有限会社エルステュディオインターナショナル(代表:さかより のりこ)がメディアプロデュースをする台北楊三郎美術館館長・ノリコマナーズ代表 村越のりこ氏。日本の文化とマナーを学ぶ『Hawaii セミナー』を2024年4月6日に開催します。楊三郎美術館にてお点前 村越のりこ氏舞台は台湾。台北・楊三郎美術館の館長も務める村越のりこ氏は同館内以外にも、領事館でのイベントや2,000人以上が集まる国際ロータリークラブ総会などで「日本の伝統文化である茶道・礼法」を広めてきた。一か国一度だけではなく、定着するように静かにひたむきに長い時間をかけて伝える和の心の実践。コロナ禍を経て、今春、満を持してハワイへ進出を決める。外国の地で、敢えてその場その場に合った「日本文化」の楽しみ方を模索し、世界に通用する「心意気・マナー」を伝えてきた彼女の次なる目標とは? 情熱の源と縁を尋ねる。〇マナーから「日本」を知る村越のりこ氏が「マナー」と「日本文化」を意識するようになったのは20数年前にハーバード大学との仕事をしていた頃のことだったという。当時、親の仕事の関係もあり、昔から海外に縁の深いのりこ氏は、「株式会社のりこインターナショナル」を設立し、海外での仕事のコーディネートに奔走する日々だった。帰国の際、ラウンジで、使った椅子をきちんと戻す――そんな当たり前の仕草を、「日本人は素晴らしい」と通りすがりの英国紳士に誉められた。自分では当然の行動への感想に驚くと同時に、「海外に居れば、自分は個人としてではなく【日本人】として見られるのだ」という発見を得た。海外で活躍する日本人が多くはなかった時分であるから、余計に「日本人の代表」になりやすい状況だったと言える。「礼儀をしっかりして、日本人の印象をよくしたい。もっと礼儀やマナーを知りたい」帰国後すぐ、礼儀作法の教師をしている友人の母(日本礼儀作法協会所属)から教えを乞うことにした村越のりこ氏。基礎知識を増やしていくうちに、やがて興味は、日本食や歌舞伎など日本文化そのものの継承へも広がっていく。日本文化の鑑賞の仕方、楽しみ方も一つそこに「作法」があると気づいたのだ。一つ一つの作法・文化に「理由」がある。日本ならではの文化・背景(季節)も含めて、考えを深め、交流していけば、「世界中どこでも通用する」と村越のりこ氏は言う。「堅苦しいだけのものではなくて、日本の礼儀作法(マナー)の基本は思いやりであり、おもてなしの心です。例えば、気持ちは思っているだけでは伝わりません。空港での件も、結局椅子を片付けることで、来た時どおりに綺麗にして去る――次の人のために『行動』が伴い、真意が伝わることで、相手も幸せな気持ちになります」言葉が通じなくても優しい笑顔と心配りで世界でも人と人の和を深く広げていくことができる――その信条は、彼女のこれまでの「出逢いと縁」に裏付けられていた。〇二つの出会い ~楊三郎美術館と裏千家茶道~村越のりこ氏にとって、大きな出会いが二つある。一つは台湾・台北の「楊三郎美術館」に関するもの。もう一つは、マナーを学ぶ中で、自然と導かれた「裏千家茶道」との出会いである。楊三郎美術館は、台湾の西洋美術振興や日台美術交流に尽力した台湾人画家・楊三郎氏の美術館である。村越のりこ氏はこの美術館の管理を任された。画家・楊三郎とは、日本統治時代に台北画材店で観た日本人画家・塩月桃甫の作品に感動し、画家を志し、京都へ留学した後デビューした「画壇の麒麟児」だ。その作品は社会情勢や政治の混沌に消えたものもあるが、残りの多くはその美術館に収蔵されている。しかし、台湾で一番大きい個人美術館にも関わらず、身内の他に管理者がおらず、「週に一回ほど」しか開いていない状態だった。「人生は全てが本当に出逢いだ」と語るのりこ氏。美術館を託されたのは、両親が知り合った不動産のディベロッパー、楊三郎氏の長男・楊星朗氏との縁だ。両親がアメリカで物件を探していた関係もあり、家族ぐるみでお付き合いする中で、のりこ氏は御存命だった楊三郎夫人に出会い、意気投合する。百四歳の高齢ながらパワフルで、日本を愛する夫人から、美術館の本格的なお手伝いを依頼されることになる。それが館長業務だ。元々、絵画は台湾を代表する素晴らしい作品で美術館自体の建物や庭も素晴らしく、週に一度しか開けていないのがもったいないと思っていたこともあり、引き受けたのりこ氏。「日本と世界を、文化で繋ぐという心意気は同じ」と考え、夫人・御子息が亡くなった今も志を継いで、作品も含めた場そのものを「文化の交流場」として整えた。現在、休館日は月曜火曜のみ。600坪ある庭ではカフェや松花堂弁当を楽しめるようにした。茶道裏千家のお稽古など「日本の文化や作法などに触れる講座」も開き、一方で、児童の写生大会やコンサートなど、地域の教育にも貢献する。では、茶道との出会いはどうか?一般的に「本格的にお茶の先生」というと幼い頃から親しんできたイメージがあるが、のりこ氏は大人になってから誘われた茶席が最初だという。もちろん興味は元々あったとのことだが、最初についた先生が亡くなり、ブランクが空いていた。再開することを決めたのは台北行きが決まっていた8年前、ご近所の茶道裏千家東京支部近くの茶道具店を散歩ついでに覗いた店で、店主と台湾での茶道の話をしたところ紹介されたのが今の恩師だ。これが第二の出会い。一生懸命学び真摯に茶道と向き合い、茶道裏千家正教授となる。今や自ら教室を開くに至る。どちらも不思議な「縁」で運ばれたものだが、「気づけば自分の使命だと感じるまでになった」とのりこ氏は語る。運ばれた縁を元に、美術館の館長として、2021年には泰明画廊(銀座)で念願の展示会を開催に尽力した。また茶の席も更に広がりを見せ、世界……少なくとも台湾という場所と日本を繋ぐ架け橋になる。どちらも「自分自身の希望」の姿であるのは言うまでもない。〇そしてハワイへ どこでも誰でも通じる日本の文化とマナー天から降ってきたようなタイミングで役割を打診される村越のりこ氏だが、自ら決意を新たに取り組んだ役目もある。2022年ロータリークラブの台湾支部の会長業だ。迷いはあったが「ロータリークラブは世界規模。日本と台湾の架け橋に微力であるが役に立ちたいという思いと少しでも茶道を広げたい」という一心で引き受けた。1年の任期を終えた2023年10月20日、総会がマリオットホテルにて行われ、2,000人が集結。茶道部設立が承認され、日本人4人と台湾人20人のメンバーのお披露目となった。実は京都のロータリークラブの元理事は茶道裏千家の15代家元・大宗匠。そのような経緯もあり台湾支部にも丁寧な手紙が届き、日台交流の場としてますますの盛り上がりを見せる。領事館でもイベントを行い、「台日交流会」の際には領事館広報代表からスピーチも頂き、本格的な「お茶」に触れる機会を作ることが出来た。「台湾には日本文化に興味ある人が多くいたこともあり、茶道とマナーから交流をするお互いにとって有意義な時間が過ごせています。こういうイベントはその場だけになりがちですが、拠点もあるためじっくりとお互いの文化を理解したうえで『マナー=心配り』を知って、それを広げていくことが出来る……よい蓄積が出来ました」お茶の作法は、日本では四季……季節を取り入れることで感性を豊かにすることが重要だ。それはマナーも同じ。台湾でも、土地の風習や季節にあったものを研究し、その上で例えば手紙を書いてみたり、浴衣でのお点前の機会を作ったり……文化・礼法のどちらもが楽しく取り組めるように工夫を凝らして行われている。「マナーは人々の生活を密着しているもの人と人との潤滑油。時間のない現代人こそ、『無理をしないで』学び続けることが大切だと思います。私自身日々勉強……気づくことは無限にあります」ロータリークラブの総会では、初めて中国語のスピーチも披露した村越のりこ氏。「一生懸命な生徒から、逆に自分が教わることが多い」と語る。台北の活動を経て、日本の文化やマナーは世界で通用する実感を得た今、親和性の高い「ある場所」を思い出した。それがハワイだ。「昔から好きで友人も住んでいます。日本文化やマナーへの潜在的なニーズも……。動機がただしければ、良いことで進んでいけば、必ずおもてなし・思いやりの心は広がっていく」ハワイ大学に裏千家が寄贈した茶室がある他、交歓茶会なども盛んなハワイで、世界からも注目される【日本人のマナーの良さ・礼儀作法】を、楽しく、自分が伝えられる限りを伝えていく。のり子氏の次の挑戦が始まる。村越のりこ氏 ホテルニューオータニ庭園にて (C)Benjamin Lee〇日本の文化とマナーを学ぶ『Hawaii セミナー』日時 : 2024年4月6日 13:00pm~15:00pm会費 : お一人様 $25 抹茶 和菓子付き主催 : Hawaii & Noriko. Inc ノリコマナーズKa-Lai Waikiki Beach 7F ボードルーム223 Saratoga Road Honolulu, HI 96815連絡先: (808)442-2341 現地E-mail: noriko@noriko-international.co.jp 【村越のりこ プロフィール】台北楊三郎美術館 館長株式会社のりこインターナショナル 代表取締役/ノリコマナーズ 代表茶道裏千家 正教授東京四谷生まれ。現在、東京、台北、ハワイ(ワイキキ)の3拠点にて活動中。海外での日本人のマナーの良さに自信と誇りを持ったことをきっかけに、この素晴らしい文化の継承をすべきと決心する。日本の伝統文化である礼法を通じマナーを教示。自信と余裕が持て、言葉が通じなくても優しい笑顔と心配りで世界でも人と人の和を深く広げる人財の育成に日本のみならず海外でも活動。多くの方々より称賛を得ている。<台北>■財団法人 新北市楊三郎美術基金会 董事長■台北牡丹ロータリークラブ 2022-2023年度 会長・2023年10月20日、同クラブ内に茶道部創設<ハワイ>■ワイキキにオフィス設立■2024年春、「ノリコマナーズ」本格始動。現在準備中【ノリコマナーズ及び楊三郎美術館に関するお問い合わせ先】メール : noriko@noriko-international.co.jp ノリコマナーズHP: 楊三郎美術館HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月16日美しいプロポーションとバレエで鍛えた柔軟な肢体を、73歳になってもキープし続ける金井克子。Theレビュー『カーテンコールをもう一度!2018』(9月5〜7日、東京・EXシアター六本木にて)では、往年の名曲とダンスで、まぶしい青春を再現する。出演者はほかに、レビュー出身の前田美波里、本作のプロデューサーも務める中尾ミエ、ロカビリー界のレジェンド・尾藤イサオら。彼女たちの、年齢をまったく感じさせない“いつまでも現役”ぶりには脱帽だ。「(前田)ビバちゃんと(中尾)ミエちゃんと私を合わせると200歳を超しちゃうんですけど、みんな昔からずっと歌って踊ってるのよ、飽きもしないで(笑)」(金井・以下同)舞台は、今は廃墟となった伝説のレストラン・シアター。金井、前田、中尾の3人は、レビューショーの聖地であるこの地を再建してほしいと、依頼される。「前半は若い時代を振り返るトーク、後半は私たちが現代に現れるつくりで、懐かしい’60〜’70年代のヒット曲を披露します」本作は、昨年好評を受けた公演の再演だ。「再演になったらどうしよう、体力はもつのかしら……って感じでしたけど、これが最後かもしれないから挑戦してみよう、と。足をきれいに高く上げるためにせっせとジムに通って……そんな年齢になってしまいました(笑)。だけど、今だからこそ懐かしい仲間たちと往年の名曲を楽しめますね」これまでの仕事漬けで多忙だった人生を振り返って、金井自身が“あの思い出を、あの気持ちをもう一度”と焦がれるのは……。「30年ぐらい前にパキスタンで挙げた結婚式!主人はジープでサハラ砂漠を旅するような人で、いとこが住んでいるパキスタンでの挙式を選びました。私はお姫様みたいにゴージャスなサリーを着せてもらって、彼は白いターバンを巻いた王子様としてゾウに乗って私を迎えにやって来たの。まわりではロマたちが踊っていて。新婚旅行を兼ねてインドやネパールも旅しました。当時はバタバタと忙しかったけれど、今、改めて客観的に自分の結婚式を眺めて楽しめたら素敵よね」結婚願望はなかった当時の金井だが、一般男性と縁があって夫婦になり幸せな日々を送っている。オフのときは、大阪の自宅で“普通の主婦の生活”を送っているそうだ。「車でスーパーへ買い物に行くときもあるんだけど、ふだんはママチャリで(笑)」
2018年09月03日私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。そして、1000万円貯蓄を達成した人たちに共通して言えることがあるとしたら、彼らは絶対的に"おうちごはん"派です。なぜなら、外食は手間と時間がかからずに便利な分、割高だということを知っているからです。外食三昧ではお金は貯まりません。"おうちごはん"は、1000万円貯蓄達成への黄金道なのです。○まだまだある"おうちごはん"を楽&ラクにする調味料・たれ・ソース前々回の連載で「注目の調味料・たれ・ソース(1)」を掲載しました。今回はその第2弾。"おうちごはん"を楽&ラクにするには、使える調味料、たれ、ソースはマストです。ふつうのスーパーでも、ナショナルブランドはもちろん、プライベートブランドも合わせて種類が豊富ですが、ひと味も、ふた味を違うユニークな商品と出会いたければ、コストコとカルディがオススメです。○肉の下味つけにも使える「和風たまねぎドレッシング」まずご紹介したいのが、コストコで売っている「和風たまねぎドレッシング」。コストコ用に開発されたレシピで作られたドレッシングで、玉ねぎの産地にこだわり、北海道産玉ねぎ100%使用。醤油ベースの和風ドレッシングなのですが、これが使えるヤツなんです。普通にサラダのドレッシングとして使っても、おいしさは間違いなし。オススメの使い方がお肉の下味つけ。これで鶏肉に下味をつけてソテーすれば、簡単にチキンの照り焼きが作れます。醤油ベースで、玉ねぎがたっぷり入っていて甘みがあるので、これだけで味が決まるんです。醤油、酒、みりんを加える必要なしです。豚肉の生姜焼きや鶏のから揚げの下味にも応用できます。○かけるだけで冷や奴がバージョンアップする「もへじ 梅しそのたれ(紀州南高梅使用)」紀州南高梅の果肉が入った、かつおと昆布のだしが利いたたれ。和風だしのうま味がしっかりして、かけるだけで料亭の味になります。定番の冷や奴にかけると、お醤油をかけたときとは全然違う新鮮な味に。サラダドレッシングとしても使えますし、春雨サラダ、おひたし、豚しゃぶのつけだれにも。たこのお刺身とあえると、梅だれ味の和風カルパッチョになります。白身魚のホイル焼きのソースにしてもよし。「もへじ」では、このほかにも、こだわりの商品を多数揃えているので、同社のホームページをぜひ1度チェックしてみてください。○ジェノベーゼパスタが即完成する「ア プティア バジルペースト」原材料は、バジル、ひまわり油、チーズ、カシューナッツ、食塩、じゃがいも、松の実、エクストラ・ヴァージン・オリーブ油、砂糖、乾燥パセリ、にんにくなど。これだけの食材がこの1ビンに入っているという優れモノです。しかも、バジルが全体の4割を占めるというバジルたっぷり感。フレッシュなバジルの風味にチーズのコクが利いたバジルペーストで、そのままパスタにからめるだけで、おうちで簡単に「パスタジェノベーゼ」が完成。パンに挟んだり、野菜スティックのディップにしてもオシャレな味です。「もへじ 梅しそのたれ(紀州南高梅使用)」と「ア プティア バジルペースト」は「カルディコーヒーファーム」で販売しているほか、ネット通販でも購入できます。<著者プロフィール>村越克子フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。
2015年11月23日私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。そして、1000万円貯蓄を達成した人たちに共通して言えることがあるとしたら、彼らは絶対的に"おうちごはん"派です。なぜなら、外食は手間と時間がかからずに便利な分、割高だということを知っているからです。外食三昧ではお金は貯まりません。"おうちごはん"は、1000万円貯蓄達成への黄金道なのです。○"ちょっといいレトルト"がおうちごはんをゴージャスにする"外食エンゲル係数"の高い家計は、お金は貯まりません。家で自炊する"おうちごはん"こそが、1000万円達成への近道なのです。でも、前回の「食費やりくりのトレンド」で書いたように、最近の"おうちごはん"は、以前のようにひたすら食費を切り詰めるというのではなく、多少割高でも、プチリッチ食材を取り入れたり、レトルト食品を使って手間をかけないのがトレンドです。それでも、外食するよりはずっと安上がりですし、家で手軽にご馳走気分が味わえます。そこで、オススメなのが、にしき食品のレトルトブランドの、「にしきや」シリーズです。○「にしきや」のこだわりは、ハンパない!何がきっかけだったかは忘れてしまいましたが、「にしきや」シリーズに出会ったときの感動は忘れられません。それまでは、レトルト食品を使うのは、たいてい、料理を作るのが面倒なときや、忙しくてパパッと食事を済ませたいときなので、"手抜き"の後ろめたさや、「カラダにあまりよくないんじゃないかな~」という思いがありました。しかし、「にしきや」のレトルト食品は、こんな後ろめたさや引け目を一気に吹き飛ばします。温めるだけなので、手抜きは、手抜きなのですが、「ここまで本格的な味なら、手抜きだろうが、なんだろうがいいじゃない!」と堂々と胸を張れます。「カラダによくないかも……」なんて、とんでもない。厳選した素材やスパイスの味を引き出すために、「にしきや」のすべての商品が化学調味料、香料、着色料が無添加。使用する食材にもとことんこだわっています。地元、宮城県の農家で栽培している「カレーリーフ」や、蔵王の麓にあるチーズ工場と一緒に作った「インドチーズ」、沖縄産の塩、雪の中で栽培することで糖分が増してフルーツのような甘さを持った"ふかうら雪人参"など、食材を徹底的に厳選して、納得したものだけを全国から取り寄せています。これだけ、こだわればおいしくないわけがありません。「にしきや」は、「おいしくて体にいいレトルト」を実現したと言っていいでしょう。○にしき食品はレトルト食品ひと筋。カレーだけでも57種類の品揃え「にしきや」の商品を開発しているのは、宮城県岩沼市にある「にしき食品」という会社。ほかの加工食品には目もくれず、レトルト食品ひと筋の会社で、カレーのほかにも、インド料理、韓国料理、シチュー、パスタソースなどがありますが、まずオススメなのがカレー。にしき食品の社員が本場インドに行き、一流レストランから家庭料理、あげくはファーストフードまで毎食がカレーという日々を送った結果、ついに修得した技術が結集しています。種類が豊富なのも特徴です。個人的にオススメなのは、生姜と炒め玉ねぎの甘みのバランスがいい「ジンジャーポークカレー」、トマトのほどよい酸味と牛肉のうま味を活かしたスパイシーな「トマトビーフカレー」、ゆずの香りがさわやかな「ゆずキーマカレー」、レモンのさわやかな風味と生クリームのまろやかさが特徴の「レモンクリームチキンカレー」。どれも、これまでのレトルト食品のイメージを一新する"レトルト食品の革命"といってもいい出来栄えです。さて、話を「おうちごはんで1000万円達成!」の本題に戻しましょう。1000万円を貯めるために、外食せずに、おうちでごはんを作っていても、ときには作るのが面倒になったり、レストランの味が食べたくなったりするものです。そんなときの助っ人が「にしきや」のレトルトカレー。ごはんさえ炊けば、おうちでご馳走カレーが味わえます。通販でも購入できますので、1度試してみてはいかがでしょうか?<著者プロフィール>村越克子フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。
2015年10月24日私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方を真似すれば、誰でも1000万円貯めることが可能というわけです。ぜひ今日から真似してみてください。○貯まる人には共通点があるお金を上手に貯めている人を、20年以上取材してきてわかったのは、彼らには共通点があるということです。なかには子どものころからお小遣い帳をつけ、お小遣いやお年玉を自分名義の通帳に貯金して、預金残高が殖えていくのを眺めては「ニンマリ! していた」という、天性の貯め上手さんもいますが、大半の人は「あればあるだけ使っていた」のが、挫折を繰り返しながらも貯まる人に成長していった人たちです。その紆余曲折のストーリーは人それぞれですが、たどり着いた「貯めるためにすること」には多くの共通点があります。今回は、その中から、貯め上手さんが実践している、1000万円貯めるためにやっていることをいくつかご紹介します。(1)お財布に入れる金額を決める週末のお楽しみのために毎週金曜日とか、仕事が始まる週のはじめの月曜日など曜日を決めて、決まった金額をお財布に入れます。特別な買い物や予定がない限り、その金額で1週間やりくりするので、自然と週予算が守れる仕組みに。手持ちのお金が足りなくなって、ATMで慌ててお金を下ろし、時間外手数料を払うことはありません。(2)早起きして"朝活"する貯まる人は朝型です。早起きして朝食やお弁当を作り、ついでに夕食の下ごしらえをパパッと済ませます。下ごしらえがしてあると思うと、ムダな外食も防止できます。遅刻しそうになって、タクシーを使うこともありません。朝早く起きるので、夜更かしすることもなく、光熱費節約にも。(3)貯める目標を"ビジュアル化"するお金を貯める目標があっても、世の中、ムダ遣いへの誘惑は多いもの。そこで、今年の夏休みにハワイ旅行に行く、あこがれのブランドバックを買う……などの貯める目標をイメージできる写真をスケジュール帳などに貼り、常に目にして貯めるモチベーションをアップします。(4)カードを限定してポイントを集中的に貯める貯め下手さんも、ポイント集めにはかなり熱心なのですが、貯めっぱなしの人が多いようです。クレジットカードやショップのポイントカードをたくさん持っているので、管理しきれずにショップカードがポイントの有効期限が切れたり。その点、貯め上手さんは、クレジットカードはメイン1枚とサブの2枚が基準。カードを限定しているので、ポイントが効率的に貯まっていきます。また、お財布を定期的にチェックして、過去1年間、利用しなかったショップのカードは処分します。手持ちのカードを限定しているので管理が行き届き、ポイントが期限切れになることもありません。(5)ポイントを使って"錬金"する「どうせお金を使うなら、お得に使いたい」と、電気代やガス代などをカード払いにしている人も多く、特に大きな買い物をカード払いにしなくても、ポイントが貯まっていきます。貯め上手さんは、貯めたポイントは、たとえば商品券などに交換して、必ず使います。「お金を使う→ポイントGET→金券に換える」ことを、最近では"ポイント錬金術"と呼ぶことも。(6)固定費を見直すこれまでにも繰り返し書いてきましたが、保険料やスマホプランの基本料金などの固定費は1回見直すだけで節約効果大。ただ見直しはちょっと面倒なので、ズルズルと放置している人は少なくありません。その1回の面倒をクリアできるか、できないかが、貯まる人と貯まらない人の分かれ目なのです。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>村越克子フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。
2015年07月10日私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方を真似すれば、誰でも1000万円貯めることが可能というわけです。ぜひ今日から真似してみてください。○ひとり暮らしなら、貯蓄は月収の1割が目安この連載の第2回で「まずは1カ月の出費を書き出してみる」というテーマを取り上げました。月収-貯蓄-毎月の決まった出費=今月使えるお金というのが、家計の流れを把握する基本の「き」。要は、「貯蓄」、「毎月の決まった出費」、「今月使えるお金」の3つの合計額が、「月収」内に収まっていればいいのですが、これをうまく収めるにはバランスが肝心。家計管理の初心者さんが、行き当たりばったりで予算配分すると、足りなくなるものが出てきて、やりくりに行き詰ります。まずは、一般的な予算配分の例を見てみしましょう。ひとり暮らしの場合の予算配分の例(金額は手取り月収25万円の場合)貯蓄 : 10% 2万5000円住居費 : 30% 7万5000円水道・光熱費 : 5% 1万2500円通信費 : 5% 1万2500円保険料 : 3% 7500円食費・昼食代など必要な外食費・日用品費 : 18% 4万5000円おしゃれ費 : 12% 3万円交際費など : 10% 2万5000円習い事代 : 5% 1万2500円予備費 : 2% 5000円パーセンテージは月収に占める割合で、金額は月収が25万円の場合ですが、自分の月収に合わせて金額を算出してみてください。ひとり暮らしの場合は、どうしても住居費が占める割合が大きくなってしまいます。水道光熱費や食費も、全額、自分の給与から払うことになるので、その分、他の費目にまわせるお金が少なくなります。住居費が家計に与える影響が大きいということは、住居費を抑えれば、家計がラクになるということ。住居費は3割までに抑えるというのが一般的で、分相応な家賃のところに住むのがオススメです。○実家暮らし時代に油断は禁物。ここが1000万円貯蓄の勝負どころ実家暮らしの場合貯蓄 : 30% 7万5000円実家に入れるお金 : 12% 3万円通信費 : 5% 1万2500円保険料 : 3% 7500円食費・昼食代など必要な外食費・日用品費 : 10% 2万5000円おしゃれ費 : 20% 5万円交際費など : 12% 3万円習い事代 : 5% 1万2500円予備費 : 3% 7500円実家暮らしの場合、住居費や水道光熱費がかからないので、その分、貯蓄を増やします。食費など日常的に必要になるものも、家族と共有するものが多くなるので、自分で負担する金額が少なくて済みます。貯蓄を3割確保したとしても、おしゃれ費や交際費などのお楽しみに使えるお金は、一人暮らしよりも多くなります。それをいいことに、ムダ使いしていては、お金は貯まりません。実は、1000万円貯蓄を早く達成するには、この独身・実家暮らしの期間にどれだけ貯められたかが、大きく影響するのです。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>村越克子フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。
2015年07月02日私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方を真似すれば、誰でも1000万円貯めることが可能というわけです。ぜひ今日から真似してみてください。○1カ月に使えるお金の額を知る知り合いの女性に、銀行口座の残高不足でクレジットカードの支払いができず、カード会社からちょくちょく通知がくる人がいます。彼女としては、毎月、給料が振り込まれる口座からカード払い分が引き落とされるようにしているので、残高不足になることはないと思っているのです。しかし、残高不足の連絡が入ります。そのたびに、定期預金を解約して支払いに回し、せっかくボーナスを定期預金にしたのに、水の泡です。こうした"自転車操業"で、なんとかカードが使用停止になったり、ブラックリストに載ったりすることもなく、乗り切っているというわけです。さて、彼女が自転車操業に陥る原因はどこにあるのでしょうか? それは、1カ月に自分が使えるお金の金額を把握していないことにあります。だから、「支出>月収」になってしまうのです。そこでまず、1カ月に使えるお金の金額を知ることにしました。月収―貯蓄―毎月の決まった出費=今月使えるお金です。「月収=自由に使えるお金」ではありません。彼女が見落としているのが、「毎月の決まった出費」。これは家賃、水道光熱費、通信費、保険料、習い事代など、毎月必ず出ていくお金です。月収から、まず先取り貯蓄を差し引き、さらに「毎月の決まった出費」を引いた残りが「今月使えるお金」です。彼女の場合、その金額は8万円。思っていたより自由に使えるお金が少ないことに、ちょっとショックを受けていました。でもそれが肝心。彼女は、初めて自分が"身の丈に合わないお金の使い方"をしている現実を知ったのです。○削れる出費を見つけ出す「今月使えるお金」がわかったら、その金額内に出費を抑えて"身の丈に合った暮らし"をする必要があります。それには、まず1カ月の出費の内容を知ることから始めましょう。1カ月間、レシートを集めるレシートを食費や日用品費などの生活費、外食・交際費、ヘアサロン・ネイルサロン・エステなどの美容費、洋服・バッグ・靴などのおしゃれ費、雑誌・CDなど趣味費などに分類するそれぞれの合計額を算出する……という手順です。そして、この合計額を「今月使えるお金」の金額内に収めます。オーバーする場合は、洋服はセールを狙って、ボーナスでまとめ買いする、毎月、買っている雑誌を減らす、飲み会の回数を減らすなど削れる出費を見つけます。出費合計=「今月使えるお金」にすれば、赤字になることもなく、カード会社から残高不足の連絡が入ることもなく、さらに貯蓄もできるというわけです。<著者プロフィール>村越克子フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。
2015年05月13日私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方を真似すれば、誰でも1000万円貯めることが可能というわけです。ぜひ今日から真似してみてください。○「余ったら預金しよう」では一生貯まらない1000万円貯蓄を達成できた人で「先取り貯蓄」をしていない人は、まずいないと断言できます。少なくとも、私がお会いした人たちは、皆さん、先取り貯蓄をしていました。「毎月、預金できたらいいな~」とか「余ったら預金しよう!」と思うものですが、「今月こそ少しは預金できそう」というときに飲み会に誘われたり、たまたま入ったショップで欲しい物を見つけて衝動買いしたり、あるいは風邪をひいた病院代がかかったり……とお金はなかなか余らないものです。その結果、「今月も預金できなかった」ということに。この"負のスパイラル"から抜け出すのが「先取り貯蓄」なのです。「余ったら」ではなく、先に貯蓄を確保するというわけです。先取り貯蓄は、あれこれ考える必要がなく、手間のかからない方法で貯めるのがいちばん。「毎月決まった金額」を給料天引きや自動引き落としで"自動的&強制的"に貯めるのがオススメです。勤務先に「財形貯蓄」や「社内預金」の制度がある場合は、ぜひ利用しましょう。そのような制度がない人は、銀行やゆうちょ銀行などの金融機関の「自動積立定期預金」などを利用します。これは、給料が振り込まれる口座から、毎月、お金が自動的に積立口座に移るというもので、積立金額と積立日を自由に決められます。積立日を給料日やその翌日に設定すれば、給料天引きと同じように"自動的&強制的"に貯めることができます。○「あればあるだけ使ってしまう」人ほど先取りで貯められるこれまで「毎月、給料日前は口座残高がほぼ0円。スッカラカン!」という人は、先取りで預金すると、月の途中で足りなくなるでは……と不安に思うものですが、実は、こういう人ほど先取り貯蓄が向いているのです。というのは、たとえ給料日前に残高が0円になっても、赤字にもならず、クレジットカードでキャッシングすることもなく乗り切っているからです。つまり、「あればあるだけ使ってしまう人」=「なければないで、なんとかなる人」というわけ。先取り貯蓄分は最初からなかったものと考えれば、残りのお金できっとやりくりできるはずです。1カ月の貯蓄は月収の1割が目安。手取りが20万円なら2万円、25万円なら2万5000円が目安です。足りなくなるのが心配なら、最初は無理をせずに、5000円からでも、1万円からでも始めましょう。5000円を先取りしても、1カ月をラクにクリアできたら、翌月から1万円、さらに2万円と少しずつ増やしていけばいいのです。大事なことは、"貯蓄習慣"を身につけることにあります。1000万円も、もとをただせば小さなお金の積み重ね。貯め続けてさえいれば、必ず到達できるゴールなのです。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>村越克子フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。
2015年05月11日