主演を人気声優の小野大輔が担当することが明らかにされたフル3DCGアニメーション映画『GANTZ:O』だが、この度、新たに梶裕貴、早見沙織、小野坂昌也、M・A・Oら豪華キャスト陣が発表。また併せて本作の新ビジュアルも解禁となった。地下鉄で事件に巻き込まれ、命を落とした高校生の加藤勝。次の瞬間、加藤はマンションの一室にいた。そこで玄野というリーダーを亡くし失意の東京チームと出会う。彼らと共に転送された先は、東京ではなく火の手があがる大阪の街だった。加藤は命がけのサバイバルゲームに挑むこことなる。曲者揃いの大阪チームとの遭遇。強力な妖怪型の星人軍団=百鬼夜行との戦闘。シングルマザーでありながら戦いに身を投じていた大阪チーム山咲杏との出会い。さまざまな事態に翻弄されつつも、加藤はたった一人の家族である弟のもとへ帰るため、死線を潜り抜けていく。やがて、加藤らの前に大ボス「ぬらりひょん」が立ちはだかる――!死んだはずの人間たちと謎の星人との壮絶な死闘を描いた奥浩哉による大ヒットSFアクションコミック「GANTZ」。今回、本作で描かれるのは、原作コミックの中でも特に人気を誇るエピソード「大阪編」。原作では主人公の玄野計が死亡した世界で、加藤勝を筆頭に東京と大阪のガンツチームが「妖怪軍団」に闘いを挑む物語が描かれているが、そんな「大阪編」が、いよいよ10月、フル3DCGアニメーションとして再始動する。すでに発表されている主人公・加藤勝役の小野さんに加え、ヒロイン・山咲杏役に、「デュラララ!!×2」のM・A・Oさん、レイカ役には「バクマン。」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や9月公開予定の『聲の形』などに出演する早見さん、そして原作「GANTZ」の主人公・玄野計役を、「黒執事」「デュラララ!!」「進撃の巨人」や8月公開予定の『ペット』など数々の人気作に出演し、絶大な人気を誇る梶さんが担当することが決定。M・A・Oさんは「山咲杏ちゃんは、主人公の加藤勝君と一緒に戦うことで成長していく女の子です。軽い口調の中に見える彼女の変化を意識して演じさせていただきました」と役について語り、本作で一番インパクトがあったのは敵として現れるぬらりひょんだと話すM・A・Oさんは、「強すぎて怖すぎて、夢にまで見てしまいました(笑)」と相当な印象を植え付けていたようだ。早見さんは「大きなスケールでありながら、非常に細やかな所まで描かれている作品です。ぜひ、大きなスクリーンでじっくり味わって頂けると嬉しいです」とコメント。そして梶さんは「実写と見間違えるほどクオリティの高いフルCG映像でお送りする本作。最先端の技術で生み出された、また新しいGANTZの世界をぜひ劇場で体感してください」とメッセージを寄せた。そのほか、西丈一郎役に郭智博、鈴木良一役に池田秀一、ぬらりひょん役に津嘉山正種、木村進役に小野坂さん、平参平役に津田健次郎、原哲男役に小川輝晃、アナウンサー役に吉田尚記と、こちらも豪華な声優陣が本作に集結した。新キャスト発表に併せて、大阪を舞台に正体不明の「妖怪軍団」に立ち向かう東京チームの勇姿が、「必ず、生きて帰る。」というメッセージと共に表現された新たなポスタービジュアルも到着。また本作は、入場無料の展示イベント「GANTZ:TECH」が7月30日(土)より東京・渋谷にて開催。そして、8月3日(水)には60人限定招待の超プレミアムなスペシャルイベント「GANTZ:O NIGHT ~@hiroya_oku SHIBUYA Mission~」も開催予定と、ますます映画公開に向けて盛り上がっていきそうだ。『GANTZ:O』は10月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月29日先ごろ9枚目となるアルバム「頂き物」を発表したばかりの歌姫、安藤裕子さん。ジャケットと同じく、美しい着物をまとった彼女と共に東東京を楽しむ東東京ぶらり散歩の後編。■特許取得の隠し技で、美味しいステーキが食べられる「レストラン カタヤマ」3軒目に向かった「レストランカタヤマ」は、安藤さんにとってこの日の目玉といえる店かもしれない。なんせ彼女、常日頃、肉好きを公言していて、最新アルバム『頂き物』ではDJみそしるとMCごはんさんと共に「霜降り紅白歌合戦」なんて曲も披露しているのだ。隅田川に架かる白鬚橋の程近くにある「レストラン カタヤマ」「気分転換に贅沢したいなってときは、ブランドものだとか洋服よりも、肉ですね。デパートでちょっといい肉を買ってきて焼くのが好きなんです」。そう語る彼女は、カタヤマのご主人が肉のおいしさを極めるために編み出した加工法「駄敏丁カット」についても「もちろん知ってました。2、3回テレビで観ました」と言い、さらに「肉がテーマのTV番組は録画することも多いんです」とさらり。店での食べっぷりもさすがで、切った肉を口元に運ぶさまはなんとも美しいのだが、気付けば運ばれてきた料理をぺろりと平らげてしまっている。美味しいお肉は人を幸せにしてくれるチョイスしたメニューは、マルキンオムライスステーキ定食(100g/税込2,855円)、特選テンダーロイン定食(100g/税込6,480円)とどちらもかなりボリューミーなものでありながら、「おいしいからごはんをつけても250gはいける!」と豪語。オムライスに関しても、「クラシカルな懐かしい味がすてき」と笑顔を浮かべた。オムライスとステーキ、どちらも味わえるのも魅力の一つ!マルキンオムライスステーキ定食(100g/税込2,855円)【お店情報】レストラン カタヤマ東京都墨田区東向島4-2-603(3610)1500営業時間:月~金/11:00~14:30、16:30~20:45LO 土日祝/11:00~20:45LO年中無休大満足の彼女に、次の店へ向かう道中、多彩なアーティスト陣による書き下ろし楽曲で構成されるアルバム『頂き物』について伺ってみると、これまでにないスタイルの一枚が誕生した経緯が判明した。「ここ数年、おばあちゃんが亡くなったり子どもが生まれたり、東北で震災があったりしたことから、生まれることや命を終えることに目を向けることが多く、自分が作る音楽にも死生観・終焉観が大きく反映されていったんです。と同時に、以前は音楽と向き合うとき、“楽しい”が中心にあったのに、ふざけて曲を書けなくなってきて」そんな安藤さんにディレクターが「曲が書けないなら、“うたう”ことをやってみたら?」と提案したことがきっかけとなり、今回のアルバムを発表するに至ったのだという。「はじめにオファーしたのはスキマスイッチだったんですけど、依頼時はとにかく自分から離れたいという想いが強かったので、『安藤裕子が歌うということを考えずに作ってください』とお願いしました。でも、一人ひとりに頼んでいるうちに、だんだんそのルールは崩れてきましたけどね(笑)」他のアーティストが書き下ろした曲を歌うことで、音への言葉の割り当てから子音の発声に至るまで、人によってさまざまなクセがあることを存分に楽しんだというが、最後の一曲を自分で書いたことによって「やっぱり自分の曲を歌えるっていいな」ということにも改めて気付かされたという。「自分の曲を歌うことは、楽しいだけじゃなくて切なくもある。生きてるって実感が持てるんです」。その感覚を大切にすべく、日々の生活での発見や出会い、それに伴って生まれる感情をインプットすることも楽しんでいることは、次に訪れたアンティークボタン屋「CO(コー)アンティーク&コレクタブルズ」で安藤さんが目を輝かせていたことからも明らかだ。■「CO アンティーク&コレクタブルズ」「ボタンって使う予定がなくても買っちゃいますよね。小さい頃は、着物の端切れなんかをおばあちゃんにもらうのも大好きでした」と安藤さん。アンティークボタンがそろう馬喰町「co-」安いものだと100円程度だが、高くて10万円のアンティークボタンまでそろう店内は、まるでボタンのミュージアム。イギリスやフランスで直接買い付けしているという店主いわく、「ボタンって小さいですけど、その一粒の中に時代が反映されているのが魅力です」。アールヌーボー調、アールデコ調のものなど、眺めているだけでも楽しい気持ちになってくるボタンは、脚がついているタイプなら、店オリジナルのリング台座に取り付けて世界に一つの指輪を作ることもできる。「小さなボタン一粒の中に時代が反映されているのが魅力」と店主の小坂さん【お店情報】CO(コー)アンティーク&コレクタブルズ東京都千代田区東神田1-8-11森波ビル1F03(5821)0170営業時間:12:00~19:00定休日:日曜、祝日安藤裕子さん【安藤裕子さんプロフィール】1977年生まれ。シンガーソングライター。03年ミニアルバム「サリー」でデビュー。物語に対する的確な心情描写が高く評価され、多くの映画/ドラマの主題歌も手がけている。CDジャケット、グッズのデザインや、メイク、スタイリングまで全て自身でこなし、時にはミュージックビデオの監督まで手がける。14年には、大泉洋主演 映画「ぶどうのなみだ」でヒロイン役に抜擢。16年3月には、最新アルバム『頂き物』を発売。5月には、東京・大阪の2会場で”Live 2016「頂き物」”を開催する。--「下町情緒が宿る東京・谷中を安藤裕子が着物でぶらり歩く。懐かしの給食食器やナチュラルスムージーまで名店巡り【東東京タイムトラベルvol.3】へ
2016年05月05日バナナにひそむにゃんこ『ばなにゃ』が2016年7月よりTVアニメ化されることが決定した。ばなにゃたちの声は声優・梶裕貴が演じる。『ばなにゃ』は2015年3月、東京駅一番街ストリートワゴンに初登場すると瞬く間にTwitterやInstagramで拡散され話題となった。本物のバナナにまぎれて暮らし、人がいないときにこっそり遊んだりいたずらをするという設定で、小学生女子から大人の女性まで、幅広い層に支持されているという。ばなにゃたちの声は、『進撃の巨人』のエレン・イェーガーや『七つの大罪』のメリオダスなどを担当している梶裕貴が演じる。また、2016年3月26日・27日開催の「AnimeJapan 2016」にて7月放送開始に向けたPVが公開される。(C)ばなにゃぱーとにゃ~ず
2016年03月18日声優の梶裕貴が30日、都内で行われた3DCGアニメ映画『GAMBA ガンバと仲間たち』(10月10日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。夏休み最後の日曜日ということもあり、多くの親子連れで埋め尽くされた会場で、客席後方から現れた梶たちは、ガンバが冒険を繰り広げる海をイメージした舞台に登壇。「映画はいかがでしたでしょうか?」と梶があいさつすると、客席からは大きな拍手が送られた。作家・斎藤惇夫氏の『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』を原作とするアニメとしては、『ガンバとカワウソの冒険』以来24年ぶりの映像化となる本作。梶は「『ガンバ』という作品は歴史ある、誰からも愛されている作品。そこに、ガンバ役で名前を挙げていただけたのはうれしい」とオファー時を振り返った。さらに梶によると、「後からうかがったのですが、実は7年前から僕の名前を挙げていただいていたのだそうです」と、今回のオファーがずっと温められていたというエピソードを紹介。「まだデビューして数年の新人だった僕を、そうして名前を挙げていただいていたことを知ってうれしかった」と、梶自身も作品に並々ならぬ思いを持つきっかけになったという。多くの先輩声優とともに参加した本作では、「横で芝居をしていたはずなんですけど、映像を見ると、驚くほどキャラクターに溶け込んでいて、先輩たちの力と存在感を感じた」という梶。完成した作品を見て、「改めて素敵な作品なんだなと思いましたし、それに関われたことが光栄でした」と万感の思いを込めた。この日はほかにも、潮路を演じた神田沙也加、小川洋一総監督、河村友宏監督、小森啓裕監督らが出席した。本作は、小さなネズミたちが力を合わせて巨大な敵に立ち向かう壮大な冒険物語『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』を、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などのヒット作を世に送り出してきた映像製作会社・白組が3DCG映画化。企画構想から15年、総製作費20億にも及ぶ巨大プロジェクトとして始動し、製作期間10年を経て完成した。映画の脚本を担当するのはドラマ『相棒』シリーズや『リーガル・ハイ』で知られる人気脚本家・古沢良太氏。さらにエグゼクティブ・プロデューサーには『スパイダーマン』、『アイアンマン』を手がけたマーベル・スタジオズの創設者であるアヴィ・アラッド、劇中曲には第86回アカデミー賞作品賞を受けた『それでも夜は明ける』の楽曲を担当したベンジャミン・ウォルフィッシュを迎えるなど、トップクリエイターたちが集結して製作されている。キャストには、ノロイ役を狂言師・野村萬斎、マンプク役を高木渉、忠太役を矢島晶子、ボーボ役を高戸靖広、イカサマ役を藤原啓治、ガクシャ役を池田秀一、ヨイショ役を大塚明夫らが名を連ねている。
2015年08月30日声優の梶裕貴と女優の神田沙也加が8月30日(日)、都内で声優を務めた3DCGアニメーション映画『GAMBA ガンバと仲間たち』の完成披露舞台挨拶を行った。1972年に刊行された児童文学「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を、総製作費20億円をかけて3DCGアニメーション化。町ネズミのガンバ(梶さん)が、島ネズミたちを苦しめる白イタチのノロイと対決する様を描く。ガンバのほか、マンプク、ヨイショ、ボーボ、ガクシャなど個性的なネズミが多数登場する。ヒロインのネズミ・潮路の声を務めた神田さんは、女性として好みのネズミを聞かれると「原作を読んだ時は、ガクシャ。冷静沈着で頭がフル回転して諦めないカッコ良さがある」と言いつつも「でも映画ではガンバの“ガンバり”と、画面から飛び出しそうなアクションから出る躍動感がカッコよかった」と梶さんを意識してか、推しネズミをジョークまじりで訂正。当の梶さんは「お情けいただけて、ありがたい」と照れつつも甘い声で喜んだ。7年前からガンバ役声優の候補に挙がっていたという梶さんは「歴史ある作品に候補として名前を挙げていただいただけで嬉しかった。その分プレッシャーもあるけれど、先輩方の胸を借りるつもりで務めさせていただきました」と大役抜擢に意気込み十分。神田さんは「私でいいの?と思うくらい、おこがましい気持ちがあった」と不安を明かすも「でも潮路というキャラクター・ビジュアルを見て、こんなに可愛い子を担当するんだ、という誇りを持つことが出来た」と胸を張った。完成作品について梶さんが「感動しました。声と音楽がついたものを観ると、改めて素敵な作品である事がわかった」と思いを込めると、神田さんも「身が引き締まる思い。2D版3D版と何度も劇場に足を運びたい」と感動に震えながらPRしていた。映画『GAMBA ガンバと仲間たち』は、10月10日(土)より全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GAMBA ガンバと仲間たち 2015年10月10日より全国にて2D/3D公開(C) SHIROGUMI INC., GAMBA
2015年08月30日韓国ドラマ版「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ」でオリジナルキャラクター、イ・ユヌ役の吹き替えを担当した人気声優・梶裕貴。<前篇>では声優として駆け出しの頃をふり返ってもらったが、<後篇>では大先輩との共演について、さらには年齢と共に変化してきた役柄と今後の展望について語ってもらった。本作で梶さんが演じたのは、オリジナルキャラクターのイ・ユヌ。千秋真一(チャ・ユジン)の恋のライバルとして、ピアノ科の落ちこぼれ音大生・野田恵(ソル・ネイル)を奪い合う誠実な王子様キャラクターだ。本作では、「のだめ」ファンにはお馴染み、アニメ版で声優を務めた関智一、川澄綾子ら先輩声優と共演。尊敬している役者のひとりだという、千秋先輩(ユジン)役の関さんにはアフレコ現場で助けられたそうで「僕は第6話からの参加だったので、すごく気を遣ってくださって、途中からの僕でも居易いというか、お芝居しやすいような空気作りをしていただいていたように感じます。個人的に、色々な不安やプレッシャーもあったのですが、収録後、関さんが『いやもー、梶くん、完璧で言うことないよ』と、冗談を交じえつつ言ってくださって、少しホッとしたのを覚えています(笑)」。収録が楽しくスムーズに行われたというエピソードに垣間見える、座長としての存在感を示す関さん。彼がアニメ版「のだめ」のときからその声と芝居で作り上げてきた千秋先輩(ユジン)という確立されたキャラクターに対して、梶さん演じるユヌは、同じ年齢感のキャラクターであり、さらにユジンとネイルの仲をかき乱すそうとする、言わば“対等な立場”。それ故に、「観ている方が、ユジンとユヌを対等に感じていただけるような話し方や発声を意識して演じた」のだとか。そもそも、中学生や高校生ではない年齢感で、かつカップルの仲に割って入る役どころ自体、あまり経験がなかったそうで「挑戦でしたね」と当時の思いを語る。さらに言うと、意外なことに梶さんが“吹き替え”作品でここまでのメインキャラクターを演じること自体、自身初。そういった点でも挑戦だったようだ。「ここまで登場シーン、セリフの多い役をレギュラーでやらせていただくのは初めてでした。そして演じたことのないような役どころというのもあったので、完成した作品をいち視聴者として、僕自身早く観てみたいです」と目を輝かせる。実は、アニメ作品に多く出演するまでは、海外ドラマや映画の吹き替えの仕事の方が多かったと話す梶さん。「(アニメと違って)吹き替えの場合は、既に実際に役者さんが演じていて、表情も動きも人それぞれ違うので、演じる役者さんの呼吸やテンポを、自分の中に溶け込ませてお芝居することが大事」と役作りの裏側を明かす。さらに吹き替えの魅力を訊ねてみると、アニメとはまた違った年齢層のユーザーが吹き替え作品を見るからといい、その真意をこんな言葉で語ってくれた。「『より多くの方に作品、そしてお芝居を見ていただきたい』というのが、僕の役者としての願いなんです。アニメ作品だけじゃなく吹き替え作品も、声優のお芝居…表現方法のひとつなんですよ、ということをより多くの方に知っていただけたらな、という思いがあります」。声優本来の“表現者”としての幅広さや、奥深さを伝えたいと語る梶さん。すでに本作でこれまでにない年齢のキャラクターを表現し、ふり幅の広さを見せているが、「年相応、と言いますか、自分の年齢とキャリアが上がっていくとともに、少しずつ演じる役の幅も広がっていくようなお仕事をしていけたらと思っています」と今後も更なる成長を胸に誓っていた。いま、アニメやゲームで大活躍する梶さんが、“吹き替え”という世界でも新たな魅力を発揮していくことで、観る側も新しいエンターテインメントの楽しみ方を知ることができるのだろう。梶さんが本作で奏でたような新しい音色を響かせる度に、新しいエンターテインメントの境地へと運んでくれるのではないか…そんな期待を抱かずにはいられない。そんな想いを知ってか知らずか、梶さんは最後にこう締めくくった。「これをきっかけに『のだめ』という作品はもちろん『吹き替えって面白いな』『吹き替えで観る海外ドラマ、映画って面白いんだな』ということを、改めて感じていただけたら嬉しいです」。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日アニメーション映画『劇場版進撃の巨人後編~自由の翼~』が6月27日(土)に公開を迎え、声優を務めた梶裕貴、石川由依、井上麻里奈に荒木哲郎監督が揃って舞台挨拶に登壇した。累計5千万部突破の諌山創の大ヒット漫画のTVアニメシリーズの総集編として製作された本作。新たに製作されたシーンを加えつつ、今回の後編はTVシリーズの14話~25話をベースに、主人公・エレンら調査兵団と巨人の戦い、彼らが巨人の謎に迫っていくさまを描き出す。梶さんらはマントに身を包んだ姿で客席後方より登場し、壇上に上がるとマントを脱ぎ捨てたが、その下には調査兵団のジャケットを着ており、会場は歓声に包まれる。梶さんは「やっとみなさんにご覧いただけます。『進撃の巨人』はいろんなコラボレーションがありますが、その神髄はやはり、本編のドラマにあります。前編を見て僕自身も早く後編を見たいと思ってました!」と興奮した面持ちで語る。石川さんは後編の見どころとして「調査兵団としての戦い」を挙げ「女型の巨人が…」とその一部を明かすが、すかさず梶さん、井上さんから白々しく「えぇ?そんなのが出てくるの?」と追及。石川さんは苦笑交じりに「きっと戦うんです(笑)。わかんないですけど(笑)、いろんなシーンが盛り上がって『面白かった!』と思ってもらえる映画になってると思います」と語る。井上さんは、そんな石川さんからの流れを完全に無視し、あっさり「女型の巨人が出てきて、それを中心に展開します!」とあっさりと明かし、会場は爆笑。自身が演じるアルミンについても「見どころ満載です!アルミンの良さが前面に出てきます」とアピールした。荒木監督は、梶さんが語ったのと同様に「もちろんアクションが見どころではありますが、『進撃の巨人』のいいところはアクション以上にドラマです」とエレンらが織りなすドラマこそがポイントだと強調。TVシリーズを2時間の映画にするうえで、もう一段階、磨き上げる作業を行い、この作品の本質を明らかにすることができたと思います」と自信をのぞかせた。梶さんは改めて本作、そしてTVシリーズについて「魂を込めて収録した」と強い思い入れを吐露。最後は観客と一緒に「心臓を捧げよ!」のポーズを決め、作品の船出を祝った。『劇場版進撃の巨人後編~自由の翼~』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月27日安藤裕子が6月16日(火)に東京・LIQUIDROOMでライブツアー「安藤裕子 LIVE 2015 『あなたが寝てる間に』」の追加公演を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】3月から4月にかけて4公演行われたツアー「安藤裕子 LIVE 2015 『あなたが寝てる間に』」。同ツアーでは今年の1月にリリースされた最新アルバム『あなたが寝てる間に』の楽曲を中心に披露。今回の追加公演では、同アルバムの楽曲に加え、7月29日(水)リリースのシングルが披露される予定。同曲はスキマスイッチが書き下ろし曲を提供することで話題となっている。チケット一般発売は5月31日(日)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施。受付は5月15日(金)午後6時から24日(日)午後11時59分まで。■安藤裕子 LIVE 2015 「あなたが寝てる間に」追加公演6月16日(火)LIQUIDROOM(東京都)開場 18:45 / 開演 19:30料金: スタンディング 5800円 ※ドリンク代別途必要
2015年05月14日お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之の妻で元TBSアナウンサーの青木裕子が12月21日(日)、東京都内書店で著書「母、妻、ときどき青木裕子」の出版記念イベントを行った。今年3月に産まれた長男・稜君の育児に奮闘中の青木さんは「産まれてすぐは矢部さんに似ていると言われたけれど、段々と私に似てきた」と最近の愛息子の様子を紹介しながら、「女の人が凄く好き。そんなところがパパ似かな?男の人が遊びに来ると泣いちゃうけれど、女の人が遊びに来るとニコニコしちゃっている」と性格面は矢部さんの血を引いていることを明かしていた。その矢部さんとは、妊娠中にとある事でかなりの夫婦喧嘩が勃発したそう。「主人も息子が産まれる前はチャラチャラしていて、その一環です」とふり返った青木さんは、「女性問題が発覚して、私は家出をしました」と衝撃告白。矢部さんからは謝罪があったそうで「今も喧嘩はあるけれど、家出はないですね」と夫婦円満をアピールしていた。反省した矢部さんは女好きから一転、子煩悩に。「私が仕事の時は息子と2人で過ごしてくれるようになった。前は気が気じゃなかったけれど、今は安心感がある。ボールで遊んでくれたりしている」とニッコリ。この日も青木さんの替わりに子守を担当しているそうで「『いってらっしゃい、頑張ってきてね』と言ってくれて、息子も泣いてなくて不思議そうな顔をしていました」とそのパパぶりを紹介。2人目の予定について聞かれると「子どもが1歳になった時に、2人目がほしいと思っています。矢部さんも今度は女の子がほしいみたい」と具体的で、終始幸せオーラを漂わせていた。同書は、青木さんが妊娠に気付いてから書き綴っていた日記と共に、ロングインタビューやプライベート写真、撮りおろし写真などをまとめたもので、夫・矢部さんへの想いや母になった喜びや子育ての戸惑いなどが収められている。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日公開初日を迎えたアニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢』の初日舞台あいさつが22日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストから梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、荒木哲郎監督が登壇するとともに、上映のラストではアニメ第2期が2016年に放送されることが発表された。『進撃の巨人』は、コミックの累計発行部数が4,000万部を突破し、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で諫山氏が連載中の漫画をアニメ化し、人類を捕食する巨人との絶望的な戦いを描いた作品。先日には実写版のキャストも発表され、大きな盛り上がりを見せているが、今回の劇場版は昨年4月より放送されたTVアニメ第1期を再編集した内容となっている。続編の『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』は2015年6月27日より全国公開予定。キャスト陣と荒木監督は、調査兵団の兵装姿で登場。梶は「見終わった皆さんの緊張感と高揚が伝わって、僕も緊張してきました。TVシリーズだと何回にも渡って見る内容を一気に見るとなんだか疲れますよね。2時間ずっとクライマックスのような緊張感があったんじゃないかと思います」と編集版ならでは流れを実感。続いて、舞台あいさつが初めてだという石川は「梶さんのおっしゃる通り独特の緊張感を感じます。『進撃の巨人』がなければ今の私はないと思います。TVシリーズの頃からいつか劇場で見たいと思っていたのが、こんなに早く夢が叶うとは思いませんでした。きっと『進撃の巨人』すごいなって思ってもらえる作品になっていると思います」と作品の出来に自信を覗かせながら、出演の喜びを噛み締めていた。そして、井上は「劇場で見る価値がある作品で、この大スクリーンで超大型巨人を見られるのはすごいことだと思います。一話から通してみるのはやっぱりつらくて、同じ演技は二度とできないです。その時の全てを賭けていたんだと思います」と、アルミンの名シーンを思い起こしながら語っていた。同日の上映では、アニメ第2期が2016年に放送されることも决定。梶は「2期が決定しました。ずっとやりたいやりたいと言っていたのが、ようやく皆さんにご報告できました。2016年の放送を原作とともに楽しみにしてほしいです」と2期決定の喜びを伝えた。荒木監督は「すごくエキサイトしています。さぁ来い! という感じです」と静かな闘志を感じさせたが、キャストによれば今日の監督は「念願の兵団服を着られていつもよりテンションが高い」という。また、総集編を作る苦労について荒木監督は「原作がこう編集してくれとアピールしてくるんです。具体的なセレクトは迷いますが楽しい作業でした」と笑顔を見せていた。舞台挨拶のラストには超大型巨人を象ったケーキも登場。梶が音頭を取っての「この世から一匹残らず駆逐してやる!」の声と共に入刀。劇場版の公開と2期決定を祝っていた。『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』は全国公開中。
2014年11月23日アニメーション『劇場版「進撃の巨人」前編~グレンの弓矢~』が11月22日(土)に公開を迎え、声優を務める梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、荒木哲郎監督が初回上映後の舞台挨拶に登壇した。累計4,000万部突破の諌山創の大人気漫画のアニメ版で、昨年4月より放送されたTVシリーズを前後編二部の総集編として映画化。謎の巨人に脅かされ、人類が高い壁の中で暮らす世界で、巨人を駆逐すべく戦う主人公たちの姿を描くと共に、巨人に隠された恐るべき秘密が明かされていく――。登壇陣は、荒木監督も含め、調査兵団の制服姿で現れ、会場を沸かせる。また、映画の終わりにはTVアニメシリーズの第2期の放送決定が発表されたが、改めてエレン役の梶さんが「第2期決定しました!」と告げると温かい拍手が沸き起こった。梶さんは「僕らも『やりたい』と思ってました。2016年以降も楽しみにしていてください」と笑顔で語る。ミカサ役の石川さんは「まさかこんなに早く劇場版が実現するとは思ってなかった」と喜びを口にし「最後は私も泣きました!」と明かす。アルミン役の井上さんは「第1話からまた見るのがつらかった…。いろいろ思い返して感慨深いです。あの芝居はもう二度とできないし、あのシーンはもうやりたくない(苦笑)!」とアルミンとしてのつらい思い出も含め、TVシリーズの頃をしみじみとふり返る。TVシリーズの総集編として2時間の映画の中に収めるためにエピソードやシーンを抽出するのはさぞやつらい作業だろうが荒木監督は「原作が『こうしてくれ』とアピールしてくれる」という素敵な言葉で映画作りを表現。「大変だけど楽しい」と語る。この日は、映画公開を記念して“超大型巨人ケーキ”が登場!これに梶さんらは得意の(?)ナイフでカットを入れたが、ここでも「うなじを狙えばいいの?」(井上さん)などといったやりとりでファンを喜ばせる。梶さんの「一匹残らず」の掛け声に合わせて劇場全体で「駆逐してやるぜ!」と声を合わせてナイフを突き刺した。そして舞台挨拶の最後にはこれも劇場全体で「心臓を捧げよ!」の声に合わせてポーズ!最後まで熱気に包まれた舞台挨拶となった。『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「進撃の巨人」前編紅蓮の弓矢 2014年11月22日より全国にて公開(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
2014年11月23日アーティストの金谷裕子は初の作品集『**YXICOOO**(イキシクー)』(3,300円)を11月21日に発売。それを記念した展覧会を11月14日から30日まで開催する。金谷裕子はペインティングやコラージュ、アニメーション、インスタレーション、刺繍、コラージュなど、様々な手法で色彩豊かな作品を発表しているアーティスト。14年には「ナイキ(NIKE)」の新プロジェクト“タイツ・オブ・ザ・モーメント”を手掛けた他、「エトロ(ETRO)」など、様々なブランドとコラボレーション、木村カエラ、PUFFYなどのミュージシャンのジャケットも手がけている。個展「YXICOOO(イキシクー)」には、金谷が過去10年に渡って製作してきた作品が結集している。さらに、ラフなスタイルでスケッチされた原画や、作品の一部を具体化させた立体作品も展示される予定。まるで教会か古城に迷い込んだかのような、繊細な装飾美が織りなす非日常的な体験が楽しめそうだ。なお、16日には14時からワークショップ「色のパワーと繋がるワークショップ~塗り絵編」が開催される。これは、金谷デザインの模様がプリントされた画用紙を、参加者が持ち込んだ色鉛筆で彩色するというもの。自分の持つ色彩感覚を再認識するとともに、その色が持つパワーを取りこもうという試みだ。さらに、30日にはゲストに伊藤桂司と筒井奈々を招き、15時からトークイベントが開催される。参加費はワークショップが2,000円、トークイベントが1,000円。【イベント情報】金谷裕子「YXICOOO(イキシクー)」会場:AL住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17会期:11月14日から11月30日時間:12:00から19:00(30日は17:00まで)料金:無料
2014年11月10日●余裕がなかった久しぶりの現場「湿疹が出たことも」歌手の安藤裕子が、映画『ぶどうのなみだ』(10月4日北海道先行公開/10月11日全国公開)で約14年ぶりに女優復帰する。2003年の歌手デビュー後としては初の本格的な演技。小規模公開ながら興行収入3.8億円のヒットを記録した『しあわせのパン』(2012年)のスタッフが再集結し、再び大泉洋を主演に据えて本作が完成した。舞台は北海道・空知地方のワイナリー。兄・アオ(大泉洋)はワイン造りに励み、弟・ロク(染谷将太)は父が遺した小麦畑を受け継いで静かな生活を送っていた。かつて家族の反対を押し切って東京に出たアオ。夢破れて5年前から故郷に戻り、亡き父が植えた1本の葡萄の木のそばに畑を作って、"黒いダイヤ"と呼ばれる葡萄「ピノ・ノワール」の醸造を繰り返していたが、理想の味に巡り合えないでいた。そんなある日、突然現れた女性・エリカ(安藤裕子)が新しい風を吹き込んでいく。ぶどうのなみだ――それは厳しい冬を乗り越えて春を迎えた葡萄の木が、雪解け水を吸い上げ、小さな枝から落とすひとしずく。この映画は、人生で時に出会う悲しい涙も「それはきっと、あなたがいつか幸せになるためのひとしずく」と優しく語りかけてくれる。今から14年前、『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)というドラマが放送された。TOKIOの長瀬智也が主演を務め、渡辺謙など豪華俳優陣がずらり。その中に、安藤裕子もいた。彼女が演じたのは、ボウリング場の店員・カオル役。出番は少なかったが、劇中で池袋西口公園を「IWGP」と名付け、後に山下智久演じるシュンと恋仲になるなど、重要な役を務めた。しかし、安藤はそこから14年もの間、演技の仕事から遠ざかってしまう。その間には何があったのか。なぜ今、そして、なぜこの作品で女優復帰を決心したのか。彼女の真意を探った。――今まで観た映画で最も「乾杯!」をする作品でした。食事のシーンは、すべて北海道産の材料が使われているそうですね。エリカは食事を作って振る舞う役柄だったので、お料理が目の前にたくさんありました。合間や撮影シーンも含めて、私がいちばん多くつまんでるんじゃないかと(笑)。基本的には何でもおいしい。余ったスープもランチとかで振る舞ってくださったりすると「うわぁ、体休まるわ~」って思いますし。私がいちばん「わー!」って驚いたのは、ベーコンの塊。それをざく切りにして、フォークで刺して食べたんですが。あの自然のもとで食べるからおいしいのか、ただそれ自体がおいしいからなのか。分からないまま食べていました(笑)。――リラックスして撮影に臨む雰囲気が伝わります。いえ! 余裕はなかったです(笑)。だけど、おいしい物はおいしいですから、瞬間的に。周囲のスタッフもどうにか撮り終えようとして、走り回っていますし。ただ、わりと私は食いしん坊なので、カットがかかっても食べちゃうようなところがあります。大泉(洋)さんはみんなで集まって食事をするシーンに入ってこないんですが、染谷(将太)くん、田口(トモロヲ)さん、前野(朋哉)くん、りりィさんとかは、わりと一緒にいて。一番最初の食事のシーンが田口さんと一緒だったので話す機会もけっこうありました。――エリカは本作のヒロイン。登場シーンも多かったですね。特に印象に残ったのは、染谷さんにパンケーキ作りをお願いするシーン。はにかみながらの言い回しは、演技とは思えないほどリアルで。とても魅力的でした。本当ですか(笑)!? あれは…撮影がはじまったばかりの頃で、あれが染谷くんとの最初のシーンだったと思います。だから、結構自分の中でまだ「恥ずかしい」と思いながらやっちゃったところはありました。私、素で笑っちゃってたんじゃないかな(笑)。ただ、エリカはけっこうな男前で「私が何でもやったるわい!」みたいな感じで生きている人だから、お願いごと自体がちょっと気恥ずかしいみたいな部分もやっぱりあるのかなと思います。ちょっと、かわいらしいセリフですしね。染谷くんが耳に差した麦の穂を指さす仕草も照れ隠し。私自身もちょっと恥ずかしい気持ちもあって、ちょっとオーバーリアクションになっています。――やはりそうでしたか(笑)。14年ぶりの本格演技と聞きました。映画の現場はエキストラ的な役で覗き見する程度のことで、こんな役をいただいてちゃんと演技をするのは初めてのことでした。――今回の作品では、とてもそういうふうには見えませんでした。いろいろとご苦労はされていたわけですね。めちゃくちゃご苦労していましたよ(笑)。湿疹が出たこともありましたし。エリカの登場シーンが多かったので、ちゃんとできるか不安もあって。ただ、監督が撮影に入る前に演技指導を数日してくださって、そこでエリカという人間の基本的な部分や気持ちの動きを大まかに入れていただきました。撮影に入って現場の動きになじむまで怖かったですけど、想像したよりはつらくない作業だったと思います。――もっと他の作品でも安藤さんを見てみたいと思いました。撮影を終えて、演技に対して今はどのような印象を抱いていますか。もともと映画のお仕事をやりたいと思っていた時期だったので、お話を頂いた時はビンゴ。すぐに「やる! やる!」という感じでした。映画を作りたいという思いもあるんですけど、出てみたい作品は「戦争」や「時代劇」。そういう作品に登場する過去の人間にすごく憧れがあるんです。今回、演じるというのは「その人の人生を頂くこと」でもある気がしました。エリカは私にとって結構遠い部分もありましたけど、自分の奥に眠っていた感覚とか、していない体験をプレゼントしてもらったような。そんな感じがしました。――過去の人間…例えば、歴史上の人物だったら誰を演じてみたいですか。そうか! 歴史上の人物にもなれるってことか(笑)。でも、難しいですよね。歴史上の人物はみんなが持つ印象が強いじゃないですか。それは難しそうな気がしますね。漫画のキャラクターも原作を超えるのがすごく大変そうなんですが、超えられるものならやってみると面白いかもしれません。●「息苦しい世界としか思ってなかった」――先ほど「もともと映画の仕事をやりたい時期だった」と。何かきっかけがあったのでしょうか。私が小学校5年生の時から親らしく育ててくれたのは、おばあちゃんだったんですけど、東日本大震災の後から急に弱って血を吐いて入院して。地震が起こる度に血を吐いて、1カ月あまりで亡くなってしまいました。その時、私にはちょうど子どもができていたんですが…素直に喜べなかったんです。私が子どもを授かった代わりに、おばあちゃんが死んでしまったの? みたいな。そして、テレビの画面越しには多くの方が亡くなっている…。そこから"精神"について1年ぐらい…もっとかな、自分自身で考える時間だったんですよ。震災から1年後ぐらいに「グッド・バイ」という曲を書いたんですが…感覚的に「いずれみんな死ぬんだ」という結論に至りました。自分の中でややこしく考えていても、「人は生まれて死ぬ」ただそれだけなんだと、考えが1周してしまって。死ぬまでに何ができるんだろう。後悔はしたくないと。――もともと、この世界に入るのも映画業界に興味を持ったのがきっかけだそうですね。最初は映画の専門学校に入ろうと思っていたんですが、願書を出す時期に怖くなってしまったんです。1つの専門分野に足を踏み入れて、興味が湧かなかった時に「どうしよう! 帰れない!」ってなっちゃいそうで。それで普通の大学に入ってみたんですけど…入ってみたら想像と全然違っていて。女子大だったので何もかも世界が違いました。しゃべってる言葉もフランス語か! と思うくらい意味がわからないこともありましたし(笑)。私、小学校4年生くらいまでいじめられっ子みたいな感じだったんですけど、大学に入ったら私の魂がそのレベルくらいまで戻ってしまっていました。お昼もベーグルを買って、一人で本を読みながら黙々と食べて(笑)。ここにいても、文章を学べる授業以外に得られるものはないなと思って、大学入ってすぐに「映画の仕事に就かねば!」と思うようになりました。――それは撮る側として? それとも役者?撮る側になりたかったです。恥ずかしくて人には見せられなかったんですけど、高校の時に小説を書いていました。絵も昔から描いていたので、書く文章も先に映像が頭の中に浮かんで、それを形にしたいという思いがありました。高校生の夏休みにホームビデオ風の映像をみんなと撮ったことがあって、そこで初めて物づくりの楽しみを人と共有できたんです。それまでの物づくりは、私の個人的な作業。人とそうやって、ワクワク、キャーキャーしながら何かを作れる、そういう楽しさがありました。それを仕事にしたいとは思うようになったんですが、何をしたいのか分からなかったんですよね。脚本家? 演出? でも、専門学校の願書には「脚本家コース」「演出家コース」とか決まってしまっているので、どこに送っていいのか分かりませんでした。――そこから2000年に放送されたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』にはどういうきっかけで出演することになるのでしょうか。大学在学中に父の知り合いで制作会社で働いている人がいたんですが、映画会社に入る方法を聞いたら「そんなに甘いものじゃない」と諭されて。まだ大学生だったこともあって、「まずは出演する方で現場をのぞいてみたら」と勧められて、いろいろなオーディションを受けるようになりました。あの現場は本当にラッキーで入れたんですよ。何本かオーディションを受けている中で、あるスタッフさんが落とされた私のことを気に入ってくださっていて。ドラマの立ち上げの時に「面白い子がいるから」と呼んでいただいたんです。――出演後の反響もすごかったのでは。そうですね。そんなに登場シーンが多いわけじゃなかったんですが、物語の世界観が特殊だったので反響もすごかったですね。池袋の本物のギャングたちが、私たちを仲間だと思うみたいで、撮影で池袋に行くとめっちゃ話しかけられるんですよ(笑)。すごい友達みたいな感覚で。普段怖くて近づけないお兄さんたちが、すごく優しく話しかけてくれるから、とても愛されている作品なんだなと思いました。――そこから14年の空白期間があります。もっと別の作品に出たいとは思わなかったのでしょうか。その理由をお聞かせください。しばらくは思わなかったですね。大学の時にそういう仕事をしたのは興味本位みたいなところもありましたし、制作の現場をのぞいてみたいという思いもありましたし。あとは自分には向いてないんだと確認するような時間だったと思います。当時の私はまだ二十歳ぐらいの女の子。宣材写真を撮る時に似合わない服を着せられて、「笑って」って言われて…私、めちゃくちゃ根暗だったので、笑えないなぁとか思っていると周囲から「なんだ、あの子」と思われているような気がして。息苦しい世界としか思っているにすぎなかったので…私にとっては「音楽が出口」になっていった時期。私は自分が作り出すものを形にして、ただ誰かに認めてほしかった。それを映画という世界に望んだけど……制作の現場を見たら自分の根性ではできなさそうだなと思いましたし、演技をすることもできないから怖くて仕方なかったし……でも歌を歌っている時だけがみんな笑顔で「いいね! いいね!」って言ってくれて。ライブをやらせてくれたり、スタジオを貸してくれたり、だんだん大人の仲間も増えて、いつしか仕事にもなって。そこからの歌手としての10年は「安藤裕子」という音楽を作るのに精いっぱいの時間でした。映画のお誘いも時々あって、うれしかったですけど自分の中で出る意味が見いだせなくて。だから、結局はタイミングなんだと思います。私は今、なんでも「やりたい♪ やりたい♪」というモード。今回こういうお話をいただいて本当にうれしかったです。(C)2014「ぶどうのなみだ」製作委員会■プロフィール安藤裕子1977年生まれ。神奈川県出身。2003年にシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2005年、月桂冠のCMソングに採用された「のうぜんかつら(リプライズ)」で多くの人に知られる存在となり、2010年リリースの5thアルバム『JAPANESE POP』が、ミュージックマガジン年間ベストアルバムJ-POP部門1位を受賞。CDジャケットやコンサートグッズのデザイン、Music Videoの監督も手がけ、自身の作品のアートワークをすべてこなしている。歌手としてデビュー後は、本作が本格的な演技初挑戦となる。
2014年09月29日東日本大震災後の福島に暮らす家族の喪失と再生を映し出した、松山ケンイチの主演最新作『家路』の予告編が解禁。松山さんと共に、内野聖陽、田中裕子、安藤サクラといった実力派が結集した90秒の映像が公開された。震災の影響によって、 “帰れない場所”になってしまった故郷・福島。先祖代々受け継いできた土地を失い、鬱々と過ごす兄(内野さん)、胸の奥に諦めと深い悲しみを抱えた母(田中さん)。生きてきた土地を離れ、先の見えない日々を過ごす彼らの元へ、20年近く前に故郷を出たまま、音信不通だった弟(松山さん)が突然帰郷した。そんな弟に戸惑う兄。弟は警戒区域に指定されている生家に住み、たった一人で苗を育て、無人となった田んぼに苗を植えていた…。過去の出来事に葛藤を抱えながらも、故郷で生きることを決めた弟が、バラバラになった家族の心を再び結びつけていく様を、豪華実力派キャストで描く本作。監督はドキュメンタリー監督として「ギャラクシー大賞」を始め、数々の受賞歴を持つ久保田直。脚本は、田中さん主演の『いつか読書する日』で脚本を務めた青木研次によるオリジナル。“故郷を失う”という不条理で絶望的な状況を体験し、喪失感と葛藤を乗り越えて希望に向かって歩き始める家族の物語。震災から3年目を迎える3月を前に、日本の原風景がいまだに残る福島で撮影された本作を、まずは予告編から確かめてみて。『家路』は2014年3月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:家路 2014年春、全国にて公開
2013年12月24日6月挙式の姿をついにお披露目元モーニング娘。のメンバーで、歌手であり、タレントである中澤裕子が11日、自身のオフィシャルブログで、6月にとりおこなったハワイでの挙式の際のウェディングドレス姿を公開した。純白のティアードも美しいウェディングドレスに身を包み、ブーケを抱えた姿は、スイートでやはりいつもとは違う特別な美しさ。教会前で撮影した屋外写真でも、幸せいっぱいの雰囲気が伝わってくる。反響も続々自分だけのためにつくってもらったオリジナルのこのウェディングドレスは宝物、と本人も大満足の様子。先日出演したテレビのバラエティトーク番組「踊るさんま御殿」では、全身アニマル、ヒョウ柄の浴衣で出演したことにも触れ、ひさびさに「戦闘モード」をみせてみたと語っているが、プライベートでは、そんな「戦闘モード」はゼロで幸せいっぱいな日々だとか。世間的なイメージの、強い“姉御”キャラとは異なる、彼女の一面もうかがえる。ブログ記事には、「(公開を)心待ちにしていました。素敵です」「裕ちゃん綺麗です」「末永くお幸せに」「ウェディング姿載せてくれてありがとうございます」など、幸せオーラいっぱいの姿に祝福と絶賛のコメントが多数寄せられている。元の記事を読む
2012年07月14日ハワイで挙式・披露宴を元モーニング娘。のメンバーで、女優として、タレントとして活躍する中澤裕子。4月にIT関連企業の社長と結婚したことが報じられたが、正式な挙式や披露宴についてはこれまで未定だった。しかし、11日明らかになったところによると。6月にも米ハワイにて挙式と披露宴を行う予定だという。出席者は親族と親しい友人のみに限り、アットホームな雰囲気で催されるとみられる。舞台も絶好調中澤は現在、東京・天王洲の銀河劇場におけるミュージカル「ボクは、十二単に恋をする」に出演しており、10日はこの舞台の初日でもあった。現代版の源氏物語を舞台化した作品で、パートナーとなった夫にもぜひ見に来てほしいと思っているとか。さっそく幸せいっぱいの感をのぞかせ、のろける場面もあったようだ。“ねえさん”として慕われた中澤のウェディング姿にも注目が集まりそう。より美しくなって、今後も彼女らしく活躍してくれることを願いたい。元の記事を読む
2012年05月13日映画『ワイルド7』の男性限定試写会が12月7日(水)に開催され、出演者のひとり、宇梶剛士がトークイベントに登場し、“ワイルドな男”になるべく特別講座を開講した。望月三起也の人気漫画を瑛太、丸山隆平(関ジャニ∞)、椎名桔平らを迎えて映画化。元凶悪犯罪者によって組織された超法規的組織“ワイルド7”の面々が、国家をも敵に回して豪快に暴れまくる姿をダイナミックに描き出す。男だらけの会場に入るや宇梶さんは「よく来てくださいました」とニッコリ。「よくよく考えるまでもなく、(自分がゲストで)“女子限定試写会”というのはあり得ないですからね」と語り、笑いを誘った。「ワイルドとは何か?」という問いに、宇梶さんは「野心」をキーワードにこんな話を。「以前『宇梶くんは野心あるね』と言われ、人を出し抜いたりするさもしい奴って意味かなと思ったりしてずっと引っかかってたんです。アフリカの草食動物が草を食べ尽くして新しい地に移るとき、高台からその地を見下ろして『ここで生き抜けるか?』と考えるそうです。それが“野心”というものだと聞いて『それだ!』って思いました」。宇梶さんの出身校に通う高校生が「国家を敵に回しても守りたいものは?」と尋ねると、「子供たち。まだ生きるってどういうことなのか分からない、ほろ苦さや忘れられない感動を知らない子供たちを守りたい」と回答。さらに現在、彼女と「ワイルドな感じで」交際中という男性には「長く付き合うと相手の方がワイルドになっていくよ(笑)。『おらぁ!』とか言われて『キャイン、キャイン』って働かなくちゃいけなくなることもあるけど頑張って!」と自らの体験を交えて(?)アドバイスを送っていた。ここ数年、“草食男子”の存在が取りざたされているが「肉食でも草食でもいいから、好きになったら相手を抱きしめなくちゃいけない」と語り、「まあまずは野菜炒めに徐々に肉を入れてみたら?」とワイルドな生き方を説いた。『ワイルド7』は12月21日(水)より公開。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待関ジャニ丸山、金色シャツのタキシードで登場映画初出演でワイルドな魅力を発揮?ワイルドな瑛太にキュン!『ワイルド7』カップル限定試写会に30組60名様ご招待ワルが悪を裁く!『ワイルド7』ジャパン・プレミア試写会に25組50名様ご招待玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?
2011年12月07日中澤裕子、IT関連企業社長とスピード婚!元モーニング娘の中澤裕子(38)が、今年8月から交際していた同年齢のIT関連企業社長と、交際4カ月の早さで来春の結婚を決めた事が明らかになった。中澤のお相手は、なかなかのイケメンで福岡県在住のIT関連企業社長。主にケーブルテレビ関連のコンピューターソフトを手がけ、月の半分は全国を駆けめぐるという。上京した際には中澤のマンションに泊まり愛を深めてきた。やっと、行き遅れキャラを返上同じ初代メンバーの石黒や飯田圭織(30)は早々と嫁ぎ、辻希美(24)は既に2人のママになり、藤本美貴(26)は現在妊娠6カ月、最もかわいがっていた矢口真里(28)も今年5月に結婚。そんな中、姉ご肌で最年長の中澤は、自虐的な行き遅れキャラが板についていたが、ついに返上するときが来た。2人は今夏、共通の友人の紹介で知り合い、10月に写真誌「FRIDAY」の報道で熱愛が発覚。そして交際4カ月のスピード婚約となった。待望の挙式は来春に中澤のドリームモーニング娘の活動が来年3月10日の東京・日本武道館公演で一段落するので、年明けにも互いの親に紹介し、早ければ来春に挙式し、披露宴は開かず、夫が住む福岡で新婚生活をスタートさせる予定だ。初代モーニング娘の代表として末永く幸せな家庭を築いて欲しい。元の記事を読む
2011年12月07日