こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。今年は例年より夏休みが短く、遠出もできないような状況でしたが、皆さんはどんな夏を過ごしましたか?とにかく、暑かったですね~!! もう暑さに弱いかーちゃんは毎日ぐったり…。外遊びも危険なくらいの暑さで、日中外に出たら溶けてしまいそう! 子どもたちですら「出たくない…」と家にこもってゲーム…。これではいかーん! と、夕方から子どもたちを誘って家族で虫とりへ行くことにしました。近所のカブトムシが出るスポットを調べていざ出陣! 夜の公園は新鮮なのか、子どもたちもワクワクしながらライトを照らし、カブトムシを探します。そして探していると…。至るところでセミの羽化現場が!! 初めて見るセミの羽化に、子どもたちも釘付けです。時間にして20時頃なので、そこまで遅くなくても観察することができて、ちょっと得した気分!ドキドキしながら見ていると、ちょうど羽化前の幼虫が歩いていたので、持ち帰って「幼虫から羽化するまで」をじっくり観察してみることにしました!セミは羽化するまで動いたり飛び回ったりしないので、葉っぱや木、カーテンなどどこでも安心して観察できるのも良いです(笑)。幼虫を捕まえることができればすぐに羽化がはじまるので時間もかからず、羽化するまでお世話する必要もありません。わが家では箱に葉っぱや木を入れて観察。葉っぱの上で動かなくなると背中が盛り上がり、殻が割れ始めて少しずつ中から出てきました。キーちゃんは寝てしまいましたが、モン太はじっと見守ります。40分ほどたってようやく羽化完了! 間近で見る生命の誕生に、親子ともども感動…!そこから乾いて飛び立つまで時間がかかるので、就寝前にベランダへ。キーちゃんは朝、飛び立つ前のセミを見られたようで嬉しそうでした。ちなみにカブトムシも無事ゲット! その後も夏休みの夜は何度か公園に出かけ、虫を捕ったりセミの羽化を見つけたり、夏の夜にしかできない貴重な体験ができました!ついでに蒸し暑い夜のお散歩で汗をダラダラ流して、かーちゃんはデトックス!(笑)みなさんも来年の夏はぜひ、親子でセミの羽化を観察してみてくださいね!
2020年09月12日小さなころから虫が大の苦手だった私。そんな私に、「息子が昆虫にハマる」というもっとも恐れていた事態がやってきました。好きなことはとことんハマってほしいと思う親心と、嫌いなものは嫌いという私自身の気持ち。いくら親であっても、子どもの興味や行動に制限をかけてよいものかと葛藤しながら過ごしたこの夏。そこで得た思いもよらぬ成長と変化とは…。子どもの意思をひとりの人間としてきちんと尊重しなければならないなと思わせてくれた経験を紹介します。蚊も殺せなかったほどの筋金入りの虫嫌い私は、子どもが生まれて、やっと素手で蚊を退治できるようになりましたが、昔から小さな虫はもちろん大きな虫は見るだけでも失神しそうなほど苦手でした。息子が産まれてからずっと、「この子が大の昆虫好きになったらどうしよう」と漠然とした不安を抱えていました。その一方で、「虫を嫌がる私を見て虫嫌いの男の子になったらどうしようと」いう矛盾した不安も。そして幼稚園の年中になった今年の春、近所のおじいさんに虫かごをもらったのをきっかけに、突然その日はやってきました。息子はダンゴムシ、テントウムシ、青虫、チョウなどを捕まえることにどんどん夢中になり、ついに「持って帰る!家で飼う!」と言い出したのです。昆虫で深まった父と息子の絆当初、私は「虫を飼うのはイヤだ」と主張。しかし、夫は、「生き物を飼うことも大事な勉強になるし、本人も望んでいるのにその機会を奪うのか」とケンカに。そこで、私は一切関与せず、夫と息子が一緒に世話をするという条件で、渋々、玄関の外で虫を飼うのをOKしました。すると、今までママべったりだった息子に変化が。昆虫担当のパパと2人で早起きをしてお世話をするようになり、父子の絆がぐーーっと深まったのです。夜中のカブトムシ狩りにも挑戦!そして夏休みのある日、暗いのが苦手でママべったりで甘えん坊の息子が、パパと2人だけで夜中のカブトムシ狩りにいくことに!行く直前までは、「やっぱり行かない」「ママも一緒に来て」「車で待ってるから、パパが取ってきて」と葛藤を繰り返していましたが、最後は自分で行く!と決めて出発しました。途中で泣かないかな、眠くなってぐずらないかな…と心配は尽きず、夫からのLINEでの報告を頼りに、眠れずに帰りを待ちました。なんと帰ってきたのは夜中の2時!何よりも驚いたのが、息子が目をキラキラと輝かせしっかりと起きて帰ってきたこと。興奮冷めやらぬまま、今日起きたことを一生懸命話しながら寝入った姿を見て、私が昆虫を飼うことをダメと言っていたら、この子のこんな姿は見られなかったのだなとしみじみ。イヤイヤながらも、息子の好きなことをやらせてあげてよかったなと、心から思った瞬間でした。それでも私は虫が嫌い。でもうれしいことも!息子には、正直に私は虫が苦手なことを伝えたうえで、息子の好きという気持ちを尊重するように心がけました。息子も私は虫が苦手なことは理解し、「家の中には絶対入れない」「責任をもってお世話をして、死んでしまったとしてもその後まできちんと処理する」「虫を触った後は手を洗う」と決めたルールをきちんと守ってくれています。このひと夏でセミを素手で捕まえることができるまでに成長した息子は、家に虫が現れたときに「オレに任せて!」と捕まえて窓の外に逃がしてくれるまでになりました!ある日、公園でセミを捕まえた息子。2歳の妹のお友達に「見てみる?怖くない?触ってみる?」と聞きながらセミを見せてあげていました。無理強いしたりすることなく、相手の好き嫌いや怖くないかを優しく聞く姿を見て、「みんなが昆虫を好きなわけではない」「好きな子も嫌いな子もいて、どちらが良いでも悪いでもない」ということを、息子なりに理解できていることを感じてとても嬉しくなりました。虫を通して成長した夏夏の初め、捕まえたセミはすべて持って帰りたいと言って聞かなかった息子。いろいろな昆虫をお世話し、命のはかなさを知り、子孫を残す使命などを図鑑で学び、夏の終わりには捕まえたセミを観察した後に、「元気でねー!」と自分でリリースできるように成長しました。真っ黒に焼けた肌で、この夏に出合った昆虫の絵を描く姿は、どこかもう立派な少年のようです。自分の好きなことには、好きなだけ熱中してほしいと思っていましたが、昆虫に関しては自分の虫嫌いとの葛藤がありました。虫捕りに行きたいとねだる息子に、どうしても気乗りしない私…。ひょいとバッタを捕まえるママ友を見て、息子に申し訳ない気持ちになった日もありました。今回、昆虫をきっかけに、親である自分の気持ち以上に、子どもの好きな気持ちを尊重していかなければいけないと気づかせてもらいました。子どもは親の望むように進むとは限りません。そんなとき、ひとりの人間として、その子の思いをきちんと尊重し、そしていつも最前列で応援していられる存在でいたいなと感じさせてくれたこの夏の経験でした。私もほんの少し、親として成長できたかなと感じています。<文・写真:ライターさつき>
2020年09月11日1970年に発売されて以来、たくさんの子供たちに愛用されてきた『ジャポニカ学習帳』。ジャポニカ学習帳といえば、昆虫や草花の写真が載った表紙がトレードマークです。これらの写真は取材班を派遣して撮影した、世界に1枚しかない貴重なオリジナル写真なのだとか。表紙の写真には「子供たちに自然を愛する心を育んでもらいたい」という願いが込められているそうですが、近年は「虫が苦手な子が嫌がる」「昆虫が減り、写真を撮るのが難しくなった」などさまざまな事情から、昆虫を載せなくなっているといいます。ジャポニカ学習帳昆虫シリーズが復活!多くの人から「また販売してほしい」という声が寄せられていた『昆虫シリーズ』。そんな中、2020年8月にジャポニカ学習帳が50周年を迎えることを記念し、期間限定で『昆虫シリーズ』を復活させることが決定したのです!ジャポニカ学習帳を販売するショウワノート株式会社のTwitterアカウントでは、今回新たに発売される『ジャポニカ学習帳50周年記念昆虫シリーズ』の一部が紹介されていました。スソビキフタオルリシジミ【ジャポニカ昆虫紹介①】スソビキフタオルリシジミ:シジミチョウはチョウ全体の4割を占めるほど種類が多い。このチョウはタイではよく見られるものだが、日本で見られるシジミチョウにはない、羽からスソのように見える長い帯が特徴。 #ジャポニカ学習帳 pic.twitter.com/hb1SaTd8gw — ショウワノート (@showanote) August 25, 2020 パプアキンイロクワガタ【ジャポニカ昆虫紹介②】パプアキンイロクワガタ:子供にも知名度が高く人気のクワガタ。とにかく美しい。カラーバリエーションもあり、グリーン、ブルー、レッド、ブラック、ミックスなど。特にブルーは希少価値が高い。 #ジャポニカ学習帳 pic.twitter.com/g7v7EDdkxM — ショウワノート (@showanote) August 25, 2020 ハナカマキリ【ジャポニカ昆虫紹介③】ハナカマキリ:まだ大人(成体)になっていない子供の時期の幼虫期の写真。体長5mm前後で小さく、ランの花に似ていて非常に可愛らしく愛くるしい。長年生態が謎であったが、撮影した山口氏が研究に関わり、謎の一部を解き明かしている。(某ゲームにも登場) #ジャポニカ学習帳 pic.twitter.com/T7Rdqde9CF — ショウワノート (@showanote) August 26, 2020 これらの珍しい昆虫の写真は、すべて昆虫生態カメラマン・山口進さんが撮ったもの。山口さんは、1978年から世界各地を飛び回ってジャポニカ学習帳の写真を撮影してきました。ジャポニカ学習帳の写真を見て、昆虫に興味を持ったという人も多いでしょう。ネット上でもシリーズの復活を喜ぶ声が相次いでいます。・やっぱりジャポニカといえば昆虫!復活が嬉しいです。・このカブトムシかっこいい!虫好きの子供は多いので、喜ばれると思います。・漢字の練習は嫌いだったけど、ジャポニカ学習帳は好きでずっと集めてた。・懐かしいな、ほしくなっちゃう。表紙の裏には、山口さんの昆虫にまつわる驚きのエピソードがイラストで再現されているとか。『ジャポニカ学習帳50周年記念昆虫シリーズ』は、昆虫写真を使った表紙とかわいい昆虫のイラストが描かれた表紙の2シリーズ、全10種類(B5判・各税抜190円)が同月27日に販売されます。迫力ある昆虫の姿に、子供たちはワクワクすることでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月27日わが家には男の子が2人います。男の子ママの宿命として覚悟はしていたのですが、この夏「カブトムシ」を飼うことになりました。虫どころかペットを飼った経験もないし、どちらかというと虫は苦手…。でも生き物を飼うことは、子どもの教育的にもよいはず! ということで、オスとメスのカブトムシを飼うことになったのですが、なにせ初めてなので、なにを用意すればいいのかさえわからない…そんな私のような親子のために、カブトムシを飼うことになったらぜひチェックしてほしい「HugKum」の記事を紹介します。「HugKum」とは?小学館の子育てサイト「HugKum(はぐくむ)」。小学館の幼児誌・学年誌『ベビーブック』『めばえ』『幼稚園』『小学一年生』や単行本に掲載された情報などをもとに、ママ・パパが、わが子と一緒に「やりたい」の種を見つけたり、子どもの夢を応援できるような、一歩先ゆく知育、科学、アート、スポーツ、食、エンターテインメントなどの最新情報をお届けするサイト。子育て情報満載の「HugKum」はカブトムシの餌は何をあげたらいいの?※「HugKum」の記事を引用して、紹介します。夏の昆虫の代表格、カブトムシ。威風堂々とした角に「カッコイイ!」と夢中になる子どもも多いものです。そんなカブトムシを自宅で飼育するときに気になるのが餌のこと。カブトムシを育てるためにはどんな餌を用意すればいいのでしょうか? この記事では、カブトムシの餌に関することをご紹介します。野生のカブトムシの食べ物、栄養源は?カブトムシの餌を考えるとき、まずはカブトムシが野生でどんなものを食べて生きているのかを知ることが大切です。カブトムシの好物は、甘い樹液。カブトムシは、クヌギの木などから出る糖分の高い樹液をなめて生きています。この樹液には糖質やタンパク質が含まれていて、カブトムシの栄養源となっているのです。カブトムシの餌のおすすめと代用品ではカブトムシを自宅で飼育するとき、どんな餌を用意すればいいでしょうか?■昆虫ゼリーカブトムシの飼育でもっとも定番の餌が、餌をゼリー状にした「昆虫ゼリー」です。市販されている昆虫ゼリーは、カブトムシの栄養バランスを考えてカブトムシの好きな風味で作られたもの。昆虫ゼリーには、高タンパクタイプや、黒糖タイプなどがありますが、どちらでも構わないでしょう。産卵前のメスなら、高タンパクゼリーをあげてもいいかもしれませんね。■野菜のおすすめ野菜ではトマトやキュウリなども好んで食べますが、水分量が多すぎるため、カブトムシの餌としてはあまり適していません。水分が多すぎるとおしっこの量が増えて、飼育カゴの中が不衛生になりがちです。トウモロコシなどは、野生のカブトムシの食いつきがいいようです。■バナナが最強! 果物のおすすめ果物では、バナナまたはリンゴがおすすめ。手軽に入手しやすく、餌としても利用しやすいのが特徴です。とくにバナナは栄養がたっぷりで、水分量もちょうどよく、汁が飛ぶこともないので飼育カゴの中も汚れにくいのでおすすめです。スイカやメロンは水分が多すぎてしまうので不向きです。■餌になる代用品は?昆虫ゼリーや野菜、果物以外で、カブトムシの餌として利用できるのは、手作りの樹液。水1カップと黒砂糖100gを鍋に入れて火にかけ、どろどろになるまで加熱します。ここに焼酎1/2カップと蜂蜜大さじ2を加えたら完成。これを脱脂綿などに湿らせて与えてもOKです。カブトムシの幼虫の餌カブトムシのオスとメスを飼育すると、交尾して卵を産みます。孵化したカブトムシの幼虫を育てるときには、どんな餌を用意すればいいでしょうか?自然の中では、カブトムシは土の中で育ちます。カブトムシが好む樹液が出るクヌギ、コナラなどは、冬になると葉が枯れて落ち、その堆積した落ち葉が虫や微生物の働きで分解され、栄養豊富な「腐葉土」となります。カブトムシの幼虫はこの腐葉土を食べ物として成長していきます。家庭でカブトムシの幼虫を飼育する際は、腐葉土の代わりになる「飼育マット」と呼ばれる土のようなものを準備すれば、これが餌となります。カブトムシの餌として不向きなものを与えてしまうと、カブトムシが健康に育たなかったり、カゴの中が不衛生になってしまうため注意が必要です。気になる餌の種類や作り方、あげ方は、HugKumの記事でチェックしてみてくださいね。「HugKum」の記事は<あんふぁんWeb編集部>
2020年08月24日※記事内に昆虫の動画が入っています。ご注意ください。さまざまな昆虫が活気づく、夏。子供と一緒に昆虫採取を楽しむ人も多いことでしょう。特にカブトムシは人気が高く、夏休みの自由研究用に飼育することも多くあります。ただ、のように育てればいいのかが分からないことも…。そんなカブトムシの育て方や必要な物、水やエサのやり方、飼育方法の動画などについてご紹介します。カブトムシの育て方100均で必要な物を全部そろえてみたまず、カブトムシを育てるには、ケースやエサ、土などを用意する必要があります。昆虫を扱っているペットショップやホームセンターで売っていることもありますが、必要な物をすべてそろえると結構な金額に…。そこで利用したいのが、100円均一ショップです。店舗の品ぞろえにもよりますが、必要な物はたいていそろいます。今回購入してきたのが、ケース、ケース内に敷く昆虫マット、エサとなる昆虫用のゼリー、ゼリーを乗せるエサ皿、転倒事故防止の木の葉、コバエの発生を防ぐ虫よけシートです。必要最低限の道具をすべてそろえても、700円もかかりません。ただし、ケースのサイズが小さいため、飼育するのは1匹にした方がいいでしょう。オスとメスを同時に入れて交配させる場合は、もう少し大きなケースの方がいいようです。また、大きなケースを使用したとしても、違う種類のカブトムシやオス同士を1つのケースで飼育しないようにしましょう。ケンカなどをして寿命が短くなってしまうことが多いようです。兵庫県にある『伊丹市昆虫館』の学芸員・田中良尚さんは、産経ニュースでこのように注意しています。注意したいのは、違う種類は一緒のケースでは飼わないこと。同じ種類なら少し戦えばすぐに優劣がついて棲(す)み分けられるが、違う種類同士は決着がつきにくく、どちらかが殺されてしまう可能性があるからだ。雄と雌を一緒に飼い続けるのも危険なため、交尾させたい場合も数日たったら、別々のケースに移す。産経ニュースーより引用カブトムシの育て方で重要な水や温度、土の湿度などは?カブトムシを育てる上で、重要になるケース内の環境を見ていきましょう。まず、ケースに昆虫マットを入れます。霧吹きなどを使用し、湿り気を与えておくことも大切です。手で軽く昆虫マットを握り、形が残るくらいの水分量に調整。乾燥してきたら霧吹きなどで水分を補充しましょう。その後、軽く上から押しこむようにして、5cmくらいの厚みが出るようにします。昆虫マットは2週間に1度くらいの頻度で交換。しかし、交配の終わったメスを飼育している場合は、昆虫マットに卵が産みつけられている可能性があります。メスが死んでいる場合は昆虫マットを新聞紙に広げて卵がないかを確認したり、2か月ほど様子を見てから交換したりするようにしましょう。昆虫マットが用意できたら、好きな場所にエサ皿を置きます。エサ皿を使うことで、エサのゼリーが転倒することを防ぐことができるそうです。エサ皿は、カブトムシの遊び場にもなります。次に用意するのが、エサ。カブトムシのエサといえば、スイカのイメージが強いですが、水分が多くあまり適していないようです。カブトムシに必要な栄養素などを含んでいる、昆虫用のゼリーを用意した方が無難でしょう。エサは残っていても、1~2日で交換するとよいようです。※実際はゼリーのフィルムをはがして設置します。最後に昆虫マットの上に、木の葉を散らします。木の葉を敷くことで、昆虫マットの水分が蒸発することを防ぎ、保水力を高める効果があるようです。また、カブトムシは転倒しすると起き上がろうと必死に動きます。足が引っかかるものがないと起き上がりにくく、体力を使ってしまうため、木の葉などがあると安心です。もう少し大きいケースを使用する場合は、木の枝なども入れておくとよいでしょう。カブトムシを飼育するのに必要な物は以上です。ただ、昆虫を飼っている時に気になるのが、コバエの発生。衛生面を考えてもよいものとは思えません。虫よけシートを使えば、コバエなどの発生を防ぐことができるようです。さらに昆虫マットの乾燥を防ぐ効果も期待できます。今回、購入した虫よけシートは45cmまでのケースに対応している大きなサイズなので、カットして使用しました。ケースを置く環境は、30度を超えない日陰で風通しのよい場所が適切です。直射日光の当たる場所は避けましょう。エアコンの風が直接当たる場所も厳禁です。カブトムシの育て方を動画でチェック!卵が産まれても自然に戻すのはNGカブトムシの育て方を紹介した動画を、ホームセンターの『コメリ』がYouTubeチャンネルに投稿しています。分かりやすくまとまっているため、参考にしてみてください。昆虫の飼育方法~カブトムシの飼い方~また、カブトムシのメスが産卵した場合は、卵を別のケースに移し替えるようにしましょう。その際、昆虫マットの深さが必要になるので、ケースの8割くらいまで入れるようにします。約2週間ほどで孵化して幼虫になり、翌年の6~7月にはさなぎになるようです。昆虫マットの交換や水分を足す場合などはつぶさないように気を付けましょう。なお、育てたカブトムシやクワガタムシは「自然に返さないでほしい」と、『伊丹市昆虫館』の学芸員の田中良尚さんは産経ニュースで注意を呼び掛けています。幼虫がたくさん生まれることがあるが、田中さんは「決して二度と自然には戻さないで。同じ種類のクワガタでも、地域固有の遺伝子があり、別の地域の遺伝子との交雑が進めば、固有種を絶滅させてしまうことになるのです」と警鐘を鳴らす。産経ニュースーより引用元気なカブトムシを育てるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月20日昆虫好きな人はとても詳しく知っている一方、苦手な人も多いという極端なジャンルかもしれません。そのどちらであっても楽しめるカルタが登場しました。その名も『【百人一首風】みんなのこんちゅう和かるた(監修:磐田市竜洋昆虫自然観察公園)』。プロデュースしたのは、静岡県にある磐田市竜洋昆虫自然観察公園(@_ryukon)のスタッフで『こんちゅうクン』の異名を持つ北野伸雄(@kitanonobuo)さん。このかるたをTwitterや公園の公式Instagramで紹介、解説しています。『百人一首風 みんなのこんちゅう和かるた』(5/20発売)〈19番歌 キアゲハ〉【歌意】私たちアゲハチョウは大人になるとカラフルな色合いだが、おなかがムニムニしていた幼虫のあの頃もなつかしいなぁ。【解説】↓ #みんなのこんちゅう和かるた pic.twitter.com/DDCBFkfieT — こんちゅうクン(北野 伸雄) (@kitanonobuo) May 13, 2020 このかるたには「む(6)し(4)」に因んで64首、一首一種類で、全64種類の虫たちが登場します。「昆虫がどんな生き方をしているのか」「もしかしたらこんな気持ちなんじゃないか」など、昆虫目線で作られているので、昆虫の名前や姿かたちだけでなく、人生(虫生)観まで味わえるものになっています。例えば、『カブトムシ』。カブトムシは樹液やメスを巡ってオス同士が角を突き合わせて戦います。しかし、多くの場合戦う前に角の短い方が逃げていきます。ところが、逃げてるんじゃないんです。これ、実は「戦わずして勝つ」、つまり、無駄な争いはしないということ。何事も見極めが大事、人間にとっても教訓になりますね。「ちはやぶる 神の使い」といわれる天道虫(テントウムシ)は、アブラムシと共にお互いを歌に詠んでいます。「天道虫」という名前だけど太陽まで飛ばずにアブラムシを食べているというナナホシテントウの歌に対し、ソラマメヒゲナガアブラムシは本当に太陽まで行ってしまえばいいのに、と叶わぬ願いを詠んでいます。食べる対象のアブラムシに何の感情も抱かない天道虫に比べ、食べられる運命を持つアブラムシの祈りの悲しいことといったら…。 今まで気にしたこともなかったアブラムシの方に共感してしまいます。ハラビロカマキリは自戒の歌を詠んでいます。ハラビロカマキリは動くものはセミでもスズメバチでも食べてしまうことがあるのだとか。そんな強いカマキリでも下手に動くとほかのカマキリや鳥に食べられてしまうという切ない歌。食うものと食われるものの関係はいつ逆転するか分からない…人間界にも通じるところがありますね。読み札だけでなく取り札にも昆虫たちのきれいな写真が入っているこのかるた。親子で遊べば、知らない間にキッズは昆虫博士に、パパママは人生論者になっているかも。昆虫について、和歌についてもっと深く知りたいという人のために詳しい解説もついていてますので、熟読をおすすめします。『【百人一首風】みんなのこんちゅう和かるた』は、磐田市竜洋昆虫自然観察公園の売店や静岡県内の書店をはじめ、インターネットで発売中です。興味のある方は、ぜひアクセスしてみてください。『【百人一首風】みんなのこんちゅう和かるた』公式ウェブサイトまた、公園の公式Twitter、Instagramでは、かるたの情報だけでなく公園に住む昆虫などの生き物の様子が日々更新されています。こちらも一度覗いてみてはいかがでしょうか。『みんなのこんちゅう和かるた』すでに売店コーナーに並んでおります!ぜひお土産にどうぞ! pic.twitter.com/eqDQFYe3jd — 竜洋昆虫自然観察公園 (@_ryukon) May 20, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年05月31日個性豊かなカラフルレンジャーたち、みんなで昆虫採集へ!Upload By 荒木まち子6人6色、個性豊かなレンジャーたち。第1話の「お菓子を食べたことがバレたとき」の反応もそれぞれでしたが、今回はみんなで昆虫採集へ出かけるようです。Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子執筆後記周りに迷惑をかけず、本人が楽しめているならどんな楽しみ方でも良いんです^^ブルーの技は相手にダメージを与えることはほとんどなく、むしろ微笑ましいような気がします(荒木まち子)
2020年05月18日こんにちは! 甥&姪大好きおばバカ平八です。本日は「昆虫採集中の子どもに伝えたいこと」についてのお話です。春になり、日差しの気持ち良い日が増えてきました。そんな暖かな陽気の日には、わが家の庭によく蝶が飛んできます。ウチの甥っ子は虫が大好きで、庭に来る蝶を1〜2時間ほど追いかけて過ごすことも。外出自粛の中で大変助かるのですが、その様子を見ているとどうしても気になってしまうことが…。虫の扱いが荒い!そもそも私は虫が苦手です。バッタがこちらに飛んできたら、自分も飛び跳ねて逃げ出すような人間でした。虫好きの甥っ子のために虫たちとの強制ふれあいタイムを繰り返し経験し、苦手意識はかなりマシになりましたが、虫の生態や扱い方など知る由もありません。しかしここで私が教えなければ、いつまでも扱い方は変わらず、何匹もの蝶が甥の好奇心の犠牲になってしまうことでしょう…。甥に命のあるものを雑に扱ってほしくないし、蝶のためにもなんとかしなくては…!蝶について教える前に、まず自分が勉強しなくては!!こうして蝶の扱いの基本を知り、手作りの蝶用虫かごも用意しました。甥にきちんと蝶の持ち方を教えたところ、いつも持ち方を気にかけるようになり、羽を傷つけることが少なくなりました。これから虫が活発に活動するようになり、子どもにとって昆虫採集がどんどん楽しい季節になっていきます。その中で、虫はおもちゃのように扱えばすぐに死んでしまうこと、昆虫採集は命や生態系を守って行うことが大切なことを伝えなくてはならないと思っています。現在、わが家では基本的に虫はキャッチアンドリリース。甥は最初の頃は捕まえた虫を放つのを相当嫌がりましたが、最近では渋々ながらも納得しているようです。まだ甥には「命」という概念を理解するのは難しいようですが、そんな時期だからこそ生き物と丁寧に触れ合えるよう、私も甥と精進していきます!
2020年05月04日子どもには「何ごとにも苦手意識を持たず、いろいろなものに興味を示してもらいたい」などと、うっかりムチャな期待をしてしまいがちな親のひとりですが、じつは私、虫が苦手です(小さいころは平気だったはずなのに…)。しかし、この夏「小学生の夏休みといえばカブトムシでしょ!?」という勢いであちこちから声をかけられ、ついにわが家も昆虫飼育デビューしました。■息子もカブトムシにさわれない!黒光りするピカピカのボディーに大喜びする子どもたち。しかしそれもつかの間…■子どもより親が飼育に夢中うちにやって来た時点ですでに弱っていたらしく、カブちゃんは9日ほどの短い命でした。虫に触れもしないのに「飼いたい!」と言っていた子どもたちですが、上手な持ち方を知り、世話の仕方も覚えました。すると、次第に「よくわからないから怖い」という感情は薄くなっていったように見えました。私は私で、最初こそ苦手意識が先行して及び腰でしたが、調べているうちにどんどんおもしろくなり、気がつけば朝起きたらまずカブトムシにあいさつ。「親の自由研究か?」というくらい夢中に…!子どもがいなかったらしなかった(もらわなかった)であろうカブトムシとの触れ合い。子どもたちの夏休み期間中で毎日がてんてこ舞いの私にとって、それは「癒やし」とも言える日々でした。最初は「どーするのよコレ…」と、正直迷惑くらいに思いましたが、私にとってもいい夏の思い出になりました。またカブトムシを飼う機会があったら、次はもっと(前のめりに)親子で楽しめるだろうなと思います。
2019年08月27日女性向けの昆虫スナックを販売株式会社宮下企画は、東京・秋葉原にある「ラフィーネ 秋葉原」の店頭で昆虫を原料としたスナックやプロテインバーを扱う自動販売機「MOGBUG」が7月9日から稼働していることを発表した。昆虫は、種類により差異はあるが、栄養価が高く、環境負荷の低いサスティナブル・フードであり、次世代の食料として期待されている。100gあたりのたんぱく質・ビタミン・ミネラル含有量は、肉や魚よりも高いスーパーフードである。24時間稼働中!500円から購入可能「MOGBUG」は、女性向けのオリジナルブランド。キャッチコピーは「未来を救う、ネクストフード」である。 ラインナップは、コオロギ、スーパーワーム、サゴワーム、オケラ、カイコ、カブトムシ、サソリの6種類。パッケージは、昆虫のイラスト入りでカラーも可愛らしく、女性が手に取りやすいデザインになっている。販売価格は各1,000円。ヨーロッパを代表する昆虫食の人気ブランド「Eat Grub」からは、コオロギ エナジーバーとスナックを取り扱う。『Eat Grub bar』には、コオロギプロテインと豊富な食物繊維が含まれている。 ラインナップは、カカオ&ココナッツ、オレンジ&レッドベリー、ブルーベリー&アーモンドの3種類。販売価格は各500円。『Eat Grub クランキー ロースト クリケット』は、ローストされたコオロギの味にアクセントとして食べやすい味つけをしている。味は、BBQ、ペリペリ、スイートチリ&ライムの3種類。1袋あたり約50kcalとヘルシーで、ダイエット中にもおすすめである。販売価格は各800円。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社宮下企画
2019年08月09日8月1日、NHKスペシャル「香川照之の昆虫“やばいぜ!”」(NHK総合)が放送された。これまでも「昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)が2016年から不定期で放送され、香川照之(53)扮する「カマキリ先生」の昆虫愛が話題を呼んできた。今回は名前を「すごいぜ!」から「やばいぜ!」に一新。「昆虫王国」とも言われる南米コスタリカが舞台に選ばれたが、その放送内容にファンが騒然となっている。番組内で香川は「人間が引き起こしていること(地球温暖化など)は表面化していないが、いつか表面化するはず」と苦言。そして昆虫が絶滅しつつある状況について「まさに、やばい!」と熱弁した。さらに地球全体の昆虫が減少している実情を紹介。100年後には現在の1%に減少してしまうかもしれないという調査結果について香川は「昆虫の絶滅は人類の絶滅」につながると自論を述べた。そんなスケールの大きさを感じさせる今回の放送。放送終了後、ネット上では昆虫の危機にフォーカスした内容に関心をよせる声があがっている。《昨日の「昆虫やばいぜ」は勉強になった。地球は人間だけのものじゃないから、感謝を忘れず毎日を送りたい。樹液を吸うアカボシゴマダラ、美しい》《うちの子供が大好きなプラチナコガネにモルフォ蝶が出てきてめっちゃ興奮!しかも昆虫のおかれてる状況や絶滅したら…な話しもあり、子供とたくさん語り合う事が出来た。何か自分達に出来る事はあるのだろうか》《南米のバナナ美味しいけど、バナナ園の為に森が無くなっていたのね。国によっては99%も昆虫が減ってるんだって!人間の現金収入も必要だけど、巨大カブトムシが小さな細い木に沢山しがみついているの、切ない。人は自然と共存出来ないかなあ 昆虫やばいぜ!は地球やばいぜ!》香川の昆虫愛からくる環境問題への警鐘。番組は早くも8月4日に再放送が予定されている。
2019年08月02日世界中の珍しい昆虫やカブトムシを観察できる夏休みの人気イベント「大昆虫展in東京スカイツリータウン」が今年の夏も好評を博している。都会ではなかなかみつけることが難しい300匹の生きたカブトムシと触れ合える「ふれあいの森」(8月からはクワガタも追加される)を中心に、今年も魅力あふれる展示が用意された。7月19日に行われた内覧会では、同展覧会のアンバサダーを務めるカブトムシマニアの俳優、哀川翔を中心に、応援大使のカブトムシゆかり、応援団長を務める井上咲楽、監修協力の九州大学総合研究博物館助教の丸山宗利、昆虫食研究家の内山昭一らが見どころを語った。【チケット情報はこちら】7回目となる今年の大昆虫展のテーマは「スポーツ」。小さな体に秘められた昆虫の脅威のパワーを解き明かし、虫になり切る様々な装置が登場する。例えば、力自慢の子どもたちにお勧めしたいのが「カブトムシパワー」。綱を引っ張る力を測定し、ルリボシカミキリ級から最強のヘラクレスオオカブト級まで測定できる。また、樹にぶら下がる虫の力を体感できるのが「昆虫ボルダリング」、その他、オリンピックの競技方式で短距離走やジャンプ力のある虫の標本の展示も。今回の大昆虫展での異色イベントが金曜日のナイト営業限定で開催される「昆虫食教室」だ。昆虫食研究家の内山は持続可能の食料として注目される昆虫について説明。この日、クワガタの角を意識したヘアスタイルで登場した本展覧会の応援団長で、虫を食べるのが趣味のタレント、井上は「食材として単純においしい、虫を見ると、どんな味だろうとワクワクする」と熱く昆虫食の勧めを解き、「僕は育てるのが主だから……食糧難になったら考えます」と及び腰の哀川に、蝉の幼虫の燻製を持ってにじりよる場面もあった。哀川とカブトムシゆかりは、「大昆虫展でカブトムシを傷つけないように触れるコツを学んだら、次のステップとしてぜひ、飼育に挑戦してほしい、幼虫から蛹、そして成虫へと変化するプロセスを見守り続けるのは楽しい」と話す。また、丸山は「昆虫が苦手、怖いという方のために今回は見て美しい昆虫を集め展示しています。虫嫌いは偏見によるもので、まずは慣れてほしい」と訴える。会場内には、農薬の代わりに害虫駆除を期待され、品種改良されたナミテントウの生体展示や、侵略的な外来種として危惧されるヒアリのアクリル標本もあり、夏休みの研究対策にもバッチリだ!大昆虫展は9月1日(日)まで。入場料は大人(高校生以上)1,000円、子ども(4歳以上)700円、大人1名・子供1名の親子券が1,500円。取材・文:金原由佳
2019年08月02日希少な標本や巨大模型で昆虫の世界を紹介する特別展「昆虫」が、大阪市立自然史博物館で7月13日(土)から9月29日(日)まで開催される。この展覧会の一般公開に先駆け、プレス内覧会と開会式が開かれた。その模様をレポートする。特別展「昆虫」チケット情報特別展「昆虫」は昨年夏、東京・上野の国立科学博物館にて初めて開催された。同展は「昆虫を知る、興味を持つ」「昆虫を学ぶ」「昆虫採集に出かける」など、あらゆる昆虫に関わる活動=昆活(こんかつ)を推奨。展覧会のオフィシャルサポーターである「昆活マイスター」に、大の昆虫好きとして知られる俳優の香川照之氏が就任したことでも話題となった。東京での来場者は44万人以上を記録し、今年は待望の関西初開催となる。開会式には、主催の川端清司自然史博物館館長が登壇。自身はすでに昨年の東京開催時に訪れており、「非常にわくわくする展覧会。自然史博物館としては令和初の特別展。昆虫が好きな大人や子どもだけでなく、昆虫が苦手な人もぜひ楽しんでもらいたい」とアピールした。来賓によるテープカットが行われ、快晴のもと特別展「昆虫」が開幕した。展覧会は全5章から構成されている。足を踏み入れる前に、音声ガイド(1台500円)を借りることをおすすめする。昆活マイスター・香川氏の熱い昆虫愛は必聴だ。展覧会第1章「昆虫とは」で、全長約2mの巨大模型4体が来館者を出迎える。絶滅したアリエノプテラという目(もく)が奇跡的に閉じ込められている琥珀は、マニア必見の本邦初公開だ。第2章「昆虫の多様性」では、さまざまな環境に住む昆虫の生態が知れるほか、「Gの部屋」では日常で見かけるゴキブリとは違う、昆虫としてのゴキブリの生態を覗くことができる。迂回路もあるので苦手な場合はスルーを。第3章「昆虫の生態」、第4章「昆虫の身体能力」では数万点におよぶ標本回廊で昆虫のフォルムをじっくり眺めることができる。第5章「昆虫研究室」では昆虫研究の様子を紹介。自然史博物館の松本学芸員の新種発見のプロセスも展示されている。図録やオリジナルグッズが充実していることも同展の特徴。手ぬぐいや虫かご型ケースに入ったお菓子など、ここでしか手に入らないお土産を購入しよう。夏休みの自由研究にぴったりのアイディアがふんだんに盛り込まれた特別展「昆虫」は、中学生以下の入場が無料。高校生・大学生は前売600円、当日800円。大人は前売1200円、当日1400円。チケットぴあでは7月12日(金)まで前売券を、13日(土)からは当日券を販売。特別展入場料で、自然史博物館常設展も入場可。
2019年07月12日アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の2019年秋冬プレフォールコレクションより、新作バッグが登場。昆虫モチーフの「ボックスクラッチ」新作クラッチバッグ最大の特徴は、自然界からインスパイアされた“昆虫モチーフ”のクリスタルの留め金。アンティーク調のビートル、バタフライ、スパイダーが、エメラルドカットされたクリスタルの上に飾られている。滑らかな曲線を描くバッグ本体には、サテンやベルベット、グリッターを使用。カラーは、ブラック、ピンク、ブルーが展開される。取り外し可能なメタルチェーンが付いているので、ポシェットとして持つことも可能だ。「スパイダー ジュエルド サッチェル」ブランドのラッキーチャーム“スパイダー”をリングハンドルに配したバッグ「スパイダー ジュエルド サッチェル」。ブラックオニキスをベースにしたリングハンドルには、その他にもカラフルなスワロフスキークリスタルをはめ込んだ。このリングハンドルを使用してクラッチバッグとしても、また、レザーとチェーンのストラップを活用してショルダーバッグ、クロスボディバッグなど、スタイルに合わせて持ち方を自由に選ぶことができる。アイテムは、艶感のあるクロコ風カーフレザーを用いたベルベットレッド、ブラック、ホワイトの3色をラインナップする。詳細アレキサンダー・マックイーン 新作バッグ価格:・ボックスクラッチ(ビートル、バタフライ、スパイダー) 各325,000円+税・スパイダー ジュエルド サッチェル 290,000円+税※2019年7月上旬現在発売中。(一部順次発売予定)取り扱い店舗:アレキサンダー・マックイーン店舗、オンラインサイト(一部取り扱いない場合あり)【問い合わせ先】アレキサンダー・マックイーンTEL:03-5778-0786
2019年07月06日特別展「昆虫」が大阪市立自然史博物館にて、2019年7月13日(土)から9月29日(日)の期間で開催される。東京会場に44万人来場、あの特別展「昆虫」が大阪へ特別展「昆虫」は、昆虫に関する最新の研究成果を紹介する展示会。2018年には、東京・上野の国立博物館で開催され、延べ44万3,596人が来場した。世界中で収集された昆虫標本を展示会場では、世界で収集された多数の標本や展示演出で、昆虫の驚くべき世界を紹介。中でも、全長約2メートルの巨大模型で昆虫の体の仕組みを紹介するコーナーは必見のコンテンツとなっている。また、昆虫の採集方法や標本の作り方についても、映像やプロが実際に使っている道具を用いてわかりやすく解説。なお、会場の音声ガイドには、無類の“昆虫好き”として知られる俳優・香川照之が出演する。入場料金や前売り券の詳細は後日発表される予定だ。【詳細】特別展「昆虫」会期:2019年7月13日(土)~9月29日(日)時間:9:30~17:00(最終入場16:30)会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール住所:大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23休館日:7月16日(火)/22日(月)/29日(月)、8月19日(月)/26日(月)、9月2日(月)/9日(月)/17日(火)/24日(火)【問い合わせ先】大阪市立自然史博物館TEL:06-6697-6221
2019年05月02日10月8日に放送された「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)。今回も、香川の昆虫愛が炸裂した。番組は、「カマキリ先生」に扮した香川照之(52)とともに昆虫について学んでいくというもの。今回はハンミョウを特集した。ハンミョウとは聞き慣れない昆虫だが、昆虫界の宝石とも呼ばれるほど美しい模様で隠れファンが多い。それだけにTwitterでは《えっえっマジでハンミョウしてくれるの!?私も大好きですハンミョウ!!!!》《やったーーー!ハンミョウやぁー!》といった声が上がっていた。ロケが始まるなり、番組側から「ハンミョウが獲れなかったら番組終了」と宣告された香川は早速地面にダイブ!すると開始まもなく、ハンミョウを捕獲!そしてすぐに老眼鏡をかけ、その美しさを堪能。「超キレイ!やばくね?」と興奮の様子を見せた。スタジオでは捕獲したハンミョウを寺田心(10)に見せた香川だが、さらに興奮のあまり痛いと知りつつあえてハンミョウに噛まれるという暴挙へ。「痛った!ヒットしたよここ!」と叫びながらも、どこか嬉しそうだった。さらに番組では、ハンミョウにちなんだ実験を紹介。ハンミョウは時速80キロで走ることから、香川も高速走行を体験!長い足を高速で動かすと時速80キロを体験できるとあって、竹馬での猛ダッシュに挑戦した香川。ケガをしないようクレーンに吊られてのチャレンジとなったが……。40年ぶりの竹馬に苦戦し、スタジオでは「早送りしても遅い」といった声が上がっていた。しかしそうした香川の頑張りようにTwitterでは好意的な意見が続出。《今日は竹馬シーンで笑いのスイッチが入ったわ》《ハンミョウになりきる為に香川照之さんがクレーンに吊られ竹馬で屋外を疾走する全力の無意味さがたまらないです》など歓喜の声が上がっていた。ともあれ、ハンミョウ獲得により番組継続を決定させた香川。次回も楽しみだ!
2018年10月08日大都会で生きたカブトムシやクワガタと触れあえるとあり、親子連れに大人気の夏休みイベント『大昆虫展』。昆虫愛好家として知られ、88mmというギネス級カブトムシの飼育経験もある俳優、哀川翔をアンバサダーに迎え、今年も『大昆虫展 in 東京スカイツリータウン(R)』が東京スカイツリータウン東京ソラマチ5階スペース634で開催中だ。【チケット情報はこちら】「アンバサダーは3年連続。デジタルな時代だからこそ、カブトムシや生き物に触れあえる場所があることに意義がある。俺たちが子どものころって、カブトムシがキライって男の子はいなかったけど、今は捕まえに行く場所もない。この会場には、<ふれあいの森>という、300匹以上の生きたカブトムシやクワガタと触れあえる場所も。虫を通して、親子のコミュニケーションも生まれるんじゃないかな?実際のカブトムシに触れると、飼いたくなっちゃうと思うよ(笑)」という哀川。哀川がカブトムシの飼育にハマったのは、子どものころの経験から。「子どものころはネットもマニュアル本もなくて、育て方がわからず、幼虫を成虫にすることができなかったんです。大人になって幼虫と再会したとき、当時の後悔を思い出して。それでマニュアル本で勉強したら、50匹の幼虫を全部かえすことができたのが、20年ほど前。それから飼育にハマりました。小さくて白い幼虫がサナギになって、成虫になった時の感動って、大海で大物を釣り上げたときの感覚に似ている。育てたカブトムシを交尾させて、次の世代に繋げるというのも魅力。成虫も良い環境だと2~3か月は生きるけど、必ず死ぬんだよね。ゲームじゃないから、リセットできない。今まで生きてたものが死ぬという命の尊さも学べるし、それを知っている子は、大人になってから優しくなれると思うんだよね」と、その魅力を語ってくれた。今年のテーマは“お祭り”ということで、会場には昆虫神社も出現。100箱を超える標本、ふれあいの森、虫の生態を題材にした特別ブースなど、夏休みの自由研究のヒントもいっぱい。また、日本初となるスカラベ(フンコロガシ)の生態展示には「エジプトでは“神の使い”っていわれている、貴重な生き物。俺も生きているのを見るのははじめて。なかなか見られるものじゃないから、夏休みの自由研究のテーマにするのも面白いんじゃないかな?」と興味津々。『大昆虫展』は9月2日(日)まで。今年は初の試みとして、毎週金曜日に21時までのナイト営業も行う。チケットは発売中。取材・文:坂本ゆかり
2018年08月02日圧倒的な存在感、演技力、そして迫力を持つ男、香川照之さん。しかしここ数年、俳優としてではなく、なぜか“おもしろ昆虫おじさん”としての側面が妙にクローズアップされており…。今回のインタビューも、虫の話で盛り上がりました。――すっかり昆虫マニアのイメージが定着しましたが、ご本人としてはそのあたり、どう思ってらっしゃるんですか?香川:嬉しいですよ(笑)。昆虫に関しては、本当に好きだし、なんの苦もなく話もできるので、キャラを作る必要もありません。そもそも、堂々と虫捕りできるってこと自体がありがたいじゃないですか。だって、いい大人が一人で公園で網振り回していたら、怪しさしかないですから。なので、番組で久しぶりに網振りをやらせてもらったときには、「うわぁ、やっぱり虫捕りって楽しいな!」って盛り上がっちゃいました。――大人世代は、ドラマや映画、舞台で活躍する香川さんを存じていますけれども、昆虫のテレビ番組でしか見ていない子どもにとっては、“カマキリ先生”でしかなかったりもしますよね?香川:そうみたいですね(笑)。友達が、ドラマに出ている僕のことを、「ほら、カマキリ先生だよ」って子どもに教えたらしいんだけど、泣いて否定したらしいんです。「違う、この人はカマキリ先生じゃない!!」って(笑)。結局、別人ってことで片付けたみたいですけどね。――もう本当に何度も聞かれていることと思うのですが、そもそもなぜ昆虫、しかもカマキリに、そこまで夢中になられたのですか?きっかけなどを教えていただけると…。香川:子どものときは、他の子よりちょっと虫が好き、という程度だったと思うんですよ。でも僕の世代だと、みんな普通に虫捕りとかしてましたから、特別にどうってこともなかったと思うんですけれど。でも言われてみれば、確かに夏休みとか、虫捕りしかしてなかったかもな…。――昆虫を捕るのが好きだったんですか?それとも飼うのが好きだったのでしょうか?香川:まず、捕まえるのが好きでした。今まで自由に飛んでたり、歩いていたりする昆虫を、瞬時に捕まえるあの快感を味わうのが好きです。網の中に虫が入ったときのあの羽音とか、たまらないんですよ。で、そのあと、そのボディをちゃんと手に取って、じっと眺めるのも好きでした。その感じって、僕が好きなカマキリの生態にも通じるところがあって。――とは?香川:カマキリって、昆虫の世界では、圧倒的なパワーがあるんです。さっきまでカマキリの前にいたはずのバッタとかを、ガッツリ手で掴んでバクバク食べていく。その、勝者と敗者の違いを見るのが好きだったんですよね。顔がなくなって、脚がなくなって、体がなくなって。最後は触覚と羽と、脚の先っぽくらいしか残らない。しかもバリバリとかバキッとか、獰猛な音もする。それを見て、“これが生命をひとつつなぐために生命をひとつ殺すことなんだな”って感慨深くなったりしたものです。――捕まえたカマキリを水槽などに入れて、観察されていたってことですか?香川:正確に言うと、飼うことには興味はないんです。生態は見たいんですけど、本能的に暮らしている生態が見たいので、カゴとかに閉じ込めるってことは、昆虫側には“逃げられない”というストレスがかかってしまう。それって昆虫の精神状態を戦時下に置くのと同じになってしまい、普通の行動はとれなくなるんです。でもこっちは、ごく普通の一日を見たいわけだから、飼うのはちょっと違う。だから小さい頃は、庭に5か所くらいポイントを作って、カマキリを放し飼いにして、毎日餌をやりながら、動向を見てました。“お前は見られてないと思っているかもしれないけど、僕は見てるぞ…”みたいな、遠くからのぞき見する感じですね。でも、人だってそうでしょ?誰かに見られてるって思うと若干視線を意識した行動をとるけれど、完全に一人だと、変な癖が出たりするじゃないですか?!それを遠くから望遠鏡で見る、みたいな感じですよ。それが、おもしろいんです。――対象物から距離をおいて、観察することが好きなんですね。香川:昔から“本当が知りたい”ってすごく思うんですよ。自分の眼力と心の力で見つけ出す“本当はこうなんだ”っていうのを掘り下げていくのが好きですね。それは昆虫だけではなく、あらゆることに対して、そうかもしれません。――ちなみに、先ほどのカマキリの観察は、おいくつくらいまでやってたんですか?香川:二十歳過ぎまで、普通にやってましたよ?かがわ・てるゆき1965年生まれ、東京都出身。’89年、NHK大河ドラマ『春日局』の小早川秀秋役で俳優デビュー。その後ドラマ、’90年代後半から映画でも活躍し、実力派俳優として高い評価を得る中、’13年にドラマ『半沢直樹』の大和田常務役を好演。昆虫に造詣が深く、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)も人気。7月13日~10月8日、国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」のオフィシャルサポーターを香川さんが務める。世界で1点しかない貴重な標本から、この展覧会のために発見された新種の昆虫など、なかなか見られない標本や映像を展示。なかには、宝石のように美しい色みや、想像を絶する驚きの形の昆虫もいて、思わずうっとりすること間違いなし。ジャケット¥59,000(CIRCORO 1901)シャツ¥23,000(Giannetto)ベスト¥28,000(L.B.M. 1911)以上トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03・5350・5567その他はスタイリスト私物※『anan』2018年7月18日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・藤井享子(by anan編集部)
2018年07月11日特別展「昆虫」の開催に向けて「新種昆虫ネーミングキャンペーン」が実施されることを受け、俳優で同展の"昆活マイスター"(オフィシャルサポーター)を務める香川照之(52)がコメントを寄せた。7月13日から10月8日まで東京・上野公園の国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」。主催者側は展覧会に向けて、新種の昆虫を見つけるべくマダガスカルを訪れたところ、セイボウの新種(未記載種)を狙い通り発見する。そこで同展では「新種昆虫ネーミングキャンペーン」と銘打ち、応募した来場者1名の名前をこの昆虫の名前に採用し、論文で発表することに。主催者側は、「ご自分の名前でなく、誰か大切な人のお名前をつけて、感謝の気持ちを込めてプレゼントしてもOK」としている。当選者は、後日開催予定のネーミングセレモニーに招待される。セレモニーに出席予定の香川は、「新種を探して見つけだしてしまったのはすごいけど、言い換えると、それだけ昆虫の世界はまだまだ可能性に満ち溢れているということだと思います。また、自分の名前を昆虫の名前として永遠に残せるなんて、ロマンがありますよね!」と興奮。「昆活マイスターとして、そのロマンをこのキャンペーンで皆さんにお伝えしたいと思います」と呼び掛けている。
2018年06月04日俳優の香川照之が、7月13日から10月8日まで東京・上野公園の国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」の"昆活マイスター"(オフィシャルサポーター)を務めることが12日、発表された。"昆活マイスター"を務める香川照之同展が呼びかける"昆活"とは、「昆虫に興味を持つ・学ぶ・採集するなど、昆虫に関わるすべての活動」のこと。昆虫の魅力を伝え、薄れつつある人間と昆虫の関わりを再び強めたいという同展の考えが香川の思いと一致し、就任に至った。不定期放送されている『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)でカマキリ先生に扮するなど、昆虫好きとして知られている香川。今回の就任発表を受け、「僕が若いころは人々のまわりにも昆虫がたくさんいました」と回顧し、「でも環境の変化で、身の回りの昆虫も少なくなってしまいました。昆虫を触ったことがない人も多くなったのではないでしょうか」と推測する。そして、「この特別展『昆虫』で、みなさんにぜひ昆虫の魅力を知ってほしいと思います」と同展への思いを伝え、「たくさんの昆虫に触れ、その生命力や、ボディの美しさを感じてください。きっと明日からの生活に活かせる何かが見つかるはずです」と呼びかけている。
2018年03月12日国立科学博物館は、特別展「昆虫」を2018年7月13日(金)から10月8日(月・祝)まで開催する。昆虫をテーマとした企画は、大規模特別展として国立科学博物館で開催するのは初のこと。特別展「昆虫」では、貴重なヤンバルテナガコガネの世界に1つだけの標本を含む多様な昆虫標本や本展のために世界各地で採集した希少な昆虫標本を展示。さらに、最新の昆虫研究なども踏まえて、驚きの昆虫の世界を多角的に紹介する。昆虫は、現在判明しているだけでも約100万種が知られており、地球上でこれまでに見つかった生物種の半数以上が昆虫であると言われている。そして、実際にはこの何倍もの種の昆虫が暮らしていると推定されている。これは、昆虫が他の生物に比べて、著しく多様化しきていたことを表し、環境の変化にも巧みに対応してきたことを物語っている。また、昆虫の採集についても取り上げる。どんな方法があるのか、どういう点に注意するのか、今後の研究にどう繋がるのか…など、正しい昆虫採集についても知ることができる。【詳細】特別展「昆虫」会期:2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝)会場:国立科学博物館住所:東京都台東区上野公園7-20チケット料金:一般・大学生1,600円(前売1,400円)、小・中・高校生600円(前売500円)※前売り日は決定次第、展覧会公式ホームページ等で発表。
2018年01月14日ふだんは重厚な演技を見せる俳優の香川照之がカマキリになりきって昆虫への愛を叫ぶ!そのギャップの激しさで話題となった人気番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』が再放送される。まだ見たことのない人のために、この番組のおもしろポイントを解説!■マニアックだからおもしろい教育番組のニューウェーブこれこそナンセンス&マニアックの極み。演技派俳優であり歌舞伎役者、そして昆虫愛好家である香川照之が「私の代表作」「本当にやりたかった仕事」と断言するNHK Eテレの人気企画『香川照之の昆虫すごいぜ!』が帰ってくる。過去放送した4番組が12月31日(日)朝9時から一挙オンエア。そして5作目にして初の海外ロケを行った新作『特別編 カマキリ先生☆マレーシアへ行く』が元旦、1月1日(月・祝)の朝9時から放送されるのだ。2016年10月に『1時間目 トノサマバッタ』が放送されるや、SNSを中心に話題騒然。いったい『昆虫すごいぜ!』の何がすごいのか?<「昆虫すごいぜ!」の4つのすごいポイント>1) 香川照之の昆虫愛がすごい2) 香川照之のプレゼン能力がすごい3) 制作スタッフのバラエティセンスがすごい4) 生徒役・寺田心くんの空気を読む力がすごい■過去4回の放送で香川照之の昆虫愛が炸裂!1時間目で香川はカマキリの着ぐるみを着て登場するなり、「カマキリ先生」と名乗り、しかもメスだと宣言(着ぐるみの腹部に卵のうがあるから?)。おじさんなのに「お母さんと呼びなさい!」というナンセンスぶりに、生徒役の寺田心もタジタジ。昆虫採集をするロケでは、昆虫マニアとしての“性”(さが)をいかんなく発揮する。「草むらを見るとムラムラする!」、「カマキリに休憩はない」という名言(迷言?)を吐きつつ、ムキになってほふく前進とまでなりトノサマバッタを追いかけた。『2時間目 モンシロチョウ』でも、よく見かけるわけに捕まえにくいモンシロチョウと2時間以上格闘。いったん虫捕り網を振り下ろしたあと、すぐ返す網で捕まえるなど、時代劇の殺陣もかくやという機敏な動きを見せた。そして、チョウを捕まえると、その腹部に触れ「この『触らないで!』とビクビクする動きがたまらない」とご満悦に。さらに続く特別編『出動!タガメ捜査一課』では、水のきれいなところにしか住めない幻の水生昆虫タガメを探しに栃木県へ。香川は「小学5年生のとき、デパートで購入したタガメにたった一晩で逃げられてしまった」と過去のトラウマを語り、それ以来、目にしたことのないタガメを追い求めて水たまりの中に“胴つき長ぐつ”姿で入っていった。そして、4時間近い捜索の末、「カエルを捕らえ食べている最中のタガメ」というスクープ映像の撮影に成功。その様子を見ながら「いま、まさに地球からひとつの命が失われているんだよ」と感慨深げに語っていた。『3時間目 オニヤンマ』こそ、香川の昆虫愛がもっとも激しくスパークした回。狙うのは日本最大のトンボ・オニヤンマ。河原をパトロールするオニヤンマを待ち伏せしては網を構え、時速70kmの飛行スピードと対決した。そして、無事ゲットすると、思わずオニヤンマに顔を近づけてキス! 初めて捕まえたというギンヤンマにも当然「人生初チュー」。腹部の鮮やかな水色に見とれて「この青のために生きていると言っても過言ではない」と大興奮だった。■香川照之の突出した能力が番組をおもしろくするこうして振り返ってみても、香川の昆虫愛は常に凡人の想像を超えてきた。そして、趣味とはいえ、これだけ昆虫に詳しく、環境問題なども絡めて昆虫を語れるその知識見識もすごい。実際にドラマの現場などで香川に話を聞くと、彼の知識の豊富さ、作品についての理解の深さ、そして質問に対する答えの的確さに驚き、東大卒という学歴を聞くまでもなく、とんでもなく頭の良い人だとわかるのだが、この番組ではその頭脳明晰ぶりをいかんなく発揮しているのだ。 ほかの教育番組と違うのは、香川が役者として培ってきた“伝える力”。『昆虫だいすき!』というメッセージコーナーでは、ホワイトボードに図解を書きながらひとりで場を持たせられるのがすごい。昆虫学者など、俳優経験のない専門家ではここまで説得力を持って語れないだろう。毎回恒例のクレーンを使った体感実験でも、トノサマバッタのジャンプ力を人間に換算して11mの高さまでつり上げられるなど、体を張ったプレゼンをしている。■笑えるバラエティ番組としても完成度高し!香川もすごいが、制作スタッフもすごい。Eテレなのに民放のようなバラエティ番組としての完成度が高く、たとえ虫に興味がなかったとしても楽しめる作りとなっている。香川が「やらせなしのガチ虫探し。私にとっては昔の『進め!電波少年』みたいなもんです」と語ったように、体当たり取材には『世界の果てまでイッテQ! 』に近いノリが…。香川がカマキリの着ぐるみを着て「チョア~」と叫ぶ姿は、まるで『オレたちひょうきん族』のようだし、BGMにクリスタルキングの『大都会』や仮面ライダーのテーマ曲を使うなど、おふざけ感満載。これならふだん『イッテQ! 』やYouTubeの番組ばかり見ているお笑い好きの男児にもウケる。さらに、見逃せないポイントは、生徒役・寺田心のリアクションのすばらしさ! 香川がカマキリの着ぐるみを着て登場すればすかさず「お似合いです」とほめ、香川がモンシロチョウの捕まえ方を実演しようとすれば、「僕がチョウチョ役をやったほうがいいのかなって」と、テレビ業界で言う「良い画(絵)が撮れる」ことを考えて提案する。恐るべき小学3年生。そのプロフェッショナルぶりには香川も一目置いているようだ。■好きなことに熱中する姿を子どもたちに見せたいもちろん、Eテレ制作なので、子どもと一緒に楽しめる教育番組としても充実している。とくに虫の捕まえ方を実践して見せてくれるのはTV番組ならでは。しかも、現在、子育て中の親世代が知らないコツを現在50代の香川が伝授してくれるのだ。また、毎回のメインテーマとなる昆虫については小学生向けの昆虫図鑑を超える情報量があるので、録画しておいて夏休みの自由研究のネタにするという活用もできそう。元旦放送のマレーシア編では、国蝶のアカエリトリバネアゲハや、三つの角を持つカブトムシ“アトラスオオカブト”などを捕獲するという。ジャングルでの虫捕りということで、もはや懐かしの『川口浩探検隊』のようになってきたが、香川の挑戦をとおして、好きなことに情熱を注ぐ楽しさを子どもたちに伝えられるだろう。NHK Eテレ『香川照之の昆虫すごいぜ!』年忘れ、一挙4本放送「トノサマバッタ」「モンシロチョウ」「タガメ捜査一課」「オニヤンマ」2017年12月31日(日)午前9:00~11:00『特別編 カマキリ先生☆マレーシアへ行く』2018年1月1日(祝・月)午前9:00~9:44<再放送>1月2日(火)午後10:50~11:34
2017年12月30日夏休みは普段より自然とのふれあいが多くなるシーズンですよね。私たちが開放的な気分になるように、夏に活動が活発になる生き物もたくさんいます。ちょっとした草むらの茂みや木々の周りを注意深くのぞいてみると、そこにいるのは元気な昆虫たち! 今回はそんな夏の昆虫をテーマにした絵本をご紹介します。「虫が苦手」というお子さんに読みやすい作品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。■ぞうきばやしのすもうたいかい作:広野 多珂子/絵:廣野 研一/出版社:福音館書店 「ぞうきばやしのすもうたいかい」 とあるぞうきばやしの切り株のうえ。ここでおこなわれているのは昆虫たちの相撲大会です。「みあってみあって」「のこったのこった」のかけ声はまさに相撲ならでは! カナブンとタマムシ、カマキリとダンゴムシ、クワガタとカブトムシなど現実的には目にするのが難しい虫たちの1対1の戦いを勝敗の行方を含めて観察できる絵本です。「絶対負けるでしょ」という虫が見事勝利をおさめる大どんでん返しもあり、親子ともども迫力ある昆虫バトルに熱くなってしまいそうですね。■むしとりにいこうよ!作:はた こうしろう/出版社:ほるぷ出版 「むしとりにいこうよ!」 大きな網をもって虫とりに出かける兄弟のお話絵本。虫とりの天才、お兄ちゃんから公園にいくまでの道にもさまざまな昆虫がいることを教えてもらう弟。葉っぱの上、石の裏、木の枝の先っちょなど、通いなれた道の途中もたくさんの昆虫が生きていることがわかります。絵本のなかでは弟の「ぼく」が語りべとなっていますが、モデルは作者のはたさん本人とのこと。実際、夏休みには毎日虫とりに没頭するお兄ちゃんの影響もあり昆虫さがしに夢中になっていったそう。登場する虫たちのイラストはやわらかいタッチで愛嬌たっぷり。虫が苦手なお子さんの、初めての虫絵本としてもおすすめです。■セミたちの夏写真・文:筒井 学/出版社:小学館 「セミたちの夏」 セミは夏の風物詩として広く知られていますが、つかまえて手にとったり、木にとまっている姿を間近で見たり、じっくり観察したことのある人は少ないかもしれません。みずみずしい卵から幼虫が顔をだす瞬間、土にもぐるためにトンネルをほっている様子、久しぶりに地上にでたときの表情…。特に圧倒されてしまうのは、一瞬一瞬のセミの輝きをとらえた写真です。成虫としての2週間の生を余すことなく映した写真は神秘的な美しさを秘め、絵本というより上質な写真集のよう。絵本をキッカケにわが子が昆虫に興味をもつようになった、というママの声も寄せられています。■バッタさんのきせつ作:エルンスト・クライドルフ/訳:佐々木 田鶴子/出版社:ほるぷ出版 「バッタさんのきせつ」 作者はクライドルフという詩人画家で、小さな生き物の世界を愛をもって見つめてきたそう。絵本では食べ物や人以外の生き物を擬人化したり、キャラクター化することが多いですが、こちらの絵本ではバッタを「人間」によせることはしません。もしも虫たちの声を耳にする力を手に入れたなら、きっとこんな風におしゃべりしているんだろうなぁと実感できる作品に仕上がっており、それは作者自身の観察眼によるものといえそうです。「ボールなげ」「みはりばん」「夜の音楽」など見開きごとにテーマ性をもってつづられるバッタたちのストーリーは、詩的で独特。自分も一緒にはいりこんでみたくなる世界観が広がっています。■おいでよ!むしのもり作:タダ サトシ/出版社:小学館 「おいでよ!むしのもり」 「すいえいたいかい」「まいごのヘラクレスくん」「あきのむしのもり」といった短編3本からなるこちらの絵本は、森に住む虫たちと子どもたちのあたたかな交流が丁寧に描きこまれています。ここでは人間の子どもと森の虫たちが友だちとして時間を共有しており、虫たちの世界を人間のままに感じられるのが新鮮! 互いを思いやる関係性を目にすることもでき、相手への優しい気持ちには人も虫も関係がないことに気づかされます。お話のなかでは「むしが4ひきかくれているよ。さがしてね」といったクイズも盛り込まれており、遊びながら虫たちの世界を体感できる一冊に仕上がっているようです。夏ならではの昆虫をテーマにした絵本をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。虫そのものの知識が深まる作品もあれば、引き込まれるような世界観を築いている作品も…。興味をもった一冊から、虫たちにふれあってみてくださいね。
2017年08月24日夏の夜にぜひ出かけたいのが、ナイトズーやナイトアクアリウム。動物や魚たちの夜の姿を観察できるほか、この時期だけの特別イベントやビアガーデンなどがあり、お祭り気分が味わえます。ふだんとは違う夜の雰囲気に、子どもも大人もワクワク! そこで、東京都内と横浜の動物園・水族館の最新情報を紹介。とくにおすすめのイベントをまとめました。■いつもは入れない●●へGO! 上野動物園東京のど真ん中にあり、アクセス便利な上野動物園。8月9日(水)〜8月16日(水)限定で開園時間を3時間延長し、20時まで開園しています(入園は19時まで)。ジャイアントパンダやタテガミオオカミなど、人気の動物の「夜のすがた」は必見!また、世界ゾウの日(8月12日)にちなんだ特別企画「ゾウの運動場に入ってみよう」(8月10日・12日・14日の17時~17時45分)や、飼育係などの動物園スタッフによるスペシャルトーク「真夏の夜のおすすめトーク」(8月10日~13日の18時30分~19時)をはじめ、多彩なイベントが開催されます。大人のお楽しみは、不忍池テラスでのオープンビアガーデン。タイ風のおつまみやデザート、タイ産ビールなどが楽しめます。夕涼みをしながら、ジャズや篠笛などの音楽ライブ「音楽の夕べ」(8月11日~13日の 18時30分~19時40分)に耳を傾けるのもいいですね。 ▼上野動物園「真夏の夜の動物園」 ※イベントおよび展示は、天候や動物の体調、運動場の路面状況などにより、中止・変更の場合あり。■デビルの魅力にうっとり 多摩動物公園総面積52.3ヘクタールの広大な敷地で、動物たちがのびのびと暮らす多摩動物公園。8月11日(金・祝)〜16日(水)・19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)には開園時間を3時間延長し、20時まで開園しています(入園は19時まで)。アジアではここでしか見られないタスマニアデビルをはじめ、夜行性の動物の生態を観察できるチャンス!5種類の動物を観察しながら園内をまわる「夜のどうぶつクイズラリー」(8月14日〜16日・19日・20日・26日・27日の17時〜)やスズムシやクツワムシなど鳴く昆虫を探して観察する「鳴く虫を聴くツアー」(8月19日・27日の18時〜)など、先着で参加できるイベントも充実しています。各売店では生ビールや食事が楽しめるほか、臨時のビアガーデンもオープン! スリランカ料理のキッチンカーも出店し、夏の夜を盛り上げてくれます。 ▼多摩動物公園「サマーナイト@Tama ZOO 2017_デビルもめざめる夜の動物園」 ※イベントおよび展示は、天候や動物の体調などにより、中止・変更の場合あり。 ■ナイトズーラシアで台湾夜市を体験 よこはま動物園ズーラシア地域ごとにわかれた展示で、世界旅行をしたような気分が味わえる「よこはま動物園ズーラシア」。8月の毎週土・日曜と8月11日(金・祝)は、20時30分まで開園(入園は19時まで)。夜行性の動物が動く姿や、昼行性の動物が眠る姿など、さまざまな動物の生態を観察できます。「動物園と夜市」をテーマにした色とりどりのイルミネーションを眺めながら、のんびりと散策するのも楽しそうです。もうひとつの目玉イベントは、台北市立動物園との連携協力1周年を記念したイベント「昼からZoo〜っと“ズーラシア夜市”」。台湾ちょうちんや伝統的な台湾花布でデコレーションされた会場にグルメ・雑貨のお店が並び、台北の夜市のような雰囲気が味わえます。台北市立動物園のパネル展示や、伝統的な楽器「二胡」の生演奏も見逃せません。 ▼よこはま動物園ズーラシア「ナイトズーラシア」 ※出店内容は、中止・変更の場合あり。■相模湾に満点の星空? 新江ノ島水族館「魚たちとデジタルテクノロジーの融合」をテーマに、毎年夏〜冬にかけて開催されている恒例のナイトイベント。4回目を迎える今年は「満天の星降る水族館」をテーマに、海に降り注ぐ満天の星空と、そこできらめく魚たちが織り成す不思議な物語を体感できます。パート1〜パート3まで3つの期間で構成され、それぞれの季節でコンテンツが変化するのが特徴。7月にスタートしたパート1は9月30日(土)まで、毎晩17時〜20時に開催されます。 ▼新江ノ島水族館「ナイトワンダーアクアリウム2017〜満天の星降る水族館〜」 ほかに、金沢動物園(横浜)、野毛山動物園(横浜)、埼玉県こども動物自然公園(東松山)などでも夜の特別営業を実施しています。たまには夜ふかしして、夏休みの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。 ※2017年8月1日現在の情報です。
2017年08月05日動物と違い、あまり感情を読み取ることができない昆虫。しかし、笹森樹さん(@gelmanes)が投稿したツイートには、目を見張るような動きを見せるカマキリの姿が映し出されており、話題を呼んでいます。【すべての画像はこちらから→】『ノリのいいカマキリとドライブしました』というコメントとともに投稿されたのは、一匹のカマキリの姿。「ノリがいい」とはいったいどういうことなのか?それがこちら。車のフロントガラスから見えるのは、ボンネットの上にどっしりと構えて立つカマキリの姿。いったい何をしているのかと思いきや……左にクイッ!右にクイッッ!その場で横揺れしながら、ノリノリで踊っているようです♪リズミカルというよりも、どこか味のある動き……。すると、後ろから強い視線を感じたのか、クルッと振り向くシーンも!「俺のこと見てる?」とでも言っているかのようです。その後も腰を低く落としてノリノリのドライブを続けたカマキリ。どこからか音楽が聞こえてきそうですね♪これを見た人たちからは、「ノリノリすぎwww」「柔軟してるみたい」「かわいく見えてくる〜」などのコメントが寄せられています!ノリの良いカマキリの様子は、ページ下部のリンク『【おもしろ昆虫画像】車のボンネットでノリノリのダンスを披露するカマキリ』からご覧いただけます♪何を考えながら踊っていたのか聞いてみたいものですね。●文/パピマミ編集部
2017年08月02日いよいよ待ちに待った夏休みシーズンが到来。夏休みと言えば海、山、入道雲…そして昆虫たちの季節。夏休みの定番イベント『大昆虫展in東京スカイツリータウン(R)~親子で行こう!ソラマチの森へ~』が、7月15日より東京ソラマチ(R)の「スペース634」でオープンした。【チケット情報はこちら】本展は、“夏休みに子供たちが実際、見て触れて知る”ことで、様々な昆虫に興味を持ってもらうために開催するもの。200匹以上のカブトムシに直接ふれられる「ふれあいの森」、100箱を超える世界の昆虫標本箱の展示などに加え、今年は宝石のように美しい「きらめく甲虫」や日本で初めて立体的に抽出・再現された「アリの巣」を関東初展示。また身近な昆虫から世界最大の危険蜂「オオスズメバチ」の生体や、話題の「ヒアリ」についての知識を丁寧に教えてくれる展示など目白押し。会場がさらに「親子で楽しめる森」にパワーアップし、子供たちの夏休みの自由研究にもピッタリのイベントだ。オープンに先駆けて7月14日に行われたメディア関係者向けの発表会には、大昆虫展実行委員長の奥本大三郎、俳優・タレント・歌手の哀川翔(大昆虫展アンバサダー)、タレントのカブトムシゆかり(大昆虫展応援大使)が登場し、カブトムシを初めとする昆虫たちへの愛情と魅力を語り合った。なお、哀川は今回初めての企画として、飼育した国産カブトムシのオスの大きさを競う「アニキに挑戦」を8月2日(水)・9日(水)・16日(水)に開催。哀川の記録を越えた人や3日間総合での1位の人にはプレゼントが用意される。さらにカブトムシゆかりは7月31日(日)に「カブトムシゆかりの昆虫教室」と、奥本との「昆虫トークショー」を開催する。このほかにも、同展では様々なイベントプログラムが連日用意されている。初めて出会う昆虫の生態を直に感じ、「親子で学び楽しむ機会」として家族で思い出に残る夏を昆虫展で過ごすのはいかがだろう。開催は8月23日(水)まで。
2017年07月18日昆虫や動物などの決定的な瞬間をハイスピードカメラで撮影し、普段は見ることのできない躍動感ある姿を観察できる映像がありますよね。たとえば鳥なら、水中の魚を捕獲する瞬間や飛び立とうとする瞬間などなど。もちこさん(@motiko_mochi)がTwitterに投稿したのは、庭先で見つけたアオドウガネが飛び立つ瞬間を捉えたものですが、これが意外な結末を迎え話題を呼んでいます!【すべての画像はこちらから→】いったい何が起こったのでしょうか?----------もちこさんの指先にとまっているアオドウガネ。コガネムシ科の昆虫です。てんとう虫が飛び立つときのスローモーション映像をイメージして撮影に挑んとのこと。羽を大きく広げてまさに飛び立とうとするアオドウガネ!しかし!グラッ……バランスを崩し……そのまま持ち直すことなく地面へ真っ逆さま。浮上する雰囲気をみじんも感じさせない落ちっぷりが何とも言えません。バタバタと動かす羽が虚しさをより一層強くしていますね。これを見た人たちからは、「落ちるのかよ!」「かわいいと思ってしまったwww」「頑張ってるのは伝わってきた」などのコメントが寄せられています!アオドウガネの飛翔シーンは、ページ下部のリンク『【おもしろ昆虫画像】指先から飛び立つアオドウガネを撮影したら悲しい結末に…』からのご覧いただけます♪厳しい自然界を生き抜いていけるのか、心配になってしまいますね。●文/パピマミ編集部
2017年07月10日「昆虫とファッション」展が、神戸ファッション美術館で開催される。期間は2017年7月13日(木)から10月9日(月・祝)まで。本展では、神戸ファッション美術館所蔵作品の中から、「水玉」「透明」「メタリック」「擬態」というキーワードをもとに、「昆虫とファッション」に関連する衣装や靴、ファッション写真など約25点を展示。ジャンヌ・ランバン(LANVIN)による水玉模様のドレスは、てんとう虫を彷彿させる。さらに、ディナー・アンサンブルやマドレーヌ・ヴィオネによるイブニングドレスは、透明感のある素材を使用しており、まるでトンボやセミのよう。そんな美しい昆虫たちの魅力に人が近づき、変身できるかもしれないと思わせるような衣装の数々が会場に勢ぞろいする。さらに、衣装をバーチャル試着体験することができる「着せかえサイネージシステム」を用意。美術館内に設置されたiPadの専用アプリを用いて自分の写真を撮影してサイネージに表示し、好みの衣装画像への着せかえを楽しむことができる。また、お気に入りの画像はオリジナルポストカードとして印刷し、有料で持ち帰ることも可能だ。【詳細】特集テーマ「昆虫とファッション」期間:2017年7月13日(木)〜10月9日(月・祝)開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)場所:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1休館日:月曜日、6月27日(火)〜7月12日(金)、7月18日(火)、9月19日(火)※7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館入館料:一般 500円、小中高・65歳以上 250円※特別展示・ベーシック展示あわせて※「神戸ゆかりの美術館」、「小磯記念美術館」へは当日入館券の半券提示により割引料金で入館可能。■着せかえサイネージシステム場所:神戸ファッション美術館 1階フリースペース※ポストカード印刷は、別途1枚100円
2017年07月01日「昆虫戦士コンチュウジャー2~激突!恐怖の戦士、ネオコンチュウジャー!~」が8月に上演される。本作は、地球の平和を守る昆虫戦士の中にひとりだけ中年男性(モト冬樹)が紛れている…という新感覚のヒーローコメディ。2016年に第1弾、今年5月に再演を果たし、今作は待望の第2弾。作・演出を手掛けるモラル(劇団「犬と串」)、今作から出演する百瀬朔、初演ぶり2度目の出演となる伊勢大貴に話を聞いた。舞台「昆虫戦士コンチュウジャー2」チケット情報「笑ってほしいのと同じくらいびっくりさせたい。びっくりして笑うのが最高だと思うんです」とモラル。その言葉通り第1弾で描かれた戦いは“綱引き”で決着をつけた。「まさか綱引きで終わるとは…みたいなのは稽古場からあったし、お客さんの反応も楽しみだなって思ってました。今作でもまた別のアッと言わせるようなことがしたいです」。今をときめく若手俳優が多く出演する本作。そのシュールさと客層にギャップも生まれそうだが「観に来てくださる方のツボを突きつつ、裏拍でこちらの方向性のツボも押し続けることで、だんだん『そっちも面白い…』みたいになったらいいなと考えてましたね」という狙い通り、観客を爆笑させてきた。伊勢は「初演のとき、すごく面白かったんです。みんなで一緒に考えたり共有することが多くて、劇団『犬と串』に混ぜてもらったような感覚があって。今回も楽しみですね!」と楽しそうに振り返り、今回の出演を喜ぶ。モラルは「この作品はギャグをやるんですけど、百発百中を狙いにいくのとはまた違って、ウケなくても気にせず同じ熱量でやり続けていくうちに不思議なドライブ感みたいなものが劇場を覆って、最後のほうは何をやっても面白い、みたいな(笑)。そういうところを目指してみんなでやっていて。そこで伊勢くんは、笑いもかっさらうけどスベっても愛嬌のまま突っ走っていける。そこがすごく好きで、また一緒にやりたかったんです」。そんなコメディ作品に今作から出演する百瀬。「もうドキドキです。でも今日お話しして、楽しめたらいいなって。恐れず向かっていこうと思いました。このカンパニーに加われることが楽しみになりましたね」と笑顔。モラルも「プロ意識を持った人ばかりだからこそ、しっかりと遊んでいければ絶対にいいものになる」とキャストに信頼を置く。「コメディって僕らが振り切って楽しむのが一番観て楽しいと、僕自身も思うので。そういうところをひとつずつやっていきたいです!」(百瀬)、「自分の役割をしっかりと果たして、モラルさんの頭の中ものぞきつつ楽しみたいです!」(伊勢)とふたりも意気込む本作は、8月12日(土)から20日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて。取材・文:中川實穗
2017年06月13日劇団・犬と串のモラルが作・演出を務める『昆虫戦士コンチュウジャー』が、6月に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。『昆虫戦士コンチュウジャー』チケット情報本作は、謎の中年戦士を含む地球の味方「昆虫戦士コンチュウジャー」と、侵略者「爬虫類帝国」の戦いを描く新感覚のヒーロー・コメディ。コンチュウジャーのカブトムシ戦士を演じる馬場良馬と、アゲハチョウ戦士を演じる斉藤秀翼に意気込みを聞いた。「秀翼くんは若いのにすごくしっかりしているし、ビジョンがあって、芯がある。男らしいところもあってかっこいいんですよ。すぐ仲良くなれました」(馬場)、「良馬くんはエネルギッシュ。現場を常に明るくしてくれます。いい意味で歳の差を感じさせずに接してくれるところが素敵だなと思います」(斉藤)と互いの印象を語るふたり。舞台『俺たち賞金稼ぎ団』(2015年)以来の共演でチームワークもバッチリな様子。ヒーロー・コメディ作品だが、ふたりは特撮ヒーローの経験者でもある。「そこは僕らの強みですよね。特撮ヒーローをやってきた僕たちが、オマージュとしてどれだけ全力でふざけられるか。そこでもうワクワクします。それにモト(冬樹)さんが加わって…絶対面白くなるだろうな」(馬場)、「だからキメポーズのレパートリーも多いですよ。戦隊モノのお約束だったり“らしさ”をわかったうえで演じるので、楽しんでいただけるはず」(斉藤)。馬場が演じるのは、熱血漢で「そうだろ、みんな!?」が口癖の自称リーダー。「熱血漢でうざいキャラですよね。僕と似てます。結構『うざいね』って言われるし…。みんなにウザ絡みできればいいな(笑)」斉藤が演じるのは、生まれつき多才であるため『努力の力』を認めようとせず、周囲に対しても一歩引いたような態度のナルシスト。「自分自身とは近いとも真逆ともといえる感じ。今は“努力の力を認めようとせず”とか“一歩引いた態度”を、本人は嫌味でやってるわけじゃなかったりするのかなと探っているところ。人間味のあるキャラクターにしたいですね」振り切ったコメディになりそうだが、馬場は「“舞台は生もの”と言いますが、特にその感覚が強いのがコメディ。同じことをやっているつもりでも日によって観客の反応が全然違うんですよね。ちゃんと観客の心をキャッチできる作品を作りたいです」。斉藤も「楽しい作品だからこそ、僕らが楽しむだけじゃなく、ちゃんと観客も楽しませることを忘れずにやりたいです。ぜひ観に来てください!」と意気込んだ。MMJプロデュース公演『昆虫戦士コンチュウジャー』は6月8日(水)から12日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。取材・文:中川實穗
2016年04月27日