「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「野獣カップル」。女優とお笑い芸人カップルのような、美人とブサメン、ルックスがアンバランスなカップルを意味します。土田さんはどのような意見をお持ちなのでしょう?* **たしかに、美人とブサイクのカップルは目立ちます。なぜあんな美人がブサイクを選んだのか?一瞬、ん(?)ってとまどいますよね。で、いろいろ想像しちゃうんです。やっぱり中身優先で、ほっこりとした男性なんだろうな~とか、どこかの御曹司でめちゃくちゃ金持ちなのかも…とか。勝手に想像するのもおもしろいじゃないですか。相手のどこを見ているのかってことでもある。見た目はブサイクだけど、地位や経済力が伴ってこそ、なんじゃないですか?なんだかんだ、それが一番大事。特に女性はお金にシビアですからね~。才能に惚れた、なんて言う女性もいますけど、それはいつの段階で?と思いますね。成功する前から付き合っているなら見抜いているってことでしょうけど、大半が、ある程度の地位になってからお付き合いしていませんかね。まぁ、金持ちかどうかはさておき、ブサメンは基本的には優しい人が多い印象。いろんなイケメンと付き合った美人が最終的に落ち着くのも、見た目よりも中身。だから結婚向きだと思いますよ!◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS 日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『そうだ旅に行こう。』(テレビ東京)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月30日‐2016年1月6日合併号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年01月02日故・森田芳光監督なじみのスタッフとキャストが集結して製作された『の・ようなもの のようなもの』の公開を前に、監督の命日である12月20日(日)、新宿の末廣亭の高座に主演の松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、杉山泰一監督が登壇した。その他の画像森田監督が落語をテーマに35年前に撮ったデビュー作『の・ようなもの』の続編として製作された本作。脱サラして落語家となった志ん田が、落語を捨てて気ままに生きる兄弟子を探し出し、共に過ごす中で自らの生き方を見つけていくさまを描く。登壇陣は、和服姿で登場。松山は、初めて本作で落語家を演じるに際し、勉強のためにこの末廣亭に客として足を運んだというが、この日は高座からのお出ましとあって勝手が違うよう。「こっち側にいると(客席が)広く見えて怖い!『面白いこと言わなきゃ』と緊張してきて……」と顔を引きつらせる。映画の中で披露している落語は、この日の司会進行を務めた古今亭志ん丸の指導を仰いだが「(ネタを)見せたら『いいんじゃないですか?それで』しか言わないから怖い!自分次第なんだと思って練習しました(笑)。いい指導法だと思います。子どもが習い事を始めたらそうやって指導しようかと」と高座とあって口調も滑らかだった。北川はそんな松山の劇中での落語について「本物の落語家さんみたいでした」と絶賛。「長回しで1本の噺をやったんですが、直前まで私世間話をしてるんです。大丈夫かな?と思ってたけど、いざ(高座に)上がると憑依したみたいでした」と唸る。松山の姿に感化されてか、落語をやる男性について「カッコいいです!」とうっとりと語っていた。松山は謎かけのネタを振られると「青春と掛けて、エスプレッソのようなものと解く。その心は……最後に苦みが残ります」とキレイにまとめる。北川も負けじと「落語と掛けて、オシャレのようなものと解きます。その心は、どちらもセンス(扇子)が必要です」とこちらも見事にまとめ、会場は拍手喝采だった。伊藤は『の・ようなもの』出演のきっかけにもなった学生落語時代に、末廣亭の高座に上がった経験があり「35年ぶりにこちらに帰ってきて感無量です」と感慨深げ。「人生と掛けまして、ボウリングのようなものと解きます。その心は…まっすぐ行ったり曲がったり」と自身、そして映画で演じた役柄そのままを示すかのようなネタで会場をわかせた。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年12月21日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、好きになる相手はいつもイケメン!という「イケメン好き」について。男性からは不評そうですが、土田さんの考えとは?***気になるのは、このイケメン好きさんが美人かどうかってこと。美人だったら別にいいんですけど、容姿はそこそこ…な人が公言していたら、どうなんでしょう。きっと周囲からも身の程知らずだと思われてないですかね?まぁ、アイドル好きの女性だって、ちゃんと彼氏がいたりするし、そういう意味でのイケメン好きなら、全然いいですけどね。男性と女性のステイタスって別モノ。男性はいくつになっても、若くてキレイな人を連れて歩きたいっていう願望がある一方で、女性は地位とか経済力に惹かれるわけで。だから美人って需要があるし、武器にもなるんですよね。なんだかんだ、入り口はやっぱり「容姿」なんです。世の中、そうやってうまくバランスとれているんです。美人かどうかはさておき、「私イケメン好き」を公言しているとリスクもあると思いますよ。ちょっと声掛けられたらホイホイ付いていっちゃいそうだし、遊ばれて終わりっていう。女性の方もそれで満足しちゃいそうだからな~。本命になりたいなら身の丈を知りましょう!◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月25日号より。文・神保亜紀子(C)tetmc
2015年12月19日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「全方位モテ」。賢く頼りがいがあり、裏表のない明るい性格。誰からも愛される“女子アナ”タイプの女性。容姿端麗で気配りもできる、男性にとってもカンペキな理想の女性像を指す言葉。さて、土田さんのご意見は?* **全方位でモテるってことは、それだけ努力をしているってこと。相当能力が高いと思います。女子アナで言えば、大前提としてキレイで学がある。なんといっても空気が読める。気配りができる。それに仕事上、下ネタとか酔っ払ってゲスい話はできないから、ちゃんとして見える…。テレビに出るときは、いかに自分の我を抑えて、人に合わせられるか。周りのスタッフや出演者だけじゃなく、テレビを見ているあらゆる人から好かれなくちゃいけないわけだから、相当大変。でもそういう職業ですからね。理想の女性像を仕事にしている人たちなんじゃないですか。まぁ、女子アナまではしんどいけど、人に不快感を与えないっていう最低限の部分は、見習ってもよさそう。それにそもそも、こんなふうに全方位に好かれようなんて、到底無理!たいがいは、男にはモテるけど女からは嫌われるとか、年上には好かれるけど年下からはイマイチとか…どっちか一方になっちゃう。欲張らずに、まずは2方向くらいにモテることを目標にしてみれば?◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月16日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年12月15日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「非モテファッション」。派手なネイル、大ぶりのアクセサリー、柄模様のワンピース、籠バッグなど、華やかなファッションで、同性からのウケはいいものの、男性からは敬遠されがち。土田さんはどのような意見をお持ちなのでしょう?* * *非モテって言葉から思い浮かぶのは、ネイルですね。指先って自分の目で見られる部分だから、自分がオンナであることを自覚できるんですって。年を取るほど心理的にも大事なものらしいですね。つまり、自分にとってのオシャレであって、人に向けてのものではないってこと。まぁ、女性がいいと思うものは、だいたい男性には理解しがたいものが多い。女性ファッションでいうトレンドとやらを一生懸命身につけてもらっても、男には響かないもんです。ただ、何が流行かが分からなくたって「その靴いいね」「買い物上手だね」って褒めておけばいいわけで。男の常套手段ですけど、言われて悪い気はしないでしょ?むしろ、女性の流行に敏感な男はろくでもない男。それだけ女性と遊んでいるってことですから要注意!必死に流行を取り入れている感が、非モテに通じてしまう?男なんて単純だから、男ウケする格好なんてカンタンだと思いますけどね。それと自分がやりたい格好とを使い分ければ、ファッションがもっと楽しくなるのでは?◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS 日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『そうだ旅に行こう。』(テレビ東京)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月9日号より。文・神保亜紀子(C)marigo20
2015年12月07日2011年12月20日の急逝から、早4年。故・森田芳光監督の伝説の幕開けとなった劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を、森田作品ゆかりの松山ケンイチ、北川景子ら豪華キャストとスタッフにより完全オリジナルストーリーで描く『の・ようなもの のようなもの』。このほど、森田組でおなじみのキャストや生前の監督と親交のあった各界の著名人から、 “ひと言コメント”ではおさまり切らない、もはや“寄せ書き、の・ようなもの”が続々と到着した。生真面目でさえない落語家・出船亭志ん田と、師匠の娘であるヒロイン・夕美、かつて一門にいた兄弟子・志ん魚など、人間味あふれる人々の不器用ながらも懸命に生きる姿を、『の・ようなもの』へのオマージュもたっぷりに、ふんわり温かく映し出していく本作。森田監督が一貫して追求した「人間ってやっぱり面白い!」というテーマを踏襲し、本作を作り上げたのは、『の・ようなもの』以降、森田作品を助監督として支え続けた杉山泰一。主演を、森田監督の遺作『僕達急行A 列車で行こう』の松山ケンイチ、ヒロインを『間宮兄弟』で森田監督に見出された北川景子が務め、そして『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信が登場。同作の尾藤イサオ、でんでんらも顔を揃えるほか、森田作品ゆかりの超・豪華キャストも「まさか」の役どころで登場する。そして今回、そんな森田監督と親交のあった各界著名人からも、映画の感想コメントを超えた熱い思いが続々と寄せられている。<森田監督ゆかりの著名人コメント>■高田文夫(放送作家)あの森田芳光と、まばゆいおかしな青春が私の銀幕高座に帰ってきた。 我々の人生のようなもののオチはどこなの?教えてくれよ、なぁモリタ…。■秋吉久美子(女優)いやぁ、良かった、グッときた。消えた落語家の弟子、志ん魚(伊藤克信)を現弟子(志ん田)が探す。その道筋が、もう落語だ。『の・ようなもの』の伊藤克信は、役者ではなかった。そして、『の・ようなもの のようなもの』の伊藤克信は、もっとすごいもの、人間のまま、出演してしまう。人間とは人の間と各、と誰かがいう。人間とは、人生の間か?とこの映画で思った。軽く楽しい独特の人情映画?のようで、とても深く壮絶な『の・ようなもの のようなもの』。■貫地谷しほり(女優)あの世界の・ような、また新たな違う世界のような。優しくて可愛くて強い人たちが居ました。バランスを取ることばかり考えず、思いやり片手に、自分の人生を、自分らしく、思い切り。■吉田大八(映画監督)年々、人生なんかより落語のほうが好きになっていくので、そしてもっとそういう人が増えてくれたほうが何かと有り難いので、志ん魚さんにまた会えて幸せです。■ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)30数年という、現実の年月を経たキャラクターたちとの驚くべき再会。そして、次世代への軽やかなバトかなバトンタッチ……これはまさしく、モリタ映画版『フォースの覚醒』だ!■犬山紙子さん(エッセイスト)ポンコツだしこじらせてるしバカだし人に迷惑かけるけど、人生楽しくってやめられないそんな自分にピッタリの映画。■津田寛治(俳優)晴れの日も雨の日も風の日も森田監督が貫き通してきた雰囲気がここにある。自分は監督“のようなもの”だといった杉山監督が、この作品の監督として森田監督を必死に迎えようとしていることに気づいた瞬間、号泣してしまった。なりふり構わず森田芳光を愛する人が、ここにもいる。『の・ようなもの のようなもの』は2016年1月16日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2015年12月07日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「スピ女」。心の拠りどころ、悩みの解決として、セミナーやヒーリングに通ったり、パワースポットを訪れるなどスピリチュアルなものにハマる女性のこと。さて、土田さんのご意見は?* * *好きな女性は多いですよね。でも僕自身は、あまり関心ないな~。以前、後輩たちと行った旅行先でパワースポットに連れていかれたけど、ものすごい速歩きで過ぎ去りましたし。石の脇にいたヘビにはすごく驚かされましたけど…。なんでもそうですけど、依存しすぎるのはよくないですよね。たとえば、何を決めるにも優柔不断の性格だったとして、朝、着ていく服を迷った時、今日のラッキーカラーは緑。じゃあ緑を着ていこう、くらいの道しるべ感覚だったら、いいと思いますよ。だけど、彼氏ができないとか、失恋の原因を占いやスピリチュアルなものに転嫁するのは、どうかと思います。今年はダメみたいだからとか、この場所がよくなかった…なんていう「○○○のせい」は、ただの逃げですから。若い時は、自分にも自信があって夢と希望に向かうだけでしょ。30 歳を過ぎたあたりから、だんだんと現実が見えてくるんですよね。健康面もそうですけど、精神的にも弱ってくれば自分をいたわりたくなるのは当然。ただ、あまりのめり込まない程度に!※『anan』2015年12月2日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年11月27日インテリアデザイナーの森田恭通が、仏パリにて11月12日より、初の個展『Porcelaine Nude』を開催し、自身の写真作品を初めて公開した。場所は、アレキサンダー・マックイーンなどのハイブランドのショールームとして、またパリコレクション会場として利用される北マレのスペース、Espace Commines。森田恭通がこれまで見せてきた煌びやかな世界観とは異なる、新しい局面を示す興味深い内容となった。20年来写真を撮ってきたという森田恭通は、今までの光と影のアングルを切り取るというコンセプトを守りつつ、今回は特にモノクロの接写ヌード写真を用いることで、一見してそれが何であるかを認識するのに一考を要する内容にしたという。これまでに多くのフランス人とコラボレーションをしてきた森田は、「相手に考察を要求するようなフランス人のコミュニケーション方法が興味深い」と語り、フランス人との親交が、今回のエキシビションのコンセプトに少なからず影響を与えたようだった。当日は、8種類のプラチナプリント写真作品(各4枚限定)と、大判ピエゾプリント写真作品(13種、各1点のみ)、それらをあしらったスツール(10種、各1点のみ)と、大判の写真作品をセットすることのできるコーヒーテーブル(オープン・エディション)、そしてリモージュ産磁器の最大手、ベルナルドーとのコラボレーションの写真プリントプレート(8枚組、4セット限定)を披露。特にベルナルドーとの共同作業では、長い歴史と工房の技術に大いに触発されたという。今回パリ同時テロの事件を受け、フランス政府からの3日間の公共施設閉鎖命令により、15日まで開催予定のところ2日間で終了したが、今年に入りフランス観光親善大使に就任した森田恭通は、今後フランスを活躍の場とする機会が益々増えていきそうだ。各作品はホームページyasumichimorita.comでも購入可能
2015年11月17日4年前に急逝した森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』の続編として監督ゆかりのスタッフ、キャストで製作した『の・ようなもの のようなもの』が10月29日(木)に東京国際映画祭でお披露目。松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、杉山泰一監督が舞台挨拶に登壇した。『の・ようなもの」から35年の時を経て製作された本作。生真面目でサエない落語家の志ん田(しんでん)が落語を捨てて気ままに生きる兄弟子の志ん魚(しんとと)との出会いをきっかけに、自分らしくを生きる術を知っていくさまを描く。松山さんが演じた志ん田は、森田監督の遺作『僕達急行 A列車で行こう』で松山さんが演じた役を作品の枠を超えてベースにしている。松山さんは「台本では“志ん田”としか書いてないんですが、衣裳合わせに行ったら、どこかで見た衣裳があって…(笑)。でも、現場に入ったら、(過去の森田作品の)いろんな役を引きずっている人ばかりで『こういうことか!』とこれもひとつのオマージュ、ラブレターかと感動しました」と語る。北川さんが演じたのは役も名前も全くそのまま、北川さんにとっては記念すべき映画初出演作となった『間宮兄弟』で演じた夕美!「台本を読んで“夕美”とあって『そういうことなんだ!』と森田組のシャレなんだと思ってフィッティング(衣裳合わせ)に行ったら、10年前と同じ衣裳がありました」と嬉しそうに振り返る。伊藤さんは35年前の『の・ようなもの』で演じた志ん魚の35年後をそのまま演じているが「35年経っての続編というのが普通はあり得ないしビックリしました。尾藤イサオ、でんでんなど、全員が生きていたからこそ!一人でも亡くなってたらなかったと思うので、長生きに感謝です」と語った。杉山監督は35年前からずっと森田作品の助監督を務めてきたが、最初に今回の話を聞いた時「尻込みしました」と明かす。それでも「森田監督ならこんな時に何て言うか?黒澤明監督のリメイク(『椿三十郎』)をやるくらいだから、自分の作品の続編くらい『やっちゃえ!』と言うだろうと、居直って撮ってみようと決意しました」と明かした。志ん田が北川さん演じる師匠の娘・夕美に背中を叩かれつつ…という恋模様のようなもの(?)が展開するが、松山さんは「『サウスバウンド』で監督と景子ちゃんと3人で舞台挨拶した時、次は『(松山さんと北川さんの)2人でラブストーリーを撮りたい』と言ってて、それがこういう形で実現したのかな?」としみじみ。北川さんも感慨深げにうなずいていた。『の・ようなもの のようなもの』は1月16日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2015年10月29日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、適齢期を過ぎても結婚しない子供の代わりに、親同士がお見合いして、子供に合うであろう相手を探す「代理婚活」。男子100人に「代理婚活はアリですか?」と聞いたところ、「アリ」が28%、「ナシ」が72%との結果に。やはり恋愛はまず当人同士の意思から始めるべき、との真っ当な見解が多数を占めた。親の介入=過保護との見方もアリですが、土田さんのご意見は?***賛成とは言いませんけど、そもそも男女の出会いのきっかけはなんだっていいんです。それが、親が見つけた人であったって、当人同士が気に入れば問題ないでしょ。こうじゃなきゃダメなんていうカタチなんてないんですから。僕のまわりにも「とにかく出会いがない」っていうアラフォー女性が多いですしね。若いときのような元気もないし、責任がある仕事が増えてくると、なかなかアクションを起こせない。そんな忙しい自分の代わりに婚活してくれるんだったら、ありがたいんじゃないですか。きっと誰かのおせっかいが必要なんですよ。そこで親が直接動いてくれるなら、話が早いですよね。新しい恋をゼロからスタートさせて、何年か付き合った後に親に紹介…っていう、労力がかかる過程をかなりショートカットできますから。子供のために張り切ってくれるなら、親の健康にもよさそうだし、一石二鳥だと思えば。親が子供の結婚相手を探すのは、いつの時代にもあるお見合いと同じ。ただ、結婚生活まで親頼みだったら、それは親も子もマズイですけど。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数※『anan』2015年10月28日号より。文・神保亜紀子(C)sperix
2015年10月27日今年、デビュー20周年を迎える「V6」の森田剛が映画初主演を果たす、古谷実の人気漫画の映画化『ヒメアノ~ル』。このほど、森田さんが狂気の殺人犯役に挑戦する本作が、【R15+】指定映画として2016年5月28日(土)に公開されること決定。さらに、濱田岳、佐津川愛美に続く追加キャストとしてムロツヨシが決定した。「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田進(濱田岳)。同僚の安藤勇次(ムロツヨシ)にユカ(佐津川愛美)との恋のキューピッド役を頼まれ、彼女が働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが…。岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常。ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー・森田正一の絶望。いま、2つの物語が危険に交錯する――。意外にも、今回、映画初主演となる森田さんが凶悪な連続殺人犯を演じることから、製作発表時から話題になっていた本作。原作は、世の不条理、屈折した感情、恋愛、友情、ポップなギャグなどの要素を含みながら、その過激な内容から実写化不可能ともいわれた、古谷実による伝説的コミックだ。これまで、舞台「鉈切り丸」では悪事の限りをつくす悲劇の悪漢を演じるなど、名だたる演出家たちの舞台作品で質の高いハードな芝居を重ね、演技の幅を広げてきた森田さんが、コミカルな日常に交錯していく無機質な狂気を圧倒的な表現力で体現。「めんどくさいから殺していい?」という、何のためらいも持たない暴力描写をリアルに演じきり、吉田恵輔監督とともに原作の過激な世界観を昇華させた。そのため、容赦のない衝撃シーンの数々に対し、【R15+】指定作品となることが決定。日常と地続きの恐怖が描かれる挑戦的な映像表現には、先んじて行われた関係者のみの試写では、途中退席者も出るほどだったという。そんな本作に、岡田の同僚・安藤役で加わることになったのが、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する芸達者ぶりで知られる、ムロさん。コメディ作品の印象も強いが、「安藤という、なんとも哀しい魅力をもった役と会えました。大好きな森田剛と濱田岳に挟まれて、好演しました。この場合の好演とは、好きなように演じさせてもらった、の意味です。“喜”と“悲”が交じりに混じった映画、皆さんに観てもらう映画ができました。観せます。観てください。最後に一言。この映画に出れて、ほんと、嬉しい。こんにちは」と、出演の喜びと達成感にあふれたコメントを寄せてくれている。ムロさんが童貞で一途なユカに恋心を抱くキケン(?)な男・安藤をどのように演じているのか、引き続き本作に注目していて。『ヒメアノ~ル』は2016年5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月26日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、見た目も悪くない、家事もそこそここなす良妻賢母風の好条件な女性なのに、なぜか恋の終わりはいつもフラれてしまう「逃げられる女」。独りよがりの思い込み、自己満足が原因?土田さんはどうお考えでしょうか。* **なぜ男に逃げられてしまうのか?答えはカンタンで、良かれと思っていることがすべて押し付けだからです。正直言って、究極の自己チューなんですよ。彼のために料理を作っている私、部屋をきれいにしてあげている私…ってね。良妻賢母を気取った自己陶酔。男の方は、最初こそ家庭的だな、尽くしてくれているなって思うけど、だんだんとただの自己満足でやっていることに気づく。そうなると、ただのおしつけがましい女に思えてしまうんですよ。こういうタイプの女性をテレビに出ている人でも見かけますが、たいがい離婚してから「(別れた夫とは)仲はすごく良かったんですけどね」なんて言う。自分はよくできた妻だった、みたいなことをアピールするんです。だったらなぜ離婚するんですかね?厄介なのは、こういう女性って良かれと思ってやっているから、気づかないんですよね。気づかせれば、この人にとっての幸せを奪ってしまうことになりかねないわけで…。まぁ、すべてを受け止めてくれるおおらかな男性を根気よく見つけるしかないですね。※『anan』2015年10月7日号より。写真・中島慶子文・神保亜紀子(C)TAGSTOCK1
2015年10月04日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、アンダーヘアをすべて永久脱毛している人「ハイジニーナ」。“ハイジーン=衛生的”から転じた言葉で、海外セレブはじめ、タレントが次々とカミングアウトしたことから注目されているんだとか。土田さんのご意見は?***僕は全然OKだけどな~。こういうのって、男側からすると、ある意味フェチの類かもしれないですけどね。まぁ、さすがにツルツルはちょっと抵抗ありますけど、三角地帯の面積が広かろうが狭かろうがとりあえず整えていてほしいです。なんだかんだ、やっぱり毛のお手入れはしていてほしい派なので。ワキ、脚、ウデ…見える部分は全部剃っているんだから、アンダーだって剃って当然です。テレビでカミングアウトしているグラビアアイドルやタレントは、しょっちゅう水着にならなくちゃいけないっていう、仕事上の理由があっての脱毛でしょ。ただ、ツルツルを公言するのはどうかと思いますけど。毛があるほうが不衛生だという考え方もあって、海外のサッカー選手なんかは、みんな剃っていますからね。そのへんの10代の男の子だって、今どきは、すね毛を剃るのが当たり前みたいになってきているし。女性のお手入れレベルから、いまや男性もどんどん脱毛していく時代なのかも。ナチュラルに上手に手入れしているのが、一番!◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『ジョブチューン』( TBS土曜19:56~)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年09月28日故・森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を、森田監督ゆかりのキャスト・スタッフが集結して描くオマージュ作品『の・ようなもの のようなもの』の予告編が公開された。主人公が恋に夢に、そして人生にと想いをめぐらせる姿や、それを支える周囲の人々の温もりが伝わってくる映像だ。その他の画像/予告映像が公開本作は、助監督として森田作品を支え続けた杉山泰一が監督を務め、森田監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』の松山ケンイチが主演を、『間宮兄弟』の北川景子がヒロインを、『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信が出演する青春映画。師匠の娘・夕美(北川)に想いを寄せるマジメすぎる落語家“のようなもの”の出船亭志ん田(松山)が、二度と落語はやらないと誓った兄弟子・志ん魚(伊藤)を説得するべく共同生活を送ることになり、共に時間を過ごすうちに自分に足りない何かを見つけ出していく。このほど公開された予告編では、冒頭で志ん田が落語を披露するも客は誰も聞いておらず、夕美からもダメ出しされるなど、志ん田のパッとしない日常が映し出される。そんな志ん田が、正反対の志ん魚と共同生活をスタート。志ん田は気楽に生きる志ん魚のマイペースさに翻弄されながら、自分自身を見つめなおしていく。彼らのユニークなやり取りや、ふたりを見守る周囲の人々の姿から、作品全体を包み込む優しくあたたかな雰囲気が伝わってくる。さらに尾藤イサオ、でんでん、野村宏伸など森田組おなじみのキャストが続々登場し映画を盛り上げるほか、『の・ようなもの』でも使用された主題歌の『シー・ユー・アゲイン雰囲気』や、ふたりが共同生活を送る東京・谷中の下町情緒溢れる日常風景が随所に登場し、当時が思い出されるようなノスタルジックな雰囲気漂う映像となっている。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年09月25日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「つなぎ彼氏」。本命の彼氏ができるまで、とりあえず間をつなぐ彼氏をつくる女性のこと。恋愛に慣れたモテ女性のように思われるが、じつは独りでいることに耐えられない寂しがり屋かも?「つなぎ彼氏がいる女性はアリですか?」と男子100人にアンケートすると、当然のように81%がナシと回答しました。土田さんのご意見は?***失恋したら、すぐにでも次の恋愛!といきたいけど、年をとるにつれて結構しんどいもんですよ。彼氏のいない時期がつい長くなって「いまさらオトコなんてさ~」なんて言ってしまうより、つなぎでもなんでも、恋愛している方がいいんじゃないですか?つなぎの彼氏ができる人は、基本モテるんでしょうね。想像ですけど、容姿がキレイな人というより、なぜか不思議とモテる人ってイメージ。特定の彼氏以外の男性への接し方がうまかったり、ちょっとした所作がかわいかったり。オトコ側も、容姿はそこそこだからそんなにモテないだろうと油断していたら、すぐ次のオトコに乗り換えられたりして。なおさら魅力的に見えたりね。相当な恋愛体質なのでは!?でも、間口が広くて経験値が高いってことは、人を選ぶ能力も高いわけで…。あまたのオトコを取り込む、一種の能力ですね。きっと同性からのやっかみはすごいんでしょうけど、やっかむ方が僕はイヤですね。経験値を高めるためにも、つなぎ彼氏を持ってみる練習を一度してみたらいいんじゃない?◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS 日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『そうだ旅に行こう。』(テレビ東京)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年9月16日号より。写真・ y-studio文・神保亜紀子
2015年09月15日名作を世に放った森田芳光監督の急逝から4年。劇場デビュー作『の・ようなもの』(’81)のその後を描くオリジナル作品『の・ようなもの のようなもの』が来年1月に公開決定。併せてポスターが解禁された。舞台は現代の東京の下町。マジメすぎる落語家“のようなもの”出船亭でふねてい志しん田でん(松山ケンイチ)。師匠の自宅に住み込み修行中だが、全然パッとしない。同居している師匠の娘、夕美に秘かな想いを寄せているが、いつもイジられっぱなし。ある日、志ん田は師匠から、昔この一門にいた兄弟子・志しん魚とと(伊藤克信)を一門会に復帰させるため探し出すように命じられる。しかし、ようやく見つけ出した志ん魚は、もう二度と落語はやらないと誓い、のんびりと暮らしていた。彼の心を動かすべく、師匠の命令で真逆の2人の共同生活が始まる。志ん田は、のん気に暮らしながらも、自分らしく、楽しく生きる志ん魚の姿に、自分の中に足りない何かを見つける。一方の志ん魚も、不器用ながらもまっすぐな志ん田の姿に昔の自分を重ね、忘れかけていた落語への愛を思い出すようになっていた。果たして志ん田は落語も恋も最高の“オチ”を見せることができるのか――。気になる出演陣は、主演に森田監督の遺作『僕達急行 A列車で行こう』の松山ケンイチ、ヒロインは『間宮兄弟』の北川景子が務め、そして『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信が登場。同作の尾藤イサオ、でんでんらも顔を揃えるほか、森田作品ゆかりの、野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、鈴木京香、仲村トオル、笹野高史、内海桂子、三田佳子ら超豪華キャストが“まさか”の役どころで登場する。さらに、“人間ってやっぱり面白い”という森田監督が一貫して追求したテーマをしっかり踏襲し作り上げたのは、『の・ようなもの』以降、森田作品を助監督として支え続けた杉山泰一が務める。主題歌はオリジナル版に続き、尾藤イサオさんの「シー・ユー・アゲイン雰囲気」が採用され、新しい“青春映画”が完成。今回公開されたポスターは、「人生迷ったら、楽しい方へ」と書かれたポップで出演陣の笑顔溢れる1枚。「何者にもなりきれないものたちの、笑いと涙にあふれた物語」とかかれているように、このポスターから本作の物語が溢れ出てくるような仕上がりとなっている。『の・ようなもの』に出演し、本作でも同じ役柄で登場するほか、森田組に縁のあるキャストが出演する本作品。まだ明かされぬキャスト陣の役どころにも注目が高まる。『の・ようなもの のようなもの』は2016年1月16日(土)新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月12日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「マイルドヤンキー」。地元に根ざした若者。小・中学校からの友人関係を継続、地元で就職、早婚、親との同居など、現代の一般的な若者の志向と正反対の彼ら。そんなマイルドヤンキーについて土田さんはこう話します。* **まず、このネーミングがよくない!育った町に住み続ける若者ってエライなと思うんですよね。一度は都会へ出て…っていう思いはあったかもしれないけど、理由はどうあれ、地元にとどまって、根を張って生活するのはすごくいいことだと思うんです。わが町を発展させるも廃れさせるも自分たち次第。自分の住んでいる町に愛着を持って、真剣に町の将来を考えることが、日本全体を考えることにも繋がるわけだし。マジメな話、今の日本にとって最も重要なことだと思いますよ。都会がすべてじゃないです。都会に出れば何かがある、なんていうのは妄想。いい加減古いですよ。埼玉県出身の僕が言うのもなんですが、僕自身、東京に対する憧れが全然ない。何区に住みたいとか、どこぞの高層マンションに住みたいとか、そういう願望もない。仕事上、東京に住んでいるけど、そうじゃなければ、地元に住みたいですよ。第一に、実際に東京に住んでいる人は田舎から出てきた人たちが大半。マイルドヤンキーなんて呼んでいる人こそ、田舎者なんですよ!※『anan』2015年9月9日号より。文・神保亜紀子写真・Electra-K-Vasileiadou
2015年09月07日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回はデートでも恋愛でもセックスでも、男に誘われることで“女”であることを感じられる「誘われたがる女」。30歳を過ぎても、変わらず誘われたいと願い、待ちの姿勢を貫く女性をどう思うか、男子100人にアンケートしました。するとナシと答えたのは59%。誘われ待ちは、かまってちゃんとも近い印象なのか、敬遠されがち。そもそも、本当に魅力的な女性なら、自然と誘われているはず。土田さんのご意見は?* **きっと、基本きれいな女性なんでしょうね。20 代の頃はちやほやされて、誘われるのも当たり前だったんでしょう。だから、いつまでも女であることを感じていたいとか、男から誘うべきだとか、「誘われる=女として見られる」的な、20 代からのセオリーがあるんでしょうけどね。でも、30 歳を過ぎても男から誘われたいっていう考えはキビシイ。申し訳ないけど、その時期はもう終わりました。特に、女性の30代って1歳ごとに刻む年代だと思うんですよ。31歳は、まだなんとなく20 代とさほど変化なく過ごせる。35 歳になると、結婚や出産を現実的に考えなきゃいけなくて、39 歳にもなるともっと重くのしかかってくる。男性から見たって、30 代半ばの女性とは気軽には遊べないですからね。今まで声をかけてきてくれていた男にこだわらず、いっそのこと新規開拓して対象を変えてみたらどう?なんなら、僕らがよく集まる若手芸人の会なんかおもしろいですよ。自分の知らない世界って楽しいし、意外とモテるかもしれないしね!※『anan』2015年8月26日号より。文・神保亜紀子写真・Casarsa
2015年08月25日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回は男子100人に「決められない、優柔不断な女性はアリですか?」とアンケート。すると、優柔不断な態度は相手をイライラさせるだけ…とばかりに、ノーの男性が半数近くにも。即断できないのは女性に限らないのでは?では、「決められない女子」に関して、土田さんの意見はいかがでしょうか。* **ネガティブ思考は誰にでもある要素ですよね。優柔不断だし、曖昧な態度も取るし、気も使う。どっちつかずになってしまうのは、しょうがないことですよ。ただ、アラサーにもなれば、ある程度の取捨選択もできて、判断力もそれなりについていていいはず。度が過ぎる優柔不断さんは、ちょっと困りモノですね。結局、こういう人って、一見ほわっとしているようだけど、ただ単に我が強いだけ。優柔不断をタテにしているにすぎないんじゃないの。「私、ネガティブな性格だから…」って、深刻な悩みのようだけど、本人がそう思い込んでいるだけだと思いますけどね。たとえば、AかBか決められない=ネガティブと考えるんじゃなくて、選択肢がいくつもあるって考えたらどうですか?その方が次に行きやすいですよ。ちょっといいなと思う人が2人いたら、2人に接近しちゃえばいい。本当に好きな人を探している過程だと考えれば、別に尻軽なんかじゃないと思うし。もうそう簡単にときめく年齢じゃなくなってくるんだし、選べるうちに決断すべきです!◇「決められない女子」は恋愛において自分がどうしたいのか、何を求めているかが曖昧。きっぱり断ることもできず、本音も言えず、頭の中で悶々としてしまう女性。ネガティブ思考な面も。※『anan』2015年8月5日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年08月05日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「カラ恋」。カラダから始まる恋愛のことで、男子100人にこの「カラ恋」についてアンケートをとったところ、55%が「アリ」、45%が「ナシ」と回答しました。これについて、土田さんの意見は?***これははっきり言って「年」だから!もちろん男側にはヤレればいいと思っている輩がたくさんいますよ。でも、最初はエッチ目的だったけど、「やっぱりあのコ、いいコだったな…」なんて、真面目につき合いたいと思うこともあるだろうから。30 代にもなれば、このパターンなんじゃないですか。わざわざ「ではつき合いましょう」なんていうスタートは重たいし、流れに身を任せるほうがスムーズだったりしますから。大人の恋ですから、ね。つき合うまではいかないけど、エッチはしたいっていう女性もいますよね。「彼氏はいないけど、男はいる」ってきっぱり言える女性は、むしろ清々しいなって思いますし。自分の中でうまくバランスをとればいいんです。この場合は、“カラダ確認”だから、“カラ確”ですけどね…。恋愛にルールはないから、こういう恋があってもいい。やれる人たちは、やればいいんです!自由恋愛をもっと謳歌してもいいはず。むしろ、恋愛のハウツーやらルールを奨励するほど、恋愛に億劫になっちゃうのかもよ!?※『anan』2015年7月8日号より。文・神保亜紀子(C)LifesizeImages
2015年07月02日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「炎上系女子」。SNSで自分の恋愛やプライベートを露出しすぎたために、批判を受けてしまう女性のこと。何を言われても頑なに意見を曲げない姿勢が問題視されることも。そんな炎上系女子について土田さんはこう話します。***炎上している女性って、けっこうな肉食系だと思いますよ。「人は人、私は私」という典型。ネット上でもなんでも、自我を貫くことに躊躇なし。少数の人に支持されていればいいっていう開き直りがあるから、ある意味強いですよね。きっとその強がっている感じが、同性からすると鼻に付いてイヤなんでしょうね。で、叩くという行為に出てしまう。それを総じて“ひがみ”って言うんでしょうけど。男からしても、叩かれる脇の甘い女性が好みかというと、むしろ眼中にないですよ。男ウケは悪いでしょうし、モテの要素はない気がしますけど。女性が女性を叩いているのを、男は対岸の火事のように遠巻きに見ているだけですから。でも皮肉なことに、そうやってひたすら炎上させようと、一生懸命薪をくべることが、結果その人の話題を振りまいていることになるんですけどね。一番効果てきめんなのは、まったく興味を示さない、一切触れないことなんですよ。まぁそもそもネット上の話なんて興味ないからなぁ。ネットでごちゃごちゃ言っていること自体が僕はキライです。※『anan』2015年6月3日号より。文・神保亜紀子(C)deeeoblue
2015年06月02日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「ありのまま女子」。映画『アナと雪の女王』から流行った言葉“ありのまま”より、自分を解放して開き直る強さを身につけた女性の呼び名に。これに対する土田さんの意見は?***昨年の流行ワードを踏まえて、アラサー女性が自分を解放する暴挙に出はじめた!?僕自身、『アナ雪』は観てないけど、歌くらいはなんとなく知っています。けど、そんな趣旨の歌でしたっけ?「ありのままの私を受け入れて」なんて言っちゃってるんですか。じゃあ、相手の“あるがまま”も受け入れられるってことでいいんですよね? というか…、これ、ただの開き直りですよね。ありのままっていう言葉を、自分勝手に解釈しているだけでしょう。もっと言えば、自己プロデュースができない自分を正当化しているだけですね。自分の感情にブレーキがかけられない、コントロールできない時点で、もう大人じゃないですよ。人間社会で協調性をなくしたら、どうしようもないですよね。もっとタチが悪いなって思うのは、“ありのまま”スタイルをアピールしてくる人。相当キライですね。つくづく、人に対する気遣いって大切だと思うんです。みんな気を使いあって生きて いるんです。それができないなら、無人島で一人、ありのままに生きればいいんですよ。※『anan』2015年5月27日号より。文・神保亜紀子
2015年05月21日本誌の連載「あなたがいいならそれでいいけど」で、フラットな目線と語り口でアラサー女性の事象ワードを切る、お笑い芸人の土田晃之さん。 月刊誌で連載していた、サラリーマンからの悩みに答える連載が一冊の“ビジネス書”としてまとめられた。そのタイトルも『納得させる話力』。なるほど、出演しているテレビ番組での土田さんは、「いかに説得力があるか」「いかにふつうの話をおもしろく語れるか」というポジションのことが多い。その話力にいつも納得させられ、時にはユーモアを交えた熱っぽい語り口にひきこまれてしまう。 そんな“トークのプロ”土田さんだが、実は子供時代はとてつもなく人見知りだったという。 「恥ずかしがり屋で人前に出るのがすごく苦手でした。でも、小学校の卒業アルバムにも書いているんですが、お笑い芸人にはなりたかったんですよね。なぜかって、僕、根がおもしろかったんですよ(笑)。でも、クラスの先頭に立って何かやるかというと、面倒くさい、恥ずかしいで何もやらなかったんです」 そんな土田さんが芸人を目指して入った専門学校時代に、転機がやってきたという。 「タレント科っていうところに在籍していたんですけど、そこには歌手、レポーター、お笑い志望など、いろんなタイプのヤツがいたんです。このままじっとしていたら輪から外れてしまうと思って、片っぱしから話しかけていったんですよ。どうやってみんなの輪に入っていくか、自己プロデュースできるかどうかが、そこで試されたんです」 いまや芸歴20年以上。人間交差点のような芸能界で培ったスキルは、初対面の人との接し方から話題のふりまき方、プレゼン術、説明が苦手…などのビジネスから対人関係まで、コミュニケーションにおけるさまざまな悩みを解消するヒントとなって、本書にちりばめられている。 「どんな仕事の場でも、必ず人との接点がありますよね。そこをどう磨いていくか、どう自分に取り込んでいくか、なんです。初対面の人が苦手…、みんなそうですよ。だって、 相手のことを知らないんですから。 苦手じゃない人はこの世で、(明石 家)さんまさんくらいです!でも、誰もが持っている苦手意識って、ちょっとしたコツだったり、見方を変えることで、解消されることが多いと思うんです。この本の中で『ふーん』って思えることがあれば、参考にしてもらって、あとはどう思ってもらってもいいですよ」 つちだ・てるゆき芸人。『直撃LIVEグッディ!』(フジ月~金曜13:55~)金曜レギュラー、『そうだ旅に行こう』(テレ東火曜18:57~)レギュラーはじめ、出演番組多数。 トーク、交渉、プレゼン、コミュニケーション…。人間関係において大事な「話し方」のコツを、トークのプロらしい語り口で指南したビジネス書。実践テクニック編では、“ひな壇芸人”の本領を存分に発揮。双葉社926円 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日俳優・堤真一が16年ぶりの連ドラ主演を務める「リスクの神様」。この度、堤さん演じる主人公の右腕として「V6」森田剛が抜擢。森田さんは、「喰いタン2」(日本テレビ)以来およそ8年ぶりの民放連続ドラマ出演となる。主人公・西行寺智は、かつてアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決、業界内で“the God of risk”(リスクの神様)と呼ばれる伝説の危機管理専門家。その手腕を見込まれ、会社周辺、取引先などで起こる様々なトラブル、スキャンダルへの対処のため、日本最大の商社・サンライズ物産の「危機対策室長」として雇われる。一方、バリバリのキャリアウーマン・神狩かおり(戸田恵梨香)は東大卒の入社10年目で、電機部門を担当、同期で一番の出世頭。次世代型バッテリー「LIFE」を、世界的電機メーカーと共同開発し、新会社を立ち上げ出向、若くして商品開発担当役員に抜てきされ、若きリーダーとして、順風満帆な日々を送っていた。しかし「LIFE」を搭載した家電製品が相次いで発火するという事態が起き、リコール問題に巻き込まれてしまい、その後、「危機対策室」で西行寺と共に働くことに…。堤さんが演じるのは、主人公・西行寺智。西行寺と共に働くことになるヒロイン・神狩かおりに戸田恵梨香が演じる。そして今回、ハッキング、情報解析、張り込み、依頼人との交渉など、どんな困難な仕事でも淡々とこなし、確実な結果を残す職人肌の仕事人・結城実に、多くの舞台に出演し、2016年には映画『ヒメアノ~ル』で主演を務めることが決まっている森田剛。森田さんは、自身が主演した舞台・いのうえ歌舞伎☆號「IZO」で戸田さんと共演、堤さんとの共演は『ランチの女王』以来13年ぶりとなる。「今回の出演のお話をいただき、光栄に思っております。久しぶりの連続ドラマ出演と、久しぶりにご一緒する堤さん、戸田さんと、作品に取り組めること、楽しみにしております。役どころは、堤さん扮する西行寺の右腕として、サポートする役なので、芝居の面でもお役に立てるよう、堤さんのために頑張ります」と意気込みを語った。久しぶりの連続ドラマ出演となる森田さんが、今回が初共演となる堤さんとどのような掛け合いを見せてくれるのか?期待が高まる。「リスクの神様」は7月より毎週水曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月17日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。 今回のテーマは「涙婚」。意識的に涙を流す“涙活”などを通じて、泣きのツボが同じ異性を見つけて結婚するというもの。価値観が同じ人と結婚したい人にとっては注目の婚活になっているようですが、土田さんはこう話します。 * ** 涙のツボが同じ人を見つける婚活があるんですか。感動のツボが同じ=価値観が同じだと…?僕はそうは思いませんけどね。価値観が一緒の人が結婚相手としてふさわしいかというと、そんな甘いものじゃないですよ。 そもそも、涙のツボが同じっていうデータひとつだけで価値観が一緒だと決めるのも、どうなのかな。ツボにしたって、長く一緒に生活していたらだんだん好みや趣味嗜好は変わっていくんでしょうから。 人って、気持ちが盛り上がっていれば泣けちゃうんですよね。泣ける映画は、だいたいの人が泣くでしょう。そこで泣けない人は、逆に反感を買っちゃったりして。感動するって、けっこう簡単なことだと思うんですよ。こう見えて僕も、意外と泣くタイプだし。スポーツ選手の引退とかノンフィクションに弱いんですよ。ただ、自分の意志で泣きたいとは思いませんけどね。 まぁ、涙活がひとつの入り口になるならOKじゃないの。ただ、泣こうが泣くまいが、結婚してから一緒に生活することの現実のキツさは、まったく関係ないですからね! ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月08日『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』の古谷実による人気コミック『ヒメアノ~ル』が森田剛主演で実写映画化されることが決定した。原作は、次々と快楽殺人を重ねていくサイコキラーを主人公に、彼の心の闇を描いた話で、本作が初主演作となる森田は「熱がしっかり伝わる人間臭い作品を目指したい」とコメントを寄せている。その他の情報本作で森田が演じるのは、人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一。彼の同級生で、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く平凡な男・岡田を濱田岳が演じ、森田正一にストーキングされるヒロイン・ユカを佐津川愛美が演じる。監督は『さんかく』『銀の匙』の吉田恵輔。森田は「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、なかなか理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです」といい、「いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込みを語っている。吉田監督は「高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督出来るなんて夢のようです」と話し、実写化にあたり「ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現して頂きたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と語り、原作者・古谷氏は「大変ありがたいです。森田さん、よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。撮影は3月末日にクランクインし、2016年に公開される。『ヒメアノ~ル』2016年 全国公開
2015年03月23日東京、谷中にある銭湯を改築し1993年にオープンしたギャラリー「スカイザバスハウス(SCAI THE BATHHOUSE)」で、名和晃平の個展「FORCE」が開催される。期間は3月7日から4月18日まで。名和晃平はプリズムシートや発泡ポリウレタン、ガラスビーズなどを用いた作品で知られる現代アーティスト。最先端の3Dテクノロジーや化学的なアプローチを駆使したオブジェは、表層のテクスチャーにおける情報量を増幅させるとともに、その素材特性を最大限に引き出している。観察者の知覚体験によって現代彫刻の新たな可能性を示すとともに、その一方で希薄化していくオブジェの実体を対比させ、デジタル社会における存在のリアリティーを問いかけてきた。今回の展示会では三つの新作が発表される。そのうちの一つ、インスタレーション「Force」では黒いシリコンオイルが雨のように降り、床の所々に黒い池を構成。一定方向に高速で流れ続けるオイルは、独特の粘性と重力によって空間に配置され、液状化した彫刻作品を完成させる。一方、平面作品「Direction」シリーズは、垂直に張ったキャンバスの上端から顔料を滴らせたもの。モノクロームの反復、自律的な階調が強いコントラストを生む。また、「Moment」では顔料入りのタンクを振り子にして、インクの軌跡を円心状に錯綜させながら、画布を動かすことで局所的なカオスを発生させた。【イベント情報】FORCE会場:SCAI THE BATHHOUSE住所:東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡会期:3月7日から4月18日時間:12:00から18:00休館日:日・月曜日(3月21日は開館)
2015年03月03日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日中川晃教らが出演するトップシンガーとトップダンサーによるショー「THE SHOW INFECTED “CONNECTION”」(3月19日(木)から東京・天王洲 銀河劇場にて)に、河村隆一がスペシャルシンガーとして出演決定。THE SHOW INFECTED “CONNECTION”チケット情報また、アフタートークイベントも3月20日(金)昼公演と21日(土)夜公演終演後に実施される事が決まった。アフタートークイベントにはキャストの中川、蓮水ゆうやが出演。さらに20日(金)にはショーの構成・演出・振付を手がける大澄賢也と、河村隆一も登場する。同ショーは2部構成。1部では『白鳥の湖』の楽曲を様々なアプローチで歌い踊りながら男女のドラマを描き、2部ではボブ・フォッシーなどのミュージカル曲やマイケル・ジャクソンの楽曲などを現代風のアレンジも加えながら綴っていく。公演は3月19日(木)から22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は1月24日(土)午前10時より。なおチケットぴあではインターネット先着先行「プリセール」を実施中、1月20日(火)午後11時59分まで受付。
2015年01月20日水戸芸術館の現代美術ギャラリーで「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」が開催される。期間は2月21日から5月17日まで。山口晃とは馬を模るバイクに武士を乗せるなど、個性的な芸術観で注目を集める画家。13年には「ヘンな日本美術史」で小林秀雄賞を受賞するなど、キャンバスには美術や歴史に対する批判精神が描き込まれ、そのタッチは大和絵や浮世絵を思わせる。細部を緻密に書き込む作風も有名で、『Tokio山水』シリーズといった都市の鳥瞰図、合戦図などを数多く手掛けてきた。今回の展覧会では大作『続・無残ノ介』が50m規模の大展示室に飾られる他、代表作『忘れじの電柱』が発表時とは別の形で展示される。その他、小道のような通路につながる各部屋には、それぞれに異なる山口の作品世界が広がり、その先には新作のインスタレーションが待ち受けるという構成だ。3月21日と4月19日には山口によるトークイベントが開催される予定。また、5月2日には「お絵描き道場」として、会場を訪れた人から提案されたお題を元に、山口がその場で絵を描き上げる。その他、3月7日から5月17日までは週末に、市民ボランティアによるギャラリートークも催される。【イベント情報】山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8会期:2月21日から5月17日時間:9:30から18:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(5月4日は開館)入場料:一般800円(中学生以下、65歳以上は無料)
2014年12月23日