映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の公開を記念して行なってきたリレーインタビューもいよいよ最終回です。連載第1回に登場してくれた佐藤健に『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開初日に再びインタビューを敢行! 「佐藤健にいまだから聞きたいこと、言いたいこと」として武井咲、青木崇高、新田真剣佑、江口洋介、有村架純からの質問に全て答えてもらった。佐藤健の弱点、そして真夜中のストレス解消法とは…?ハードな仕事「なくなると追いかけたくなる」――ついに本日(6月4日)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開を迎えました。今朝のお目覚めはいかがでしたか?穏やかでしたね。「また雨か…」と思いつつ、穏やかに目覚めました。若干、まだ眠いです(笑)。――早速、ここまでのリレーインタビューで共演陣から寄せられた質問にお答えいただきます。武井咲さんからは佐藤健の“弱み”について「何かできないことはないの?」という質問が寄せられています。荷造りですね。あれが本当に苦手です…。整理整頓ができないんですよね。(旅行や出張に)何を持って行ったらいいのか? 苦手なくせに、完璧じゃないといけない! みたいな気持ちがあって、終わらないんですよ、テキトーにできないので。それで、なかなか手を付けられないし、終わらないという…(苦笑)。――ということは、部屋は散らかっているんですか?部屋は散らからないように、最初からとにかく物を置かないようにする戦法でやっています。逆に散らかったら、しばらくはキレイにならないですね(苦笑)。――武井さんからもうひとつ「10年経って、これだけビジュアルが変わらないのもすごいことだと思うんですよね。太ったりも痩せたりもないですし。なので、何か続けてやっている事とかあるのか?そのへんのコツも知りたいです(笑)」と。基本的に(継続的にやっていることは)なくて、次の作品の役作りに向けての身体づくりしかしたことないです。何かを維持したり、若い頃のままの肉体を保つために何かしているというのはないです。結果的に食事制限をしたり、ジムに通ったりというのはありますけど、あくまでも次の役に向けてですね。――昨年、コロナ禍でエンタメ業界全体がしばらくストップするという、普段は起こりえない事態もありましたが、もしも、次のスケジュールがない状態がずっと続いたら…。(昨年の緊急事態宣言の期間中)全く何もしてなかったんですよ。だから、それが続いていたらどうなっていたんだろう? って思いますね。まあ、そんなに太りやすい体質でもないんですけど、あのまま続いたらどうなったのか? 興味深くはありますね。――有村架純さんからは、肉体面ではなく精神体な面での質問です。今回『The Final』の撮影があり、続いて『The Beginning』を撮り、また『The Final』に戻るというスケジュールだったそうですが「気持ちをキープする方法、メンタルとか集中力、持続力はどこからわき出てくるものなのか知りたい、聞いてみたいです」とのことです。まず第一に「気合い」なんですけど(笑)、つらいときは楽しみに待ってくれている人たちの顔を思い浮かべることがモチベーションになりますね。――「もうダメだ」という気持ちになったり、メンタルが堕ちてしまう瞬間はないんですか?たぶん、これまでもあったんでしょうけど、そんなに深く記憶に残ってないんですよね。結局、終わったら忘れちゃうんです(笑)。だから、またやっちゃって「やんなきゃよかった…」ってなるんですけど…。――以前、佐藤さんは「ほとんどの問題は自分の考え方ひとつで解決できる」という意味のことをおっしゃっていました。実際、そう思います。変な例ですけど、どんなに「つらい」といっても、コンビニのご飯だっておいしいですし、食べるものがあって、好きなこと――僕だったら謎解きとかができていれば、人生幸せだなぁって思えるんですよね。――そこで十分に満足できるのに、なんでこんなにハードな仕事を…?本当ですよね(笑)。ただ、それ(=仕事)がなくなっても、僕は絶対に幸せに生きていける自信はありますね。僕の場合、「千鳥」を見て、謎解きができて、NETFLIXでも見ながら静かに暮らせたら幸せなんです。でもだからといって、この仕事をやらなくなったら、どこかで後悔する未来も見えるんですよ。「あぁ、やっぱりきつくても続けていればよかったな」って。人間ってそうやって突然やりたくなるものだから。なくなると追いかけたくなるものなんでね。その未来が見えているから続けている感じですね。『るろうに剣心』以上の作品に出会いたいという想い――青木崇高さんからも同様にメンタリティについての質問です。「いろんな現場を主演として背負ってると思うんですけど、ずっとクールに佇んでいるんですよ。それはとても大変なことだし、ストレスやプレッシャーも感じると思います。『ちゃんとバカやってる?』って聞きたいです」という質問です。…(笑)。そういう意味では最近は減りましたね、バカやる機会が。20代前半から半ばくらいまでは、しょっちゅう友達と遊びに行ったりしてましたけどね。とくにコロナ禍もあってこの1年ちょっと、みなさんも同じだと思いますけど、ずっと家にいますね。――ストレス発散という意味では、家で枕に顔を押し付けて叫んだり、甘いものを一気に食べたりとか、何か決まってやる行動はありますか?あるとすれば深夜のペヤング&ビールですね。――意外とコストがかからない方法で…(笑)安いですけど最強ですからね(笑)。甘いものよりは炭水化物ですね。いまでもたまにやりますよ。深夜のペヤング&ビールが一番ですね。あぁ、言ってると食べたくなってきたな…(笑)。本当に最高ですね。――新田真剣佑さんからはひと言「続編やりませんか?」と。やりません(笑)。いや、百歩ゆずって続編があっても、マッケン(雪代縁) は出ませんからね。――真剣佑さんは『The Final』だけの出演でしたが、メチャクチャ楽しかったんでしょうね?そうでしょうね(笑)。彼はこういうジャンルの作品が一番興味のある、好きな作品でしょうからね。――原作の漫画は現在「北海道編」の連載が続いています。左之助や斎藤はもちろん、過去のエピソードに出てきたキャラクター、さらには新選組の元隊士なども新たに登場するなどしていますが、佐藤さん自身はさらなる続編に興味は…?あのへんは熱いですよね。僕も漫画は楽しんで読んでます。でも、実写化は全く考えてないですね。もう、やることはないんじゃないかな…。もしやるなら、マッケンを主演にしたスピンオフで(笑)。――江口洋介さんからは「(役者として)ここからどっち側に振っていくのか? どっち側の役をやっていくのか? 同じことをずっとやり続けるのか、真逆なこと、例えばコメディなんかをやりたいって思うのか…今度はこれ(『るろうに剣心』のヒットのイメージ)を壊していく作業になっていくと思うので、そこで出てくる彼の表現は、とてつもないエネルギーを持っていると思うから、とても楽しみに、影響されながら見ていきたいなと思いますね」という質問、熱いエールが届いています。「いままでと同じで」とか「変えていこう」とかは考えたことはないんですよね。ただ『るろうに剣心』という作品が、ひとつ誇れるものであると同時に自分にとって“枷”にもなるであろうことは間違いなくて、今後、剣心以上の役、『るろうに剣心』以上の作品に出会いたいという想いはありますね。やっぱりみなさんにとって、(剣心という役の)印象は大きいでしょうし、「佐藤健の代表作と言えば…?」と聞かれて『るろうに剣心』と言う人が多いと思います。それは非常にありがたいことなんですが、同時にそれをぶち壊してやりたいなと思っています。剣心は「ずっと好きだし、切り離せない存在」――ここから改めて『The Beginning』について、お話をお伺いします。いまの質問をいただいた江口さんとは第1作からずっと共演されていますが、本作では時代をさかのぼって、幕末の人斬りと新選組隊士という、過去の作品とは異なる立場でした。実際に対峙されて、どんなことを感じましたか?やっぱりそこはシリーズ作品の醍醐味を感じましたね。同じ人物なんだけど、全然違う。そういう状況で対峙することができて、普通のひとつの作品では絶対に味わえない感覚があり、これが長く何作もシリーズを重ねてきた特別なものなんだなという思いを抱きながら芝居をしていました。――剣心と巴が一緒に暮らすことを決めるシーンは、原作でも印象的なシーンですが、映画の中で、殺伐とした幕末の空気を一瞬忘れ、温かさと愛情にあふれた現代のラブストーリーのようにも感じられました。あのシーンはどのように臨まれたんでしょうか?そういう感じになったのは、監督の演出の仕方がそういう方向だったのだと思います。僕もアニメを見たときから、あのシーンの剣心の申し出がすごく印象に残ってたんですよね。プロポーズというか、女性にそういうことを言うのって、照れくさいし勇気が要るし、できることなら逃げたいし、相手に言わせたいけど、それはズルいなと自分から言う――それは剣心らしい魅力的な部分だなと。だからこの『The Beginning』をやると決まったときから、あのセリフは絶対に言いたいセリフとして自分の中で決まっていましたね。すごくいいセリフですよね。――このリレーインタビューの1回目、『The Final』の公開前に佐藤さんにお話を伺った際、前回の『京都大火編』『伝説の最期編』から最終章までの数年の間の、剣心との距離感について「仲は良いけど会わない親友という感じですかね。そのくらいの距離感」とおっしゃっていました。今後、佐藤さんの中で剣心はどのような形で存在していくと思いますか?どうなんでしょうねぇ…?わかんないけど、変わんないと思いますよ。どこかにずっといて、ずっと好きだし、切り離せない存在ですよね。大人になるにつれて仲のいい友人と会う回数って減るじゃないですか? 若い時はいつも一緒だったのに。でも親友であることはずっと変わらない。そういう存在だと思いますね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月12日佐藤健主演『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』のグランドフィナーレイベントが開催され、二部構成のイベント第一部には『The Final』より佐藤さん、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登壇。第二部には、装いを着物に変えた佐藤さんとともに、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口さんの『The Beginning』キャスト陣と大友監督が登壇、作品について思いを語った。また、両イベントの模様はライブビューイングで全国の映画館に生配信された。佐藤健「気持ち的には2つで1つの作品」観客動員数1,200万人を超え、日本映画の歴史を変えたエンターテイメントの頂点として君臨するアクション大作『るろうに剣心』シリーズが、ついに完結。第一部、『The Final』を映画館で観ることが全国的に可能になり、“真の初日”を迎えられたことに佐藤さんは「『The Beginning』の初日ではありますが、『The Final』の初日のつもりで立っております。The Finalが先の公開ではありましたが、僕の気持ち的には2つで1つの作品ですので、同時に観て頂き、堪能して頂ければと思います」と挨拶。また、大友監督は「改めて今日は東京、大阪などの皆さんにお披露目できることを凄く嬉しく思います。ここにいたるまで地方の皆さまが、“東京、大阪の皆さまに届けるまで、自分達が『るろうに剣心』を届けるために頑張るんだ!“と何度も『The Final』を観てくれました。今日から『The Beginning』が始まりますが、どちらから観て頂いても大丈夫です。『The Beginning』から『The Final』を観てもらえれば感情がより伝わってくると思いますし、その逆も新たな発見があると思います、表裏のコインのような作品です、可愛がってください!」と観客に呼び掛けた。武井咲、有村架純に聞いてみたい「巴に似せた薫はどうだった?」『The Final』の興行収入が33億円突破と大ヒットしていることについて周囲の反響を聞かれた武井さんは「友人が、1作目からまた観直したくなったと言ってくれて、全部見返してからもう1回観に行ってくれました」とコメント。青木さんは「友人から映画館で観てこの上なくスカッとしたと聞いて嬉しかったです」と答え、さらにその人から左之助が映画の最後で恵に治療されている時のやり取りがウケていたと聞いたとのことで、「実はあそこは台本に無いシーンだったので、これでウケてなかったら10年で最後のシーンなのに恥ずかしいなぁって思っていたので、胸をなでおろしました(笑)」と打ち明けた。土屋さんは「今まで初めましての方から“朝ドラ見てました~”と言って頂くことが多かったのですが、最近は“るろうに剣心”観てます!と言われて、海外の方からも言われたりします」と『るろうに剣心』シリーズが自身に大きな影響を与えていると語った。さらに、第二部『The Beiginning』の舞台挨拶に登壇するキャスト、監督へ質問したいことを聞かれた武井さんは「薫としては巴さんに思い入れがあるので、有村さんにお聞きしたいことがあるんですけど。縁にとって薫は巴がフラッシュバックするトリガーになる存在だというのもあり、撮影中、巴さん寄りの髪形にしてくれって言われていて(笑)有村さんに是非、巴に似せた薫はどうだったか、私合格でしょうか...?って聞きたいです(笑)」と質問していた。『The Final』と『The Beginning』が同時に劇場で公開されているいま、佐藤さんは「結果として『The Final』→『The Beginning』という公開順になりましたが、実は撮影中は順番が確定していなくて、なんなら『The Beginning』を観てもらったという体で『The Final』のラストシーンの撮影をしていたりもするので、観る順番に正解はないんです」とコメント。「ただ間違いなく言えることは、『The Final』を観た後に『The Beginning』を観てもらうとより面白く感じるし、逆も然りです。それだけは間違いない」と2作を続けて観る意義を明かした。佐藤健「『The Beginning』公開と共に“完成する”」続いて第二部。佐藤さんは第一部でのスーツスタイルから一転、着物姿に。『The Beginning』初日を迎えた気持ちを「やっとこの日が来たかと嬉しい気持ちです」と語り始め、『るろうに剣心』シリーズの完結というよりも「シリーズが『The Beginning』公開と共に“完成する”という言い方が正しいのではないかと思っています。今まで1~4までやらせて頂きましたが、それぞれどこか未完成な部分があって、それがこの剣心の過去のエピソードを知っていただくことで、完成するんじゃないかと思います。『The Beginning』公開と共に、シリーズを丸々愛して頂ければと思います」と、万感の想いを込めて挨拶。同様に着物姿で登壇した有村さんは「『るろうに剣心』の取材や舞台挨拶の日はいつも以上に緊張するのですが、一個一個丁寧にお答え出来ればと思います」と話した。本作は、究極のアクション映画であると共に、美しく、儚く、切ない、究極のラブストーリーでもあるということで、その辺りをどう表現したかと聞かれた佐藤さん。「剣心は心を持っていなくて、人間じゃなかったんです。人を斬って目標に突き進むことしか知らなかった剣心が、巴と出会って、幸せを知って初めて人間になっていく過程が悲しく、美しく映ればいいなと思って演じました」と撮影をふり返った。そして、巴という役をどう作り上げていったかを聞かれた有村さんは「準備段階から衣装一つ、メイク一つにしても練りに練って考えてくださった巴のビジュアルがあって、その段階を一緒に過ごしていく中で、監督やプロデューサーの方々から頂いた言葉、漫画原作、アニメーションなどの情報を自分の中で咀嚼して準備していきました。現場に入ってからは監督と確かめ合いながら感情を丁寧に紡いでいきました、あと、一番大きかったのは健さんが演じる剣心が傍にいてくれたことが大きかったです」と、ひと言ひと言真摯に語った。村上虹郎「実写ならではの沖田総司と新撰組を観て」また、新撰組の沖田総司を演じたのが村上さん。『るろうに剣心』初参加したことをふり返り、「原作の方だと(沖田総司が)出てくるシーンはそんなに多くはなくて、原作の髪形とも違うんですよね。その髪型と衣装で江口さんと衣装テストをやった時に、10年間紡がれてきたシリーズがある中でも圧倒的に違う方向性で今回の『The Beginning』を作るんだと思いまして」と語る。「明治という時代がファンタジーという訳では無いんですけど、剣心という架空のキャラクターが生きている世界で、実在した人物を演じるという中、”幕末”という時代が下手なキャラクター感では許してもらえないんだなというのを心に刻んで現場に行きましたね。少しだけ原作と雰囲気は違うかと思うんですが、実写ならではの沖田総司と新撰組ということで観て頂ければと思います」と自身の役柄について語った。その後、第一部で預かった質問について第二部キャストが回答する時間に。武井さんからの「巴に似せた薫は如何でした?」という質問を受けた有村さんは、「とても美しかったです」と回答。「理由がありまして、巴と薫さんの性格は違ったものがあると思うんですけど、巴から見た薫さんはすごく無邪気だったり、素直だったり、巴に無いものをたくさん持ってらっしゃるので、とても眩しい人なのではないかなと思っていました」と語る。また、司会から登壇者に対して感じている“謎”を教えて欲しいという質問が飛ぶと、佐藤さんは北村さんに質問。「北村さんが誰よりも気を遣う人なんです。北村さんの役が食事をしている時に持っているお茶碗が欠けていて、これは美術さんや小道具さんの細かい仕事なんですけど、その細かい仕事を画に映そうという気の遣い方をする人で、めちゃくちゃ欠けている部分が正面に来るようにお茶碗を持っているシーンがあるんです。あれ、見せてやろうと思ってやってませんでした?」と問いかける。すると、「皆さんに一生懸命作ってい頂いているので...ってそこを観てる君がすごいよ(笑)」と、まさかの角度からの質問に笑いながら答える北村さん。有村さんは村上さんに対して、「共演シーンのなかった虹郎くんと江口さんは謎です(笑)でも虹郎くんは10代の頃に共演させて頂いて、カメラを撮っていたのを覚えています。まだカメラ好きですか?」と質問。村上は「やめちゃいました!情熱を注ぎこんで尽きちゃいました」と回答し、有村さんを驚かせていた。最後にマイクを託された佐藤さんは、「この『The Beginning』の公開をもって、いよいよ終わってしまう」と語りながらも、「少し気持ちが変わってきて。今まで終わりに向かって、この作品を皆さんに届けて『るろうに剣心』終わっちゃうなと思っていたんですけど、『The Beginning』を皆さんに観て頂いて、シリーズはやっと始まるんだなと今では思っています。その完成したシリーズを末永く愛して頂きたいですし、作品が映画館で観られるこの時期は僕にとって非常に特別な幸せな時間ですので、嚙みしめながら、出来る事なら皆さまと共有しながら、過ごしていけたらと思っております」と、『るろうに剣心』シリーズとの歩みに思いを馳せながらイベントを締めくくっていた。『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月07日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。巻町操役の土屋は、出演する前から同作のファンだったということもあり「とても緊張しております。ここに立てることを本当に嬉しく思いますし、本当に光栄です」と喜びをあらわに。「激動の時代の中、新しい未来を守る人たちの物語が『るろうに剣心』シリーズだと思いますが、まさに今、世界中で医療従事者の皆さんをはじめ、多くの方々が新しい未来を守ろうとしていて、そんな時にこの映画が完成したということは、とても大きな意味を持つのではないかなと感じております」と語る。「この作品に込められた熱い祈りは新しい未来を温かくし続けるエネルギーになるのではないかと思っています」と希望を込めた。周囲の反応については、「前作から一気見される方が本当に多いみたいで、今までは初めて会う方から『朝ドラ見てました』と言われることが多かったんですが、最近は『るろうに剣心見てます』と。海外の方からもけっこう言われます」と明かす。一方で、「『The Final』の初号の時に、巴さんのエピソードで号泣しすぎて、(有村)架純ちゃんに心配をかけてしまったという経緯があるので、あえてまだ観ていないんです」と、4日から公開になった「The Beginning」を未見だということも告白していた。
2021年06月05日映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』(公開中)のグランドフィナーレイベントが4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。この日は同じ場所でまず「The Final」大ヒット舞台挨拶が行われ、佐藤、武井、青木、土屋、江口、大友監督が登場。その後「The Beginning」公開初日舞台挨拶に佐藤、有村、村上、北村、江口、大友監督が登場した。続けて舞台挨拶が行われることから、「The Final」メンバーから「The Beginning」メンバーへの質問を求められ、武井は「有村さんに、薫が『The Final』で(有村演じる)巴さん寄りの髪型になっていたことについて、『巴に似せた薫はどうだったか』聞きたい」と語る。撮影中の様子について、佐藤は「大友監督がシーバーで『もっと巴みたいにして!』という指示を出していたのを武井さんが漏れ聞いてた」と明かし、武井も「すごい気になってて、ヘアメイクさんが何度も来るんですよ。剣心(佐藤)にも『前の薫と髪型違くない?』とか言われて」と明かす。「縁(新田真剣佑)にとって(巴の姿が)フラッシュバックするような存在であったり、色んな思いがあるとは存じていたので……」という武井だが、自身の質問について「重たいよねえ」と苦笑も。佐藤が「メンタルがすごいよ。本人によう聞けるな! 絞り出して1番聞きづらいことを聞いてる。『私、合格ですか?』って」とつっこむと、武井は「そういうのじゃない! 『私、合格でしょうか……?』って」と言い方を訂正する。大友監督は「いいんじゃないですか、バチバチやって下さいよ」と面白がり、武井は「先に謝っておきます、すいません!」と頭を下げた。武井からの質問を「The Beginning」公開初日舞台挨拶で受けた有村は、「あの、とても美しかったです」と答え、なぜか佐藤は「ありがとうございます」と感謝する。有村は「『美しい』にも理由があるんですけど、巴と薫さんの性格にはきっと違ったものがあると思うんです。巴からみた薫さんはすごく無邪気だったり素直だったり、巴にないものをたくさんもっていらっしゃるので、とてもまぶしい人なのではないかなと思いました」と推測。佐藤は「うちの薫がすいませんでした」と質問のことを謝罪していた。
2021年06月04日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。この日は「The Beginning」の公開日であり、 「The Final」も興行収入33億円を突破と大ヒット、さらに1日に全国の映画館が再スタートしてからの新たな公開となり、大友監督は「地方の方達が、東京・大阪の皆さんに届けるまで自分たちが『るろうに剣心』を支えるんだと、何十回も観るといった方が多くて、感動する日々を過ごしておりました。ぜひ『The Beginning』と同時に『The Final』も。どっちの順番で観ても大丈夫だと思います」と感無量といった様子だった。シリーズを通して出演する「The Final」のおなじみメンバーがそろった舞台挨拶に、佐藤は「嬉しい限りです。さすがに今日がこのメンバーでこうやって一堂に会して何かするのは最後ですか? 最後ですか!?」と語りかけ、青木も「どうなんですか!?」とのっかる。佐藤は「最後です!」と断言し、「となると、寂しくもなりますけど、最後のこの時間を噛みしめながら、幸せを感じながらやってきたいと思います」と心境を明かした。一方、この日は全国的に大雨。『京都大火編』イベントも大雨だったことから、雨男疑惑をかけられた佐藤は「なんで!? 監督なんじゃないですか?」と監督へ振るも、全員が「晴れ女」「晴れ男」を主張する。佐藤は「晴れ男とか晴れ女議論ってなんなんだよ、と思ってるけど、さすがに自分の主演作の完成披露とか、ほぼほぼ雨なんですよ。思いが天に伝わったのかなあと思って、『よかった、雨だ』と思いました」と苦笑していた。
2021年06月04日佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)の特別映像が1日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』は、4月25日より発令された緊急事態宣言により、東京、大阪などの主要都市の映画館が営業休止となり、当該地域に住む者は長らく作品を観ることができない状況が続いていたが、ついに本日6月1日より、映画館が再オープン(※一部劇場は土日休業や時短営業)。緊急事態宣言の影響で鑑賞できる地域が限られていたにも関わらず興行収入が30億円という大台を突破、公開6週目となる5月29日~30日の週末映画ランキングでは、第1位を獲得している。この度、本作が全国の映画館で楽しめるようになったことを記念した特別映像が公開された。一部休業を余儀なくされていた映画館が再オープンし、全国の映画館で『るろうに剣心 最終章 The Final』が”本当の公開”となることを記念して作られた映像で、公開から1カ月間待ちわびていたファンへの感謝が込められている。4月23日の初日の様子を映し、作品を鑑賞したファンからの熱いメッセージに感謝、「ここまでやってこられたのは、支えてくれた皆様がいたからです」(佐藤)、「お客さんに届ければ奇跡が起きる」(大友啓史監督)、「10年、薫を演じられてとても幸せに思っています」(武井咲)と、ファンへの想いを吐露している。佐藤の「この映画が皆様の希望の光となれば幸いです」という言葉には、映画というエンターテインメントの持つ力を信じて、本作を完成させた製作陣、キャスト陣の想いが凝縮された。そして、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開日となる6月4日から、『るろうに剣心 最終章 The Final』の入場者特典が配布されることも決定した。神谷道場メンバーをはじめ最終章2作、過去作3作品に出演した豪華キャスト陣が集結した、「10周年メモリアルバナービジュアルミニポスター」で、シリーズ10年の歴史を感じることができる特典となっている。特典は数量限定、なくなり次第配布終了。6月4日には「『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』グランドフィナーレイベント」の開催も決定。イベントは、『The Final』の出演キャストが登壇する1部と、『The Beginning』の出演キャストが登壇する2部の、2部構成に。全国の上映劇場にて、ライブビューイングも実施される。さらに、本作の再始動を記念して、佐藤健と武井咲の撮影現場でのオフショットも公開された。
2021年06月01日女優の柴咲コウが25日、都内で行われた映画『クルエラ』の公開直前イベントに出席。作品の主人公であるクルエラをイメージした、パンク風のドレスを披露した柴咲。赤色の服は「10年くらい着ていない」といい、「その反動で最近は情熱を感じる色を身にまといたくなった。今日の気持ちとぴったり。色があると元気になる」とご満悦だった。本作は、ディズニーアニメーション『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン(悪役)・クルエラが主人公。1970年代の英国ロンドンを舞台に、いかにして彼女はヴィランへ変貌したのか、その誕生秘話を描く。主演は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞の主演女優賞を受賞したエマ・ストーンが務めている。柴咲はクルエラの日本語版声優を担当。アニメ声優は経験あるが、吹き替えは本作で初挑戦となった。「映画として完成されている作品声を入れるのは難しかった。口も合わせないといけないので。俳優さんが声優をやるとよくなりがちなのですが、120%出し切ってもその声を聞くと全然出せていないっていう。その現象が起こりましたね。役者は無言の芝居ができるけど、声優では声にすべてを吹き込まなければならず、そこが苦労しました」とアフレコを回想した。吹き替えのほか、エンドソングも歌唱している。「歌詞がぐっとくる。クルエラとして生きていくんだという決意がすべて閉じ込められている。“心の声に従う”というキーワードは大切だと思っていて、共感した」と魅力を力説。レコーディングは「覚悟を持って臨んだ」といい、収録後のミックスチェックも立ち会ったという。「もともと英語で歌われている曲。英語と日本語では響きが違うので、息を吸う加減とか色々細かく検証しました」と熱を込めた。本作ではクルエラが「心の声」に従って生きる様が映し出されているが、柴咲自身も「心の声に従って生きてきていると思う」と自己分析する。「協調性も大切だと思うけど、自分自身が一番の味方であり、応援者であり、支持者でありたい。これからも正直に生きていきたいですね」と語った。また、現在の夢について話題がおよぶと「夢というからには小さいことを言ってはいけない。大きいこと言う」とし、「コミューンを作ること!」と宣言。北海道と東京の2拠点生活を送っているが、「北海道で共同ファームを持っていますが、自分の思いに共感する人を集めてユートピアみたいなことができたらいい。馬に乗って、畑を耕して、みたいな」と願望を明かした。『クルエラ』は、5月27日より映画館で、5月28日よりディズニープラス プレミアアクセスで公開。
2021年05月25日2012年、2014年に公開され、いずれも大ヒットを記録した映画『るろうに剣心』シリーズの最終章2部作の1つ『るろうに剣心 最終章 The Final』が、2021年4月23日、ついに公開されました。佐藤健さん、有村架純さんをはじめ、吉川晃司さんや武井咲さんなど、新旧の実力派俳優が集結した同シリーズ。『るろうに剣心 最終章 The Final』では、瀬田宗次郎役を演じる神木隆之介さんがサプライズ出演しており、映画Twitterで場面写真が公開され、ファンの反響を呼びました。【敵か、味方か―?】「お久しぶりです。緋村さん」『 #るろうに剣心最終章 The Final』に、瀬田宗次郎役 #神木隆之介 さんがサプライズ登場剣心の前に立ちはだかった目的とは…? pic.twitter.com/uRriIY8iPj — 映画『るろうに剣心 最終章』公式アカウント (@ruroken_movie) May 13, 2021 神木さん演じる瀬田宗次郎は、物語のカギを握る重要な役の1つ。原作でもファンが多いキャラクターです。すでに映画館で『るろうに剣心 最終章 The Final』を観た人からは「最高だった」「心の中で叫びました」と喜びのコメントも。また、まだ観ることができていないファンからは「早く映画館で観たい」と興奮気味な声が上がっています。なお、『るろうに剣心最終章 The Beginning』は、同年6月4日に公開を控えており、グランドフィナーレを目前に控え、ファンの熱量はすでに最高潮に達している様子。2021年は、るろうに剣心ブームが日本中を席巻しそうな予感です。[文・構成/grape編集部]
2021年05月18日佐藤健主演、累計観客動員数は980万人を超える『るろうに剣心』シリーズがついに完結する『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』。新時代を迎えるため、そして守るために刀を握り続けた佐藤さん演じる主人公・緋村剣心ら神谷道場の仲間たちを支えた、蒼井優がシリーズを通じて演じてきた高荷恵に迫った。誰よりも愛情深く仲間を想う、心優しき医者高荷恵(蒼井優)は辛辣な物言いをするが、心は真っすぐな医者。代々医者の名家の娘だったが、家族全員が戦死して天涯孤独となり、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われた。以降は剣心、神谷薫、相楽左之助、明神弥彦ら神谷道場メンバーの一員となり、医者として一人でも多くの人を救うことに身を捧げている。剣心に出会って救われた恵だが、剣心も元は天涯孤独の身の上。医者として剣心の体を労るのはもちろんのこと、『伝説の最期編』では志々雄との戦いに赴く剣心の心情を察して必ず生きてかえるように言葉をかける姿も。恩義を感じているだけではない、似通った出自の2人だからこその強い信頼関係を伺い知ることができる。一方、静かに心の深い部分で理解しあっている剣心との関係とは対照的に、左之助(青木崇高)とは常に口論や軽口が絶えない。この2人のかけ合いは神谷道場のシーンの定番となっており、激しい戦いや重厚な人間ドラマの合間に描かれる彼らの姿は、劇中の剣心同様に観客の心も和ませてくれる。そして今回、『The Final』で最も恵の存在が助けになるのは薫(武井咲)だ。神谷道場メンバー全員で剣心の過去を聞いた後、誰よりも動揺している薫に寄り添って彼女の言葉を受け止めつつ、剣心と向き合うように語り掛ける。SNS上では、恵が薫に伝えたセリフは「今の時期だからこそ胸に響くものがありました」との声や、「恵と左之助のやり取りでにやけちゃった」など、物語の陰の功労者ともいうべき恵の存在に言及する声も上がるほど。シリーズのクライマックスを飾るに相応しい極限のアクションシーンと共に、剣心と出会って新たな居場所を見つけた恵が支え続けた神谷道場メンバーの物語のクライマックスにも注目だ。『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月06日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! 最終章を迎える心境、いまだから言える“あの”話、主演の佐藤健に言いたいor聞きたいことなどなど、赤裸々に(?)語ってもらう。さらにはアンケートで寄せられた読者からの質問も!第2回に登場するのは、剣心との“これから”も気になる神谷薫役の武井咲。シリーズを通して「演じるということの根本的な意味を教わった」――第1作から10年近くにわたってひとつのシリーズに参加するという経験はいかがでしたか?前作の時にフィリピンに行ったときもそうでしたが、海外の人が当たり前にこの作品を知ってくれていて、なおかつファンでいてくれたことの衝撃がありました。日本の剣術を扱ったこういう作品を海外の方に好んでいただけて、実写化に対する大きなハードルも受け入れてもらえたということが大きく今作も楽しみに待っててくださって大変嬉しく思っています。そんなグローバルな作品に出演できたことはすごく光栄なことだったなと思います。大友組の撮影方法って、他の現場ではあまりないんですよね。一部分だけを演じるのではなくて、きちんとキャラクターとして生きられる現場で、演じるということの根本的な意味を教わったと思っています。「その一瞬だけ演じていればいい」ではなくて、役者に自由にできる環境を与えてくれて、自由に演じて良い部分を切り取られているというやり方なので、「役を生きる」ってこういうことなんだと教えてもらえた現場だったと思っています。――シリーズを通じて、薫を演じる上で大切にしていたこと、気をつけていたことはどんなことですか?役に入る際にルーティンとしてやってきたことなどがあれば教えてください。何度もテイクを重ねてくださるので、それでだんだん自分も慣れていきますし、今回は前作から5年ぶりということで、同じキャラクターをまた演じるということはそんなにあることではないので、空白の部分どうやって過ごしてきたのかなって想像したりして世界観を思い出すように心がけました。あとは衣装の澤田石(和寛)さん(※シリーズを通じて衣装デザイン、キャラクターデザインを担当)がパンチのある衣装を作られるので(笑)、それをまとうと「戻ってきたな!」って思いましたし、現場に行ったら巨大なセットが用意されていて(笑)、そこには『るろ剣』ワールドが広がっていました。完璧なシチュエーションを用意していただいた中でどう感じるかという、本当に質の高い現場だったので、行けばその世界に入れるような感じでしたね。役作りはあえて“変化”を意識しないこと――特に今回の「The Final」における薫のこれまでのシリーズとの変化や成長について、ご自身でどのように受け止められて、作品に臨まれましたか?今回(剣心の過去を)『The Final』で初めて知るので、それまでは何も変わらない薫ちゃんです。剣心たちと変わらない日常を過ごしていたんだけれども突然、衝撃的なことを知りどうやって受け止めていくのか? この時代背景の中で薫ちゃんという女性がどんな心情でいるのか? 考えました。なので、あまり“変化”というのは意識しないでいたかなと思います。その時、剣心が話してくれることをリアルに感じようと思っていたので、特に準備というのはしていなかったですね。――『るろうに剣心』シリーズがこれで終わってしまうこと、薫を演じるのが最後になってしまうことへの寂しさはありますか?日に日に寂しく感じますね。「早くみなさんにお届けしなければ」とか「無事に公開できるのかな?」と、世の中の不安な状況もあってそのことばかり考えていて、今回みたいにインタビューしていただくうちに、本当に終わりに向かっているんだって改めて思うようになりましたね(笑)。――薫に対し、この映画の「先」の人生について、エール、アドバイスなどがあれば一言お願いします!(原作では)剣心との子どもが生まれているので、単純に会ってみたいですね。プライベートのこととか、子育てのこととか聞きたいですね(笑)。剣心メンバーは色んなことを共有できる特別な仲間――改めて武井さんにとって、映画『るろうに剣心』シリーズ、このチームはどういう存在ですか?私は10代の時に第1作に参加させていただいているんですが、10代の頃を知ってる人ってほぼ親戚のような感じなんです(笑)。緊張して右も左も分からないような私に大友(啓史)監督は寛大な心で「そのままでいいんだよ」って言ってくださったり、「演じるっていうのはこういうことじゃないかな?」と、そっと教えてくださったりしました。(演技の)ベースを作ってくれた、それを学ばせていただいた現場でもあるので、私にとっては(スタッフのひとたちは)家族のように思っている方たちです。(キャスト陣の)剣心メンバーには特別な思いもあって、10年同じキャラクターを演じてきた仲間として色んなことを共有できるし、久しぶりに会ったらやはり嬉しくて。また会いたいと思える方たちです。――「座長・佐藤健にいまだから言いたいこと、聞きたいこと」はありますか?なんだろうな…。いまの自分の弱み(笑)?全部できるし、知的だし、運動神経もいいし、ユーモアもあって。何かないの?って(笑)。何かできないことはないの?って、素朴な疑問です(笑)。あと、10年経ってこれだけビジュアルが変わらないのもすごいことだと思うんですよね。太ったりも痩せたりもないですし。なので、何か続けてやっている事とかあるのか?そのへんのコツも知りたいです(笑)。――読者から寄せられた質問です。「薫として緋村剣心のどこに一番惹かれましたか?一番チャーミングだと思うところは? グッとくるところをぜひ教えて下さい!」えぇ~どこだろう。言えないなぁ…。(笑)きっと今作を含めて今まで見て下さる方々が、それぞれの剣心に対する想いがあるし今作でまたその想いが芽生えてくるだろうから…。それが一番大事だと思うんですよね。そうですね…私個人的には、今作で薫が初めて剣心から明かされる過去を知るのですが、その過去をきちんと伝えるべき時に剣心は伝えてくれて、そして、いつでもどんな時でも自分の命を危険にさらしても、大切な人を守り抜く強い思いのある剣心のその姿勢に「愛」がある人だなと個人的には思っていますね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月30日2012年に公開された1作目『るろうに剣心』から幕を開けた、かつて誰も体感したことのないスピードと圧倒的で迫力あるアクション、そしてエモーショナルに描かれる人間ドラマを融合させたエンターテインメント・シリーズの完結にして、すべてが詰まった究極のクライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が2作連続で公開。今回は、新時代を迎えるため、そして大切なものを守るために刀を握り続けた主人公・緋村剣心(佐藤健)と共に生きた魅力的な女性キャラクターたちに光を当てながらシリーズを振り返ってみた。“不殺”の剣心と“活心”の薫神谷薫(武井咲)は明るく一本気で、曲がったことが大嫌いなキャラクター。亡き父から受け継いだ“人を活かす剣”を説く神谷活心流の師範代であり、周囲からも慕われている。流浪人として現れた剣心を居候とし受け入れる度量の大きさも持ち合わせており、相楽左之助、高荷恵、明神弥彦たちと共に、剣心にとって家族の様な存在となっている。剣心が己に課している“不殺の誓い”と薫が亡き父から受け継いだ神谷活心流の掲げる“活心”は、“人を殺さない誓い”と“人を活かす剣”という表裏一体の関係であり、剣心と薫もまた切っても切り離せない関係性。『京都大火編/伝説の最期編』では宿敵・志々雄との戦いに臨むために京都に向かった剣心を追いかけ、その先で志々雄の部下が読み上げる剣心が過去に殺めた人たちの名前を聞くことになり、剣心が歩んできた人斬り時代の過去を突き付けられることになったが、それでも戦いを終えて帰ってきた剣心を支え続けた。『最終章 The Final』では新たに明かされた剣心の亡き妻・巴(有村架純)にまつわる過去と、その過去が生み出してしまった怪物・雪代縁(新田真剣佑)の登場により、2人の関係性はこれまでにないほど大きく揺らぐが、薫は剣心と巴、2人の気持ちにも思いを寄せて、改めて剣心を支えようと決意する。すべてを受けとめる薫の強さと、それを体現する武井さんの演技には、SNS上でも「剣心と薫。過去を聞いた後の薫の神妙な表情と薫の巴への想いが印象的」「薫ちゃんが巴の事を聞いた時の心情…とても感慨深く泣きました」など、薫の想いに心打たれる人たちの声もあがっている。薫を演じる武井さんは1作目の公開時は17歳。彼女が10年間で積み上げてきたキャリアが『The Final』の薫を演じる上で大きなプラスになっているのだろう。新時代を迎えるために幕末の戦いに身を投じ、新時代を迎えても“不殺の誓い”と共に戦い続けた男の最後の戦いと、剣心が新時代で生きていく“希望”となった女性が織りなすドラマを最終章で見届けてほしい。『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月29日和月伸宏氏の同名コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開された『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回は、第1作からヒロイン・神谷薫を演じ続けてきた武井咲にインタビュー。シリーズ10周年を迎え、自身の環境にも変化があった武井は、同作について何を感じていたのか。○■薫の気持ちを自分の中に組み込んでいく——10年間という大きなスパンでたどり着いた「The Final」への思いを教えて下さい。薫の変化や自分自身の変化を感じたことはありましたか?今回の「The Final」は、薫が初めて剣心の過去を知る部分も描かれていて、剣心に昔、妻がいて、その人を自分の手で殺めてしまったということに強烈な衝撃を受けます。現代の女性だったら、思ったことをパッと口に出せたり態度に出せたりするけど、この時代ではきっとそういう風にいかないだろうと考えました……。私が演じていなかった間も、剣心と薫は神谷道場でどう過ごしてきたんだろうなという想像をしたり、長い時間一緒にいる中で「自分の知らない剣心がいたんだ」という衝撃を乗り越えていく姿が、すごく新鮮に映っていると思います。——剣心のことを受け止める薫を演じられたのは、ご自身の成長があったからでもありますか?この作品の撮影に入る前に大友監督とお話しましたが、私の生活にも変化があったから、どう受け取られているんだろうという不安もありました。でも、久しぶりにお会いしたときに、あたたかく「おめでとう」と言ってくださって。娘が生まれたことにも喜んでくださって、「女優さんは自分の生き様がお芝居につながっていくし、今回の薫にもうまく活かせるんじゃないかな」と言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。薫が剣心の過去を知る衝撃を、今の私が演じるからこそ、成長した薫を見せられるんじゃないか……と言っていただいて、ものすごく心強かったです。フラットに考えることができて、思ったまま素直に演じて大丈夫なんだと思うことができました。——武井さんは「The Final」に出演されていますが、逆にご自身の出演されていない「The Beginning」を見たときは、どんな感想でしたか?「The Beginning」は台本も読んでいなかったので、映画でどういうストーリーになっているのか、どういう描き方をされるのかも知らなかったですし、巴さん(有村架純)のビジュアルも「The Final」の縁の部屋の肖像画で初めて見たんです。本当に薫のような気持ちで、巴さんのことも受け入れてはいるんだけど、目の当たりにするとなんだか変な気持ちになりました。でも、薫は「The Beginning」の時間を過ごした剣心のことを知って、剣心と一緒にいるわけですし、薫と同じような気持ちを自分の中に組み込んでいく感覚でした。剣心に寄り添い理解していく、という気持ち。私も「The Beginning」を見ながら、今までのことが一つ一つ、クリアになっていきました。今まで剣心から聞いただけのお話じゃなくて、映像を目の前にすると、すごい傷を背負った人だったんだなと改めて思いました。またシリーズを見返したくなってしまって、見事に大友さんの誘惑に乗ってしまいました(笑)。——「The Beginning」で佐藤さんは10代を演じていましたが、その姿についてはどんな感想でしたか?「The Final」と同じ時期に撮影していたはずなのに、幼く見えていたので驚きました。「The Beginning」の健さんに現場でお会いする機会もあって。「The Beginning」の剣心は別人なくらいに暗く、痩せていて、いつもと違う雰囲気で、とても小さく見えました。○■10年で感じた作品の重み——一方で佐藤さんはオンラインイベントの時にも、10年間の武井さんの変化を思って「会うのが怖かった」とおっしゃっていました。剣心メンバーはみんな、10年ずっと離れていても互いに気になる存在で、一緒にいるような気持ちなんです。青木(崇高)さんとは毎年、年賀状のやりとりで互いの状況をやりとりしたりしていて、本当に親戚のような感覚。私はその中でも10代だったから、きっと皆さんの中では子どものイメージが大きかったのだと思います。お芝居の経験も浅い時期にこのような大作に出演して、子猫が入ったような頼りない存在だったと思うんですけど、そこから20代になって、結婚して子どもを産んで再会したことで、緊張させてしまったところはあったのかもしれません。実際、変わることはそんなにないですし、私自身いつも通りで来たんですけど、10代から20代への変化もあったから「どんな感じなんだろう」と恐れられてたんじゃないかな(笑)。でも、撮影に入るとすぐに感覚が戻りました。——この10年を経たことで、改めて『るろうに剣心』という作品や周りの方について気付いたことなどはありましたか?やっぱり、重みです。私が10代の時は、よくも悪くも作品の重みを理解しきれなかったからこそ、よりぶつかることが出来たのだと思います。もちろん大きな作品だと理解していましたが、10代の時と今とでは感じる重みが全然違うし、健さんがこれだけの責任を背負って演じられていたんだなと思うと、想像もできません。今の自分ですら剣心のような役を演じるという図が想像できないですし、そんな役を20代前半で演じられていたなんて。恐ろしいほどのプレッシャーを抱えながらも、それを感じさせないように現場では柔らかく穏やかにいらっしゃったので、さすがだなと思いました。——ちなみに、もし武井さんが戦闘シーンに参加するとしたら「この技をやってみたい」とか…。裏側を知っていると、もう、無理です!(笑) 今回の縁との戦いは、今までとも全然違う戦いになっていて、敵であって敵でない相手に対して、剣心の思いが乗ったアクションになっています。すごく大きな一つの見所です。でも、私はちょっと……。——「できないと思うくらいすごい」といった感じでしょうか?「できないと思う」じゃなくて、「できない」です!(笑) 本当に、到底できないようなことをされているんです。——『るろ剣』はコミックの実写化作品で、ヒットの要因に美術などの力もあると思いますが、実際に現場で見て驚いたことはありましたか?強烈に覚えているのは、剣心たちと歩いた「赤べこ」からの帰り道(広島県たけはら町並み保存地区)です。もともと風情のある場所だったんですけど、さらに町ごと美術で飾られていて、エキストラにも地元の方が参加してくださったりしていて、すごいことだなと思いました。撮影の前はまだ『るろうに剣心』の発表がされていなかったから、「佐藤健の超大作映画のロケ、エキストラ募集」という感じだったと思うんですが、もう絶対に『るろ剣』しかないですよね(笑)。皆が「あれしかない」という作品であるところも偉大だし、町ごと『るろ剣』ワールドに染めた美術も、素晴らしかったです。——改めて、『るろ剣』シリーズの最後を迎えることについても、お気持ちを伺えれば。もちろん寂しいです。一ファンとしては、ぜひまたやってもらいたいです。健さんは、大変ですけど(笑)。実写化するというのにとても大きなハードルがあった作品だったと思うのですが、今「The Final」の公開を迎えられるということが嬉しいし、世界中の方たちがこの作品を楽しみにしてくれていると思うと、ドキドキワクワクする気持ちでいっぱいです。■武井咲1993年12月25日生まれ、愛知県出身。2007年、雑誌「セブンティーン」の専属モデルとしてキャリアをスタート。2008年に『櫻の園-さくらのその-』で映画デビュー。『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)で、幅広い層から支持される。『愛と誠』『今日、恋をはじめます』(12)、ドラマ「黒革の手帖」「今からあなたを脅迫します」(17年)などに出演。
2021年04月28日佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介の超豪華キャスト陣と、メガホンをとった大友啓史監督が『るろうに剣心 最終章 The Final』の初日舞台挨拶に登壇。『るろうに剣心』シリーズ完結編である本作がついに公開初日を迎えた心境や、シリーズを含めたこれまでのシリーズにまつわるエピソードを語りあった。4月23日(金)より公開初日を迎えた本作は、当日18時時点で、興行収入52億円の大ヒットを記録した映画『るろうに剣心京都大火編』の初日の興行収入2.3億円(公開初日:2014年8月1日)を超え、シリーズ最大のオープニングスタートを切る見込みとなった。登壇した佐藤さんは「この2部作のクランクアップを迎えたのがちょうど2年前の4月23日だそうです。色んな意味で今日という1日は忘れられない日になりそうだなと思いますし、非常に感慨深いです」と万感の思いを込めて挨拶。「この先もこの映画のこと、シリーズのこと、キャラクターたちのこと、愛してくれたら嬉しいなと思います」と語った。大友監督も「観て頂ければ分かるのですが、撮影もハードでした。そういう時に僕らの間で合言葉にしていたのは“お客さんに届けば奇跡が起きる”という言葉です。僕らは映画の力、物語の力を信じて撮影を続けて今日に至りました。今までたくさんの作品を作っていますが、今日はとりわけ感無量です。最後エンドロールを観て頂くと分かりますが、とんでもない数の人間が自分達にできる10年分の全てをこの作品に捧げてくれています。是非観終わった時に皆に拍手を送ってください」と、映画の公開に思いを込めて観客に語りかけた。佐藤健「こんなに幸せな現場はない」『The Final』と『The Beginning』の2作品で総製作費50億円、撮影期間7か月、エキストラ延べ6,000人、キャスト&スタッフ約2,200人と類まれなる規模で制作された本作。作品のスケールを感じた撮影時のエピソード、そして本編への手ごたえを聞かれた佐藤さんは「大友組はクランクイン初日からサプライズといいますか、スケールの大きさで我々を圧倒してくれるんです。そうすると自然にテンションもモチベーションも上がって、“やってやろう!”という気持ちになるんです」と語る。さらに「(キャストの)努力をちゃんと細かく汲み取ってくれて、(映像に)映し出してくれる。非常に役者冥利に尽きますし、役者をやっていてこんなに幸せな現場はないなと日々感じていますし、その中でも今回最高の映画が出来上がっていると思います。いつも言えないですけど、監督ありがとうございます!」とコメントし、大友監督も「照れくさいですね(笑)」と嬉しそうな姿を見せた。武井さんは「撮影で地方にお邪魔させて頂いたときに地元の方々がエキストラとして参加して下さっていて、(我々と)同じ熱量で大友組に参加してくださったんです。それがとてもびっくりしました」と地方での撮影エピソードを明かし、新田さんは「監督は建物をちゃんと建てて、ちゃんと壊してます(笑)それを目の当たりにしたときは、すごい作品だなと思いました」とセットについて触れると、大友監督からは「大物の宮大工が作ってくれたセットを壊すことになったんです」との説明が入り、登壇していたキャストも驚いた様子を見せた。蒼井さんは「私はわりと早く撮影が終わって、別の作品に入っている時に(『るろうに剣心』の)スタッフさんにお会いしまして。『そろそろ剣心出来る頃じゃない?』って話しをしたら『まだ撮ってるよ!』と言われて。本当に普通の感覚だったら出来上がっているころにでもまだまだ撮影が続いている事を知った時に、本当に妥協のない作品作りをしているんだなと感じました」と明かした。衣装も妥協しない「それを着てすべてを剣心にぶつけたい」壮大なスケールの本作の撮影を行っていく中で、ここは妥協しなかった、ここはこだわったというポイントについて聞かれた佐藤さんは「袖の親指がどこまで隠れるかとか、一歩を踏み出したときにギリギリ引っかからない袴の丈とかを衣装部の皆さまに作って貰いました」と衣装に関するトークを展開。武井さんも「衣装部さんがこだわって作って下さった薫のお着物が、お洋服で着る様な分厚い生地を使っていまして。(シリーズの衣装担当)澤田石さんがその素材が良い!と仰ったんだと思うんですが、着ている側からすると苦しくて、動きやすいというのは薫に関してはなかったかなと思います(笑)」と衣装について語り、会場を笑わせた。新田さんは「縁って所々衣装を変えているんですが、ラストの殺陣の時の着物の色を白にしたいと監督や澤田石さんと相談したんです。白は『The Beginning』で巴が着ている着物の色なんですよね。だからそれを着てすべてを剣心にぶつけたいと思いました」と衣装に込められたこだわりを明かした。藤原竜也「多くの人にるろうに剣心が届くように」また、本作の公開を祝って、緋村剣心を最も苦しめた敵の1人、『京都大火編/伝説の最期編』の志々雄真実を演じた藤原竜也からコメント動画が到着。藤原さんは動画で「大友監督、佐藤健くん、またまた大変な、本当に苦労したであろう撮影を乗り越えて公開にこぎつけたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますが、多くの人にるろうに剣心が届くように祈っております!」コメント。佐藤さんは「光栄です。藤原さんとの最後の戦いは忘れられないですね。そんな藤原さんから今日という日を祝って頂いたこと、うれしいです」と感慨深げ。最後に、“座長”佐藤さんは「ここ1、2年くらいよく思うのは、やはり人というのは日々の暮らしに光が見出せないと生きていけない生き物なんだなということです。この映画が、皆さまの希望の光となれば幸いです。どうかまたお会いできる日までお元気で、皆さまの心と体の健康と、日々の幸福を願っております。本日はありがとうございました」と挨拶し、イベントを締めくくった。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月24日「はい……」、監督から演技指導を受けるたびに、うなずき、考え込む姿が印象的だったのは、高橋ひかる(19)。本誌が彼女を目撃したのは4月上旬、東京都内のイチョウ並木。この日は、彼女の主演ドラマ『春の呪い』(テレビ東京系)のロケだった。「『春の呪い』は同名の漫画が原作で、テーマは“禁断の恋”です。財閥の御曹司と婚約していた妹の死後に、その青年と交際する女性が主人公。テレビ東京が新設した土曜夜のドラマ枠で放送予定です。高橋にとっては民放連続ドラマでの初主演作となります」(テレビ局関係者)高橋は’14年に「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞。’17年にはNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』でドラマデビューを果たしている。「かなり恵まれたスタートで、『高嶺の花』(日本テレビ系)などの話題作にも出演し、“ネクストブレイク女優”の一人と目されていました。しかし’19年10月期には『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(日本テレビ系)に出演予定でしたが、体調不良により降板したのです」(前出・テレビ局関係者)’20年には仕事に復帰。関西弁でキレてみせるキャラなど、バラエティ番組を中心に高い評価を得ていた。だが、彼女自身は忸怩たる思いを抱いていたようだ。「昨年12月に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、’20年は“演技の仕事がゼロ”だったことを自ら明かしています。バラエティ番組からはひっぱりだこ状態なのに、彼女の自己採点は35点でした」(前出・テレビ局関係者)そんな経緯もあったからか、高橋の初主演ドラマ『春の呪い』への意気込みは高いという。しかし、なかなか現実は厳しいようで……。「工藤阿須加さん(29)とベンチで話すシーンだったようです。それほど長いシーンではなかったようですが、何度も撮り直しをしていましたね。高橋さんも最後のほうには少し呆然とした様子でした」(現場を目撃していた女性)NGは4回ほどだったようだ。カットの声がかかる度に、監督が高橋のもとに駆け寄り、つきっきりで演技指導を繰り返していた。19歳の連ドラ主演で、かなりプレッシャーもあるのだろう。だが「全日本国民的美少女コンテスト」の先輩には、米倉涼子(45)、上戸彩(35)、武井咲(27)ら人気女優も多い。高橋にも重圧をはねのけ、本格女優への道を歩んでほしい。
2021年04月24日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。スレンダーボディが際立つワンピースドレスで、抜群の透明感を見せた武井。「やっとこの日を迎えられて大変嬉しく思っています。10年薫を演じられてとても幸せに思っています」と思いを表す。「不安な状況ではありますが、皆様と楽しい時間を過ごせたら」と挨拶した。同作の衣装のこだわりについて、武井は「本来お着物で仕立てるような素材じゃなくて、お洋服で着るような分厚い生地だったんです。お着物って、巻き付けて着るじゃないですか。衣装部さんも汗だくになりながら着せてもらっていて、着てる側からするととても苦しくあまり配慮がなかったかなって」と本音をチラリ。一方で「細部までこだわったってことです! 作品のために!」と熱く語っていた。
2021年04月23日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。パート1から出演する蒼井は、「1の時に、ちょうど誕生日だったというので、京都で撮影終わりで香川(照之)さんとか佐藤さんとか皆が『ごはんでも行くか』みたいになって、佐藤さんが予約をとってくれたんです」と振り返る。「横で聞いてたんですけど、『個室ありますか?』とか聞いてたけど会話がうまくいってなくて、個室とか頼む人いないのかな? と言って、調べてくれた所に皆で行ったら、そのサイトに載ってる住所と電話番号が間違ってて、寺に着いたんです」と驚きのエピソードを披露した。青木は「あったあったあった!」と思い出し、蒼井がさらに「一生懸命予約してくれたのが、祈祷のお願いだった」と明かすと、佐藤も「思い出した!!」と苦笑する。青木は「で、せっかくだから寺行った」と話を補強し、蒼井が「完璧に見えて抜けてるところがある」と佐藤の意外な一面を語ると、佐藤は「それは申し訳ない。慣れない京都のロケ中だったのでその節は大変ご迷惑をおかけしました」と10年越しに謝罪していた。
2021年04月23日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。主演の佐藤は「先ほどスタッフの方と話していて、この2部作のクランクアップを迎えた日がちょうど2年前の4月23日、22日の深夜だったそうです。色んな意味で今日という1日は忘れられない1日になりそうだなと思っています」としみじみ。「非常に感慨深いです。我々にとって大切な作品をついに皆さんに見ていただけると思うと、幸せな気持ちです。ここまでやってこれたのは、皆さんのおかげです。本当に感謝しています」と熱く語った。撮影中のエピソードとして、佐藤と激戦を繰り広げた新田は「そんなに年が変わらないじゃないですか。なのに最後の殺陣の時に、『まっけん、俺、おじいちゃんだからダメだあ〜』と言ってました」と佐藤のかわいらしい一面を暴露。佐藤は「(佐藤が)パート1をやってたときの年齢なんですよ、まっけんは。私それから10年経ってますから、そんな変わらなくはないの」と苦笑しつつ、「まっけんがまぶしかったですね。ずっと常に動けるようにアップして、やってて、えらかったね」と新田を褒める。新田が「僕との最後の殺陣のシーンは、(佐藤が)全部やってきた後の最後だったんですよね。僕はあのシーンの最後で本当にバテてました。それくらい色んなアクションシーンを乗り越えてきてのあの健さんはすごいなと思いました」と讃えると、佐藤は「頑張ったな、我々」と労をねぎらい合った。また、舞台挨拶では「剣心と死闘を繰り広げたあの人」からのビデオメッセージも。青木が「観柳!? 武田観柳!?(香川照之)」とボケる中、志々雄真実役の藤原竜也が登場した。藤原は「またまた大変な苦労したであろう撮影を乗り越えて公開までこぎ着けたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますけど、多くの人に『るろうに剣心』が届くことを僕も祈っております。応援しております! 頑張って下さい!」とエール。佐藤は「光栄ですね。本当に強かったので。今回も大変でしたけど、藤原さんとの最後の所も忘れられないです。そんな藤原さんから今日という日を祝っていただけたこと非常に嬉しいです」と感謝していた。
2021年04月23日和月伸宏のコミックを実写映画化した人気シリーズの最新作『るろうに剣心最終章 The Final』が4月23日、全国約400スクリーンで封切り。ワーナー・ブラザース映画によると同日18時時点で、シリーズ最高興収を記録した『るろうに剣心京都大火編』(2014年8月1日公開/最終興収52.2億円)の初日興収(2.3億円)を上回る、歴代最高の好スタートを切った。東京・有楽町の丸の内ピカデリーでは初日舞台挨拶が行われ、主人公・緋村剣心を演じる佐藤健をはじめ、武井咲(神谷薫役)、新田真剣佑(雪代縁役)、青木崇高(相楽左之助役)、蒼井優(高荷恵役)、江口洋介(斎藤一役)、大友啓史監督が出席した。第1作『るろうに剣心』の撮影が始まった2011年から10年。公開延期を経て、シリーズ完結を迎える心境を語った。挨拶に立った佐藤は、コロナ禍での映画封切りに「いろんな意味で忘れられない1日になりそう。我々にとって大切な作品を、支えてくださった皆さんに見ていただけるのは幸せですし、非常に感慨深いです」と感無量の面持ち。「この作品が皆さんの希望の光になれば幸いです。また、お会いできる日を待ちながら、皆さんの健康と日々の幸福を祈っております。これからも愛してくだされば」とファンに向けて、思いのたけをぶつけた。大友監督との再タッグについては「毎回、スケールの大きさで圧倒され、勝手にモチベーションがあがる。その気にさせるのがうまいので(笑)、人生をかけて全うしようと思えるし、その努力をくみ取ってくれるので、役者としてこんな幸せな現場はない」とべた褒めし、「いつもは言えないけど、監督、いつもありがとうございます!」と最大級の感謝を示していた。舞台挨拶では、かつて宿敵・志々雄真実を演じた藤原竜也から映画の封切りを祝うビデオメッセージが紹介され、佐藤は「光栄ですね。志々雄真実も本当に強かったので、今日という日を祝ってもらえて、うれしい」と喜んでいた。映画版『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章となる今回の2部作。剣心に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁が登場する。これまでシリーズを彩ってきた“るろ剣”オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス『The Final』。さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた“十字傷の謎”に迫る『The Beginning』へと続いていく。取材・文・写真=内田涼『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年04月23日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! シリーズ完結への思い、いまだから言える“あの”話などを語ってもらう。第1回に登場してくれたのは、我らが緋村剣心役・佐藤健! 読者から寄せられた質問にもじっくり丁寧に答えてくれた。このエピソードをやらずして終わることはできない――前作の『京都大火編/伝説の最期編』が終わった後、もう一度、剣心を演じることになるだろう(=原作の「人誅編」の映画化があるだろう)と感じていましたか?最終章は、いつかどこかでやる時がくる――僕も大友(啓史)監督もそれはずっと思っていたことですが、前作の撮影の過酷さがなかなか消えなくて見て見ぬふりをしてきました。(前作から約5年後に)最終章の話をもらって、ついにその時が来たかと。『るろうに剣心』シリーズとしても、今回のエピソードをやらずして終わることはできないなと思っていました。――その間の剣心という役柄との距離感みたいなものはどんな感じだったのでしょうか?仲は良いけど会わない親友という感じですかね。そのくらいの距離感だと思います。――武井咲さんや青木崇高さん、江口洋介さんらおなじみの面々と今回の現場で久々に顔を合わせたときの気持ちを教えてください。高校の同級生に久々に会う感覚じゃないですかね(笑)。今までで一番“潔い”驚きのアクション――『京都大火編/伝説の最期編』で、見ている側にとっては「もうこれ以上の激しいアクションはないのではないか…?」と思わせるくらいの激しく素晴らしいアクションを披露されていましたが、今回、それをさらに超えるアクションをしなくてはいけないということへのプレッシャーはありませんでしたか? アクション監督の谷垣健治さんとどのように話し合い、作られていったのでしょうか?基本はやはりアクション部がどんどん新しいアイデアを出してくれて、よりパワーアップしたアクションを提案してくれたというのが一番です。例えば「『京都大火編』『伝説の最期編』で壁を走ったから次は天井を走りたいね」とか、「屋根走ったけど、走っただけだったから飛び降りるところまで一連で撮ってみようか?」とか。そういった話から始まりました。今回のアクションは、今までで一番“潔いアクション”にしたかったんですよね。“潔いアクション”というのは、アクションシーンって“待ち”になってしまう可能性があると思っていて。人と人が戦っていて、お客さんはそれを見ているんだけど、決着するまで待っている時があると思うんですよ。「すごいなぁ」って見ているんだけど、“観てる”ではなくて“待っている”時があるんです。アクションが決着したらまた集中して見始めるみたいな。それはやっぱり避けたいなと。そうなるくらいだったら一撃で決するくらいの方が逆に面白いんじゃないかと思っていて。練習をしながらアクションを構築していく時に「これはいらないな」って思ったことを積極的に「カットしましょう」と言っていました。そうするとアクション部が「いやいや、それだとすぐに終わってしまうから、こうしましょう」と言ってくださって、そのやりとりでより良い動きだけが残っていくんです。つまり待ちにならないための吸引力のある、観たことのない驚きのあるアクションだけ残ったと思っていて。そのようなことを目指してやっていました。「喜ばしい財産であるのと同時に、大きな壁」――今回の『The Final』では剣心はセリフが決して多くはない中で、「答え」を探し、苦悩する姿などを見せなくてはならなかったと思いますが、剣心の心情をどのようにとらえ、作り上げていったのでしょうか? 何かキーになった感情やセリフ、やり取りなどがあれば教えてください。基本的には現場ですね。自分の中にもう剣心はいたので、その剣心が何を感じ、何をセリフとして言って、どういう表情で敵と向き合っているのかということは、シーンごとで感じながら作っていきました。――読者からの質問です。「緋村剣心を演じたことで、佐藤さん自身が得たものはなんですか?また、成長したところはどのようなところですか?」今後、役者をやっていく上で、これだけ関わっている人たち全てが人生を懸けて、魂を削って作る作品はなかなかないと思います。そういった作品に出演させていただいたことは、ひとつとても大きな財産だと思いますし、やはりアクションに関してのノウハウが身についたと思っているので、今後、別の現場に行っても、より良いものを映像に残せると思います。あとこれは良くも悪くもだと思うんですが、ひとつ大きな代表作になったので、今後も佐藤健といえば『るろうに剣心』だよね? とか、僕を見るその陰に、剣心も同時に見る人たちがたくさんいると思うので。それは嬉しいことでもあり、今後、僕がさらに上に行くためには、この殻を突破しないといけないなという思いもあります。非常に喜ばしい財産であるのと同時に、大きな壁ともなっているんだと思います。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月23日俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心』シリーズのLINEスタンプが、22日より発売される。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。今回公開される「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。LINEスタンプはシリーズ初で、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の公開を記念して発売された。剣心(佐藤健)、薫(武井咲)、左之助(青木崇高)、恵(蒼井優)、操(土屋太鳳)とお馴染みの神谷道場メンバーに加え、斎藤(江口洋介)、巴(有村架純)、桂(高橋一生)の絵柄が使用されており、トーク画面いっぱいに広がるBIGスタンプ仕様。「おろ?」「かたじけない」など、お馴染みのセリフに加え、逆刃刀を手に取った姿など、様々な表情を見せる剣心や、「おつかれさまです」「頑張って!」と剣心や神谷道場を支える薫ならではの、ねぎらいの言葉が使用されたものも。そして「いいじゃねえか」と神谷道場のムードメーカーである左之助らしいコミカルな仕上がりのスタンプに加え、「大丈夫?」といつも剣心や薫を心配する恵のスタンプも登場。「終わったな」「チョロい」と、いつもはつらつとしたストレートな物言いの操のスタンプもあり、神谷道場メンバーが勢ぞろいしている。「それは俺の仕事だ」と漢気溢れる、シリーズ全作品に登場する斎藤のスタンプや、「The Beginning」から「失礼します」とクールな表情の巴、「待っています」と物思いに耽る桂のスタンプなども登場し、『るろうに剣心 最終章』の世界観を表現する、充実のラインナップとなっている。
2021年04月22日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(6月4日公開)のIMAX&4DX特別映像、さらに各界からの鑑賞コメントが22日に公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。IMAXとは、世界最高レベルの解像度と鮮明な明るさ、そして繊細な小さい音から爆発などの大音響まで臨場感あふれる高精度なサウンドで再現する映画館の上映システムだ。IMAX上映鑑賞後、会場内はキャスト、監督、そして制作スタッフ一同含む客席からスタンディングオベーションが起こり、既に5回目の鑑賞という佐藤は「今までの集大成となる作品を(皆さんと)同時に、最高の環境で観られたことは幸せな時間でした。IMAXは本当にお勧めできます。全然違いますね。感覚が直接揺り動かされるような感動の仕方をすごくしました。みんな観るべきだと思います」と、通常上映との違いを力説した。武井咲も「これだけ細かい部分まで見えてくると、剣心が背負ってるものだったり、縁が背負っているものだったり、そういう物がすごく明確に見えてくる」と絶賛し、新田真剣佑は「音が綺麗、迫力がすごい、物凄く楽しかったです。終始体に力が入っていました」と極上の映画体験を満喫。大友啓史監督は「我々が現場で作り込んだ全てが全部観れる。臨場感が全然違う。いつも見ている映画とは全然違う体験ができるし、アクションの迫力も一番伝わります」と脚本段階から精緻に想定して製作したIMAX上映に自信を覗かせた。さらに今回、キャスト・監督は“ライド感”と“臨場感”を楽しめる4DX上映も鑑賞し、アクションとリンクして動く激しい揺れや現場を感じさせる匂いなどを体感し、撮影時を思い出して鳥肌が止まらないと大盛り上がり。4DX上映について佐藤は「まだお互い『好き』とか言い合えていない、どうなんだろうな? って思っている男女がいるなら是非4DXに行って、吊り橋効果でお互いのドキドキを高めていただいた後に告白していただければ、最高の一日になると思います!」と恋のアドバイスも。「1度観ただけでは分からないことが沢山あるし、僕自身も今回、全然違った感情になりました。皆さんにも色々な種類で楽しんでもらえるのはありがたい」とシリーズ10年の歴史で初のIMAX/4DX/MX4D上映に対し、喜びを露わにした。「The Final」に続き、「The Beginning」のIMAX/4DX/MX4D上映も決定している。また、アニメ『るろうに剣心』の緋村剣心役を務める女優・涼風真世、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』と同じく『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『NARUTO-ナルト-』の作者・岸本斉史など、各界からの鑑賞コメントも公開となった。○犬童一心(映画監督) コメント圧倒的、日本アクション映画の金字塔。 そして、何より、まさに今登場するべき作品。 描かれる怒りや悲しみが他人事でなく心に響く。 大友監督、よくぞやり遂げましたね。祝杯をあげたくなりました。○岸本斉史(漫画家) コメント剣心の細やかな所作「静」と激しい殺陣「動」のギャップがカッコいい!また美術が凄すぎていつのまにか世界に入り込んでいました。 ビギニングと合わせて剣心の人生を堪能させて頂きました。切なさが染み込んでくる…。○涼風真世(女優) コメント現代に再びよみがえった艶やかで狂気的な世界観に圧倒されました。剣心ワールドを的確に捉え、繊細に描き、魅せ、立ち回りでは迫力と鋭さに震え凄みを体感し、魂を抉られました。音楽も剣心の心情を見事なまでに表現し、涙が溢れました。…世界中の人々に届けたい最高の作品です。○三田紀房(漫画家) コメント瞬き、呼吸を奪い取られるスーパーアクション! 哀しく、儚くも凛烈とした美しい情景! 上映後、赤く焼けた鉄の球を胸へ叩き込まれた感覚に体は打ち震え、暫く席に貼り付けられた。大友監督はジャパンオリジナルが世界と戦って勝てることをこのシリーズで証明した!○赤ペン瀧川(映画プレゼンター) コメント凄まじい熱がスクリーンから溢れ出し、洪水のように観客席に降り注いできた。映画を浴びた。この映画、見終わった後に「ヤバい!」と「スゴい!」しか出てこなくなるから気を付けて!○相田冬二(Bleu et Rose/映画批評家) コメントより、はやく。より、つよく。より、ふかく。より、やさしく。より、あたたかく。見たこともない顔で、緋村剣心がわたしたちを抱きしめる。日本には佐藤健がいるんだぜ。気がつけば、世界中の空に向かって、さけんでいる。○よしひろまさみち(映画ライター) コメント冒頭の列車内シーンからして、これぞ「度肝を抜く」超高速アクションの連発。剣心サイドと縁たちの強烈なぶつかりあいに圧倒されるばかり。さすが大友監督&谷垣アクション監督の黄金タッグ!○酒井啓太(リニア/芸人) コメント人生で初めて、何軒も書店を回って、自分のお小遣いで集めた漫画が「るろうに剣心」でした。 この映画を観て「1番大好きな作品の実写化が素晴らしかった」という幸運に、胸が震えました。 この感動と出逢わせてくれた制作陣の皆様、本当にありがとうございます!(C) 和月伸宏/ 集英社(C)2020 映画「るろうに剣心最終章 The Final」製作委員会 IMAX is a registered trademark of IMAX Corporation.
2021年04月22日2021年3月21日、二度目の緊急事態宣言が解除されてからもまん延し続ける、新型コロナウイルス感染症。感染者数が増える実情を受け、東京都は同年4月9日、まん延防止等重点措置を適用しました。このまん延防止等重点措置の影響で、飲食店が営業時間を20時までに短縮せざるを得なくなっています。武井壮の『例え』に共感情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、まん延防止等重点措置が適用される中、『コロナ疲れ』ともとれる人々の実態を報道。一部の人々の間では、会議やパーティができるスペースを時間単位で借りられる『レンタルスペース飲み』が流行しているそうです。※写真はイメージレンタルスペースは、飲食店の営業時間が終わった後も利用可能とあって、深夜や朝方まで活用されている現状が取り上げられました。同番組のMCを務める俳優の谷原章介さんは、レンタルスペース飲みに難色を示しつつ、「自粛生活でみんなストレスが溜まっている感じがする」と意見。谷原さんの発言に共感する姿勢を見せ、武井さんは次のように述べました。みんな今、例えばスポーツでいうと、「お前らいいっていうまで走ってろ!」といわれているようなもんで。そうすると何が起きるかっていうと、いつ終わるか分からないからゆっくり走るんですよ。人によっては早く走れるけど。それはやっぱり、ゆるんでくるっていうことなんですよ。だけど、「1キロ本気で走ってこい!」っていったら、めちゃめちゃタイムが上がったりするわけですよ。だからゴールがあるとか、見極めができるとか…限りがあると人は頑張れるけど、今みたいな「10周終わったらあと5周走ってこい」っていわれるんだと思うと、とにかくこうなるんだろうなっていういい例ですよね。めざまし8ーより引用緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などに振り回される、人々の気持ちをスポーツに例えた武井さん。武井さんの意見に、ネット上では共感の声が相次ぎました。・これは結構大事な指摘。ウイルスが相手なのでゴールは見えないと考えるのが誠実だと思うし、それなら持続可能な範囲でしかやれない。・武井壮さんに共感。ゴールが見えなければなまける人、力を抜く人はいるもの。・「なるほど!」って思うくらいにぴったりな表現。「いつまでかは分からないけど走ってこい」っていわれたら、たしかにゆっくり走るわ…。しかし、相手は目に見えないウイルス。終息という『ゴール』は、誰にも分からないというのも事実です。同月19日に400人を上回る感染者を確認した東京都は、早ければ今週中にも三度目の緊急事態宣言を要請する可能性があることを示しています。どんな立場であれ、『コロナ疲れ』を感じている人は多いはず。日本政府の決断を求めるだけでなく、非接触で楽しめるオンラインで飲み会を開くなど、一人ひとりが周りに声をかけ合って乗り越えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月20日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)の場面写真が18日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優らオリジナル・キャストも再結集し、彼らと剣心との友情や絆がそれぞれの成長とともに集大成として映し出している「The Final」。神谷道場のメンバーの1人、高荷恵は口悪いが心は真っ直ぐな女医で、代々医者の名家の娘だったが家族全員が戦死して天涯孤独となり、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われて心を改め、医者として一人でも多くの命を救うことに身を捧げている。口の悪さとは裏腹に思いやりにあふれる性格で、薫の剣心への想いも理解しており「京都大火編」では“後悔してからじゃ遅い”と剣心の元へ向かいたい薫を鼓舞する一幕も描かれていた。1作目で登場した当初は剣心を弄ぶかのような立ち振る舞いで悪女ぶりを発揮しつつ、どこか憎めない姿を見せてきた恵だが、今作では、剣心の過去を知って動揺する薫をそっと励まし勇気づける場面も。今まで以上に頼りになる神谷道場メンバーとして存在感を発揮している。今回到着した「The Final」の場面写真は、恵が剣心の過去を知り戸惑う薫に対して、剣心へ向き合うよう薫の背中を押すシーン。平静を装うものの心の中で葛藤があった薫は、恵には本音を打ち明ける。そんな弱音をこぼす薫を優しく諭す恵……剣心と薫の2人を陰からそっと支える、まさに“お姉さん”のような役割を果たし、その頼りがいのある姿にも注目だ。恵を演じた蒼井優は、「今回は過去の3作品よりも、恵という役が落ち着いていて、お姉さん的存在」と自身の役を振り返り、「剣心と薫の関係性が変わって、2人が成長したことによって、それに合わせて、みんなもちょっとずつ成長しているのかなって感じがします」と役柄の変化を語る。剣心の衝撃的な過去を知った薫に声をかけ、薫に寄り添う一面も見せる恵について、蒼井は「きちんと薫の背中を押してください、と大友監督にも言われました」と、事前に話があったことを明かした。また、1作目からの変化について「最初は急に転がり込んできた部外者で、距離感があったと思います。恵ってあんまりスキンシップをする感じではないと思うんですが、皆と過ごす時間を経て、心の距離感が近くなっている感じがします」と、他のキャラクターとはまた違った恵ならではの立ち位置とその魅力を語る。「前作の撮影と比べるとみんな変化しているのに、フォーメーションを組んだ時に形が一緒で、懐かしい感じがしました。でも、1人1人を見るとやっぱり変わったなって思います」と5年ぶりの撮影現場でも変わらぬ『るろうに剣心』チームの懐かしさとともに、それぞれの成長を感じながら挑んだことがうかがえる。16日~22日にかけて、本シリーズの第3作目となる『るろうに剣心 伝説の最期編』が上映中。志々雄との最終決戦に向けた壮絶なアクションを大きなスクリーンで体感でき、「The Final」の特別映像やキャストのスペシャルメッセージも披露している。
2021年04月18日第1作目の撮影開始から10年の時を経て、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の2作で『るろうに剣心』が遂に完結する。4月23日(金)から公開の本作に先駆けて、「ONE OK ROCK」の主題歌「Renegades」が彩るTVスポット映像2本が到着した。まず「告白編」では、剣心が惨殺した元妻・雪代巴の弟であり、剣心に強い恨みを持ち復讐にやってきたシリーズ最恐の敵・雪代縁との死闘が描かれる。己の過去と向き合う剣心の戦う姿は、シリーズの中でも屈指のエモーショナルなアクションだ。そしてもうひとつ、「剣心×薫編」では、第1作から登場している薫との2人にフィーチャー。剣心の過去を知った薫は、改めて剣心を支えようと決め、剣心も帰るべき場所があり、薫が待ってくれているからこそ、最後まで戦い抜くことを決意する。また、剣心の「ありがとう」という言葉に、これまで2人が歩んできた10年間が詰まっているようだ。薫役の武井咲は、今回の役作りを「『るろうに剣心』の世界では、剣心と薫が神谷道場で日常を過ごしている、というのを意識して撮影に臨んでいました」とふり返る。剣心の過去を知ることについては「剣心が巴さんを斬った、という過去を聞いて薫は強烈な衝撃を受けることになります。その中で、この時代の女性がどういう風に考えるのか、ということを大切にしていました」と言い、「剣心の過去を知ったからと言って、今までの剣心と薫の時間が無くなるわけではなくて、それをどう受け入れていくのか、薫が剣心を見て思う気持ちを大事にしながら演じました」と考えていたことを明かしている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日(金)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年04月15日映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』が、それぞれ4月23日(金)、6月4日(金)より2作連続で公開される。この度、本作のTVスポット映像が公開となった。和月伸宏による人気コミックを大友啓史監督によって実写映画化したアクション大作『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章となる今回の2部作。剣心に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁が登場する。これまでシリーズを彩ってきた“るろ剣”オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス『The Final』。さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた“十字傷の謎”に迫る『The Beginning』へと続いていく。『The Final』で明かされる、剣心が斬殺した妻・巴の存在。剣心はなぜ“不殺の誓い”を立てたのか。そして剣心はなぜ妻を斬殺しなければならなかったのか。『るろうに剣心』の始まりと終わりを描く、時空を超えたアクション大作に期待だ。今回公開となった映像は「告白編」「剣心×薫編」の2パターン。「告白編」では剣心が惨殺した元妻・雪代巴の弟であり、剣心に強い恨みを持ち復讐にやってきたシリーズ最恐の敵・雪代縁との死闘を描く。姉が惨殺される瞬間を目撃した縁は大人になり、剣心の全てを奪おうと東京へ。剣心が生み出してしまった最恐の敵・縁が恨みの力で繰り出す獰猛な剣と、縁の気持ちを受け止める剣心の剣がぶつかり合うシーンはただただ圧巻であり、己の過去と向き合う剣心の戦う姿はシリーズの中でも屈指のエモーショナルな瞬間だ。そして「剣心×薫編」は剣心と薫のふたりをフィーチャー。剣心の知られざる過去を知った薫は平穏な未来のため改めて剣心を支えようと決心し、剣心も“帰るべき場所”があり、薫が待ってくれているからこそ、最後まで倒れず戦い抜くことを決意する。過去と向き合い、薫と未来を共に生きることを誓った剣心の「ありがとう」という言葉に、ふたりの歩んできた10年間の全てが詰まっている。10年間、剣心をそばで支え続けた薫を演じた武井咲は、今回の薫の役作りについて「前作の撮影から5年という年月はありましたが『るろうに剣心』の世界では、剣心と薫が神谷道場で日常を過ごしている、というのを意識して撮影に臨んでいました」とコメント。剣心の過去を知ることについては「剣心が巴さんを斬った、という過去を聞いて薫は強烈な衝撃を受けることになります。その中で、この時代の女性がどういう風に考えるのか、ということを大切にしていました」とした。また、薫の気持ちについては「剣心の過去を知ったからと言って、今までの剣心と薫の時間が無くなるわけではなくて、それをどう受け入れていくのか、薫が剣心を見て思う気持ちを大事にしながら演じました」と、一番近くで剣心を支える薫がどう寄り添うのかを考え尽くした様子をうかがわせた。『るろうに剣心 最終章 The Final』4月23日(金)公開『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年04月15日佐藤健主演の映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』のテレビスポットが15日に公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回公開されたのは、「告白 編」「剣心×薫 編」の2種類。「告白 編」では、剣心が惨殺した元妻・雪代巴(有村架純)の弟であり、剣心に強い恨みを持ち復讐にやってきたシリーズ最恐の敵・雪代縁との死闘を描いた仕上がりに。姉が惨殺される瞬間を目撃した縁は大人になり、剣心の全てを奪おうと東京を襲う。剣心が生み出してしまった最恐の敵・縁が恨みの力で繰り出す獰猛な剣と、縁の気持ちを受け止める剣心の剣がぶつかり合うシーンは圧巻であり、己の過去と向き合う剣心の戦う姿は、シリーズの中でも屈指のエモーショナルなアクションとなっている。そして「剣心×薫 編」は剣心と薫の2人にフィーチャーした仕上がり。剣心の知られざる過去を知った薫は、平穏な未来のため改めて剣心を支えようと決意し、剣心も”帰るべき場所”があり、薫が待ってくれているからこそ、最後まで倒れず戦い抜くことを決意する。過去と向き合い、薫と未来を共に生きることを誓った剣心の「ありがとう」という言葉に、2人のこれまで歩んできた10年間の全てが詰まっている。10年間、剣心をそばで支え続けた薫を演じた武井咲は、今回の薫の役作りについて「前作の撮影から5年という年月はありましたが、『るろうに剣心』の世界では、剣心と薫が神谷道場で日常を過ごしている、というのを意識して撮影に臨んでいました」とコメント。今回、剣心の過去を知る薫については、「剣心が巴さんを斬った、という過去を聞いて薫は強烈な衝撃を受けることになります。その中で、この時代の女性がどういう風に考えるのか、ということを大切にしていました」と語った。また、薫の気持ちについては「剣心の過去を知ったからと言って、今までの剣心と薫の時間が無くなるわけではなくて、それをどう受け入れていくのか、薫が剣心を見て思う気持ちを大事にしながら演じました」と、一番近くで剣心を支える薫だからこそ、どう寄り添うのかを考えていたと明かした。
2021年04月15日タレントの武井壮が、9日と11日にYouTube公式チャンネル『武井壮百獣の王国』で行った生配信で、芸能界の不正疑惑問題に言及した。9日の生配信で、視聴者から「マリエさんが島田紳助さんにパワハラをされたという動画を出しました。日本の芸能界について話してほしいです」との声が寄せられ、「今はあまりそんなことないよ。昔はそういうことがあったんでしょうね。俺はそういう現場を見たことがないからあまり分からないけど、昭和・平成とかの初期ぐらいの頃とかそんなこともあったのかな」とコメント。「コンプライアンスとか今ほど厳しくない時代だったから、100%パワハラで無理矢理体を要求して番組に出させるみたいな感じということよりも、お互いのしがらみがあったんじゃないの? でも、今の芸能界はそういうことをやったらすぐに終わるから。今はそんなこと無理じゃない? パワハラをして女の子を自分の手ごめにして、『なんとか俺の番組に出すから』なんて、今はほぼ無理じゃない?」と投げかけ、「『芸能界はそんなところだ』と言われても、全然そんなところじゃないですよ。すごい健全なところだし」と主張した。そして、「結局お仕事をしているのは人間同士。芸能界が本当に力のある人間だけが、上からの順位で番組に出ているとかではないですから。当然、使う側も作る側も出る側も人間の好き嫌いがあって」「(互いの)要望が噛み合った人が出ていると僕は思っているので、仕事をいっぱいもらっている人はそういうふうに人に呼ばれやすい、人が呼びたいと思っている人が出ていると思う」と分析。「面白いとか能力が高いとかいろんな見識があるとか、そういった人たちが今は求められている時代だと思うので、そんなにおかしなことでテレビ出演は決まってませんし、芸能事務所とテレビ局がガチガチで人を干したりするのは、昔のように横行している時代は終わったと思う」と推測した。11日の生配信では、この「芸能界は健全なところ」発言に対して、視聴者から「理想論というか空論」と指摘され、「そりゃあ、そうだよ」と認めた武井。その発言の真意について、「どんな業界もそうだけど、全員が健全じゃないと『健全』とは言えないのかな? と俺は思うけどね。どんな業界でも不正をしてしまう人はいるし、政治もそうだし、教職もそう。警察官や会社員だって不祥事、違法行為もする。でも、芸能界で不祥事やあまり美しくないニュースが流れた時は目立つのよ。世の中の人の目にすごく触れるから、すごい悪いところみたいに思われがちだけど、俺がそういうコメントをしたのは別に『芸能界の全員が健全でクリーンな場所ですよ』というためではなく、一部そういう人たちもいるかもしれないよねということ。一部でそういう風紀が乱れたり、違法行為をしたり、そういう人たちがいるのはもう分かってるじゃん。ニュースになったりしてるんだから。そんなこと、俺だって分かってる」と訴えた。さらに、「そんなこととは無縁に誠実に仕事に向き合っている人も、どの業界も一緒だけどいるから。みんながそういう汚い思いで仕事をしている業界じゃない。そこに腹が立っているのよ」と吐露。「それはマリエがどうとか、関係無しで話をしているのよ。マリエが発言をして、誰かが救いの手を差し伸べるのは全然良いことだと思う。本当にそんなことがあるなら、悪しき慣習だから無くしていくべきだと思う」とマリエが告発した思いにも寄り添いつつ、「俺が『芸能界はそんな場所じゃないよ』と言っているのは、『全員がそんな人間じゃないよ』ということ。そんなことを全くせずに、ちゃんと仕事をとっている人は山のようにいるし、そんなことで出演者と付き合ってない制作の人も山ほどいて、すてきな思いで仕事をしている人もすごくたくさんいるから」と理解を求めた。また、「俺は年間1,000本ぐらい番組とか芸能の仕事をやって、10年間で1万本ぐらい出ているけど、そんな汚い仕事の取り方したことは1度もないし、そんな現場を生で見たことは1回もない」と自身の経験も踏まえ、「そんなの(不正行為)が芸能界の当たり前じゃないし、それがもしいたとしたら、そっちが異常な話」「『全員が聖人』だなんて言っていることではない」と補足してこの話題を締めくくっていた。
2021年04月11日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)の場面写真が10日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。公開されたのは、武井咲演じる神谷薫が、雨の中佇む剣心を迎えに行くシーン。本作での薫は今までより冷静に、そしてより近いところで剣心を見守る存在として描かれている。1作目の当時、等身大で演じた武井のこの約10年間の成長が、今作の薫の成長へとリンクしているところも本作の見どころとなっている。神谷薫は、“人を活かす剣”を説く神谷活心流道場の師範代。曲がったことが大嫌いな性格で、心根は優しく面倒見もよく、周囲から慕われている存在だ。道場が奪われそうになる事件をきっかけに剣心と出会い、剣心の生き方や優しさに惹かれ、剣心の人生をそばで支え続けたいと思っている。志々雄真実との死闘を乗り越え、平和に過ごしていた彼らの前に現れたのは、剣心の十字傷の謎を知る男・縁で、過酷な戦いを重ねていくにつれ、肉体的にも精神的にも追い込まれていく剣心の姿に薫や左之助たちは戸惑う。剣心は彼らに今まで語ることのなかった自身の過去を打ち明けることを決意するが、それは、かつて妻がいて、その妻を自らの手で惨殺していたという衝撃の告白だった。剣心に忘れられない亡き妻がいることを初めて知り、衝撃を受ける薫。しかし、戸惑いながらもその事実と向き合い、剣心と巴の2人の気持ちに思いを寄せ、改めて剣心を支えようと決意する。剣心のことを支え続ける薫の存在が、今作でより大きく描かれ、その存在が今の剣心の“強さ”の理由でもあることが伺える。武井は、1作目から変わらない神谷道場のメンバーについて「みんながいないシーンだと寂しいところがあったりするので、薫が彼らを家族と感じているように、私の心の中にもそういう気持ちがあります。一緒にいるとホッと安心します」と、笑顔で撮影を振り返った。一方で、今作で剣心の口から初めて明かされる巴の存在を知った薫については、「この時代の女性が嫉妬心を感じたり、寂しい思いをしたりした上で、それを乗り越えていく、という現代の女性も共感できるような気持ちをきちんと表現しなければいけないと思いながら演じました」と複雑な心境へ想いを巡らせながら演じていたと明かす。また、今作の撮影について「1作目の撮影の時私は17歳くらいだったので、今回もその時と同じようなテンションで皆さんについていかないといけないと思って現場入りしたんですが、監督が、薫と今の私の年齢がすごくマッチしているとおっしゃってくださったんです。その一言ですごく安心して、変な緊張をすることもなく、楽な気持ちで演じることができました。今回は前回とは違う自分で現場にいることができたので、新たな『るろうに剣心』の現場を楽しめた気がします」と笑顔を見せた。9日から~15日までは、本シリーズの第2作目となる『るろうに剣心 京都大火編』が上映中。「The Final」の特別映像やキャストのスペシャルメッセージも披露している。
2021年04月11日第1作目の撮影開始から10年の時を経て、ついにシリーズが完結する『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。4月8日(木)、主演の佐藤健をはじめ、武井咲、新田真剣佑、大友啓史監督が参加し、一部の制作スタッフとともにシリーズ初のIMAX(R)で『The Final』を鑑賞した。今作『るろうに剣心 最終章』は邦画史上でも最大規模クラスの総勢約2,200名のキャスト&スタッフで作りあげた作品。そして、今回のIMAXの上映はこれまで応援し続けてくれた多くのファンに、最高の環境で『るろうに剣心』の世界を“体験”してもらえるよう、大友監督が脚本段階から精緻に想定して製作したもの。上映が終わり、劇場が暗転すると会場内は立ち上がったキャスト、監督、そして制作スタッフ一同含む客席から様々な想いが込められた温かな拍手のスタンディングオーベーションに包まれた。佐藤健「今日が一番グッときました。今後はIMAX一択!」場所は、『TENET テネット』公開時にも話題となった池袋グランドシネマサンシャインのシアター12。視界全てが映像で埋め尽くされるような6階建てビルに匹敵する巨大なスクリーン(約H18m×W26m)で観終えたばかりの佐藤さんは「今回本編を観るのが3、4回目なんですが、今日が一番グッときました。今後はIMAX一択です!」と大興奮。「大迫力の映像を映す技術も素晴らしかったんですが、それをともに戦い抜いたスタッフの方々と観れたことに感慨深いものを感じました」とコメントし、「スタッフの方々と一緒に観る機会はなかなかないので、こんな“特別な日”を迎えられて役者としても幸せですし、皆さんと一緒にこの作品を作れたのが僕にとっての財産」と感無量の面持ちで語った。武井さんは「以前観た時よりアクションの細かいところまで観れて、臨場感を感じた。監督や大友組の皆さん、佐藤さんへ食らいついていけば、こんな素敵な景色をみれるんだと思いました」と喜びいっぱいに語る。そして新田さんも「改めてこんなに素晴らしい作品に携われて本当に幸せです」と胸いっぱいの様子をみせ、大友監督は「僕らが作ったものが、このIMAXスクリーンだとすべて観客の皆さんへ届けることができる。キャストの芝居も、目の奥にある感情を大画面で観ることができるので、IMAX一択です!(笑)」と佐藤さんと同様、IMAXの魅力とIMAXを通しての感動を語った。新田真剣佑「目の奥の奥にあるものが伝わってくる」佐藤さんが「今日は特にまっけん(新田)のまつ毛ばかり見てました。(笑)まつ毛が2mくらいあったと思う!長いなって観てました」と伝えるなど、新田さんとのやり取りには会場からは笑いが起こるひと幕も。その一方で、「目の奥の奥にあるものが伝わってくるとおっしゃってましたが、本当にその通り」と新田さんが驚きをみせると、監督も「奥にある真逆の感情や、複雑な感情がみえるのが魅力」とIMAXの魅力を力説。一方、武井さんは「弥彦(大西利空)が泣いているところにぐっときました」と明かし、「観終わった後に起こった拍手の長さは、“るろ剣あるある”でした。(笑)私が感じた満足や達成感はスタッフの方も同じ景色を見ていると思いました」とコメントした。また、佐藤さんは「結構細かいことをしているんですが、そこも全て映っている。漏れ落ちてないのが嬉しい」と語り、新田さんは「観ながら自分の体が動いていた、体が覚えているんだと思う。指の先の汚れまで写っているからすごい」と、それぞれIMAXならではの繊細な映像に驚きをみせる。それに対して、佐藤さんも「ちゃんと細かいところまでやらなければと、今後はもう手を抜けない(笑)」と本音も。トーク中には、後ろのスクリーンに剣心、薫、縁の写真が映し出され、約8メートルにも及ぶビジュアルが投影。大友監督は「この大画面だとやってないことが見えてしまうから、どんどんレベルが上がっていくと思う」と、今後の映画業界の行方へ意欲をみせた。また、“IMAX(アイマックス)”にちなんで、「マックス=極限」、“極限”の挑戦や体験について尋ねられた一同。佐藤さんは「食事制限がきつかったです。『The Beginning』では撮影終わりご飯食べたりする機会があまりなく、発散することができなかったので。現場で食べる1粒2粒のチョコレートが嬉しくて…とにかく大変でした」と明かす。新田さんは「縁を“極限状態”で演じていました。アクションシーンを1週間かけて撮影したんですが、スタッフさんも寝てない状態だったと思うので、皆さん“極限状態”だったと思います」と撮影へ全身全霊をかけていた様子が伺えた。「『The Beginning』はIMAXにもっと向いている」と監督そして、その場で発表となった『The Beginning』のIMAX上映決定に、歓喜の声を上げる場面も。2作品あわせてIMAXスクリーンで楽しむことができると知り、佐藤さんは「IMAX一択なので嬉しいです!今日みたいな試写会またやりたい」と熱望。監督は「嬉しいです。『The Beginning」はIMAXにもっと向いていると思う。より奥行きが出るので、また違った良さが見えてくるはず」と自信を見せ、“究極のクライマックス”を“究極の映像”で体感することができる機会にさらなる期待を膨らませた。最後に、監督は「改めてIMAXで観るのがベストコンディションな作品。現場がこだわった細かいところがストレートに伝わる。IMAX一択です!」とコメント。佐藤さんは「この作品は日本が世界に誇れる作品」と自信をみせ、「もっとIMAXが日本中に普及して欲しい」と作品を最高の環境でみれる環境の普及を切望。「過酷の日々でしたが、本気になれる機会を用意してもらえて幸せでした。『るろうに剣心』シリーズの集大成が皆さんの期待に応えられるクオリティで完成することができた」と挨拶し、イベントを締めくくった。『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日(金)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年04月09日『るろうに剣心 最終章 The Final』IMAX公開記念イベントが8日に東京・グランドシネマサンシャインで行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。「お聞き苦しい声で申し訳ないですけど……」と苦笑する武井は、まさかのハスキーボイスで登場。「以前試写で見た時よりもアクションの細かいところまで見ることができて、さらに臨場感を感じました。前作の時もそうですけど、大友さんと、大友組のスタッフの皆様、そして剣心の佐藤健さんに食らいついていけば、こんなに素敵な景色を見させてもらえるんだなととても幸せです」と心境を表した。印象に残った場面としては「弥彦が泣いてる所がグッときました」と薫らならではの視点も。また「IMAXにちなみMAX/極限と思えるエピソード」を聞かれると、佐藤は「食事制限がキツかったですね。『The Beginning』の時にやってたんですけど、映画って大変な分、ストレスを発散したいので、撮影終わりに皆で焼き肉に行ったりすることが非常にガス抜きになって大切な時間で、今までのシリーズはそうしてきたけど、『The Beginning』では、ほぼほぼ行ってない」と明かす。「そうすると、内にこもっていくんですよね。現場で食べる一粒二粒のチョコレートが唯一の癒やしで、しんどかったですね」と振り返った。一方武井は「今日朝から、ずっと何も食べてない。今、極限。空腹です」と告白。イベントが終わった後に食事を摂ることを楽しみにしているそうで、食べたいものは「焼き肉」と元気に答えていた。
2021年04月08日