こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。子どもたちにはごはんのお手伝いをしてもらうことがたびたびあります。でもきゅうりを切ったりレタスをちぎったり、ホットプレートで焼いているものを混ぜてもらったりといった、簡単なものばかり。火を使う作業はまだ任せられないので、必ず大人と一緒にしています。■子どもたちも簡単な調理ならできる!しかし、簡単とはいえ子どもたちにも「ごはんを用意することに慣れてもらいたいな~」と思っているかーちゃん。というのも、モン太は朝8時に家を出れば学校に間に合うのですが、起きるのは朝の6時前!■小学生になった長男の朝はとても早い自分で目覚ましをかけて6時前に起き、「おなかがすいた!」とわめくので、低血圧なかーちゃんは朝からぐったり…。そこで、自分でもごはんを用意できるようにトースターの使い方を教えたり、朝ごはんセットを用意したりすることに。トースターの使い方を覚えておけば、専用のプレートでウインナーを焼くこともできるのでコンロよりも安心。たまにパンがこげこげになってしまうときもありますが、何ごとも経験!そして冷蔵庫にはハムやチーズ、ゆでたブロッコリー、ヨーグルトなどを準備。野菜は気分で食べていないときもありますが…毎日ではないので、そこはお任せしています。■自分のことは自分で、朝ご飯はその第一歩!朝ごはんを自分で用意できるようになり、かーちゃんの負担が軽くなったのはもちろんですが…! 仕事で急きょ、泊まりの出張が入ってしまったときのモン太がとても頼もしかったんです。このとき、とーちゃんはもちろんいましたが、「モン太だけが頼りなの!」という感じでお願いしてみたところ、いつもよりも張り切ってごはんを用意してくれたようで、後日誇らしげに報告してくれました。この調子で今年の夏休みは少しずつ火を使ったものを教えているのですが、料理上手にならなくても良いので、自分のことは自分でできる大人になってもらいたいな~と思うかーちゃんです!
2019年08月24日お手伝いはどんどんさせたほうがいい、と頭ではわかっているものの、子どもにやらせると失敗して逆に時間がかかったり、教える手間が惜しかったりと「面倒だな」という気持ちが先に立ってしまいませんか?忙しい日々のなか、時間的にも精神的にも余裕がなくて、つい「今度ね」と言ってしまっていませんか?今回は、お手伝いがもたらす想像以上のメリットについて、詳しくご説明します。“お手伝い” こそが、いま子どもに与えるべき「学びの機会」■「やりたい!」気持ちが芽生えたときがチャンスNGO「ピースボード」の船上にあるモンテッソーリ保育園「ピースボード子どもの家」の代表を務める小野寺愛さんは、「子どもが「やりたい!」と言ったときを逃してはいけません」と力説します。お手伝いと言っても、子どもが小さいうちは、かえって手がかかります。でもそこで『こぼすからママがやるよ』とか、『あぶないから、あっちへ行ってて』と遠ざけてしまうと、実際にちゃんとできるようになる頃には、『面倒くさい』『やりたくない』と、なってしまう。子どもが『やりたい!』と言ったときに、一緒にやってみる。また、どうしたらできるのかを考えて、環境を整える。そして、『できたね』『たのしいね』という体験を積み重ねることが、こころも成長させるし、自分のことは自分でやる習慣につながります。(引用元:『できる子になる!0歳からのお手伝い』クーヨンBOOKS12,2015年6月,クレヨンハウス.)子どもの「やりたい!」気持ちを大切に。誰だって最初からうまくできないのだから、親としてまず一番に心がけることは、“長い目で見守ってあげること” なのかもしれませんね。しかも、お手伝いには「自立心」を育むだけではなく、教育的効果も存分に期待できることがわかっています。■生活習慣と学力の深い関係国立青少年教育振興機構の鈴木みゆき理事長は、「お手伝い」についてインタビューで次のように言及しています。【お手伝いがもたらす効果】・子どもの自己肯定感を高める・マナーを学ぶことにつながる・「時間の感覚」を身につけられるより良い人生を歩むためにはどれも重要ですね。また、生活習慣が身についている子どもほど学力が高い、というデータから、次の結果を導き出しています。「お手伝い」が「時間の感覚」を身につけさせ、「時間の感覚」が「生活習慣」を身につけさせ、「生活習慣」が「高い学力」をもたらすというわけです。(引用元:Study Hacker こどもまなび☆ラボ|「お手伝い」が子どもにもたらすいくつものメリットーーお手伝いの習慣が高い学力につながる理由)■お手伝いが子どもの “生きる力” に直結する!『お手伝い至上主義』の著者であり東大卒MBA教授の三谷宏治氏は、「家庭での仕事を自分が責任をもってやるという “お手伝い” は、生きていくうえでもっとも大切なことのひとつ」だと述べます。そして、幼少期にお手伝いをしてきたかどうかで、就職や仕事への向き合い方に大きな違いが出ると断言しています。三谷氏によると、お手伝いをしてきた人たちには次のような特長が見られるそうです。・段取りがいい・指示をされなくても自分で仕事をつくることができる・自分で考えてトラブルに対応しようとする・自分の意思で決定することができる・思いやりの気持ちを持ち、よく気が利く・感謝を忘れないつまり、「コミュニケーションスキル」や「問題解決スキル」といった『生きる力』が身についているのです。生活習慣やマナーがが身につく、学力が高くなる、生きる力が育まれる……お手伝いっていいことだらけ!面倒がらずにどんどんお手伝いをさせれば、いずれ必ず、お子さんにとっても親御さんにとっても、良い結果をもたらすはずです。では続いて、それぞれの “お手伝い” にどんな教育的効果があるのか、詳しく見ていきましょう。マルチタスクが必要とされる『料理』は小さいうちから!以前コラム(Study Hacker こどもまなび☆ラボ|小学校の「国語・算数・理科・社会」につながっていく!子どもが料理をするメリット)でご紹介したように、子どもがが料理を手伝うことは国語や算数の力にも直結します。【国語】料理は五感を磨きます。その磨かれた五感は、作文や日記で表現する力を豊かにしてくれます。また、レシピを読み、作業工程を理解する力も、広い意味では“国語力”と呼べるでしょう。【算数】料理は、ただ「作るだけ」ではありませんよね。材料の準備から片付けまで、必要な段取りを順序立てて考える力=ロジカルシンキングを養います。また、2人分のレシピを4人分に計算し直したり、大さじ1(15cc)と小さじ1(5cc)の関係性を理解したりと、頭の中でパッと計算する訓練にもなるでしょう。【理科】野菜のどの部分を料理に使うのかを知ることは、植物の勉強になります。また、水を火にかけて沸騰させると蒸発して水の量が減るということを実際に目で見て体験すれば、理科の勉強にもつながります。さらに、料理を手伝って得られることは、長い目で見ると、子どもたちの将来にも大きな影響を及ぼします。以前ご紹介したコラム(Study Hacker こどもまなび☆ラボ|五感が鍛えられるだけじゃない!集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」)では、次の3つの能力が料理によって発達すると説明しています。【能力1:豊かな表現力】料理をお手伝いすることで「自分の考えをわかりやすく説明できる」「感情コントロールがうまくできる」「率先して行動できる」といった能力につながることが、内閣府の調査結果でも証明されています。【能力2:高い集中力、忍耐強さ】料理中の集中力は達成感につながり、さらに次への意欲や頑張る気力と忍耐力が育まれるプラスのループを引き起こします。「ひとつのことに集中して取り組む」というルーティンは、家庭での学習習慣にも好影響をあたえることがわかっています。【能力3:創造力と思考力】料理とは、クリエイティビティと論理性が必要な知的作業です。完成形を想像しながら、食材の組み合わせを考えて計画的に作業することは、実はとても難易度が高いのです。自己肯定感が育まれる『掃除・片づけ』掃除や片づけは、どうしても大人がパッとやってしまいがちです。ではなぜ子どもに掃除させようとするともたついてしまうのでしょうか?それはきっと「道具」が合っていないのかもしれません。前出の「ピースボード子どもの家」代表の小野寺さんは、娘さんが2歳のときに「子どもの小さな手でも使いやすいように」と、モンテッソーリ園にあったものを真似て小さなミトン型のふきんを作ったそうです。すると、手を入れてしっかりと拭けるようになったとのこと。また、そのふきんをしまいこまずに、子どもの手が届く『いつもの場所』に置くことがポイントだと言います。(中略)それからは、たとえば牛乳をこぼしても、子どもを叱ったり責めたりせず、『あのふきんで拭こうよ!』と前向きなことばをかけられるようになったこともよかったです。(引用元:『できる子になる!0歳からのお手伝い』クーヨンBOOKS12,2015年6月,クレヨンハウス.)まずは、子どもの手に馴染む道具を用意してあげましょう。そして、いつでも取り出せる場所に置くだけで、「汚したら自分できれいにする」習慣が身につきます。また、調布市にあるシュタイナー教育を実践する「ぎんのいずみ子ども園」の山本ひさの園長は「片づけは食事や掃除と同様に大人になってもやるべき当たり前のこと」と述べます。きれいに片づくと、周囲が「気持ち良い」と感じ、自分の行為が「役立った」という感覚が生まれるそう。そのとき『できた!』という自己肯定感が育つのです。一般社団法人「親・子の片づけ教育研究所」代表理事である澁川真希さんによると、「収納を工夫することで想像力が養われたり、元の場所に戻すことで習慣力もついてきます。また、自分にとって必要なもの、必要でないものがわかるようになります」と、片づけがもたらす効果は数え切れないとのこと。整理整頓の習慣がしっかりと身についていれば、自然と学習環境を整えるという動作にもつながっていきます。効率よく学習に取り組むためにも、まずは机周りやお部屋の環境を整えるクセをつけたいものですね。目の前の課題に挑戦し、問題解決能力を磨くことができる『洗濯』毎日洗濯をしている親御さんにとっては、あまりにも当たり前すぎて気づかないことがあります。たとえば、大人は無意識のうちにバランスをとって、洗濯物をまっすぐに干すことができますよね。しかし子どもにやらせてみると、片方は重たいズボンで反対側はなぜか靴下だけ……と、明らかに傾いてしまうことはありませんか?そこで、「どのバランスだと傾かずに洗濯物が干せるかな?」ということを考えさせましょう。重さを均等にして、より効率的に乾かす、という “重さの原理” が学べます。また同様に、「お日さまが当たるところに干すと乾きやすいよ」「シワを伸ばすと、きれいに干せるね」と、干し方のコツを理由を添えて説明してあげることで、太陽の光の動きと温度・湿度の関係などを経験から学ぶことができるでしょう。さらに、洗濯物が乾いてからも学びのチャンスです。洗濯物の分類、整頓、収納までの流れを自分の頭で考えながら同時に手を動かすということは、最初のうちは意外と難しいものです。しかし、回数をこなしていくうちに、必ず手際よく作業ができるようになるでしょう。もしくは子ども自身が試行錯誤して、「もっとやりやすいやり方がある!」と新しい方法を見つけるかもしれませんね。毎日の洗濯を手伝うことが時間的に難しければ、週に一回、持ち帰った上履きを自分で洗わせてもいいでしょう。「どうすればもっと汚れが落ちるかな?」「どこに干したらよく乾くかな?」と、考察と挑戦を繰り返すことで、課題をクリアする達成感を得ることができるはずです。『買い物・おつかい』で判断力・決断力・自己管理能力の総合的な力が鍛えられる最後に、お買い物のお手伝いやひとりでおつかいに行くことも、ある程度の年齢になったら必ず経験させたいことです。一緒に買い物へ行くことは、普段食べている料理にはどのような食材が使われているのか、調理する前はどのような形で売られているのか、お菓子とお野菜ってどっちが高いのかな?など、子どもに知っておいてもらいたい「食育」の知識をたっぷりと吸収することができるからです。また、「この予算内で○○と△△を買ってきてね。お金が残ったら好きなお菓子を1つだけ買ってもいいよ」と、おつかいに行かせるとします。すると、子どもは頭をフル回転させて、品物を選び、お金を計算し、判断力と決断力を駆使してその課題をやり遂げるでしょう。お買い物は、瞬時の計算力と判断力、そして何より “自己管理能力” を鍛えることができます。失敗を繰り返しながらも経験を重ねることで「生きた勉強」にもなり、国語や算数などの教科にも確実に活かされるのではないでしょうか。***せっかく子どもが「お手伝いしたい!」と言っているのに、させないなんてもったいないと思いませんか?時間と心に少し余裕を持って、親御さんがゆったりとした気持ちでお手伝いをさせてあげることで、思わぬ教育的効果をもたらすかもしれませんよ。(参考)『できる子になる!0歳からのお手伝い』クーヨンBOOKS12,2015年6月,クレヨンハウス.Study Hacker こどもまなび☆ラボ|「お手伝い」が子どもにもたらすいくつものメリットーーお手伝いの習慣が高い学力につながる理由日経DUAL|子の就職力を高める「ヒマ・貧乏・お手伝い」習慣Study Hacker こどもまなび☆ラボ|小学校の「国語・算数・理科・社会」につながっていく!子どもが料理をするメリットStudy Hacker こどもまなび☆ラボ|五感が鍛えられるだけじゃない!集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」いこーよ|子供が「お手伝い」するのに「お片付け」しない理由対策も紹介
2019年01月03日子どもがお手伝いをするようになるきっかけの多くは、ママのまねっこ遊びから。大人のまねをするのが楽しくて、「お手伝いしてあげる」と言ってきたり、ママのそばで同じようなしぐさをしたりしてきたらチャンスです!子どものやる気スイッチをオンにして、お手伝いのモチベーションを高めるためには、ママのちょっとした工夫が必要。お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテムや方法を取り入れることで、より意欲的に取り組んでくれるようになるでしょう。今回は、子どものお手伝いの意識を高めるのに有効なモノをピックアップしてみました。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(1)バンダナや大き目のハンカチ三角巾のように、頭にバンダナや大き目のハンカチを巻いてあげると、「ママみたい」と子どもはうれしくなり、それだけでやる気がアップします。特に料理のお手伝いをする時に有効で、子ども用のエプロンとセットでつけてあげるとより効果的! 男の子ならねじり鉢巻き調にするのもよいかもしれません。ちょっと頭に巻くだけで、かなり意識の持ち方が変わるアイテムです。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(2)お掃除アイテム掃除のお手伝いをしてもらいたい時は、お掃除グッズを活用しましょう。最近は便利なお掃除グッズがどんどん発売されています。100円ショップにもさまざまなグッズが並んでいるので、子どもと一緒にお出かけをした際にチェックしてみるといいですね。子どもでも簡単に使えたり、おもしろい使い方ができたりするアイテムもあります。子どもの性格に合ったお掃除アイテムを選んであげましょう。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(3)お手伝いシール帳子どもはシールが大好き。せっかくですから、お手伝いのシール帳をつくって、利用しましょう。子どもが好きなキャラクターのシールや、特別に頑張った日はキラキラのシールなどを貼ってあげるとより効果的ですよ。きっと、楽しんでお手伝いをしてくれるでしょう。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(4)パパからの褒め言葉アイテム、とはちょっと違いますが、褒め言葉は子どもの気持ちが盛り上がる重要な要素。特に、パパから褒めてもらうのは、ママから褒めてもらうのとは、また違った嬉しさがあるものです。パパが仕事から帰ってきたら「今日、こんなお手伝いをしてくれたのよ」と、子どもがお手伝いをしてくれたことを伝えてください。そして、パパは子どもに褒め言葉をかけてあげましょう。事前に打ち合わせをしておいて、ここぞという時に実践するといいですね。「やりなさい」と強制的になってしまうと、それはもうお手伝いとは言えません。子ども自らが率先して進んで取り組める、「やりたい」という気持ちを持たせられるように、親も工夫していきましょう。
2015年03月15日彼の実家、旦那様の実家にお邪魔したら、忙しそうな彼ママ・義理ママのお手伝いをする機会もあるかも? そんなとき、恥ずかしい思いをしないためにも、最低限知っておきたい料理の基本テクをご紹介します。一緒にキッチンに立ってお手伝いをする前段階として、テーブルを拭いたり、できあがった料理をテーブルに運んで並べたり、という役目を任されることは多いはず! ごはんが左で味噌汁が右…だけではちょっと不安です。今回は、知っておきたい配膳のマナーをご紹介します。 ●覚えておきたい 一汁三菜の定位置ごくごく一般的な和食の一汁三菜を並べたときの定位置です。写真を参照してください。飯(ごはん)は手前の左汁(味噌汁・吸い物)は手前の右主菜(刺身・焼き物)は奥の右副菜(煮物)は奥の左副々菜(香のもの・和え物)は真ん中それから、箸はすっと持てるよう、持つ部分(太いほう)を右側にして手前に置きます。箸を手に取るときもマナーがあります。箸先をそろえて右手で持ち上げ、箸の下を左手で支えるように箸の中央の部分に添えて持ちます。右手を右端まですべらせ、箸の下から持ちかえ、左手をはずします。箸を置くときは逆の動作をします。 これだけ読むと難しそうに感じるかもしれませんが、この通りにやってみてください。おそらく多くの方が自然にやっていることだと思います。●左が尊い? ごはんが左、味噌汁が右ご存知の通り、ごはんが左、味噌汁が右です。「食べやすいこと」が前提なので、お茶碗を左手に持ち、お箸を右手に持つため、左側にごはんを置くというのは合理的かと思います。左利きの方は困ってしまいますが、それでもやはり左側にごはんを置くというのが一般的なルール。日本古来の左上位の考えに基づき、貴重な食糧であった米を左に置く文化が形成されたと言われています。(昔の日本では「左上位」といって、右よりも左が上位なのです。右大臣よりも左大臣のほうが格上です。ただし、西洋の文化は逆の「右上位」なので、現代の国際的マナーでは右が上位です。)●覚えておきたい 魚の盛り付け左上位の話が出ましたが、それに関わる「魚の盛り付けのルール」もご紹介します。写真のような切り身の場合は皮を奥にして盛り付けます。尾頭つきの魚の場合は左に頭、手前に腹側がくるように盛り付けます。「左頭右尾(サトウウビ)」といって、必ず左側に頭、右側に尾をもってきます。これもまた、左上位からくる習慣なのです。余談ですが、魚は盛り付けるときに上になる側から焼きましょう。最初に焼く側のほうがきれいに仕上がるからです。ここまで押さえておけば、ひとまず安心です。いろいろとご紹介してきましたが、最近ではこれらのマナーにとらわれない方が増えてきているのも事実です。でも、彼ママ・義理ママだけでなく、マナーや伝統を大切にする方をおもてなしすることになったとき、「常識のない子」と思われてしまったり、相手に不快感を与えてしまったりすることのないように、知っておいて損はないはず! 毎日の食卓でも少し意識してみるといいかもしれませんね。
2013年02月24日彼の実家、旦那様の実家にお邪魔したら、忙しそうな彼ママ・義理ママのお手伝いをする機会もあるかも? そんなとき、恥ずかしい思いをしないためにも、最低限知っておきたい料理の基本テクをご紹介します。まず料理以前のことですが、キッチンに勝手に入るのは禁物です。誰にもはいってきて欲しくないという場合もあるので、必ず、「何かお手伝いできることはありませんか? 」「よかったらお手伝いさせてもらえませんか? 」など、断りを入れてからにしましょう。そして、一緒にキッチンに立つことになって…一番困ってしまうのが「○○切りにして! 」などの言葉の意味が分からないことではないでしょうか? 写真は筑前煮ですが、ひと口大に切った鶏肉、乱切りのごぼう、たけのこ、そぎ切りの干ししいたけ、花形切りのにんじん(ねじり梅)、れんこん、六方むきの里芋、手でちぎったこんにゃくなどが入っています。ひと品の煮物でもこれだけ色々な切り方があるのです。いくつ分かりましたか? 知っておいて損はない、野菜などの基本的な切り方をまとめてみました。●覚えておきたい 基本の切り方1輪切り…筒状の材料を端から一定の幅に切ります。厚さは用途によって変えます。半月切り…筒状の材料を縦半分に切り、端から一定の幅に切ります。輪切りの半分。半月の形。いちょう切り…筒状の材料を縦4つ割りにして、端から一定の幅に切ります。いちょうの葉の形。小口切り…ねぎなど細長い材料を端から切ります。色紙切り…薄い正方形に切ります。筒状の材料は周囲を切り落とし、四角柱にして端から薄く切ります。色紙の形。短冊切り…材料を薄い長方形に切ります。幅4~5センチ、高さ1センチの長方形に切ってから1~2ミリ幅に薄く切ります。短冊の形。●覚えておきたい 基本の切り方2 乱切り…材料に対して斜めに包丁を入れ、材料を90度まわしてまた同じ方向に包丁を入れます。これを繰り返し、ほぼ一定の大きさにします。まわし切りとも言います。拍子木切り…材料を1センチ角の四角柱に切ります。幅4~5センチ、高さ1センチの長方形に切り、端から1センチ幅に切ります。拍子木の形。くし切り(くし形切り)…球形の材料を縦半分に切り、切り口の中央から包丁を入れて等分に切っていきます。さいの目切り…材料をサイコロのように1センチ角に切ります。拍子木切りにしてから、端から約1センチ幅に切る。さらに小さく5ミリ角に切ると、あられ切りになります。みじん切り…材料を細かくきざみます。粗くきざむと、粗みじん切りになります。野菜によって異なりますが、しょうがやセロリなどはせん切りにしたものを端から細かくきざんでいきます。たまねぎなどは縦半分に切り、根元を自分から遠い方に置いて、端から薄く切れ目を入れます。横に2~3か所切りこみを入れ、端から切っていきます。ささがき…細長い材料を片方の手で回しながら、鉛筆をけずるように薄くそぎます。笹の葉の形。●覚えておきたい 基本の切り方3そぎ切り…包丁を寝かせてそぐようにして切ります。薄く、面積が広いため、火通りがよく味もからみます。せん切り…薄切りにした材料を端から細長く切ります。隠し包丁…火通りや味のしみこみをよくするため、材料の目立たないところに包丁で切りこみを入れます。大根の煮物など十文字に隠し包丁を入れます。面取り…煮崩れを防ぐため、輪切りや角切りにした材料の角をそぎとります。かつらむき…適当な長さの筒状の材料の側面に包丁をあて、薄くむきます。花形切り…筒形の材料を五角形にして、まわりに切込みを入れ輪切りにします。丸く花のように切ります。にんじん、れんこんなどに用います。いかがでしたか? 切り方1、2に関しては、切り方の名称を覚えておき、さっとできるようにしておくと安心ですね。また、基本を覚えるのと同時に、日頃から外食などで食べるものの切り方や大きさなどに注目しておくといいと思います。そうすれば「野菜炒めなのにこんなに分厚く切っちゃったの? 」とか「お漬物なのにこんなにペラペラ? 」なんてこともなくなりますよね。彼ママ・義理ママの前で赤っ恥をかかないで済むのはもちろん、レシピがきちんと読めるようになると日々の料理もきっと楽しくなるはずですよ!
2013年01月05日寒い季節、人が多く集まったときに作るものといったら、お鍋! 彼の家や旦那様の実家でも、お鍋を囲み機会は少なくないのでは? 彼ママ・義理ママのお手伝いで恥ずかしい思いをしないためにも、最低限知っておきたい料理の基本テクをご紹介します。逆に、さりげなく「デキる」と思わせるチャンスでもあるので、しっかり予習をしてのぞみましょう! ●糸こんにゃくやしらたきと肉は離して置く! @すきやき知らないと赤恥! な基本中の基本ですが…。すきやきに欠かせない糸こんにゃくやしらたき。これらには石灰分が含まれているため、肉のタンパク質と合わさると肉の熱凝固が早くなります。つまり、せっかくの肉がかたくなってしまうのです。またカルシウムの作用で、色も悪くなってしまいます。お鍋を囲んで、自由に好きな具材を入れていくスタイルのとき、肉の隣にしらたきを置いてしまったら…「この子、料理しないわね! 」とチェックされてしまうかも? この、厄介な石灰分ですが…きちんと下ゆですることでだいぶ抜けます。もしお手伝いをするなら、「しらたき、下ゆでしましょうか? 」のひと言で、「基本は押さえているわね! 」と思ってもらえるかもしれません。●関東風? 関西風? @すきやきご存知の方も多いと思いますが、すきやきには大きく関東風、関西風があり、作り方が異なります。関東風は、あらかじめ醤油、砂糖、みりんなどの調味料をあわせた割下(わりした)を作り、そこへ野菜や肉を加えて煮ます。関西風は割下を使わず、牛脂で肉を焼き、砂糖をまぶして醤油、酒などを直接加えて味つけをします。肉を何枚かいただいたら野菜を入れ、野菜から出る水分で煮ながら、醤油、砂糖で味をととのえます。作り方や味つけに関しては地域だけではなく各家庭で異なると思いますので、あまり出しゃばらずに、鍋奉行におまかせしたほうが無難でしょう。それでも、もしも、頼まれてしまったら…「実家は関東風で、あらかじめ割下を作るのでちょっと自信がないのですが…」と素直に申し出るか、彼ママ・義理ママに分量を確認しながらすすめても良いと思います。●煮立ったら弱火! @豆乳鍋水炊き、寄せ鍋などの一般的な鍋の場合、魚や鶏肉など出汁のでるものから煮始め、野菜、豆腐、薄切りの牛肉や豚肉などの順に入れていくと、火の通り方もよく、旨みも引き出せておいしく作ることができます。ただし、最近人気の豆乳鍋となると、ちょっとしたコツが必要です。豆乳はグラグラと沸騰させると分離してしまうので、はじめは中火で温め、煮立ったら弱火にするのがポイント!卓上コンロのツマミがなぜか自分の目の前に…? なんてときも、煮立ってきたら、すかさず弱火にしましょう。これで減点なし! そしてプラスアルファとして…成分無調整の豆乳を使えば湯葉ができるので、おすすめです。豆乳を温め、表面がかたまってきたら箸で引きあげて湯葉をいただきます。湯葉が取れなくなったら出汁を足し、具材を加えて弱火で煮ます。具材は豚薄切り肉、鮭、油揚げ、豆腐、白菜、水菜、きのこ、餅などが一般的ですが、あまり煮込まなくても火が通るように、薄く切ったり、あらかじめ下ゆでをするか、電子レンジで加熱しておくと良いでしょう。豆乳鍋に油揚げや餅巾着を入れるご家庭も多いかと思います。このとき、油揚げは熱湯をかけて油抜きをすることが多いです。理由は2つ。1つは表面の油が酸化しているため、そのまま使うと油臭くなるから。もう1つは、表面の油が邪魔をして調味料がしみこみにくくなるから。「油揚げは油抜きしますか? 」なんて聞いてみてもいいかも。ただ、最近の油揚げはそれほど油臭くないですし、分かったうえで油抜きはしない主義、という方が多いのも事実。いずれにしても彼ママ・義理ママの指示をあおぎながら、素直に従うことが大切です。まちがっても「油抜きしないと油臭くなりますよ? 」とか言って、こざかしい子だと思われないように気をつけてくださいね。彼ママ・義理ママと楽しくお鍋を囲めますように…
2013年01月03日子育てママを対象にしたマーケティング活動をサポートするマインドシェアは、ママの声を集めたランキングサイト「ママこえ」で「パパの家事手伝い度」についてのアンケートを実施した。調査は0歳から9歳までの子どもを持つ母親を対象に、8月6日から15日にかけて実施。サンプル数は441人。「パパの家事手伝い度は何割?」と尋ねたところ、「1割未満(ほとんどママが家事をしている)」という答えが最も多く39%。続いて「3割」、「1割」がそれぞれ15%で、3割以下が83%を占めた。一方、5割以上と答えたのは合計で12%。「洗い物、休みの日は家事全般をやってくれる」「大体のことはしてくれるので、私はご飯を作るのみ」など、家事に前向きなパパたちもいるようだ。「ママが一番好きな家事を教えて!」という質問では、1位「洗濯物を干す(20%)」、2位「食品の買い物(18%)」、3位「夕食作り(12%)」だった。さらに、「ママが一番嫌いな家事を教えて!」と質問したところ、1位「部屋の掃除(16%)」、2位「アイロンがけ(11%)」に続き、「食器洗い(10%)」と「お風呂掃除(10%)」が同率3位となっている。また、パパにやってほしい家事のベスト3は、「お風呂掃除(18%)」、「部屋の掃除(13%)」、「ゴミ出し(13%)」。僅差で「食器洗い(12%)」が続く結果となった。今回のアンケート結果の詳細は、「同社サイト・ママこえランキング」に掲載されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を立ち上げたり、「イクメン」をテーマにした「書籍」「ドラマ」が登場したりと、すっかり浸透したかと思われる「イクメン」という言葉。イクメンとは、近年ブームとなっている、積極的に育児を楽しむ男性のことですが、その実態はどのようなものなのか。■夫は妻の家事をどの程度手伝っているのか・・・。「夫との家事・育児分担について、それぞれがかけている時間の比率はどれくらいですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「妻:夫=9:1」で29%。 以下、「妻:夫=8:2」(29%)、「妻:夫=7:3」(24%)、「妻:夫=6:4」(8%)と続いた。一方、「夫との家事・育児分担について、それぞれがかける“理想の”時間の比率」について聞くと、「妻:夫=7:3」が最も多い結果となり、42%。ついで、「妻:夫=6:4」(25%)、「妻:夫=8:2」(14%)と続き、「妻:夫=5:5」と答えた人も14%にのぼった。実際に、「夫に家事・育児にもっと参加してほしいと思いますか?」と聞くと、78%が「思う」と回答。夫が家事・育児を手伝ってくれることで助かっているとは感じる一方、主婦の本音としては「もっと手伝ってほしい」と感じている人が多いようだ。 ちなみに、2010年6月17日のイクメンプロジェクト発足式にて発表された、厚生労働省が取りまとめたデータによると、ドイツでは、1週間で家事に従事する時間は妻が371分であるのに対し、夫は180分。すなわち、家事に従事する時間はおよそ「妻:夫=2:1」。日本と比べると、夫の家事・育児への参加はかなり進んでいるようだ。共働きの家庭が増える中で、家事の分担は徐々に夫にも振り分けられているようだが妻が望むレベルにまでは、まだほど遠い道のりなのか…。[調査概要]◆調査期間:2011年7月4日~7月11日◆調査対象:20~39歳の主婦 1,258名(株式会社ベネッセコーポレーションが運営する『ウィメンズパーク』の会員)※3~6歳の子供がいて、夫・子供と同居している方◆調査方法:インターネット調査プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年08月04日