昨年末から重症敗血症で療養している「エミリー、パリへ行く」のアシュリー・パークが、インスタグラムでファンにうれしいニュースをシェアした。まずは、励ましのメッセージをくれたファンや自身の敗血症や入院の体験談を投稿してくれたファンに感謝。治療を受け医師から飛行機への搭乗許可が下りたため、「エミリー、パリへ行く」でファンの温かい歓迎を受けたパリにて療養しているという。そして、「Netflixと『エミリー、パリへ行く』の心からのやさしさと忍耐に感謝します。医師から仕事に復帰していいというお墨付きをもらうまで待っていたんです。シーズン4の撮影現場でみんなと合流できるのがうれしくて仕方ありません」と同ドラマ最新シーズンへ復帰することを報告した。そのためにできる限り、自分のケアに努めると約束。最後は主演で仲良しのリリー・コリンズに向けて「ソファで寄り添ってくれてありがとう」と感謝を述べた。リリーとソファでハグしている写真、鍼を打った脚の写真、ヘルシーフードの写真などもアップされている。「あなたのいない『エミリー、パリへ行く』は違うものになってしまうから。元気になって本当によかった」「リリーとのハグ写真を見てちょっと泣けた」「大好きだよアシュリー!」「早く全快しますように」とファンから再び激励メッセージが多数寄せられた。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月30日「エミリー、パリへ行く」のミンディー役で人気のアシュリー・パークが、重症敗血症により生命を脅かされる状態に陥ったことをインスタグラムで明かした。昨年末から年始にかけて、扁桃炎をこじらせて敗血症性ショックに至り、複数の臓器にまで影響が及んだというアシュリー。救急車で運ばれERやICUで治療を受け、当初は医師から非常に危険な状態だと言われたというが、「それにもかかわらず健康状態がよくなったことに感謝している」とつづった。また、常にそばにいて励ましてくれた彼氏のポール・フォアマン(「エミリー、パリへ行く」で共演)にも感謝の気持ちを伝えた。まだ完全には回復していないとのことで、近況を報告するのはためらったというが、「最悪の事態からは脱した」ということを知らせたかったようだ。「エミリー、パリへ行く」のエミリー役リリー・コリンズは、「涙なしには(投稿を)見られなかった。大好きだよ。あなたが最悪の状況から抜け出せたこと、本当に一生感謝する」とコメント。セレーナ・ゴメスは「心が痛む。元気になってよかった。さらなる回復をお祈りするね」、シンシア・エリヴォは「アシュリー、なんてことなの!大変だったね。もっとよくなって、よくなって、よくなりますように」とお見舞いメッセージを送っている。(賀来比呂美)
2024年01月22日8月15日、東京ダイナマイトのハチミツ二郎(48)が左大腿会陰部筋肉内膿瘍及び敗血症性ショックによる治療中であることがわかった。同日、よしもとライブが公式サイト上で、8月20日に予定されていた公演「金属バットvs東京ダイナマイト ワンマッチ興行」が、ハチミツ二郎の治療のため延期になると発表。これを受け、ハチミツ二郎本人もX(旧Twitter)上でコメントを投稿し、入院中であることを明かした。《明日どうなるか分かんないから、遠い約束は出来ないけど、都内同規模キャパの開場はもう押さえてあります。そこに向けて退院、回復を目指しています。目処が立ったら正式にお知らせします。チケットそのままお持ち下さい。秋には。》ハチミツ二郎には、’18年7月に急性心不全と急性呼吸不全、肺炎を起こし大阪市内の病院に入院した過去がある。さらに、’20年12月には新型コロナウイルスに感染し重症化。ICUで8日間意識を失い一時危篤状態にあったことを明かしていた。今年3月には母親をドナーとした腎移植手術を受けたものの手術がうまくいかなかったことも公表。ファンからは体調を心配する声があがっていた。■破天荒な芸風の裏で…シングルファザーとして娘を育てる苦悩を日記に綴る破天荒な芸風で知られるハチミツ二郎だが、私生活では’21年に妻と離婚。娘と暮らすシングルファーザーだ。自身のnoteでは、「ハチミツ二郎シングルファーザー日記」というタイトルで、闘病と小学生の娘の子育てを両立する苦労を赤裸々綴っており、初回の投稿は、以下のような冒頭から始まる。《2021年11月、離婚をして小学3年生の娘の親権を取り、シングルファーザーとして、単身で娘を育てることになった。それだけでも大変なのだが、2020年12月にコロナに感染し重症化したオレは入院中から有無を言わさず人工透析が始まっていた。人工透析は一度始めたらやめることは出来ない。週3回、1日4時間、機械で全身の血を入れ替え自力で出せなくなった老廃物や水分を除去する。これが透析になったら人生の終わりと言われる程のシンドさ。透析とシングルファーザー、2つの重い十字架を背負ったオレと娘の生活が始まった現在#10まで更新されているこの日記からは、料理や洗濯などの家事をこなし、ときに駄々をこねる娘に厳しさを交えながら、ひとりの父親として愛情を注ぎながら子育てする様子が伝わってくる。SNS上では今回の報道を受け、「ダディ」と呼ぶ愛娘のためにも、早く元気な姿を見せてほしいという声が相次いだ。《敗血症性ショックってそんな重篤な病状なのか、知らなかった。絶対に生きて帰ってきてほしい。じゃないと、あの天真爛漫な娘さん(noteより)に誰がまた美味しいご飯を作ってあげるんだ》《ハチミツ二郎さんを心配するツイートの中に「二郎さんがnoteで書いているシングルファザー日記を楽しみにしてたのに更新が滞っていて」というのを見つけて、note読んでました……小学生の娘さんとの二人暮らしのことが書いてある。こんなん泣いちゃうよ。娘さんも待ってるから早く元気なって二郎さん!》《ハチミツ二郎さんの娘ちゃんが心配になる》《シングルファザーで娘さんのためにも長生きしてほしい》
2023年08月16日11月28日に亡くなった俳優・渡辺徹さん(享年61)の死因は「敗血症」と発表された。細菌やウイルスの感染症がきっかけで免疫の制御ができなくなり、最悪の場合は死に至るという恐ろしい病気だ。また、新型コロナ感染症の重症者で、呼吸障害から多臓器不全となり死亡する症例の多くも、この敗血症によるものである。「何らかの感染症にかかると、体内では免疫反応として炎症が起き、病原体を攻撃したり、障害を受けた部位を修復しようとします。これらの制御がうまくいかなくなると臓器障害につながり、血圧や心拍出量の低下から循環不全を起こし“敗血症性ショック”に進行していきます。循環不全により心臓や肺などの臓器に十分な血液を届けられなくなることで、多臓器不全となってしまうのです。渡辺さんは糖尿病や腎不全などの持病があり、人工透析をしていたというので、感染症と闘い切るだけの体力が持たなかったのかもしれません」そう話すのは、救急科専門医で薬師寺慈恵病院の薬師寺泰匡院長。健康な人でも、思わぬことから突然、死の危機に瀕することがあるという。たとえば、海岸で貝殻を踏みつけて足をけがして、そこから細菌が入り、症状が悪化して敗血症で亡くなるといったケースが報告されている。「日本敗血症連盟」が’21年9月に公表した調査によると、国内での敗血症患者数は、’10年に11万人だったのが、’17年には36万人に急増。’20年以降は新型コロナの感染拡大で死亡者数はさらなる増加が懸念されている。「医師が診療の中で保険請求をするときに、おそらく元の感染症の病名をつけることが一般的で、敗血症とか敗血症性ショックという病名をつけられていないというケースも多く、正確な患者数・死亡者数ははっきりとはわかっていません。海外の報告などを参考にすると、日本では最低でも年間10万人程度が敗血症で亡くなっていると考えられています。きっかけとなる感染症は肺炎や尿路感染症、腹腔内の感染症が多いのですが、最近では新型コロナやインフルエンザ、ノロウイルスのほか、手足の傷口から敗血症になることもあります。動物にかまれることも原因になります」(薬師寺院長)■血圧を正常に保てなくなると死亡率が約4割に…敗血症自体での死亡率は10%程度といわれている。しかし、血圧を正常に保つことができなくなり血圧を上げる昇圧剤の投与が必要な状態になると、死亡率は40%程度にまで急激に上がってしまうという。「感染症から敗血症になる段階を線引きするのは難しいため、呼吸が速くなる、脈が速くなり始めたなど、体が必要以上の反応をしていることに早く気づくことが大切です」(薬師寺院長)発熱しても「ただのかぜ」と考え、市販の薬を飲んで寝ていれば治ると思う人も多いため注意が必要だ。発熱のほかに、動悸や息切れがする、手足や体が震える、強い筋肉痛がある、尿の量が減ってくる乏尿、皮膚の色が悪くなる、意識がもうろうとするなどといった異変も体のSOSである可能性が。気になる症状が現れたら、早めに医療機関にかかるようにしたい。「糖尿病の人は特に血糖値のコントロールが必要となって治療が複雑になるほか、糖尿病以外にも脂質異常症、高血圧などの生活習慣病はいずれも敗血症のリスク因子です。男性、女性を問わず生活習慣病を抱えている人は感染症にかからないよう注意し、いざというときは早めに受診してください。このほか、免疫が低下している妊婦さんや新生児、高齢者、慢性疾患を抱えている人、入院中の患者さんなどもハイリスクと考えられますので、十分に気をつけましょう」(薬師寺院長)ふだんから免疫力を高めるために睡眠をしっかり取り、暴飲暴食は控えるなど、規則正しい生活を心がけよう。冬は細菌やウイルスなどの感染症が流行するが、たかが感染症と甘く見ないこと。思わぬ症状の悪化を招くことのないよう、自分や家族の健康を守ろう。
2022年12月13日2022年12月2日、俳優の渡辺徹さんが敗血症のため亡くなったと、所属劇団の文学座が明らかにしました。61歳でした。渡辺さんが亡くなったのは、同年11月28日。同月20日から、体調を崩していました。11月20日(日)に発熱、腹痛等の症状が出たため都内の病院に受診したところ、細菌性胃腸炎の診断を受け直ちに入院いたしました。その後に敗血症と診断され、加療いたしましたが回復が叶いませんでした。生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます。文学座ーより引用葬儀は家族葬にて行い、後日『お別れの会』も予定しているといいます。1980年に文学座附属演劇研究所に入所し、1985年には座員となった渡辺さん。テレビドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)や大河ドラマ『いのち』(NHK)など数多くの作品に出演してきました。作品を通じて渡辺さんのファンになった人から、悲しみのコメントが相次いでいます。・渡辺さん、亡くなってしまったんですね…。舞台やドラマでよく見ていただけに、ショックです。・いつも作品で渡辺さんを見るのが好きでした。・自分は、舞台で渡辺さんをお目にすることが多かったです。とても幸せでした。渡辺さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年12月02日「血液のがんと診断され、抗がん剤治療を目指しているとき、免疫力が弱まったせいで敗血症に……。39度、40度の熱が2~3週間続くとさすがにキツくて“もうだめか”とあきらめた瞬間もありました」こう振り返るのは、俳優の佐野史郎(67)だ。多発性骨髄腫の治療から生還し、再び演じることの喜びを感じる日々に至るまでを本誌に語ったーー。「昨年4月、熊本県の映画祭に出席したときに少しだけ悪寒がして“新型コロナだったら嫌だな”って思って、早めに寝たんですね。翌朝は平熱だったのであまり気にすることもなかったんですが、帰京後、39度の熱が出たんです」クリニックのPCR検査では陰性だったが、血液検査での白血球数値が異常で「大学病院を紹介するので入院の準備をしてください」と言われた。「“1週間くらい入院しないといけないのかな”ってカミさん(石川真希・62)にも話して病院に向かったんです」ところが、予想していたよりもずっと重い病気だった。「僕が高校生だった70年代、TBSの『白い影』というドラマで、田宮二郎さんが演じる主人公が多発性骨髄腫で亡くなる物語だったので、病名は知っていたんです」LINEで《驚かせて悪いけど、多発性骨髄腫だった》と妻に報告すると、《気がつかなくてごめんなさい》という返事が返ってきた。「短いやりとりでしたが、お互い俳優という表現の仕事に関わっているので、僕には“この難局を乗り越えるためにも、冷静で、きちんと支え合える家族を演じ通しましょう”という決意にも受け止められたんです」と、俳優らしい気持ちの切り替えをしたのだった。だからこそ、死の恐怖や不安に襲われることはなかったのだろう。「俳優は与えられた役、シチュエーションを生きるのが仕事。患者に徹して、投薬など患者としてやるべきことをやっていると、余計なことを考える暇がないくらい忙しかった」■あらたな血液のおかげで肌ツヤもよく髪も増えてコロナ禍であったため、家族でも面会はできない。「そのため、土曜日の夕食はお互い食卓にタブレットを置いて“リモート食事会”をしていました。病気の話題もあったけど、ほとんどが他愛のない日常の世間話です」夫婦での穏やかな時間が癒しとなり、抗がん剤治療に移行できるまでに腎機能も回復していた。その矢先、敗血症になってしまった。「解熱剤を飲んでも37度台に下がるのは1~2時間で、すぐに39度、40度に。医師も原因がわからないというので“もう治らず、半年後、1年後もこのままなんじゃないか”と思ったり、今回の治療で唯一、弱気になりました」このときに力を与えてくれたのが、やはり家族の存在だった。「版画家をしている娘(30)はクールなやつなんで『お父さん、がんばってね』というタイプではないんですが、ギリシャ神話に出てくる医療の神・アスクレピオスの持つ杖に巻きつく蛇、縁起物の南天の木などをモチーフにした版画作品を作ってくれてね。病室に飾っていて、これは相当の励みになったんですよ」病状が安定し、昨年末に抗がん剤治療を開始。白血球や赤血球の数値をほとんどゼロにして、あらかじめ採取しておいた健康な造血幹細胞を自家移植したのだった。「すると、あらたな血液が一から造られるんです。そのためなのか体質の変化もあって、肌ツヤがよくなったし、以前に比べて髪の毛も太くなって増えました(笑)」新生・佐野史郎となり、現在は寛解と診断されている。「『完治』ではなく再発の可能性も残されていますが……。でも考え込んでも暗くなるだけだから“なるようにしかならない”って考えていますよ。もちろん、仕事を続けられる喜びはありますが、生きているだけで十分です」メガネの奥の目を細め、飄々として笑った。
2022年11月25日