環境省では、水俣病の経験から得た教訓を国内外に伝えるために、平成8年度から水俣病経験の普及啓発セミナー事業を実施しています。本年度は、令和6年3月12日(火)に、東京都内において「水俣を話そう 水俣から学ぼう」と題したセミナーを開催します。広報チラシ_オモテ1 開催概要水俣病のような悲劇が繰り返されることがないよう、水俣病の経験を国内外に広く伝え続けることの重要性が平成7年12月及び平成18年4月の内閣総理大臣談話や、「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」に基づく救済措置の方針等において示されています。このため、環境省では、水俣病の経験から得た教訓を国内外に伝えるために、平成8年度から水俣病経験の普及啓発セミナー事業を実施し、平成15年度からは特に教育関係者や環境・教育を学ぶ学生等を対象としたセミナーを開催しています。日時 : 令和6年3月12日(火)13:30~16:30場所 : 千代田区立内幸町ホール(東京都千代田区内幸町1-5-1) 主催 : 環境省参加対象者: 環境問題、地域再生に関心のある一般の方、教育関係者、環境・教育を学ぶ学生、自治体、企業募集人数 : 150名(事前登録制)参加費 : 無料2 プログラム(予定)13:30 開会挨拶 環境省13:40 語り部講話杉本 肇氏 (水俣市立水俣病資料館 語り部)14:20 講演「海から水俣の今を伝える」森下 誠氏 (水俣ダイビングサービス SEA HORSE 代表)14:40 講演「環境モデル都市みなまた」堀 昌志氏 (水俣市福祉環境部環境課 環境もやい推進係・主任)15:00 休憩15:15 パネルディスカッシ「水俣病の教訓を活かした水俣の未来」<コーディネーター>遠藤 邦夫氏 (一般財団法人水俣病センター相思社 理事)<パネリスト>崎田 裕子氏 (ジャーナリスト・環境カウンセラー)杉本 肇氏 (水俣市立水俣病資料館 語り部)立道 一則氏 (水俣市立水東小学校校長)森下 誠氏 (水俣ダイビングサービス SEA HORSE 代表)16:20 閉会※プログラムは予告なく変更される場合があります。3 参加方法等本セミナーへの参加は事前登録制(先着順)です。参加を希望される方は、電子メールまたはFAXにてお申込みください。また、本セミナーの運営事務局は株式会社エム・シー・アンド・ピーが担当します。○参加申込み先電子メールアドレス: minamata@mcp.co.jp ※電子メールの場合は、氏名・住所・電話番号を記載いただき申し込みください。FAX:03-3261-7321※FAXの場合は、氏名・住所・電話番号・メールアドレスを記載いただき申し込みください。○特設サイト ○お問合せ先株式会社エム・シー・アンド・ピー内 担当:大久保・黒田東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビルTEL : 03-3261-7322E-mail: minamata@mcp.co.jp FAX : 03-3261-7321※電話による参加申込みはできません。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月08日現在まで補償や救済をめぐる問題が続く水俣病を世界に知らしめた写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏の写真集を基にジョニー・デップが製作、主演を務めた最新作『MINAMATA―ミナマタ―』より、本編映像が解禁された。本作では、水俣病を患い目が見えず、話せない娘を持つマツムラ夫婦の夫タツオを浅野忠信が演じている。これまで『地雷を踏んだらサヨウナラ』、『岸辺の旅』、『淵に立つ』など数多くの映画に出演してきた浅野さんは、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙―サイレンス―』、ローランド・エメリッヒ監督作『ミッドウェイ』を始め、『マイティ・ソー』シリーズのホーガン役などハリウッドでも活躍。さらに現在放送中のNHK連続ドラマ「おかえりモネ」では、震災により心に傷を負いながらも立ち向かおうとする新次役を演じている。この度解禁された本編映像では、浅野さん演じるタツオが辛い現状に苦悩しながらも、溢れ出る娘への愛情を表現している。水俣に到着したユージン・スミス(ジョニー・デップ)とアイリーン(美波)を家へ迎えいれたタツオと妻マサコ(岩瀬晶子)は、生まれながらに水俣病を患っていた長女アキコが脳性マヒだと言われていたこと、しかしそれは違うと分かっていたことなど、これまでの苦悩について話す。そして、生まれながらに大きな苦難を背負った娘を「宝子」と呼ぶ我が子へのかけがえのない愛を示しながらも、生活のため憎むべき原因企業のチッソで働き続けなければならない父の苦悩を観るものに突きつけている。『MINAMATA―ミナマタ―』は9月23日(木・祝)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MINAMATA‐ミナマタ‐ 2021年9月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 MINAMATA FILM, LLC
2021年09月18日映画『MINAMATA−ミナマタ−』が、2021年9月23日(木・祝)より公開。製作・主演はジョニー・デップが務める。水俣病を世界に伝えた写真家がモチーフ『MINAMATA−ミナマタ−』は、日本における“四大公害病”のひとつ水俣病を世界に知らしめた写真集『MINMATA』をモチーフにした映画。『MINMATA』は写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスが1975年に発表したもので、ユージン・スミスは翌年にロバート・キャパ賞を受賞。さらにその翌年、1977年に惜しまれながらこの世を去り、写真集『MINMATA』が彼の遺作となった。映画『MINAMATA−ミナマタ−』で描かれるのは、報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージン・スミスが、妻アイリーンとともに水俣へ移住し、3年間現地で暮らしながら水俣病の問題を取材する姿。人々の日常や抗議運動を何百枚もの写真に収めていく、濃密でドラマチックな日々が描かれる。映画『MINAMATA−ミナマタ−』あらすじ1971 年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀に冒され歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側。そんな光景に驚きながらも冷静にシャッターを切り続けるユージンだったが、ある事がきっかけで自身も危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮るーー。ジョニー・デップが製作&主演製作を手掛けたのはユージン・スミスに長年憧れを抱いていたというジョニー・デップ。「映画の持つ力をフルに活用して、この歴史は語り継がれなければならない」と、本作の映画化を熱望したという。ジョニー・デップは主演としてユージン・スミス役も務め、傷ついた写真家が再びカメラを手に取り、闘いに身を投じていく生き様を演じ切る。脇を固めるキャストも実力派ぞろい。ビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子らが名を連ねている。音楽は坂本龍一が担当した。登場人物(キャスト)ユージン・スミス(ジョニー・デップ)報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えた写真家。妻アイリーンとともに水俣へ移住し、3年間現地で暮らしながら水俣病の問題を取材する。ユージンの妻、アイリーン・美緒子・スミス(美波)『LIFE』の編集長(ビル・ナイ)チッソの社長(國村隼)水俣病の被害で生まれつき目が見えず話せない娘を持つ夫妻(浅野忠信、岩瀬晶子)チッソに補償を求める活動のリーダー(真田広之)チッソに補償を求める中心メンバー(加瀬亮)ユージン・スミスから写真を教わる水俣病患者の青年シゲル(青木柚)【詳細】映画『MINAMATA−ミナマタ−』公開日:2021年9月23日(木・祝)出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、ビル・ナイ製作:ジョニー・デップ監督:アンドリュー・レヴィタス脚本:デヴィッド・ケスラー音楽:坂本龍一原案:写真集「MINAMATA」W.ユージン・スミス、アイリーン M.スミス(著)配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム
2021年07月05日ジョニー・デップが水俣病を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスを演じた『MINAMATA』(原題)が9月、日本公開されることが決定。海外版予告の映像も解禁された。熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ、水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏が1975年に発表した写真集「MINAMATA」だ。スミス氏の遺作ともなったこの写真集を基にジョニーが製作・主演で映画化が実現。映画では、報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージン氏が、当時1971年から1974年の3年間、水俣で暮らし、人々の日常や抗議運動、補償を求め活動する様子を何百枚もの写真に収めていく濃密な日々がドラマチックに描かれる。「彼(ユージン氏)は心の中に痛みを抱えていた。でも、水俣が彼の心を再び開いたんだと思う」と語るジョニーが、傷ついた写真家が再びカメラを手に取り、闘いに身を投じていくその生き様を見事に体現し、現代に蘇らせた。本作は、2020年・第70回ベルリン国際映画祭で特別招待作としてワールドプレミア上映され「デップが最高の演技を披露」(THE PLAYLIST)、「デップが役に消える」(DEADLINE)とジョニーの魂の演技を各国メディアが絶賛。プレミアの模様は日本ほか世界中のメディアでも報道された。共演はビル・ナイ、日本から真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子など実力派キャストが集結。音楽を手掛けたのは坂本龍一。主な撮影はセルビア、モンテネグロで行われた。2021年(5月1日)は水俣病の公式確認から65年を迎える。ジョニーはベルリン国際映画祭の公式記者会見では「水俣に関する記事を読み、知識を深めていくうちに、実際にそれが起こったという事実に衝撃を受けました。しかも、その影響は解決されたわけではなく、未だに続いているということは、それ以上に衝撃的なことです。一人の関心を持つ者として、この歴史は語り継がれなければならないと思いました。映画の持つ力をフルに活用して、伝えたいメッセージを発信することが、私も含めて、ここにいる我々の願望でした」と、並々ならぬ本作への思いを語っている。『MINAMATA』(原題)は9月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MINAMATA(原題) 2021年9月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 MINAMATA FILM, LLC
2021年04月22日