スカーレット・ヨハンソンが主演を務め、日本が世界に誇る不朽の名作「攻殻機動隊」を実写映画化する『GHOST IN THE SHELL』(原題)。このたび、11月13日(日)に日本から世界に向けたハッキングイベント「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」の開催が決定。スカーレットとルパート・サンダース監督が緊急来日し、日本人出演者・ビートたけしらと共に本イベントに登壇することになった。1991年に誕生した、士郎正宗の原作漫画「攻殻機動隊」。近未来を描き、人智を超えたその圧倒的な世界観は日本のカルチャーシーンを席巻し、1995年には奇才・押井守を監督に迎えて『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』として劇場版アニメ化。その熱狂は日本に留まらず、瞬く間に世界規模に広がり巨大なファンダムを構築した。その独特の世界観は、『マトリックス』シリーズで監督を務めたウォシャウスキー姉妹など多くの映像作家・監督に影響を与え、2004年には押井監督2作品目となる映画『イノセンス』が公開、日本のアニメ作品としては初めてカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映されるなど、世界中から絶大な評価を博し、世界中のカルチャーに多大な影響を与え続けてきた。そして、昨年発表されたパラマウント・ピクチャーズ制作による実写映画化。このニュースは世界中を駆け巡り、ファンを中心に新たな情報が渇望されていた中、2016年9月、パラマウント・ピクチャーズのYouTubeチャンネルで10数秒の映像が数本配信され、わずか数週間で計770万回超の再生数を記録。その映像の一部を垣間見た世界中のファンからは、さらなる情報が待ち望まれていた。このハリウッド実写版で主演を務めるのは、『アベンジャーズ』シリーズや『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などで知られるスカーレット。来日は、ソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』の撮影で滞在した2002年以来、出演映画関連としてはおよそ14年ぶりとなる。今回のエクスクルーシブ・イベントには、メガホンをとるサンダース監督や、たけしさんをはじめ、特別ゲストたちと共に登壇する予定。また、都内某所で開催される本イベントで、その興奮を世界最速で体感し、世界に拡散する参加者100組200名を“全世界”から緊急募集する。『GHOST IN THE SHELL』(原題)は2017年、世界公開。「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」11月13日(日)夕方、都内某所にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月27日名作『攻殻機動隊』をハリウッドで実写化した映画『GHOST IN THE SHELL(原題)』(2017年公開)で主演を務める女優のスカーレット・ヨハンソンが、11月13日に来日することが26日、明らかになった。スカーレットが出演映画のPRとして来日するのは、2002年に公開された『ロスト・イン・トランスレーション』以来、14年ぶり。本作の監督を務めるルパート・サンダースと共に緊急来日する。2人は、11月13日に都内で開催される「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」に登場。同イベントには、本作に出演しているビートたけしなど特別ゲストも参加し、日本から世界に向けて作品をアピールする。また、同イベントに参加し、世界に広げてくれる100組200人を募集。応募サイトより申し込むことができる。1991年に誕生した士郎正宗による漫画原作『攻殻機動隊』は、近未来を描き人智を超えた圧倒的な世界観で人気を集め、アニメ化、そして、押井守を監督に迎え劇場版アニメを公開。2004年には押井守の監督2作品目となる映画『イノセンス』が公開され、日本のアニメ作品としては初めてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されるなど、世界中から絶大な評価を博した。
2016年10月27日4月14日(現地時間)に『攻殻機動隊』のハリウッド実写版『GHOST IN THE SHELL』(原題)で主役の草薙素子を演じるスカーレット・ヨハンソンのスチールが公開された際、「なぜ草薙素子役が日本人じゃないのか?」とキャスティングに対して動揺や非難の声が上がる…という憂き目を見たが、現在も順調に制作中。制作会社の「Production I.G」が監督とキャスト、そして映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督、同じく『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』のサントラを手掛けた川井憲次、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山健治監督、と『攻殻機動隊』にゆかりのある3人が写っている写真をSNSに投稿。ルパート・サンダース監督やスカヨハは笑顔を見せており、撮影現場の和やかな雰囲気が伝わってくる。「MovieWeb」によると、キャスティングへのクレームを受けた制作側は、スカヨハ版草薙素子を「よりアジア人っぽく」見せるよう努力しているとは言うが、プロデューサーのスティーヴン・ポールは今回の映画化でスカヨハの役は「草薙素子」という役名ではなく、ただの「少佐」と呼ばれるキャラクターになることを強調した。また、ストーリーはサム・ライリー演じる「笑い男」によって引き起こされる世界規模で危険な事件を食い止めようとする、「少佐」と彼女が率いる公安9課を中心とした話になるということだ。(Hiromi Kaku)
2016年07月07日スーパーフード「キヌア」の殻日本ロレアル株式会社は、「キヌア」の殻エキスを使用した美容液「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」を4月23日(土)より新発売する。スーパーフード「キヌア」の廃棄されていた殻の部分を使用した美容液だ。記憶に残る女性に同社がおこなった調査によると、「素肌がきれいな女性」に対して約7割の男性が「もう一度会いたいと思う」と回答。素肌の美しさが、見た目の印象に大きくかかわっていることがわかる結果だ。新発想の“肌クレンズ美容液”「キヌア」の殻エキスは、肌の表面や内側の老廃物の排出を促す効果がある。「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」は、この効能を利用し、肌の老廃物を「出す」ことを重視した新発想の“肌クレンズ美容液”だ。触り心地は、するりとなめらかで、透明感の高い仕上がり。他のスキンケアの効果もわかりやすくなるという。「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」は、30mlで8,500円(税抜き)だ。4月6日(水)より新宿伊勢丹店にて先行発売がおこなわれている。公式オンラインショップでは、4月7日(木)18:00より予約開始だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・キールズから4月23日(土)、 “新・肌クレンズ美容液” 「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」が発売!
2016年04月07日鳥取大学は3月30日、カニ・エビ殻を原材料とする極細繊維であるキチンナノファイバー(キチンNF)の塗布によってアトピー性皮膚炎が抑制されることを確認したと発表した。同成果は同大農学部の東和生 助教、同工学部の伊福伸介 准教授らの研究グループによるもので、オンライン科学誌「Carbohydrate Polymers」に掲載された。キチンNFはカニ殻の主成分であるキチンをナノファイバーとして取り出したもので、幅が約10nmの極細繊維。これまでの研究で、肌の保湿効果および傷の修復促進効果などが確認されている。今回の研究では、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた実験で、キチンNFを塗布することでアトピー性皮膚炎の症状の進行を抑えられ、かつ皮膚の炎症の進行も抑えられることが確認された。キチンNF塗布により、炎症などの免疫反応で中心的な役割を果たす転写因子NF-KBの働きが抑制され、血液中の免疫グロブリンE濃度が減少したという。これに対し、従来のキチンにはそれらの効果は認められなかったことから、ナノファイバーという形態が皮膚のバリア機能の維持を可能にしていると見られている。同研究グループは、今回の成果によりキチンNFの皮膚炎への応用が期待されるが、実際の使用に向けては今後さらなる検討が必要だとしている。
2016年03月31日ビートたけしが、スカーレット・ヨハンソン主演の「攻殻機動隊」の実写映画化に出演することが分かった。アニメ化作の人気も高い、士郎正宗原作の同名SFコミックをドリームワークスが映画化するもので、「Variety」誌によると、たけしは内務省公安9課(攻殻機動隊)の荒巻大輔課長。スカーレットが演じるサイボーグ警官のヒロイン(原作では草薙素子)の上司にあたる。監督は『スノーホワイト』(’12)のルパート・サンダーズ。スカーレットのほかにマイケル・ピット、『LUCY/ルーシー』のピルウ・アスベックがキャストとして名前が挙がっている。昨年から『劇場版MOZU』、現在劇場公開中のウェイン・ワン監督『女が眠る時』では主演を務め、俳優として自作監督作以外への出演が続くたけしさんにとって、1995年にキアヌ・リーヴスと共演したロバート・ロンゴ監督『JM』以来のハリウッド映画出演となる。映画は2017年3月31日に公開予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月04日DMM.com、karakuri products、海内工業、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは共同で、アニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する多脚戦車「タチコマ」のリアライズプロジェクト「攻殻機動隊 S.A.C. タチコマ 1/2サイズ・リアライズプロジェクト」を発足したことを発表した。同プロジェクトは、士郎正宗氏のSFマンガを原作としたテレビアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する多脚戦車「タチコマ」を、コミュニケーションロボットとして1/2スケールで再現し、社会実装に関する研究・技術開発への応用を目的とするもの。コンシューマーへのロボット・コンテンツの認知の向上やイベント、テーマパーク、アミューズメント用途での市場開拓、人材育成などを目指す。昨年、karakuri productsと海内工業の両社が、「多脚ロボットプロジェクト」として一次試作機「Daniel 61」を国際ロボット展に出展し、重量面での設計を見直して再開発した二次試作機「MUSASHI」がプロモーションの一環として採用され、それをベースにコミュニケーションロボット「タチコマ1/2サイズ・リアライズプロジェクト」として公式に開発を進めることになったという。また、二次試作機の完成は今年4月末を予定しており、今年5月から2018年3月末にかけて、商業施設内での研究開発に移行し、社会実装を目的とした環境知能化技術の開発とともに、「1/2サイズ・タチコマ」の機能を段階的に向上させていく計画とのことだ。今後のプロジェクト展開は、プロジェクト公式WebサイトおよびTwitter公式アカウント(@multilegpf)にて公開される。なお、「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」とは、日本を代表する企業、大学の研究開発者、公共機関、そして製作委員会が一体となり、「攻殻機動隊」に描かれている数々の近未来テクノロジーの実現を追究するプロジェクトのこと。
2016年02月12日Cerevoは11日、士郎正宗原作のアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する小型多脚戦車「タチコマ」をモデルとした製品の開発に着手したことを発表した。発売は翌冬を予定しているという。これは、アニメやゲーム、映画などの作品中に登場するアイテムを、家電のテクノロジーを用いて現実世界に可能な限り再現するCerevoのプロジェクト「S2R(From screen to the real world)」の第2弾として企画されたもの。電動による作品同様の自立歩行または車輪による走行機能を基本に、スマートフォンやインターネットと連携する機能を搭載し、1/10程度のスケールでタチコマを現実世界に再現する。同社は、「S2R」第1弾としてアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃を再現したスマート・トイ「ドミネーター」を発表し、大きな話題を呼んでいた。今回明らかにされた新製品については、価格含む仕様の詳細はアナウンスされておらず、開発が進んだ段階で公開されるという。
2016年02月11日ディズニーで配給が決まっていたドリームワークス製作の実写版『攻殻機動隊』を、パラマウントが配給することになった。スティーブン・スピルバーグがディズニーを去ってユニバーサルの元で配給をすることに決めたのが理由。パラマウントもこの映画に出資していることから、新しい配給としてパラマウントが決まったようだ。来年3月31日の北米公開日は変わらない。その他の情報主演はスカーレット・ヨハンソン。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダース。撮影はニュージーランドで行われる予定。ヨハンソンの次回作は、来月北米公開予定のジョエル&イーサン・コーエン監督作『ヘイル・シーザー(原題)』今年は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、声の出演をする『ザ・ジャングル・ブック(原題)』も控える。文:猿渡由紀
2016年01月27日「いつかは幸せになりたい」「今の自分を変えたい」と思っている女子も多いでしょう。自己主張をするのが苦手だといわれるゆとり世代。自分の殻に閉じこもり、自己嫌悪や心配を抱えている人も多いものです。社交性はあり、普通に人と接することはできますが、何をするにも自分のなかの考えだけで突っ走ってしまい、自身の殻を剥けずに苦しんでいる女子を「タマゴ女子」と呼ぶそうです。■なかなか殻の剥けない「タマゴ女子」って?タマゴ女子は、周りの視線や評価を気にするあまり自分の殻に閉じこもり、苦しんでしまう乙女心を言います。「傷つきたくない」「嫌われたくない」という思いが根本にあるため、恋愛だけでなく仕事や人間関係など何をやってもうまくいきません。特に我が強く自信のない20代に多いと言われています。■脱する方法1:自己完結しようとしない<会話例>男「タマゴちゃん、メール教えて!」タマゴ女子「えっ・・・う、うん・・・(この人はみんなに連絡先聞いてるはず。絶対チャラい)」タマゴ女子は、「期待」や「希望」を自ら抑制する傾向があります。これは「傷つきたくない」という思いからきていますが、相手の心を勝手に自分なりの解釈でまとめあげる傾向があるため、何をするにも自己完結することが多いのです。自分で物事のハードルを下げ、自分を傷つけないようにします。自己完結ばかりしていては人と密に関わることができません。自分の思いを伝えること、決めつけずに相手の話に耳を傾けることが大切です。■脱する方法2:完璧を目指さない<会話例>男「タマゴちゃん料理うまいよねー」タマゴ女子「うん、毎日自炊してるから・・・(本当は週に1度程度しかやってないけど、今度はビーフストロガノフ作ろう・・・)」女子力や仕事、何事にも完璧を目指すと男性は辟易してしまいます。硬めのゆでたまごよりも、半熟ゆで卵のほうが好きという人は多いもの。かたい女性よりもやわらかい女性が好まれるのです。男性が好きなのはカレーやハンバーグ、ラーメンなどの単純なもの。頑張ってビーフストロガノフやロールキャベツなどを作るよりも、家庭的な味やボリュームのある料理を目指しましょう。また部屋の掃除にいたっても同じことが言えます。すみずみまでピカピカにすると居心地が悪いと感じる人もいます。「水回りはキレイ」「だけど部屋はちょっと散らかっている」くらいがちょうどいいのです。もちろん無理して背伸びする必要もありません。■脱する方法3:自分を磨きすぎない<会話例>男「銀座にあるレストランでオープンしたばかりの店があるんだけどさ・・・」タマゴ女子「ああ、そこ行ったことある。お肉の質はいいけどソースは微妙だよねetc」自分の世界に閉じこもるタマゴ女子は、自分を磨きすぎる傾向があります。知識があるのはいいことですが、一方的に評論する女性はモテません。「自分はこんなに頑張っているのだから、相手も頑張るのが当たり前」という押しつけや、「こんなこともできないの?」という上から目線もNGです。相手をジャッジするのではなく、耳を傾ける努力をしましょう。殻を破って幸せを手にできるといいですね!
2016年01月19日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、アニメ『攻殻機動隊ARISE』全4話および『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』を2015年11月25日(水)より4週連続で、PlayStation Plus(PS Plus)の加入者を対象として追加料金無しで配信する。士郎正宗氏の原作誕生から25周年を迎える「攻殻機動隊」シリーズ。『攻殻機動隊ARISE』は、若き日の草薙素子がいかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設するに至るかが描かれる結成前夜の"はじまりの物語"。士郎正宗×黄瀬和哉×冲方丁×コーネリアスという最高のスタッフが集結した、第四の攻殻機動隊プロジェクトとなっている。今回はプレイステーションのメンバーシップサービス「PlayStation Plus (PS Plus)」の加入者を対象として、『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』、『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』、『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』、『攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone』、『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』を配信。視聴対応端末(フォーマット)は、プレイステーション 4、プレイステーション 3、プレイステーション Vita、Web、プレイステーション・ポータブル、Xperia Tablet、Xperiaスマートフォン、ブルーレイディスクプレーヤー、Media Goとなっており、PlayStation Storeにて配信期間内にコンテンツをダウンロードすることで視聴できる。○PS Plus加入者対象コンテンツダウンロード期間■『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』2015年11月25日(水)~2015年12月1日(火)■『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』2015年12月2日(水)~2015年12月8日(火)■『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』2015年12月9日(水)~2015年12月15日(火)■『攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone』2015年12月16日(水)~2015年12月24日(木)■『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』2015年12月16日(水)~2015年12月24日(木)(C9士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年11月25日士郎正宗原作のアニメ作品『攻殻機動隊』シリーズを浮世絵化した「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」の予約販売が、10月30日よりスタートしている。シリーズの生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の上映や、11月からは舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』の公演が開始されるなど、2015年はさまざまな展開を見せた『攻殻機動隊』。同作を浮世絵化し今年9月に予約受付されていた第一弾「攻殻機動隊 浮世絵」に続き、第二弾「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」が新たに商品化される。作品を手掛けるのは、『攻殻機動隊 新劇場版』で総監督を務めた黄瀬和哉氏。同シリーズの名シーンであり、『攻殻機動隊 新劇場版』でもオマージュとして登場した「桜の二十四時間監視」をベースにキャラクターを新規で描き下ろし、浮世絵作品として完成させた。「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」は、国際的にも評価の高い浮世絵ならではの"彫り"や"摺り"の伝統技術を用いて「手漉奉書和紙」上に描写。全て手作りで制作されており、黄瀬氏が毛筆で描いた署名も版画にて再現されている。「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」は、300枚限定でオンラインショップ「OtakuWorksショップ」にて10月30日15時より予約開始。サイズは縦約340mm×幅約230mmで、価格は43,200円(税込、送料別途)となる。なお、掲載の画像は開発中の商品で、実際の商品に変更がある場合あり。(C)士郞正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年10月30日兵庫県「伊丹市」が全国に先駆けて実施する「安全・安心見守りプロジェクト」が、舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』と異例のコラボレーションを実施。両者が連携した「Super Security City ITAMI 2015~地方創生~」が始動する。○攻殻機動隊×兵庫県「伊丹市」PRポスターで京浜東北線を電車ジャック伊丹市が全国に先駆けて実施する「安全・安心見守りプロジェクト」と「攻殻機動隊」の世界観を重ね合わせ、伊丹市のシティプロモーションポスターが製作され、10月18日(日)~11月2日(月)の期間、3種類のポスターで京浜東北線1編成(10両)電車ジャックが行われる。ポスターデザインは、伊丹市出身の女優でモデルの青野楓が主演する舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』とコラボとなっている。ポスターでは、市内に安全・安心見守りカメラ(25km2に1,000台)を設置し、あわせて「Bluetooth」を活用した、こども・高齢者の見守り事業を実施する「安全・安心見守りプロジェクト」のPRに加えて、首都圏在住者の関西へのU・I・Jターンを促す「職員採用試験 首都圏募集」の告知も行われる。「職員採用試験 首都圏募集」では、関西出身者に限らず、伊丹市で活躍したい人なら、だれでも受験可能(ただし、年齢・職務経験の要件あり)で、試験会場は東京・秋葉原などが設定されている。伊丹市とコラボする、日本初の3D映像演出の舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』は2015年11月5日(木)~15日(日)に東京芸術劇場プレイハウスにて上演予定。
2015年10月16日11月5日から東京芸術劇場プレイハウスで公演される舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』の最新キャラクタービジュアルが公開された。本作は、攻殻機動隊の結成前夜を描き、2013年から2014年にかけて全4話で劇場公開された士郎正宗原作のアニメ作品『攻殻機動隊ARISE』を舞台化したもの。特殊な映像演出として、演劇では日本初となる3D映像を導入し、生身の役者による演技と3D映像とが複雑に絡み合った映像を体験できるほか、作品が持つ独特の世界観を舞台上で再現するため、さらに新たな映像技術を明治大学総合数理学部福地研究室と共同で開発したという。公開されたビジュアルでは、攻殻機動隊の前身である独立攻性部隊からトグサ(兼崎健太郎)、パズ(井深克彦)、そして主人公・草薙素子の恋人であるホセ(南圭介)、素子の上司・クルツ(護あさな)、全身義体の少女エマ(桃瀬美咲)の5人の姿が明らかに。髪型や衣装など、原作のキャラクターたちのイメージを忠実に再現しようとしていることが伺える。ほかキャストには、草薙素子役の青野楓をはじめ、素子たちに協力していく公安9課・課長の荒巻大輔役を塾一久、バトー役を八神蓮、ボーマ役を松崎裕、サイトー役を松村龍之介、イシカワ役を伊阪達也、サイード役を吉川麻美、イバチ役を高崎俊吾が担当する。また、演出は舞台版『ペルソナ』シリーズや『BLOOD-C ~The LAST MIND~』を手がける映画監督の奥秀太郎氏。脚本は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家で、『攻殻機動隊ARISE』でスーパーバイザーを務めた藤咲淳一氏、監修は『攻殻機動隊ARISE』シリーズの構成・脚本を手がけた冲方丁氏が務める。舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』は、東京芸術劇場プレイハウスで2015年11月5日~15日の期間で公演。チケット料金はプレミアムシートが9,900円(税込、特典付)、一般席が6,900円(税込)となっている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年10月14日アニメーション映画「攻殻機動隊」のポスターイラストを「浮世絵作品」として再構築した版画「攻殻機動隊 浮世絵」シリーズが発売される。本日9月2日より「OtakuWorks ショップ」にて、その第一弾の予約受付が開始された。納品予定は12月末~2016年1月末。価格は4万3,200円(300枚限定)。同商品は、士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」の劇場版アニメである「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(監督:押井守)のポスターイラストを、国際的にも評価の高い浮世絵の「手彫り」や「手摺り」といった江戸の伝統技術を用いて「手漉奉書和紙」に再現した浮世絵版画。落款には、大元となったポスターイラストの原画を描いた沖浦啓之氏が、この浮世絵のために毛筆で書いた署名が版画で再現されている。また、彫師には渡辺和夫氏(江戸木版画 伝統工芸師)、摺師には吉田秀男氏(文化庁 無形文化財選定保存技術認定職人)の両職人(「東京伝統木版画工芸協同組合」所属)が担当し、和紙は岩野市兵衛(人間国宝)によって提供されているという。なお、同商品に続く第二弾として、「攻殻機動隊 新劇場版」総監督の黄瀬和哉氏が同シリーズために描き下ろし中で、近日中にデザイン発表と予約開始が予定されているということだ。
2015年09月02日原作誕生から今年で25周年を迎え、物語の要である“攻殻機動隊”の結成前夜を描いた映画『攻殻機動隊 新劇場版』が絶賛上映中の大人気SFシリーズ「攻殻機動隊」。以前、主役にスカーレット・ヨハンソンを迎えてのハリウッド実写化のニュースや、「攻殻機動隊 ARISE」舞台化が発表されたが、この度、気になる舞台作の出演者が解禁された。1989年、士郎正宗による原作「攻殻機動隊」が誕生して以来、1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開。その圧倒的な作品世界と映像表現で世界中のクリエイターに衝撃を与え、後のSF映画に多大な影響を及ぼしたと言われている。今回舞台化される「攻殻機動隊ARISE」は、原作、映画、TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に続く“第4の攻殻機動隊”として2013年に全4作で発表された、攻殻機動隊結成前夜の物語を描いたシリーズだ。本舞台で、まだ若く血気盛んな時代の主人公・草薙素子を演じるのは、『ハイキック・エンジェルス』、舞台「BLOOD-C ~The LAST MIND~」などで注目を浴びるアクション女優・青野楓。荒巻大輔役を、「攻殻機動隊ARISE」シリーズや『攻殻機動隊 新劇場版』でも声優を務めた塾一久が舞台でも続投する。そして、草薙素子と独立攻性部隊を構成する面々、バトー役は、舞台「神様はじめましたTHE MUSICAL」巴衛役など舞台・映画と幅広く活躍する八神蓮。トグサ役に「ミュージカル テニスの王子様」真田弦一郎役をはじめ数多くの舞台にたつ兼崎健太郎。イシカワ役を「戦国BASARA」前田慶次役や、ロックミュージカル「BLEACH」で主演・黒崎一護役を務めた伊阪達也が好演する。パズ役を「DIABOLIK LOVERS」逆巻ライト役や「薄桜鬼SSL~sweet school life~」風間千景役の出演が控えている井深克彦。サイトー役を、「戦国BASARA」真田幸村役の松村龍之介、ボーマ役を舞台「K」の鎌本力夫役の松崎裕が演じる。さらに、イバチ役は「DIABOLIK LOVERS」逆巻レイジ役の高崎俊吾、クルツ役は舞台や映画を中心に活躍する護あさな、サイード役は舞台「P4U」エリザベス役の吉川麻美、ツダ・エマ役は「BLAZBLUE」ノエル役の桃瀬美咲、そして草薙素子の恋人、ホセ役は舞台「P4U」鳴上悠役や舞台「K」の宗像礼司役の南圭介が担当。演出は、舞台「ペルソナ」シリーズや「BLOOD-C ~The LAST MIND~」の演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本家でもあり「攻殻機動隊ARISE」スーパーバイザーを務めた藤咲淳一が担当。さらに最新作で脚本を務めた冲方丁が監修として参加している。実力派舞台俳優たちと、「攻殻機動隊」に精通した豪華スタッフ陣がタッグを組み、舞台上で創りだす新たな攻殻機動隊結成前夜“はじまりの物語”から、まだまだ目が離せそうにない。舞台「攻殻機動隊ARISE」は11月5日(木)から15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日フォーブスが運営する「夢酒知花」(東京都中央区)はこのほど、「気仙沼産殻付きウニ」の提供を開始した。同店は、和食ひとすじの料理人が作ったこだわりの料理と、和食に合う酒が楽しめるとする和食店。同店は震災で被害を受けた宮城県・気仙沼の完全復興を応援しており、気仙沼産の鮮魚を仕入れている。今回、気仙沼から届いたのは「殻付きウニ」。同店は「殻付きということはまだ生きている、ということ。東京にいながら、新鮮なウニが味わえる幸せを体験していただきたくて、こだわりを持って提供しています」とコメントしている。同店では、まずはウニを刺身で味わってほしいという思いから「とろけるお刺身」を提供。産卵の1~2カ月前の今頃が、身も大きくうまみをたっぷり蓄えていて、濃厚な味わいが楽しめるという。価格は税別600円前後(大きさによって価格が異なる)。「ふっくらホタテのウニ味噌焼き」(税別750円)は、気仙沼産の旬のホタテにウニ味噌をのせて焼き上げたもの。ホタテのプリプリの食感とウニの豊かな風味が楽しめるという。
2015年07月07日士郎正宗による原作の誕生から25周年を記念し、この夏公開される『攻殻機動隊 新劇場版』。主人公である草薙素子の過去と、彼女が率いる公安9課(=攻殻機動隊)の誕生を描いた『攻殻機動隊ARISE』、そして攻殻機動隊として初めて挑む事件を描く完全新作映画の製作にあたり、総監督・黄瀬和哉、脚本・冲方丁が再集結。公開を前に、本作に込めたこだわりはもちろん、長年クリエーターを刺激し続ける『攻殻』の普遍性、さらに25年後のエンターテインメントの形を語る。『攻殻機動隊 新劇場版』場面写真テクノロジーが飛躍的な進化を遂げる現代において、『攻殻』の歴史をさかのぼり“ひと昔前”を描くジレンマが『攻殻機動隊ARISE』、そして『攻殻機動隊 新劇場版』にはつきまとった。「今思ってる未来観はすぐ古くなる。過去の作品で素子たちはガラケーを使っていますが、さすがに今はスマホじゃないと無理があって(笑)」(黄瀬総監督)、「企画が動き出した数年前に、現実社会でここまでタッチパネルが普及するとは想像していなかった」(冲方氏)一方で、士郎氏が生み出した『攻殻』ワールドには、時代を経ても色あせない魅力が秘められている。冲方氏にとって原作は「教科書のような存在」だといい、「複雑だけど、破綻していないし、遊び心まである。サイバーパンクの世界で政治劇を描くというフォーマットは揺るぎない個性ですし、今後、次世代のクリエーターが『攻殻』の世界にどんなプラスアルファを見出すか、とても楽しみにしています」と未知なる可能性に、心を踊らせる。「プラスアルファといえば、やっぱり興味があるのは、近未来の人たちがどんな娯楽を楽しんでいるかってこと。例えば、どんなスポーツを観戦するのか?想像するだけで楽しいですよ。意外と“リアルの価値”が重視されているかもしれない」(冲方氏)、「将来、人間にとっての“身体性”がどれだけ意味を持つのか…。そこがカギですね。今だって、こと恋愛に関しては、ネット上のつながりで満足している人たちもいますから」(黄瀬総監督)。まさに『攻殻』25周年のクライマックスを飾るにふさわしいエンターテインメント作品に仕上がった『攻殻機動隊 新劇場版』。「ARISEという形では、これでおしまいです」(黄瀬総監督)、「やりきった感がありますね」(冲方氏)とそれぞれの達成感が刻まれた本作は、長年のファンはもちろん、『攻殻』に初めて触れる観客にとって格好の“入り口”となるはずだ。新たに生まれたファンが、今後いかに『攻殻』ワールドを楽しむかも非常に興味深い。『攻殻機動隊 新劇場版』6月20日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2015年06月17日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』と、現在放送中のTVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の2作品がコラボレーションしたイベント「『攻殻機動隊 新劇場版』×『シドニアの騎士 第九惑星戦役』SFコラボナイト」が、6月24日に東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催される。本イベントには、『攻殻機動隊 新劇場版』の総監督・キャラクターデザインの黄瀬和哉氏と脚本を手がけた冲方丁氏、そして『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の瀬下寛之監督と、『シドニアの騎士』原作者の弐瓶勉氏が登壇。豪華スタッフがお互いのSFの世界感や魅力、SF世界の表現と可能性など、クリエイターならではの視点で語り明かしていく。特に冲方氏は、弐瓶勉氏の大ファンであることを自ら公言しているので、作品に対する熱いトークが期待される。当日はトークショーのほかに、『攻殻機動隊 新劇場版』と『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の第10話&第11話、そしてTV放送直前の第12話(最終話)を先行上映。イベントは、6月24日19:00より東京・TOHOシネマズ日本橋(スクリーン7)にて開催、チケットは上映劇場の公式サイト・劇場窓口で販売中。価格は3,000円(プレミアボックスシートは4,000円)となる。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。総監督・キャラクターデザインは黄瀬和哉氏、脚本は『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を手がけた小説家の冲方丁氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社刊)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。2014年4月~6月に放送されたTVアニメは、世界50カ国以上で放送・配信され、2015年3月に『劇場版 シドニアの騎士』が公開。2015年4月から新シリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠(MBS、TBS、CBC、BS-TBS)で放送中。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2015年06月17日●「ロボットの恐ろしさは姿かたちではなく年をとらないこと」2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZEPROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。記者説明会の第1部に続いて行われた第2部のレポートをお送りする。第2部では「攻殻機動隊S.A.C. 」シリーズ監督・脚本を手がけた神山健治氏や、小説家で「攻殻機動隊ARISE」シリーズ構成・脚本、「攻殻機動隊新劇場版」脚本の冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見昌彦 教授、南澤孝太 准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。○まずはロボットや義体 - 「どこまでが自分の身体なのか」トークはまずロボットや義体の話から始まった。神山健治氏は「攻殻機動隊 S.A.C.」時代を振り返り、当時は既にある技術とまだ存在しない技術間の差異を描くために「現実と未来のテクノロジーをなるべく接近させるように描いた」と語った。義体は身体に物理的に繋がったかたちで身体拡張を起こすもの、ロボットは自分の身体から離れた遠隔操作をする対象で自分の分身、あるいはAIが搭載されて自律的に動くものという捉え方だったという。それに対し稲見教授は「身体拡張」と「身体の代理」というのは研究上での捉え方と同じだと答えた。身体拡張は「いかに人に合わせていくか」という問題があるが、身体の代理となると人と同じかたちで同じような機能で動かす必要があり、それぞれ違った難しさがあるという。南澤孝太准教授は、遠隔地にロボットをおいてログインし、まるで自分がそこにいるかのようにロボットを使う「テレイグジスタンス(遠隔存在感)」という研究について紹介。モデレーターを務めた株式会社HEART CATCH代表取締役の西村真理子氏はその研究について、意識と身体が分離された体験をしたとコメントした。既に工学的にも「どこまでが自分の身体なのか」といった問題について考えられる時代だという。これから起こるべくことについて、どんな期待あるいは恐怖があるかという問いに対しては、神山氏は「S.A.C.」第1話に登場した芸者ロボットについて触れた。ロボットの将来を考えたときに、非常に高くつくロボットを肉体労働のために使うよりは、エンターテイメントや、今後登場するだろう第3次産業のさらに次の産業に使われることになるのではないかと考えたという。つまりロボットにはコストがかかるので、人間ができないことをロボットにやらせるようになるのではないかというわけだ。昔のSFが想定したのとは違うかたちで人間の職が奪われていくかたちになるのでないかと語った。冲方氏は「ロボットの恐ろしさは姿かたちではなく年をとらないこと」だと述べた。たとえば本当に年をとらない永遠のアイドルもできてしまう。疲れず衰えないこと、それがロボットの有用性であり、一部の人間が嫌悪するところではないかと述べた。「ARISE」では戦争以外の動機でサイボーグが普及する理由を考えなくてはならず、そのために「老人が衰えた肉体を交換する」といった用途を考えたと解説した。身体の拡張を内側、すなわち臓器のほうに向けたという。永遠の若さを保つための全身義体だ。また、いわゆる「不気味の谷」がどんどんなくなっていく状態が今日既にあることから、人間と全身義体の違和感の描き方が難しく、違和感を持っている人間のほうが差別的であるといった描き方をしたと述べた。かつて生物学を学んでいた稲見氏は、人工物で「不気味の谷」を超えるのはまだ難しいが、内臓というアプローチは面白いとコメントした。ベルギー人アーティストWimDelvoyeによる「Cloaca」シリーズなどを指して、メディアアーティストによる人間の消化の仕組みを真似たロボットもあると紹介した。南澤氏は、義体のサイボーグが食事をする理由として、他の人と交流して溶け込んだり、生きがいをもって「生きている」という確証を持つためではないかと語り、義体を持った上で「人間は何のために生きているのか」という問いが改めてクローズアップされると述べた。恋愛や食べる行為は、生きていく意義を確認するために必要なのではないかという。また、そもそも身体を持つ理由として、身体が外界とのインターフェースになっていて、インターフェースを通じて他者との触れ合いや食事などの楽しさを得ていくのだろうと述べた。神山氏も本来食べる必要がない義体用の食べ物を作中で出した例を挙げて、搭載された感覚受容体の数が多いほうが高価な義体であるはずで、それは必要不可欠だからではなく楽しみのためのものになっているのだろうと述べた。「攻殻」の世界を突き詰めると、最初は肉体を切り捨てる段階があって、さらにその先に、肉体を手に入れなおすようになるのではないかと考えているという。冲方氏も「日常空間には機能だけを考えると要らないものだらけだが、精神的には必要なものが多い」とコメントした。自分が相手にどう受け取られるか、自分が他者をどう受け取るかのために必要な装飾の類だ。そして「脳が並んでいるだけだったただの並列だが、実際の人間は並列を嫌う」と指摘した。南澤氏も「ARISE」での草薙素子が義体を変えながら成長していくことについて触れた。本来は、子供の脳のまま大人の身体を操ることも可能なはずだ。しかし素子は、子供、ティーンエージャーと義体を乗り換えながら成長していく。「身体と(精神の)成長は切り離せないものなのかもしれない」と語り、また義体が社会に溶け込むためにどうすればいいかという部分は研究の種にもなるかもしれないという。神山氏は「肉体を捨ててみたら要らないと感じるかもしれない。こればかりは試してみないとわからないが、肉体と精神が不可分であると思いたい」と答えた。●エネルギーは「逃げたいテーマ」○電脳、AI - 進化を加速させるキーは「共有」続けて話題は電脳やAIに移った。冲方氏は「ARISE」での素子の電脳空間の描写について、これまでは電脳空間と現実空間とを描き分けるほうが普通だったが、今回は変えなかったと解説した。「もう視聴者もわかるだろう」という判断があったからという。また、素子の電脳空間には最初は自分しかいないが、だんだん部屋が増え、椅子や壁なども増えていき、個人のパーソナリティがわかる空間として描いたという。同様にAIも人間と区別せず、声色も特に変えなかったと解説した。南澤氏は既にみんなが好きな電脳空間をクリエイトしはじめているのかもしれないと述べた。また作中に登場するAIロボットである「ロジコマ」が会話できるようになるシーンが好きで、会話ができるようになってコミュニケーションし始めることで身体を得たAIそのものが成長していく過程が面白いという。「実際のAIも次は身体を持たせて経験を積むという過程にいくかもしれない」と語った。AIが「攻殻」世界に近づくための道は遠いが、稲見氏はコミュニケーションによってリアリティを上げていく、インタラクションしているあいだに対象のことを信じられるようになるという手法で、スキップできるかもしれないと触れた。神山氏はアップル「iPhone」のSiriとの会話を通して、まずは対話以外にあえてAIが触覚や物理的移動を経験することで、より人間に近づくことがあるのかなと感じたという。「S.A.C.」には物理的には遠い人が距離的なハンデを超えて会話する、facebookやTwitter的なシーンがあるが、今日でも、脳が直接繋がってはいないけれども、電車に乗りながら複数の人と同時に会話したりしているわけで、電脳の第一段階にはあるのではないかと考えているという。さらにそこにAIがどう介入してくるのかが次の段階で、たとえばスマフォで他のことをしているときにAIが支援してくれるような状況を想像しており、そこから、支援型のAIがスマフォから外部に行く、たとえば自動車に搭載されるといった可能性もあるのではないかと述べた。自動運転は研究段階ではだいぶ進んでおり、南澤氏は「AIが物理的なかたち、世界に影響を与えるような実態を持つというのが重要なファクターだ」と述べた。稲見氏は「経験を共有できるところがAIを人以上に進化加速させるキー」だと語った。○都市 スマートシティ - 「攻殻機動隊」世界のエネルギー源は?3つ目の話題は「都市」。「S.A.C.」ではガラケーで電話しながら普通のガソリン車を手動運転しているシーンがあるが、自動運転車は想像以上の速度で進歩している。神山氏は、これまでの自動車は所有する価値観で投資されていたが、自動運転になるとその意味がなくなり、さらに街のデザインや土地利用の仕方、インフラもダイナミックに変わってくるのではないかと述べた。いっぽう電脳化が進んだ世界で本当に移動が必要なのかという問題もある。また、ドライブする喜びを本当に放棄するのだろうかという問題意識もあったという。いっぽう軍用では無人飛行機が普及している。人命は色々な意味で重要だからだ。民間のドローンがここまで普及するのは盲点だったという。冲方氏も「ルンバが出た時点で衝撃だった」と話を受けた。技術的に何が古くなるかは読みづらいという。稲見氏は技術ガジェットは一周して新しくなることがあるとフォローした。「攻殻機動隊」の世界で曖昧にされているのがエネルギーだ。神山氏と冲方氏はエネルギーは「逃げたいテーマ」だと述べた。稲見氏は将来の都市のあり方として、今日とはまったく違って、情報と情報処理するためのエネルギー源が一体化したような別のものになっているかもしれないと述べた。だがその時代のエネルギー源が原子力や化石燃料なのか、クリーンエネルギーなのかはわからない。だが分散化した電源がネットワークをなすかたちになるのではないかと南澤氏は語った。新たなエネルギー源ができたとしても、それを広く全人類が使えるかどうかは、また次の人類的テーマかもしれないと神山氏はコメントした。冲方氏によれば「ARISE」では旧市街と新市街とを分けて描写しているという。旧市街はインフラが整っておらず高度な電脳化サービスが受けられない。いっぽう、新市街は信号機も表示灯もない。中央が各自動車に干渉しており、交通渋滞もないという世界だ。だが一度ハッキングされると大変なことになる。エネルギー部分に関してはバッサリとカットしたという。ちなみに一番どうしようかと思ったのが「義体はなぜ重いのか」という問題。その重さはバッテリーだろうと思い、またサイボーグと生身の生活感の違いを、エレベーターなどで出そうとしたという。ただし「詳細にやろうとすると映像的には煩わしくなるので、隠れテーマとしてちらちら描く程度に抑えた」。神山氏も義体のエネルギー源についてはいろいろ考えたそうだ。稲見氏は、指数関数的に速くなる計算機の進歩に比べてバッテリー性能の向上は線形なのでバッテリーで重たいというのリアルかもしれないとコメント。いまならワイヤレスで常に給電されるようなかたちかもしれないと述べた。たとえば未来の都市機能の中核的インフラがワイヤレス給電になるような状況もあり得るのではないかと南澤氏も述べた。だがそうなると都市部を離れた状況では動けなくなってしまうが、現実的な話題としては、震災対策の公園などには充電装置を備えることが重要だろうと語った。○研究とフィクションの世界で互いに「並列化」を最後にまとめとして、それぞれがコメントを述べた。稲見氏は「光学迷彩」で有名だ。「今の私がいるのは攻殻のおかげ。研究上の夢と元気をもらった。ロジコマやタチコマをかたちにすることができればと願っている」と語った。南澤氏は「私は第2世代で、稲見先生たちの影響で読むようになった」と語り、「わくわくする世界観が緻密に描かれていて、それを超えたい、描かれていないものはなんだろうと考えるもとになっている」と述べて、会場に設置していたテレイグジスタンスのデモを通して「身体が切り離される感覚の一端を味わってもらいたい」と述べた。神山氏は、「物語を作る上で研究者の本を読んだり取材をする上で、なるべく絵空事にならないリアリティのある作品を描くように努力している。攻殻から逆に研究ソースを得たと言われると、アニメを作ってる立場の人間として勇気をもらえて有難い。相互に並列化しながら、さらにみなさんを驚かせる作品が作れたらなと思うので今後も情報共有をお願いしたい」と語った。冲方氏は「テクノロジーがここまで早く進むか、参ったなという気持ちが強かった」と述べた。「SFが『すこし不思議』な、ブラックボックスはあるけど、何が実現できればいいかがわかているような状況で、フィクションがどうやりかえすか」が、今後の課題だという。ただし今は「やりかえしかたが限定されている」という。視聴者側が知っている状況がないとフィクションは成り立たないので、視聴者が増えれば増えるほど「攻殻」の世界は広がっていくことができる。そして「もしかしたら攻殻世界でスポーツやラブコメ、スポ根もできるかもしれない。まったく考えつかなったようなアイデアを提示できるようになるかもしれない。切迫感や焦りを抱きつつ、研究成果を並列化のほどをよろしくお願いしたい」と語った。
2015年06月15日2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。「攻殻機動隊」とは1989年に士郎正宗氏による漫画として誕生した作品。その後1995年に押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』としてアニメ映画化され、世界の注目を浴びた。2002年からは「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」としてテレビアニメ化(神山健治監督)。シリーズは同「S.A.C. 2nd GIG」、「S.A.C. Solid State Society」と続いた。さらに現在、「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」が黄瀬和哉監督、シリーズ構成・冲方丁氏で製作されており、6月20日(土)からは「攻殻機動隊」25周年記念作品の完全新作長編アニメ映画として『攻殻機動隊 新劇場版』が公開される。「攻殻機動隊」はSF作品で、作中に登場するサイボーグ技術「義体」や「電脳」は架空の存在だ。しかし魅力的な作品設定は今でも少なからぬ人たちに影響を与えている。「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT(リアライズ・プロジェクト)」は、「攻殻機動隊」らしい科学技術の実現(リアライズ)に向けた情報発信と研究開発、起業活動支援を目的としたプロジェクトである。説明会は2部構成で行われた。第一部は、プロジェクトの概要説明を「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長である株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が行った。第2部は神山健治氏や冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見教授、南澤准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。まずは第一部をレポートする。最初に「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長で、株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が挨拶に立った。石川氏はまず士郎正宗氏の原作について触れ、「話の根っこの強さ、SF設定の緻密さ。設定の時代である2029年が近づけば近づくほど、士郎正宗氏の時代を見る目の凄さを感じる」と語った。アニメについて士郎正宗氏は原作を気にせず好きにしていいと言っているが、原作が緻密に描き込まれているので、描いてはいけない部分があるという。同プロジェクトでは、単に描かれているものを実現するだけではなく、原作に描かれてなかったとしても世界観に合致するものの実現を目指すという。原作に寄り添うだけではなく、士郎正宗氏の原作に近づいていくような、もしかしたら次の攻殻機動隊に出てくるようなものがリアライズできたらと考えていると述べた。また、現在アニメ化が進んでいる「ARIZE」は2029年の前を描いた作品であり、「新劇場版を見ていただければ、リアライズプロジェクトのことも、言いたいことがわかってくれると思う」と述べた。最後に石川氏は「アイデアや技術が間違った方向にいかないように、また日本の科学技術の発展に貢献できるように、実行委員会と事務局が中心となって、産学官と連携して中長期のプロジェクトとして進めていきたい。新たな取り組みとして、ぜひ皆様にご期待いただければと思う」と挨拶を締めくくった。○プロジェクト概要「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」では、メディア事業、インキュベーション事業、プロジェクト関連事業、アワード事業等を行う予定だ。まずメディア事業では、攻殻機動隊の世界に近いものを独自に取材してキュレーションしていくほか、SNS連動や、各メディアともタイアップしていく。インキュベーション事業では今回、株式会社NTTドコモベンチャーズの協力で攻殻機動隊のテーマにあった研究開発やスタートアップを対象とした「コンテスト・ハッカソン」を開催することが発表された。これらをアワードとして表彰する予定。説明会ではプロジェクト・関連事業の一例として、日本で初めてとなるフォトグラメトリースタジオ「Avatta」を運営・監修する写真家の桐島ローランド氏が登壇した。「フォトグラメトリー」とはカメラで複数角度から同時撮影して3Dモデルを作るという技術だ。「AVATTA」では、84台の一眼レフカメラ(NikonD5300)を使っている。従来の3Dスキャンによるモデル作成よりもリアルなアバターが作れる点が特徴で、しかも従来は数カ月かかっていた作業が10日間程度ですむようになったという。桐島氏は3Dデータを用いた新しい表現をこれから試していきたいと語った。会場には撮影を行ったモデルの有馬綾香さんが「攻殻機動隊」主役の草薙素子のコスプレで登場した。撮影そのものは手と足を少し広げて立ついわゆる「Aポーズ」で行う。会場では作成した3Dモデルに服や髪の毛のモデルを着せて作った3Dモデルが紹介された。有馬綾香さんのほか、コスプレイヤーのうしじまいい肉さんも撮影を行っており、両者のモデルはウェブサイトで閲覧できるようになる予定。背景には心電図上のパルスが出ているが、これはうしじまいい肉さんが着用しているApple Watchが計測したデータをリアルタイムで反映したものだという。続けて株式会社ライブアース代表取締役社長の庄司真史氏が登壇した。「攻殻機動隊」に登場する電脳、義体、ロボットなど要素技術を整理して、どれだけ現実のものになっているかを検証していき、意味のあるかたちで還元する試みを事務局では行っていくと述べた。庄司氏は特に「攻殻グラフ」という「攻殻」世界の可視化を目指すプロジェクトについて解説した。セマンティックネットワークに基づいて要素をグラフ化し、世界を分析・整理していき、ネットワークは世界を検索するアルゴリズムへと昇華させていくことを目指すという。これまでのグラフ化で「攻殻機動隊」の技術は「機械(ロボット)」、「都市(スマートシティ)」、「人工知能(AI)」、「義体(サイボーグ)」、「電脳(サイバー・ブレイン)」の5つに大別されることがわかった。もっとも実現が難しいのが電脳分野で、2029年までにどれだけ進むかはまだわからない。いっぽう、いまのスピードで技術が進むと、人間のニューロンよりも速い処理速度をもった計算機が安価に手に入ると考えられると庄司氏は語った。各技術を取材し記事にした結果を、読者、専門家、各メディア、事務局での値などから「攻殻係数」として定量評価し、アワードなどを通して、社会の発展に寄与するように還元していきたいという。今回、例として出されたのはライブアースの地球儀技術「LiVEARTH」を使って、産業用ロボットの取引額をウェブ地球儀上に可視化したもの。日本から世界への輸出額が非常に大きいこと、欧州では地域内での取引が多いことなどがわかる。○コンテスト・ハッカソンを実施予定コンテスト・ハッカソンについては、NTT ドコモ・ベンチャーズ取締役副社長の秋元信行氏が紹介した。秋元氏は「攻殻機動隊こそ未来ビジョンなのではないか。現実世界が攻殻機動隊の世界を追いかけている。現在の技術の発展系が攻殻機動隊の世界に繋がり得るのではないかと思っている」と述べた。映像作品だけではなく「日本を代表する未来ビジョン、テクノロジー・ロードマップである」と考えているという。コモンズ代表で事務局の武藤博昭氏はアワード事業について紹介した。サイトから攻殻機動隊らしいニュースをについて報じる「攻殻ニュース」からもっとも「攻殻係数」が高いものを1年に1度表彰する。そのほか、コンテスト・ハッカソン事業で募集するチーム・団体参加、個人参加、企業家向けのそれぞのれの募集種類から優秀な作品を表彰し、開発資金や企業支援などを与える。詳細は応募要項が固まり次第公開されるが、7月に発表、8月に募集を開始し、翌年2月上旬にアワードを実施する予定だという。産官学のコラボレーションを通してイノベーション、大手企業の休眠特許の呼び起こしなどを目指したいと述べた。
2015年06月13日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の完成披露上映会が9日、東京・新宿バルト9で開催され、脚本を担当した冲方丁氏、黄瀬和哉総監督、野村和也監督、主人公・草薙素子を演じた声優の坂本真綾、本作で声優に初挑戦したEXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOらが登壇した。完成した本作について黄瀬監督は、「率直に言うとせいせいしました。映画が終わって、今日参加されているスタッフさんがいなくなってからも僕だけTVシリーズの作業をやって寂しかったので。いまはテレビも終わって本当にせいせいした気持ち。映画とテレビ一緒にやっちゃいけないね」と、ほっとした表情。一方、脚本の冲方氏は「『攻殻機動隊』は、僕にとってもデビュー時の教科書のような作品。お話をいただいた時はどうしようかなと悩みました」と振り返り、「でも、ようやくこの劇場版で、僕らにまわってきたバトンに、雪だるま式にたくさんのいろんなものをつけて、次の世代に渡すことができてせいせいしました」と黄瀬監督の発言に重ねた。ストーリーについては、「劇場版にあたり、コンセプトをきちんと定めて"第四の『攻殻』"を描こうと決めていた」という冲方氏。野村監督とのミーティングでは「監督から『僕は青春を描きたいんです』というお話があり、『攻殻』と青春をどう成立させるか悩んでいたところに、どなたかが『原作で桜のシーンがあったよね』と、ふと口にしたのを聞いたんです。それで、『よし、じゃあ"青春と卒業"でいくか』と決まりました」と振り返った。「個人的にも、サイボーグものにとっておもしろいマッチの仕方をしたなと感じました」と感慨深げな様子で、「10年前や20年前にはネットやサイボーグという概念が一般的ではなく、表現が難しいところも多かった。本作では、今だからこそといえる『攻殻』を作ることができました」と自信をのぞかせた。参加したキャスト陣も、「この作品に参加できてうれしかった」と口々に語るなど、『攻殻』への思い入れもひとしお。"眠らない眼"と呼ばれる義眼をもつキャラクター・バトーを演じた松田健一郎は役柄にかけ、緑色のペッドボトルキャップを目に付けたあいさつで会場を沸かせ、「プレッシャーだらけの中、『自分がやってしまっていいのか』という葛藤を抱えながら、やっと劇場までたどり着きました。僕のバトーに対する思いは出しきったつもりです。最後の"あのシーン"を演じられたのは、コミックから見てきた僕にとっては本当にうれしかった」と言葉を詰まらせた。公安9課の長・荒巻大輔を演じた塾一久が、「一人壁ドン見ていただけましたでしょうか?」と演じたキャラクターの見どころを挙げ、「手前みそながら、本当にすばらしい作品です。ただ、このいとおしい共演者のみなさんとお別れになるのが寂しい」と語ると、サイトーを演じた中國卓郎も、「『攻殻機動隊 新劇場版』の台本は4冊に分かれていて、収録が最後の4冊目になった時には切ない気持ちになりました」と、仲間たちとの別れを惜しんだ。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月10日EXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOが9日、東京・新宿バルト9で開催されたアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』(6月20日公開)の完成披露上映会に、主人公・草薙素子を演じた声優の坂本真綾、黄瀬和哉総監督、製作総指揮の石川光久氏らとともに登壇した。NAOTOは、本作で声優に初挑戦している。兄の影響から、原作コミックを揃えるほど『攻殻機動隊』ファンであるというNAOTO。本作では、総理大臣の息子であり、首相補佐官として物語のキーマンとなる藤本修を演じている。声優初出演作が『攻殻機動隊』であったことについてNAOTOは、「小学生のリトルリーグのピッチャーが、初めての登板で大リーグのマウンドに立つような気持ち」と例えた。声での演技を、「首相補佐官という役柄なので、セリフは人生において初めて発する言葉たちばかり。それを、あたかも今までずっと使ってきたかのようにしゃべるのは難しかったですね」と振り返った。NAOTOが演じる藤本は、謎めいた主人公・素子に興味を持つ。その設定についてNAOTOは、「素子は個人的にも大好きです。彼女は、まさに上司にしたい女性No.1なんですよね。仕事においては頼りになるし、女性的でセクシーな部分もある。こんな女性が上司でいてくれたらうれしい」と語り、「素子としゃべるシーンには、本当に夢がかなったという思いです」と明かした。さらにNAOTOはこの日、『攻殻機動隊』の25周年を祝うため、「夢がかなう」という花言葉を持つ、青いバラを25本用意。素子を演じた坂本に手渡すと、坂本は「えっ、私に? なんだか私が25周年みたいですね」と驚きながらも「作品に関わったみなさんでいただいたものだと思います。ありがとうございます」と感謝を述べた。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。劇中音楽をコーネリアス、アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。この日の上映会にはその他にも、野村和也監督、荒巻大輔役の塾一久、トグサ役の新垣樽助、イシカワ役の咲野俊介、パズ役の上田燿司、サイトー役の中國卓郎らが登壇した。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月10日ソニーマーケティングは9日、4K対応液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」と映画「攻殻機動隊 新劇場版」コラボ企画の一環として、オリジナル動画を公開した。動画は「攻殻機動隊×4Kブラビア」のキャンペーンサイトで視聴できる。今回のキャンペーンは、5月13日に発表された「X9300Cシリーズ」など4Kブラビア7機種の発売に向けて実施されている。キャンペーンサイトでは、6月20日公開予定の映画「攻殻機動隊 新劇場版」の最新映像を公開。動画内では、映画の製作スタッフが4K画質の映像再現についてインタビューに答えている。動画の1分47秒からは、映画の未公開映像を約25秒収録している。
2015年06月09日原作漫画誕生25周年を記念し、「攻殻機動隊」の誕生の秘密に迫った完全新作ストーリーで贈る『攻殻機動隊 新劇場版』。6月20日(土)の公開を目前に、この度、本作の冒頭12分間にも渡る本編映像が解禁となった。1989年、士郎正宗による原作「攻殻機動隊」が誕生。1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開され、その圧倒的な作品世界と映像表現により、ウォシャウスキー姉弟(『マトリックス』)やジェームズ・キャメロン(『タイタニック』『アバタ―』)を始めとする世界中のクリエイターに影響を与え、後のSF映画の映像表現に革命を起こしたといわれる本シリーズ。今回解禁された冒頭12分間では、本作の物語の鍵となる“大使館人質事件”“総理大臣暗殺事件”の2つの事件の勃発が描かれている。大使館で起きた人質事件の捜査に乗り出す草薙素子たち7名。しかし事件の背後には電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在が見え隠れし、スナイパーであるサイトーは、事件の鍵を握る衝撃的な人物を目撃する。時を同じくしてホテルで秘密会談中の総理大臣と、同席する草薙素子のかつての上司である501機関のクルツ。部屋に運びこまれたトランクは、クルツによる静止も間に合わず、総理大臣自らの手によって爆発し、戦後最大の事件である「総理大臣暗殺事件」が発生してしまう…。映像では、「攻殻機動隊」の見どころである電脳会議シーンや迫力のアクションシーンを、冒頭から余すところなく披露。この2つの大きな事件を契機に、草薙たち“はぐれ者の寄せ集め集団”がいったいどのような物語を展開していくのか…続きが気になる映像に仕上がっている。全世界が注目する本作の世界観を、いち早く体験できる本映像を見ながら公開に備えたい。『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日士郎正宗の原作誕生から25周年を迎え、TVアニメ新シリーズの放送や完全新作『攻殻機動隊 新劇場版』の公開などアニバーサリー・イヤーに相応しい盛り上がりをみせる「攻殻機動隊」。以前、主役にスカーレット・ヨハンソンを迎えてハリウッドで実写化されると発表されたが、この度、日本での「攻殻機動隊 ARISE」舞台化が決定した。1989年に原作漫画の連載がスタートして以来、映画・TVなどに映像化され、1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開。その圧倒的な作品世界と映像表現は『アバター』のジェームズ・キャメロンや『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟など、世界中のクリエイターに刺激を与え、後のSF映画にも革命を起こしたとされている。今回舞台化される「攻殻機動隊ARISE」は、原作、映画、TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に続く“第4の攻殻機動隊”として2013年に全4作で発表。まだ若く血気盛んな時代の草薙素子を主人公に、彼女が公安9課のメンバーとどのように出会ったか、いかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設したのか…攻殻機動隊結成前夜の物語が描かれており、現在放送中の新TVシリーズ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」では、これに『攻殻機動隊 新劇場版』へ繋がる完全新作エピソードが追加された構成で、“攻殻機動隊”はじまりの謎に迫まるシリーズとして人気を博している。演出を務めるのは、舞台「ペルソナ」シリーズや「BLOOD-C ~The LAST MIND~」の演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本家でもあり「攻殻機動隊ARISE」スーパーバイザーを務めた藤咲淳一が担当。さらに最新作で脚本を務めた冲方丁が監修として参加。数多くの舞台演出の経験を持つ奥さんと、“攻殻機動隊”に精通した藤咲さんと冲方さんがタッグを組み、舞台の上で攻殻機動隊結成前夜“はじまりの物語”を創りだす。いまだ出演者情報などは未発表。ハリウッドではスカーレット・ヨハンソンが演じる草薙素子役は今作では誰が演じるのか、また9課のメンバーのキャスティングは誰になるのか、気になる続報を心待ちにしよう。舞台「攻殻機動隊ARISE」は11月5日(木)から15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定。映画『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日『攻殻機動隊』25周年を祝い歴代3監督が登壇するトークイベントと、初映像化作品から最新作まで一挙に上映されるオールナイトイベントの開催が決定した。原作誕生よりすでに四半世紀を経て、6月20日(土)より完全新作『攻殻機動隊 新劇場版』が公開となる『攻殻機動隊』シリーズ。今回決定したイベントでは、攻殻機動隊の歴史を築いてきた監督たちの夢の対談が実現し、公開前日に最新作を鑑賞することができる。トークイベントのゲストとして登壇するのは、最新作の総監督・キャラクターデザインを務めた黄瀬和哉、脚本の冲方丁と、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の監督である押井守、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の監督の神山健治、さらにこれらすべての作品でプロデューサーを務めたProduction I.Gの石川光久。これまでの25年間の歴史の中で、歴代監督が一堂に会し、“攻殻”について語り明かすのは初めて。さらに、入場者には特典として公開一週目の入場者プレゼントである攻殻機動隊25周年記念複製原画セットに加え、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』ほか公開当時のチラシ集(一部復刻版)をプレゼント。ファン垂涎の特典に、大きな注目が集まりそうだ。これまでのファンだけではなく、新劇場版からの“攻殻”ビギナーにとっても特別な一夜になりそうな本イベント。チケットは6月5日(金)24時から発売とのこと。『攻殻機動隊 新劇場版』公開前夜!攻殻機動隊25周年オールナイトイベントは6月19日(金)19:30~翌05:20終了予定。(随時休憩含む)(text:cinemacafe.net)
2015年06月04日アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の6月20日公開を前に、「攻殻機動隊」生誕25周年を記念したオールナイトイベントが、東京・TOHOシネマズ新宿で6月19日に開催されることが明らかになった。本イベントでは、『攻殻機動隊 新劇場版』で総監督・キャラクターデザインを務めた黄瀬和哉氏、脚本を担当した冲方丁氏に加え、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の神山健治監督、さらに、これらすべての作品でプロデューサーを務めたProduction I.G代表・石川光久氏など、「攻殻機動隊」の歴史を築いてきたメンバーが登壇。同シリーズの歴代監督が一堂に会し、作品について語るのは今回が初となり、製作サイドも「非常にレアな一夜になること間違いなし!」と胸を張る。入場者には特典として、『攻殻機動隊 新劇場版』公開一週目の入場者プレゼントとして用意されている「攻殻機動隊25周年記念複製原画セット」に加え、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』ほか公開当時のチラシ集(一部復刻版)が全員にプレゼントされる。開催時間は6月19日19:30の回(上映前トークショー)~翌5:20(上映終了予定、随時休憩含む)。上映作品は、『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』前後編、『攻殻機動隊 新劇場版』、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』。チケットの料金は3,800円で、プレミアボックスシート(+1,000円)、プレミアラグジュアリーシート(+3,000円)も用意。劇場のインターネットチケット販売「vit」にて、6月5日24:00から販売がスタートする。「攻殻機動隊」シリーズの主人公・草薙素子の過去と攻殻機動隊の結成秘話が描かれる『攻殻機動隊 新劇場版』は、総監督・キャラクターデザインを黄瀬氏、脚本を冲方氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会(C)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月04日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が、6月下旬より日本サイバー犯罪対策センターとコラボレーションしたポスターを、日本全国の交通機関、公共施設、大型商業施設などで掲示する。製作サイドによれば、「情報ネットワークやサイボーグ(義体)技術の発達により人々の意思が電脳につながれた近未来を舞台に、多発する電脳犯罪を未然に察知し、それを除去するために組織された『攻殻機動隊』の活躍を描く」映画のストーリーと、「サイバー犯罪に関する情報を集約・分析し、その脅威を除去する」という日本サイバー犯罪対策センターの活動目的がリンクすることから発案。ポスターを通して、サイバー犯罪の脅威について認識してほしいというメッセージが込められているという。このタイアップポスターは、6月上旬から7月下旬に交通機関、公共施設、大型商業施設などで掲示予定。ポスターのコピーには、「サイバー犯罪を撲滅せよ。」という力強いメッセージが添えられている。映画『攻殻機動隊 新劇場版』は、総理大臣暗殺という戦後最大の事件が発生した2029年3月を舞台に、主人公・草薙素子は、バトーやトグサたち寄せ集めのメンバーとともに捜査を開始し、「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス「ファイア・スターター」の存在も見え隠れする中で、自分の生い立ちにもつながる手がかりにたどり着く。暗躍する謎のサイボーグ、総理大臣暗殺の真相、"第三世界"の存在、その先に待ち構えるワナ――素子の過去と攻殻機動隊結成の物語が描かれる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月02日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が、6月8日より都営地下鉄・東京メトロとコラボレーションしたキャンペーンを行うことが明らかになった。「GHOST IN THE 都営交通モバイルラリー~荒巻部長と共にメンバーを集めて攻殻機動隊を結成せよ!~」と銘打たれたこのキャンペーンは、2つのミッションで構成。いずれも携帯電話またはスマートフォンを使用して参加することができる。ミッション1では、対象駅に掲出されているポスターのQRコードを読み込み、専用ページにアクセスすることで達成。すると、専用ページにスタンプが押され、QRコードポスター設置駅ごとに異なる7種類のキャラクター画像がプレゼントされる。ミッション2は、対象となる7駅すべてのスタンプを集めると達成。漏れなくダウンロード版キャラクター設定集が手に入り、さらに、プレゼントへの応募権を獲得できる。プレゼント賞品は、A賞として、主人公・草薙素子を演じた坂本真綾、総監督・キャラクターデザインの黄瀬和哉監督、脚本を担当した冲方丁氏らによる「出演者&制作陣サイン入りポスター」(5名)、B賞は「特選 絵コンテ小冊子」(50名)、C賞は非売品の「プレスシート」(50名)が用意されている。スタンプラリーの対象となる駅は、浅草線・浅草橋駅(JR浅草橋方面改札外)、三田線・日比谷駅(東京国際フォーラム方面改札外)、新宿線・市ヶ谷駅(定期券発売所付近)、新宿線・岩本町駅(改札外右手)、大江戸線・新宿西口駅(JR新宿駅方面改札外正面)、都電荒川線・王子駅前停留場(早稲田方面ホーム後方)、日暮里・舎人ライナー・日暮里駅(改札外正面)の7駅。6月8日始発~30日終電まで開催される。なお、6月15日~21日の期間中は、東京メトロのデジタルメディアで『攻殻機動隊 新劇場版』のCM映像が放送。Tokyo Metro Vison(銀座線、丸の内線、東西線、千代田線、有楽町線、副都心線、半蔵門線)、Metro Concourse Vision(銀座、上野、溜池山王、新宿、池袋、六本木、恵比寿、秋葉原、大手町、有楽町)、Metro Station Vision(銀座、新宿、新宿三丁目、東京、赤坂見附、中野坂上)が対象となる。『攻殻機動隊 新劇場版』は、総理大臣暗殺という戦後最大の事件が発生した2029年3月を舞台に、素子は、バトーやトグサたち寄せ集めのメンバーとともに捜査を開始し、「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス「ファイア・スターター」の存在も見え隠れする中で、自分の生い立ちにもつながる手がかりにたどり着く。暗躍する謎のサイボーグ、総理大臣暗殺の真相、"第三世界"の存在、その先に待ち構える罠――素子の過去と攻殻機動隊結成の物語が描かれる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月01日