高田純次(71)出演のテレビ朝日系「じゅん散歩」が初めて海外進出することを、一部スポーツ紙が報じた。同番組は故・地井武男さん(享年70)の「ちい散歩」(06年4月~12年5月)や加山雄三(81)の「若大将のゆうゆう散歩」(12年5月~15年9月)の後を受け、15年9月にスタートした“散歩シリーズ”。高田が街を散歩し、道行く人へ話しかけたり店に入ったりして街の雰囲気を伝える内容。主に首都圏でロケを行っていた。「地井さんが亡くなってシリーズの存続危機を迎えていましたが、後任が加山さんに決定。ただ周囲が大御所すぎて気を使いすぎてしまい、ピリピリした雰囲気もあったそうです。いっぽう高田さんは、飄々とした雰囲気で街中の人々と交流しています。番組の雰囲気もすっかり変わり、評判は上々です」(テレビ朝日関係者)記事によると“散歩シリーズ”としては地井さんが10年3月放送分で米・ハワイを訪れて以来、8年ぶりの海外となる。今回向かったのは、ノルウェーの首都・オスロ。絵画「叫び」で有名な世界的画家・ムンクゆかりの地などを歩いたそうで、その模様は10月31日~11月2日にかけて放送されるという。「海外ロケで予算を使うなど、局側としても大盤振る舞い。それだけ高田さんへの期待が高い証拠です。現状では高田さんから降板を言い出さない限り、『じゅん散歩』はこのまま続くことになりそうです」(同前)高田の地位は安泰のようだ。
2018年10月09日米サウスカロライナ州のヒルトンヘッドアイランドで、犬を散歩させていた女性がワニに襲われ、命を落とした。TIMEなど米国の複数のメディアが伝えている。当局の発表によると、カサンドラ・クライン(45)はヒルトンヘッドアイランドに位置するシー・パイン・リゾートの住宅エリアで飼い犬を散歩させていた。そこに体長約2メートルのワニが現れてクラインを水中に引きずり込んだという。サウスカロライナ州自然保護局のサム・チャパリアは地元紙の取材に対し、「ワニは最初、犬を狙ったはず。それを彼女がかばい、犠牲になったと思われます」と語った。このワニは間もなく安楽死させられた。同リゾートに住むブレイク・スミスは「ここに5年住んでいますが、こんな近くに危険なワニが存在するなんて初めて聞きました」と驚きを隠せない様子。これまでに小さなワニが見つかったケースは何度かあったものの、リゾートの管理会社が速やかに駆除していた。勇気ある女性が身を挺して守った飼い犬は無傷で発見されたという。
2018年08月21日黒沢清監督によって映画化もされた『散歩する侵略者』(2005年初演)などを代表作とし、第52回紀伊國屋演劇賞で団体賞を受賞した“イキウメ”を主宰する劇作家・演出家の前川知大。自身が敬愛する漫画家・水木しげるの世界をモチーフにした新作『ゲゲゲの先生へ』を今秋、東京芸術劇場プレイハウスほかで上演する。主演は、『抜け穴の会議室』(2007年)以降、前川と多くの舞台で組んでいる佐々木蔵之介。先日、この注目作のビジュアル撮影現場を取材した。【チケット情報はコチラ】水木をモチーフにした作品では、NHK朝ドラにもなった夫人の自伝エッセイ『ゲゲゲの女房』が有名だが、『ゲゲゲの先生へ』は水木の評伝劇でも、また水木作品の舞台化でもない。作品はもちろん、エッセイやインタビューに遺された彼の言葉やエピソードを用いて“水木しげるの世界観”をひとつの物語に編み上げる。現場に入る前、取材陣に対して佐々木の役柄は、水木しげる役ではないという以外、明確には伝えられていなかった。ただ、「(『ゲゲゲの鬼太郎』の)ねずみ男、かもしれない」という気になる情報は漏れ聞こえていた(後日、「主人公はねずみ男をモデルにする」という明確な発表あり)。堂々たる二枚目の佐々木と、狡猾な三枚目キャラのねずみ男のイメージがつながらないまま現場に入ると、クタッとしたジャケットの中に白の開襟シャツという、戦時中の男性のような服装の佐々木がカメラの前にいた。ねずみ男というヒントは、あらかじめ佐々木に伝えられていたのだろう。少し猫背で、横柄にポケットに手を突っ込みながら、やや出っ歯気味にしてニヤニヤと含み笑いをする。端正な顔立ちと長い手足は隠しようがないが、意外にもちゃんと“不気味”な印象を抱かせる。ごく近くで見ている前川は撮影中、一切口を挟まない。ディレクターの指示に合わせ、佐々木はリラックスした様子でゆったりと、無言のまま体を動かし続ける。ごくシンプルな背景と相まり、コンテンポラリーダンスのパフォーマンスを観ているような感覚があった。またどこか性別を超えたような、さらに言うと人間のようで人間でないような。ねずみ男とは水木オリジナルの妖怪で、人間と妖怪との間に生まれた半妖怪であるという。「超人的なヒーローになっていく鬼太郎に対し、ねずみ男はいかにも人間くさい。妖怪だらけの世界で、ひとり人間の現実を背負っている。妖怪なのに」とは、前川の言葉。佐々木に信頼のこもった熱い視線を送る前川の背中から、スタートしたばかりの『ゲゲゲの先生へ』の確かな勝算が伝わってきた。舞台『ゲゲゲの先生へ』は10月8日(月・祝)から21日(日)まで、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて上演。その後、長野、愛知を巡演。東京公演のチケット一般発売に先駆けて、プレリザーブを実施。受付は7月14日(土)午前11時から19日(木)午前11時まで。取材・文:武田吏都
2018年07月13日黒沢清監督の最新映画『旅のおわり世界のはじまり』が、2019年6月14日(金)、全国の劇場で公開される。ウズベキスタンが舞台のオリジナル作品映画『散歩する侵略者』でも話題となった黒沢清監督の最新作は、オリジナル作品。ウズベキスタンとの国交樹立25周年、そして同地のオペラハウス、ナボイ劇場の完成70周年を記念した両国の国際共同製作作品だ。主演は前田敦子主演は、前田敦子。前田演じる女性レポーター・葉子は、日本のテレビバラエティ番組のクルーと共に取材のためにウズベキスタンを訪れる。葉子が現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって新しい世界を開き、成長していく姿を描いている。前田は、本作が長編映画で海外オールロケの初挑戦となる。前田を長く見てきたプロデューサー・秋元康が「前田敦子を東アジアでもなく欧米でもなく、その間あたりの日本から近いようで遠い文化に置くと、彼女の個性がとりわけ際立つのではないでしょうか」と述べているように、黒沢も前田の個性を見抜き、主役には彼女しかいないと彼女を大抜擢した。異国の地が引き出す、普段見せない彼女の表情に注目だ。前田は劇中で、エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」の歌唱にも挑戦。日本人が建設に関わり、日本とウズベキスタンの友好の証である「ナボイ劇場」での交響楽団の伴奏に合わせた歌唱に加え、クライマックスでは標高2,443mの山頂でアカペラの撮影に挑んでいる。加瀬亮、染谷将太、柄本時生も出演また主人公の女性レポーターと行動を共にする番組クルーを演じるのは加瀬亮、染谷将太、柄本時生の3人。優秀だがどこか仕事に倦んだカメラマンを加瀬亮、テレビ映えする映像ばかりを気にしているディレクターを染谷将太、天真爛漫なADを柄本時生が担当する。ストーリー心の居場所を見失ったら?扉を開く鍵はここにあるーテレビ番組のリポーターを務める葉子は巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。収録を重ねるが、約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。 ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をするー。彼女が、旅の果てで出会ったものとは……?【詳細】映画『旅のおわり世界のはじまり』公開日:2019年6月14日(金)監督・脚本:黒沢清出演:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ配給・宣伝:東京テアトル
2018年07月13日育児書などを読んでいると、よく書かれているのが「散歩は毎日連れて行った方がいい」という記述。もちろん散歩は家から外に出ることで、ママの気分転換にもなるのですが、子どもの機嫌が悪かったり、天気が悪かったり、ママの体調がよくなかったりで、つらく感じてしまうことも…。それでも毎日散歩に連れて行くべきなのか、子どもとの散歩についてネット上の意見をまとめます。毎日行かない人も意外と多い?散歩がつらいと考えているママは意外と多いようで、ネット上でも同様の悩みが散見されます。そして、そこに批判的な意見をコメントする人はかなり少なく、多くのママは、散歩は無理のない範囲ですればいいと考えているようです。特に、子どもがまだ歩けないころは、家の中をハイハイするだけでも子どもにとっては大冒険。外に出なくても夜ぐっすり眠れるほど運動はできると考えている人も多いです。まったく外に出ないのはNG毎日は必要ないとはいえ、さすがにまったく外に出ないことはよくないと思っているママが大多数。子どもと一緒に日光にあたったり、外気に触れたりするためにも、できれば子どもを外に連れ出したいとのこと。また、歩けるようになってくると、子どもの方から外に出たがりたくなるため、そんなときにまで外に連れ出さないのはかわいそうという声も。気軽に外出するために散歩がつらくなる理由として、「荷物が重い」、「準備が大変」ということがあります。そういった障壁を取り除くことで、もっと気楽に外出できるようにする提案も多く見受けられました。まずは不要な荷物を減らすこと。母子手帳や保険証もすぐ近くであれば必要ないですし、おむつは圧縮したり、枚数を減らし、あとは財布とお尻拭きくらいがあればOK。それ以外は必要になったら、その場で買ったりすれば大丈夫というアイデアも。また、散歩に行くのが大変な理由のひとつとして、外に出る前に化粧など身だしなみを整えなければならないという問題があります。でも、これに対しても「眉毛と口紅しかつけない」、「ほぼすっぴんで散歩に行っている」と、子どもの散歩ではあまり身だしなみを意識せず、気軽に外出できるようにしているママが多い印象。子どもを連れての外出は負担が大きいため、少しでも楽にできるよう工夫しているママが多いです。それでも、やはり毎日は厳しいと考えている人もネット上では多く、家の中だけで子どもと過ごす日を設けているのだとか。子育ては人それぞれなので、義務感でつらいのを我慢して毎日外出しなくても、家の中でもしっかり遊ばせてあげられればよいのかもしれませんね。(文・姉崎マリオ)
2018年02月07日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己で贈る侵略サスペンスエンターテインメント『散歩する侵略者』、そして夏帆、染谷将太、東出昌大で描く映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕のアナザーストーリー『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が、ブルーレイ&DVDで2018年3月7日(水)に同時発売が決定した。これを受け、黒沢清監督のコメントが到着した。『散歩する侵略者』は、行方不明の後、夫が侵略者に乗っ取られて帰ってくる大胆なアイデアをもとに、誰も観たことがない新たなエンターテインメントとして、国内のみならず海外でも絶賛を受け、全世界31の国と地域での上映が決定している話題作だ。一方、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は、映画『散歩する侵略者』と同じく黒沢清が監督を務め、不穏な空気が渦巻く恐怖と驚愕の世界を描いたアナザーストーリー。本作はWOWOWでOAした連続ドラマの大反響を受け、黒沢監督が音の演出にこだわり、ドルビーデジタル5.1の劇場クオリティーにあえてアップグレード。映像の細部にも変更を加えた特別な劇場版だ。黒沢監督は、「『散歩する侵略者』では前川知大の美しい原作を旗じるしに、これだけの俳優とスタッフが集結しました。日本の娯楽映画もここまできたか、そう感じていただければ幸いです。そして『予兆 散歩する侵略者 劇場版』ではごく平凡な夫婦と、近所の街角だけを使って、宇宙人侵略SFという壮大なジャンルに挑みました。スタッフも俳優も、もちろん全員100%本気です。やればできるんですね」と説明。独特の発言で期待感を煽る。『散歩する侵略者』特別版ではメイキングやイベント集を収録した特典ディスクが付属するほか、封入特典としてブックレットも封入するメモリアルな一枚。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』も特典映像のほか、特製アウタースリーブが付くファン愛蔵版となっている。<リリース情報>『散歩する侵略者』 Blu-ray【特別版】価格:6,700円+税『散歩する侵略者』 DVD【特別版】価格:5,700円+税『散歩する侵略者』 Blu-ray【通常版】価格:4,800円+税『散歩する侵略者』 DVD【通常版】価格:3,800円+税『予兆 散歩する侵略者 劇場版』 Blu-ray価格:5,200円+税『予兆 散歩する侵略者 劇場版』 DVD価格:4,200円+税発売日:2018年3月7日(水) Blu-ray&DVD発売/レンタル開始発売/販売元:ポニーキャニオン(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会(C) 2017『散歩する侵略者』スピンオフ プロジェクト パートナーズ(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年12月15日映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が11月11日(土)に公開を迎え、主演の夏帆をはじめ、染谷将太、東出昌大、黒沢清監督がそろって舞台挨拶に登壇した。すでに公開された映画『散歩する侵略者』のスピンオフとして製作されWOWOWで連続ドラマとして放送され、反響の大きさから劇場版として公開されることになった本作。概念を奪う宇宙人によって憔悴していく夫を守るべく、宇宙人に立ち向かうヒロインの姿を描き出す。戦う強いヒロイン・悦子を体現した夏帆さん。「黒沢さんからは『悦子の強さを意識し』とたびたび言われました。真壁(東出さん)と対峙したり、おびえたり、恐怖心が出るシーンも多くあったけど、その中でも強さは意識していました」とふり返る。黒沢監督は、映画版に続き、本作でも“強い”ヒロイン像を描いている点について「特に意識はしてませんが、女性のほうが強いってのは常識で、疑問のないこと」と説明。弱い(?)夫を演じた染谷さんは「本を読んで、“男らしい弱さ”を感じました。逆に男らしいなって思えましたね(笑)。弱いのに『俺は大丈夫だよ』っていきがっちゃうところとか…。(同じ状況で)自分も普通にそうなるなって思えてやれました」と納得の表情だった。また、3人の現場での関係に話が及ぶと、夏帆さんは東出さんとの会話が「なかったですね…なんでだろう?」と思案顔。東出さんは「3人ともマイペースなんだと思います」と指摘し、染谷さんも「各々で過ごしてましたね」と述懐。「仲は良いんですけど…」と釈明しつつ「僕は現場をウロウロしてました」という東出さん、「ずっとコーヒーを飲んでた」という染谷さん、そして「座ってました」という夏帆さん、それぞれマイペースぶりを明かす。また、映画のキャッチにもなっている「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」という問いかけに夏帆さんは「どうしますかね…。いままでできないことするのもなんだし。行に走るわけにもいかないので、ごく普通に過ごします」と語り、染谷さんは「どうしようもないけど、希望を持って過ごします。終わらないかもしれないし、終わってみないとわからないという希望を持ちつつ」と回答。東出さんは「何してんだろ…?と持ってるうちに終わっちゃう気がします。『何かしなきゃ!』ってだいたいそんな毎日です」とここでも三者三様、マイペースに語り、会場は笑いに包まれていた。そんな何ともゆるい3人だが、黒沢監督は現場での俳優としての素晴らしさを熱弁!「ほぼこの3人だけで2時間以上の長さを…。すごくないですか?この3人の俳優!日本映画は、俳優のすごさで持っているんだとつくづく感じました。映画は、すごい俳優が3人いれば出来上がってしまうと実感した作品です。久しぶりに、ただ面白い映画を作ろうとシンプルな意図で作りました。素晴らしい原作、面白い脚本があり、スタッフも最大の力を発揮してくれたと思います。見終わって、何て言ったらいいんだろう?という思いになると思いますが『俳優とにかくすごい!』と伝えていただければ価値は伝わると思います」と3人を称賛し、会場は温かい拍手に包まれた。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年11月11日松田龍平&長澤まさみ&長谷川博己が共演した現在公開中の映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマが、放送後の大反響を受け、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』として緊急劇場公開されることが決定した。劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が映画化した『散歩する侵略者』。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントとして現在も大ヒット中。そんな映画のアナザーストーリーとして、同じく黒沢監督の手により、夏帆、染谷将太、東出昌大ら新たなキャストと設定で話題を呼んでいるのが、スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」。WOWOWにてドラマ第1話がOAされるや、映画版と大きく異なる恐怖と驚愕の展開に、終了直後から「これぞ黒沢清!」「素晴らしく怖い」「登場人物全員怪しい」「これは映画館で観たいレベル」「次まで1週間も待てない」「ひたすら演出で恐怖を感じさせる。最高」と話題沸騰。こうした大反響を受け、急きょ劇場公開されることになった。黒沢監督とともに共同脚本を務めたのは、『リング』シリーズなどを手掛けJホラーブームをけん引した高橋洋。黒沢監督とのタッグは『蛇の道』(’98)以来、実に19年ぶりながら、その不穏で恐怖に満ちた異常な世界観を見事に構築、まさに映画と対になる作品を生み出した。両氏の世界観を具現化すべく、撮影・照明・美術・録音・編集・そして音楽と、これまでも黒沢作品を手掛けてきた映画の制作チームが本作のために再結集した。異変に気付き、必死に自分たちの世界を守ろうとする主人公・悦子には夏帆さん、図らずも「侵略者」の手先となり苦悩する彼女の夫・辰雄に染谷さん、そして映画版にも登場するものの、まったく異なる役柄で明確な「“悪”の侵略者」を演じるのは東出さん。黒沢監督に「神がかった熱演」と言わしめた、素晴らしい恐怖のアンサンブルを披露している。また、黒沢監督は劇場公開にあたり、要とも言える“音”の演出にこだわり、ドルビーデジタル5.1の劇場クオリティにアップグレード。さらに映像の細部にも変更が加えられ、本作の世界観をより深く堪能できる仕上がりとなっている。黒沢監督は本作について、「ほぼ3人だけのキャストで、侵略の予兆というテーマに挑みました。ごく身近な人間が、家庭や職場が、世界全体がゆっくりと確実に変貌していきます。やがて誰もいなくなった街の中で、夏帆さん演じる主人公は何と直面し、どのような決意を持って先に進んでいくのでしょうか。壮大で身の毛のよだつ出来事が、可能な限りリアルに描写されています。ただし、これはあくまで映画です。ここで描かれていることが現実化しないことを望みます」と意味深にコメント。さらに、脚本の高橋さんからは「黒沢監督と組むのは久々だけど、2人が出会えば、怖い映画を作ろうってことになるのです。ただ怖いことが起こる映画じゃないんです。2人が目指しているのは、観客が見てゆくうちに、え、これヤバい…って気づくような怖さです。前川さんの原作には『ボディ・スナッチャー』の“替え玉妄想”に匹敵するようなヤバいアイデアがありました。だから『侵略SF恐怖映画』が生まれるのは必然なんです」と、舞台版の原作へのリスペクトも明かされている。■あらすじ山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くと、そこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という“概念”が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。やがて、常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くように。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始め…。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は11月11日(土)公開より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマ、名古屋ミッドランドスクエアシネマ、札幌シネマフロンティアにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年10月06日第9回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者が5日、明らかになった。最優秀作品賞には『散歩する侵略者』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選出された。同映画賞は、東京都多摩市内の3会場4スクリーンで行われる映画ファンの祭典「第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM」(11月18日~11月26日)の賞で、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める。多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファン立場から感謝をこめて表彰したもの。最優秀作品賞には、「侵略者の地球襲来を通して不穏さを帯びる現代社会を暗喩しつつ、新しい世界観のエンターテインメントを創り上げた」として黒沢清監督の『散歩する侵略者』、及び「大都会において孤独と見えない不安に苛まれながら寄り添う若者の姿は、観客一人ひとりの内なる感情と共鳴した」という石井裕也監督の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選ばれた。『散歩する侵略者』からは、最優秀女優賞の長澤まさみ、最優秀新進男優賞の高杉真宙も受賞。黒沢監督は「大変な驚きです。実験的な侵略SFに賞をいただけるとは夢にも思っていませんでした。俳優やスタッフたちが新しい娯楽映画を目指して試行錯誤した結果が評価されたのだとしたら、こんな嬉しいことはありません」と感謝。長澤は「監督をはじめ、スタッフ・キャストと共に熱い夏を乗り切った事、青春の思い出の様にふと思い出しては、夢の様な不思議な時間だったとまるで自分が概念を奪われた様な感覚に囚われます」と撮影を振り返った。また、『散歩する侵略者』を含めた多くの作品で評価された高杉は「2017年はジャンルも役柄も全く違う映画に6本出演させて頂き、たくさんの演出に出会わせて頂いた本当に刺激的な1年でした」と紹介し、「その中でも特に正解が見えづらく、最も模索しながら演じたのが『散歩する侵略者』でした」という。「その作品がこのような素晴らしい賞として評価されたこと、自分がそこに少しでも関われた事を心より光栄に思います」と感謝の意を表した。■最優秀作品賞『散歩する侵略者』 (黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『バンコクナイツ』)■最優秀男優賞浅野忠信 (『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンⅡ』)池松壮亮 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)■最優秀女優賞満島ひかり (『海辺の生と死』『愚行録』)長澤まさみ (『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)■最優秀新進男優賞間宮祥太朗 (『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)高杉真宙 (『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『P とJK』)■最優秀新進女優賞石橋静河 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)土屋太鳳 (『トリガール!』『P とJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)■最優秀新進監督賞菊地健雄監督 (『ハローグッバイ』『望郷』)瀬田なつき監督 (『PARKS パークス』)
2017年10月05日長澤まさみが出演する映画『散歩する侵略者』(公開中)の場面写真が14日、公開された。同作は劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの同名舞台を映画化。長澤は、数日間行方不明になっていた夫が侵略者にのっとられて帰ってくるという事態に巻き込まれる主人公・加瀬鳴海を演じ、侵略者に乗っとられる夫を松田龍平、ジャーナリスト・桜井を長谷川博己が演じる。今回公開された場面写真は、長澤演じる鳴海が、侵略者に乗っ取られて帰って来た夫・真治に戸惑いながらも愛情深く接する、ツンデレっぷりがかわいいシーンを切り取ったもの。会社も辞め「地球を侵略しに来た」と語る真治は、人間の歩き方を忘れて棒立ちになるなど理解不能な言動をとり、鳴海を惑わせる。鳴海は真治を叩いて怒るなど感情をあらわにするシーンが多く、長澤も「撮影現場では常に怒っていて、へとへとになった」と明かす。しかし、物語が進むにつれ、鳴海は以前より穏やかで優しくなった真治に対し、段々と心を開いていき、草むらで転んだ真治を優しく介抱する場面では、深い愛情を見せた。
2017年09月14日パックマン、ドンキーコング、スペースインベーダー、ギャラガ…世界じゅうで愛される日本のゲームキャラクターたちが“地球侵略”――その独創的なアイデアと映像で大ヒットした映画『ピクセル』が9月15日(金)日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送される。本作は日本から生まれ世界を席巻した80年代の人気ゲームキャラクターたちがゲーム会社の枠を超えて初めて集結する実写ハリウッド映画。30数年前、NASAは宇宙人との交流を夢見て、“人間”や“地球”を深く知ってもらうための紹介映像を宇宙に向けて発信。その中には当時、大流行していたゲームの映像も送られていた。ところが、それを受信した宇宙人は、友好のメッセージではなく挑戦状と受け取ってしまったから、さあ大変。彼らは地球が発信したゲームキャラクターを模し、現代の地球を侵略しにやってきた!だが、そんな彼らの弱点を見抜いたのは、当時ゲームチャンピオンの名をほしいままにしていたが、いまは“ただの大人”になった最強の元・ゲームオタクたち。果たして彼らは、バクバクと街を食べまくる「パックマン」の暴走を止めることができるのか? 「ドンキーコング」から次々と放たれる“樽”攻撃をかわし、ゲームをクリアできるのか…?ゲームのキャラクターが地球に攻めてくるという奇想天外なストーリーに『ハリー・ポッターと賢者の石』『ホーム・アローン』などヒット作を世に送り続けてきたクリス・コロンバス監督をはじめとしたハリウッドの精鋭スタッフが本気で挑んだ“ゲーム”愛溢れる本作。少年時代、アーケードゲームの世界大会で“世界一”に挑戦したほどのゲームの達人である主人公のサム・ブレナー(アダム・サンドラー)のボイスキャストには柳沢慎吾が起用。その声の演技にも注目だ。80年代、ゲームに熱中した世代はもちろん、当時のゲームを知らない世代もその映像の独創性にハマること間違いなし。攻撃したものをカクカクとブロック状に“ピクセル化”させる独特の映像世界を存分に楽しんで。金曜ロードSHOW!『ピクセル』は9月15日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ピクセル 2015年9月12日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 CTMG, Inc. All Rights Reserved. **ALL IMAGES ARE PROPERTY OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT INC. FOR PROMOTIONAL USE ONLY. SALE, DUPLICATION OR TRANSFER OF THIS MATERIAL IS STRICTLY PROHIBITED.
2017年09月14日映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」の完成披露試写会&舞台挨拶が9月11日(月)、都内にて行われ、出演する夏帆、染谷将太と黒沢清監督が登壇した。登壇はなかったものの、外科医・真壁司郎として本ドラマに出演する東出昌大から、「皆さんの一番奪われたくない概念は何ですか?」という質問が届いた。すると、染谷さんは「ベタな質問ですね(笑)」と揶揄しつつも笑顔を見せながら、「人間、という概念は奪われたくない」と答えていた。東出さんは、自分の奪われたくない概念について、「ちなみに、僕は苦しみの概念」というコメントを寄せた。染谷さんは、瞬時に「ストイックという意味なんですか(笑)?」とさらに突っ込みを入れていた。黒沢監督も、「面倒くさい質問ですよね…」と遠い目をしながらも「質問するほうは軽い感じですけど、答えは重くなるんですよ(笑)。映画、という概念を奪われたくない」と映画監督ならではの答えをひねり出した。長澤まさみ主演、共演に松田龍平や長谷川博己を迎えた映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとして作られた「予兆 散歩する侵略者」は、人間から概念を奪う侵略者の恐怖を描くサスペンスドラマ。山際悦子(夏帆さん)は精神状態が不安定な同僚を夫・辰雄(染谷さん)の勤める病院へ連れて行き、家族の概念が欠落したと診断され、悦子の周りでも奇妙な出来事が起こり始める。黒沢組への参加が初となった夏帆さんは、「とにかく緊張していました。ずっと憧れていて、黒沢組への参加がひとつの目標でもあったので、初日はフワフワして。気持ちのいい現場で、本当に楽しかったです」と満足気な表情を浮かべた。一方の染谷さんは、2013年の『リアル~完全なる首長竜の日~』以来、2回目となった。撮影について、染谷さんは「いやあ、楽しかった。楽しかった…楽しかったです(笑)」と、とにかく「楽しい」を繰り返した。そんな夏帆さんや染谷さんを、柔らかい笑みで眺めていた黒沢監督は、「東出さんも含めて、タイトなスケジュールの中よくついてきてくれた」と3週間で撮影を敢行したという時間の制約も含めてふり返った。「ノーマルな日常の延長だけで済まされる芝居ではないので、かなりやりづらかったはず。でも、何度もやらなくても一気にあるレベルに全員が達してくれるんです。よくこんなハイレベルな鬼気迫る演技を、3人ともがやってくれたなと思います」と、3人の役者としての能力を高く評価していた。「予兆 散歩する侵略者」はWOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始中、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話 ※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は全国公開中。(cinamacafe.net)
2017年09月11日●社会のメタファーとして機能する侵略SF自分の家族がある日急に”侵略者”に乗っ取られてしまったら……という非現実的な設定を、現実的な状況として描き出した映画『散歩する侵略者』。劇団「イキウメ」の同名舞台を実写映画化し、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里など実力派キャストが集結した。ハリウッド作品やアニメなどでは人気でありながら、邦画ではなかなか類を見ない”侵略SF”というジャンルを実現した同作。脚本も務めた黒沢清監督に、作品に惹かれた点やキャストの印象について話を聞いた。○日本ではほぼ成立したことないジャンルに――今回、「イキウメ」の舞台作品に惹かれて実写映画化されたということですが、惹かれた点について教えてください。作品に出会ったのはかなり前ですが、一読して”侵略SF”という日本では普通の映画としてはほぼ成立したことのないジャンルの、素晴らしいアイデアに溢れていると直感しました。同時に、”こういうジャンルは必ず、ある種の社会に対する批判が込められるわけですけど、その込め方も、実にうまくいっていると思いました。ぜひやりたいと思いました。――確かにハリウッド作品と違って、日本ではあまりない感じがしますね。日本で言うと、怪獣映画かアニメですよね。もちろん怪獣映画も、『シン・ゴジラ』も含めて、社会のメタファーとして機能するわけですけど、やはり実写でそれを目指すと、普通ものすごくお金がかかるもので、僕などはそう簡単に手を出せるものではないですから。――お話として、撮ってみて難しかった点はどのようなところでしたか?もとのイキウメの芝居もそうなんですけど、この深刻な物語をどこかふざけたトーンで進めていって、だんだん本気になっていくその変化ですね。最初軽いふざけた感じで物事が進行していく展開は、僕自身はほとんどやったことがなく、映画でどう成立させるのかという点が難しかったです。軽くふざけた感じを出す、そういうニュアンスを観客に楽しんでもらいつつ、でも本当なのだというところへ持っていくのに苦労をしました。●『シン・ゴジラ』と真逆の長谷川博己○最初からアウトローな人間は物語でどこへいくのか――軽くふざけた感じを、というニュアンスについては、松田龍平さんなどのお芝居にも助けられた点でしょうか?もちろんです。不可解な松田さんとそれを受ける長澤さん、そして長谷川さん、俳優陣の演技も絶妙でしたね。高杉くんも恒松さんも、最初のうちはちょっと本気かどうかわからなくて、みなさんよく考えるとかなり深刻な状況なんですけど、どこかふざけている。そういうある種の軽さは、俳優の方たちに全面的に託しました。ただ、最終的には深刻な事態になっていくので、軽い笑いを取りつつも、基本路線は決してふざけてはいないという微妙な線を、ほとんど俳優の方に委ねつつ、程度を探りながら撮影していきました。――長谷川さんの演じた桜井は、あんなことになってしまって。桜井は、実は僕の作品には出てきたことのないようなタイプの人間だったんです。これまでよく扱ったのは、みな最初は刑事やサラリーマンなどの体制側にいて、だんだん組織からはみ出てアウトロー化していく主人公。でも、桜井は最初からアウトロー的に行動する人なので、面白かったです。狙ったわけではなく、原作の桜井がそういう役だからだったんですが、最初からはみ出ている人は、ドラマを経てどこへ行くんだろう、と思っていたら、世界を飛び出してあそこまで行っちゃいましたね(笑)。桜井は原作でもあそこまで行ってないですけど、自分の中では自然に行ってしまったという感じで、脚本を書いていて気持ちよかったです。長谷川さんもよくわかってくれて「この人ここまで行っちゃうんですね。わかりました」と言っていました。ある種のアメリカ映画には出てくるのかとも思うんですけど、その感じを長谷川さんは完璧に理解して演じてくれたので、撮っていて楽しかったですね。――『シン・ゴジラ』とは真逆ですよね。完全に真逆ですね(笑)――今回はメインキャストのみなさんはもちろん、前田敦子さん、満島真之介さん、児嶋一哉さん、光石研さん、東出昌大さん、小泉今日子さん、笹野高史さんと、とにかく豪華でしたが、どうしてこれだけのキャストが集まったんですか?脚本を読んでいただいて、これは変わっていると思われたんじゃないでしょうか。人気のある俳優さんのところにはいろんな脚本がどんどん来て、ワンシーンであっても出るか出ないかは、脚本を読んで判断されるんでしょうけど、日々いろいろ送られている脚本の中でこれは、かなり変で、つい目が留まったんだと思います。といって別に難解ではなく、意図していることは伝わったのかなと思って。ちょっとしたワンシーンだけでも、普段要求されていることと違うことができそうで、そこに興味を持たれたに違いありません。――ワンシーンと言っても、みなさんどんな役かすぐに思い浮かぶくらい個性的なシーンばかりで。みなさん、おかしなことをいろいろやってくれました(笑)。そういうバラエティ的な味わいも含めて、観客の方にはぜひ楽しんでいただきたいです。(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月10日劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を映画化したSFエンターテインメント『散歩する侵略者』の初日舞台挨拶が9月9日(土)、都内で行われ、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。人間の“概念”を奪いながら、地球侵略を進める侵略者たち。数日間、行方不明だった夫から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受けた妻・鳴海(長澤さん)は、それでも愛を貫こうとするが…。夫の真治を松田さんが演じる。長澤さんは、夫の異変に終始“怒った”演技を披露しているが「怒りの中に、愛情や優しさ、悔しさが注ぎ込まれている」と回想。黒沢監督が「こちらが何かお願いすると『あっ、はい…』とちょっと虚無的な表情で…。うれしいやら、困ったやら。でも、演技はしっかりやってくれるので頼もしい」とふり返ると、「『あっ』と『はい』の間で、お芝居ができるか考えていた」と語った。一方、侵略者を演じた松田さんは「監督から『宇宙人みたいですね。そのままでいてくれれば』と言われて、ホッとしました。概念がない空っぽな状態の役柄ですが、好奇心を大切にした」とマイペース。黒沢監督も「最初に、僕からも宇宙人のことはよくわからないって言いました」と苦笑いだった。「とにかく幸せな時間でした!」と喜びを語るのは、事件の真相を追うジャーナリストを演じた長谷川さん。「黒沢監督のファン過ぎて、現場でも過去の作品について、とにかく聞きまくって。うっとうしかったかと…(笑)。大丈夫でした?」と反省しきり。これには黒沢監督も「大丈夫だったんですけど…。考えなくちゃいけないことも、たくさんあるのに」と思わず苦言?当の長谷川さんは「申し訳ありません!」と平謝りだった。同日、第22回釜山国際映画祭への出品が発表された。『散歩する侵略者』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月09日公開初日を迎えた映画『散歩する侵略者』の舞台あいさつが9日、東京・新宿ピカデリーで行われ、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。公開初日を迎えたこの日は、主演の長澤らキャスト陣と黒沢監督が勢揃いして舞台あいさつ。劇中では常に怒っている主人公の加瀬鳴海役を演じた長澤は「ずっと怒ってましたね(笑)。怒るという感情の中に、鳴海のすべてが注ぎ込まれていたので、人間らしい役を演じられて勉強になりました」と新たな役柄を演じて刺激を受けた様子。そんな長澤について黒沢監督は「『こんな風に』とお願いすると、普通は『はい!』とか『嫌だ』とか言われるんですけど、長澤さんは『あっ、はい』と言うんです。虚無的な顔をされて、それがうれしいやら困ったやら。でも必ずやってくれる頼もしい女優さんでした」と褒めると、長澤は「『あっ』と『はい』の間に多分考えているんですよ。はっきりしているんだかしてないんだかという感じですね(笑)」と苦笑した。松田や高杉と同じく、劇中で侵略者を演じた女子高生役の恒松は、本作で初めてのアクションシーンに挑戦。ロケの前には2カ月間アクションの練習をしたそうで、その成果もあって本番では共演したアンジャッシュの児嶋一哉に蹴りを入れるなど、ド派手なアクションを披露した。「児嶋さんは意外と身長が高くてそこに一発で首を蹴るのが難しかったですね」と身長差に苦労した様子だったが、「一発で決まった?」という質問には「はい! 練習の成果があって一発で決まりました。今回の女の子は普通より力が強いので、みんながバンバンやられて気持ちよかったです(笑)」と笑顔を見せた。劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化した本作。 数日間の行方不明の後、夫が"侵略者"に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもと、日常が異変に巻き込まれていく世界を描く。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田龍平、一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じたほか、恒松祐里が女子高生の立花あきら役を熱演している。
2017年09月09日「久しぶりに卓球ができて楽しかったです!」 こう語るのは、9月公開の映画『トリガール』、『散歩する侵略者』に出演する高杉真宙(21)。本誌撮影で訪れたのは、日本初の複合型卓球スペース、東京都渋谷区にある『T4 TOKYO』の卓球レストラン&バー『THE RALLY TABLE』。食事とお酒を味わいながら卓球を体験できる最新スポットだ。 「ふだんは漫画を読むとか家で過ごすのが好きなんですが、スポーツだといまボルダリングに関心があるんです。だからこういう運動も食事もできる最新スポットっていいなあと思いました」(高杉・以下同) そんな彼に理想のデートを聞いた。 「デートスポットで思いつくのは、遊園地や動物園。動物園だったら、大好きな爬虫類は絶対に見ます。昔からヘビとか飼いたくて。で、ランチタイムに、彼女お手製のお弁当を食べたりしたら、もう最高です。おかずは、ぜひ卵焼きをリクエストしたいですね。そんなくつろいだ時間を過ごすなかで、彼女がずっと笑っていてくれたら、すごく幸せです」 10月スタートのドラマ25『セトウツミ』(テレビ東京系・金曜深夜0時52分~)では、主演の内海役を演じる高杉。 「『セトウツミ』は瀬戸役の葉山奨之くんと2人の会話劇。W主演のプレッシャーもありますし、初めての関西弁のお芝居は、正直怖い。厳しい挑戦になりますが、頑張ります!」
2017年09月09日●映画の社会的な面に反応があった『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞したほか、何度もカンヌ映画祭に作品が正式出品されている黒沢清監督。最新作である『散歩する侵略者』もまた、カンヌ映画祭で世界に発信されることとなった。誰もが名前を知りながら、実態についてはあまり知られていないカンヌ映画祭だが、映画監督にとっては「嬉しさと不安」が半々の特殊な場だという。『散歩する侵略者』は、劇団「イキウメ」の同名舞台を実写映画化した作品だ。ある日、自分の夫(松田龍平)が”侵略者”となって帰ってきた妻(長澤まさみ)や、”侵略者”と出会ってしまったジャーナリスト(長谷川博己)が、自分の立場を選択しながら物語が動いていく。人間から概念を奪うという独特な設定を持ったこの侵略サスペンスは、カンヌでどのように捉えられたのだろうか。○カンヌの反応は?――第70回カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門に正式出品された『散歩する侵略者』ですが、現地での反応はいかがでしたか?みなさん真剣にご覧になっていたようですね。楽しい娯楽映画的な要素もふんだんに入れて作っているつもりではありますけど、こういう内容ですから、作品の訴えている社会的な面を真剣にとらえようとされている感じでした。――日本の反応とは違いそうでしょうか?キャスティングが豪華なので、日本だと次々と有名な方が出てくることに目に奪われるかもしれないですね。内容的には日本の方が見ても複雑で考えさせられる要素があると思うんですが、きらびやかな感じがするので、娯楽映画として素直に受け取ってくれるのかなという気がします。――何度もカンヌ国際映画祭に参加されている黒沢監督ですが、カンヌには身が引き締まる感覚などありますか?他の映画祭と比べて特殊と言いますか……ただお祭りのようにみんなが映画を楽しみにしてくれているだけじゃない、厳しい目があります。みんなが批評家ですから「ダメなものはダメと言ってやる」「どこか弱点を見つけて攻撃してやる」という緊張感が映画祭全体に漂っています。世界の批評の目にさらされるのは、何度行っても複雑な感じですよね、作っている方としては。呼んでおいてひどいこと言うのか! と(笑)。――嬉しいと同時に不安というような……。半々ですね(笑)。嬉しいは嬉しいんですけど、何を言われるんだろうという不安もあります。誰からも非難されないような無難な作品は逆に、最初から選ばれないんですけどね。ある種の社会性を持っている作品や、従来の作り方と違った作り方をしている作品は、同時に攻撃の対象にもなるから、怖いですよ。カンヌはギリギリのところでどちらに転ぶか、判定が難しい作品を好んで出してくるので、うまくいけば全く新しい映画が出たと言われることになります。そういう意味では刺激的な映画祭ですね。●「ダメなものはダメと言う」緊張感○映画表現の醍醐味を――現地ではっとした意見はありましたか?取材でもやはり、カリカチュアライズされているとはいえ「現代の日本はこういう状況にあるのか」という質問は多く受けました。みんながあまり何も言えず、でもある種の危機が迫っていて、どう訴えていいかわからない危機的状況にあるのか、というようなことです。――今回は侵略者が人間の「概念を奪う」という独特なシーンが出てきます。この表現にいたるまで難しそうだなと思ったのですが、いかがでしたか。難しかったです。とても秀逸なアイディアだと思ったんですが、舞台上では「この作品ならではのルールなんだな」と成立しているものが、映画では現実的に何が起こっているのか、実際の家の中や街角で表さなければならない。いろいろ考えたんですけど、概念とは何かってわかんないですね(笑)。科学的には説明しないことにしました。ただ、重要な概念を奪われると、人はなぜかスッキリして解放されるというふうにしました。それがこの映画のルールだとなるべく早めに理解してもらえれば嬉しいです。「概念、もらった」と言われると、へなへなとなって涙が出ちゃった、そして自分の中が変わっている……という。――演劇のお客さんはルールを飲み込むことに慣れているけど、映画だとまたもう少し観ている人の感じ方が違うかもしれないですよね。そこは実写映画という表現独特のリアリティで、舞台やアニメとも違うところですよね。舞台だと日本人が外国の作品をやってもOKですから、羨ましいですよ。映画で日本人が金髪のカツラつけて日本語をしゃべって、外国人という設定だったら、誰一人真面目に見ないですよね。わかっていても、「それは嘘でしょ」と指摘されてしまう。現実じゃないとわかっていながら、常に現実と見比べながら受け取られてしまう。でもその分うまくやると、記憶の中で本当に現実に起こったんじゃないかという錯覚も起こせるんです。それが映画作りの醍醐味で、空から攻撃が来るシーンをうまく撮れば、本当にそんな攻撃が起こったように、その瞬間は迫真の表現として伝えられる。それが映画ならではの表現だと思います。(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月08日●男の人が憧れる男になりたい2017年は4本の映画に出演し、今後の公開待機作も多数、さらに10月からテレビ東京系ドラマ『セトウツミ』(10月13日スタート 毎週金曜24:52~)にも主演するなど、活躍の幅を広げ続ける俳優・高杉真宙。最新作となる映画『散歩する侵略者』(9月9日公開)では、人の概念を奪い、地球を狙う”侵略者”の天野という難役に挑んだ。7月4日には誕生日を迎え、写真集発売時に初の握手会も行うなど、どんどん大人になっていく高杉だが、今回侵略者の”ガイド”として行動を共にするジャーナリスト・桜井を演じた長谷川博己からは、大きな刺激を受けたという。○理想の大人になりたい――先日誕生日を迎えて21歳になりましたが、変化などはありましたか?19歳から20歳の誕生日は印象的だったんですけど、そこまで大きな変化はなくて、30歳になるまでの9年ってすぐなんだろうなと思いました。理想の大人になるための道、30歳までの道でいうと、まだまだです。今回作品でご一緒した長谷川博己さんのサングラスのかけ方がかっこよくて洗練されていたので、僕がそれをできるまでに何十年かかるんだろう、と思いました。――男らしさを見せたいという気持ちはあるんですか?年を重ねるにつれて、男の人が憧れる男になりたいと思うようになりました。早いに越したことはないので、頑張ります。――20歳を過ぎて、俳優として大人として扱われる、というようなことはあるんですか?寮から出たので、友達を泊められるようになりました。20歳になって、ごはんに呼ばれることも多くなりましたし、お酒の場が多くなって、行動範囲が広がった1年でしたね。○人間との違いを出す苦労――今回は”侵略者”役。人間ではない役というところは意識されましたか?侵略者といっても見た目は人間なので、違いを見せるのが大変でした。僕の演じた天野は、登場した時から人間と近い存在だったんです。他の侵略者は個性的だったり、服の着方も変わっていたりしますが、天野は人間に興味を持っていて真似しているところもあり、侵略者としての違いを見せなければという点に苦労しました。監督からは違和感を出すために、急に立ち止まって振り向いてじっと見ていて、と言われたんです。そのシーンは、演じていても気持ち悪い感じがあるのがわかりました。――漫画やアニメが好きな高杉さんですが、SF作品ということで気持ちが上がったりしましたか?盛り上がりましたね! 銃を撃つシーンもなかなかないですし、こういう作品に携われて嬉しかったです。失敗したら火薬も時間もかかってしまうから「やばいやばい、こわいこわい!」「時間がないから全員撃たなきゃ!」ってドキドキしながら撃ちました。手にも振動が伝わってきますし、漫画やアニメやゲームで出てくるシーンもこんな感じなのかな、と思って、テンションが上がりました。イメージトレーニングもしていたんですけど、ずっと銃を構えていたら「そんなに長くない」とつっこまれました(笑)。――最近はアクションが魅力の少年漫画の実写化作品も多いですよね。出演したいと思ったりされますか?ぜひ出られたら嬉しいですが、自分に合う役だったらいいなと思います。漫画が好きだからこそ、もし自分に合わない役が来たら、ファンとして納得いかないところも出てきてしまうと思うので……。そういう役もやってみたいですけど、不安と緊張はありますね。――ちなみに、最近気になる作品は。もう今は『ボールルームへようこそ』ですね! 今アニメが放送されているんですが、第1話の試写会の情報を見て「応募しちゃだめかな?」って思いました(笑)。●長谷川博己の話を盗み聞き○目標とする大人の男――今回桜井役で共演された長谷川博己さんが憧れと伺ったんですが、前からだったんですか?元々長谷川さんの出演されている他の作品もたくさん観ていました。撮影中にそんなに多くお話はできていないんですけど、大人の色気や、余裕のある雰囲気、知識が豊富なところが、自分の目標とする”大人の男”で、本当にかっこよかったんですよ! 自分が同じ年齢になった時に、このままだと長谷川さんみたいになれないなと思いました。今回の役の雰囲気も、元々長谷川さんの持っているものなのかと思ってしまったんですが、もちろんそんなことはなく、長谷川さんの演技で。でも、そう思ってしまうくらい自然に役を持っていくのがすごい。スマートな感じでした。――普段からアウトローかと思ってしまうくらい自然な演技だったんですね。現場で何か教えてもらったことはあったんですか?長谷川さんが映画をお好きというのは知っていたので、映画の話をさせていただいたことはありましたね。あとは長谷川さんがサングラスの話をしていた時に、盗み聞きをしました(笑)。長谷川さんは本当にかっこいいサングラスをしていて、ああいう風にサングラスが似合うようになりたいなと思って。ポスターでも私物のサングラスを付けられていますが、もう一つ別のサングラスも本当にかっこいいんですよ。僕は作品でも桜井さんと天野の関係がすごく好きで、侵略者とガイドだけじゃなくて、人としての関係がいいなあ、って思っちゃう。遠からず近からず、たまにふざけあってる感じがしたり、親子でもなくて、先輩後輩でもなく、どんな風にも見えて、面白い。桜井さんとの会話がすごく好きでした。○フレッシュさは『トリガール!』に置いてきた――作品が続いていますが、『散歩する侵略者』の前はどの作品を撮られていたんですか?『散歩する侵略者』の前が『トリガール!』でした。――ガラッと雰囲気が変わりますね!もう、心のギャップがすごかったんですよ(笑)。崖から落ちていくくらいの差がありました。キャラクターもそうですし、監督の求めている演技の違いもすごく大きかった。結構自分の中で、迷子になったところではあるんです。役としての引きずることはなくても、演技の仕方の引きずりはすごくあるんですよね。舞台をやっていた時に、プライベートで遊んでいた友達から「声がでかい」と言われたんですが、それに近いと思います。『トリガール!』の後は少し声が大きくなっていて、『散歩する侵略者』の撮影で少し注意されたりしました。それがしょっぱなだったから、めちゃくちゃ焦りました。だから、しっかりと戻す作業は必要だなと思いました。――現場の雰囲気にも違いがありそうですよね。『散歩する侵略者』は年上の方に囲まれていて。すごく紳士的な現場だったなと思います(笑)。みんながみんな職人さんみたいに、まっすぐ台本を表現している。もちろんどの現場もそうなんですけど、それぞれ色はあります。『トリガール!』はポップなイメージで、『散歩する侵略者』は静かな色のイメージなんですよ。大人の方ばかりだからこそ、自分がどんな風に役を残せるのかを気にしていました。天野という役で、何かを置いていけるかな、と。――年上の方の間でフレッシュさを出すというよりは、職人側に入りたいという感じだったんですか?フレッシュさは『トリガール!』においてきました(笑)。自分も俳優という職人の一部になれたらいいなと思って、演じた作品でした。●高杉真宙サイン入りチェキプレゼント<応募〆:9/15>高杉真宙さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼントします。○応募要項■応募期間:2017年9月7日から2017年9月15日23:59まで■内容:高杉真宙サイン入りチェキプレゼント■当選人数:3名様■応募方法1.マイナビニュースエンタメch公式Twitterをフォロー2.ハッシュタグ「#マイナビニュース高杉真宙チェキプレゼント」と、本記事タイトルとURLを付けてツイート(コチラをクリックするとツイートリンクに飛べます)。当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメch公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。○当選条件日本国内にお住まいの方 <個人情報取扱いについてのご注意> 応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。(1)個人情報取扱いについて:マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイナビニュースにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社 マイナビ ニュースメディア事業部 編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル news-reader@mynavi.jp(3)個人情報保護管理者:株式会社 マイナビ 管理本部長 personal_data@mynavi.jp
2017年09月07日率直な感情表現をする動物って可愛いですよね。今回ご紹介するのは、ゆう(@always_with_yu)さんのツイート。【すべての画像はこちらから→】散歩から帰りたくない犬の様子に胸キュンする人が続出しています。----------今回の主人公はこちら。以前もパピマミでご紹介させていただいたことのある柴犬の優ちゃんです。ある日、優ちゃんと一緒に散歩をしていたという投稿者さん。散歩の終わり際に歩道橋を降りていたところ、優ちゃんのある異変に気づいたそう。投稿者さんが後ろを振り返ると……帰りたくない一心で地面に倒れこむ優ちゃん。リードの紐がピンと伸びても全く動く気配がありません。どうやら優ちゃんは、この歩道橋を渡りきったら散歩が終わるということを学習したようで、ここで動かなくなってしまったみたいです。どうしても散歩が名残惜しい優ちゃん。困った行動ではありますが、それ以上に可愛過ぎますね。この優ちゃんの様子を見た人たちからは、「かわいすぎます」「最高です」「めんこいなあ」などの反響が寄せられています。優ちゃんのカワイイ姿は、ページ下部のリンク『【かわいいイヌ画像】散歩から帰りたくない犬の抗議がカワイイ』からご覧いただけます。こんなに露骨な意思表示をされたら、もう少し散歩に付き合ってあげたくなりますね♪●文/パピマミ編集部
2017年09月03日黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化し、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中から注目を集めた『散歩する侵略者』。この度、本作にジャーナリスト・桜井役で出演する長谷川博己の新たな場面写真をシネマカフェが独占入手した。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアをもとに展開していく本作。そんな本作で長谷川さんが演じているのは、ある町で起こった一家惨殺事件を追うアウトローなジャーナリスト。彼のもとに現れた地球を侵略しに来たという謎の少年・天野(高杉真宙)に“ガイド”を依頼され、もう一人の侵略者・立花あきら(恒松祐里)が加わり、人間と侵略者の奇妙な旅がスタート。最初は彼らの言動に戸惑うも、彼らと行動を共にするに連れて次第に心境の変化が…。突然、地球侵略を宣言する侵略者に、半信半疑ながらも向き合う桜井は、観客の心の代弁者とも言うべきキャラクターだ。今回到着したのは、サングラスをかける“渋カッコいい”姿と、秘密裏に事件を追う桜井のジャーナリズムを感じる姿を写したビジュアル。桜井らしさの溢れるこのサングラスは、実は長谷川さんが自前で用意した私物!8月に行われた完成披露上映会の舞台挨拶では、「(サングラスは)買ったばかりなのに壮絶なアクションシーンでぼろぼろになってしまいました」と残念そうに撮影エピソードを明かしていた。役作りを積極的に黒沢監督に提案し、“桜井”という人物を構築していったと言う長谷川さん。特に桜井をイメージした“べらんめえ口調”のような独特の喋り口調は、黒沢監督が長谷川さん本人の癖だと勘違いするほどだったそう。また黒沢監督は、「こういう人がいてくれるから映画はいろんな表現が可能だと思える、素晴らしい俳優」と長谷川さんを絶賛している。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月01日松田龍平×長澤まさみ×長谷川博己で贈る、黒沢清監督による映画『散歩する侵略者』から生まれた新たな物語を、夏帆、染谷将太、東出昌大らで描くスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」。このほど、3分にも及ぶ長尺予告映像が公開された。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアを基にした『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとなる本作。映画版と同じく黒沢監督がメガホンをとり、2012年放送の「連続ドラマW 贖罪」以来5年ぶりにWOWOWでドラマを手掛ける。このほど公開された特別予告映像は、冒頭から山際辰雄(染谷さん)の「もうすぐ世界が終るとしたらどうする?」という、究極の問いからスタート。さらに、本作の主人公となる妻の悦子(夏帆さん)が「それはほんのちょっとした違和感から始まった」と意味深なメッセージを送る。映像は独特な色調に加え、悦子の周囲で起きる不可解な出来事をめぐる数々シーンが、観る者にじわじわと恐怖を植えつけ、不安をさらに加速させるサスペンスフルな展開に目を奪われる。また、新任外科医の真壁司郎(東出さん)が概念を奪う姿はまさに侵略者の恐ろしさを物語るが、それは世界中で同時多発的に起きている事実であることも明らかにされている。映像の後半では、「私、辰雄と2人でいい。2人だけでいいから助かりたいな」と悦子が辰雄に打ち明けるシーンから夫婦の絆の深さが見てとれるが、やはり世界は、終わりを迎えてしまうのか…。映画のスピンオフドラマとして描かれるアナザーストーリーの結末を、その目で確かめてみて。「予兆 散歩する侵略者」は9月7日(木)0時~ WOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日9月9日公開の映画『散歩する侵略者』の試写会イベントが24日、都内で行われ、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化した本作。 数日間の行方不明の後、夫が"侵略者"に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもと、日常が異変に巻き込まれていく世界を描く。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田龍平、一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じたほか、この日登壇した恒松祐里が女子高生の立花あきら役を熱演している。恒松と2人だけの舞台あいさつに黒沢監督は「恒松さんとこうやって壇上に立てるのは、夢のようです」と笑顔を見せながら、「この若さでここまで芝居ができる女優さんがいるんだと驚きました。全く矛盾したものをケロっと演じていて、天才だと思いましたね」と絶賛。黒沢監督からのお褒めの言葉に「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた恒松は、本作で初めて仕事をしたという黒沢監督について「不気味な作品を撮られている方で最初はドキドキしましたが、本当に紳士的で素敵な監督さん。安心して撮影ができる現場を作ってくださるという印象でした」と明かし、「でも不思議な方で掴みきれていません(笑)」と10代の恒松にはまだ理解できない部分も感じているようだった。共演したキャスト陣の話題にも触れ、恒松は「長谷川博己さんは、私から見たらすごく格好良い大人で色気がある方ですね。高杉真宙さんと『格好良いね』とずっと話していました。松田龍平さんは同じ侵略者同士で、松田さんが『侵略者としての仕事を何もしてなくてごめんね』と言ってきたのが印象的でした」と感想を。また、本作でアクションシーンに初挑戦した恒松だが、大変だったのはアクションシーンではなく、アクションの練習で出来たアザを治すことだったという。「インターネットで調べたら楊枝を束ねて裏で叩くと治るとあったので、本当に叩いたら血が散っていき、本番までには綺麗な肌になりました。皆さんもアザは叩いて治して下さい!」と観客にアドバイスを送って笑いを誘っていた。映画『散歩する侵略者』は、9月9日より全国公開。
2017年08月25日俳優の松田龍平が8日、都内で行われた映画『散歩する侵略者』(9月9日より公開)の完成披露上映会に、長澤まさみ、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、黒沢清監督、原作者の前川知大氏とともに登壇した。同作は、国内外で注目を集める黒沢監督が劇作家の前川氏が率いる劇団・イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化したもので、数日間の行方不明の後、夫が“侵略者”に乗っ取られて別人のようになって帰ってくるというストーリー。夫の異変に戸惑いを感じながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤が演じ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田が演じる。撮影で苦労した点を聞かれると、長澤は「鳴海という人は、理由があって大半は怒っているんですけど、それがすごく大変だった記憶があります。怒る感情ってエネルギーを使うので、精神的にも肉体的にも疲れて、不思議な感覚にとらわれた記憶があります」と回顧し、その怒りを受ける松田は「長澤さんのエネルギーだけがともしびと言うか、(自分に)エネルギーが全然なかったので、ひたすら長澤さんだけを見て宇宙人役をやらせていただきました」とコメント。続けて松田は「(長澤が)本当に怖くて…(笑)、撮影の初めのほうはずっと長澤さんが怒っているばかりでした。"なんでこんなに怒っているんだろう"って気持ちになるくらいで、それは宇宙人の気持ちとリンクする部分があって、僕自身、僕なのか、宇宙人なのかという感覚にとらわれるくらい不思議な経験でした」と打ち明けた。また、侵略者が人間の概念を奪っていくという同作の内容にちなみ、"もし誰かの概念をひとつだけ奪えるなら、誰のどんな概念を奪いたい?"との質問に、松田の落ち着きの概念を奪いたいという満島は、「(松田は)すごく繊細でナイーブな人なんですけど、何を考えているのか表に出てこない。そして落ち着きを取った龍平さんがどうなるかも見てみたい」と目を輝かせ、さらに「気温36℃の中で革ジャンを着て涼しそうな顔をして『元気か? 最近』って言っていましたが、暑かったですよね? 全然分からなかったです」と投げかけられた松田は、「今の俺のモノマネ?」と笑い、「なんかタイプが違いすぎて絡みづらい……苦手ですね」とコメントして会場を沸かせた。そして、同じ質問に「児嶋さんの名前(を奪いたい)」と前田が言うと、児嶋は「仕事なくなるわ! 『児嶋だよ!』がなくなったら何もなくなっちゃう…」と自虐。逆に児嶋は「あっちゃん(前田)のあのギャグ。"私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください"っていうギャグ」とイジると、前田は「ギャグじゃない…本気で言ったやつです(笑)」と赤面して突っ込み笑いを誘った。
2017年08月09日映画『散歩する侵略者』完成披露試写会が8月8日(火)に開催。主演の長澤まさみをはじめ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、黒沢清監督、原作者の前川知大の11名が揃って舞台挨拶に登壇した。前川さんが主宰する劇団イキウメの人気公演を黒沢監督が映像化し、カンヌ国際映画祭でも上映された本作。ある日突然、鳴海のもとに行方不明だった夫が、宇宙人に乗っ取られて、帰ってくる。その頃、街では様々な不穏な事態が勃発。当たり前の日常に恐るべき事態が侵食してくることに…。満員の劇場の通路の間を通って登壇した長澤さん。大きな拍手と歓声に迎えられたが「このチケットは発売から15秒で即完売したそうで、すごく嬉しかったです」と満面の笑みを浮かべる。主人公の鳴海を演じる上で「大半が怒ってて、怒るという感情はエネルギーがいり、精神的にも肉体的にも大変でした」と明かすが、その怒りを受け止める、夫であり宇宙人に乗っ取られた真治を演じた松田さんは、宇宙人という難しい役柄を演じるにあたり「長澤さんのエネルギーだけが灯でした」と述懐。「宇宙人ってよくわかんなくて、黒沢さんに『なんですかね?』って聞いても『ちょっと僕もわかんない』と言われた」と明かすが「長澤さんが(怒っている姿が)本当に怖くて…。『宇宙人なのか真治なのか?』というセリフがあるんですけど、僕も『僕なのか、宇宙人なのか?』という気持ちに獲らわれる不思議な経験でした」と長澤さんとのやりとりの中で、宇宙人役を見つけていったとふり返った。劇中の宇宙人たちは、人間から“概念”を奪うことで侵略するというのが大きな特徴となっているが、この登壇陣の中の誰からどんな概念を奪いたいか?という問いに、満島さんは「松田さんから“落ち着き”という概念を奪いたい。(自分は)落ち着きが本当にないんで。落ち着きを奪われた松田さんがどうなるのかも見たい」と語ったが、松田さんは落ち着き払ったテンション低めの口調で「損なんですよ。心の中では大忙しなのに、伝わらないから」と自らの苦労を告白。満島さんは「真夏に撮っていて、36度くらいの中で革ジャン着てても涼しい顔をしていた」と松田さんの落ち着きぶりを、モノマネを交えて説明するも、松田さんは「いまの俺のモノマネですか?タイプが違い過ぎて、絡みづらい。苦手ですね」とシャットアウトし、会場は笑いに包まれる。同じ問いに前田さんは「児嶋さんの“名前”を奪いたい(笑)!」と語り、名前を間違われることを持ちネタとする児嶋さんは「仕事なくなるわ!」と抗議。お返しとばかり児嶋さんが「前田さんのあのギャグがほしいです。『私のことは嫌いでも、AKBのことは…』というギャグを…」と前田さんの卒業スピーチをネタ扱いし、これには前田さんは「ギャグじゃないですよ!本気で言ったやつです!」と苦笑を浮かべていた。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年08月08日今年から来年にかけ、主演映画『逆光の頃』や9月公開『トリガール!』『散歩する侵略者』など10本超の映画に出演する高杉真宙と、元「乃木坂46」のメンバーとしてセンターを務め、現在は女優として活躍中の深川麻衣が、スマートフォン向け本格オンラインRPG「剣と魔法のログレス」の新CMに出演、8月1日(火)からオンエアされることになった。「剣と魔法のログレス いにしえの女神」は、パソコン向けブラウザゲームとして多くのユーザーに愛されている「剣と魔法のログレス」をベースとした完全新作アプリ。オンラインRPGとしての楽しさはそのままに、スマートフォン(iOS・Android対応)での操作と片手で遊べる手軽さを追求、AppStoreで無料ランキング1位を獲得し、2016年8月には累計800万ダウンロードの大ヒットとなっている。「シュパッとドーン!」というフレーズが飛び出すCMも印象的だ。新TV-CMでは、高杉さんと深川さんが「ログレス」を初体験。高杉さんは、剣でシュパッと、深川さんは魔法でドーンと、そして2人そろってワイワイガヤガヤ、と初ログレスを楽しんでいる様子が描かれる。高杉さん出演のCM「初シュパッ。」篇では、派手なアクションで敵が見えなくなってしまうくらい派手なバトルシーンに驚く高杉さんの姿や、バトル終了後のさわやかな表情は必見。「僕はゲーム好きで、スマホゲームもわりとよくやる方」という高杉さん。「今回『剣と魔法のログレス』CMのお話をいただいたときは…『ついに!私にゲームのCMをやらせていただけるときがきたのか!!』と思いました」とうれしそう。「撮影は、わりとテンションを高めで臨みました。普段の僕は1人で黙々とゲームをやっているので、撮影中にゲームに夢中にならないように気をつけました(笑)」と明かす。「やり込み要素が多く、ゲームをはじめたての人でも参加しやすいところがすごくいいなあと思います。始めたばかりの人でも、強い人と一緒にレベル上げが出来るのがすごく素敵だなぁ~と思いながらプレイしていました」と、ゲーム通ならではの視点でコメント。「ログレスは初めての方でも参加しやすいので、ぜひ皆さんも高杉と一緒にワイガヤして楽しみましょう!僕もまだまだ初心者なので、レベル上げを手伝ってください(笑)」と笑顔で語った。また、「初ドーン。」篇では、深川さんが“参戦募集”のもくもくに突入する場面からスタート。ドーン! と楽しそうに魔法を繰り出す深川さんの表情にはご注目。「友だちと部屋で、ゲームを楽しんでいるような空気感で撮影したので、観ている方にテレビを通して、ログレスの世界や楽しさが伝わったら嬉しいなぁと思っています。そして、撮影でもゲームの楽しみ方や、レベルアップのコツを詳しく教えていただきました! いまはまだまだすごく弱くて、一緒に戦った方々に助けてもらってばかりですが…。(笑)これからコツコツとレベルを上げていって強くなりたいです!」と意気込んでいる。そして2人共演の「初ワイガヤ。」篇では、高杉さんと深川さんがログレスでチャットデビュー。深川さんの挨拶に対するプレイヤーさんの反応を見た、高杉さんの表情は要チェック!マーベラス「剣と魔法のログレス いにしえの女神」TV-CM「初シュパッ。」篇、「初ドーン。」篇、「初ワイガヤ。」篇は8月1日(火)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ら豪華俳優陣で描く黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。このほど、主人公・加瀬鳴海を演じた長澤さんのナレーションを収めた最新予告映像が解禁。さらに、スペインの第50回シッチェス・カタロニア映画祭の特別招待作品としての出品されることも決定した。第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、国内外の注目を集めたことも記憶に新しい本作。黒沢監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化した物語は、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアをもとに誰も見たことがない新たなSFエンターテインメントに仕上げた。このたび届いた最新予告映像では、主人公・加瀬鳴海(長澤まさみ)と夫の真治(松田龍平)が一緒に食卓を囲む穏やかな日常から始まるも、ある日突然、真治が別人のようになってしまったことで、日常が“異変”に巻き込まれていく様子が描かれていく。一方、一家惨殺事件を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、侵略者と名乗る謎の若者・天野(高杉真宙)と立花あきら(恒松祐里)に出会い、行動を共にする中で、同じく世界の混乱に翻弄されていく。同時並行で描かれる2つの物語は次第に引き寄せられ、事態は思わぬ方向へ。さらに、本映像では夫が侵略者となってしまった鳴海を演じる長澤さんがナレーションを担当し、「世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい」という切ない愛のメッセージを表現。“夫”の松田さんとしっかりと抱き合う映像が重なっていく。また、本作は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで、現地時間10月5日より開催される「第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭」特別招待作品として正式招待されることも決定。カンヌ「ある視点」部門への正式出品に続き、世界21か国での公開も決定しており、各国の映画祭からもアツい視線を注がれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年07月28日黒沢清監督のもと、松田龍平、長澤まさみ、長谷川博己ら豪華キャストで映画化される『散歩する侵略者』。このほど、本作のスピンオフドラマとなる「予兆散歩する侵略者」がWOWOWにて放送&メンバーズオンデマンド先行配信されることが決定。夏帆、染谷将太、東出昌大らが参加することになった。山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅には実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という“概念”が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。やがて、常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始め…。9月9日(土)より公開される映画『散歩する侵略者』は、劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢監督が映画化。数日間の行方不明の後、夫(松田龍平)が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントを作り上げ、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたことも記憶に新しい。今回は、映画のアナザーストーリーを新たな設定、キャストでスピンオフドラマとして製作。映画版とは一味違った、新たな侵略サスペンスが誕生した。監督を務めるのは、映画版と同じ黒沢監督。WOWOWのドラマを手掛けるのは、2012年に放送された小泉今日子主演の連続ドラマW「贖罪」以来5年ぶりとなる。また、脚本を黒沢監督とともに担当するのは、映画『リング』シリーズで世界にJホラーブームを巻き起こした高橋洋。監督とタッグを組むのは、1998年公開の映画『蛇の道』以来。そんな強力タッグが作り出す恐怖と驚愕の世界に、夏帆さん、染谷さん、東出さんら、人気・実力を兼ね備えた豪華キャストが集結。夏帆さんは、「悦子という、揺るぎのない強さを持つ女性をどうやって演じたらいいのか、自分の未熟さに葛藤する日々でした。それでも心から尊敬する方たちと共に、ずっと憧れていた黒沢監督の世界に身を置くことができて、夢のような素晴らしい時間を過ごすことができました」とふり返っている。加えて、「宇宙人に地球を侵略される、一見突飛なお話ですが、人間という生き物を、滑稽でおもしろく、そして美しく描いた作品だと思います」と期待を込めてコメント。また、「久々の黒沢組に胸踊らせながら、素敵な時間を過ごさせていただきました」という染谷さん。「過激に、そして静かに、侵略される日々をおくり、毎日の景色が変わっていく。そんな日々を黒沢監督のもと夏帆さん、東出さんと共有できたことを感謝しています」とコメントを寄せ、「日常が侵略されたとき、何が残るのか、この作品を目撃するのが自分もとても楽しみです」と語る。『クリーピー 偽りの隣人』に続いて黒沢組に参加し、映画とはまた役柄に挑む東出さんは、「敬愛する黒沢監督のもと、高橋洋さんの素敵で怖い台本でお芝居出来ることが、嬉しくてたまりませんでした。染谷さんとは久しぶりの共演になりましたが、また現場をご一緒出来て、心から嬉しく、力になりました。いろいろな感慨もある中、視聴者の方々がご覧になったことのないような、新しいワクワクするものになればと、撮影をしてきました。是非、楽しみに待っていてください」とメッセージを贈る。さらに黒沢監督は、「映画版をサポートするためにささやかに企画されたものでしたが、主演3人の神がかった熱演もあって、予想外に獰猛な作品に仕上がりました」と激白。「本篇が進行するすぐとなりでこんなことが起こっていようとは誰が想像できたでしょう」と語っている。夏帆さんについては「何が起こっても迷いなく一瞬にして行動を開始するその様は、日本人離れしていて観客の目をくぎ付けにするでしょう」と太鼓判。染谷さんに対しても「白でも黒でもないグレーゾーンを、これほど的確に演じることのできる若手俳優はほかにいない」と明言、「もはや成熟を通り越して老獪の域に達しています」と絶賛を贈る。さらに東出さんについても、「これほど妖艶な演技を見せてくれるとは思ってもいませんでした。何かが彼の上に舞い降りたのか、それともしたたかな計算か、わからないところが魅力です」と力を込めて語っている。「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」。映画『散歩する侵略者』から生まれた、新たな物語からも目が離せなくなりそうだ。「予兆 散歩する侵略者」は9月7日(木)0時~ WOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月09日『トリガール!』『散歩する侵略者』など、今年から来年にかけて公開待機中の作品が10本を超える高杉真宙が、誉田哲也による青春群像小説の実写化『世界でいちばん長い写真』に挑むことになった。目標もなく、冴えない毎日を送っている主人公・宏伸。ある日、祖父のリサイクルショップでみつけた風変わりなカメラ。それは、世界一長いパノラマ写真が撮れる特別なカメラだった!?その日を境に、宏伸のモノクロだった人生は、だんだんと鮮やかな色に変わっていく――。原作は、愛知県の高校で実際にあった出来事を基に、個性豊かな登場人物たちが巻き起こす笑いと涙の物語を描く誉田哲也による青春群像劇。先に映画化され、ヒットを飛ばした『武士道シックスティーン』(’10)、『ストロベリーナイト』(’13)に続き、映像化を待つ原作者ファンの中でも話題になること必至。主演の宏伸には、人気、実力ともに若手トップクラスである高杉さん。また、宏伸の従姉役には、『ハイキック・ガール!』「ワカコ酒」など映画・ドラマで活躍中の武田梨奈が決定。これから、注目の旬な役者陣が発表されていく予定という。また、監督は昨年『にがくてあまい』で高い評価を得た新進の草野翔吾が、脚本も手掛けている。今夏より原作の舞台である愛知県知多半島エリアでロケを敢行。横幅145mにも渡るパノラマ写真が完成する圧巻のクライマックスは、爽快な青春物語を彩るはずだ。「台本を読んで、本当に爽やかな青春物語だと思いました」と高杉さん。「僕が演じる宏伸は、はじめは自分に自信がなく、そのせいでいろいろなことに挑戦できず、言いたいことも言えないキャラクターです。学生のときのどうしようもない劣等感、思うようにうまくいかない感じも含めて、青春だなと思います」と、キャラクターに寄り添っている。「僕も祖父から受けた影響がすごくたくさんあります」と語り、「最近は祖父から革ジャンをもらい、それがすごくお気に入りになって、冬の間ずっとそれを着ていたり。写真部の宏伸ですが、僕も撮られることの多い仕事なので、自然と写真に興味が湧くようになり、専門的なことは全然わからないのですが、記念として撮ることは好きで、地方に行くときなどはカメラを持って行きます。宏伸のような役は久しぶりなんですが、親近感を感じるところです」と明かす。ロケ先の知多半島については、「台本に詰まってる青春がそのまま出て来たんじゃないかと思うくらい素敵な風景が溢れているところだなと思いました。特にひまわり畑が楽しみですね」と高杉さん。「僕にとって夏が一番熱かったのは小学生のころ。最近は、昔に比べてすごくインドアになっていたので、この夏は小学生ぶりに『世界でいちばん長い写真』で熱い夏を実感できるんじゃないかと楽しみにしてます。宏伸とともに熱い夏を生きたいと思います!」と意気込み十分。また、原作者の誉田氏は「山本新一さん(本作のモデル、故人)が撮影された、本物の“世界一長い写真”を見たとき、なぜでしょう、自然と涙が溢れてきました。小説に写真そのものは載せられませんが、私は、自分が涙した意味を突き詰めていけば、この写真の素晴らしさは小説に写し取れる、きっといい小説になると確信しました」とコメント。「それが、今度は映画です。写真そのものを映像で観せられるわけですから、感動するに決まってます。面白いに決まってます。できることならこの映画、山本さんと一緒に観たかったな」と語り、思いを馳せた。『世界でいちばん長い写真』は2018年初夏、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月26日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己らが出演する映画『散歩する侵略者』(2017年9月9日公開)の予告編が23日、公開された。同作は劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの同名舞台を映画化。長澤は、数日間行方不明になっていた夫が侵略者にのっとられて帰ってくるという事態に巻き込まれる主人公・加瀬鳴海を演じ、侵略者に乗っとられる夫を松田、ジャーナリスト・桜井を長谷川が演じる。第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された同作。世界中から注目を受け、北米ほかフランス、オランダ、ベルギー、オーストラ リア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など世界21カ国での公開が決定した。今回公開された予告編では、別人のようになってしまった夫に戸惑う妻が、「侵略者」と告白されて戸惑う姿や、半信半疑ながらも侵略者に巻き込まれていくジャーナリストの姿が盛り込まれている。等身大の女性を演じた長澤や、どこか虚ろな姿を見せた松田、少し胡散臭い長谷川などの姿が見どころとなっている。また、アクションシーンや衝撃的な攻撃シーン、高杉真宙、恒松祐里が動く姿も初公開。さらに前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史ら豪華キャストの姿もお披露目となった。
2017年06月23日第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中の注目を集めた黒沢清監督作『散歩する侵略者』。長澤まさみと松田龍平は夫婦役で共演したことでも話題の本作が、この度北米をはじめ、フランス、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など合計21か国での世界公開が決定。さらに本作の予告編も公開された。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは…?本作は、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、国内外で常に注目を集め、『クリーピー 偽りの隣人』でもその手腕を発揮した黒沢監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。主人公・加瀬鳴海役を長澤さん、「侵略者」に乗っ取られた夫・加瀬真治役を松田さんが演じるほか、一家惨殺事件の取材中に「侵略者」に出会い、半信半疑ながらも巻き込まれていくジャーナリスト・桜井役に長谷川博己、桜井が密着取材を申し入れる若き「侵略者」たち、天野役に高杉真宙、立花あきら役に恒松祐里。そのほか前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史ら豪華キャストが集結している。到着した予告編では、数日間の行方不明の後、別人のようになって帰って来た夫と戸惑う妻という日常の風景が、「本当は宇宙人なんだ」と、突然“侵略者”を名乗る夫の告白で大きな異変へと発展していく様子が描かれる。その斬新なストーリーは、衝撃のサスペンスから切ない愛のドラマへ――。「愛か?滅亡か?」全く先が読めない展開にますます期待が高まる。さらに、侵略者に密着取材を申し込むジャーナリスト・桜井や、小泉さん、笹野さんら初出し映像も盛り込まれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年06月23日