世界中で話題沸騰のAIチャットサービス“chatGPT”。インターネット上にある膨大な情報をもとに、質問に対してチャット形式で回答をしてくれる高度な技術を持ったサービスをご存知ですか?mamagirlでは「実験」と銘打って、噂のchatGPT活用に挑戦!非現実的な質問から、噂の都市伝説、今さら聞けないあんなコトやこんなコトをドシドシ投げかけちゃうコーナーを設置しました♪回答文はchatGPT原文をそのまま掲載。いったいどんな回答を出してくるのか、ぜひ読んでみてくださいね。武士道精神が日本全体に強く根付いたかも!?柳生三厳(柳生十兵衛)が仮に天下統一していた場合の日本について分析します。柳生三厳はその剣術の名手として、また柳生新陰流の開祖として知られる人物です。政治面武士道精神の推進: 柳生三厳は武士道精神の象徴的存在でした。天下統一者として、彼の価値観と道徳観が日本全体に広まり、社会全体の倫理観を形成する可能性があります。これは公平性、誠実さ、自己犠牲などの価値観を強く推進するでしょう。軍事力の重視: 彼が天下統一者となれば、武力を重視した社会が形成される可能性が高いです。柳生三厳は剣術の名手でしたから、軍事力を重視する政策を採る可能性があります。平和的解決への取り組み: 柳生三厳は、相手を傷つけずに問題を解決するという剣術の理念を重視していました。このため、彼が天下統一者となった場合、対外的な問題解決においても、平和的解決を優先する政策が推進される可能性があります。文化面剣術の普及: 柳生三厳が天下統一者となれば、剣術が国民的なスポーツとなり、子供の頃から剣術を学ぶ文化が普及する可能性があります。茶道や禅の影響力の増大: 柳生三厳は茶道や禅に深く関心を持っていました。これらの影響力が増すことで、日本全体の文化がこれらの要素を強く取り入れる可能性があります。芸術との関係: 彼は剣術だけでなく、書道などの芸術にも精通していました。芸術の重要性が強調され、各種の芸術がより広範囲に広まる可能性があります。上述した要点は、柳生三厳が天下を統一した場合に、日本の社会がどのように変化し得るかを考えるための一つの視点を提供することができます。彼の武士道精神、剣術への哲学的アプローチ、そして公正と平和への強い志向が、彼がもし統治者となったならば、政治と文化の両面で影響を与えるでしょう。※chatGPT原文をそのまま掲載しています。突飛な質問にも真面目に答えてくれるchatGPTどうでしたか?突拍子もない質問はもちろん、どんな問いにも具体的な答えをくれるところはさすがAIですよね!今後も面白い質問を編集部からchatGPTに投げかけていくので、乞うご期待です♪
2023年06月29日2022年4月21日、俳優の柳生博さんが亡くなったことが分かりました。85歳でした。柳生さんがオーナーを務める、山梨県北杜市にあるレストラン『八ヶ岳倶楽部』のFacebookで、息子である柳生宗助さんが逝去を公表。投稿によると柳生さんは、同月16日に大好きな八ヶ岳の森や家族、関係者に囲まれて、幸せな最期を迎えたといいます。テレビドラマや映画への出演、ナレーションや声優での活動だけでなく、テレビ番組の司会者としても人気を博した柳生さん。1981~1993年に放送されていたバラエティ番組『100万円クイズハンター』(テレビ朝日系)では、12年にわたって司会を担当していました。柳生さんの葬儀はすでに家族で執り行われましたが、後日、八ヶ岳倶楽部にて『お別れの会』が開催予定とのこと。また同店舗では、森の中に柳生さんを偲ぶためのスペースを設けたといいます。スタッフに声をかければ、尋ねることができるそうです。「『飛び出せ!青春』の塚本先生が大好きだった」「『ハンターチャンス!』の掛け声が忘れられない」といった声が続々と上がった、柳生さんの訃報。これまでの活躍は、多くの人の心に残り続けるでしょう。柳生さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年04月21日宝塚歌劇団星組による、宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』と、ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』の東京公演が、11月20日(土)、東京宝塚劇場で開幕する。この公演は、礼真琴と舞空瞳のトップコンビを支え、自らも、唯一無二の存在として輝きを放ってきた人気スター、愛月ひかるの退団公演でもあり、注目度は高い。『柳生忍法帖』は、山田風太郎の同名時代小説の初の舞台化で、脚本・演出は、日本物を多く手がける大野拓史。大野は、礼が星組トップスターになる以前に主演した、『阿弖流為-ATERUI-』や全国ツアー『アルジェの男』の演出を担当しており、礼からの信頼も厚い。その礼真琴が演じるのは、小説や映画、ドラマなどでもよく描かれる柳生十兵衛。将軍家の剣術指南役、柳生宗矩の嫡男でありながら、修行のために諸国を旅している隻眼の剣豪だ。抜群の運動神経とリズム感を持つ礼が見せる激しい立ち回りは、大きな見どころのひとつだろう。物語は、会津藩のお家騒動を軸に描かれる。暴君を見限り、一族を連れて出奔した会津藩の家老が、捕えられて殺され、残った女性たちは、縁切寺として知られる鎌倉の東慶寺に逃れるが、藩主の討手が迫る。復讐を誓う彼女たちの指南役を任された十兵衛は、共に会津藩を目指すが、彼らの前には、会津七本槍(瀬央ゆりあ、綺城ひか理、天華えま、極美慎ら)が次々と立ちはだかり、さらに、藩の実権を握る芦名銅伯(愛月)と、その娘で藩主の側室ゆら(舞空瞳)が待ち受けていた……。礼が、念願の剣の達人を颯爽と余裕たっぷりに演じて頼もしい。退団が惜しまれる愛月の銅伯は、107歳という設定だが、ドクロをあしらった着物、長く垂らした白髪に赤い口紅という妖しい美しさで、観る者を魅了する。『モアー・ダンディズム!』は、作・演出の岡田敬二が長年手がけてきた“ロマンチック・レビュー”シリーズの21作目で、中でも、宝塚の男役の美学が詰まった“ダンディズム”をテーマにした作品は、1995年の『ダンディズム!』、’06年の『ネオ・ダンディズム!』に続き、第3弾となる。今作では、礼真琴の抜群の歌唱力とダンス力を生かし、現代的でシャープな要素が加えられた。これまでにないワイルドな礼も観られる。一方、愛月が、まばゆいばかりの純白の軍服姿で登場するシーンは、伝統的なレビューの華やかさ、上品さをたっぷり楽しめて、こちらも印象深い。12月26日の千秋楽には、本公演終演後、愛月のサヨナラショーが開かれ、その模様も含めて、全国各地の映画館でライブ中継、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信が行なわれる。ライブ配信は、12月2日の新人公演でも実施される予定だ。文:原田順子宝塚歌劇星組 宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』 / ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』東京公演2021年11月20日(土)~2021年12月26日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年11月20日宝塚歌劇星組公演『柳生忍法帖』、『モアー・ダンディズム!』が9月18日(土)より、兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。前回の星組大劇場公演『ロミオとジュリエット』では、ピュアでまっすぐなロミオを情感豊かに演じて魅せたトップスター・礼真琴。今作では一転、立ち廻りも満載の『柳生忍法帖』では隻眼の天才剣士・柳生十兵衛に扮する。作品の見どころや意気込みを、取材会で聞いた。柳生十兵衛で“包容力”、レビューでは“男役の美学”を追求史実にフィクションを織り交ぜ壮大なスケールで描いた山田風太郎の傑作時代小説『柳生忍法帖』。宝塚歌劇で初の舞台化となる本作は、礼にとっても「新しいジャンルの挑戦」だ。時は江戸時代。暴政を敷く会津藩主・加藤明成は、自分を見限り出奔した家老・堀主水(ほりもんど)を断罪し、一族の女たちをも襲撃。生き残った7人の女たちは、隻眼の天才剣士・柳生十兵衛を指南役に迎え、かたき討ちを誓う……。柳生十兵衛について礼は「男らしくてカッコよくて、日本人魂が渦巻いている素敵な男性だなという印象です。かたき討ちをする7人の女性たちのことを常に気遣っていたり、ふと優しい言葉をかけてあげたり、ただ厳しくて強いだけでなく、彼の持つ優しさにすごく惹かれます。大人の余裕、包み込む大きさを表現できればと思います」。立ち廻りの場面も多いが「実際、“七本槍”という相手に対してかたきを討つのは女性たち。十兵衛が先頭に立って戦うというよりも、サポートする立場なので、指示を与えたり手助けをしたりと、また新しいポジションを楽しんでいます」。(C)宝塚歌劇団これまで数々の名優たちが映像、舞台で演じてきた柳生十兵衛。原作小説を読み返すことはもちろん、さまざまな映像を観たり、舞台『魔界転生』を観劇したりと、役のイメージを深めてきた。「特に、脚本・演出の大野(拓史)先生から『柳生十兵衛といえば千葉真一さん』と最初にお聞きしたので、千葉さんの立ち振る舞いや、片方しか見えていない目の使い方などを映像で勉強させていただきました。なかなか真似できることではないですが、そこを目指していけたらと思っています」。第二幕のレビュー『モアー・ダンディズム!』は、岡田敬二が作・演出を手掛ける“ダンディズム”シリーズ。1995年花組・真矢みき主演の『ダンディズム!』、2006年星組・湖月わたる主演の『ネオ・ダンディズム!』に続く第三弾だ。宝塚歌劇の永遠のテーマである“男役の美学”を追求する、クラシカルでロマンチックなレビューの世界を堪能できる。「第一弾の『ダンディズム!』と第二弾の『ネオ・ダンディズム!』、この二作品からも念願の場面が入っていて、夢にあふれたレビューになっています。初演から受け継がれてきた“キャリオカ”の場面や、プロローグ、ハードボイルドな場面はすごく憧れていたので、嬉しさと同時に難しさも感じています。岡田先生にも“礼真琴にしか出せないダンディズムを出してほしい”と仰っていただいているので、先輩方の見様見真似ではなく、今の自分が出せる自分らしいダンディズムとは何かと、必死に研究しています。男性がどっしりと立っているだけでも成り立つ圧倒的な存在感が出せたら素敵だなと思います」。「ダンディズムを追求する中で、「初演の真矢みきさんの映像でもたくさん勉強させていただきましたし、先日、湖月わたるさんとお話をさせていただきました。その中で、“この目線の使い方だと、あの方だったらどうされるかな?”とか、星組の歴代のトップさんをイメージしながらやりつつ、最後は自分のやりたいように自分の魅力を出せばいいと思う、というお言葉をいただきました。今、星組のこの立場でやらせていただいている以上は、これまで築いてきてくださった先輩たちの何かを盗みながら、礼真琴としてのダンディズムをお見せできたらと思っています」。観ていただいた方の一歩を踏み出す手助けになれたら本公演をもって、星組を、礼真琴を支えてきた男役スター、愛月ひかるが退団する。愛月への思いを尋ねると「一番は寂しい気持ちが大きい」と語る。「ずっと私をサポートしてくださって、気遣ってくださって、本当に支えていただいた方。私が言うのもおこがましいですが、本当に愛さんと一緒に舞台に立っていると、すごく心地よくて空気感が大好きでした。愛さんの専科時代にも共演させていただいて、星組に来てくださってからもすごく濃い時間を過ごさせていただきました。愛さんの最後の公演でご一緒させていただけるのは本当に幸せだなと思います」。上級生が退団することへの寂しさを感じるとともに、下級生の意識の変化も感じ取っている。「どれだけ上級生の皆さまに助けていただいているかというのは、毎公演すごく感じます。それと同じくらい、下級生のパワーもものすごく大きくて。上級生の方が卒業されていくたびに、下級生からも、一人ひとりが責任を持って力を出さなければと思ってくれていることが伝わってきます。こうして続いていくことがタカラヅカなんだなと、この立場になって改めて実感しています」。コロナ禍でまだまだ油断できない状況が続く中「無事に初日の幕が開いて千秋楽まで駆け抜けられるように、自分たちも最善を尽くして取り組みたい」と力を込める。「ひとりでも多くのお客様に観ていただきたい思いはありますが、劇場まで来られない方々もたくさんいらっしゃる中で、ライブ配信などの映像を通してでも、もうちょっと頑張ってみようとか、観ていただいた方の一歩を踏み出す手助けになれたらいいなと思います」。取材・文:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント礼真琴さんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!宝塚歌劇団星組宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』 / ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』【兵庫公演】2021年9月18日(土)~2021年11月1日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2021年11月20日(土)~2021年12月26日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年09月17日演劇と映像が融合したスペクタクル・エンターテインメントとして大きな話題を呼び、10万人を動員した大ヒット舞台『魔界転生』が再演決定。上演を前に演出の堤幸彦と、新キャストとして天草四郎役を演じる小池徹平に舞台の見どころや意気込みを聞いた。魔力の力で蘇った「島原の乱」の首謀者・天草四郎率いる魔界衆と、それに立ち向かう幕府方、上川隆也演じる剣豪・柳生十兵衛らの時空を超えた戦いを描く本作。会見の前日、小池は堤と一緒に、原城跡の古戦場や歴史資料館など、島原・天草にある天草四郎ゆかりの地を訪れた。「実際に戦いがあった地に立ったことで物語の重みをひしひしと感じ、役のイメージも膨らみました。四郎の複雑な心情や、人を引き付けるミステリアスな妖艶さをどう出していくか、自分なりの四郎を見つけていければと思います」。『キンキーブーツ』や『キレイ』などミュージカルでの活躍が続く小池にとって、「歌稽古がなく、芝居だけに集中できる稽古場は新鮮」とも。「小池さんは独特の立ち位置をもつ役者」と語るのは堤。「四郎はピュアであるがゆえに、悪にも純粋になれる。魔界に転生してからも、人への愛や信頼、人々の苦しみを背負ったという事実が忘れられないという役です。だからこそ、ストレートでピュアな小池さんのイメージが重要になる。内戦のリーダーになり命を失った四郎が、圧制に苦しむ農民や下級武士の気持ちを、わずか16歳でどう背負っていたのか。四郎の複雑さを表現してもらう上でも、現地への慰霊訪問は有意義だったと思います」初演で話題だった変幻自在なフライングやLEDによる映像効果を駆使した舞台演出も、さらにパワーアップ。「コロナ禍ということもあり、初演より時間を短縮。大道具は省力化しつつ見え方は派手になるように、可動式の映像ワゴンを複数使って工夫します。特に、天草四郎の必殺技「 忍法 髪切丸」の見せ場は相当見ごたえのあるものになると思いますよ」と自信を覗かせる。柳生十兵衛役の上川隆也に加え、松平 健、浅野ゆう子らが前作に続き出演。一方、小池や藤原紀香などの参加で大幅に一新された豪華キャスト陣にも注目だ。「ワクワクするキャストで、ほぼ新作を創る感覚です。テクノロジーを駆使した舞台表現と、生身の役者のパワフルな肉体的表現が一体化した、新時代のエンターテインメントを創れればと思っています」(堤)「今回初めてご一緒するのですが、上川さんは真面目で器の大きい役者さんという印象。この作品で共演できるのを光栄に思います。堤さんと上川さんの息の合った稽古場にいい意味で甘えつつ、よりパワーアップした『魔界転生』を、安心安全にお見せできるようがんばります。ぜひ劇場へお越しください」(小池)公演は4/7(水)~11(日) 愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、4/16(金)~28(水)福岡・博多座、5/4(火・祝)~28日(金)東京・明治座、6/2(水)~10(木)大阪・新歌舞伎座にて上演。チケットは愛知公演は発売中。福岡・東京公演は3/13(土)発売、大阪公演は4/3(土)発売。
2021年03月12日2018年に堤幸彦演出、上川隆也主演で上演した話題作『魔界転生』の再演が決定。原作は山田風太郎の人気小説で、映画も大ヒットした作品だ。島原の乱の首謀者・天草四郎が魔界の力を借りて甦り、“魔界転生”の妖術で歴史に名を残す剣豪たちを黄泉の国から次々と甦らせる物語。徳川幕府滅亡を企てる魔界衆に立ち向かう柳生十兵衛らとの死闘を、ド派手なアクションと映像を駆使して繰り広げる、堤演出ならではのダイナミックな舞台。今回は一部キャストを変更、数多くの映像作品で活躍中の渡辺大が、剣豪・宮本武蔵の役で初舞台を踏む。2002年のデビュー以来、殺陣と乗馬の稽古を続けて来た渡辺が満を持して挑む舞台。大阪で開かれた会見で熱い意気込みを語った。舞台「魔界転生」 チケット情報「ワクワクするおもしろさのある、一筋縄ではいかない時代劇のエンタテインメント作品だと思います。魔界から甦った人間たちの気持ちや姉と弟の関係性、立ち回りのダイナミックさに笑いもあり、いろいろな要素が全部詰まった大作。これまで舞台をやりたいと思いながら、なかなかご縁がなかったので今回とても感謝しています。しかも宮本武蔵という役をやらせていただくことになり非常に光栄です。みっちり稽古して、ひと公演ひと公演、悔いのないように最後まで走り切りたいと考えています」。宮本武蔵は長短2本の太刀を用いる“二天一流”の達人。通常の殺陣とは違う難しさがあると稽古に励む渡辺。「今回初めて触れる流派で、一刀と二刀では形が全然違うんです。太刀さばきがかなり変則的な動きで難しい。でも、二刀流は左右に広げるとダイナミックさが出てくるのでおもしろいです」。見どころは、松平健演じる同じ魔界衆の父・柳生宗矩と戦うシーン。「立ち回りが国宝級のレベルの方なので、互角に見せられるように覚悟して頑張ります。松平健さんとの一騎打ちをガンガンにやれたらいいなと思っています」。共演者は上川以外、初対面だ。「そうそうたるメンバーの中に36歳で初舞台というのも恥ずかしいですが、映像と違って稽古から本番まで約4か月間最初から最後まで一緒にいられるので、いろいろなことを吸収できる機会になるのではと。あとは大先輩の上川さん他、皆さまに教わりながら勉強させていただきたいですね」。公演は愛知、福岡、東京と巡演し、大千穐楽の大阪へ乗り込む。「集大成になると思います。楽しみに待っていていただければうれしいです」。公演は4月7日(水)から11日(日)まで愛知・刈谷市総合文化センター、4月16日(金)から28日(水)まで福岡・博多座、5月4日(火・祝)から28日(金)まで東京・明治座、6月2日(水)から10日(木)まで大阪・新歌舞伎座にて。大阪公演のチケットは4月3日(土)一般発売。チケットぴあでは3月21日(日)まで抽選先行を受付中。取材・文:高橋晴代
2021年03月10日死者再生術「魔界転生」により蘇った島原の乱の総大将・天草四郎は、怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐を決意する──。1981年の映画化以降、漫画、アニメ、ゲームなど数々のメディアでリメイクされてきた山田風太郎の人気伝奇小説(原題『おぼろ忍法帖』)が今秋、マキノノゾミ脚本、堤幸彦演出の舞台、スペクタクル時代劇『魔界転生』として蘇る。本作で原作にないオリジナルの役、淀殿を演じる浅野ゆう子が取材会で意気込みを語った。「魔界転生」チケット情報「原作にも深作欣二監督の映画版にも出てこない淀殿ですが、2016年に出演させていただいた本作と同じくマキノノゾミ先生の脚本、堤幸彦監督の演出による舞台『真田十勇士』の世界を引き継ぐ役でもあります。同じ役を2年に渡り演じさせていただけるのは、私としては壮大な大河ドラマを演じさせていただくような気持ちで、とても嬉しいですね。前作で残った淀殿の怨念が、今作で蘇る。映画『SPEC』でもそうでしたが、堤監督の作品ではわりと魔物的な役での出演が多いので(笑)、妖術で敵を取り殺したり、今回も面白く演じさせていただける演出になると思います。今回は髪型や衣裳やメイクにかなり趣向を凝らした感じとなっており、淀殿の打ち掛けもロックと魔界が融合したデザインになるようです。まずはお客様にはビジュアルから、分かりやすく魔界衆の世界に入っていただけるよう役作りしていこうかなと思っています」奇々怪々な魔界衆と、勇猛な剣豪・柳生十兵衛ら柳生衆たち。物語は、彼らの熾烈な戦いを軸に、壮大な人間ドラマが描かれる。悪鬼として蘇った父・宗矩(むねのり)に十兵衛は向き合えるのか。天草四郎の本当の狙いとは。果たして、勝利の女神は誰に微笑むのか…。「スペクタクル時代劇の魅力は、映像で活躍する堤幸彦監督ならではのプロジェクションマッピングを駆使した演出に、リアルな殺陣が融合したところでしょうか。前作『真田十勇士』で殺陣のすごさは目の当たりにしましたが、今回はさらにパワーアップしているようです。十兵衛の父・宗矩役でご出演の松平健さんですら『大丈夫かな…』と漏らすほど。松平さんは立ち回りがとても美しく、素敵ですよね。今回はどんな役作りをなさるのか、私も楽しみにしております。映画版にあったセクシーな場面は皆無ですが、高岡早紀さんの存在がそれに代わると思うので大丈夫。舞台版は生きた人間が醸し出すリアルな殺陣の臨場感とそこに映像が加わり、お得感満載と感じていただけるはず。淀殿はいろいろな表情を要求される役で、役者冥利に尽きる気分です」福岡・博多座公演が10月28日(日)まで開催中。その後、11月3日(土・祝)から27日(火)まで東京・明治座、12月9日(日)から14日(金)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2018年10月22日10月6日から公演される日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』の制作発表会見が19日、都内で行われ、上川隆也、溝端淳平、高岡早紀、浅野ゆう子、松平健、脚本家のマキノノゾミ、演出の堤幸彦らが出席した。日本テレビ開局65周年、読売テレビ開局60周年記念として公演される同舞台の原作は、これまで何度か映像化されてきた山田風太郎の伝奇小説『おぼろ忍法帖』。島原の乱で殺された天草四郎(溝端淳平)が死者再生の術によって蘇り、現世での怨念を晴らそうとする歴史上の人物たちと幕府滅亡を図るが、彼らの野望を柳生十兵衛(上川隆也)が立ち向かう、というストーリーとなっている。制作発表が行われたこの日は、主演の上川隆也らキャスト陣と演出を担当する堤幸彦、脚本のマキノノゾミが登壇。上川は「これから本番を迎える夏もそうですが、今年の秋は平成最後の秋です。この物語を見に足を運んでくださった方々が、平成最後の秋として思い返していただける舞台を皆さんと作り上げていきたいと思います」と抱負を。上川が演じる柳生十兵衛と対峙する天草四郎役の溝端は、先日、堤やマキノとともに天草四郎の縁の地でもある長崎を訪ねたそうで「その場所の風や空気を感じながら役作りに臨めるのはありがたいと思っています」と話しつつ、「移動中に二言目には『大変だから。飛ぶよ』と言われ、そういう意味で不安と期待の両方ですが、宙吊りにされようが地べたを這いずり回ろうが、精一杯舞台にできるように精進していきたいと思います」と決意も新たにした。お品役の高岡は「堤監督とは私が10代の時にご一緒させて以来ですので、大人になってご一緒できることを喜んでいます。(同舞台が)むちゃくちゃだと聞いていますので、見たことのない私を演じさせていただけるのかと思うと、とても楽しみが増えました」と今から稽古が待ち遠しい様子だった。会見中には、演出の堤から「俳優の皆さん、大変です。本当に大変です。体調を整えてお越しください」と脅かされたキャスト陣。淀殿役の浅野だけ「私はイチお客さんとしてとても楽しみにしております。みんな、ケガだけはしないように頑張っていただければと思います」と他人事のようだったが、男性陣は松平が「だんだん不安になってきましたが、身体を鍛え直して頑張りたいと思います」と気を引き締め、上川は「むちゃむちゃにしないとこの『魔界転生』はできないと思います。ある種覚悟を持ってお受けしたお仕事でもありますので、むちゃくちゃにしてやろうと思います」と開き直っていた。舞台『魔界転生』は、10月6~28日(11・22日は休演)に福岡・博多座、11月3~27日(7・14・21日は休演)に東京・明治座、12月9~14日に大阪・梅田芸術劇場メインホールでそれぞれ上演される。
2018年06月19日明治座で11月に上演される『魔界転生』は、山田風太郎の傑作伝奇小説を原作とした日本テレビ開局65年記念舞台。本作品で、キリシタンを弾圧した幕府に復讐すべく魔界の力で甦り、妖術で剣豪達を転生させる天草四郎を演じるのは、溝端淳平だ。この4月には、脚本のマキノノゾミ、演出の堤幸彦とともに天草と島原を訪れ、没後380年の命日に天草四郎の墓前で手を合わせたという。さて、その意気込みは?【そのほかの画像はこちら】「日差しと、風と波の音が印象的でした。殺伐とした場所を勝手に想像して、身構えていた部分があったんですが、もしかしたら島原の乱が終結した日も、こういう日差しと風と波だったかもしれない。史実がベースにある作品だけに、そこで亡くなった方々に手を合わせ、それを実感できたのは大きなことでした」島原の原城跡を訪れた感想をそう話す溝端。脚本家と演出家に同行できたことも、非常に贅沢だったという。「マキノさんは、ミステリアスな天草四郎のことを知れば知るほど、実はこうじゃないか、もしかしたらこうかも……と想像したくなると話されていました」また、堤には演出プランを聞いたそうだ。「“飛ぶかも”とか“殺陣も多いよ”とか“特殊な装置を使うから、役者は大変だけど、観ているほうは楽しいから頑張って”とおっしゃっていましたね。堤さんが天草四郎役に求める“色っぽさ”が課題ではあるんですが、今回の舞台に声をかけてくださった堤さんの期待を裏切らないよう、どんなムチャ振りにも精一杯ついていこうと思っています」そんな溝端の天草四郎に立ち向かう幕府の剣豪・柳生十兵衛を演じるのは、上川隆也。その父・柳生宗矩役で、時代劇の重鎮・松平健も出演する。「上川さんは、お芝居にはストイックだけれども、他のことに対しては本当に紳士的で穏やかな方。大先輩にしっかりついていきながら、色々なことを学びたいです。もちろん舞台上では、先輩も後輩も芸歴も関係ないと思うので、思い切りぶつかっていくつもりです。松平さんとは先日初めてご一緒したんですが、和歌山出身の僕は8代将軍・徳川吉宗公が大好きで、『暴れん坊将軍』を見て育ったので、すごく緊張しました(笑)。稽古でご一緒できるのが本当に嬉しいです」そんな最強の布陣で臨む本作品の最大の魅力は、やはり、史実と奇想天外なフィクションが融合したエンターテインメント性の高い作品に、堤が斬新な演出で挑むところではないかと、溝端はいう。「僕自身も、今までにない人間離れした役を演じられるということで、楽しみにしています。ぜひ足を運んで、『魔界転生』の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです!」公演は10月6日(土)福岡・博多座より。東京公演は11月3日(土・祝)から27(火)まで、東京・明治座にて。チケットぴあでは、いち早プレリザーブを実施。受付は5月28日(月)午前11時から6月4日(月)午前11時まで。取材・文:岡崎 香
2018年05月21日11月の明治座に『魔界転生』がお目見えする。幕府のキリシタン弾圧で非業の死を遂げた天草四郎が、魔界の力で甦り、幕府に復讐すべく、妖術で剣豪達を転生させる……という、山田風太郎の傑作伝奇小説を原作とした日本テレビ開局65周年記念作品だ。魔界衆に立ち向かう柳生十兵衛役の上川隆也へ期待感を聞いた。【チケット情報はこちら】「あの奇想溢れる自由な世界観を持った原作が、戯曲としてどう料理され、編集ができない舞台という空間にどう落とし込まれるのか。そこから立ち回りや、多様に移ろう各場面をどう創出していくのか。その全てが楽しみです」そう話す上川は、20代の頃から山田作品のファン。中でも『魔界転生』は好きな作品のひとつだという。さらに、千葉真一が柳生十兵衛を演じ、大ヒットした深作欣二監督の映画でも知られる作品だけに、並々ならぬハードルの高さも感じていると話すが、なにせ演出は、ドラマ『TRICK』や『SPEC』シリーズなどで日本の映像界に新たな地平を拓いた堤幸彦。胸が躍らないわけがない。「テレビドラマにおいて堤さんがなされた一種の映像改革は、個人的には“堤さん以前・以後”に分けられるくらい大きなものだと感じています。そうした感性で取り組まれる舞台は、これまで出合ったことのないようなものになるでしょうし、きっと堤さんも何か画策されているはず。余計な先入観をなるべく持たず、堤さんが描かれる絵の一角になることを考えて臨むつもりです」もちろん共演陣も魅力的だ。天草四郎役は、近年、舞台出演が相次ぎ、めきめきと力を伸ばしている溝端淳平。「外見はもちろん、気持ちも本当にいい男です。僕があまり人付き合いが上手くない分、彼が醸し出す柔らかな空気で補ってくれるのではと、そんな期待も抱いています」そして、十兵衛の父でありながら悪鬼と化す柳生宗矩役は、数々の時代劇で活躍してきた松平健。上川とはこれが初共演となる。「きちんと対峙できるのかという不安もありますが、楽しみのほうが大きいです。僕よりずっと若い方達が、松平さんの技術や所作、立ち居振る舞いを、目の当たりにできるのも素晴らしいこと。大袈裟な表現にはなりますが、“継承”にも繋がっていくように思います」そんな時代劇の魅力を、上川は仲間との共同作業に最も感じるという。「立ち回りひとつにしても、決して簡単にできるものではないし、ましてやひとりでできるものではありません。だからこそ、皆で積み重ねてきたものが、ひとりでは絶対に到達できない領域に辿り着いたときのありがたさや、お客様が喜んでくださったときの嬉しさはひとしお。散々動いて舞台袖に戻り、肩で息をしながら“もう二度とやるか!”と思っても、そんなこと吹き飛んでしまうんです(笑)」公演は10月6日(土)から28日(日)まで福岡・博多座、11月3日(土・祝)から27日(火)まで東京・明治座、12月9日(日)から14日(金)まで、梅田芸術劇場にて。ぴあではいち早プレリザーブを実施。受付は5月28日(月)午前11時から6月4日(月)午前11時まで。取材・文:岡崎香
2018年05月18日(写真:アフロ) 「昨年は腰を故障して、あまり結果を残せない状況でした。それがまさか全日本選手権で優勝するなんて、息子本人も『実感がない』と、言っていましたが、家族も驚いています……」 そう語るのは、谷川翔選手(19)の母。4月29日の体操全日本選手権で優勝し、“キング”内村航平(29)の11連覇を阻んだのは順天堂大学2年生の谷川選手だった。 19歳2カ月での優勝は史上最年少記録。体操教室に入会したのは6歳だったというが、谷川選手はそれまでにもいくつもの習い事を経験している。スイミングスクール、和太鼓教室、そして俳優のショー・コスギが主宰していたアクションスクールなどだ。前出の谷川選手の母は言う。 「翔は生後11カ月ごろから、私といっしょにスイミングスクールに通っていました。育児について心掛けていたこともいくつかあり、その1つが、子供たちがやりたいと思うことの選択肢を広げてあげることでした。本人次第ということでしょうか、まずは向いていそうで望むことを何でも経験させて、そのなかから彼らが続けるものを選んでくれればと考えたのです」 ショー・コスギ塾に入ったのは、谷川選手が3歳のころだった。谷川選手の母が続ける。 「塾では、時代劇の殺陣、ダンス、英語など、いろいろ教えてもらいました。その流れで、キッズプロダクションに所属し、子役として活動していたこともあります」 CMでは忍者の扮装でワイヤーアクションに挑戦したり、NHKドラマ『柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い』では主演・村上弘明の幼少時代を演じたりしたという。谷川家教育の2つ目のポイントは、“褒めて育てる”だ。 「あくまでも子供たちには、のびのび楽しみながら学んでもらいたいと思っていました。翔は、こだわりが強く丁寧な一面がありました。漢字を書くときも、けっしてスピードは早くないけれど、きれいに丁寧に書くのです。それだけにマイペースな一面もあります。コスギ塾に車で連れて行っても、眠り込んでしまい、起こしても、『眠いから、塾に行きたくない!』って(笑)。そういうときにも、なるべく叱りはしませんでした。『友達も待っているし、楽しいよ』とか『じゃぁ、今日はちょっとだけにしようか』という言葉で、その気にさせるのです。出席さえすれば、本人も楽しくなって嫌がっていたことなんて忘れてしまいますからね」
2018年05月09日俳優の中山優馬が9日、歌舞伎役者・市川海老蔵の第四回自主公演『ABKAI 2017』公開舞台稽古、及び囲み取材に、海老蔵、中村壱太郎、市川右團次、前野朋哉、山田純大とともに登場した。同公演は、"伝統の継承"と"新時代の歌舞伎の創造"を積極的に取り組んでいる十一代目市川海老蔵が企画・製作を行う自主公演。2013年夏に第一回が行われ、今回が第四回目となり、『石川五右衛門外伝』を上演する。中山は海老蔵演じる五右衛門と敵対する柳生宗矩の息子・柳生十兵衛を演じ、凛々しい立ち姿を見せる。涼やかな目線で客席を駆け回りながら、海老蔵と刀を交えた。対する海老蔵は若々しくも貫禄のある姿で、巨大ねぶたの上から「絶景かな」と名調子。アクロバティックな忍者や、津軽三味線、日本舞踊の専門家を招き、華やかな舞台をつくりあげた。初歌舞伎となった中山は「すごく緊張しました。このゲネプロだけでも、出る前に(心臓が)バクバクバクバクなって、ずっと台詞と殺陣の確認をしてました」と苦笑。白塗りのメイクで登場したが、「海老蔵さんに教えていただきながら」と明かした。レポーターから"洋風なお顔"と評されると、驚きながらも「お化粧させていただくと、より一段と気合いも入るし、緊張もする」と心境を吐露。海老蔵が「洋物の顔だけど関西弁入った」と混ぜっ返すと、「関西なんで、隠しきれない部分が」とおちゃめな笑顔を見せた。見得にも挑戦した中山は「本当に練習したんですけど、やっぱり見るのと全然違って、やるのはすごく筋力もいるので、こんなにきついものなんだなというのは初めて知りました。みなさんに教えていただいています」と感謝を表した。今回は中山、前野、山田と歌舞伎役者ではない俳優が3名出演していたが、海老蔵は「みなさんセンスがいいですよ。中山さんは我々が感じたことを『このようになさったらどうですか』というとすぐできますし」と称賛する。さらに壱太郎が「中山さん、山田さん、前野さんから毎日刺激をもらえる。『歌舞伎ってこうだ』と思い切っていることがたくさんあったけど、そうじゃない、『伝えるってことはこうだ』と」と受けた刺激を語ると、海老蔵は「学者みたいなこと言うね」と感心していた。公演は6月9日~25日、Bunkamuraシアターコクーンで行われる。
2017年06月09日1999年に放送されたTVアニメ『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』が、「十兵衛ちゃん-ラブリー眼帯の秘密-Blu-ray BOX 特装限定版」として限定発売されるのを記念して11日、新宿シネマートにて上映&トークイベントが開催された。『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』は、突然"2代目柳生十兵衛"に指名され女子中学生・菜ノ花自由と、柳生に恨みを持つ「竜乗寺家」との戦いを描いたアニメ作品。かわいらしく個性的なキャラクターとギャグ要素、「ラブリー眼帯」によって"十兵衛ちゃん"に変身した自由が繰り広げる迫力の戦闘シーンが話題を呼び、2004年からは続編となる『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』がTV放送された。トークショーには総監督と脚本を務めた大地丙太郎氏、桜井弘明監督、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を担当した吉松孝博氏が登場。全13話からファン投票によってセレクトされた3話(第1話『二代目柳生十兵衛誕生!』、第12話『知らない娘に出会ってた』、第13話『夜が明けたら朝が来た』)の先行上映終了後に対談が行われた。本作のヒロイン・自由について大地総監督は「当時流行っていたアニメのようには、絶対にしない」という構想があり、明るくハッキリした定型的な「普通のヒロイン」ではなく、もっと曖昧とした「本当に普通な女の子」にしたかったという。当時はチャンバラを扱ったアニメ作品は少なかったが、大地総監督には「学園モノやホームドラマの要素、それに巨乳を付ければ何とかごまかせるだろう」という計算があった。自由のデザインについては、吉松氏がキャラクター原案・むっちりむうにい氏のキャラクター案を基にしてアニメ用のラフ画を描いたものの、当初描いたものは桜井監督に全てダメ出しされてしまったという。当の桜井監督としては頬骨が出っ張り、ほっぺたが鋭角にえぐれて顎まで尖る90年代に流行した輪郭は「パターンみたいで嫌だから」避けたかっただけという思いからであったことが明かされたが、「ダメ出ししたこと自体、全く覚えてない。本当に申し訳ない」と済まなそうに語り、会場の笑いを誘ったまた作品の特徴であるギャグ要素について大地総監督が「『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』をやった直後だったからギャグも強烈だったし、個人的に『1つのギャグを引きずらずに、次々と出す』ことは意識していた」と語り、「ギャグに関しては責任を取らない、ドンドン次に行く。テレビドラマを見ていても『まだそのギャグ引っ張るんだ?』みたいなのがいまだにある」と昨今のドラマについて指摘すると、桜井監督も「ウケなくても気付かない内に流れてしまえば、作り手としては傷付かないで済むのに(笑)」と気の毒がっていた。本作のギャグシーンに欠かせないキャラクターである三本松番太郎・大猿・子猿のバンカラトリオに話が及ぶと、大地総監督と桜井監督は「あの3人組については特に打ち合わせのようなものはなく、前に一緒にやっていた『赤ずきんチャチャ』のノリそのままですね」と振り返る。感情に応じて字が変化する番太郎のTシャツに関しては、「あれは考えるの苦しかった。思い付きで始めたらエラいことになってしまった」と当時の苦労を明かした。最後には作品について大地総監督から「自分で言うのは何だけど、今見てもすごくよくできている。こんな作品が作れて幸せでしたし、呼んでくださったマッドハウスさんには感謝しかないですね」とコメントし、実は『十兵衛ちゃん3』の構想もあったことが披露された。この企画は西部柳生が出て来る西部劇にするつもりで、2代目十兵衛後継者の条件である「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」に「……のパツキン」を加えて、新たな物語を構築するつもりだったという。そのために初代十兵衛役・小倉久寛の「パツキン」というせりふも収録していたという秘話も語られた。「十兵衛ちゃん-ラブリー眼帯の秘密-Blu-ray BOX 特装限定版」はバンダイビジュアルより2016円1月29日に発売。価格は15,000円(税別)で、Amazonとバンダイビジュアルクラブの限定販売となる。(C)1999大地丙太郎・マッドハウス/バンダイビジュアル
2015年12月24日2016年に脚本・三谷幸喜、主演・堺雅人で注目を集めるNHK大河ドラマ「真田丸」。老若男女を問わぬ人気を誇り、これまで数々の小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画で描かれてきた伝説の戦国武将、真田幸村の原点といわれた講談が、『映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-』として劇場公開されることになり、その予告編が解禁となった。2015年、幸村没&大坂夏の陣から400年を迎え、来年の大河ドラマ「真田丸」の放映に向けて、改めて大きな注目を浴びている真田幸村。徳川家康という強大な権力を持つ男の首にあと一歩のところまで迫ったという江戸時代より語り継がれている禁断の物語を、日本が誇る話芸・講談という形で紡いだのが「講談・難波戦記」だ。日本の伝統芸能の講談は、演者は高座におかれた釈台と呼ばれる机の前に座り、“張り扇”でそれを叩いて調子を取りながら、話を読み聞かせる。主には歴史に関する演目で、幸村はもちろん、水戸黄門、大岡越前、国定忠治、柳生十兵衛といった時代劇のヒーローは、講談から語り継がれてきた。幸村の凄まじい生き様を口舌鮮やかに語りつくすのは、伝統を引き継ぎつつ、新たなる可能性にチャレンジし続ける講談師・旭堂南湖(きょくどう・なんこ)。戦国時代最後の戦い大坂の陣を舞台に、戦場を駆ける幸村、絶体絶命の家康、空を焦がす大坂城…。旭堂南湖の躍動する言葉に導かれれば、見たこともない映像があなたの頭の中に拡がること間違いなし。講談独特の話法「修羅場読み」で描かれる幸村の激しく、凛々しい姿に思いを巡らせてみて。『映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-』は11月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日『宇宙戦士バルディオス』『ストラトス・フォー』『タクティカルロア』『十兵衛ちゃん-ラブリー眼帯の秘密-』の4作品が初の Blu-ray BOX化を果たし、「まとめ見!Blu-ray BOXセレクション」として、2015年10月より毎月1作品がAmazonとBANDAI VISUAL CLUBで限定発売されることが決定した。第1弾として10月28日に発売されるのは、1980年6月~1981年1月に放送され、衝撃的な最終回が話題となったロボットアニメ『宇宙戦士バルディオス Blu-ray BOX 特装限定版』。本商品には、TVシリーズ全34話(未放映話含む)と1981年12月に公開された劇場版が収録される。収納BOXとインナージャケットは、越智一裕氏による描き下ろし。映像特典として「パイロット版」「TV-CM(30秒、15秒)」「劇場版ノンテロップOP・ED」「劇場版予告」も収められ、価格は3万5,000円(税別)。11月26日に発売されるのは、2003年1月~3月に放送されたSF美少女航空アクション『ストラトス・フォー』のTVシリーズ(全13話)を収録した『ストラトス・フォー TV Series Blu-ray BOX 特装限定版』と、TVシリーズの続編として制作されたOVAシリーズ(全8話)を収録した『ストラトス・フォー OVA Series Blu-ray BOX 特装限定版』の2商品。『ストラトス・フォー TV Series Blu-ray BOX 特装限定版』の収納BOXとインナージャケットは、総作画監督を務めた山内則康氏の描き下ろしとなる。DVDに収録されていた映像特典(「ノンテロップOP・ED」「カラオケ版映像付OP」「スペシャルメイキング・ビデオ『ストラトス・フォー』はこうして作られた!」「『メロキュア』プロモーションビデオ+日向めぐみインタビュー」「円卓座談会」を再収録し、価格は1万5,000円(税別)。『ストラトス・フォー OVA Series Blu-ray BOX 特装限定版』は、『X-1』と『X-2』(2004年)の2話、そして『アドヴァンス』(2005年~2006年)の全6話を収録。収納BOXとインナージャケットは、総作画監督の山内則康氏による描き下ろし。こちらもDVDに収録されていた映像特典(「『CODE:XXX DUCH ROLL』もうひとつのストラトス・フォー!」「『下地島の休日 The other sight』」「OVA版プロモ&CM集」「ノンクレジットOP」「飛行機好きスタッフによる座談会」「飛行機好きスタッフによるエクストラ放談会」「岡部いさくのひこーき教室」「岡部いさく(ヒコーキマニア)によるヒコーキ萌え解説」「ヒコーキマニアたちのラストフライト!」「CM COLLECTION」)が再収録される。価格は1万5,000円(税別)。第3弾として、12月24日に発売されるのは、2006年1月~4月に放送された本格派美少女海戦SFアクション『タクティカルロア』(全13話)を収録した『タクティカルロア Blu-ray BOX 特装限定版』。本商品の収納BOXとインナージャケットは、キャラクターデザインの伊藤岳史氏による描き下ろし。DVDに収録されていた映像特典、「ピクチャードラマ」「兵器解説映像」「戦術解説映像」「自衛隊取材映像」「麻衣&佳奈 護衛艦はるさめ 突撃レポート」「ノンテロップOP&ED」「プロモーション映像集」と音声特典の「全13話オーディオコメンタリー」)が再収録される。価格は1万5,000円(税別)。そして、2016年1月29日に発売されるのは、1999年4月~6月に放送されたハイパーテンションな美少女剣豪活劇『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』(全13話)を収録した『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密- Blu-ray BOX 特装限定版』。本商品の収納BOXとインナージャケットは、アニメーションキャラクターデザインを務めた吉松孝博氏の描き下ろし。DVD&DVD-BOXに収録されていた映像特典(「先行プロモーションビデオ」「番組宣伝スポット」「ノンテロップED」「右太衛門様総集編」「DVD-BOX 発売告知集」) が再収録される。価格は1万5,000円(税別)。また、今回の「まとめ見!Blu-ray BOXセレクション」の発売を記念して、4作品の人気話数を投票し、上位話数をHD画質で上映するイベントの開催も予定。現在、特設サイトにて投票話数を受付中。投票期間は8月7日23時59分まで。(C)PRODUCTION REED 1980 ©PRODUCTION REED 1981(C)2003 スタジオ・ファンタジア/「ストラトス・フォー」製作委員会(C)2004・2005・2006 スタジオ・ファンタジア/バンダイビジュアル(C)バンダイビジュアル・アクタス(C)1999 大地丙太郎・マッドハウス/バンダイビジュアル
2015年07月21日分かりやすいストーリーと圧倒的なアクションを武器に“テーマパークライブ”を標榜する、激空間ユニット30-DELUX(サーティーデラックス)。結成10周年を記念する初の再演作品として、2005年の『イエロー』を上演する。同ユニットに初参加を果たす鎌苅健太、梅田悠、加藤雅美と、30-DELUX創立メンバーの清水順二に話を訊いた。30-DELUXチケット情報劇作は少年社中・毛利亘宏が手掛ける。物語の主人公は、若き日の水戸光圀(鎌苅)。お助(梅田)・お格(加藤)をはじめ、なぜか女性ばかりの家臣を率いてモンゴルを旅し、黄色人種の起源“イエローの秘宝”を求めて清の初代皇帝ヌルハチ(清水)らと衝突する冒険活劇だ。プロデュースを兼ねる清水は、3人の客演について「ファンの期待をいい意味で裏切る、意外性のあるキャスティング」と明かす。相手の殺気をスルリとかわす光圀のキャラクターについて鎌苅は、「みんなが持ってる“水戸黄門=おじいちゃん”のイメージをいい意味でぶっ壊せる」と意気込む。トラブルに自ら首を突っ込む“おせっかい”な光圀のキャラも「おばあちゃんもオカンもおせっかいで、僕は間違いなくその気質を受け継いでます。それにうちは女系だから、女性に囲まれる役の設定とリンクする」と自ら太鼓判を押す。梅田扮するお助は柳生十兵衛に恋する役どころで「年上のオジさま超好きだし(笑)、舞台で恋する役は初めてなので楽しみ」。一方普段はマイペースだという加藤は、「お格は頭脳派なポジション。頭がよく見えるように頑張りたい」と話す。3月まで鎌苅は〈ココア男。〉、梅田と加藤はSDN48で音楽活動を続けて来た。他のフィールドを知る3人にとって舞台の魅力とは、「生の迫力をお客さんに伝えられる」(梅田)「お客さんの反応がダイレクトに返ってくる」(加藤)「俺らが見てるもの、感じてることをどう感じてもらうか」(鎌苅)とのことで、観客との相互作用が待ち遠しそう。「僕ら30-DELUXが目指していることを、ゲストの皆さんにどれだけ理解していただけるかがカギ。お互い言いたいことを言い合って、千秋楽を迎えたい」と清水が言えば、鎌苅が「真ん中(主演)をやらせていただくときは、楽しい作品になればいいと思ってる。おいしいお酒が飲めるような仲のいい座組になって、本番でお客さんが一緒に楽しんでもらえるようなチームワークの良さを発揮したい」と頼もしく応じた。『イエロー』は11月21日(水)から25(日)まで東京・新国立劇場小劇場、12月7日(金)から9日(日)まで大阪・大阪ビジネスパーク円形ホール、12月11日(火)・13日(木)に名古屋・愛知県芸術劇場小ホールにて上演。取材・文:山上裕子
2012年10月03日