スズキは7日、軽乗用車「MRワゴン」に特別仕様車「MRワゴン ECO-Xセレクション」と「MRワゴン Xセレクション」を設定して発売した。価格は、ECO-Xセレクション(2WD)が138万9,150円、Xセレクションの2WD車が129万4,650円、4WD車が141万2,250円。今回発売された2つの特別仕様車は、エクステリアにブラックメッキを施したフロントグリルや14インチのアルミホイールを、インテリアには細い縞模様をあしらった黒色の専用ファブリックシート表皮や本革巻ステアリングホイールおよびシフトノブを採用。そのほか、ディスチャージヘッドランプやオートライトシステム、6スピーカーなどを搭載し、機能を充実させたとのこと。車体色は、アーバンブラウンパールメタリックに屋根部分をシルバーに塗り分けた2トーンルーフモデルをはじめとした計8色を設定している。いずれも、エンジンは 0.66L DOHC吸排気VVT、変速機はCVTを採用。乗車定員は4名。ECO-Xセレクションはアイドリングストップシステムや低燃費化技術の導入により、JC08モード走行で27.2km/Lを実現してエコカー減税の免税対象に、Xセレクションは2WD車が75%、4WD車が50%の減税対象となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日ダイハツ工業は1日、軽乗用車「ムーヴ コンテ」に特別仕様車「X”Limited”」を設定して発売した。価格は、2WD車が120万円、4WD車が132万1,000円。今回発売された特別仕様車は、人気の高いブラックインテリアやドアミラーターンランプ、内装メッキ加飾、ウレタンステアリングホイール(ブラック / メッキオーナメント付)を採用。また、トップシェイドガラスや照明付きバニティミラー(運転席 / 助手席)などの女性に喜ばれる装備も追加しながら、手頃な価格設定を実現している。なお、ムーヴ コンテは4月の一部改良により全車、新エコカー減税に適合。2WD車(ターボ車を除く)については「免税」レベルに適合している。エンジンは水冷直列3気筒12バルブDOHC横置、トランスミッションはCVTを採用。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月01日本田技研工業は1日、「N BOX」と「N BOX+」に続く「N」シリーズ第三弾となる新型軽乗用車「N-ONE」(エヌワン)を2日に発売すると発表した。価格は115万円から154万7,750円。さらに、上質なエクステリアとインテリアを採用したモデル「N-ONE Premium」(エヌワン プレミアム)も設定。価格は136万円から170万7,750円。N-ONEは、1967年に発売された同社初の市販軽乗用車「N360」をモチーフにしたハッチバックスタイルを採用し、同社のクルマづくりの原点となる「M・M(マン・マキシマム / メカ・ミニマム)思想」を受け継いで、新しいベーシックカーの創造を目指したという軽乗用車。大人4人がくつろげる室内空間、加速性能の向上、軽量と高剛性を両立したボディと専用サスペンションの採用による高速道路でも安定した走行性能と優れた静粛性を特徴とする。また、JC08モード走行燃料消費率で27.0km / L(FF車の一部のモデル)という低燃費を実現し、軽自動車としては初というエマージェンシーストップシグナルを全タイプに標準装備している。ボディカラーは、N-ONEとN-ONE Premiumともに全11色を展開し、ボディとルーフを異なる色で塗り分けた2トーンカラースタイル仕様(5タイプ)も設定。エンジンは660cc DOHCもしくは660cc DOHCターボを搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式はFFと4WDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月01日スズキは10日、軽乗用車「アルト ラパン」に、女性に配慮した装備を充実させた特別仕様車「Xセレクション」を設定したほか、「G」と「X」グレードの2WD車の仕様を一部変更して発売した。Xセレクションは、「X」グレードをベースに、紫外線を約99%カットするプレミアムUVカットガラスや運転席シートヒーター、フルオートエアコンなど、女性に配慮した装備を採用した特別仕様車。アイドリングストップシステムや、坂道で車両の後退を抑制するヒルホールドコントロールも搭載する。外装にはフロントメッキグリルやメッキドアハンドルを採用し、車体色に特別設定色の「ミステリアスバイオレットパール」と「アーバンブラウンパールメタリック」を含めた全7色を設定。内装は、薄茶色を基調としたインパネに黒色の専用シート表皮を組み合わせ、随所にメッキやピアノブラック調の加飾を取り入れている。価格は、2WD(FF)車が127万2,600円、4WD車が135万3,450円。「G」と「X」グレードの2WD(FF)車には、アイドリングストップシステムやヒルホールドコントロールを新搭載。JC08モード走行で26.0km/Lの燃費を実現したことで「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、エコカー減税の免税対象となっている。価格は、Gグレード2WD車が114万9,750円、Xグレード2WD車が126万6,300円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日本田技研工業は4日、軽乗用車「N BOX」シリーズが、2012年度上半期(4~9月)の四輪車新車販売台数で1位を獲得したと発表した。N BOXシリーズは、2011年12月に「N BOX」が、2012年7月に「N BOX +」が発売されており、軽乗用車最大級という室内空間や存在感のあるエクステリアデザイン、優れた燃費性能などにより、幅広い層に好評を得ているとのこと。2012年4月から5カ月連続で軽四輪車新車販売台数第1位となるなど、発売以来の累計販売台数は16万台を超えいる。2012年度上半期では、11万8,431台(全国軽自動車協会連合会調べ)を販売して四輪車新車販売台数1位を獲得している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日富士重工業は10日、軽乗用車「スバル ルクラ」シリーズを一部改良して発売した。価格は118万8,750円から162万6,000円。なお、ルクラシリーズはダイハツ工業よりOEM供給を受けた商品。今回の一部改良では、NA・2WD車のエンジン制御を最適化してJC08モード燃費を25.0km/Lに向上し、エコカー減税(環境対応車普及促進税制)の免税レベルに適合。ターボモデルについては価格改定を行い、手頃な価格設定となっている。エンジンは660cc 3気筒DOHC NAもしくは660cc 3気筒DOHC ターボ、変速機はCVTを搭載。駆動方式は2WDとAWDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日本田技研工業は30日、多彩な空間アレンジを可能にする「マルチスペースシステム」を採用した新型軽乗用車「N BOX +」(エヌ ボックス プラス)から、「N BOX + 車いす仕様車」を発売した。同車は、車いすでの乗り降りを補助する電動ウインチを標準装備し、車いす利用者の体重にかかわらず一定速度での乗り降りが可能。また、車いすのハンドルグリップを持ちながらでも操作しやすいリモコンが付いており、介護者の負担を軽減するとのこと。車内は、リアシートを床に沈み込むように収納できるダイブダウン機構を採用し、車いす利用者の足元や顔まわりに開放感のある空間を実現。新開発の3段階スライド式のアルミスロープを採用することで、車いす利用者が乗車しないときはアルミスロープを立て、収納していたものを床下に倒して収納できる。さらに、大小2つのマルチボードを活用(リアシート無しタイプは除く)することで、車いす仕様車としてだけでなく日常生活からレジャーまで幅広い用途に対応する。タイプは、「G リアシート無しタイプ」「G」「G・Lパッケージ」のほか、カスタム専用アイテムを採用する「N BOX + カスタムG 車いす仕様車」もラインアップ。いずれもエンジンは660cc DOHC、トランスミッションはCVTを採用。すべてのタイプに2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は4名で、リアシート無しタイプのみ2名、車いす乗車時は3名となる。価格はN BOX + 車いす仕様車が143万円から168万5,000円、N BOX + カスタムG 車いす仕様車が174万円から185万5,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日4月にリリースした新作ミニアルバム『I&Key EN』を携えて、椎名慶治のソロとしては2度目の全国ツアーの追加公演が、7月7日に東京・赤坂BLITZで行われた。1週間前に同じ場所でライブを行っているにも関わらず、客席はしっかり満員で、1曲目『年齢不showtime』から会場全体がひとつになった熱いライブが繰り広げられた。椎名慶治ライブ情報ラップ&コーラスのZEROをフィーチャリングした『いっこずつ』などではファンキーな側面を、そして椎名が参加するユニット・Astronautsが『仮面ライダーフォーゼ』に提供した『Giant Step』『ENDLESS PLAY』ではハードロックな一面を披露。さらにSURFACE時代の『TRAP』『御褒美』や、米米CLUBのカバー『Shake Hip!』も飛び出し、ライブの前半はアップテンポで突っ走る。「2日前のツアーファイナル、仙台で全部出し切ったのに…戻って参りました!今日のオレ、2割増しでカッコいいです!」と、絶好調の椎名は口も滑らかだ。SURFACE時代の『君の声で 君のすべてで...』をしっとり聴かせたあと、後半は再びアッパーな曲を揃えたダンスタイムへと突入。『I’m a サラリーマン』ではバンドメンバー全員が黒縁メガネをかけたスタイルで会場を沸かせ、再びSURFACE曲『ゴーイングmy上へ』ではキラキラ輝くミラーボールの下、すべての観客が歌詞を大合唱する。SURFACE~椎名慶治ファンの愛情と結束の強さが会場全体にみなぎる、圧巻のパフォーマンスが続く。18曲を歌いきってアンコールに入っても、テンションはまったく落ちない。実は13年前の7月7日は、SURFACEの最初のツアーの追加公演が行われた思い出の日で、場所も同じ赤坂BLITZ。その想い出を語りながら、13年前の今日リリースされた『なあなあ』を歌ったのは、この日だけのファンへのプレゼントだ。最後は「“なあなあ”だから7回飛ぶぞ!」ということで、全員が7回ジャンプ。「最高のセカンド・フルアルバムを作ってまた帰ってきます!」と宣言する椎名を大歓声が包み込み、2時間半に及ぶライブは幕を閉じた。次のワンマンライブは、7月27日(金)音霊OTODAMA SEA ATUDIOにて。「このツアーのアフター・パーティーです」という椎名の言葉通り、よりリラックスした楽しいステージになるはずなので、ぜひ参加してほしい。12月30日(日)にはSHIBUYA-AXでバースデイ・ライブを開催することもこの日発表され、今年の後半の椎名慶治は、さらにアグレッシブな活躍を見せてくれそうだ。
2012年07月10日三菱自動車は6日、軽乗用車「eKワゴン」「eKスポーツ」「トッポ」「i」(アイ)の4車種と、軽商用車「ミニキャブ バン」「ミニキャブ トラック」の2車種を一部改良して発売した。今回の改良では、軽乗用車4車種の全グレードで安全に関する法規制強化に対応し、ヘッドレストを大型化するとともに、ISO-FIXチャイルドシートアンカーを標準装備。そのほか、トッポではグレード構成が見直されて「ROADEST」4WD車を廃止し、i(アイ)ではドアミラーの大型化が行われている。価格は、eKワゴンが98万2,000円から124万5,000円、eKスポーツが127万6,000円から150万7,000円、トッポが105万6,000円から145万5,000円、i(アイ)が122万4,000円から160万2,000円。すべて据え置き価格となっている。軽商用車のミニキャブ バンとミニキャブ トラックも、全グレードで安全に関する法規制強化に対応。ミニキャブ バンはドアラッチとヒンジの強度認証に対応し、ミニキャブ トラックは運転席エアバッグとシートベルトプリテンショナーを、従来のメーカーオプションから標準装備として価格を改定した。価格は、ミニキャブ バンが据え置きで89万7,000円から144万2,000円、ミニキャブ トラックは改定価格で64万1,000円から113万7,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日スズキは5日、軽乗用車「アルト エコ」の内外装に、アクセントとなる水色を採用した「アルト ECO-S エコブルーパッケージ」を発売した。価格は99万5,000円。アルト エコは、軽乗用車「アルト」の機能や装備、使い勝手はそのままに、ガソリン車トップクラスの低燃費30.2km/L(JC08モード走行)を達成。「環境対応車普及促進税制」(エコカー減税)により自動車取得税と自動車重量税が免税となる。今回発売されたアルト ECO-S エコブルーパッケージは、車体色に「スペリアホワイト」、カラードドアミラーやアウトサイドドアハンドル、オーディオパネル、シート表皮などには水色を採用。白地に水色が映える配色により、アルト標準車との差別化を図ったとのこと。エンジンは0.66L DOHC 吸排気VVT(水冷4サイクル直列3気筒)を搭載。トランスミッションはCVTを採用し、駆動方式は2WD(FF)。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日本田技研工業は5日、新型軽乗用車「N BOX +」(エヌ ボックス プラス)を6日に発売すると発表した。N BOX +の価格は135万円から171万円、ボディとルーフを塗り分けた「N BOX + 2トーンカラースタイル」は151万2,500円から176万2,500円、様々なカスタム専用アイテムが採用された「N BOX + カスタム」は154万円から187万円。同車は、”新しい可能性をプラスする”をコンセプトとした、「N BOX」に続く「N」シリーズの第二弾。同社のパッケージングテクノロジー「センタータンクレイアウト」と、新設計のパワープラントによって広い荷室空間を実現したほか、斜めの床とアルミスロープ(オプション)の採用によって荷物の積み降ろしを容易にする「ユニバーサルブリッジ」や、大きさの異なる3つのボードにより多彩な空間アレンジを実現した「マルチスペースシステム」という独創的なアイデアを採用している。マルチスペースシステムでは、サイズの異なる2枚のマルチボードと1枚のエンドボードにより、荷室を上下に区切る、外して広い空間をつくる、シートとあわせてベッドにする、といった空間アレンジが可能となっている。エンジンは、660cc DOHCもしくは660cc DOHCターボと搭載し、トランスミッションはCVTとCVT+パドルシフトのいずれかを採用、駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日富士重工業は4日、軽商用車「サンバー」シリーズに4シーターの「オープンデッキ」を追加して発売した。価格は112万8,900円から137万6,650円。同車は、サンバーシリーズの「バン」をベースとした軽商用車で、同シリーズ初のオープンデッキタイプ。4シーターでありながら、バンでは積みにくい背の高い荷物を積み込める荷台を併せ持っている。グレードは、「オープンデッキ」のほかに、前席パワーウィンドウや濃色ガラスなどを採用した「オープンデッキG」を展開し、ボディーカラーは「ホワイト」「ブライトシルバー・メタリック」「ブラック・マイカメタリック」の3色。エンジンは660cc 3気筒DOHC、変速機は5MTもしくは4ATを採用。駆動方式は2WDとAWDを用意している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月04日日産自動車は19日、軽自動車「ルークス」にアイドリングストップシステム搭載グレードを追加するなどの一部仕様向上を行って発売した。価格は124万4,250円から171万4,650円。今回の一部仕様向上では、アイドリングストップシステムとヒルスタートアシストを搭載したグレード「X アイドリングストップ」と「ハイウェイスター アイドリングストップ」を新設定。両グレードは、アイドリングストップシステムの採用により、JC08モード走行で22.2km/Lの燃費を実現している。また、全グレードにチャイルドシート用アンカーと乗降グリップ(左右)を標準装備し、「E」「X アイドリングストップ」「X(4WD)」は内装色を変更。「G」グレードは廃止となる。「E」「X アイドリングストップ」「ハイウェイスター」「ハイウェイスター アイドリングストップ」(全て2WD車)は、「環境対応車普及促進税制」による減税措置により自動車取得税と自動車重量税が50%減税され、ルークスは全車がエコカー補助金の対象となっている。エンジンは、DOHC水冷直列3気筒のK6A、もしくはK6A(インタークーラーターボ)を搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WDと4WDが用意されている。乗車定員は4名。なお、同社関連会社のオーテックジャパンも、ルークス ハイウェイスターシリーズの特別仕様車「アーバンセレクション」に、アイドリングストップ搭載グレードを設定するなど一部仕様を向上して19日に発売した。価格は153万3,000円から178万2,900円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日本田技研工業は14日、軽商用車「アクティ」シリーズの一部改良を行って、アクティ・バンは15日、アクティ・トラックは22日、アクティ特装車は7月13日に発売すると発表した。価格はアクティ・バンが108万1,500円から131万4,000円、アクティ・トラックが76万6,500円から112万8,750円、アクティ特装車が112万3,500円から199万2,900円。今回の一部改良では、アクティ・バンのSDXタイプに、高熱線吸収とUVカット機能付きのプライバシーガラス(リアドア / リアクォーター / テールゲート)を標準装備。また、アクティ・トラックとアクティ特装車ダンプタイプのマッドガード(リア左 / 右)や、アクティ特装車リフタータイプのリフター支柱部(左 / 右)に後部反射板を追加設定している。エンジンは、エンジンは660cc 3気筒 SOHCを搭載し、トランスミッションは3AT / 4AT / 5MTのいずれかを採用。駆動方式は2WDと4WDを用意。乗車定員は2名もしくは4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月15日本田技研工業は14日、軽乗用車「バモス」と「バモス ホビオ」を一部改良して15日に発売すると発表した。価格は、バモスが124万6,500円から143万3,000円、バモス ホビオが120万3,500円から141万3,000円という手頃な設定としている。バモスの一部改良では、3本メッキフロントグリルやリアバンパーガーニッシュ、13インチアルミホイールなどを標準装備した「G」タイプを新設定。バモス ホビオにも、ハーフシェイド・フロントウインドウやユーティリティフックなどを標準装備した「G」タイプが新設定されたほか、4ナンバーの「Pro」タイプに、水や汚れを手軽に拭き取れるワイパブルマット(カーゴルームフロア / リアシート背面)を標準装備している。また、バモスとバモス ホビオ共通の変更点として、ボディカラーに「バニラクレム」「ピンクゴールド・メタリック」「プレミアムミスティックナイト・パール」を新たに設定し、全8色のカラーバリエーションとしている。バモスとバモス ホビオ共に、エンジンは660cc 3気筒 SOHCを搭載し、トランスミッションは3AT / 4AT / 5MTのいずれかを採用。駆動方式は2WD(FR)と4WDを用意。乗車定員は4名(バモス ホビオ Proは2 / 4名)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日本田技研工業は14日、軽乗用車「ライフ」に装備を充実させるなどの一部改良を行って15日に発売すると発表した。また、価格を98万円から160万9,000円(福祉車両を除く)という手頃な設定としている。具体的には、Cタイプに高熱線吸収とUVカット機能付きのプライバシーガラス(リアドア / リアクォーター / テールゲート)や、フルホイールキャップ、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABSをなどを標準装備。Gタイプには、Hondaスマートキーシステムやイモビライザー、セキュリティアラームなどが標準装備された。DIVAには、ブルーイルミネーション照明付フロントドリンクホルダーや14インチアルミホイール、Hondaスマートキーシステム、イモビライザー、セキュリティアラーム、フルオート・エアコンディショナーなどを標準装備している。また、福祉車両の「G 助手席リフトアップシート車」では、回転および昇降操作が離れたところからできるリフトアップシートリモコンが標準装備となっている。価格は145万5,000円から156万7,000円。エンジンは、660cc 3気筒 i-DSI(SOHC)を搭載(DIVA・ターボパッケージのみ、ターボ搭載)し、トランスミッションは4ATを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日スズキは17日、軽乗用車「MRワゴン」と「アルト ラパン」の2WD・NAエンジン搭載車の燃費を改善して発売した。価格は、MRワゴンが113万1,900円から151万950円、アルト ラパンは110万5,650円から156万4,500円。MRワゴンとアルト ラパンの2WD・NAエンジン搭載車(MRワゴンのECO-L、ECO-Xを除く)は、エンジン制御を見直して燃料カット時間を長くしたほか、低粘度のCVTオイルを採用してCVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減したことで燃費を改善。JC08モード走行での燃費は、MRワゴンは23.2km/L(+0.2km/L)、アルト ラパンは23.2km/L(+0.4km/L)を達成した。これにより「平成27年度燃費基準+10%」を満たし、自動車取得税と自動車重量税の減免措置が受けられる環境対応車普及促進税制(エコカー減税)の軽減率が50%から75%に向上する。また、燃費の向上に合わせて、MRワゴンとアルト ラパン全機種の後席にISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用した。エンジンは、MRワゴンが0.66L DOHC吸排気VVT、もしくは0.66L DOHC VVTターボ、アルト ラパンが0.66L DOHC VVT、もしくは0.66L DOHCターボを搭載。いずれもトランスミッションはCVTを採用し、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日映画『スノーホワイト』の日本語吹替え版アフレコ収録が16日に都内のスタジオで行われ、小雪と椎名桔平が出席した。その他の写真本作はグリム童話の『白雪姫』を新解釈で捉え、アクション大作として映画化した作品。小雪はシャーリーズ・セロン演じる“悪の女王ラヴェンナ”を、椎名はハンターのエリック役(クリス・ヘムズワース)の声優を務める。小雪は「シャーリーズ・セロンさんが、セリフひとつひとつのニュアンスを変えて楽しんでお芝居しているので、そのイメージを損なわないようにしたい」と意気込みを語り、アフレコ収録では名ゼリフ「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰?」を披露。洋画の吹替え初挑戦となる椎名は、自身の演じるハンター役を「ならず者的な新キャラかもしれません。姫を救う役ってカッコイイので楽しんでやります」とコメントした。また、今年の1月に男児を出産したばかりの小雪は、久々の共演となる椎名と「ベイビートークをしました」とニッコリ。さらに今回の役どころについて夫の松山ケンイチから「今まであまり演じたことのないような役で面白いんじゃないの」と言われたことを明かした。最後に小雪は「これまで女王の人生や、彼女を取り巻く人たちのことはあまり描かれたことはないと思うので、今までの『白雪姫』のイメージで観ると違う発見がある」とPRした。『スノーホワイト』6月15日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
2012年05月16日日産自動車は15日、エンジンやCVTの効率化などにより燃費が向上した軽自動車「モコ」を発売。また、オーテックジャパンが発売する同車ベースの特別仕様車「モコ エアロスタイル」も、同様の燃費向上を果たして発売した。価格は、モコが108万9,900円から152万1,450円、エアロスタイルが128万9,400円から171万450円今回の改良では、エンジンとCVTの効率を高めるなどして、「X」と「S」グレードの燃費を23.2km/Lに向上。「Xアイドリングストップ」グレードでは、停車中だけでなく、ブレーキを踏んで時速9km以下まで減速するとエンジンをストップする機能を追加して、燃費をクラストップレベルの27.2km/Lに向上している。また、アイドリングストップシステム搭載グレードを拡大し、Xアイドリングストップに加えて「Sアイドリングストップ」を新たに設定。両グレードには専用ボディカラーとして「ホワイトミント」を新採用している。オーテックジャパンが発売する同車ベースの特別仕様車エアロスタイルでは、ベース車と同様に燃費性能を向上させ、あわせてS アイドリングストップをベース車とした「S アイドリングストップ エアロスタイル」を新設定した。モコとエアロスタイルともに、エンジンはR06A(DOHC水冷4サイクル直列3気筒)、もしくはR06A+インタークーラーターボを搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意され、乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日トヨタ自動車は10日、低燃費・低価格を追求したという新型軽乗用車「ピクシス エポック」を発売した。価格は79万5,000円から122万円。同車は、ダイハツ工業からのOEM供給による新型軽乗用車。日常の足という軽自動車の原点に帰り、軽本来の魅力である低燃費・低価格を追求したという。JC08モード走行燃費は2WD車が30.0km/L、4WD車は27.0km/Lを達成し、停車直前(車速約7km/h)からエンジンを止めるアイドリングストップシステム「eco IDLE」(エコアイドル)も全車に設定しながら、エントリー価格79万5,000円を実現している。また、シンプルなスタイルと全8色のカラーバリエーションを組み合わせ、幅広いユーザーにアピールするデザインを採用。全高を立体駐車場に入庫可能な1,500mmに抑えながら、大人4人が余裕をもって乗車できるという室内長1,920mm・室内幅1,350mmの室内空間を確保。取り回しの良い4.4mの最小回転半径も兼ね備えている。エンジンは660ccの「KF」(水冷直列3気筒12バルブDOHC横置)、トランスミッションはCVTを搭載し、駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日トヨタ自動車は10日、軽乗用車「ピクシス スペース」に低燃費エンジン採用などの一部改良を行って発売した。価格は据え置きで、112万円から161万1,000円。今回の一部改良では、燃焼効率の向上やエネルギーロスの低減を図ったエンジンを採用したほか、従来は「X」と「カスタムG」グレードにのみ設定してたアイドリングストップシステム「eco IDLE(エコアイドル)」を、全車に設定。また、同システムには、停車直前(車速約7km/h)からエンジンを止める機能も追加されている。これら変更によってJC08モード走行燃費は、「カスタムRS」グレードを除く2WD車で26.0km/L、同じく4WD車で24.0km/Lを実現し、2WD車は「平成27年度燃費基準+20%」を、4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」を達成。「カスタムRS」グレードでは、2WD車で燃費は22.2km/L、4WD車で21.4km/Lを実現し、「平成27年度燃費基準」を達成した。すでに認定を取得している「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」とあわせて、全車が「環境対応車 普及促進税制」の減税措置の対象となる。また、全車のリヤコンビネーションランプにLEDストップランプを採用したほか、「カスタムG」グレードには6スピーカーパック(16cm 4ドアスピーカー&ツィーター)を標準装備している。エンジンは、660ccKFエンジンもしくは、660ccKFインタークーラーターボ付エンジンを搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日ダイハツ工業は2日、8月末に生産終了する軽オープン・スポーツカー「コペン」の特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」を設定して発売した。価格は5MT車が182万円、4AT車が180万円。コペンは、誰もが気軽に楽しめる本格的オープン・スポーツカーとして2002年6月に発売され、販売開始から10年を経た2012年8月末に生産の終了が予定されている。今回発売された10th アニバーサリーエディションは、従来の「アクティブトップ」グレードをベースとして、10thアニバーサリーロゴとシリアルナンバー付きのアルミスカッフプレートカバー、ブラックメッキフロントグリル、BBS製15インチアルミホイール、本革製スポーツシートなどを特別装備。特別感やプレミアム感を持たせつつも、手頃な価格設定にしたとのこと。エンジンには、JB-DET(水冷直列4気筒16バルブDOHCインタークーラーターボ横置)を搭載し、駆動方式は2WD(FF)、トランスミッションは5MTもしくは4ATを採用する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日富士重工業は2日、フルモデルチェンジした軽商用車「サンバー」シリーズから、「スバル サンバー トラック」6グレードと、「スバル サンバー バン」4グレードを発売した。同社は全ての軽自動車生産を終了しており、新型「サンバー」シリーズはダイハツ工業よりOEM供給を受けた商品となる。スバル サンバー トラックは、軽キャブトラックではクラストップレベルという鳥居荷台長と、張り出しの少ない荷台スペースにより、空間効率と使い勝手を追求した軽トラック。ベーシックグレードの「TB」、装備が充実した「TC」、ゆとりのある室内高を確保したという「ハイルーフ」、シートリクライニング&スライドが可能な「グランドキャブ」、荷物を雨やホコリからガードできる「パネルバン ハイルーフ」、低床設計の荷台のままダンプ化された「三方開ダンプ」の6グレードを展開する。価格は61万9,400円から115万1,500円。スバル サンバー バンは、軽キャブバンではクラストップレベルという荷室スペースに加え、荷室フロア地上高を低くするなど、空間効率と使い勝手を追求した軽バン。ベーシックグレードの「VB(VBクリーン)」、装備が充実した「トランスポーター」、仕事からレジャーまでサポートするという「VC/VCターボ」、運ぶことに徹した2シーターモデル「VB 2シーター」の4グレードを展開する。価格は91万円から140万250円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日三菱自動車は22日、軽乗用車「パジェロミニ」の特別仕様車「Premium Selection ~Final Anniversary~」(プレミアムセレクション ファイナルアニバーサリー)を26日に発売すると発表した。価格は168万円。同車は、2011年1月の発売以来好評を博してきたという軽乗用車「パジェロミニ」の「Premium Selection」(プレミアムセレクション)をベースに、さらに装備の充実を図った特別仕様車。エクステリアでは、3ウェイ2トーンカラーを含む4色のボディーカラーを展開し、フロントドアガラスに水滴を弾いて雨の日も視界を良好に保つ「撥水ドアガラス」、ドアミラーには水滴を膜状に広げて雨による視界悪化を防ぐ「親水ドアミラー」(メッキ)を採用。そのほか、フォグランプ、ボディカラーとマッチしたフルカバータイプのスペアタイヤケース、ルーフレール(シルバー塗装)を標準装備する。なお、本格4WDシステムを兼ね備えたオールラウンドミニとして1994年12月に発売されたパジェロミニは、2012年6月をもって生産を終了する予定となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日富士重工業は29日、軽商用車「サンバー」の生産を終え、全ての軽自動車生産が終了したことを発表した。同社のスバルブランドは、1958年に軽自動車「スバル360」の生産から始まり、その後「サンバー」「レックス」「プレオ」「ステラ」など、54年間で延べ9車種、約7,968千台の軽自動車を生産。乗用車、商用車共に4輪独立サスペンション、4気筒エンジン、CVT(無段変速機)の採用や4WDの展開など、登録車並みの機構や商品性を特長としていた。その後、2008年4月のトヨタ自動車とダイハツ工業との協力関係発展への合意を機に、水平対向エンジン等のコア技術を活かす登録車の開発や生産に経営資源を集中することを決断。以降、軽自動車の開発と生産を順次終了している。なお、軽自動車は引き続きダイハツ工業からOEM供給を受け、スバル販売店において販売する。軽自動車を生産してきた群馬製作所本工場(群馬県太田市)は、3月以降に登録車生産工場へとリニューアルし、トヨタ自動車との共同開発車である「SUBARU BRZ」「TOYOTA 86」の生産を開始する。さらに、2012年度中に「インプレッサ」の生産を開始する予定。28日に実施されたサンバーの生産終了式典では、社長の吉永氏が「多くのお客様から惜しまれながら生産終了を迎える製品を持てたことは、メーカーとして大変幸せなことです。あらためて、お客様をはじめとする、関係者の皆様に感謝を申し上げます」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月29日スズキは27日、燃費向上を果たした、軽乗用車「パレット」と「パレットSW」の2WD・NAエンジン搭載車と小型乗用車「ソリオ」の2WD車を発売した。パレットとパレットSWの2WD(前輪駆動)・NAエンジン(自然吸気エンジン)搭載車は、エンジン制御を見直して燃料カット時間を長くしたほか、低粘度のCVTオイルを採用してCVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減し、燃料消費量を削減。これにより、JC08モード走行での燃費は従来の20.2km/Lから20.8km/Lに向上している。今回改良されたパレットには、「L」「X」、特別仕様車「リミテッドII」という3つのグレード、パレットSWには「XS」、特別仕様車「リミテッドII」という2つのグレードがあり、いずれもエンジンは0.66L DOHC VVTを搭載し、変速機はCVTを採用。乗車定員は4名。価格は、パレットが120万7,500円~131万2,500円、パレットSWが142万8,000円~149万9,400円。ソリオの2WD車(前輪駆動 / アイドリングストップシステム搭載車を除く)は、全グレードに低粘度のCVTオイルを採用。CVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減したことで燃料消費量を削減し、JC08モード走行での燃費は従来の20.0km/Lから20.6km/Lに向上した。今回改良されたソリオには、「G」「X」「S」と特別仕様車「BLACK&WHITE」という4つのグレードがあり、いずれもエンジンは1.2L DOHC VVTを搭載し、変速機はCVTを採用。乗車定員は5名。価格は、138万2,850円~168万3,150円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日スズキは14日、軽乗用車「MRワゴン」をベースに、同社の低燃費化技術を導入した追加機種「MRワゴン エコ」を発売した。「ECO-L」と「ECO-X」というグレードが用意され、価格は112万1,400円から131万400円。同車は、「アルト エコ」にも採用された低燃費化技術を取り入れることで、燃費性能を進化させた追加機種。これまで設定していた「MRワゴン X アイドリングストップ」と比較した場合、JC08モード走行で3.0km/Lの向上を果たし、27.2km/Lの低燃費を実現している。具体的には、新世代R06A型エンジンおよび副変速機構付CVTに、摩擦抵抗(フリクション)を低減するなどの効率を高める改良が施されたほか、エンジンとCVTの協調制御をより細かく行うことで、パワートレイン全体での燃費性能も向上。停車時に加えて、ブレーキを踏んで時速9km以下になるとエンジンが停止する、新アイドリングストップシステムを採用。アイドリングストップ可能な状態になると点灯するアイドリングストップランプや、アイドリングストップ中にハンドルや専用スイッチを操作するとエンジンが再始動する機能も追加されている。フロントハブ一体構造車軸ベアリングの採用や、リヤ車軸ベアリングの構造見直し、転がり抵抗を低減したタイヤの採用など、足回り部品の改良により走行抵抗の低減も行われている。エンジンは0.66L DOHC 吸排気VVTを搭載し、変速機はCVTを採用、駆動方式は2WD(前輪駆動)となっている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日椎名林檎ボーカルの「東京事変」が解散に向け、新曲&オフィシャルブックなど発売2月のアリーナ・ツアーをもって解散を発表した「東京事変」。解散を惜しむ声の中、「東京事変」最初で最後のオフィシャルブックを発売するなど意欲的に動いている。2003年、椎名林檎(33)をボーカル結成された5人組バンド「東京事変」は2月29日の日本武道館公演を最後に解散する。東京事変新曲「三十二歳の別れ」解散発表後も最後のオリジナルアルバムとなる「color bars」を1月18日にリリース。また、東京事変新曲「三十二歳の別れ」(椎名林檎が詞曲を手掛ける)を2月1日より配信開始した。東京事変の最初で最後となる『チャンネルガイド-東京事変オフィシャルブック-』はメンバーそれぞれが解散に向けてのの胸の内を語ったロングインタビューや、バックステージや移動風景などオフショットも満載し必見だ。元の記事を読む
2012年02月06日この男の凄みはどこから来るのか?インタビュールームに現れたときも椎名桔平の体からは相手を窒息させるような圧倒的なオーラがみなぎっていた。かと思えば、イスに座った瞬間、「お茶いかがですか?」とフワリと優しい笑顔を浮かべて場の空気を一変させる。俳優という生き物が持つ、相手をぐいぐいと自分の領域に引きずり込んでいく不思議な力を見せつけられた感じだ。7人ものワルがずらりと並んだ映画『ワイルド7』でも椎名さんは多くの言葉を発することなく、ほかのメンバーとはまた一味違った存在感でセカイという男の物語を語っている。その心の内にどんな思いが――?映画の公開を前に話を聞いた。凶悪犯罪に対抗すべく極秘裏に組織された元犯罪者による超法規的組織“ワイルド7”。悪をもって悪を制すという斬新な設定で、原作漫画は1960年代から70年代にかけて人々を熱狂させた。64年生まれの椎名さんもそんな読者のひとり。「こういうタッチの漫画って当時はあんまりなかったですね。バイクに乗って、スタイルのいい美女が登場してとにかくシャレてた。大人になったらこういうかっこいい大人になりたいって子供ながらに思ってました」と懐かしそうにふり返る。実は、椎名さんと原作者の望月三起也には意外な接点が…。「先生が作ったサッカーチームでJリーグが始まる以前から活動している“ザ・ミイラ”という芸能人チームがあるんですが、僕はそこに20代前半の学生の頃から参加してるんです。当時もたまに『ワイルド7』の話が出て、『映画化したらキミが飛葉(※本作では瑛太が演じている主人公)をやればいいじゃないか』なんておっしゃっていただいたり(笑)。それから四半世紀を経てこうして映画化されて、その中のメンバーをやらせていただけるというのは本当に感慨深いです」。「いまの時代にあの原作をどう映画化するのか興味があった」と椎名さん。『海猿』シリーズの羽住英一郎監督によるこれまでの邦画のスケールを超えた大迫力のアクションの数々が目を引くが、一方で羽住監督が趣向を凝らして作り上げた“映画的技法”についても称賛を贈る。「2時間で描く中で、ワイルド7が直面する事件と彼らの存在意義といった部分をどういうバランスで集約させるかというのは難しいところ。そこを監督は絶妙のバランスで構成していると思います。それは説明の一部を省くということでもあるんだけど、映画というものの良さは説明せずに観る人に想像してもらうところ。あえてメンバーの関係性や彼らが背負っているものをここで説明しないことが彼らをミステリアスな存在に仕立てているんです。『ここまで説明しなくていいのかな?』と思いながら演じていた部分もあったけど、なかなかどうして、それぐらいがちょうど良かった。映画の特性を生かした作品になってると思います。その中で僕が演じたセカイは、いま最も希薄になっている“家族愛”といった部分を描く大事なパートを担ってたので、ただワイルドに攻めるだけじゃない側面を意識しながら存在するというところで、楽しませてもらいました」。ワルたちを揃えたワイルド7の中で、椎名さんが演じたセカイは“大人”として飛葉(瑛太)やパイロウ(丸山隆平)といった若いメンバーを少し後ろから見守るような立ち位置にいるキャラクター。30代の頃のやんちゃで尖った役柄を好演していた椎名さんの姿に衝撃を受けたファンは、ある種の感慨を抱くのではないだろうか?「まあ僕も47ですからね」と静かに笑みを浮かべ、こんな思いを語ってくれた。「確かに僕自身の変遷で言うと、俳優としてスタートした頃からやんちゃでファナティックと言えるような役が多かったし、そういう役を喜んでやっている自分がいました。でも年齢を重ねる中で、サッカーで言うなら前線でシュートを決めるポジションから、ちょっと引いて全体や流れを見るような役回りも増えてきた。そういう役割を担うようになって初めて、そういうポジションを務めることの重要性にも気づかされるようになったというのはありますね。ただ、自分が変わったというわけでもないですね。これまでも真面目なサラリーマンからおバカなコメディの役までやってきたし、そういう中でいろんな見方ができるようになってきた。元々『自分はこういう役だけでひたすらその世界を突き進む』という意識は毛頭なかったし、いろんなジャンルでいろんな役柄をこなして、その一つ一つが“何か”になって自分のバランスを作ってるんだなと思います」。「若いときは四十幾つなんてずいぶん大人で何でも分かってると思ってたけど、実際に自分がその年齢になってみて、いまだに第一線で現役バリバリで活躍されている先輩を見ると、まだまだだなって日々思わされますよ」。そう語るこの男の目はかつての“尖った”30代の頃と変わらない。その一方で年齢を重ねたことで、確実に意識の片隅には自分より若い世代や映画界の“これから”についての思いも…。「もちろん『まだまだです』と言ってても、いつまでやれるか分からない年齢になってきましたからね(笑)。これまで素晴らしい輝きを見せる先輩たちを数多く見てきたけど、役者が最も良い輝きを放つ時期というのは決して長いわけじゃないと思うんです。そういう芝居がどういうものかって口では表しにくいけど、本当に役として存在する気迫とでも言うのかな…。僕もそういう役が回ってきたときにそうありたいし、それをお客さんや若い世代に見てもらって『そういうアプローチもあるんだ』と受け止めてもらえるように継承していかなくちゃいけないだろうとも思う。そういう先輩たちが遺してくれた作品を時間があるときにふと見直すとすごいなと思うし、『お前、慣れてきてるんじゃないか?』と自分を見直すきっかけになりますよ。良い映画は観る人に問いかけてきますね」。道はまだ続いている。その熱と共に男がそこに刻みつけてきた思いを受け止めてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待
2011年12月20日2004年に刊行され“現代版ロビンソン・クルーソー”と評された椎名誠の小説「ぱいかじ南海作戦」が、このほど主演に阿部サダヲ、さらに永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希ら若手人気キャスト陣を迎えて映画化することが決定した。リストラと離婚を機に唐突に南の果ての西表島に飛んだ主人公・佐々木が、そこで4人組のホームレスに全財産と全荷物を盗まれてしまったのをきっかけにして、島にやってきた3人の若い男女と奇妙な海浜生活をしていく姿をユーモアたっぷりに描く冒険活劇。そんな奇妙な共同生活の最中、佐々木は全財産を盗んだホームレスのうわさを聞き、リベンジをするべく“ぱいかじ南海作戦”に挑む!本作のタイトルにある「ぱいかじ」とは、沖縄地方の方言で“南から吹く風”という意味。原作を忠実に再現するため、約1か月にわたりオール西表島ロケが敢行され、透き通る海と突き抜ける青い空をもつ“現代のパラダイス”とも言える西表島の自然をスクリーンいっぱいに表現する。大自然でのロケとあって、撮影中には幾度にもわたる地震やスコールのような雨の連続に見舞われ、まさに“サバイバル”な撮影となったが、強風で何度テントが飛ばされても、くじけることなく組み立てなおしては撮影を敢行し、11月末に無事クランクアップした。仕事も妻も失い、全てをリセットするために南の島へと旅立つ男、佐々木を演じるのは『舞妓Haaaan!!!』、『なくもんか』などでコメディアンの才覚を発揮し、今年は主演ドラマ「マルモのおきて」の高視聴率も記憶に新しい、阿部サダヲ。「本当の自然がたくさん残っている素敵な島です。そこで自然と戦いながら楽しく撮影しています」と西表島での撮影を楽しんだ様子。また、佐々木と海浜生活を共にする世間知らずな若者・オッコチを演じるのは、NHK連続テレビ小説「おひさま」や先日公開された『ハードロマンチッカー』と幅広い役に挑戦する永山絢斗。そんな男2人となぜか一緒にサバイバル生活を送ることになる女子、アパ役とキミ役には貫地谷しほり、佐々木希といういまをときめく女優が抜擢された。撮影については、「現地の方々も良い人ばかりで、行きつけの飲み屋さんでは顔見知りになりました。区長さんのお宅でのバーベキューにお邪魔したのも楽しかったです」(永山さん)、「美しい海と砂浜という最高ロケーションの中で、阿部さんを始めとする最高のキャストのみなさんとワイワイ楽しく撮影できて、本当に幸せです」(貫地谷さん)、「ロケ中は天候の変化が激しく大変でしたが、みんなでヤドカリと遊んだりクイズをしたり、撮影合間も楽しく撮影していました」(佐々木さん)と、それぞれ南の島ならではののびのびとした空間を楽しんだ様子。そして、椎名誠の傑作小説の映画化を託されたのは、本作が長編映画監督デビューとなる細川徹。コントユニット「男子はだまってなさいよ!」の主宰であり、シティボーイズ・ライブの作・演出などを手がける新進気鋭の実力派が、どんな息を吹き込むのかが期待されるところ。阿部さんも細川さんの監督・脚本というのが出演の大きな決め手になったそうで、「本を読んでみて、全く知らない世界の面白い話だったので、気合いが入りました!!」と話す。原作者の椎名さんからも「これは原作よりもはるかに痛快、面白映画になりそうだ」とのお墨付きを得ている本作。南の楽園で出会う個性あふれる男女が力を合わせて“作戦”を遂行する姿が、観る者に元気と癒しを与えてくれそうだ。『ぱいかじ南海作戦』は2012年夏、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:ぱいかじ南海作戦 2012年夏、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012 「ぱいかじ南海作戦」製作委員会
2011年12月01日