映画『桐島、部活やめるってよ』の公開を記念して、映画に出演している橋本愛が7月29日(日)に行われた試写会で舞台挨拶に登壇。劇中、橋本さん演じるかすみが部活のバドミントンに打ち込んでいることから、この日は現役の中高生が招待され、それぞれの部活ユニフォーム姿で映画を鑑賞した。朝井リョウのデビュー小説を映画化。高校の人気者・桐島のバレー部退部のうわさを巡り、その友人や恋人、クラスメイトたちが奔走する姿を描く。橋本さんは、プライベートでも中学時代に仕事のかたわらバドミントン部の活動に打ち込んでいたという。その点でバドミントンのシーンはやりやすかったのでは?と思いきや、「1年以上のブランクがあって、全然運動してなかったので取り戻すのが大変でした。不完全燃焼で悔いが残ってます」と苦笑い。今回演じたかすみは、目立つ女子のグループにいるものの、何かと衝突を避けながら人間関係を築いていくタイプの女の子。実はそんな彼女も一番の親友にも言えないある秘密を抱えているのだが…。橋本さんは「共感できるところはたくさんありました。人間関係に怯えてビクビクしながら、亀裂が入るのを避けて、周りを深く見て人と接するところなど似てるところが多かったです」と述懐。それでも「共感、理解できるところを表現するのは難しかったですよ」とふり返る。完成した映画については「何て言うか…すごかったです」と“衝撃”を明かす。撮影現場で自身の演技をモニターでチェックすることができなかったそうで、「どういう映像になっているのか分からなかったんです。『まったく新しい青春映画を撮ってる』と聞いてて、『どこが?』と思ってました(笑)。出来上がりを観て、なるほどと呆然としました」と出演した当人ですら驚くような仕上がりになっていると自信をのぞかせていた。会場にはバドミントンだけでなく、ラグビー、さらには書道部や美術部といった文化系の部活も含め、様々な部に所属する中高生が集結。橋本さんは『こんなワケの分からないノリに付き合っていただいて、ありがとうございます!」と恐縮気味に語り笑いを誘っていた。『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年07月30日橋本愛主演の映画『アナザー Another』の特別試写会が学生200人を招待して7月25日(水)に都内で開催され、上映後にサプライズで行われた舞台挨拶に主題歌「楽園」を歌う加藤ミリヤと古澤健監督が登壇。加藤さんは生歌を披露した。これまでアニメ化、漫画化されてきた綾辻行人の人気小説「Another」(角川文庫刊)を実写化。ある地方都市の学校を舞台にひとりの美少女にまつわる“タブー”が破られたことにより、次々と起こる奇妙な事件の謎が描かれる。加藤さんは主題歌のオファーを受けて映画を鑑賞したそうだが、「ホラー映画で面白いと思ったのは初めてでした。いろんな仕掛けがあり、瞬きするのが惜しいくらい。最初から最後まで楽しみました」と大絶賛。改めて「映画で自分の曲を使ってもらえるなんて、こんなに嬉しいことはないです」と喜びを語った。古澤監督は以前の監督作『オトシモノ』でも加藤さんに楽曲を依頼しているが、「主人公たちの背中を押してくれるような感じにしてほしくて加藤さんの名前を挙げたんですが、プロデューサーから『受けてもらえた』と聞いて嬉しかったです」と笑顔で語った。「もう始まっているかもしれない」という映画のコピーが詞の中にも取り入れられているが、「主人公の2人が寄り添い、心がどんどん近づいていくのが印象的でした。この2人の心の動いた距離を表現できればと思った」と詞に込めた思いを語る。ホラー映画らしからぬアップテンポの曲調になっているが、「映画を観て興奮しつつもすっきりしたので、それを持続してもらえるようなアッパーなビート感のある曲にしました。ノリながら『どこか行こうか』と思えるような曲が浮かんできました」と明かす。また謎の美少女・鳴(めい)を演じた橋本愛について加藤さんは「注目していた女優さん」と語り、「(役柄が)彼女そのものという感じがした」と称賛の言葉を贈った。監督も「あれぐらいの年頃の子というのは日々変わっていく。撮影時は16歳だったけど、役と一緒に成長していくのを感じた。魅力的です」とうなずいた。体育館での上映および舞台挨拶ということで、立っているだけで汗がしたたり落ちてくるような暑さだったが、加藤さんは主題歌「楽園」を熱唱。普段のステージとはまた違った感覚があったようで、「懐かしい気持ちになりました」と笑顔を見せていた。『アナザー Another』は8月4日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会
2012年07月25日若手女流作家・辻村深月のベストセラー小説を原作に、『アントキノイノチ』、『今日、恋をはじめます』など話題作への出演が続く人気若手俳優・松坂桃李を主演に迎えて映画化した『ツナグ』がこの秋、公開となる。このたび、本作の主題歌に人気女性シンガー、JUJUの7年越しの名曲「ありがとう」が起用されることが決定した。若者の微妙な心情や思春期独特の揺れ動く心情を捉えた透明感のある作風で女性からの支持を集める辻村深月の人気小説を原作とする本作。死者との再会を望む人のために仲介役を司る“ツナグ”として、他人の人生に深く関っていく一人の青年の心の葛藤と成長が描かれる。今回、主題歌に抜擢されたJUJUの「ありがとう」は彼女の真骨頂とも言われるバラード曲。デビュー当時からライヴで披露されており、ファンの間では人気曲「奇跡を望むなら…」と肩を並べる名曲として語り継がれてきた同曲が、7年の歳月を経てついに日の目を浴びることになった。JUJU本人も「今回の楽曲は、約7年間温め続けた、私にとっても大切な楽曲」とこの抜擢を受け感動もひとしお。「人と人との絆の大切さを描いた作品だからこそ、かけがえのない人に出会えたことに“ありがとう”と、ご覧になった方に、共感していただける楽曲になることを願っております」と喜びのコメントを寄せている。一足先に同曲を聴いた松坂さんは、「JUJUさんの声は歌詞の世界観にスッと入っていける」とその魅力を語り、「メロディ、詞、声、全てから会いたい人への気持ちがあふれていて感動しました。この楽曲が『ツナグ』の一部となり、スクリーンで流れるのがいまから楽しみです」と今回のタッグへの期待を隠せないよう。松坂さん演じる歩美の祖母を演じる名女優・樹木希林を筆頭に佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、別所哲也、本上まなみ、浅田美代子、八千草薫、そして仲代達矢と日本映画界を代表する錚々たる顔ぶれが紡ぐ“再会”の物語。「人と人との運命とも言える出逢いと、その出逢えたことに関する感謝の気持ち」を歌うJUJUの楽曲とその優しい歌声は、どのように響くのか?主題歌「ありがとう」は、映画公開に合わせて、“JUJUの日”である10月10日(水)にリリースされる。『ツナグ』は10月6日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:今日、恋をはじめます 2012年12月8日より全国東宝系にて公開アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開
2012年07月19日ジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンケア カンパニーは、中高生を応援するキャンペーンとして夏休みを前に、スペシャルウェブサイト「キミの本気をはじめよう。瞳にニューコン!」を7月9日にオープンした。同サイトは部活動や学校生活など自分の夢や目標に向かってがんばる中高生を、使い捨てコンタクトレンズブランド「アキュビュー」が応援するスペシャルウェブサイト。誰でもチャレンジしたいことを“宣言”したり、宣言に共感して“応援”したりすることができる参加・共感型コンテンツとなっている。部活動や学校生活、課外活動などでチャレンジしたいことやその想いを140文字以内で投稿し、サイト内で公開することができるコンテンツ。「ニューコン宣言」と一緒に画像を投稿すると、雑誌「Seventeen」や「HR」の表紙デザインに宣言と画像がデザインされ、人気雑誌の表紙に自分が登場したようなオリジナル画像ができあがる。画像はFacebook、Twitter、mixiを通じて友達に知らせることもできる。また、投稿された「ニューコン宣言」の中から、共感したものに対して応援できる「応援してニューコン!」機能もある。同キャンペーンキャラクターは、現役高校生の若手女優 橋本愛さん。バドミントン部出身の橋本さんが「バドミントンのラリーを100 回できるようになる!」 と宣言し、実際に宣言達成にチャレンジした動画や橋本さんからの「応援メッセージ」も公開している。また、中高生に向けて、コンタクトレンズの基礎知識や正しい使い方、目の健康などについて紹介するデジタルコミックも公開。初めてのコンタクトレンズで分からないことや不安なこと、気をつけたいことなどをコミック形式で楽しみながら学び、解消するコンテンツとなっている。最後まで読むと、「宣言してニューコン」で生成された「Seventeen」、「HR」などの雑誌オリジナル表紙を受け取ることができ、携帯の待ち受けにして保存できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日綾辻行人の人気小説を映画化した『アナザー Another』の完成報告会見が6月27日(水)に東京・六本木のニコファーレで行われ、山崎賢人、橋本愛、袴田吉彦、加藤あい、古澤健監督が出席した。地方都市・夜見山市の中学に転校してきた恒一は、同じクラスの眼帯をした不思議な少女・鳴(めい)に惹かれていくが、クラスメイトはおろか教師までも彼女などまるで“存在しない”かのように行動する。怪訝に思いつつも恒一は彼女に近づこうとするが、そのことがクラスメイトの死の連鎖を呼び込むことに…。ホラー作品ということでこれまでに体験した恐怖体験や怪奇現象を尋ねられ、一同は思案顔。橋本さんは「地方のロケでホテルに泊まったとき、一定の間隔で音が聞こえるのにどこから鳴っているのか分からず怖かったことがあります。音楽をかけて寝て、次の日は音の鳴る方と枕元に塩を盛って寝ました」と明かした。今回の撮影は三重県の伊賀上野で行われ、ラストシーンは合宿状態だったそうだが山崎さんは「和気あいあいとして楽しかったです」とニッコリ。特に怪奇現象などは起こらなかったそうで、橋本さんは「何もなくてつまらなかったです」とちょっぴり残念そう?大のホラー好きという袴田さんは、現場でも心霊体験などを山崎さんらにしていたと言い「20分くらいかかります」とニヤリ。逆に加藤さんはホラー映画が大の苦手。「地方のホテルに泊まるのも恐いし、ひどいときはお風呂にひとりで入ったりひとりで寝るのができずにマネージャーさんに付き合ってもらってます」と明かし、今回の廃校などでの撮影も「本当に怖かったです!」とふり返った。では恐怖体験ではなく「自分は“いないもの”としてほしい」と思うくらい恥ずかしかった経験は?と問われると、加藤さんはコンビニで買い物をしてる間にマネージャーに置き去りにされた経験を告白。「(買った)から揚げを片手に渋谷を全力疾走し、大声でマネージャーの名前を呼びました」と明かし笑いを誘った。袴田さんは、TVの企画で中学時代に付き合っていた彼女と再会した際のエピソードを披露。「自然消滅的な別れ方だったので、彼女に謝るということだったんですが、(番組に)呼んだら彼女に『付き合ってない』と言われて…。恥ずかしかったし、哀しかった」と苦笑い。これには共演陣からも「かわいそう…」と同情の声があがっていた。最後の写真撮影では、バーチャル映像で橋本さんの隣に眼帯を巻いた鳴と、さらに橋本さんが別作品の『貞子3D』で演じたホラー界の大御所・貞子も登場した。『アナザー Another』は8月4日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会
2012年06月27日『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が、小説すばる新人賞を受賞したベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の無料試写会が7月3日(火)に早稲田大学で実施されることが決定した。その他の写真『桐島、部活やめるってよ』は、成績優秀で彼女は校内一の人気者というバレー部のキャプテン桐島が、ある日突然、部活を辞めたことで、歪みはじめる人間関係を描いた青春映画。神木隆之介を主演に迎え、橋本愛、大後寿々花らが出演する。今回の試写会は、原作者の朝井リョウ、吉田監督、プロデューサーの枝見洋子氏が早稲田大学出身であることから実現。当日は上映後に、吉田監督と枝見氏、映像作家としても知られる安藤紘平教授が登壇し、Q&Aが行なわれる予定だ。参加希望者は事前受付不要で、当日、直接会場に来場すれば、定員 1100人まで無料で入場できる。学生だけでなく、一般の観客も参加できるため、当日は多くの観客が足を運ぶことが予想される。映画『桐島、部活やめるってよ』公開記念特別試写会&Q&A日時:7月3日(火)16:00開場/17:00開映※上映後Q&Aあり19:00~19:40会場:早稲田大学大隈大講堂(定員1100名)登壇者:吉田大八監督、枝見洋子プロデューサー、安藤紘平教授対象:学生・教職員・一般(事前受付不要/当日直接会場へ)『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月08日人気アニメシリーズを映画化した『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』がついに完成。主人公・小夜(さや)を演じる水樹奈々と、本作で声優に初挑戦した橋本愛が取材に応じ、命を吹き込んだキャラクターへの思いやアプローチについて語った。ヒロイン小夜と“古きもの”と呼ばれる異形が血みどろのバトルを繰り広げる本作だが、「血は得意じゃないです。夜は怖くてアフレコのチェックができない」(水樹)、「血だらけのシーンは苦手ですね。力が抜けちゃう」(橋本)と“本音”を明かす場面もあった。その他の写真2011年、人気漫画家集団“CLAMP”とのコラボレーションによって全12話が製作され、「小夜の記憶は、すべてねつ造されたものだった」という衝撃的な結末が白熱の議論を巻き起こしたテレビアニメ『BLOOD-C』の放送終了から9ヶ月。劇場版は、事件の首謀者だった秘密組織“塔”の当主・七原文人が支配する東京を舞台に、愛する者をすべて奪われた小夜の復讐劇がスクリーンで展開する。テレビアニメから一転、小夜は「心に分厚いロックをかけている」(水樹)孤高のヒロインとして描かれる。「まるで別人格ですね。(テレビアニメの舞台となった)浮島地区での事件をきっかけに、二度と大切な人を巻き込みたくないと思っている。冷たい印象を抱かれるかもしれませんが、それが小夜の優しさなんです」と水樹。「それでも何事にもまっすぐ真正面から体当たりする点は、小夜の変わらない魅力だし、私自身もそんな人間味あふれる小夜に惹かれる」といい、「特に劇場版では、毅然と立ち上がる意志の強さを表現したかった。野獣化しています!」と力強く語る。一方、橋本は厳しい管理下に置かれた東京で、自由を求める若者グループに身を寄せる女子高生・真奈を演じた。初の声優というプレッシャーに加えて、劇場版のオリジナルキャラクターとあって「ファンの皆さんに受け入れてもらえるか不安もあった」という。声優という“芝居”を通して「もっと感情をオーバーに表現していいんだっていう発見がありました。今まで淡々とした役が多かったんですが、今回の経験は実写にも活かせそうです」と演技に対する意識にも変化が生まれたようだ。タイトルには“Last”の文字が踊るが、劇場版を見る限り『BLOOD-C』シリーズにはさらなる可能性を感じずにはいられない。「私自身、小夜をもっと演じたいという思いがありますね。この先、どんな運命が待ち受けているのか気になるし、人ならざる小夜に誰が『人間を守る』という誓いを交わさせたのか…。その謎も残っていますからね」(水樹)。声優という新たなフィールドで奮闘した橋本も「たくさんの要素が詰まった作品で、とても心を揺さぶられた」と手応え十分だった。『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年06月05日映画『貞子3D』が5月12日(土)に公開を迎え、主演の石原さとみを始め瀬戸康史、山本裕典、田山涼成、英勉監督に劇中に登場する貞子、そしてその可憐な少女時代を演じていることが、昨日、発表された橋本愛が舞台挨拶を行なった。Jホラーの金字塔とも言える『リング』シリーズの恐怖を、新たに3Dで再現。原作者・鈴木光司の書き下ろし小説を基に、閲覧すると死ぬと言われる“呪いの動画”に端を発した恐怖、そして貞子の復活を描き出す。初回上映前の朝10時からの舞台挨拶にもかかわらず、劇場には多くのファンが足を運んだ。石原さんは「現場はホラーを撮ってるとは思えないくらい楽しかった」と述懐。貞子によるプロ野球の始球式、渋谷ジャックなど、ここ数か月におよぶプロモーション活動をふり返り「貞子に頑張っていただいて日々、ニュースになりました。『貞子3D』のおかげで『いいとも』に出て、“100分の1アンケート”でタモさんストラップをもらえたのがすごく嬉しい。『貞子3D』ありがとう」と笑顔を見せた。瀬戸さんは石原さん演じるヒロイン・茜の恋人の安藤孝則を演じているが、この安藤は以前のシリーズにも登場しているキャラクター。「マニアックな方は分かると思います。小さい頃に亡くなって、貞子に復活させてもらった人物です。なぜ生き返ったのか?それも踏まえて観ていただけると」とこれから映画を観るファンの期待を煽る。山本さんは、貞子の復活を目論む謎の男を演じているが「瀬戸康史のいいキャラとは逆の悪い男です。ズコズコ人を殺して井戸に放り込んでます。初の悪い役なので新鮮だと思います」とアピール。特に冒頭の部分は山本さん中心のかなりかっこいい映像に仕上がっているようで「打ち上げで石原さんが『何だよ、山本裕典のPVじゃん!』って言ったくらいです」と満足そうに明かした。橋本さんが貞子を演じていることは昨日発表され、衝撃をもって受け止められたが、当人は「何ともヘビーな役ですが、ラスト十何分しか出てないので…すみません、みなさんが観る前にここに立たせていただきまして」と恐縮しきりの挨拶。橋本さんが演じているのはあくまで美少女時代の貞子で、人々を恐怖に陥れるのは、この日も一緒に並んだ髪の長い方の貞子。橋本さんが「気持ち悪いのがいっぱい出てくるので」と口を滑らせると、貞子は手を振り上げ怒りを露わにし、客席は笑いに包まれた。この日は、原作者の鈴木さんも駆けつけたが、貞子を見るなり「しばらく見ないうちに大きくなったな。反抗期じゃないか?」と父親のようなコメントで笑いを誘う。本作は韓国で6月14日(現地時間)より国内最大規模の200館で上映されるほか、香港、シンガポール、台湾などアジア各国での公開が決定!貞子に感想を求めると、英監督の“翻訳”を通して「貞子ジュセヨ(貞子です)。私は国際派女優」と韓国語まじりの返答があり、アジア進出に向けてやる気満々のようだった。『貞子3D』は全国にて公開中。■関連作品:貞子3D 2012年5月12日より角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2012『貞子3D』製作委員会■関連記事:公開直前で正体が明らかに!美しき“貞子”を演じるのは…石原さとみと貞子が質疑応答「おいくつですか?」の問いに「享年17。ざっくり高2」キティちゃんが「貞子」に変身!?『貞子3D』×HELLO KITTYシリーズ発売!日本中を震撼させた、あの“貞子”がついに甦る…『貞子3D』試写会に15組30名様ご招待
2012年05月14日ジャパニーズ・ホラーの代表的シリーズ、『リング』シリーズの完全最新作『貞子3D』が5月12日(土)より公開となる。この公開直前にして、これまで伏せられていた貞子役を、注目の若手女優・橋本愛が演じていることが明らかとなった。『ハンサム★スーツ』や『高校デビュー』などポップな作風が支持を集める英勉監督の指揮のもと、主演に石原さとみ、共演に瀬戸康史、染谷将太、山本裕典ら人気俳優を迎え、新たなる恐怖の物語を繰り広げる。その恐怖のきっかけとなるのが、おなじみ「呪いの動画」。貞子の本体は常にクラウド上を彷徨い、復活を目論んでいるが、貞子が憑依するのにふさわしい人間を見つけたとき、あらゆるモニターから飛び出しその人間を追い続けるという設定である。これまで木村多江、仲間由紀恵と、いまや日本の映画・ドラマ界を牽引する大女優が演じてきた貞子役。今回、貞子を演じる橋本さんは『告白』で一躍注目を集め、先日公開された『HOME愛しの座敷わらし』や『Another アナザー』など、話題作への出演が続くいま注目の若手女優。これまで井戸やTVの中から這いつくばって登場してきたおぞましいイメージとは打って変わって、見たこともないほどに可憐で美しい少女の貞子として登場する。これまで、衝撃的な登場の仕方で人々を恐怖のどん底に陥れてきた貞子のイメージを一新するほどの彼女の美しさ。だが、これこそが人間を陥れる罠…?『貞子3D』は5月12日(土)より全国にて公開。■関連作品:貞子3D 2012年5月12日より角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2012『貞子3D』製作委員会■関連記事:石原さとみと貞子が質疑応答「おいくつですか?」の問いに「享年17。ざっくり高2」キティちゃんが「貞子」に変身!?『貞子3D』×HELLO KITTYシリーズ発売!日本中を震撼させた、あの“貞子”がついに甦る…『貞子3D』試写会に15組30名様ご招待
2012年05月11日ミステリー作家・綾辻行人の同名小説を映画化した学園ミステリー・ホラー『Another アナザー』の主題歌を加藤ミリヤが担当することが決定し、喜びのコメントが届いた。その他の写真『Another アナザー』は、地方都市に転校してきた中学生の主人公(山崎賢人)が謎の美少女(橋本愛)と出会ったことで、クラスメイトを中心に次々と起こる死の連鎖に遭遇する恐怖を描いた学園ホラー。加藤は本作のために作詞・作曲した主題歌『楽園』を作るにあたり映画からヒントを得たといい、劇中に登場するセリフ(「もう始まってるかも知れない」)を歌詞に反映させたという。加藤は「ホラー映画でこんなに登場人物に感情移入して観られたのは初めて。映画を観たあとの興奮状態のまま自由に楽曲を作らせていただけたことに感謝しています」とコメントを寄せている。また本作でメガホンをとった古澤健監督は「映画で描ききれなかった主人公ふたりのエピローグを、加藤さんの歌が補ってくれました。『楽園』は、パズルのような本作の最後の大切なピースです」と絶賛。出演者のふたりは、「ミステリアスな感じが、作品の雰囲気にすごく合っているので、エンディングで流れるのが楽しみ」(山崎)、「(曲を)聴いてなんだか気が狂いそうになる感じが心地よかった。ミリヤさんの声がかっこよくて、焦燥感がかりたてられる。胸がざわつき、叫びたくなる。テンションが上がる曲、という印象を持ちました」(橋本)と語っている。『Another アナザー』8月4日(土)全国ロードショー
2012年05月08日荻原浩の人気小説を実写映画化したファミリー映画『HOME愛しの座敷わらし』が4月28日(土)、全国で封切られ、主演を務める水谷豊を始め、安田成美、濱田龍臣、橋本愛、草笛光子、メガホンを取った和泉聖治監督(「相棒」シリーズ)が東京・有楽町の丸の内TOEIで初日舞台挨拶を行った。本作で“一家の大黒柱”を演じた水谷さんは、映画のPRのために24都道府県でキャンペーンを実施中。ロケ地となった岩手県を皮切りに、この日までに新潟、大阪、福岡、広島、札幌、福島、宮城、山形、そして東京と約7,400キロを移動している。これには水谷さん本人も「残忍なスケジュールですよね」と思わず苦笑。さらに、ゴールデンウィーク中も全国行脚は続き、ゴール地点は5月6日(日)の沖縄!全移動距離は約12,000キロで、この数字は日本列島を4回縦断する距離に匹敵するのだとか…。それでも「多くの方に観ていただきたい作品。いい作品を携えて全国を飛び回っているので、苦労はありません!」と本作の出来栄えに自信のほどをのぞかせていた。東北地方ゆかりの「座敷わらし伝承」を基に、仕事で東京から岩手への転勤を命じられたサラリーマン一家が、幸福をもたらす“座敷わらし”が住む古民家で絆を育んでいく姿をユーモアたっぷりに描く。水谷さんは「家族5人でいつも雑談しながら笑っていた。何を話したかは覚えていないほど」。妻を演じた安田さんも「撮影初日から、当たり前のようにそこにいるナチュラルな家族だった」とアットホームな現場の雰囲気をふり返った。一方、長女役の橋本さんは「ずっと緊張していて、雰囲気に馴染めていなかった」と先ほどの安田さんの発言を全否定?弟を演じる龍臣くんとの共演に「年下ですけど(芸能界の)先輩なので、どう接したらいいのかと…。でも中身は“ただの小5(年生)”だったので、安心しました」と安堵の表情。その龍臣くんは、水谷さんに対して「硬いイメージがあった」とぶっちゃけ、これには水谷さんも苦笑い。親の心子知らずならぬ、子の気持ち親は気づかず?橋本さん&龍臣くんの“本音”が初日舞台挨拶を大いに盛り上げた。『HOME愛しの座敷わらし』は全国にて公開中。■関連作品:HOME愛しの座敷わらし 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会■関連記事:『HOME 愛しの座敷わらし』橋本愛×濱田龍臣笑顔の絶えない“姉弟”の関係水谷豊&安田成美が“夫婦”役で初共演、後押ししたのは木梨憲武家族が繋がる場所はきっとある『HOME 愛しの座敷わらし』試写会に30組60名様ご招待水谷豊、ロケ地・岩手に凱旋!「座敷わらしは本当にいると確信した」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表
2012年04月30日共に笑い上戸で、現場でも2人でケタケタと笑っていることが多かったとか。取材中もどちらかが笑い出すと、つられてもう一方も笑い出し、スイッチが入ったように2人の笑い声がインタビュールームに響きわたる。モデルとして同世代の女子から絶大な人気を誇り、ここ数年、女優としても話題の作品で存在感を放つ橋本愛と、人気子役としてTVに映画にCMにと幅広い活躍を見せる濱田龍臣。2人が姉弟役を演じる映画『HOME 愛しの座敷わらし』がまもなく公開となる。広大な自然が残る岩手県で行われたロケや互いの第一印象、“姉弟”関係などなど…久々に再会を果たした2人がワイワイと語り合った!ベストセラー作家・荻原浩の直木賞候補作となった小説を映画化した本作。父(水谷豊)の転勤で東京から岩手県の民家へと引っ越してきた一家がここに住み着く座敷わらしに遭遇!そこからそれぞれにとって本当に大切なものは何か?に気づいていく。橋本さんが演じる梓美(あずみ)は東京の学校では人間関係に悩まされ、新天地でも友達ができるか不安を抱えた中学生。「私自身は反抗期も友達関係で悩んだりということもないので、梓美との共通点が少なくて役作りに悩みました」とふり返る。一方の濱田くんが演じるのは、喘息持ちの小学生・智也。これまで激しい運動を止められていたが、空気の澄んだ田舎へと移り、これまでやりたくて仕方なかったサッカーに打ち込む。田舎暮らしにも座敷わらしの存在にも家族の中で最も早く順応していく。「家族はギクシャクしてるんですが、その中で智也はその中で一人だけ大きな家に喜んで楽しんでる(笑)。僕もきれいな自然の中で大きなお家に住める役というのは嬉しかったし、智也という役も普段の僕とあまり変わらないなと思いました」。2人の初顔合わせは撮影前の衣裳合わせ。そのときの橋本さんの印象について濱田くんが「何だか他人に心を閉ざしてそうな印象があって…(笑)」と恐る恐る告げると、橋本さんは「なにぃ?」とにらみを利かせるが、続く「撮影が始まったらすごく優しくて楽しかったです」という言葉に思わず頬を緩ませる。さらに濱田くんはこう続ける。「僕は一人っ子なんですけど、『ウルトラマン』が大好きでおもちゃもいっぱいあるので『弟がいたら一緒に遊べるのに』と思ったことはありました。この映画の中のお姉ちゃんはちょっと気難しいところがあって、こっちからワァッと話しかけると怒られそうで、ちょっと難しい関係でした。本当に梓美のようなお姉ちゃんがいたら…?うーん、智也と一緒でやっぱりいろいろ難しいかも(苦笑)。でも実際の橋本さんはすごく明るいし一緒に楽しく遊んでくれたので、橋本さんみたいなお姉ちゃんならほしいかな(笑)」。くすぐったそうに微笑む橋本さんはプライベートでは三姉妹の次女。「私はずっとお兄ちゃんがほしかったんです。だからいつか姉が結婚して義理のお兄ちゃんができるのが楽しみ」なのだとか。では改めて“弟”の印象は?「龍臣くんのことは(TVや映画で見て)知ってたし、小学5年生でだいぶ年下ではあるんだけど先輩だし(笑)、最初はどう接していいのか迷いました。でも話してみると仕事に関してすごく大人な考えを持っててすごいなと尊敬する部分もあり、でも遊んでいるうちに等身大の小学生の部分も見えてきて。子供らしい部分に触れるたびに安心したというか『よかった』と感じてました(笑)。梓美にとっては弟はイライラさせられるところもあってウザったい存在なんだけど、どこか助けられている部分もあると思うんです。あんな態度を取るけど、梓美にとっては素でいられるのは家族の前だけ。だから智也やほかの家族と言い合うシーンは思い切り毒を吐かせてもらいました(笑)」。これまで仕事で緊張したことがなかったという橋本さんだが、この映画で初めて現場で緊張を感じたとか。「水谷さんに安田(成美)さん、草笛(光子)さん、濱田くんというメンバーの中になんで私がいるの?って感じで。『追いつけるのか?大丈夫か、自分?』と焦りました。これまでも素晴らしい俳優さんとご一緒させていただいたことはあったけど、プレッシャーを感じることはなかったんです。そういう意味で仕事への姿勢が変わってきているんだなと気づいた現場でもありました」。父親役を演じた水谷さんに対しては、若い2人にとっては何よりドラマ「相棒」のイメージが強かったようで…。「最初はかっこよくてクールな(『相棒』の)右京さんのような人かと思ってたんですが、お話したら本当に優しいお父さんという感じで、現場でもすごく面白かったです」(濱田くん)。「私も右京さんのイメージで固まってたんですが、お会いしたらまず柔らかいオーラにビックリしました。『右京さんじゃない!あれは役なんだ』ってそりゃそうですけど(笑)、すごいなと思いました。この作品で父娘役をやって、いま『相棒』を見ても、違和感なく右京さんで改めてすごいなと思います。ご一緒させていただくことで何かを得たいとも思ってたんですが、それは無理で、なぜなら水谷さんにしかできない芝居を持ってらっしゃるから。これからそういうものを自分も持てるようになれたらって思いました」(橋本さん)。濱田くんは現在11歳の成長真っ盛り。「撮影中もどんどん背が伸びて、いまはもう150センチはあります」とニッコリ。一方、この1年ほどの間でいろんな作品に出演し、多くの大人の俳優と接する中で精神面でも大きな成長を遂げた。「人との接し方が学べたと思います。人を外見やイメージで判断するんじゃなくて、ちゃんと会ってお話をすることでその人のことが分かるし打ち解けられるんだなって」。橋本さんは高校に通いつつ、女優、モデルとしての活動を続けているが、ここ数年での売れっ子ぶりに周囲の変化は?と尋ねると「周りのみんなは私を女優として見るのではなく、“○年○組の橋本愛”って感じでいままで通りの付き合いをしてくれる。それがすごく嬉しいし、恵まれてるなと思います」と微笑む。だが自らの中で仕事への取り組み方や意識に関しては大きな変化を感じているよう。「最初にこの世界に入ったときは夢も憧れも知識もなかったんですが、それがここ1、2年でたくさんの作品に出て、いろんな評価を受けたし、自分で自分をふり返ったときにすごく反省点も多かった。それを悔しいとか申し訳ないって思うようになったし、その気持ちを支えに努力しようって意欲も湧いてきていて、そのことに安心してます。ちゃんと自分や仕事に向き合うことでいいお芝居ができたらいいなと思うし、期待に応えたいって思ってることが、このお仕事を好きになれてるってことなのかなって」。共に忙しい日が続くが、休みの日の過ごし方は?橋本さんが「わりと何もしないでのんびりしてます。最近、DVDで映画はよく観てます」と言えば、濱田くんも「勉強してお父さんとゲームしたりTV見たり…お家でダラーんとしてます」とさすが“姉弟”だけあってこんなところも似ているのかも…?さらに濱田くんが「そういう何気ない一日がすごく大切なんだなとこの映画でも感じました」としみじみとつぶやくと、橋本さんは「いくつよ?」と突っ込みつつ「泣けるわぁ…」とポツリ。再びインタビュールームに2人の笑い声がこだまする。仲睦まじい姉弟がこれからそれぞれどんな成長を遂げていくのか楽しみだ。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:HOME愛しの座敷わらし 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会■関連記事:水谷豊&安田成美が“夫婦”役で初共演、後押ししたのは木梨憲武家族が繋がる場所はきっとある『HOME 愛しの座敷わらし』試写会に30組60名様ご招待水谷豊、ロケ地・岩手に凱旋!「座敷わらしは本当にいると確信した」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表
2012年04月27日6月2日(土)から公開される劇場版オリジナルアニメ『BLOOD-C The Last Dark』の完成を記念して、水樹奈々、橋本愛、塩谷直義監督が登壇する世界最速プレミア上映会の開催が、本日発表された。【世界最速!『BLOOD-C The Last Dark』プレミア上映会>公演情報】『BLOOD-C』は、その世界観とハイクオリティな映像で国内外から高い評価と注目を集めている人気シリーズ「BLOOD」の最新作。過去には、2000年に公開されたアニメ映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を皮切りに、“セーラー服の少女が刀を使って翼手を斬る”というコンセプトはそのままに設定を一新したTVアニメ『BLOOD+』(2005年放送)、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンがサヤ役を務めた香港・フランスの合作実写映画『LAST BLOOD』(2000年公開)が制作されている。そして、2011年7月から9月にかけてTV放送されたのが『BLOOD-C』。その続編となる劇場版『BLOOD-C The Last Dark』がついに完成。いにしえより続く、主人公・小夜と異形なる<古きもの>たちとの闘争。<古きもの>を操る七原への復讐。その果てに、小夜が見るものとは…? 久遠を生きる少女・小夜の戦いを描くアクションエンターテインメント作品だ。今回、劇場公開に先駆けて、5月21日(月)<世界最速!『BLOOD-C The Last Dark』プレミア上映会>を、なかのZERO 大ホールで開催することが決定。本編の上映に加え、TVシリーズに引き続き主人公・小夜役を演じた水樹奈々、橋本愛、塩谷直義監督の登壇が予定されている。<世界最速!『BLOOD-C The Last Dark』プレミア上映会>のチケットは、5月12日(土) 10:00一般発売。尚、チケットぴあでは、4月30日(月・祝) 昼12:00より 5月6日(日)23:59まで、先行抽選[プレリザーブ]を実施。■世界最速!『BLOOD-C The Last Dark』プレミア上映会[開催日時] 5月21日(月)18:30 開演[会場] なかのZERO 大ホール[登壇者(予定)] 水樹奈々、橋本愛、塩谷直義監督【一般発売】5月12日(土) 10:00★チケットぴあでは、先行抽選[プレリザーブ]を実施。【受付期間】4月30日(月・祝) 昼12:00 ~ 5月6日(日) 23:59
2012年04月27日荻原浩の人気小説を原作に、サラリーマン一家の再生をユーモアたっぷりに描いた家族映画『HOME愛しの座敷わらし』の完成披露試写会が4月12日(木)、都内で行われ、主演の水谷豊、安田成美、濱田龍臣、橋本愛、草笛光子、メガホンをとった和泉聖治監督(「相棒」シリーズ)が舞台挨拶に登壇した。東北地方ゆかりの「座敷わらし伝承」を基に、仕事で東京から岩手への転勤を命じられたサラリーマン一家が、幸福をもたらす“座敷わらし”が住む古民家で絆を育んでいく姿を描く。。昨年6月から約1か月にわたり、岩手でロケを敢行。東北の美しい大自然も大きな見どころとなっている。一家の大黒柱である父親・晃一を演じる水谷さんは「こうして家族みんなが再集合できて、本当に嬉しい」と満面の笑み。「本当にね、家族で集まって笑い合っていたことしか覚えていないほど」と撮影をふり返った。その言葉通り、壇上では水谷さんを中心に、キャスト全員が“家族の顔”を垣間見せ、和気あいあいとした空気が流れていた。安田さんが演じるのは、夫の能天気さに不満を抱いている妻・史子役。以前から水谷さんとは親交があると言い、今回“夫婦”役で念願の初共演が実現した。「実は(木梨)憲武とも長い付き合いなんですよ。それで憲武が台本を読んで『あっ、豊さんと一緒なの。いいね、やるよね』って安田さんに言ってくれたんですよ」(水谷さん)。なんと、本作での初共演を後押ししたのが、安田さんの夫である木梨憲武だと明かされ、場内は大盛り上がり。安田さんも「自由勝手に演じさせていただいた。常に現場を盛り上げてくれた」と水谷さんとの共演にも、大満足の様子だ。一方、認知症の疑いがある晃一の母・澄子を演じる草笛さんも、水谷さんとは長年の付き合いで、草笛さんに出演オファーを出したのも水谷さん本人だったのだとか。ちなみに2人が親子役で共演するのは、なんと37年ぶり!「(オファーを受けてから)早速、原作を読んで、主人公のキャラクターが豊さんにピッタリだと思った。でも、私の役が認知症とは一言も言わなくて(笑)」と草笛さん。これに対し水谷さんが「監督やスタッフを代表して、僕がお願いしただけ。僕ならきっと、草笛さんもお断りにならないだろうって」と“手の内”を明かすと、草笛さんも「そういう魂胆だったのね」と納得の表情。キャスティングに隠された意外な裏話が次々と飛び出す舞台挨拶となった。『HOME愛しの座敷わらし』は4月28日(土)より全国にて公開。「LOVE,HOME,CINEMA~愛すべき日本映画~」特集■関連作品:HOME愛しの座敷わらし 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会■関連記事:家族が繋がる場所はきっとある『HOME 愛しの座敷わらし』試写会に30組60名様ご招待水谷豊、ロケ地・岩手に凱旋!「座敷わらしは本当にいると確信した」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表
2012年04月12日第139回直木賞候補に選出された荻原浩の人気小説を原作に、サラリーマン一家の再生をユーモアたっぷりに描いた家族映画『HOME愛しの座敷わらし』。3月13日(火)、本作の撮影が行われた岩手県の人々への感謝の意味を込めて、同県にある盛岡ピカデリーと岩手県民会館にて先行上映会が行われ、主演の水谷豊と和泉聖治監督が登壇した。東北地方ゆかりの「座敷わらし伝承」を絡めながら、仕事で東京から岩手への転勤を命じられたサラリーマン一家が、引っ越してきた新たな家で絆を育んでいく姿を描いた本作。昨年6月から約1か月にわたり、岩手をロケ地に撮影された美しい大自然も見どころとなっている。主人公・晃一を演じる水谷さんは「僕(晃一)は東京本社から転勤を命じられて岩手にやってきましたが、今日は自分の意思で盛岡にやってきました」と挨拶。ホームドラマへの出演は長年の夢だったそうで、妻役の安田成美や子供役の橋本愛、濱田龍臣、そして母役の草笛光子との心温まるやり取りが印象的だが、「今回、特に話し合いをしなくてもロケ現場に入って気がついたら“家族”になっていました。座敷わらしというものが何なのか知り、“本当にいる”と確信しました」と撮影をふり返った。東日本大震災から約3か月後での撮影となったが、「撮影をしていいのか悩みましたが、岩手の多くの方に『岩手で撮影してください』との声をいただいて撮影を決めました」と監督。水谷さんとは人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日)で10年以上にわたりタッグを組んできた仲だが、「今回はどういう表情を撮ろうかと思いましたが、岩手に入ってすぐ“僕はただ見つめていればいいんだ”ということに気づきました」と明かす。また、本作の重要キャラである“座敷わらし”もCGを使っていないということなので、こちらも楽しみだ。さらにこの日、翌14日がホワイトデーということもあり、水谷さんから岩手の方々へ、巨大チョコ型映画フィルムのプレゼントも。集まった観客と一丸となって映画の門出を祝した。『HOME愛しの座敷わらし』は4月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:HOME愛しの座敷わらし 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会■関連記事:岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表
2012年03月14日