大学受験シーズンである。受験には人それぞれの思い出があるものだが、東京大学を志望する高校生たちは、ただ問題が解ければいいというものではなく、いかにロジカルに解くかというレベルで戦っているのだという。彼らが求めるのは、見通しがないままやみくもに問題に着手し、ガリガリと計算をするという解法ではなく、なるべくスマートな解法。答を導き出すまでの過程は、短ければ短いほど良い。そんな鮮やかな解法を、ベネッセコーポレーションでは「美しい解法」とし、20日より、都内の難関私立として知られる開成高校の最寄り駅であるJR西日暮里駅や、麻布高校の最寄り駅である東京メトロ広尾駅・麻布十番駅などに、問題と解答例が大きく印刷されたポスターを貼っている。ここでは、同じ問題を解くのに2パターンの解法を紹介。片方がややこしい計算をしたうえで解答にたどりつくのに対し、片方はたったの5行で鮮やかに正解を決めるというものだ。「たった5行」で正解にたどり着く過程を解説してくれるのは、同社「進研ゼミ 東大特講√T」。同講座では、今年の東京大学の二次試験当日の26日、いかにすれば最短・最速で入試問題を解けるのかを解説する映像講義をUSTREAMで無料配信する。講義では、彼らが一目を置く難関私立高校の数学教師が、今年の東大二次試験問題から合否をわけそうな問題をピックアップし、解き始める際の着眼点などを分かりやすく解説する。講義は一問につき約25分。動画の閲覧は無料で、「進研ゼミ 東大特講√T」の会員以外でも見ることが可能。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月23日株式会社ベネッセコーポレーション(以下ベネッセ)は、17日、高校受験に関する調査を発表した。調査対象は、2011年高校受験を経験した生徒男女300名とその保護者300名。「受験に必要だと思ったもの」を子どもと親で比較すると、親世代で最も必要だったと思う1位は「十分な勉強時間」(64.0%)だったのに対し、子どもの1位は、「適度な気分転換」(66.7%)であった。さらに、親世代では11位と下位だった「十分な睡眠時間」(28.0%)が、子どもでは5位にランクイン(51.3%)している。親世代と子どもで受験に必要なものの意識が異なることが分かる。さらに、「高校受験の当日、もしくは前日にあなたが食べたご飯」について聞いたところ、子どもと親両方とも、「トンカツ」や「カツ丼」といった『カツ』が1位、2位と人気だった。ただ、親世代では、「トンカツ」、「カツ丼」の割合の合計が32.3%と約3人に1人という割合になっていたのに対し、子どもの場合、47.7%と約2人に1人と高い割合になっていた。今回の調査概要は下記の通り。●調査概要・実施時期:2012年1月6日(金)~9日(月)・調査対象:(1)昨年の高校受験生男女300名(男性41.3%女性58.7%)(2)高校受験生の保護者300名・調査手法:(1)現高校1年生で昨年高校受験経験者:モバイル調査(2)保護者:PC調査・調査エリア:全国調査を発表したベネッセは、高校入試目前の受験生を応援すべく、20日(月)~26日(日)の1週間、東京メトロ新宿駅のB1Fプロムナードにて、幅14.5mの巨大なポスターを掲示している。ポスターには赤マーカーが隠れる赤シートが貼り付けられており、はがすとメッセージが出現する仕掛けになっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日