Psyche-プシュケ-主催、『~新感覚つかこうへい~「熱海殺人事件」「売春捜査官」』が2024年6月12日 (水) 〜 2024年6月16日 (日)にシアター・アルファ東京(東京都渋谷区東3-24-7劇場B1F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2024年5月5日(日)一般販売開始です。カンフェティにてチケット発売中 Psyche-プシュケ-“新感覚つかこうへい”公式X “新感覚つかこうへい”とは?2024年6月12日(水)~16日(日)恵比寿シアター・アルファ東京にて、『~新感覚つかこうへい~「熱海殺人事件」「売春捜査官」』の上演が決定いたしました。“新感覚つかこうへい”とは、これまでのつかこうへい作品が持つ世界観から、新しい独自の視点で作品に挑戦するというプロジェクト。昭和の演劇界を代表するつかこうへい氏の作品を、新しい解釈と演出により作品の普遍的な魅力を令和に生きる人たちへ届けます。実力派のキャスト陣で挑む!(写真左から、宮原奨伍、宮村アキラ、吉川依吹、前田剛司)「熱海殺人事件」の木村伝兵衛を演じるのは、劇団大人の麦茶の看板俳優で商業演劇や他劇団の公演にも引っ張りだこの宮原奨伍。熊田留吉役には大手広告会社から俳優に転向し近年小劇場やwebドラマに多数出演中の宮村アキラ、水野朋子役には約3年ぶりの舞台出演となる吉川依吹、大山金太郎役にHIPHOPダンサーであり俳優の前田剛司を迎えます。(写真左から、広山詞葉、辻凌志朗、室将也、石河侑悟)一方、「売春捜査官」の木村伝兵衛を演じるのは、2020年のコロナ禍にプロデューサー&主演女優として堤幸彦監督65歳初の自主映画を手掛け海外映画祭にて9冠受賞した広山詞葉。熊田留吉役には2.5次元舞台で魅力を発揮し続けてきた辻凌志朗、水野朋蔵役には錦織一清演出舞台「あゝ同期の桜」の特攻隊員役が記憶に新しい室将也、そしてワタナベエンターテインメントが手掛けるボーイズグループ育成ユニットDBSingのメンバーで今回が舞台初出演となる石河侑悟が大山金太郎役に挑みます。演出家コメント「熱海殺人事件」演出:逸見輝羊師・つかこうへいの門を叩いたのは大学2年の春でした。二十代の全ての青春をつかこうへい劇団に捧げました。紀伊國屋ホールにて大山金太郎を演じたのは懐かしい記憶です。師・つかこうへいに演出をやってみろと言われ、未だに芝居を続けています。そんな私も気づけば四十半ばです。さて、今回は「新感覚つかこうへい」です。四半世紀、芝居に携わってきましたが、こんな題名、私はとても新感覚です。散々つかこうへい作品を演出してきましたので、突拍子もないことをやっても、それが新感覚ですかとツッコまれるのがオチでしょう。ここは一つじっくりと、令和に生きる役者と稽古をし、令和に生きるお客様へ、つかこうへい作品の持つ、愛や希望を愚直に伝えられたら、令和から見た、つかこうへい作品の持つ新感覚が発見できるかもしれません。プロフィール/2002年北区つかこうへい劇団10期生として入団 / 俳優・演出の傍らつかこうへい劇団事務局長を努める。2003年つかこうへい作・演出「飛龍伝2003」に出演。「熱海殺人事件」「売春捜査官」「幕末純情伝」「蒲田行進曲」などつか作品多数出演。『熱海殺人事件シリーズ』では、つかこうへい演出最後の大山金太郎を演じた。つかより信頼を受け、つかが長らく戯曲化を懸案していた団鬼六の小説『往きて還らず』の演出家に任命される。その後、多くのつか作品の演出をし好評を得る。「売春捜査官」演出:斎藤栄作まさかこの歳で「売春捜査官」を演出する機会が訪れようとは夢にも思わなかった。つかさんは、私が演劇界に足を踏み入れた頃にはもう既に神様的存在で、とにかく圧倒的だった。何が圧倒的か?つかさんの作品は観る方も演る方も、居合わせた全員がその世界に「陶酔」するのだ。今の言葉で言うならトランスである。演劇でトランスだよ?信じられる?おそらく演劇人なら誰もが目指す頂の1つに到達した、数少ない天才だ。そんな天才の作品を私のような凡人が、しかも「新感覚」と銘打って、なんと恐れ多いことか……でも、ちょっと頑張ってみますね。折角のチャンスだし。初めましてのキャスト&スタッフと、気負うことなくチャレンジしてみま〜す。プロフィール/1996年日本大学芸術学部演劇学科を卒業後、劇団POOL-5を旗揚げ 。その後、個人プロデュースLEMON LIVEを経て、2022年6月にミュージカルユニット「王様の演劇部」を立ち上げる。外部では時代劇や2.5次元舞台の脚本・演出を手がけ、NHK語学番組の原案・原作など、多方面で活動の幅を広げている。<主な作品>CINEMATIC STAGE「東京流れ者」/王様の演劇部「時間よ止まれ!」/BABE GO!GO!「魔女と羊のラ・ラ・ ララバイ」/Voice Box2023朗読「かもめ」/「リトルチャロ4」(NHK・Eテレ)など公演概要『~新感覚つかこうへい~「熱海殺人事件」「売春捜査官」』公演期間:2024年6月12日 (水) 〜 2024年6月16日 (日)会場:シアター・アルファ東京(東京都渋谷区東3-24-7劇場B1F)■出演者「熱海殺人事件」宮原奨伍宮村アキラ吉川依吹前田剛司「売春捜査官」広山詞葉辻 凌志朗室 将也石河侑悟※辻凌志朗の「辻」は一点しんにょう■スタッフ演出逸見輝羊「熱海殺人事件」斎藤栄作「売春捜査官」作つかこうへい舞台監督TheaterCompany夜明け美術STAGE COMPANY照明仲光和樹(E-FLAT)音響志和屋邦治デザイン澤田美幸キャスティング今橋叔子制作有限会社ファイナル・バロック企画吉川依吹主催Psyche-プシュケ-■公演スケジュール2024年6月12日 (水) 〜 2024年6月16日 (日)A「熱海殺人事件」B「売春捜査官」12日(水) 14:00A/19:00B13日(木) 14:00B/19:00A14日(金) 14:00A/19:00B15日(土) 13:00B/18:00A16日(日) 12:00A/17:00B※開場は開演の30分前※開演時間に間に合わない場合はお席が変更となる場合がございます。■チケット料金全席指定S席前売/8000円(前方中央席)※非売品ブロマイド特典付きA席前売/6000円18才以下無料(保護者の方は半額)※子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月30日クリス・コロンバスが監督する次回作『木曜殺人クラブ』に、ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングスレーが出演することになった。イギリスのテレビ番組ホスト、リチャード・オスマンが書いた小説の映画化で、コロンバスは脚色も手がける。未解決事件の調査をして暇を潰す老人たちが、身近に起きた殺人事件の解決に乗り出すことになるというユーモアに満ちた物語。製作はスティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンタテインメント。撮影は6月にイギリスで始まる。コロンバスの最近の監督作は、Netflixの『クリスマス・クロニクル PART2』文=猿渡由紀
2024年04月24日演劇ユニットActPostによる『熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~』が、2024年5月15日(水) から19日(日) に東京・すみだパークシアター倉で上演されることが決定した。棒高跳びの元オリンピック日本代表選手である木村伝兵衛部長刑事が、山口アイ子の殺人事件の捜査をしていたところに、“山形の死神”の異名をとる速水健作刑事が赴任してくる。彼は6年前に死亡した、同じく棒高跳びの日本代表選手だった自分の兄を殺したのは木村だと疑っていて……。ヒロインの水野朋子 / 山口アイ子役は、ハロー!プロジェクトの研修過程を経て、2011年『きっかけはYOU!』でソロデビュー後、アメリカ、フランス、台湾、ブラジルなど海外でのステージも多数経験してきた吉川友と、特技は鎖鎌・薙刀・ジークンドー、歌唱音域は3オクターブと異色の個性を持つ音羽美可子が演じる。また、速水健作役でDIAMOND☆DOGSメンバーの咲山類、木村伝兵衛役で晃映ヒロが名を連ねた。演出は小田竜世が手がける。チケットは先行販売が3月30日(土) 12時よりスタートする。<公演情報>『熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~』作:つかこうへい演出:小田竜世【出演】水野朋子 / 山口アイ子役:吉川友(Wキャスト)水野朋子 / 山口アイ子役:音羽美可子(Wキャスト)速水健作役:咲山類大山金太郎役:鮫島拓馬タケシ役:相田真滉デン助/謎の男役:うちだまさのり木村伝兵衛役:晃映ヒロ公演日程:2024年5月15日(水) ~19日(日)会場:東京・すみだパークシアター倉チケット先行販売:3月30日(土) 12:00~4月3日(水) 23:59()※URLは受付時間以降有効公式X:
2024年03月27日実写ドラマ「十角館の殺人」より、連続殺人の始まりを告げる本予告映像が到着。ミステリ研究会のキャストも明らかになった。これまでベールに包まれてきた、十角館での物語も垣間見える今回の映像。K大学のミス研メンバーたちは、合宿のため、孤島・角島にある【十角形の奇妙な館】“十角館”を訪れていた。半年前、この島で起きた通称・青屋敷事件は、未だ解決していない。そんな彼らの前に、殺人予告を思わせるプレートが現れる。本土では、青屋敷事件で焼死したとされる天才建築家・中村青司(仲村トオル)から一通の手紙、“死者からの告発状”が届き、元ミス研メンバーの江南(奥智哉)と、江南と行動を共にする男・島田(青木崇高)が手紙の真相を調べ始める。また、ミステリ研究会のメンバーとして、『ソロモンの偽証』で注目を集めた望月歩、「ウソ婚」「院内警察」「366日」とドラマ出演が続く元「欅坂46」長濱ねる、「3年A組-今から皆さんは、人質ですー」に出演した今井悠貴、雑誌のモデルとしても活動する鈴木康介。「劇団あしからず。」の小林大斗、「星星のベラベラENGLISH」(「ZIP!」)のヒロインを務めた米倉れいあ、俳優・モデルの瑠己也(るきや)、「Woman」『メタモルフォーゼの縁側』の菊池和澄(きくち・あすみ)の出演も決定した。監督の内片輝は「若い役者たちは重圧に追いつめられ、苦しんだと思います。空き時間には台本を手にメンバーでディスカッション。本当のミス研メンバーのようでしたね。みんなで輪になって、意見を交換して。生半可な覚悟ではこの作品には挑めないと、彼らはよくわかっていたのです。そんなプロ意識がクオリティ高く『映像版・十角館の殺人』を生み出したのです!」と撮影の様子を明かしている。ストーリー十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島。1986年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに【死んだはずの中村青司】から1通の手紙が届く。<十角館に滞在するミス研メンバー>と<死者からの手紙>。「偶然とは思えない」。江南は調査を進めるなか、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち…孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる【想像を超えた衝撃の結末】とは――。Huluオリジナル「十角館の殺人」は3月22日(金)10時よりHuluにて一挙独占配信(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月13日MTV Entertainment Studiosと101 Studiosが、ジョンベネ殺人事件をリミテッドシリーズ化(タイトル未定)することが分かった。製作総指揮・ショーランナーは『P.S. アイラヴユー』の監督・脚本家のリチャード・ラグラヴェネーズ。「Variety」誌が報じた。1996年にアメリカのコロラド州で起こったジョンベネ殺人事件。被害者は当時6歳のジョンベネ・ラムジーで、美少女コンテスト常連の少女だった。ジョンベネはクリスマスの夜に行方不明となり、翌日自宅の地下室で遺体となって発見された。27年経った現在も未解決だが、依然として注目度は高く、この10年間にも『ジョンベネ -誰が少女を殺したのか-』『ジョンベネ殺害事件の謎』『アントールド・ストーリー -ジョンベネ事件 新たな証拠-』など、事件を題材として取り上げた映画やドキュメンタリー作品が誕生している。本作について、公式ログラインには「ジョンベネ・ラムジー殺害事件における謎めいた死と、それを取り巻くマスコミの狂乱ぶりについて詳述する。この事件は全米を虜にし、私たちに答えよりも疑問を多く残した」と記載されている。(賀来比呂美)
2024年03月08日1月26日、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(51)が自身のYouTubeチャンネルを更新。京都アニメーション放火殺人事件について語った。36人が犠牲になり、32人が重軽傷を負った同事件。1月25日には、青葉真司被告に死刑判決が言い渡された。「責任能力、刑事責任能力の有無、心身耗弱状態にあったかどうかみたいなところが争われたわけですけれども、まあ当然のように死刑になってしまいました」と切り出した堀江氏。「まあ、日本の極刑は死刑なので、あの、1番重い刑は死刑なので、こうなるのは法治国家として当然のことだと思います」と判決については妥当だとの認識を示した。一方で、今回の事件について思うところがあるという。青葉被告は犯行によって、全身の9割超にやけどを負っていた。当初の死亡率は95%超だったというが、医師の治療によって話せるまでに回復した。しかし、犯行の重大さや、治療への労力の大きさから一部で、“どうせ死刑になるのだから治療をする必要はなかったのでは?”と疑問を呈す意見も多かった。このような意見について堀江氏は「放火で9割以上やけどを負って死にそうになってたみたいですけれども、“どうせ死刑になるんだからそれを治療したのは意味がねえんじゃねえか“みたいなこと言ってる馬鹿がいますけれども」と苦言。日本は法治国家だとして、「死刑判決が出て、執行されるまではですね、未決なので、最低限の人権、基本的人権というのはありますので、当然、治療を受ける権利があると。これが法治国家というものなので、それを無視した暴論を吐くのはいかがなものかと」と述べた。また、死刑は執行されることが刑のため死刑囚は未決囚と同じように拘置所に収容されるとも説明。実際に、堀江氏が収容されていた東京拘置所にも死刑囚がいたといい、未決囚の人たちはテレビが見れないなか、死刑が確定している人たちはテレビが見れたのだと振り返っていた。堀江氏のこの指摘に対しては、コメント欄で共感の声が相次いでいる。《死なずに審理を受けたことで動機を初め犯人が何を考えてたのかが明らかになったということはものすごく価値があったと思うけどね。むしろ「何でこんなやつを弁護するんだ」という裁判の意味をミリしらのヤツも多かったなと思う》《死刑制度や刑罰については、ホントにご指摘のとおりですね》《某氏の医療処置に関するコメントは本当に呆れました。死なせず生きて法の判断を受けさせようと必死に対応した医療関係者の努力を馬鹿にしてる》《これから専門家が犯人を研究してほしい。そして少しでも、この狂気な犯罪が少なくなるキッカケを作ってほしい。。。。》
2024年01月26日「その年、私たちは」のチェ・ウシクと「私の解放日誌」のソン・ソックが共演する、最新Netflixシリーズ「殺人者のパラドックス」の配信日が2月9日(金)に決定。ティザー予告編が公開され、ファンの注目を集めている。同名のウェブ漫画を原作にした本作。ティザー予告編では、無気力に日常をやり過ごしていたコンビニアルバイトの大学生イ・タン(チェ・ウシク)が、ある夜、無差別的な暴力に遭い、思わずハンマーを手に反撃してしまう衝撃的なシーンから幕を開ける。暗闇に“殺される者”という文字が浮かび上がるが、すぐさま“殺す者”へと置き換わり、事件を追う刑事チャン・ナンガム(ソン・ソック)が登場する。偶発的な殺人をきっかけに次第に殺人に魅了されていくかのようなイ・タンと、彼に疑いの目を向けるチャン・ナンガム。緊張が高まるなか、彼の「チューインガムと風船ガムに違いがあるか?」というセリフとともにガムの風船がパチンと割れ、映像は幕を閉じる。『パラサイト 半地下の家族』で一躍人気を集め、「その年、私たちは」では朴訥とした画家の青年役もハマっていたチェ・ウシクの『THE WITCH/魔女』の狂気を彷彿とさせるような殺人犯の姿。そして、「D.P.」シリーズや「私の解放日誌」、「カジノ」、映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』などで魅力を発揮してきたソン・ソック。人気俳優同士の共演に、コメント欄やSNSでは「はい神キャスト」「期待しかない!」「楽しみすぎる」「2人の共演はヤバい」など、早くも期待の声が上がっている。Netflixシリーズ「殺人者のパラドックス」2月9日(金)より独占配信開始。(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月14日『悪なき殺人』ドミニク・モル監督最新作『12日の殺人』より予告映像と場面写真が解禁された。第48回セザール賞最多受賞、第28回リュミエール賞2部門受賞など世界で高い評価を得た本作は、ひとりの女子大生が何者かに殺された事件とその捜査に当たる刑事を描く。10月12日の夜、21歳女子大生・クララが殺され、複数の容疑者が候補に上がり、地道な聞き込みをしていく班長のヨアンと相棒のマルソー、そして捜査班の刑事たち。だが最初の数週間で何も手掛かりが出てこない。生きたまま焼かれた悲惨な殺人事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎ、マスコミは興味を失い、いつしか忘れさられていくことに。当時班長に昇格したばかりのヨアンは、事件を追い続け、やがて闇へと飲み込まれてしまう…。この度解禁された予告映像からは、考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの様子が映し出される。そして浮かび上る容疑者らは、全員クララと関係のあった男たちだった。果たして犯人の胸に宿るのは後悔か、それとも快感か?「『ゾディアック』や『殺人の追憶』を彷彿させる重厚で謎めいた犯罪捜査ドラマ」「本作が観客を引き込むことができないのならそれこそ未解決の謎だ」といった絶賛の評も期待感を煽る。併せて解禁された場面写真には、捜査班の刑事たちが、事件解決に向け邁進する様子が映し出されており、緊迫感溢れる場面が切り取られている。『12日の殺人』は3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月11日『悪なき殺人』のドミニク・モル監督最新作『12日の殺人』より特報映像とポスタービジュアルが解禁された。第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品された本作は、21歳の女子大生が生きたまま焼かれるという衝撃の事件にのめり込んでいく刑事を描く、第48回セザール賞最多受賞の話題作。この度解禁となった特報映像では、帰宅途中の21歳の女子大生クララが何者かに火をつけられ、焼死体として発見される衝撃的なシーンから始まる。そしてこの殺人事件を捜査するうちに、訳もなく事件が頭から離れなくなり、いつしか事件にのめり込んでしまう主人公ヨアン。果たしてヨアンは、事件の闇から抜け出すことができるのだろうか…。さらに日本版ポスタービジュアルは、生前の女子大生クララが辺境の小さな町で薄暗い夜道を帰宅している姿を切り取ったもの。果たして犯人は、誰なのか…?「”未解決事件”――それは、人間の欲望を刺激する」というキャッチコピーも意味深だ。深まる謎に期待が高まる特報映像とポスタービジュアルとなっている。『12日の殺人』は2024年3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月21日映画『落下の解剖学』が、2024年2月23日(金・祝)に公開される。人里離れた雪山の山荘で起きた殺人事件映画『落下の解剖学』は、人里離れた雪山の山荘にて発生した男性の転落死を巡る物語。死亡した男性の妻に殺人容疑がかかるが、潔白を証明してくれる唯一の証人は視覚障碍のある11歳の息⼦のみ。事故か、自殺か、殺人か、裁判が開かれる。見所は、事件を追うごとに明らかになっていく夫婦の秘密や嘘。死亡した夫と妻サンドラが、夫が亡くなる前日に繰り広げた壮絶な夫婦喧嘩の音声録音の一部始終が露わになるなど、真実に迫る過程で“仲睦まじい夫婦像”が徐々に崩れゆき、表の顔とは全く違う真の姿が暴かれていく様子を強烈に描き出す。夫殺人の容疑をかけられる主人公にザンドラ・ヒュラー夫殺人の罪に問われる主人公・サンドラ役は、映画『ありがとう、トニ・エルドマン』や『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』のザンドラ・ヒュラーが演じる。知的なポーカーフェイスの下で、底なしの冷酷さと⾃我を爆発させる圧巻の演技に注目だ。主人公・サンドラ…ザンドラ・ヒュラーベストセラー作家。息⼦の悲鳴を聞いて夫が転落したと救助を要請するも、夫が死亡。唯一現場にいたこと、前日に夫と喧嘩をしていたことから、夫殺しの嫌疑をかけられる。サンドラの息⼦…ミロ・マシャド・グラネール視覚障がいを持つ、サンドラの11歳の息⼦。ある日、血を流して倒れている父親を発見する。転落事件の唯一の“証人”として法廷に立つ。監督はジュスティーヌ・ トリエ監督は、映画『落下の解剖学』が長編映画4作品目にして、第76回カンヌ国際映画祭最⾼賞であるパルムドールを受賞したジュスティーヌ・トリエ。フランスで公開され瞬く間に話題を呼んだ作品が、遂に日本にも上陸する。アカデミー賞では作品賞含む5部門ノミネートなお、『落下の解剖学』は第81回ゴールデン・グローブ賞で脚本賞と非英語作品賞の2部門を獲得。さらに第96回アカデミー賞においては、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞といった主要部門含む5部門にノミネートされている。【作品詳細】映画『落下の解剖学』公開時期:2024年2月23日(金・祝)監督:ジュスティーヌ・トリエ脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツ配給:ギャガ字幕翻訳:松崎広幸原題:Anatomie d’une chute英題:Anatomy of a Fall
2023年12月15日映画『12日の殺人』が2024年3月15日(金)より公開される。“未解決事件の闇”へと飲み込まれる刑事を描くフランス警察が捜査する殺人事件は、年間800件以上。しかし約20%は未解決だという。映画『12日の殺人』は、ポリーヌ・グエナが2020年に発表したノンフィクション本『18.3. Une année passée à la PJ』をベースにしたスリラー作品。突然焼死体となって発見された女子大学生の事件と、その事件を追う2人の刑事が“未解決事件の闇”へと飲み込まれてしまう様が描かれる。捜査の中で複数の容疑者が候補に上がり、刑事たちは地道な聞き込みをしていたが、最初の数週間で何も⼿掛かりが出てこない。⽣きたまま焼かれた悲惨な殺⼈事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎていく。考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの姿や画面に溢れる緊迫感に注目だ。監督は映画『悪なき殺人』のドミニク・モル監督を務めるのは、2019年の東京国際映画祭で『悪なき殺人』を発表し、観客賞と最優秀女優賞を受賞したドミニク・モル。映画『12日の殺人』は、第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品したほか、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と6部門に輝いた。キャストは、『悪なき殺人』にも出演しているバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事ヨアン役を務め、ブーリ・ランネールがヨアンの相棒マルソー役を演じた。ヨアン…バスティアン・ブイヨン昇進したばかりの刑事。焼死体となって発見された女子大学生クララの事件を担当することになる。マルソー…ブーリ・ランネールベテラン刑事。ヨアンと一緒に、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みを行う。映画『12日の殺人』あらすじ10月12日の夜、小さな町で女子大生・クララが何者かに殺された。彼女は焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事のマルソー。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、未解決事件の闇へと飲み込まれてしまう……。【作品詳細】映画『12日の殺人』公開日:2024年3月15日(金)監督:ドミニク・モル脚本:ドミニク・モル、ジル・マルシャン原案:ポリーヌ・グエナ作「18.3. Une année passée à la PJ」出演:バスティアン・ブイヨン、ブーリ・ランネール、テオ・チョルビ 、ヨハン・ディオネ 、ティヴー・エヴェラー、ポリーン・セリエ 、ルーラ・コットン・フラピエ配給:STAR CHANNEL MOVIES原題:La Nuit du 12© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
2023年11月28日ゴツプロ合同会社主催、ゴツプロ!presents / 青春の会 第五回公演『熱海殺人事件』が3会場にて上演されます。【東京公演】2024年1月20日(土)~1月28日(日)/新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階)【大阪公演】2024年2月2日(金)~4日(日)/扇町ミュージアムキューブ CUBE01(大阪府大阪市北区南扇町 6-26)【福岡公演】2024年2月9日(金)~12日(月・祝)/ぽんプラザホール(福岡県福岡市博多区祇園町8-3)チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて11月18日(土)11:00より一般発売開始です。カンフェティにて11月18日(土)11:00よりチケット一般発売開始 公式ホームページ 公式X(旧Twitter) 2024年1月20日(土)〜1月28日(日)新宿シアタートップスにて上演する、ゴツプロ!presents / 青春の会 第五回公演『熱海殺人事件』の一般発売が間近となりました。本公演は東京公演を皮切りに、2月2日(金)〜2月4日(日)の大阪公演、2月9日(金)〜2月12日(月・祝)の福岡公演と、3都市にて上演を予定しております。青春の会は、ゴツプロ!とブラボーカンパニーに所属する佐藤正和と北区つかこうへい劇団14期生の井上賢嗣が、「演劇をもっと気軽に楽しんでもらいたい!」という思いで2020年に結成したユニットです。これまでに『熱海殺人事件』や『父と暮せば』を上演し、好評を得てきました。今回は、1990年以降数々のつかこうへい作品に出演してきた山本亨が1998年以来26年振りに『熱海殺人事件』に出演し、初の木村伝兵衛役に挑みます。他に、塚原大助、酒井晴江、佐藤正和が出演し、脚色を高橋広大(ナイーブスカンパニー、※「高」ははしご高が正式表記です)が、演出を井上賢嗣が担当いたします。出演者プロフィール・コメント【山本亨】木村伝兵衛役1979年ジャパンアクションクラブ入団。1990年「幕末純情伝」再演で岡田以蔵役に抜擢され、その後もつかこうへい作品、tptを中心に活躍。舞台俳優として多彩な活動を続け、劇団☆新感線やパルコ、新国立劇場、椿組野外劇等で存在感を示す。第1回すみだパークスタジオ演劇賞を受賞。【コメント】初めて部長刑事に挑戦します。阿部寛さんバージョンでは刑事役を、あれから数十年!還暦を過ぎ葛藤がありましたが青春の会、佐藤正和・井上賢嗣、ゴツプロ!塚原大助と出会いモア・パッションを思い起こさせて頂きました!つかさんはもういません。が、共演者たちとシンプルに掘り下げ格闘し、先生の根底に流れている哲学を・愛を体現出来ればと傲慢に考えております。今の年齢の自分と諍いたいと思っています。応援して頂ければ幸いです。【塚原大助】熊田留吉役ゴツプロ!主宰。本公演のプロデュースも務め、新しい取り組みを推進。2023年より新企画「ブロッケン」を始動。2024年放送予定の台湾公共電視ドラマ「聽海湧(邦題:波の音色)」に出演。他に、こまつ座「人間合格」、映画「ソワレ」等。【コメント】山本亨さんが木村伝兵衛役を引き受けてくださることが決まったとき、震えました。興奮して全身に鳥肌が立ちました。青春の会主宰の佐藤正和は歓喜の涙を流していました。長年演劇を続けていると、こんなとんでもない事が起きるのだ。しかし、これは責任重大です。水野役に酒井晴江さんをお迎えし、脚色の髙橋広大と演出の井上賢嗣と共に、老若男女幅広いつかファンの方々にも喜んで頂けるよう全力で挑みます。皆様、何卒宜しくお願い致します。【酒井晴江】水野朋子役劇団KAKUTA所属。17歳の時に青山演劇フェスティバル「転校生」(作・演出/平田オリザ)で舞台デビュー。その後北区つかこうへい劇団に入団し、『銀ちゃんが逝く』『ロマンス』『二等兵物語』等、つかこうへい作・演出作品に出演。【コメント】初めて熱海殺人事件を見たのは紀伊國屋ホールで中学生の時でした。青春時代をつかこうへいさんの作品と共に過ごしてきました。つかさんの作品を演じるのは24年ぶりです。今回、楽しみな気持ちと同時に畏れ多さも感じています。山本亨さんとは高校生以来の共演、塚原さんと佐藤さんとは初めましてですが、このメンバーなら熱く楽しい熱海殺人事件になる予感がしています。真摯にそして大胆に、気合いを入れて挑みたいと思います。【佐藤正和】大山金太郎役ゴツプロ!メンバーでブラボーカンパニー(福田雄一主宰)の創立メンバー。「青春の会」をプロデュースし、「父と暮せば」では東京・広島・大阪・福岡の4都市公演を成功させた。舞台「宇宙の旅、セミが鳴いて」(劇団道学先生)、ハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」等出演。【コメント】1990年代前半、大学生の私はつかこうへいさんが大好きで劇場へ通った。紀伊国屋ホールや銀座セゾン劇場でギラギラギラギラ生きている山本亨さんに釘付けになった。30年が経ち、昨年、ゴツプロ!『十二人の怒れる男』で共演した時は足が震えた。そしてまさかの『熱海殺人事件』。稽古場で、劇場で、どんな感情が湧くのだろう。酒井晴江さんと塚原大助と4人だけの贅沢な空間。まずは私たちが山本亨初の木村伝兵衛を目撃できる。そして新しい「熱海」を一緒に作る。演劇にしがみついてきてよかった。公演概要ゴツプロ!presents / 青春の会 第五回公演『熱海殺人事件』原作:つかこうへい脚色:高橋広大(ナイーブスカンパニー) ※「高」ははしご高が正式表記です演出:井上賢嗣キャスト:山本亨・塚原大助・酒井晴江(KAKUTA)・佐藤正和【東京公演】日程:2024年1月20日(土)~1月28日(日)全9回会場:新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階)【大阪公演】日程:2024年2月2日(金)~4日(日)全3回会場:扇町ミュージアムキューブ CUBE01(大阪府大阪市北区南扇町 6-26)【福岡公演】日程:2024年2月9日(金)~12日(月・祝)全4回会場:ぽんプラザホール(福岡県福岡市博多区祇園町8-3)★終演後にアフタートークを開催※受付開始は開演の45分前、開場は30分前。※未就学児童は入場不可。※上演中に喫煙シーンがございます。アレルギーのある方、苦手な方はご注意くださいますようお願いいたします。■チケット料金一般:5,500円U25:3,500円(25歳以下・枚数限定・一般発売日より販売)※全席指定、消費税込、前売・当日とも◆ハッピーマンデー割引:4,500円(東京公演・1/22(月)対象)リピーター割引:1,000円割引 ※公演期間中劇場にて販売(空席がある場合のみ)【お問い合わせ】 staff@52pro.info 【青春の会公式サイト】 【ゴツプロ!公式サイト】 【宣伝衣装協力】Y-3【制作協力】株式会社ピクニック(福岡公演)【プロデューサー】佐藤正和・塚原大助【企画製作】青春の会【主催】ゴツプロ合同会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月16日11月5日未明、新宿・歌舞伎町の路上にてホスト男性がカッターナイフで刺される事件が発生。刺した女性は男性の交際相手とみられており、その場で殺人未遂の容疑で現行犯逮捕された。週末の繁華街ということもあり、事件発生時、現場には多数の目撃者がいたため、居合わせた人々が携帯で撮影し、SNS上で瞬く間に拡散されることに。刺されている男性に暴行を加えている女性を、ほとんどの人々が取り囲んで男性を眺めるだけだったが、命を助けるべく懸命に救護する女性の姿がーー。本誌は救護にあたった歌舞伎町の店で働く女性・Aさんに当時の状況を聞いた。倒れている男性を見て、「助けた時は正直何も考えず、体が動いてました。血でてる。やばい。行かな」(以下、カッコ内はAさんの発言)と、咄嗟に体が動いたというAさん。止血しようと布を探したが見つからなかったため、着ていた自分の上着を脱ぎ、タンクトップ一枚の姿になり救助にあたった。しかし、その間にも加害女性は殴る、蹴るなどの暴行を加えていたようで、現場はかなり混乱していたようだ。Aさんが救助を開始してから数十分ほど経ったところで、警察が到着。Xでは、救急隊が駆けつけるまで《警察は見てるだけ》とAさんは綴っていたが、実際の様子についてこう明かしてくれた。「警察には、野次馬に動画やめさせて欲しかったし、刺した女性を近づけないで欲しかったです。私は恐怖でしかなかったです。突っ立って、何もしないならそれぐらいはできたと思います」また、見て見ぬふりをしていたのは周囲の“野次馬”も同じだったようだ。加害女性の暴行を止めたり、Aさんの救助を手伝ったりする人はひとりもいなかった。「刺されて血でてるホストに、それでもまだ殴ったり蹴ったり、髪の毛引っ張ったりしてて、周りは笑いながら動画撮影してました。止めようとしてる人1人もいなくてびっくりしました。私が血を止めに行ってる時も、私の顔も、服脱いで血止めてるのに、タンクトップ姿も凄くたくさんの人に撮られて、撮らないで!やめて!って言ってるのに、ずっと動画回されてました。正直服脱ぐのは何も考えず、血止めな、と思ってて周りに布も何もなかったので、咄嗟に脱いでました」助けてくれないどころか、Aさんに“まさかの対応”を見せた人も。「携帯で撮影してる人に、私は結構怒鳴ったのですが、笑われました。ほんとに悲しかったです。それでも意地でも撮影しようとしてきました。逆ギレもされました」Aさんの救助の甲斐もあって、一命をとりとめた被害男性。勇気あるAさんの行動に心から敬意を示したい。
2023年11月08日11月5日未明に新宿・歌舞伎町で発生した刺傷事件。ホスト店に勤務する男性が女性にカッターナイフで肩を刺され、女性は駆け付けた警察官に殺人未遂の容疑で現行犯逮捕された。「男性を刺した女性は逃げることもなく、『おまえ人生なめんなよ。私のお金まだ搾り取る気でふざけんなって』などと怒鳴っていたようです。ネット上では女性が男性を刺した直後の映像が拡散。深夜とはいえ騒然とした現場に、多くの人だかりができていました」(全国紙記者)野次馬が群がるなか、刺された男性に応急処置していたとして注目を集めていた人物が。それは、動画編集スクール「動画編集CAMP」を主催する“あおささ”こと青笹寛史氏(27)。「青笹さんは島根大学医学部医学科に在学していた’19年に動画編集フリーランスとして活動を始め、翌年に会社を設立。医師免許を取得したそうですが、医師にはならずに動画マーケティングの分野で活躍している異色の実業家です。人気YouTubeチャンネル『令和の虎』にも出演するなど、幅広い支持を集めています」(WEBメディア記者)だが青笹氏が医学部卒業後に研修を終えていないことから、応急処置していたことに対して一部ネット上で否定的な声が寄せられていたのだ。そんな青笹氏は、5日夜に更新したXで反論。《研修を終えていない身であることは自覚しているので、出過ぎた真似をせず、》と前置きした上で、自らがとった行動をこう説明していた。《・明らかにまずい処置を周りの人が行ってしまうことを回避させる(意識があり出血もしている方に胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしようとしてる人を止めたり)・救急隊の方が到着するまでABCDEの評価を経時的に行い、救急隊到着後速やかに引き継ぐ》■「民度の低さが一線を超えている」「カメラを向ける必要はありません」さらに、青笹氏は7日にも1200文字にも及ぶ怒りの長文をXに投稿。《せっかく発信力が多少ある身のため 『人間』について危機意識を感じたことについて文章にします。結論、『民度の低さが一線を超えている』と感じました》と切り出し、当時の状況を説明している。「青笹さんによれば、救急車を呼ぶことやAEDを持ってきてもらうことを周囲にお願いしたそうです。ですが30~40人もの人がいたにもかかわらず、誰も協力してくれなかったといいます。しばらくして1人の男性が救急車を呼んでくれたのみで、応急処置に携わっていた人たち以外の群衆はスマホのカメラを向けてくるばかりだったようです。また、周囲の人だかりのせいで警察や救急車両の到着が遅れたとも指摘しています」(前出・WEBメディア記者)文章の後半では、次のように問題提起している青笹氏。《なぜすぐAEDを持ってきてくれないんですか? なぜ、1人を除いて手で持っているスマホですぐに110と119をしないんでしょうか? 現場で撮った動画をTwitterやストーリーに載せて稼ぐイイネ数や、知り合いに直接見せて「お前現場にいたの!?」と驚かれて満たされるその承認欲求は、 本当に大事なものなのでしょうか? 「AEDを持ってきてくれ」という言葉を無視してスマホで動画を撮り続けることが間違っているとは気付けないんでしょうか?》その上で、《人が倒れていたら、スマホは119にかけることを優先してください。カメラを向ける必要はありません。AED持ってきてって言われたら持ってきてください。 少しでも 「まともな人」が、意図せず晒されたりすることがない世界に変わっていくことや 「クズ」が「まともな人に生まれ変わることを祈ってます》と訴えている。青笹氏の発信に、《はっとさせられました。自分も野次馬になりかねない。 というかアップされた動画にしたり顔でコメントしてた。改心します》《本当に私もそう思いました。緊急時に助け合いのできる世の中になるように願います》などのコメントが寄せられている。
2023年11月07日演劇企画 heart more need 特別公演『熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン~』が2023年11月29日 (水) ~2023年12月3日 (日)に雑遊(東京都新宿区新宿3-8-8新宿O・Tビル1F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 演劇企画 heart more need公式ホームページ Twitter 木村伝兵衛を遠藤裕司が演じる『熱海殺人事件〜モンテカルロ・イリュージョン』上演決定!豪華日替わりゲストにも注目。カンフェティにてチケット発売。公演概要演劇企画 heart more need 特別公演『熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン~』公演期間:2023年11月29日 (水) ~2023年12月3日 (日)会場:雑遊(東京都新宿区新宿3-8-8新宿O・Tビル1F)■出演者遠藤裕司、土田卓、木村玲子、清水宗史、鷲尾直人日替わりゲスト井上賢嗣、今井孝祐、さひがしジュンペイ、塩崎こうせい、末原拓馬、竹石悟朗、丸山正吾■スタッフ脚本つかこうへい演出小田竜世照明阿部将之(合同会社LICHT-ER)音響香田泉(零’s Record)美術mild×mild写真撮影朝比奈里奈/井上賢嗣ヘアメイク柴田桃子(宣伝)ヘアメイクアシスタント馬場良美(宣伝)宣伝美術鈴木あかり制作協力Estragon/熊野ふみ企画遠藤裕司/演劇企画 heart more need■公演スケジュール11月29日(水)19:0011月30日(木)19:0012月1日(金)14:0019:0012月2日(土)14:0019:0012月3日(日)13:0017:30※開場は、開演の30分前です。■チケット料金前売:5,000円当日:5,500円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月02日本国でスマッシュヒットを記録した韓国ホラー『トンソン荘事件の記録』より新場面カットが解禁された。殺人事件の一部始終が収められたビデオに映った“あるもの”を追って、取材班が調査をする過程がフェイクドキュメンタリーで描かれる本作。そのリアルな恐怖と予測不能な展開が話題を呼び、韓国での劇場公開時には、ハリウッド作品が並ぶ中で初登場5位にランクインした。この度、新たに解禁されたのは「トンソン荘」で起きた殺人事件の真相に迫っていく中で登場する印象的なシーンや場所を切り取った場面カット9点。長らく韓国検察庁の地下室に保管されていた猟奇殺人の真相解明のため、調査に乗り出した制作会社の取材クルーが、撮影の過程で遭遇する説明がつかない現象の数々や不気味な登場人物、行き着いた不気味すぎる場所の数々が捉えられている。焼け焦げた部屋、岩場で見つめ合う血だらけの女と老人、祈祷師を睨みつける女…それら1枚1枚からは言葉にできないおぞましい恐怖が伝わってくる。果たして、ラストに待ち受ける恐怖の正体とは…?韓国を震撼させた本作に期待が高まる場面カットとなっている。『トンソン荘事件の記録』は10月27日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:トンソン荘事件の記録 10月27日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開© 2020 KT ALPHA Co., Ltd., BALPO PLAN INC. & BROTHER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED
2023年10月21日映画『罪と悪』が2024年2月2日(金)に公開される。主演は高良健吾。過去の罪と新たな事件の真相に迫る本格サスペンス映画『罪と悪』は、3人の幼馴染にまつわる本格サスペンス。彼らが13歳で背負った罪、そして22年後に起きる新たな殺人事件の真相に迫りながら、正義の在り方を問う。高良健吾が罪と向き合う主人公に主演を務めるのは、数多くの話題作に出演し続けている俳優・高良健吾。共演には、テレビ・映画・舞台など幅広く活躍する大東駿介と演技派俳優・石田卓也らが名を連ねる。春…高良健吾13歳の時、同級生の正樹が殺されてしまう。友人の晃・朔・直哉と考えた末、犯人は正樹がよく遊びに行っていた怪しい老人・おんさんに違いないと家に押しかける。もみ合いの末、1人がおんさんを殺してしまう。荒んだ家庭環境で育ち、現在は地元の不良たちを集めた闇の仕事も請け負う建設会社を経営している。晃…大東駿介春と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し大人になった幼馴染。警察官の家庭に育ち、自らも捜査一課の刑事となる。父の死をきっかけに故郷のさびれた田舎町に戻ってくる。朔…石田卓也暗い過去を背負う人物。家業の農業を継いで働きながら、引きこもりになってしまった双子の弟・直哉の面倒を見ている。清水…村上淳街を牛耳る白山會の傘下である清水組の組長。笠原…佐藤浩市白山會の会長。佐藤…椎名桔平晃と同じ警察署の先輩刑事。監督・脚本は齊藤勇起監督・脚本は、井筒和幸の作品を中心に、岩井俊二・武正晴・廣木隆一の作品などでの助監督を務めてきた齊藤勇起。初監督となる映画『罪と悪』において、人間の本質に迫る本格サスペンスを届ける。映画『罪と悪』あらすじ13歳の少年、正樹が殺された。死体は町の中心にある橋の下に無残に捨てられており、小さな田舎町はたちまち不安と恐怖に包まれた。住人は警戒しあい、あらぬ噂で持ちきりに……。正樹の同級生、春・晃・朔・直哉は、犯人は正樹がよく遊びに行っていた怪しい老人「おんさん」に違いないと考える。家に押しかけもみ合いの末、1人がおんさんを殺してしまい、彼はおんさんの家に火を放ち、事件は幕を閉じた。そして22年の月日が過ぎる。警察官の家庭に育った晃は刑事になり、父の死をきっかけに町に帰ってきた。葬式に来た朔に礼をし、久々に話す2人。朔は引きこもりの弟・直哉を面倒を見ながら、親の農家を継いでいるという。ほどなく1人の少年が橋の下で死体で見つかる。その事件は、正樹の事件を彷彿させるものだった。晃は少年の殺害事件の捜査で、春と再会する。春は建設会社を営みながら、不良少年たちの面倒を見ていることで慕われており、殺された少年も春のもとに出入りしていたのだ。3人の幼馴染の再会で、それぞれが心の奥にしまっていた22年前の事件の扉が再び開き始める。【作品詳細】映画『罪と悪』公開日:2024年2月2日(金)出演:高良健吾、大東駿介、石田卓也、村上淳、佐藤浩市、椎名桔平監督・脚本:齊藤勇起製作プロダクション:ザフール配給:ナカチカピクチャーズ
2023年10月21日東野圭吾の傑作ミステリーを成井豊の脚本・演出で舞台化した『仮面山荘殺人事件』が2019年の初演以来、4年ぶりに再演される。初日を前に10月上旬に行われた通し稽古の模様を取材した。製薬会社社長の森崎が所有する別荘に、森崎夫妻、数か月前に自動車事故で亡くなった夫妻の娘の朋美の婚約者だった高之、朋美の親友で作家の桂子、朋美の従姉妹の雪絵ら8名が朋美を偲んで集まるが、そこに逃走中の2人組の銀行強盗が侵入し、彼らを軟禁する。高之らは外部との接触を試みるも全て失敗に終わり、ついに1人が死体で発見される。だが状況から考えて、犯人が強盗たちであることはありえなかった。残された7人は犯人探しを開始するが……。物語は高之と朋美が幸せいっぱいのムードで結婚式の打ち合わせをする回想シーンから始まるが式の1週間前、教会に最後の打ち合わせに向かった朋美の運転する自動車が崖から転落して朋美は亡くなってしまう。山荘で起きた殺人事件の行方と並んで、警察の捜査で居眠り運転による事故と結論づけられた朋美の死の真相が物語の主軸となっており、高之と朋美の出会いや馴れ初め、その後、仲を深めていくさまが時折、回想シーンで挿入される。初演で木戸邑弥と平野綾が演じた高之と朋美を今回、溝口琢矢と清水由紀が演じているが、清水は事故でバレリーナの夢を絶たれ、自殺を試みるほどの絶望の淵に落とされるも、高之との出会いをきっかけに幸せを掴みとっていく朋美を情感豊かに好演。溝口も、朋美の愛を真正面から受け止める好青年・高之を見事に演じており、ふたりのシーンには見ている側が気恥ずかしくなるほどのラブラブ感を醸し出している。一方、銀行強盗犯による軟禁&殺人(しかも犯人は身内にいる!?)というショッキングな事件に遭遇する山荘内の面々も一見、どこにでもいそうな人物をそれぞれの俳優陣がしっかりと味付けし、個性豊かに演じている。推理や状況の把握など、どうしても説明的なセリフが多くなりがちな中で、緊迫した密室劇と会話劇の面白さをしっかりと感じさせてくれる。そして、終盤の大どんでん返し! 怒涛の展開に圧倒されつつ、この原作小説が演劇で表現されることの意味を実感させられ、東野作品の中でも決して多くの人に知られているとは言えないこの作品を舞台化しようと考えた成井の慧眼ぶりに驚かされる。キャスト陣の演技を楽しみつつ、あっと驚く展開に心地よくのみ込まれてほしい。取材・文・撮影:黒豆直樹<公演情報>舞台『仮面山荘殺人事件』原作:東野圭吾(講談社文庫)脚本・演出:成井豊出演:溝口琢矢 / 清水由紀 / 畑中智行(キャラメルボックス) / 三浦剛(キャラメルボックス) / 原口健太郎(劇団桟敷童子) / 岡田さつき(キャラメルボックス) / 森めぐみ(キャラメルボックス) / 瀧原光(NORD) / 稲田ひかる / 北見翔(GROUP THEATRE) / 上ノ町優仁 / 松崎浩太郎 / 南木春香【東京公演】2023年10月11日(水) ~ 10月15日(日)会場:サンシャイン劇場【大阪公演】2023年10月18日(水) ~10月19日(木)会場:サンケイホールブリーゼチケット情報公式サイト
2023年10月10日36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件の143日間にわたる裁判員裁判が京都地裁で続く。殺人や現住建造物等放火を含む五つの罪に問われた青葉真司被告(45)は起訴内容を認め、弁護側が主張する「妄想」の支配の程度が争点だ。青葉被告の主張から、同じく殺人事件として「戦後最悪」とうたわれたある事件との一致が浮かび上がる。車いすで出廷し、顔面に生々しいやけど痕が残る青葉被告。公判の傍聴を続ける社会部記者によると、青葉被告が被告人質問で自ら語った犯行までの経緯はおおむねこうだ。事件前の2016年に小説コンクール「京アニ大賞」に応募した作品が落選。インターネット掲示板を通じて創作の助言をもらったとする京アニの著名な女性監督に「(アイデアを)パクられた」と思い込んだ。そして、パクりをやめさせるには、もう事務所を「つぶすしかない」と、「やけくそ」で第1スタジオにガソリンをまき、着火――。女性監督に「ラブ」な好意を寄せていたが、その反動は大きかった。10年にわたって書きためた小説の「アイデア帳」を燃やし、恨みを募らせていったという。■与謝野大臣へのメールで「ナンバー2」が監視?ここまででも虚実が入り交じる展開だが、さらにこの先の説明の飛躍が、真相解明を期待する遺族を失望させ、傍聴人をあきれさせた。犯行は「『ナンバー2』と呼ばれた闇の人物」に対し、「付け狙うのをやめてくれというメッセージ」だったと答えたからだ。女性監督を含めた京アニに対する怨恨と、「ナンバー2」からの逃避。支離滅裂な主張はどう交わるのか。いわく、「ナンバー2」が自身と女性監督を結婚させようとたくらみ、結婚によって「守り」に入らせ、自身の「発言力」を奪うよう企てたという。犯行は「ナンバー2」の陰謀に対する反逆というわけだ。「ナンバー2」とは何者なのか。「ハリウッドやシリコンバレーに人脈があり、闇の世界に生きているフィクサーみたいな人」。2012年にコンビニ強盗を起こして服役していた刑務所で「一度だけチラッと見た」という。「ナンバー2」につきまとわれていたのは、「日本を財政破綻させる世界的なシナリオ」に気付き、「国家破綻を回避」するための警告メールを与謝野馨・経済財政担当相(当時)に送信したためらしい。青葉被告は「こうした影響力を行使した人を放っておくわけにはいかないと思った」と持論を展開。京アニ大賞の応募作を落選させたのは「ナンバー2」だったと結論づけた。弁護側は、事件当時の青葉被告がこうした「妄想」にとらわれ、刑事責任を問えない心神喪失の状態だったとして無罪を主張する。■衆院議長に手紙、国家の「滅亡」回避結果の重大性、陰謀論への傾倒、被害妄想、憂国心とゆがんだヒロイズム、政治家への接触、さらに弁護方針――。京アニ事件は裁判の進捗とともに、同じく「戦後最悪」と形容された事件とうり二つの様相を呈してきた。2016年に神奈川県相模原市の障害者施設「やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員2人を含む26人が重軽傷を負った事件だ。犯人の元職員、植松聖死刑囚(33)は精神鑑定で、自己愛性パーソナリティー障害と診断されていた。自身を特別な存在と思い込んだり、周囲から称賛を求めたりする人格障害を指す。植松死刑囚は事件5カ月前、大島理森・衆院議長(当時)の公邸を訪ね、職員に犯行予告の手紙を手渡していた。内容はこうだ。《日本国と世界の為と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した》。青葉被告と同じように国家の「滅亡」を未然に防ぐため、と警告していた。逮捕段階で「暴力団から命を狙われている。殺される前に決行しないといけない」と供述。オカルトまがいの「イルミナティカード」に入れ込み、裁判で「横浜に原子爆弾が落ちる」と“予言”。「陰謀阻止」が犯行の動機だったとも説明していた。こうした不合理な言動から、青葉被告と同じように弁護側は精神障害による無罪を主張したが、退けられて2020年に一審死刑判決が確定している。■秋葉原事件を模倣、人生の「一発逆転」犯行現場に持ち込んだ刃物は、青葉被告が6本、植松死刑囚が5本だ。この近似は、17人が死傷した秋葉原無差別殺傷事件(2008年)によってつながる。奇しくも2人は事件前、襲撃を模倣しようと、ともに秋葉原事件について調べていたからだ。犯人の加藤智大・元死刑囚(2022年執行)が事前に購入した刃物が6本、現場に携行したのが5本だった。作家として「10年後は大御所」になるはずだった青葉被告は、加藤元死刑囚の境遇にも共感していた。「他人事に思えなかった。何とかしないと自分もこんな感じになると思った」と裁判で明かしている。「京アニは光の階段を上っていくのに、自分の半生は余りにも暗い。ここまできたら『やろう』と思った」という。悲観する人生の“一発逆転”を狙い、事件を利用した身勝手さも、植松死刑囚とそっくりだ。「才能がない」「容姿がいびつ」と劣等感を隠さなかった植松死刑囚。拘留中に接見取材した社会部記者によると、「自分は社会にとって役に立たない人間だった。(事件を起こし)ようやく役に立てた」と語っている。黒人奴隷の解放を宣言した第16代米大統領リンカーンになぞらえ、こうも言ってのけたという。「自分は重度障害者を生み育てる恐怖から皆様を救済した」極めつけは、司法判断に自身の生死をゆだねようとする“潔さ”まで一致する。「どんな刑でも罰を受けなければいけない」(青葉被告)「どんな判決でも控訴しない」(植松死刑囚)ちなみに、前出の記者によると、拘留中に京アニ事件を知った植松死刑囚は青葉被告についても言及していた。「あんな凶悪犯を世に出しておいてはいけない」。そう切り捨てたという。(文:笹川賢一)
2023年10月07日京都アニメーション放火殺人事件で36人の殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)。その裁判員裁判の第8回公判が9月20日、京都地裁で開かれた。被害者参加制度を利用した遺族や代理人が初めて被告へ直接質問を行ったのだが、青葉被告が驚くべき“逆ギレ”の反論をしたことにネット上では唖然とする人が続出した。各メディアによると、20日の被告人質問では、亡くなった作画監督の女性の夫からの「放火殺人をする対象者に家族や子どもがいることは知っていたか」という質問に青葉被告は謝罪した上で、「そこまで考えていなかった」と回答。事件当時、入社4ヶ月で死亡した女性の母親からの「(青葉被告が主張する)“盗作”のアニメの制作の後に入った社員がいたことは考えなかったのか」という質問にも、「そこまで考えが及ばなかった」と話した。それまでは淡々と質問に答えてきた青葉被告だが、遺族側の質問に苛立ちを見せる場面も。遺族の代理人弁護士が「犯行前に別の選択肢はなかったのか?」と問うと、青葉被告は「逆に聞きますけど、それはこんなことするなら、さっさと死んでくれということですか」とムッとした声で反論。これには「あなたが質問する立場ではない」と裁判長が制止。さらに、京アニに対して怒りをあらわにし、「京アニが(作品を)パクったときに何か感じたのでしょうか。ただ被害者という立場だけ述べて、良心の呵責はないのですか。自分の立場では罰を受けないといけないと思いますが、京アニが不問なのはどうかと思います」などと話し、今も京アニに対する憤りがあるかと問われると「ございます」と言い放ったという。前日の公判で、事件を振り返った今の心境について「行き過ぎたと思っている。小説一つでそこまでしなきゃならなかったのかというのが、今の正直な思いです」と後悔を口にしていた青葉被告。そのため、公判中に飛び出した“逆ギレ”にネット上では「全く反省してない」「これが本心」などと批判が殺到した。《こうやって生きてきたんだろうな。叱られてもぼくわるくないもんって》《彼の中ではいまだに「自分は悪くない。悪いのは京アニ。」何だろうな…》《青葉の言動、一語一句が息苦しくなる。遺族の方の心情はもちろんそれ以上で言葉が見つからない》《治療中の「変わらざるをえない」という言葉はどうなってしまったのか・・・》《たとえ相手に自らのアイデンティティを否定されたとしても、引き替えに命を奪う事は明らかに釣り合いが取れていないのだと、未だに認識できていない》
2023年09月21日『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』がアガサ・クリスティの誕生日でもある9月15日に公開。SNSでも「ミステリー好きには堪らない」「驚きの結末に裏切られた」といった声が寄せられている中、ケネス・ブラナーやミシェル・ヨーらが、ミステリアスで恐怖に満ちた、事件現場となる古びた屋敷での撮影について語るメイキング特別映像が解禁された。本作の事件の舞台は、ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子どもの亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加。ポアロは亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。解禁された映像は、アカデミー賞に6度のノミネート歴を誇るケネスや、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェルらの口から、観る者をミステリーの世界に引き込む、事件現場での撮影について語られていく。犯人が人間か亡霊かすら分からない難事件が巻き起こる本作で目指したことについて、ケネスは「本作には緊張感や怪しい雰囲気がある。呪われた屋敷に実際にいると感じさせたい」と熱を込める。その言葉を体現するかのように、映像ではいまにも闇に飲み込まれてしまうかのような屋敷内での怪しき撮影風景が映し出されていく…。自身を“世界一の霊能者”と称し、「死者の声を聞ける」と断言するレイノルズを演じるミシェルも「セットの雰囲気は最初から完璧に作りこまれていた」とふり返る。ミステリアスな雰囲気を常に醸す屋敷内で行われた撮影は、SNSでも「ミシェル・ヨーの演技かなりインパクト強かった」「ミシェル・ヨーはこんな役も演じられるのか...」などと絶賛される彼女の“怪演”を引き出した。さらに映像の中では、キャスト・製作陣の口から観客を恐怖へ陥れる方法も語られていく。ポアロの旧友の作家で、犯人候補の1人でもあるオリヴァ役のティナ・フェイは、「家のようにセットを歩き回れる」と解説し、プロダクション・デザインを務めたジョン・ポール・ケリーも「ケネスが求めたのは、どこから見ても実在しそうと思える空間だった」と説明。閉鎖的で恐怖に満ちた屋敷を徹底して作り込むことで、思わず手に汗握るほどの没入感を生み出し、観る者をリアリティあふれる恐怖へと引きずり込むことに成功した。その作り込み具合は、キャストさえも恐怖へと陥れたそうで、犯人候補の1人を演じるカイル・アレンは「怖くて不気味だけど興味をそそられる」とさえ語っている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月21日少年少女たちの瑞々しい感情と友情を描いた、著者初の青春ミステリーアップルシード・エージェンシー契約作家の矢樹純さんの新刊『幸せの国殺人事件』(ポプラ社)が9月13日に発売されました。あらすじ中学一年の薗村海斗は、最近は学校に来なくなってしまっている同級生・桶屋太市、同じく同級生の女子・烏丸未夢と、オンラインゲームを通して交流を深めていた。ある日三人は、廃園になった遊園地≪ハピネスランド≫で撮影されたと思われるある動画を見てしまう。《動画見た?》《このことで話したい》《明日学校終わったらうち来て》その動画が一体何なのかを突き止めるため、三人はハピネスランドに侵入することに……。思わぬ方向へ展開していく事件を追いながら、海斗たちは少しずつ真実に近づいていく―。気鋭のミステリー作家が、少年少女たちの友情と成長を描く、傑作青春ミステリの誕生です。『幸せの国殺人事件』に登場する少年達も、それぞれ悩みや葛藤を抱え、時には衝突しながら、事件を追う中で成長していきます。その辺りも読みどころではありますが、もちろん自分はミステリー作家ですので、これまでの作品同様、盛りだくさんのサスペンスと謎を詰め込んだハラハラ&ワクワクするお話に仕上げました。若い読者の方にも、大人の読者の方にも、3人の少年少女の一夏の冒険を夢中になって楽しんでいただければと思います。(矢樹純noteより)青春小説としてもミステリとしても楽しめる作品です。矢樹さんの小説を読んだことがある人も読んだことのない人も、本作をきっかけに矢樹作品の世界に触れていただけたら幸いです。著者略歴矢樹純(やぎ・じゅん)小説家、漫画原作者。1976(昭和51)年、青森県生まれ。実妹とコンビを組み、加藤山羊の合同ペンネームで、2002(平成14)年、「ビッグコミックスピリッツ増刊号」にてデビューする。『あいの結婚相談所』『バカレイドッグス』などの原作を担う。2012年、「このミステリーがすごい!」大賞に応募した『Sのための覚え書きかごめ荘連続殺人事件』で小説家としてデビュー。2019年に上梓した短編集『夫の骨』が注目を集め、2020(令和2)年に表題作で日本推理作家協会賞短編部門を受賞する。他の小説作品に『がらくた少女と人喰い煙突』『妻は忘れない』『マザー・マーダー』『残星を抱く』『不知火判事の比類なき被告人質問』がある。公式サイト: メルマガ「やぎのおたより」: 公式ブログ「やぎのくらし」: 公式note: 公式X(Twitter): 幸せの国殺人事件 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月18日『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』のケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より特別映像が解禁された。アガサ・クリスティが手掛けた“名探偵ポアロ”シリーズの中でも人気の高い「ハロウィーン・パーティ」を映画化した本作では、数々の難事件を解決してきた名探偵が、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。この度解禁されたのは、ケネス・ブラナーが本作で描かれる謎について語る特別映像。映像の中でポアロが「今夜は皆、恐れている」と語るように、今回の謎は世界一の名探偵さえも恐怖と混沌へ陥れるものだ。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。アカデミー賞脚本賞受賞のほか5度のノミネート歴を誇る“英国の至宝”ケネスによる「ミステリー・ファンの皆さん、ケネス・ブラナーです。あの名探偵が再び難事件に挑みます」との“ご挨拶”から始まる映像では、彼のナビゲートで観る者を謎だらけのミステリー世界へと誘っていく。『オリエント急行殺人事件』では“復讐”、『ナイル殺人事件』では“強欲”を扱ってきたが、「今回の殺人事件は超常現象も謎のひとつです」と本作のミステリーについて語るケネス。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することから物語が始まる。ポアロの前に立ちはだかるのは、“エブエブ”こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズ。彼女の降霊会で起きる様々な超常現象、そしてその招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されはじめる…。ケネスが「ポアロにとって初めての経験だ」「一夜の事件がポアロの常識を変えてしまう」と語るように、犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、“合理的な答えがある”と信じて真相に迫っていくポアロ。しかし、“超常現象”は容赦なく襲い掛かり、遂にはポアロの命すらも狙われてしまう…。ケネスが「すべてに裏がある」と断言するこの難解な殺人事件の犯人は、果たして“人間”か“亡霊”か…?映像の最後は、「あなたはこの謎を映画館で解き明かせるか?」というケネスの挑戦的でミステリアスな一言で締めくくられている。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』を成功に導いてきたケネス・ブラナーが満を持して贈る、“予測不能”な迷宮ミステリーの衝撃と結末に期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月01日8月4日(金)、紀伊國屋ホールにて『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』が開幕した。三浦洋一、風間杜夫らの名演が記憶される、つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』の、誕生50周年を記念する特別公演だ。その初日前日、ゲネプロが公開され、木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史、ヒロイン水野朋子役を演じる元乃木坂46の新内眞衣はじめ、オーディションで役を勝ち取ったフレッシュなメンバーを含む俳優たちが登場、舞台挨拶をした。冒頭では、総合演出を手がけた河毛俊作が挨拶。生前のつかと親しくし、いくつもの作品で一緒に仕事をしたが、舞台での『熱海殺人事件』演出は今回が初めてだという。「やっぱりあの人はすごい芝居を書いたんだなと改めて思いました。台詞の行間に埋まっているものの、時代を感じさせない深さ、広がりを掘り起こす作業をずっとやってきた。多くの人に、特に若い方に、この作品に触れていただきたい」と思いを明かした。50年の間にさまざまなヴァージョン、異版が登場し、プロアマを問わず、日本の演劇史上最も愛されてきたといわれる『熱海』。演劇の聖地、紀伊國屋ホールにおいても、59年の歴史の中で最も上演回数の多い作品だそう。その幕開きは、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の音楽が鳴り響くお馴染みの景色。荒井演じる木村伝兵衛が、黒電話片手にエキセントリックにがなりたてると、客席は瞬く間に『熱海』の世界へと巻き込まれていく。舞台挨拶で荒井は、「『熱海殺人事件』と名のつく作品は今回で4度目。毎回進化できるよう精一杯、必死でやっています」と意気込むが、平凡な殺人事件を、容疑者・大山金太郎を取り調べる中で華麗に改ざんしていくその姿は実に力強く、濃厚な演技で舞台を牽引。ダブルキャストの池田純矢は、「この作品独特の熱量を届け、何か心に響くものを持って帰っていただきたい」。そのフレッシュな演技が期待される。この日、木村伝兵衛の愛人である婦人警官水野朋子を演じたのは3年連続で同役を務める新内。そのコケティッシュかつ清潔感あふれるヒロイン像が強い印象を残すが、「二度目の挑戦ですが、一緒に演じさせていただく役者の方々で変わる舞台。セリフは一緒でも、感情が揺さぶられるところが違ったりして、何度演じても楽しいと思う作品です」とコメント。トリプルキャストの佐々木ありさ、小日向ゆかの活躍も興味津々だ。小日向は体調不良でこの日は欠席となったが、佐々木は「初めての挑戦になります。仲間を信じて、この大好きな紀伊國屋ホールで頑張っていきたい」と抱負を述べた。舞台は、このふたりに熊田留吉刑事、犯人の大山金太郎が加わった4人の登場人物の、まさにバトルのようなセリフの応酬で、約2時間、ノンストップで疾走する。熊田留吉役の高橋龍輝は「紀伊國屋ホールに熊田として戻ってくることができ、心から嬉しく思います」、ダブルキャストの三浦海里も「自分ができる精一杯を、舞台上でアクセル全開で一生懸命走りたい」と意欲を見せる。また『熱海』は4度目ながら大山役に初役で挑む多和田任益は、「大山金太郎としての『熱海』が始まるんだ、と身の引き締まる思い」と感慨深げ、ダブルキャストの北野秀気の活躍にも期待が寄せられる。長く上演を重ねながら、ずっと観客に新鮮な衝撃を与え続けてきた『熱海』。今回の上演でも、巷をざわつかせている中古車販売会社の不正事件や「鬼滅の刃」の話題が挿入されるなど、私たちの「いま」を映し出す仕掛けも忘れない。が、この作品が50年の時を経てもいっこうに古びる気配がないのは、この戯曲の底知れぬ力ゆえ、また、俳優たちがその都度この戯曲に真摯に向き合うからこそと実感させられる。公演は8月20日(日)まで。50周年記念イベントとして、スペシャルゲストを迎えてのトークショーなども行われる。取材・文:加藤智子<公演情報>『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報公式サイト
2023年08月09日韓国検察庁の地下室に保管されていた門外不出の映像を基にしたフェイクドキュメンタリー『トンソン荘事件の記録』が10月27日(金)より公開決定。特報映像と場面カットが解禁された。1992年、釜山の旅館「トンソン荘」で殺人事件が起きた。旅館のアルバイトの男が恋人を連れ込み、隠しカメラで部屋の様子を撮影。男はその部屋で恋人を殺害してしまう。逮捕された男は、心神耗弱による無罪を主張したが、判決は無期懲役。そして、仮釈放の1年前に自ら命を絶った。その殺害の一部始終が収められたビデオは、その残虐性から当局によって封印。しかし、検事の間で話題になったのは、殺害の様子ではなく部屋の鏡に映っていたものだった。それは、男でも恋人でもなく、そこにいるはずのない何かの姿。取材班は、その真相を突き止めるべく調査を開始。その様子を記録映画として撮影するが…。2019年、寺に放置された車から見つかった映像素材。それは、1992年に「トンソン荘」起きた殺人事件を追った記録だった。映像は検察が押収したが、制作会社が訴訟を起こし取り戻す。この映画は、その映像を編集し完成させたものであるーー。近年のアジア・ホラー映画の躍進は、「台湾史上最も恐い映画」といわれた『呪詛』や、韓国・タイ合作『女神の継承』など、フェイクドキュメンタリーが原動力となっている。本作もまた、殺人事件の一部始終が収められたビデオに映った“あるもの”を追って、取材班が調査をする過程がフェイクドキュメンタリーで描かれる。そのリアルな恐怖と予測不能な展開が話題を呼び、韓国での劇場公開時には、ハリウッド作品が並ぶ中で初登場5位にランクイン。スマッシュヒットを記録した。この度解禁するのは、「韓国検察庁によって封印された門外不出の禁断映像、ついに解禁」という強烈なメッセージから始まる特報映像。30年前に旅館トンソン荘で起きた殺人事件の犯人が残したビデオにはいるはずのない何かが…。併せて解禁された場面カットも、壁に血痕が残る殺人現場のようなシーンを捉えたものや、何かを咥える返り血を浴びたような血だらけの女性、監視カメラに写り込んだこちらを見つめる女性、1人だけ目にモザイクがかかっていない不気味なクラス写真など、いずれも震撼するカットとなっている。『トンソン荘事件の記録』が10月27日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日1973年に文学座に書き下ろされ、翌74年に岸田國士戯曲賞を受賞、86年には映画化もされ、つかこうへいの代表作と言える『熱海殺人事件』が、初演から50周年を迎える。そんなメモリアルイヤーの今年、『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』と銘打った舞台が8月4日(金) から東京・紀伊國屋ホールで上演される。開幕を控えた7月20日(木)、都内で行われている稽古が報道陣に公開された。作品冒頭のおよそ15分のシーンを熱演したほか、出演者らが公演に懸ける思いを話した。荒井敦史部長刑事の木村伝兵衛を演じる荒井敦史は「50周年という節目に紀伊國屋ホールでやらせていただくということで気合が入っています。僕自身、これで4度目の『熱海殺人事件』。今まで周りに助けてもらった分を、僕が引っ張っていけたらと思います」と話す。左から)佐々木ありさ、池田純矢同じく伝兵衛を演じる池田純矢は、今回が初めての『熱海殺人事件』だ。「舞台を志す者であれば、誰もが通る道でもあるし、憧れる道。重みは確かに感じるけれど、それをプレッシャーとせずに、今まで作ってこられなかった木村伝兵衛像を見つけられたら」と語っていた。新内眞衣(中央)3年連続でヒロインの婦人警官・水野朋子を演じる新内眞衣は「歴史ある『熱海殺人事件』に3回も出演するのは光栄なこと。今回はメンバーもチェンジして、今まさに稽古に励んでいるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」とアピール。同じく水野役の佐々木ありさは「私にとっては念願の『熱海殺人事件』。大好きな紀伊國屋ホールで、岡村(俊一)さんの演出でできることをとても嬉しく思います」と話す。また、オーディションで水野役に選出された小日向ゆかは「プレッシャーを感じていますが、稽古を通して自信をつけて、お客様に何かを届けられたら」と意気込む。小日向ゆか高橋龍輝刑事・熊田留吉を演じる高橋龍輝は「2度目の熊田。前回を自分自身で超えられるように、素敵な力強い熊田をみなさんに届けられるように、頑張っていきたい」と話、同じく熊田役の三浦海里は「2年前『新・熱海殺人事件』で大山役を演じて苦労したので、もう2度と呼ばれないだろうと思っていた」と明かしつつ「記念すべきタイミングで熊田として再び参加できることを嬉しく思います」と感慨深げ。三浦海里多和田任益過去に熊田と木村を演じた経験がある多和田任益は、今回、犯人大山金太郎を演じることで、本作の男役を全役制覇することになる。多和田は「役者としてやりがいを感じていますし、ありがたく思っているんですが、(自分は)今までの大山を演じてこられた方のイメージと違って......。劇場で観ていただいたときに『多和田もちゃんと大山だな』と思っていただけるように、残りの稽古も全力で挑みたいです」と全役制覇に向け武者震い。オーディションで大山役に選ばれた北野秀気は「大学の図書館で初めて『熱海殺人事件』の台本を読んで、そこから絶対に出たいと思っていて。それを紀伊國屋でやれるのは本当に幸せで最高です」と改めて喜びの表情。北野秀気取材会で「他のキャストには負けない魅力」を尋ねると「坊主にした気合い」(高橋)、「喉の弱さと若さ」(三浦)、「まっすぐなところ」(佐々木)、「田舎っぽさ」(北野)、「汗の量」(荒井)といった個性的な答えが寄せられた。最後に、カンパニーを代表して荒井は「このタイミングで、この作品を、このメンバーでやらせてもらえることは本当にありがたい。これだけ50年の長きにわたって愛される作品は他にはないので、僕らの世代で終わらせるのではなく、次の世代にもつないでいきたいと思います。紀伊國屋でぶっ倒れる気持ちでやりますので、よろしくお願いします!」と締め括った。公演は8月20日(日) まで。今回はスペシャルゲストも迎えたトークショー(8月15日)、「誰がどの役で出るかお楽しみ」というシャッフル公演(8月16日)、演出家が開演前に『熱海殺人事件』を解説するセミナー(8月8、9、13、18日)も予定されている。詳細は公式ホームページ( )を確認しよう。取材・文=五月女菜穂撮影:天野莉絵<公演情報>50周年記念特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』作:つかこうへい総合演出:河毛俊作演出:岡村俊一出演:荒井敦史 / 池田純矢新内眞衣(スタンダード公演)佐々木ありさ(エキサイト公演)小日向ゆか(フレッシャーズ公演)高橋龍輝 / 三浦海里多和田任益北野秀気(フレッシャーズ公演)2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報:
2023年08月01日つかこうへいの代表作で、彼の没後も紀伊國屋ホールを拠点に上演が続けられている『熱海殺人事件』。その誕生から50周年を記念した特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』の上演が決定、婦人警官水野朋子を元乃木坂46の新内眞衣が演じる。新内が水野を演じるのは、21年の『熱海殺人事件 ラストレジェンド』、22年の『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』に続いて三度目。そこで『熱海殺人事件』という作品に寄せる想い、水野という役どころに感じる魅力など、新内にたっぷりと語ってもらった。『熱海殺人事件』が長年支持され続ける理由は“普遍的な愛”――『熱海殺人事件』の婦人警官水野朋子役への出演は、今回で3年連続、3度目になります。正直、お受けしようかちょっと迷いました。50周年の節目というプレッシャーもありますし、前回の自分を超えないといけないというプレッシャーもありますから。やっぱり一回目は良くも悪くも粗削りでも許されますし、お客さんも微笑ましく観てくれる。でも二回目になると、その目が俄然鋭くなるというか。もともと私のファンだった方の中にも、一回目をきっかけに、『熱海殺人事件』のファンになった方もいて。そうなるとそれに見合う芝居をしなきゃいけない、という緊張感も出てくるんですよね。――最終的に出演への背中を押したものとは?50周年という節目の舞台に立たせていただける感謝と、やっぱり(演出の)岡村俊一さんにお声がけいただいたことが大きかったです。それで「よし、やってみよう!」と決心しました。――50年愛される『熱海殺人事件』という作品の魅力は、どんなところにあると思いますか?『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』ビジュアルやっぱり“普遍的な愛”だと思います。たぶんこんなにも深く愛について考える作品って、ほかにそうないと思うんです。現代人って常に忙しくて、愛を直視できず、なんとなく後回しにしてしまいがち。そういう人たちが、これだけピュアで、粗削りで、等身大な愛を表現する登場人物たちを目の当たりにすることによって、否が応でも愛について考えるようになる。しかもほかのことなんて考える隙もないほど、圧倒的な台詞量が投げかけられるわけで。きっと初めて観た時は、戸惑いもあると思うんです。でもやっぱりまた観たい、またあの台詞を浴びたいと思わせる力があって。それは今までもそうだったし、私たちもそういうものにしていかなければいけないなと。そんな使命感はあります。――そういった意味でつかこうへい作品というのは、演じる上でまた違う筋力が必要になってくるのではないでしょうか?本当にそうですね。私は『熱海殺人事件』の水野朋子しか演じたことはないですが、おなかのところにグッと力を入れないと、負けちゃう気がして。なんかやっている最中も、つかさんから「お前はどう思ってんの?」と言われている感じがするんです。ずっと問いただされている感じというか。もちろん達成感はありますが、いつも「ちゃんとできていたのかな?」と思いながら千秋楽を迎えています(苦笑)。心の距離が離れてきた今、本作が対話をするきっかけになれば――水野朋子という女性を演じる上では、どんなところにやりがいを感じていますか?実質(山口アイコとの)ふた役ではあるので、その演じ分けは大きなやりがいのひとつですね。ふたりの人に真剣に向き合わなければいけない大変さというか、それぞれに愛のかたちがまったく違いますから。そしてそれは同時に、すごく素敵な役である、ということでもあると思います。――水野と木村伝兵衛部長刑事との関係性については、どのように捉えていますか?私はすごく素敵な関係だと思います。というのも、その根底には愛がないと成立しない関係だと思うので。あんなにお世話をして、あんなに好き同士で、でもプラトニックってあり得るんですか!? みたいな(笑)。たとえほかの道を歩んでも……、やっぱり根底には愛があるんだと思います。――今回水野はトリプルキャストで、「スタンダード公演」を新内さんが、「エキサイト公演」を佐々木ありささんが、「フレッシャーズ公演」を小日向ゆかさんが演じられます。忘れていました!そうか、トリプルなんですよね。初参加のおふたりに見せられるような背中ではないですが……、それぐらい水野をやってこられたってことでもあるのかなと。ただ気持ち的には今でもフレッシャーズです!(笑)――改めてこの作品を通して、お客様にどんな時間を届けられたらと思いますか?ここ数年、人と人との心の距離が離れているなぁって感じる瞬間がたくさんあって。特にひとり暮らしなんてしていると、誰ともしゃべらない日があったりしますし。だからこそこの作品を観て、人との対話を増やして欲しいですね。時に傷つけてしまうことがあったとしても、それは対話をした結果。一番良くないのは、対話から逃げることだと思うので。そして『熱海殺人事件』を一度も観たことがない方には、騙されたと思ってぜひ来ていただきたい!(笑)強烈な“愛”をたっぷり浴びてください!取材・文:野上瑠美子<公演情報>50周年記念特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホール作:つかこうへい総合演出:河毛俊作演出:岡村俊一【出演】木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史・池田純矢婦人警官 水野朋子:新内眞衣(スタンダード公演)佐々木ありさ(エキサイト公演)小日向ゆか(フレッシャーズ公演)熊田留吉刑事:高橋龍輝・三浦海里犯人大山金太郎:多和田任益北野秀気(フレッシャーズ公演)チケット情報公式サイト
2023年07月06日志田未来主演「勝利の法廷式」の第9話が6月8日放送。ついに判明した連続殺人事件の“真犯人”…視聴者から「少なくとも第2話から伏線張られてたってこと」などの声が上がる一方、風間俊介演じる黒澤を気遣う声もSNSに数多く寄せられている。親友を救えなかったことで法律の世界から離れていた弁護士の前に現れた謎の天才脚本家。元子役だった弁護士は彼の脚本を演じることで裁判に勝っていき、再び親友の謎に挑んでいく…というオリジナルストーリーが展開する本作。元天才子役で、台本を読んでいた経験から文字の暗記は得意なため、公判前にシナリオを暗記して勝利を勝ち取っていく神楽蘭に志田さん。婚約者が連続殺人事件の被害者となり、それから事件の真相を追い続けてきた脚本家の黒澤仁に風間俊介。知人が連続殺人事件の被害者だった流川蒼に高橋優斗。黒澤の協力者でともに事件を追っていたが、妻を殺された椿九重に市川知宏。夫の蓮を殺したとされ、蘭が弁護するも収監されてしまった早乙女花に北乃きい。花の元夫で椿の知人でもあり、連続殺人犯だとされている早乙女蓮にカトウシンスケ。流川綜合法律事務所勤務の藤堂亜蘭に遊井亮子。流川綜合法律事務所の所長で蒼の父親でもある流川大治郎に升毅といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。蘭は刑務所で花と面会し、連続女性殺人の5人目の被害者が出たことを知らせる。連続殺人の犯人は亡くなった蓮ではない。蓮の疑いが晴れれば、花が蓮を殺す動機も成立しなくなり花の無実が証明できる。そう訴えかける蘭だが、刑務所で苦しみ続けてきた花は心を閉ざす。それでも蘭は説得を続ける。蘭は花の無実を証明するため再審請求に向けて奔走するが、再審請求が認められるケースは極めて少なく、決定的な証拠をつかまなければとても無理な状況。そんななか黒澤は蘭に花の息子・早乙女陽斗と会ってきたと告げる。陽斗は花の逮捕後から児童養護施設で暮らしており、陽斗が事件当日のことを何か覚えていれば、証拠を見つけるきっかけになるかもしれなかった。陽斗が事件当日タクシーに乗っていたことがわかり、蘭たちはそのタクシーを見つけ出す。その車載カメラ映像が決定的証拠となって再審が認められる。その公判の帰り、陽斗は2話に登場した元アイドル・結衣(生駒里奈)の歌を口ずさむ。陽斗は蓮が死の直前、結衣の歌を聴いていたと証言。黒澤は蒼の友人・速水政樹(泉澤祐希)が犯人だと確信し、彼の部屋に乗り込む。黒澤を追ってあとから速水の部屋にたどり着いた蘭は、血のついた刃物を持つ黒澤と、刺されて血を流す速水を見つける…といのが今回のストーリー。「速水さん再登場した時点で怪しさはありましたけど…」「速水だと思ったよーーーーーーーーやっぱり」などといった反応がSNSに上がる一方、「速水さんが真犯人ってことは少なくとも第2話から伏線張られてたってことだよね 全く気づけなかったよー」「TVerで第1、2話まだ見れるのって速水を見返せるようにかな?もう1度見てみよ」などの声も多数。一方、蘭が速水の部屋にやってきた時点では、明らかに黒澤が速水を刺したとしか思えない状況が繰り広げられていたが、SNSには「黒澤さんの正当防衛が無事に立証できますように…」「蘭には黒澤と花を救って欲しい」など、黒澤の“無実”を願う視聴者からの願いも届けられている。【最終回あらすじ】蘭は速水にナイフを突き刺している黒澤を目撃、その後、黒澤が逮捕される。蘭は黒澤と対面。黒澤は十和(入来茉里)を殺した連続殺人犯が速水だと気づき、彼を殺そうとしたもののできなかったと告白する。しかし速水を刺したのが黒澤でないことを立証するのは難しい。黒澤自身も復讐を果たせなかったと思い込み、気力を失っていた…。「勝利の法廷式」は毎週木曜23:59~読売テレビ・日本テレビ系で放送中。(笠緒)
2023年06月09日高畑充希と田中圭が主演するラブ・サスペンスドラマ「unknown」。6月6日(火)今夜放送の第8話では、ついに連続殺人犯の正体が判明する。第7話ラストでは、虎松(田中さん)の親代わり的な先輩警察官で、真犯人予想の多かった世々塚幸雄(小手伸也)が、謎の転落死を遂げるという衝撃の展開を迎え、「犯人は吸血鬼を狙ってる…」という伝言を遺した。5番目の被害者・五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)、6番目の被害者・一条彪牙(井浦新)、そして7番目の被害者・世々塚幸雄。身近な人たちが犠牲になり、ショックを隠せない町の住人たち。今夜の放送では、最終話を前にして、血を抜かれた連続殺人事件の犯人が明らかになるという。この手法に隠された意味、吸血鬼イラストの殺害予告は何を示しているのか、こころのスマホに送られた虎松のメッセージは何だったのか、一条だけ殺害方法が違っていたのはなぜなのか、謎が深まる中、ついに判明する真犯人の正体とは…。そして、なぜこれほど多くの人々を惨殺しなければならなかったのか、その真相も明らかに。真犯人が判明することで、本当に連続殺人を止めることができるのか、物語はいよいよクライマックスへ向かっていく。なお、番組が行なっていた“犯人考察キャンペーン”では、第1~3弾までは、町田啓太が1位だったが、FINALではついにその順位が入れ替わり、小手さんがトップに躍り出た。さらに、新納慎也も投票率が上昇。MEGUMIにも「なんだか怪しい」という声が多く集まり、4位に食い込む結果となっている。6月11日(日)の「テラサってる?」(※関東ローカル)にて、本作の特集が放送決定。これまでのダイジェストや最終回の見どころ、そして、吉田鋼太郎と麻生久美子が演じる吸血鬼パパ&ママの馴れ初めを描くスピンオフドラマ「闇原家の知られざる愛のメモリー」前編を地上波初放送する。▼第8話あらすじ奇しくも7人目の犠牲者となった世々塚が残した“最期の言葉”の意味を知るべく、相棒の加賀美(町田啓太)と共に動き始めるこころ(高畑充希)。そんな中、こころの母・闇原伊織(麻生久美子)は、密かに事件を調べていたことを告白。彼女が辿りついた衝撃の真実に、闇原海造(吉田鋼太郎)は絶叫。“血を抜かれた”連続殺人事件の謎が、ひとつひとつ繋がりはじめる。一方、虎松(田中圭)は闇原漣(井上祐貴)と共に、世々塚の自宅へ向かう。すると、そこには虎松に宛てた手紙が残されていた。またこころは、なぜか「ごめん、私行かなきゃいけないところがあって」という言葉を残し、虎松の前から姿を消してしまう――。「unknown」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年06月06日志田未来主演の「勝利の法廷式」第8話が5月24日放送。連続女性殺人犯は誰か!?…蒼に疑惑の目が向くなか、「速水くんは事件に関わっている気がする」「弁護士の藤堂が怪しい感じする……」など、視聴者の“考察”が過熱中だ。本作は親友を救えなかった子役出身の弁護士が、婚約者を殺された天才脚本家とともに連続殺人犯の謎に挑んでいくオリジナルストーリー。黒澤の脚本を“演じる”ことで裁判を勝っていく弁護士の神楽蘭に志田さん。婚約者を連続殺人犯に殺され、事件を追い続けている脚本家の黒澤仁に風間俊介。父親と決別し蘭のもとに合流したはずが、突如姿を消した流川蒼に高橋優斗。前回のラストで妻を殺された椿九重に市川知宏。連続殺人犯とされる夫・蓮を殺したとされる早乙女花に北乃きい。黒澤の婚約者だった黛十和に入来茉里。連続殺人犯だとされるフリーライターの早乙女蓮にカトウシンスケ。蘭の元同僚弁護士・藤堂亜蘭に遊井亮子。蘭を敵視する蒼の父親・流川大治郎に升毅といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。椿の妻・沙良が殺される。黒澤は自責の念に駆られながら、蒼が事件に関わっているのではないかと疑いを強め、父親の大治郎のもとを訪ね、蒼の居場所を教えろと迫るが、大治郎は「知らない」と黒澤をあしらう。まもなく沙良殺害の容疑者として椿が逮捕され、蘭は椿の弁護を担当することに。沙良はこれまでの連続女性殺人事件と同じく、塩化カリウムが入った注射器により殺された。椿が犯行に使われたのと同じ型の注射器と塩化カリウムを購入していたことが判明、椿は犯行時刻に自宅にいたと主張するが、その時間帯に椿宅を訪ねた宅配便の配達員は椿が不在だったと証言した。黒澤からなんとしても椿を不起訴にするようにと告げられた蘭だが、嫌疑を晴らすだけの証拠を揃えることができず、勾留期限が迫ってくる。そんななか、宅配便の配達員が遅配をごまかしていたことが判明。配達員の証言を得ることで、椿のアリバイを証明する…というのが今回のストーリー。大治郎と決別して蘭のもとにやってきたはずの蒼だが、前回からは再び大治郎に守られるように…この行動に「う~ん、かなり蒼が怪しさMAXになってきましたが...」「蒼くんが犯人だと仮定したほうが辻褄は合うんだよな……」といった声が続出。一方で「流川殺人犯じゃありませんように」と彼の無実を願う投稿も。「流川くんが犯人なのか、それとも真犯人が他にいるのか?めっちゃ気になるぞおい!」と、“真犯人”が誰なのかについて注目が集まるなか、視聴者からは「速水くんは事件に関わっている気がする」「速水くんが連続殺人事件の犯人もありうる……?」と、蒼の大学時代の同級生・速水(泉澤祐希)や、「流川パパのとこの弁護士の藤堂が怪しい感じする……」「流川ぱぱが何か知ってそうで隠してるってなると、犯人は流川ぱぱor藤堂2択」等々、SNSでは真犯人考察も過熱中だ。【第9話あらすじ】蘭は刑務所で花と面会し、連続女性殺人の5人目の被害者が出たことを知らせる。それは連続殺人の犯人が亡くなった蓮ではなく、まだどこかで生きていることを示す証。蓮の疑いが晴れれば花が蓮を殺す動機も成立しなくなり、花の無実が証明できる。そう訴えかける蘭を花は拒絶。刑務所で苦しみ続けてきた花は心を閉ざしていた…。「勝利の法廷式」は毎週木曜23:59~読売テレビ・日本テレビ系で放送中。(笠緒)
2023年06月02日