LIXILの浴室事業部 浴室開発部 部長 浜田広一氏と、プロトラブズ合同会社 社長&米Proto Labs, Inc.役員 トーマス・パン氏による対談。後編となる今回は、スパ体験を可能にするシステムバス「SPAGE」が世に出るまでの"こだわり"について話が弾んだ。○ユニットバスの歴史パン氏:私はお風呂の歴史に詳しいわけではないですが、70年代のユニットバスにはマイナスのイメージがあったように思います。そこからどのような変遷を経て、SPAGEのようなハイグレードのものが生まれるに至ったのでしょうか。浜田氏:ユニットバスが作られるようになったのは、前回の東京オリンピックが開催された1964年からです。ちょうど高度経済成長の時代で、タイルを一枚ずつ貼っていく在来工法では時間がかかってしまい、住宅の供給に追いつかなかったので、ユニット化が考案されたんです。この時点では省施工がテーマでしたので、お風呂としてのクオリティは置き去りでした。パン氏:確かに、浴槽が小さくて膝を抱えて体育座りしないと入れなかった記憶があります。浜田氏:そんな状況が変わったのは、ちょうどバブルが弾けたあと、1990年代の半ばぐらいからです。ユニットバスから「システムバス」と呼ばれるようになり、高機能なジェットバスが登場しました。この頃から「自分の好きなものが選べる」ようになってきます。実は、昔のユニットバスはB to Bのビジネスで、お客様には選択肢があまりなかったんです。今は30年40年使われ続けたユニットバスの取り替え時期に来ているので、SPAGEはリフォームの需要にうまく合わせることができたと思っています。○「本当にこれで良いのか」を越えてパン氏:SPAGEの開発には、エンジニアリングやコストなどさまざまな難しさがあったと思いますが、最も困難だったことはなんでしたでしょうか?浜田氏:一番大変だったのは「本当にこれで良いのか」という社内の声でした。「肩にお湯をかけるだけでこんな高い製品が売れるのか?」「お風呂で見られるようにしただけでこんなに高いテレビが売れるのか?」という意見です。今までに無い新しいものを作ろうとすると、こうした声を乗り越えていくことが必要になるのですが、今回は特に苦労しました。パン氏:商品企画の段階で難しさがあったわけですね。浜田氏:こうしたハードルを越えるきっかけとなったのは、実際の「体感」です。発売前、弊社研修施設に実物のSPAGEを設置して、営業マンやショールームの担当者、幹部数名に入らせたんです。結果的には、すぐさま「これは売れる」と断言をもらえました。やはり実体験は説得力が違いますね。○空間をこだわり抜くパン氏:肩湯や打たせ湯などの機能は、いかようにでもバリエーションを作れると思いますが、御社のマーケティング資料で内部の構造を拝見すると、作り手がこうあるべきという具体的なイメージと数値目標を持って、何度もテストを重ねてできた商品であることを強く感じますし、その情熱を資料で伝えようとしていますね。実際の反応が良いのは、当然かもしれません。浜田氏:開発メンバーは何回も何回もお風呂に入って試し続けました。ひょっとしたら、設計している時間より入浴の時間の方が長いかもしれません(笑)。パン氏:入浴も仕事だったわけですね(笑)。しかし、これは自分の製品じゃないと頭を切り換えて、客観的に審査する意識も必要だったのではありませんか?浜田氏:はい。その上で単純に身体を洗うだけでなく、もっとリラックスできる空間にするためにはどうしたらいいか、という所まで突き詰めて考える必要がありました。ディテールのところでさらに一歩踏み込むとき、最後の最後には産みの苦しみがあります。でも、それをやるかやらないかで、でき映えが大きく変わってきますから。パン氏:日本のものづくりは、そうして最後まで突き詰める能力が世界一だと常々感じています。浜田氏:SPAGEのメインターゲットであるアクティブシニアの方々は、趣味の道具へのこだわりをすごくお持ちでしょうし、また、現役時代にはものづくりに携わっていた方も多くいらっしゃると思います。そうした方々にも認めて頂けるものができたと思っています。○お風呂にもっと楽しみをパン氏:販売から半年以上経って、ユーザーからはどのようなフィードバックがあったのでしょうか。浜田氏:おかげさまで従来製品の3倍以上の売り上げがあり、まだまだ伸びています。一方で、もっとコンパクトなものが欲しいという要望も頂きました。首都圏には、駅に近くて立地は良いマンションだけれど、築数十年経っていてお風呂が古く、シャワーを浴びるだけで我慢して暮らしているという方が大勢いらっしゃったんです。パン氏:すると、さらにぎゅっとコンパクトサイズに詰めたSPAGEも必要とされているわけですね。このようなフィードバックをもとに、まだまだ進展の可能性を秘めている。商品の勢いを感じますね。浜田氏:日本は世界でも珍しいお風呂文化を持つ国です。ただ身体を洗うだけでなく、お湯に浸かってとことんリラックスする。そんな楽しみを、より多くの方に届けていきたいと思います。
2015年06月25日伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載された、江戸風俗研究家としても知られる天才漫画家・杉浦日向子の傑作を、柳楽優弥&瀬戸康史のW主演で映画化した『合葬』。このほど、本作にオダギリジョー、門脇麦ほか豪華共演者が新たに発表となった。幕末期、鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」。高い志をもって結成され江戸の民衆からも慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった「彰義隊」は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった。本作は、将軍・慶喜に忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく彰義隊へ入ってしまう柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらも加わらざるをえなかった悌次郎(岡山天音)という、若き青年たちの切なく揺れ動く数奇な運命を描き出す。脚本を手がけるのは、映画『天然コケッコー』やNHK連続テレビ小説「カーネーション」などの人気脚本家・渡辺あや。映画脚本を手掛けるのは、4年ぶりとなる。監督には、その渡辺さんが「新進気鋭の逸材」と評する小林達夫。主演を務める柳楽さんは、存在感のある演技で評価が高く、現在、連続テレビ小説「まれ」にも出演中。また、瀬戸さんもデビュー10周年の今年、ドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」などでますますの飛躍を見せている。そして、若手実力派として注目される岡山天音と、いま最も注目を浴びる20代男優3人に、さらに強力な豪華キャストが加わった。「彰義隊」穏健派の懐刀・森篤之進には、国内外で活躍する実力派のオダギリさん。また、極(柳楽さん)の元・許嫁で、悌二郎(岡山さん)の妹・福原砂世には、「まれ」でも好演を見せる最旬・若手女優、門脇さん。そして、柾之助(瀬戸さん)が想いを募らせ、極が恋心を抱く茶屋の仲居・かなに「なぞの転校生」の桜井美南とフレッシュな演技派を起用。これまでの“時代劇”とは一線を画す、現代の若者にも通じるリアルな青春群像を紡ぎ出していく。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月26日ネットエージェントは3月30日、株式譲渡によりラックの子会社となることを発表した。ラックにネットエージェント代表取締役社長の杉浦隆幸氏と親族らが保有する同社の株式(発行済株式の81.4%)を譲渡する株式譲渡契約書を締結。組織体制としては、杉浦隆幸氏が引き続き経営に従事するが、ラックから取締役を迎え入れる予定だという。なお、ラックはネットエージェントの他の株主とも譲渡交渉を進め、発行済株式の全株を取得するとしている。ラックとネットエージェントは、子会社化について「多様化する顧客ニーズへの迅速な対応が可能になる」と説明。サイバー攻撃の手口が悪質化、巧妙化している状況下で企業や団体のセキュリティ対策への需要が急拡大しているため、両社のノウハウや製品開発力、調査サービスを活かして、新製品や既存サービスの効率化を図ったシステム開発を行うとしている。
2015年03月31日公開初日を迎えた特撮映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』の初日舞台あいさつが14日、東京・新宿ピカデリーにて行われた。本作は、2014年7月~12月に放送された特撮TVドラマ『ウルトラマンギンガS』の劇場版で、ウルトラマンギンガやビクトリー、ガイア、コスモス、ティガ、ゼロといった新たな世代のウルトラヒーロー10体が集結。ウルトラマンコスモスこと春野ムサシ役の杉浦太陽や、女戦士アレーナ役の小宮有紗といった豪華ゲストの出演でも話題となっている。この日の舞台あいさつには、根岸拓哉、宇治清高、杉浦太陽、小宮有紗、大浦龍宇一、滝裕可里、加藤貴宏、草川拓弥、小池里奈、最上もが(でんぱ組.inc)の主要キャスト陣に加え、坂本浩一監督が登壇した。ギンガに変身する礼堂ヒカルを演じた根岸は「劇場版は『ウルトラマンギンガ』2年間の集大成が詰まっています。平成のウルトラ10勇士が勢ぞろいしているのが見どころです」と本作を見どころを紹介。サクヤ役の小池は「時空城のシーンでサクヤがあまり役に立たないコメディタッチのところが気に入っています」、アンドロイド・ワンゼロ/マナ役の最上は「アレーナと戦うシーンは真夏の撮影だったので大変でした。マナはアンドロイドなので汗はかいてませんが、汗をかきながら頑張りました(笑)」と、それぞれに撮影中のエピソードを明かした。舞台あいさつには、杉浦太陽と小宮有紗も登場。14年ぶりの『ウルトラマン』復帰となる杉浦は「ウルトラマンは家族なので、14年ぶりに帰ってくることができたことを誇りに思います。今回は新しいファミリーが増えてうれしいです」と喜びを噛み締め、小宮は「アクションシーンがうまくいかず、最初は心が折れました。今回吹き替えなしで戦っていますので、よろしくお願いします」とアクションをアピールしていた。さらに公開直前の10日は杉浦、12日は根岸の誕生日であることから、最上からサプライズで自身の写真集が渡される一幕も。最上がアンドロイド・ワンゼロに扮して作りこんだ写真集に杉浦と根岸はもちろん、覗きこんだウルトラマンギンガビクトリーも興味津々な様子だった。『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』は全国公開中。なお、3月中の土日には、全国48の劇場でウルトラ10勇士が登場し、10万人と握手をする「史上最大の劇場ウルトラ握手会」も実施。今回の舞台あいさつのラストにはその出陣式が行われ、キャストとウルトラマンたちが子供たちと熱いハイタッチを交わしていた。
2015年03月16日女優の杏が、杉浦日向子氏の漫画をアニメーション映画化した『百日紅~Miss HOKUSAI~』で声優に初挑戦することが明らかになった。本作は、江戸風俗研究家で文筆家、漫画家である故・杉浦日向子氏の漫画『百日紅(さるすべり)』を原作とした初の長編アニメ作品。江戸時代を舞台に、浮世絵師・お栄が、父・葛飾北斎や妹、そして仲間たちとともに自由闊達に生きる姿や破天荒な絵師の生き方が、浮世エンターテインメントとして描かれる。監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)、『河童のクゥと夏休み』(2007年)、『カラフル』(2010年)などで知られる原恵一氏、アニメーション制作は原監督と初タッグとなるProduction I.Gが担当する。杏が演じるのは、北斎の三女でヒロインの浮世絵師・お栄。原監督はデビュー当時から杉浦氏の大ファンで、本作の映像化にあたり「主人公・お栄役には、同じく原作の大ファンである女優の杏に」と制作当初のコンテ作業のタイミングから望んでおり、熱列なオファーで今回のキャスティングが実現。また、原監督は2012年にNHKで放送されたTVドラマ『キルトの家』が、役者として杏を意識するきっかけになり、その一方でバラエティ番組で豪快な負けっぷりを見せている彼女を見て「落ち着いてどっしりとしていらっしゃるが、少し風変わりでおもしろい女性だなと思いました」と感じていたという。「声のお仕事に興味があり、いつか挑戦してみたいと思っていたところ、主演、それも昔からファンだった杉浦日向子さんの作品ということで大変驚きました」と兼ねてから声優にも興味があったという杏。原作の大ファンでもあり「タイムスリップしたかのような描写、江戸っ子の心の機微が好き」と本作の魅力を伝えながら、お栄については「絵の天才的な能力が備わった、一風変わった女性。遠近法や影の描写など、西洋の画風も積極的に取り込んだり、晩年は行方知れずだったり、ミステリアスで興味深い女性です」と分析している。アフレコは1月末からスタートする予定で、これからの収録に向けて脚本を読みながら「さまざまな要素が盛り込まれた、杉浦日向子の世界がそのまま映像化されます。軽妙洒脱な会話のやり取りも楽しみです」と意欲を示している。海外からの注目も高いという本作は、2015年5月から全国劇場公開予定。(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年01月20日2005年に46歳の若さでこの世を去った漫画家・杉浦日向子さんの『合葬』が、主演に柳楽優弥と瀬戸康史を迎えて初めて実写映画化されることが10日、明らかになった。映画は来年秋の公開を予定している。『合葬』は『月刊漫画ガロ』(青林堂)で連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した人気漫画。杉浦さんは1980年代の「江戸ブーム」を牽引し、数々の名作を残した。中でも、同作は評価が高く、幕府の解体に反対し、最後まで戦った「彰義隊」をテーマに、そこに参加した3人の若者の数奇な運命を描いている。映画『天然コケッコー』(2007年)や連続テレビ小説『カーネーション』(2011年)などを手掛けた脚本家・渡辺あやが、映画脚本としては4年ぶりに担当。その渡辺が「新進気鋭の逸材」と評した小林達夫監督がメガホンを取る。柳楽演じる秋津極は、悌二郎(岡山天音)の妹との婚約を破談にし、彰義隊へ入隊。クールな物腰の反面、主君・徳川慶喜に対して熱い忠誠心を抱いている。柳楽は本作について「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました」と実感。「粋な人生を生き抜いた『極』という役を演じることができて幸せでした」と俳優としての喜びを語った。一方、瀬戸演じる吉森柾之助は、極、悌二郎の幼なじみで、養子先の笠井家を追い出され、行くあてもないまま彰義隊へ入る役どころ。原作の魅力を「杉浦日向子さんの作品は、"萌え"と"燃え"が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」と説明し、「作品を知っていくうちに、僕が思い描いていた武士は薄っぺらく、当時の人も現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代にあらがった人物なんだという、僕なりの答えが見つかった」とこちらも歴史の重みを再認識していた。
2014年12月10日「月刊漫画ガロ」に連載されていた、天才漫画家・杉浦日向子の「合葬」を柳楽優弥、瀬戸康史を主演に迎え実写映画化することが明らかになった。慶応4年。300年にわたる徳川幕府の支配が終わった。極(柳楽優弥)は、悌二郎(岡山天音)の妹との婚約を突然破談にする。それを聞いた悌二郎は憤慨し、極を追い詰めている最中、幼馴染である柾之助(瀬戸康史)と再会。柾之助が家を追い出されたと聞いた極は、柾之助に彰義隊への入隊を勧める。この3人の再会が、其々の人生を狂わせてゆく…。伝説の漫画雑誌「月刊漫画ガロ」に連載され日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の傑作漫画を原作に、映画『天然コケッコー』や連続テレビ小説「カーネーション」などを手掛けた人気脚本家・渡辺あやと、新進気鋭の逸材と評した小林達夫がタッグを組み実写化した本作。秋津極役に『許されざる者』『闇金ウシジマくん Part2』など存在感のある俳優として評価が高い柳楽優弥、極の幼なじみ吉森柾之助役に来年デビュー10周年を迎え、『わたしのハワイの歩きかた』や2015年1月からスタートする大河ドラマ「花燃ゆ」などますます飛躍を見せる瀬戸康史がW主演を務める。そして2人の幼馴染役で柾之助、極と関わり翻弄されていく福原悌二郎役に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『チョコリエッタ』に出演する岡山天音が好演。幕末という時代の転換期に生き、戦いに巻き込まれていく若者たちの青春を濃密で哀切な空気と共に描いていく。以下、出演者コメント<柳楽優弥/秋津極役>「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました。粋な人生を生き抜いた「極」という役を演じることができて幸せでした」<瀬戸康史/吉森柾之助役>「僕が演じた柾之助はあっけらかんとした性格で、僕が思い描いていた“武士”とは全く違っていた。ものすごく純粋で不器用だ。作品を知っていくうちに、僕が思い描いていた武士は薄っぺらく、当時の人も現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代に抗った人物なんだという、僕なりの答えが見つかった。杉浦日向子さんの作品は、“萌え”と“燃え”が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」<岡山天音/福原悌二郎役>「幕末を生きた若者達が、今の僕らと同じ等身大の想いを抱いて、確かに生きていたんだとゆう事を、この作品に参加して身を持って感じました。この映画を通して当時を生きた人達の体温に少しでも触れて頂きたいです」『合葬』は2015年秋全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月10日杉浦日向子の傑作漫画『合葬』が柳楽優弥と瀬戸康史の主演で実写映画化されることが発表された。『ジョゼと虎と魚たち』やドラマ『カーネーション』の渡辺あやが脚本を手がけ、新鋭・小林達夫がメガホンをとる。その他の情報本作の原作は、伝説の漫画雑誌、月刊漫画ガロに連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の傑作漫画。江戸幕府が終わった慶応4年を舞台に、婚約を破棄して彰義隊へ入隊した秋津極と、極の婚約者の兄・福原悌二郎(岡山天音)、極の幼なじみで養子先を追い出されて彰義隊に入った吉森柾之助の運命を描く。彰義隊は江戸の治安維持を受けていた舞台で、最終的には新政府に敗れて解散した。極を演じる柳楽は「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました。粋な人生を生き抜いた“極”という役を演じることができて幸せでした」と言い、瀬戸は「僕が演じた柾之助はあっけらかんとした性格で、僕が思い描いていた“武士”とは全く違っていた。ものすごく純粋で不器用だ。作品を知っていくうちに、僕が思い描いていた武士は薄っぺらく、当時の人も現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代に抗った人物なんだという、僕なりの答えが見つかった。杉浦日向子さんの作品は、“萌え”と“燃え”が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」とコメント。瀬戸麻理子プロデューサーは「『合葬』に描かれているのは、時代に翻弄された、今と変わらぬ普通の若者の青春そのものです。時代劇という形を取ってはいますが、青春映画として観ていただければ嬉しく思います」と語っている。『合葬』2015年秋、全国ロードショー
2014年12月10日2015年3月14日に公開される特撮映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』製作発表会が10日、神奈川県・横浜NISSANホールで行われ、根岸拓哉、大浦龍宇一、滝裕可里、加藤貴宏、草川拓弥、小池里奈、最上もが、小宮有紗、杉浦太陽、坂本浩一監督、そして本作の挿入歌を担当する高見沢俊彦がスペシャルゲストとして登壇した。『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』は『ウルトラマンギンガ』の集大成となる作品で、その名のとおり歴代ウルトラヒーローが登場。会見には『ウルトラマンコスモス』に主演し、本作にも出演を果たしている杉浦太陽も出席している。主演の根岸が「5歳の頃、『ウルトラマンコスモス』を見ていたので、子供の頃のヒーロー(杉浦)と共演できてうれしいです!」と語ると、杉浦も「見ていてくれた子供がこんなに大きくなっているなんて。『ウルトラマン』は自分の人生の中の誇りで、うちの子供も僕が外に出て行く時は怪獣と戦いに行くと思っているんですよ」とシリーズへの思い入れを語った。小池里奈演じるサクヤとアイドルグループ・でんぱ組.incの最上もが演じるマナ(ワンゼロ)は劇場版では超常現象による危機と戦う組織「UPG(ULTRA PARTY GUARDIANS)」の一員として登場。小池は「TVシリーズでは麻の衣装で涼しくてよかったんですが、今度は憧れのUPGの制服が着られてうれしいです」とスカートにアレンジされたUPG隊員服をうれしそうに披露。最上は「これからTVシリーズや劇場版でマナの感情が出てきたり、いろいろな変化があるのを見てください」と本作をアピールした。発表会には、挿入歌を担当する高見沢俊彦がスペシャルゲストとして登場し、自身がプロデュースした『ウルトラマン』関連楽曲を集めたコンピレーションアルバムCD『ウルトラヒーローソング列伝』、そしてスペシャルショートムービーを収録したDVD『激闘バトル!ウルトラマンタカミー』を2015年1月28日にリリースすることを発表。「激闘バトル!ウルトラマンタカミー」は巨大化した高見沢が怪獣と激闘を繰り広げる内容で、さく裂するタカミウム光線には共演者たちからも歓声と拍手が起こっていた。高見沢は「もう少しこうしたかったなとか反省点があります。指導はしてもらいましたがアクションは未経験ですから(笑)」と謙遜していたものの、根岸や杉浦が生身でのウルトラアクションをうらやましがると、まんざらでもなさそうな様子だった。特撮TVドラマ『ウルトラマンギンガS』後半シリーズは11月4日よりテレビ東京他で放送中。『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』は2015年3月14日より全国公開予定。
2014年11月11日三越は「三越のおせち」を発表した。12月24日まで予約販売を受け付けている。30万円の高額おせちや、杉浦非水(ひすい)描くおせち、栄養大学監修のおせちまで同店限定80種類を含む、合計282種類のおせちを用意している。「杉浦非水 『新玉(あらたま)』和洋二段」(4万5,000円)は、明治から昭和に掛け活躍したグラフィックデザイナー杉浦によって描かれた絵が重箱にあしらわれている。この絵は当時、同店PR誌『三越』正月号の表紙を飾った、和装女性をモチーフにした「新玉」(1926年発行)と、3羽の鶴を斬新なタッチで描いた「眞鶴」(1929年発行)。一の重には丸くて大粒の丹波篠山産の黒豆や、日本橋をイメージした印を焼き付けた厚焼き玉子など和の献立を、二の重にはハンガリー産の合鴨をを山梨県製の赤ワインで煮込んだ合鴨の赤ワイン煮など洋風の献立が入る。杉浦は当時、呉服店から百貨店への変革を目指す三越の革新的な宣伝広告を築いた非凡なグラフィックデザイナーで、アールヌーボーなどの洋風表現を取り入れたポスターや広告などを次々と製作し、“三越の非水か、非水の三越か”といわれるほどのインパクトを世に与えたという。老舗料亭の青柳からは、「和風おせち三段『古今』(自家製カラスミ、黒豆付)」(30万円)が登場。晴れやかな正月にふさわしい青柳の粋が凝縮されたすべてが手作りの特製おせち。同店の3代目主人である総料理長の小山裕久は、日本料理が培ってきた伝統を古今の技術を使い現代に蘇らせる名料理人。地元徳島の名物である鯛を使った様々な料理は有名で、海外における日本料理の知識や技術の普及も行い、その功により日本料理人としては唯一2012年度フランス共和国農事功労章オフィシエを受賞している。また、三越食品フロア誕生100周年を迎え、各料理界の巨匠がコラボレーションした「和洋中おせち三段『百寿(HYAKUJU)』」(3万8,000円)を実現。和食、フレンチ、中華の料理界において、巨匠と呼ばれる3人の料理人がそれぞれ1段ずつ監修した。和食界からは上述の「青柳」主人・小山裕久、フレンチ界からは「ポンドール・イノ(Pont d'Or Inno)」のシェフ・井上旭、中華料理界からは「トゥーランドット游仙境」のオーナーシェフ・脇屋友詞。一の重には青柳による海老岩石しんじょや蝦夷鮑煮などの和の味を、二の重にはポントール・イノの合鴨スモーク黒糖風味、牛頬肉の赤ワイン煮などの洋風を、三の重にはトゥーランドット游仙境の黒須の酢豚、くるみ餡炊きなどが入る。女子栄養大学の栄養クリニックの蒲池桂子教授が監修した「和洋二段おせち(野菜と魚介のムース仕立て付)」(3万3,000円)は、通常よりも薄味に仕上げ、カロリーに配慮したおせち。また、三越オリジナルおせちとして、固いものが食べにくい方に配慮した「やわらかおせち和風一段」(9,000円)、脂質や塩分を抑えた体にうれしい「選べるおせち」(1万円)も紹介している。
2014年11月04日文豪トルストイの最高傑作を『プライドと偏見』、『つぐない』の名匠ジョー・ライト監督とキーラ・ナイトレイのコンビで実写化した『アンナ・カレーニナ』がいよいよ3月29日(金)より公開となる。これを記念して3月28日(木)に行なわれた試写会に、石田純一さんの長女で女優、歌手として活躍するすみれさんと、先日、妻の辻希美さんとの間に第3子となる男の子を授かったばかりの杉浦太陽さんが登場!すみれさんは映画のラストでアンナが実際に着用する燃えるような濃紅の愛のドレスに身を包み、その圧倒的な美貌を見せつけた。タキシード姿の杉浦さんにエスコートされて登場したすみれさん。ドレスを見せるために壇上でクルリと一回転すると客席からは思わずため息が。アカデミー賞衣裳デザイン賞に輝いた作品で使われた本物のドレスとあってすみれさんは「緊張してます!おっちょこちょいなので私が着て大丈夫なのかと…」とこわばった笑みを浮かべていた。映画については「いろんな感情、表情が出てきて混乱しました。複雑で切なくてドラマチックなところもあってこんな恋をしてみたいと思いました」とコメント。“不倫”の恋に走るアンナについても「アンナのように自信を持って自分の心をリードして、頭ではなくハートで行く気持ちは分かります。愛のために生きる女性はカッコよく、憧れます」とその強さへ共感を持った面持ち。一方、妻子がおり「どうしても夫の立場で見てしまう」という杉浦さんは「男からしたら複雑な気持ちです。(夫の)気持ちが分かるし胸が痛い。自分なら愛する妻に『(別の男を)愛してる』って言われたら死んじゃいます」とジュード・ロウ扮するアンナの夫に同情気味。“愛に生きる”と言えば、すみれさんの父・石田純一はそれを体現したような男性だが、その質問には「何とも言えませんねぇ…(苦笑)」と困った表情。だが「パパみたいに愛のために自由に生きるのもいいけどバランスが大事。運命というのがあるし、道は変わるものなので、(映画と違って)ハッピーエンドで良かったかな」と笑顔で語った。そして、第3子を授かった杉浦さんには客席からも祝福の拍手が。気になる名前は明らかにはしなかったが「あとは出生届を出すだけです」とニッコリ。「いまは妻への感謝の気持ちが大きいです。25歳でよく3人も産んでくれたと思います」と辻さんをいたわる言葉。さらには、出産に立ち会ったとき「生まれてすぐ、10秒経ってないうちに笑ったんです。『お母さん、ありがとう』って感じでした」と明かす。映画ではまさにアンナの“運命の恋”が描かれるが、杉浦さんも「僕も妻と出会ってパパになりたいと思うようになった。僕にとっては妻との出会いが運命で、彼女以上の女性はいないです」とオノロケ全開!そんな幸せオーラに押されたのか、現在22歳のすみれさんも「私もそろそろ誰かいないかな(笑)?私も4人くらい子供がほしいです」とうらやましそうに語っていた。『アンナ・カレーニナ』は3月29日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンナ・カレーニナ 2013年3月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham
2013年03月28日イクメンオブザイヤー実行委員会は、10月18日、イオンレイクタウン越谷にて「イクメン オブ ザ イヤー2012」の受賞者発表と表彰式を行った。今年は俳優の杉浦太陽さんほか、5人が受賞した。「イクメン オブ ザ イヤー」は、今年最も“イクメン”の認知向上に寄与したパパを著名人より選定し表彰するというもので、今回で2回目を迎える。審査員は同実行委員会ならびに、後援の厚生労働省および協賛各社の担当者によって構成。「実際に子どもがいて育児を楽しんでいる」「育児を頑張り妻にも愛情を注いでいる」「仕事においては、テレビ・新聞・雑誌等メディアに多数出演し、ファミリー層におなじみで好感度の高い活躍をしている」ことをポイントに選考した。今年受賞したのは、俳優の杉浦太陽さん、プロレスラーの佐々木健介さん、お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史さん。また今年新設された、育児に励む祖父を表彰する「イクジイ オブ ザ イヤー2012」には、お笑い芸人で元参議院議員の 西川きよしさんが受賞した。授賞式では、杉浦太陽さんは「(妻の辻希美さんが3人目を妊娠した)同じ年にこのような賞をいただけて本当にうれしい」とコメント。表彰式当日の朝も子どもの朝ごはんを作ったという佐々木健介さんは、「子供に関してこのような賞をいただけてとてもうれしい」と喜びを語った。「イクメン オブ ザ イヤーは一番欲しいなと思っていた賞。とってもうれしい」と語ったのは、今年、初めての子どもが誕生した藤本敏史さん。イクジイ オブ ザ イヤーを受賞した西川きよしさんは「昔は仕事で忙しかったので、今そのぶん孫にかえしていきたい」とコメントした。なお、特別賞には、自身も「イクジイ」になることを言及するなど、「イクメン・イクジイ」の認知に貢献した、野田佳彦内閣総理大臣が受賞した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンサーガ』の完成披露3Dプレミア試写会が20日に新宿ピカデリーで開催され、本作で映画初主演を飾るDAIGO、つるの剛士、杉浦太陽、おかひでき監督が登壇。さらにAKB48の秋元才加、宮澤佐江ら地球防衛隊“チームU”のメンバーと、ウルトラマンゼロ、ダイナ、コスモスらウルトラ戦士たち、そして新ヒーローのウルトラマンサーガもかけつけた。その他の写真出演者とウルトラ戦士たちが登場すると、会場の子どもたちは大興奮。ウルトラセブンの息子ゼロに変身するタイガ・ノゾム役を務めたDAIGOは、「僕の持てる力、全力で臨みました。小さい頃から観ていたウルトラマンになれて光栄で、興奮しまくりマクリスティ!」と喜びを表現。10年ぶりにコスモスを演じた杉浦は「ウルトラマンは僕の誇り。とても幸せを感じている。ハイパーゼットンやバット星人など、敵はとても強くて大きいですが、僕らひとつひとつの力を合わせれば、どんなことでも乗り越えられるという今の日本に必要なメッセージが込められているので感じとってもらえたら」と呼びかけた。再びウルトラマンダイナとして活躍するつるのは「15年ぶりに地球に戻ってくることができました。ウルトラマンは日本語訳すると“超人(ちょうひと)”なので、作品を通して人間力を感じてほしい」とアピール。おか監督は「ようやく新しいウルトラマンの物語をみなさんにお届けできる。地球を舞台にウルトラマンと一緒に泥まみれになって頑張り抜く主人公たちは、日本人であるみなさんそのものだという思いで作ってきた」と語り、DAIGOは「去年は大変なことがあったけれど、このウルトラマンという希望の光を全国に届けたい」と胸を張った。『ウルトラマンサーガ』2012年3月24日(土)松竹系にて全国ロードショー
2012年02月21日夫に対して「100%満足している」という人は少ないだろう。いや、満足どころか、「うちのダンナはなんでこうなんだろう」など、不満を抱えている人も見受けられる。だが、周囲を見回してみると、家庭にも惜しみない愛情を注ぎ、仕事もバリバリこなす、理想的な夫を持つ女性も存在する。この差はいったい、どこで生じているのだろうか?そこで、理想的な夫を持つための秘訣を、『イケダン育成術』の著者である杉浦里多さんに聞いてみた。イケダンとは、読んで字の如く「イケてるダンナ」の意。もちろん、どういう状態を「イケてる」と思うかは、個人差があるので、妻側から見て「イケてる!」と感じれば、それがイケダンなのだと、杉浦さんは語る。そして、イケダンは「見つける」のではなく、「育てる」ものとのこと。「育てる」といっても、決して大がかりなことではない。日常において「感謝する」、「褒める」、「ねぎらう」など、自分自身の言動や見方、考え方を変えることによって、結果的にダンナがイケダンに変わっていくものなのだ。【これがイケダン育成のポイント!】その1.「感謝する」その2.「褒める」その3.「ねぎらう」では、具体的にどのような行動を起こしたら良いのだろう。ある日突然、「アナタって美男子よね!」というのは、少々照れくさいし、かなり無理がある。杉浦さん直伝!今日から実践できる育成術とは?杉浦さんは、すぐに実践できる手軽な育成術として「例えば食卓にプレミアムモルツを出してみては?」と提案している。プレミアムモルツといったら、お酒を飲まない人でも知っているくらい有名な、プレミアムビールの代表的な存在である。「プチご褒美」として、いつものビールを変えるだけなのだが、言葉がなくても感謝やねぎらいの気持ちは充分に伝わるだろう。また、発泡酒をプレミアムモルツにランクアップするのは、その差せいぜい100円程度。これなら、家計に負担をかけることなく、無理のない範囲で続けられそうだ。「プチご褒美」の目的は、なんといっても「愛情」を伝えること。食卓のプレモルに加えて、キスやハグなども日常に取り入れられればさらにベター。今まで全くそういったことをしていなかったという人は「イベントをきっかけにしてみては?」と杉浦さん。クリスマスやバレンタインなど、世間で盛り上がっているイベントに併せて、さりげなく取り入れるのがポイントなのだそう。「イケダン育成術は、継続が大切」と、杉浦さんは語る。お手軽に取り入れられる「プチご褒美術」で、ダンナを「イケダン」へと変える一歩を踏み出してみては如何だろうか?「イケダン育成術 ~賢妻に学ぶ結婚生活を幸せにする技術~」著:杉浦里多発行:文藝春秋価格:893円(税込)杉浦里多 プロフィール(株)DELICE代表。P&GでSK-Ⅱなどブランド育成に辣腕をふるい、独立。企業研修などを手掛ける傍ら、恋愛や結婚を独自のマーケティング理論で支援。幸せな結婚を応援するサイト『DELICE』も主宰。取材/菊池 美佳子
2011年12月22日