安藤サクラがヒロインを務め、「インスタントラーメン」を生み出した夫婦の知られざる物語を描く平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」。この度、長谷川博己に続く主な出演者が発表。松下奈緒、要潤、松坂慶子に加え、連続テレビ小説“初出演”となる内田有紀、大谷亮平の名が連なった。舞台は戦前の大阪。いまや私たちの生活に欠かせないものとなった「インスタントラーメン」を生み出した夫婦の、人生大逆転の成功物語を描く。お湯を注いで3分で簡単に食べられるインスタントラーメンだが、その発明から完成に至るまでの道のりは、決して平坦なものではなかった…。失敗してはどん底から立ち上がる “敗者復活戦” を何度も繰り返した末、二人は世紀の大発明へとたどりつく──。この度発表となったのは、物語のヒロイン・福子の家族となるキャスト陣。■福子の姉、香田克子役・松下奈緒福子の姉には、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」主演の松下奈緒。「あ、また“朝ドラ”のスペシャルな経験をさせていただけるんだなと思いまして、非常にうれしかったです。そして、今度はどんな家族とどんな人生を歩んでいけるのかなと、非常にいまから楽しみにしております」と出演決定を喜んだ。また共演者とは本日初めて会ったようで「なんだか楽しくなりそうな、そんな予感がしております。私も地元が関西なので、“ようやく関西弁の役が来たな”と、今(撮影が始まるのを)心待ちにしております」と期待を明かした。■克子の夫、香田忠彦役・要潤克子の夫にして画家、太平洋戦争が激化してくると、徴兵され戦地へと赴くことになる忠彦を演じるのは、要潤。2002年の“朝ドラ”「まんてん」以来のNHK大阪制作の連続テレビ小説出演に「非常に懐かしく思って本当に古巣に帰ってきた気持ちで、また初心に帰って一から頑張っていけるなという雰囲気をかみしめております」と明かし、「忠彦という役は、何かと頼りない役だったりするんですけども、しっかりとその頼りなさを出して、僕自身がすごく頼りない人間なのでぴったりはまった役かなと思っております」と役への思いを語った。■福子・克子の姉、今井咲役・内田有紀福子と克子の姉には、連続テレビ小説初出演となる内田有紀がキャスティング。「みなさんは古巣に帰ってきたとかいう言葉があっていいなと思いますけど、私は本当に全くの、はじめましてなので、古巣に帰ってきたといえるくらい、今回の“朝ドラ”で、自分の中でも、福子ちゃんはじめ、家族のみんなの、一応大黒柱を仰せつかってますので、一生懸命、清く正しくチャーミングに演じたいと思っております」と気合十分の様子。■咲の婚約者、小野塚真一役、大谷亮平内田さんの婚約者役を務めるのは、韓国で俳優として大活躍した後、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で日本でもブレイクした“逆輸入俳優”の大谷亮平。「僕は“朝ドラ”は初めてでして、日本に帰って活動を開始してから、やっぱり“朝ドラ”というのは目標でもあり、憧れの舞台でもあるんで、今回、“朝ドラ”に出演することになり、うれしく光栄に持っています」。■福子の母・今井鈴役、松坂慶子咲・克子・福子の三姉妹の母には、大女優・松坂慶子。自身の役について「鈴の口癖は『わたくしは武士の娘です』という、一見しっかりしてるようですけども、なかなかユニークな女性」と話し、「すてきな監督はじめ、スタッフの皆様、そしてすてきな俳優さんの皆さんと一緒に、皆様が楽しんでいただけるような、本当に毎日楽しみにしてくださるような、ドラマを元気に作っていきたいなという、わくわくした気持ちでいっぱいです」とコメントを寄せた。■ヒロイン・安藤サクラ「ものすごい家族だなと思って(笑)」ヒロインの安藤さんも、この日、初めて家族を演じる役者陣と会ったそうで、「本当についさっき、家族ではじめましてという感じだったんですけど、ものすごい家族だなと思って(笑)、圧倒されてます。でも、その緊張感と、安心感と、福ちゃんも末っ子なので、みなさんに頼って頼って頼って、やっていけたらいいかなと思っております」と意気込みを語った。平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」は10月1日(月)~NHKにて放送開始。(全151回)(text:cinemacafe.net)
2018年03月23日先読みのできない展開や全編に緻密に張り巡らされた伏線の先に待ち受ける驚愕の結末に、“ダマされる”人が続出している、現在公開中の『去年の冬、きみと別れ』。このほど、岩田剛典と“もう一人のヒロイン”として話題沸騰中の土村芳が演じたカップルの“純愛”キスシーン映像が到着した。■「もう一度観てみたい」率95%!驚愕のサスペンス公開週末に実施された劇場出口調査では、10代・20代の鑑賞者たちの高い満足度に加え、“もう一度観てみたい”という回答が約95%という驚異的な数字を打ち出した『冬きみ』。女性を中心に幅広い世代が劇場に足を運んでおり、男女共に楽しめるサスペンス要素により10代後半~20代後半のカップルの鑑賞も目立っている。■岩田剛典×土村芳、“ピュアすぎ”キスシーン映像到着そんな中、話題を呼んでいるのが、本作が究極のラブストーリーでもあること。今回到着した本編映像では、岩田さん演じる主人公の耶雲恭介と土村さん演じる吉岡亜希子の“ピュアすぎ”“愛らしすぎ”な浜辺でのキスシーンが切り取られている。土村さんといえば、朝ドラ「べっぴんさん」での病弱で儚げな“きみちゃん”役や「恋がヘタでも生きてます」の恋ヘタなお嬢さま・“千尋” 役で知られる注目女優だ。■恭介の元恋人である“もう一人のヒロイン”に話題沸騰亜希子はカメラマン・木原坂(斎藤工)のモデルを務めていた盲目の美女であり、かつて世間を騒がせた猟奇殺人事件の被害者。彼女は撮影中にろうそくが転倒し、火の海に巻かれ、死亡した。すでに映画を鑑賞した人たちの“ダマされた”というコメントに加え、大きな話題を呼んでいるのが、恭介の元恋人であり、本作の“もう1人のヒロイン”である、この亜希子の存在。小説の要素を踏襲し、恭介が執筆する“本”も謎を読み解く大きなポイントとなるため、本作は「章」仕立てで<序章><第一章><二章><三章>で構成されるが、映画は<第二章>から始まっている。映像に映し出されるのは、2人の海でのデートシーン。かつて編集者をしていた恭介は、図書館で自分が翻訳した本を手に取る亜希子を見かけ、本を読みながら笑ったり、涙したりと図書館の片隅で豊かな表情を魅せる彼女に恋に落ちる。その後、互いを想い合い、2人は幸せな日々を過ごすが、とあることをきっかけに愛をすれ違わせ、亜希子は耶雲の元を去ってしまう。そして、亜希子は…。映像では、ささやかながらも2人が築く幸せに満ち足りた日常が切り取られている。公開に先立ち行われたジャパンプレミアでは、北村一輝が“他の役柄を演じるとしたら?”との質問に答えたのが「耶雲と亜希子」だった。純粋な2人の互いを想う気持ちが手に取るように分かるこのシーンに触れ、「憧れる」と発言していた。恭介と亜希子のエピソードは、予測不能なサスペンスでありながら、究極のラブストーリーである本作の物語の根幹を担い、深い“愛”のテーマは切なさと共感を与え、涙を誘う。幸せの日々から一転、彼らが迎える衝撃の結末とは…?あまりに純粋な恋模様、美しくも儚い愛の物語の行方にも注目していて。『去年の冬、きみと別れ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:去年の冬、きみと別れ 2018年3月10日より全国にて公開©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会
2018年03月21日高橋一生と川口春奈がW主演で初共演、“書店員が選んだもう一度読みたい恋愛小説”第1位を獲得した松尾由美による「九月の恋と出会うまで」を実写映画化することが決定した。■あらすじ風変わりなマンションに引っ越した北村志織。隣の部屋にはちょっと不思議な雰囲気をまとった小説家志望の男・平野進が住んでいた。ある夜、志織は部屋の壁から「1年後の未来にいる」という男の声に話しかけられ、平野の尾行を頼まれるのだが、ある事件が起こり――。その日を境に聞こえなくなった声の謎を解くため、平野と一緒に行動を共にするうちに、2人はお互いに惹かれあっていく。未来からの声はある想いが生んだ“奇跡”だった…。小説家を目指している営業マンで、マンションの隣人・志織と一緒に未来から聞こえる声の主を探すことになる平野進を演じるのは、「カルテット」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」、朝ドラ「わろてんか」など数々のドラマで話題を集め、『嘘を愛する女』『blank13』など注目の出演作品が後を絶たない俳優・高橋一生。恋愛映画への主演は、本作が初めてとなる。また、部屋の壁から「1年後の未来にいる」という男の声に話しかけられ、現在の平野を尾行することになるOL・北村志織を演じるのは、『好きっていいなよ。』『一週間フレンズ。』から『クリーピー 偽りの隣人』まで幅広い役どころに挑み、現在、Amazonプライムオリジナルドラマ「しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~」が配信中の川口春奈。絶大な人気を誇る2人のW主演による純愛ストーリーが誕生する。高橋一生&川口春奈、初共演でW主演の2人からコメント到着平野進役・高橋一生「僕はいま37歳で、この先こういった恋愛映画に出演する機会も少なくなるかと思い、ぜひこの役をやらせていただきたいと思いました。川口さんはお芝居のバランス感覚がとても敏感な方だと思ってお芝居を見ています。人が人を想うことは、ある意味ファンタジックなことだと思うので、その部分をしっかりと描いてお芝居ができたらと思っています」。北村志織役・川口春奈「私は高橋一生さんと共演をしたいとずっと思っていたので、この作品でご一緒できることが本当に嬉しかったです。脚本を読んでいても、平野さんと志織はどうなっていくんだろうと純粋に思えましたし、タイムリープというファンタジーな設定もあるのですが、恋愛映画ですので、志織を可愛く生き生きと演じて、幅広い世代の方に楽しんでもらえる作品にしたいと思っています」。『九月の恋と出会うまで』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月20日藤ヶ谷太輔、痩せたなあ~! まず思ったのはそれだ。舞台『そして僕は途方に暮れる』に主演するにあたり、稽古で3キロほど痩せたそうだ。気鋭の作家・三浦大輔の演出は、緻密で、リアリティーを求めるものなので、精神的なものかと思ったが、藤ヶ谷の役は、その三浦自身を投影している。三浦はかなり痩せて、影のある風貌をしているので、そこに近づいてしまったのかもしれない。○BUSAIKU判定でもおかしくない主人公作家を投影した菅原裕一という役は、自堕落な日々を送っていて、恋人(前田敦子)、親友(中尾明慶)、バイト先の先輩(米村亮太朗)、学生時代の後輩(三村和敬)、姉(江口のりこ)……と次々と頼り、その都度、関わった人たちを怒らせ、怒られたくなくて、問題から向き合うことなく逃げてしまう。ついには故郷の母(筒井真理子)の元へと逃避するが、そこでもうまくいくわけはなく……逃げ場がなくなったとき、出会ったのは、家を出ていって何年も経つ父親(板尾創路)。この親にしてこの子ありという感じで、父こそ、あらゆることから逃げていた。つまり、逃げまくった末路の見本を目の前にして、裕一はどうするのか……というのがだいたいの流れだ。この舞台を紹介する記事で、「バラエティ番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)での、彼女への対応がカッコイイかブサイクか判定するコーナーで低評価をとることがあまりない藤ヶ谷が、対人関係がうまくいかない人物を演じることが興味深い。」(『週刊SPA!』2018年3月6日号)と書いたように、藤ヶ谷は人に対してきちんと接するイメージがあった。姉役の江口のりこに取材をしたとき「稽古初日から稽古場に対して心を開いているところが凄い。なかなかそんなことできないから」(『プラス アクト』2018年4月号)と言われていた藤ヶ谷が、裕一を演じると、とことん人と目を合わせず、だらだらしていて、他人の家にお邪魔したときも、ついつい実家にいるかのように全力で甘えて、まったく気が利かない。『キスマイ超BUSAIKU!?』で言ったら、「超BUSAIKU」判定を受けるに違いないその態度に笑ったり、いらっとしたり、自分にもそういうとこあるかも……とギクリとしたりしながら観た。それに、部屋でだらだら過ごす藤ヶ谷の姿の無防備な感じも、覗き見気分で楽しめるのではないかと思う。○ハードルの高い仕事に挑む藤ヶ谷『そして僕は途方に暮れる』は2幕構成。1幕目は裕一と恋人や友人知人、家族の一対一のやりとりで、2幕目は実家で向き合う人数が増えていく。裕一の関係者も、いなくなった彼を心配して連絡をとりあうなどして関わりをもっていくが、基本的に、裕一と相手による2人芝居の総当たり戦。にもかかわらず、誰に対しても"ちゃんと向き合わない"という、ある意味苦行に、藤ヶ谷はみごとに耐えて、やりきっているところが見事だ。ものすごく悪いことを言ったりやったりする人物のほうが、動きのバリエーションもつけやすいが、悪い人ではなく、ただなんとなく逃げ腰っていうほうが難しいと思う。しかも、人と向き合って会話するよりも、LINEで済ますような現代人で、LINEを打つ演技ってあまりやりようがない。そういうところがあるのが、この作品の面白さで、裕一に対する人たちは熱をもって彼に当たるが、それをスルーしたり、ネットで済ましたりする希薄なコミュニケーションのリアリティーを3時間近くも演じ続けるのは、やはり苦行と思うが、公演をやり遂げたら、俳優として飛躍できるだろう。ずいぶんとハードルの高い仕事に挑んだ、その姿勢に感動を覚える。○★ここからややネタバレありただ、じょじょに変化もあって。救いようのない人ではないのだなと思うし、逃げて、逃げて……、その結果、ある瞬間、裕一が他者に対していままでにないリアクションを見せることがあって、そのときの藤ヶ谷の見せる、明らかな違いには目を見張るものがある。とにかく、思いがけない展開が待っている。長い時間、はっきり言葉にしない登場人物の気持ちを観察し続けた結果のサプライズを、どう捉えるかは、人それぞれ……。最後に。藤ヶ谷太輔、ダッフルコート、似合うなあ!ダッフルコートは、青春の苦さの象徴だなあと思う。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年03月15日4月スタートのテレビ朝日木曜ドラマは、麻見和史「警視庁文書捜査官」を原作にした「未解決の女警視庁文書捜査官」を放送することが決定。初共演となる波瑠と鈴木京香が、女刑事に扮し強力タッグを結成、未解決事件に挑む。本作は、未解決事件の文書捜査を担当する「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する矢代朋と鳴海理沙が、個性豊かなおじさま捜査官たちや、イヤ~な上司とパワフルに対峙しながら、“文字”を糸口に未解決事件を鮮やかに解決していく爽快感あふれるミステリードラマ。■肉体派の波瑠×頭脳派の鈴木京香、最強バディの誕生!「あなたのことはそれほど」や現在放送中の「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」に出演し、今作では主演を務める波瑠さんが演じるのは、体力と柔術には自信のある肉体派熱血刑事の矢代朋。燃える正義感と情熱、直感を武器に、なりふり構わない無鉄砲な捜査で事件解決に奔走。また、劇中にはアクションシーンも登場するなど新境地を切り開く。そして、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙を、テレビ朝日の連続ドラマに出演するのは25年ぶりとなる鈴木さんが演じる。理沙はわずかな文章から書き手の性格や思考を言い当てるという稀有な能力を持つ“文書解読のエキスパート”。対人関係が苦手で「人より文字が好き」と豪語する、ちょっぴり浮世離れした女性。一見正反対なタイプの2人だが、バディを組むことで互いの根底に共通するものを見出していく。息の合ったバディへと成長していく姿に注目だ。■コメント到着! 「綺麗なところは鈴木さんにお任せ」「いいバディになりたい」波瑠さんは共演の鈴木さんいついて「以前、舞台を観劇した後に偶然お会いして、すれ違いざまにご挨拶だけさせていただいたのですが…ビックリしますよ!綺麗すぎて!もう『自分が恥ずかしい!』と思うくらい美しかったのが強く印象に残っているので、今回もすごく背筋が伸びる思いです」と話しつつ、撮影が待ち遠しいと語る彼女は、「これから3か月、綺麗なところはすべて鈴木さんにお任せして(笑)私は汗をビシャビシャッとかきながら、汗臭い感じで撮影に臨みたいと思います(笑)男がそこにいるんじゃないか…と思われるくらいの鬱陶しさを全力で出しながら、鈴木さん演じる理沙との差を楽しみたいです」と意気込み。役柄に関しては「バタバタ、ドタドタとやかましく立ち回る役どころ(笑)ひたすら情熱だけはあるキャラクターで、職場の先輩たちからもちょっと煙たがれるような女性です」と説明し、今作ではアクションにも挑戦するということで、「日ごろから運動をして備えようとも考えています」とも話している。「波瑠ちゃんは本当にかわいい!台本にも『目が大きくてかわいい』と書かれていますが、まさにその通り」と波瑠さんの印象を語る鈴木さんは、「一風変わった面白い刑事ドラマを私自身も楽しみながら、波瑠ちゃんといいバディになりたいと思っています」と意気込み。役作りに関しては「理沙は個性的な役ですから、面白いキャラクターにしたいと思う半面、現実にはいないと思われないような“地に足が着いた変な人”をしっかり演じたいと考えています。これから3か月どんなふうに波瑠ちゃんを呆れさせられるか(笑)ワクワクしながらいまも策を練っているところです」と明かし、「理沙は日の差さない地下の第6係から、捜査現場で奮闘する朋に“事件解決につながるパス”を送る立場。いかに良いパスを出せるかが、朋の動きやひらめきに大きく作用すると思いますので、そこにこだわりながら演じたいです」とコメントした。■朝ドラ「あさが来た」コンビが再タッグ本作の脚本を務めるのは、2005年にドラマ「不機嫌なジーン」で向田邦子賞を、2016年には波瑠さんがヒロインを演じた連続テレビ小説「あさが来た」で橋田賞を受賞し、2017年には文化庁芸術祭大賞作「眩~北斎の娘~」の脚本も手掛けたヒットメーカー大森美香。彼女がテレビ朝日のドラマ脚本を担当するのは18年ぶりとなる。第1話ストーリー無鉄砲な熱血捜査で負傷し、1か月の昏睡状態から目覚めた警視庁捜査一課強行班係の刑事・矢代朋(波瑠)は復帰早々、異動を命じられる。異動先は薄暗い地下にある窓際部署――「特命捜査対策室」第6係。未解決事件の文書捜査を担当する「文書解読係」だった。朋は戸惑いながらも、文書解読のエキスパートと呼ばれる不愛想な先輩刑事・鳴海理沙(鈴木京香)らとともに、新部署で働き始めることに。だが、その業務内容の実態は、単なる捜査資料の“倉庫番”にすぎず…。そんな折、強行犯係の刑事たちが理沙のもとへ、つい先日起こった連続変死事件の被害者である女性2人の遺書を持ち込む。その遺書を読んだ理沙はすぐさま犯人像と犯行動機を解析するが、強行犯係たちは懐疑的。その矢先、新たな情報が第6係にもたらされる。先の被害女性2人の部屋に、10年前の日付が記されたミステリー作家・島田泉水のサイン入り自著があったというのだ。実は、泉水は10年前に密室状態の自宅マンションで腹部を刺されて死亡。密室トリックの解明はおろか、犯人の目星さえ付けられないまま、捜査は打ち切りになっていた――。事情を聞いた朋はやる気満々で、強行犯係に10年前の事件の合同再捜査を提案。朋の熱血ぶりを冷めた目で見る理沙だが、朋が聞き込み捜査で直感したという推理を聞くや、興味を示しだし――!?木曜ドラマ「未解決の女警視庁文書捜査官」は4月より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月05日●昔は人前でしゃべれなかったアイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子(23)が、マーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー』(公開中)でハリウッド声優に初挑戦した。百田が演じたのは、超文明国ワカンダを治める国王でありながら、漆黒のスーツを身にまとったヒーロー"ブラックパンサー"でもある主人公ティ・チャラの妹・シュリ。ワカンダNo.1の天才科学者であるシュリは天真爛漫で元気なキャラクターで、百田のイメージと合致することから抜てきされた。公開にあたり百田にインタビュー。ハリウッド声優初挑戦の感想や、シュリとの共通点、女優への思いなどを聞いた。○演じたシュリとの共通点――まずは、ハリウッド声優初挑戦の感想をお聞かせください。あの素晴らしい映像に自分の声があたっているというのは、信じがたい不思議な感覚で、でも、できあがったものを見させていただいたときに、ものすごく幸せな気持ちになりました。作品自体もすばらしいですし、作品に関われているという事実を改めて目の当たりにして、本当にこの世界に入れたんだなと。この仕事をやっていてよかったなと思いました。――演じられたシュリの元気なキャラクターが、百田さんと本当に合っているなと思いました。百田さんは昔からずっと元気で明るい性格なのでしょうか?昔から元気でしたが、人前に出ると縮こまっちゃったり、声が小さくなっちゃったりする性格で、裏ではめちゃめちゃ元気なのに人前に出ると何もしゃべれなくなっちゃうタイプでした。学校の授業の発表も「声が小さくて先生のところまで届かない」って三者面談で先生によく言われ、「なんであの子はずっともじもじしているんでしょう」って先生がお母さんに言ってました。人前でこんなに明るく話せるようになったのは仕事を始めてから。たまに今でも、大勢の人の前に出たときに一瞬、昔の自分が出て「どうしよう」って思うときもあります。でも基本の性格はずっとうるさいんだと思います(笑)――人前で本来の元気な自分を出せるように、意識して変えていったのですか?意識して変えたってわけじゃないですけど、この仕事を始めて人前で話さないといけない環境になり、自然と人前でも普段の自分が出せるようになってきたんだと思います。仕事以外でも、親戚の人たちと久しぶりに会ったときにお母さんの後ろに隠れちゃっていたのが、今では自分からあいさつしに行けるように、そんな風になりました!――そうだったんですね! あと、映画を見ていて、運動神経の良さというのもシュリと百田さんが重なりました。戦うシーンを見ても、シュリちゃん絶対に運動神経いいですよね! シュリちゃんもきっと運動が好きだと思うので、そういう部分も似ていると思います。――本作はアクションも魅力の一つですが、アクションへの興味はありますか?あります! シュリちゃんがやっていたようなアクションはかっこいいなって思うし、自分もあのようなアクションをやってみたいなという興味はあります。○実際の兄妹の関係も「すごく仲良し」――兄のティ・チャラについて「お兄ちゃんかっこいい!」と絶賛されていましたね。百田さんはお兄さんと弟さんと3人兄弟とのことですが、実際はどんな関係ですか?シュリちゃんだから言えるお兄ちゃんへの口調は、私とお兄ちゃんの会話に似ているなと。「もーうるさい!」とか「ちょっと静かにして!」とか、そういうのは普段から私も言っているので、関係性は似ているのかもしれないですね。お兄ちゃんとはすごく仲良しで、仕事が終わって私が家に帰るときは駅まで迎えに来てくれます。――実際の兄妹関係がまさに生かせた役だったんですね。そして、迎えてに来てくれるお兄さん、優しいですね!そうなんです。「迎えに来い!」って私が言ってるんですけど(笑)。一番フットワークが軽いので、「あー、また?」とか言いながら迎えに来てくれて、あとライブも見に来てくれます。昔はめちゃめちゃケンカしてましたけど、今は本当に仲良しで。でも、弟とは今でもケンカします(笑)――どんなことでケンカするんですか?冷蔵庫に入れて食べるのを楽しみにしていたものとかを、ヤツは勝手に食べたりするんですよ! 絶対怒られるってわかっていて食べてるし、怒っても怖くないなとかそういう気持ちが混ざった上で、甘えで食べてるんです。もう激怒ですよ!(笑) 「言ったよね!?」「前食べた時に言わなかった!?」みたいな、そういうくだらないことで。怒るとしょぼんとしていますね(笑)●女優への思いとアイドルとの切り替え○朝ドラ『べっぴんさん』で感じた喜び――NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』での好演で女優としても注目されましたが、女優への思いをお聞かせください。いろんなお仕事をさせていただいて、どんなお仕事も「だれかに何かを伝えたい、思いを届けたい」という根本は一緒で、伝え方が違うだけだと感じました。演技の場合は、その役の思いを届ける。なので、どんなジャンルでも伝えられるようになりたいなと。伝えるには気持ちが大事ですが、気持ちだけでは伝わりきらない部分もあるので、それぞれの世界で必要な技術を学びながら伝えるっていうことがもっと上手になりたいです。『べっぴんさん』で言うことを聞かない息子に悩む母を演じたときには、大阪のおばちゃんに「あんたんちの子、大丈夫!?」って声をかけてもらって、それがすごくうれしかったんです。自分が伝えたい通りに伝わってるなと感じることができました。――今回声優をやってみて、声だけでの演技に苦労したことや新たな発見などありましたか?声の出し方が違うなと感じました。ドラマとかでの演技は日常と変わらない発声の仕方で会話をしますが、声優の発声はそれとは違い、ミュージカルの発声に近いんだろうなと。まだ経験ないので明確なことはわからないですが。○アイドルは普段の自分、女優は切り替えが必要――アイドルと女優で気持ちの切り替えはしていますか?アイドルの活動をしているときは、わりと普段の自分。アイドル・ももいろクローバーZとしての百田夏菜子はずっとやってきているので、「よしっ仕事するぞ!」っていう仕事スイッチは入れますが、気持ち的な切り替えは特に。でも、お芝居だとその役になりきるので、その世界に入り込むという気持ちの切り替えが必要だなと思います。例えば、水を飲むときにどっちの手でつかむのかなとか、ストロー使うかなとか、その子だったらって考えて行動しないといけないので、切り替えていますね。――女優として今後挑戦したい役を教えてください。映画でご一緒させていただいた本広克行監督には、自分のキャラクターと正反対の役、すごく暗い役や世間に嫌われるような役をやってほしいと言われました。自分としても、すっごい悪役とかやってみたい。これまでの23年間、「明るいね」って言ってもらうことが多いんですけど、そのイメージを一気に覆すくらいの役をやってみたいです!●リーダーの心がけと10周年への思い○まずはみんなの意見を聞く――ティ・チャラは国王として国を治めていますが、百田さんはリーダーとしてグループをまとめています。リーダーとして心がけていることを教えてください。みんな本当にしっかりしているので、私が特に何を心がけてやるというわけではないんですけど、例えばみんなで話すときに、とりあえずみんなの気持ちや意見を聞いた上で話した方がいいかなとか、ダンスの振り付けのときに率先して仕切ってくれていたら任せるとか、リーダーだからって変に口出しはしないようにしています。言った方がいいときは言いますが、それ以外は黙ってにやにやしている方が多いと思います(笑)――ティ・チャラも周りの人に任せるところは任せていますね。そうですね。本当に私も周りの人にいつも助けてもらっています。たぶん一番頼りないし、一番何もできないんじゃないかって思うんですけど、本当に周りがしっかりしているので甘えながら、でも、頑張るときは頑張ります! ちゃんとしないといけないときはちゃんとしますけど、あとはにやにやしているだけです(笑)――その笑顔こそ、グループにいい雰囲気をもたらしているんだろうなと。どうなんでしょう(笑)。そうだったらうれしいです!○10周年までに新しい4人でのページを――今年5月にももいろクローバーZ結成10周年を迎えます。最後に、10周年への意気込みをお願いします。10周年直前に4人になってしまって、いろいろやらないといけないことが山積みだったりするんですけど、4人になって新たな気持ちでみんなでできているので、10周年までに新しい4人でのページを完成できればいいなと思っています!■プロフィール百田夏菜子1994年7月12日、静岡県生まれ。ももいろクローバーZのリーダーであり、不動のセンター。キャッチフレーズは「茶畑のシンデレラ」。イメージカラーは赤。 特技は、新体操、ダンス、バスケットボール。女優としては、主演映画『幕が上がる』(15)や、2016年後期NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に出演。アニメ映画『かいけつゾロリ ZZ のひみつ』(17)で声優に初挑戦し、『ブラックパンサー』でハリウッド声優デビューも果たした。
2018年03月04日一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は、3月1日から4日まで、総合的カメラ映像ショー「シーピープラス(CP+)2018」をパシフィコ横浜および大さん橋ホールにて開催。今年注目の新企画として、主に若い女性をターゲットとし、「写真を、カメラを、自分らしく。~楽しむヒントが見つかる2日間!~旅も、音楽も、ファッションも。好きなものすべてがフォトジェニック」と題した特別イベント「フォト・ウィークエンド(Photo Weekend)」を3月2日から3日にかけて実施する。©Tatsuya Tanaka独自の視点で切り取った写真「MINIATURE CALENDAR」がインターネット上で人気を呼び、昨年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも話題となったミニチュア写真家・田中達也による特別展示「MINIATURE LIFE CAFE LOUNGE」では、日常にある物で作り上げる独自のミニチュア世界を演出。ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの協力による1日限定20食のオリジナルスイーツが提供される他、3日には田中氏のトークショー「MINIATURE LIFE 〜見立ての視点で楽しむ写真」が行われる。「ビスケットサンドの布団とカップケーキの家」また、「クレイジージャーニー」等にも出演し、世界中を飛び回り少数民族を撮り続けているフォトグラファー・ヨシダナギは、特別パネル展示「Background Story」に加え、4日にはトークショー「撮影は被写体が9割〜ヨシダ、CP+に立つ」を開催。「サンデーモーニング」などテレビでも活躍するフォトジャーナリスト・安田菜津紀による写真館企画を3日〜4日の2日間開催。フォトグラファー・ヨシダナギ 作品イメージその他、3日には絶景プロデューサー・詩歩やモデル・前田エマ、4日には猫写真家・沖昌之、編集者&フォトグラファー・フクモトヒロスケによる展示やトークショーも楽しめる。絶景プロデューサー・詩歩その他、カメラを触ったことのない人からテーマ選びに悩む人まで、様々なジャンルの撮り方を初歩から学べる講座「フォトスクール」や、写真専門の学校がプロデュースする「ワークショップ」も開催。実際にカメラを触って撮影できるほか、写真・カメラに関する相談が気軽にできるコンシェルジュも併設。さらに、3月1日から4日まで、大さん橋ホールにてフォトカルチャーを体感・発信するアート・コミュニティスペース、フォト・ハーバー(PHOTO HARBOUR)にて、アジア最大級の写真集フェア「Photobook JP」を初開催。アジアから世界に発信する気鋭の出版社やアーティストなど約50ブースが一堂に会し、写真集の現在を体験できる場所を提供。同会場では写真家などによるトークショーや、日本最大級の参加型写真展イベントも行われる。【イベント情報】Photo Weekend会期:3月2日~3日(CP+ 2018会期中)会場:パシフィコ横浜会議センター 3F時間:3月3日 10:00〜18:00、4日 10:00〜17:00料金:入場料 1,500円(ウェブにて事前登録した方、障害者手帳を持参の方、小学生以下無料)※各イベントは一部有料/事前予約イベントあり
2018年02月27日「隼也は言われたことを真摯に受け止めるマジメな子。そして夢を持っているので、そこに向かってまっすぐに突き進んでいく人間です」 そう話すのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』で北村隼也を演じる、成田凌(24)。隼也は、思い立ったら一直線。父・藤吉(松坂桃李)を彷彿とさせる性格で、北村笑店に新風を巻き起こしている。 『わろてんか」は成田にとって初めての朝ドラ出演。オーディションでヒロイン・てん(葵わかな)の一人息子である隼也の座を射止めてからは、ますます『わろてんか』ファンになっていったとか。 「すごくおもしろいですし、一人ひとりに感情移入ができて、見ていて気持ちよくなれる。早く現場に入りたいと思っていました。ただ、僕は途中からの参加だったので、初日は緊張しましたね。朝、東京で『わろてんか』を見て、その日に大阪に移動して現場に入ったら、さっきテレビで見ていたみなさんがいて、なんだか不思議な感じでした。だから隼也が初めて登場した週の演技は、あとで見直したら、どこかフワフワしていて(笑)」(成田・以下同) そして朝ドラならではの撮影スケジュールも初体験。撮影シーンの多さなど、すべてが新鮮な様子。 「撮影ペースの速さはものすごいです。午前中だけでたくさんのシーンを撮るし、出番もそれだけ多い。『次いくよ!』、みたいにポンポンと進む。これを経験したら、次の作品からは怖いモノなしだと思えるくらい笑い」 隼也は自身のミスから北村笑店に大きな損失を生じさせてしまうが、周囲に温かく見守られて成長していく。恋模様も同時に展開され、隼也の青春、真っ盛りというところ。 「血気盛んな青年が夢に挑もうとして、一生懸命に頑張っている。その姿を見守ってほしいです」 隼也を温かく見守る一人、伊能栞を演じる高橋一生(37)について、成田はこう語る。 「大人ですよね。いろんなことを知っていらっしゃるから話していておもしろいですし。家具のことを知りたくて話してみたら、予想どおりとても詳しかったです。お芝居や人やモノに対してもものすごく丁寧で、見習いたい点がたくさんあります」
2018年02月23日「高橋一生さんと広瀬アリスさんが親密そうに話していたんです。近くにいたら、2人から『不倫』という言葉が聞こえてきたので、思わずドキッとしてしまいましたよ」(テレビ局関係者) NHK朝ドラ『わろてんか』で伊能栞役を熱演中の、高橋一生(37)。撮影現場で、高橋は共演の広瀬アリス(23)と周囲がざわつく“不倫”談義を交わしていたというのだ。いったいどういうこと!? 「じつは、漫画好きの広瀬さんが高橋さんと漫画について語り合っていたんです(苦笑)。広瀬さんが、ある作品を高橋さんから“一押し”と勧められていたんですよ」(前出・テレビ局関係者) 広瀬自身、「家の壁一面が漫画の本棚」と言うほどの漫画好き。高橋が“一押し”したというのは、『月刊!スピリッツ』で連載中の『あげくの果てのカノン』だ。作者の米代恭さんに取材したこともあるライターの平松梨紗さんが、作品の魅力をこう明かす。 「思い込みが激しいストーカー気質な女子の“痛すぎる恋”がテーマですが、舞台は近未来、謎の生命体が襲来する地球なんです。人類の危機の中、彼女の心は高校時代の先輩・境宗介に一途に注がれます。過去に自分の告白を断り、既婚者になっている宗介の身辺を偏執的なまでに調べあげて満足していた彼女ですが、先輩が自分の勤める店に立ち寄ったことをきっかけに、関係が変化していきます」 つまり「不倫×SF」という、これまでにない設定なのだ。平松さんが続ける。 「主人公が憧れの先輩との不倫に突き進むと、それが人類の危機とも結びつくという、ぶっ飛んだSF恋愛漫画なんですよ。主人公が憧れている先輩は地球を救うヒーローとして描かれていますが、主人公がその“ヒーロー”との不倫にのめり込んで行く過程や心情のディテールに共感するという声を聞きます。憧れられる側である高橋一生さんがこの漫画を好きだというのは、興味深いですね。じつは高橋さんのミステリアスな一面が先輩役にぴったりだと、読者たちの座談会で話題になったんです」 人類の運命を背負いつつ、後輩女子と不倫に溺れてしまうヒーローーー高橋一生が演じるのを見てみたい。
2018年02月16日31の専門チャンネルが見放題で楽しめる新映像配信サービス「dTVチャンネル」から、実力派俳優・高橋一生が様々な趣味人に扮して、力強い歌で応援する新CM「dTVチャンネル ゴーイングマイウェイ賛歌篇」が放送されることになった。今回登場するTVCMは、映画やドラマ、アニメはもちろん、ドキュメンタリー、将棋や釣りまで多彩な31の専門チャンネルを、スマートフォンやタブレットを使って楽しめる「dTVチャンネル」が“自分らしく生きる、ありとあらゆる趣味人を応援する”ことをテーマに制作したもの。“好きなことを好き”となかなか胸張って言いづらい現代社会に向け、好きなことに夢中になる人々をありったけの力で応援したいという想いが込められている。高橋一生が力強い歌声を披露!インパクト抜群の趣味人に10変化CMでは、「ドラマ好きな高橋一生」から「動物番組好きな高橋三一生」まで、dTVチャンネルで配信するジャンルを高橋さんが表現した趣味人の10変化が最大の見どころ。中でもファンが悶絶しそうなのが、濃いアイメイクとロングヘアーが特徴的な音楽好きな高橋六生(音楽番組好き)やHIPHOPダンサー風の高橋二十三生(ダンス番組好き)、着物&メガネ男子の高橋二生(将棋番組好き)、ひと昔前の歌のお兄さん風な高橋十生(キッズアニメ好き)といったところか。さらに、好きなことに夢中で生きる人々を称賛するオリジナルソング「ゴーイングマイウェイ賛歌」は高橋さん自らが歌唱。一度聴いたら耳から離れないキャッチーなメロディーにのせて、力強く美声を披露している。撮影を終えた高橋さんは、「どうなるか楽しみです。10変化がどういう風につながって、そこに、自分の歌がどういうふうにからんでいくのか。レコーディングでは、最初、声出し練習を全くせず歌ったので、少しよれたんですけど、音程はとれてると思うので、なんとか大丈夫かなと思います」とホッとした様子。また、高橋さん自身が見たいジャンルとしては、「海外のドキュメンタリーとかが増えてくれると幅が広がるんじゃないかなと思ってます。楽しみにしてます」とコメントを寄せた。現在、NHK朝ドラ「わろてんか」に出演中、映画『嘘を愛する女』『blank13』の2作が劇場公開中だが、いまは「いろんなお話しをいただけるということ自体が嬉しい」「そこから自分がどのように反射していけるのか、というのがすごく楽しみ」と語り、「一見、無茶でしょとか、一見、これ高橋一生には無理なんじゃないですか、ということもやっていけるのもうれしいいなと思いつつ、とにかく、お話しをいただけるということがありがたいことなので、それを1つずつ自分なりに解釈したりとか、咀嚼して出していけたら」と、CM同様の“ゴーイングマイウェイ”で抱負を語ってくれた。新CM「dTVチャンネル ゴーイングマイウェイ賛歌篇」は2月10日(土)よりオンエア。(text:cinemacafe.net)
2018年02月09日2018年後期の連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)。そのヒロインの夫役に長谷川博己(40)が起用されたと、2月7日に発表された。 長谷川は大阪市内の同局で行われた会見で、「みなさまに幸せと希望をお届けできればと思います」と語っている。朝ドラは初出演で、「20代前半に何度もオーディションを受けて落ちてきた」と告白。ヒロインを務める安藤サクラ(31)とも初共演だが、「ずっと共演したかった女優のひとり」とダブルで念願が叶ったことに笑顔を見せた。また役に関しては、こう意気込んでいる。 「朝ドラも出たいという欲を捨てたときに出られたので、欲を捨てて臨みたい」 長谷川は以前も、“欲を捨てることで掴むことができた”と語っていたことがあった。それは昨年11月に受賞した「GQ MEN OF THE YEAR」だ。 授賞式の壇上で、長谷川は同賞が「目標にしてきた賞のひとつ」だったと告白。16年に大ヒットした映画「シン・ゴジラ」にも出演していたが、このときは受賞してなかった。 「『シン・ゴジラ』がヒットしてとれるかなと思っていたのにとれなくて……。今年は無理だろうと思っていたのにとれた。本当に嬉しいです」 16年に出演した「アナザー・スカイ」(日本テレビ系)では、役者人生の原点ともいえるスペインはバルセロナを旅した長谷川。20歳のときにこの地を旅した際、「もっと世の中って楽しんでいいんだ」と人生を謳歌すると決意。そして役者を志すようになったという。 この番組に出演したとき、長谷川は39歳だった。“不惑”を迎えるに際し、こう目標を掲げていた。 「40歳になって花を咲かせる俳優になりたい。僕にとっては40歳が大事だなって」 欲を捨てたことで、自然体になった長谷川。そんな不惑の決断が、追い風となっているようだ。
2018年02月08日「あさイチ」(NHK総合)で司会を務める井ノ原快彦(41)と有働由美子アナウンサー(48)が3月いっぱいで降板すると、2月6日に同局が正式発表した。 それを受け7日の番組内で、井ノ原と有働が改めて卒業を発表。同じく卒業する柳澤秀夫(64)解説委員と並び有働は「3月いっぱいで、3人でお伝えするあさイチは終わりです」と報告。井ノ原は「誰か1人がやめるんだったら、みんなで辞めた方がいいとずっと思っていた」と説明した。 「あさイチ」の冒頭では、「朝ドラ受け」が恒例だ。これは直前まで放送されている朝の連続テレビ小説の感想を、井ノ原と有働が語り合うというもの。今回の卒業発表でも、「朝ドラ受け」を惜しむ声がTwitterでは上がっていた。 《有働さんとイノッチの掛け合い、朝ドラ受け好きだった……。寂しくなるな……》《今のあさイチメンツの朝ドラ受けがもう見られないのは、ほんと残念》《なにが寂しいって朝ドラ受けのあさイチの有働アナとイノッチのコメントが見れ無くなること》 今でこそ「当たり前」の光景だが、井ノ原の挑戦がそこにはあったようだ。 「井ノ原さん自身もテレビで語っていましたが、そもそもは独り住まいの祖母が『朝ドラを見ても感想を誰にも言えない』とこぼしたことがきっかけだったそうです。『それなら感想を共有しよう』と井ノ原さんが自主的に始めたのですが、最初は上層部から禁止されていました。しかし井ノ原さんは、おばあちゃんのために続けた。それが徐々に浸透し、名物コーナーになったのです」(芸能関係者) 有働アナの後任は、「ブラタモリ」にも出演中の近江友里恵アナ(29)に決まった。パートナーは決まっていないが――。また新しい挑戦を見せてくれるだろうか?
2018年02月08日2018年10月1日(月)よりスタートするNHK連続テレビ小説「まんぷく」の記者会見がNHK大阪放送局で行われ、俳優の長谷川博己がヒロインの夫・萬平役を務めることが発表された。会見では長谷川さんが自身初となるNHK朝ドラへの出演について意気込みを語る一幕があった。「まんぷく」は、チキンラーメン、カップヌードルを開発した実業家・安藤百福とその妻・仁子の半生をモチーフに、戦前から高度経済成長時代の大阪で生きる夫婦の苦労と成功を描くドラマ。タイトルは物語のヒロイン“福子”と、彼女の夫“萬平”の名前を合わせたもの。物語は、事業のためには生活を顧みない夫の背中を押し、家族を引っ張っていく福子の奮闘と成長を軸に描かれる。先日の会見ではヒロインの福子役に安藤サクラが起用されることが明らかになったばかり。一児の母が朝ドラのヒロインを演じることや会見で見せた涙も話題となった。長谷川さんが演じるのは、幻灯機製造や食品加工、金融業など次々と事業を手がけては失敗してしまう青年実業家の立花萬平。妻の福子に背中を押されながら、世界初のインスタントラーメン開発に挑むというバイタリティ溢れる男を演じる。会見で長谷川さんは「萬平という名前は気に入っています!」と笑顔でコメント。さらに「朝ドラは20代の頃に何度かオーディションを受けさせてもらいまして、何度も落ちておりまして(笑)」と若手俳優時代のエピソードを告白。続けて「40歳でヒロインの相手役を演じるのはどうかなと最初は迷ったんですが、安藤百福さんをモデルにした人物を演じられることと、自分の役者人生にとってのいい変化になるんじゃないかなと思って引き受けさせていただきました」と心境を語った。また今回初めての共演で夫婦を演じることになる安藤さんについては「安藤さんは本当に素晴らしい女優さん」と大絶賛。続けて「ぜひ共演したかったので、撮影現場で一緒に夫婦役を作り上げていけるのをすごく楽しみにしています」と撮影に向けての意気込みを明かした。平成30年度後期・NHK連続テレビ小説「まんぷく」は、2018年10月1日(月)より放送予定。(text:cinemacafe.net)
2018年02月07日「手術で声帯も傷つけることになって……。でも、いまは痛みも乗り越えて、なんとか復帰しました」 64年の東京五輪で実況を務め、いまも現役で活躍する名アナウンサー、押阪忍(82)。相次ぐ大病に見舞われながら、同業の妻・栗原アヤ子(76)に支えられ二人三脚で復活した日々を、夫妻そろって本誌に明かしてくれた。 押阪といえば昨年8月、NHK朝ドラ『ひよっこ』にクイズ番組の司会者役として出演し、ネットで大きな反響を呼んだ。 「ツイッターやインスタで“爆発”しました(笑)。昭和が舞台のドラマでしたから、僕が69年から11年続いた人気番組『ベルトクイズQ&Q』の司会をしていたことで、昭和の顔の一人としてオファーをいただいて。たくさんの人が『懐かしい』と、見てくれたようですね」 じつは、その朝ドラ登場直後に大動脈瘤が見つかったという。 「9年前に大腸がんの手術をして、やっと治療が終わりかけたときでした。医師から『腹部に瘤がある』と言われたんです。そのときは医師からも“この程度の大きさなら大丈夫だろう”と言われてそのままにしていたら、昨秋、急に大きくなっていたことが判明しまして。あと数ミリ大きくなったらいつ破裂してもおかしくない、破裂したら出血多量で死に至る場合もあると言われ、急遽、12月に手術することになったんです」 大腸がんの手術をやっと乗り越えたのに、さらなる病魔に襲われていたとは――。しかも、今回の手術では“アナウンサーの命”ともいうべき声を損なう懸念もあった。 「手術の麻酔で長い管を喉から通したため、声帯を傷つけることになり、(一時的に)しゃがれ声になりました」 押阪が受けたのは、鼠蹊部を切開してカテーテルを血管に入れ、瘤を吸収して小さくする手術だった。術後はリンパ浮腫ができ、いまも痛みがあるという。 「2週間前、痛みが出て来たので医師に訴えたところ、リンパ液が溜まっていたんです。それで注射で抜いてもらいました。今もけだるさがあり、気力や体力、体重も元には戻っていません。3つあった瘤が小さくなっているか、これから定期的に検査をしていって、場合によっては再手術の可能性もあるようです」 手術を年末にしたのは、お正月に「妻のお雑煮を食べたかったから」と押阪。じつは、栗原も93年に“肺スエヒロタケ感染症”という肺にキノコ菌が繁殖する奇病を発症して大きく報じられたことがある。現在も体調に波がある身だ。 「私の肺は、90代くらいの肺になっているんです。ですから、私の看病ぶりには子供たちも驚いています。“重病人が重病人を支えて介護している”と(苦笑)。私が倒れるんじゃないかと心配してくれました。でも、夫が退院したときは家族みんなで喜びました。次男も毎日、病院に通ってくれたし、長男のDJ OSSHYもメールやLINEをくれていました。おかげさまで家族がひとつになれましたね」 押阪も、病を克服できたのは“妻のおかげ”と照れ臭そうに感謝する。大病を経て、ようやく仕事復帰が近づいてきた押阪。 「いまの私のレギュラー番組は全国のFMラジオで放送している『ワンポイント・フィットネス』で、25年目になります。たぶん“現役最高齢アナウンサー”なので、そろそろ潮時かなと思っておりますが、まずはこの1年、古参らしくしっかり務めてまいります」 82歳にして意気軒高な押坂は、今後の抱負をこう語る。 「金メダルに輝いた女子バレー“東洋の魔女”を実況していた、東京五輪の生き証人ですから、2年後の東京五輪・パラリンピックまでは、シルバーパワーで元気に日本選手を応援したいと思います。実況は無理ですけどね(笑)」 いやいや、東京五輪で“85歳の実況アナ”実現をぜひ!
2018年02月02日NHKの2018年度後期連続テレビ小説「まんぷく」(10月1日スタート)のヒロインが女優・安藤サクラ(31)に決定。31日に同局の大阪放送局と東京の同局で本人が出席し、発表会見を行った。 会見で安藤は「覚悟を決めて、やっと、ここに立てたという感じです」と感激の面持ち。昨年6月に第1子となる長女を出産しただけに、育児があるためオファーを受けるかどうか葛藤があったことも明かした。 「このところ若手の演技派女優を起用することが多かった朝ドラですが、映画ファンの間ではすっかり演技派として浸透している安藤さんが起用されました。全国の幅広い年齢層の視聴者が安藤を認知することになるでしょうね」(会見を取材した記者) 主演映画「0.5ミリ」、「百円の恋」で映画を総なめにした安藤。テレビドラマは“脇役”が多かったが、いよいよテレビで“本領発揮”。さらに今年は、全国のママたちからの認知度も大いにアップしそうだ。 「4月からテレビ東京で女児向け特撮ドラマ『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』が放送されますが、安藤さんは魔法界から来た妖精モコニャンの声優をつとめるのです。安藤さんはお子さんのことを考えてか、オファーを快諾したそうです。同じように幼い子供がいるママからの認知度もアップすること間違いなし。彼女にとって、飛躍の1年となりそうです」(映画業界関係者) 安藤サクラが国民的女優になる日は、もうすぐだ。
2018年01月31日神木隆之介が、やけに“意識が高すぎる”高校生に扮するau新シリーズCM「意識高すぎ!高杉くん」が登場。NHK朝ドラ「ひよっこ」で好演を見せた若手女優・松本穂香と共演する。新シリーズCMは、何事にも意識を高く持って取り組む男子高校生「高杉くん」を演じる神木さん、そんな高杉くんの持つ雰囲気が気になっている同級生「松本さん」を演じる松本さんを中心に展開。高杉くんを中心に巻き起こる“意識の高い”日常に、松本さんが「意識高すぎ…」というツッコミを入れる、独特の掛け合いが見どころとなっている。松本さんといえば、「ひよっこ」“乙女寮”の青天目澄子役を務めて注目され、ドラマ「コウノドリ」に出演したほか、5月25日(金)公開映画『恋は雨上がりのように』や、『世界でいちばん長い写真』『あの頃、君を追いかけた』への出演が決定している注目必至のブレイク候補女子の1人だ。「意識高すぎ!高杉くん」コーラス部のためにラテン語習得!?新CMシリーズ第1弾となる「はじまる」篇は、高杉くん(神木さん)の意識の高さが垣間見えるストーリー。コーラス部の唄う「Ave Maria」が響き渡る校内、モダンダンス部の松本さんは、準備体操をしながら「うちのコーラス部ってこんなにレベル高かったっけ?」と口にする。「あいつが入ってから変わったらしい」と話す友だちに、松本さんが「誰?」と尋ねると「高杉」との返答が。「ラテン語習得したんだって」「裸足で歌うんだって」と高杉くんについて話す友だちに、「うそだぁ」と、信じがたい様子の松本さん。しかし、高杉くんはうわさ通り裸足で歌っていた!そんな何事にも意識が高すぎる高杉くんの行動に、松本さんは「意識高すぎ! 高杉くん!」と、いつの間にか高杉くんが気になってしまっているのだった――。高杉くん、「ジャスト30文字」の自分に歓喜!?また、新CM「カタログ」篇は、高杉くんがauのカタログを手に熱く語るストーリー。教室にひとり残っている高杉くんに、「何読んでるの?」と尋ねる松本さん。「auのカタログ」と答える高杉くんに困惑する松本さんを気にもせず、「見てここ」と言う高杉くんは「“子どもに危険なサイトやアプリをシャットアウト…”」との文章を読み上げ、「この一文にどれだけの親心が表現されているか…見事だよ、作者は」と感慨深そうにつぶやく。あっけにとられる松本さんに構うことなく、さらに「安心機能を親に使わせないことこそ、一番の安心だと僕は思った」と話す高杉くんは、「ジャスト30文字!」とうれしそうに松本さんの方をふり向く。無邪気に笑う高杉くんを見て、「意識高すぎ…高杉くん!」と心の中でツッコミを入れる松本さんなのだった――。神木隆之介のアドリブに松本穂香も好対応!新コンビ誕生!?そんな新シリーズの撮影では、神木さんはラテン語で「Ave Maria」を歌うコーラス部員という難しい役どころを熱演。指導の先生が驚くほど役に入り込んだ姿を披露し、歌唱の様子だけでも“高杉くんらしさ”が存分に伝わる映像となった。一方の松本さんは、モダンダンスをするのは初めてと緊張の面持ちだったが、しなやかな動きを見せ、モダンダンス部の動きを短時間で習得して演じていたという。そして「カタログ」篇では、2人の初共演が実現。最初こそ、お互い少し緊張の様子だったが、カメラが回り始めると神木さんのアドリブも炸裂し、それに松本さんが器用に対応。まるで本当の同級生のような息の合った掛け合いを見せていた。au新シリーズCM「意識高すぎ!高杉くん」「はじまる」篇は1月30日(火)より、「カタログ」篇は2月1日(木)よりオンエア開始。(text:cinemacafe.net)
2018年01月29日女優の吉岡里帆(25)が1月13日、都内で行われた16日スタートの連続ドラマ「きみが心に棲みついた」(TBS系)の制作発表会見に出席した。 吉岡は2日後の15日が25歳の誕生日とあって、会見ではサプライズでバースデーケーキが登場。感激の面持ちのなか25歳の抱負を聞かれ、「25歳で初の主演ドラマ。この作品に全てを懸けたいと思っています。毎週見たいと思ってもらえるようなドラマにしたい」と意気込んだ。 「高校生のときに女優を目指し、12年から現在の事務所に所属。13年にデビューするもオーディションに落ちまくり、グラビアの活動も経て15年のNHK朝ドラ『あさが来た』でようやくブレークしました。下積みの苦労を知っているだけに、共演者やスタッフへの気遣いも抜群で評判は上々です」(民放キー局のドラマ班スタッフ) そんな吉岡だが、1月3日放送の「櫻井・有吉THE夜会SP」(TBS系)で驚くほどストイックなプライベートを明かした。 これまで休日は演劇鑑賞をすることが多かったというが、最近はもっぱら血液検査をするようになった吉岡。また太りやすい体質を気にしているとのこと。以前は友人たちと焼き肉やすしを食べていたが、今は夜中に1人でめかぶを食べて太らないようにしている気を配っているという。 「今やすっかり事務所の看板女優になり、本人もしっかり自覚しています。夜遊びは自粛しているそうで、事務所も『心配事が1つ減った』と喜んでいるようです」(芸能プロダクション関係者) 売れっ子になっても、決して浮かれていないようだ。
2018年01月16日恋人が難病にかかってしまうお話というと、悲しいラストが待ち受けていることが多いもの。だが、『8年越しの花嫁奇跡の実話』(瀬々敬久監督 以下ハチハナ)は違う。恋人たちが難病という試練を超えていく幸福なお話だ。そこがいい。元気になる。勇気づけられる。2017年の暮れに公開された映画だが、まだ上映していて、興収20億円も突破する大ヒットとなっている。年のはじめに見る作品としてふさわしい一作だ。結婚式を3カ月後に控えた幸せいっぱいの尚志(佐藤健)だったが、恋人・麻衣(土屋太鳳)が突如、病で意識不明になってしまう。尚志は、回復を信じて看病を続け、数年後、麻衣はようやく目覚めるが、なぜか尚志のことを覚えていなかった。努力しても思い出せないことが麻衣の負担になるくらいなら身を引こうとする尚志。とにかく麻衣ファーストで8年。小学1年生が中学2年生になると思うとかなり長い。最初の数年は、意識がない恋人の元に毎日通って、世話したり、話しかけたり、ふたりが話をできない分を埋めるように、スマホ動画を撮り続ける尚志。数年後に麻衣が目覚めるとリハビリにつきあい、誰よりも麻衣に良くしているにもかかわらず、なぜか自分との思い出を覚えられていないなんて……。でも尚志はくじけない。ほかの誰にも心を寄せることなく、麻衣一筋。こんないい人いないから、麻衣はたとえ思い出せずとも、もう一度、まっさらな心で尚志に恋して、やり直せばいいではないか、世の中にはそういう物語もあるよね、確か…などと思うものの、この映画では、あくまでもふたりの過ごした大切な記憶を大事にする。それによって圧倒的なラストへと導くのだ。これは実話をもとにしたお話だそうで、こんなことがあるのだなあ、いい話だなあと、原作者ご夫婦の幸せを心から喜んだ。また、back numberの書き下ろし主題歌「瞬き」がじつにいい頃合いで流れるものだから、堪らない。○土屋太鳳を支える佐藤健なにより、この映画が素敵だったのは、俳優の力によるところが大きい気がする。まず、ある日突然、記憶が曖昧になり、意識まで失ってしまう麻衣を、土屋太鳳が体当たりという言葉がこれほどふさわしいこともなかなかないほど体当たりで演じた。例えるなら、ひとたび走り出したらゴールに向かって猛然と走るとても優秀な競走馬のようで、その姿は強く激しく美しい。そしてなんといっても、威勢のいい土屋太鳳を献身的に支える佐藤健。彼は『るろうに剣心』シリーズで華麗なアクションを披露して以来、動ける俳優というイメージがあり、17年も『亜人』でもその運動神経を遺憾なく発揮した。その一方で、黙って立っているだけでも、その大きな瞳にあらゆる感情を映し出すことに定評があり、『BECK』(10年)、『世界から猫が消えたなら』(16年)、『何者』(16年)などでは、“静”の演技で観客を釘付けにした。ハチハナも佐藤健“静”バージョンである。今回は目ヂカラのみならず、全身で、地方都市で毎日こつこつ労働に励む一市民・尚志のリアリティーに迫る。尚志は車の修理工場で終日、泥だらけになって働いていて、麻衣に出会うまでは、その仕事以外に趣味もないような仕事人間。麻衣が病気になってからは、毎日、工場と病院と自宅をバイク(このバイクもごくふつうの小型バイク)で行き来する(ロケ地岡山。川を渡る橋がとりわけ印象的)。短くカットされた髪や、そのためむき出した首まわりのしっかりした感じは、日々労働しているからこそ出来上がった身体に見える。衣装は地味だけれど、その中の身体はやっぱりそれなりに筋肉がついていそう。毎日、車のパーツの下に潜って精密な作業をしていることで自然に鍛えられているのだと思わせる。○毎日の継続が佐藤を美しくする公式サイトに掲載されているback numberの清水依与吏のコメントにこういうものがあった。奇跡、運命、と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れない位美しいものをイメージしてしまいますが、本当はもっと泥くさくて汗くさくて実はもっとそばにあるものなのかもしれないなと思いました。佐藤はまさに、泥くさく汗くさい、でもいてくれてすごくうれしい人物になっていた。とはいえ、スクリーンに映し出された佐藤の顔は、特徴的な瞳をはじめとして、鼻筋も通り、横顔なんてパーフェクトに美形である。だが作品のなかでは、その美しさは華やかさではなく、端正な美として静かに機能する。たとえるなら、小さくシンプルなネジ。ロケットや飛行機、車など機械製品を完成させるのに欠かせない、よくできた一本。一流の技術者によってつくられた精巧な(人間は部品であるという意味ではありません、念のため)。そんなイメージだ。瀬々監督の演出も地に足のついた人間をしっかり見つめているからと思うが、勝手な想像をすると、佐藤がアクションの稽古を長らくやり続けてきたことが、彼のカラダを磨き抜かれた一本の精巧なネジのように感じさせるのではないだろうか。そして、それが、誠実なひとりの男・尚志の像につながったのではないか。ネジを作るために試行錯誤すること、アクションがうまくなるために鍛錬を続けること、誰かをただただ思い続けること……すべては等価であり、何かを極めるための、毎日の継続が人間の精神性を強く美しくする。そんな哲学的なことを、我々は佐藤健から学ぶのだ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年01月12日土屋太鳳(22)が7月スタートのTBS系ドラマ「チア☆ダン」に主演すると、一部スポーツ紙が報じた。 同作は、福井県立福井商のチアリーダー部「JETS」が全米制覇した実話を基にした物語。昨年は広瀬すず(19)主演で映画化されたが、今作は映画から数年後。土屋演じるJETSに憧れた女子高生が「打倒、JETS!全米制覇!」と掲げ、夢を追いかける物語だという。土屋にとって、ゴールデン・プライム帯(午後7時~11時)の連ドラ初主演作となる。 「元気なキャラが得意の土屋にはピッタリの役。彼女は現役女子体育大生で舞踊を専攻していますし、高い運動能力を存分に発揮しそうです。TBSはプライム帯のドラマ強化を今年の最重要課題に掲げているだけに、これまで主演映画で実績のある土屋に白羽の矢を立てたようです」(テレビ局関係者) 土屋は今月、舞台初出演作「プルートゥ PLUTO」の東京公演に出演。2月からは同舞台で英・蘭・欧州を回り、3月には大阪公演をこなすなど多忙な生活を送っている。にもかかわらず、5月からはドラマ共演者とともにチアリーディングの特訓に入る。 若手のなかでも演技派として知られる土屋がついに民放連ドラ参戦となったが、同年代の女優を抱える事務所にとってはかなりの脅威だという。 「もともと、ゴールデン・プライム帯で20代前半の女優が主演を張れる連ドラの数はそれほど多くないのです。20代前半だとNHK朝ドラ『ひよっこ』でヒロインをつとめた有村架純が筆頭格で、連ドラのオファーも殺到しています。そこに土屋まで入って来てしまっては、激戦は必至。『ほかの女優までオファーが回らなくなってしまうのでは』と、各事務所から戦々恐々の声が聞こえてきています」(芸能プロ関係者) 土屋が同ドラマで高視聴率を記録すれば、すぐに次回作のオファーがありそうだ。
2018年01月08日遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研らが出演する、2月スタートのドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」。この度、本作の衝撃のオープニング写真が公開され、あわせてオープニングテーマが前作から引き続き「10-FEET」が担当することが分かった。今作では冬なのに南の島で、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージを用意。バイプレイヤーズたちは、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することになるのだが…というストーリー。到着したオープニング写真では、バイプレイヤーズたちが黒スーツでなんと海の中へ!こちらは大杉さんの「海から出てきたらどう?」という発案から始まったようで、浅野敦也プロデューサー・監督は「『絶対カッコよくなる!』と確信できたのですが、同時に『11月の寒い海に入るなんて無理だ…いま楽しいお酒の席だから、そうおっしゃっているに違いない…』と思っておりました。しかし衣裳合わせで『え?そりゃ、やるでしょ?』と大杉さんは変わらずおっしゃいました」と明かす。濱谷晃一プロデューサーも「『スーツのまま海から出てこよう!』と仰った大杉さんも、それに賛同したほかのメンバーも、とってもクレイジーでカッコいいなと思いました。まあ、お酒の席でしたが(笑)ドラマ『バイプレイヤーズ』がプライムタイムになっても攻めの姿勢を忘れない!という意気込みの象徴になっていると思います」とコメント。一体どんなオープニングになったのか、全容は初回放送を要チェックだ。また、前作のオープニングでは「10-FEET」の「ヒトリセカイ」の曲と共に、黒いスーツ姿でクールに歩く名バイプレイヤーたちが大きな反響を呼んだが、今作のオープニングテーマは、「10-FEET」が昨年11月にリリースした新アルバムのタイトル曲「Fin」に決定。オープニングに関して、バイプレイヤーズからもコメントが到着した。■遠藤憲一:激しさの中に美しさもあって、これから何が起きるんだろうというワクワクを感じさせてくれる、オープニングにぴったりな曲をありがとう!!■大杉漣:ぼくたちバイプレイヤーズの気迫のオープニング映像に襲いかかる10-FEETの楽曲♪どうぞ度肝抜かれてください!!■田口トモロヲ:10-FEETのカッチョヨイ華々しきビートの幕開け!番組ごと大きく飛翔するようでとても嬉しいです!!■松重豊:「あと少しだけそこにいたくて」僕らも戻ってきました。オープニングにぴったりですね。■光石研:オヤジたちの導火線に火をつける、10-FEETのrock’n’roll!We are back!だぜ、Baby!「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月06日2017年1月クールのドラマ24枠で放送された「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」が、2月7日(水)より「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」のタイトルで、今回はプライムタイムでの連続ドラマとして放送することが分かった。「バイプレイヤーズ」とは?本作は、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研、寺島進らが共同生活を送る“おじさんのテラスハウス”として話題を集めた、ゆるシブコメディドラマ。日本の映画・ドラマ界に欠かせない名脇役が本人役で出演し、「東京ドラマアウォード2017」作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞、「第33回ATPテレビグランプリ」優秀賞を受賞した。今作はテレ東なのに朝ドラ? しかも無人島!?新たにプライムタイムにて放送される今回は、冬なのに南の島、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージを用意。バイプレイヤーズたちは、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することに。ところが、なぜかロケ地を間違い無人島に漂流!?突然南の島でのサバイバル生活を強いられる。一方、業界は彼らの失踪劇で深刻なバイプレイヤー不足になるのではという騒動に。そんな中ドラマの撮影は初日を迎えるが…というあらすじだ。また今回の出演は、寺島さんがスケジュールの都合により出演しないということだが、遠藤さん、大杉さん、田口さん、松重さん、光石さんは出演。また、紅一点ジャスミン役の北香那は、今作は大杉漣の付き人として登場。さらに、豪華ゲストも出演予定だ。キャスト陣からコメント到着!田口さんは「またメンバーのみなさんと、そして視聴者のみなさんと再会することが出来て、もうミラクルのような幸せです。またまたみんなと飲める!このワクワク感が映れば、そして観てもらえれば、と思います」と喜び、大杉さんは、「是非一人でも多くの方に見て頂きたいと本当に願っています。見ないと…(ニヤリ)」とコメント。遠藤さんは、「今作の話が来たとき、『前作を超えるの無理じゃない?でもやるんだ』…と思いながら初日、現場へ行ってみたら、『超えそう!』という感触を持ったんで、是非!見て下さい」と話し、光石さんも「今作の話を聞いて、僕は率直に嬉しかった。前作を超えるものになっていますので、是非みなさん、乞うご期待!」と2人とも早くも前作超えの確信を抱いたと明かす。また「しかしテレ東、こんな面倒くさいオジさんたちに、よくまた招集かけたなぁ」とつぶやく松重さんは、「イケメンも出ません。愛も感動もありません。スリルもサスペンスもありません。いわゆるドラマファンの皆様、申し訳ない。ただただオッさん5人でわちゃわちゃしているだけのドラマです」とコメント。北さんは「私自身、前作よりもより馴染んでいるかもと感じているので、おじさまたちとの距離が近くなったジャスミンをぜひ見てください」と見どころをアピールしている。なおこの放送を前に、前作から選りすぐりの7話を一挙放送!「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」一挙放送は、1月3日(水)23時30分~放送。※24時50分~55分まで中断ニュースあり「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月03日女優の広瀬アリスが9日、東京・渋谷のブック&カフェ CAカフェ渋谷店で『2018年度カレンダー』(発売中 2,700円税込み 発売元:ハゴロモ)の発売記念イベントを行った。『2018年度カレンダー』の発売記念イベントを行った広瀬アリス現在放送中のNHKの連続テレビ小説『わろてんか』で主演の葵わかな扮するヒロインの恋敵役で出演するなど、女優としても活躍している広瀬アリス。そんな彼女の来年度のカレンダーは、今年7月に東京・台場で撮影され、これまで見せたことがなかった大人っぽい表情やメイクを施すなど、広瀬の魅力が詰まったモノとなっている。セクシーなロングワンピースで登場した広瀬は「今回のカレンダーで4回目となります。有り難いですね。今回は自分らしさを残しつつ、今までにない大人っぽさを出せたなと思います」と最新カレンダーを紹介。お気に入りを「3~4月の写真」とあげて、「このカットは1番最初に撮りました。自然体で衣装とかメイクも大人っぽくて自分好みの写真ですね」と笑顔を見せて、「めくる度に色んな自分をお見せできるんじゃないかと思います。今までにない私をお届けできると思うので、1ページ1ページめくるのを楽しみにして欲しいです」とアピールした。今年も残り数週間ということで、2017年を振り返ってもらうと「今年は走ったという感じがしました。色んな作品に出させてもらったり、色んなことに挑戦した1年でした。大変でしたけど楽しかったです」と満足げで、今年の漢字一字を「挑戦の"挑"ですね」と回答。来る2018年に向けて「色んな経験を積めたらと思います。マイペースにお仕事が出来ればいいですね」と抱負を語っていた。その広瀬は、平日に大阪で朝ドラ『わろてんか』の撮影を行うなど、忙しい日々を送っている。休みが少なくて不満だと思いきや、「不満は特にないですよ。身体がタフなので、全然体調も悪くないです」と平然としていた。
2017年12月10日「今年もとんでもなく緊張しますが、色んな想いを受け止めて、しっかりとあの場に立てるように、楽しい空間となるように、精一杯臨みたいです」 今年のNHK紅白歌合戦で司会を務める有村架純(24)。2年連続の抜擢を受け、自身のInstagramでこう胸中をつづっていた。 今年1月からはNHK朝ドラ「ひよっこ」でヒロインを務めるなど、大役続きの有村。その重圧をはねのけて活躍する陰には、”肝っ玉母の教え”があるという。 兵庫県に生まれ、両親と姉の4人家族で暮らしていた有村。だが両親が離婚したため、有村らは母のもとで暮らすことに。母は女手ひとつで娘たちを育て上げたという。有村は雑誌のインタビューでこう語っている。 《母は一人で働きながら、私と3歳上の姉を育ててくれました。仕事で忙しくしていても、お料理や掃除はいつも完璧。気の休まる暇もないのではと、時々心配になるくらいです》(『婦人公論』14年2月7日号) 決して豊かではなかった母子生活。そんななか女優の道を志した有村は高1から週6でアルバイトを開始。平日は学校が終わりに4時間、休日は10時間働くド根性ぶりをみせていた。勤めていたそば店の店主は、本誌にこう語っている。 「彼女はちょっとのことでは仕事を休みませんでした。そういえば、血まみれになっても出勤してきたことがありましたね。どうしたのかと聞いてみると『自転車で転んだだけです。へへへ……大丈夫ですよ』と笑って働こうとするんですが、膝から下が真っ赤に染まっている。さすがにこの日は強制的に家に帰しました」 そうして上京資金を貯め、高2で芸能界デビューを果たした有村。現在に至るまで大役を次々と務め上げる彼女を支えているのは、“肝っ玉母”のこんな言葉だという。 「自分がやりたいことがあるなら思い切りやりなさい。たとえつらくても、頑張っていればいつか花は咲くから――」
2017年12月08日有村藍里(27)がいま、引っ張りだこ状態だ。連日テレビに出演しており、12月1日にはバラエティ番組「マヨなか笑人」(読売テレビ)に登場。話題は、やはり妹・有村架純(24)との関係だった。 番組で彼女は「幼少期から妹だけ『芸能界入りませんか?』みたいなスカウトがあった」と告白。「私なんでこんなにブスなんやろ、みたいのはずっとありました」と明かした上で、「ブスなのはもう仕方ないんですけど、それを少しでも良くしていきたい」と語っていた。 藍里はもともとグラビアイドルとして活動してきたが、妹との関係は明かしていなかった。だが架純がNHK朝ドラ『あまちゃん』で大ブレークすると、15年に夕刊紙が“有村架純の姉”と報道。以降もたびたび妹と比較されてきたが、多くは「売名」「ブス」などといった厳しい意見だった。 17年3月からは「母親から本名で活動して欲しいと言われた」として、事務所独立を機に芸名の新井ゆうこから本名へと改名。だがここにきて、彼女を応援する声がじわじわ増えているという。いったい何があったのか。 「彼女の“くじけそうになりながらも頑張る”姿勢が、共感を呼んでいるのです。単に妹とのエピソードを語り続けるだけであれば、売名と言われるでしょう。でも彼女の話は聞く人が『辛すぎる』と感じるものばかりで、思わず応援したくなってしまいます。自信がないけど、それでも何とかもがこうとする。そこに、見る人は自分の姿を重ね合わせてしまうようです」(テレビ局関係者) 実際、Twitterではこんな応援の声があふれている。 《有村藍里の言うこと共感しまくって泣きそう》《正直辛いことあると思いますが全部受け入れて進もうとしている姿勢、ますます好きになりました》《有村藍里は「逆境を跳ね返して(本当は「逆境」なんて無いんだが)頑張る姿」が共感を呼ぶ、初めての「共感グラドル」なのかも知れない》 11月には『良かれと思って!』(フジテレビ系)でネガティブ発言を連発した藍里。彼女の不器用な生き方が、今の時代の視聴者の心を掴んでいるようだ。
2017年12月05日「イニシエーション・ラブ」がベストセラーとなり、映画化もされて話題を呼んだミステリー作家・乾くるみの傑作長編を、貫地谷しほり、本郷奏多、ゴリ(ガレッジセール)という異色の組み合わせでドラマ化。「リピート~運命を変える10か月~」として、2018年1月11日(木)より放送されることになった。タイムスリップで過去に戻って人生をやり直す“リピート”の機会を得た人々が、運命の歯車を狂わされていくサスペンスミステリーとなる本作。乾くるみ作品のTVドラマ化は、今回が初めて。主演は、竹内結子が初の女性版ホームズを演じる「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」で相棒・“和都さん”役を務めることも発表された貫地谷さん。公開中の映画『鋼の錬金術師』も話題の本郷さん。朝ドラ「ちゅらさん」をはじめ確かな演技力で定評のあるゴリさん。主演の3人は、“リピート”を通じて出会い、やがて協力し合いながら、その謎に迫っていくという役どころ。個性あふれる3人のアンサンブルにも注目だ。あらすじ「いまから1時間後の6時45分に地震が起きます」という謎の電話が、図書館司書の篠崎鮎美にかかってきた。ただのいたずらかと思ったが、電話が切れた1時間後、身体に小さな揺れを感じる。テレビをつけると、時刻も震源地も的中していた。そんな、まさか!その後、先ほどの男から再び電話がかかってきた。男は「風間」と名乗り、未来から過去のある地点へと戻って人生をやり直しているので未来に起きることをすでに知っているのだと言う。風間はその時間旅行を“リピート”と呼び、鮎美をゲストに招きたいと誘う。リピートで戻れるのは、10か月前。10か月前には誰も知らない“未来の記憶”を駆使して、一度犯してしまった失敗を回避したり、金儲けしたりができるという。リピートに参加することになったのは、鮎美のほか、キャバクラのボーイ・毛利圭介(本郷さん)、カフェオーナーの天童太郎(ゴリ)ら8人の男女。8人はそれぞれ、過去に後悔を抱えていた。リピートして、2度目の人生で幸せな未来を選択しようとする鮎美、圭介、天童。しかし、3人をはじめリピートしたメンバーには、不穏な出来事が次々と起こる。さらに、思いもよらない危機が迫り、鮎美たちは次第に追い込まれていく――。極限状態の中で貫地谷しほりと本郷奏多に恋も!?毎回、視聴者の想像を超える衝撃的な大どんでん返しが連続するという本作。怒涛の展開において、貫地谷さん演じる鮎美と本郷さん演じる圭介が、反発しあいながらも徐々に恋が芽生えていくことになるというから目が離せない。また、カギを握る風間と、リピートに参加するメンバー役のほかのキャストは後日発表される予定だ。貫地谷さんは、「最初お聞きしたとき、過去に戻れる話と聞いてワクワクしました。話を読み進めると意外な急展開にソワソワというかゾワゾワしました」とコメント、自身の役どころは「とても普通の人の役で、どちらかというと地味目な印象です。その女の子がリピートを通して、どう人生を切り拓いていくのか楽しみ」と語りながら「リピートをすることでどんな変化が起こっていくのか」をドキドキしながら見てもらいたいと言う。また、本郷さんは「非常に気合いが入っています」と意気込みを語り、「謎が多く、毎週続きが気になるドラマになると思います。僕の役はクールですが人間味のある役です」とキャラクターについて言及。そして、ゴリさんも演じる天童との共通点は「フランクな性格」だと語り、「でも天童はプラス芯の強さとクレバーな部分を兼ね備えているので、そこは自分とは似ていないところかもしれません。僕はそこまで頭が切れないし芯もフニャフニャです」とコメント。「仕事柄なかなかサスペンスを演じないので楽しみしかない」と、期待を込めて語っている。木曜ドラマF 「リピート~運命を変える10か月~」は2018年1月11日(木)より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月05日「10年にNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』、12年にはNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』に出演しています。そのときの熱演ぶりが評価されて、今回も重要な役どころで抜擢されることになりました」(NHK関係者) 1月17日から始まるNHK大河ドラマ『西郷どん』で、大久保正助の妻・満寿役を演じているのが、ミムラ(33)だ。 今年6月からNHK BSプレミアム『ソースさんの恋』で主演を務めていたミムラ。千葉雄大(28)演じる美大生と“10歳差”の恋に落ちるという、難しい役どころを熱演。その現場では、周囲も驚くほどの“綿密な役作り”をしていたという。 「ドラマでは互いに惹かれ合う役どころですが、ミムラさんは千葉さんと事前に打ち合わせする時間があまりとれなかったそうです。そのためよそよそしい感じがでてしまうのではないかと心配した彼女は、『本能に訴えかけよう!』と考えて現場に香水やハンドクリームなどの匂いを現場に持参。千葉さんに好きなものを選んでもらって、それを毎日つけて撮影に臨んだそうです。『そこまで役を作りこむとは……』と、スタッフも絶賛していました」(前出・NHK関係者) だがミムラが躍進を遂げるまでには、挫折もあった。03年にドラマ『ビギナー』でいきなり主演に大抜擢され女優デビューを果たしたミムラだが、当時は自ら置かれた立場の重さに苦悩。そのため06年に一度リセットすべく、2年間の“休業生活”に入っていたのだ。 「休業中は読書をしたり旅行に出かけたりして、映画や芝居も女優ではなくイチ観客の立場で観ていたそうです。そのうちに女優という仕事のすばらしさを再認識し、『私は何を悩んでいたんだろう』と復帰を決意しました。そこから新人になったつもりで演技を勉強しなおし、今では誰よりも芝居が好きと言えるほどになったといいます」(芸能関係者) 回り道をしたからこそ、女優としての引き出しを多く持てるようになったミムラ。新大河でも視聴者を惹きつけてくれることだろう。
2017年12月02日こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。筆者は東京の出身ですが22歳で就職と同時に兵庫県の神戸市に赴任しました。それからは山形県の山形市や栃木県の那須塩原市など、38歳で東京に戻ってくるまで東西の数か所に移り住んだ経験を持つ元・転勤族です。全ての土地に単身で赴任した経験から申しますと、できることならママやお子さんたちにもパパと一緒にいろんな土地の文化と親しんでいただけたらいいなと思います。ただ、その際ですが、知っておいた方がいい「西日本」と「東日本」の“常識の違い”というものがあるのも事実です。今回はそんなお話しをさせていただこうかと思います。●阪神地区に「きつねそば」や「たぬきうどん」は無い社会人になった自分がはじめて暮らした西日本の街・神戸では、お蕎麦屋さんに入って「きつねそば」を注文しても「お兄さん、そんなのは無いよ」と笑われました。同様に「たぬきうどん」もありません。あとで分かったことですが、神戸や大阪といった阪神地方では東京で言う「きつねうどん」のことを『きつね』の一言で表し、東京で言う「きつねそば」のことを『たぬき』の一言で表していたのです。東京で言う「たぬき○○」に該当する“天かすがのったそば・うどん”はそもそもお蕎麦屋さんのメニューには無いのが一般的で、これでは何の予備知識もなく赴任した筆者のような者が困惑するのも無理のないことでした。この例だけではなく、“食べ物”は西日本と東日本の違いを際立たせる分野です。代表的な例としては次のようなものを挙げることができます。・東京では人気のおでんダネ「ちくわぶ」は西日本ではあまり知られていない・お正月に食べるお餅、東日本では四角いのが一般的だが西日本では丸いのが普通・雛あられは東日本では砂糖でコーティングした甘い米菓子。西日本では丸いお煎餅。・長ネギは東日本では白ネギが一般的だが西日本では青ネギが普通・すき焼きは東日本では「鍋物」だが西日本では砂糖をまぶして焼く「焼肉」●文化や生活習慣の違いは慣れるしかない!食べ物の違いは東日本と西日本で大きく違うものがありますが、ただ今どきは自分の出身地の食べ物が食べたいと思えばネット通販もありますし、どうにだってなる時代になりました。それよりも文化や生活習慣の違いの方が実際に生活するうえでは重要で、これはもう慣れるしかないことばっかりだとも言えます。例えば以下のようなことです。・電源周波数が東日本は50Hzだが西日本は60Hz・エスカレーターの追い越し車線、東京は右側で大阪は左側・東日本では雪かきに使う大型の掘削用具がスコップで小型のがシャベル、西日本では逆・某大手ハンバーガーチェーンの呼び方、東日本は「マック」、西日本は「マクド」・東日本ではポリタンクの色が赤、西日本では青●「人」の“気質”の違いがいちばん興味深いさて、ここまで東と西の食べ物や慣習の違いについて見てきましたが、筆者がいちばん興味を持っていることは東日本と西日本の「人」の“気質”の違いです。みなさんは“朝ドラ”をみていて、東京局制作のドラマと大阪局制作のドラマとでは“随分と趣きが違うなあ”と思ったことはありませんか?筆者はこの点について次のようなことを感じています。・大阪局制作のドラマは姑が嫁を苛めるが東京局制作のドラマでそれはあまり見られない・大阪局制作のドラマは子役の子どもたちの演技が“わざとらしい”が東京のは“自然体”----------いかがでしょうか。これは「いい」とか「わるい」とかの問題ではなくて、“その方がその地域ではウケがよくなるのでマーケティング戦略としてそういった手法を採用する”という話しです。なので筆者から何かしらの「価値判断」をすることはいたしません。気質の違いということでは、これも筆者の印象ですが・東日本は個人主義的、西日本は集団主義的・東の人は落ち着いた色づかいを好み、西の人は比較的派手な色づかいを好む・東の芸人は自分からはけっして笑わないが、西の芸人は身内のネタで自分がゲラゲラ笑うなどの特徴が挙げられるかと思います。いずれにしても「郷に入っては郷に従え」です。何かの縁で赴くことになった土地での暮らしを満喫するには、その土地での“常識”をいったん丸ごと受け入れて、楽しんでしまうのが近道ではないかと思います。●参考文献『東日本と西日本』大野晋・宮本常一著、洋泉社MC新書(2006年)●ライター/鈴木かつよし●モデル/神山みき
2017年11月29日女優の永野芽郁が、今年最も検索数が急上昇した10代女性に贈られる「Yahoo!検索大賞2017」の"スペシャル部門賞"に選ばれた。永野芽郁Yahoo!検索大賞は、「Yahoo!検索」のデータから前年と比べて検索数が最も急上昇した人物、製品、作品などを選出するもの。大賞は12月6日に発表されるが、この日は先行して「流行語部門賞」と「スペシャル部門賞」が発表され、「流行語部門賞」には、森友学園騒動をきっかけに話題となった「忖度(そんたく)」が選ばれた。一方、スペシャル部門賞は、どのカテゴリにも入らない話題になったものを表彰するもので、今年はティーンの活躍が目覚ましかったことから、検索が急上昇した10代の男女を選出。その結果、男性はデビューから前人未到の29連勝を達成した将棋の藤井聡太四段、女性は次の朝ドラ『半分、青い。』のヒロインに決まっている永野が受賞した。永野は、7月~9月に放送されたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』で注目を集め、劇中で見せる「よっ!」のポーズがSNS上で話題となって、検索数が急上昇。検索第2ワードには「朝ドラヒロイン」「いつ恋」「真田丸」などが多く使われているという。27日に都内で行われた「Yahoo!検索大賞2017」のプレ・イベントには、昨年「PPAP」で流行語部門賞を獲得した、シンガーソングライターのピコ太郎が登場。検索急上昇の10代を予想すると、「エマニエル坊や」「間下このみ」「カケフくん」といったかつての子役たちの名前を挙げていたが、永野の受賞を聞くと「今、本当に脂が乗りまくってますよね。角煮っぽい」と独特の表現で納得していた。
2017年11月27日福山リョウコの人気コミックを実写映画化した『覆面系ノイズ』が近日公開。本作には、主演の中条あやみをはじめ、志尊淳、小関裕太ら旬の若手俳優が出演していることで話題だが、今回はメインキャストたちと同じく熱い視線を集める磯村勇斗と杉野遥亮、この2人に注目したい。「花とゆめ」(白泉社)にて連載中の福山氏の漫画が原作。登場人物それぞれが“伝えられない想い”を秘め、その想いを歌や音楽にのせて相手に届けるという、切なくもキュンとする片恋ストーリーだ。中条さんが歌が好きなニノ役を演じるほか、ニノの幼なじみで初恋の相手・モモ役を小関さん、軽音楽部に所属し作曲とギターを担当するユズ役を志尊さんが好演している。そんないま旬な若手俳優が集結している本作だが、中でも注目なのが、ニノやユズと組んでいる劇中内バンド「in NO hurry to shout;」(通称:イノハリ)のメンバー、ドラム担当・クロこと黒瀬歩役の磯村勇斗と、ベーシスト・ハルヨシこと悠埜佳斗役の杉野遥亮だ。■「仮面ライダー」&「朝ドラ」に出演! 磯村勇斗現在25歳の磯村さん。昨年9月まで放送されていた「仮面ライダーゴースト」では、アラン/仮面ライダーネクロム役で出演し、連続テレビ小説「ひよっこ」では、有村架純演じるヒロインの恋人ヒデ(前田秀俊)を演じ、幅広い年代から支持。着実にキャリアを重ねている。本作では、陽気な高校生にしてバンドのドラム担当・クロ役を演じ、初心者ながら3か月の猛特訓の結果、見事なスティックさばきを披露。また、クロのキャラクターにあわせて和歌山弁も完璧に操り、新たな一面を見せている。さらに、磯村さんは来年公開の『ういらぶ。』への出演も決定しており、こちらでの活躍も気になるところだ。■モデルに俳優、さらにCDデビューも! 杉野遥亮人気男性ファッション誌「FINEBOYS」の専属モデルオーディションのグランプリを飾りデビューした杉野さんは、現在22歳。俳優としても、「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」「東京アリス」『兄に愛されすぎて困ってます』『キセキ ーあの日のソビトー』など話題作に次々と出演。『キセキ ーあの日のソビトー』では、菅田将暉、横浜流星、成田凌と共にボーカルグループ「グリーンボーイズ」としてCDデビューも果たしている。さらに、現在「dTV」にて配信中の「花にけだもの」ではメインキャラを演じ、今後も『あのコの、トリコ。』『きらきら眼鏡』と出演作の公開を控える。本作では、「イノハリ」のベーシスト・ハルヨシ役で、ベースに初挑戦。さらに原作同様、金髪&オネエ口調とインパクトのあるキャラクターを熱演!しかし、真野恵里菜演じる深桜に恋をしているという役どころで、彼女と2人きりになるとオネエから一変、シリアスに男らしく告白する…というギャップの魅力満載のシーンも。これまでのイメージを一新する役柄となること間違いなし。また、この2人を含む本作キャスト陣は皆初共演となったが、クランクイン前にバンド練習で結束を固め、撮影中も空き時間に練習を重ね、和気あいあいとした中で撮影が行われたそう。来年も出演作の公開を続々と控える磯村さんと杉野さん。本格ブレイク間近とささやかれる彼らの今後の活躍にも注目したい。なお、劇中バンド「イノハリ」は本作から飛び出しメジャーデビューも果たしており、オオカミバンド「MAN WITH A MISSION」が作詞作曲を担当した彼らのメジャー・デビューシングル「Close to me」が現在発売中だ。『覆面系ノイズ』は11月25日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月24日巨匠に愛される二宮和也は、日の本一の屈折男子。『ラストレシピ~麒麟の舌を持つ男~』でもその個性は健在だった。現在上映中の『ラストレシピ~麒麟の舌を持つ男~』(滝田洋二郎監督)を見る前は、クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』(06年)+倉本聰脚本の連続ドラマ『拝啓、父上様』(07年)+山田洋次監督の映画『母と暮せば』(15年)のような作品かと想像していた。主人公・二宮和也が戦火のなかでも人に喜んでもらえる美味しい料理を作り続けるというような、とにかく戦時中の出来事を丁寧に再現しつつ、家族やかかわりのある人物たちとの触れ合いを描いたヒューマニズムにあふれた映画に違いないと。ところがその予測は外れ、二宮演じる主人公は現代の料理人だった。彼と戦争をつなげるのは、一度食べたものは完ぺきに再現できる天才的味覚と料理の腕を買って、太平洋戦争開戦直前の満州で料理人・山形直太朗(西島秀俊)が考案した伝説のフルコース“大日本帝国食菜全席”のレシピを再現してほしいという依頼だった。物語はたちまちミステリーの様相を呈し、二宮演じる・天才料理人・佐々木は、料理探偵のごとく、伝説の料理のヒントを探っていくうち、レシピ誕生にまつわるある重大な出来事を知ることになる。○二宮が出す、どこか世を拗ねた空気映画は、太平洋戦争開戦直前の満州でレシピ作りに全身全霊を注ぐ西島秀俊のパートと、それを調べる現代の二宮和也のパートの2層になっている。ずしりと思い戦争記録映画かと思ったら、ドンデン返しのある娯楽ミステリー映画のような世界に寄せているところもあって、広い層が楽しめるようになっている。後半、出てくる、2つの、ある悲しい出来事の描きがあまりに唐突で、連続ドラマにおける“チャンネルを変えさせないための引き”もしくは“次週も見てもらう引き”みたいで戸惑いを隠せない部分もあったとはいえ(未見の方はぜひ、自分の目で確かめてください)、満州パートも、現代日本パートも、出演俳優はみな真摯で、瞬間瞬間をビビッドに演じている。西島秀俊は、ひたすらまっすぐ料理に勢力を注いでいて、二宮和也は、料理の腕(舌)は確かだが、どこか斜に構え、世を拗ねた空気を出している。この世を拗ねた感は、二宮和也の得意技である。それを、故・蜷川幸雄が好んでつくった映画『青の炎』(03年)や舞台『シブヤから遠く離れて』(04年)は、二宮が演じる屈折男子を存分に味わえる作品になっていた。クリント・イーストウッドの心も捉えたという『青の炎』から14年、『ラストレシピ』の二宮演じる佐々木も、オトナになっても屈折男子というふうで、綾野剛演じる友人に手を焼かれている。とはいえ、最初、料理するとき、料理にまっすぐ向き合ってなさすぎに見えて、『拝啓、父上様』で料理人の役を体験済みなのに……と思っていたところ、佐々木がラストレシピ探しを終える頃、ずいぶんと料理への向き合い方が変わっていくのだ。この映画は、ラストレシピ探しであると同時に、屈折男子・佐々木の自分探しの旅でもある。そのダイナミズムを、二宮和也はじつに巧みに繊細に演じている。大雑把な料理ではない、繊細な繊細な味付けで。主人公とはいえ、佐々木は傍観者のようなもの。にもかかわらず、劇的で俳優が熱っぽい満州パートにかき消されないで、主役として立っていられるのは、二宮だからこそだろう。変化を、台詞などに頼らず、向き合う心情によって、姿勢が変わり、指先への神経の伝わり方も変わり……さらに過去から引き継ぎ、その肉体にひっそり隠れていたものがひょいと顔を出すような神秘な部分まで。やっぱり、イーストウッド、蜷川幸雄、倉本聰、山田洋次など巨匠に起用されるだけはある。○ちょっとちがう角度から真実に光をその演技の原動力は何か。なんといっても二宮和也が、日本を代表する屈折男子だからだろう。屈折とは、世の中に決して埋没しないことだ。誰もが、なんとなく、声の大きな方向に流れていってしまうなか、ほんとうにそれでいいのか? と立ち止まって疑問を発し続けることだ。かつて、倉本聰が二宮に当てた手紙でも、二宮の魅力を逆説的に語っているものがあったが、まさにそれ。『ラストレシピ』も、ともすれば、戦争中の悲劇に「泣けました」「感動しました」(あと「美味しそうでした」とかも)という感想ばかりがついてしまう可能性もある映画になりかねないが、二宮和也の斜に構えた空気がそれを留まらせる。ほんとにそれだけ? と。それは『硫黄島からの手紙』+『拝啓、父上様』+『母と暮せば』+『青の炎』の魂でもある。映画の宣伝で出演したNHK『あさイチ』プレミアムトークで、役者ではなくアイドルだと達観していたことが話題になったが(10月27日放送)、それもまた、彼特有の屈折ゆえの発言ではないかと思う。役者として熱くまっすぐ芝居を語ることなく、ちょっとちがう角度から真実に光を当てる。なかなかできるものではない。巨匠はそういう若者に弱いのだ。ほんとうにニクイほど巨匠転がしである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年11月23日