「2019ミス・アース・ジャパン日本大会」が22日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で行われ、東京都出身で大分県代表の伊徳有加(いとく ゆうか・21歳)さんがグランプリに選ばれた。ミス・ユニバース、ミス・インターナショナル、ミス・ワールドと並び、世界4大ミスコンテストのひとつとして、2001年から毎年開催されている「ミス・アース」。80カ国以上の代表が参加する世界大会の出場権をめぐり、日本代表を選ぶ日本大会のファイナルがこの日行われ、約3,000人の応募者から選考で選ばれたファイナリスト32人が出場した。名前を呼ばれて涙ぐんだ伊徳さんは「私をミス・アース・ジャパンに選んでいただいて本当にありがとうございます」と感謝し、「堂々としているように見られるので、それが選んでいただいたポイントなのかなと思います」と自己分析。「この喜びを誰に伝えたいか?」という問いに「家族と応援してくださった友人や先生に伝えたいですね」と答え、「まだミス・アース・ジャパンになった実感は湧きませんが、世界大会に向けて32人のファイナリストの気持ちと一緒に頑張りたいと思います。世界大会はすごく大きなステージになると思うので、転ばないように歩きたいですね(笑)。トップ18には入りたいです」と世界大会に向けて抱負を語った。伊徳さんは、東京出身の21歳で、都内の大学に通う大学4年生。大学は経済学部だそうで、「主に国際金融論を学んでいます。もともと航空関係の会社に勤めたかったんですけど、今は自分で会社を経営したいと思っていて、日本人と外国の方がお互い助け合えるプラットホームのような会社を作りたいです」と抱負を語った。芸能界については「今のところ考えてはいません。お声がかかったら考えようとは思いますが(笑)」とあまり興味はなさそうだったが、好きな男性のタイプを問われると「誠実な方がいいですね。有名人なら大沢たかおさんが好きです!」と目を輝かせていた。伊徳さんが獲得したミス・アース・ジャパン以外では、2位のミス・エアー・ジャパンには國吉澪花さん、3位のミス・ウォーター・ジャパンには小竹よしのさん、4位のミス・ファイアー・ジャパンには一ノ宮ひまりさんがそれぞれ選ばれた。
2019年07月23日「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」が、2019年7月12日(金)から15日(月・祝)まで東京都現代美術館にて開催される。「TOKYO ART BOOK FAIR」は、2009年に日本初のアートに特化したブックフェアとしてスタート。国内外の出版社やギャラリー、アーティストらが出展し、2万人以上を動員するアジア最大規模のアートブックフェアとして知られている。初開催から10年目となる「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」は、東京都現代美術館を会場に、独創的なアートブックやZINEを制作する国内外の出版社、ギャラリー、アーティストら約300組が出展。こだわりの出版物が一堂に会し、それぞれの魅力を伝える。会場の企画展示室地下2階では、毎回ひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「Guest Country」を開催。今回は、世界のインディペンデント出版文化を牽引するアメリカに焦点を当て、ニューヨークのアートシーンを牽引する写真家レレ・サヴェリが主宰する 8-Ball Communityのコレクションより、1970年代以降のアメリカにおける重要なZINE約150タイトルを展示する「Radical Pages: A Selection of American Zines」を開催する。さらに、現代作家やアーティストと共にオブジェクトを製作し、多くの人々が「雑誌」というフォーマットを通してアートに触れる機会と体験を創出した雑誌「The Thing Quarterly」の10年間の活動も紹介する。その他、現在の日本のアート出版シーンを牽引する日本人作家たちのアーティストブックにおける原体験やその魅力などを語った言葉と共に作品を展示する「Japanese Artists’ Books: Then and Now」や、創設100周年を迎える資生堂ギャラリーの、これまでの展覧会カタログと95年に刊行された『資生堂ギャラリー七十五年史』の展示および一部販売なども行われる。【詳細】TOKYO ART BOOK FAIR 2019日時:2019年7月12日(金)15:00~21:00(プレビュー)、7月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)11:00~19:00会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好 4-1-1料金:入場無料※12日のみプレビュー参加費として1,000円(税込)、小学生以下無料※トークイベントは一部有料
2019年06月27日アートに特化したブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」が、7月12日から15日まで、東京都現代美術館にて開催される。独創的なアートブックやZINEを制作する国内外の出版社、ギャラリー、アーティストら約300組の出展者が一堂に会し、それぞれの出版物の魅力を伝える。2009年に日本初のアートに特化したブックフェアとしてスタートし、今年10回目の節目となる本イベント。今回は、この春リニューアル・オープンしたばかりの東京都現代美術館に会場を移し開催する。企画展示室地下2階では、2015年からスタートした、一つの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「Guest Country」として、世界のインディペンデント出版文化を牽引するアメリカをフィーチャー。いまでは世界各国で開かれるアートブックフェアは、1976年に印刷物を用いたアート表現を積極的に行うアーティストらが設立した非営利の書店Printed Matterが、2006年に「New York Art Book Fair」をスタートしたことに始まる。アート系出版社、書店、印刷物を使った表現を試みるアーティストが数多く存在し、多様性のある豊かなアメリカの出版文化を「Radical Pages: A Selection of American Zines」、「Exhibition: 10 Years of The Thing Quarterly」の2つの展示とトークで 紐解く。8-Ball Community「Radical Pages: A Selection of American Zines」では、ニューヨークのアートシーンを牽引する写真家、レレ・サヴェリが主宰し、インディペンデント出版のプラットフォームとして機能する非営利のメディアコレクティブ、8-Ball Communityのコレクションより、1970年代以降のアメリカにおける重要なZINE約150タイトルを展示。世界中の若者たちが、身近な表現のプラットフォームとしてZINEを積極的に制作するいま、アメリカに焦点を当て、その歩みを辿りながら現在地を探る。会期中は、8-Ball Communityに所属する作家たちや彼らがお勧めするZINEを展示・販売する特別ブースも設置される他、会場にZINEを持参すると彼らのコレクションに加えてもらえるエクスチェンジプログラムも展開する。The Thing Quarterly:Issue 1 Miranda July「10 Years of The Thing Quarterly」では、サンフランシスコにて2007年から10年間にわたり、年4回、計34号刊行された雑誌『The Thing Quarterly』の10年間の活動を紹介。雑誌でありながらも決まったフォーマットの紙媒体で表現するのではなく、アーティストとともに日常の中で芸術の大切さを物語るオブジェクトを制作するという、ユニークな本誌。ミランダ・ジュライによるシャワーカーテン、ガブリエル・オロスコによるフリスビー、ライアン・ガンダーによるトランプ、タウバ・アウエルバッハの時計など、毎号異なるアーティストがオブジェクトを手掛けた。アメリカのアートシーンで活躍する現代作家による作品を“雑誌”というフォーマットで量産し、多くの人々が気軽に生活の中でアートにふれ、体験できる機会を創出した。「Guest Country」関連プログラムとして、ニューヨーク近代美術館(MoMA)を経て、現在はサンフランシスコ近代美術館(SFMoMA)のアートライブラリの司書を務めるデイヴィッド・シニア(David Senior)による、アートブックフェア誕生以降のアメリカにおけるインディペンデント出版の発展についてのレクチャーも開催する。「Japanese Artistsʼ Books: Then and Now」展日本人作家によるアーティストブックを作り手の声とともに紹介する「Japanese Artistsʼ Books: Then and Now」展では、現在の日本のアート出版シーンを牽引する日本人作家たちに焦点を当て、アーティストブックにおける原体験やその魅力などを語った言葉とともに彼らの作品を展示。それぞれの作家のルーツや解釈を通して、日本独自の発展を遂げた写真集や漫画文化、海外のアートムーブメントと連動した表現、インターネットの発展がもたらした変化など、日本におけるアーティストブックの多様な進化の軌跡を巡り、これからの本の表現を紐解く試みとなる。その他「カタログでたどる、資生堂ギャラリーの100年」と題し、資生堂ギャラリーがこれまでに刊行した図録を通し、その100年の活動の歩みを振り返る展示などの特別プログラム、ゲストを招いてのトークショー、作家によるサイン会などを開催。アートブックの魅力を多角的に紐解く様々なプログラムを通して、進化を続けるアートブックのいまを体験することができる。ワークショップ、ライブパフォーマンス、トークイベント等の詳細は、随時イベントのウェブサイト( / )にて確認できる。 【展覧会情報】TOKYO ART BOOK FAIR 2019会期:7月12日〜15日会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1時間:11:00〜19:00(7月12日のプレビューのみ15:00〜21:00)料金:入場無料※12日のみプレビュー参加費として1,000円(小学生以下無料)※トークイベントは一部有料
2019年06月25日6月7日より日本科学未来館では企画展「マンモス展」─その「生命」は蘇るのか─が開催される。2005年、「愛・地球博」で700万人が熱狂した「ユカギルマンモス」をはじめ、近年ロシアのサハ共和国の永久凍土から発掘された、数々の貴重な古生物の冷凍標本を世界で初めて紹介する、史上最大規模の「マンモス展」となっている。また、これらの展示に加え現代の永久凍土における発掘現場の最前線や、近畿大学が冷凍標本から得られた組織を使って、マンモスの全貌解明に挑む「マンモス復活プロジェクト」を通し、最先端生命科学のありかたについて考える展示会。その他にも世界初公開される冷凍標本の展示として、2013年に完全な形で発掘された「ケナガマンモスの鼻」、2018年に本展の調査隊が発見した「ケナガマンモスの皮膚」、古代生物学史上初となる「液体の血液と尿」が採取された「古代仔ウマ」の完全体など、貴重な冷凍標本を見ることができる。興行情報企画展「マンモス展」2019年6月7日(金)~11月4日(月)東京都日本科学未来館※福岡・名古屋・大阪に巡回予定
2019年06月07日2019年3月末にリニューアルオープンした東京都現代美術館(MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO)が、さらに子どもに優しい場所に生まれ変わりました。緑豊かな木場公園に面していて、インドア(美術館)もアウトドア(公園)もたっぷり楽しみながら学べる絶好のロケーション。親子でぜひ訪れたい魅力をご紹介します。東京都現代美術館について東京都現代美術館(通称MOT)は、1995年3月、「現代美術の振興を図り芸術文化の基盤を充実させることを目的として」開館しました。戦後美術を中心にした所蔵作品は約5400点、所蔵図書資料は約27万冊にものぼり、それらは美術図書室で閲覧することができます。展覧会は、絵画、彫刻から建築、ファッションに至るまで幅広く企画され、コンテンポラリー・アートを身近に感じられるようにと考えられています。MOTの基本方針MOTには、3つの基本方針があります。1 文化の創造と魅力あるメッセージの発信(現代美術の国内外への発信/現代美術の保存と継承/変容する価値観への対応)2 現代美術の普及と次世代の担い手を育む(優れた作品等の鑑賞機会の提供/現代美術の普及と子供たちの育成/新進・若手芸術家への支援と創造拠点化)3 あらゆる鑑賞者に開かれた美術館の実現(バリアフリー・ホスピタリティを指向するアートの拠点化/地域の核としての存在)(引用元:MOT東京都現代美術館|MOTについて)特に、当初より次世代アーティストの育成と子どもたちへの教育普及活動に熱心に取り組む姿勢が印象的でしたが、リニューアルでさらに、現代アートと子どもたちをつなぐ架け橋として前進したように感じます。リニューアルのポイントは「子どもに優しい美術館」木場公園に面したガラス張りのMOTはとても開放的で、訪れた全ての人を温かく迎え入れてくれる佇まいです。公園を訪れたファミリーも気軽に利用してほしい、そんな願いもこのリニューアルには込められているそう。MOTの想いが実を結んで、来館者には若いファミリー層も多いといいます。親子を引きつける魅力はどんなところにあるのでしょうか。魅力1:明るくオープンな館内現代アートを扱う美術館ということで、以前はクールな印象があった館内。リニューアル後に訪れると、案内ボードなどの什器には木が多用され、入口から広々と広がるエントランスホールに点在するベンチは円形のコルク製になり、ガラス張りのクールだった空間が柔らかく優しい印象に様変わりしていました。ガラスの外には公園の緑も望め、お子さんにも親しみやすい雰囲気は美術館のハードルを下げるのに一役買っています。魅力2:五感を育む自然豊かなアウトドアスペース木場公園には、植物園、広い芝生の広場、遊具など、子どもの五感を刺激する自然がたっぷりと広がっています。その中にある、MOTのアウトドアエリアにも工夫が。サウンドアーティスト鈴木昭男氏の作品「—道草のすすめー『点音(おとだて)and “no zo mi”』」が、美術館周辺に点在しているのです。耳マークのプレートの上で “音風景” に耳をすませば……音に集中することで、何気ないいつもの風景の中に、新しい発見やイマジネーションが広がります。自然と人工物であるアート、両方を楽しむことで、子どもたちの感性はぐんぐん広がりそうですね。魅力3:こどもとしょしつ一新された図書室の一角に新しくできた「こどもとしょしつ」。黄色いカーペットが子どもの好奇心を盛り上げてくれそうな可愛らしいスペースです。広くはありませんが、アートをテーマにしたこども向けの本が充実しています。日本語コーナーと英語コーナーがあり、英語のお勉強にもなりそう。有名な画家をテーマにした本から、厳選された絵本まで、本屋さんではなかなか見つからない美術に関する貴重なセレクションとなっています。貸し出しはされてないそうですので、丸テーブルやベンチに座って、興味のままに楽しんでほしいですね。魅力4:ギャラリークルーズやワークショップの開催アートの教育普及に熱心に取り組む姿勢はそのまま継続され、一般向けのギャラリークルーズやワークショップ、学校の授業の一環として受け入れるスクールプログラムなどが積極的に行われています。ギャラリークルーズやワークショップは不定期開催ですので、ウェブサイトでときどきチェックされることをオススメします。魅力5:遊びココロいっぱいのカフェやレストラン親子で利用しやすくなった大きな利点が、レストランのリニューアルです。子ども向けメニューの充実、広々した空間に加え、美術館内のレストランならではの、アートをテーマにした楽しい工夫があるのです。■メニューが塗り絵メニューの裏がモナリザの塗り絵になっています。ダ・ヴィンチの気分で色をつけてみましょう。■絵になる席いくつかの席には変わった仕掛けが。壁や天井に鏡の額縁が飾られています。そこに映るのは――なんと自分たちの姿!気がついたら店内を彩る装飾の一部になっています。■アトリエ彫刻が2つ置いてあるキッズスペースで、自由にぺたぺたと色を足したり、引いたり。毎日変化するアート作品となっています。大人がアートを嗜むだけではなく、子どもにも学びがたくさんつまった楽しい美術館に生まれ変わったMOT。実際に楽しそうに館内で過ごすお子さんたちの姿がありました。遊びの延長でアートと触れ合える美術館は貴重な存在となりそうです。【MOT東京都現代美術館】東京都江東区三好4丁目1−1(木場公園内)開館時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日観覧料:コレクション展(常設)一般 500円(400円)/大学・専門学校生 400円(320円)高校生・65歳以上 250円(200円)/中学生以下 無料***現代アートは、大人の凝り固まった頭と感性では理解しにくいものも正直あります。そんな新しい感性の作品は、まだ頭が柔らかい子どもたちにこそ素直に響くのかもしれません。アーティストの斬新な発想が、子どもたちの自由な発想と出会ったとき、とてもおもしろい反応がありそうですね。企画展は小学生以下、コレクション展(常設)は中学生以下無料ですので、ぜひ気楽に訪れてみてください。写真◎長野真弓(参照)MOT東京都現代美術館100本のスプーン 東京都現代美術館内東京都公園協会|木場公園
2019年06月01日展覧会「あそびのじかん」が、2019年7月20日(土)から10月20日(日)までの期間、東京都現代美術館にて開催される。「あそびのじかん」は、日常の対極にある“遊び”をテーマにした展覧会だ。遊びは、不真面目で非生産的なものという悪いイメージのある一方で、日常の決まり事が通用しないからこそ、たくさんのユーモアや好奇心が生まれる源泉だといえる。会場には、6組の作家による“遊び”に満ちた作品を用意。触ることのできる作品やゲームのようなものなど、大人も一緒に楽しめる体験型コンテンツだ。入り口を入ると、洋服タンスで出来た巨大な壁が。アーティスト・開発好明は、たくさんのタンスをボルタリングの壁にすることで、受験競争のプレッシャーを表現した。《笑う祭壇》は、ボタンを投げて台座に乗せる作品。“失敗”し、台座にのらなかった色とりどりのボタンは床に散らばり重なっていく。それはまるで刻一刻と姿を変える絵画のようだ。【詳細】あそびのじかん会期:2019年7月20日(土)~10月20日(日)休館日:月曜日、8月13日(火)、9月17日(火)・24日(火)、10月15日(火)※8月12日(月)、9月16日(月)・23日(月)、10月14日(月)は開館開館時間:10:00~18:00(7月26日、8月2日・9日・16日・23日・30日の金曜日は21:00まで)※展示室入場は閉館の30分前まで場所:東京都現代美術館 1F/3F(B室)住所:東京都江東区三好4丁目1-1観覧料:一般1,200円(960円)、大学生・専門学生・65歳以上850円(680円)、中高生600円(480円)、小学生以下無料 ※( )内は20人以上の団体料金
2019年05月30日東京都は2018年度に待機児童対策の一環としてベビーシッター利用の助成を開始した自治体がありましたが、2019年度になり、さらに利用できる自治体が増えました。2019年4月時点で実施している自治体と利用のポイントをお伝えします。 1.2019年4月から8つの自治体で実施が開始2018年度(2019年3月末まで)に待機児童に対するベビーシッター利用の助成を行っていた自治体は4つほどでしたが、2019年度になり、8つの自治体でこの助成制度が始まりました。 新たに開始となった8つの自治体は、大田区、渋谷区、板橋区、葛飾区、三鷹市、府中市、国立市、東大和市となります。また、2018年度から新宿区、台東区、目黒区、中野区の4自治体がすでに実施しています。あくまでも、保育園等に入所できなかった待機児童への補助ですので、東京都にあるすべての自治体で実施するわけではありません。今後の状況は、お住いの自治体のホームページまたは東京都福祉保健局のホームページで確認してください。2.助成の対象となる要件この助成の対象となる人は、この事業を実施する自治体に住んでいる人が、“保育所等の0~2歳児クラスに相当する待機児童の保護者”または“0歳児で保育所等への入所申込みをせず1年間の育児休業を満了した後、お子さんの1歳の誕生日から復職する保護者(復職日以降、利用できます)”に該当する人で、お住まいの自治体から、この事業の対象者である旨の通知書を受け取った人です。 なお、対象者の詳細な要件は各自治体が設定します。所得制限等の条件を設定している自治体もありますので、詳細は、各自治体からの案内を必ず確認するようにしましょう。 3.手続きの方法と助成の内容手続きは各自治体の担当窓口で行います。2019年4月時点で各自治体の担当窓口は下記になります。 新宿区→保育課入園・認定係台東区→児童保育課保育相談係目黒区→保育課保育施設利用係中野区→待機児童緊急対策担当大田区→保育サービス課サービス基盤担当渋谷区→保育課保育管理係板橋区→保育サービス課民間保育振興係葛飾区→子育て支援課子育て支援係三鷹市→子ども育成課府中市→保育支援課認定給付係国立市→児童青少年課待機児童解消対策推進担当東大和市→保育課保育・幼稚園係 助成の対象となるベビーシッターの利用条件ですが、以下のとおりです。 【1】利用時間月曜日~土曜日(祝休日・年末年始を除く)の7時~20時のうち、1日8時間以内かつ月160時間以内を上限(保育標準時間認定の場合は1日11時間以内かつ月220時間以内を上限) 【2】利用料金1時間当たり250円(助成券を利用した場合の利用料)※利用時間の上限を超えた分の利用料、ベビーシッターの通勤に必要な交通実費及び利用料以外の入会金等は助成の対象外です。 【3】利用期間最大で2020年3月31日まで※この期間以降の助成は未定です この助成制度は、保育園等に入所できなかった待機児童について、保育園等と同程度の費用負担でベビーシッターを利用できるようにした制度です。そのため、利用時間や利用料金は保育園等と同程度の水準としています。 実施している自治体にお住まいの人で利用を考えている人はお住いの窓口に、実施していない自治体にお住まいの人で利用したいと思う人は上記の東京都福祉保健局かお住まいの自治体のホームページ等で確認するようにしましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年04月20日3年の休館を経て、東京・木場の東京都現代美術館(MOT)がリニューアルオープン!それを記念して2つの展覧会が開催される。開館は1995年。当初は、上野にある東京都美術館の収蔵品を移管し、スタートした経緯が。つまり、東京都美術館が開館した1926年から数えると、約100年間にわたって収集したコレクションを持つ。今回の展覧会では、1910年代から2010年代までに制作された約5400点のうち、選りすぐりの作品が登場。日本の前衛美術、1世紀の潮流を追う同館コレクションで、初の大規模開催となる。「当館のコレクションは、戦前から今日まで、それぞれの時代で最も実験的な表現の集積です」と学芸員の関直子さん。その中で、大正期から平成生まれの作家まで、共通することとは?「東アジアの端っこにある日本には、海外からの情報は常に時差をもって入ってきます。そこで、日本の今と海外の動向、かつ自分の状況に対してどう反応してみせるかが、ずっと大きなテーマだったといえます」ここで目にするのは、オーソドックスな美術史に収まりきらない、エネルギーの塊のようなもの。「彼らの実践から、現在の私たちにつながる、鮮明な何かを感じ取っていただけるはず」初日3月29日は入館無料、20時まで。人気レストラン『100本のスプーン』が出店するなど、ショップもリ・オープン。新しくなったMOTで何が待ち受けているか、ワクワクして出かけてみたい。企画展・百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-「戦前でいえば、当時最新のシュールレアリスムとキュビスムを組み合わせたり、近年は新しいテクノロジーやメディアを既存の表現と組み合わせたり」。3フロアに及ぶ企画展では、そうした編集的な意図を持った作家にフォーカス。「編集」という切り口から1世紀を振り返る。戦前なら中原實、桂ゆき、戦後は森村泰昌らに注目。焼け野原の東京から歯科医と前衛芸術家、二足の草鞋を履いた中原實。手前は昼寝する子ども、奥には戦時中に伐採された杉の切り株から、若木が萌える様が。次世代への希望を描くメッセージ性の高い作品。中原實《杉の子》1947昭和の“隠れレジスタンス”1913年生まれの桂ゆきは、戦前~戦後の検閲が厳しい時代に発表を続けた稀有な存在。1つの絵に複数の表現方法を用い、社会的なメッセージを巧みに盛り込んだ作品で知られる。桂ゆき《抵抗》1952パロディ?or自虐?現代の“編み手”の代表選手、森村泰昌。名画中の人物になりきるシリーズでは、森村本人が演じる人物の不恰好さに笑いを誘われると同時に、西洋とのギャップを突きつけられる。森村泰昌《肖像(少年1、2、3)》1988コレクション展・MOTコレクションただいま/はじめまして休館中に新たに収蔵された約400点から、主に2010年代に制作された作品をお披露目。「21世紀の作家たちは、表現方法の追求はもちろん、日本社会のさまざまな課題に真摯に取り組もうとする意識が強い」。近年は若手の新しい試みが収集の大きな柱に。彼らの問題意識、チャレンジに時代の萌芽が読み取れるかもしれない。描くこと=生きること2015年、25歳で夭逝した中園孔二。東京藝術大学在学中より、モチーフを重ねる作風で知られる。上はスマホで事件現場(?)を撮影する人物というリアルさとおとぎ話的な世界が共存。中園孔二《無題》20122016年の新女神像1本の木から彫り上げる少年少女像で知られる棚田康司。成年女性をモデルとした本作は近年の新境地。もろさと強さを兼ね備えた姿は、流れる雨水から霊感を得たとされる。棚田康司《雨の像》2016「東京都現代美術館リニューアル・オープン記念展」東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)3月29日(金)~6月16日(日)10時~18時(3/29は20時まで。入場は閉館の30分前まで)月曜(4/29、5/6は開館)、5/7休一般1300円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2019年4月3日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2019年04月01日東京都現代美術館が、おおよそ3年にわたる休館を経て、いよいよ3月29日にリニューアルオープンを迎える。仲條正義がデザインした開館当時より使用している同館ロゴ。デザイナー仲條は今回リニューアルを記念して、「+」を「++」とした1年間限定で使用する記念ロゴも手掛けた。リニューアルは、経年劣化による諸設備の改修と利便性の向上を目的とした館内の全面的な更新。 床・壁・天井といった内装を全面的に張り替えた展示室や講堂は、ホワイトキューブの輝きを取り戻しより明るい空間へ。また、空調機器を始めとした設備機器も全面的に新しくなり、来場者にも作品にとってもより良い環境となった。正面エントランスから入館すると、まず変化に気がつくのはチケット/インフォメーションや、ホールに設置された掲示板、ベンチなどの什器。昨年HAY TOKYOなども手掛けたスキーマ建築計画の長坂常が設計したサイン什器は、白色の木材が明るい印象を与えている。各フロアやレストラン、トイレ等へ誘導するための館内サインは、美術館を隅々まで楽しめるよう、また海外からの来館者へも分かりやすい目印になるようにと、株式会社日本デザインセンター色部デザイン研究所の色部義昭によって白と黒でシンプルにデザインされている。またコルクを用いたベンチは、館内いたるところへ様々な形で配置。木場公園側のパークサイドエントランススペースなどの屋外へは、パラソル付きのピクニックテーブルとともに設置し、公園の続きのようにパブリックスペースとして使ってもらえるよう整備された。屋外展示場には、サウンド・アーティスト鈴木昭男の代表的作品シリーズ「点 音(おとだて)」を、同館のために新たに制作作品したなども展示されており、美術館内だけでなく周囲あちらこちらでもアートに触れられる仕掛けに。鈴木昭男の作品「点 音(おどだて)」は、自然の音に耳を澄ますポイントを記すもの。館内、屋外とあらゆるところに設置され、それを巡るためのマップも用意されている。さらに、地下1階の美術館図書室は、子ども向け美術書を集めたコーナーを拡張し「こどもとしょしつ」を新設した他、映像資料が閲覧できる「メディアブース」も新設。元々のレストラン、カフェ&ラウンジスペースには、スマイルズの手掛ける新店舗がオープン。地下1階には、家族で楽しめるレストラン「100本のスプーン 東京都現代美術館内」が、2階には、新業態の「二階のサンドイッチ」が入居する。100本のスプーンは、食事をとりながらアートに触れたり、作品を描いたり、自分自身が作品になったりと様々な仕掛けを散りばめた、子どもから大人までが美術館での新しい楽しみを発見できるレストランになっている。レストランの席を待つ時間、退屈しないようにとメニューの表紙が塗り絵になっている。天井がミラーになっている席。スマートフォンのインサートカメラを使い、テーブルに置いて写真を撮ると自分たちが食事をしている様子が頭上から撮影できるという仕組み。美術館内中庭のパブリックスペースにもつながる「二階のサンドイッチ」は、定番、日替わりのサンドイッチや、コーヒー、紅茶、アルコール、いちごミルクといった自家製ドリンクを味わえる。店内での飲食はもちろんテイクアウトも可能。デザートサンドイッチも。「自家製カスタードとフルーツ」(580円)「二階のサンドイッチ」店内東京現代美術館になくてはならない存在だったミュージアムショップ「ナディッフ コンテンポラリィ(NADiff contemporary)」も再オープン。以前同様、展覧会図録など現代アート関連書籍を始め、様々なアーティスト、クリエーターによるユニークなプロダクト、MOTオリジナルグッズを取りそろえる。またリニューアル記念版MOTオリジナルトートバッグや、「途中でやめる」で知られる山下陽光がリニューアル記念に制作したタペストリー作品などといったリニューアルオープン記念アイテムも登場する。「ナディッフ コンテンポラリー」店内山下陽光のブランド「途中でやめる」のTシャツやワンピースも取り扱う。トートバッグは期間限定で販売されるリニューアルオープン記念アイテム。今回こけら落としとして、企画展示室とコレクション展示室において2つの展覧会を企画。同館の所蔵する約5,200点の作品から一部を大規模に紹介する。地下2階、1階、3階にある企画展示室3フロアすべてを使って行われるのは、「百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-」展。100年にわたる日本の美術を、同館ならではの実験精神溢れる視点で紐解く。もう一方のコレクション展示室では、「MOT コレクション ただいま / はじめまして」展を開催。3年弱の休館中に新たに収蔵された約300点の作品を中心に、宮島達男、中園孔二、サイモン・フジワラ、南川史門など、戦後美術から近代、現代に至る幅広いジャンルの同館のコレクション作品を紹介する。さらに、修復を経て戻ってきたアンソニー・カロ、リチャード・ディーコンの彫刻に加え、新たに加わったオノ・ヨーコ《クラウド・ピース》といった屋外コレクションにもぜひ注目していただきたい。ちなみに初日は入場無料で、通常18時閉館のところ20時まで開館時間を延長するとのこと。【美術館情報】東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで、美術図書室の利用は18:00まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間チケット:MOTコレクション / 一般 500円(400円)、大学生・専門学生 400円(320円)、高校生・65歳以上 250円(200円)、中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金企画展 / 展示内容により観覧料は異なる ※企画展チケットでMOTコレクションの観覧も可能【展覧会情報】百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-(Weavers of Worlds - A Century of Flux in Japanese Modern / Contemporary Art -)会期:2019年3月29日〜6月16日会場:東京都現代美術館 企画展示室1階、3階、地下2階MOT コレクション ただいま / はじめまして(MOT Collection: Pleased to meet you. New Acquisitions in recent years)会期:2019年3月29日〜6月16日会場:東京都現代美術館 コレクション展示室1階、3階
2019年03月27日3月29日に、おおよそ3年の休館を経てリニューアルオープンする東京都現代美術館内2階に、スマイルズの新業態「二階のサンドイッチ」がオープン。定番と日替わりのサンドイッチや、オリジナルドリンクを片手にアート鑑賞後の余韻を味わうことのできる空間を提供する。お店のコンセプトは、“サンドイッチは額縁のような。”。サンドイッチは食における、額縁とアートの関係に似ているという発想から生まれた。どんなにおいしい料理も、レストランとその皿の上だけでしか味わうことができない。しかし、サンドイッチに挟みこめば、手の内に携え、自由に持ち運んで思い思いの場所で食べることができる。まさにサンドイッチは発明なのだ。提供されるサンドイッチは、単なる具材をシンプルに挟んだものとは異なる。チリソースと香草をきかせた鯖のローストや、柚子胡椒をアクセントにした佐助豚のロースト、カカオ風味のテリヤキチキンとコールスローなど、契約農家から仕入れた野菜や産地直送の食材をレストランシェフが調理したこだわりの料理を挟んだ贅沢な逸品だ。サンドイッチ食後には、自家製カスタードとフルーツのデザートサンドイッチや、ミルクソフトクリームとサクサクのデニッシュを合わせた甘いデザートもどうぞ。コーヒーやフルーツコンポートジュースなどのドリンクメニューも豊富。店内でもテイクアウトでも自由に選んで楽しんで。デニッシュが突き刺さったミルクソフトクリーム(680円)また、同じくスマイルズの手がけるファミリーレストラン「100本のスプーン」が、美術館内に初めてオープン。あざみ野ガーデンズ、二子玉川に続いて3店舗目となる同店では、美術館ならではの、食事をしながらアートと触れ合える様々な仕掛けが用意される。料理が届くまでの待ち時間に子どもと一緒に作品を描いたり、時には食事を楽しむ家族自身が作品になってしまうことも!? 子どもから、大人まで、美術館での新しいアート体験が待っている。【店舗情報】二階のサンドイッチ住所:東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内営業時間:10:00〜18:00(L.O.17:30)100本のスプーン 東京都現代美術館内住所:東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内営業時間:11:00〜18:00(L.O.17:00)席数:100席
2019年03月26日東京都写真美術館で、独自のフィールドワークを元に制作する作品群で、日本国内のみならず、国際的な注目を集める現代アーティスト・志賀理江子の新作個展「ヒューマン・スプリング」が開催される。〈ヒューマン・スプリング〉2018年 作家蔵 発色現像方式印画 ©Lieko Shiga冬から目覚める季節の“春”、卒業や入学・入社など年度の変わり目としての“春”のほか、歴史的には「プラハの春」「アラブの春」、環境問題を提唱した『沈黙の春』、生命の尊さと残酷さを表現した「春の祭典」など、“春”はさまざまな問題をわたしたちに想起させる。そして本展覧会の会期中2019年4月30日、「平成」の元号が終わり、新たな節目を迎えることとなる。〈ヒューマン・スプリング〉2018年 作家蔵 発色現像方式印画 ©Lieko Shiga志賀理江子(1980年生まれ)は20年余にわたる制作活動を通じて、心や精神に影響する身体的な“春”の問題は、社会的制度や規範との関係が深く、さらには人類の歴史や環境を俯瞰するキーワードになり得ると気づいた。そして、多くの識者や同時代に生きる関係者、家族と対話を積み重ね、平成が終わる大きな節目の春に、新作を生み出す。また会期中には、作家本人によるアーティストトークが3月10日14:00から、参加者が拾ってきた石について作家と共に語り合うワークショップ「ひとつの石」が3月21日14:30から開催される。その他、展覧会のテーマについて考える「てつがくカフェ」や、担当学芸員によるギャラリートークといった関連イベントが予定されている。詳細は、東京都写真美術館ウェブサイト()より確認できる。本展は、社会と個人の関係、自然と人類の関わりなどを再考し、現代社会の課題について共有し、再考する場となる。【開催情報】「志賀理江子 ヒューマン・スプリング」会期:3月5日〜5月6日会場:東京都写真美術館 2階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで)料金:一般700円、学生600円、中高生・65歳以上500円休館日:月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)
2019年01月15日上野の東京都美術館では、「おべんとう」をコミュニケーション・デザインの視点から捉えた参加体験型の企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」を、7月21日から10月8日まで開催する。私たちの生活の中に深く根付いているお弁当。行楽弁当など誰かと一緒に食べる共食(きょうしょく)のお弁当は、地域の共同体を維持し、そのつながりを深めるソーシャル・ツールとして、日本古来、農耕社会のハレの場などにおいても重要な役割を果たしてきた。誰かが誰かのために作るひとり用のお弁当は、その一つひとつに作る人と食べる人をつなぐ物語があり、作る人から食べる人への贈りものともいえる。同展では、日本独自の食文化であり、人と人をつなぐ「おべんとう」をコミュニケーション・デザインの視点から捉え、その魅力を来場者自身が体験しながら発見できる空間を展開。「おべんとう」から見えてくるコミュニケーション・デザインをテーマに、遊び心のある江戸時代のユニークなデザインのお弁当箱や、現代の作家たちのインスタレーション、参加型の作品などを展示する。《あゆみ食堂のお弁当》2017年 料理:大塩あゆ美、写真:平野太呂見どころの一つ、“発酵デザイナー”小倉ヒラクによる新作のアニメーション作品は、口ずさみやすいメロディと歌詞、振り付けで、歌って踊ると自然とお弁当のことがよくわかる。親しみやすいキャラクターが登場し、男女年齢問わず来場者にお弁当のことを思い起こさせる。「おべんとう」が生み出すコミュニケーションに注目した作品も登場。読者からの「誰々にこんなお弁当を作ってあげたい」という便りに応えて、大塩あゆ美がお弁当を作り、平野太呂が撮影、読者にレシピとお弁当箱が届けられるプロジェクト「あゆみ食堂のお弁当」や、お弁当を黙々と食べる姿から、食べている人とお弁当を作った人との関係性にまで想いが馳せられるような、NHK番組「サラメシ」でも有名な“お弁当ハンター”、写真家・阿部了の作品『ひるけ』を紹介する。小山田徹《お父ちゃん弁当》2017年小山田徹は自身が日々実践する家族とのお弁当づくりのアーカイブ『お父ちゃん弁当』を展示。保育園に通う弟のために、小学生の姉がお弁当の指示書を書き、父親である小山田がそれを作る。その指示書に描かれた桜島の噴火や蛇行する川と三日月湖といったテーマは、夜寝る前に読んだ本や散歩のときに見つけた植物や虫から着想されることも。森内康博は、中学生が親の手を借りず自分でお弁当を作る様子を子どもたち自身がドキュメンタリー映像にするワークショップを行い、そのプロジェクトを映像作品として展示する。マライエ・フォーゲルサング《intangible bento》イメージスケッチ私たちの慣れ親しんだお弁当を、普段とは違う視点で捉える参加型作品も紹介。この分野の第一人者でもあるオランダ在住のイーティング・デザイナー、マライエ・フォーゲルサングは、お弁当の「触ることや見ることができない」側面、例えば人と人とのつながりや記憶、その未来像などを、生き生きとした物語として表現し、その物語に来館者を誘う。北澤潤は、お弁当を「箱」と「布」によって自由にコミュニケーション空間を創出するツールとして捉え、美術館の中に、お弁当の「おすそわけ」マインドを考える『おすそわけ横丁』という異空間を作り出す。来館者自身が、よくみて、考え、お弁当を再発見することができる実験室のような空間が出現する。北澤潤《FRAGMENTS PASSAGE -おすそわけ横丁》イメージスケッチ 2018年この他、宴などの共食の場で使われたユニークなデザインが施された江戸時代のお弁当箱や、食べる状況に応じてデザインされたひとり分のお弁当箱、そして世界のお弁当箱を展示。目的に合わせてデザインされたプロダクトとしてのお弁当箱に注目する。関連イベントとして、こどもたちのために閉室日を特別にオープンし、親子でゆったり楽しめる「キッズデー」や、アーティストと一緒に同展を楽しむプログラムも開催される。大人もファミリーも楽しい、見る・聞く・触れる、参加体験型の展覧会で、「おべんとう」が生み出す人との繋がりを感じてみては。【展覧会情報】BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン会期:7月21日~10月8日会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C時間:9:30〜17:30、金曜日9:30~20:00(ただし7月27日、8月3日、10日、17日、24日、31日はサマーナイトミュージアムにより21:00まで)※入室は閉室の30分前まで料金:一般800円 大学生・専門学校生400円 65歳以上500円 団体(20名以上)600円 高校生以下無料 ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料、この他割引の詳細は特設サイト(bento.tobikan.jp)にて休室日:月曜日(ただし8月13日、9月17日、24日、10月1日、8日は開室)、9月18日、25日
2018年07月04日写真展「原点を、永遠に。―2018―」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館にて開催される。期間は、2018年3月24日(土)から5月13日(日)まで。なお会期中は、3月24日(土)から4月15日(日)までの前期と、4月17日(火)から5月13日(日)までの後期に分かれて開催される。19-21世期に残された、35歳以下の作家による名作を展示「原点を、永遠に。―2018―」では、清里フォトアートミュージアム収蔵の1万点の作品の中から、35歳以下の作家が手掛けた409点の作品展示を行う。作家は、19世紀以降の海外の著名な写真家35人、第二次世界大戦以後の日本を代表する31人のアーティストなど、全95名を選出。その中には、W.ユージン・スミスやアンセル・アダムス、荒木経惟らも選ばれ、歴史的な名作が勢ぞろいする。とに分かれて開催会期中は、前期と後期に分かれ、それぞれ異なるテーマを持って開催。同作品を使用しながらも、異なる角度から、写真を鑑賞することが出来る。前期は、<歴史篇>をテーマに掲げ、1886年から2016年までの作品を、撮影年代順に展示。切り取られた時間と共に、青年が時代を切り拓いてきた軌跡を辿る。一方後期のテーマは、<作家篇>。作家名をほぼアルファベット順に展示することで、アーティストひとりひとりの個性や写真の多様性を楽しむことができる。また、会期中は、写真作家・中藤毅彦やミステリー作家・柊サナカらを招いた、ギャラリートークが開催される。【詳細】清里フォトアートミュージアム収蔵作品展「原点を、永遠に。―2018―」会期:2018年3月24日(土)~5月13日(日)※前期:3月24日(土)~4月15日(日)/後期:4月17日(火)~5月13日(日)休館日:毎週月曜日 ※4月30日(月・振)、5月1日(火)は開館開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで ※木・金は20:00まで開催場所:東京都写真美術館 地下1階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内入場料:無料■ギャラリートーク3月24日(土) 14:00~15:00 中藤毅彦(写真家)×柊サナカ(ミステリー作家)3月25日(日) 14:00~15:00 瀬戸正人(写真家)4月7日(土) 14:00~15:00 川田喜久治(写真家)4月21日(土) 14:00~15:00/16:00~17:00 鬼海弘雄(写真家)※予約不要※トーク会場=東京都写真美術館 地下1階展示室【問い合わせ先】清里フォトアートミュージアムTEL:0551-48-5599
2018年03月16日町田市は東京都の多摩地域南部にある市なのですが、東京都に接しているのは八王子市と多摩市のみ。神奈川県とは川崎市、横浜市、相模原市、大和市と接しています。こういう立地の都合からか神奈川県域と交流が盛んなことから冗談で神奈川県町田市というネタで話題になったこともあります。さて、その町田市は繁華な駅前と、周辺ののどかな地域のギャップの大きい場所。緑豊かな住宅街や、集合住宅が広がるベッドタウンです。横浜方面、東京方面ともに30分というアクセスの良さは最大の魅力。子育て支援も豊富で、福祉のまちづくりが活かされています。今回は、子育てのしやすい町田の住みやすさをまとめました。町田市は神奈川県に突き出している東京都町田駅のバスターミナルを見ると、走っているのは神奈中バス!東京都でありながら、三方を神奈川県の市にかこまれ、両方面へのアクセスの良さが感じられる地域です。この地域は、養蚕業が盛んだったころから絹の道の要所として市が立ち栄えてきました。今も、JR横浜線と、小田急線の二つが通り、駅周辺は広範囲に商業施設が広がっています。ママ目線で住みやすい町田市の特色町田市は、福祉のまちづくりに力を入れていて、駅前の階段のスロープやエレベーターなどが充実しています。JRと小田急の乗り換え時も、ベビーカーでストレスなく通れるのはママ目線でもうれしいポイント。旧市役所の前に広がる芝生の広場「町田シバヒロ」は、保育園のこどもたちが遊びに来たり、休日にファミリーが子供を遊ばせたりできる憩いのスペースです。イベントスペースとしても活用され、フードイベントなども行われています。撮影時には、イルミネーションのイベントのために、動物の形のオブジェが並んでいました。そんな繁華な駅からも、徒歩15分ほど離れると緑が豊富。駅近くの芹が谷公園には、大きな木にかこまれたグラウンドや子供向けの遊具があります。公園内の水辺では夏に子どもたちが水遊びをする姿も。プレーパークも開かれ、自然と親しむことができます。また、公園の入り口には町田市立国際版画美術館があります。版画という特色的な分野の展示が市外からも人気です。町田市に住みたくなる子育て環境のポイント子どもマスタープランに基づいた都市づくりを行う町田市。子育て支援の拠点になるのが9か所の子どもセンターです。町田駅から一番近くにある「まあち」は、0歳から18歳までが利用できる施設です。赤ちゃん向けのプレイルームだけでなく、広い屋内のプレイスペースやダンスルームなど、成長してからも活用できます。また、待機児童問題に対して町田市では、20年間期間限定認定保育所を開いていて、新しい保育所が次々にオープンしています。幼稚園でも9件のこども園があり、幼保連携型2件幼稚園型7件と、預かり時間が長くパートママにも対応しています。町田市内には、グラウンドが多く、少年野球も盛んです。町田市少年野球連盟の主催する大会などでは市内の各チームが一生懸命な姿を見せています。日大三高や桜美林高校といった甲子園出場校も町田市内にあり、市民の期待を集めています。町田市立野津田陸上競技場は、サッカーチームFCゼルビアのホームグラウンドとなり、Jリーグの試合も行われます。野球やサッカーに打ち込む少年少女の姿も多くみられ、スポーツが盛んな地域です。赤ちゃんの時期だけでなく、子育て環境が整っていることは住みやすさのポイントになるでしょう。⇒町田市のキッズページ町田在住ママに聞いた子育て口コミ情報町田で育ち、町田に家を建てたご夫婦に聞いた子育て情報をご紹介します。ワーキングママの奥さんに、町田で子育てをしてよかった点などを聞きました。【買い物】町田駅前に行けば、大人も子どもも必要なものが何でも手に入るというように、様々な専門店が並ぶ駅前はとっても便利だそう。バス便も豊富ですが、市営の駐車場や、商業施設と提携した駐車場など車でも行きやすいのが良いところだそうです。町田市には、郊外型のスーパーも多く、車で買い物する主婦が多いそうです。駐車場も広く料金もかからないところが多く便利ということ。【子育て支援】上記の子どもセンターのほかに、駅前の109の6・7・8階が生涯学習センターになっていて、子育て支援の場「きしゃポッポ」が開かれているそうです。ママ友づくりや、情報交換ができるため、未就園児のお母さんにはうれしいサービスだそうです。また、地域の高齢者と子どもたちが交流する「ふれあいサロン」もためになったそう。幼稚園の先生が来てお遊戯してくれ、子どもが小さいうちに友達作りもできてよかったということです。他にも、「子育て広場」という子育て情報のプリントはとても役にたったそうです。住んでいる地域の保育園で子供を遊ばせられる時間がわかって、参加することができたということです。【保育園】周囲では、第一希望ではなくても、無認可を含めどこかの保育園に入れる子が多かったそうです。ただ、入った後に転園する人もいるそうです。3歳過ぎると募集が増えた印象があるという話でした。【小学校】地域の人が見守りながら、学校内で放課後を過ごせる「まちとも」という制度があり活用している人が多いそうです。塾に通う子も多く、周囲では友達同士で約束して遊ぶ子は少ないそうです。共働き世帯が多いのが理由になってるのではないかと話してくれました。この方は、通っている学童が7時まで預かってくれるそうです。【習い事】英語や公文が人気だということ。近隣にある都立の中高一貫校を目指すため、4年生以上は塾に通う子も多いそうです。まとめ駅前はビルが立ち並び、都会の街さながら、町田で何でも用事が住む便利さと、気取らない雰囲気が魅力の街です。町田市は、便利な駅前と、落ち着いた住環境のある住みやすい地域だと言えます。福祉に力を入れたまちづくりから、子育て支援も盛んで遊び場も豊富に用意されています。横浜や新宿へのアクセスの良さは通勤にも便利ですし、山に近い立地はレジャーにも向いていますね。
2018年01月09日落ち着きのある和空間。銀座にあるそば店「笑笑庵」「笑笑庵(しょうしょうあん)」は、銀座にあるそば屋です。中小企業会館の地下1階に位置しており、JAZZが流れる和モダンな空間で、板前のふるまう料理も堪能できます。店内は大人の落ち着いた雰囲気。和風のインテリアが並んでいます。50席ある座席はテーブル席や、小上がりの掘りごたつ席などを用意しています。一茶庵系の技を受け継いだ、伝統ある越前そばを提供お店は2000年7月にオープンしました。店名である「笑」の文字のとおり、笑顔があふれる素敵なお店がコンセプトになっています。そばの神様と言われる片倉康雄先生の「技」を受け継いだ、一茶庵系のそば屋です。手打ちならではのコシがあるそばは、こだわりの越前そばを使用。店頭には本日の打ち手の名前を掲示しており、その日の職人が誰なのか気にかけて来店するお客さんもいます。職人技を感じる! 香り豊かな越前そばを堪能お店自慢の手打ちそばが味わえる「小海老天おろし(ぶっかけ)」。海老のプリプリ感と、冷たい手打ちそばの風味を存分に味わえる一品です。「笑笑庵」では職人技を感じる丹念に打ち上げた越前そばと、新鮮な魚介を使った料理を提供しています。一品料理も存分に楽しめるよう、そばはハーフサイズも用意されています。旬の新鮮食材を使用し、お酒と一緒に楽しむ一品料理お店の人気メニューである「そば屋の玉子焼き」。プルプルふわふわの玉子焼きは、自慢のそばつゆが入っており、甘みのある味でくせになります。「桜海老のかき揚げ」は、海老のサクサクの食感を楽しみながら野菜の甘みを味わえる逸品です。日本酒や焼酎なども種類豊富に揃えており、お酒との相性も抜群な肴や築地から仕入れた鮮魚の刺身と一緒に楽しめます。夜は裏メニューもアリ! スタッフが笑顔で説明してくれます平日ランチは、30代以上の落ち着いたサラリーマンやOLの方たちでにぎわっています。13:00以降に来店すると店内が混雑せず、ゆっくりと過ごせるでしょう。店内は40名から、掘りごたつ席は16名から20名で貸し切りが可能。知人友人と利用するだけではなく、職場の集まりや接待にも利用できるお店です。夜の時間には裏メニューがあるので、気軽にスタッフに声をかけてみましょう。きっと笑顔でくわしく説明してくれることでしょう。東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」の10番または11番出口から徒歩1分。駅から近い立地もうれしいポイントです。こだわりの越前そばが味わえる「笑笑庵」。JAZZが流れる落ち着いた空間で、職人の手打ちそばを味わってみませんか?スポット情報スポット名:笑笑庵住所:東京都中央区銀座 2-10-18 東京都中小企業会館B1F電話番号:03-5565-1500
2017年12月13日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)は11月17日、東京都庭園美術館で「リトゥンアフターワーズ10周年記念コレクション“After Wars" 」を開催した。18日から2月25日まで東京都庭園美術館で開催されている展覧会「装飾は流転する」に併せて行われたもの。2018年春夏コレクションを発表した。戦後をテーマにした今シーズン。仰げば尊しや、かつてのTV番組「報道ステーション」のOP曲などが流れる中でスタート。縦と横のプリーツによってチェック状にしたピンクのアウターとチェックのシャツを着たモデルは大勢の記者たちに取り囲まれて進む。同じテクニックを使ったブルーのコートにもチェックのトップスとボトムスを組み合わせているなど、様々なチェックが使われている。軍人が着物を着たモデルをリヤカーで運ぶ演出やぼろぼろの紙とガムテープで作られたフードとチェックのパンツ、爆発を象徴するようなイエローの布とアイウエア。たくさんの焼け焦げた着物を集めたオブジェと「オバマが原爆慰霊碑に献花した花輪から着想した今秋冬コレクションで発表した、オートクチュールのシルエットと日本の素材やテクニックを共存させた赤のドレスを彷彿させる赤のコートを着た子供たち。たくさんの花輪を描いたコートなど、ここ数シーズンのコレクションと共通するデザインも目を引く。さらに、黒焦げの人形を抱きかかえて進むモデルや棺おけと遺体、熱によって溶けてしまったような半透明のドレス、千羽鶴のドレスと学生服を着た少年たち。森や山を着てしまったかのようなオブジェドレスは山と自然に囲まれて育った日本人から発想したという。コレクションとアートの境界線をなくし、時代とメッセージを発信し続けてきた10年の集大成ともいえるコレクション。「1、2年前からファッションで戦後を表現することができないかと考えていた。時代がつながっていることやファッションと時代が密接につながっていることも表現したいと思った。戦争が始まったのも群衆が装っていたのではないかと考え、日本人の精神や集団ということもピックアップした」と山縣良和。これからの10年については「これもファッションだと言ってきたが、これがファッションだと言えるようになりたい。海外でも発表したい」と話した。
2017年12月04日「清宮選手は、高校通算最多となる111本のホームランを打った“怪物”。各球団がドラフト会議での1位指名を明言するなど、獲得合戦を激化させています」(スポーツ紙記者) 9月22日に開かれた記者会見で、プロ志望を表明した早稲田実業高校の清宮幸太郎(18)。25日、東京都高校野球連盟にプロ野球志望届を提出した。 その翌日、早実では体育祭が行われていた。高校最後の体育祭とあって、無邪気な笑顔を見せていたという清宮。だが、ここでもやはりスターぶりを発揮していたという。 「彼のまわりには、いつも人だかりができていました。競技を終えて控えエリアに戻ると、同級生女子たちが記念撮影を懇願。次第に下級生たちも加わり、長蛇の列ができていました。また水分補給のため校舎内へ移動すると、今度は生徒のママが待ち構えていて……。ここでも記念撮影が延々と続き、黄色い声があがっていました」(保護者のひとり) 清宮はそんな熱烈アプローチにも嫌な顔をせず、黙々と応じていたという。だが彼を待ち受けていたのは、それだけではなかった。 午後2時前、選手控えエリアから棒倒しの集合場所へと移動した清宮。そこで「幸太郎くん!」と声をかける女性がいた。元西武ライオンズ投手・西口文也氏(45)の妻だった。かつて西武の“伝説のエース”として活躍し、引退後は投手コーチに就任している西口氏。子どもが早実に通っているため、夫婦で観覧に訪れていたようだ。 「奥さんが清宮くんに『お母さんは来ているの?どこにいる?』と話しかけていました。西口さんはそんな妻のそばにいて、ふたりのやり取りを笑顔で見つめていました。その後で夫妻は清宮さんのお母さんと話していたそうです」(前出・父兄のひとり) 実は当初、清宮選手の両親は息子のプロ入りに慎重な姿勢を見せていたという。そんな母の思いを知ってか、西口コーチの妻が“ママ友”としてアドバイスを送ったのだろう。 「清宮選手のお母さんは『息子が勝負の世界でやっていけるのか』と心配だったようです。それもあってか、清宮選手が『両親の目の届く球団が理想』と漏らしていたくらいですから。でも、彼の実力はプロの球団も認めるところ。西口さんの奥さんは『あなたのお子さんならきっと大丈夫!』と励まし、プロ野球選手の家族としての“心得”を指南されたのではないでしょうか」(別の保護者)
2017年10月11日東京・上野にある東京都美術館で「ボストン美術館の至宝展ー東西の名品、珠玉のコレクション」が、2017年7月20日(木)~10月9日(月・祝)まで開催されています。ゴッホの傑作であるルーラン夫妻の肖像画や、日本を代表する浮世絵師・喜多川歌麿の作品など世界を代表する名作80点がこぞって来日。古代エジプト、日本美術、中国美術、フランス絵画、現代美術など、盛りだくさんの展覧会の見どころを、アソビュー編集部員が取材してきました。ボストン美術館とはアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市にある美術館・ボストン美術館。地元市民をはじめとした多くの美術コレクターの作品寄贈によって、1870年に設立されました。アメリカ独立100周年の1876年に開館し、2020年には設立150年を迎えます。国や州の財政的援助を受けることなくコレクションの拡充、施設の拡張を続けており、世界屈指の規模を誇ります。選りすぐりの傑作80点を展示!約40年ぶりに来日する至宝たちは必見ボストン美術館のコレクションを対象とした展覧会は、過去に何度か開催されてきました。しかし、古代エジプト・日本美術・中国美術・フランス絵画・現代美術から現代アートまで幅広いジャンルの傑作が展示され、総合的に楽しめる展覧会が開催されるのは、日本で約40年ぶり。またとないこの機会を逃したら、次に開催されるのはまた40年後かもしれません。世界の至宝が年代、ジャンル問わず一堂に会する「ボストン美術館の至宝展」の気になる内容を見ていきましょう!沢山ある作品の中から編集部員が厳選した「これだけは見てほしい!」至宝をご紹介します。1章古代エジプト美術1876年の開館当初から、館内で重要な位置を占めていた古代エジプト美術。地元の収集家よって貴重なコレクションからの寄贈を受け、確かな出土品の獲得に努めてきました。1905年からはアメリカのハーバード大学と共同で発掘調査も開始。その発掘成果は、今日で40,000点を超えボストン美術館の古代エジプト美術コレクションの中核となっています。今回の展覧会では、エジプトの都市・ギザで発掘された古王国時代の出土品を中心に、11点がボストンから来日しています。●「墓のレリーフの断片供物の行列をみる墓主ケネブ」今から4,000年以上前のギザに居住していた建築家の大家族のひとりだった、ケネブの墓から発掘されたこの断片。断片の上部に描かれているのは、神々への最高の捧げものである雄牛を引いた二人の男です。一体どこへ向かっているの?と問いかけたくなる彼らは、この断片とは別の区画に描かれているケネブのもとへと向かっているそう。ちなみに、左下に頭部だけのぞかせている人物は、ケネブの兄弟にあたるペピィメルアンクプタハが描かれたものです。●「ツタンカーメン王頭部」額に長方形の布を当て、耳を出す形で頭を覆うネメス頭巾を被った姿が印象的な、「ツタンカーメン王東部」。若くして亡くなった謎の少年王・ツタンカーメン王を象ったこの石像頭部は、彼の墓ではなくツタンカーメン王が信仰を復活させた古代エジプトの太陽神・アメン神を主祭神とするカルナック神殿から出土した作品の可能性が高い、と伝えられています。凛とした顔だち、彼を象徴するネメス頭巾が特徴的な至宝です!2章 中国美術古代エジプト美術に続き、中国美術作品も多く保有されています。作品の余白などに描かれた絵と、関連した文書や詩が添えられている中国美術特有の作品が、多数展示されています。●徽宗、「五色鸚鵡図巻」1110年代頃中国の王朝・北栄の第8代皇帝の徽宗(きそう)によって描かれた作品です。徽宗が花鳥画を専門分野としていたことは、歴史的にも文献的にも知られること。1000年以上も前に書かれた作品にも関わらず、真筆であると広く受け入れられてきました。題詩によると、中国南部の地である嶺表から、“ズグロゴシキインコ“という珍しい鶏が宮廷へと献上された出来事を記念して描いた絵と言われています。杏の花が咲きほこる庭園を鶏が飛ぶ姿を記録するために皇帝が描き上げた、淡く優しい色使いの作品は必見です。●陳容、「五龍図巻」1244年約10メートルに及ぶ長大な絵巻。沸き立つに描かれるのは9匹の龍が、沸き立つ雲と荒れ狂う波の中を飛翔する姿が筆墨によって描かれている存在感抜群の作品です。作者である陳容(ちんよう)は、画家をはじめ、地方官吏・書家・詩人でもあり多才な人物だったと言われています。画家としては、水墨画を得意とし竜画の名手としても名高かったそうです。実物の他に、見やすいように拡大展示もされています。じっくりと細部まで鑑賞し、墨に墨を重ねる「破墨」や墨をはね散らす「溌墨」と呼ばれる巧みな技法が使われている箇所を見つけてみてください。3章 日本美術今回の展覧会でも大きな注目を集めている、日本美術コレクション。日本国外で最も日本美術作品を所蔵しているボストン美術館には、なんと約10万点に及ぶ日本作家の作品があるのだとか!19世紀後期に日本を愛し、日本中を旅した偉大なコレクター達が収集した美術品たちは、ボストン美術館のあるアメリカにおいて、日本文化の敷衍や正当な評価の生み出しにも貢献しました。日本から渡米し、初めての日本へ里帰りする作品にも要注目です。●司馬江漢、「秋景芦雁図」1700後~1800初年哀愁ただよう雁(カリ)が目を引く、司馬絵江漢の絵画作品。司馬江漢は、江戸時代の蘭学者(オランダ語を通じて輸入された西洋学問の研究者)であり、画家でもありました。確かによく見ると、作品右上の落款には、横書きのオランダ語のサインも添えらえています。彼は、狩野派、浮世絵など様々な画流を学びましたが、特に洋風画の開拓者として知られています。この作品も西洋画にヒントを得て、水平線を低く描き、遠近法を用いた景色を後景に描くことで、画面上に奥行きと広がりある世界が演出されているのです。ちなみに、作品名にもあるように、この作品が描かれている季節は“秋”ですが、「冬景芦雁図」という“冬”バージョンの作品も。雪景色が広がり、その中にうずくまる雁が描かれた作品「冬景芦雁図」は、この機会にぜひ合わせてみてほしい作品です。●英一蝶、「涅槃図」1713年とにかく大きい!至宝がずらりと並ぶ館内でもひと際目立つ「涅槃図」。それもそのはず、画面だけでも高さ約2.9m、幅約1.7m、表具を含めれば高さ約4.8m、幅約2.3mにも及びます。涅槃(ねはん)に入る釈迦と悲しみにくれる人々、動物、羅漢たちがぎっしりと描かれています。鮮やかな色彩も美しいです。作品の大きさと劣化がが目立ち、収蔵されているボストン美術館でも25年以上公開ができていなかったこの作品。なんと、今回の展覧会開催を機に画面の亀裂や汚れ、糊離れなどの改善を主におよそ170年ぶりに本格的な解体修理が実施されました。現地のコレクターにより渡米した「涅槃図」は、今回約130年ぶりに初めて日本に里帰りを果たします。作品解説もしっかりとされているので、ぜひ立ち止まってチェックしてみてください!●鳥居派、「絵看板鈴木栄小町」1758年現代の街中広告や電車内のつり革広告のような役割を果たしていた、絵看板。人々を歌舞伎の芝居へと引き込むポスターとして芝居小屋の軒下に飾られ、画面には主役の演者たちが演じる選りすぐりの場面が描かれています。美術品というよりは、飾られる期間が限られる宣伝物だった絵看板は、ほとんどが破棄されており現存しているものはほんのわずか。そんな貴重なこの作品は、現存される看板絵の中でもっとも古いものなのだそうです。●喜多川歌麿「三味線を弾く美人図」1805年頃近年、国内外問わず巻き起こっている“浮世絵ブーム”!北斎、広重、写楽と並び世界的に知られる浮世絵師、喜多川歌麿が晩年に手がけた「三味線を弾く美人図」も展示されています。浮世絵黄金期に美人画絵師として活躍した歌麿の集大成と言われるこの作品は、“横長の軸” “上半身のみの構図”といった珍しい構図が特徴!三味線の調律をしているこの美人は手の込んだ髪飾りを身に着けていることから、芸者または娘浄瑠璃師が描かれているのではないか、と示唆されています。4章 フランス美術数多くのヨーロッパ美術コレクションの中から、世界的に特に名高い19世紀フランス絵画のコレクションが厳選されて来日しています。特に、モネ、ルノワール、ピサロ、ミレー、そしてヴァン・ゴッホの作品は見逃せません!まさにフランス美術における至宝がずらっと並ぶこの章は、見どころ満載です。●カミーユ・ピサロ、「ポントワーズ、道を照らす陽光」1874年019世紀のパリ郊外にある小さな町が優しく描かれたこの作品。比較的幅の広い筆遣い特徴的な表現は、ピサロの初期作品にみられる特有の技法です。都会を離れ、田園地帯に実際に身を置いて制作されたこの作品は、身の回りにあるごく普通の情景が率直に描かれた作品となっています。●クロード・モネ、「睡蓮」1905年1日本でもファンが多い、フランスの印象派を代表する画家・モネの作品です。画面に描かれる睡蓮の花はもちろん、この絵の見どころはなんと言っても“水面”。画面上には“水辺に浮かぶ睡蓮”しか描かれていないものの、水面に映る光や空、岸辺の樹々から水辺を囲む周囲の世界を垣間見られます。水平線などこれといった区別や線引きを表すものはないにも関わらず、画面の下から上へと遠ざかるように奥行きを感じさせるこの作品は、1909年にパリで発表された彼の名作の一つです。●アンリ・ファンタン=ラトゥール、「卓上の花と果物」1865年2まるで写真みたい!と絵の繊細さに思わず驚いてしまうファンタン=ラトゥールの静物画。彼は、独特かつ保守的な様式での制作を好み、とにかく細部まで実物をそのまま描写する静物画、その中でも特に花の絵画を専門とする画家でした。●フィンセント・ヴァン・ゴッホ、「郵便配達人ジョセフ・ルーラン」1888年、「子守唄ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」1889年3ゴッホは、1888年にパリを発って南フランスを発って南フランスにある小さな町・アルルに移住しました。その時に、町内で最も親しい友人となり、彼のお気に入りのモデルとなったのが地元で郵便の仕事をしていたジョセフ・ルーランでした。ちなみに、夫・ジョセフをモデルにした油彩画はこの作品を合わせて、全部で6作品あり、本作は一番最初に描かれたものです。また、ほぼ全身を描いた唯一の作品としても有名です。ゴッホは、のちにジョセフの妻・オーギュスティーヌと3人の子供たちの肖像画も手がけました。夫妻の肖像画が来日するのは、今回が初めて!展覧会の目玉作品として注目を集めています。●エドガー・ドガ、「腕を組んだバレエの踊り子」1872年4フランスの印象派画家のドガは、踊り子をモデルとした作品を多数残している「踊り子の画家」として有名です。ここでいう“踊り子”とは、パリのオペラ座のバレリーナを指します。裕福な銀行家の息子だったドガはオペラ座の定期会員となり、会員しか許されない舞台裏に出入りすることも許されていました。よって彼は生涯にわたり、その時にみた踊り子の自然なしぐさや表情が描写された作品を生涯多数残しています。ちなみに、この作品はドガがなくなったとき、彼のアトリエに未完成のまま残されていたものなのだそうです。5章 アメリカ絵画5絵画の最終章を飾るのは、もちろんボストン美術館のあるアメリカ美術です。18世紀から20世紀半ばまで、様々な年代の作品を楽しめるアメリカ絵画コレクションは見ごたえ抜群です!●ジョン・シングルトン・コプリー、「ジョン・エイモリー」1768年6縦横それぞれ1メートル以上ある、大きなキャンパスに描かれたダイナミックな当時の貿易商の肖像画です。手には自分宛ての手紙、背後には帆船が描かれ、海運業で利益を得ていた彼の功績がそれらのアイテムによって表現されています。●ジョン・シンガー・サージェント、「ロベール・ド・セヴリュー」1879年7子犬と少年のどこかぎこちない表情が愛らしい、この作品。野心的なアメリカ人画家・サージェントは主にイギリスを拠点として活躍しましたが、イタリアに生まれフランスで美術教育を受けた生い立ちから、欧州各国の影響を受けた独特な画風が特徴的です。伝統的な古典技法を用いて多数の肖像画を手掛けた「最後の肖像画家」とも呼ばれています。●ジョン・シンガー・サージェント 、「フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル」1903年8これもまたサージェントの縦1.52メートル・横1.03メートルほどある大きな肖像画です。モデルとなった夫人は、音楽と美術を愛した教養のある国際人で二児の母親でもあり、作品からもどこか知性や母性を感じられる温かみがあります。ブロンズの髪やシルクドレスの質感、うっすら赤らんだ頬の巧みな描写と優しい色合いに、思わずうっとりしてしまいます。6章版画・写真919世紀半ばから20世紀にかけてのアメリカを描写した収集作品の中から、アメリカを代表する芸術家のホーマー、ホッパー、シーラー、アダムの4人の作品が展示されています。モノクロの世界に映しだされた、当時の人々の暮らしや自然の美しさにはどこか懐かしさすら感じます。7章現代美術19世紀~20世紀以前の作品が多く収蔵されていることで知られるボストン美術館ですが、現代アートをけん引するアーティストの作品も多数展示されています。今回は、ウォーホル、村上隆をはじめ、色鮮やかな風景画が有名なホックニーや写真から映画まで幅広い制作領域をもっているテイラー=ジョンソンの作品が大集結!ケヒンデ・ワイリーの「ジョン、初代バイロン男爵」など、現代アートらしいポップで鮮やかな作品たちが、見る人を元気にしてくれます。展覧会限定のオリジナルグッズも要チェック!ミュージアムショップには、ボストン美術展限定のオリジナルグッズも多数販売されています!気になった作品がモチーフとなったグッズは、つい欲しくなってしまうはず。注目作品はの多くは、どれもグッズになっています。オリジナル巾着にあめが入ったオフィシャルグッズは、お土産にも喜ばれそう。巾着には、ゴッホの“ルーラン夫妻”や、歌麿の“三味線を弾いた弾く美人”など展覧会の注目作品の数々でモデルになった人物がランダムにプリントされています。まさに、これぞ夢のコラボ!といった限定グッズはここでしか手に入らないので要チェックです!退館するときも必見!「会場限定記念号外」とフォトスポット展覧会を見終えて最後の最後に置いてあるのが、この「会場限定記念号外」。訪れた人しか手に入らないこの号外は、「涅槃図」や“ルーラン夫妻”、「睡蓮」などの主要作品がすべてもれなく掲載されています。もちろん、号外なので無料です。来館記念に一部持ち帰ってみてはいかがでしょうか。今回の展覧会の大注目作品であるゴッホの「ルーラン夫妻」と記念撮影ができるフォトスポットもあります。ボストン美術館の至宝展では、今しか見られない至宝たちが勢ぞろい。期間中には、タイアップイベントやスペシャルコンテンツも続々と登場予定です。これを逃したらしばらく見られないかも!?普段あまりアートに触れない人でも気軽に楽しめる、この夏イチ押しの展覧会です。イベント詳細名称:ボストン美術館の至宝展ー東西の名品、珠玉のコレクション会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8−36会期:2017年7月20日(木)~10月9日(月・祝)開催時間:9:30~17:30 ※金曜は20:00まで、7月21日、28日、8月4日、11日、18日、25日は21:00まで ※入室は閉室の30分前まで 休室日:月曜日、9月19日(火) ※ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室料金:一般 1,600円(1,400円)、大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)、高校生 800円(600円)、65歳以上 1,000円(800円)公式サイト:
2017年07月21日きっと美術館が好きになる!!子どものための特別な日「キッズデー」とはUpload By 発達ナビニュース感受性の豊かな子ども時代に、美術・芸術になるべくたくさん触れさせてあげたい。でも、「美術館は静かに鑑賞するもの」という暗黙のルールを意識して、落ち着きがなかったり、静かに鑑賞することが難しいお子さんを美術館に連れて行くことに、ためらいを抱かれる保護者の方もおられるかもしれません。本日ご紹介する東京都美術館の「キッズデー」は、そんなご家族の心配を解消すべく生まれた、子どもとその家族のための特別な日。普段は休室日である月曜日を、子どもたちのために特別に開室し、周りを気にすることなくゆったりと過ごすことができる企画です。昨年に続き、2回目の実施となる今回は、子どもたちに、美術館を楽しんでもらうためのさまざまなプログラムを用意しているとのこと。また子ども専用の日のため、子どもたちがのびのびと展覧会を見て回ることができます。キッズデーの特別プログラムとは!?その一部をご紹介!事前申し込み不要で参加できる「とびらボードでGO!」では展示室の作品を実際に見ながら、とびらボードと呼ばれる磁気式のボードにスケッチをすることができます。Upload By 発達ナビニュース子どもたちが頑張って描いたスケッチは、スキャナーで読み取り、色をつけた後に絵ハガキにして持ち帰ることができるそうです。Upload By 発達ナビニュースアート・コミュニケータが子どもに寄り添い、展覧会を一緒に楽しむプログラムも!Upload By 発達ナビニュース東京都美術館(都美→とび)では、一般の方と美術館の架け橋となるような大人たちが、アート・コミュニケータ、「とびラー」として活動しています。「とびとびスペシャル ボストン美術館」のプログラムでは、美術館を楽しむ達人である「とびラー」たちが、障害の有無にかかわらず、子どもたちに寄り添い、いっしょになって展覧会を楽しみます。とびラーは障害に関する専門家ではありませんが、子どもたちが美術館に来てくれることを心待ちにしている大人のお友達として一緒に美術館を楽しんでくれます!「他のお客さんへ迷惑を掛けてしまうのでは?」「実際のところ、美術はよく分からないから」そんな不安をお持ちでも、とびラーが心強い味方になって親子での美術鑑賞を後押ししてくれるとのこと!こちらのプログラムは、あらかじめ予約が必要となっています(申し込み多数の場合、抽選)。締切は7/17(月) 23:59までとなっているので、興味のある方はお申し込みをしてみてはいかがでしょうか。東京都美術館「キッズデー」開催概要キッズデーにご来場頂いた中学3年生以下のみなさん(先着1000名様)には、特別なプレゼントもご用意しているそうです。気兼ねなく美術館を楽しむことができるこの機会。自由研究の題材も見つかるかもしれませんね!2017年7月31日(月)9:30~16:00(入室は15:30まで)東京都美術館 企画展示室中学3年生以下の子どもとその保護者※ただし、小学3年生以下の方は保護者同伴での入室をお願いします。中学生以下は無料、保護者はボストン美術館の至宝展の観覧券(招待券・前売券も可、半券不可)が必要申し込み不要。開催日時にご来場ください。 ただし、「とびとびスペシャル ボストン美術館」等、一部のプログラムは事前申し込みが必要です。詳細は以下のWebページをご覧ください。キッズデーのご案内|東京都美術館関連するイベント:「障害のある方のための特別鑑賞会」(事前申し込み制)東京都美術館では、定期的に障害のある方のための特別鑑賞会を実施しています。普段は混雑している特別展を障害のある方が安心して鑑賞できるよう、休室日に開催する鑑賞会です。キッズデー同様に、ゆったりと展覧会を楽しむことのできるイベントとなっています。このイベントは、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳などを持っている方とその介助者(1名まで)が対象となります。次回は2017年8月28日(月)(申し込み7/24(月)まで)に行われるとのことなので、興味をもたれた方は下記のリンクから詳細を確認してみてはいかがでしょうか。障害のある方のための特別鑑賞会|東京都美術館
2017年07月14日東京・上野にある東京都美術館で、2017年4月18日(火)~7月2日(日)まで、『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』が開催されています。16世紀のネーデルランド絵画を代表するピーテル・ブリューゲルの最高傑作「バベルの塔」が24年ぶりに展示されるとあって大注目。さらに、奇想の画家ヒエロニムス・ボスの傑作2点も初来日します。「バベルの塔」展が東京都美術館で開催!「バベルの塔」が24年ぶりに来日『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』が、東京・上野にある東京都美術館で開催されます。期間は、2017年4月18日(火)~7月2日(日)まで。今回の展示会の目玉は、16世紀ネーデルラント絵画の巨匠として名高いピーテル・ブリューゲルの代表作の1つと名高い「バベルの塔」。日本で展示されるのは24年ぶりとなります。また、ブリューゲルに影響を与えた奇想の画家、ヒエロニムス・ボスの貴重な油彩2点も初来日。そのほかにも、同時代の絵画や彫刻など約90点で、16世紀ネーデルラント絵画の魅惑の世界を紹介します。見どころ①ブリューゲルの最高傑作「バベルの塔」日本で展示されるのは実に24年ぶりとなる「バベルの塔」。本展では、なぜこの傑作が生まれたのか、そしてブリューゲルがどのようにしてこの傑作を描いたのかなど、様々な角度から「バベルの塔」を紐解いていきます。●ピーテル・ブリューゲル1世とは?ヨハネス・ウィーリクス 「ピーテル・ブリューゲル1世の肖像」(部分)1600年出版 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands16世紀のネーデルラント派を代表する画家・ピーテル・ブリューゲル。版画下絵作家として頭角を現し、後に油彩画の製作も手掛けました。人々の暮らしや民話、寓話を生き生きと描き、素朴さの中におかしみや批判的視点を織り込んだ作品で知られています。特に、油彩画は世界に40点ほどしかないため、希少価値が高く、日本での公開が最も難しい画家の1人とされています。●「バベルの塔」はここが凄い!「バベルの塔」鑑賞のポイントとして、まず挙げられるのが、その壮大な構図とスケール。他の画家による14〜15世紀の「バベルの塔」の作例が数階建ての塔を建設する人々を描くのに対し、ブリューゲルは地平線まで見渡すパノラマを背景に、巨大な塔を画面一杯に配置。卓越した想像力によって、かつて誰も思いつかなかった壮大なスケールで描くことに成功しました。また、米粒ほどの大きさで実に細かく描かれた人々にも注目してください。その数はおよそ1,400人と伝えられており、割れたレンガ屑の飛び散った様子や、作業員たちが休む飯場など、「実際の塔の建設に何が必要なのか」と、ブリューゲルが想像力をめぐらせて建設現場の細部を書き込んだことがわかります。その細部にもこだわる執拗な想像力と超絶技巧が、実際には存在しない塔にリアリティをもたらしています。●どうしてブリューゲルは「バベルの塔」を描けたのか?伝説の塔を前例にないかたちで描いたブリューゲルには、2つの重要な能力が備わっていると考えられています。ここでは、「バベルの塔」以外の作品からその能力をわかりやすく解説します。ます、1つ目の能力は、ブリューゲルを語る上では外せない、その鋭い観察眼と写実性。ブリューゲルは、農村で働く村人や祭りの様子なども積極的に描き、晩年は“農民のブリューゲル”とも称されました。その観察眼は鋭く、16世紀の人々の風俗が詳細に、且つ写実的に描かれています。「バベルの塔」で描かれた働く人のリアリティは、このような暮らしへの観察眼から生み出されたことがわかります。ピーテル・ブリューゲル1世、彫版:フランス・ハイス アントウェルペンのシント・ヨーリス門前のスケート滑り 1558年頃 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsさらに、ブリューゲルは、以前のボスやパティニールらの伝統を受け継いだ、風景画の名手でもあることが知られています。主題を画面手前で展開させつつ、背景には、遥か遠くを見渡すような広大なパノラマ風景を描写。「バベルの塔」を含め、様々な作品で、遥か遠くを見渡すような壮大な光景を描く技術を発揮しています。見どころ②奇想の画家ヒエロニムス・ボスの傑作2点が初来日また、2016年で没後500年を迎え、ブリューゲルにも大きな影響を与えたと言われる奇想の画家、ヒエロニムス・ボス。現存するボスの絵画は25点ほどですが、今回そのうちの2点、「放浪者行商人」、「聖クリストフォロス」が初来日します。●ヒエロニムス・ボスとは?ヘンドリック・ホンディウス1世 「ヒエロニムス・ボスの肖像」(部分) 1610年 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsヒエロニムス・ボスは、オランダの南部の街・スヘルト—ヘンボスで活動した画家です。ネーデルラント伝統の写実的な細密描写を生かしつつ、地獄の背景やそこの住み着く妖怪たちを想像力豊かに描いた宗教画で、強烈な個性を発揮。16世紀ネーデルラント画壇に一大旋風を巻き起こし、ネーデルランドを治めたブルゴーニュ公フィリップや、スペインのフェリペ2世らも熱心に作品を収集したと伝えられています。また同時代人たちやブリューゲルにも大きな影響を与え、模倣作品や画風を踏襲「ボス風」作品が数多く制作されました。現存作品は、ブリューゲルよりも少ない"約"25点。今もなお作者が議論されている作品もあるため、油彩画数については学説がわかれています。●人生の選択を描いた1枚「放浪者」「放浪者」は、行商の旅人を描いた油彩画。旅人が娼館の誘惑に後ろ髪を引かれる一場面を描いたこの作品は、それまで一般的だった宗教画とは異なる画題を選び、16世紀のネーデルラント画壇に一大旋風を巻き起こしました。誘惑し合う男女や小用を済ます男が子細に描かれており、世俗の営みに対するボスの関心が現れています。貧しい身なりの旅人は、娼館に立ち寄ったことを後悔しているのか、それともただ通り過ぎようとしているのか。全ての人間は人生において、常に選択を迫られているという暗示が込められた作品と考えられています。●成人の物語にちりばめられる奇想モチーフ「聖クリストフォロス」ヒエロニムス・ボス 「聖クリストフォロス」 1500年頃 油彩、板 Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands (Koenigs Collection)キリストを背に乗せて川を渡ったという聖人、聖クリストフォロスの物語を描いた作品「聖クリストフォロス」。キリスト教の聖人伝をモチーフにしていながらも、猟師に吊された熊、廃虚にいるモンスターなど、ボスならではの謎めいたモチーフがちりばめられています。見どころ③「ボス・リバイバル」旋風ヒエロニムス・ボスに基づく 「聖アントニウスの誘惑」 1540年頃 油彩、板 Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsボスの死後もその作品の人気は衰えることはなく、数多くの作家が模倣作品を描きました。また、16世紀半ばには、ボスの画風をまねた版画や絵画が人気を博す「ボス・リバイバル」が巻き起こったと言われています。今回は、ボスの全作品の中でも、最も代表的な作品の1つ、「聖アントニウスの誘惑」のコピー作品が展示。作者不詳のこの作品は、ボスの死後約25年後に制作されたもので、最も忠実なコピーの1つとされています。ピーテル・ブリューゲル1世、彫版:ピーテル・ファン・デル・ヘイデン 「大きな魚は小さな魚を食う」 1557年 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsさらに、ボスのモチーフを使用して制作されたブリューゲルの作品「大きな魚は小さな魚を食う」も登場します。ネーデルラントのことわざを版画化したこの作品には、足の生えた魚や空を飛ぶ魚などといったボスのモチーフが至るところに描かれています。さらに、版元によって「ヒエロニムス・ボスの構想による」と書き添えられており、死後40年以上たっても、ボス人気が衰えていなかったことがうかがえます。●奇妙なモンスターたちを探してみよう!ボスが描いたモンスターたちは、ヨーロッパで人気を集め、彼の死後も、ネーデルランドの芸術家たちが、こぞって取り上げるモチーフとなりました。そんなモンスターたちが会場にある「ボス風」版画作品の中に潜んでいます。現代的な感性にも通じる奇妙なモンスターたちをじっくりと鑑賞してみてください。イベント詳細名称:『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2017年4月18日(火)~7月2日(日)開室時間:9:30~17:30※金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)。休室日:月曜日※ただし5月1日(月)は開室。価格:一般 1,600(1,400)円、大学生・専門学校生 1,300(1,100)円、高校生 800(600)円、65歳以上 1,000(800)円※()内は前売券・20名以上の団体券。※前売券は2017年1月11日(水)~4月17日(月)で販売。※中学生以下は無料。※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者と付き添い(1名まで)は無料。※4月19日(水)、5月17日(水)、6月21日(水)はシルバーデーにより65歳以上無料。※毎月第3土・翌日曜日は家族ふれあいの日とし、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額(いずれも証明できるもの提示)で入場できる。特設サイト:東京都美術館 公式サイト:。
2017年04月20日「タリーズコーヒー」は、 「SAKURA 抹茶ラテ」や「SAKURA ティーカプチーノ」、 「SAKURA ミルクレープ」などの東京都23区限定商品を、“お江戸さくら祭”と題し、3月22日(水)より期間限定で発売!「地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる」ことを経営理念の一つとして掲げる同社では、2015年2月の北海道を皮切りに、2016年に九州、京都で限定ドリンクなどを販売してきた。第四弾となる今回は、東京都23区(168店舗)のエリアにて、「お江戸さくら祭」と題し、江戸の風情と、桜をモチーフにした限定品を展開。東京都の桜が美しい季節に、さくらフレーバーのドリンクやフードが登場するほか、グッズやコーヒー豆、 タリーズカードには江戸テイストを取り入れながら、 華やかなさくら祭りを演出する。「SAKURA 抹茶ラテ」 (HOT/ICED、580円、トールサイズのみ)は、上品な風味の宇治抹茶と、桜の花びらを使用したソースをトッピングして仕上げたふんわり桜が香る抹茶ラテ。「SAKURA ティーカプチーノ」(HOTのみ、530円、トールサイズのみ)は、しっかりと濃く抽出した紅茶にさくらソースを合わせ、きめ細かなふわふわのミルクで仕上げた優しい甘さのロイヤルミルクティーだ。スイーツには、花びらをイメージしたさくら餡が乗った「SAKURA ミルクレープ」(480円)とチーズムースと、 ほんのり香る桜の風味をふんわりワッフルで包んだワンハンドスイーツ「ワッフルサンド SAKURAストロベリー」(600円)も登場。夜桜を背景に力強い江戸文字を施したパッケージのコーヒー豆「江戸限定ブレンド」(1,300円/200g)や、「タリーズカード(お江戸限定デザイン)」、春らしい桜モチーフの「SAKURA マーブルマグ」(1,600円)や 「タリーズミニテディ“春錦”」(580円)、古きよき江戸の景色や活気、 力強い江戸の“粋”を表現した「お江戸限定タンブラー(-景-/-粋-)」(各1,540円)などのアイテムも充実だ。タリーズのお江戸さくら祭で、東京の春を愛でる楽しい気分を盛り上げてみて。(text:cinemacafe.net)
2017年03月24日Being Yoga Japanはこのほど、舞台・ドラマで活躍する男優が暗闇でヨガを指導する「ヨガスタジオBeing」(東京都渋谷区渋谷)をオープンした。「暗闇ヨガ」は、ニューヨーク発祥のフィットネスで、"暗闇フィットネス"の 概念をヨガに取り入れたもの。暗闇フィットネスは、照明を暗くすることで人目を気にせず身体を動かせるため、通常の明るさでエクササイズをするよりも消費カロリーや爽快感が増すといわれている。暗闇ヨガは、従来のヨガをベースにダンス音楽のリズムに合わせて行う。スタジオが暗いため、ポーズをとっている様子や、メイクが崩れた姿を見られたくないという人でも、周りの目を気にせず取り組むことができるという。同店のインストラクターはすべて男性。全員、舞台やドラマで活躍するイケメン男優であるとのこと。暗闇の中で男性インストラクターの指導を受けながら、心身ともにリフレッシュできるという。プログラムは、1レッスン45分。しっかり身体を動かした「動」の後には、"シャバーサナ"による「静」を取り入れ、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせている。脂肪燃焼効果と筋力アップが同時に実現できるだけでなく、自分の心にも向き合えるヨガの利点を最大限に生かした内容になっているとのこと。料金は1回3,500円、3回9,900円、5回1万7,000円、7回2万1,700円、10回3万円。体験1回3,000円。※価格はすべて税別
2017年02月02日b-monster(ビー・モンスター)はこのほど、東京都港区南青山に2号店スタジオ「b-monster 青山スタジオ」をオープンした。「b-monster」は、暗闇の中で行う新しい形のボクシングスタジオ。暗闇のスタジオ内では、サンドバッグを使った本格的なトレーニングを楽しみながらできるという。クラブで踊るような感覚で心身ともにリフレッシュできるとのこと。独自に開発したプログラムは、脂肪を燃焼しやすい身体にするボクシングの動きや、ジョギングの1.5倍の有酸素運動、体幹を鍛える腹筋などの基礎トレーニングを中心に構成している。高いカロリー消費だけでなく、しなやかな筋肉のついた理想的なスタイルを目指すことができるという。また、アスリートをサポートする活動量計システム「POLAR」を導入。個人の心拍数・燃焼度がサンドバッグ上に設置した画面にオンタイムに映し出される。今自分が行っている運動が「有酸素運動」「無酸素運動」か明らかになるため、効率よくトレーニングができるとのこと。このようなトレーニングを続けた利用者の中には、1カ月で体脂肪マイナス6.4%、体重57.7kgが52.9kg、ウエスト74cmが68.3cmという結果を出した人もいるという。1号店は2016年6月に東京都銀座にオープン。わずか1カ月でマンスリー会員数が1,000人を突破したことから、このほど2号店をオープンすることになったとのこと。会員は1号店の銀座スタジオ、青山スタジオどちらでも追加料金不要で、自由に予約ができる。入会金は1万5,000円、マンスリーメンバー1万5,000円、ミッドナイトメンバー7,500円、1回券5,000円、4回券1万8,000円。トライアルチケットは3,500円。※価格はすべて税別
2016年12月13日東京・恵比寿の東京都写真美術館では総合開館20周年を記念して12月13日から17年1月29日まで、タイ出身の映像作家で映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクンによる「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展が開催される。アピチャッポン・ウィーラセタクンは、タイの東北地方の伝説や民話、個人的な森の記憶や夢などを題材にした、写真やフィルム、ビデオ、インスタレーション、長編映画などを制作してきた映像作家。その作品は、淡々とした日常のなかから人間の深淵を浮かび上がらせていくとともに、タイの現代社会に関わる移民や格差、政治などの社会問題にも密接に関わっている。同展では、目に見えない“亡霊=Ghost”をキーワードに、同館のコレクションを中心とした最新作品を含む23点とアーカイブ作品を展示。キーワードの“亡霊=Ghost”には、写真や映像などのメディアを媒介することで作用する“映像自体が持つ特性”と、政治や歴史の中に潜む“モンスターのような見えざる力”の二つの意味が込められた。一見薄暗い部屋に窓から陽射しが差し込み、明滅しながら動いていく様子が映し出された初のビデオ作品や、シカゴ美術学校で映画制作の修士課程時代に制作した初期の実験映画、アピチャッポンの日常の中で失われてしまった記憶や、タイ社会の暗部への眼差しが描かれた作品など、様々な映像作品が展開される。また、会期中(~1月5日まで)は当館1階ホールにて、初公開作品を含む「アピチャッポン本人が選ぶ短編集」(全25作品4プログラム)を上映。さらに、12月18日にはアピチャッポン本人らによる、作品背景の歴史や政治、映像本来に備わっている「不可視性」という問題をテーマに、アジアへの造詣が深い識者との対話を通じ考察するシンポジウムも行われる予定。【展覧会情報】「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展会場:東京都写真美術館 地下1階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:12月13日~17年1月29日時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで、1月2・3日は11:00~18:00まで)料金:一般600円、学生500円、中高生・65歳以上400円、小学生以下及び、障害者手帳保持者と介護者は無料※第3水曜日は65歳以上無料休館日:月曜日
2016年12月08日特別展「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」が、東京都江戸東京博物館で開催される。会期は、2017年2月18日(土)から4月9日(日)まで。18世紀は、江戸の人口が100万人を超え都市として発展を遂げたのと同時に、北京が清朝の首都として最も繁栄を極めた時代。日本と中国には文化交流の長い歴史があり、江戸時代の「鎖国下」においても中国貿易は公認され、長崎を窓口として、文物の流れが滞ることはなかった。本展では、繁栄の時代である18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を比較。江戸・日本橋の賑わいを描いた「熈代勝覧」と、乾隆帝80歳の式典に沸く北京の風景を描く「乾隆八旬万寿慶典図巻」、そして康熙帝60歳の式典を描いた「万寿盛典」が出陳され、同時代の江戸と北京を一目で見比べることができる。また、商売、歳時、学問や遊びなどの様々なテーマをもとに資料を展示し、それぞれの生活や文化を民衆の側面からも分析。加えて、清時代の「青花御窯廠図磁器板」などの首都博物館所蔵の名品も展示され、日本初公開の中国作品が多数紹介される。清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会はこれまでにも開催されたことがあったが、北京と江戸の都市生活を比較する企画は今回が初めて。両都市の共通性と違いを感じ取り、新たな相互理解を深めるきっかけにしてみてはいかがだろう。【概要】特別展「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」会期:2017年2月18日(土)〜4月9日(日)※月曜日休館(ただし、3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館)会場:東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室住所:東京都墨田区横網1-4-1観覧料:特別展専用券 一般 1,400円(1,120円)、大学生・専門学校生 1,120円(900円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 700円(560円)、小学生・中学生(都内) 700円(560円)特別展・常設展共通券 一般 1,600円(1,280円)、大学生・専門学校生 1,280円(1,020円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 800円(640円)、小学生・中学生(都内) なし特別展前売券 一般 1,190円、大学生・専門学校生 910円、中学生(都外)・高校生・65歳以上 490円、小学生・中学生(都内) 490円※( )内は20名以上の団体料金※次の場合は観覧料が無料。未就学児童。身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の持参者と付添者(2名まで)。※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券の販売なし。【問い合わせ先】東京都江戸東京博物館TEL:03-3626-9974(代表)
2016年12月01日こんにちは、佐原チハルです。肌寒い季節になり、冬が深まると、気になってくるのが感染症です。インフルエンザ、溶連菌、ノロウイルスなどさまざまありますが、忘れてはいけないのが『マイコプラズマ肺炎 』です。特に幼年期や学童期のお子様 がいる方、また青年期までの年齢の方 は注意しておきたいものです。そこで今回は、『マイコプラズマ肺炎』の特徴をはじめ、症状・対策のポイントをまとめてみました。●マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?マイコプラズマ肺炎は、『マイコプラズマ・ニューモニア』という細菌によって引き起こされます。とても小さな細菌だそう。通常、肺炎というと乳幼児や高齢者に多い印象があるかと思いますが、それらの細菌性肺炎とは違います。マイコプラズマ肺炎にかかりやすい年齢層は、幼児・学童期・青年期が中心 なのです。感染報告は1年を通してありますが、秋〜冬にかけてが多めだということです。特徴としては、・潜伏期間が長め(2~3週間)・乾いた咳が出る(風邪と間違いやすい)などがあげられます。●マイコプラズマ肺炎の症状って?マイコプラズマ肺炎の始まり方は、通常の風邪ととてもよく似ています。熱が出る、頭痛がする、乾いた咳が出る、だるいなどです。そのため、マイコプラズマ肺炎であると気づけるタイミングが遅くなることも多いそうです。風邪よりも長引くことが多い ので、咳がなかなか治らない、などのときには、マイコプラズマ肺炎であることも想定しながら病院に行ってみるのがよいでしょう。保育園・学校など、周囲でマイコプラズマ肺炎にかかった子どもがいた場合には、その旨を医療機関にも伝えておいた方が安心です。またマイコプラズマ肺炎の場合は、風邪とは違い、重症化したり、中枢神経系の症状が出たり、中耳炎になるようなこともあります。合併症のリスクがある 、ということです。ただの風邪だと思われても、長引くようであればしっかりと病院に行けるようにしたいですね。●マイコプラズマ肺炎を予防するには、どうしたらいい?インフルエンザやおたふく風邪などとは違い、マイコプラズマ肺炎には予防接種がありません。感染経路は「飛沫感染(せきやくしゃみの際の唾などに含まれる病原菌による感染)」「接触感染(病原菌のついた部位で口や鼻などを触ってしまう)」です。通常の風邪と同様、手洗い・うがい・マスクの着用などで気をつけておくようにしましょう。なお、マイコプラズマ肺炎自体を治療するには、抗生物質の服用が必要 です。必ず、お医者さんに指示されたものを、指示された通りに飲むようにしましょう。自己判断で飲むのを途中でやめてしまったり、以前に出されていたものを飲んだりするのは危険ですので、いけません。できる範囲で予防をしっかり行うことが大切ですが、お子さまの年齢がまだ小さいと、うがいが難しかったり、マスクをしてくれなかったりして、予防が難しくなることは多いです。家族に二次感染することも多いので、一家でかかってしまった……という事態にもなりかねません。重症化も避けたいです。長引く風邪や、不安があったときには、早めに医療機関を受診し、早期対策ができるようにしたいですね。【参考リンク】・保育所での集団発生が起こりやすいのに、あまり知られていない!? マイコプラズマ肺炎 | (財)日本病児保育協会()・マイコプラズマ肺炎 | 東京都感染症情報センター()・マイコプラズマ肺炎とは | NIID国立感染症研究所()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/沖まりね
2016年11月29日今年もナイトズーやナイトサファリの時期が来ました! 昼とは雰囲気も動物たちの表情も違う夜の動物園はカップル、ご夫婦にオススメしたいスポットのひとつです。今回は、東京から気軽に行ける夜の動物園をご紹介します!飲める! 聴ける! もちろん撮れる! の上野動物園動物園でビール(ビアガーデン)やライブまで楽しめるのが上野動物園。上野駅から徒歩5分、アクセスも良いので仕事帰りに「ちょっと動物でも」と気軽に寄れます。もちろん撮影にもオススメ!夜はライトアップしているので携帯やスマホでもキレイに撮る事が出来ます。室内で過ごすジャイアントパンダやアジアゾウなど、昼間では見れない貴重な姿も撮れることも!しかし、有名なので、お盆時期は少し混んでいますが、少し時期をずらせばゆったり飲めます。夜は動物をバックにビールやライブといったオトナの楽しみ方を♪(著者が上野動物園で撮影)音楽の夕べ日程:2016年8月11日(木・祝)、8月13日(土)、8月14日(日)時間:18:30~19:40場所:西園・不忍池テラス[出演者]8/11酒井一郎トリオ(ジャズ)8/13横田美穂(フルート)8/14白井貴子(シンガーソングライター)アクセス〒110-8711東京都台東区上野公園9-83 TEL:03-3828-5171最寄り駅:JR上野駅(公園口)から徒歩5分入場料:一般600円 65歳以上300円 中学生200円 小学生以下と都内在住在学の中学生は無料体力温存必須!スリル満点!山の中の多摩動物公園多摩動物公園はとにかく坂道が多い!昼に楽しもうとしても、暑さと坂道でベビーカーを押す手にも汗がにじみます。山の中にある動物園なので、ひとつひとつのケージが広い!動物たちも伸び伸びしています。夕方になると閉園する、または見られる動物が少なくなってしまう動物園もありますが、多摩動物公園は夜もたくさん動物が見られるので飽きません!オススメ動物はアカカンガルー。仕草がまるで休日のお父さん!?伸び伸びしすぎ…夕暮れどき。昼間とは違う行動が見られることも(著者が多摩動物公園で撮影)あれ?なんでお父さんがあそこにいるの?「横にいるよ…」(著者が多摩動物公園で撮影)アクセス〒191-0042東京都日野市程久保7-1-1 TEL:042-591-1611最寄り駅:京王線、多摩モノレール「多摩動物公園駅」下車、徒歩1分入場料:一般600円 65歳以上300円 中学生200円 小学生以下と都内在住在学の中学生は無料リニューアルで設備が綺麗になった横浜ズーラシア!ズーラシアも多摩動物公園並みに広い&展示してる動物が多いです。しかも動物の柵が少ないので写真が撮りやすいのもポイント!リニューアルオープンしたエリアが多く、道も設備も、レストランやトイレも綺麗で嬉しい♪ 夜限定で開催のイベントも多いのでデートにもおすすめです。仕事のあとにフラッと寄るのは難しいですが、予定を決めて行く価値アリです!ライトアップもしてるので写真も撮りやすい(著者がズーラシアで撮影)動物園の中に公園や広場もあるのでレジャーシートひいてひと休み(著者がズーラシアで撮影)アクセス〒241-0001横浜市旭区上白根町1175-1 TEL:045-959-1000最寄り駅:相鉄線「鶴ヶ峰」駅北口、相鉄線「三ツ境」駅北口、JR横浜線・横浜市営地下鉄「中山」駅南口下車、各駅から「よこはま動物園行き」のバスで約15分。入場料:一般800円中学生300円小学生200円小学生未満無料庶民の味方!サクッとまわれて無料(!?)の野毛山動物園!野毛山動物園はなんと入園無料!展示動物は少ないですが、動物との距離が近く柵も少ないので写真が撮りやすいです!展示動物が少ない分、1周するのも早いので昼から夜まで遊ぶというより夜だけ見に行く気軽さがオススメのポイント。私はレッサーパンダが大好きなので、ずーっと眺めています。手が届きそうな距離感が特徴の動物園。望遠レンズ使わなくても迫力アップ(著者が野毛山物園で撮影)アクセス〒220-0032神奈川県横浜市西区老松町63−10最寄り駅:JR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅下車徒歩15分または、市営バス89系統「一本松小学校」行き「野毛山動物園前」下車すぐ入場料:無料動物大好きカメラマン直伝!動物撮影の秘訣って?お気に入りの子を見つけよう!広い動物園でいろんな動物を撮るのは大変。お気に入りの子を探して、その子の行動や仕草を観察してからベストショットを撮りましょう。のんびり待つのも楽しいですよ♪フラッシュ撮影は絶対だめ!夜暗くてもフラッシュ撮影はやめましょう。動物がびっくりして逃げてしまいます。動物によっては強い光に弱いこともあるので、この機会にフラッシュに頼らないテクニックを磨いてしまいましょう!寄って、寄って、寄って撮る!写真に檻やガラスを写り込まないようにするには動物に出来るだけ寄って撮りましょう。望遠レンズを使って撮るのもおすすめ。でも夢中になり過ぎて柵を越えたり、ガラスにぶつかってりしないでくださいね。いかがだったでしょうか?暑い日が続きますが、ビールを飲みながら、お気に入りの子を見つけて、素敵なショットをぜひおさめてくださいね!ライター:小林 佐知子
2016年08月30日ノスプロダクターが展開するフードブランド・ハレノヒは8月11日、「(ココ)ハレノヒ(読み: マエココハレノヒ)」を東京都・池袋パルコ本店8階にオープンする。同ブランドはこれまで、コラーゲンたっぷりの「ビューティー鍋」を提供するレストラン「(汁)ハレノヒ」や、「ムシケン(蒸し野菜)」などビューティー&ヘルシーをコンセプトとした「(畑)ハレノヒ」を展開してきた。今回オープンするのは、ビューティーポタージュ"COCACONO(コカコーノ)"の専門店。ビューティーポタージュ"COCACONO"とは、「現代人の抱える"健康"の悩みを解決したい」という思いのもと開発されたポタージュ。「たくさん食べたいがカロリーや栄養も気になる」「忙しくて栄養のことを考えている時間がないが、気分や体調に合わせて栄養価の高いものをさっと食べたい」といった悩みに応えることをコンセプトとしている。ポタージュは、野菜本来の味を楽しむことができるよう、野菜以外には少量の調味料だけを加えて煮込んだ。トロトロになるまで煮込んでいるため、一度にたくさん野菜を食べることができるのが特徴とのこと。消化吸収もされやすいため、栄養も多く摂取できるという。とろみには小麦粉を使用せず、グルテンフリーで仕上げた。さらに好みのトッピング野菜と組み合わせると、より多くの野菜を食べることができるという。トッピングはサラダと煮込みのちょうど間ぐらいの食感に保っているため、歯ごたえのある食感も楽しめるとのこと。噛(か)みごたえがあるため、野菜だけでも満腹感が感じられるという。オープン時には、第一弾メニューとして「野菜で野菜を食べる」シリーズを提供。「にんじん」「ほうれん草」「ごぼう」「トマト」「とうもろこし」「かぼちゃ」の6種のポタージュを用意する。価格は「COCACONO」(1,280円・税込)、「プレートディッシュ」(980円~・税込)。
2016年08月09日「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、9月3日から11月13日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。1948年に東京に生まれた杉本博司は、アメリカ・カリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、「ジオラマ」「劇場」「海景」シリーズなどの大型カメラで撮影された精緻な写真作品を制作して、国際的に高い評価を確立した写真家で現代美術家。その作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのテート・ギャラリーなど世界中の美術館に所蔵されている。また、近年は活動の範囲を広げ、執筆や設計も手掛けている杉本は、2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を建築家の榊田倫之と設立。これまでに静岡のIZU PHOTO MUSEUMや東京・六本木のLondon Galleryの内装を担当している。来年の2月には、展示室の改装を手掛ける静岡のMOA美術館がリニューアル・オープンするほか、同年秋には、ランドスケープ全体を設計した神奈川の小田原文化財団 江之浦測候所の開館が予定されている。杉本の世界観や歴史観に迫る本展では、2014年にパリの美術館、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で開催された「Lost Human Genetic Archive」展のインスタレーションを東京ヴァージョンとして新たに展開。人類の死滅を想定し、遺物となった歴史や文明について、「比較宗教学者」「宇宙物理学者」といった33の視点から考察する。会場では、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」「廃墟劇場」「仏の海」の3シリーズを展示。今回、世界で初めて公開される「廃墟劇場」は、1970年代から制作しているシリーズ「劇場」が発展したもので、実際に廃墟と化した劇場で杉本が自らスクリーンを貼り直して映画を投影し、作品1本分の光量で露光した作品だ。また、「仏の海」は、10年以上にわたって杉本が取り組んできた、京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影したシリーズで、今回は同シリーズの大判作品による新たなインスタレーションが展示される。なお、本展は、大規模改修事業を経て9月3日にリニューアル・オープンする東京都写真美術館の総合開館20周年を記念して行われるもの。同館では、「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展の開催を皮切りに、総合開館20周年を記念した展覧会やワークショップ、イベント、国際シンポジウムが行われる予定だ。また、同館では、総合開館20周年にあわせて新しいシンボルマークとロゴタイプを制作。シンボルマークは、アーティストデュオ・ネルホル(Nerhol)として活動中の田中義久が手掛け、ロゴタイプは、文字に関わるデザインの企画や制作を手掛ける字游工房が担当した。さらに、新たに同館の愛称が、英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字から「トップミュージアム」に決定した。東京都写真美術館 シンボルマーク【イベント情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年06月29日ブラウンシュガーファーストは6月9日、オーガニックスイーツを提供する路面第1号店を東京都渋谷区神宮前にオープンした。同店は、「ジャンク」×「オーガニック」を掛け合わせたスイーツショップ。店頭では、人工香料・人工甘味料・着色料・乳製品・卵・グルテン・SOYは使わないカラフルなソーダやアイスクリームなどを販売する。「コンセプトには、かわいくてワクワクする、だけどちゃんとオーガニックという、『ジャンク』×『オーガニック』という一見相反する価値観を掛け合わせました。人工香料・人工甘味料・着色料・動物性食品は不使用だけど、心からおいしいと思える『ガマンしないオーガニックおやつ』を、東京・神宮前から世界に発信していきます」と同店。ココナッツアイスクリーム(345~432円)は、タイ産のココナッツミルクをベースに仕上げた。乳・卵を使用していないとは思えないほど濃厚な味わいが楽しめるとのこと。チョコナッツ、レモン、ラムレーズン、コーヒー、チョコミント、バニラのフレーバーを用意する。ソーダも天然フレーバーだけを使用。カフェインフリーのティーソーダ(561円)やスーパーベリーソーダ(723円)、コーディアルソーダ(486円)、ビネガーソーダ(723円)など。プラス162円で、ソーダにアイスをプラスしたクリームソーダも提供する。※価格はすべて税込
2016年06月10日