運命が動き出す。今回、相武さんが演じる成長後のファンは、養父母の愛情を受け、前向きに生きる一方、「母親に見捨てられた」というトラウマを抱える複雑な役どころ。相武さんは、子供の頃に阪神大震災を経験しており、「私自身、共感できる部分が多い」という。本作は「自然災害がどれほど人の人生に影響を及ぼすのか、感じることができると思います。大地震を経てバラバラになったある家族を通して、“本当に大切なもの”を知ることができるはず」といい、ぜひ家族と一緒に観てほしいと語る。また、ファンの大学時代の恋人ヤン・ジーにはTV番組「仮面ライダーディケイド」(テレビ朝日)の海東大樹役で人気急上昇中の戸谷公人が抜擢され、相武さんとのフレッシュな共演が実現した。一方、過酷な運命を歩む幼少期のファンの声を演じる愛菜ちゃんは、「私が演じた少女は、家族と離ればなれになってしまい、とても悲しい思いをしましたが、強く、前を向いて乗り越えていく姿が素敵な女の子です。私もあんな風になりたいなと思いました」とコメント。地震直後、母親が自分ではなく、弟を選んだと知った瞬間、礫の下で声にならない声を発するシーンは高い演技力が要求されるため、日本語吹き替え版のスタッフも「芦田愛菜さんにしか演じられない」と即決だったという。『ゴースト もういちど抱きしめたい』で史上最年少で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞を果たした実力がいかんなく発揮されることに期待したい。引き裂かれた家族の32年を通して、未曾有の大災害がもたらす脅威と、それを乗り越える人間の力強さをダイナミックに描いた『唐山大地震 −想い続けた32年−』。豪華なキャスト陣による日本語吹き替え版が、あなたの心を大いに“揺さぶる”のは間違いないはず。その目で、耳で、しかと見届けたい。『唐山大地震 −想い続けた32年−』は3月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:唐山大地震−想い続けた32年− 2011年3月26日より全国にて公開© 2010 Tangshan Broadcast and Television Media Co., Ltd. Huayi Brothers Media Corporation Media Asia Films (BVI) Limited All Rights Reserved.ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会レッドクリフ Part I 2008年11月1日より日劇1ほか全国にて公開© 2008 Three kingdoms Ltd.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved■関連記事:2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!中国映画の歴代最高興行収入を記録!『唐山大地震』試写会に100組200名様ご招待ジュードは家族同伴 ジョニー&あの4人組に熱狂!来日スターでふり返る1年前編日本でリメイクしてほしい映画1位は『プリティ・ウーマン』!和製ジュリアは…?松嶋菜々子、北の砲撃のさなか『ゴースト』を携え5年ぶりに訪韓!
2011年01月29日